JP6331942B2 - 回転電機解析方法、回転電機解析装置、およびプログラム - Google Patents
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Description
また、ケースの厚みが周方向において均一でないことがある。例えば、ハイブリット車(HEV:(Hybrid Electric Vehicle)用のモータや、電気自動車(EV:Electric Vehicle)用のモータのケース(例えば、焼嵌めリング)では、強度の確保や冷却水を流す流路を構成するために、厚みが周方向において不均一であることが多い。ケースの厚みが不均一であると、固定子コアのヨーク部に印加される圧縮応力の分布が非対称になる。このことも、回転電機の鉄損の増加の要因になる。
特許文献1では、固定子コアの領域を、複数の応力計算用微小領域に分割し、固定子コアの形状に係るパラメータ等に基づいて、各応力計算用微小領域に生じる応力を、有限要素法(FEM:Finite Element Method)を用いて解析する。また、固定子コアの領域を、複数の磁束密度計算用微小領域に分割し、B−H曲線等に基づいて、各磁束密度計算用微小領域に生じる磁束密度を、有限要素法等用いて解析する。
以上のように特許文献1に記載の技術では、固定子コアおよびケースの形状を設計するために、時間と費用の双方をかける必要がある。
図1は、回転電機解析装置100の機能的な構成の一例を示す図である。回転電機解析装置100のハードウェアは、例えば、CPU、ROM、RAM、HDD、および各種のインターフェースを備える情報処理装置、または、専用のハードウェアを用いることにより実現される。本実施形態では、焼嵌めにより焼嵌めリングで固定された、回転電機の固定子コアを解析対象とする。回転電機は、電動機であっても発電機であってもよい。
図2は、焼嵌めリング210で固定された固定子コア220を、回転電機の回転軸Oに垂直な方向に沿って切った断面を示す。このように、本実施形態では、回転電機の回転軸Oに垂直な断面(すなわち2次元)における解析を行う場合を例に挙げて説明する。
ヨーク部221は、回転電機の周方向に沿って延在するリング状の部分である。図2では、固定子コア220の領域のうち、仮想的に付している破線よりも外周側の領域がヨーク部221である。
ティース部222は、ヨーク部221の内周端から回転電機の回転軸Oの方向に延在する部分である。図2に示す例では、複数のティース部222は、回転電機の周方向に沿って等間隔に配置される。各ティース部222には、不図示の固定子コイルが巻き回される。
(解析条件入力部101)
解析条件入力部101は、解析条件(の初期値)を入力する。解析条件の入力形態としては、例えば、オペレータによるユーザインターフェースの操作、外部装置からの送信、および可搬型記憶媒体からの読み出しの少なくとも何れか1つが挙げられる。
後述するように本実施形態では、焼嵌めによって固定子コア220に加わる応力を、有限要素法(FEM:Finite Element Method)を用いた数値解析により計算する。そこで、解析条件入力部101は、要素データを入力する。要素データは、例えば、固定子コア220の領域を分割することにより得られる各要素(メッシュ)の情報(要素の位置・形状・大きさ等)を含む。
また、解析条件入力部101は、焼嵌め条件データを入力する。焼嵌め条件データは、例えば、焼嵌め代(焼嵌めリング210(の加熱前)の内径と固定子コア220の外径との差を示す値)の情報を含む。
また、解析条件入力部101は、境界条件データを入力する。境界条件データは、例えば、荷重境界条件および変位境界条件の情報を含む。
応力解析部102は、前述した解析条件に基づいて、焼嵌めにより焼嵌めリング210で固定子コア220を固定した際に固定子コア220の各要素(メッシュ)にかかる応力であって、回転電機の周方向における応力を、有限要素法を用いた数値解析を行って導出する。この応力は(通常は)圧縮応力になる。また、応力解析部102は、焼嵌めリング210で固定子コア220を固定する(締め付ける)ことにより固定子コア220を保持する力(保持力)も同時に導出することができる。保持力は、固定子コア220の外周面における接触反力の総和で表される。具体的に保持力は、固定子コア220と焼嵌めリング210との間に発生する圧力を、固定子コア220と焼嵌めリング210との接触面内で積分した値になる。
これらの応力や保持力を計算する手法は、例えば、非特許文献1、2に記載されているように公知の技術で実現できるので、ここでは、その詳細な説明を省略する。尚、以下の説明では、「回転電機の周方向における応力」を、必要に応じて「周方向応力」と称する。
応力分布指数導出部103は、応力解析部102で導出された各要素(メッシュ)iにおける周方向応力σi[MPa]と、固定子コア220のヨーク部221の断面積S[m2]と、各要素(メッシュ)iの面積si[m2]とに基づいて、応力分布指数を導出する。応力分布指数は、固定子コア220のヨーク部221における応力のばらつきの、当該応力の代表値に対する割合を示す。ここで、固定子コア220のヨーク部221の断面積Sは、固定子コア220のヨーク部221の領域のうち、解析対象領域の面積である。すなわち、固定子コア220のヨーク部221の断面積Sは、全ての要素(メッシュ)の面積の総和になる。本実施形態では、応力分布指数導出部103は、以下の(1)式〜(3)式により、応力分布指数SDI[MPa]を導出する。
(2)式および(3)式において、iは、要素(メッシュ)を識別する変数[−]である。siは、要素(メッシュ)iの面積[m2]である。
ここで、本発明者らが、応力分布指数SDIを採用する際に得た知見について説明する。
図3は、焼嵌めリングで固定された固定子コアの解析対象領域の具体例を示す図である。尚、図3でも、図2と同様に、焼嵌めリングで固定された固定子コアを、回転電機の回転軸に垂直な方向に沿って切った断面を示す。図3において、相対的に濃いグレーで示している領域が焼嵌めリングであり、相対的に薄いグレーで示している領域が固定子コアである。
また、図3A〜図3Iの何れの焼嵌めリングにおいても、内径φを(200−δ)[mm]とした。δは、焼嵌め代[mm]である。
図3Aに示す例では、焼嵌め代δを0.1335[mm]とした。この条件で図3Aに示す例における固定子コアに生じる保持力を有限要素法で計算した。この保持力と同一の保持力が得られるように、図3B〜図3Iに示す例における焼嵌め代δを調整した。
図4は、固定子コアのヨーク部における周方向応力の分布の解析の結果の一例を示す図である。具体的に図4(a)は、図3Aに示す例での解析の結果を示し、図4(b)は、図3Bに示す例での解析の結果を示す。
図4に示す結果から、固定子コアのヨーク部における周方向応力の平均値は、図3Aに示す例でも、図3Bに示す例でも、−33.6[MPa]となり、同一の値になった。しかしながら、図4(b)に示すように、周方向における厚みが不均一である焼嵌めリングを用いた図3Bに示す例では、図3Aに示す例(図4(a))と比較して、固定子コアのヨーク部における周方向応力の、周方向における分布が不均一になることが分かる。
その際、図4に示したようにして解析した周方向応力をリングモデルに与えることとした。また、励磁周波数を200[Hz]として、固定子コア内の磁束密度の平均値が1.0[T]になるように調整した励磁電流をリングモデルに与えることとした。
また、図6は、リングモデル(固定子コアのヨーク部)における鉄損の分布の解析の結果の一例を示す図である。具体的に図6(a)は、図3Aに示す例での解析の結果を示し、図6(b)は、図3Bに示す例での解析の結果を示す。
また、本発明者らは、図5(a)および図6(a)に示すように、磁束密度の分布が(周方向において)均一であると、鉄損の分布も磁束密度の分布と同じように(周方向において)均一になり、また、図5(b)および図6(b)に示すように、磁束密度の分布が(周方向において)不均一であると、鉄損の分布も磁束密度の分布と同じように(周方向において)不均一になるという知見を得た。すなわち、焼嵌めリングの周方向における厚みが一定でないと、磁束密度の分布と鉄損の分布が周方向において不均一になるという知見を得た。したがって、磁束密度の分布が鉄損の分布に大きく寄与することになる。
図7は、応力分布指数SDIと磁化力比との関係(図7(a))の一例と、応力分布指数SDIと鉄損比との関係(図7(b))の一例を示す図である。
したがって、焼嵌めリングの形状を対称性の観点から決定するのは、必ずしも適切ではないことが分かる。
判定部104は、応力分布指数導出部103による応力分布指数SDIの導出を終了するか否かを判定する。
例えば、図3に示すように、焼嵌めリングの形状のみを異ならせた9通りの条件のそれぞれでの応力分布指数SDIを得る場合、解析条件入力部101は、これら9通りの条件(焼嵌めリングの形状)を入力する。このようにする場合、判定部104は、これら9通りの条件で、応力分布指数導出部103により応力分布指数SDIが導出されたか否かを判定する。
尚、固定子コアの形状は、例えば、固定子コアのヨーク部の外周面の一部に切欠きを設けたり、固定子コアのヨーク部の一部の領域に穴をあけたり、固定子コアのヨーク部とステータ部との接続部分の曲率を変更したりすること等により変更される。
尚、応力分布指数SDIの導出を終了するか否かの判定方法は、前述した方法に限定されるものではない。
解析条件変更部105は、判定部104により、応力分布指数SDIの導出を終了しないと判定された場合に、解析条件の一部を変更する。
例えば、図3に示すように、焼嵌めリングの形状のみを異ならせた9通りの条件のそれぞれでの応力分布指数SDIを得る場合、解析条件変更部105は、焼嵌めリングの形状を変更する。
また、固定子コアの形状と焼嵌めリングの形状との双方を異ならせた複数通りのそれぞれでの応力分布指数SDIを得る場合、解析条件変更部105は、固定子コアの形状と焼嵌めリングの形状との少なくとも何れか一方を変更する。
また、所定の制約を満足する範囲で応力分布指数SDIが最も小さくなる条件を探索する場合、解析条件変更部105は、最適化計算のアルゴリズムに従って、条件を変更する。
尚、解析条件を変更する方法は、前述した方法に限定されるものではない。
出力部106は、判定部104により、応力分布指数SDIの導出を終了すると判定されると、応力分布指数導出部103により導出された応力分布指数SDIを出力する。出力の形態としては、例えば、コンピュータディスプレイへの表示、外部装置への送信、可搬型記憶媒体への記憶、および回転電機解析装置100内の記憶媒体への記憶の少なくとも何れか1つが挙げられる。
例えば、オペレータにより設定された複数通りの条件のそれぞれでの応力分布指数SDIを得る場合、出力部106は、これら複数通りの条件における応力分布指数SDIを、当該応力分布指数SDIがどの条件の値であるのかが特定できる状態で出力する。
この場合、オペレータは、複数通りの条件における応力分布指数SDIのうち、最小の応力分布指数SDIが得られた条件に基づいた、焼嵌めリングおよび固定子コアの構成が、当該複数通りの条件の中で最適な構成であると判断することができる。
この場合、オペレータは、最適解に基づいた、焼嵌めリングおよび固定子コアの構成が、最適な構成であると判断することができる。
次に、図8のフローチャートを参照しながら、回転電機解析装置100の処理の一例を説明する。
まず、ステップS801において、解析条件入力部101は、解析条件(の初期値)を入力する。
次に、ステップS802において、応力解析部102は、ステップS801で入力された解析条件に基づいて、焼嵌めにより焼嵌めリング210で固定子コア220を固定した際の固定子コア220の各要素(メッシュ)iにおける周方向応力σiを、有限要素法を用いた数値解析を行って導出する。
ステップS805に進むと、解析条件変更部105は、解析条件の一部を変更する。そして、ステップS802に戻り、応力解析部102は、ステップS805で変更された解析条件に基づいて、焼嵌めにより焼嵌めリング210で固定子コア220を固定した際の固定子コア220の各要素(メッシュ)iにおける周方向応力σiを、有限要素法を用いた数値解析を行って導出する。その後、ステップS804において、応力分布指数SDIの導出を終了すると判定されるまで、ステップS802〜S805の処理を繰り返し行う。
以上のように本実施形態では、固定子コア220のヨーク部221に対して設定された各要素(メッシュ)における周方向応力σiを、有限要素法を用いた数値解析(応力解析)を行うことにより導出する。そして、固定子コア220のヨーク部221における応力のばらつきの、当該応力の平均値に対する割合を示す応力分布指数SDIを、各要素(メッシュ)における周方向応力σiを使って導出する。したがって、電磁場解析および鉄損解析を行わなくても、固定子コア220における鉄損を高精度に推定することができる。よって、回転電機の固定子コアの形状を、低コスト且つ迅速に設計することができるようになる。
<変形例1>
本実施形態では((1)式および(2)式)では、応力のばらつきとして分散を用いる場合を例に挙げて説明した。しかしながら、ばらつきを表す指標であれば、必ずしも分散を用いなくてもよい。例えば、分散の代わりに標準偏差を用いてもよい。この場合、(2)式の右辺の平方根をとることにより、各要素(メッシュ)iの面積siを考慮した場合の、固定子コア220のヨーク部221の解析対象領域における周方向応力の標準偏差が得られる。
<変形例2>
本実施形態では、回転電機の回転軸に垂直な断面(2次元)を解析対象領域とする場合を例に挙げて示した。しかしながら、固定子コアのヨーク部の3次元の領域を解析対象領域としてもよい。このようにした場合には、(1)式〜(3)式における面積を例えば体積に置き換える。すなわち、(1)式〜(3)式は、以下の(4)式〜(6)式に置き換えられる。尚、(4)式と(1)式は同じであるが、改めて示すこととする。
本実施形態では、応力のばらつきを平均値で正規化する場合を例に挙げて説明した。しかしながら、各要素(メッシュ)における周方向応力σiを代表する代表値で応力のばらつきを正規化するようにしていれば、必ずしも平均値を用いる必要はない。例えば、平均値の代わりに、例えば、中央値または最頻値を用いてもよい。
本実施形態では、焼嵌めを行って焼嵌めリング(ケース)により固定子コア220を固定する場合を例に挙げて説明した。しかしながら、焼嵌めの代わりに冷し嵌めを行って冷し嵌めリング(ケース)により固定子コア220を固定してもよい。また、焼嵌めおよび冷し嵌めの代わりに圧入を行って、リング(ケース)により固定子コア220を固定してもよい。
本実施形態では、固定子コア220のヨーク部221の領域のうち、回転電機の回転軸に垂直な断面(2次元)の一つの全領域を解析対象領域とする場合を例に挙げて説明した。しかしながら、解析対象領域は、回転電機の回転軸に垂直な断面(2次元)の一つの一部の領域であってもよい。このことは、変形例2のように、解析対象領域を3次元の領域とした場合も同じである。
本実施形態では、応力分布指数SDIの導出を終了するか否かを回転電機解析装置100が自動的に判定する場合を例に挙げて説明した。しかしながら、必ずしもこのようにする必要はない。例えば、或る解析条件の1つについてのみの応力分布指数SDIを得たい場合には、このような判定は不要になる。また、1つの解析条件ごとに、解析条件の入力、周方向応力の導出、応力分布指数SDIの導出、応力分布指数SDIの出力をこの順で行うようにしてもよい。
本実施形態では、固定子コア220のヨーク部221についてのみ応力解析を行う場合を例に挙げて説明した。しかしながら、固定子コア220のヨーク部221における周方向応力を含んでいれば、応力解析の対象に、固定子コア220のティース部222を含んでいてもよい。このようにする場合、例えば、固定子コア220のティース部222における各要素(メッシュ)のそれぞれについて、回転電機の径方向における応力を、固定子コア220のヨーク部221における各要素(メッシュ)の周方向応力と共に、有限要素法を用いて導出してもよい。そして、固定子コア220のヨーク部221およびティース部222における要素(メッシュ)の全てを対象として、(1)式〜(3)式(または(4)式〜(6)式)の計算を行って、応力分布指数SDIを導出してもよい。
また、本実施形態では、(2)式および(3)式において、各要素(メッシュ)iの大きさを面積siとして用いて、重み付けを行う場合を例に挙げて説明した。しかしながら、各要素(メッシュ)iの大きさで重み付けを行うようにしていれば、必ずしも面積siで重み付けを行う必要はない。例えば、面積siの正数倍の値で重み付けを行うようにしてもよいし、各要素(メッシュ)iの対角線のうち長い方の長さで重み付けを行うようにしてもよい。このことは、変形例2のように、解析対象領域を3次元の領域とした場合も同じである。
<変形例9>
回転電機解析装置100が有する機能の一部を、回転電機解析装置100とは別の装置に持たせるようにしてもよい。すなわち、回転電機解析装置100を複数の装置で実現してもよい。このようにした場合、例えば、前記複数の装置が通信を行うことにより、回転電機解析装置100が有する機能を実現することができる。
また、以上説明した本発明の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
Claims (8)
- 回転電機の周方向に沿って延在するリング状の部分であるヨーク部と、当該ヨーク部の内周端から回転電機の回転軸の方向に延在し、前記周方向において相互に間隔を有した状態で配置される複数のティース部とを有する固定子コアを、焼嵌め、冷し嵌め、または圧入を行うことによりケースで固定した際の、前記固定子コアの状態を解析する回転電機解析方法であって、
前記固定子コアを前記ケースで固定した際に、前記ヨーク部における解析対象領域の各要素に生じる前記周方向の応力を、有限要素法を用いた数値解析を行って導出する応力解析工程と、
前記各要素における前記周方向の応力を用いて、前記固定子コアのヨーク部における応力のばらつきの、当該応力の代表値に対する割合を示す応力分布指数を導出する応力分布指数導出工程と、
を有することを特徴とする回転電機解析方法。 - 回転電機の周方向に沿って延在するリング状の部分であるヨーク部と、当該ヨーク部の内周端から回転電機の回転軸の方向に延在し、前記周方向において相互に間隔を有した状態で配置される複数のティース部とを有する固定子コアを、焼嵌め、冷し嵌め、または圧入を行うことによりケースで固定した際の、前記固定子コアの状態を解析する回転電機解析装置であって、
前記固定子コアを前記ケースで固定した際に、前記ヨーク部における解析対象領域の各要素に生じる前記周方向の応力を、有限要素法を用いた数値解析を行って導出する応力解析手段と、
前記各要素における前記周方向の応力を用いて、前記固定子コアのヨーク部における応力のばらつきの、当該応力の代表値に対する割合を示す応力分布指数を導出する応力分布指数導出手段と、
を有することを特徴とする回転電機解析装置。 - 前記ばらつきは、分散または標準偏差であり、
前記代表値は、平均値、中央値、または最頻値であることを特徴とする請求項2に記載の回転電機解析装置。 - 前記代表値は、平均値であり、
前記分散は、前記各要素の大きさで重み付けした場合の、前記各要素における前記周方向の応力の2乗の加重平均値から、前記各要素の大きさで重み付けした場合の、前記各要素における前記周方向の応力の加重平均値の2乗を引いた値であり、
前記標準偏差は、前記各要素の大きさで重み付けした場合の、前記各要素における前記周方向の応力の2乗の加重平均値から、前記各要素の大きさで重み付けした場合の、前記各要素における前記周方向の応力の加重平均値の2乗を引いた値の平方根であり、
前記平均値は、前記各要素の大きさで重み付けした場合の、前記各要素における前記周方向の応力の加重平均値であることを特徴とする請求項3に記載の回転電機解析装置。 - 前記解析対象領域は、前記回転電機の回転軸に垂直な面内の領域であり、
前記大きさは面積であることを特徴とする請求項4に記載の回転電機解析装置。 - 前記解析対象領域は、3次元の領域であり、
前記大きさは体積であることを特徴とする請求項4に記載の回転電機解析装置。 - 前記応力解析手段は、前記ケースの形状と、前記固定子コアの形状とのうち、少なくとも何れか一方の形状が相互に異なる複数通りのそれぞれについて、前記各要素に生じる前記周方向の応力を導出し、
前記応力分布指数導出手段は、前記複数通りのそれぞれについて前記応力分布指数を導出することを特徴とする請求項2〜6の何れか1項に記載の回転電機解析装置。 - 請求項2〜7の何れか1項に記載の回転電機解析装置の各手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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