JP6331144B2 - ドア隙間遮音機構、及びドア - Google Patents
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Description
このため、旅客用船舶やホテルの客室(部屋)等で使用するドアには、ドア枠に対して閉じた状態において、高い遮音性が要求される。
しかしながら、このような構成とされたドア隙間遮音機構では、遮音部材の下端が床面と接触した状態でドアの開閉が行われるため、ドアの開閉をスムーズに行うことができないという問題があった。
また、床面から離間可能な構成とされた下端部を有することで、ドア枠に対してドア本体を開閉させた際、床面と下端部とが接触することがなくなるため、ドア本体の開閉をスムーズに行うことができる。
また、ドア本体の下端部内に設けられた空間のうち、一対のストッパ部よりも下方に位置する部分に配置され、下端部が上下方向に移動させられた際、連結部を鉛直方向に案内する一対のガイド部を有することで、鉛直方向に対して傾斜した方向にドア側遮蔽部が移動することがなくなるため、鉛直方向に対して確実にドア側遮蔽部を移動させることができる。
これにより、ドア枠に対してドア本体が閉じた際、ドア側遮蔽部の下端部と床側遮蔽部との間に隙間が介在されることなく、ドア本体の下端と床面との隙間を確実に閉塞させることができるとともに、鉛直方向に対して傾斜した方向にドア側遮蔽部が移動することに起因するドア側遮蔽部の破損を抑制できる。
したがって、鉛直方向に対して傾斜した状態で、複数の分割体が上下動(昇降)することを抑制できる。
また、閉位置からドア本体を開いた場合においても、ドア側遮蔽部の下端が床側遮蔽部に引っ掛かることをさらに抑制可能となるため、ドア側遮蔽部をさらにスムーズに押し下げることができる。つまり、ドア側遮蔽部の上下動(昇降動作)をスムーズに行うことができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るドアを客室(部屋)側から正面視した図であり、ドア枠に対してドア本体が閉じた状態(ドア本体が閉位置にある状態)を模式的に示す図である。
なお、図1では、閉位置にあるドア本体21のX方向の幅と、ドア側遮蔽部32のX方向の幅と、を同じ幅にして図示しているが、実際には、ドア本体21のX方向に配置された一対の壁の厚さ分、ドア側遮蔽部32のX方向の幅は短くなる。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るドアを客室側から正面視した図であり、ドア枠に対してドア本体が開かれた状態(ドア本体が開位置にある状態)を模式的に示す図である。
図3は、図1に示すドア枠に対して閉じたドア、ドア枠を構成する第1及び第2の枠部、床側遮蔽部、及び蝶番をA視した図である。図4は、図2に示すドア枠に対して開いたドア、ドア枠を構成する第1及び第2の枠部、床側遮蔽部、及び蝶番をB視した図である。
図5は、図3に示すドア枠に対して閉じたドアの下端部、及び床側遮蔽部のC−C線方向の断面図である。図6は、図1及び図2に示すドア側遮蔽部を構成する上端部及び連結部、並びにドア側遮蔽部に設けられた複数の一対のガイド部を模式的に示す斜視図である。
図7は、図4に示すドア枠に対して開いたドアの下端部のD−D線方向の断面図である。
また、図5〜図7では、一対のガイド部35を構成するガイド部35−1,35−2の一例として、スライドレールを図示する。
ドア枠11は、壁13に形成された矩形の貫通部13A内に固定されている。ドア枠11は、コの字を左に90度回転させた形状とされており、第1〜第3の枠部11−1〜11−3を有する。
第3の枠部11−3は、第1及び第2の枠部11−1,11−2の配列方向に延在する部材であり、外形が四角柱状とされている。第3の枠部11−3は、その一端が第1の枠部11−1の上端部と一体とされており、他端が第2の枠部11−2の上端部と一体とされている。
ドア枠11に対してドア本体21が閉じた状態において、ドア本体21の下端21Aと床面15との間には、隙間が形成されている。この隙間は、ドア側遮蔽部32と床側遮蔽部33とで閉塞されている。
第1及び第2の壁21−1,21−2で区画されたドア本体21の下端部には、少なくともドア側遮蔽部32を収容可能な空間21Bが形成されている。
ドアレバー24は、ドア本体21を介して、ドアレバー23と対向するように、第2の壁21−2に設けられている。ドアレバー24は、ドア本体21内において、ドアレバー23と接続されている。ドアレバー24は、通路側からドア本体21を開閉する際に使用するレーバーである。
上記ドアレバー23,24としては、例えば、ロゼット付きレバーを用いることができる。
一対のストッパ部31は、第1のストッパ部31−1と、第2のストッパ部31−2と、を有する。第1のストッパ部31−1は、第1の壁21−1の下端部の内側からY方向(具体的には、第1の壁21−1から第2の壁21−2に向かうY方向)に突出するように設けられている。
つまり、第1及び第2のストッパ部31−1,31−2は、空間21Bの両側から突出することで、第1のストッパ部31−1と第2のストッパ部31−2との間に位置する空間21Bの幅を狭くしている。これにより、第1のストッパ部31−1と第2のストッパ部31−2との間には、溝37が形成されている。
溝37のY方向の幅は、鉛直方向に対して、連結部32−3をスムーズに上下動させることの可能な大きさとされている。
第1及び第2のストッパ部31−1,31−2は、ドア側遮蔽部32の上端部32−1が第1及び第2のストッパ部31−1,31−2の下方に落下することを防止するための支持部として機能する。
また、第1及び第2のストッパ部31−1,31−2は、それぞれX方向に連続して延在する1つの突出部で構成してもよいし、X方向に配置された複数の突出部で構成してもよい。
上端部32−1は、ドア枠11に対してドア本体21が閉じた状態(図5に示す状態)において、一対のストッパ部31からその上方に離間した空間21Bに配置される。また、上端部32−1は、ドア枠11に対してドア本体21が開いた状態(図7に示す状態)において、一対のストッパ部31上(第1及び第2のストッパ部31−1,31−2上)に配置される。
これにより、ドア本体21の下端部内においてドア側遮蔽部32をスムーズに上下動させることができるとともに、ドア本体21が閉じられた状態において、ドア側遮蔽部32の下端部32−3と床側遮蔽部33とを確実に接触させることができる。
このように、ドア本体21が開かれた状態において、下端部32−3の下端と床面15と間に隙間を介在させることにより、ドア本体21を開閉させる際に、下端部32−3と床面15とが接触することがなくなるため、ドア本体21の開閉をスムーズに行うことができる。
上記隙間の高さH2の大きさは、例えば、1〜10mmとすることができる。
このとき、床側遮蔽部33により、下端部32−3を介して、ドア側遮蔽部32が押し上げられることで、上端部32−1が一対のストッパ部31の上方に離間するため、ドア側遮蔽部32の自重により、ドア側遮蔽部32の下端部32−3と床側遮蔽部33とが接触する。これにより、ドア本体21の下端21Aと床面15との間に配置された隙間が閉塞され、遮音することができる。
このような形状とすることで、ドア本体21を開閉させた際、床側遮蔽部33上を下端部32−3が移動しやすくなるため、ドア本体21の開閉をスムーズに行うことができる。また、ドア本体21を開閉させた際、床側遮蔽部33に下端部32−3が引っ掛かることを抑制可能となるので、ドア側遮蔽部32の破損を抑制できる。
例えば、図8に示すように、床側遮蔽部33と対向する側の下端部32−3Aと、床側遮蔽部33と対向しない側の下端部32−3Aと、を丸くした半円形状の下端部32−3Aを用いてもよい。
図5及び図7に示す下端部32−3に替えて、図8〜図10に示す形状とされた下端部32−3A〜32−3Cを用いた場合も下端部32−3を用いた場合と同様な効果を得ることができる。
床側遮蔽部33は、その中央部が平坦な面とされており、その両側(下端部32−3が乗り上げる側を含む)が丸みを帯びた形状とされている。
このように、下端部32−3が乗り上げる側の床側遮蔽部33の形状を、丸みを帯びた形状とすることにより、ドア本体21を開閉させた際、下端部32−3が床側遮蔽部33上をスムーズに移動することが可能となるので、ドア側遮蔽部32が破損することを抑制できる。
このように、床側遮蔽部33の高さH1を、下端部32−3と床面15との間に形成された隙間の高さH2よりも高くすることで、ドア本体21を閉じた際、床側遮蔽部33と接触した状態で下端部32−3が鉛直方向に押し上げられることが可能となる。これにより、ドア本体21と床面15との隙間をドア側遮蔽部32と床側遮蔽部33とで閉塞させて、遮音することができる。
アウターチャネル41−1は、Z方向に延在するように、第1の壁21−1の内面に固定されている。インナーチャネル42−1は、第1の壁21−1の内面と対向する連結部32−2の面に固定されている。インナーチャネル42−1は、Z方向に延在しており、Z方向に対してスライド可能な状態で、その一部がアウターチャネル41−1内に収容されている。
アウターチャネル41−2は、Z方向に延在するように、第2の壁21−2の内面に固定されている。インナーチャネル42−2は、第2の壁21−2の内面と対向する連結部32−2の面に固定されている。インナーチャネル42−2は、Z方向に延在しており、Z方向に対してスライド可能な状態で、その一部がアウターチャネル41−2内に収容されている。
よって、この状態からドア本体21をF方向に移動させても、ドア側遮蔽部32と床側遮蔽部33とが接触する前の段階では、ドア側遮蔽部32の下端部32−3が床面15と接触することはない(図4参照)。
その後、ドア10がドア枠11内に収容され、ドア本体21の位置が規制されると、ドア側遮蔽部32の下端部32−3は、床側遮蔽部33の中央部の平坦な上面と接触した状態で停止する。この状態になると、ドア側遮蔽部32及び床側遮蔽部33により、ドア本体21の下端21Aと床面15との間の隙間が閉塞され、該隙間を介して伝わる音を遮音することができる。
例えば、図11に示すように、床側遮蔽部33に替えて、断面全体が円弧状とされた床側遮蔽部46を用いてもよい。或いは、図12に示すように、床側遮蔽部33に替えて、下端部32−3が乗り上げる側のみが丸みを帯びた形状とされた床側遮蔽部48を用いてもよい。
上記床側遮蔽部46,48を用いた場合、床側遮蔽部33を用いた場合と同様な効果を得ることができる。
図13は、本発明の第2の実施の形態に係るドア隙間遮音機構の概略構成を示す断面図であり、ドア本体が閉位置にあるときを模式的に示す図である。図13において、図5に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
Y方向における第2の部分54−2の幅は、例えば、第1及び第2の壁21−1,21−2と第2の部分54−2との間に僅かな隙間(例えば、0.5〜2mm程度)が形成されるような大きさにするとよい。
これにより、鉛直方向に対して傾斜した方向にドア側遮蔽部53が移動することがなくなるため、鉛直方向に対してドア側遮蔽部53を確実に上下動させることができる。
図14は、本発明の第3の実施の形態のドア隙間遮音機構を構成するドア側遮蔽部の概略構成を示す断面図であり、ドア本体が閉位置にあるときを模式的に示す図である。図14において、図5に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図15は、第3の実施の形態のドア隙間遮音機構を構成する一対のガイド部の配設位置を説明するための斜視図である。図15において、図6及び図14に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
ドア側遮蔽部61は、Y方向(ドア本体21の下端21Aの延在方向)において、図6に示すドア側遮蔽部32を分割することで得られる複数の分割体62で構成されている。
Y方向に配置された複数の分割体62間には、僅かな隙間(図示せず)が設けられており、各分割体62が独立して上下動可能な構成とされている。
また、第3の実施の形態において、図6に示すドア側遮蔽部32に替えて、X方向において図13に示すドア側遮蔽部53を複数に分割したものを複数の分割体として用いてもよい。この場合、各分割体に一対のガイド部35を設けることなく、鉛直方向に各分割体を案内することができる。
さらに、第3の実施の形態において、複数の分割体62の下端部の形状は、図14及び図15に示す形状に限定されない。複数の分割体62の下端部の断面形状として、例えば、図8〜図10に示す下端部32−3A〜32−3Cのような断面形状を用いてもよい。
図16は、本発明の第4の実施の形態に係るドア隙間遮音機構の概略構成を示す断面図であり、ドア本体が閉位置にあるときを模式的に示す図である。図16において、図5に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図17は、第4の実施の形態に係るドア隙間遮音機構を構成するドア側遮蔽部の概略構成を示す断面図であり、ドア本体が開位置にあるときを模式的に示す図である。図17において、図16に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
上端部69は、一対のストッパ部31の上方に位置する空間21Bに配置されている。上端部69は、連結部32−2の上端と接続されている。上端部69のX方向の幅は、一対のストッパ部31間に形成された溝37のX方向の幅よりも幅広形状とされている。
つまり、ドア側遮蔽部68は、一対のストッパ部31と上端部69とが接触することで下方に落下しないように支持されるとともに、一対のばね部71の弾性力により支持されている。
ばね部71−1,71−2としては、例えば、コイルばね、ゴム等を用いることができる。
さらに、第4の実施の形態のドア隙間遮音機構65は、第1の実施の形態のドア隙間遮音機構26と同様な効果を得ることができる。
図18は、本発明の第5の実施の形態に係るドア隙間遮音機構の概略構成を示す断面図であり、ドア本体が閉位置にあるときを模式的に示す図である。図18において、図5に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
コーティング層79としては、例えば、樹脂層(例えば、アクリル樹脂層)を用いることができる。
コーティング層82は、遮蔽部本体81の上面を覆うように設けられている。これにより、床側遮蔽部78は、ドア側遮蔽部77と接触する部分がコーティング層82で覆われた構成とされている。
コーティング層82としては、樹脂層(例えば、アクリル樹脂層)を用いることができる。
また、閉位置からドア本体21を開いた場合においても、ドア側遮蔽部77の下端が床側遮蔽部78に引っ掛かることをさらに抑制可能となるため、ドア側遮蔽部77をさらにスムーズに下方に移動させることができる。つまり、ドア側遮蔽部79の上下動(昇降動作)をスムーズに行うことができる。
また、第5の実施の形態では、遮蔽部本体81として、図5に示す床側遮蔽部33と同様な構成とされた部材を用いた場合を例に挙げて説明したが、これに替えて、図11及び図12に示す床側遮蔽部46,48と同様な構成とされた部材を用いるとともに、床側遮蔽部46,48にコーティング層82を設けてもよい。
これらの場合、第5の実施の形態のドア隙間遮音機構75と同様な効果を得ることができる。
この場合、第5の実施の形態のドア側遮蔽部77及び床側遮蔽部78と同様な効果を得るこる
ることができる。
図19は、本発明の第6の実施の形態に係るドアを客室側から正面視した図であり、ドア枠に対してドア本体が閉じた状態(ドア本体が閉位置にある状態)で、かつ第1のレバー収容溝内にレバー部材を倒して収容させた状態を模式的に示す図である。図19において、図1に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図20は、図19に示すドア本体を開いた状態で、ドア本体を正面視した図であり、かつ第2のレバー収容溝内にレバー部材を倒して収容させた状態を模式的に示す図である。図19に示すドア本体を開いた状態で、ドア本体を正面視した図であり、かつ第2のレバー収容溝内にレバー部材を倒して収容させた状態を模式的に示す図である。図21は、図19に示す構造体のレバー部材を第1の壁に対して立てた状態を模式的に示す正面図である。図22は、図21に示すレバー部材を側面視した図である。
図20〜図22において、図19に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
なお、図19〜図21では、ドア本体21の下端21Aの延在方向におけるドア本体21の幅と、ドア本体21の下端21Aの延在方向におけるドア側遮蔽部32の幅と、を同じ幅にして図示しているが、実際には、ドア本体21の下端21Aの延在方向に対向配置されたドア本体21の一対の壁の厚さ分、ドア側遮蔽部32の幅は短くなる。
貫通溝93は、Z方向に延在する溝である。貫通溝93は、後述するレバー部材102を第1の壁21−1に対して立てた状態で、レバー部材102の一部が配置された状態で、レバー部材102を上下方向に移動可能な形状とされている。
貫通溝93は、レバー部材102を上下に移動させることで、後述する遮音部材101を上下方向に移動させるための溝である。
遮音部材101は、下端が丸みを帯びた形状とされた板状の部材であり、少なくともその一部がドア本体21の下端部内に形成された遮音部材収容部(図示せず)に収容されている。ドア本体21の開閉時において、遮音部材101は、少なくともその上部が収容されている。
そして、ドア本体21を開ける際には、貫通溝93の下端から上方にレバー部材102を移動させることで、遮音部材101と床面15とが接触することなく、スムーズにドア本体21を開けることができる。
レバー部材102は、立てられた状態(第1の壁21−1に対して直交する状態)で、第1の壁21−1(一方の壁)から突出し、この状態で貫通溝93内を上下方向に移動する。レバー部材102は、遮音部材101を上下方向に移動させる際に、人が手で上げ下げするレバーである。
ドア本体21内には、連結部材103を上下方向に移動させるための空間が設けられている。また、図示してはいないが、ドア本体21内に、連結部材103を鉛直方向(上下方向)に案内するガイド溝を設けてもよい。
上記第1及び第2のレバー収容溝94,95は、レバー部材102を収容することで、鉛直方向における遮音部材101の位置を固定するための溝である。
また、図13では、ドア遮蔽部53を1つの部材で構成した場合を例に挙げて説明したが、図14に示すように、X方向に複数に分割された分割体でドア遮蔽部53を構成してもよい。
Claims (10)
- ドア枠に対して開閉可能なドア本体の下端部内に設けられた空間の両側から突出することで、前記空間の幅を狭くする一対のストッパ部と、
前記一対のストッパ部を構成する第1及び第2のストッパ部間に形成される溝よりも幅広形状とされ、前記一対のストッパ部の上方に位置する前記空間に配置された上端部、前記ドア本体の下端から下方に突出可能な構成とされ、床面から離間可能な構成とされた下端部、及び前記空間に配置され、鉛直方向に延在し、かつ前記上端部と前記下端部とを連結する連結部を有するとともに、前記鉛直方向に対して上下動可能な構成とされたドア側遮蔽部と、
前記ドア本体の閉位置に対応する前記床面に設けられ、前記ドア本体が開位置から前記閉位置となる際に前記下端部を押し上げ、前記ドア本体の位置が閉位置において、前記ドア本体の下端から前記下端部の一部が突出した状態で、該下端部と接触する床側遮蔽部と、
前記空間のうち、前記一対のストッパ部よりも下方に位置する部分に配置され、前記下端部が上下方向に移動させられた際、前記連結部を前記鉛直方向に案内する一対のガイド部と、
を有することを特徴とするドア隙間遮音機構。 - 前記一対のガイド部は、スライドレールであることを特徴とする請求項1記載のドア隙間遮音機構。
- 前記ドア側遮蔽部は、前記ドア本体の下端の延在方向において分割された複数の分割体で構成されており、
前記複数の分割体に、それぞれ前記一対のガイド部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載のドア隙間遮音機構。 - 前記ストッパ部の下面側と前記下端部の上面側とを接続する一対のばね部を有することを特徴とする請求項1記載のドア隙間遮音機構。
- 前記上端部は、前記ドア本体の下端の延在方向と直交する方向において、前記溝の幅よりも幅広形状とされるとともに、前記上端部の下端から上端に向かうにつれて幅が狭くなる形状とされ、かつ前記溝を通過可能な弾性体であることを特徴とする請求項4記載のドア隙間遮音機構。
- 少なくとも前記床側遮蔽部に乗り上げる側の前記下端部の形状、及び少なくとも前記下端部が乗り上げる側の前記床側遮蔽部の形状が、丸みを帯びた形状であることを特徴とする請求項1ないし5のうち、いずれか1項記載のドア隙間遮音機構。
- 前記ドア側遮蔽部、及び前記床側遮蔽部のうち、少なくとも前記ドア側遮蔽部と前記床側遮蔽部とが接触する部分は、コーティング層で構成されていることを特徴とする請求項1ないし6のうち、いずれか1項記載のドア隙間遮音機構。
- 前記ドア本体と、
請求項1ないし7のうち、いずれか1項記載のドア隙間遮音機構と、
を有することを特徴とするドア。 - ドア枠に対して開閉可能なドア本体を構成し、かつ部屋側に位置する一方の壁を貫通するように設けられ、鉛直方向に延在する貫通溝と、
前記ドア本体内に設けられた空間内に一部が収容されることで、床面から離間可能な構成とされ、前記ドア本体の下端から下方に突出可能な遮音部材と、
前記一方の壁から突出し、かつ該一方の壁に対して直交した状態で、手動により前記貫通溝を移動するレバー部材と、
前記空間内に配置され、前記遮音部材と前記レバー部材とを連結する連結部材と、
前記部屋側に位置する前記一方の壁に設けられ、前記貫通溝の上端部と一体とされ、前記鉛直方向と直交する方向に延在し、前記レバー部材を収容する第1のレバー収容溝と、
前記部屋側に位置する前記一方の壁に設けられ、前記貫通溝の下端部と一体とされ、前記鉛直方向と直交する方向に延在し、前記レバー部材を収容する第2のレバー収容溝と、
を有し、
前記レバー部材は、前記一方の壁に対して平行となるように倒すことの可能な構成とされており、
前記第1のレバー収容溝内に前記レバー部材を倒して収容させた際、前記遮音部材の下端が前記床面の上方に離間し、前記第2のレバー収容溝内に前記レバー部材を倒して収容させた際、前記遮音部材の下端が前記床面と接触することを特徴とするドア隙間遮音機構。 - 前記ドア本体と、
請求項9記載のドア隙間遮音機構と、
を有することを特徴とするドア。
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