JP6330874B2 - 可動構造体を内部に備えた金型および当該金型を用いた成形品の製造方法 - Google Patents

可動構造体を内部に備えた金型および当該金型を用いた成形品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、可動構造体を内部に備えた金型および当該金型を用いた成形品の製造方法に関する。
日本の「ものづくり」産業を支えてきた技術の一つに、成形技術がある。この成形技術として、例えば射出成形法および圧縮成形法が挙げられる。これら成形法は、金型キャビティ内に成形材料を充填する工程と、金型キャビティ内の成形材料を保圧する工程と、保圧した成形材料を冷却に付して、成形品を形成する工程と、型開き時に成形品を突き出す工程とを含む。
保圧した成形材料を冷却に付す場合、成形材料に収縮現象が発生することに起因して成形品にいわゆる“ヒケ”が生じ得る。当該ヒケは、成形品の厚みが相対的に大きい領域にて、そのサイズが大きくなる傾向にある。例えば、当該ヒケは、成形品の強度向上のために形成されるリブ部分および/または成形品に他の部品を取り付けるために形成されるボス部分にて、そのサイズが大きくなる傾向にある。これは、リブ部分およびボス部分等の成形品の厚みが相対的に大きい部分では、成形品のこれ以外の部分と比べて成形時に用いられる成形材料の収縮量が大きいことに起因する。
当該“ヒケ”の発生を抑制するために、金型内にて、成形品を突き出すためのエジェクタピンとは異なる箇所に配置された圧縮体を用いて、ボス部分が形成される領域の成形材料を圧縮する態様が存在する(特許文献1参照)。当該圧縮体は、型閉め状態において、エジェクタピンを突き出すことなく前進方向に動作可能に構成されている。
特開平6−344402号公報
しかしながら、本願発明者らは、特許文献1に開示されている態様では、以下の問題が生じることを見出した。具体的には、本願発明者らは、型閉め状態においてエジェクタピンを突き出すことなく圧縮体を前進方向に動作可能とするためには、金型を、異なる箇所に配置されたエジェクタピンと圧縮体とを個別に動作制御可能な構造にする必要があることを見出した。そのため、これに起因して金型構造が複雑化する虞がある。
本発明は、かかる事情に鑑みて案出されたものである。すなわち、本発明は、構造をより簡素化可能な金型を提供すること、および当該金型を用いた成形品の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態では、
可動構造体を内部に備えた金型であって、
可動構造体は、一体的に組み合わされた第1可動部材および第2可動部材を備えており、
第1可動部材は、金型キャビティ内の成形材料を押圧可能に構成されており、並びに、
第2可動部材は、成形材料を押圧可能に、かつ成形材料から形成される成形品を突き出し可能に構成されている、金型が供される。
また、上記目的を達成するために、本発明の一実施形態では、
金型を用いて成形品を製造するための方法であって、
金型キャビティ内に成形材料を充填する工程と、
金型キャビティ内の成形材料を保圧する工程と、
保圧した成形材料を冷却に付して、成形品を形成する工程と、
型開き時に成形品を突き出す工程と
を含み、
金型は、一体的に組み合わされた第1可動部材および第2可動部材を備えた可動構造体を内部に備えており、
保圧工程において、第1可動部材を用いて金型キャビティ内の成形材料を押圧すると共に、第2可動部材を用いてキャビティ内の成形材料を押圧し、および、
突出し工程において、第2可動部材を用いて成形品を突き出す、製造方法が供される。
本発明に従えば、金型構造をより簡素化可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る可動構造体を内部に備えた金型の概略断面図である。 図2は、一態様の可動構造体の拡大概略断面図である。 図3は、別態様の可動構造体の拡大概略断面図である。 図4は、初期位置にある可動構造体の拡大概略断面図である。 図5は、可動構造体の構成要素である第1可動部材を加圧した際の状態を示した拡大概略断面図である。 図6は、可動構造体に設けられた流体供給領域内に加圧流体を供給した際の状態を示した拡大概略断面図である。 図7は、初期位置に戻った可動構造体の拡大概略断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る可動構造体を内部に備えた金型について、図面を参照しながら具体的に説明する前に、主たる特徴部分について述べておく。
<可動構造体を内部に備えた金型の主たる特徴>
本発明(可動構造体を内部に備えた金型)は、「金型構造をより簡素化する」という技術的思想に基づき案出されている。かかる技術的思想に基づき案出された本発明は、主として下記の点に特徴を有する。具体的には、本発明は、金型内部に配置する可動構造体に(i)金型キャビティ内の成形材料を押圧する機能と、(ii)成形品を突出す機能の2つの機能を供している点に特徴を有する。可動構造体が当該特徴を有していると、金型内部の異なる箇所に金型キャビティ内の成形材料を押圧するための構造体と、成形品を突出すための構造体をそれぞれ配置する必要がない。そのため、金型を、異なる箇所に配置されたこれら構造体を個別に動作制御可能な構造にする必要がない。従って、これに起因して金型構造の複雑化を回避することができ、その結果として金型構造をより簡素化することができる。
<可動構造体を内部に備えた金型の具体的構成>
以下、本発明の一実施形態に係る可動構造体を内部に備えた金型の具体的構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る可動構造体を内部に備えた金型の概略断面図である。図2は、一態様の可動構造体の拡大概略断面図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る金型100は、一方の金型101と他方の金型102とから構成され、内部に可動構造体10を備えている。当該可動構造体10は、金型キャビティの形状を考慮し、その主面10aが金型キャビティ20を成す面と略面一となるように、例えば一方の金型101の内部に設けられている。当該可動構造体10は、一体的に組み合わされた第1可動部材11および内部に中空貫通領域16を備えた第2可動部材12、並びにブロック部材13を備えている。当該ブロック部材13は、第1可動部材11および第2可動部材12を受容し、かつ成形材料を充填するための空間領域14を有して成る。
具体的には、空間領域14に第1可動部材11および第2可動部材12が配置された状態では、ブロック部材13は、第1サブ空間領域15、第2サブ空間領域18、および第3サブ空間領域(流体供給領域に相当)19を内部に有して成る。後述するが、第1サブ空間領域15は成形材料を充填するための空間領域として構成され、第2サブ空間領域18は第2可動部材12の前進移動を可能とするための空間領域として構成され、および、第3サブ空間領域19は当該空間領域内に加圧流体を供給して第1可動部材11および第2可動部材12を加圧するための空間領域として構成されている。
ブロック部材13の空間領域14の形成面14aには、第1ストッパー壁17aおよび第2ストッパー壁17bが少なくとも形成されている。なお、本明細書において「第1ストッパー壁17a」とは、広義にはブロック部材13の空間領域14の形成面14aの構成要素であって、第1可動部材11の前進移動をストップ(停止)させるための壁を指す。また、本明細書において「第2ストッパー壁17b」とは、広義にはブロック部材13の空間領域14の形成面14aの構成要素であって、第2可動部材12の前進移動をストップ(停止)させるための壁を指す。
第1可動部材11は、図1および図2に示すようにその表面の一部がブロック部材13の空間領域14の形成面14aを摺動するように当該空間領域14内に設けられている。また、第1可動部材11は、外部から圧力を供することでその表面の一部がブロック部材13の空間領域14の形成面14aを摺動しながら前進移動可能に構成されている。なお、本明細書において「前進移動」とは、図1および図2に示すように広義には金型キャビティ20内の成形材料30を押圧可能な方向を指す。
第1可動部材11は、その先端部11aが第2可動部材12の中空貫通領域16を成す面を摺動するように構成されている。また、第1可動部材11は、第1段差部11bおよび第2段差部11cを少なくとも含む段差構造を備えている。具体的には、第1可動部材11の第1段差部11bは、第1段差形成面11bおよび第2段差形成面11bから構成されている。第1可動部材11の第2段差部11cは、第1段差形成面11cおよび第2段差形成面11cから構成されている。
第1可動部材11は、図1および図2に示すように、前進移動時に第1段差部11bの第1段差形成面11bがブロック部材13の第1ストッパー壁17aに当接するように構成されている。当該第1ストッパー壁17aは、第1可動部材11の前進移動量を制御するように構成されている。かかる構成により、第1可動部材11の前進移動時に、第1段差部11bの第1段差形成面11bが第1ストッパー壁17aに当接すると、第1可動部材11は第1ストッパー壁17aによりもはやそれ以上前進移動できなくなる。その結果、第1可動部材11の前進移動を停止させることが可能となる。
また、第1可動部材11は、図1および図2に示すように、前進移動時に第2段差部11cの第1段差形成面11cが第2可動部材12の後背面12cと当接するように構成されている。つまり、第2段差部11cの第1段差形成面11cは、第2可動部材12の後背面12cと当接可能な当接面を有して成る。かかる構成により、第1可動部材11の前進移動に伴い、当接面を介して第2可動部材12を前進移動させることが可能となる。より具体的に言えば、第2段差部11cの第1段差形成面11cが第2可動部材12の後背面12cと当接した状態では、かかる当接に起因して第1可動部材11の前進移動量(すなわち前進移動距離)と等量分第2可動部材12を前進移動させることが可能となる。
第2可動部材12は、図1および図2に示すように内部に中空貫通領域16を備えており、またその表面の一部がブロック部材13の空間領域14の形成面14aを摺動するように当該空間領域14内に設けられている。また、第2可動部材12は、当該第2可動部材12の前方領域に段差部12aを少なくとも含む段差構造を備えている。当該段差部12aは、第1段差形成面12aおよび第2段差形成面12aから構成されている。
また、第2可動部材12は、前進移動時に、当該段差部12aの第1段差形成面12aがブロック部材13の第2ストッパー壁17bに当接するように構成されている。当該第2ストッパー壁17bは、第2可動部材12の前進移動量を制御するように構成されている。かかる構成により、第2可動部材12の前進移動時に、段差部12aの第1段差形成面12aが第2ストッパー壁17bに当接すると、第2可動部材12は第2ストッパー壁17bによりもはやそれ以上前進移動できなくなる。その結果、第2可動部材12の前進移動を停止させることが可能となる。
なお、図1および図2に示すように第2ストッパー壁17bは、第2可動部材12の移動量が第1可動部材11の移動量よりも大きくなるように構成されている。これは、下記で述べるが、第1可動部材11の前進移動に伴い第2可動部材12を前進移動させた後に、第2可動部材12のみを更に前進移動させることに基づく。
上述のように、第1可動部材11は、その先端部11aが第2可動部材12の中空貫通領域16を摺動するように構成されている。また、上述のように、第2可動部材12は、その表面の一部がブロック部材13の空間領域14の形成面14aを摺動するように当該空間領域14内に設けられている。その一例として、第2可動部材12は、その先端部12bを成す面がブロック部材13の空間領域14の形成面14aを摺動するように構成されている。
図1および図2に示すように、空間領域14に第1可動部材11および第2可動部材12が配置された状態では、第2可動部材12の先端部12bと、第1可動部材11の先端部11aと、ブロック部材13の空間領域14の形成面14aとにより囲まれた凸部形状の空間領域(第1サブ空間領域15に相当)を、金型キャビティ内の成形材料30を充填するための空間領域の一部として作用させることができる。なお、本明細書において「金型キャビティ」とは、型閉め時に、一方の金型101と他方の金型102との間に形成される成形材料30を充填するための空間領域と、可動構造体10内の第1サブ空間領域15とを含む空間領域を指す。
成形材料30が第1サブ空間領域15を含む金型キャビティ20内に充填され保圧されている状態において、上述のように第1可動部材11を前進移動させ、かつ第1可動部材11の前進移動に伴い第2可動部材12を前進移動させると、第1可動部材11および第2可動部材12により、第1サブ空間領域15を含む金型キャビティ20内の成形材料30を押圧することが可能である。
図1および図2に示す態様では、第1サブ空間領域15内に充填される成形材料から得られる成形品の所定部分は、第1可動部材11の先端部11aが第2可動部材12の先端部12bから突出するように構成されて第1サブ空間領域15が凹凸形状となり得ることに起因して、成形品のボス部分(成形品の厚みが相対的に大きい部分)に相当するところとなり得る。かかる部分では、成形品のこれ以外の部分と比べて成形時に用いられる成形材料の収縮量が大きいことに起因して、いわゆる“ヒケ”のサイズが大きくなる傾向にあるが、本実施形態では第1可動部材11および第2可動部材12を用いて、第1サブ空間領域15内の成形材料30を押圧することが可能であるため、当該“ヒケ”の発生を効果的に抑制することが可能である。なお、かかる“ヒケ”の発生体積等を考慮し、当該発生体積分予め増大させた成形材料30を、第1サブ空間領域15を含む金型キャビティ20内に充填することが好ましい。
当該態様に限定されず、例えば、図3に示すように第1可動部材11の先端部11dが第2可動部材12の先端部12bと略面一状となるように構成されてもよい。この場合、第1サブ空間領域15内に充填される成形材料から得られる成形品の所定部分は、第1可動部材11の先端部11dが第2可動部材12の先端部12bと略面一状となるように構成されることで第1サブ空間領域15が凸部形状となり得ることに起因して、成形品のリブ部分(成形品の厚みが相対的に大きい部分)に相当するところとなり得る。かかる部分では、成形品のこれ以外の部分と比べて成形時に用いられる成形材料の収縮量が大きいことに起因して、いわゆる“ヒケ”のサイズが大きくなる傾向にあるが、本実施形態では第1可動部材11および第2可動部材12を用いて、第1サブ空間領域15内の成形材料30を押圧することが可能であるため、当該“ヒケ”の発生を効果的に抑制することが可能である。
また、図1および図2に示すように、第1可動部材11および第2可動部材12が一体的に組み合わされた状態でブロック部材13の空間領域14に配置されている場合にて、ブロック部材13内の第3サブ空間領域19が、第1可動部材11および第2可動部材12を加圧するための加圧流体を供給可能な箇所に位置付けられている。具体的には、第3サブ空間領域19は、当該空間領域に加圧流体を供給して、第1可動部材11を初期位置に戻す一方、第2可動部材12を更に前進移動させるための圧力を第1可動部材11および第2可動部材12に供することが可能な箇所に位置付けられている。
かかる箇所に位置付けられた第3サブ空間領域19内に加圧流体を供給すると、当該加圧流体により第1可動部材11および第2可動部材12をそれぞれ加圧することができる。かかる加圧により、第1可動部材11を初期位置に戻す一方、第2可動部材12を更に前進移動させることができる。加圧流体を供給するタイミングとしては、「“ヒケ”発生抑制のために第1可動部材11および第2可動部材12を共に前進移動させて第1サブ空間領域15を含む金型キャビティ20内の成形材料30を押圧した後に型開きする際」であることが好ましい。かかるタイミングで加圧流体を供給すれば、型開き時に第2可動部材12のみを用いて成形品を突き出すことが可能となる。
以上の事から、可動構造体の構成要素である第1可動部材11と第2可動部材12とを一体的に組み合わせることで、第1可動部材11に「第1サブ空間領域15を含む金型キャビティ20内の成形材料を押圧する機能」を供することができると共に、第2可動部材12に「第1サブ空間領域15を含む金型キャビティ20内の成形材料を押圧する機能」+「当該金型キャビティ20内の成形材料30から得られる成形品を突出す機能」を供することが可能となる。そのため、金型内部の異なる箇所に金型キャビティ内の成形材料を押圧するための構造体と、成形品を突出すための構造体をそれぞれ配置する必要がない。従って、金型を、異なる箇所に配置されたこれら構造体を個別に動作制御可能な構造にする必要がない。それ故、これに起因して金型構造の複雑化を回避することができ、その結果として金型構造をより簡素化することができる。
また、上述のように、金型キャビティ内の成形材料の押圧を要する箇所は、例えば最終的に得られる成形品のボス部分および/又はリブ部分(成形品の厚みが相対的に大きい部分)に相当し得る。かかる部分では、成形品のこれ以外の部分と比べて成形時に用いられる成形材料の収縮量が大きいことに起因して、いわゆる“ヒケ”のサイズが大きくなる傾向にあるが、本態様では、可動構造体の第1可動部材および第2可動部材を用いて、得られる成形品のボス部分および/又はリブ部分に相当する第1サブ空間領域15内の成形材料30を押圧することが可能であるため、金型キャビティを、当該“ヒケ”の発生を抑制可能な形状にする必要がない。そのため、金型キャビティ形状の自由度を高めることが可能である。その結果、最終的に得られる成形品の形状自由度もまた高めることが可能である。
なお、本発明の一実施形態に係る可動構造体を内部に備えた金型は、下記態様を採ってよい。
一態様では、上述の可動構造体が、金型の内部に複数設けられ、複数の可動構造体が、金型キャビティ内の成形材料をそれぞれ押圧可能に配置されていてよい。
本態様は、金型キャビティ内の成形材料の押圧を要する箇所が複数存在する場合に、かかる押圧を要する箇所のそれぞれに可動構造体を配置することを特徴とする。本発明の一実施形態に係る金型内部に配置する可動構造体は金型キャビティ内の成形材料を押圧する機能を有しているため、複数の可動構造体を用いて金型キャビティ内の成形材料の押圧を要する箇所をそれぞれ好適に押圧することが可能となる。
上述のように、金型キャビティ内の成形材料の押圧を要する箇所は、例えば最終的に得られる成形品のボス部分および/又はリブ部分(成形品の厚みが相対的に大きい部分)に相当し得る。かかる部分では、成形品のこれ以外の部分と比べて成形時に用いられる成形材料の収縮量が大きいことに起因して、いわゆる“ヒケ”のサイズが大きくなる傾向にある。本態様では、複数の可動構造体の各第1可動部材および各第2可動部材を用いて、得られる成形品の複数のボス部分および/又はリブ部分に相当する複数の第1サブ空間領域15内の成形材料30をそれぞれ押圧することが可能であるため、得られる成形品の複数のボス部分および/又はリブ部分のそれぞれにおいて“ヒケ”の発生を効果的に抑制することが可能である。
以下、本発明の一実施形態に係る可動構造体を内部に備えた金型を用いた成形品の製造方法について、図面を参照しながら具体的に説明する。
図4は、初期位置にある可動構造体の拡大概略断面図である。図5は、可動構造体の構成要素である第1可動部材を加圧した際の状態を示した拡大概略断面図である。
<成形材料の充填工程>
まず、図4に示すように、可動構造体10が初期位置にある状態にて型締めを行い、形成された第1サブ空間領域15を含む金型キャビティ20内に成形材料30を充填する。
<成形材料の保圧工程>
成形材料30の充填後、金型キャビティ20内の成形材料30の保圧を開始する。本実施形態では、成形材料30の保圧開始に際して、可動構造体10の構成要素である第1可動部材11に対して外部から圧力を供して、図5に示すように第1可動部材11に形成された第1段差部11bの第1段差形成面11bがブロック部材13の第1ストッパー壁17aに当接するまで第1可動部材11を前進移動させる。なお、第1可動部材11の前進移動時に、第1段差部11bの第1段差形成面11bが第1ストッパー壁17aに当接すると、第1可動部材11は第1ストッパー壁17aによりもはやそれ以上前進移動できなくなる。その結果、第1可動部材11の前進移動を停止させることが可能となる。
図5に示すように、第1可動部材11は、前進移動時に第2段差部11cの第1段差形成面11cが第2可動部材12の後背面12cと当接するように構成されている。つまり、第2段差部11cの第1段差形成面11cは、第2可動部材12の後背面12cと当接可能な当接面を有して成る。そのため、第1可動部材11の前進移動に伴い、当該当接面を介して第2可動部材12を前進移動させることが可能となる。より具体的に言えば、第2段差部11cの第1段差形成面11cが第2可動部材12の後背面12cと当接した状態では、かかる当接に起因して第1可動部材11の前進移動量(すなわち前進移動距離)と等量分第2可動部材12を前進移動させることが可能となる。
第1可動部材11の前進移動に伴い第2可動部材12を前進移動させると、第1可動部材11および第2可動部材12により、第1サブ空間領域15を含む金型キャビティ20内の成形材料30を押圧することが可能である。特に、第1サブ空間領域15内に充填される成形材料30から得られる成形品の所定部分は、第1サブ空間領域15が凸部形状であることに起因して成形品のボス部分またはリブ部分(成形品の厚みが相対的に大きい部分)に相当するところである。かかる部分では、成形品のこれ以外の部分と比べて成形時に用いられる成形材料の収縮量が大きいことに起因して、いわゆる“ヒケ”のサイズが大きくなる傾向にあるが、本実施形態では第1可動部材11および第2可動部材12を用いて、第1サブ空間領域15内の成形材料30を押圧することが可能であるため、当該“ヒケ”の発生を効果的に抑制することが可能である。
<保圧した成形材料の冷却工程>
成形材料30の保圧後、保圧した成形材料30を冷却に付して、金型キャビティ20内に成形品40を形成する。
図6は、可動構造体に設けられた第3サブ空間領域19(流体供給領域に相当)内に加圧流体を供給した際の状態を示した拡大概略断面図である。
<成形品の突出し工程>
金型キャビティ20内にて成形品40を形成した後、型開きを行う。型開き後、図6に示すように、外部から加圧流体50を供給可能な箇所に位置付けられた第3サブ空間領域19内に加圧流体50を供給する。加圧流体50を供給すると、当該加圧流体により第1可動部材11および第2可動部材12をそれぞれ加圧することができる。かかる加圧により、図6に示すように第1可動部材11を初期位置に戻るまで後進移動させる。
その一方で、かかる加圧により、図6に示すように第2可動部材12に形成された段差部12aの第1段差形成面12aがブロック部材13の第2ストッパー壁17bに当接するまで第2可動部材12を更に前進移動させる。これにより、図6に示すように第2可動部材12のみを用いて成形品40を突き出すことが可能となる。以上により、所望の成形品40を得ることができる。なお、第2可動部材12の前進移動時に、段差部12aの第1段差形成面12aが第2ストッパー壁17bに当接すると、第2可動部材12は第2ストッパー壁17bによりもはやそれ以上前進移動できなくなる。その結果、第2可動部材12の前進移動を停止させることが可能となる。
確認的に付言しておくと、加圧流体により供される加圧力は、第1可動部材11を初期位置に戻すことが可能で、かつ段差部12aの第1段差形成面12aがブロック部材13の第2ストッパー壁17bに当接するまで第2可動部材12を前進移動させることが可能な圧力であることが好ましい。
図7は、初期位置に戻った可動構造体の拡大概略断面図である。
成形品40の突出し後、可動構造体10の構成要素である第2可動部材12は図7に示すように初期位置に戻る。すなわち、可動構造体10が初期位置に戻る。
可動構造体10が初期位置に戻ると、型締めを行った上で、次なる成形品を得るための工程を順次繰り返し実施する。
以下、本発明の実施例について説明する。かかる実施例では、本発明の一実施形態に係る可動構造体を内部に備えた金型を用いてボス部分を含む成形品の製造を試みた。
<成形材料の充填工程>
まず、可動構造体10が初期位置にある状態にて型締めを行い、形成された第1サブ空間領域15を含む金型キャビティ20内に成形材料30を充填した(図4参照)。
<成形材料の保圧工程>
成形材料30の充填後、金型キャビティ20内の成形材料30の保圧を開始した。成形材料30の保圧開始に際して、可動構造体10の構成要素である第1可動部材11に対して外部から0.8MPa程度の圧力を供して、第1可動部材11に形成された第1段差部11bの第1段差形成面11bがブロック部材13の第1ストッパー壁17aに当接するまで第1可動部材11を前進移動させた(図5参照)。
当該第1可動部材11の前進移動時には、第2段差部11cの第1段差形成面11cと第2可動部材12の後背面12cとが当接していることに起因して、第1可動部材11の前進移動量と等量分第2可動部材12をまた前進移動させた(図5参照)。
具体的には、従来の金型を用いてボス部分を含む成形品を成形した場合、最大高さが0.5mmで(体積が25.12mm)である“ヒケ”が発生したことを考慮し、第1可動部材11および第2可動部材12を0.67mm前進移動させた。これにより、第1サブ空間領域15を含む金型キャビティ20内の成形材料30を好適に押圧することができた。
<保圧した成形材料の冷却工程>
成形材料30の保圧後、保圧した成形材料30を冷却に付して、金型キャビティ20内に成形品40を形成した。
<成形品の突出し工程>
金型キャビティ20内にて成形品40を形成した後、型開きを行った。型開き後、外部から加圧流体50を供給可能な箇所に位置付けられた第3サブ空間領域19内に加圧流体50を供給した(図6参照)。加圧流体50を供給すると、加圧流体50の加圧力(保圧工程時における第1可動部材に対する外部圧力と同程度の圧力)により、第1可動部材11を初期位置に戻るまで後進移動させることができた。
その一方で、かかる加圧力により、第2可動部材12に形成された段差部12aの第1段差形成面12aがブロック部材13の第2ストッパー壁17bに当接するまで第2可動部材12を更に前進移動させることができた。これにより、第2可動部材12のみを用いて成形品40を突き出すことができた。
その結果、“ヒケ”の発生が効果的に抑制された成形品40を得ることができた。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明の適用範囲における典型例を示したに過ぎない。従って、本発明は、上記の実施形態に限定されず、種々の変更がなされ得ることを当業者は容易に理解されよう。
本発明の一実施形態に係る可動構造体を内部に備えた金型は、例えば強度向上のために形成されるリブ部分および/または他の部品を取り付けるために形成されるボス部分等を含む成形品の製造にて好適に利用可能である。
100 金型
101 一方の金型
102 他方の金型
10 可動構造体
10a 可動構造体の主面
11 第1可動部材
11a 第1可動部材の先端部
11b 第1段差部
11b 第1段差形成面
11b 第2段差形成面
11c 第2段差部
11c 第1段差形成面
11c 第2段差形成面
12 第2可動部材
12a 第2可動部材12に形成された段差部
12a 第1段差形成面
12a 第2段差形成面
12b 第2可動部材の先端部
12c 第2可動部材12の後背面
12d 第2可動部材の先端部
13 ブロック部材
14 ブロック部材内の空間領域
14a ブロック部材内の空間領域の形成面
15 第1サブ空間領域
16 第2可動部材の中空貫通領域
17a 第1ストッパー壁
17b 第2ストッパー壁
18 第2サブ空間領域
19 第3サブ空間領域
20 金型キャビティ
30 成形材料
40 成形品
50 加圧流体

Claims (12)

  1. 可動構造体を内部に備えた金型であって、
    前記可動構造体は、一体的に組み合わされた第1可動部材および第2可動部材を備えており、
    前記第1可動部材は、金型キャビティ内の成形材料を押圧可能に構成されており
    前記第2可動部材は、前記成形材料を押圧可能に、かつ該成形材料から形成される成形品を突き出し可能に構成されており、
    前記第1可動部材は、段差構造を備えており、および、
    前記段差構造は、前記第2可動部材の前記成形材料を押圧する面に対向する面と当接可能な当接面を有して成る、金型。
  2. 前記第1可動部材は、外部から該第1可動部材に圧力を供することで前記成形材料の押圧のために前進移動可能に構成されており、および、
    前記第2可動部材は、前記第1可動部材の前記前進移動に伴い、前記当接面を介して前記成形材料の押圧のために前進移動可能に構成されている、請求項に記載の金型。
  3. 前記第2可動部材は、内部に中空貫通領域を備えており、および、
    前記第1可動部材は、その一部が前記中空貫通領域を成す面を摺動するように構成されている、請求項1又は2に記載の金型。
  4. 前記金型キャビティ内の前記成形材料を押圧するに際して、前記第1可動部材は、前記第2可動部材の前記中空貫通領域から延在するように構成されている、請求項に記載の金型。
  5. 前記金型キャビティ内の前記成形材料を押圧するに際して、前記第1可動部材は、該第1可動部材の前記成形材料を押圧する面と前記第2可動部材の前記成形材料を押圧する面とが相互に面一となるように構成されている、請求項1〜4のいずれかに記載の金型。
  6. 前記可動構造体は、流体供給領域を内部に更に備えており、および、
    前記流体供給領域は、前記第2可動部材を更に前進移動させる一方、前記第1可動部材を後進移動させるように、前記第1可動部材および前記第2可動部材に加圧力を供する加圧流体を供給するための領域である、請求項のいずれかに記載の金型。
  7. 前記可動構造体は、前記第1可動部材の移動量を制御する第1ストッパー壁、および前記第2可動部材の移動量を制御する第2ストッパー壁を更に備えており、並びに、
    前記第2ストッパー壁は、前記第2可動部材の移動量が前記第1可動部材の移動量よりも大きくなるように構成されている、請求項1〜のいずれかに記載の金型。
  8. 前記可動構造体が、前記金型の内部に複数設けられ、
    複数の前記可動構造体が、前記金型キャビティ内の前記成形材料をそれぞれ押圧可能に配置されている、請求項1〜のいずれかに記載の金型。
  9. 前記可動構造体は、その主面が前記金型キャビティを成す面と略面一となるように前記金型の内部に設けられている、請求項1〜のいずれかに記載の金型。
  10. 金型を用いて成形品を製造するための方法であって、
    金型キャビティ内に成形材料を充填する工程と、
    前記金型キャビティ内の前記成形材料を保圧する工程と、
    前記保圧した前記成形材料を冷却に付して、前記成形品を形成する工程と、
    型開き時に前記成形品を突き出す工程と
    を含み、
    前記金型は、一体的に組み合わされた第1可動部材および第2可動部材を備えた可動構造体を内部に備えており、
    前記保圧工程において、前記第1可動部材を用いて前記金型キャビティ内の前記成形材料を押圧すると共に、前記第2可動部材を用いて前記キャビティ内の前記成形材料を押圧し、および、
    前記突出し工程において、前記第2可動部材を用いて前記成形品を突き出す、製造方法。
  11. 前記第1可動部材は、段差構造を備えており、および、該段差構造は、前記第2可動部材の前記成形材料を押圧する面に対向する面と当接可能な当接面を有して成り、
    前記保圧工程において、前記第1可動部材に外部から圧力を供することで該第1可動部材を前進移動させて前記成形材料を押圧し、かつ前記第1可動部材の前記前進移動に伴い、前記当接面を介して前記第2可動部材を前進移動させて前記成形材料を押圧する、請求項1に記載の製造方法。
  12. 前記可動構造体は、外部から加圧流体を供給可能な流体供給領域を備えており、
    前記流体供給領域内に前記加圧流体を供給し、該加圧流体の加圧力によって前記第2可動部材を更に前進移動させて前記成形品を突き出す一方、前記第1可動部材を後進移動させて該第1可動部材を初期位置に戻す、請求項1又は1に記載の製造方法。
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