JP6330871B2 - 着脱層を有するディスプレイ装置、及びその製造方法{Apparatus of display having detachable layer and method of manufacturing the display} - Google Patents

着脱層を有するディスプレイ装置、及びその製造方法{Apparatus of display having detachable layer and method of manufacturing the display} Download PDF

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Description

本発明は、ディスプレイ装置、及びその製造方法に関し、より詳しくは、タッチスクリーンを含むウィンドウ構造物をディスプレイに着脱可能であるディスプレイ装置、及びその着脱による製造方法に関する。
ディスプレイ装置は、液晶表示素子(LCD)、有機発光ダイオード(OLED)、電気泳動表示装置(EPD)のようなディスプレイが画面を形成する。このようなディスプレイ装置は、各種の画像画面装置に適用される。一方、前記装置は、操作の便宜性を提供するためにタッチスクリーンを採用している。タッチスクリーンの前面には、強化ガラスまたは透明高分子樹脂等からなるウィンドウが配置される。ウィンドウは、画質を鮮明にし、かつ外部の衝撃や接触による損傷からディスプレイ装置を保護する。ウィンドウは、透明接着剤(OCA)または紫外線硬化接着剤等でタッチスクリーンに接着して固定される。最近となって、フレキシブル及び曲がったディスプレイの登場により、それに対応するタッチスクリーンも出現している。
図1及び図2は、従来のタッチスクリーンが適用されたディスプレイ装置の代表的な事例を示す概略断面図である。このとき、前記ディスプレイ装置は、図示の平坦なものだけでなく、曲がった機器も含む。
図1及び図2を参照すると、従来のディスプレイ装置は、LCDまたはOLED等のディスプレイ1の上に、タッチスクリーン2及びウィンドウ3が順次に積層された構造を有する。接着層4は、ディスプレイ1とタッチスクリーン2及びタッチスクリーン2とウィンドウ3の間に全て形成されてもよい(図1)。また、接着層4は、図2に示すように、ディスプレイ1とタッチスクリーン2を接着してもよい。図2のディスプレイ装置は、ウィンドウ3の下にタッチスクリーン2の導電パターン(図示せず)が形成されたものである。従来のウィンドウ3は、高強度であり、価格の面で、ディスプレイにおいて相対的に大きな割合を占める。
従来のディスプレイ装置の製造は、気泡のない組立が必要である。気泡がなけはれば、屈折率及び反射率が最小化し、ディスプレイ装置の輝度が向上するからである。ところが、接着層4のため、その気泡を無くすための工程は、極めて複雑である。具体的に、噴射方式で、均一かつ微細な間隔で、接着層4の塗膜を形成し、密着と減圧で気泡を除去する。その後、紫外線硬化等で硬化して作製する。接着層4の塗膜は、気泡があってはならないので、極めて精密に行われなければならない。このため、従来のディスプレイ装置の製造は、相対的に高価の製造装備が投入され、単価も高い。しかも、従来のディスプレイ装置は、気泡のない接着が上手くいかないことが多く、不良率も高い。
また、従来のディスプレイ装置は、模様、カラー、文様等のようなデザインを多様かつ美麗にしようとする消費者のニーズを充足していない。製品の多様性、複雑な製造工程及び高い費用は、前記消費者のニーズに応えるのに邪魔になる。しかも、デザインを多様にすると、ディスプレイ装置の製造者が、前記デザインに対応して一々アフターサービスを行わなければならないからである。このため、従来は、黒色または白色のような単色で、前記ウィンドウ構造物をデザインしていた。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、ディスプレイ装置の製造工程が単純であり、製造単価が低く、多様なデザインができる着脱層を有するディスプレイ装置、及びその製造方法を提供することにある。
上述した目的を達成するために、本発明による着脱層を有するディスプレイ装置は、ウィンドウと一体化したタッチスクリーンの前面に、接着力が0.1gf/25mm〜500gf/25mmである着脱層が形成されたウィンドウ構造物と、前記ウィンドウ構造物の着脱層が全面的に着脱されるディスプレイと、を備える。また、前記ディスプレイの上には、前記着脱層との接着力を減少させる接着減少層が配置されてもよい。
本発明の装置において、前記ウィンドウは、ガラス基板またはプラスチック基板のいずれであってもよい。前記ウィンドウは、強化ガラス基板、またはPET(polyethylene terephtalate)、PEN(polyethylene naphthalate)、PES(polyether sulfone)、PI(polyimide)、PAR(polyarylate)、PC(polycarbonate)、PMMA(polymethyl methacrylate)、またはCOC(cycloolefin copolymer)のいずれか一つ以上からなるプラスチック基板のいずれであってもよい。
本発明の好適な装置において、前記着脱層は、アクリル系ポリマー、シリコン系ポリマー、ウレタン系ポリマー、紫外線硬化型樹脂に架橋剤が混合された粘着剤、またはこれらの混合物、またはこれらの共重合体の中から選ばれたいずれか一つであってもよい。前記着脱層は、単層、または層毎に異なる物質からなる多層であってもよい。
本発明の装置において、前記接着減少層は、フッ素樹脂またはシリコン樹脂がコートされていてもよい。前記ウィンドウ構造物は、模様、色相、文様が多様にデザインされていてもよい。
上述した他の目的を達成するために、本発明による着脱層を有するディスプレイ装置の製造方法は、先ず、ウィンドウと一体化したタッチスクリーンの前面に、接着力が0.5gf/25mm〜500gf/25mmである着脱層が形成されたウィンドウ構造物から離型フィルムを除去して、前記着脱層を露出させる。その後、前記露出した着脱層をディスプレイの上に付着させる。
本発明の方法において、前記ウィンドウ構造物を準備する段階以前に、前記ディスプレイに付着されており、損傷したウィンドウ構造物を分離する段階をさらに含んでもよい。前記ディスプレイの上には、接着減少層が形成されてもよく、このとき、前記着脱層が前記接着減少層に着脱される。前記ウィンドウ構造物の付着は、手作業で行うことができる。前記ウィンドウ構造物は、気泡無しで付着される。
本発明によれば、タッチスクリーンを含むウィンドウ構造物を着脱することにより、ディスプレイ装置の製造工程が単純であり、製造単価が低く、多様にデザインされ、消費者のニーズを充足させることができる。更には、ウィンドウ構造物を、誰でも、容易に着脱により交換可能であるので、ディスプレイ装置に固定された必須品ではなく、使い捨ての消耗品として取り扱われる。
従来のタッチスクリーンが適用されたディスプレイ装置の一例を示す概略断面図である。 従来のタッチスクリーンが適用されたディスプレイ装置の他の例を示す概略断面図である。 本発明による着脱層を有する第1のディスプレイ装置を説明するための断面図である。 本発明による着脱層を有する第2のディスプレイ装置を説明するための断面図である。 本発明による着脱層を有する第3のディスプレイ装置を説明するための断面図である。 本発明による着脱層を有するディスプレイ装置の外観を示す概略図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の好適な実施例について詳述する。後述する実施例は、様々な他の形態に変形されてもよく、本発明の範囲が後述する実施例に限定されるものではない。本発明の実施例は、当該分野における通常の知識を有する者に、本発明をより完全に説明するために提供されるものである。また、図面において、膜(層、パターン)及び領域の厚さは、明確性のために誇張されてもよい。また、膜(層、パターン)が他の膜(層、パターン)の「上」、「上部」、「下部」、「一面」にあるといわれるとき、それは、他の膜(層、パターン)に直接形成されてもよく、またはそれらの間に他の膜(層、パターン)が介在されてもよい。
本発明の実施例は、接着力が0.1gf/25mm〜500gf/25mmである着脱層が形成されたウィンドウ構造物をディスプレイに適用することにより、ディスプレイ装置の製造工程が単純であり、製造単価の低いディスプレイ装置、及び着脱による製造方法を提示する。このとき、前記ウィンドウ構造物は、ディスプレイの上に着脱される着脱層が形成されたものである。したがって、着脱される被接着機器はディスプレイであると言える。本発明の着脱層は、ディスプレイに着脱されるものに限定され、既存のウィンドウに着脱されるウィンドウ保護フィルムとは明確に区分される。
本発明の実施例に適用されるディスプレイ装置は、モバイル機器、情報処理端末、及びテレビ等の全ての画像処理機器をいう。前記モバイル機器としては、携帯電話、スマートフォン、タブレット等があり、前記情報処理端末としては、ATM、キオスク等がある。前記ディスプレイ装置は、平坦または曲がったものを含め、フレキシブルであってもよい。前記画像処理機器は、ウィンドウ、タッチスクリーン、及びディスプレイを含む。したがって、前記ウィンドウは、モバイル機器のウィンドウ、情報処理端末のウィンドウ、テレビ等の全ての画像処理機器のウィンドウの通称である。同様に、前記タッチスクリーン及びディスプレイも、全ての画像処理機器に適用されるタッチスクリーン及びディスプレイを指すものである。
本発明の実施例は、着脱層は、接着力が約0.1gf/25mm〜500gf/25mmが好ましく、0.2gf/25mm〜50gf/25mmがさらに好ましい。これは、従来の接着層の通常の接着力である1,500gf/25mmよりも小さいので、従来の接着層とは区別される。ここで、本発明の着脱層は、光学的に透明であり、熱処理またはUV(紫外線)で硬化される接着剤を適用する。前記接着剤は、所定の温度及び時間で、熱処理またはUVで処理を行うと、半固体状態で硬化される。接着方式は、消費者も、気泡無しに、手作業で容易に合紙することができる。
前記着脱層は、本発明の技術的な思想の範囲内で多様に用いられるが、アクリル系ポリマー、シリコン系ポリマー、ウレタン系ポリマー、紫外線硬化型樹脂と架橋剤が混合された接着剤、またはそれらの混合物、またはそれらの共重合体が好ましい。場合に応じて、前記着脱層に、シリカゲル、ナノ粒子、及び帯電防止剤のような機能性物質を混合して、前記着脱層の物性を改善することもできる。更には、前記着脱層に量子ドットを形成する粒子を加え、光学的な特性を向上させることができる。
前記ウィンドウ構造物は、前記ディスプレイに着脱されるウィンドウ構造物である。本発明の実施例は、前記ウィンドウ構造物が適用されるディスプレイ装置の事例を示しているが、本発明の範疇内で、他の形態のディスプレイ装置にも適用され得る。本発明のウィンドウ構造物は、別途に作製され、前記ディスプレイに着脱される。前記ウィンドウ構造物の付着は、手作業で可能である。
図3は、本発明の実施例による着脱可能な第1のウィンドウ構造物60を含む第1のディスプレイ装置100を説明するための断面図である。但し、厳密な意味での断面図を表現したものではなく、説明の便宜のために、断面図に示されない構成要素もあり得る。
図3によると、第1のディスプレイ装置100は、ディスプレイ10、第1の着脱層40、タッチスクリーン20、接着層50、及びウィンドウ30が順次に積層されたものである。このとき、ウィンドウ30、接着層50、タッチスクリーン20、及び第1の着脱層40は、第1のウィンドウ構造物60を形成する。ディスプレイ10としては、液晶表示素子(LCD)、有機発光ダイオード(OLED)、電気泳動表示装置(EPD)等があり、量子ドットを活用してもよい。接着層50は、例示的に熱硬化性接着剤や紫外線硬化型接着剤が用いられてもよい。但し、これに限定されず、OCAテープ等も使用可能である。タッチスクリーン20は、金属酸化物またはプラスチックからなる絶縁層の一側または両側に導電パターンが形成されたものである。前記導電パターンは、金属酸化物が主に適用され、金属酸化物には、ITO、ATO、ZnO等、またはCu、伝導性高分子、または銀ナノワイヤー等がある。
ウィンドウ30は、透明な材質であれば無制限で利用できる。例えば、ガラス基板またはプラスチック基板を含んでもよい。具体的に、ガラス基板は、硬化ガラスであってもよく、プラスチック基板は、PET(polyethylene terephtalate)、PEN(polyethylene naphthalate)、PES(polyether sulfone)、PI(polyimide)、PAR(polyarylate)、PC(polycarbonate)、PMMA(polymethyl methacrylate)、またはCOC(cycloolefin copolymer)のいずれか一つ、またはいずれか一つ以上を含んでもよい。
ウィンドウ30は、透明であり、または各種の機能を発現させる印刷層を有してもよい。前記印刷層は、透明、半透明、またはカラーのいずれか一つまたはいずれか一つ以上のコートを施してもよい。前記印刷層は、シルク印刷、またはUVを用いたインクジェットプリンティング、または熱硬化を用いたインクジェットプリンティング、または転写を用いて形成されてもよい。ウィンドウ30の上には、耐指紋コートまたは抗菌コート、傷防止コートのような機能性コート層が形成されてもよい。前記機能性コート層は、塗液を塗るウェットコート及び蒸着のようなドライコートで形成されてもよい。また、ウィンドウ30のガラス基板またはプラスチック基板の下段には、遮蔽、反射防止、青色光遮断、電磁波遮断、プライバシー等の特性を与えてもよい。また、ウィンドウ30には、ボタン、カメラ、スピーカ等を露出させるための開口部が形成されていてもよい。
第1のウィンドウ構造物60は、第1の着脱層40によりディスプレイ10に着脱される。第1の着脱層40は、離型フィルムが除去された状態で、ディスプレイ10に着脱されてもよい。このように、第1の着脱層40は、ディスプレイ10に接着されるものを指す。第1の着脱層40は、透明な材質であればいずれも使用可能であるが、アクリル系ポリマー、シリコン系ポリマー、ウレタン系ポリマー、紫外線硬化型樹脂に架橋剤が混合された粘着剤、またはそれらの混合物、またはそれらの共重合体であってもよい。第1の着脱層40は、単層であっても、層毎に異なる物質からなる多層であってもよい。多層は、本発明の第1の着脱層40が用いられる環境に応じて、各層をなす物質を適宜選択してもよい。第1の着脱層40の厚さは、充分に粘着される程度であれば可能であり、10μm〜200μmが適切である。前記厚さは、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、繰り返しの実験を通じて得られることは自明である。
一方、第1のウィンドウ構造物60の着脱を容易にするために、ディスプレイ10の上に接着減少層70を付加してもよい。接着減少層70は、接触角を大きくし、スリップ性を増大させる。接着減少層70により、第1のウィンドウ構造物60がディスプレイ10から着脱され易くなる。接着減少層70は、フッ素系樹脂やシリコン系樹脂のコート材を用いてもよい。接着減少層70は、二酸化チタン(TiO)またはシリカ(SiO)をディスプレイ10に蒸着した後、蒸着されたディスプレイ10の上にフッ素系樹脂またはシリコン系樹脂をコートして形成してもよい。このとき、フッ素系樹脂またはシリコン系樹脂は、ECC(Easy Cleaning Coating)方式で形成してもよい。接着減少層70を適用すると、ウィンドウ30を付着するとき、気泡の発生をさらに効果的に抑制することができる。また、接着減少層70により、消費者が、別途の道具無しで、自ら第1のウィンドウ構造物60を容易に着脱することができる。
第1の着脱層40の接着力が約0.1gf/25mm〜500gf/25mmである場合、着脱層40は、自己接着力を有する。前記自己接着力は、第1の着脱層40をタッチスクリーン20に載せさえすれば、着脱層40が、気泡無しで、自ら張り付く性質である。一方、タッチスクリーン20に接着減少層70が設けられると、接着減少層70がなかったときよりも、さらに向上した自己接着力を有する。
本発明の実施例による接着力は、接着減少層70の存在により接着力が異なる。接着減少層70がある場合の接着力は、0.5gf/25mm〜500gf/25mmである。若し、接着減少層70がなければ、前記接着力は、0.1gf/25mm〜200gf/25mmである。同一の材質及び厚さの着脱層40があるとき、接着減少層70が存在すると、第1のウィンドウ構造物60を気泡無しで付着し易い。また、接着減少層70の影響で、第1のウィンドウ構造物60が相対的に分離され易くなる。
本発明の第1のウィンドウ構造物60は、別途に作製され、離型フィルムで保護されている。第1のウィンドウ構造物60をディスプレイ10に付着するためには、離型フィルムが除去される。離型フィルムが除去されると、第1の着脱層40が露出する。第1の着脱層40が露出した第1のウィンドウ構造物60をディスプレイ10に手作業で付着すると、ウィンドウ30が装着されたディスプレイを完成することができる。これにより、従来とは異なり、精密な接着工程を要求しない。また、第1のウィンドウ構造物60が破損し、または交換するためには、第1のウィンドウ構造物60を手作業で分離し、新たな第1のウィンドウ構造物60を付着すればよい。
図4は、本発明の実施例による着脱可能な第2のウィンドウ構造物62を含む第2のディスプレイ装置200を説明するための断面図である。但し、厳密な意味での断面図を表現したものではなく、説明の便宜のために、断面図に示されない構成要素もあり得る。このとき、第2のディスプレイ装置200は、接着層50を第2の着脱層42に代替したこと以外は、第1のディスプレイ装置100と同一である。以下では、上述した内容と重複する事項は、省略しまたは簡単に説明する。
図4によると、第2のディスプレイ装置200は、ディスプレイ10、第1の着脱層40、タッチスクリーン20、第2の着脱層42、及びウィンドウ30が順次に積層されたものである。このとき、ウィンドウ30、第2の着脱層42、タッチスクリーン20、及び第1の着脱層40は、第2のウィンドウ構造物62を形成する。第2のウィンドウ構造物62は、第1の着脱層40によりディスプレイ10に着脱される。第1の着脱層40は、離型フィルムが除去された状態で、ディスプレイ10に付着されてもよい。また、第2のウィンドウ構造物62は、第2の着脱層42によりタッチスクリーン20に着脱されてもよい。つまり、第2のウィンドウ構造物62は、ディスプレイ10及びタッチスクリーン20にそれぞれ着脱可能な第1の着脱層40及び第2の着脱層42を有する。
第1及び第2の着脱層40、42は、透明な材質であればいずれも使用可能であるが、アクリル系ポリマー、シリコン系ポリマー、ウレタン系ポリマー、紫外線硬化型樹脂に架橋剤が混合された粘着剤、またはそれらの混合物、またはそれらの共重合体であってもよい。第1及び第2の着脱層40、42は、それぞれ単層であっても、層毎に異なる物質からなる多層であっても、少なくとも一つは単層であってもよい。多層は、本発明の第1及び第2の着脱層40、42のそれぞれが用いられる環境に応じて、各層をなす物質を適宜選択することができる。第1及び第2の着脱層40、42のそれぞれの厚さは、充分に粘着される程度であれば可能であり、10μm〜200μmが好ましい。前記厚さは、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、繰り返しの実験を通じて得られることは自明である。
図示されてはいないが、本発明の実施例による第1及び第2のウィンドウ構造物60、62のウィンドウ30と第2の着脱層42との間またはタッチスクリーン20と第1の着脱層40との間のいずれか一つまたは全部に多様な機能を与える付加要素をさらに含んでもよい。前記付加要素は、透明接着層(OCA)、飛散防止層等を含んでもよく、必要な場合、印刷層及び機能性コート層が適宜形成されていてもよい。例えば、印刷層を含む透明接着層をタッチスクリーン20に形成し、透明合成樹脂フィルム(例えば、PETフィルム)を付着した後、前記透明合成樹脂フィルムに第1の着脱層40を形成してもよい。このような付加要素は既に周知されたものであるので、これについての具体的な説明を省略する。
図5は、本発明の実施例による着脱可能な第3のウィンドウ構造物64を含む第3のディスプレイ装置300を説明するための断面図である。但し、厳密な意味での断面図を表現したものではなく、説明の便宜のために、断面図に示されない構成要素もあり得る。このとき、第3のディスプレイ装置300は、接着層50がないこと以外は、第1のディスプレイ装置100と同一である。これにより、同一の参照符合についての詳細な説明を省略する。このとき、第3のウィンドウ構造物64にも、第1のウィンドウ構造物60と同様に、付加要素をさらに含んでもよい。
図5によると、第3のディスプレイ装置300は、ディスプレイ10、第1の着脱層40、タッチスクリーン20、及びウィンドウ30が積層されたものである。このとき、ウィンドウ30、タッチスクリーン20、及び第1の着脱層40が、第3のウィンドウ構造物64を形成する。ここで、タッチスクリーン20は、ウィンドウ30の下部に直接導電パターンが形成されたものである。すなわち、タッチスクリーン20は、ウィンドウ30に設けられた導電パターンとともに形成される。第1の着脱層40は、透明な材質であればいずれも使用可能であるが、アクリル系ポリマー、シリコン系ポリマー、ウレタン系ポリマー、紫外線硬化型樹脂に架橋剤が混合された粘着剤、またはそれらの混合物、またはそれらの共重合体であってもよい。第1の着脱層40は、単層であっても、または層毎に異なる物質からなる多層であってもよい。多層は、本発明の第1の着脱層40が用いられる環境に応じて、各層をなす物質を適宜選択することができる。第1の着脱層40の厚さは、充分に粘着される程度であれば可能であり、10μm〜200μmが好ましい。前記厚さは、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、繰り返しの実験を通じて得られることは自明である。
第3のディスプレイ装置300は、第1のディスプレイ装置100と同様に、接着減少層70を有してもよい。接着減少層70の材質、機能等は、第1のディスプレイ装置100での説明の通りである。本発明の実施例による接着力は、接着減少層70の存在により接着力が異なる。接着減少層70がある場合の接着力は、0.5gf/25mm〜500gf/25mmであるが、接着減少層70がない場合の接着力は、0.1gf/25mm〜200gf/25mmである。同一の材質及び厚さの第1の着脱層40があるとき、接着減少層70が存在すると、第2のウィンドウ構造物80を気泡無しで付着し易い。また、接着減少層70の影響で、第2のウィンドウ構造物80が相対的に分離され易くなる。
第1の着脱層40の接着力が約0.1gf/25mm〜500gf/25mmである場合、着脱層40は、自己接着力を有する。前記自己接着力は、着脱層40をタッチスクリーンカバー層22に載せさえすれば、第1の着脱層40が、気泡無しで、自ら張り付く性質である。一方、タッチスクリーンカバー層22に接着減少層70が設けられると、接着減少層70がなかったときよりも、さらに向上した自己接着力を有する。
第1乃至第3のウィンドウ構造物60、62、64を適用するとき、ディスプレイ10及びタッチスクリーン20のそれぞれの所定の領域に接地部が対向して設けられてもよい。接地部のために、タッチスクリーン20の第1の着脱層40の一部は除去されてもよい。第1乃至第3のウィンドウ構造物60、62、64をディスプレイ10に付着すると、前記接地部が互いに接続される。このようになると、第1乃至第3のディスプレイ装置100、200、300の接地が具現される。
本発明の実施例によるディスプレイ装置は、ウィンドウ構造物が破損する場合、新たなウィンドウ構造物から選んで付着すれば交換される。具体的に、破損した前記ウィンドウ構造物を分離し、新たなウィンドウ構造物を付着すれば交換される。ウィンドウ構造物の交換過程は、消費者が直接行うこともでき、交換に所要する時間が極めて短い。また、ウィンドウ構造物のみを除去すればよいので、ディスプレイ装置のリサイクルが容易である。更には、ウィンドウ構造物は、粘着により着脱されるので、気泡無しで、付着され易い。製造者は、前記ウィンドウ構造物以外の部分のみを作製すればよく、接着工程を行わなくてもよいので、製造工程が簡単になる。
図6は、本発明の実施例による着脱可能なウィンドウを含むディスプレイ装置の外観を示す概略図である。このとき、前記ディスプレイ装置は、モバイル機器を例示したものに過ぎず、上述したものを含め、本発明の技術的思想の範囲内で他の形態も適用され得る。
図示のように、本発明のディスプレイ装置は、外観を多様にデザインしてもよい。本発明のディスプレイ装置は、美麗な模様、多様なカラー及び文様等のようなデザインが可能である。なぜならば、元のウィンドウ構造物を分離し、新たな構造物を付着すると、ウィンドウ構造物の外観を所望のデザインに変えることができるからである。従来は、デザインの変更のためには、ウィンドウ構造物の接着を解除し、新たなウィンドウ構造物を再度接着しなければならなかった。ところが、本発明のディスプレイ装置は、既存のウィンドウ構造物を取り外し、新たなウィンドウ構造物を付着すると、デザインが変更される。これにより、本発明のウィンドウ構造物は、従来とは異なり、ディスプレイ装置に固定された必須品ではなく、必要に応じて着脱される消耗品として取り扱われる。このような方法は、デザインを多様にすると、ディスプレイ装置の製造者は、前記デザインに対応して一々アフターサービスを行わなくてもよい。
以上、本発明の好適な実施例を挙げて詳述したが、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で、当該分野における通常の知識を有する者にとって様々な変形が可能である。例えば、ウィンドウ構造物の着脱がさらに容易なように、ディスプレイ装置の射出物に溝のような別途の手段を設けてもよい。
10 ディスプレイ
20 タッチスクリーン
30 ウィンドウ
40、42 第1及び第2の着脱層
50 接着層
60、62、64 第1乃至第3のウィンドウ構造物

Claims (11)

  1. ウィンドウと一体化したタッチスクリーンの前面に、接着力が0.1gf/25mm〜500gf/25mmである着脱層が形成されたウィンドウ構造物と、
    前記ウィンドウ構造物の着脱層が全面的に着脱されるディスプレイと、を備え、
    前記ディスプレイの上には、前記ウィンドウと一体化したタッチスクリーンの前面に形成された前記着脱層との接着力を減少させる接着減少層が配置され、
    前記ディスプレイ及び前記タッチスクリーンはそれぞれ、対向する接地部を有しており、前記タッチスクリーンの着脱層は、前記接地部に対応する部分が除去されている、ことを特徴とする着脱層を有するディスプレイ装置。
  2. 前記ウィンドウは、ガラス基板またはプラスチック基板のいずれであることを特徴とする請求項1に記載の着脱層を有するディスプレイ装置。
  3. 前記ウィンドウは、強化ガラス基板、またはPET(polyethylene terephtalate)、PEN(polyethylene naphthalate)、PES(polyether sulfone)、PI(polyimide)、PAR(polyarylate)、PC(polycarbonate)、PMMA(polymethyl methacrylate)、またはCOC(cycloolefin copolymer)のいずれか一つ以上からなるプラスチック基板のいずれであることを特徴とする請求項1に記載の着脱層を有するディスプレイ装置。
  4. 前記着脱層は、アクリル系ポリマー、シリコン系ポリマー、ウレタン系ポリマー、紫外線硬化型樹脂に架橋剤が混合された粘着剤、またはこれらの混合物、またはこれらの共重合体の中から選ばれたいずれか一つであることを特徴とする請求項1に記載の着脱層を有するディスプレイ装置。
  5. 前記着脱層は、単層、または層毎に異なる物質からなる多層であることを特徴とする請求項1に記載の着脱層を有するディスプレイ装置。
  6. 前記ウィンドウ構造物は、模様、色相、文様が多様にデザインされていることを特徴とする請求項1に記載の着脱層を有するディスプレイ装置。
  7. 前記接着減少層は、フッ素樹脂またはシリコン樹脂がコートされていることを特徴とする請求項1に記載の着脱層を有するディスプレイ装置。
  8. ウィンドウと一体化したタッチスクリーンの前面に、接着力が0.1gf/25mm〜500gf/25mmである着脱層が形成されたウィンドウ構造物から離型フィルムを除去して、前記着脱層を露出させる段階と、
    前記露出した着脱層をディスプレイの上に付着する段階と、を含み、
    前記ディスプレイの上には、前記ウィンドウと一体化したタッチスクリーンの前面に形成された前記着脱層との接着力を減少させる接着減少層が配置されれ、
    前記ディスプレイ及び前記タッチスクリーンはそれぞれ、対向する接地部を有しており、前記タッチスクリーンの着脱層は、前記接地部に対応する部分が除去されている、ことを特徴とする着脱層を有するディスプレイ装置の製造方法。
  9. 前記ウィンドウ構造物を準備する段階以前に、前記ディスプレイに付着されており、損傷したウィンドウ構造物を分離する段階をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の着脱層を有するディスプレイ装置の製造方法。
  10. 前記ウィンドウ構造物の付着は、手作業で行うことを特徴とする請求項8に記載の着脱層を有するディスプレイ装置の製造方法。
  11. 前記ウィンドウ構造物は、気泡無しで付着されることを特徴とする請求項8に記載の着脱層を有するディスプレイ装置の製造方法。
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