JP6330347B2 - 携帯端末用icカード及びプログラム - Google Patents

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本発明は、携帯端末の通信を制限する技術に関する。
従来から、SIM(Subscriber Identification Module)やUSIM(Universal Subscriber Identification Module)などの電話番号等を記憶したICカードが装着された携帯端末が存在する。例えば、特許文献1には、現在位置情報とUSIM内の国際加入者識別番号に基づく国情報とを比較し、相違している場合には国際ローミング中とみなして端末設定を変更する携帯端末が開示されている。また、特許文献2には、携帯端末の起動時に位置情報を端末から取得し、当該位置情報に対応するアプリケーション管理サーバに接続することでアプリケーションをダウンロードするUSIMが開示されている。
特許第3394952号 特開2013−126188号公報
近年、スマートフォンなどの高機能な携帯端末が普及しており、携帯端末を利用した試験の不正行為や職場などでの情報漏えいなどが問題になりつつある。これに対し、所定のエリアでの通信機能を制限するため、携帯電話の周波数に対する妨害電波を出力することで通信を妨害する通信機能抑制装置を設置することが考えられる。しかし、この場合、高価な設備が必要となり、かつ、通信制限を行う場所を柔軟に変更することが困難であるといった問題が生じる。一方、所定のエリアでの通信機能を制限する別の例として、携帯端末の持ち込みを禁止した場合、入場者が携帯端末を適切に預けなかった場合に不正行為が可能となるといった問題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、携帯端末の通信制限を好適に実行することが可能な携帯端末用ICカード及びプログラムを提供することを主な目的とする。
本発明の1つの観点では、携帯端末に搭載される携帯端末用ICカードであって、前記携帯端末の通信を制限するエリアを含む電波到達範囲を有する基地局と前記携帯端末が接続を開始した場合に、前記基地局から送信される前記エリアの情報を取得し、記憶部に記憶するエリア情報取得手段と、現在位置の情報を取得する位置情報取得手段と、前記エリアに前記現在位置が存在すると判断した場合、前記携帯端末用ICカードの機能を制限する機能制限手段と、を有し、前記携帯端末は、前記携帯端末用ICカードの存在確認に失敗した場合に通信を制限し、前記機能制限手段が前記機能を制限する場合、前記存在確認は失敗し、前記エリア情報取得手段は、前記基地局とは異なる基地局に前記携帯端末が接続した場合に、前記エリアの設定を解除する
上記携帯端末用ICカードは、携帯端末に搭載され、エリア情報取得手段と、位置情報取得手段と、機能制限手段とを備える。エリア情報取得手段は、携帯端末の通信を制限するエリア(「通信制限エリア」とも呼ぶ。)の情報を取得し、記憶部に記憶する。位置情報取得手段は、現在位置の情報を取得する。機能制限手段は、通信制限エリアに現在位置が存在すると判断した場合、携帯端末用ICカードの機能を制限する。ここで、制限対象となる通信は、通話による音声データの通信も含む。そして、携帯端末は、携帯端末用ICカードの存在確認に失敗した場合に通信を制限し、機能制限手段は、機能制限時には、少なくとも、存在確認を失敗させる。この態様では、携帯端末用ICカードは、記憶した通信制限エリア内に現在位置が存在すると判断した場合に、携帯端末による携帯端末用ICカードの存在確認を失敗させるように機能を制限する。これにより、携帯端末用ICカードは、通信制限エリアにおいて携帯端末の通信を好適に制限することができる。
また、前記エリア情報取得手段は、前記通信を制限するエリアを含む電波到達範囲を有する基地局と前記携帯端末が接続を開始した場合に、前記基地局から送信される前記エリアの情報を取得する。この態様により、携帯端末用ICカードは、通信制限エリアに近づいた場合に、通信制限エリアの情報を取得し、現在位置が通信制限エリア内にあるか否かを好適に判定することができる。
上記携帯端末用ICカードの他の一態様では、前記エリア情報取得手段は、前記基地局とは異なる基地局に前記携帯端末が接続した場合に、前記エリアの設定を解除する。この態様により、携帯端末用ICカードは、通信制限エリア内に現在位置が存在するか否かの判定を不要に行うのを防ぐことができる。
上記携帯端末用ICカードの一態様では、前記機能制限手段は、前記現在位置の情報を取得する間隔が所定間隔より長いと判断した場合、前記携帯端末用ICカードの機能を制限する。最新の現在位置の情報が古い場合には、既に携帯端末が通信制限エリア内に移動している可能性がある。従って、携帯端末用ICカードは、現在位置の情報を取得する間隔が所定間隔より長い場合に、機能を制限することで、通信制限エリア内での通信を確実に抑制することができる。
上記携帯端末用ICカードの他の一態様では、前記基地局は、前記エリアにおいて通信制限を行う必要がなくなった場合に、前記エリアの設定を解除する信号を送信し、前記機能制限手段は、前記機能を制限しているときに前記信号を受信した場合、前記機能の制限を解除する。この態様により、携帯端末用ICカードは、通信制限の必要がなくなった時に、通信制限が継続されるのを好適に抑制することができる。
上記携帯端末用ICカードの他の一態様では、前記携帯端末は、衛星又は基地局からの電波に基づき前記現在位置を認識し、前記位置情報取得手段は、前記携帯端末から所定間隔ごとに前記現在位置の情報を取得する。この態様により、携帯端末用ICカードは、現在位置を好適に取得することができる。
上記携帯端末用ICカードの他の一態様では、前記携帯端末は、現在時刻を示す時刻情報を生成し、前記位置情報取得手段は、前記現在位置の情報と共に前記時刻情報を前記携帯端末から取得し、前記機能制限手段は、前記時刻情報に基づき、前記現在位置の情報を取得する間隔が所定間隔より長いと判断した場合、前記携帯端末用ICカードの機能を制限する。この態様では、携帯端末用ICカードは、自ら時刻情報を生成できない場合であっても、携帯端末から受信した時刻情報に基づき、現在位置の情報を取得する間隔が所定間隔より長いか否かを好適に判定することができる。
上記携帯端末用ICカードの他の一態様では、前記位置情報取得手段が取得した現在位置の情報が不正送信されたか否か判定する不正送信判定手段をさらに備え、前記機能制限手段は、前記現在位置の情報が不正送信されたと判定した場合、前記携帯端末用ICカードの機能を制限する。この態様により、携帯端末用ICカードは、現在位置情報の不正入力により、通信制限エリア内で携帯端末が通信を行うのを好適に抑制することができる。
本発明のさらに別の観点では、プログラムは、上記いずれか記載の携帯端末用ICカードとしてコンピュータを機能させる。このプログラムをコンピュータにインストールして機能させることで、本発明に係る携帯端末用ICカードを構成させることができる。
本発明に係る携帯端末用ICカードは、通信制限エリアにおいて携帯端末の通信を好適に制限することができる。
実施形態に係る通信システムの構成を示す。 携帯端末のブロック図を示す。 USIMのブロック図を示す。 (A)無効化判定テーブルのデータ構造を示す。(B)通信制限エリアテーブルのデータ構造を示す。 大学敷地内を含むセルを電波到達範囲とする基地局へ接続先の基地局を携帯端末が切り替えた直後の様子を示す。 携帯端末を携帯する受験生がセル内に進入後、大学敷地内に進入するまでの様子を示す。 受験生AがB大学敷地内に進入した様子を示す。 受験終了後に、B大学敷地内での通信制限を解除した様子を示す。 USIMの無効及び有効の切り替えに関する処理の手順を示すフローチャートの一例である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するのに好適な実施形態について説明する。
[通信システムの構成]
図1は、本実施形態に係る通信システム100の構成を示す。通信システム100は、携帯電話の通信キャリアが管理するサーバ装置1と、USIM5が搭載された携帯端末2と、複数の場所に設置された基地局3と、通信網4とを有する。そして、通信システム100は、携帯端末2が所定のエリアに存在する場合に、USIM5の機能を無効化して携帯端末2の通信(通話のための通信も含む)を好適に禁止する。
サーバ装置1は、携帯端末2に対し、OTA(Over The Air)により、基地局3を介して、通信制限に必要な情報を登録すべき旨の指示情報(「通信制限指示情報Ia」とも呼ぶ。)を送信する。ここで、通信制限指示情報Iaは、携帯端末2の通信を制限するエリア(「通信制限エリアAtag」とも呼ぶ。)を指定する情報、及び、USIM5に現在位置情報を記録させるべき更新間隔(「位置情報更新間隔Gth」とも呼ぶ。)を指定する情報を含む。また、サーバ装置1は、通信制限を行う必要がなくなったときに、通信制限に関する情報を消去すべき旨の指示情報(「初期化指示情報Ib」とも呼ぶ。)を送信する。なお、OTAの方式は、例えば、Remote File Management等の標準化された種々の方式であってもよい。
携帯端末2は、例えばスマートフォンなどの携帯電話であり、通信を行うのに必要なUSIM5が搭載されている。携帯端末2は、USIM5に対して、所定の処理の実行を指示する後述のコマンドC1〜C4を送信する。なお、図1では、説明の便宜上、携帯端末2とUSIM5が離れているが、実際には、携帯端末2の所定の差込口等にUSIM5が装着される。
基地局3は、それぞれ、所定の電波到達範囲(セル)を有し、セル内に携帯端末2が存在する場合に、携帯端末2と接続する。携帯端末2は、現在位置の移動に応じて、接続先の基地局3の切り替え(ハンドオーバー)を適宜実行する。
USIM5は、発信者識別に使われる内部IDコードや電話番号などを記憶した携帯端末用ICカードであり、携帯端末2に搭載される。USIM5は、携帯端末2から送信されるコマンドに基づき、通信制限エリアAtag、位置情報更新間隔Gth、及び現在位置情報の各情報を記憶する。また、USIM5は、有効及び無効の切り替えが可能に構成され、現在位置が通信制限エリアAtag内の場合、又は、現在位置情報の更新間隔が指定の位置情報更新間隔Gthより長くなった場合、所定の機能が無効となる状態(「制限状態」とも呼ぶ。)に移行する。この場合、後述するように、携帯端末2は、ユーザ操作に起因した通信を全て停止する。
ここで、携帯端末2がUSIM5に対して送信するコマンドについて説明する。
携帯端末2は、サーバ装置1から通信制限指示情報Iaを受信した場合に、当該情報に含まれる通信制限エリアAtag及び位置情報更新間隔Gthを書き込むべき旨のコマンド(「条件記録コマンドC1」とも呼ぶ。)をUSIM5に送信する。また、携帯端末2は、条件記録コマンドC1の送信後、初期化指示情報Ibを受信するまで、現在位置情報を更新すべき旨のコマンド(「現在位置更新コマンドC2」とも呼ぶ。)をUSIM5に送信する。また、携帯端末2は、所定秒(本実施形態では30秒とする)ごとにUSIM5の存在確認(プレゼンス・ディテクション)のためのコマンド(「存在確認コマンドC3」とも呼ぶ。)をUSIM5に送信する。なお、USIM5が制限状態の場合、存在確認コマンドC3は失敗し、携帯端末2は、通信を原則的に停止する。さらに、携帯端末2は、初期化指示情報Ibを受信した場合、条件記録コマンドC1及び現在位置更新コマンドC2に基づき記録した情報の削除を指示するコマンド(「条件削除コマンドC4」とも呼ぶ。)をUSIM5に送信する。
[携帯端末の構成]
図2は、携帯端末2のブロック図である。携帯端末2は、ディスプレイなどの表示部11と、タッチパネルなどの入力部12と、記憶部13と、通信部14と、制御部15とを備える。これらの各要素は、バスライン10を介して相互に接続されている。
記憶部13は、制御部15が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部13は、サーバ装置1から送信される暗号データを復号するのに必要な暗号鍵等や、USIM5へ暗号データを送信するのに必要な暗号鍵等をそれぞれ記憶する。
通信部14は、GPS受信機41と、無線通信部42とを有する。GPS受信機18は、複数のGPS衛星から、測位用データを含む下り回線データを搬送する電波を受信し、当該電波に基づき現在位置の緯度経度を示す現在位置情報を生成する。無線通信部42は、OTAにより、サーバ装置1から、基地局3を介して通信制限指示情報Iaを受信する。また、通信部14は、制御部15の制御に基づき、各コマンドC1〜C4をUSIM5へ送信する。
制御部15は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備える。また、制御部15は、現在時刻を示す時刻情報を生成する時刻生成部51を有する。また、制御部15は、記憶部13に記憶された暗号鍵を用いて暗号化及び復号化を行う暗号処理部52を有する。そして、制御部15は、携帯端末2内の各構成要素に対して種々の制御を行う。
例えば、制御部15は、USIM5へ条件記録コマンドC1の送信後、時刻生成部51により生成した時刻情報と、GPS受信機41が生成した現在位置情報とを含む現在位置更新コマンドC2をUSIM5に送信する。この場合、制御部15は、サーバ装置1から初期化指示情報Ibを受信するまで、USIM5の存在確認と同じ時間間隔(30秒)ごとに、現在位置情報更新コマンドC2を送信する。
また、制御部15は、存在確認コマンドC3を30秒ごとにUSIM5へ送信する。そして、制御部15は、USIM5が制限状態であること等に起因して、USIM5に対する存在確認が失敗した場合、即ち存在確認コマンドC3に対する応答がなかった場合に、通信を制限する。具体的には、この場合、制御部15は、コマンドC1、C2、C4の送信処理や、通信制限指示情報Ia及び初期化指示情報Ibの受信処理を除く通信処理を停止する。
[USIMの構成]
図3は、USIM5のブロック図である。USIM5は、記憶部61と、通信部62と、制御部63とを備える。これらの各要素は、バスライン60を介して相互に接続されている。
記憶部61は、制御部63が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部61は、携帯端末2により暗号化されて送信されたコマンドC1〜C4を復号するための暗号鍵を記憶する。さらに、記憶部61は、USIM5の制限状態への切り替えを判定するテーブル(「無効化判定テーブルTdet」とも呼ぶ。)を記憶する。
図4(A)は、無効化判定テーブルTdetのデータ構造の一例を示す。図4(A)に示すように、記憶部13は、無効化判定テーブルTdetとして、条件記録コマンドC1に含まれる通信制限エリアAtag及び位置情報更新間隔Gthの情報と、現在位置情報更新コマンドC2に含まれる現在位置情報とを記憶する。図4(A)の例では、通信制限エリアAtagは、北緯が35.707から35.715まで、かつ、東経が139.760から139.768までの矩形範囲に設定されている。また、位置情報更新間隔Gthは、30秒に設定され、現在位置は、北緯35.720かつ東経139.770の位置に設定されている。なお、記憶部61は、無効化判定テーブルTdetに加えて、無効化判定テーブルTdetに登録された現在位置情報と共に送信された時刻情報を記憶する。
再び図3に戻り、USIM5の各構成要素について説明する。通信部62は、制御部63の制御に基づき、携帯端末2から暗号化された各コマンドC1〜C4を受信する。
制御部63は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備える。また、制御部15は、記憶部61に記憶された暗号鍵を用いて携帯端末2から供給されたデータを復号する復号部72を有する。そして、制御部63は、USIM5内の各構成要素に対して種々の制御を行う。
例えば、制御部63は、条件記録コマンドC1及び現在位置更新コマンドC2を受信した場合に、これらに含まれる各情報を無効化判定テーブルTdetに登録する。また、制御部63は、条件記録コマンドC1の受信後、条件削除コマンドC4を受信するまで、無効化判定テーブルTdetを参照し、制限状態に切り替えるか否かの判定を行う。具体的には、制御部63は、通信制限エリアAtag内に現在位置が存在すると判断した場合、又は、無効化判定テーブルTdetの現在位置情報の更新間隔が指定された位置情報更新間隔Gthより長い場合、制限状態に移行する。
[サーバ装置]
サーバ装置1は、図示しない記憶部、通信部、及びCPUなどの制御部等を備える。そして、サーバ装置1は、各通信制限エリアAtagを示す緯度経度情報と、当該通信制限エリアAtag内で通信制限を行う時間帯を示す時刻情報と対応付けたテーブル(「通信制限エリアテーブル」とも呼ぶ。)を記憶する。そして、サーバ装置1は、通信制限エリアテーブルを参照することで、通信制限指示情報Ia及び初期化指示情報Ibの送信制御を行う。
図4(B)は、通信制限エリアテーブルのデータ構造の一例を示す。図4(B)に示すように、サーバ装置1は、各通信制限エリアAtagを示す緯度経度情報と、通信制限を行う時間帯を示す制限時間帯とを対応付けて記憶する。以後では、説明便宜上、図4(B)の一行目の通信制限エリアAtagを「第1エリア」、二行目の通信制限エリアAtagを「第2エリア」、三行目の通信制限エリアAtagを「第3エリア」と呼ぶ。なお、サーバ装置1は、制限時間帯として、日付の情報をさらに記憶してもよい。
ここで、図4(B)の通信制限エリアテーブルの一行目を参照し、通信制限指示情報Ia及び初期化指示情報Ibの送信制御を行う例について説明する。サーバ装置1は、通信制限エリアテーブルの第一行を参照し、通信制限の開始時刻である9:00に、第1エリアを電波到達範囲内とする基地局3を介して、当該電波到達範囲内に存在する携帯端末2に通信制限指示情報Iaを送信する。また、サーバ装置1は、9:00以降、上述の基地局3の電波到達範囲(セル)内に携帯端末2が入ってきてハンドオーバーが発生した場合、同様に当該携帯端末2に通信制限指示情報Iaを送信する。また、サーバ装置1は、通信制限の終了時刻である15:00に、上述の基地局3を介して、初期化指示情報Ibを、上述の基地局3の電波到達範囲内に存在する携帯端末2に対して送信する。
このように、サーバ装置1は、通信制限エリアテーブルの各行を参照し、制限時間帯の開始時刻に、対象の通信制限エリアAtagを電波到達範囲内とする基地局3に通信制限指示情報Iaを送信させ、制限時間帯の終了時刻に、対象の通信制限エリアAtagを電波到達範囲内とする基地局3に初期化指示情報Ibを送信させる。
[具体例]
次に、通信システム100を適用した具体例について、図5〜図8を参照して説明する。以下では、ある大学(B大学)の入学試験を行う場合に、カンニングなどの不正行為防止のため、B大学敷地内での携帯端末2を用いたデータ通信及び通話を禁止する例について説明する。
図5は、携帯端末2を携帯する受験生AがB大学敷地内を含むセル38に進入することにより、セル38を電波到達範囲とする基地局3Aへ接続先の基地局3を携帯端末2が切り替えた直後の様子を示す。
この例では、B大学は、予め大学の敷地の座標を測定しておく。ここでは、B大学敷地内は、対角の位置をそれぞれ北緯35.707及び東経139.760と北緯35.715及び東経139.768とする矩形領域とする。そして、B大学は、携帯端末2が基地局3Aと接続した際に、サーバ装置1がB大学敷地内の座標を示す通信制限エリアAtagを含む通信制限指示情報Iaを携帯端末2に送信するように、サーバ装置1を管理する通信キャリアに依頼しておき、通信キャリアは、依頼に基づきサーバ装置1を予め設定しておく。
そして、携帯端末2がハンドオーバーにより基地局3Aと接続した場合、サーバ装置1は、B大学敷地内の座標を示す通信制限エリアAtagとUSIM5の存在確認と同じ間隔(30秒)の位置情報更新間隔Gthとを含む通信制限指示情報Iaを携帯端末2に送信する。そして、携帯端末2は、通信制限指示情報Iaを受信した場合、これらの情報を記録する旨の条件記録コマンドC1をUSIM5に送信する。これにより、USIM5は、通信制限エリアAtagと、位置情報更新間隔Gthとを、無効化判定テーブルTdetに登録する。
なお、ハンドオーバーを行う場合に代えて、基地局3Aのセル38内で携帯端末2の電源投入を行うことで携帯端末2が基地局3Aと接続した場合についても、サーバ装置1は、携帯端末2が基地局3Aに接続したときに通信制限指示情報Iaを送信する。これにより、受験生Aがセル38内に進入した際に携帯端末2の電源を切っていた場合であっても、好適に本実施形態に係る通信制限を行うことができる。
図6は、受験生Aがセル38内に進入後、B大学敷地内に進入するまでの様子を示す。
図6の例では、携帯端末2は、通信制限指示情報Iaをサーバ装置1から受信したことから、通信制限エリアAtagが設定されたと判断する。そして、この場合、携帯端末2は、USIM5の存在確認と同じ時間間隔(30秒)により、GPS受信機41が人工衛星39から受信した電波に基づく現在位置情報と、現在時刻を示す時刻情報とを含む現在位置更新コマンドC2を、USIM5に送信する。
USIM5は、受信した現在位置更新コマンドC2に基づき、無効化判定テーブルTdetの現在位置情報の更新登録を行う。そして、USIM5は、携帯端末2から受信した最新の現在位置が、無効化判定テーブルTdetに登録された通信制限エリアAtagに含まれているか否かを判定する。そして、図6の例では、無効化判定テーブルTdetに登録された最新の現在位置が、無効化判定テーブルTdetに登録された通信制限エリアAtagに含まれていないため、USIM5は、機能の制限を行わない。これにより、携帯端末2が存在確認コマンドC3による存在確認が正常に終了するため、受験生Aは、携帯端末2を利用したデータ通信及び通話が可能である。
また、USIM5は、現在位置更新コマンドC2に含まれる時刻情報に基づき、無効化判定テーブルTdetに登録される現在位置の更新間隔が、無効化判定テーブルTdetに登録された位置情報更新間隔Gth(30秒)よりも長いか否かを判定する。そして、USIM5は、現在位置の更新間隔が、無効化判定テーブルTdetに登録された位置情報更新間隔Gth(30秒)よりも長い場合、直ちに制限状態に移行する。
図7は、受験生AがB大学敷地内に進入した様子を示す。図7では、図6の場合と同様に、USIM5は、現在位置情報及び時刻情報を含む現在位置更新コマンドC2を受信し、通信制限エリアAtag内に現在位置が存在しないか、及び、現在位置の更新間隔が位置情報更新間隔Gth以下であるかを判定する。そして、図7の例では、USIM5は、現在位置が通信制限エリアAtag内に存在すると判断し、無効化判定テーブルTdetに記憶する各情報の更新機能を除き、全ての機能を無効化する。
その後、携帯端末2は、30秒以内に、存在確認コマンドC3をUSIM5に送信する。この場合、携帯端末2は、USIM5が制限状態にあることによりUSIM5の存在確認に失敗する。その結果、携帯端末2は、通信制限指示情報Ia及び初期化指示情報Ibの受信機能を除く全ての通信を禁止する。
以上のように、受験生Aは、B大学敷地内に進入すると、USIM5の存在確認の実行間隔である30秒以内に携帯端末2によるデータ通信及び通話が不可能となる。従って、通信システム100は、携帯電話網による外部との通信を前提とした不正行為を好適に防止することができる。
なお、受験生AがB大学敷地内に進入し、USIM5が制限状態となった場合であっても、USIM5は、引き続き、携帯端末2から現在位置情報等を受信し、無効化判定テーブルTdetに含まれる現在位置情報の更新を行う。従って、受験生Aが携帯端末2を携帯して再びB大学敷地外に出た場合、USIM5は、携帯端末2から受信した現在位置情報が示す位置が通信制限エリアAtag外であると判断し、再び全機能を有効にする。
図8は、受験終了後に、B大学敷地内での通信制限を解除した様子を示す。受験終了後は、受験生を含めた在学者のために、B大学敷地内でデータ通信及び通話ができるようにする必要がある。従って、この場合、サーバ装置1は、予め設定された受験終了時刻において、基地局3Aを介して、セル38内に存在する携帯端末2を含む全ての携帯端末に対し、初期化指示情報Ibを送信する。この場合、携帯端末2は、初期化指示情報Ibに基づき、無効化判定テーブルTdetを初期化する旨の条件削除コマンドC4をUSIM5に送信する。この場合、USIM5は、送信された条件削除コマンドC4に基づき、無効化判定テーブルTdetの初期化を行う。そして、この場合、USIM5は、通信制限が解除されたと判断し、制限状態から通常の状態へ移行する。その後、USIM5は、携帯端末2から送信される存在確認コマンドC3に対する応答を行う。これにより、携帯端末2は、USIM5の存在確認が成功したと判断し、通信制限を解除する。
なお、図8の例に加えて、サーバ装置1は、受験終了後か否かに関わらず、携帯端末2がセル38外へ移動し、基地局3A以外の基地局3へのハンドオーバーが発生したと判断した場合、初期化指示情報Ibを携帯端末2へ送信してもよい。これにより、受験時間内に受験を終了し、セル38外へ受験生Aが出る場合に、携帯端末2の通信制限を好適に解除することができる。なお、この場合、携帯端末2がハンドオーバーの発生時にサーバ装置1に初期化指示情報Ibの送信を要求することで、携帯端末2が初期化指示情報Ibを受信してもよい。
[処理フロー]
図9は、本実施形態において、USIM5の無効及び有効の切り替えに関する処理の手順を示すフローチャートの一例である。携帯端末2は、図9のフローチャートの処理を、サーバ装置1からOTAにより通信制限指示情報Iaを受信した場合に実行する。なお、図9では、実線矢印は処理の流れを示し、破線矢印はデータの流れを示す。また、以後では特に言及しないが、携帯端末2とUSIM5とは、記憶部13、61に予め記憶した暗号鍵を用いた暗号通信を行うものとする。
まず、携帯端末2は、サーバ装置1により基地局3を介して通信制限指示情報Iaを受信する(ステップS10)。そして、携帯端末2は、通信制限指示情報Iaに含まれる通信制限エリアAtag及び位置情報更新間隔Gthを記録すべき旨の条件記録コマンドC1を、USIM5に送信する(ステップS11)。この場合、USIM5は、受信した条件記録コマンドC1に基づき、通信制限エリアAtag及び位置情報更新間隔Gthを無効化判定テーブルTdetに記録する(ステップS21)。
次に、携帯端末2は、GPS受信機41が生成した現在位置情報と、時刻生成部51が生成した現在時刻を示す時刻情報とを連結させ、現在位置更新コマンドC2としてUSIM5に送信する(ステップS12)。また、携帯端末2は、初期化指示情報Ibをサーバ装置1から基地局3を介して受信したか否か判定する(ステップS13)。そして、初期化指示情報Ibを受信した場合(ステップS13;Yes)、携帯端末2は、初期化指示情報Ibに基づき、無効化判定テーブルTdetの初期化を指示する条件削除コマンドC4をUSIM5に送信する(ステップS14)。一方、初期化指示情報Ibを受信していない場合(ステップS13;No)、携帯端末2は、存在確認コマンドC3の送信間隔と同じ間隔(即ち30秒)ごとに、ステップS12を実行し、現在位置更新コマンドC2をUSIM5へ送信する。
一方、USIM5は、現在位置更新コマンドC2を受信した場合、現在位置更新コマンドC2に含まれる現在位置情報を無効化判定テーブルTdetに記録する(ステップS22)。また、USIM5は、後述するステップS24を実行するための準備として、ステップS22の実行前に、無効化判定テーブルTdetに登録されていた現在位置情報と共に受信した時刻情報が示す時刻と、直前に受信した現在位置更新コマンドC2に含まれる時刻情報が示す時刻との差分を算出しておく。
そして、USIM5は、無効化判定テーブルTdetを参照し、現在位置が通信制限エリアAtag外であるか否か判定する(ステップS23)。そして、USIM5は、現在位置が通信制限エリアAtag外であると判断した場合(ステップS23;Yes)、ステップS24へ進む。一方、USIM5は、現在位置が通信制限エリアAtag内であると判断した場合(ステップS23;No)、制限状態に移行する。この場合、USIM5は、条件記録コマンドC1、現在位置更新コマンドC2、及び条件削除コマンドC4に関する処理を除き、全ての処理を停止する。その後、USIM5は、携帯端末2から送信される存在確認コマンドC3に対する応答を行わないため、携帯端末2は、通話及びデータ通信を不可とする通信制限を行う。
次に、USIM5は、現在位置情報の更新間隔が無効化判定テーブルTdetに記録された位置情報更新間隔Gthを満たすか否か判定する(ステップS24)。そして、現在位置情報の更新間隔が位置情報更新間隔Gthを満たす場合(ステップS24;Yes)、即ち、現在位置更新コマンドC2に基づく現在位置情報の更新間隔が位置情報更新間隔Gth以下である場合、USIM5の全機能を有効にする又は有効に保つ(ステップS25)。
一方、現在位置情報の更新間隔が位置情報更新間隔Gthを満たさない場合(ステップS24;No)、即ち、現在位置更新コマンドC2に基づく現在位置情報の更新間隔が上記の位置情報更新間隔Gthより大きい場合、制限状態に移行する(ステップS26)。
そして、USIM5は、通信制限エリアAtagに関する初期化指示を示す条件削除コマンドC4を受信したか否か判定する(ステップS27)。そして、USIM5は、通信制限エリアAtagに関する初期化指示を示す条件削除コマンドC4を受信した場合(ステップS27;Yes)、無効化判定テーブルTdetの初期化を行う(ステップS28)。そして、USIM5は、全ての機能を有効にする(ステップS29)。一方、USIM5は、条件削除コマンドC4を受信していない場合(ステップS27;No)、現在位置更新コマンドC2を受信したときに、再びステップS22を実行する。
[通信システムの作用効果]
本実施形態に係る通信システム100は、現在位置が通信制限エリアAtag内にある場合や、現在位置情報の更新間隔が位置情報更新間隔Gthより大きい場合に、USIM5の機能を制限することで、携帯端末2の通信を制限する。これにより、例えば、携帯端末2がカメラ等の機能を有していた場合であっても、通信制限エリアAtag内で撮影した映像を外部へ送信するのを防ぎ、不正行為を好適に抑制することができる。また、通信システム100は、通信制限を行うにあたり、通信妨害装置等の特殊かつ高価な装置を必要としない。即ち、通信システム100は、通信制限エリアAtagを、通信妨害装置等が設置された場所に限定せずに、任意の場所に設定することができる。
[変形例]
次に、本実施形態の変形例について説明する。以下の変形例は、任意に組み合わせて上述の実施形態に適用してもよい。
(変形例1)
携帯端末2とUSIM5とが通信を行う場合、携帯端末2及びUSIM5は、暗号及び復号処理に加えて、ハッシュ等を利用した改ざん検出や、各コマンドC1〜C4へのシーケンス番号の付与及び確認を行うシーケンス制御をさらに行ってもよい。例えば、携帯端末2及びUSIM5は、GlobalPlatformで定義されているSecure Channel等の方式を実装することで、上述の改ざん検出やシーケンス制御を行う。
そして、USIM5は、上述の改ざん検出や各コマンドのシーケンスの順序確認を行った結果、通信部14から送信されるコマンドに不正があると判断した場合には、制限状態に移行する。そして、この場合、USIM5は、通信制限エリアAtagに移動した場合と同様、条件記録コマンドC1、現在位置更新コマンドC2、及び条件削除コマンドC4に関する処理を除き、全ての処理を停止する。これにより、リプレイアタック等による不正を好適に抑制し、より確実に通信制限エリアAtagでの通信制限を行うことができる。
(変形例2)
USIM5は、制御部15が生成した時刻情報を取得するのに代えて、時刻情報を自ら生成し、図9のステップS24の判定に必要な現在位置情報の更新間隔を計測してもよい。この場合、携帯端末2は、現在位置更新コマンドC2に時刻情報を含めなくともよい。
また、この場合、USIM5は、前回の現在位置情報取得後の経過時間を、自らが生成した時刻情報に基づき監視し、当該経過時間が位置情報更新間隔Gth(30秒)を超えた場合、次の現在位置更新コマンドC2を受信することなく、直ちに制限状態に移行してもよい。これにより、USIM5は、不正行為等により携帯端末2から現在位置更新コマンドC2の送信が途絶えた場合であっても、早期に制限状態に移行し、携帯端末2の通信制限を実施することができる。
(変形例3)
携帯端末2は、GPS受信機41が生成した現在位置情報を現在位置更新コマンドC2に含めるのに代えて、基地局3からの電波測位により現在位置情報を算出し、当該現在位置情報を現在位置更新コマンドC2に含めてもよい。また、USIM5がGPS受信機等を搭載する場合には、携帯端末2から現在位置情報を受信しなくともよい。
(変形例4)
ステップS22、S23、S24の処理順序は、図9に示す順序に限定されない。例えば、現在位置更新コマンドC2の受信直後に、USIM5は、現在位置更新コマンドC2に基づきステップS24の判定を行い、位置情報更新間隔Gthの条件を満たすと判断した場合に、現在位置情報を無効化判定テーブルTdetに登録してもよい。
(変形例5)
無効化判定テーブルTdetに登録する通信制限エリアAtag及び位置情報更新間隔Gthの情報は、サーバ装置1からOTAにより送信されるものに限定されない。これに代えて、例えば、USIM5は、予めこれらの一方又は両方を予め記憶しておいてもよい。他の例では、携帯端末2は、通信制限エリアAtag又は/及び位置情報更新間隔Gthを指定するユーザ入力を受け付け、当該入力に基づき、通信制限エリアAtag及び位置情報更新間隔Gthを無効化判定テーブルTdetに登録させてもよい。
(変形例6)
携帯端末2は、通信や通話に必要なICカードとしてUSIM5が装着されていた。これに代えて、携帯端末2は、USIM以外の規格に基づくICカードが装着されていてもよい。この場合も実施形態と同様、ICカードは、現在位置が通信制限エリアAtag内にある場合や、規定された位置情報更新間隔Gthを満たさない場合に制限状態に移行する。
(変形例7)
現在位置更新コマンドC2の送信間隔は、USIM5の存在確認と同一の間隔(即ち30秒)であることに限定されず、USIM5の存在確認の間隔より短い間隔であってもよい。これにより、USIM5は、通信制限エリアAtagに現在位置が存在するか否かをより高精度に判定することが可能である。同様に、サーバ装置1が指定する位置情報更新間隔Gthは、USIM5の存在確認と同一の間隔(即ち30秒)であることに限定されない。
1…サーバ装置
2…携帯端末
3、3A…基地局
4…通信網
5…USIM

Claims (7)

  1. 携帯端末に搭載される携帯端末用ICカードであって、
    前記携帯端末の通信を制限するエリアを含む電波到達範囲を有する基地局と前記携帯端末が接続を開始した場合に、前記基地局から送信される前記エリアの情報を取得し、記憶部に記憶するエリア情報取得手段と、
    現在位置の情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記エリアに前記現在位置が存在すると判断した場合、前記携帯端末用ICカードの機能を制限する機能制限手段と、を有し、
    前記携帯端末は、前記携帯端末用ICカードの存在確認に失敗した場合に通信を制限し、
    前記機能制限手段が前記機能を制限する場合、前記存在確認は失敗し、
    前記エリア情報取得手段は、前記基地局とは異なる基地局に前記携帯端末が接続した場合に、前記エリアの設定を解除することを特徴とする携帯端末用ICカード。
  2. 前記機能制限手段は、前記現在位置の情報を取得する間隔が所定間隔より長いと判断した場合、前記携帯端末用ICカードの機能を制限することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末用ICカード。
  3. 前記基地局は、前記エリアにおいて通信制限を行う必要がなくなった場合に、前記エリアの設定を解除する信号を送信し、
    前記機能制限手段は、前記機能を制限しているときに前記信号を受信した場合、前記機能の制限を解除することを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末用ICカード。
  4. 前記携帯端末は、衛星又は基地局からの電波に基づき前記現在位置を認識し、
    前記位置情報取得手段は、前記携帯端末から所定間隔ごとに前記現在位置の情報を取得することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の携帯端末用ICカード。
  5. 前記携帯端末は、現在時刻を示す時刻情報を生成し、
    前記位置情報取得手段は、前記現在位置の情報と共に前記時刻情報を前記携帯端末から取得し、
    前記機能制限手段は、前記時刻情報に基づき、前記現在位置の情報を取得する間隔が所定間隔より長いと判断した場合、前記携帯端末用ICカードの機能を制限することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の携帯端末用ICカード。
  6. 前記位置情報取得手段が取得した現在位置の情報が不正送信されたか否か判定する不正送信判定手段をさらに備え、
    前記機能制限手段は、前記現在位置の情報が不正送信されたと判定した場合、前記携帯端末用ICカードの機能を制限することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の携帯端末用ICカード。
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載の携帯端末用ICカードとしてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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