JP6329818B2 - リフト装置のリモコンシステム - Google Patents

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Description

この発明は、リモコン端末の識別情報に基づいて、リフト装置の駆動制御部と接続された受信部と無線通信を行うリモコン端末を認証して、前記受信部は、前記認証されたリモコン端末が無線によって発信する前記駆動制御部に対する動作指令信号を受信可能としたリフト装置のリモコンシステムに関する。
例えば特許文献1には、複数のリフト装置をそれぞれのリモコン端末によって遠隔操作する際に、リモコン端末の取り違えによってリフト装置が誤動作することを防止したリフト装置のリモコンシステムが開示されている。特許文献1のリモコンシステムでは、リモコン端末にタグが設けられて、ID情報を無線によって発信可能とする一方、リフト装置の近傍に、リモコン端末を収容可能なリモコン収容ボックスが設けられて、そのリモコン収容ボックスに、リフト装置の駆動制御部と接続されてリモコン端末から発信されるID情報を受信可能で、かつ受信したID情報を予め記憶された照合情報と照合するリーダが設けられている。
このリーダによって、受信したID情報が照合情報と一致すると判断した場合には、該ID情報を発信したリモコン端末が認証されて、前記駆動制御部は、該認証されたリモコン端末が発信する動作指令信号のみを受信するようにしている。このようにしたことで、各リフト装置の駆動制御部は、各リフト装置に対応するリモコン端末以外からは動作指令信号を受信できないため、該対応するリモコン端末以外からの動作指令信号によって各リフト装置が誤動作することを防止できる。
特開2010−189118号公報
しかしながら、上記のリモコンシステムでは、作業者が、リモコン端末によるリフト装置の操作を終了した後に、このリモコン端末を任意の場所に放置することがあった。このような場合には、作業者がリモコン端末を放置した場所を忘れてしまうと、このリモコン端末を見付け出すことができなくなることから、リモコン端末を紛失するおそれがあった。
また、リモコン端末は電源として充電式バッテリを内蔵しており、この充電式バッテリを充電する場合には、リモコン収容ボックスから離れた場所に用意された充電器に、リモコン端末を装着する必要があった。このようにすると作業者は、充電式バッテリの充電のためにリモコン収容ボックスから離れた位置に移動しなければならないことから、作業者にとっては、リモコン端末の充電作業が煩わしいと感じることがあった。
この発明は、このような状況に鑑み提案されたものであって、認証されたリモコン端末以外からの動作指令信号によってリフト装置が誤動作することを防止した上で、リモコン端末の紛失を防止できると共に、リモコン端末の充電作業の煩わしさを解消したリフト装置のリモコンシステムを提供することを目的とする。
請求項1の発明に係るリフト装置のリモコンシステムは、リモコン端末の識別情報に基づいて、リフト装置の駆動制御部と接続された受信部と無線通信を行うリモコン端末を認証して、前記受信部は、前記認証されたリモコン端末が無線によって発信する前記駆動制御部に対する動作指令信号を受信可能としたリフト装置のリモコンシステムにおいて、前記リモコン端末が着脱自在に装着されるホルダーと、前記ホルダーと前記リモコン端末とに内蔵されて、前記ホルダーに前記リモコン端末を装着した際に、該リモコン端末に内蔵された充電式バッテリを充電する充電部と、を備え、前記ホルダーに、前記識別情報を記憶させたタグが設けられると共に、前記リモコン端末に、前記識別情報を非接触で読み取り可能で、該読み取った識別情報と照合する照合情報を記憶させたリーダが設けられて、前記リーダによって読み取った識別情報が前記照合情報と一致したときに、前記リーダは、前記受信部と無線通信を行うリモコン端末を認証することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記充電部は、前記リモコン端末に内蔵されて前記充電式バッテリに接続される受電端子と、前記ホルダーに内蔵されると共に、電力線によって前記リフト装置の前記駆動制御部の制御電源に有線接続され、前記受電端子に接触して前記制御電源からの電力を該受電端子に供給する送電端子と、で構成し、前記リーダによって認証された前記リモコン端末と前記ホルダーとの内の一方には、前記認証されたリモコン端末の前記受電端子に前記送電端子が接触したことを条件として、前記動作指令信号を電力線搬送通信の通信信号に変調し、該通信信号を前記電力線に重畳する重畳部が設けられ、前記リフト装置には、前記電力線に重畳された前記通信信号を取り込んで前記動作指令信号に復調し、該動作指令信号を前記受信部に有線通信する復調部が設けられ、前記認証されたリモコン端末には、前記受信部に対する前記無線通信よりも該受信部に対する前記有線通信を優先する有線通信優先部が設けられたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1において、前記充電部は、前記リモコン端末に内蔵されて前記充電式バッテリに接続される受電端子と、前記ホルダーに内蔵されると共に、電力線によって前記リフト装置の前記駆動制御部の制御電源に有線接続され、前記受電端子に接触して前記制御電源からの電力を該受電端子に供給する送電端子と、で構成し、前記リーダによって認証された前記リモコン端末と前記ホルダーとの内の一方には、前記認証されたリモコン端末の前記受電端子に前記送電端子が接触したことを条件として、前記動作指令信号を電力線搬送通信の通信信号に変調し、該通信信号を前記電力線に重畳する重畳部が設けられ、前記リフト装置には、前記電力線に重畳された前記通信信号を取り込んで前記動作指令信号に復調し、該動作指令信号を前記受信部に有線通信する復調部と、前記受信部に対する前記無線通信と前記有線通信との内の一方を選択する選択部と、が設けられたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1において、前記リモコン端末と前記ホルダーとの内の一方に、他方へ突出する係合凸部が形成され、前記他方に、前記係合凸部と係合する係合凹部が形成されており、前記係合凸部と前記係合凹部との内の一方を磁性体材料で構成して、該一方とは異なる他方が、該一方に吸着可能な磁石を有することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1又は4において、前記充電部を、前記リモコン端末に内蔵されて前記充電式バッテリに連なる受電コイルと、前記ホルダーに内蔵されて、電磁誘導を用いて前記受電コイルに電力を非接触で伝送する送電コイルと、で構成したことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかにおいて、前記ホルダーを昇降自在に吊り下げ支持する支持機構を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明に係るリフト装置のリモコンシステムによれば、ホルダーにリモコン端末を装着した状態で、充電部によって、前記リモコン端末に内蔵された充電式バッテリを充電することが可能になる。よって、従来とは異なり、リモコン端末の充電式バッテリを充電するためにホルダーから離れた位置に移動する手間が無くなることから、リモコン端末の充電作業の煩わしさを解消できる。さらに、リモコン端末によるリフト装置の操作を終了した後には、リモコン端末を充電するためにホルダーに装着するようにすれば、リモコン端末の保管場所を固定できる。これにより、リモコン端末の紛失を防止できる。
また、リフト装置の駆動制御部と接続された受信部は、認証されたリモコン端末が無線によって発信する動作指令信号を受信可能としたことから、認証されたリモコン端末以外からの動作指令信号によってリフト装置が誤動作することを防止できる。
請求項2の発明によれば、認証されたリモコン端末からの動作指令信号を、リフト装置の受信部に有線通信することが可能になる。
さらに、無線通信よりも通信の信頼性が高い有線通信によって、前記動作指令信号をリフト装置の受信部に送信できるため、該動作指令信号により前記リフト装置を確実に動作させることが可能になる。
請求項3の発明によれば、認証されたリモコン端末からの動作指令信号を、リフト装置の受信部に有線通信することが可能になる。
さらに、仮に前記無線通信と前記有線通信との内の一方に不具合が発生した場合でも、選択部によって、他方の通信方式(有線通信又は無線通信)を選択できる。よって、リフト装置の受信部に対する動作指令信号の送信信頼性が向上することになる。
請求項4の発明によれば、係合凸部と係合凹部とを係合させると共に、係合凸部と係合凹部との内の一方が、該一方とは異なる他方が有する磁石の磁力によって引き付けられることで、この一方と他方とを密着させることができる。これに伴って、リモコン端末をホルダーに密着させて装着できるため、リモコン端末がホルダーから脱落することを防止できる。
請求項5の発明によれば、リモコン端末に、充電式バッテリに連なる受電コイルを内蔵し、ホルダーに、前記受電コイルに非接触で電力を伝送する送電コイルを内蔵させることで、リモコン端末やホルダーから充電部位が露出しない。これにより、リモコン端末の充電式バッテリへの充電を安全に行うことができる。
請求項6の発明によれば、支持機構によってホルダーを昇降させると、ホルダーの位置を昇降方向で任意に調整することが可能になる。
本発明の実施形態1の車両整備用リフトのリモコンシステムのブロック図である。 (a)は同リモコンシステムが備えるリモコン端末の斜視図、(b)はリモコン端末の背面図である。 リモコン端末をホルダーに装着した状態におけるリモコン端末及びホルダーの要部縦断面図である。 ホルダーの要部斜視図である。 リモコン端末を装着したホルダーの要部斜視図である。 実施形態2の車両整備用リフトのリモコンシステムのブロック図である。 実施形態2のリモコンシステムが備えるリモコン端末の斜視図である。 実施形態2のリモコン端末をホルダーに装着した状態におけるリモコン端末及びホルダーの要部縦断面図である。 実施形態2のホルダーの要部斜視図である。 実施形態2のリモコン端末を装着したホルダーの要部斜視図である。 実施形態3の車両整備用リフトのリモコンシステムのブロック図である。 他の実施形態の車両整備用リフトのリモコンシステムのブロック図である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図5を参照しつつ説明する。図1には、本発明のリフト装置の一例である車両整備用リフト2をリモコン端末3で遠隔操作するためのリモコンシステム1のブロック図を示した。このリモコンシステム1は、車両整備用リフト2と、リモコン端末3と、ホルダー4とを備えている。
車両整備用リフト2は、車両が乗り込むドライブオンプレートを油圧シリンダで昇降させる周知の構成を有し、油圧回路の電磁弁やポンプ等の駆動を制御する駆動制御部7を備えている。この駆動制御部7にはリフト制御用受信部8が接続されている。リフト制御用受信部8は、後述するように駆動制御部7に動作指令を送信するために用いられる。なお図1には、車両整備用リフト2を1台設けたリモコンシステム1を例示したが、リモコンシステムとしては、車両整備用リフト2を2台以上設けるものもある。
図2(a),(b)に示すようにリモコン端末3は、縦長形状の本体ケース9を有しており、この本体ケース9の前面に、電源ON用の「入」ボタン10Aと、電源OFF用の「切」ボタン10Bと、車両整備用リフト2の昇降等の通常操作に使用する操作ボタン10C〜10Jとが設けられている。一方図2(b)に示すように本体ケース9の背面には、該本体ケース9の幅方向の略中央部かつ縦方向の略中央部において開口する磁石の収容凹部(図示せず。)が形成され、円環状の磁石11が、その表面を前記背面と面一な状態で該収容凹部に嵌合している。これにより、円環状の磁石11の中心部に、背面に円形に開口する係合凹部12が形成されている。
さらに図1及び図3に示すように本体ケース9の内部には、リフト制御用送信部13と、照合用リーダ14と、照合確認用発光ダイオード(照合確認用LED)15と、バッテリユニット16と、受電コイル17とが収容されている。リフト制御用送信部13は、無線によって、車両整備用リフト2のリフト制御用受信部8に駆動制御部7に対する動作指令信号を送信するために用いられる。また照合用リーダ14は、図示しないマイクロコンピュータやアンテナを備えており、後述するホルダー4の照合用タグ部25と非接触で無線通信を行うために用いられる。この照合用リーダ14には、照合確認用LED15が接続されている。図2(a)に示すように照合確認用LED15は、本体ケース9の前面上部に露出している。さらに図3に示すようにバッテリユニット16は、本体ケース9の縦方向下側で該本体ケース9の内部に収容されている。このバッテリユニット16には、3本の充電式電池19が直列に接続されて収容されている。そして受電コイル17は、本体ケース9の縦方向上側で該本体ケース9の内部に収容されている。受電コイル17は、本体ケース9の内部で、バッテリユニット16に設けられて3本の充電式電池19と直列に導通する導通金具(図示せず。)と電気的に接続されている。
また図4に示すようにホルダー4は、リモコン端末3を着脱自在に装着する本体ケース21を有している。この本体ケース21の縦寸法はリモコン端末3の本体ケース9の縦寸法よりも短く、本体ケース21の幅寸法は前記本体ケース9の幅寸法と略同一に設定されている。この本体ケース21の前面には、本体ケース21の幅方向の略中央部かつ縦方向の下側において、前記前面から前方へ突出する円柱状の係合凸部22が設けられている。この係合凸部22は、リモコン端末3の係合凹部12(図2(b)参照。)と係合させるために用いられる。本実施形態では、係合凸部22を磁性体材料(ここでは鉄)で構成した。さらに、本体ケース21の左右の側面には、該本体ケース21に装着されたリモコン端末3を支持可能な支持部材23,23が取り付けられている。各支持部材23は、金属板で成形されて、前記左右の側面から本体ケース21の前方側へ突設されている。そして両支持部材23,23は、本体ケース21の幅方向で互いに対向するように配置されている。さらに各支持部材23の上端側は、本体ケース21の上面に沿うように折り曲げられた折曲部23Aを備え、この折曲部23Aは該上面から本体ケース21の前方側へ突出している。
加えて図1及び図3に示すようにホルダー4の本体ケース21の内部には、照合用タグ部25と、送電コイル26とが収容されている。この照合用タグ部25は、図示しないICチップやアンテナを備えており、ICチップには予め所定のリモコン端末識別情報(以下「識別情報」という。)が記憶されている。そして照合用タグ部25は、無線によって、この識別情報を所定の間隔で発信する。リモコン端末3の照合用リーダ14は、照合用タグ部25から識別情報を受信すると、この識別情報と、照合用リーダ14のマイクロコンピュータに記憶された照合情報との照合を行う。識別情報と照合情報とが一致すると、照合用リーダ14は、当該リモコン端末3をリフト制御用受信部8と無線通信を行うリモコン端末として認証する。その際には、照合用リーダ14から送信される点灯指令信号に基づいて照合確認用LED15が点灯する。これに加えて照合用リーダ14は、無線によって、車両整備用リフト2のリフト制御用受信部8にリモコン端末認証信号を送信する。このリフト制御用受信部8は、リモコン端末認証信号を受信すると、照合用リーダ14によって認証されたリモコン端末3からの駆動制御部7に対する動作指令信号が受信可能となる。その後に、当該リモコン端末3の「入」ボタン10Aが押されて操作ボタン10C〜10J等が押されることでリフト制御用受信部8が、リフト制御用送信部13から無線で送信された前記動作指令信号を受信すると、駆動制御部7に該動作指令信号に応じて動作指令を送信する。
図3に示すように送電コイル26は、ホルダー4の本体ケース21の縦方向上側で該本体ケース21の内部に収容されている。これにより、リモコン端末3をホルダー4に装着したときは、送電コイル26を、リモコン端末3の受電コイル17に対向して配置させることができる。さらに送電コイル26は、本体ケース21の内部に導入される電源コード27(図4参照。)と電気的に接続されている。この電源コード27によって、送電コイル26に交流電力が供給される。この電源コード27は、車両整備用リフト2を配置した建物の天井面に吊り下げられたコードリール内に巻装されており、該電源コード27を、コードリールに巻き取ったり該コードリールから繰り出すことができる。よって、ホルダー4を前記天井面に対して昇降自在に吊り下げることができる。したがって、ホルダー4を昇降させると、ホルダー4の位置を昇降方向で作業者の使い勝手が良い位置に調整することが可能になる。なお、電源コード27及びコードリールは本発明の支持機構の一例である。
次に、リモコン端末3をホルダー4に着脱する操作を説明する。作業者は、リモコン端末3の背面をホルダー4の前面に近づけることで、図3に示すように、ホルダー4の係合凸部22を、リモコン端末3の係合凹部12に係合させる。このとき、リモコン端末3の左右の側面を支持部材23,23(図5参照。)の内面に沿って移動させると共に、リモコン端末3の上面を折曲部23A,23A(図5参照。)の内面に沿って移動させることで、係合凹部12を係合凸部22に案内させ易くなる。本実施形態では、係合凸部22を磁性体材料で構成し、係合凹部12を円環状の磁石11に形成したため、係合凸部22が磁石11の磁力によって係合凹部12に引き付けられる。これにより、係合凹部12と係合凸部22とを密着(吸着)させることができるため、図3及び図5に示すように、リモコン端末3をホルダー4に密着させて装着できる。さらに、例えば電源コード27をコードリールに巻き取る際にホルダー4が上方へ跳ね上がることがあっても、リモコン端末3をホルダー4に密着させると共に、両支持部材23,23によって、リモコン端末3の上面及び左右の側面を支持することで、リモコン端末3がホルダー4から飛び出すことを防止できる。
図3に示すようにリモコン端末3をホルダー4に装着したときは、ホルダー4の送電コイル26と、リモコン端末3の受電コイル17とが対向する。電源コード27(図5参照。)によって、送電コイル26に交流電力が供給されると、電磁誘導作用で受電コイル17に非接触で交流電力が伝送される。これにより、受電コイル17に交流電圧が誘起される。この交流電圧は平滑回路(図示せず。)によって直流電圧に変換されて、該直流電圧が、各充電式電池19を充電するためにバッテリユニット16に供給される。よって、リモコン端末3をホルダー4に装着するだけで、各充電式電池19を充電することが可能になる。また、リモコン端末3による車両整備用リフト2の操作が終了した後には、リモコン端末3をホルダー4に装着すれば、リモコン端末3の保管場所を固定できる。これにより、リモコン端末3の紛失を防止できる。なお、バッテリユニット16及び各充電式電池19は本発明の充電式バッテリの一例である。また、受電コイル17及び送電コイル26は本発明の充電部の一例である。
一方、磁石11の磁力に逆らうようにリモコン端末3をホルダー4から引っ張るだけで、リモコン端末3をホルダー4から簡単に取り外すことができる。
<実施形態1の効果>
本実施形態のリモコンシステム1では、ホルダー4にリモコン端末3を装着した状態で、受電コイル17及び送電コイル26を用い、リモコン端末3の各充電式電池19を充電することが可能になる。よって、従来とは異なり、各充電式電池19を充電するためにホルダー4から離れた位置に移動する手間が無くなることから、各充電式電池19の充電作業の煩わしさを解消できる。さらに、リモコン端末3による車両整備用リフト2の操作を終了した後には、充電式電池19を充電するためにリモコン端末3をホルダー4に装着すれば、リモコン端末3の保管場所を固定できる。これにより、リモコン端末3の紛失を防止できる。
また、車両整備用リフト2の駆動制御部7と接続されたリフト制御用受信部8は、認証されたリモコン端末3が無線によって発信する駆動制御部7に対する動作指令信号を受信可能としたことから、認証されたリモコン端末3以外からの動作指令信号によって車両整備用リフト2が誤動作することを防止できる。
さらに、ホルダー4の係合凸部22とリモコン端末3の係合凹部12とを係合させると共に、係合凸部22が、磁石11の磁力によって係合凹部12に引き付けられることで、係合凸部22と係合凹部12とを密着させることができる。これに伴って、リモコン端末3をホルダー4に密着させて装着できるため、リモコン端末3がホルダー4から脱落することを防止できる。
加えて、リモコン端末3の内部に、3本の充電式電池19と電気的に接続された受電コイル17を収容し、ホルダー4に、受電コイル17に非接触で電力を伝送する送電コイル26を収容させることで、リモコン端末3やホルダー4から充電部位が露出しない。これにより、各充電式電池19への充電を安全に行うことができる。
さらに加えて、電源コード27をコードリールに巻き取ったり該コードリールから繰り出すことで、ホルダー4を昇降させると、ホルダー4の位置を昇降方向で作業者の使い勝手が良い位置に調整することが可能になる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を図6ないし図10を参照しつつ説明する。ここでは、実施形態1と同一の構成は同一の符号を付しその説明を省略する。図6には車両整備用リフト2Aをリモコン端末3Aで遠隔操作するためのリモコンシステム1Aのブロック図を示した。このリモコンシステム1Aは、車両整備用リフト2Aと、リモコン端末3Aと、ホルダー4Aとを備えている。
図6に示す車両整備用リフト2Aの駆動制御部7Aは、商用交流電源から該駆動制御部7Aに供給する電力を生成する制御電源回路31を備えている。ここでは、制御電源回路31は、商用交流電源から24Vの直流電圧を生成するものとした。さらに車両整備用リフト2Aは、第1リフト制御用受信部8Aと、第2電力線通信部32と、第2リフト制御用受信部33とを備えている。第1リフト制御用受信部8Aは、駆動制御部7Aに接続されている。この第1リフト制御用受信部8Aは、後述するように、リモコン端末3Aのリフト制御用送信部13から無線で送信された動作指令信号を受信し、該動作指令信号に応じた動作指令を駆動制御部7Aに送信するために用いられる。加えて、第2電力線通信部32は、制御電源回路31とホルダー4Aの送電端子51とを電気的に接続する電源コード27(電源ライン)に接続されており、電力線搬送技術によって、後述するホルダー4Aの第1電力線通信部53との間で電源ラインを伝送媒体とした有線通信を行うために用いられる。この第2電力線通信部32には、リモコン端末3Aからホルダー4Aを介して前記有線通信により、動作指令信号を位相変調した通信信号(電力線搬送信号)が送信される。第2電力線通信部32は、受信した電力線搬送信号を動作指令信号に復調する。また、駆動制御部7Aには第2リフト制御用受信部33が接続され、この第2リフト制御用受信部33には、前記第2電力線通信部32が接続されている。第2リフト制御用受信部33は、後述するように、第2電力線通信部32から有線で送信された動作指令信号を受信し、該受信した動作指令信号に応じた動作指令を駆動制御部7Aに送信するために用いられる。
図7に示すリモコン端末3Aは、中空で縦長な直方体形状の本体部35の上面に開口部を設け、この開口部を覆い該本体部35よりも高さ寸法、幅寸法及び奥行き寸法が小さい中空の直方体形状とされ前記上面に連設された突出部36を備えた本体ケース9Aを有している。さらに突出部36の上面には、突出部36の内部と外部とを連通させる開口部37が設けられている。本体部35の前面(図7の右斜め手前側)には、実施形態1のリモコン端末3と同様に、各種のボタン10A〜10Jが設けられている。
図6及び図8に示すように、本体ケース9Aの内部には、リフト制御用送信部13と、照合用リーダ14と、照合確認用LED15と、バッテリユニット16とに加えて、受電端子40と、信号出力制御部41と、信号送信ピン42とが収容されている。受電端子40は、開口部37(図7及び図8参照。)を臨んで突出部36の内部に配置されている。受電端子40には、信号出力制御部41が接続されている。ホルダー4Aの送電端子51を受電端子40に接触させると、信号出力制御部41は、図示しない分圧回路によって、電源コード27から送電端子51を通じて受電端子40に供給された直流電圧を分圧した電圧を受電する。この信号出力制御部41は、前記分圧した電圧を受電することにより、受電端子40に送電端子51が接触していることを検出する。加えて、信号出力制御部41には、信号送信ピン42とリフト制御用送信部13とが接続されている。信号送信ピン42も、受電端子40と同様に、開口部37を臨んで突出部36の内部に配置されている。信号出力制御部41は、受電端子40に送電端子51が接触していることを検出すると、動作指令信号をリフト制御用送信部13に送信せず信号送信ピン42に送信可能としている。一方、信号出力制御部41は、前記分圧した電圧を受電しておらず受電端子40に対する送電端子51の接触を検出できない場合には、動作指令信号を信号送信ピン42に送信せずリフト制御用送信部13に送信する。さらに加えて、受電端子40は、本体ケース9Aの内部で、バッテリユニット16に設けられて3本の充電式電池19と直列に導通する導通金具(図示せず。)と電気的に接続されている。
また図9に示すようにホルダー4Aでは、本体ケース21Aの縦方向上側に、該本体ケース21Aの前面から前方側へ突出し下面に挿入口46を備えた中空箱状で、リモコン端末3Aの突出部36(図7参照。)を収容可能な収容部45が設けられている。この収容部45の内部には、突出部36の外面に形成された係合爪38(図7参照。)と係合する係合突起(図示せず。)が配置されている。本実施形態では、リモコン端末3Aの背面を本体ケース21Aの前面に沿って上方へ移動させると、挿入口46を通じて収容部45に挿入された係合爪38が前記係合突起と係合する。これにより、図8及び図10に示すようにリモコン端末3Aがホルダー4Aに装着される。一方、収容部45の正面視右側面(図9の左斜め奥側)から突出する係合解錠部材47を、係合爪38と前記係合突起との係合を解錠する位置へ移動させることにより、リモコン端末3Aをホルダー4Aから取り外すことができる。
加えて図6及び図8に示すようにホルダー4Aの内部には、照合用タグ部25に加えて、降圧レギュレータ50と、送電端子51と、信号受信ピン52と、第1電力線通信部53とが収容されている。図8に示すように照合用タグ部25は、ホルダー4Aの本体ケース21Aの内部に収容されている。本実施形態でも、実施形態1と同様に、照合用タグ部25が無線によって発信する識別情報と、リモコン端末3Aの照合用リーダ14のマイクロコンピュータに記憶された照合情報との照合を行う。そして、識別情報と照合情報とが一致すると、照合用リーダ14は、当該リモコン端末3Aを第1リフト制御用受信部8A(図6参照。)と無線通信を行うリモコン端末として認証する。これに加えて照合用リーダ14は、無線によって、前記第1リフト制御用受信部8Aにリモコン端末認証信号を送信する。この第1リフト制御用受信部8Aは、リモコン端末認証信号を受信すると、照合用リーダ14によって認証されたリモコン端末3Aからの駆動制御部7Aに対する動作指令信号が受信可能となる。さらには、照合用リーダ14は、無線によって、信号出力制御部41へもリモコン端末認証信号を送信する。この信号出力制御部41は、リモコン端末認証信号を受信すると、動作指令信号を信号送信ピン42又はリフト制御用送信部13に送信する。
図8に示すように降圧レギュレータ50は、本体ケース21Aの内部に収容されている。図6に示すように降圧レギュレータ50は、制御電源回路31と電気的に接続されたうえで本体ケース21Aの内部に導入される電源コード27に電気的に接続されて、制御電源回路31から24Vの直流電圧が入力される。そして降圧レギュレータ50は、24Vの直流電圧をホルダー4内に配置された回路への供給に必要な電源電圧(ここでは5Vの直流電圧)に降圧する。図8に示すように送電端子51は、挿入口46(図9参照。)を臨んで収容部45の内部に配置されている。図6に示すように、送電端子51は降圧レギュレータ50に接続されている。これにより、送電端子51は、降圧レギュレータ50を介し電源コード27によって制御電源回路31に有線接続されることになる。その結果、送電端子51は、制御電源回路31から直流電力を受電する。図8及び図10に示すようにリモコン端末3Aがホルダー4Aに装着されると、送電端子51は受電端子40に接触して電気的に接続される。このため、受電端子40は送電端子51から直流電力を受電する。その後、この直流電力は、各充電式電池19を充電するためにバッテリユニット16に供給される。なお、ホルダー4Aについても、実施形態1のホルダー4と同様に、建物の天井面に対して昇降自在に吊り下げることができる。
また、図6に示す信号受信ピン52は、挿入口46(図9参照。)を臨んで収容部45の内部に配置されている。この信号受信ピン52は、第1電力線通信部53に接続されている。図8及び図10に示すようにリモコン端末3Aがホルダー4Aに装着されると、信号送信ピン42が信号受信ピン52に接続される。すると、信号出力制御部41から信号送信ピン42に送信された動作指令信号が、信号受信ピン52を通じて第1電力線通信部53に送信される。この第1電力線通信部53は、本体ケース21Aの内部に導入される電源コード27(電源ライン)に接続されており、信号受信ピン52を通じて受信した動作指令信号を位相変調して電力線搬送信号に変換し、該電力線搬送信号を電源ラインに重畳するために用いられる。
次に、本実施形態のリモコンシステム1Aが、動作指令信号を車両整備用リフト2Aに有線通信又は無線通信する動作を説明する。本実施形態では、図8及び図10に示すようにリモコン端末3Aがホルダー4Aに装着されると、以下に説明するように、動作指令信号を車両整備用リフト2Aの第2リフト制御用受信部33に有線通信する。なお、第2リフト制御用受信部33は本発明の受信部の一例である。
リモコン端末3Aがホルダー4Aに装着されることで、リモコン端末3Aの受電端子40にホルダー4Aの送電端子51が接触すると、受電端子40は、送電端子51から直流電力を受電する。これに伴って、信号出力制御部41は、受電端子40に供給された直流電圧を分圧した電圧を受電する。その後、信号出力制御部41は、照合用リーダ14からリモコン端末認証信号を受信している場合に、照合用リーダ14によって認証されたリモコン端末3Aの「入」ボタン10Aが押されて操作ボタン10C〜10J等が押されると、動作指令信号を信号送信ピン42に送信する。リモコン端末3Aがホルダー4Aに装着されると、信号送信ピン42は信号受信ピン52に接続されているため、前記動作指令信号は、信号受信ピン52を通じて第1電力線通信部53に送信される。本実施形態の信号出力制御部41は、動作指令信号を信号送信ピン42に送信するときには、該動作指令信号をリフト制御用通信部13に送信しない。これにより、車両整備用リフト2Aに対する動作指令信号の有線通信を、該動作指令信号の無線通信よりも優先させている。なお、信号出力制御部41は本発明の有線通信優先部の一例である。
続いて第1電力線通信部53は、信号受信ピン52を通じて受信した動作指令信号を位相変調して電力線搬送信号に変換し、該電力線搬送信号を電源ライン(電源コード27)に重畳する。この電力線搬送信号は、電源ラインを伝送媒体として車両整備用リフト2Aの第2電力線通信部32に有線通信される。その後、第2電力線通信部32は、該電力線搬送信号を取り込んで前記動作指令信号に復調し、該動作指令信号を第2リフト制御用受信部33に有線通信する。これに続き、第2リフト制御用受信部33は、受信した動作指令信号に応じて動作指令を、駆動制御部7Aに送信する。なお、第1電力線通信部53は本発明の重畳部の一例であり、第2電力線通信部32は本発明の復調部の一例である。また、第2リフト制御用受信部33は本発明の受信部の一例である。
一方、リモコン端末3Aをホルダー4Aから取り外すと、以下に説明するように、動作指令信号を車両整備用リフト2Aの第1リフト制御用受信部8Aに無線通信する。なお、第1リフト制御用受信部8Aは本発明の受信部の一例である。
リモコン端末3Aをホルダー4Aから取り外すと、受電端子40に送電端子51が接触しないため、受電端子40は送電端子51からの直流電力を受電できない。その結果、信号出力制御部41は、該直流電圧を分圧した電圧が受電できないとして、動作指令信号をリフト制御用送信部13に送信する。その後は、実施形態1と同様の方法で、車両整備用リフト2Aの第1リフト制御用受信部8Aは、リフト制御用送信部13から無線で送信された動作指令信号を受信すると、駆動制御部7Aに該動作指令信号に応じて動作指令を送信する。このように、本実施形態のリモコンシステム1Aでは、実施形態1のような無線通信の他にも有線通信によって、動作指令信号を車両整備用リフト2Aに送信することが可能になる。しかも、電源ライン(電源コード27)を伝送媒体として車両整備用リフト2Aに対する有線通信を可能としたため、この有線通信を行うために、車両整備用リフト2Aとホルダー4Aとの間に、新たに通信線を設ける必要がない。
<実施形態2の効果>
本実施形態のリモコンシステム1Aでは、認証されたリモコン端末3Aからの動作指令信号を、車両整備用リフト2Aの第2リフト制御用受信部33に有線通信することが可能になる。
さらに、無線通信よりも通信の信頼性が高い有線通信によって、前記動作指令信号を前記第2リフト制御用受信部33に送信できるため、該動作指令信号により車両整備用リフト2Aを確実に動作させることが可能になる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を図11を参照しつつ説明する。ここでは、実施形態1及び2と同一の構成は同一の符号を付しその説明を省略する。図11には車両整備用リフト2Bをリモコン端末3Aで遠隔操作するためのリモコンシステム1Bのブロック図を示した。このリモコンシステム1Bは、実施形態2と同様のリモコン端末3A及びホルダー4Aに加えて、車両整備用リフト2Bを備えている。
図11に示すように車両整備用リフト2Bは、機械的な2点切替スイッチ60を備えている。この2点切替スイッチ60は、作業者が直接操作して、駆動制御部7Aを第1リフト制御用通信部8Aと第2リフト制御用受信部33との内の一方に接続するように切り替えるために用いられる。2点切替スイッチ60は、駆動制御部7Aに接続された基点61と、第1リフト制御用受信部8Aに接続された第1接続接点62と、第2リフト制御用受信部33に接続された第2接続接点63とを備えている。
次に、本実施形態のリモコンシステム1Bの動作を説明する。作業者が2点切替スイッチ60を操作して、基点61と第1接続接点62とを接続するように切り替えると、実施形態2と同様な方法で第1リフト制御用受信部8Aは、駆動制御部7Aに動作指令を送信する。その際には、第1リフト制御用受信部8Aは、リフト制御用送信部13から無線で送信された動作指令信号を受信する。一方、作業者が2点切替スイッチ60を操作して、基点61と第2接続接点63とを接続するように切り替えると、実施形態2と同様の方法により、第2リフト制御用受信部33は、駆動制御部7Aに動作指令を送信する。その際には、前記動作指令信号を位相変調した電力線搬送信号が、電源ラインを伝送媒体として第2電力線通信部32に有線通信される。
本実施形態では、例えば基点61と第1接続接点62とを接続するように切り替えているときに、第1リフト制御用受信部8Aとリフト制御用送信部13との間の無線通信に不具合が発生したことで、駆動制御部7Aに動作指令を送信できなくなった場合でも、リモコン端末3Aをホルダー4Aに装着すれば、動作指令信号を位相変調した電力線搬送信号が、電源ラインを伝送媒体として第2電力線通信部32に有線通信される。そして、作業者が基点61を第2接続接点63と接続するように切り替えれば、第2リフト制御用受信部33は、駆動制御部7Aに動作指令を送信できる。
また、基点61と第2接続接点63とを接続するように切り替えているときに、第2電力線通信部32と第1電力線通信部53との間の有線通信に不都合が生じたことで、駆動制御部7Aに動作指令を送信できなくなった場合でも、リモコン端末3Aをホルダー4Aから取り外せば、第1リフト制御用受信部8Aは、リフト制御用送信部13から無線で送信された動作指令信号を受信する。そして、作業者が基点61を第1接続接点62と接続するように切り替えれば、第1リフト制御用受信部8Aは、駆動制御部7Aに動作指令を送信できる。このように、作業者が2点切替スイッチ60を操作することで、動作指令信号を第1リフト制御用受信部8Aに無線通信する動作と第2リフト制御用受信部33に有線通信する動作との内の一方を選択できる。なお、2点切替スイッチ60は本発明の選択部の一例である。
<実施形態3の効果>
本実施形態のリモコンシステム1Bでは、認証されたリモコン端末3Aからの動作指令信号を、車両整備用リフト2Bの第2リフト制御用受信部33に有線通信することが可能になる。
さらに、仮に前記有線通信と第1リフト制御用受信部8Aに対する無線通信との内の一方に不具合が発生した場合でも、2点切替スイッチ60によって、他方の通信方式(無線通信又は有線通信)を選択できる。よって、第1リフト制御用受信部8Aや第2リフト制御用受信部33に対する動作指令信号の送信信頼度が向上することになる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨を逸脱しない範囲内において構成の一部を適宜変更して実施できる。上述した実施形態1では、リモコン端末3の背面に係合凹部12を形成し、ホルダー4のケース本体21に係合凸部22を設けた例を示したが、これに代えて、前記背面に係合凸部を設け、前記ケース本体21に該係合凸部と係合する係合凹部を設けてもよい。また、上述した実施形態1とは異なり、磁石によって係合凸部22を成形し、円環状の磁石11に代えて、係合凹部12を有する円環状の磁性体材料を設けてもよい。
さらに、上述した実施形態1ないし3とは異なり、照合用リーダ14や照合用タグ部25を設けずに、図12に示すリモコンシステム1Cのように、リモコン端末3Bが識別情報記憶部70を備えると共に、車両整備用リフト2Cが、信号入出力制御部71と、識別情報判断部72とを備えてもよい。この場合には、以下に説明するように、リモコン端末3Bを第2リフト制御用受信部33との有線通信を行うリモコン端末として認証したり、リモコン端末3Bを第1リフト制御用送受信部8Bとの無線通信を行うリモコン端末として認証してもよい。まず、リモコン端末3Bを前記有線通信を行う端末として認証する場合には、リモコン端末3Aがホルダー4Bに装着されることで、信号出力制御部41Aは、受電端子40に供給された直流電圧を分圧した電圧を受電すると、識別情報記憶部70に記憶されたリモコン端末3Aの識別情報を読み出す。さらに、信号出力制御部41Aは、この識別情報に対応する信号を電力線搬送信号に変換した後に、この電力線搬送信号を、受電端子40及び送電端子51を通じ電源ラインを伝送媒体として車両整備用リフト2Cの第2電力線通信部32Aに有線通信にて送信する。そして、第2電力線通信部32Aは、該電力線搬送信号を前記識別情報に対応する信号に復調した後に、信号入出力制御部71は、この信号を識別情報判断部72に送信する。識別情報判断部72は、この信号に対応する識別情報と、識別情報判断部72に記憶されたリモコン端末3Aの照合情報とが一致するか否かを判断する。識別情報判断部72が、前記識別情報と前記照合情報とが一致すると判断し、信号入出力制御部71が、識別情報判断部72からリモコン端末認証信号を受信すると、リモコン端末3Bを前記有線通信を行う端末として認証する。この認証がなされると、信号入出力制御部71は、該リモコン端末認証信号を第2電力線通信部32Aに送信する。第2電力線通信部32Aは、該リモコン端末認証信号を位相変調して電力線搬送信号に変換した後に、この電力線搬送信号を、電源ラインを伝送媒体として、ホルダー4Bの第1電力線通信部53Aに有線通信にて送信する。第1電力線通信部53Aは、該電力線搬送信号を前記リモコン端末認証信号に復調した後に、信号受信ピン52及び信号送信ピン42を通じて、該リモコン端末認証信号を信号出力制御部41Aに送信する。そして、信号出力制御部41Aが、点灯指令信号を照合確認用LED15に送信する結果、照合確認用LED15が点灯する。その後、実施形態2と同様の方法で、第2リフト制御用受信部33は、該第2リフト制御用受信部33に有線通信にて送信された動作指令信号を受信すると、該動作指令信号に応じて動作指令を、駆動制御部7Aに送信する。
一方、リモコン端末3Bを第1リフト制御用送受信部8Bとの無線通信を行うリモコン端末として認証する場合には、リモコン端末3Bをホルダー4Bから取り外すことで、信号出力制御部41Aは、前記直流電圧を分圧した電圧を受電できなくなる。すると、信号出力制御部41Aは、識別情報記憶部70に記憶されたリモコン端末3Aの識別情報を読み出して、この識別情報に対応する信号をリフト制御用送受信部13Aに送信する。そして、リフト制御用送受信部13Aは、無線によって、前記識別情報に対応する信号を車両整備用リフト2Cの第1リフト制御用送受信部8Bに送信する。次に第1リフト制御用送受信部8Bは、前記識別情報に対応する信号を、信号入出力制御部71に送信し、識別情報判断部72は、信号入出力制御部71から送信された前記信号に対応する識別情報と、識別情報判断部72に記憶されたリモコン端末3Aの照合情報とが一致するか否かを判断する。識別情報判断部72が、前記識別情報と前記照合情報とが一致すると判断し、信号入出力制御部71が、識別情報判断部72からリモコン端末認証信号を受信すると、リモコン端末3Bを前記無線通信を行う端末として認証する。この認証がなされると、信号入出力制御部71は、該リモコン端末認証信号を第1リフト制御用送受信部8Bに送信する。第1リフト制御用送受信部8Bは、無線によって、前記リモコン端末認証信号をリフト制御用送受信部13Aに送信する。そして、リフト制御用送受信部13Aは、リモコン端末認証信号を信号出力制御部41Aに送信する。続いて、信号出力制御部41Aが、点灯指令信号を照合確認用LED15に送信する結果、照合確認用LED15が点灯する。その後、実施形態1,2と同様の方法で、第1リフト制御用送受信部8Bは、リフト制御用送受信部13Aから無線で送信された動作指令信号を受信すると、駆動制御部7Aに該動作指令信号に応じて動作指令を送信する。
また、上述した実施形態2,3とは異なり、ホルダー4Aに降圧レギュレータ50を設けず、かつ信号送信ピン42及び信号受信ピン52を設けずに、制御電源回路31と送電端子51とを電気的に接続して、第1電力線通信部53を、リモコン端末3Aの内部に収容し、信号出力制御部41と受電端子40との間に接続してもよい。このようにすれば、当該第1電力通信部53は、信号出力制御部41から受信した動作指令信号を位相変調して電力線搬送信号に変換し、該電力線搬送信号を、受電端子40を通じて電源ラインに重畳できる。
さらに加えて、上述した実施形態2,3や図12に示した実施形態では、第1電力線通信部53,53Aが、動作指令信号を位相変調する例を示したが、これとは異なり、第1電力線通信部53,53Aは、動作指令信号を周波数変調して電力線搬送信号に変換し、該電力線搬送信号を電源ラインに重畳してもよい。さらには、実施形態2,3とは異なり、第2電力線通信部32は、電力線搬送信号を動作指令信号に復調することに加えて、該復調した動作指令信号を位相変調や周波数変調して電力搬送信号に変換した後に、この電力線搬送信号を、電源ラインを伝送媒体として第1電力線通信部53に有線通信にて送信するものであってもよい。これに加えて、第1電力線通信部53は、動作指令信号を位相変調や周波数変調して電力搬送信号に変換した後に、この電力線搬送信号を、電源ラインを伝送媒体として第2電力線通信部32に有線通信にて送信することに加えて、前記有線通信にて前記第2電力線通信部32から送信された電力線搬送信号を動作指令信号に復調するようにしてもよい。これにより、例えば、第2電力線通信部32が、第1電力線通信部53から電力線搬送信号を受信して動作指令信号に復調した後に、該動作指令信号を電力線搬送信号に変換して、該電力線搬送信号を第1電力線通信部53に送り返し、該第1電力線通信部53が、この送り返された電力線搬送信号を確認することで、第1電力線通信部53から第2電力線通信部32に電力線搬送信号が確実に送信されたことを監視できる。
また、上述した実施形態3では、2点切替スイッチ60を機械的なスイッチとした例を示したが、これに限らず、例えば2点切替スイッチ60は、半導体素子を用いた電子スイッチであってもよい。さらに、実施形態2,3では、リモコン端末3Aの係号爪38とホルダー4Aの係合突起との係合により、リモコン端末3Aがホルダー4Aに装着される例を示したが、これに限らず、実施形態1の場合と同様に、リモコン端末3Aの本体ケース9Aの背面に形成された係合凹部に、ホルダー4Aのケース21Aの前面に設けられた係合凸部を係合させることで、リモコン端末3Aをホルダー4Aに装着したり、また、前記ケース21Aの前面に形成された係合凹部に、前記本体ケース9Aの背面に設けられた係合凸部を係合させることで、リモコン端末3Aをホルダー4Aに装着してもよい。
1,1A,1B・・リモコンシステム、2,2A,2B・・車両整備用リフト、3,3A・・リモコン端末、4,4A・・ホルダー、7,7A・・駆動制御部、8・・リフト制御用受信部、8A・・第1リフト制御用受信部、11・・磁石、12・・係合凹部、14・・照合用リーダ、16・・バッテリユニット、17・・受電コイル、19・・充電式電池、22・・係合凸部、25・・照合用タグ部、26・・送電コイル、27・・電源コード、31・・駆動制御部の制御電源回路、32・・第2電力線通信部、33・・第2リフト制御用受信部、40・・受電端子、41・・信号出力制御部、51・・送電端子、53・・第1電力線通信部、60・・2点切替スイッチ。

Claims (6)

  1. リモコン端末の識別情報に基づいて、リフト装置の駆動制御部と接続された受信部と無線通信を行うリモコン端末を認証して、前記受信部は、前記認証されたリモコン端末が無線によって発信する前記駆動制御部に対する動作指令信号を受信可能としたリフト装置のリモコンシステムにおいて、
    前記リモコン端末が着脱自在に装着されるホルダーと、
    前記ホルダーと前記リモコン端末とに内蔵されて、前記ホルダーに前記リモコン端末を装着した際に、該リモコン端末に内蔵された充電式バッテリを充電する充電部と、を備え、
    前記ホルダーに、前記識別情報を記憶させたタグが設けられると共に、前記リモコン端末に、前記識別情報を非接触で読み取り可能で、該読み取った識別情報と照合する照合情報を記憶させたリーダが設けられて、
    前記リーダによって読み取った識別情報が前記照合情報と一致したときに、前記リーダは、前記受信部と無線通信を行うリモコン端末を認証することを特徴とするリフト装置のリモコンシステム。
  2. 前記充電部は、前記リモコン端末に内蔵されて前記充電式バッテリに接続される受電端子と、前記ホルダーに内蔵されると共に、電力線によって前記リフト装置の前記駆動制御部の制御電源に有線接続され、前記受電端子に接触して前記制御電源からの電力を該受電端子に供給する送電端子と、で構成し、
    前記リーダによって認証された前記リモコン端末と前記ホルダーとの内の一方には、前記認証されたリモコン端末の前記受電端子に前記送電端子が接触したことを条件として、前記動作指令信号を電力線搬送通信の通信信号に変調し、該通信信号を前記電力線に重畳する重畳部が設けられ、
    前記リフト装置には、前記電力線に重畳された前記通信信号を取り込んで前記動作指令信号に復調し、該動作指令信号を前記受信部に有線通信する復調部が設けられ、
    前記認証されたリモコン端末には、前記受信部に対する前記無線通信よりも該受信部に対する前記有線通信を優先する有線通信優先部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載のリフト装置のリモコンシステム。
  3. 前記充電部は、前記リモコン端末に内蔵されて前記充電式バッテリに接続される受電端子と、前記ホルダーに内蔵されると共に、電力線によって前記リフト装置の前記駆動制御部の制御電源に有線接続され、前記受電端子に接触して前記制御電源からの電力を該受電端子に供給する送電端子と、で構成し、
    前記リーダによって認証された前記リモコン端末と前記ホルダーとの内の一方には、前記認証されたリモコン端末の前記受電端子に前記送電端子が接触したことを条件として、前記動作指令信号を電力線搬送通信の通信信号に変調し、該通信信号を前記電力線に重畳する重畳部が設けられ、
    前記リフト装置には、
    前記電力線に重畳された前記通信信号を取り込んで前記動作指令信号に復調し、該動作指令信号を前記受信部に有線通信する復調部と、
    前記受信部に対する前記無線通信と前記有線通信との内の一方を選択する選択部と、が設けられたことを特徴とする請求項1に記載のリフト装置のリモコンシステム。
  4. 前記リモコン端末と前記ホルダーとの内の一方に、他方へ突出する係合凸部が形成され、前記他方に、前記係合凸部と係合する係合凹部が形成されており、
    前記係合凸部と前記係合凹部との内の一方を磁性体材料で構成して、該一方とは異なる他方が、該一方に吸着可能な磁石を有することを特徴とする請求項1に記載のリフト装置のリモコンシステム。
  5. 前記充電部を、前記リモコン端末に内蔵されて前記充電式バッテリに連なる受電コイルと、前記ホルダーに内蔵されて、電磁誘導を用いて前記受電コイルに電力を非接触で伝送する送電コイルと、で構成したことを特徴とする請求項1又は4に記載のリフト装置のリモコンシステム。
  6. 前記ホルダーを昇降自在に吊り下げ支持する支持機構を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のリフト装置のリモコンシステム。
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