JP6328924B2 - 携帯警報システム - Google Patents

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本発明は、例えば、作業中の消防隊員の身に生命の危機に関わる異常が発生したとき、あるいは異常が発生する可能性が高いときに、警報音などで周囲に隊員の異常を報知し、指揮隊長にも隊員の危機を知らせる携帯警報システムに関する。
従来より、消火作業等を行なう隊員に携帯型の警報器を持たせ、隊員に異常が発生した場合に、警報音などを発して周囲の人に知らせることを目的とするシステムが知られている。例えば、特許文献1では、静止センサにおける所定時間の静止状態の検出時、警報音を発生するとともに救援要請を隊員識別情報とともに基地局に通報し、基地局からの緊急命令を受信して警報を行なうとともに、複数の状態情報から選択して基地局に通知する携帯端末機と、隊員の個人データと所属隊名からなる隊員識別情報を対応する携帯端末機に書き込むとともに、全出動隊員の隊員識別情報を基地局に通知する登録機と、携帯端末機に対して命令を通知するとともに、携帯端末機からの救援要請と状態情報とを受信して各情報に対応する警報と表示とを行ない、登録機からの隊員識別情報の通知に応じて全出動隊員の活動登録を行なう基地局とを備える救助活動支援システムが提案されている。
また、特許文献2では、警報装置を装着している者の体勢と動作状態という二つの条件を検出し、そこから異常状態を判別することにより、通常状態をより的確に検出すると共に倒れ体勢で動作のない状態においては短時間で警報することを可能とした携帯用警報装置が提案されている。
特許第3230050号公報 特許第3392294号公報
特許文献1の救助活動支援システムは、隊員が所定時間静止状態であることを静止センサが検出したときに警報音を発生させるものであり、隊員が危険な状態に晒される前に指揮隊長から隊員へ危険回避指示を行なうことが困難であると考えられる。
また、特許文献2の携帯用警報装置は、異常を検出した場合はまず予備警報を発し、所定時間が経過しても警報装置を装着している者の動作を検出しない場合に本警報を発するものとして、誤警報によるトラブルを回避するようにしているが、隊員が危険な状態に陥る前に警報を発するものではなく、やはり指揮隊長から隊員へ適切な段階で危険回避指示を行なうことが困難である。
適切な段階で指揮隊長が隊員に危険回避指示を与えるためには、常に隊員の状態を把握しておく必要がある。しかしながら、隊員の状態を、隊員が所持する携帯端末から指揮隊長の端末に常に送信するようにすると、携帯端末の消費電力が大きくなり作業中に電池切れとなってしまう恐れがある。
そこで本発明は、隊員が所持する携帯端末の消費電力を抑えつつ、指揮隊長が離れた場所にいる隊員の状態を把握することができ、隊員に異常が発生した又は発生する可能性がある場合には速やかに警報を発することができる携帯警報システムを提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の携帯警報システムは、親機と子機とが無線通信を行い、前記子機からは子機信号を送信し、前記親機からは前記子機信号を受信したことを知らせるアクノリッジ信号を返信する携帯警報システムであって、前記子機は、前記子機を所持する隊員の状態を検知する検知手段と、前記検知手段で検知された信号によって前記隊員の異常状態を判断する異常判断部を有する制御手段と、前記検知手段で検知される前記信号を送信するとともに前記アクノリッジ信号を受信する送受信手段とを備え、前記制御手段では、前記異常判断部で前記異常状態が判断されない場合には、前記送受信手段での前記アクノリッジ信号の受信の有無にかかわらず、前記送受信手段から前記子機信号を第1の時間間隔で定期的に送信し、前記異常判断部で前記異常状態が判断された場合には、前記第1の時間間隔によらず、前記送受信手段から前記子機信号を送信し、送信した前記子機信号に対する前記アクノリッジ信号を前記送受信手段が受信するまで、前記第1の時間間隔よりも短い第2の時間間隔で、前記子機信号を繰り返し送信することを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の携帯警報システムにおいて、前記検知手段として、前記隊員が居る場所での環境温度を検知する温度検知手段を、前記異常判断部として、前記環境温度が閾値を越えて所定時間経過したときに前記異常状態を判断する温度異常判断部を有し、前記子機は、1次温度警報の前記閾値となる1次温度、2次温度警報の前記閾値となる2次温度、前記1次温度の経過時間である1次経過時間、及び前記2次温度の経過時間である2次経過時間を記憶する記憶手段と、前記温度異常判断部で前記異常状態が判断された場合に警報を出力する警報出力手段とを備え、前記制御手段は、前記1次経過時間及び前記2次経過時間を計測する計時部を備え、前記2次温度を前記1次温度よりも高く、前記2次経過時間を前記1次経過時間よりも短く設定し、前記温度異常判断部では、前記1次温度が前記1次経過時間の間継続して検知されると前記1次温度警報として前記異常状態を判断し、前記2次温度が前記2次経過時間の間継続して検知されると前記2次温度警報として前記異常状態を判断し、前記警報出力手段から出力される前記警報は、前記1次温度警報と前記2次温度警報とで異ならせ、前記警報出力手段では、前記2次温度警報を前記1次温度警報よりも優先させて出力することを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1に記載の携帯警報システムにおいて、前記検知手段として、前記隊員の動作を検知する動き検知手段を、前記異常判断部として、前記隊員の停止状態が所定時間経過したときに前記異常状態を判断する動き異常判断部を有し、前記子機は、前記隊員が倒れた状態での経過時間である倒状態経過時間、及び前記隊員が立っている状態での経過時間である立状態経過時間を記憶する記憶手段と、前記動き異常判断部で前記異常状態が判断された場合に警報を出力する警報出力手段とを備え、前記制御手段は、前記倒状態経過時間及び前記立状態経過時間を計測する計時部を備え、前記倒状態経過時間を前記立状態経過時間よりも短く設定し、前記動き異常判断部では、前記停止状態が前記倒状態経過時間の間継続して検知されると前記異常状態を判断し、前記停止状態が前記立状態経過時間の間継続して検知されると前記異常状態を判断し、前記警報出力手段から出力される前記警報は、前記動き検知手段で前記隊員の動きが検知され、かつ前記隊員が前記警報の解除操作を行った場合に停止することを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項3に記載の携帯警報システムにおいて、前記記憶手段には、前記隊員が倒れた状態での経過時間である倒状態予備経過時間、及び前記隊員が立っている状態での経過時間である立状態予備経過時間を記憶し、前記計時部は、前記倒状態予備経過時間及び前記立状態予備経過時間を計測し、前記倒状態予備経過時間を前記倒状態経過時間よりも短く設定し、前記立状態予備経過時間を前記立状態経過時間よりも短く設定し、前記動き異常判断部では、前記停止状態が前記倒状態予備経過時間の間継続して検知されると予備警報として前記異常状態を判断し、前記停止状態が前記立状態予備経過時間の間継続して検知されると予備警報として前記異常状態を判断し、前記予備警報は、前記動き検知手段で前記隊員の動きが検知されるか、又は前記隊員が前記警報の解除操作を行った場合に停止することを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の携帯警報システムにおいて、前記子機は、前記アクノリッジ信号の受信状態を出力する受信状態出力手段を備え、前記制御手段は、前記第1の時間間隔で定期的に送信される前記子機信号の数に対する前記アクノリッジ信号の数から前記アクノリッジ信号の前記受信状態を判断する受信状態判断部を有し、前記受信状態判断部で判断された前記受信状態を前記受信状態出力手段で出力することを特徴とする。
本発明の携帯警報システムによれば、隊員が所持する携帯端末の消費電力を抑えつつ、指揮隊長が離れた場所にいる隊員の状態を把握することができ、隊員に異常状態が発生した又は発生する可能性がある場合には速やかに警報を発することができる。
本発明の一実施例による携帯警報システムを機能実現手段で表したブロック図 同携帯警報システムにおける温度警報の処理流れを示すフローチャート 同携帯警報システムにおける動き警報の処理流れを示すフローチャート 同携帯警報システムにおける親機と子機との送受信を示すフローチャート 同携帯警報システムにおける子機からの送信タイミングを示す説明図
本発明の第1の実施の形態による携帯警報システムは、制御手段では、異常判断部で異常状態が判断されない場合には、送受信手段でのアクノリッジ信号の受信の有無にかかわらず、送受信手段から子機信号を第1の時間間隔で定期的に送信し、異常判断部で異常状態が判断された場合には、第1の時間間隔によらず、送受信手段から子機信号を送信し、送信した子機信号に対するアクノリッジ信号を送受信手段が受信するまで、第1の時間間隔よりも短い第2の時間間隔で、子機信号を繰り返し送信するものである。本実施の形態によれば、異常判断部で異常状態が判断されない場合には、送受信手段でのアクノリッジ信号の受信の有無にかかわらず、送受信手段から子機信号を第1の時間間隔で定期的に送信することで、通信量を制限して子機の消費電力を抑え、子機の使用時間を延ばすことができる。また、本実施の形態によれば、異常判断部で異常状態が判断された場合には、第1の時間間隔によらず、送受信手段から子機信号を送信し、送信した子機信号に対するアクノリッジ信号を送受信手段が受信するまで、第1の時間間隔よりも短い第2の時間間隔で、子機信号を繰り返し送信することで、異常状態となった場合にはタイムラグ無く確実に信号の送信を行うことができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による携帯警報システムにおいて、警報出力手段から出力される警報は、1次温度警報と2次温度警報とで異ならせ、警報出力手段では、2次温度警報を1次温度警報よりも優先させて出力するものである。本実施の形態によれば、警報出力手段から出力される警報を、1次温度警報と2次温度警報とで異ならせることで、特に子機を所持する隊員に対して警戒を促すことができるとともに、親機でも的確な状況判断を把握することができ、隊員の安全性を確実に向上させることができる。
本発明の第3の実施の形態は、第1の実施の形態による携帯警報システムにおいて、警報出力手段から出力される警報は、動き検知手段で隊員の動きが検知され、かつ隊員が警報の解除操作を行った場合に停止するものである。本実施の形態によれば、隊員の動きと隊員の解除動作との双方を条件として警報停止を行うことで、隊員の安全を確実に確認することができる。
本発明の第4の実施の形態は、第3の実施の形態による携帯警報システムにおいて、予備警報は、動き検知手段で隊員の動きが検知されるか、又は隊員が警報の解除操作を行った場合に停止するものである。本実施の形態によれば、倒状態予備経過時間又は立状態予備経過時間による予備警報は、隊員の動き又は隊員の解除動作のいずれかを条件として停止することで、隊員の現場での作業性を低下させることがない。
本発明の第5の実施の形態は、第1から第4のいずれかの実施の形態による携帯警報システムにおいて、子機は、アクノリッジ信号の受信状態を出力する受信状態出力手段を備え、制御手段は、第1の時間間隔で定期的に送信される子機信号の数に対するアクノリッジ信号の数からアクノリッジ信号の受信状態を判断する受信状態判断部を有し、受信状態判断部で判断された受信状態を受信状態出力手段で出力するものである。本実施の形態によれば、親機との通信状態を、子機を所持する隊員が把握できるため、安全性を高めることができる。
以下本発明の一実施例による携帯警報システムについて説明する。
図1は本実施例による携帯警報システムを機能実現手段で表したブロック図である。
本実施例による携帯警報システムは、親機1と子機2とは無線通信を行う。子機2からは子機信号を送信し、親機1からは、子機2に対する親機信号を送信する他に、子機信号を受信したことを知らせるアクノリッジ信号を返信する。
本実施例による携帯警報システムには、通信機能を持った子機2同士が相互に通信を行える通信ネットワーク、特に、子機2同士及び親機1が無線の通信機能を持ったメッシュネットワークが適している。
親機1は、入力操作を行える操作手段11、入出力情報を表示できる表示手段12、子機2との送受信を行う親機送受信手段13、警報出力手段14、及び親機1を制御する親機制御手段15を備えている。
親機制御手段15は、時間を計測する計時部18、子機2に送信される親機信号の数を計数する送信計数部16、子機2からの信号の数を計数する受信信号計数部19、及び信号の受信状態を判断する受信状態判断部17を有する。受信状態判断部17では、送信計数部16で計数される親機信号数に対して、受信信号計数部19で計数される子機信号数から信号の受信状態を判断する。
警報出力手段14では、受信状態判断部17において子機2との通信状態が十分でないと判断した場合には警報を出力する。
また、警報出力手段14では、温度検知手段21で検知される温度信号、温度異常判断部41aで判断される異常状態の有無信号、及び動き異常判断部41bで判断される異常状態の有無信号のいずれかに、異常状態有の信号が含まれている場合にも警報を出力する。
子機2は、子機を所持する隊員の状態を検知する検知手段20と、親機1との送受信を行う送受信手段31と、音、振動、及び光の少なくともいずれか一つを出力する警報出力手段32と、親機1との接続状態を、音、振動、及び光の少なくともいずれか一つで出力する受信状態出力手段33と、隊員の操作によって警報出力手段32からの出力を停止する警報解除手段34と、記憶手段35と、制御手段40とを備えている。
送受信手段31は、検知手段20で検知される信号を親機1に送信するとともに親機1からのアクノリッジ信号を受信する。
検知手段20としては、隊員が居る場所での環境温度を検知する温度検知手段21と、隊員の動作を検知する動き検知手段22とを備えている。温度検知手段21は例えば温度センサで構成され、動き検知手段22は例えば加速度センサで構成される。
制御手段40は、検知手段20で検知された信号によって隊員の異常状態を判断する異常判断部41を有する。
異常判断部41としては、環境温度が閾値を越えて所定時間経過したときに異常状態を判断する温度異常判断部41aと、隊員の停止状態が所定時間経過したときに異常状態を判断する動き異常判断部41bとを備えている。
また、制御手段40は、時間を計測する計時部42、第1の時間間隔で定期的に親機1に送信される子機信号の数を計数する送信計数部43、送信計数部43でカウントされる子機信号に対する親機1からのアクノリッジ信号の数を計数するアクノリッジ計数部44、送信計数部43で計数される子機信号数に対するアクノリッジ計数部44で計数されるアクノリッジ信号数から、アクノリッジ信号の受信状態を判断する受信状態判断部45を有する。
警報出力手段32は、温度異常判断部41aで異常状態が判断された場合、又は動き異常判断部41bで異常状態が判断された場合に警報を出力する。
受信状態出力手段33は、受信状態判断部45で判断されたアクノリッジ信号の受信状態を出力する。
記憶手段35には、1次温度警報の閾値となる1次温度、2次温度警報の閾値となる2次温度、1次温度の経過時間である1次経過時間、及び2次温度の経過時間である2次経過時間を記憶している。
ここで、2次温度は1次温度よりも高く、2次経過時間は1次経過時間よりも短く設定している。
また、記憶手段35には、隊員が倒れた状態での経過時間である倒状態経過時間、及び隊員が立っている状態での経過時間である立状態経過時間を記憶している。
ここで、倒状態経過時間は立状態経過時間よりも短く設定している。
また、記憶手段35には、隊員が倒れた状態での経過時間である倒状態予備経過時間、及び隊員が立っている状態での経過時間である立状態予備経過時間を記憶している。
ここで、倒状態予備経過時間は倒状態経過時間よりも短く設定し、立状態予備経過時間は立状態経過時間よりも短く設定している。
計時部42では、1次経過時間及び2次経過時間を計測する。
また、計時部42では、倒状態経過時間及び立状態経過時間を計測する。
また、計時部42では、倒状態予備経過時間及び立状態予備経過時間を計測する。
また、計時部42では、受信状態判断部45で判断する所定時間を計測する。なお、受信状態判断部45で判断する所定時間は、計時部42で計測することなく、送信計数部43で計数される送信信号数を用いてもよい。また、送信計数部43を備えることなく、計時部42での所定時間から送信信号数をあらかじめ設定しておいてもよい。
制御手段40では、警報出力手段32から出力される警報を、1次温度警報と2次温度警報とで異ならせ、2次温度警報を1次温度警報よりも優先させて出力する。
また、制御手段40では、警報出力手段32から出力される警報については、動き検知手段22で隊員の動きが検知され、かつ隊員が警報解除手段34で解除操作を行った場合に停止する。
また、制御手段40では、倒状態予備経過時間又は立状態予備経過時間による警報については、動き検知手段22で隊員の動きが検知されるか、又は隊員が警報解除手段34で解除操作を行った場合に停止する。
温度異常判断部41aでは、1次温度が1次経過時間の間継続して検知されると1次温度警報として異常状態を判断する。
また、温度異常判断部41aでは、2次温度が2次経過時間の間継続して検知されると2次温度警報として異常状態を判断する。
また、動き異常判断部41bでは、停止状態が倒状態経過時間の間継続して検知されると異常状態を判断する。
また、動き異常判断部41bでは、停止状態が立状態経過時間の間継続して検知されると異常状態を判断する。
また、動き異常判断部41bでは、停止状態が倒状態予備経過時間の間継続して検知されると異常状態を判断する。
また、動き異常判断部41bでは、停止状態が立状態予備経過時間の間継続して検知されると異常状態を判断する。
制御手段40では、異常判断部41で異常状態が判断されない場合には、送受信手段31でのアクノリッジ信号の受信の有無にかかわらず、送受信手段31から子機信号を第1の時間間隔で定期的に送信する。
また、制御手段40では、異常判断部41で異常状態が判断された場合には、第1の時間間隔によらず、送受信手段31から子機信号を送信し、送信した子機信号に対するアクノリッジ信号を送受信手段31が受信するまで、第1の時間間隔よりも短い第2の時間間隔で、子機信号を繰り返し送信する。
なお、異常状態が判断されない場合に定期的に送信される子機信号、及び異常状態が判断された場合に送信される子機信号は、いずれの場合にも、温度検知手段21で検知される温度信号と、温度異常判断部41aで判断される異常状態の有無信号と、動き異常判断部41bで判断される異常状態の有無信号とを含んでいる。
図2は本実施例による携帯警報システムにおける温度警報の処理流れを示すフローチャートである。
子機2の電源ONによって温度検知手段21での温度検知が始まる(ステップ1)。
温度検知手段21で検知される温度Tdは、1次温度T1と比較される(ステップ2)。
ステップ2において、温度検知手段21での検知温度Tdが、1次温度T1よりも高い場合には、1次経過時間が計測される(ステップ3)。
そして、温度検知手段21での検知温度Tdが、2次温度T2と比較される(ステップ4)。
ステップ2において、温度検知手段21での検知温度Tdが、1次温度T1以下である場合において、未だ1次温度警報が出力されておらず(ステップ6)、更に1次経過時間が計測を始めていない(ステップ7)ときには、ステップ1に戻って温度検知手段21での温度検知を行う。
ステップ2において、温度検知手段21での検知温度Tdが、1次温度T1よりも高い場合には、1次経過時間に到達したか否かが判断される(ステップ8)。
ステップ8において、検知温度Tdが1次温度T1よりも高い時間が、1次経過時間に到達した場合には、送受信手段31から1次温度信号を含む子機信号を送信する(ステップ9)。
ステップ9における1次温度信号を含む子機信号の送信後に、この子機信号に対する親機1から返信されるアクノリッジ信号の受信の有無が判断される(ステップ10)。
ステップ10において、子機信号に対する親機1からのアクノリッジ信号が受信されない場合には、再度ステップ9における1次温度信号を含む子機信号が送信される。
ステップ10において、子機信号に対する親機1からのアクノリッジ信号が受信されると、1次温度信号を含む子機信号の送信を停止する(ステップ11)。
また、ステップ8において、検知温度Tdが1次温度T1よりも高い時間が、1次経過時間に到達した場合には、2次温度警報が既に出力中で無いことを条件に(ステップ12)、警報出力手段32から1次温度警報を出力する(ステップ13)。
ステップ12において、2次温度警報が出力中であれば、1次温度警報を出力することなくステップ1に戻って温度検知を行う。すなわち、2次温度警報が出力中であれば、警報出力手段32からは、1次温度警報を出力することなく2次温度警報が継続される。
なお、ステップ8において、未だ1次経過時間に到達していないか、又は既に1次経過時間に到達した後であることが判断されると、ステップ1に戻って温度検知を行う。すなわち、未だ1次経過時間に到達していない場合には、ステップ9における子機信号の送信を行わず、1次温度警報も行わない。また、既に1次経過時間に到達した後で経過時間がリセットされていなければ、改めてステップ9における子機信号の送信を行わない。なお、既に1次経過時間に到達した後で経過時間がリセットされていなければ、1次温度警報又は2次温度警報が行われている。
ステップ13において1次温度警報が出力された後に、ステップ2において検知温度Tdが1次温度T1以下となった場合には、ステップ6において1次温度警報出力中であることが判断されるため、ステップ14において1次温度警報を停止する。
ステップ14において1次温度警報を停止すると、1次経過時間の計測を停止してリセットし(ステップ15)、ステップ1に戻って温度検知を行う。
ステップ3において1次経過時間を計測し始めた後で、ステップ8において未だ1次経過時間に到達せずにステップ1に戻り、ステップ2において検知温度Tdが1次温度T1以下となった場合には、1次温度警報出力中ではなく(ステップ6)、ステップ7において1次温度経過時間計測中であることが判断されるため、ステップ16において1次経過時間の計測を停止してリセットする。
ステップ4において、温度検知手段21での検知温度Tdが、2次温度T2以下である場合において、未だ2次温度警報が出力されておらず(ステップ17)、更に2次経過時間が計測を始めていない(ステップ18)ときには、ステップ1に戻って温度検知手段21での温度検知を行う。
ステップ4において、温度検知手段21での検知温度Tdが、2次温度T2よりも高い場合には、2次経過時間が計測される(ステップ5)。
そして、ステップ19において、検知温度Tdが2次温度T2よりも高い時間が、2次経過時間に到達した場合には、送受信手段31から2次温度信号を含む子機信号を送信する(ステップ20)。
ステップ20における2次温度信号を含む子機信号の送信後に、この子機信号に対する親機1から返信されるアクノリッジ信号の受信の有無が判断される(ステップ21)。
ステップ21において、子機信号に対する親機1からのアクノリッジ信号が受信されない場合には、再度ステップ20における2次温度信号を含む子機信号が送信される。
ステップ21において、子機信号に対する親機1からのアクノリッジ信号が受信されると、2次温度信号を含む子機信号の送信を停止する(ステップ22)。
また、ステップ19において、検知温度Tdが2次温度T2よりも高い時間が、2次経過時間に到達した場合には、警報出力手段32から2次温度警報を出力する(ステップ23)。なお、1次温度警報が出力中であっても、1次温度警報に代えて2次温度警報を出力する。
なお、ステップ19において、未だ2次経過時間に到達していないか、又は既に2次経過時間に到達した後であることが判断されると、ステップ1に戻って温度検知を行う。すなわち、未だ2次経過時間に到達していない場合には、ステップ20における子機信号の送信を行わず、2次温度警報も行わない。また、既に2次経過時間に到達した後で経過時間がリセットされていなければ、改めてステップ20における子機信号の送信を行わない。なお、既に2次経過時間に到達した後で経過時間がリセットされていなければ、2次温度警報が継続して行われている。
ステップ23において2次温度警報が出力された後に、ステップ4において検知温度Tdが2次温度T2以下となった場合には、ステップ17において2次温度警報出力中であることが判断されるため、ステップ24において2次温度警報を停止する。
ステップ24において2次温度警報を停止すると、2次経過時間の計測を停止してリセットする(ステップ25)。
ステップ25における2次経過時間のリセットの後、1次経過時間を越えているか否かが判断され(ステップ26)、1次経過時間を越えている場合には、1次温度警報を出力する(ステップ27)。
ステップ26において、1次経過時間を越えていない場合には、ステップ1に戻って温度検知を行う。
ステップ5において2次経過時間を計測し始めた後で、ステップ19において未だ2次経過時間に到達せずにステップ1に戻り、ステップ4において検知温度Tdが2次温度T2以下となった場合には、2次温度警報出力中ではなく(ステップ17)、ステップ18において2次温度経過時間計測中であることが判断されるため、ステップ28において2次経過時間の計測を停止してリセットする。
図3は本実施例による携帯警報システムにおける動き警報の処理流れを示すフローチャートである。
子機2の電源ONによって動き検知手段22での隊員の動き検知が始まる(ステップ41)。
動き検知手段22での検知によって隊員が動いているか否かが判断される(ステップ42)。
ステップ42において、動き検知手段22で隊員が停止している、すなわち隊員が動いていないことを検知すると、経過時間が計測される(ステップ43)。
ステップ42において、動き検知手段22で隊員が活動している場合には、未だ警報が出力されておらず(ステップ44)、更に予備警報も出力されていない(ステップ45)ときには、ステップ41に戻って動き検知手段22での動き検知を行う。
ステップ42において隊員が停止している場合には、隊員が倒れているか否かが判断される(ステップ46)。
ステップ46において、隊員が倒れていると判断された場合には計測時間が倒状態経過時間に到達したか否かが判断される(ステップ47)。
ステップ47において、計測時間が倒状態経過時間に到達した場合には、送受信手段31から警報を含む子機信号を送信する(ステップ48)。
ステップ48における警報を含む子機信号の送信後に、この子機信号に対する親機1から返信されるアクノリッジ信号の受信の有無が判断される(ステップ49)。
ステップ49において、子機信号に対する親機1からのアクノリッジ信号が受信されない場合には、再度ステップ48における警報を含む子機信号が送信される。
ステップ49において、子機信号に対する親機1からのアクノリッジ信号が受信されると、警報を含む子機信号の送信を停止する(ステップ50)。
また、ステップ47において、計測時間が倒状態経過時間に到達した場合には、警報出力手段32から警報を出力する(ステップ51)。
ステップ47において、未だ計測時間が倒状態経過時間に到達していないか、又は既に倒状態経過時間に到達した後であることが判断されると、計測時間が倒状態予備時間に到達したか否かが判断される(ステップ52)。
なお、既に倒状態経過時間に到達した後であれば、警報が行われている。
ステップ52において、計測時間が倒状態予備経過時間に到達した場合には、送受信手段31から予備警報を含む子機信号を送信する(ステップ53)。
ステップ53における予備警報を含む子機信号の送信後に、この子機信号に対する親機1から返信されるアクノリッジ信号の受信の有無が判断される(ステップ54)。
ステップ54において、子機信号に対する親機1からのアクノリッジ信号が受信されない場合には、再度ステップ53における予備警報を含む子機信号が送信される。
ステップ54において、子機信号に対する親機1からのアクノリッジ信号が受信されると、予備警報を含む子機信号の送信を停止する(ステップ55)。
また、ステップ52において、計測時間が倒状態予備経過時間に到達した場合には、警報出力手段32から予備警報を出力する(ステップ56)。
ステップ56における予備警報の出力の後に、警報解除手段34による解除操作が行われると(ステップ57)、予備警報を停止し(ステップ58)、送受信手段31から予備警報を解除する信号を含む子機信号を送信する(ステップ59)。なお、ステップ59における予備警報を解除する信号を含む子機信号の送信に対しては、アクノリッジ信号が受信されない場合であっても子機信号の再送は行わない。
ステップ52において、計測時間が倒状態予備経過時間に至らないか、又は既に倒状態予備経過時間に到達した後である場合には、ステップ41に戻って動きが検知される。
また、ステップ57において、警報解除手段34による解除操作が行われない場合には、予備警報の出力を維持したままステップ41に戻って動きが検知される。
ステップ46において、隊員が倒れていないと判断された場合には計測時間が立状態経過時間に到達したか否かが判断される(ステップ59)。
ステップ59において、計測時間が立状態経過時間に到達した場合には、送受信手段31から警報を含む子機信号を送信する(ステップ60)。
ステップ60における警報を含む子機信号の送信後に、この子機信号に対する親機1から返信されるアクノリッジ信号の受信の有無が判断される(ステップ61)。
ステップ61において、子機信号に対する親機1からのアクノリッジ信号が受信されない場合には、再度ステップ60における警報を含む子機信号が送信される。
ステップ61において、子機信号に対する親機1からのアクノリッジ信号が受信されると、警報を含む子機信号の送信を停止する(ステップ62)。
また、ステップ59において、計測時間が立状態経過時間に到達した場合には、警報出力手段32から警報を出力する(ステップ63)。
ステップ59において、未だ計測時間が立状態経過時間に到達していないか、又は既に立状態経過時間に到達した後であることが判断されると、計測時間が立状態予備経過時間に到達したか否かが判断される(ステップ64)。
なお、既に立状態経過時間に到達した後であれば、警報が行われている。
ステップ64において、計測時間が立状態予備経過時間に到達した場合には、送受信手段31から予備警報を含む子機信号を送信する(ステップ65)。
ステップ65における予備警報を含む子機信号の送信後に、この子機信号に対する親機1から返信されるアクノリッジ信号の受信の有無が判断される(ステップ66)。
ステップ66において、子機信号に対する親機1からのアクノリッジ信号が受信されない場合には、再度ステップ65における予備警報を含む子機信号が送信される。
ステップ66において、子機信号に対する親機1からのアクノリッジ信号が受信されると、予備警報を含む子機信号の送信を停止する(ステップ67)。
また、ステップ64において、計測時間が立状態予備経過時間に到達した場合には、警報出力手段32から予備警報を出力する(ステップ68)。
ステップ68における予備警報の出力の後に、警報解除手段34による解除操作が行われる(ステップ69)と、予備警報を停止し(ステップ70)、送受信手段31から予備警報を解除する信号を含む子機信号を送信する(ステップ71)。なお、ステップ71における予備警報を解除する信号を含む子機信号の送信に対しては、アクノリッジ信号が受信されない場合であっても子機信号の再送は行わない。
ステップ64において、計測時間が立状態予備経過時間に至らないか、又は既に立状態予備経過時間に到達した後である場合には、ステップ41に戻って動きが検知される。
また、ステップ69において、警報解除手段34による解除操作が行われない場合には、予備警報の出力を維持したままステップ41に戻って動きが検知される。
ステップ51又はステップ63において警報出力手段32から警報を出力中に、ステップ42において動きが検知されると、ステップ44では警報出力中が判断されるため、ステップ72において警報解除手段34による解除操作が判断される。
動き検知手段22によって動きが検知され(ステップ42)、かつ警報解除手段34による解除操作が判断されると(ステップ72)、警報を停止し(ステップ73)、送受信手段31から予備警報を解除する信号を含む子機信号を送信する(ステップ74)。なお、ステップ74における予備警報を解除する信号を含む子機信号の送信に対しては、アクノリッジ信号が受信されない場合であっても子機信号の再送は行わない。
ステップ56又はステップ68において警報出力手段32から予備警報を出力中に、ステップ42において動きが検知されると、ステップ45では予備警報出力中が判断されるため、予備警報を停止し(ステップ75)、送受信手段31から予備警報を解除する信号を含む子機信号を送信する(ステップ76)。なお、ステップ76における予備警報を解除する信号を含む子機信号の送信に対しては、アクノリッジ信号が受信されない場合であっても子機信号の再送は行わない。
すなわち、予備警報については、ステップ57又はステップ69における警報解除手段34による解除操作が行われるか、又はステップ42における動き検知手段22による動きの検知(ステップ42)によって停止する。
図4は本実施例による携帯警報システムにおける親機と子機との送受信を示すフローチャートである。
子機2の電源ONによって、温度検知手段21での温度検知が始まり(ステップ81)
動き検知手段22での隊員の動き検知が始まる(ステップ82)。
ステップ83において、温度検知手段21での検知温度が温度異常判断部41aで異常状態を判断し、又は動き検知手段22での検知で動き異常判断部41bが異常状態を判断すると、警報の送信ありと判断され、警報を含む子機信号が送信される(ステップ84)。
ステップ84における警報を含む子機信号の送信後に、この子機信号に対する親機1から返信されるアクノリッジ信号の受信の有無が判断される(ステップ85)。
ステップ85において、子機信号に対する親機1からのアクノリッジ信号が受信されない場合には、再度ステップ84における警報を含む子機信号が送信される。
ステップ85において、子機信号に対する親機1からのアクノリッジ信号が受信されると、警報を含む子機信号の送信を停止する(ステップ86)。
一方、ステップ83において、警報の送信が無い場合には、計時部42による時間計測が行われる(ステップ87)。
ステップ88では、ステップ87における計測時間が定期時間(第1の時間)であるか否かが判断され、第1の時間に至らない場合には、ステップ81に戻り、温度が検知され動きが検知される(ステップ82)。
ステップ88において、第1の時間が経過したと判断された場合には、子機信号が送信される(ステップ89)。
このように、第1の時間が経過したタイミングで子機信号を送信することで、異常判断部41で異常状態が判断されない場合には、送受信手段31からは、子機信号を第1の時間間隔で定期的に送信する。
ステップ89で子機信号を送信すると、時間計測を停止してリセットする(ステップ90)。
また、送信計数部43では子機信号の送信をカウントし(ステップ91)、アクノリッジ計数部44ではこの子機信号の送信に対するアクノリッジ信号の受信をカウントする(ステップ92)。
ステップ93では、所定数の子機信号の送信がカウントされたか否かが判断され、未だ所定数に満たない場合には、ステップ81戻り、温度が検知され動きが検知される。なお、ステップ93では、所定数の子機信号の送信数をカウントするとして説明したが、既に説明したとおり計時部42で計測する所定時間であってもよい。
ステップ93において、所定数の子機信号がカウントされ、又は所定時間が経過すると、受信状態判断部45では第1の時間間隔で定期的に送信される子機信号の数に対するアクノリッジ信号の数からアクノリッジ信号の受信状態を判断する(ステップ94)。
そして、受信状態判断部45で判断された受信状態を受信状態出力手段33で出力する(ステップ95)。
以上のように、異常判断部41で異常状態が判断され、ステップ83において警報の送信ありと判断された場合には、第1の時間間隔によらず、送受信手段31から子機信号が送信される。
なお、ステップ85において、子機信号に対する親機1からのアクノリッジ信号が受信されない場合には、ステップ84では、第1の時間間隔よりも短い第2の時間間隔で、子機信号を繰り返し送信する。
図5は本実施例による携帯警報システムにおける子機からの送信タイミングを示す説明図である。
図5において、符号a1〜a9は子機2から送信される子機信号、符号b1〜b7は、親機1から返信されるアクノリッジ信号である。また、t1は、定期的に送信される第1の時間間隔を示している。
1次温度警報フラグの「ON」は、温度異常判断部41aが1次温度警報として異常状態を判断したことを示し、2次温度警報フラグの「ON」は、温度異常判断部41aが2次温度警報として異常状態を判断したことを示し、動き警報フラグの「ON」は、動き異常判断部41bが異常状態を判断したことを示している。
1次温度警報フラグ「OFF」、2次温度警報フラグ「OFF」、及び動き警報フラグ「OFF」で、温度異常判断部41a及び動き異常判断部41bで異常状態が判断されない場合には、子機信号a2は、子機信号a1から第1の時間間隔t1で送信され、子機信号a3は、子機信号a2から第1の時間間隔t1で送信される。
子機信号a1に対してはアクノリッジ信号b1を受信しているが、子機信号a2及び子機信号a3に対してはアクノリッジ信号を受信していない。このように、異常状態が判断されない場合には、アクノリッジ信号を受信しなくても、第1の時間間隔t1で送信される。
しかし、子機信号a3から第1の時間間隔t1が経過する前に、1次温度警報フラグが「ON」となった場合には、1次温度警報フラグ「ON」のタイミングで子機信号a4が送信される。
図5では、子機信号a4は、3回送信されたことを示している。すなわち、子機信号a4に対するアクノリッジ信号b4を受信するまで、子機信号a4は繰り返し送信される。
子機信号a5は、2次温度警報フラグが「ON」となったことで送信されている。なお、子機信号a5は、子機信号a4が送信されてから第1の時間間隔t1が経過していない。
子機信号a6は、動き警報フラグが「ON」となったことで送信されている。なお、子機信号a6は、子機信号a5が送信されてから第1の時間間隔t1が経過していない。子機信号a6に対しては、アクノリッジ信号b6の受信が早いため、再送を行っていない。
子機信号a6の送信後、第1の時間間隔t1内で異常状態が判断されない場合には、第1の時間間隔t1で子機信号a7が送信される。
子機信号a8は、動き警報フラグ「OFF」によって送信されている。このように警報解除に対しても、第1の時間間隔t1ではなく、警報解除のタイミングで送信する。なお、このように警報解除による子機信号a8に対しては、アクノリッジ信号を受信しなくても再送信を行わない。
以上のように、本実施例によれば、異常判断部41で異常状態が判断されない場合には、送受信手段31でのアクノリッジ信号の受信の有無にかかわらず、送受信手段31から子機信号を第1の時間間隔で定期的に送信することで、通信量を制限して子機の消費電力を抑え、子機の使用時間を延ばすことができる。
また、本実施例によれば、異常判断部41で異常状態が判断された場合には、第1の時間間隔によらず、送受信手段31から子機信号を送信し、送信した子機信号に対するアクノリッジ信号を送受信手段31が受信するまで、第1の時間間隔よりも短い第2の時間間隔で、子機信号を繰り返し送信することで、異常状態となった場合にはタイムラグ無く確実に信号の送信を行うことができる。
また、本実施例によれば、警報出力手段32から出力される警報を、1次温度警報と2次温度警報とで異ならせることで、特に子機2を所持する隊員に対して警戒を促すことができるとともに、親機1でも的確な状況判断を把握することができ、隊員の安全性を確実に向上させることができる。
また、本実施例によれば、隊員の動きと隊員の解除動作との双方を条件として警報停止を行うことで、隊員の安全を確実に確認することができる。
また、本実施例によれば、倒状態予備経過時間又は立状態予備経過時間による予備警報は、隊員の動き又は隊員の解除動作のいずれかを条件として停止することで、隊員の現場での作業性を低下させることがない。
また、本実施例によれば、親機1との通信状態を、子機2を所持する隊員が把握できるため、安全性を高めることができる。
本発明は、携帯型の警報システムとして適しており、消防隊員など危険を伴う作業を行う者の安全性の向上に寄与することができる。
1 親機
2 子機
20(21) 温度検知手段
20(22) 動き検知手段
31 送受信手段
32 警報出力手段
33 受信状態出力手段
34 警報解除手段
35 記憶手段
40 制御手段
41(41a) 温度異常判断部
41(41b) 動き異常判断部
42 計時部
45 受信状態判断部

Claims (5)

  1. 親機と子機とが無線通信を行い、前記子機からは子機信号を送信し、前記親機からは前記子機信号を受信したことを知らせるアクノリッジ信号を返信する携帯警報システムであって、
    前記子機は、
    前記子機を所持する隊員の状態を検知する検知手段と、
    前記検知手段で検知された信号によって前記隊員の異常状態を判断する異常判断部を有する制御手段と、
    前記検知手段で検知される前記信号を送信するとともに前記アクノリッジ信号を受信する送受信手段と
    を備え、
    前記制御手段では、
    前記異常判断部で前記異常状態が判断されない場合には、前記送受信手段での前記アクノリッジ信号の受信の有無にかかわらず、前記送受信手段から前記子機信号を第1の時間間隔で定期的に送信し、
    前記異常判断部で前記異常状態が判断された場合には、前記第1の時間間隔によらず、前記送受信手段から前記子機信号を送信し、送信した前記子機信号に対する前記アクノリッジ信号を前記送受信手段が受信するまで、前記第1の時間間隔よりも短い第2の時間間隔で、前記子機信号を繰り返し送信する
    ことを特徴とする携帯警報システム。
  2. 前記検知手段として、前記隊員が居る場所での環境温度を検知する温度検知手段を、前記異常判断部として、前記環境温度が閾値を越えて所定時間経過したときに前記異常状態を判断する温度異常判断部を有し、
    前記子機は、
    1次温度警報の前記閾値となる1次温度、2次温度警報の前記閾値となる2次温度、前記1次温度の経過時間である1次経過時間、及び前記2次温度の経過時間である2次経過時間を記憶する記憶手段と、
    前記温度異常判断部で前記異常状態が判断された場合に警報を出力する警報出力手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記1次経過時間及び前記2次経過時間を計測する計時部を備え、
    前記2次温度を前記1次温度よりも高く、前記2次経過時間を前記1次経過時間よりも短く設定し、
    前記温度異常判断部では、
    前記1次温度が前記1次経過時間の間継続して検知されると前記1次温度警報として前記異常状態を判断し、
    前記2次温度が前記2次経過時間の間継続して検知されると前記2次温度警報として前記異常状態を判断し、
    前記警報出力手段から出力される前記警報は、前記1次温度警報と前記2次温度警報とで異ならせ、
    前記警報出力手段では、前記2次温度警報を前記1次温度警報よりも優先させて出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯警報システム。
  3. 前記検知手段として、前記隊員の動作を検知する動き検知手段を、前記異常判断部として、前記隊員の停止状態が所定時間経過したときに前記異常状態を判断する動き異常判断部を有し、
    前記子機は、
    前記隊員が倒れた状態での経過時間である倒状態経過時間、及び前記隊員が立っている状態での経過時間である立状態経過時間を記憶する記憶手段と、
    前記動き異常判断部で前記異常状態が判断された場合に警報を出力する警報出力手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記倒状態経過時間及び前記立状態経過時間を計測する計時部を備え、
    前記倒状態経過時間を前記立状態経過時間よりも短く設定し、
    前記動き異常判断部では、
    前記停止状態が前記倒状態経過時間の間継続して検知されると前記異常状態を判断し、
    前記停止状態が前記立状態経過時間の間継続して検知されると前記異常状態を判断し、
    前記警報出力手段から出力される前記警報は、前記動き検知手段で前記隊員の動きが検知され、かつ前記隊員が前記警報の解除操作を行った場合に停止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯警報システム。
  4. 前記記憶手段には、前記隊員が倒れた状態での経過時間である倒状態予備経過時間、及び前記隊員が立っている状態での経過時間である立状態予備経過時間を記憶し、
    前記計時部は、前記倒状態予備経過時間及び前記立状態予備経過時間を計測し、
    前記倒状態予備経過時間を前記倒状態経過時間よりも短く設定し、
    前記立状態予備経過時間を前記立状態経過時間よりも短く設定し、
    前記動き異常判断部では、
    前記停止状態が前記倒状態予備経過時間の間継続して検知されると予備警報として前記異常状態を判断し、
    前記停止状態が前記立状態予備経過時間の間継続して検知されると予備警報として前記異常状態を判断し、
    前記予備警報は、前記動き検知手段で前記隊員の動きが検知されるか、又は前記隊員が前記警報の解除操作を行った場合に停止する
    ことを特徴とする請求項3に記載の携帯警報システム。
  5. 前記子機は、前記アクノリッジ信号の受信状態を出力する受信状態出力手段を備え、
    前記制御手段は、前記第1の時間間隔で定期的に送信される前記子機信号の数に対する前記アクノリッジ信号の数から前記アクノリッジ信号の前記受信状態を判断する受信状態判断部を有し、
    前記受信状態判断部で判断された前記受信状態を前記受信状態出力手段で出力する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の携帯警報システム。
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