JP6328831B2 - 空気搬送軽量物分離方法及び空気搬送軽量物分離装置 - Google Patents

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本発明は、フィルム、紙等の長尺薄材の側縁を切断してできる耳屑、繊維屑、オムツ、紙ロール等の軽量物を、それを搬送する空気から分離して収集回収する空気搬送軽量物分離方法及び空気搬送軽量物分離装置に関する。
フィルム、紙等の長尺薄材は、連続的製造過程で左右寸法を設定するために側縁の耳が切り取られ、巻き取られるか空気搬送するかして、耳屑として収集回収し、再利用又は廃棄される。
この耳屑の処理装置として、特許文献1に開示された耳屑風送方法及び装置ある。この技術は、送り中のウェブから切り離した耳屑を耳屑回収部へ風送する耳屑風送装置において、前記耳屑を吸入口から吸引して耳屑回収部に送る耳屑風送配管と、この耳屑風送配管の吸入口近くに設けられ、吸入された耳屑を送り方向で切断し短冊状耳屑にするカッタとを備え、前記カッタはロータリーカッタから構成されており、前記耳屑を15〜300mmの範囲で切断する(請求項3、4)。
前記耳屑回収部は、カットブロワ,セパレータ,クラッシャ,及びサイロから構成されている。短冊状に切断された耳屑(以下、短冊状耳屑)は風送配管、サイレンサを介し、カットブロワに送られる。カットブロワでは、短冊状耳屑を更に小さく切断して耳屑片にし、この耳屑片をセパレータに送る。セパレータはサイクロンから構成されており、耳屑片と空気とを分離する。分離された耳屑片はクラッシャに送られて破砕される。クラッシャで破砕された耳屑はサイロに風送され、サイロに貯留された破砕耳屑は、製膜原料として再利用が図られる(段落0019−0020)。
また、エンドレスで耳屑を搬送する技術として、搬送ダクトに空気を圧送して、エジェクタ作用で耳屑を空気搬送する装置もある。
特開2003−291091号公報
前記従来技術は、長尺の耳屑をロータリーカッタで短冊状に切断した後、耳屑回収部のカットブロワで更に小さく切断し、サイクロン式セパレータで空気から分離した耳屑片をクラッシャに送って破砕しており、多数段の切断装置を必要としている。長尺の耳屑はロータリーカッタ等の回転軸に巻き付き、詰まり等を生じることがあり、それを防止するために細かく裁断されるが、再利用するためには裁断の必要はなく、多数段の切断装置がコストを高くし、カッタのメンテナンスが必要になり、メンテナンスをするたびに装置の稼働を停止しなくてはならないものとなっている。
また、エジェクタ作用の耳屑搬送は、軽量物含有空気だけでなく余分な空気を大量に圧送しなくてはならないので、軽量物の空気搬送効率が低くなっている。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決できるようにし空気搬送軽量物分離装置を提供することを目的とする。
本発明は、長尺又は嵩高の軽量物を空気吸引により効率良く搬送し、かつ空気から分離しながら詰まりを発生することなく連続的に回収することができる空気搬送軽量物分離装置を提供することを目的とする。
本発明は、分離室の下方の分離弁体と収集室の下方の収集弁体とを1つのアクチュエータで同時閉鎖から片方の開放を行って、軽量物を確実かつ連続して回収できる空気搬送軽量物分離方法及び空気搬送軽量物分離装置を提供することを目的とする。
本発明における課題解決のための具体的手段は、次の通りである。
空気搬送軽量物分離装置は第1に、分離フィルタの上部から空気搬送により軽量物が供
給されかつ分離後の空気を外方へ排出する分離室と、この分離室から落下される軽量物を受ける分離弁体を落下口に開閉自在に設けた落下ガイド体と、この分離室から空気を吸引するブロアを有する第1吸引機構と、前記落下ガイド体から落下される軽量物を受ける収集弁体を排出口に開閉自在に設けた収集ガイド及び前記収集弁体の上方の収集室と、前記収集室から空気を吸引する第2吸引機構とを有しており、
前記分離弁体を開閉自在に支持する上軸に上揺動アームを設け、収集弁体を開閉自在に支持する下軸に下揺動アームを設け、前記上揺動アームと下揺動アームとを両揺動アーム間隔を伸縮しかつ重量を付与可能なアクチュエータで連結していることを特徴とする。
第2に、前記アクチュエータが伸長して収集弁体を閉鎖して分離弁体を開放する時に前記収集弁体の閉鎖を検出する下センサと、収集弁体の閉鎖状態からアクチュエータが収縮を開始して分離弁体を閉鎖する時に前記分離弁体の閉鎖を検出する上センサと、アクチュエータの収縮中に上センサがオフで下センサもオフになったときにアクチュエータを一旦伸長動作させる制御部とを有することを特徴とする。
第3に、前記第1吸引機構は分離室とブロアの吸入口とを負圧案内部材で連結し、ブロアの吸入口で負圧案内部材の開度を調整する第1エアーバルブを有することを特徴とする。
第4に、前記第2吸引機構は収集室と第1吸引機構のブロアの吸入口とを繋ぐダクトと、このダクトの空気吸引量を調整する第2エアーバルブとを有し、前記ブロアの吸入口には第1エアーバルブと第2吸引機構のダクトの出口とを併設配置しており、前記第1エアーバルブによる第1吸引機構の空気吸引量調整と第2エアーバルブの空気吸引量調整とを独立していることを特徴とする。
第5に、前記分離フィルタを収納しかつ分離室を形成した上ケースと、落下ガイド体を収納しかつ落下ガイド体の下方の収集室を形成した中ケースと、収集室の下方の収集ガイドを収納した下ケースとを上下に連結していることを特徴とする。
第6に、前記落下ガイド体は下部に正面視V字状の落下口が形成され、この落下口を開閉する一対の分離弁体が一対の上軸を介して回動自在に設けられ、両上軸に上アームが設けられ、一方の上軸の回転で他方の上軸を逆転させる上リンクで両上アームが連結されていることを特徴とする。
第7に、前記収集ガイドは下部に正面視V字状の排出口が形成され、この排出口を開閉する一対の収集弁体が一対の下軸を介して回動自在に設けられ、両下軸に下アームが設けられ、一方の下軸の回転で他方の下軸を逆転させる下リンクで両下アームが連結されていることを特徴とする。
本発明によれば、軽量物を搬送空気から分離し、連続的にかつ効率よく収集回収することができる。
即ち、第1の空気搬送軽量物分離装置は、分離弁体を開閉自在に支持する上軸に上揺動アームを設け、収集弁体を開閉自在に支持する下軸に下揺動アームを設け、上揺動アームと下揺動アームとを両揺動アーム間隔を伸縮しかつ重量を付与可能なアクチュエータで連結しているので、1つのアクチュエータの伸縮で、分離弁体と収集弁体とを共に閉鎖した状態から、一方又は他方を開放することができ、搬送空気からの軽量物の分離、分離した軽量物の収集、収集した軽量物の排出を確実にかつ連続して行うことができ、軽量物を連続的にかつ効率よく収集回収することができる。
第2の空気搬送軽量物分離装置は、アクチュエータの収縮中に上センサがオフで下センサもオフになったときにアクチュエータを一旦伸長動作させる制御部を有するので、分離弁体が閉鎖時に軽量物を挟み込んで閉鎖を完了できないときに、アクチュエータを一旦伸長させて挟み込み軽量物を落下させることができる。
第3の空気搬送軽量物分離装置は、第1吸引機構は第1エアーバルブで分離室からの空気吸引量を調整することができ、軽量物をその質量に適合した空気吸引により確実かつ効率よく搬送・分離をすることができる。
第4の空気搬送軽量物分離装置は、第2吸引機構は第2エアーバルブで収集室からの空
気吸引量を調整することができ、かつ第1吸引機構のブロアを兼用しながら第1吸引機構の空気吸引量調整から独立して第2エアーバルブで
空気吸引量を調整することができる。
第5の空気搬送軽量物分離装置は、上ケースと中ケースと下ケースとを上下に連結しているので、それぞれ個別に形成して組み立てることができる。
第6の空気搬送軽量物分離装置は、落下ガイド体の落下口を一対の分離弁体で開閉するので、中ケースの上下寸法を小さくしたり、または落下ガイド体内の分離物収容体積を大きくしたりすることができる。
第7の空気搬送軽量物分離装置は、収集ガイドの排出口を一対の収集弁体で開閉するので、下ケースの上下寸法を小さくしたり、または収集ガイド内の分離物収容体積を大きくしたりすることができる。
本発明の第1実施形態を示す正面図である。 第1実施形態の断面正面図である。 第1実施形態の側面図である。 第1実施形態の平面図である。 図1のX−X線断面図である。 本発明の第2実施形態を示す正面図である。 第2実施形態の断面正面図である。 第2実施形態の側面図である。 第2実施形態の平面図である。 図6のY−Y線断面図である。 紙ロールの詰まり状態を示す断面正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
フィルム、紙等の長尺薄材の側縁を切断してできる長尺な耳屑、衛生用品製造機で生成される繊維屑、オムツ製造時に発生する規格外のオムツ、紙ロール製造時に発生する規格外の嵩高な紙ロール等(以下、軽量物と称する。)は、生成箇所から空気搬出される。
(第1実施形態)
図1〜5において、第1実施形態の空気搬送軽量物分離装置1を示しており、この空気搬送軽量物分離装置1は、空気吸引により搬送される軽量物を空気から分離して、連続的に収集・回収するものであって、概略的に、上下方向に長い装置ケース21の内部に分離室3及び収集室5を形成し、外側面に第1吸引機構4及び第2吸引機構6を装着している。
装置ケース21は平面視矩形(実施形態では正方形)の上中下の3段の筒ケースからなり、上ケース21U内には多孔円筒形状の分離フィルタ13が配置され、この分離フィルタ13の上部に搬入口部材14が設けられ、上ケース21Uの側面に第1吸引機構4の負圧案内部材22が取り付けられている。
前記搬入口部材14は、上ケース21Uの上面を塞ぐ取り付け板14aに分離フィルタ13内と連通する円筒部材14bを設け、この円筒部材14bの外周に導入口14cを設けており、導入口14cは軽量物を発生する箇所から空気搬送するダクトに連結され、軽量物含有空気が円筒部材14bの内周面に接線方向から供給される。
前記負圧案内部材22はブロア23にダクトを介して接続されており、ブロア23の空気吸引により分離フィルタ13の外周側で負圧を発生し、導入口14cから分離フィルタ13内に渦巻き旋回しながら入った空気を吸引し、軽量物を分離する。軽量物は長尺のものだけでなく、切れているもの、細かく裁断されたもの、嵩のあるものも分離され、下方へ落下される。
前記上ケース21U、分離フィルタ13、搬入口部材14、負圧案内部材22及びブロア23等は、搬送されてくる軽量物含有空気からサイクロン作用で軽量物を分離する軽量物分離機構を構成している。
前記分離フィルタ13の下部は円筒から絞られて四角形状になった落下ガイド体24を有しており、この落下ガイド体24の下部は下端が斜めに切られていて水平線に対して傾斜した落下口3Aになっている。この落下口3Aはその上部で空気から分離された軽量物を下方へ落下させる開口であり、分離弁体8によって開閉自在になっている。
分離フィルタ13の下部の落下ガイド体24が位置する中ケース21Mには上軸(上水平軸)25が回動自在に支持され、この上軸25に分離弁体8が設けられている。分離弁体8は垂直位置から略60度回動可能になっており、従って落下口3Aは上軸25側から略30度下向きに傾斜している。落下口3Aの口縁には分離弁体8が当接する当たり部材28が設けられている。
前記中ケース21Mの下部には下ケース21Dが連結され、この下ケース21Dの上部には収集ガイド30が設けられ、この収集ガイド30内から中ケース21M内までが収集室5となっている。
収集ガイド30は上部より下部が小さい四角錐形状の筒体であり、その下部は正面視逆山形形状になっていて、平面視四角形、正面視V字状の排出口5Aが形成されており、この排出口5Aは左右一対の収集弁体9によって開閉自在になっている。
下ケース21Dには左右一対の下軸(下水平軸)31が回動自在に支持され、この各下軸31にそれぞれ収集弁体9の基部が取り付けられている。左右収集弁体9は下軸31から垂下した垂直位置から略60度回動可能になっており、従って排出口5Aは下軸31側から略30度下向きに傾斜している。排出口5Aの口縁には収集弁体9が当接する当たり部材32が設けられている。
左右収集弁体9は排出口5Aを閉鎖した状態でその上に軽量物を収集載置でき、左右下軸31の回動により下向きに観音開き状に同時開放され、収集軽量物を下方へ排出する。なお、排出された軽量物は、自動梱包機、減容機、運搬車等に供給されたり、搬送コンベアで再使用施設へ搬送されたりする。
前記分離弁体8と収集弁体9との間にはエアーシリンダからなる同期アクチュエータ16が設けられている。
分離弁体8の上軸25は両軸端が中ケース21Mから外方に突出され、その両軸端に上揺動アーム35が固定され、この両上揺動アーム35に連結ロッド34を介して同期アクチュエータ16のピストンロッド16aの先端が連結されている。
収集弁体9の左右下軸31は両軸端が下ケース21Dから外方に突出され、右下軸31の両軸端には一対の下アーム36が設けられ、左下軸31の両軸端には一対の下アーム37が固定されており、両下アーム36、37は同一寸法であり、下リンク38で連結されていて、一方が時計方向に回動するとき、他方は反時計方向に回動する。
前記右下軸31の両軸端には一対の下揺動アーム39が設けられており、この両下揺動アーム39の自由端側に設けた連結ロッド40が同期アクチュエータ16のシリンダチューブ16bの下部と連結されている。
同期アクチュエータ16は電磁弁48によって伸縮作動し、上下及び左右に移動可能であって、ピストンロッド16aを伸張しているとき(図2に示す。)、重量が働いて一対の収集弁体9を排出口5Aに当接して閉鎖し、分離弁体8を垂直位置にして落下口3Aを開放状態にする。排出口5A閉鎖状態が軽量物を収集する運転状態である。
排出口5Aが閉鎖状態でかつ分離弁体8が開放状態からピストンロッド16aを収縮していくと、同期アクチュエータ16の重量によりまず分離弁体8が垂直位置から回動して落下口3Aに当接して閉鎖し、分離弁体8と収集弁体9とが同時に閉鎖する状態を経て、分離弁体8が落下口3Aに当接して停止することにより分離弁体8のそれ以上の上動がなく、さらなるピストンロッド16aの収縮によりシリンダチューブ16bが上昇して下揺動アーム39を上昇揺動し、左右収集弁体9を閉鎖位置から垂直位置に移動して排出口5Aを開放する(図1に示す。)。この排出口5A開放状態が収集軽量物を外部に排出する運転状態である。
前記同期アクチュエータ16は分離弁体8を閉鎖しているときに収集弁体9を開放でき、収集弁体9を閉鎖しているときに分離弁体8を開放でき、分離弁体8と収集弁体9とは
一方を開放するとき他方を閉鎖し、他方を開放するとき一方を閉鎖する。
前記中ケース21Mの前後部には収集室5と連通する開口5Bが形成されており、この開口5Bに収集フィルタ15が設けられるとともに第2吸引機構6が連結されている。
第2吸引機構6は前後開口5Bに連通する水平ダクト44と、この水平ダクト44の中央と負圧案内部材22とを連通する垂直ダクト45と、この垂直ダクト45内の空気流通を断接するエアーバルブ10と、このエアーバルブ10を閉鎖する開閉アクチュエータ17とを有する。
前記第2吸引機構6は収集室5と第1吸引機構4の吸引側(負圧側)とを接続するものであって、第1吸引機構4のブロア23によって負圧案内部材22内の空気とともに垂直ダクト45内の空気が吸引され、収集室5内を負圧にする。収集室5内が負圧になることにより、分離フィルタ13内の軽量物は下方へ引っ張られ、落下ガイド体24から確実に落下して収集弁体9上に誘導される。
収集室5は分離室3の下方に位置しかつ連通しているので、第2吸引機構6による空気吸引は分離室3からの空気吸引であり、搬入口部材14から軽量物を搬入するための空気吸引効率は高く維持される。
前記エアーバルブ10は垂直ダクト45に枢支された支軸46に設けられており、垂直ダクト45内に配置されていて、図2実線位置が開放位置であり、2点鎖線位置が閉鎖位置であり、垂直ダクト45の外部に設けたエアーシリンダ等の開閉アクチュエータ17によって開閉揺動される。
開閉アクチュエータ17はソレノイドバルブ49を有し、同期アクチュエータ16の電磁弁48と同期して作動される。
一対の収集弁体9で排出口5Aを閉鎖し、かつ分離弁体8で落下口3Aを開放して軽量物を収集するとき、開閉アクチュエータ17はピストンロッドを収縮してエアーバルブ10を開放位置に配置し、収集室5内の空気を吸引して軽量物の落下を促進する。
一対の収集弁体9で排出口5Aを開放して軽量物を排出するとき、排出口5Aの下方から空気を吸引しないためにエアーバルブ10を閉鎖する。このとき分離弁体8で落下口3Aは閉鎖される。
第2吸引機構6はエアーバルブ10の閉鎖により吸引作用を停止するが、第1吸引機構4はそのまま吸引作用をし、搬送空気から軽量物を分離する。この時分離される軽量物は分離弁体8上に載置されて、落下ガイド体24内に一時貯溜される。
収集軽量物を収集室5から排出した後は、収集弁体9で排出口5Aを閉鎖し、分離弁体8を開放して一時貯溜されていた軽量物を収集弁体9上に落下し、エアーバルブ10を開いて収集室5内の空気を第1吸引機構4のブロア23で吸引する。
前記収集軽量物を収集室5から排出するときも、第1吸引機構4を停止することなく分離室3で軽量物の分離を行うので、軽量物の回収は連続して行われ、空気搬送軽量物分離装置1及び軽量物発生施設を連続稼働できる。
空気搬送軽量物分離装置1による空気搬送軽量物分離方法を説明する。
第1吸引機構4により分離室3を負圧にして、搬入口部材14の導入口14cから軽量物含有空気を取り入れ、円筒部材14b内で渦巻き旋回させながら分離フィルタ13の上部に導入し、サイクロン作用で軽量物含有空気から空気を吸引しかつ軽量物を分離する。この分離した軽量物を分離フィルタ13から落下ガイド体24で案内しながら下方に落下し、収集室5の収集弁体9上に受け止める。
収集室5内に軽量物が堆積したときに、同期アクチュエータ16を収縮させて分離弁体8で落下口3Aを閉鎖し、それから収集弁体9で排出口5Aを開放すると、第1吸引機構4による分離室3での軽量物分離は連続して継続され、分離軽量物は分離弁体8上に仮堆積し、同時に収集弁体9の開放により排出口5Aから堆積軽量物が排出される。
堆積軽量物が排出された後は、同期アクチュエータ16を伸張させて、収集弁体9で排出口5Aを閉鎖し、分離弁体8で落下口3Aを開放し、分離弁体8上に仮堆積されていた分離軽量物を落下して閉鎖した収集弁体9上に堆積させる。
収集弁体9を閉鎖しているときに、第2吸引機構6の開閉アクチュエータ17を作動し
てエアーバルブ10を開放すると、収集室5内の空気は第1吸引機構4の吸引側へ吸引され、これにより、分離室3内の分離軽量物は落下口3Aからの落下が促進され、収集弁体9上に堆積される。このとき搬入口部材14から分離室3への軽量物含有空気の吸引は、効率が低下することなく高く維持される。
前記収集弁体9で排出口5Aを開放して堆積軽量物を排出するとき、収集弁体9の開放に先行してエアーバルブ10を閉鎖し、収集室5から第1吸引機構4の吸引側への空気吸引を停止し、外部空気を排出口5Aを介して吸引しないようにする。これにより、排出口5Aからの軽量物排出が確実に行える。
軽量物の排出後は、収集弁体9を閉じ、分離弁体8を開き、そしてエアーバルブ10を開放する。
(第2実施形態)
図6〜11において、第2実施形態の空気搬送軽量物分離装置100を示している。フィルム、紙等の耳屑、繊維屑、規格外紙ロール等の軽量物は、形状、質量(重量、含有水分量等も含む)が均一ではなく、品物に応じて異なっており、空気搬送分離においては軽量物をその形状、質量に応じた適正な処理を必要とする。
この空気搬送軽量物分離装置100は、軽量物の形状、質量に適応した空気吸引量に調整しながら空気吸引により軽量物を搬送しかつ空気から分離して、連続的に収集・回収するものであって、概略的に、上下方向に長い装置ケース21の内部に分離室3及び収集室5を形成し、外側面に第1吸引機構104及び第2吸引機構6を装着している。
なお、空気搬送軽量物分離装置100の構成要素で第1実施形態の空気搬送軽量物分離装置1と実質的に同一構成のものは、図6〜11中同一符号で示す。
装置ケース21は平面視矩形状の上ケース21U、中ケース21M及び下ケース21Dを上下3段に積み重ねた筒ケースであり、上ケース21U内には分離室3が形成され、その内部に多孔円筒形状の分離フィルタ13が配置され、この分離フィルタ13の上部に搬入口部材14が設けられ、上ケース21Uの一側面に第1吸引機構104の負圧案内部材22が取り付けられ、他の2側面に開閉扉21aが設けられている。
前記負圧案内部材22はブロア23にダクト102を介して接続されており、ブロア23の空気吸引により分離フィルタ13の外周側で負圧を発生し、導入口14cから分離フィルタ13内に渦巻き旋回しながら入った空気を吸引し、軽量物を分離する。ブロア23は空気吸引力が調整可能である。
前記上ケース21U、搬入口部材14、負圧案内部材22、ダクト102及びブロア23等は、外部で生成された軽量物を分離室3に空気搬送し、かつ空気からサイクロン作用で軽量物を分離する第1吸引機構104を構成している。
前記ダクト102が負圧案内部材22の出口とブロア23の入口とを連結しており、ダクト102内には負圧案内部材22からブロア23に流動される空気吸引量を調整する第1エアーバルブ99が設けられている。この第1エアーバルブ99は支軸99aを介してダクト102に回動可能に支持されており、手動または開閉アクチュエータによって全開位置から全閉位置まで開閉角度調整自在になっている。
即ち、第1エアーバルブ99はブロア23の吸入口で負圧案内部材22の開度を調整可能であり、軽量物の質量が大きいときは、吸引力が大きくとも空気分離ができるので開度を大きくし、軽量物の質量が小さいときは、吸引力が大きいと軽量物が飛散するので開度を小さくする。第1エアーバルブ99の開度は軽量物の種類によって調整される。
前記分離フィルタ13の下方の中ケース21Mの上部内には円筒から絞られて四角形状になった落下ガイド体24が設けられている。この落下ガイド体24の下部は正面視逆山形形状になっていて、平面視四角形、正面視V字状の落下口103Aが形成されている。即ち、落下ガイド体24の下端はV字状開先に切られていて中央から左右両方向に上向き傾斜した落下口103Aになっている。この落下口103Aはその上部で空気から分離された軽量物を下方へ落下させる開口であり、左右一対の分離弁体108によって観音開き状に開閉自在になっている。
前記中ケース21Mには左右一対の水平な上軸125が回動自在に支持され、この各上
軸125に前記分離弁体108が設けられている。
分離弁体108は垂直位置から略60度回動可能になっており、従って左右落下口103Aは上軸125側から略30度下向きに傾斜している。
前記落下ガイド体24の下部に左右落下口103Aを形成して、一対の分離弁体108で開閉する構造にすることにより、各分離弁体108の面積が小さくなり、中ケース21Mの上下寸法を小さく、または落下ガイド体24内の分離物収容体積を大きくすることができる。
前記中ケース21Mの下部には下ケース21Dが連結され、この下ケース21Dの上部には収集ガイド30が設けられ、この収集ガイド30内から中ケース21M内までが収集室5となっている。
収集ガイド30は前記落下ガイド体24と同様に、上部より下部が小さい四角錐形状の筒体であり、平面視四角形、正面視V字状の排出口5Aを左右一対の収集弁体9によって開閉自在になっている。
下ケース21Dに回動自在に支持された左右一対の水平な下軸31にそれぞれ収集弁体9の基部が取り付けられ、下軸31から垂下した垂直位置から略60度回動して排出口5Aを閉鎖する。
左右収集弁体9は排出口5Aを閉鎖した状態でその上に軽量物を収集載置でき、左右下軸31の回動により下向きに観音開き状に同時開放され、収集軽量物を下方へ排出する。なお、排出された軽量物は、自動梱包機、減容機、運搬車等に供給されたり、搬送コンベアで再使用施設へ搬送されたりする。
前記収集ガイド30も一対の収集弁体9によって開閉する構造にすることにより、収集弁体9の面積が小さくなり、下ケース21Dの上下寸法を小さく、または収集ガイド30内の収集物収容体積を大きくすることができる。
前記分離弁体108と収集弁体9との間にはエアーシリンダからなる同期アクチュエータ16が設けられている。
左右分離弁体108の各上軸125は両軸端が中ケース21Mから外方に突出され、右下軸125の両軸端には一対の上アーム136が設けられ、左下軸125の両軸端には一対の上アーム137が固定されており、両上アーム136、137は同一寸法であり、上リンク138で連結されていて、一方が時計方向に回動するとき、他方は反時計方向に回動する。
また、前記右上軸125の両軸端に上揺動アーム35が固定され、この両上揺動アーム35に連結ロッド34を介して同期アクチュエータ16のピストンロッド16aの先端が連結されている。
符号SUは、分離弁体8を閉鎖位置にしたときの上揺動アーム35の自由端によって作動(オンになる)する近接センサ等の上センサであり、分離弁体8の閉鎖を検出する。
収集弁体9の左右下軸31は両軸端が下ケース21Dから外方に突出され、右下軸31の両軸端には一対の下アーム36が設けられ、左下軸31の両軸端には一対の下アーム37が固定されており、両下アーム36、37は同一寸法であり、下リンク38で連結されていて、一方が時計方向に回動するとき、他方は反時計方向に回動する。
前記右下軸31の両軸端には一対の下揺動アーム39が設けられており、この両下揺動アーム39の自由端側に設けた連結ロッド40が同期アクチュエータ16のシリンダチューブ16bの下部と連結されている。従って、同期アクチュエータ16(単にアクチュエータとも言う)は、上揺動アーム35と下揺動アーム39とを両揺動アーム間隔を伸縮するとともに、両揺動アーム35、39のそれぞれにアクチュエータ重量を付与し、分離弁体8及び収集弁体9を閉鎖させる作用をする。
符号SDは、収集弁体9を閉鎖位置にしたときの下揺動アーム39の自由端によって作動(オンになる)する近接センサ等の下センサであり、収集弁体9の閉鎖を検出する。
前記上センサSU及び下センサSDは制御部107に接続されており、この制御部107には同期アクチュエータ16の電磁弁48も接続されており、制御部107は定期的に電磁弁48を作動させるだけでなく、上センサSU及び下センサSDからの検出信号に異
常を来たしたときにも電磁弁48を作動させる。
同期アクチュエータ16は電磁弁48によって伸縮作動し、上下及び左右に移動可能であって、ピストンロッド16aを伸張しているとき(図7に示す。)、重量が働いて一対の収集弁体9を排出口5Aに当接して閉鎖し、分離弁体108を垂直位置にして落下口103Aを開放状態にする。排出口5A閉鎖状態が軽量物を収集する運転状態である。
排出口5Aが閉鎖状態でかつ分離弁体108が開放状態からピストンロッド16aを収縮していくと、同期アクチュエータ16の重量によりまず分離弁体108が垂直位置から回動して落下口103Aに当接して閉鎖し、分離弁体108と収集弁体9とが同時に閉鎖する状態を経て、分離弁体108が落下口103Aに当接して停止することにより分離弁体108のそれ以上の上動がなく、さらなるピストンロッド16aの収縮によりシリンダチューブ16bが上昇して下揺動アーム39を上昇揺動し、左右収集弁体9を閉鎖位置から垂直位置に移動して排出口5Aを開放する(図6に示す。)。この排出口5A開放状態が収集軽量物を外部に排出する運転状態である。
前記同期アクチュエータ16は分離弁体108を閉鎖しているときに上センサSUがオンになっていて、分離弁体108に同期アクチュエータ16の重量を加えたままで収縮動作により、収集弁体9を閉鎖状態から開放動作する。
また、収集弁体9を閉鎖しているときに下センサSDがオンになっていて、収集弁体9に同期アクチュエータ16の重量を加えたままで伸長動作により、分離弁体108を閉鎖状態から開放動作する。分離弁体108と収集弁体9とは同時閉鎖を経てどちらか一方が開放される。
そして、空気搬送軽量物分離装置100を紙等の耳屑、規格外紙ロール等の軽量物の処理に使用しているときに、図11に示すように、収集弁体9を閉鎖して下センサSDがオンになっているとき、同期アクチュエータ16を収縮動作して分離弁体108を閉鎖していく際に、左右分離弁体108で紙ロール等の形状の大きい軽量物Kを挟み込むことがある。
この場合は、上揺動アーム35が閉鎖位置まで達しないので上センサSUがオフのまま、同期アクチュエータ16の収縮動作が続くと下揺動アーム39を開放方向に揺動することになり、下揺動アーム39が揺動すると下センサSDがオフになる。
上センサSUがオフで下センサSDもオフという異常な状態になると、制御部107がそれを感知して同期アクチュエータ16を一旦伸長動作させる。同期アクチュエータ16を伸長動作させると、先に収集弁体9が閉鎖され、続いて分離弁体108が開き、挟み込んでいた紙ロールKを落下排除する。その後、同期アクチュエータ16を収縮動作して、分離弁体108を閉鎖して上センサSUがオンなることを確認する。
前記中ケース21Mの周囲3面には収集室5と連通する開口5Bが形成されており、この全開口5Bに収集フィルタ15が設けられるとともに、第2吸引機構6のダクトが連結されている。
第2吸引機構6は3面の開口5Bに連通する水平ダクト44と、この水平ダクト44の中央と負圧案内部材22とを連通する垂直ダクト45と、負圧案内部材22内で垂直ダクト45の上端とブロア23とを連通する連通ダクト97と、前記垂直ダクト45内の空気流通を断接する第2エアーバルブ110と、この第2エアーバルブ110を閉鎖する開閉アクチュエータ17とを有する。
前記連通ダクト97は負圧案内部材22内に挿通されており、その出口はダクト102まで延設され、ダクト102の入口に連通する負圧案内部材22の出口はその一部が連通ダクト97によって占有されている。
前記連通ダクト97の出口及び負圧案内部材22の出口はブロア23と常に連通し、負圧案内部材22の出口は第1エアーバルブ99の開度によって空気流通量が調整される。
前記第2エアーバルブ110は垂直ダクト45に枢支された横軸146に設けられており、垂直ダクト45内に配置されていて、図6、7に破線で示すように、横軸146から立設した位置が開放位置であり、2点鎖線位置が閉鎖位置であり、垂直ダクト45の外部に設けたエアーシリンダ等の開閉アクチュエータ17によって開閉揺動される。
開閉アクチュエータ17はソレノイドバルブ49を有し、同期アクチュエータ16の電磁弁48と同期して作動される。
前記第2吸引機構6は収集室5と第1吸引機構104のブロア23とを接続するものであって、ブロア23によって負圧案内部材22内の空気とともに連通ダクト97、垂直ダクト45及び水平ダクト44内の空気が吸引され、収集室5内を負圧にする。収集室5内が負圧になることにより、分離フィルタ13及び分離室3内の軽量物は下方へ引っ張られ、落下ガイド体24から確実に落下して収集弁体9上に誘導される。
収集室5は分離室3の下方に位置しかつ連通しているので、第2吸引機構6による空気吸引は分離室3からの空気吸引であり、搬入口部材14から軽量物を搬入するための空気吸引効率は高く維持される。
一対の収集弁体9で排出口5Aを閉鎖し、かつ分離弁体8で落下口103Aを開放して軽量物を収集するとき、開閉アクチュエータ17はピストンロッドを収縮して第2エアーバルブ110を開放位置に配置し、収集室5内の空気を吸引して軽量物の落下を促進する。
一対の収集弁体9で排出口5Aを開放して軽量物を排出するとき、排出口5Aの下方から空気を吸引しないために第2エアーバルブ110を閉鎖する。このとき分離弁体108で落下口103Aは閉鎖される。
第2吸引機構6は第2エアーバルブ110の閉鎖により吸引作用を停止するが、第1吸引機構104はそのまま吸引作用をし、搬送空気から軽量物を分離する。この時分離される軽量物は分離弁体108上に載置されて、落下ガイド体24内に一時貯溜される。
収集軽量物を収集室5から排出した後は、収集弁体9で排出口5Aを閉鎖し、分離弁体108を開放して一時貯溜されていた軽量物を収集弁体9上に落下し、第2エアーバルブ110を開いて収集室5内の空気を第1吸引機構104のブロア23で吸引する。
前記収集軽量物を収集室5から排出するときも、第1吸引機構104を停止することなく分離室3で軽量物の分離を行うので、軽量物の回収は連続して行われ、空気搬送軽量物分離装置100及び軽量物発生施設を連続稼働できる。
第2実施形態の空気搬送軽量物分離装置100による空気搬送軽量物分離方法を説明する。
処理する軽量物の形状、質量等の特質に対応して第1エアーバルブ99の開度を調整し、第1吸引機構104の吸引空気量を設定し、第1吸引機構104を作動して、分離室3を負圧にして、搬入口部材14の導入口14cから軽量物含有空気を取り入れ、円筒部材14b内で渦巻き旋回させながら分離フィルタ13の上部に導入し、サイクロン作用で軽量物含有空気から空気を吸引しかつ軽量物を分離する。この分離した軽量物を分離フィルタ13から落下ガイド体24で案内しながら下方に落下し、収集室5の一対の収集弁体9上に受け止める。このとき、一対の収集弁体9は同期アクチュエータ16の重量が付与されて排出口5Aを閉鎖しており、下センサSDはオンになっている。
収集室5内に軽量物が堆積したときに、同期アクチュエータ16を収縮させていくと、一対の収集弁体9に同期アクチュエータ16の閉鎖方向の重量が付与されたまま、一対の分離弁体108が閉鎖動作をし、落下口103Aを閉鎖する。このとき、一対の分離弁体108が軽量物Kを挟み込んで上センサSUがオンにならないと、同期アクチュエータ16が一旦伸長して分離弁体108を開放動作させ、再び同期アクチュエータ16を収縮して分離弁体108を閉鎖動作させる。
一対の分離弁体108が閉鎖すると、分離弁体108に同期アクチュエータ16の閉鎖方向の重量が付与されるので、同期アクチュエータ16の収縮動作は一対の収集弁体9を開放動作させ、排出口5Aを開放する。一対の収集弁体9の同時開放(下センサSDはオフ)により排出口5Aが開放すると、排出口5Aから堆積軽量物が排出される。排出口5Aの開放中、第1吸引機構4による分離室3での軽量物分離は連続して継続され、分離軽量物は分離弁体108上に仮堆積される。
堆積軽量物が排出された後は、同期アクチュエータ16を伸張させて、一対の収集弁体9で排出口5Aを閉鎖し、一対の分離弁体108で落下口103Aを開放し、両分離弁体
108上に仮堆積されていた分離軽量物を落下して閉鎖している一対の収集弁体9上に堆積させる。
収集弁体9を閉鎖しているときに、第2吸引機構6の開閉アクチュエータ17を作動して第2エアーバルブ110を開放すると、収集室5内の空気は、水平ダクト44、垂直ダクト45及び連通ダクト97を介してブロア23の吸引側へ吸引され、これにより、分離室3内の分離軽量物は落下口103Aからの落下が促進され、収集弁体9上に堆積される。
このとき第2吸引機構6の空気の吸引は第1エアーバルブ99の開度の影響は少なく、ブロア23の能力を十分受けて行われ、また、搬入口部材14から分離室3への軽量物含有空気の吸引も、軽量物の種類に適合した吸引力で効率が低下することなく行われる。
前記収集弁体9で排出口5Aを開放して堆積軽量物を排出するとき、収集弁体9の開放に先行して第2エアーバルブ110を閉鎖し、収集室5からブロア23への空気吸引を停止し、排出口5Aから外部空気を吸引しないようにする。これにより、排出口5Aからの軽量物排出が確実に行える。
軽量物の排出後は、収集弁体9を閉じ、分離弁体108を開き、そして第2エアーバルブ110を開放する。
なお、本発明は前記第1及び第2実施形態における各部材の形状及びそれぞれの前後・左右・上下の位置関係は、図1〜11に示すように構成することが最良である。しかし、前記実施形態に限定されるものではなく、部材、構成を種々変形したり、組み合わせを変更したりすることもできる。
例えば、分離フィルタ13は上部から下部まで同一径の円筒形であるが、上部より下部が小径の円錐形にしてもよい。
第2吸引機構6はブロア23と別個のブロアを設けて、垂直ダクト45に接続してもよく、質量の高い軽量物の場合は、落下ガイド体24からの落下が確保されるので、第2吸引機構6を停止することも可能である。
分離弁体8及び収集弁体9は1枚構造又は2枚一対構造のちらでもよく、また、分離弁体8及び収集弁体9は開閉角度が60度になっているが、90度又はその他の角度に開閉してもよい。但し、開放姿勢は垂直が好ましい。
装置ケース21、落下ガイド体24及び収集ガイド30等を平面視四角形に形成しているが、平面視円形に形成してもよい。
1、100 空気搬送軽量物分離装置
3、103 分離室
3A、103A 落下口
4、104 第1吸引機構
5 収集室
5A 排出口
5B 開口
6 第2吸引機構
8、108 分離弁体
9 収集弁体
10 エアーバルブ
13 分離フィルタ
14 搬入口部材
15 収集フィルタ
16 同期アクチュエータ
17 開閉アクチュエータ
21 装置ケース
21D 下ケース
21M 中ケース
21U 上ケース
22 負圧案内部材
23 ブロア
24 落下ガイド体
25、125 上軸
30 収集ガイド
31 下軸
35 上揺動アーム
36、37 下アーム
38 下リンク
39 下揺動アーム
44 水平ダクト
45 垂直ダクト
48 電磁弁
97 連通ダクト
99 第1エアーバルブ
99a 支軸
102 ダクト
107 制御部
110 第2エアーバルブ
136、137 上アーム
138 上リンク
146 横軸
K 軽量物(紙ロール)
SU 上センサ
SD 下センサ

Claims (7)

  1. 分離フィルタの上部から空気搬送により軽量物が供給されかつ分離後の空気を外方へ排出する分離室と、この分離室から落下される軽量物を受ける分離弁体を落下口に開閉自在に設けた落下ガイド体と、この分離室から空気を吸引するブロアを有する第1吸引機構と、前記落下ガイド体から落下される軽量物を受ける収集弁体を排出口に開閉自在に設けた収集ガイド及び前記収集弁体の上方の収集室と、前記収集室から空気を吸引する第2吸引機構とを有しており、
    前記分離弁体を開閉自在に支持する上軸に上揺動アームを設け、収集弁体を開閉自在に支持する下軸に下揺動アームを設け、前記上揺動アームと下揺動アームとを両揺動アーム間隔を伸縮しかつ重量を付与可能なアクチュエータで連結していることを特徴とする空気搬送軽量物分離装置。
  2. 前記アクチュエータが伸長して収集弁体を閉鎖して分離弁体を開放する時に前記収集弁体の閉鎖を検出する下センサと、収集弁体の閉鎖状態からアクチュエータが収縮を開始して分離弁体を閉鎖する時に前記分離弁体の閉鎖を検出する上センサと、アクチュエータの収縮中に上センサがオフで下センサもオフになったときにアクチュエータを一旦伸長動作させる制御部とを有することを特徴とする請求項1に記載の空気搬送軽量物分離装置。
  3. 前記第1吸引機構は分離室とブロアの吸入口とを負圧案内部材で連結し、ブロアの吸入口で負圧案内部材の開度を調整する第1エアーバルブを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の空気搬送軽量物分離装置。
  4. 前記第2吸引機構は収集室と第1吸引機構のブロアの吸入口とを繋ぐダクトと、このダクトの空気吸引量を調整する第2エアーバルブとを有し、前記ブロアの吸入口には第1エアーバルブと第2吸引機構のダクトの出口とを併設配置しており、前記第1エアーバルブによる第1吸引機構の空気吸引量調整と第2エアーバルブの空気吸引量調整とを独立していることを特徴とする請求項3に記載の空気搬送軽量物分離装置。
  5. 前記分離フィルタを収納しかつ分離室を形成した上ケースと、落下ガイド体を収納しかつ落下ガイド体の下方の収集室を形成した中ケースと、収集室の下方の収集ガイドを収納した下ケースとを上下に連結していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気搬送軽量物分離装置。
  6. 前記落下ガイド体は下部に正面視V字状の落下口が形成され、この落下口を開閉する一対の分離弁体が一対の上軸を介して回動自在に設けられ、両上軸に上アームが設けられ、一方の上軸の回転で他方の上軸を逆転させる上リンクで両上アームが連結されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気搬送軽量物分離装置。
  7. 前記収集ガイドは下部に正面視V字状の排出口が形成され、この排出口を開閉する一対の収集弁体が一対の下軸を介して回動自在に設けられ、両下軸に下アームが設けられ、一方の下軸の回転で他方の下軸を逆転させる下リンクで両下アームが連結されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の空気搬送軽量物分離装置。
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