JP3027439U - 粉体排出装置 - Google Patents

粉体排出装置

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JP3027439U
JP3027439U JP1996001059U JP105996U JP3027439U JP 3027439 U JP3027439 U JP 3027439U JP 1996001059 U JP1996001059 U JP 1996001059U JP 105996 U JP105996 U JP 105996U JP 3027439 U JP3027439 U JP 3027439U
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Abstract

(57)【要約】 [課題] サイクロンの粉体排出機構において、従来装
置より簡単な構造でしかも効率よく粉体を回収するこ
と。 [解決手段] サイクロンの下部に2重ダンパー装置を
設け、排出口に開閉可能に設けた内、外蓋の開閉を圧力
差により行うものであり、圧力差をサイクロン内の負圧
と外気圧を利用した簡単な装置である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はサイクロンにおける新規な排出弁の開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
サイクロンにおける排出弁に係わる従来例としては、ロータリー式バルブ方式 (図8)や2重ダンパー方式(図9)が良く知られる。 サイクロンは、遠心力により分離、堆積された粉体を回収するもので、その回 収にあたって負圧であるサイクロン内と外気が排出口で連通すると外気がサイク ロン内に逆流し、粉体の回収を妨げることになる。 そこでサイクロン内と外気を連通することを防ぎながら粉体を回収する必要が あるために、上記のような方法、装置が考えられてきた。 ロータリー式バルブ方式(図8)とは、サイクロン1の下部に粉体を連続的に 排出するためにロータリーバルブを設けモーターにより回転する回転弁により、 サイクロンから落下してくる粉体を回転弁により所定数に仕切られた容器に粉体 を収容し、そしてその回転に伴いサイクロン内に外気を送り込むことなく連続的 に排出するものである。 また2重ダンパー方式(図9)とは、サイクロンの排出口に粉体収容室を形成 し、粉体収容室の上下にダンパーを設け、ダンパーを交互に開閉することで粉体 の集積と排出を同時に可能とするものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記ロータリーバルブ方式による装置等においては、回転弁とそ の側壁との間に隙間が存在し、サイクロン内部に外気が隙間より逆流し、予定の 粉体が回収出来ない等の問題が生じていた。その問題点の解決のために密閉精度 の向上や材質等の向上等試みられ、コストが高くなる一方で、長期間の使用によ る場合等には同様の不具合が生じていた。 また2重ダンパー方式においてはそのメカニズムが複雑となり、その制御に汎 用性をもたせることが難しく、大がかりな装置が必要となり大変高価なものとな っている。 そこで本考案においては、より簡単な装置において同一の効果を有する装置を 考案するとともに、コストダウンを図ることができるサイクロンにおける排出弁 の開閉装置を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案においては、上記したサイクロンの下部にサイクロンにより分離した粉 体を収容、排出可能な第1ダンパー部と、その第1ダンパー部を収容するように し、粉体を収容、排出可能な第2ダンパー部を設けた2重ダンパー方式の排出機 構を採用した。 先ず第1ダンパー部は、サイクロン本体の下部に延設して傾斜筒を設けて、傾 斜筒の端部をほぼ鉛直方向の端面となるように排出口を形成し、その排出口を覆 う開閉自在な内蓋より構成した。 次ぎに第2ダンパー部は、第1ダンパー部を収容または第1ダンパー部に連接 するように傾斜部を設けて、傾斜部の端部は第1ダンパー部と同様にほぼ鉛直方 向の端面を有する排出口と排出口を覆う開閉自在な外蓋よりなる。 更に第2ダンパーには、第2ダンパー内の圧力を、第1ダンパー部の圧力又は 大気圧とに選択、変更可能とするように、サイクロンの吸引側又は外気と連通す る選択変更可能な切換弁を設けた。
【0005】 尚、排出口が垂直でない場合にも第1ダンパー部および第2ダンパー部の粉体 の各排出口を覆う蓋が、圧力差を受けて開閉可能にする手段として各蓋をバネや ゴム等の弾性体又は蓋と天秤状につりあうよう重りを設けることで、排出口に対 して開閉可能に係合するように支持することで解決可能である。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。 図1により本考案の構成についてを説明する。1はサイクロンを示しており、 その上部は円筒形状をした円筒部2と円筒部2に連続して下方に向かって径が小 さくなる円錐部3そしてその下部に設けた円筒部4により構成されている 円筒部2はその上部側面に入口管5が連結されており、入口管5は粉体6(ダ スト、固体粒子等を含む)を含んだ空気をサイクロン1内に向かって供給されて いる。 また円筒部2の上面部7に垂直に、所定の径を有する出口管8が貫通して所定 長さだけ円筒部2に入り込むかたちで設けられている。尚、出口管8はサイクロ ン1との他端に図示しないが吸引装置に繋がっている。 従って、図示しない吸引装置の吸引力によりサイクロン1の円筒部2の内気を 吸引し、入口管5から粉体6を誘導するものである。 尚、サイクロン等は上記のものに限定せず公知のもであればよい。
【0007】 サイクロン1の下部には、分離された粉体6を収容し、排出する第1ダンパー 部9を設ける。 第1ダンパー部9は、第一傾斜筒10(以下傾斜筒10と記載する)、第一排 出口11(以下排出口11と記載する)、内蓋12により構成されている。 傾斜筒10は、円筒部4の下端に、同一内径で所定角度傾いて連結した円筒状 体である。傾斜筒10の円筒部4に対する傾斜角度については、粉体等の状況例 えば湿気や乾燥そして大きさ等の使用状況にあわせて粉体の流動性等により選択 することが望ましい。 傾斜筒10の終端は、鉛直方向となる排出口11とするように設けてあり、よ って排出口11の端面は、その正面図を示さないが楕円形状となっている。 この排出口11には、開閉する内蓋12が設けてある。 内蓋12は、排出口11を覆うことのできる広い所定面積を有する薄い平板で 、後の作用に述べるように圧力差の影響を受けやすいように軽量のものが望まし く例えばアルミニウム、、プラスチック、ステンレス等の材質を用いることが考 えられている。 内蓋12は、図1に示すように、円筒部4の円周方向外側に鍔状に固定された フランジ14にボルトナットにより一端を固定連結されたチェーン15にその上 部を吊着している。 尚、チェーン15の代替品としては金属製、化学繊維、植物繊維によりできた ものであり、内蓋12を吊るすに適したものであればよい。。 そして、内蓋12はチェーン15により鉛直方向に吊るされ、その状態で排出 口11を全面を蓋するような位置に調整してある。 更に内蓋12の排出口11に対向する面には、ゴム、シリコン等の薄い弾性シ ート材であるパッキン13を少なくとも排出口11の大きさより大きく定着させ てある。 尚、パッキン13は、内蓋12にではなく排出口11の縁にリング状に設けて もよい。
【0008】 またフランジ14から、前記した第1ダンパー部9を収容し、粉体6を収容、 排出する第2ダンパー部16を設けている。 第2ダンパー部16は、フランジ14の下面に密閉性を保持しながら固定した 円筒17下部に設けてあり、第1傾斜筒18(以下傾斜筒18と記載する)、第 二排出口19(以下排出口19と記載する)および外蓋20により構成されてい る。 傾斜筒18の終端は、鉛直方向となる排出口19とするように設けてあり、よ って排出口19の端面は、その正面図を示さないが楕円形状となっている。 この排出口19には、開閉自在な外蓋20が設けてある。 外蓋20は、排出口19を覆うことのできる広い所定面積を有する薄い平板で 、構造等は内蓋12と同様であるので説明を省略する。 外蓋20は、図1に示すように、円筒部17の円周方向外側に鍔状に固定され たフランジ21にボルトナットにより一端を固定連結されたチェーン22にその 上部を吊着している。 外蓋20も内蓋12と同様の構造であり、自然に吊り下げられた状態において 排出口19を蓋するような位置、大きさでありその排出口19に対向する面にゴ ムシート23を付けてある。
【0009】 また円筒部17の側面には通気口24と連続して吸排管25を固着し、更にそ の吸排管25の一端には三方弁26が設けてある。 三方弁26の2つの分岐口は、1つが外気と繋がり、他の1つがエアーホース 27と連結してある。そしてエアーホース27の一端は、出口管8にエアーの出 入り自由に密閉性を維持するように取り付けてある。 尚、エアーホース27は出口管8に対して垂直に取り付けるのではなく、所定 角度(図1にはほぼ45度)に取り付けることで、図示しない吸引装置の吸引力 をより受けやすくしている。
【0010】 三方弁26は、弁の切替えにより吸排管25への繋がりを、外気にするか又は エアーホース27を介して出口管8につなげるかを選択することができる。 三方弁26切り換え操作は、エアーシリンダー28のロッド29の回動により 行っている(三方弁26切り換え方法に関しては、公知の手段により可能なもの であればよい)。 三方弁26の開閉タイミングは、図示しないがコンピュータへの所定のパラメ ータ入力、例えば切り換え時間や粉体の種類等をオペレータが入力することで自 動的に行うものとしてあるが、それに限定するものではなく、タイマースイッチ 等へ予め開閉時間を設定する方法やセンサーによる傾斜筒18内の粉体6の堆積 量の検知信号に基づいて行う方法または傾斜筒18にロードセル等の秤量装置を 設けて粉体6の重量を検知しながら三方弁26の開閉を制御することも可能であ る。 尚、図中においてサイクロン1、出口管8、第1ダンパー部9の圧力(負圧) をP1とし、第2ダンパー部16内の圧力をP2、外気圧(第2ダンパー部16 の外側)をP3として示す。
【0011】 次に本考案の第2の実施例について図4を用いて説明する。 第2の実施例は、第1実施例の第2ダンパー部の構成を更にコンパクトに変更 したものである。 尚、第1実施例と同一構成部分には,同一の符号を付して説明を省略する。
【0012】 即ち第1実施例において第2ダンパー部16は、第1ダンパー部9を収容する ように設けていたが、第2の実施例では第2ダンパー部16Aを第1ダンパー部 9Aに連接した構成としている。 第1ダンパー部9Aの排出口11の端面に面を同一にしたブラケット30の取 付面31を有し、排出口11との接合部に排出口11と同一サイズの孔32を設 けて第一排出口11A(以下排出口11A)を形成する。 ブラケット30の孔32の上方には、ほぼ水平に折り返した上面33及び上面 33の先端においてもほぼ垂直に下方に向かって折り返し面34を設けた。 またブラケット30の孔32から充分距離を設けた下方において傾斜筒10と 同様に傾斜した傾斜面35を形成するように折り曲げ加工してある。
【0013】 本実施例ではブラケット30の両側には図示しない側面が設けてあり、折り返 し面34と傾斜面35とにより矩形の第2排出口19A(以下排出口19Aと記 す)が形成されている。 排出口19Aには、矩形の外蓋20が開閉自在に蓋してある。 外蓋20は、折り返し面34に外向きに突設したブラケット36にチェーン2 2を介して吊着している。
【0014】 取付面31の孔32の上方と折り返し面34との間に支持棒37を、取付面3 1方向に向かうに従って下降傾斜するように架設した。 支持棒37に遊嵌してある内蓋12Aは、排出口11Aの上方に支持棒37が 遊嵌する十分大きな孔を設けてあり、9Pと16Aとの圧力差により排出口11 Aを開閉するようになっており、自由状態では内蓋12Aは、自重により支持棒 37の下降端に位置して排出口11Aを蓋している。 折り返し面34には、2か所に通気口24A,通気口24Bが上下に設けてあ る。 通気口24Aには、吸排管25Aを介して弁の開閉をする切換弁26Aに繋が り、切換弁26Aの一方には、サイクロン1の吸引側である出口管に繋ぐがるエ アーホース27を設けた。 一方、通気口24Bには吸排管25Bを介して弁の開閉をする切換弁26Bに 繋がり、切換弁26Bの一方は外気と連通している。 そして、切換弁26Aと切換弁26Bとは相反する動きをし、切換弁26Aが 開の時には、切換弁26Bは閉じ、逆に切換弁26Aが閉の時には、切換弁26 Bは開いている状態となるように電気的に動作させている(機械的にリンクされ ていてもよい)。 よって切換弁26Aと切換弁26Bの切り換えにより、第2ダンパー部16A 内の圧力を外気側か又はサイクロン吸引側に選択可能となっている。 尚、通気口24A,通気口24Bの取り付け位置には、上記したものに限定す ることなく、水平位置に付けたり、より距離をおいて上下に設けたりまたは、同 一面でない部分に設けることが可能であり、第2ダンパー部16A内の圧力調整 に適した取り付け方法、位置を選択することが望ましい。
【0015】 次に第三実施例について図5、6に基づき説明する。 前記した実施例1及び2では、第1排出口、第2排出口が鉛直方向(垂直)の 端面を有し、それに伴い内蓋、外蓋が、それぞれ垂直方向に揺動自由に設けてあ った。 本実施例三では、内蓋、外蓋が垂直方向以外に取り付けた場合について説明す る。 尚、前記実施例と同一部分については同一符号を付け、説明を省略する。 サイクロン1の下部の円筒40の下端面は、傾斜した第1排出口11Bを形成 し、また第1排出口11Bに内蓋12を開閉可能に設て粉体を収容、排出可能な 第1ダンパー部9Bを形成している。 内蓋12は、軸41を支軸とし、下面に連結したコイルバネ42による押圧力 を受けて支えられて第1排出口11Bに当接するように設けてある。 コイルバネ42は、ベース43に他端を取り付けており、バネの弾性力が内蓋 12を第1排出口11Bに当接支持する程度のものを用いた。 本実施例ではコイルバネ42にて説明したが、弾性体であり上記した作用を得 るものでありばよく、例えばバネの種類は取付スペース等を考慮し、より適した 形状のもの例えば竹の子バネ、平バネ、ねじりバネ等から選択することが望まし く、その他の弾性体としては例えば、板状,棒状等のゴムにより代替するが可能 である。 軸41は円筒40の下端に付設してある。
【0016】 ハウジング14の下面には、下端が傾斜した矩形の第2排出口19Bを形成す る四角筒44を取り外し自由に固定した。 外蓋20は、側面46の下端部に設けた支軸47を回動軸に第2排出口19B を塞ぐように設けている。この状態で外蓋20と側面46の下辺は密閉性を維持 している。 支軸47は、四角筒44に固着したブラケット48に水平に支持されている。 外蓋20の上部には、支軸47を支点として天秤の如くにつりあうようにバラ ンサー49を設けている。 バランサー49は、シャフト50とウエイト51によりなり、ウエイト51は シャフト50上を移動及び係止可能に嵌合して外蓋20の開閉バランスを調整で きる。 四角筒44の上方には三方弁26に繋がる吸排管25を取り付けるための通気 口24を設けてある。 よって第2ダンポー部16Bは第1ダンパー9Bを収容するように、第2排出 口19B、四角筒44、外蓋20により構成され、粉体を収容、排出可能な第2 ダンパー16B内の圧力P2は,三方弁26の切り換えにより、圧力がP1又は P3に変化する。
【0017】 次ぎに図7により第4実施例を説明する。 尚、前記した実施例において示した構成と同一部分には同一の符号により示し 説明を省略する。 第2ダンパー部16Cは、第1ダンパー部9Aを収容する4角筒60、第2排 出口19C及び外蓋20により構成している。 4角筒60は、その上面に第1ダンパー9Aを収容し、ほぼ水平面となる第2 排出口19Cを設けた。 また4角筒60の上方には、第2ダンパー部16Cの圧力調整のための切換弁 に連通する通気口24A,24Bを設けてある。 外蓋20は、4角筒60の対向する側面に平行して取り付けた一対のブラケッ ト61(一方は図示せず)に水平に架設した支軸47を回動軸としてに揺動可能 に支持されている。 外蓋20には更に、支軸47を軸に外蓋20を水平状態に保てるようにするた めのバランサー49を外蓋20の反対側に設けてある。
【0018】 本実施例の作用を図1から図4により説明する。 入口管5から送給されてくる粉体6は、サイクロン1内にて遠心力を受けなが ら旋回しながら下方に落下し堆積する。 装置の始動を開始する場合は、まず三方弁26を図1に示すようして、吸排管 25とエアーホース27を連通させて運転を行う。 この場合、第2ダンパー部16内と出口管8とが連通し、第2ダンパー部16 内の空気が出口管8方向に吸引され、圧力(P2)が負圧(P1)となる。 従って、第2ダンパー部16内の圧力と第1ダンパー部9内の圧力がそれぞれ 負圧(P1)となり、内蓋12は圧力差を受けることなく、フランジ14から揺 動可能な状態に吊り下がり、排出口11を塞いでいる。 また負圧である第2ダンパー部16内の圧力(P2)と外気圧(P3)では外 気圧(P3)の方が高いために、フランジ14に吊るされた外蓋20は、押しつ けるように排出口19を塞ぐことになる。 外蓋20には、排出口19と対向する面にはパッキン23が付設してあるので 、排出口19を隙間無く塞ぐことが可能となっている。
【0019】 上記した状態で、第1ダンパー部9に入り込んだ粉体6は、内蓋12によりせ き止められて、傾斜筒10内に堆積する。堆積量が、所定量を越えるとその重み により内蓋12を押し退け、堆積した粉体6は第1ダンパー部9から第2ダンパ ー部16内に排出される。尚、第1ダンパー部9内にサイクロン1の渦巻き流が 多少ある場合には、内蓋12が揺動し、粉体6は内蓋12にせき止められずに傾 斜筒10を伝わって第2ダンパー部16内に落下する。 第2ダンパー部16内に落下した粉体6は、傾斜筒18を滑り下方の傾斜筒1 8内で外蓋20にせき止められて堆積してゆく。
【0020】 次ぎに図1の状態から所定時間経過後にエアーシリンダー28を動作して三方 弁26を図2に示すように切り換え、吸排管25と外気とを連通させる。 吸排管25と外気とを連通することにより、負圧であった第2ダンパー部16 内の圧力(P2)が外気圧(P3)と等しくなる。 従って、大気圧となった第2ダンパー部16内の圧力(P2)と負圧である第 1ダンパー部9内の圧力(P1)との圧力差により内蓋12は、排出口11に吸 着することになる。この場合にも外蓋20と同様に排出口11に対向する面にゴ ム状パッキン23が一面に張りつけてあることから、吸着時の密閉性がよい。 一方外蓋20は、第2ダンパー部16内の圧力(P2)が大気圧に等しくなた ことで、それまで吸引力を受けて排出口19に吸着していたものが解かれ、フラ ンジ19に揺動可能に吊られることになる。 従って図1に示すようにそれまで第2ダンパー部16内に堆積していた粉体6 の重みにより外蓋20は、押し退けられ堆積した粉体6を排出することができる 。 尚、三方弁26を切り換えたとほぼ同時に内蓋12が排出口11を閉じ、第2 ダンパー部16内と外気圧が等しくなった状態で粉体6を排出することになるの で、粉体6を圧力差によってまき散らすことなくスムーズに効率よく回収するこ とが可能となった。
【0021】 三方弁26を図1から図2に切り換え間もなく第2ダンパー部16内から粉体 6は排出され、その間図3に示すように第1ダンパー部9内には、連続して落下 する粉体6が傾斜筒10の下部に堆積してゆく。 よって再び粉体6の排出準備にかかるために、三方弁26を図1の状態(吸排 管25とエアーホース27を連通)に切り換える。 以上説明した装置においては、構成等が従来に比べて簡単な構成でこれまでの 課題を解決し更に繰り返し使用しても磨耗が少なく清掃、メンテナンス等の装置 の取扱も大変に簡単になった。
【0022】 第2実施例の作用効果は、切換弁25A,25Bを交互に開閉することで実施 例1同様に、第2バンパー部16A内の圧力P2が第1バンパー部9A内の圧力 P1又は大気圧P3と変化し、内蓋12Aおよび外蓋20もその圧力変化に同調 して交互に各排出口に吸着するので、外蓋20から粉体6を排出するときには内 蓋12Aが排出口11Aに吸着しているので、粉体6をまき散らすことなく確実 に排出することが可能となる。 また、第1実施例よりも第2ダンパー部をよりコンパクトにしたことで、第1 実施例の作用効果に加えて、第2ダンパー部の圧力変動をより効率よく受けるこ ととなる。 また第2ダンパー部16Aに切換弁を独立して2か所に設けたことで、切り換 えのタイミングや取り付け位置を変更可能となり、更に汎用性の高い第2ダンパ ー部16Aの圧力調整が可能とできた。
【0023】 第3実施例の作用効果を示す。 三方弁26を切り換えることにで、第2バンパー部16Bの圧力(P2)が、 第1バンパー部9部内圧力(P1)か外気圧(P3)に変化することになる。 第2バンパー部16Bの圧力(P2)が第1バンパー部9B内圧力(P1)と 等しくなると外蓋20は、圧力差によって排出口19Bに吸着し、一方内蓋12 は、圧力差による力を受ないので第1バンパー部9Bに粉体6が所定量より堆積 すると自重により内蓋12が下がって粉体6は落下し、第2バンパー部16B内 に堆積する。 そして三方弁26を切り換えて第2バンパー部16B内の圧力が外気圧と同じ になると、外蓋20は第2バンパー部16B内に堆積した粉体6の重みにより傾 斜し、粉体6は落下排出される。 逆に内蓋12は圧力差から排出口11Bに吸着しているため、外蓋20が開い ても外気が第2ダンパー部16B内に入り込むことがないので、粉体6をまき散 らすことなく効率よく排出ができた。 尚、本実施例では、各蓋12、20を支えた状態で各排出口11B、19Bを 塞ぐ程度にコイルバネ42、バランサー49を調整して設けてあるため、各蓋を 吊り下げ状態にした実施例と同様の作用効果を得たことに加え、コイルバネ42 の強さを換えたり、バランサー49のウエイト51の重さを変更またはシャフト 上をスライド等して位置を変えることで各蓋12、20が、各排出口11B、1 9Bを塞ぐ力を調整可能であり、粉体6に堆積、排出量に応じて蓋の開閉を調整 可能となった。
【0024】 第4実施例の作用効果は、上記した実施例と同様切換弁26A,26Bを交互 に開閉を行うことで、第2ダンパー部16C内の圧力変更に伴い、内蓋、外蓋の 開閉を制御し、粉体6を効率よく回収することができた。 本装置の使用環境により排出口の取り付け位置が制限される場合があるが、排 出口、外蓋、内蓋の取り付け位置、方法を選択することで対応が可能である。
【0025】 尚、実施例3、4に説明したコイルバネ42またはバランサー49の各蓋の取 り付け手段は排出口が傾斜または水平の場合以外に、実施例1、2で説明した排 出口が垂直の場合にも適用可能である。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、サイクロン本体の下部に設けた粉体の第1排出 口をほぼ鉛直方向に沿った端面とし、この第1排出口に係合する開閉自在な内蓋 を設けた第1ダンパー部と、前記第1ダンパー部に連接しほぼ鉛直方向に沿った 端面たる第2排出口に開閉自在な外蓋を設けた第2ダンパー部を設け、更に前記 第2ダンパー部に、外気とサイクロンの吸引側に連通する切換弁を設けたことに より、第2ダンパー部の圧力を第1ダンパー部内圧力とするかまたは外気圧とす るか選択することができた。 この第2ダンパー部の圧力を選択することで、各排出口に自由に揺動可能な各 蓋が圧力差を受け、各排出口に吸着又はフリーな状態で揺動開閉可能とするかを 制御することができ、しかも常に内蓋と外蓋の状態をそれぞれ反対の状態(内蓋 が閉じているときには外蓋が開閉自在で、逆に内蓋が開閉自在のときには外蓋が 閉じている)にすることができるので、それまで機械的または人的に開閉を制御 していたものが切換弁の切り換えによりだけの簡単な操作と簡単な装置で行うこ とができた。
【0027】 また、サイクロン本体の下部に延設した第1傾斜部とその第1傾斜部の端部に ほぼ鉛直方向の端面を有する第1排出口に設けられた開閉自在な内蓋よりなる第 1ダンパー部と、第1ダンパー部を収容し又は第1ダンパー部に連接し、第2傾 斜部を設けてその第2傾斜部の端部にほぼ鉛直方向の端面を有する第2排出口と 、第2排出口に設けられた開閉自在な外蓋よりなる第2ダンパー部を設けた粉体 排出装置に、更に第2ダンパー部に外気又はサイクロンの吸引側に連通する切換 弁を設けたことにより、第2ダンパー部内の圧力を切換弁の切り換えにより外気 圧または、第1ダンパー部内圧力と同一に変更可能とすることができた。
【0028】 第2ダンパー部内の圧力が第1ダンパー部内圧力と同一の場合には、内蓋は圧 力差を受けず、サイクロンからの粉体は第一傾斜部を伝わって第2ダンパー部内 に送りこまれる。 一方外蓋は、第2ダンパー部内圧力と外気圧の圧力差により第2排出部を密閉 するよう吸着することとなり、粉体は第2ダンパー部内に堆積される。 次ぎに粉体を排出するために切換弁を切り換え第2ダンパー部内の圧力を外気 圧にした場合には、内蓋は第1ダンパー部と第2ダンパー部の圧力差から第1排 出部を密閉吸着し、そして外蓋は第2ダンパー部の圧力が外気圧と同一となるこ とからフリーな状態となり第2ダンパー部内に堆積した粉体は第2傾斜部を滑り 落ちながら排出される。 この場合第2ダンパー部内はサイクロン内と隔離されているため、粉体排出時 においても粉体はサイクロン内に逆流等する不具合がなく効率よく回収すること ができた。 粉体を収容、排出する第2ダンパー部内の圧力調整を外気圧を利用したことで 、大変に簡単な装置により実現することができた。
【0029】 第1排出口、第2排出口が垂直でなく、傾斜または、水平であっても、内蓋、 外蓋に、弾性体または内蓋、外蓋を軸を揺動中心となるようにバランサーを設け て第1排出口、第2排出口に開閉可能に係合支持したことで、内蓋、外蓋が垂直 でない場合にも、切換弁の切り換えによる第2ダンパー部内の圧力変動により内 蓋、外蓋の開閉を制御可能となり、粉体を効率よく排出することができるばかり か工場等の取り付け環境、スペース等に左右されることがなくなった。
【0030】 また内蓋、外蓋を弾性体またはバランサーにより支える装置の場合、各蓋が垂 直、傾斜、水平いかなる場合にも適用でき、弾性体の弾性力の強さやバランサー のウエイトを位置を変更したり交換することで、各排出口への係合する力を変更 可能であるので粉体の一回の排出量を調整したい場合にも適用でき大変に汎用性 の高い装置とすることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案第1実施例の構成および作用を示す全体
正面断面図である。
【図2】本考案第1実施例の構成および作用を示す正面
一部断面図である。
【図3】本考案第1実施例の構成および作用を示す正面
一部断面図である。
【図4】本考案第2実施例の主要部の構成および作用を
示す正面一部断面図である。
【図5】本考案第3実施例の構成および作用を示す正面
一部断面図である。
【図6】本考案第3実施例の構成および作用を示す正面
一部断面図である。
【図7】本考案第3実施例の主要部の構成および作用を
示す正面一部断面図である。
【図8】従来技術であるロータリーバルブ方式の正面断
面図である。
【図9】従来技術である2重バルブ方式の正面断面図で
ある。
【符号の説明】
1 サイクロン 6 粉体 8 出口管 9 第1ダンパー部 10 傾斜筒 11 第1排出口 12 内蓋 13 パッキン 14 フランジ 16 第2ダンパー部 17 円筒部 18 傾斜筒 19 第2排出口 20 外蓋 21 フランジ 23 パッキン 24 通気口 25 吸排管 26 三方弁 27 エアーホース 28 エアーシリンダー P1 第1ダンパー部内の圧力 P2 第2ダンパー部内の圧力 P3 外気圧 12A 内蓋 9A 第1ダンパー部 11A 第1排出口 16A 第2ダンパー部 19A 第2排出口 30 ブラケット 32 孔 35 傾斜面 37 支持棒 25A 切換弁 25B 切換弁 40 円筒 9B 第1ダンパー部 11B 第1排出口 16B 第2ダンパー部 19B 第2排出口 41 軸 42 コイルバネ 47 支軸 48 ブラケット 49 バランサー 50 シャフト 51 ウエイト 16C 第2ダンパー部 19C 第2排出口

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイクロン本体の下部に粉体の第1排出
    口と係合する開閉自在な内蓋を設けた粉体を収容可能な
    第1ダンパー部と、 前記第1ダンパー部に連接または第1ダンパー部を収容
    し、第2排出口と係合する開閉自在な外蓋よりなる粉体
    を収容可能な第2ダンパー部を設け、 前記第2ダンパー部には、外気とサイクロンの吸引側に
    連通する切換弁を設け、切換弁の切り換えによる第2ダ
    ンパー部内の圧力変動により内蓋と外蓋の開閉を制御す
    ることを特徴とする粉体排出装置。
  2. 【請求項2】 サイクロン本体の下部に粉体の第1排出
    口と係合する開閉自在な内蓋を設けた粉体を収容可能な
    第1ダンパー部と、 前記第1ダンパー部に連接または第1ダンパー部を収容
    し、第2排出口と係合する開閉自在な外蓋よりなる粉体
    を収容可能な第2ダンパー部を設け、 内蓋および、または外蓋に開閉用のバランサーを設け、 前記第2ダンパー部には、外気とサイクロンの吸引側に
    連通する切換弁を設け、切換弁の切り換えによる第2ダ
    ンパー部内の圧力変動により内蓋と外蓋の開閉を制御す
    ることを特徴とする粉体排出装置。
  3. 【請求項3】 開閉自在な内蓋および、または外蓋は、
    第1排出口および、または第2排出口のほぼ鉛直な端面
    と係合することを特徴とする請求項1または2記載の粉
    体排出装置。
  4. 【請求項4】 第1ダンパー部および、または第2ダン
    パー部には、傾斜部を設けたことを特徴とする請求項1
    から3記載のいずれか1つに記載の粉体排出装置。
  5. 【請求項5】 バランサーは、内蓋および外蓋の支持軸
    に付設したウエイトであることを特徴とする請求項2か
    ら4記載のいずれか1つに記載の粉体排出装置。
  6. 【請求項6】 バランサーは、内蓋および外蓋に付設し
    た弾性体であることを特徴とする請求項2から4記載の
    いずれか1つに記載の粉体排出装置。
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