JP6327346B2 - 回転機 - Google Patents

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Description

本発明は、電気エネルギーと回転エネルギーとを変換する回転機に関するものである。
従来、電気エネルギーと回転エネルギーとを変換する回転機として、モータ(電動機)やダイナモ(発電機)が広く使用されている。モータは、整流子を含む回転子の回転により、電気エネルギーを回転エネルギー(回転力)に変換する。モータにおいて、ブラシと整流子は、抵抗損および回転子の回転に係る摺動接触(摩擦)により高温となる。
そのため、特許文献1〜3に開示されている、ブラシ(第1被着体)とブラシを保持する保持部(第2被着体)との接合や、整流子(第1被着体)とコイル(第2被着体)との接合などには、融点の高さから、高温はんだ(高融点はんだ)のはんだ付けやロウ付けが用いられる。
特開昭61−132286号公報 特開平3−114679号公報 特開2008−271743号公報
しかしながら、ロウ付けや高温はんだ(高融点はんだ)のはんだ付けでは、接合時に高い温度が必要である。そのため、接合部分の周辺部材に熱ダメージを与えるという問題がある。
例えば、ロウ付けは、局所的に高温になるため、その周辺部材が変形したり脆化したりする。
また、高温はんだのはんだ付け温度も300℃程度と比較的高く、その周辺部材が変形したり脆化したりする。なお、高温はんだの場合、はんだ付け時に溶融した余分なはんだがボール状となってコイル等に脱落し、ショートの原因になることがある。また、高温はんだはPb系はんだが多く、環境への負荷が懸念される。
したがって、本発明の目的は、第1被着体と第2被着体との接合時に周辺部材に与える熱ダメージを低減できる回転機を提供することにある。
本発明は、電気エネルギーと回転エネルギーとを変換する回転機において、
回転に係る摺動接触面を有する第1被着体と、
第2被着体と、
SnまたはSnを含む合金である第1金属と、CuNi合金、CuMn合金、AgPd合金、CuAl合金またはCuCr合金である第2金属と、の反応によって生成される金属間化合物を含む導電性接合部材と、を備え、
導電性接合部材は、第1被着体と第2被着体とを接合しており、
前記導電性接合部材と前記第1被着体との間および前記導電性接合部材と前記第2被着体との間にはそれぞれCuSn合金層が設けられており、前記金属間化合物相中に空孔が設けられている、
ことを特徴とする。
この構成では例えば、第1金属と第2金属との反応により、Sn、CuおよびNiからなる群より選ばれる少なくとも2種を含んだ金属間化合物またはSn、CuおよびMnからなる群より選ばれる少なくとも2種を含んだ金属間化合物が生成される。具体的には、金属間化合物は、例えばCuSn、NiSn、CuNiSn等である。
この構成において、金属間化合物は、高温はんだのはんだ付け温度300℃より低い反応温度で生成され、高温はんだの融点(183℃〜240℃)より高い融点を持つ。
そのため、第1金属と第2金属とを高温はんだのはんだ付け温度より低い反応温度で反応させて金属間化合物を生成し、導電性接合部材を得ることによって、接合部分の周辺部材が変形したり脆化したりすることを低減できる。
したがって、本発明の回転機は、第1被着体および第2被着体の接合時に周辺部材に与える熱ダメージを低減できる。
さらに、金属間化合物の融点は高温はんだの融点(183℃〜240℃)より高いため、導電性接合部材は、高温はんだより高温にさらされる部分の接合にも利用できる。
また、本発明において、導電性接合部材は、多孔質であることが好ましい。
この構成では、導電性接合部材の比表面積が大きくなる。すなわち、回転子の回転による空気流との接触面積が大きくなり、導電性接合部材の放熱性が向上する。
また、本発明において、第1被着体は、ブラシの一部を構成し、整流子と接触する摺動接触部であり、
第2被着体は、ブラシの一部を構成する固定部である、ことが好ましい。
また、本発明において、例えば第1被着体はブラシであり、第2被着体は、ブラシを保持する保持部である。
また、本発明において、例えば第1被着体は整流子であり、第2被着体は、整流子に接続するコイルである。
本発明の回転機によれば、第1被着体と第2被着体との接合時に周辺部材に与える熱ダメージを低減できる。
本発明の実施形態に係るモータ装置100の外観斜視図である。 図1に示すブラシ7の外観斜視図である。 図1に示すブラシ7の断面図である。 図2に示す摺動接触部51(第1被着体)および固定部60(第2被着体)の接合部分の拡大断面図である。 図2に示す摺動接触部51(第1被着体)および固定部60(第2被着体)の接合方法を示すフローチャートである。 図5に示す塗布工程を模式的に示す拡大断面図である。 図5に示す接合工程を模式的に示す拡大断面図である。 図5に示す加熱処理工程を模式的に示す拡大断面図である。
《本発明の実施形態》
本発明の実施形態に係るモータ装置について以下説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るモータ装置100の外観斜視図である。図2は、図1に示すブラシ7の外観斜視図である。図3は、図1に示すブラシ7の断面図である。図4は、図2に示す摺動接触部51(第1被着体)および固定部60(第2被着体)の接合部分の拡大断面図である。
モータ装置100は、ケーシング9と、永久磁石2と、回転子3と、ブラシ7と、を備える。モータ装置100は、回転子3の回転により、電気エネルギーを回転エネルギー(回転力)に変換する。
ケーシング9は、永久磁石2と、回転子3と、ブラシ7と、を収納する。ケーシング9は、胴体部91と、キャップ92と、からなる。キャップ92は、胴体部91に対して着脱自在に取り付けられている。永久磁石2は、胴体部91の内周面に固定されている。後述するブラシ7の固定部60は、キャップ92の内周面に固定されている。
回転子3は、ケーシング9内部に回転可能に支持された回転軸4に、電機子5及び電機子5のコイル(不図示)と電気的に接続された整流子6を設けたものである。電機子5は、鉄心と、図示を省略しているコイルとによって構成されている。各整流子6は、円筒状の絶縁体に、3枚の円筒片状金属板が一体成型または接着剤で接着された部材である。
ブラシ7は、図2、図3に示すように、摺動接触部51と、固定部60と、導電性接合部材20と、を備えている。
なお、摺動接触部51の材料は、例えばリン青銅や洋白などの導電性金属であって、バネ性を有するものを用いることができる。摺動接触部51の材料は、導電性の点で、銅を含む金属であることが好ましい。固定部60の材料は例えばステンレス鋼など、比較的硬質であるものを用いることができる。
ブラシ7の摺動接触部51は、回転子3の回転に係る摺動接触面71を有する。整流子6も、回転子3の回転に係る摺動接触面を有する。ブラシ7は、整流子6と常に摺動接触し、電機子5のコイルに電流を流す役割を持つ。ブラシ7と整流子6は、抵抗損により、および摺動接触(摩擦)により高温に達する。そのため、ケーシング9の内部空間も高温になる。
導電性接合部材20は、図3、図4に示すように、摺動接触部51(第1被着体)および固定部60(第2被着体)を接合している。
導電性接合部材20は、後述する第1金属11(図6参照)と、第2金属21と、の化学反応によって生成される金属間化合物相12を主相としたものである。さらに、導電性接合部材20は、金属間化合物相12中に空孔26と第2金属21とを含んでいる。
第1金属11は、Snからなる純金属である。第2金属21は、CuNi合金である。金属間化合物相12は、CuSn系合金、NiSn系合金、CuNiSn系合金を含むものである。合金層25及び合金層35については、後述する。
この導電性接合部材20は、SnとCuNi合金とを反応温度250℃程度で得られる金属間化合物相12を主相としたものであり、300℃〜600℃の範囲内の融点を持つ。すなわち、金属間化合物相12は、高温はんだのはんだ付け温度300℃より低い反応温度で生成され、高温はんだの融点(183℃〜240℃)より高い融点を持つ。
そのため、導電性接合部材20は、接合部分の周辺部材が変形したり脆化したりすることを低減できる。
したがって、摺動接触部51(第1被着体)および固定部60(第2被着体)の接合時に、この接合部分が周辺部材に与える熱ダメージを低減できる。特に、各整流子6と回転軸4とを接着する接着剤が熱ダメージによって劣化することを低減できる。
さらに、金属間化合物相12の融点は高温はんだの融点(183℃〜240℃)より高いため、導電性接合部材20は、高温はんだより高温にさらされる部分の接合にも利用できる。
さらに、導電性接合部材20は、反応時に高温はんだのような溶融状態を経ないため、ショートの要因となるボール形状を形成することがない。よって、本実施形態によれば、ショートの危険性の少ないモータ装置100を実現することができる。また、導電性接合部材20は、高温はんだのようにPbを含んでいないため、環境への負荷が懸念されない。
また、この導電性接合部材20は、図4に示すように、複数の空孔26を含んだ多孔質体であることが好ましい。導電性接合部材20は、ブラシ7や整流子6の摺動接触面の周辺に位置する。
ブラシ7や整流子6は抵抗損による発熱、および摺動接触による摩擦熱が摺動接触面で生じるが、導電性接合部材20が多孔質体であれば、導電性接合部材20の比表面積が大きくなる。すなわち、回転子3の回転による空気流との接触面積が大きくなり、導電性接合部材20の放熱性が向上する。
なお、導電性接合部材20の空孔率が5%を下回ると、空冷効果が得られにくく、導電性接合部材20の空孔率が50%を上回ると、強度が不足してしまうことがある。そのため、導電性接合部材20における空孔率は5〜50%の範囲内であることが好ましい。
以下、摺動接触部51(第1被着体)および固定部60(第2被着体)の接合方法について詳述する。
図5は、図2に示す摺動接触部51(第1被着体)および固定部60(第2被着体)の接合方法を示すフローチャートである。図6は、図5に示す塗布工程を模式的に示す拡大断面図である。図7は、図5に示す接合工程を模式的に示す拡大断面図である。図8は、図5に示す加熱工程を模式的に示す拡大断面図である。
まず、金属ペースト10を用意する。
そして、図6に示すように、金属ペースト10を、摺動接触部51(第1被着体)又は固定部60(第2被着体)の少なくともいずれか一方に塗布する(図5:S1)。本実施形態では、金属ペースト10を、固定部60へ先に塗布しているが、実施の際は摺動接触部51へ先に塗布してもよい。
金属ペースト10は、粉粒体である第1金属11及び第2金属21をペースト相31中に含む金属複合材料である。第1金属11は、Snからなる純金属である。第2金属21は、CuNi合金である。
金属ペースト10にはペースト相31として、フラックス成分が含まれていることが好ましい。このフラックス成分は、Sn粉末やCuNi合金粉末の表面酸化物を除去して活性化させる働きを有する。フラックス成分としては、たとえばロジン、有機酸、二塩基酸などを利用できる。その配合量は、金属ペースト10全量に対して0.1〜5重量%であることが好ましい。
金属ペースト10にはペースト相31として、バインダ成分が含まれていることが好ましい。このバインダ成分は、ペースト状に保持する働きを有する。バインダ成分としては、たとえばロジン、セルロース誘導体、アクリル樹脂、フェノール樹脂などを利用できる。その配合量は、金属ペースト10全量に対して0.1〜5重量%であることが好ましい。
Sn粉末とCuNi合金粉末との配合比は、重量比で、Sn粉末:CuNi合金粉末=5:95〜50:50の範囲内であることが好ましい。Sn粉末の配合量が多すぎると、接合時にはんだボールを生じてしまったり、Sn成分が残存して高温で溶融したりすることがある。一方、CuNi合金粉末の配合量が多すぎると、接合強度が不足してしまうことがある。
また、Sn粉末の平均粒径(D50)は、5〜50μmの範囲内であることが好ましく、CuNi合金粉末の平均粒径(D50)は、0.1〜80μmの範囲内であることが好ましい。
Sn粉末の平均粒径が5μmよりも小さいと、Sn粉末が溶融しないことがある。一方、Sn粉末の平均粒径が50μmよりも大きいと、反応物内での組成バラツキが大きくなってしまい、はんだボールを生じてしまうことがある。
また、CuNi合金粉末の平均粒径が0.1μmよりも小さいと、CuNi合金粉末とSn粉末の濡れ性が悪くなって分離してしまうことがある。一方、CuNi合金粉末の平均粒径が80μmよりも大きいと、接合強度が不足してしまうことがある。
次に、図7に示すように、摺動接触部51(第1被着体)および固定部60(第2被着体)を接合する(図5:S2)。
次に、図8に示すように、摺動接触部51(第1被着体)および固定部60(第2被着体)の接合部分を、例えばホットエアガンにより所定の温度(本実施形態では250℃程度)で加熱する(図5:S3)。
図7に示す金属ペースト10を加熱すると、図8に示す導電性接合部材20を得ることができる。導電性接合部材20は、金属間化合物相12と、金属間化合物相12中に含まれる第2金属21及び空孔26と、CuSn合金層25と、CuSn合金層35と、で構成されている。
詳述すると、金属ペースト10が加熱されると、第1金属と、第2金属と、の化学反応によって金属間化合物(たとえば、CuSn、NiSn、CuNiSn等)が生成される。この反応は、例えば、液相拡散接合(「TLP接合:TransientLiquid Phase DiffusionBonding」)に伴う反応である。生成される金属間化合物は、Cu、NiおよびSnからなる群より選ばれる少なくとも2種を含んだ合金である。金属間化合物の融点は、300℃以上、さらには400℃以上である。導電性接合部材20は、金属間化合物相12を主相とし、この主相中に第2金属粒や空孔(ポア)が分散した構造となっている。
また、金属ペースト10が加熱されると、同時に、第1金属11と摺動接触部51の構成金属との化学反応によって、CuSn合金層25が生成される。そのため、金属間化合物相12及び摺動接触部51の間は強固に接合される。
また、金属ペースト10が加熱されると、同時に、第1金属11と固定部60の構成金属との化学反応によって、CuSn合金層35が生成される。そのため、金属間化合物相12及び固定部60の間も強固に接合される。
なお、金属間化合物相12中にはCuNi合金粒が残存していても構わない。Sn粒は実質的に残存していないことが好ましい。CuNi合金粉末は、たとえばCu−10Ni合金粉末を用いることができる。
また、図5に示したステップS3での加熱温度は、230〜350℃程度であることが好ましい。特に、S3の加熱温度は、周辺部材に熱ダメージを与えないよう、250℃であることが最も好ましい。加熱温度とは、ホットエアガンの設定温度ではなく、接合部分を測定した温度である。S3の加熱時間も1分〜10分程度であることが好ましい。
ここで、加熱温度が230℃を下回ると、第1金属11を構成するSnが溶融せずに接合できないことがある。Snの溶融温度が、231.93℃であるためである。
一方、加熱温度が350℃を上回ると、周辺部材が変形してしまうことがある。また、加熱時間が1分を下回ると、Sn成分が残存して高温で溶融してしまうことがある。一方、加熱時間が10分を上回ると、周辺部材が変形してしまうことがある。
《その他の実施形態》
なお、前述の実施形態では本発明を、電気エネルギーを回転エネルギー(回転力)に変換するモータに適用したが、これに限るものではない。実施の際は、例えば、回転エネルギー(回転力)を電気エネルギーに変換するダイナモに適用してもよい。
また、本実施形態では、この導電性接合部材20は、摺動接触部51と固定部60とを接合するために用いられたが、これに限るものではない。実施の際、例えば、導電性接合部材20は、ブラシ7の固定部60とブラシ7を保持する保持部(たとえばケーシング9の内面)とを接合するために用いられてもよい。或いは、導電性接合部材20は、整流子6と整流子6用接続電極(たとえば電機子5のコイル)とを接合するために用いられてもよい。
また、本実施形態では、第1金属は、Snからなる純金属であるが、これに限るものではない。実施の際、第1金属は、Snを含む合金であってもよい。
また、本実施形態では、第2金属は、CuNi合金であるが、これに限るものではない。実施の際、第2金属は、CuMn合金、AgPd合金、CuAl合金またはCuCr合金であってもよい。例えば第2金属がCuMn合金である場合、溶融したSn(第1金属)とCuMn合金(第2金属)との反応により、Cu、MnおよびSnからなる群より選ばれる少なくとも2種を含んだ金属間化合物が生成される。
また、本実施形態では、金属ペースト10はペースト状であるが、これに限るものではない。実施の際は、金属ペースト10と同様の組成を有するシート状(あるいはテープ状)であってもよい。
最後に、前述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2…永久磁石
3…回転子
4…回転軸
5…電機子
6…整流子
7…ブラシ
9…ケーシング
10…金属ペースト
11…第1金属
12…金属間化合物相
20…導電性接合部材
21…第2金属
25…合金層
26…孔
31…ペースト相
35…合金層
51…摺動接触部
60…固定部
71…摺動接触面
100…モータ装置

Claims (5)

  1. 電気エネルギーと回転エネルギーとを変換する回転機において、
    回転に係る摺動接触面を有する第1被着体と、
    第2被着体と、
    SnまたはSnを含む合金である第1金属と、CuNi合金、CuMn合金、AgPd合金、CuAl合金またはCuCr合金である第2金属と、の反応によって生成される金属間化合物を含む導電性接合部材と、を備え、
    前記導電性接合部材は、前記第1被着体と前記第2被着体とを接合しており、
    前記導電性接合部材と前記第1被着体との間および前記導電性接合部材と前記第2被着体との間にはそれぞれCuSn合金層が設けられており、前記金属間化合物相中に空孔が設けられている、回転機。
  2. 前記導電性接合部材は、多孔質である、請求項1に記載の回転機。
  3. 前記第1被着体は、ブラシの一部を構成し、整流子と接触する摺動接触部であり、
    前記第2被着体は、前記ブラシの一部を構成する固定部である、請求項1または請求項2に記載の回転機。
  4. 前記第1被着体は、ブラシであり、
    前記第2被着体は、前記ブラシを保持する保持部である、請求項1または請求項2に記載の回転機。
  5. 前記第1被着体は、整流子であり、
    前記第2被着体は、前記整流子に接続するコイルである、請求項1または請求項2に記載の回転機。
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