JP6327260B2 - アウターロータ型モータおよびアウターロータ型モータの製造方法 - Google Patents

アウターロータ型モータおよびアウターロータ型モータの製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、アウターロータ型モータおよびアウターロータ型モータの製造方法に関する。
従来、モータとしては、空気調和機の室内機用ファンを駆動するものがある(例えば、特開2015−154645号公報(特許文献1)参照)。
上記モータは、ステータコアとそのステータコアにインシュレータを介して巻回されたコイルとを有するステータをモールド樹脂で覆っている。このようなモールド樹脂で覆われたステータを備えるモータでは、モールド樹脂内のステータ上にコイルを結線するためのプリント基板が配置されている。
上記モータでは、ステータとプリント基板をモールド樹脂で覆うことによって、結露が生じやすい環境や水にさらされやすい環境において、水が浸入するのを防止している。
特開2015−154645号公報
しかしながら、上記従来のモータでは、ステータとプリント基板をモールド樹脂で覆う樹脂成形時にプリント基板を押さえピンで押さえ付けて樹脂注入するため、成形後のモールド樹脂部のプリント基板上に押さえピン穴が形成される。このため、上記モータでは、モールド樹脂部のプリント基板上の押さえピン穴に水が浸入して、プリント基板において回路がショートして破損するという問題が依然としてある。
そこで、この発明の課題は、水侵入による不具合を防止できるアウターロータ型モータおよびアウターロータ型モータの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のアウターロータ型モータは、
ステータコアと、そのステータコアにインシュレータを介して巻回されたコイルとを有するステータと、
上記ステータを覆うと共に、複数のインシュレータ押さえピン穴が環状に配置されたモールド樹脂部と、
上記モールド樹脂部内かつ上記複数のインシュレータ押さえピン穴の径方向内側に配置され、上記インシュレータと外周部分が離間しているプリント基板と
を備え、
上記モールド樹脂部は、上記複数のインシュレータ押さえピン穴が配置された環状の領域と、その環状の領域に囲まれかつ上記プリント基板上に押さえピン穴のない領域とを有することを特徴とする。
ここで、上記インシュレータ押さえピン穴は、モールド樹脂部の金型成形時にインシュレータをコイル側に向かって押さえつけるためのインシュレータ押さえピンを、成形完了後に外した痕である。
上記構成によれば、モールド樹脂部のプリント基板上に押さえピン穴を有しないので、そのような押さえピン穴からの水の侵入がなく、水侵入による不具合を防止でき、長期にわたって高い信頼性が得られる。
また、一実施形態のアウターロータ型モータでは、
上記モールド樹脂部は、上記プリント基板に対して上記コイルと反対の側に樹脂注入口痕を有する。
上記実施形態によれば、モールド樹脂部は、プリント基板に対してコイルと反対の側に樹脂注入口痕を有することから、樹脂成形時にプリント基板に対してコイルと反対の側からモールド樹脂が注入されている。したがって、従来のように樹脂成形時にプリント基板を押さえピンで押さえ付ける代わりに、注入されるモールド樹脂の圧力によってプリント基板を押さえ付けて樹脂成形ができ、プリント基板を押さえ付ける押さえピンが不要になる。すなわち、モールド樹脂部のプリント基板上に押さえピン穴が形成されないようにすることが容易にできる。
また、この発明のアウターロータ型モータの製造方法では、
ステータコアと、そのステータコアにインシュレータを介して巻回されたコイルとを有するステータを組み立てる工程と、
上記ステータを組み立てる工程の後、上記インシュレータとプリント基板の外周部分とが離間した状態で、上記ステータ上記コイルの引出し線を上記プリント基板の接続部に接続する工程と、
上記ステータを金型内に収容し、上記ステータの上記インシュレータを上記ステータコア側に押さえる複数のインシュレータ押さえピンを、上記インシュレータと外周部分が離間している上記プリント基板の径方向外側で環状に配置する工程と、
上記ステータが上記金型内に収容されかつ上記複数のインシュレータ押さえピンにより上記インシュレータが押さえられた状態で、上記プリント基板よりも上方の樹脂注入口からモールド樹脂を上記金型内に注入して、注入される上記モールド樹脂によって上記プリント基板を上記ステータコア側に押さえながら上記ステータを上記モールド樹脂により覆う工程と、
上記ステータを上記モールド樹脂により覆う工程の後、上記複数のインシュレータ押さえピンを外して、上記モールド樹脂により覆われた上記ステータを上記金型内から取り出す工程と
を有することを特徴とする。
上記構成によれば、モールド樹脂部のプリント基板上に押さえピン穴を有しないアウターロータ型モータを製造することができるので、そのような押さえピン穴からの水の侵入がなく、水侵入による不具合を防止でき、長期にわたって高い信頼性が得られる。
以上より明らかなように、この発明によれば、モールド樹脂部のプリント基板上に押さえピン穴を有しないことによって、水侵入による不具合を防止できるアウターロータ型モータおよびアウターロータ型モータの製造方法を提供することにある。
図1はこの発明の第1実施形態のモータの縦断面の斜視図である。 図2は上記モータのステータ側の縦断面図である。 図3は上記モータのステータ側の上面図である。 図4は上記ステータとプリント基板およびリードブッシュの縦断面図である。 図5は上記ステータとプリント基板およびリードブッシュをモールド樹脂部で覆うための樹脂成形に用いる上金型の縦断面図である。 図6は上記ステータとプリント基板およびリードブッシュをモールド樹脂部で覆うための樹脂成形に用いる下金型の縦断面図である。 図7はこの発明の第2実施形態のモータの製造方法を説明するための製造工程を示す縦断面図である。 図8は図7に続く製造工程を示す縦断面図である。 図9は図8に続く製造工程を示す縦断面図である。
以下、この発明のアウターロータ型モータおよびアウターロータ型モータの製造方法を図示の実施の形態により詳細に説明する。なお、図面において、同一の参照番号は、同一部分または相当部分を表わすものである。また、長さ、幅、厚さ、深さ等の図面上の寸法は、図面の明瞭化と簡略化のために実際の尺度から適宜変更されており、実際の相対寸法を表してはいない。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態のモータの縦断面の斜視図を示し、図2は上記モータのステータ10側の縦断面図を示している。この第1実施形態のモータは、アウターロータ型モータである。
上記第1実施形態のモータは、図1に示すように、ステータ10と、モールド樹脂部20と、プリント基板30と、リードブッシュ40と、軸部50と、ロータ取付部60と、ロータ70とを備えている。
上記ステータ10は、ステータコア11と、インシュレータ12と、インシュレータ12とを介して巻回されたコイル13とを有する。ステータコア11は、導電性を有する軟磁性体からなる積層鋼板で形成されており、複数のティース11aを有している。インシュレータ12は、絶縁性の樹脂材料によって形成されており、コイル13とステータコア11のティース11aとの間を絶縁する。コイル13は、径方向に沿う軸を巻回軸としてステータコア11のティース11aに巻回される。
なお、本明細書で特に断りのない限り、コイルはこれを構成する導線の1本1本を指すのではなく、コイルが一纏まりに巻回された態様を指す。これは図面においても同様である。
また、上記プリント基板30は、モールド樹脂部20内のステータ10上かつ複数のインシュレータ押さえピン穴21(図2では1つのみを示す)の径方向内側に軸方向に対して直交するように配置されている。コイル13の巻始めおよび巻終わりの引出線14(図3,図4に示す)は、プリント基板30に接続されている。また、プリント基板30に一端が接続されたリード線31が、リードブッシュ40を介して外部に引き出されている。このリード線31は、プリント基板30に接続された複数の配線を束ねたものである。
上記モールド樹脂部20は、ステータ10と、プリント基板30と、リード線31の一部と、リードブッシュ40の一部と、軸部50の上側部分とをモールド樹脂により覆っている。このモールド樹脂部20の材料としては、例えばBMC(Bulk Molding Compound:不飽和ポリエステル)などがある。
また、モールド樹脂部20には、インシュレータ12の外周縁部から上方に延在する複数のインシュレータ押さえピン穴21と、軸部50を中心に周方向に間隔をあけて配列された複数の通風穴22とを有する。この複数の通風穴22は、モールド樹脂部20を上下方向に貫通している。
また、上側部分がモールド樹脂部20に固定された軸部50に、軸受51,52を軸方向に間隔をあけて取り付けている。この軸部50に軸受51,52を介して軸受ハウジング61を回転自在に取り付けている。また、軸受ハウジング61の下側にフランジ62と、そのフランジ62の外周側から上方に延びる円筒部63とを設けている。この軸受ハウジング61,フランジ62および円筒部63でロータ取付部60を構成している。また、フランジ62に軸部50を中心に周方向に間隔をあけて複数の通風穴62aを設けている。このロータ取付部60は、アルミダイキャストによる成型部材である。
上記ロータ取付部60の円筒部63の上端に、ステータ10の外周を囲むように円筒状のロータ70を取り付けている。このロータ70は、フェライトボンド磁石を有する。ロータ70は、ステータ10の径方向外側を囲うように配置され、ロータ70の内周面は、エアギャップを介してステータコア11の外周面に対向している。
なお、この実施形態では、フェライトボンド磁石を有するロータ70を用いたが、ロータは、フェライトボンド磁石以外の他の永久磁石によって形成された磁極部材などでもよい。
このようなステータ10およびロータ70において、各コイル13に適切な交流電圧を印加することにより、ステータ10から回転磁界が発生して、ロータ70が回転する。
図2において、リードブッシュ40は、プリント基板30に沿った平面に対して軸方向かつ上側に距離Lだけずらして配置されている。
上記プリント基板30に沿った平面に対して軸方向にずれてリードブッシュ40を配置することによって、モールド樹脂部20内におけるプリント基板30からリードブッシュ40までのリード線31の距離を長くすることができる。これにより、モールド樹脂部20内のリードブッシュ40とモールド樹脂との界面およびモールド樹脂とリード線31との界面に水が浸入しても、リードブッシュ40からプリント基板30までの侵入経路が長くなって、水の浸入が抑制され、ステータ10のコイル13を結線するプリント基板30において回路がショートするなどの不具合が発生する確率を低減できる。したがって、水侵入による不具合を防止することができる。
なお、この実施形態では、リードブッシュ40をプリント基板30に沿った平面に対して軸方向かつ上側に距離Lだけずらして配置したが、リードブッシュをプリント基板に沿った平面に対して軸方向かつ下側にずらして配置してもよい。この場合、モールド樹脂部内のリードブッシュからプリント基板までの侵入経路のうちのリードブッシュ側が上向きになって、リードブッシュとモールド樹脂との界面およびモールド樹脂と配線との界面に水が侵入しにくくなるので、水侵入による不具合を確実に防止することができる。
図3は上記モータのステータ10側の上面図を示している。図3において、図1,図2と同一の構成部には同一参照番号を付している。また、図3では、モールド樹脂部20は、軸部50を囲む部分およびインシュレータ押さえピン穴21を除いて一点鎖線で示している。
図3に示すように、インシュレータ12の外周縁部上かつ各コイル13の径方向外側にそれぞれインシュレータ押さえピン穴21が配置されている。また、多角形状のプリント基板30は、コイル13毎に巻始めおよび巻終わりの引出線14が接続されている。
上記モールド樹脂部20は、複数のインシュレータ押さえピン穴21が配置された環状の領域と、その環状の領域に囲まれかつプリント基板30上に押さえピン穴のない領域とを有する。
図4は上記ステータ10とプリント基板30およびリードブッシュ40の縦断面図を示しており、図3のIV−IV線から見た縦断面(モールド樹脂部20を除く)である。図4において、図1,図2と同一の構成部には同一参照番号を付している。
次に、図5は上記ステータ10とプリント基板30およびリードブッシュ40をモールド樹脂部20で覆うための樹脂成形に用いる上金型100の縦断面図を示している。
この上金型100は、図5に示すように、下方に向かって先端が突出する複数のインシュレータ押さえピン110(図5では1つのみを示す)と、下方に向かって先端が突出する軸部押さえピン120とが取り付けられている。また、上金型100の軸部押さえピン120を中心に周方向に配列され、かつ、下方に向かって先端が突出する6つの通風穴用突起130を設けている。
図6は上記ステータ10とプリント基板30およびリードブッシュ40をモールド樹脂部20で覆うための樹脂成形に用いる下金型200の縦断面図を示している。図6において、230はエジェクタピンである。
この下金型200は、図6に示すように、ステータ10とプリント基板30が収容され、モールド樹脂部20(図1に示す)が成形されるキャビティ210を設けている。
また、下金型200のキャビティ210の底部中央から上方に突出する円柱部211を設けている。この円柱部211の中心に、軸部50が挿入される挿入穴220を設けている。
上記上金型100と下金型200は、金型の一例である。この金型を用いて、次の第2実施形態のようにしてモータを製造する。ステータ10が下金型200のキャビティ210内に収容されかつ複数のインシュレータ押さえピン110によりインシュレータ12が押さえられた状態で、プリント基板30よりも上方の樹脂注入口300(図9に示す)からモールド樹脂を金型(100,200)内に注入する。この樹脂注入口300において、モールド樹脂部20に、プリント基板30に対してコイル13と反対の側に樹脂注入口痕が形成される。
上記構成のモータによれば、モールド樹脂部20のプリント基板30上に押さえピン穴を有しないので、そのような押さえピン穴からの水の侵入がなく、水侵入による不具合を防止でき、長期にわたって高い信頼性が得られる。
また、上記モールド樹脂部20は、プリント基板30に対してコイル13と反対の側に樹脂注入口痕を有し、樹脂成形時にプリント基板30に対してコイル13と反対の側からモールド樹脂が注入されている。したがって、従来のように樹脂成形時にプリント基板30を押さえピンで押さえ付ける代わりに、注入されるモールド樹脂の圧力によってプリント基板30を押さえ付けて樹脂成形ができ、プリント基板30を押さえ付ける押さえピンが不要になる。すなわち、モールド樹脂部20のプリント基板30上に押さえピン穴が形成されないようにすることが容易にできる。
〔第2実施形態〕
次に、この発明の第2実施形態のモータの製造方法について説明する。この第2実施形態のモータの製造方法によって製造されるモータは、第1実施形態のモータである。
まず、図4に示すステータコア11と、そのステータコア11にインシュレータ12を介して巻回されたコイル13とを有するステータ10を組み立てる。
次に、組み立てられたステータ10に、コイル13を結線するプリント基板30を取り付ける。このとき、コイル13の引出線14をプリント基板30に形成された回路の接続部に接続する。
次に、図7に示すように、ステータ10とプリント基板30を下金型200のキャビティ210内に収容する。また、プリント基板30に沿った平面に対して軸方向かつ上側に距離Lだけずれるように、リードブッシュ40を下金型200の所定の位置に配置する。図7において、50は軸部、220は挿入穴、211は円柱部である。
ここで、下金型200のキャビティ210内のステータ10上に、ステータ10に各コイル13の引出線14(図3,図4に示す)が結線されたプリント基板30を配置している。このプリント基板30には、リード線31の一端を接続しており、リード線31の他端側をリードブッシュ40を介して外部に引き出す。
次に、図8に示すように、下金型200に上金型100を合わせる。このとき、プリント基板30の径方向外側で環状に配置された複数のインシュレータ押さえピン110によって、ステータ10のインシュレータ12をステータコア11側に押さえ付ける。
次に、図9に示すように、ステータ10が下金型200のキャビティ210内に収容されかつ複数のインシュレータ押さえピン110によりインシュレータ12が押さえられた状態で、プリント基板30よりも上方の樹脂注入口300からモールド樹脂を金型(100,200)内に注入する。この注入されるモールド樹脂によってプリント基板30をステータコア11側に押さえながらステータ10を覆うモールド樹脂部20を成形する。図9において、図8と同一の構成部には同一参照番号を付している。
次に、上金型100を上方に移動させると同時に、複数のインシュレータ押さえピン110を外して、モールド樹脂部20により覆われたステータ10を、エジェクタピン230(図6に示す)により押し出して金型(100,200)内から取り出す。
上記第2実施形態のモータの製造方法によれば、モールド樹脂部20のプリント基板30上に押さえピン穴を有しないモータを製造することができるので、そのような押さえピン穴からの水の侵入がなく、水侵入による不具合を防止でき、長期にわたって高い信頼性が得られる。
この発明のモータは、空気調和機の室内ファンや室外ファンを駆動するモータに適用することで、長期にわたって高い信頼性が得られる空気調和機を実現することができる。
上記第1,第2実施形態では、プリント基板30は、モールド樹脂部20内のステータ10上に配置されたモータについて説明したが、モールド樹脂部20内のプリント基板とステータの配置は上下が逆でもよい。
なお、上記第1,第2実施形態では、リードブッシュ40からプリント基板30に形成された回路の接続部までのリード線31の経路は、軸部50の中心線を含む平面に沿って設けたが、プリント基板のリード線(配線)が接続される接続部に対して周方向にずらしてリードブッシュを配置してもよい。この場合、モールド樹脂部内のリードブッシュからプリント基板までの侵入経路が長くなって、水の浸入が抑制され、リードブッシュとモールド樹脂との界面およびモールド樹脂とリード線との界面に水が侵入しにくくなるので、水侵入による不具合を確実に防止することができる。
〔第3実施形態〕
上記第1,第2実施形態では、アウターロータ型のモータについて説明したが、この発明の第3実施形態のモータは、環状のステータの内周にロータが配置されたインナーロータ型としている。
この第3実施形態のインナーロータ型のモータにおいても、第1,第2実施形態のモータと同様の効果を有する。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1〜第3実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
10…ステータ
11a…ティース
11…ステータコア
12…インシュレータ
13…コイル
14…引出線
20…モールド樹脂部
21…インシュレータ押さえピン穴
22…通風穴
30…プリント基板
31…リード線
40…リードブッシュ
50…軸部
51,52…軸受
60…ロータ取付部
61…軸受ハウジング
62…フランジ
63…円筒部
70…ロータ
100…上金型
110…インシュレータ押さえピン
120…軸部押さえピン
130…通風穴用突起
200…下金型
210…キャビティ
211…円柱部
220…挿入穴
300…樹脂注入口

Claims (3)

  1. ステータコア(11)と、そのステータコア(11)にインシュレータ(12)を介して巻回されたコイル(13)とを有するステータ(10)と、
    上記ステータ(10)を覆うと共に、複数のインシュレータ押さえピン穴(21)が環状に配置されたモールド樹脂部(20)と、
    上記モールド樹脂部(20)内かつ上記複数のインシュレータ押さえピン穴(21)の径方向内側に配置され、上記インシュレータ(12)と外周部分が離間しているプリント基板(30)と
    を備え、
    上記モールド樹脂部(20)は、上記複数のインシュレータ押さえピン穴(21)が配置された環状の領域と、その環状の領域に囲まれかつ上記プリント基板(30)上に押さえピン穴のない領域とを有することを特徴とするアウターロータ型モータ。
  2. 請求項1に記載のアウターロータ型モータにおいて、
    上記モールド樹脂部(20)は、上記プリント基板(30)に対して上記コイル(13)と反対の側に樹脂注入口痕を有することを特徴とするアウターロータ型モータ。
  3. ステータコア(11)と、そのステータコア(11)にインシュレータ(12)を介して巻回されたコイル(13)とを有するステータ(10)を組み立てる工程と、
    上記ステータ(10)を組み立てる工程の後、上記インシュレータ(12)とプリント基板(30)の外周部分とが離間した状態で、上記ステータ(10)上記コイル(13)の引出し線を上記プリント基板(30)の接続部に接続する工程と、
    上記ステータ(10)を金型(100,200)内に収容し、上記ステータ(10)の上記インシュレータ(12)を上記ステータコア(11)側に押さえる複数のインシュレータ押さえピン(110)を、上記インシュレータ(12)と外周部分が離間している上記プリント基板(30)の径方向外側で環状に配置する工程と、
    上記ステータ(10)が上記金型(100,200)内に収容されかつ上記複数のインシュレータ押さえピン(110)により上記インシュレータ(12)が押さえられた状態で、上記プリント基板(30)よりも上方の樹脂注入口(300)からモールド樹脂を上記金型(100,200)内に注入して、注入される上記モールド樹脂によって上記プリント基板(30)を上記ステータコア(11)側に押さえながら上記ステータ(10)を覆う工程と、
    上記ステータ(10)を上記モールド樹脂により覆う工程の後、上記複数のインシュレータ押さえピン(110)を外して、上記モールド樹脂により覆われた上記ステータ(10)を上記金型(100,200)内から取り出す工程と
    を有することを特徴とするアウターロータ型モータの製造方法。
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