JP6326972B2 - 容器、および当該容器を備えたミシン - Google Patents

容器、および当該容器を備えたミシン Download PDF

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Description

本発明は、加工布の切断で生ずる繊維屑を収容可能な容器、および当該容器を備えたミシンに関する。
ニードルパンチング加工を行うことができるミシンが知られている。例えば、特許文献1に開示されるミシンは、ベッド部に装着された針板の下側に、ニードルパンチング加工において生ずる繊維屑を収容するダストボックスが設けられている。
特開2004−222896号公報
しかしながら、ミシンは、針板の下側に釜機構を備える。故に特許文献1のミシンは、ベッド部内で釜機構を避けた位置に、ダストボックスを配置する空間が必要であった。
本発明は、繊維屑を収容可能な容器であって、水平釜のボビン収納部内に配置することでベッド部内に専用の空間を必要としない容器、および当該容器を備えたミシンを提供することを目的とする。
本発明の第一態様に係る容器は、外釜と、ボビンを収納するボビン収納部を有し、前記外釜内に配置される内釜とを備えた水平釜を、針板が設けられたベッド部内に備えるミシンの前記針板に着脱可能な容器であって、前記水平釜の上方の位置で前記針板に着脱可能に構成され、前記針板への装着時に前記針板の上面と同じ平面を構成する第一面と、厚み方向に貫通する貫通穴とを有する板状の蓋体と、側壁および底壁を有し、前記ボビン収納部内に配置可能に構成され、前記蓋体の前記第一面とは反対側の第二面において前記貫通穴の形成部位を前記側壁が取り囲み、且つ前記底壁が前記第二面に対向するように配置された収容体とを備えたことを特徴とする。
本発明の第一態様によれば、加工布の繊維屑を収容可能な容器を、ミシンが備える内釜のボビン収納部内に配置することで、ミシンのベッド部内に専用の空間を必要としない容器を提供することができる。
また、本発明の第二態様に係るミシンは、外釜と、ボビンを収納するボビン収納部を有し、前記外釜内に配置される内釜とを備えた水平釜と、上部に針板が設けられ、前記水平釜を内部に備えたベッド部と、前記針板に着脱可能な容器であって、前記水平釜の上方の位置で前記針板に着脱可能に構成され、前記針板への装着時に前記針板の上面と同じ平面を構成する第一面と、厚み方向に貫通する貫通穴とを有する板状の蓋体と、側壁および底壁を有し、前記ボビン収納部内に配置可能に構成され、前記蓋体の前記第一面とは反対側の第二面において前記貫通穴の形成部位を前記側壁が取り囲み、且つ前記底壁が前記第二面に対向するように配置された収容体とを備えた容器とを備えたことを特徴とする。
本発明の第二態様によれば、加工布の繊維屑を収容可能な容器を、ミシンが備える内釜のボビン収納部内に配置することで、ベッド部内に専用の空間を必要としない容器を備えたミシンを提供することができる。
ミシン1の斜視図である。 図1の二点鎖線Aで示す部分を拡大したミシン1の斜視図である。 図2の二点鎖線B−Bで矢視方向に見た釜機構80および針板20の正面図である。 針棒51に装着された切断針装置90の左側面図である。 屑容器70の平面図である。 屑容器70の正面図である。 屑容器70の底面図である。 屑容器70が装着された釜機構80と、針板20および下糸センサ95を、図2の二点鎖線C−Cで矢視方向に見た断面図である。 屑容器70が装着された釜機構80と、針板20および下糸センサ95を、図3の二点鎖線D−Dで矢視方向に見た断面図である。 ミシン1の電気的構成を示すブロック図である。 カットワークモードにおいて実行される繊維屑検出処理のフローチャートである。 屑交換判定処理のフローチャートである。 収容部174を蓋部171から取り外した状態の屑容器170の平面図である。
以下、本発明を具現化した一実施の形態について、図面を参照して説明する。本実施形態は、縫製対象物(例えば、加工布)に縫目を形成するミシンに本発明を適用した場合の一例である。まず、ミシン1の物理的構成について、図1〜図3を参照して説明する。以下の説明では、図1の上側、下側、右下側、左上側、左下側、右上側を、各々ミシン1の上側、下側、前側、後側、左側、右側と定義する。つまり、後述するLCD31が配置された面が、ミシン1の前面である。ベッド部2およびアーム部4の長手方向がミシン1の左右方向であり、脚柱部3が配置されている側が右側である。脚柱部3の伸長方向がミシン1の上下方向である。
図1に示すように、ミシン1は、ベッド部2、脚柱部3、およびアーム部4を主に備える。ベッド部2はミシン1の土台部であり、左右方向に延びる。脚柱部3は、ベッド部2の右端部から上方へ延びる。アーム部4は、ベッド部2に対向して脚柱部3の上部から左方へ延びる。アーム部4の左端部は頭部5である。
ベッド部2の上面2Aには、略矩形状の針板20が配設されている。針板20の上面20Aは、ベッド部2の上面2Aと略同じ平面を構成する。ベッド部2の上面2Aおよび針板20の上面20Aは、加工布(図示略)が載置される面である。図2に示すように、本実施形態の針板20は、平面視略矩形状の第一針板21と、平面視略L字形状の第二針板22とを含む。第一針板21は、頭部5に設けられる針棒51(図1参照)の下方に配設される。第一針板21は、厚み方向に貫通する針穴23を有する。針穴23は、左右方向に延びる長円状の穴である。縫製時、針棒51の下端に装着された縫針(図示略)の針先が、針棒51の上下動に伴い針穴23を挿通する。第二針板22は、後述する釜機構80のボビン収納部84(図3参照)の上部に配設される。第二針板22は、厚み方向に貫通する開口部24を有する。ボビン収納部84には、下糸が巻回されたボビン(図示略)が装着可能である。開口部24には、ボビン装着時に、ボビン収納部84の上部を閉塞する針板蓋(図示略)が取付可能である。また、開口部24には、ボビン非装着時に、ボビン収納部84内に配置可能な屑容器70が設けられた蓋部71(後述)が取付可能である。
第二針板22は、開口部24の左側縁部と右側縁部に夫々、支持板27と開閉レバー28を備える。支持板27は、針板蓋または蓋部71が開口部24に取り付けられた場合に、針板蓋または蓋部71の左端に設けられた突部77(図6参照)を上側から押さえる。開閉レバー28は、針板蓋または蓋部71の右端に設けられたフック76(図6参照)に係合する。開閉レバー28は、第二針板22に対して左方に付勢されており、非操作時には、フック76に係合した状態を維持する。開閉レバー28と支持板27は、針板蓋または蓋部71が開口部24を閉塞した状態を維持する。開閉レバー28が右方にスライドされた場合、開閉レバー28とフック76は係合状態が解除される。この時、支持板27が突部77を下方に押圧するので、針板蓋または蓋部71は、突部77側を支点として右端側が上方に移動する。このように、針板蓋または蓋部71が、第二針板22から外されることで、開口部24が開放される。
ベッド部2内には、下軸(図示略)が設けられている。下軸は、後述する主軸(図示略)によって回転駆動される。針板20の下側のベッド部2内には、送り機構(図示略)、送り歯25(図2では、上端のみ図示)、釜機構80(図3参照)、下糸センサ95(図3参照)等が設けられている。送り機構は、送り歯25を駆動する機構である。送り歯25は、後述する刺繍枠移送装置11をミシン1に装着していない状態で、通常の縫製を行うときに加工布を移送する。
釜機構80は、後述する針棒51の下端に装着された縫針(図示略)と協働し、加工布に縫目を形成する周知構成の機構である。図3に示すように、釜機構80は、下軸の回転によって水平方向に回転する外釜81と、外釜81の内側に配設される内釜82と、内釜82を回転不能に係止する係止部材(図示略)とを備える。即ち、外釜81が回転しても、内釜82は係止部材により回転不能に係止されている。
内釜82には、ボビン(図示略)が収納されるボビン収納部84が形成されている。ボビン収納部84は、第二針板22の開口部24(図2参照)の下側に位置する。また、内釜82のボビン収納部84には、詳しい図示は省略するが、2つの開口部が形成されている。2つの開口部は、後述する下糸センサ95の発光部96と受光部97とを結ぶ光の経路L(図8、図9参照)上に設けられる。即ち、発光部96が出射する光は、一方の開口部、ボビン収納部84、および他方の開口部を通過可能である。
外釜81には、長穴85と切欠部(図示略)が形成されている。長穴85と切欠部は、回転軸Z(図3、図8参照)に対して対称の位置であって、光の経路L上に設けられている。即ち、外釜81が回転しているときでも、長穴85と切欠部が光の経路L上に位置した時には、発光部96が出射する光は外釜81を通過可能である。
下糸センサ95は、ボビン収納部84に装着されたボビンに巻回されている下糸の量を検出するためのセンサである。下糸センサ95は、発光部96と受光部97を備える。発光部96は、受光部97に向けて光を出射する。受光部97は、受光した光の強度に応じた電流を流し、電流電圧変換回路(図示略)を介して制御部60のCPU61(図10参照)に出力する。発光部96と受光部97は、釜機構80を挟んで夫々右側と左側に設けられている。発光部96から出射した光は、経路Lに沿って進み、外釜81の長穴85および切欠部の一方と、内釜82の一方の開口部と、ボビン収納部84と、内釜82の他方の開口部と、長穴85および切欠部の他方を通過して、受光部97に受光される。縫製時には、下糸が巻回されたボビンがボビン収納部84に装着されており、縫製動作の進行に伴って下糸が消費され、下糸の量が徐々に少なくなる。ボビンに巻回されている下糸の量が多いときには、発光部96が出射した光は、ボビンに巻回されている下糸によって遮られる。しかし、ボビンに巻回されている下糸の量が少なくなるにつれて、発光部96が出射した光は、ボビンに巻回されている下糸によって遮られることなく通過する。ミシン1のCPU61(図10参照)は、発光部96が出射した光がボビンに巻回されている下糸によって遮られることなく通過し、受光部97で受光された光の強度に基づいて、下糸の量が所定の残量になったことを検出する。
図1に示すように、脚柱部3の前面には、液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)31が設けられている。LCD31には、コマンド、イラスト、設定値、メッセージ等の様々な項目を含む画像が表示される。LCD31の前面側には、タッチパネル32が設けられている。タッチパネル32は、指または専用のタッチペン等を用いた操作の入力を受け付ける。脚柱部3内には、ミシンモータ33(図10参照)、制御部60(図10参照)等が設けられている。ミシンモータ33は、アーム部4内に設けられる主軸(図示略)を回転駆動する。主軸と下軸はタイミングベルト(図示略)で連結されており、主軸の回転が下軸に伝達され、主軸と下軸は同期して回転する。また、詳しく図示はしないが、主軸の回転角度を検出する主軸角度検出器34が設けられている。
アーム部4は、開閉可能なカバー41を上部に備える。なお、図1では、カバー41は閉じた状態である。カバー41の下方には、糸駒(図示略)が収容される。縫製時、糸駒に巻回された上糸(図示略)は、糸駒から、頭部5に設けられた所定の経路を経由して、針棒51に装着された縫針(図示略)に供給される。なお、本実施形態のミシン1では、針棒51に縫針は装着されておらず、後述する切断針装置90が装着されている。アーム部4の前面下部には、縫製の開始・停止スイッチを含む複数の操作スイッチ42が設けられている。
頭部5の下端部から、針棒51が下方に延びる。針棒51の下端には、縫針(図示略)または切断針装置90を装着可能である。頭部5内には、針棒上下動機構(図示略)が設けられている。針棒上下動機構は、主軸の回転に伴って針棒51を上下動させる機構である。
ミシン1で刺繍縫製または切断針装置90によるカットワークを行う場合、刺繍枠移送装置11がベッド部2の左端に取り付けられる。刺繍枠移送装置11は、加工布を保持する刺繍枠(図示略)を装着可能である。刺繍枠移送装置11は、内部に駆動機構(図示略)を備え、刺繍枠をベッド部2上で前後方向および左右方向に移動させる。ミシン1は、刺繍枠に保持された加工布に対し、刺繍模様を縫製する、または切断針装置90に装着された切断針91によって所定の形状に切断することができる。
次に、切断針装置90について、図2、図4を参照して説明する。切断針装置90は、加工布を切断する切断針91を備える。切断針91は、上下方向に棒状に延び、先端部(下端部)に所定幅の刃先が形成されている。図4に示すように、切断針装置90は、本体部92と取付部93を備える。本体部92は、下端から切断針91の先端部を下方に突出させた状態で、切断針91の基端部を支持する。
取付部93が、縫針が装着されていない針棒51に固定されることで、切断針装置90が針棒51に固定される。図2に示すように、切断針装置90が針棒51に固定された状態では、切断針91の中心軸Yの位置は、針棒51の中心軸Xの位置に対し、前側に所定距離だけずれた位置である。本実施形態において、針棒51(縫針)の中心軸Xは、針板20の針穴23内に位置する。これに対し、切断針91の中心軸Yは、内釜82のボビン収納部84内に位置する。後述する屑容器70の蓋部71は、カットワーク時に第二針板22の開口部24に取り付けられ、ボビン収納部84の上部を閉塞する。切断針91の中心軸Yの位置に対応する蓋部71の位置には、厚み方向に貫通する貫通穴75が形成されており、カットワーク時に切断針91の先端部が挿通可能である。即ち、切断針91の中心軸Yは、貫通穴75を通過する位置にある。
次に、屑容器70について、図5〜図9を参照して説明する。屑容器70は、カットワークにおいて切断針91が加工布を切断する際に生ずる繊維屑(図示略)を収容するための容器である。図5〜図7に示すように、屑容器70は、蓋部71と収容部74を備える。蓋部71は板状に構成され、屑容器70が針板20に装着された場合に、開口部24を閉塞する。蓋部71の形状は、第二針板22の開口部24の形状に合わせて左右方向に長く、右下前端部が欠けた形状である。蓋部71は、開口部24を閉塞した場合の下面である裏面71Bの右端に、フック76を備える。フック76は、裏面71Bから下方に突出し、前後方向に長く、下端の角部が面取りされている。フック76には、右側面に開口する凹部76Aが形成されている。蓋部71が開口部24を閉塞した場合に、凹部76Aには開閉レバー28が係合する(図8参照)。蓋部71の左端には、前側に、左方に突出する突部77が設けられている。上述したように、突部77は、蓋部71が開口部24に取り付けられた場合に、上側から第二針板22の支持板27に押さえられ、蓋部71による開口部24の閉塞状態を維持する。また、蓋部71には、左右方向の略中央、且つ前後方向の中央よりも後側に、厚み方向に貫通する貫通穴75が形成されている。上述したように、貫通穴75の位置は、蓋部71が開口部24に装着された場合に、ボビン収納部84内に対応する位置である。
収容部74は、蓋部71の裏面71Bから下方に突出して設けられる。収容部74は、光を透過する樹脂材料によって円形容器状に形成されている。収容部74の形状は、蓋部71が開口部24に取り付けられた場合に、ボビン収納部84内に納まる形状である。収容部74は、下端右側が上方へ向けて傾斜しているので、蓋部71が第二針板22の開口部24を閉塞および開放する際に、ボビン収納部84の内面との干渉を避けることができる。収容部74は、周壁部72と底壁部73を備える。周壁部72と底壁部73は、光を透過するように透明である。周壁部72は、蓋部71と一体に形成され、裏面71Bにおいて貫通穴75を取り囲み、円環状に下方へ突出する。周壁部72の下端は、右側が上方へ傾斜し、右端に凹状の切欠部72Bが形成されている。また、周壁部72は、下端の左端に、所定間隔を空けて前後方向に向き合って突出する2つの突片72Aを備える。
底壁部73は、周壁部72の外径と略同じ大きさの円板状に構成されている。底壁部73は、右側の部分が上方へ向けて屈曲する。底壁部73の右端には、上側および右側に突出する突出部73Bが形成されている。突出部73Bは、周壁部72の切欠部72Bに係合する。底壁部73の左端には、左方に突出し、且つ、前側および後側の端面に夫々凹部(図示略)が形成された支持部73Aが形成されている。底壁部73は、支持部73Aの凹部が周壁部72の突片72Aに係合し、周壁部72に枢支される。即ち底壁部73は、支持部73Aを支点として突出部73B側を上下に回動することができる。底壁部73が上側に回動され、突出部73Bが切欠部72Bに係合された時、底壁部73は周壁部72下端の開口を閉じる。このように、屑容器70は、貫通穴75を介して外部に連通する中空の容器として構成される。
図2に示すように、屑容器70は、ベッド部2の上部、且つベッド部2内に設けられた釜機構80の上方の位置に着脱可能である。図8、図9に示すように、本実施形態では、屑容器70は、釜機構80の上方の位置で、蓋部71が開口部24に取り付けられることによって、針板20の第二針板22に装着される。蓋部71は、突部77が第二針板22の支持板27に上側から押さえられ(図2参照)、裏面71Bに設けられたフック76の凹部76Aに開閉レバー28が係合することで、開口部24の閉塞状態を維持する。開口部24を閉塞した場合の蓋部71の上面である表面71Aは、針板20の上面20Aと略同じ平面を構成する。即ち、表面71Aは、ベッド部2の上面2Aとも略同じ平面を構成する。
また、上述したように、収容部74は、ボビン収納部84内に納まる形状に形成されている。蓋部71の裏面71Bに設けられた収容部74は、蓋部71が開口部24を閉塞した場合に、ボビン収納部84内に配置される。そして、上述したように、切断針91の中心軸Yは、貫通穴75および収容部74内を通過する位置にある。従って、カットワーク時に、切断針91が加工布を切断して生ずる繊維屑は、貫通穴75から収容部74内に入って収容される。収容部74は、周壁部72下端の開口が底壁部73によって閉じられているので、繊維屑を内部に溜め込むことができる。従って、ミシン1は、カットワークが行われる場合において、繊維屑が収容部74の外側、即ち、ボビン収納部84内を含む釜機構80内、またはベッド部2内に散乱することがない。
また、上述したように、ベッド部2内に設けられた下糸センサ95の発光部96が出射する光の経路Lは、ボビン収納部84内を通過する。ボビン収納部84内に屑容器70の収容部74が配置された場合、経路Lは、収容部74内も通過する。収容部74の周壁部72および底壁部73は透明であり、光を通過する。従って、ミシン1のCPU61(図10参照)は、下糸センサ95の機能を利用して、収容部74内に溜まった繊維屑を検出することが可能である。
図10を参照して、ミシン1の電気的構成について説明する。ミシン1は、CPU61と、バス65によって夫々CPU61に接続されたROM62と、RAM63と、フラッシュROM64と、入出力(I/O)インターフェイス66を備えている。CPU61は、ミシン1の主制御を司り、ROM62に記憶された各種プログラムに従って、縫製およびカットワークに関わる各種演算および処理を実行する。ROM62は、図示しないが、プログラム記憶エリアと、模様記憶エリアを含む複数の記憶エリアを備える。プログラム記憶エリアには、ミシン1を動作させるための各種プログラムが記憶されている。記憶されたプログラムには、例えば、後述するカットワークモードにおいて実行される繊維屑検出処理のプログラムがある。模様記憶エリアには、各種の模様を縫製するための縫製データが記憶されている。また、模様記憶エリアには、例えば、カットワークモードにおいて加工布を切断するパターンを表す切断データも記憶されている。切断データは、刺繍枠移送装置11が刺繍枠(図示略)をベッド部2上で移動させる移動量データを含む。カットワークが行われる場合、CPU61は、切断データに従って刺繍枠移送装置11に刺繍枠を移動させ、且つ、針棒51を上下動させることで切断針91を上下動させ、加工布をパターンに沿って切断させる。
RAM63には、CPU61が演算処理した演算結果等を収容する記憶エリアが必要に応じて設けられる。フラッシュROM64には、ミシン1が各種処理を実行するための各種パラメータが記憶されている。I/Oインターフェイス66には、駆動回路67,68、主軸角度検出器34、タッチパネル32、操作スイッチ42、下糸センサ95の発光部96と受光部97、および刺繍枠移送装置11が接続されている。
駆動回路67には、ミシンモータ33が接続されている。駆動回路67は、CPU61からの制御信号に従ってミシンモータ33を駆動する。ミシンモータ33の駆動により、主軸が回転して針棒上下動機構が駆動され、針棒51が上下動される。また、主軸の回転により下軸が回転し、下軸の回転により釜機構80の外釜81が回転する。このように、主軸と外釜は同期して回転する。ここで、主軸の回転角度(以下、「主軸角度」と称す。)が5度以上75度以下(5度〜75度)の場合、下糸センサ95の発光部96が出射する光は、外釜81の長穴85および切欠部を通過して、受光部97に到達できるよう構成されている。
駆動回路68は、CPU61からの制御信号に従ってLCD31を駆動することで、LCD31に画像を表示させる。LCD31の前面側に設けられたタッチパネル32は、指または専用のタッチペン等を用いた操作の入力位置を示す座標データをCPU61に出力する。CPU61は、タッチパネル32から取得した座標データに基づき、LCD31に表示した画像において選択された項目を認識し、対応する処理を実行する。CPU61(図10参照)は、タッチパネル32によってカットワークの実行を指示する所定の操作の入力が受け付けられた場合に、後述する繊維屑検出処理を実行する。操作スイッチ42は、縫製の開始・停止等、ミシン1に対する操作の入力をタッチパネル32とは別に受け付けて、CPU61に出力する。
下糸センサ95の発光部96から出射した光を受光した受光部97は、受光した光の強度に応じた電流を、電流電圧変換回路(図示略)を介して電圧変換し、CPU61に出力する。CPU61は、内蔵するA/D変換部において、受光部97から入力される光の強度に応じた電圧の大きさをA/D変換し、例えば0〜255の数値で示される光の強度値を取得する。刺繍枠移送装置11は、切断データに基づいてCPU61が出力する指示に従い、刺繍枠を移動させる。
次に、図11、図12を参照し、カットワークモードにおいてCPU61が実行する繊維屑検出処理について説明する。繊維屑検出処理は、例えばタッチパネル32において、ミシン1の動作モードをカットワークモードに移行させる指示の入力が受け付けられた場合に開始される。カットワークモードは、通常の縫製において針棒51に装着される縫針の代わりに切断針装置90が装着され、刺繍枠に保持された加工布の切断を行う動作モードである。カットワークモードにおけるミシン1の動作を制御するプログラムは、ROM62(図10参照)に記憶されており、CPU61によってRAM63に展開され、実行される。繊維屑検出処理も同様にCPU61によってROM62から読み出され、RAM63に展開されて、他のプログラムと並行して実行される。
図11に示すように、CPU61は、RAM63に報知フラグおよび検出フラグの記憶領域を設け、OFFに設定する(S1)。また、CPU61は、RAM63にカウンタiの記憶領域を設け、0を記憶させる。報知フラグは、収容部74内に溜まった繊維屑の廃棄を促すメッセージ(以下、「廃棄メッセージ」ともいう。)を報知するか判断するためのフラグである。本実施形態では、廃棄メッセージは、LCD31に表示する画像によって報せるメッセージである。検出フラグは、収容部74内に繊維屑が所定量溜まったことを検出したか判断するためのフラグである。カウンタiは、繊維屑検出の判定を繰り返し実行する回数を計数するためのカウンタである。
CPU61は、屑交換判定処理のサブルーチンを実行する(S2)。図12に示すように、屑交換判定処理において、CPU61は、主軸角度検出器34の出力値に基づいて、主軸角度が5度〜75度の間にあるか判断する(S11)。主軸角度が5度〜75度の間にない場合(S11:NO)、下糸センサ95の発光部96が出射する光が外釜81に遮られて収容部74内を通過できず、繊維屑の検出ができないので、CPU61は処理をS11に戻す。CPU61は、主軸角度が5度〜75度の間にある場合(S11:YES)、下糸センサ95の受光部97が受光した光の強度に応じた強度値を取得する(S12)。
CPU61は、強度値が第一判定値より小さいか判断する(S13)。収容部74内に溜まる繊維屑の量が増えると、発光部96から出射された光が収容部74内を通過し難くなるので、CPU61が取得する光の強度値は低下する。本実施形態では、CPU61は、光の強度値を第一判定値と第二判定値の2つの閾値で判定し、廃棄メッセージを報知するか決定する。第一判定値は、収容部74内の繊維屑の量が収容部74から取り出すことが望ましい量であり、廃棄メッセージの報知を決定するための閾値として設定されている。第二判定値は第一判定値より大きい値である。第二判定値は、収容部74内の繊維屑の量が増えたものの収容部74が繊維屑をさらに収容可能であり、廃棄メッセージの報知の決定を保留する場合の閾値として設定されている。収容部74内に繊維屑が溜まっていない場合、強度値は、第二判定値よりも大きい値となる(S13:NO,S14:YES)。CPU61は、カウンタiに0を記憶させてリセットし(S15)、検出フラグをOFFに設定したら(S18)、繊維屑検出処理のS3に処理を進める。
図11に示すように、CPU61は、検出フラグがONか判断する(S3)。収容部74内に繊維屑が溜まっていない場合、検出フラグはOFFに設定されているので(S3:NO)、CPU61は、報知フラグをOFFに設定し(S4)、処理をS6に進める。CPU61は、カットワークが終了したか判断する(S6)。切断データに基づいて行われるカットワークが終了していなければ(S6:NO)、CPU61は、処理をS2に戻し、S2〜S6の処理を繰り返す。
図12に示す屑交換判定処理において、カットワークの実行に伴い繊維屑が増え、強度値が第一判定値より大きく、且つ第二判定値より小さい値となった場合(S13:NO,S14:NO)、CPU61はカウンタiに1を加算する(S16)。収容部74内に繊維屑が溜まる過程において、例えば繊維屑が溜まる位置に偏りがある場合、強度値が一時的に第二判定値より小さい値となる場合がある。本実施形態では、CPU61は、繊維屑検出処理(図11参照)のS2〜S6を繰り返す間に、強度値が、第一判定値より大きく第二判定値より小さい値となった状態を、例えば5回連続して判定した場合に、収容部74内に所定量の繊維屑が溜まったものとする。CPU61は、カウンタiが5以上か判定し、5未満の場合は処理をS18に進め(S17:NO)、検出フラグをOFFに維持して(S18)、繊維屑検出処理のS3に処理を進める。従って、強度値が第二判定値未満になった後、カウンタiが5以上になる前に強度値が第二判定値以上になれば(S14:YES)、CPU61はカウンタiをリセットすることで(S15)、溜まった繊維屑の量の誤検出を防止する。
繊維屑がさらに増え、強度値が第一判定値より小さくなった場合(S13:YES)、またはカウンタiが5以上になった場合(S17:YES)、CPU61は、検出フラグをONに設定し(S19)、繊維屑検出処理のS3に処理を進める。図11に示すように、CPU61は、検出フラグがONの場合(S3:YES)、報知フラグをONに設定し(S5)、処理をS6に進める。上記同様、CPU61は、カットワークが終了するまでS2〜S6の処理を繰り返す。
切断データに基づいて行われるカットワークが終了した場合(S6:YES)、CPU61は、報知フラグがONか判断する(S7)。カットワーク終了時に報知フラグがOFFの場合(S7:NO)、CPU61は、そのまま繊維屑検出処理を終了する。一方、報知フラグがONの場合(S7:YES)、CPU61は、所定量の繊維屑が溜まった状態であることを報知する(S8)。即ち、CPU61は、LCD31に、廃棄メッセージを表示させる。廃棄メッセージの表示後、CPU61は、繊維屑検出処理を終了する。
以上に説明したように、本実施形態のミシン1は、釜機構80の内釜82が有するボビン収納部84内に屑容器70の収容部74を配置することができるので、ミシン1は、ベッド部2内に屑容器70を装着するための空間を新たに設ける必要がない。従って、屑容器70は、従来のミシンの構成を何ら変更することなく、ミシン1に容易に装着することができる。
また、ミシン1は、ボビンに巻回された下糸を光学的に検出する機能、即ち下糸センサ95を備えている場合、当該機能を、屑容器70内に溜まった繊維屑の検出に利用することができる。つまり、このようなミシン1に屑容器70を装着してカットワークを行う場合には、針板20から屑容器70を取り外さなくとも、屑容器70内に溜まった繊維屑を下糸センサ95で容易に検出することができる。従って、従来のミシンの構成をそのまま利用することができ、ミシン1を安価に提供できる。
また、屑容器70がベッド部2に装着された場合、蓋部71の表面71Aはベッド部2において針板20の上面20Aと同じ平面を構成する。そして、蓋部71が光を透過可能な構成、即ち、蓋部71が透明であれば、ベッド部2から屑容器70を取り外さなくとも、蓋部71を通して屑容器70内に収容された繊維屑を容易に視認することができる。
また、周壁部72に対して底壁部73を開閉可能に構成することで、屑容器70内に溜まった繊維屑を容易に取り出すことができる。また、底壁部73は、周壁部72から分離しないので、紛失のおそれがない。
また、針板20の第二針板22に設けられた開閉レバー28が蓋部71のフック76に係合可能な構成であるので、屑容器70装着時、蓋部71は針板20から外れることはない。故に、表面71Aと針板20の上面20Aとは、同じ平面を維持することができる。従って、刺繍枠と伴に加工布が移動する際に、加工布が蓋部71に引っかかったりすることがない。
また、下糸センサ95が屑容器70内の繊維屑を光学的に検出する構成であるので、別途、繊維屑を検出するための専用の検出手段を設ける必要がなく、ミシン1を安価に提供できる。
また、ミシン1が廃棄メッセージを報知し、屑容器70から繊維屑の廃棄を促すことで、屑容器70内が繊維屑で溢れ、繊維屑が屑容器70外に漏れ出すことを防止できる。
また、切断針装置90によって加工布を切断した際に生じた繊維屑を、貫通穴75から屑容器70内に収容することができるので、ベッド部2内に繊維屑が散乱せず、釜機構80の回転に支障を来すことがない。また、繊維屑を容易に廃棄することができる。
上記実施形態に対して種々の変更を加えることが可能である。屑容器70は、蓋部71を第二針板22の開口部24に取り付けることによって針板20に装着したが、必ずしも針板20に装着する構成でなくてもよい。例えば、開口部24が針板20ではなくベッド部2の上面2Aに形成された場合、屑容器70は、ベッド部2に装着されてもよい。また、針板20とは異なる部材で、ベッド部2の上面2Aに設けられ、釜機構80の上方を覆う別部材に開口部24が形成された場合、屑容器70は、別部材に装着されてもよい。
廃棄メッセージは、LCD31に表示されるメッセージである必要はない。図示はしないが、例えば、ミシン1にスピーカを設け、CPU61がスピーカから音声メッセージを出力させることで報知してもよいし、LEDランプを設け、CPU61がLEDランプを点灯または点滅させることで報知してもよい。また、廃棄メッセージ報知の決定はCPU61が行ったが、例えばASIC等、電気回路によって、受光部97が受信した光の強度に基づく判定され、廃棄メッセージの報知を指示する指示信号が出力されてもよい。
屑容器70は、収容部74は光を透過する材料から形成されたが、光を透過する材料とは、透明な材料であっても半透明な材料であってもよい。また、下糸センサ95の配置位置によっては、収容部74の全てが光を透過する材料によって形成されていなくてもよい。例えば、経路Lが周壁部72のみを通過する構成であれば、少なくとも周壁部72が光を透過する材料によって形成されており、蓋部71は、光を透過する材料から形成されていなくともよい。
蓋部71は、突部77が針板20の支持板27に押さえられ、フック76が開閉レバー28に係合することで、開口部24に取り付けられたが、例えば開口部24に嵌め込むことで取り付けられてもよい。また、フック76は、裏面71Bに設けたが、側面に設けてもよい。
蓋部71の裏面71Bに設けられた収容部74の周壁部72は、蓋部71と一体に形成されたが、蓋部71と別体に形成され、蓋部71に接着、嵌め込み、またはネジの締結等によって固定されてもよい。また、底壁部73は、周壁部72に枢支されたが、嵌め込み、またはネジの締結等によって取り付けられてもよい。
また、蓋部71に対して収容部74が嵌め込み、またはネジの締結等によって取り付けられてもよい。例えば、図13に示す屑容器170は、蓋部171の裏面171Bに、一対のフック171Cとストッパ171Dを備える。収容部174は、円環状の周壁部172と、周壁部172下端の開口を塞ぐ底壁部173を備える円形容器状であり、上端に、径方向外向きに突出する一対の突起部172Cを備える。蓋部171と収容部174とを組み立てる場合、収容部174の上端を蓋部171の裏面171Bに当接させ、蓋部171に対して収容部174を左方にスライドさせる。一対の突起部172Cを夫々一対のフック171Cに係合させ、蓋部171に対し、周壁部172の左端がストッパ171Dに当接する位置に収容部174を配置する。このような形態の屑容器170も、蓋部171を針板20に取り付けて開口部24を閉塞し、針板20に装着することで、収容部174をボビン収納部84内に配置し、カットワークで生じた加工布の繊維屑を収容することができる。そして、屑容器170は、収容部174を蓋部171から取り外すことで、屑容器170内に収容された繊維屑を容易に取り出すことができる。
本実施形態では、釜機構80は、本発明の「水平釜」の一例である。屑容器70は「容器」の一例である。表面71Aは「第一面」の一例である。蓋部71は「蓋体」の一例である。周壁部72は「側壁」の一例である。底壁部73は「底壁」の一例である。裏面71Bは「第二面」の一例である。収容部74は「収容体」の一例である。支持部73Aは底壁の「一端部」の一例である。フック76は「着脱手段」の一例である。下糸センサ95は「検出手段」の一例である。S13の処理で強度値が第一判定値より小さいか判断するCPU61は「制御手段」の一例である。発光部96は「発光器」の一例である。受光部97は「受光器」の一例である。S8の処理でLCD31に廃棄メッセージを表示させるCPU61は「報知手段」の一例である。
1 ミシン
2 ベッド部
20 針板
20A 上面
31 LCD
51 針棒
61 CPU
70 屑容器
71 蓋部
71A 表面
71B 裏面
72 周壁部
73 底壁部
73A 支持部
74 収容部
75 貫通穴
76 フック
80 釜機構
81 外釜
82 内釜
84 ボビン収納部
90 切断針装置
91 切断針
92 本体部
93 取付部
95 下糸センサ
96 発光部
97 受光部

Claims (17)

  1. 外釜と、ボビンを収納するボビン収納部を有し、前記外釜内に配置される内釜とを備えた水平釜を、針板が設けられたベッド部内に備えるミシンの前記針板に着脱可能な容器であって、
    前記水平釜の上方の位置で前記針板に着脱可能に構成され、前記針板への装着時に前記針板の上面と同じ平面を構成する第一面と、厚み方向に貫通する貫通穴とを有する板状の蓋体と、
    側壁および底壁を有し、前記ボビン収納部内に配置可能に構成され、前記蓋体の前記第一面とは反対側の第二面において前記貫通穴の形成部位を前記側壁が取り囲み、且つ前記底壁が前記第二面に対向するように配置された収容体と
    を備えたことを特徴とする容器。
  2. 前記収容体は、光を透過可能な光透過材料で形成されたことを特徴とする請求項1に記載の容器。
  3. 前記蓋体は、光を透過可能な光透過材料で形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の容器。
  4. 前記底壁は、前記側壁に対して開閉可能に構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の容器。
  5. 前記底壁は、一端部が前記側壁に枢支されていることを特徴とする請求項4に記載の容器。
  6. 前記収容体は、前記蓋体に対して着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の容器。
  7. 前記蓋体は、前記針板に着脱するための着脱手段を備えたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の容器。
  8. 外釜と、ボビンを収納するボビン収納部を有し、前記外釜内に配置される内釜とを備えた水平釜と、
    上部に針板が設けられ、前記水平釜を内部に備えたベッド部と、
    前記針板に着脱可能な容器であって、
    前記水平釜の上方の位置で前記針板に着脱可能に構成され、前記針板への装着時に前記針板の上面と同じ平面を構成する第一面と、厚み方向に貫通する貫通穴とを有する板状の蓋体と、
    側壁および底壁を有し、前記ボビン収納部内に配置可能に構成され、前記蓋体の前記第一面とは反対側の第二面において前記貫通穴の形成部位を前記側壁が取り囲み、且つ前記底壁が前記第二面に対向するように配置された収容体と
    を備えた容器と
    を備えたことを特徴とするミシン。
  9. 前記ベッド部内に設けられ、前記ボビン収納部に前記ボビンが収納された場合に、前記ボビンに巻回された下糸を検出する検出手段と、
    前記針板に前記容器が装着された場合に、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記容器内に繊維屑が所定量溜まったかを判断する制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項8に記載のミシン。
  10. 前記収容体は、光を透過可能な光透過材料で形成されており、
    前記検出手段は、
    前記内釜の側方に設けられ、前記ボビン収納部に向けて光を出射する発光器と、
    前記発光器との間に前記内釜を挟む位置に設けられ、前記発光器が出射し、前記ボビン収納部内を通過した光を受光する受光器と
    を備えたこと特徴とする請求項9に記載のミシン。
  11. 情報を報知する報知手段を備え、
    前記制御手段は、前記受光器が受光した光の強度を示す強度値が所定の閾値より小さい場合に、前記容器内に前記繊維屑が前記所定量溜まったと判断し、前記報知手段に、前記繊維屑の廃棄を要求する情報を報知させることを特徴とする請求項10に記載のミシン。
  12. 前記蓋体は、光を透過可能な光透過材料で形成されたことを特徴とする請求項8から11のいずれかに記載のミシン。
  13. 前記底壁は、前記側壁に対して開閉可能に構成されていることを特徴とする請求項8から12のいずれかに記載のミシン。
  14. 前記底壁は、一端部が前記側壁に枢支されていることを特徴とする請求項13に記載のミシン。
  15. 前記収容体は、前記蓋体に対して着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項8から14のいずれかに記載のミシン。
  16. 前記蓋体は、前記針板に着脱するための着脱手段を備えたことを特徴とする請求項8から15のいずれかに記載のミシン。
  17. 針棒と、
    前記針棒に着脱可能に構成された切断針装置と
    を備え、
    前記切断針装置は、
    刃部を有する切断針を支持する本体部と、
    前記本体部に支持された前記切断針の前記刃部が、前記針板に装着された前記容器の前記貫通穴を貫通可能なように、前記本体部を前記針棒に取り付ける取付部と
    を備えたことを特徴とする請求項8から16のいずれかに記載のミシン。
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