JP6326023B2 - 撮影用プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、カメラ及び水準器を有する通信端末用の撮影用プログラムに関する。
従来、この種の撮影用プログラムとして知られているスマートフォンの撮影用アプリケーション(以下、「撮影用アプリ」という)では、撮影確認用映像と併せて水平インジケータをモニタに表示する。その水平インジケータは水準線と基準線とからなり、水準線は、スマートフォンの傾きとは関係なく、重力方向に対して一定方向を向くようにモニタに可動表示される一方、基準線はモニタに固定表示されている。これにより、撮影時に、基準線が水準線と一致するようにスマートフォンを水平調整して、傾いていない写真を撮ることができる(例えば、特許文献1参照)。
特許4396500号公報(段落[0054]、図3)
しかしながら、上記した撮影用アプリでは、縦長写真と横長写真とを続けて撮るためにスマートフォンの姿勢を縦向き姿勢(縦長になる姿勢)と横向き姿勢(横長になる姿勢)とに切り替えると水平インジケータが大きく変化し(基準線が水準線に対して大きくずれ)、水平調整に手間がかかるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、縦長写真と横長写真とを撮る際に水平調整を容易に行うことが可能な撮影用プログラムの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、縦長長方形の縦長モニタとカメラと水準器とコンピュータとメモリとを備える通信端末の前記コンピュータで実行される撮影用プログラムであって、前記コンピュータを、前記カメラが捉えているソース映像のデータから、前記縦長モニタに縦長長方形の撮影確認用映像を表示させるための映像データを生成する縦長映像データ生成手段と、前記ソース映像のデータから、前記縦長モニタに横長長方形の撮影確認用映像を表示させるための映像データを生成する横長映像データ生成手段と、前記撮影確認用映像の前記映像データを取得し、前記通信端末の操作に応じて、前記縦長長方形の撮影確認用映像と前記横長長方形の撮影確認用映像とを含む複数種類の撮影確認用映像のうち複数の前記撮影確認用映像を前記縦長モニタに並べて表示させる撮影確認映像表示手段と、前記通信端末の操作に応じて、前記縦長モニタが表示している前記撮影確認用映像の前記映像データを写真のデータとして前記メモリに記憶する写真データ取込手段と、前記縦長長方形の前記撮影確認用映像が前記縦長モニタに表示されているとき及び、前記横長長方形の前記撮影確認用映像が前記縦長モニタに表示されているときに、前記水準器の出力に基づき、前記通信端末の横方向を水平に合わせるための水平インジケータを前記縦長モニタに表示させるインジケータ表示手段、として機能させ、前記インジケータ表示手段は、前記縦長モニタに重力方向に対して常に一定方向を向いた水準線と、前記水準線から一定間隔に配置される複数の目盛マークから構成され前記水準線と連動して可動表示される傾き目盛とを表示させる撮影用プログラム。
本発明の撮影用プログラムを使用すれば、通信端末の縦長モニタに、縦長長方形の撮影確認用映像のみならず、横長長方形の撮影確認用映像も表示することができるので、通信端末を縦向き姿勢に保ったまま、縦長写真も横長写真も撮ることができる。これにより、縦長写真と横長写真とを撮る際に水平インジケータが大きく変化することがなくなり、水平インジケータを利用した水平調整を容易に行うことが可能になる。
なお、上記した請求項1乃至4の何れか1に記載の撮影用プログラムにおいて、「前記撮影確認映像表示手段が、前記通信端末の操作に応じて、前記複数種類の撮影確認用映像の全部又は一部複数を併せて前記縦長モニタに表示させる」ようにしてもよい。このようにすれば、複数種類の撮影確認用映像の比較が容易になる。また、この撮影用プログラムにおいて、「前記写真データ取込手段が、前記通信端末の操作に応じて、前記縦長モニタに併せて表示されている前記複数種類の撮影確認用映像の映像データの全てを前記写真のデータとして前記メモリに記憶する」ようにしてもよい。そうすれば、通信端末の操作に応じて、縦長モニタに併せて表示されている複数種類の撮影確認用映像の全てを写真のデータとしてメモリに記憶することができる。これにより、例えば、縦長写真と横長写真とを同時に撮影して、その後で取捨選択することが可能になる。
さらには、上記した請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の撮影用プログラムにおいて、「前記ソース映像が正方形をなし、前記縦長長方形の撮影確認用映像は、前記ソース映像の横方向の中央の映像である一方、前記横長長方形の撮影確認用映像は、前記ソース映像の縦方向の中央の映像である」ようにしてもよい。そのようにすれば、縦長写真と横長写真とが同一又は略同一の画素数にすることができる。また、縦長写真と横長写真との間で、それらの長手方向の中央の正方形領域が共通した画像になり、縦長写真と横長写真の中央の被写体を同じものにすることができる。
また、上記した請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の撮影用プログラムにおいて、「前記コンピュータを、前記撮影確認映像表示手段が、前記通信端末のうち前記縦長モニタと反対側に配置された第1カメラで捉えた第1の前記ソース映像に基づく前記撮影確認用映像を前記縦長モニタに表示させるときに、前記通信端末のうち前記縦長モニタ側に配置された第2カメラが捉えている第2の前記ソース映像から人間の顔を検出し、前記人間の顔とその周辺部のみからなるワイプ映像の映像データを生成するワイプ映像データ生成手段として機能させると共に、前記撮影確認映像表示手段は、前記撮影確認用映像の一部を前記ワイプ映像に置き換えて前記縦長モニタに表示させ、前記写真データ取込手段は、前記撮影確認用映像及び前記ワイプ映像の前記映像データを前記写真のデータとして前記メモリに記憶する」ようにしてもよい。そうすれば、撮影者が第1カメラ越しに見ている景色等に撮影者自身をワイプ画像として含めて撮影することができる。また、この場合、「前記写真データ取込手段は、前記通信端末の操作に応じて、前記撮影確認用映像及び前記ワイプ映像のうち何れか一方の前記映像データを前記メモリに記憶してから、前記通信端末の再度の操作に応じて、前記撮影確認用映像及びワイプ映像のうち何れか他方の前記映像データを前記メモリに記憶する」ようにしてもよい。そうすれば、第1カメラ越しに見える景色等の写真のシャッター操作と、ワイプ画像の撮影者自身の写真のシャッター操作とを別々に行うことができるので、ワイプ内とワイプ外のそれぞれの写真のシャッターチャンスを容易に捉えることができる。
(A)本発明の第1実施形態に係るスマートフォンの正面図、(B)その背面図 スマートフォンのハード構成を示したブロック図 ソース映像の概念図 撮影用アプリのブロック図 (A)縦長長方形の撮影確認用映像を表示しているスマートフォンの正面図、(B)横長長方形の撮影確認用映像を表示しているスマートフォンの正面図 横に傾いたスマートフォンの正面図 第2実施形態の撮影用アプリのブロック図 撮影確認用映像を表示しているスマートフォンの正面図 撮影確認用映像を表示しているスマートフォンの正面図 第3実施形態の撮影用アプリのブロック図 ソース映像の概念図 (A)縦長長方形の撮影確認用映像を表示しているスマートフォンの正面図、(B)横長長方形の撮影確認用映像を表示しているスマートフォンの正面図、(C)正方形の撮影確認用映像を表示しているスマートフォンの正面図 第4実施形態の撮影用アプリのブロック図 第2カメラモジュールのソース映像の概念図 (A)縦長長方形の撮影確認用映像を表示しているスマートフォンの正面図、(B)横長長方形の撮影確認用映像を表示しているスマートフォンの正面図
[第1実施形態]
以下、本発明に係る第1実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。図1には、本発明に係る撮影用プログラムとしての撮影用アプリがインストールされたスマートフォン10(本発明の「通信端末」に相当する)の裏側面と表側面とが示されている。このスマートフォン10は、公知なものであって、表裏から見た形状が縦長の長方形をなし、表側面のうち上端部、下端部及び両側縁部を除いた大部分が、縦長長方形の本発明に係る縦長モニタ11になっている。その縦長モニタ11は、液晶ディスプレイ(LCD)11Aの前面にタッチパネル11B(図2参照)を備えてなる。また、スマートフォン10の表側面の上端部には、スピーカー12と第2カメラモジュール14のレンズとが配置される一方、下端部には、ホームボタン15が配置されている。一方、スマートフォン10の裏側面の上端部には、第1カメラモジュール13のレンズとライト16とが配置されている。さらに、スマートフォン10の図示しない下端面には、集音口及びコネクタが配置され、図示しない側面には、種々のボタンが備えられている。
図2には、スマートフォン10のハードの構成を示したブロック図が示されている。同図に示すように、スマートフォン10には、上記した縦長モニタ11等の他、加速度センサ21、RF・IC22、SDカード24(本発明の「メモリ」に相当する)及びアプリケーションプロセッサ20等が備えられている。また、アプリケーションプロセッサ20には、本発明のコンピュータに相当するCPU20A、GPU20B、カメラ用I/F回路20C、加速度センサ用I/F20D、内部メモリ20E,表示制御回路20F等が備えられている。
第1及び第2のカメラモジュール13,14は、本発明に係る「カメラ」に相当し、レンズとイメージセンサと基板とを一体化してなる。これら第1及び第2の各カメラモジュール13,14が捉えているソース映像は、各イメージセンサで信号化されてカメラ用I/F回路20Cに取り込まれ、ドットマトリクス状のピクセル群の配列データg(n,m)(n=0〜a、m=0〜b)であるソース映像データD1(本発明に係る「ソース映像のデータ」に相当する)に変換される。また、ソース映像データD1で特定される第1及び第2のカメラモジュール13,14のソース映像は、図3に概念的に示すように長方形をなし、その長方形の長手方向が、縦長モニタ11の長方形の長手方向と同じになっている。
加速度センサ21は、スマートフォン10の重力方向に対する姿勢に応じた信号を出力する。その信号に基づき加速度センサ用I/F20Dは、例えば、スマートフォン10の長手方向が、丁度、鉛直方向と平行になった原点姿勢から左右に傾いた角度に応じた角度検出値を出力する。なお、本実施形態では、加速度センサ21と加速度センサ用I/F20Dとから本発明に係る水準器25が構成されている。
アプリケーションプロセッサ20のCPU20Aは、撮影用アプリを実行することで図4の二点鎖線で囲まれた部分のフレーム生成部31、スイッチ応答部32,ソース映像加工部33,インジケータ生成部34(本発明の「インジケータ表示手段」に相当する)、データ合成部35として機能する。フレーム生成部31は、アプリケーションプロセッサ20の内部メモリ20Eに記憶されているフレームデータを使用して、縦長モニタ11に撮影用フレームF1を表示させるための画像データを生成してデータ合成部35に付与する。
図5に示すように、撮影用フレームF1は、縦長モニタ11の上端縁と下端縁とに配置されたコンソール91,92と、それらコンソール91,92の間の縦長長方形のウィンドウ配置部93とからなる。上側のコンソール91には、右端に設定ボタン89が設けられ、その左横にカメラ切替ボタン88が設けられている。一方、下側のコンソール92には、横方向中央にシャッタボタン81が設けられ、その右横に縦向選択ボタン82、さらにその右横に横向選択ボタン83が設けられている。また、上下のコンソール91,92の背景は、例えば、同一単一色になっている。さらには、ウィンドウ配置部93は、後述する撮影確認用映像と水平インジケータ96とが重ねられる部位であって、コンソール91,92と同じ色の単一色になっている。
スイッチ応答部32(図4参照)は、コンソール91,92(図5参照)の何れかのボタンがタッチ操作されてタッチパネル11Bから出力される検出信号を取り込む。そして、後に詳説するようにタッチ操作されたボタンに応じた所定指令をソース映像加工部33、データ合成部35等(図4参照)に付与する。
ソース映像加工部33は、カメラ切替部33Aと縦長映像データ生成部33B(本発明の「縦長映像データ生成手段」に相当する)と横長映像データ生成部33C(本発明の「横長映像データ生成手段」に相当する)とを有する。カメラ切替部33Aは、カメラ用I/F回路20Cに選択信号を出力して、第1と第2の何れかのカメラモジュール13,14の一方のみをアクティブにする。すると、そのアクティブになっているカメラモジュールのソース映像データD1が、縦長映像データ生成部33Bと横長映像データ生成部33Cとに取り込まれる。また、カメラ切替部33Aは、デフォルト設定では、第1カメラモジュール13をアクティブにするようになっている。そして、カメラ切替ボタン88がタッチ操作される度に、スイッチ応答部32から切替指令を受け、第1及び第2のカメラモジュール13,14のうち現状でアクティブになっている側を非アクティブに、非アクティブになっている側をアクティブに切り替える。また、カメラ切替部33Aは、撮影用アプリが起動されたときには、その前の撮影用アプリの終了時にアクティブであったカメラモジュールをアクティブにする。そして、アクティブになっているカメラモジュールのソース映像データD1が縦長映像データ生成部33B及び横長映像データ生成部33Cに取り込まれる。
縦長映像データ生成部33Bは、例えば取り込んだソース映像データD1を使用し、ソース映像と同一の映像である縦長長方形の撮影確認用映像E1(図5(A)参照)を、ウィンドウ配置部93内に予め設置されている第1ウインドウW1に表示するための映像データを生成する。
横長映像データ生成部33Cは、例えば、取り込んだソース映像のうち下端から上側所定位置までの映像データのみを使用し、ソース映像の一部の映像である横長長方形の撮影確認用映像E2(図5(B)参照)をウィンドウ配置部93内の予め設置されている第2ウインドウW2に表示するための映像データを生成する。
縦横切替部33Eは、縦長長方形及び横長長方形の両方の撮影確認用映像E1,E2の映像データを取得して、それら何れか一方を選択してデータ合成部35に付与する。なお、本実施形態では、縦横切替部33Eとデータ合成部35とから本発明に係る「撮影確認映像表示手段」が構成されている。また、縦横切替部33Eは、デフォルト設定では、縦長長方形の撮影確認用映像E1の映像データを出力するようになっていて、横向選択ボタン83がタッチ操作されると、横長長方形の撮影確認用映像E2の映像データを出力するように切り替わり、その後、縦向選択ボタン82がタッチ操作されると、縦長長方形の撮影確認用映像E1の映像データを出力するように切り替わる。
インジケータ生成部34は、内部メモリ20Eに記憶されている画像データと加速度センサ21の検出結果とを利用して、撮影用フレームF1のウィンドウ配置部93に水平インジケータ96を表示するための画像データを生成してデータ合成部35に付与する。その水平インジケータ96は、例えば図5(A)に示すように縦長モニタ11に可動表示される可動目盛94と縦長モニタ11に固定表示される水平調整目印95とからなる。
可動目盛94は、ウィンドウ配置部93の縦横の中心を中心点94Dとして左右対称に描かれる1対の円弧94C,94Cに、等間隔に複数の目盛94Bを付してなる。また、複数の目盛94Bは、中心点94Dに向かって延びた線状をなしかつ、それらのうち中央の目盛94Bが他の目盛94Bより長くなって本発明に係る水準線94Aになっている。一方、水平調整目印95は、円弧94C,94Cの両外側に対をなして同一直線上に並んだ1対の線分であって、それら線分の延長線上に中心点94Dが位置している。そして、1対の水準線94A,94Aが常に水平に保たれるように、可動目盛94が中心点94Dを中心にして縦長モニタ11に対して相対回転する。これにより、図5(A)及び図5(B)に示すように、水準線94A,94Aが水平調整目印95,95と一直線上に並んでいるか、図6に示すように水準線94A,94Aが水平調整目印95,95と一直線上に並んでいないかを以て、スマートフォン10の横方向が水平になっているか否かを知ることができる。
データ合成部35は、フレーム生成部31及びインジケータ生成部34から取得した画像データと、ソース映像加工部33から取得した映像データとを関連付けて表示制御回路20Fに付与する。すると、表示制御回路20Fが、図5(A)及び図5(B)に示すように縦長モニタ11に撮影用フレームF1を表示し、その撮影用フレームF1のウィンドウ配置部93の上に撮影確認用映像を重ねて表示し、さらに、その撮影確認用映像の上に水平インジケータ96を重ねて表示する。また、シャッタボタン81がタッチ操作されると、データ合成部35はスイッチ応答部32からデータ書込指令を受け、縦長モニタ11に表示している撮影確認用映像の映像データを、写真のデータとしてSDカード24に書き込む。この点において、データ合成部35は、本発明に係る「写真データ取得手段」に相当する。
なお、上記した縦長長方形の撮影確認用映像E1と横長長方形の撮影確認用映像E2のそれぞれの長辺と短辺との比は、デフォルト設定では、一般的な所謂、L版の写真と縦横比と同じになっているが、例えば設定ボタン89をタッチ操作すると図示しない設定画面が開き、縦長長方形の撮影確認用映像E1と横長長方形の撮影確認用映像E2のぞれぞれの縦横比を変更することができる。
本実施形態の撮影用アプリ構成に関する説明は以上である。この撮影用アプリで写真撮影を行う際には、例えば、スマートフォン10を、長手方向が上下方向を向いた縦向き姿勢にして片手で持つ。具体的には、例えば、スマートフォン10を、右手の曲げた薬指の上に乗せかつ、右手の人差し指と中指とをスマートフォン10の裏面を支えた状態にする。そして、例えば、縦向選択ボタン82を右手親指でタッチ操作し、図5(A)に示すように第1カメラモジュール13で捉えたソース映像を縦長長方形の撮影確認用映像E1にして縦長モニタ11に映す。そして、水平インジケータ96で水平調整を行い、所望のタイミングでシャッタボタン81を右手親指でタッチ操作し、縦長長方形の撮影確認用映像E1を縦長写真のデータとしてSDカード24に記憶される。
次いで、縦長写真と同じ内容を横長写真としても撮る場合には、スマートフォン10を縦向き姿勢に保ったまま、横向選択ボタン83を右手親指でタッチ操作し、図5(B)に示すように第1カメラモジュール13で捉えたソース映像を横長長方形の撮影確認用映像E2にして縦長モニタ11に映す。そして、水平インジケータ96で水平調整を行い、所望のタイミングでシャッタボタン81を右手親指でタッチ操作し、横長長方形の撮影確認用映像E2を横長写真のデータとしてSDカード24に記憶する。
このように、本実施形態の撮影用プログラムを使用すれば、スマートフォン10の縦長モニタ11に、縦長長方形の撮影確認用映像E1(図5(A)参照)のみならず、横長長方形の撮影確認用映像E2(図5(B)参照)も表示させることができるので、片手でスマートフォン10を縦向き姿勢に保持したまま、縦長写真も横長写真も撮ることができる。これにより、縦長写真と横長写真とを撮る際に水平インジケータ96が大きく変化するようなことがなくなり、水平インジケータ96を利用した水平調整を容易に行うことが可能になる。そして、縦長写真も横長写真も好適に撮影することができる。
[第2実施形態]
本実施形態は、図7〜図9に示されており、縦長モニタ11に横長長方形の撮影確認用映像E1と縦長長方形の撮影確認用映像E2とを上下に並べて表示させる選択肢を有する点が第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態の異なる点についてのみ説明する。
図8に示すように本実施形態の撮影用フレームF1には、例えば、シャッタボタン81の左横に縦横両表示ボタン84が備えられている。縦横両表示ボタン84がタッチ操作されると、図7に示した縦長映像データ生成部33Bが、縦長長方形の撮影確認用映像E1をウィンドウ配置部93の下側位置に表示させるための映像データを生成すると共に、横長映像データ生成部33Cが、横長長方形の撮影確認用映像E2をウィンドウ配置部93の上側位置に表示させるための映像データを生成する。そして、縦横切替部33Fが、それら縦長長方形と横長長方形の撮影確認用映像E1,E2をデータ合成部35に付与する。また、インジケータ生成部34は、縦長長方形と横長長方形の撮影確認用映像E1,E2のそれぞれに水平インジケータ96が重ねて表示されるように画像データを生成してデータ合成部35に付与する、
データ合成部35は、フレーム生成部31及びインジケータ生成部34から取得した画像データと、ソース映像加工部33から取得した映像データとを関連付けて表示制御回路20Fに付与し、これにより、図8に示すように、縦長モニタ11に横長長方形の撮影確認用映像E1と縦長長方形の撮影確認用映像E2とが上下に並べて表示された状態になる。また、シャッタボタン81がタッチ操作されると、縦長モニタ11に表示されている横長長方形と縦長長方形の撮影確認用映像E1,E2の両方の映像データが、写真のデータとしてSDカード24に書き込まれる。
なお、本実施形態では、上記した例では、縦長長方形と横長長方形の撮影確認用映像E1,E2のそれぞれに水平インジケータ96が重ねて表示されるようになっているが、設定ボタン89を操作して、図9に示すように、水平インジケータ96を縦長モニタ11の中央のみに表示させることもできる。
本実施形態の撮影用アプリによれば、縦長長方形と横長長方形の撮影確認用映像E1,E2が併せて縦長モニタ11に表示されるので、縦長写真と横長写真の比較が容易になる。また、縦長写真と横長写真とを同時撮影して、その後で取捨選択することができる。
[第3実施形態]
本実施形態は、図10〜図12に示されており、正方形の撮影確認用映像E3を縦長モニタ11に表示させることができること等が第1及び第2の実施形態と異なる。以下、第1と第2の実施形態の異なる点についてのみ説明する。
図11に示すように、本実施形態のスマートフォン10の第1及び第2のカメラモジュール13,14が捉えるソース映像は、正方形になっている。これに対し、縦長長方形を撮影確認用映像E1(図12(A)参照)が、ソース映像の横方向の中央部分(図11のL10,L10に挟まれた部分)と同じ映像になるように、縦長映像データ生成部33Bが映像データを生成し、横長長方形を撮影確認用映像E2(図12(B)参照)が、ソース映像の縦方向の中央部分(図11のL11,L11に挟まれた部分)と同じ映像になるように、横長映像データ生成部33Cが映像データを生成するようになっている。また、図10に示すように、本実施形態の撮影用アプリを実行したCPU20Aは、正方形映像データ生成部33D(本発明に係る「正方形映像データ生成手段」に相当する)としても機能し、その正方形映像データ生成部33Dは、ソース映像と同一の内容が正方形の撮影確認用映像E3(図12(C)参照)が縦長モニタ11に表示されるように映像データを生成する。
さらには、図8に示すように本実施形態の撮影用フレームF1には、例えば、シャッタボタン81の左横に正方形表示ボタン85が備えられている。その正方形表示ボタン85がタッチ操作されると、データ合成部35が、図12(C)に示すように、正方形の撮影確認用映像E3に切取線L10,L11と水平インジケータ96とを重ねた状態にして縦長モニタ11に表示させる。そして、シャッタボタン81がタッチ操作されたときには、正方形の撮影確認用映像E3の映像データと、縦長長方形の撮影確認用映像E1の映像データと、横長長方形の撮影確認用映像E2の映像データとが写真データとしてSDカード24に記憶される。
本実施形態の撮影用アプリによれば、縦長長方形の撮影確認用映像E1は、正方形のソース映像の横方向の中央の映像である一方、横長長方形の撮影確認用映像E2は、ソース映像の縦方向の中央の映像であるので、縦長写真と横長写真とが同一又は略同一の画素数にすることができる。また、縦長写真と横長写真との間で、それらの長手方向の中央の正方形領域が共通した画像になり、縦長写真と横長写真の中央の被写体を同じものにすることができる。
[第4実施形態]
本実施形態は、図13〜図15に示されており、縦長写真と横長写真の右上に撮影者をワイプ画像にして組み込む機能を備えている点が第1実施形態と異なる。具体的には、第1実施形態で設定ボタン89に備えられた図示しないオプションのワイプ機能を選択すると、カメラ切替部33Aからカメラ用I/F回路20Cに指令が付与され、その指令に応じてカメラ用I/F回路20Cが第1カメラモジュール13と第2カメラモジュール14の両方のソース映像をソース映像加工部33に出力する。
すると、ソース映像加工部33に備えたワイプ映像データ生成部33H(図13参照)が、第2カメラモジュール14のソース映像データD3(図14参照)から最も大きく映っている人間の顔を認識して、その人間の顔とその周辺部のみからなるワイプ映像E4の映像データを生成する。そして、縦長映像データ生成部33B又は横長映像データ生成部33Cが生成した撮影確認用映像E1,E2の映像データと共に、ワイプ映像の映像データがデータ合成部35に付与される。
データ合成部35は、図15(A)及び図15(B)に示すように、撮影確認用映像E1,E2の一部をワイプ映像E4に置き換えて縦長モニタ11に表示させる。そして、シャッタボタン81がタッチ操作されたときには、ワイプ映像E4が組み込まれた撮影確認用映像E1,E2の映像データが写真データとしてSDカード24に記憶される。
本実施形態の撮影用アプリを使用すれば、撮影者が第1カメラモジュール13越しに見ている景色等に撮影者自身をワイプ画像として含めて撮影することができる。なお、設定により、第1カメラモジュール13越しに見える景色等の写真のシャッター操作と、ワイプ画像内の撮影者自身の写真のシャッター操作とを一度に行うモードと、別々に行うモードとに切り替わるようにしてもよい。その場合、両シャッター操作を別々に行うモードにすれば、ワイプ画像内とそれ以外の画像のそれぞれの写真のシャッターチャンスを容易に捉えることができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、スマートフォンで実行される撮影用アプリを本発明に係る撮影用プログラムとして例示したが、通信端末としてのタブレット端末で実行される撮影用アプリを本発明を適用してもよい。
(2)前記実施形態の水準器は加速度センサを備えていたが、水準器は、ジャイロスコープを備えたものであってもよい。
(3)前記実施形態の水平インジケータ96では、水準線94Aが水平に延びた線分であったが、水平方向に対して常に一定の方向を向いたものであればよい。具体的には、水準線が鉛直方向に延び、スマートフォン10が水平になると、水準線と水平調整目印とが一直線上に並ぶようにしてもよい。
(4)また、水準線と水平調整目印とが一直線上に並んだときに、それらの色が変わったり、水平検出音が出力されるような構成にしてもよい。
(5)前記第1実施形態では、縦長長方形の撮影確認用映像E1は、ソース映像と同じで、横長長方形の撮影確認用映像E2は、ソース映像の下側部分と同じになっていたが、横長長方形の撮影確認用映像E2が、ソース映像の上下方向の中央部分と同じになるように横長映像データ生成部33Cが映像データを生成する構成であってもよい。
(6)前記第2実施形態の撮影用アプリは、水平インジケータ96を表示するものにおいて、縦長写真と横長写真との両方を一度に撮れるようになっていたが、本発明の技術的範囲に含まれないが、水平インジケータの表示の有無とは無関係に、縦長写真と横長写真と正方形の写真との3つ又は何れか2つを、一度に撮れる構成としてもよい。
(6)前記第4実施形態の撮影用アプリは、水平インジケータ96を表示するものにおいてワイプ画像が縦長写真と横長写真とに組み込まれるようになっていたが、本発明の技術的範囲に含まれないが、水平インジケータの表示の有無とは無関係に、縦長写真と横長写真と正方形の写真との少なくとも1つにワイプ画像が組み込まれるようにしてもよい。
10 スマートフォン
11 縦長モニタ
13 第1カメラモジュール(カメラ)
14 第2カメラモジュール(カメラ)
20A CPU(コンピュータ)
24 SDカード(メモリ)
25 水準器
33 ソース映像加工部
33A カメラ切替部
33B 縦長映像データ生成部(縦長映像データ生成手段)
33C 横長映像データ生成部(横長映像データ生成手段)
33D 正方形映像データ生成部(正方形映像データ生成手段)
33E,33F 縦横切替部(撮影確認映像表示手段)
34 インジケータ生成部(インジケータ表示手段)
35 データ合成部(撮影確認映像表示手段、写真データ取得手段)
94A 水準線
95 水平調整目印
96 水平インジケータ
D1,D3 ソース映像データ
E1 縦長長方形の撮影確認用映像
E2 横長長方形の撮影確認用映像
E3 正方形の撮影確認用映像

Claims (1)

  1. 縦長長方形の縦長モニタとカメラと水準器とコンピュータとメモリとを備える通信端末の前記コンピュータで実行される撮影用プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記カメラが捉えているソース映像のデータから、前記縦長モニタに縦長長方形の撮影確認用映像を表示させるための映像データを生成する縦長映像データ生成手段と、
    前記ソース映像のデータから、前記縦長モニタに横長長方形の撮影確認用映像を表示させるための映像データを生成する横長映像データ生成手段と、
    前記撮影確認用映像の前記映像データを取得し、前記通信端末の操作に応じて、前記縦長長方形の撮影確認用映像と前記横長長方形の撮影確認用映像とを含む複数種類の撮影確認用映像のうち複数の前記撮影確認用映像を前記縦長モニタに並べて表示させる撮影確認映像表示手段と、
    前記通信端末の操作に応じて、前記縦長モニタが表示している前記撮影確認用映像の前記映像データを写真のデータとして前記メモリに記憶する写真データ取込手段と、
    前記縦長長方形の前記撮影確認用映像が前記縦長モニタに表示されているとき及び、前記横長長方形の前記撮影確認用映像が前記縦長モニタに表示されているときに、前記水準器の出力に基づき、前記通信端末の横方向を水平に合わせるための水平インジケータを前記縦長モニタに表示させるインジケータ表示手段、として機能させ
    前記インジケータ表示手段は、前記縦長モニタに重力方向に対して常に一定方向を向いた水準線と、前記水準線から一定間隔に配置される複数の目盛マークから構成され前記水準線と連動して可動表示される傾き目盛とを表示させる撮影用プログラム。
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