JP6325963B2 - 熱交換器 - Google Patents

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本発明は、チャージエアクーラとして最適な熱交換器に関する。
チャージエアクーラは、冷却風が流通するコルゲートフィンと、チャージエアが流通する多数の偏平チューブを交互に積層し、コアを形成すると共に、その積層方向両端にサポート材を配置する。そして各偏平チューブをタンクに挿通し、全体を炉内で一体的にろう付け固定する。そしてタンクを介し各偏平チューブにチャージエアを流通すると共に、そのチューブの外面側およびコルゲートフィン側に冷却風を流通させて、それとチャージエアとの間に熱交換を行うものである。
このようなチャージエアクーラは、コアの両端部に配置されたサポート材と、それにコルゲートフィンを介して隣接する偏平チューブとは、稼働中の伸縮量が異なり、偏平チューブの伸縮量がサポート材よりも大きい。すると、偏平チューブとサポート材との間に熱歪みが生じ、偏平チューブの付根部に亀裂が生じることがある。これを防止するため、サポート材の端部とタンクとの接続部を後工程で切断し、サポート材の伸縮量を可及的に偏平チューブの伸縮量に近づけることが行われている。
また、特許文献1の「アルミニウム放熱器の取付部」は、サポート材をその長手方向中間で二分し、それらをフィンにろう付け固定していた。
さらには、特許文献2の「アルミニウム製熱交換器」は、サポート材の中間に首部を設け、熱交換器の稼働中にその首部が伸縮できるようにした提案がなされている。
実公昭46−27719号公報 実開昭64−22191号公報
サポート材とタンクとの接続部を後工程で切断する場合には、その切断作業が面倒である欠点がある。
また,予めサポート材の中間で二分しておき、夫々をコアの端部に配置する構造は、その組立て作業が面倒である欠点がある。
さらには、サポート材の中間に首部を設け、その首部でサポート材を伸縮させる場合には、その信頼性に欠ける欠点がある。
そこで本発明は、製造が容易で信頼性の高い、熱交換器を提供することを課題とする。
請求項1に記載の本発明は、偏平チューブ(1)とコルゲートフィン(2)とを交互に並列したコア(3)と、各偏平チューブ(1)の両端がチューブプレート(4)に挿通されたタンク(5)と、コア(3)の両側に位置するコルゲートフィン(2)に配置された溝形のサポート材(6)とを具備し、それら各部品間を炉内で一体にろう付する熱交換器において、
そのサポート材(6)は、細長いプレートを溝形にプレス成形してなり、その底部(7)とその両側に直交する側壁部(8) とを有する基部(9)と、その基部(9)の長手方向の両側に配置された接続部(10)とを有し、
その接続部(10)は、基部(9)の底部(7)のみが延長されたもので、その底部(7)に対して平行に配置される平坦部(11)と、その幅方向の両端部でその平坦部(11)と前記底部(7)とを連結し、前記底部(7)に対して立上げ部(12)および水平部(13)が階段状に曲折する一対の脚部(14)と、を具備し、
前記平坦部(11)が前記チューブプレート(4)の長手方向の両端に接合され、前記基部(9)の底部(7)が前記コルゲートフィン(2)に接合されると共に、前記脚部(14)が、チューブプレート(4)およびコルゲートフィン(2)の何れからも離間して配置され、
前記一対の脚部(14)は、その幅が狭く形成されて、熱交換器の初期稼働時の熱応力で、破断するように形成したことを特徴とする熱交換器である。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の熱交換器において、
前記脚部(14)と前記底部(7)との間に、脚部(14)の幅よりも幅の広い幅広部(15)が設けられた熱交換器である。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の熱交換器において、
前記接続部(10)の平坦部(11)を、前記ろう付前に、前記チューブプレート(4)の縁に突設された爪部(16)にカシメ固定した熱交換器である。
請求項4に記載の本発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の熱交換器において、
前記チューブプレート(4)は、その平面と周縁との境が湾曲する湾曲部(17)で連設され、
前記接続部(10)の平坦部(11)と脚部(14)との付根が、その湾曲部(17)に隣接し、その付根で前記破断が生じるようにした熱交換器である。
請求項1に記載の熱交換器は、サポート材6の接続部10に、階段状の立上げ部12および水平部13が曲折された一対の幅の狭い脚部14を有し、接続部10の平坦部11をチューブプレート4に接合した状態で、熱交換器の初期稼働時の熱応力で、脚部14を予め破断させるものである。
そのため、サポート材6を位置決めしてろう付した後に、サポート材6の脚部14を破断することができる。そして、その後のサポート材と偏平チューブとの熱膨張差に基づく、偏平チューブの付根の亀裂の発生を防止することができる。また、破断部は幅の狭い脚部14であるので、破断部が目だず、体裁がよい。
請求項2に記載の熱交換器は、請求項1において脚部14と底部7との間に、脚部14の幅よりも幅の広い幅広部15が設けられたものである。
そのため、サポート材6の脚部14の幅を狭くしても、プレス成形により接続部10を安定的に製作することができる。
請求項3に記載の熱交換器は、接続部10の平坦部11を、ろう付前に、チューブプレート4の爪部16にカシメ固定したので、組立てが容易で、ろう付後に脚部を確実に破断することができる。
請求項4に記載の熱交換器は、チューブプレート4の湾曲部17に隣接して、平坦部11と脚部14との付根が存在し、その付根で応力集中を起こし、破断するものである。 そのため、その破断を容易に且つ、体裁よく行うことができる。
本発明の熱交換器の要部分解斜視図。 同組立て状態を示す斜視図。 同要部斜視図。 同平面図。 同側面説明図。 同熱交換器の破断状態を示す説明図。 本発明の熱交換器の他の例の平面図。 本発明の熱交換器のさらに他の例の平面図。
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。
図1は本発明の熱交換器の要部分解斜視図である。
この熱交換器は、偏平チューブ1とコルゲートフィン2とを交互に並列してコア3を形成し、夫々の偏平チューブ1の両端(右側省略)をタンク5のチューブ挿通孔に挿通する。このタンク5は、タンク本体5aとその開口側を閉塞するチューブプレート4とからなり、チューブプレート4の長手方向両端には爪部16が突設されている。そしてコア3の両端(片側を省略)には、サポート材6が配置される。
サポート材6は、溝形に形成された基部9と、その両端に突設された接続部10とを有する。基部9は、底部7とその両側に立ち上げられた一対の側壁部8とを有し、底部7の端部の延長上に幅広部15を介して立上げ部12及び水平部13からなる脚部14と、その水平部13に連続する平坦部11とを有する。幅広部15は、底部7の端部に突設され、その幅広部15より幅の狭いL字状に立ち上げられた立上げ部12と、その立上げ部12の端部に折り曲げられた水平部13とにより脚部14を形成する。
そして、その脚部14の端部には、前述の平坦部11が延在する。この平坦部11はその端部に欠切部18を有し、底部7側に台形部を有し、その台形部の付根に脚部14の水平部13が延在する。
欠切部18は、チューブプレート4の爪部16に整合し、サポート材6をコア3の端部に載置した状態で、図2に示す如く、爪部16を折り曲げて、カシメ固定する。このとき、平坦部11と水平部13との接続部である凹陥部20は、図5に示す如く、チューブプレート4の湾曲部17の縁部に接する。
このようにして組み立てられた各部品は、高温の炉内で一体的にろう付け固定される。
なお、互いに接触する少なくとも一方の表面には、予めろう材が被覆又は塗布されている。そして偏平チューブ1にチャージエアが供給され、偏平チューブ1の外周及びコルゲートフィン2に冷却風が供給される。そして、偏平チューブ1内のチャージエアと偏平チューブ1の外周及びコルゲートフィン2に供給された冷却風(温度差約140℃)の両流体間に熱交換が行われる。
このような稼働時の初期において、本発明の熱交換器は図5の状態から図6の状態に、脚部14と平坦部11との間に破断部19が生じる。これは、偏平チューブ1の熱膨張とサポート材6の熱膨張とが異なることに基づく。
そしてサポート材6は、平坦部11と基部9とが分離する。その分離により、基部9とそれに隣接する偏平チューブ1との間の熱歪みが軽減される。その結果、チューブプレート4のチューブ挿通孔に挿通された偏平チューブ1の付根に加わる熱応力が軽減され、その付根の亀裂を可及的に防止することができると共に、熱交換器の寿命を長くすることができる。
なお、脚部14と平坦部11との破断につきさらに説明すると、平坦部11はチューブプレート4に固定され、基部9の底部7はコア3のコルゲートフィン2に固定された状態で、チューブプレート4に対して底部7が熱歪みにより移動する。このとき、平坦部11とチューブプレート4とはろう付け状態にある。そして立上げ部12及び水平部13からなる脚部14は、きわめて幅が狭いので、基部9の移動によって容易に破断する。このとき平坦部11の凹陥部20は、湾曲部17の平坦な縁部に位置し、その縁部にはろうのフィレットが存在せず、応力集中が起こり易く、その点からも容易に破断する。
次に、図7は図4の他の例であり、この例は平坦部11の底部7側の中間部が円弧状に形成されたものである。
次に、図8は図4のさらに他の例であり、この例は平坦部11と水平部13との付根部が平面楔状に括れたものである。
いずれの場合も、その水平部13と平坦部11との付根において破断する。
1 偏平チューブ
2 コルゲートフィン
3 コア
4 チューブプレート
5 タンク
5a タンク本体
6 サポート材
7 底部
8 側壁部
9 基部
10 接続部
11 平坦部
12 立上げ部
13 水平部
14 脚部
15 幅広部
16 爪部
17 湾曲部
18 欠切部
19 破断部
20 凹陥部

Claims (4)

  1. 偏平チューブ(1)とコルゲートフィン(2)とを交互に並列したコア(3)と、各偏平チューブ(1)の両端がチューブプレート(4)に挿通されたタンク(5)と、コア(3)の両側に位置するコルゲートフィン(2)に配置された溝形のサポート材(6)とを具備し、それら各部品間を炉内で一体にろう付する熱交換器において、
    そのサポート材(6)は、細長いプレートを溝形にプレス成形してなり、その底部(7)とその両側に直交する側壁部(8) とを有する基部(9)と、その基部(9)の長手方向の両側に配置された接続部(10)とを有し、
    その接続部(10)は、基部(9)の底部(7)のみが延長されたもので、その底部(7)に対して平行に配置される平坦部(11)と、その幅方向の両端部でその平坦部(11)と前記底部(7)とを連結し、前記底部(7)に対して立上げ部(12)および水平部(13)が階段状に曲折する一対の脚部(14)と、を具備し、
    前記平坦部(11)が前記チューブプレート(4)の長手方向の両端に接合され、前記基部(9)の底部(7)が前記コルゲートフィン(2)に接合されると共に、前記脚部(14)が、チューブプレート(4)およびコルゲートフィン(2)の何れからも離間して配置され、
    前記一対の脚部(14)は、その幅が狭く形成されて、熱交換器の初期稼働時の熱応力で、破断するように形成したことを特徴とする熱交換器。
  2. 請求項1に記載の熱交換器において、
    前記脚部(14)と前記底部(7)との間に、脚部(14)の幅よりも幅の広い幅広部(15)が設けられた熱交換器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の熱交換器において、
    前記接続部(10)の平坦部(11)を、前記ろう付前に、前記チューブプレート(4)の縁に突設された爪部(16)にカシメ固定した熱交換器。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の熱交換器において、
    前記チューブプレート(4)は、その平面と周縁との境が湾曲する湾曲部(17)で連設され、
    前記接続部(10)の平坦部(11)と脚部(14)との付根が、その湾曲部(17)に隣接し、その付根で前記破断が生じるようにした熱交換器。
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