JP6325780B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能なスロットマシンに関する。
スロットマシンは、一般に、外周部に識別情報としての複数種類の図柄が描かれた複数(通常は3つ)のリールを有する可変表示装置を備えており、まず遊技者のBET操作により賭数を設定し、規定の賭数が設定された状態でスタート操作することによりリールの回転が開始し、各リールに対応して設けられたストップスイッチを操作することにより回転を停止する。そして、全てのリールの回転を停止したときに入賞ライン上に予め定められた入賞図柄の組合せ(例えば、7−7−7、以下図柄の組合せを役とも呼ぶ)が揃ったことによって入賞が発生する。すなわち遊技者の操作によってゲームが進行するようになっている。
これら入賞役には、遊技者にとって有利な特定遊技状態への移行を伴う特別役(例えばボーナス)、メダルなどの遊技用価値の付与を伴う小役、遊技用価値を用いずにゲームを行うことが可能な再遊技の付与を伴う再遊技役などがある。これら入賞役は、スタート操作と同時に行われる役抽選に当選したことを条件に当選役の入賞が可能となるものが一般的である。
この種のスロットマシンとして、所定役が単独当選した場合と所定役と他の役が重複当選した場合とで、所定役が入賞可能な操作態様で停止操作がされた場合に所定役が入賞する停止態様を異ならせるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−183764号公報
特許文献1に記載のスロットマシンのように、所定役が入賞する停止態様を異ならせるために、所定役と他の役を重複当選させる場合に、所定役が入賞可能な操作態様で停止操作がされている限り重複当選している他の役は入賞することがない。すなわち所定役が入賞する停止態様を変更するためだけに他の役を備えていることとなり、当該他の役を有効に活用されていなかった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、特定入賞の発生が許容されているときに表示結果を導出させる際の制御を変更するための特殊入賞を有効に活用することができるスロットマシンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のスロットマシンは、
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、
前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
表示結果が導出される前に、入賞について発生を許容するか否かを決定する事前決定手段と、
遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段と、
前記表示結果を導出させる制御を行う導出制御手段と、
第1遊技状態及び第2遊技状態を含む複数の遊技状態に制御する遊技状態制御手段と、
を備え、
前記導出制御手段は、
前記遊技状態が第1遊技状態である第1状態において前記事前決定手段の決定結果が特定入賞の発生を許容する旨及び特殊入賞の発生を許容する旨が決定される第1特定結果であるときと、前記第1状態において前記事前決定手段の決定結果が前記特定入賞の発生を許容する旨が決定されるが前記特殊入賞の発生を許容する旨が決定されない第2特定結果であるときと、で同一の操作態様で前記導出操作手段が操作されたときに導出される表示結果を異ならせる制御を行い、
前記第1状態において特定操作態様で前記導出操作手段が操作されたときには、事前決定手段の決定結果に関わらず、前記特殊入賞が発生する特殊表示結果を導出不能に制御し、
前記遊技状態が第2遊技状態である第2状態において前記特定操作態様で前記導出操作手段が操作されたときには、前記特殊表示結果を導出可能に制御する
ことを特徴としている。
本発明の請求項2に記載のスロットマシンは、
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、
前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
表示結果が導出される前に、入賞について発生を許容するか否かを決定する事前決定手段と、
遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段と、
前記表示結果を導出させる制御を行う導出制御手段と、
第1賭数が設定されているときにゲームを開始可能とする第1ゲーム開始可能化手段と、
第2賭数が設定されているときにゲームを開始可能とする第2ゲーム開始可能化手段と、
を備え、
前記導出制御手段は、
前記第1賭数が設定されゲームが開始された第1状態において前記事前決定手段の決定結果が特定入賞の発生を許容する旨及び特殊入賞の発生を許容する旨が決定される第1特定結果であるときと、前記第1状態において前記事前決定手段の決定結果が前記特定入賞の発生を許容する旨が決定されるが前記特殊入賞の発生を許容する旨が決定されない第2特定結果であるときと、で同一の操作態様で前記導出操作手段が操作されたときに導出される表示結果を異ならせる制御を行い、
前記第1状態において特定操作態様で前記導出操作手段が操作されたときには、事前決定手段の決定結果に関わらず、前記特殊入賞が発生する特殊表示結果を導出不能に制御し、
前記第2賭数が設定されゲームが開始された第2状態において前記特定操作態様で前記導出操作手段が操作されたときには、前記特殊表示結果を導出可能に制御する
ことを特徴としている。
本発明の請求項3に記載のスロットマシンは、
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、
前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
表示結果が導出される前に、入賞について発生を許容するか否かを決定する事前決定手段と、
遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段と、
前記表示結果を導出させる制御を行う導出制御手段と、
第1有利度及び第2有利度を含む複数の有利度を設定可能な有利度設定手段と、
を備え、
前記導出制御手段は、
前記第1有利度が設定されている第1状態において前記事前決定手段の決定結果が特定入賞の発生を許容する旨及び特殊入賞の発生を許容する旨が決定される第1特定結果であるときと、前記第1状態において前記事前決定手段の決定結果が前記特定入賞の発生を許容する旨が決定されるが前記特殊入賞の発生を許容する旨が決定されない第2特定結果であるときと、で同一の操作態様で前記導出操作手段が操作されたときに導出される表示結果を異ならせる制御を行い、
前記第1状態において特定操作態様で前記導出操作手段が操作されたときには、事前決定手段の決定結果に関わらず、前記特殊入賞が発生する特殊表示結果を導出不能に制御し、
前記第2有利度が設定されている第2状態において前記特定操作態様で前記導出操作手段が操作されたときには、前記特殊表示結果を導出可能に制御する
ことを特徴としている。
本発明の手段1に記載のスロットマシンは、
遊技用価値を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の図柄を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン(スロットマシン1)であって、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が操作されたときに、前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる制御を行う導出制御手段(リールの停止制御)と、
第1の遊技状態(RT0〜4)及び第2の遊技状態(RB)を含む複数の遊技状態に制御する遊技状態制御手段(メイン制御部41)と、
を備え、
前記導出制御手段は、
前記遊技状態が第1の遊技状態である第1の状態(RT0〜4)において前記事前決定手段の決定結果が特定入賞(1枚ベル)の発生を許容する旨及び特殊入賞(1枚1)の発生を許容する旨が決定される第1の特定結果(中左ベル1、中右ベル1)であるときと、前記第1の状態(RT0〜4)において前記事前決定手段の決定結果が前記特定入賞(1枚ベル)の発生を許容する旨が決定されるが前記特殊入賞(1枚1)の発生を許容する旨が決定されない第2の特定結果(右左ベル1、右中ベル1)であるときと、で異なる制御を行い、
前記第1の状態(RT0〜4)において特定の操作態様(左リールを第1停止とする停止順)で前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が操作されたときには、前記特殊入賞(1枚1)が発生する特殊表示結果(青7/スイカ−ベル−赤7/リプレイの組み合わせ)を導出不能に制御し、
前記遊技状態が第2の遊技状態である第2の状態(RB)において前記特定の操作態様(左リールを第1停止とする停止順)で前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が操作されたときには、前記特殊表示結果(青7/スイカ−ベル−赤7/リプレイの組み合わせ)を導出可能に制御する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第1の遊技状態において、特定入賞の発生を許容する旨及び特殊入賞の発生を許容する旨が決定される第1の特定結果であるときと、特定入賞の発生を許容する旨が決定されるが特殊入賞の発生を許容する旨が決定されない第2の特定結果であるときと、で表示結果を導出させる際の制御を異ならせることが可能となる。すなわち第1の遊技状態においては、特定入賞の発生を許容する旨が決定されたときには、特殊入賞の発生を許容する旨が決定されるか否かによって表示結果を導出させる際の制御を異ならせることが可能となる。
また、第1の遊技状態において特定の操作態様で導出操作手段が操作されたときには、特殊入賞が発生する特殊表示結果を導出不能に制御するのに対して、第2の遊技状態において特定の操作態様で導出操作手段が操作されたときには、特殊入賞が発生する特殊表示結果を導出可能に制御する。このため、特殊入賞が発生する特殊表示結果は、第1の遊技状態においては特定の操作態様で操作されたときに導出されることがないのに対して、第2の遊技状態において特定の操作態様で操作されたときには導出可能となり、第1の遊技状態において表示結果を導出させる際の制御を変更するために用いられる特殊入賞を有効に活用することができる。
本発明の手段2に記載のスロットマシンは、
遊技用価値を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の図柄を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン(スロットマシン1)であって、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が操作されたときに、前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる制御を行う導出制御手段(リールの停止制御)と、
前記所定数の賭数のうち第1の賭数(3)が設定されているときにゲームを開始可能とする第1のゲーム開始可能化手段(RT1〜4においては賭数3が設定されることでゲームが開始可能となる)と、
前記所定数の賭数のうち第2の賭数(2)が設定されているときにゲームを開始可能とする第2のゲーム開始可能化手段(RBにおいては賭数2が設定されることでゲームが開始可能となる)と、
を備え、
前記導出制御手段は、
前記第1の賭数が設定されゲームが開始された第1の状態(賭数3が設定されて開始したゲーム)において前記事前決定手段の決定結果が特定入賞(1枚ベル)の発生を許容する旨及び特殊入賞(1枚1)の発生を許容する旨が決定される第1の特定結果(中左ベル1、中右ベル1)であるときと、前記第1の状態(賭数3が設定されて開始したゲーム)において前記事前決定手段の決定結果が前記特定入賞(1枚ベル)の発生を許容する旨が決定されるが前記特殊入賞(1枚1)の発生を許容する旨が決定されない第2の特定結果(右左ベル1、右中ベル1)であるときと、で異なる制御を行い、
前記第1の状態(賭数3が設定されて開始したゲーム)において特定の操作態様(左リールを第1停止とする停止順)で前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が操作されたときには、前記特殊入賞(1枚1)が発生する特殊表示結果(青7/スイカ−ベル−赤7/リプレイの組み合わせ)を導出不能に制御し、
前記第2の賭数が設定されゲームが開始された第2の状態(賭数3が設定されて開始したゲーム)において前記特定の操作態様(左リールを第1停止とする停止順)で前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が操作されたときには、前記特殊表示結果(青7/スイカ−ベル−赤7/リプレイの組み合わせ)を導出可能に制御する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第1の賭数が設定されて開始したゲームおいて、特定入賞の発生を許容する旨及び特殊入賞の発生を許容する旨が決定される第1の特定結果であるときと、特定入賞の発生を許容する旨が決定されるが特殊入賞の発生を許容する旨が決定されない第2の特定結果であるときと、で異なる表示結果を導出させる際の制御を異ならせることが可能となる。すなわち第1の賭数が設定されて開始したゲームにおいては、特定入賞の発生を許容する旨が決定されたときには、特殊入賞の発生を許容する旨が決定されるか否かによって表示結果を導出させる際の制御を異ならせることが可能となる。
また、第1の賭数が設定されて開始したゲームにおいて特定の操作態様で導出操作手段が操作されたときには、特殊入賞が発生する特殊表示結果を導出不能に制御するのに対して、第2の賭数が設定されて開始したゲームにおいて特定の操作態様で導出操作手段が操作されたときには、特殊入賞が発生する特殊表示結果を導出可能に制御する。このため、特殊入賞が発生する特殊表示結果は、第1の賭数が設定されて開始したゲームにおいて特定の操作態様で操作されたときに導出されることがないのに対して、第2の賭数が設定されて開始したゲームにおいて特定の操作態様で操作されたときには導出可能となり、第1の賭数が設定されて開始したゲームにおいて表示結果を導出させる際の制御を変更するために用いられる特殊入賞を有効に活用することができる。
本発明の手段3に記載のスロットマシンは、
遊技用価値を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の図柄を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン(スロットマシン1)であって、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が操作されたときに、前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる制御を行う導出制御手段(リールの停止制御)と、
第1の有利度(特定の設定値)及び第2の有利度(特定の設定値以外の設定値)を含む複数の有利度(設定値)を設定可能な有利度設定手段(メイン制御部41)と、
を備え、
前記導出制御手段は、
前記第1の有利度が設定されている第1の状態(特定の設定値が設定されている状態)において前記事前決定手段の決定結果が特定入賞(1枚ベル)の発生を許容する旨及び特殊入賞(1枚1)の発生を許容する旨が決定される第1の特定結果(中左ベル1、中右ベル1)であるときと、前記第1の状態(特定の設定値が設定されている状態)において前記事前決定手段の決定結果が前記特定入賞(1枚ベル)の発生を許容する旨が決定されるが前記特殊入賞(1枚1)の発生を許容する旨が決定されない第2の特定結果(右左ベル1、右中ベル1)であるときと、で異なる制御を行い、
前記第1の状態(特定の設定値が設定されている状態)において特定の操作態様(左リールを第1停止とする停止順)で前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が操作されたときには、前記特殊入賞(1枚1)が発生する特殊表示結果(青7/スイカ−ベル−赤7/リプレイの組み合わせ)を導出不能に制御し、
前記第2の有利度が設定されている第2の状態(特定の設定値以外の設定値が設定されている状態)において前記特定の操作態様(左リールを第1停止とする停止順)で前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が操作されたときには、前記特殊表示結果(青7/スイカ−ベル−赤7/リプレイの組み合わせ)を導出可能に制御する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第1の有利度が設定されている状態おいて、特定入賞の発生を許容する旨及び特殊入賞の発生を許容する旨が決定される第1の特定結果であるときと、特定入賞の発生を許容する旨が決定されるが特殊入賞の発生を許容する旨が決定されない第2の特定結果であるときと、で異なる表示結果を導出させる際の制御を異ならせることが可能となる。すなわち第1の有利度が設定されている状態においては、特定入賞の発生を許容する旨が決定されたときには、特殊入賞の発生を許容する旨が決定されるか否かによって表示結果を導出させる際の制御を異ならせることが可能となる。
また、第1の有利度が設定されている状態において特定の操作態様で導出操作手段が操作されたときには、特殊入賞が発生する特殊表示結果を導出不能に制御するのに対して、第2の有利度が設定されている状態において特定の操作態様で導出操作手段が操作されたときには、特殊入賞が発生する特殊表示結果を導出可能に制御する。このため、特殊入賞が発生する特殊表示結果は、第1の有利度が設定されている状態において特定の操作態様で操作されたときに導出されることがないのに対して、第2の有利度が設定されている状態において特定の操作態様で操作されたときには導出可能となり、第1の有利度が設定されている状態において表示結果を導出させる際の制御を変更するために用いられる特殊入賞を有効に活用することができる。
尚、手段1〜3において導出操作手段の操作態様は、複数の異なる操作タイミングのうちいずれかの操作タイミングで操作する操作態様、複数の操作順のうちいずれかの操作順で操作する操作態様、これらの組み合わせによる操作態様等が該当する。
また、手段1〜3において前記第1の特定結果であるときと、前記第2の特定結果であるときと、で異なる制御を行うとは、同一の操作態様で前記導出操作手段が操作されたときに導出される表示結果を異ならせる制御でも良いし、特定の表示結果を導出させるための前記導出操作手段の操作態様を異ならせる制御でも良い。また、前記特定入賞が発生する表示結果を導出させる際の制御が異なる構成でも良いし、前記特定入賞が発生する表示結果以外の表示結果を導出させる際の制御が異なる構成でも良い。
また、手段1〜3において前記第1の状態において前記特定の操作態様以外の操作態様で前記導出操作手段が操作されたときには、前記特殊表示結果を導出可能に制御する構成でも良いし、前記特定の操作態様以外の操作態様で前記導出操作手段が操作されたときにも前記特殊表示結果を導出不能に制御する構成でも良い。
また、手段1〜3において前記第2の状態において前記特定の操作態様で前記導出操作手段が操作されたときには、前記特殊表示結果を導出可能に制御するとは、前記特定の操作態様で前記導出操作手段が操作されたときに、必ず前記特殊表示結果を導出させる制御を行う構成でも良いし、所定割合で前記特殊表示結果を導出させる制御を行う構成でも良いし、前記特定の操作態様のうち一の操作態様で前記導出操作手段が操作されたときに前記特殊表示結果を導出させる制御を行い、他の操作態様で前記導出操作手段が操作されたときに前記特殊表示結果以外の表示結果を導出させる制御を行う構成でも良い。
また、手段2において一の遊技状態において前記第1の賭数が設定されたときにも前記第2の賭数が設定されたときにもゲームが開始可能となる構成でも良いし、前記第1の賭数が設定されたときのみゲームが開始可能となる遊技状態と、前記第2の賭数が設定されたときのみゲームが開始可能となる遊技状態と、を備える構成でも良い。また、第1の賭数または第2の賭数の一方のみが設定されたときのみゲームが開始可能となる遊技状態と、前記第1の賭数が設定されたときにも前記第2の賭数が設定されたときにもゲームが開始可能となる遊技状態と、を備える構成でも良い。
また、手段3において有利度設定手段が設定する有利度とは、事前決定手段により入賞の発生が許容される確率、遊技者にとって有利な特典が付与される確率、特典の有利度が決定される確率などが該当する。また、有利度は、遊技場の店員が設定可能なものでも良いし、スロットマシンが抽選などにより設定する有利度でも良い。
本発明の手段4に記載のスロットマシンは、手段1〜3のいずれかに記載のスロットマシンであって、
前記導出制御手段は、
前記第1の状態(RT0〜4/賭数3が設定されて開始したゲーム/特定の設定値が設定されている状態)において前記事前決定手段の決定結果が前記第1の特定結果(中左ベル1、中右ベル1)であり、前記特定の操作態様(左リールを第1停止とする停止順)で前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が操作されたときに、前記特殊表示結果(青7/スイカ−ベル−赤7/リプレイの組み合わせ)を導出不能に制御し、
前記第2の状態(RB/賭数2が設定されて開始したゲーム/特定の設定値以外の設定値が設定されている状態)において前記事前決定手段の決定結果が前記第1の特定結果(中左ベル1、中右ベル1)であり、前記特定の操作態様(左リールを第1停止とする停止順)で前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が操作されたときに、前記特殊表示結果(青7/スイカ−ベル−赤7/リプレイの組み合わせ)を導出可能に制御する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第1の特定決定であり、特定の操作態様で導出操作手段が操作されたときに、第1の状態であれば特殊表示結果が導出不能に制御され、第2の状態であれば特殊表示結果が導出可能に制御されるので、第1の状態であるか、第2の状態であるか、によって事前決定手段の決定対象を変更することなく、第2の状態において特定の操作態様で導出操作手段が操作されたときに特殊表示結果を導出させることが可能となる。
本発明の手段5に記載のスロットマシンは、手段1〜4のいずれかに記載のスロットマシンであって、
前記第2の状態(RB/賭数2が設定されて開始したゲーム/特定の設定値以外の設定値が設定されている状態)において前記事前決定手段により前記特殊入賞の発生を許容する旨が決定されたとき(中左ベル1、中右ベル1)に、遊技者にとって有利な特典(ナビストック)を付与可能な特典付与手段(ナビストック抽選)を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第2の状態において特殊入賞が発生することで遊技者にとって有利な特典が付与される可能性があるため、第1の状態において特定の操作態様で操作されたときには発生することのない特殊入賞が第2の状態において発生することによる興趣を高めることができる。
尚、遊技者にとって有利な特典とは、遊技者にとって有利な有利状態へ移行させることが可能となる権利(有利状態を発生するか否かを決定する抽選に当選すること、有利状態へ移行する入賞が許容されることなど)、遊技者にとって有利な表示結果を導出させるための操作態様が報知される権利、遊技用価値が付与される期待値が高い遊技状態に制御される権利、現在の遊技状態が遊技者にとって有利な遊技状態か否かが報知される権利、有利状態に制御される期間(固定ゲーム数、終了条件によって変動するゲーム数の平均値等)など、遊技者にとって直接的な有利な特典であっても良いし、遊技者にとって直接的に有利ではないが、例えば、インターネット上で特典を得るための条件となる等、遊技者にとって間接的に有利な特典であっても良い。
本発明の手段6に記載のスロットマシンは、手段1〜5のいずれかに記載のスロットマシンであって、
前記特殊入賞(1枚1)は、前記遊技用価値の付与を伴う入賞(小役)であり、
前記事前決定手段は、前記第1の状態(RT0〜4/賭数3が設定されて開始したゲーム/特定の設定値が設定されている状態)において前記特殊入賞(1枚1)の発生を許容するときには該特殊入賞(1枚1)よりも多くの遊技用価値の付与を伴う所定入賞(例えば、中段ベル)の発生を許容する旨を同時に決定し、
前記導出制御手段は、前記第1の状態(RT0〜4/賭数3が設定されて開始したゲーム/特定の設定値が設定されている状態)において前記特殊入賞(1枚1)の発生を許容する旨が決定され、前記特定の操作態様(左リールを第1停止とする停止順)で前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が操作されたときに、前記特殊表示結果(青7/スイカ−ベル−赤7/リプレイの組み合わせ)よりも前記所定入賞(例えば、中段ベル)が発生する所定表示結果(例えば、ベル−ベル−ベルの組み合わせ)を優先して導出させることにより前記特殊表示結果(青7/スイカ−ベル−赤7/リプレイの組み合わせ)を導出不能に制御する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第1の状態において特殊入賞の発生を許容する旨が決定され、特定の操作態様で導出操作手段が操作されたときに特殊入賞が発生しない場合でも、特殊入賞が発生したときよりも多くの遊技用価値が付与される所定入賞が発生することで、特殊入賞が発生しないことによって遊技者に対して損失感を与えてしまうことがない。
尚、前記所定入賞は、前記特定入賞を含むものであり、前記所定入賞が前記特定入賞のみでも良いし、前記所定入賞が前記特定入賞以外の入賞を含む構成でも良い。
本発明の手段7に記載のスロットマシンは、手段1〜6のいずれかに記載のスロットマシンであって、
準備遊技状態(RT3)と、該準備遊技状態(RT3)から移行可能な通常遊技状態(RT1)と、前記準備遊技状態(RT3)及び前記通常遊技状態(RT1)よりも遊技者にとって有利な遊技状態であって、前記準備遊技状態(RT3)から移行不可能でかつ前記通常遊技状態(RT1)から移行可能な有利遊技状態(RT0)と、を含む複数の遊技状態に制御する遊技状態制御手段(メイン制御部41)を備え、
前記導出制御手段は、前記事前決定手段の決定結果が前記第1の特定結果(中左ベル1、中右ベル1)及び前記第2の特定結果(右左ベル1、右中ベル1)を含む複数種類の特定結果(押し順ベル)のうちのいずれかが決定されたときに、該決定された特定結果の種類に対応する操作態様(押し順ベルに対応する停止順)と一致する操作態様で前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が操作されたときには前記特定入賞(中段ベル)が発生する特定表示結果(ベル−ベル−ベル)を導出させる制御を行い、該決定された特定結果の種類に対応する操作態様(押し順ベルに対応する停止順)と一致しない操作態様で前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が操作されたときには前記特定表示結果とは異なる非特定表示結果(1枚ベル)を導出させる制御を行い、
前記遊技状態制御手段は、前記準備遊技状態(RT3)に制御されているときに前記非特定表示結果(1枚ベル)が導出されたときに前記準備遊技状態(RT3)から前記通常遊技状態(RT1)に遊技状態を移行させ、
前記事前決定手段は、前記複数種類の特定結果(押し順ベル)のうち一の操作態様(左リールを第1停止とする停止順)に対応する特定結果を決定する確率よりも他の操作態様(中リール、右リールを第1停止とする停止順)に対応する決定結果を高確率で決定する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、準備遊技状態において非特定表示結果が導出されると準備遊技状態から通常遊技状態に遊技状態が移行されるものであり、さらに一の操作態様に対応する特定結果が決定される確率よりも他の操作態様に対応する特定結果が高確率で決定されるため、遊技者が一の操作態様で操作する限りは非特定表示結果が導出される機会が多くなり、準備遊技状態から有利遊技状態に移行可能な通常遊技状態に移行する機会を多くすることができる。
尚、前記事前決定手段は、前記複数種類の特定結果のうち一の操作態様以外の操作態様に対応する決定結果のみ決定する構成を含む。
本発明の手段8に記載のスロットマシンは、手段1〜6のいずれかに記載のスロットマシンであって、
準備遊技状態(RT3)と、該準備遊技状態(RT3)から移行可能な通常遊技状態(RT1)と、前記準備遊技状態(RT3)及び前記通常遊技状態(RT1)よりも遊技者にとって有利な遊技状態であって、前記準備遊技状態(RT3)から移行不可能でかつ前記通常遊技状態(RT1)から移行可能な有利遊技状態(RT0)と、を含む複数の遊技状態に制御する遊技状態制御手段(メイン制御部41)と、
所定条件(AT)が成立しているときに、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)の操作態様(停止順)を報知する報知手段(ナビ演出)と、
を備え、
前記導出制御手段は、前記準備遊技状態(RT3)、前記通常遊技状態(RT1)及び前記有利遊技状態(RT0)において前記事前決定手段の決定結果が前記第1の特定結果(中左ベル1、中右ベル1)及び前記第2の特定結果(右左ベル1、右中ベル1)を含む複数種類の特定結果(押し順ベル)のうちのいずれかが決定されたときに、該決定された特定結果の種類に対応する有利操作態様(押し順ベルに対応する停止順)と一致する操作態様で前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が操作されたときには前記特定入賞(中段ベル)が発生する特定表示結果(ベル−ベル−ベル)を導出させる制御を行い、該決定された特定結果の種類に対応する有利操作態様(押し順ベルに対応する停止順)と一致しない操作態様で前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が操作されたときには前記特定表示結果(ベル−ベル−ベル)よりも遊技者にとって不利な非特定表示結果(1枚ベルの組み合わせ)を導出させる制御を行い、
前記報知手段は、前記準備遊技状態(RT3)、前記通常遊技状態(RT1)及び前記有利遊技状態(RT0)において前記事前決定手段により前記特定結果(押し順ベル)が決定されているときには、前記所定条件(AT)が成立しているときに該特定結果の種類に対応する有利操作態様(押し順ベルに対応する停止順)を報知し、前記準備遊技状態(RT3)において前記事前決定手段により前記特定結果とは異なる所定結果(1枚3〜6)が決定されているときには、前記所定条件(AT)が成立しているか否かに関わらず、操作態様を報知せず(ナビ演出を実行せず)、
前記遊技状態制御手段は、前記準備遊技状態(RT3)において前記事前決定手段により前記所定結果(1枚3〜6)が決定され、該所定結果に基づく表示結果(移行出目)が導出されたときに前記準備遊技状態(RT3)から前記通常遊技状態(RT1)に移行させる
ことを特徴としている。
この特徴によれば、準備遊技状態、通常遊技状態及び有利遊技状態において特定結果が決定されたときには所定条件が成立していれば特定入賞の発生を可能とする有利操作態様が報知される一方で、準備遊技状態において特定結果と異なる所定結果が決定されたときには所定条件が成立しているか否かに関わらず、操作態様が報知されない。さらに、準備遊技状態において所定結果が決定され、所定結果に基づく表示結果が導出されたときに準備遊技状態から通常遊技状態に移行する。このように準備遊技状態から通常遊技状態への移行条件が、所定条件が成立しているか否かに関わらず操作態様が報知されない決定結果である所定結果に基づく表示結果が導出されたことを条件としているため、所定条件が成立していても矛盾が生じることなく準備遊技状態から通常遊技状態へと移行させることができる。
本発明の手段9に記載のスロットマシンは、手段1〜6のいずれかに記載のスロットマシンであって、
通常遊技状態(通常遊技状態、内部中)において特別入賞(特別役)が発生したときに特別遊技状態(CB)に制御する特別遊技状態制御手段を備え、
前記入賞のうち前記特別入賞(特別役)以外の一般入賞(一般役)は、前記遊技用価値(メダル)の付与を伴う付与入賞(小役)を含み、
前記付与入賞(小役)は、前記通常遊技状態(通常遊技状態、内部中)において発生したときに所定数(2枚)よりも多い前記遊技用価値(8枚)の付与を伴う第1の付与入賞(中段ベル)と、前記通常遊技状態(通常遊技状態、内部中)において発生したときに前記所定数(2枚)以下の前記遊技用価値(1枚)の付与を伴う第2の付与入賞(1枚ベル、1枚1、1枚2、中段チェリー、下段チェリー)と、を含み、
前記特別遊技状態(CB)は、前記第1の付与入賞(中段ベル、右下がりベル、下段ベル)及び前記第2の付与入賞(1枚ベル、1枚1、1枚2、中段チェリー、下段チェリー)を含む全ての種類の付与入賞(小役)の発生が常に許容される一方、前記付与入賞(小役)が発生したときにはその種類に関わらず前記所定数(2枚)の遊技用価値が付与される遊技状態であり、
前記導出制御手段は、前記特別遊技状態(CB)において、前記第1の付与入賞(中段ベル)に対応する表示結果よりも前記第2の付与入賞(1枚ベル、1枚1、1枚2、中段チェリー、下段チェリー)に対応する表示結果を優先して導出させる制御を行う
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特別遊技状態においては、第1の付与入賞及び第2の付与入賞を含む全ての種類の付与入賞の発生が常に許容されるが、付与入賞が発生したときにはその種類に関わらず付与される遊技用価値が所定数に制限されるので、特別遊技状態における射幸性が高まる過ぎることがないうえに、通常遊技状態において発生することで所定数よりも多い遊技用価値が付与される第1の付与入賞が発生する表示結果よりも通常遊技状態において発生することで所定数以下の遊技用価値が付与される第1の付与入賞が発生する表示結果が優先して導出されるので、特別遊技状態において1ゲームで付与され得る遊技用価値が通常遊技状態において1ゲームで付与され得る遊技用価値よりも少なく設定されていても遊技者に損失感を与えてしまうことを防止できる。
尚、特別遊技状態は、事前決定手段により前記第1の付与入賞及び前記第2の付与入賞を含む全ての種類の付与入賞の発生が常に許容される遊技状態であっても良いし、事前決定手段の決定結果に関わらず前記第1の付与入賞及び前記第2の付与入賞を含む全ての種類の付与入賞の発生が常に許容される遊技状態であっても良いし、事前決定手段による決定が行われず、前記第1の付与入賞及び前記第2の付与入賞を含む全ての種類の付与入賞の発生が常に許容される遊技状態であっても良い。
また、付与入賞は、第1の付与入賞及び第2の付与入賞以外の種類の付与入賞を含む構成でも良いし、第1の付与入賞及び第2の付与入賞のみから構成されるものでも良い。
また、前記第1の付与入賞に対応する表示結果よりも前記第2の付与入賞に対応する表示結果を優先して導出させる制御とは、第1の付与入賞に対応する表示結果が導出され得る構成において第2の付与入賞に対応する表示結果が優先して導出させる制御でも良いし、第2の付与入賞に対応する表示結果が優先されることで第1の付与入賞に対応する表示結果が導出されない制御でも良い。
本発明が適用された実施例のスロットマシンの正面図である。 スロットマシンの内部構造を示す斜視図である。 リールの図柄配列を示す図である。 スロットマシンの構成を示すブロック図である。 メイン制御部の構成を示すブロック図である。 実施例1における特別役の種類、特別役の図柄組み合わせ、及び特別役に関連する技術事項について説明するための図である。 実施例1における小役の種類、小役の図柄組み合わせ、及び小役に関連する技術事項について説明するための図である。 実施例1における再遊技役の種類、再遊技役の図柄組み合わせ、及び再遊技役に関連する技術事項について説明するための図である。 実施例1における遊技状態の遷移を説明するための図である。 実施例1における遊技状態の概要を示す図である。 実施例1において遊技状態毎に抽選対象役として読み出される抽選対象役の組み合わせについて説明するための図である。 実施例1において遊技状態毎に抽選対象役として読み出される抽選対象役の組み合わせについて説明するための図である。 実施例1において遊技状態毎に抽選対象役として読み出される抽選対象役の組み合わせについて説明するための図である。 実施例1において遊技状態毎に抽選対象役として読み出される抽選対象役の組み合わせについて説明するための図である。 実施例1における抽選対象役により入賞が許容される役の組み合わせについて説明するための図である。 実施例1における抽選対象役により入賞が許容される役の組み合わせについて説明するための図である。 実施例1における複数の小役当選時のリール制御を説明するための図である。 実施例1における複数の小役当選時のリール制御を説明するための図である。 実施例1における複数の小役当選時のリール制御を説明するための図である。 実施例1における複数の再遊技役当選時のリール制御を説明するための図である。 実施例2における小役の種類、小役の図柄組み合わせ、及び小役に関連する技術事項について説明するための図である。 実施例2における移行出目、及び移行出目に関連する技術事項について説明するための図である。 実施例2における遊技状態の遷移を説明するための図である。 実施例3における遊技状態の遷移を説明するための図である。 実施例3における遊技状態の概要を示す図である。 実施例3において遊技状態毎に抽選対象役として読み出される抽選対象役の組み合わせについて説明するための図である。 実施例3において遊技状態毎に抽選対象役として読み出される抽選対象役の組み合わせについて説明するための図である。 実施例3においてCB中に停止させる小役の優先順位を説明するための図である。
本発明に係るスロットマシンを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明が適用されたスロットマシンの実施例1を図面を用いて説明すると、本実施例のスロットマシン1は、図2に示すように、前面が開口する筐体1aと、この筐体1aの側端に回動自在に枢支された前面扉1bと、から構成されている。
本実施例のスロットマシン1の筐体1aの内部には、図2に示すように、外周に複数種の図柄が配列されたリール2L、2C、2R(以下、左リール、中リール、右リール)が水平方向に並設されており、図1に示すように、これらリール2L、2C、2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄が前面扉1bに設けられた透視窓3から見えるように配置されている。
リール2L、2C、2Rの外周部には、図3に示すように、それぞれ「赤7」、「青7」、「白7」、「BAR」、「スイカ」、「チェリーa」、「チェリーb」、「ベル」、「リプレイ」、「プラム」といった互いに識別可能な複数種類の図柄が所定の順序で、それぞれ21個ずつ描かれている。リール2L、2C、2Rの外周部に描かれた図柄は、前面扉1bのリールパネル1c略中央に設けられた透視窓3において各々上中下三段に表示される。尚、以下では、「赤7」、「青7」、「白7」をまとめて単に「7」、「チェリーa」、「チェリーb」をまとめて単に「チェリー」という場合がある。
各リール2L、2C、2Rは、各々対応して設けられリールモータ32L、32C、32R(図4参照)によって回転されることで、各リール2L、2C、2Rの図柄が透視窓3に連続的に変化しつつ表示される一方で、各リール2L、2C、2Rの回転が停止されることで、透視窓3に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されるようになっている。
リール2L、2C、2Rの内側には、リール2L、2C、2Rそれぞれに対して、基準位置を検出するリールセンサ33L、33C、33Rと、リール2L、2C、2Rを背面から照射するリールLED55と、が設けられている。また、リールLED55は、リール2L、2C、2Rの連続する3つの図柄に対応する12のLEDからなり、各図柄をそれぞれ独立して照射可能とされている。
前面扉1bにおける各リール2L、2C、2Rに対応する位置には、リール2L、2C、2Rを前面側から透視可能とする横長長方形状の透視窓3が設けられており、該透視窓3を介して遊技者側から各リール2L、2C、2Rが視認できるようになっている。
前面扉1bには、図1に示すように、メダルを投入可能なメダル投入部4、メダルが払い出されるメダル払出口9、クレジット(遊技者所有の遊技用価値として記憶されているメダル数)を用いて、その範囲内において遊技状態に応じて定められた規定数の賭数のうち最大の賭数(本実施例では後述するRT0〜4の規定数として3、RBの規定数として2が定められている)を設定する際に操作されるMAXBETスイッチ6、クレジットとして記憶されているメダル及び賭数の設定に用いたメダルを精算する(クレジット及び賭数の設定に用いた分のメダルを返却させる)際に操作される精算スイッチ10、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リール2L、2C、2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L、8C、8R、演出に用いるための演出用スイッチ56が遊技者により操作可能にそれぞれ設けられている。
尚、本実施例では、回転を開始した3つのリール2L、2C、2Rのうち、最初に停止するリールを第1停止リールと称し、また、その停止を第1停止と称する。同様に、2番目に停止するリールを第2停止リールと称し、また、その停止を第2停止と称し、3番目に停止するリールを第3停止リールと称し、また、その停止を第3停止あるいは最終停止と称する。
また、前面扉1bには、図1に示すように、クレジットとして記憶されているメダル枚数が表示されるクレジット表示器11、入賞の発生により払い出されたメダル枚数やエラー発生時にその内容を示すエラーコード等が表示される遊技補助表示器12、賭数が1設定されている旨を点灯により報知する1BETLED14、賭数が2設定されている旨を点灯により報知する2BETLED15、賭数が3設定されている旨を点灯により報知する3BETLED16、メダルの投入が可能な状態を点灯により報知する投入要求LED17、スタートスイッチ7の操作によるゲームのスタート操作が有効である旨を点灯により報知するスタート有効LED18、ウェイト(前回のゲーム開始から一定期間経過していないためにリールの回転開始を待機している状態)中である旨を点灯により報知するウェイト中LED19、後述するリプレイゲーム中である旨を点灯により報知するリプレイ中LED20が設けられた遊技用表示部13が設けられている。
MAXBETスイッチ6の内部には、MAXBETスイッチ6の操作による賭数の設定操作が有効である旨を点灯により報知するBETスイッチ有効LED21(図4参照)が設けられており、ストップスイッチ8L、8C、8Rの内部には、該当するストップスイッチ8L、8C、8Rによるリールの停止操作が有効である旨を点灯により報知する左、中、右停止有効LED22L、22C、22R(図4参照)がそれぞれ設けられている。
また、前面扉1bにおけるストップスイッチ8L、8C、8Rの下方には、スロットマシン1のタイトルや配当表などが印刷された下部パネルが設けられている。
前面扉1bの内側には、所定のキー操作により後述するエラー状態及び後述する打止状態を解除するためのリセット操作を検出するリセットスイッチ23、後述する設定値の変更中や設定値の確認中にその時点の設定値が表示される設定値表示器24、後述のBB終了時に打止状態(リセット操作がなされるまでゲームの進行が規制される状態)に制御する打止機能の有効/無効を選択するための打止スイッチ36a、後述のBB終了時に自動精算処理(クレジットとして記憶されているメダルを遊技者の操作によらず精算(返却)する処理)に制御する自動精算機能の有効/無効を選択するための自動精算スイッチ36b、メダル投入部4から投入されたメダルの流路を、筐体1a内部に設けられた後述のホッパータンク34a(図2参照)側またはメダル払出口9側のいずれか一方に選択的に切り替えるための流路切替ソレノイド30、メダル投入部4から投入され、ホッパータンク34a側に流下したメダルを検出する投入メダルセンサ31を有するメダルセレクタ(図示略)、前面扉1bの開放状態を検出するドア開放検出スイッチ25(図4参照)が設けられている。
筐体1a内部には、図2に示すように、前述したリール2L、2C、2R、リールモータ32L、32C、32R(図4参照)、各リール2L、2C、2Rのリール基準位置をそれぞれ検出可能なリールセンサ33L、33C、33R(図4参照)からなるリールユニット2、外部出力信号を出力するための外部出力基板1000(図4参照)、メダル投入部4から投入されたメダルを貯留するホッパータンク34a、ホッパータンク34aに貯留されたメダルをメダル払出口9より払い出すためのホッパーモータ34b(図4参照)、ホッパーモータ34bの駆動により払い出されたメダルを検出する払出センサ34c(図4参照)からなるホッパーユニット34、電源ボックス100が設けられている。
ホッパーユニット34の側部には、ホッパータンク34aから溢れたメダルが貯留されるオーバーフロータンク35が設けられている。オーバーフロータンク35の内部には、貯留された所定量のメダルを検出可能な高さに設けられた左右に離間する一対の導電部材からなる満タンセンサ35a(図4参照)が設けられており、導電部材がオーバーフロータンク35内に貯留されたメダルを介して接触することにより導電したときに内部に貯留されたメダル貯留量が所定量以上となったこと、すなわちオーバーフロータンクが満タン状態となったことを検出できるようになっている。
電源ボックス100の前面には、図2に示すように、設定変更状態または設定確認状態に切り替えるための設定キースイッチ37、通常時においてはエラー状態や打止状態を解除するためのリセットスイッチとして機能し、設定変更状態においては後述する内部抽選の当選確率(出玉率)の設定値を変更するための設定スイッチとして機能するリセット/設定スイッチ38、電源をon/offする際に操作される電源スイッチ39が設けられている。
これら筐体1aの内部にある打止スイッチ36a、自動精算スイッチ36b、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38、電源スイッチ39は、遊技場の店員によるキー操作により前面扉1bを開放しなければ操作できないことから、遊技場に設置されている場合に、遊技場の店員のみが操作可能とされ、遊技者が操作することはできないようになっている。また、所定のキー操作により検出されるリセットスイッチ23も同様である。特に、設定キースイッチ37は、キー操作により前面扉1bを開放したうえで、さらにキー操作を要することから、遊技場の店員のなかでも、設定キースイッチ37の操作を行うキーを所持する店員のみ操作が可能とされている。
本実施例のスロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4から投入するか、あるいはクレジットを使用して賭数を設定する。クレジットを使用するにはMAXBETスイッチ6を操作すれば良い。遊技状態に応じて定められた規定数の賭数が設定されると、入賞ラインLN(図1参照)が有効となり、スタートスイッチ7の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。本実施例では、後述するRT0〜4における規定数の賭数として3枚が定められ、後述するRBにおける規定数の賭数として2枚が定められており、これら遊技状態に応じた規定数の賭数が設定されると入賞ラインLNが有効となる。尚、遊技状態に対応する規定数のうち最大数を超えてメダルが投入された場合には、その分はクレジットに加算される。
入賞ラインとは、各リール2L、2C、2Rの透視窓3に表示された図柄の組み合わせが入賞図柄の組み合わせであるかを判定するために設定されるラインである。本実施例では、図1に示すように、リール2Lの中段、リール2Cの中段、リール2Rの中段、すなわち中段に水平方向に並んだ図柄に跨って設定された入賞ラインLNのみが入賞ラインとして定められている。尚、本実施例では、1本の入賞ラインのみを適用しているが、複数の入賞ラインを適用しても良い。
また、本実施例では、入賞ラインLNに入賞を構成する図柄の組み合わせが揃ったことを認識しやすくするために、入賞ラインLNとは別に、無効ラインLM1〜4を設定している。無効ラインLM1〜4は、これら無効ラインLM1〜4に揃った図柄の組み合わせによって入賞が判定されるものではなく、入賞ラインLNに特定の入賞を構成する図柄の組み合わせが揃った際に、無効ラインLM1〜4のいずれかに入賞ラインLNに揃った場合に入賞となる図柄の組み合わせ(例えば、ベル−ベル−ベル)が揃う構成とすることで、入賞ラインLNに特定の入賞を構成する図柄の組み合わせが揃ったことを認識しやすくするものである。本実施例では、図1に示すように、リール2Lの上段、リール2Cの上段、リール2Rの上段、すなわち上段に水平方向に並んだ図柄に跨って設定された無効ラインLM1、リール2Lの下段、リール2Cの下段、リール2Rの下段、すなわち下段に水平方向に並んだ図柄に跨って設定された無効ラインLM2、リール2Lの上段、リール2Cの中段、リール2Rの下段、すなわち右下がりに並んだ図柄に跨って設定された無効ラインLM3、リール2Lの下段、リール2Cの中段、リール2Rの上段、すなわち右上がりに並んだ図柄に跨って設定された無効ラインLM4の4種類が無効ラインLMとして定められている。
ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7を操作すると、各リール2L、2C、2Rが回転し、各リール2L、2C、2Rの図柄が連続的に変動する。この状態でいずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するリール2L、2C、2Rの回転が停止し、透視窓3に表示結果が導出表示される。
そして全てのリール2L、2C、2Rが停止されることで1ゲームが終了し、入賞ラインLN上に予め定められた図柄の組み合わせ(以下、役ともいう)が各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞に応じて定められた枚数のメダルが遊技者に対して付与され、クレジットに加算される。また、クレジットが上限数(本実施例では50)に達した場合には、メダルが直接メダル払出口9(図1参照)から払い出されるようになっている。また、入賞ラインLN上に、遊技状態の移行を伴う図柄の組み合わせが各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には図柄の組み合わせに応じた遊技状態に移行するようになっている。
尚、本実施例では、3つのリールを用いた構成を例示しているが、リールを1つのみ用いた構成、2つのリールを用いた構成、4つ以上のリールを用いた構成としても良く、2つ以上のリールを用いた構成においては、2つ以上の全てのリールに導出された表示結果の組み合わせに基づいて入賞を判定する構成とすれば良い。また、本実施例では、物理的なリールにて可変表示装置が構成されているが、液晶表示器などの画像表示装置にて可変表示装置が構成されていても良い。
また、本実施例におけるスロットマシン1にあっては、ゲームが開始されて各リール2L、2C、2Rが回転して図柄の変動が開始した後、いずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rが操作されたときに、当該ストップスイッチ8L、8C、8Rに対応するリールの回転が停止して図柄が停止表示される。ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作から対応するリール2L、2C、2Rの回転を停止するまでの最大停止遅延時間は190ms(ミリ秒)である。
リール2L、2C、2Rは、1分間に80回転し、80×21(1リール当たりの図柄コマ数)=1680コマ分の図柄を変動させるので、190msの間では最大で4コマの図柄を引き込むことができることとなる。つまり、停止図柄として選択可能なのは、ストップスイッチ8L、8C、8Rが操作されたときに表示されている図柄と、そこから4コマ先までにある図柄、合計5コマ分の図柄である。
このため、例えば、ストップスイッチ8L、8C、8Rのいずれかが操作されたときに当該ストップスイッチに対応するリールの下段に表示されている図柄を基準とした場合、当該図柄から4コマ先までの図柄を下段に表示させることができるため、リール2L、2C、2R各々において、ストップスイッチ8L、8Rのうちいずれかが操作されたときに当該ストップスイッチに対応するリールの中段に表示されている図柄を含めて5コマ以内に配置されている図柄を入賞ライン上に表示させることができる。
以下では、特に区別する必要がない場合にはリール2L、2C、2Rを単にリールという場合がある。また、リール2Lを左リール、リール2Cを中リール、リール2Rを右リールという場合がある。また、ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作によりリール2L、2C、2Rを停止させる操作を停止操作という場合がある。
図4は、スロットマシン1の構成を示すブロック図である。スロットマシン1には、図4に示すように、遊技制御基板40、演出制御基板90、電源基板101が設けられており、遊技制御基板40によって遊技状態が制御され、演出制御基板90によって遊技状態に応じた演出が制御され、電源基板101によってスロットマシン1を構成する電気部品の駆動電源が生成され、各部に供給される。
電源基板101には、外部からAC100Vの電源が供給されるとともに、このAC100Vの電源からスロットマシン1を構成する電気部品の駆動に必要な直流電圧が生成され、遊技制御基板40及び遊技制御基板40を介して接続された演出制御基板90に供給されるようになっている。尚、演出制御基板に対して電源を供給する電源供給ラインが遊技制御基板40を介さず、電源基板101から演出制御基板90に直接接続され、電源基板101から演出制御基板90に対して直接電源が供給される構成としても良い。
また、電源基板101には、前述したホッパーモータ34b、払出センサ34c、満タンセンサ35a、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38、電源スイッチ39が接続されている。
遊技制御基板40には、前述したMAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8R、精算スイッチ10、リセットスイッチ23、打止スイッチ36a、自動精算スイッチ36b、投入メダルセンサ31、ドア開放検出スイッチ25、リールセンサ33L、33C、33Rが接続されているとともに、電源基板101を介して前述した払出センサ34c、満タンセンサ35a、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38が接続されており、これら接続されたスイッチ類の検出信号が入力されるようになっている。
また、遊技制御基板40には、前述したクレジット表示器11、遊技補助表示器12、1〜3BETLED14〜16、投入要求LED17、スタート有効LED18、ウェイト中LED19、リプレイ中LED20、BETスイッチ有効LED21、左、中、右停止有効LED22L、22C、22R、設定値表示器24、流路切替ソレノイド30、リールモータ32L、32C、32Rが接続されているとともに、電源基板101を介して前述したホッパーモータ34bが接続されており、これら電気部品は、遊技制御基板40に搭載された後述のメイン制御部41の制御に基づいて駆動されるようになっている。
遊技制御基板40には、メイン制御部41、制御用クロック生成回路42、乱数用クロック生成回路43、スイッチ検出回路44、モータ駆動回路45、ソレノイド駆動回路46、LED駆動回路47、電断検出回路48、リセット回路49が搭載されている。
メイン制御部41は、遊技の進行に関する処理を行うととともに、遊技制御基板40に搭載された制御回路の各部を直接的または間接的に制御する。
制御用クロック生成回路42は、メイン制御部41の外部にて、所定周波数の発振信号となる制御用クロックCCLKを生成する。制御用クロック生成回路42により生成された制御用クロックCCLKは、図5に示すクロック回路502に供給される。乱数用クロック生成回路43は、メイン制御部41の外部にて、制御用クロックCCLKの発振周波数とは異なる所定周波数の発振信号となる乱数用クロックRCLKを生成する。乱数用クロック生成回路43により生成された乱数用クロックRCLKは、図5に示す乱数回路508a、508bに供給される。
スイッチ検出回路44は、遊技制御基板40に直接または電源基板101を介して接続されたスイッチ類から入力された検出信号を取り込んでメイン制御部41に伝送する。モータ駆動回路45は、メイン制御部41から出力されたモータ駆動信号をリールモータ32L、32C、32Rに伝送する。ソレノイド駆動回路46は、メイン制御部41から出力されたソレノイド駆動信号を流路切替ソレノイド30に伝送する。LED駆動回路47は、メイン制御部41から出力されたLED駆動信号を遊技制御基板40に接続された各種表示器やLEDに伝送する。電断検出回路48は、スロットマシン1に供給される電源電圧を監視し、電圧低下を検出したときに、その旨を示す電圧低下信号をメイン制御部41に対して出力する。リセット回路49は、電源投入時または電源遮断時などの電源が不安定な状態においてメイン制御部41にシステムリセット信号を与える。
図5は、遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41の構成例を示している。図5に示すメイン制御部41は、1チップマイクロコンピュータであり、外部バスインタフェース501と、クロック回路502と、照合用ブロック503と、固有情報記憶回路504と、演算回路505と、リセット/割込みコントローラ506と、CPU(Central Processing Unit)41aと、ROM(Read Only Memory)41bと、RAM(Random Access Memory)41cと、フリーランカウンタ回路507と、乱数回路508a、508bと、タイマ回路509と、割り込みコントローラ510と、パラレル入力ポート511と、シリアル通信回路512と、パラレル出力ポート513と、アドレスデコード回路514と、を備えて構成される。
外部バスインタフェース501は、メイン制御部41を構成するチップの外部バスと内部バスとのインタフェース機能や、アドレスバス、データバス及び各制御信号の方向制御機能などを有するバスインタフェースである。
クロック回路502は、制御用クロックCCLKを2分周することなどにより、内部システムクロックSCLKを生成する回路である。
照合用ブロック503は、外部の照合機と接続し、チップの照合を行う機能を備える。固有情報記憶回路504は、メイン制御部41の内部情報となる複数種類の固有情報を記憶する回路である。演算回路505は、乗算及び除算を行う回路である。
リセット/割込みコントローラ506は、メイン制御部41の内部や外部にて発生する各種リセット、割込み要求を制御するためのものである。
リセット/割り込みコントローラ506は、指定エリア外走行禁止(IAT)回路506aとウォッチドッグタイマ(WDT)506bとを備える。IAT回路506aは、ユーザプログラムが指定エリア内で正しく実行されているか否かを監視する回路であり、指定エリア外でユーザプログラムが実行されたことを検出するとIAT発生信号を出力する機能を備える。また、ウォッチドッグタイマ506bは、設定期間ごとにタイムアウト信号を発生させる機能を備える。
CPU41aは、ROM41bから読み出した制御コードに基づいてユーザプログラム(ゲーム制御用の遊技制御処理プログラム)を実行することにより、スロットマシン1における遊技制御を実行する制御用CPUである。こうした遊技制御が実行されるときには、CPU41aがROM41bから固定データを読み出す固定データ読出動作や、CPU41aがRAM41cに各種の変動データを書き込んで一時記憶させる変動データ書込動作、CPU41aがRAM41cに一時記憶されている各種の変動データを読み出す変動データ読出動作、CPU41aが外部バスインタフェース501やパラレル入力ポート511、シリアル通信回路512などを介してメイン制御部41の外部から各種信号の入力を受け付ける受信動作、CPU41aが外部バスインタフェース501やシリアル通信回路512、パラレル出力ポート513などを介してメイン制御部41の外部へと各種信号を出力する送信動作等も行われる。
ROM41bには、ユーザプログラム(ゲーム制御用の遊技制御処理プログラム)を示す制御コードや固定データ等が記憶されている。
RAM41cは、ゲーム制御用のワークエリアを提供する。ここで、RAM41cの少なくとも一部は、バックアップ電源によってバックアップされているバックアップRAMであれば良い。すなわち、スロットマシン1への電力供給が停止しても、所定期間はRAM41cの少なくとも一部の内容が保存される。
フリーランカウンタ回路507として、8ビットのフリーランカウンタを4チャネル搭載している。
乱数回路508a、508bは、8ビット乱数や16ビット乱数といった、所定の更新範囲を有する乱数値となる数値データを生成する回路である。本実施例では、乱数回路508a、508bのうち16ビット乱数回路508bが生成するハードウェア乱数は、後述する内部抽選用の乱数として用いられる。
タイマ回路509は、8ビットプログラマブルタイマであり、メイン制御部41は、タイマ回路509として、8ビットのカウンタを3チャネル備える。本実施例では、タイマ回路509を用いてユーザプログラムによる設定により、リアルタイム割り込み要求や時間計測を行うことが可能である。
割り込みコントローラ510は、PI5/XINT端子からの外部割り込み要求や、内蔵の周辺回路(例えば、シリアル通信回路512、乱数回路508a、508b、タイマ回路509)からの割り込み要求を制御する回路である。
パラレル入力ポート511は、8ビット幅の入力専用ポート(PIP)を内蔵する。また、図5に示すメイン制御部41が備えるパラレル出力ポート513は、11ビット幅の出力専用ポート(POP)を内蔵する。
シリアル通信回路512は、外部に対する入出力において非同期シリアル通信を行う回路である。尚、メイン制御部41は、シリアル通信回路512として、送受信両用の1チャネルの回路と、送信用のみの3チャネルの回路と、を備える。
アドレスデコード回路514は、メイン制御部41の内部における各機能ブロックのデコードや、外部装置用のデコード信号であるチップセレクト信号のデコードを行うための回路である。チップセレクト信号により、メイン制御部41の内部回路、あるいは、周辺デバイスとなる外部装置を、選択的に有効動作させて、CPU41aからのアクセスが可能となる。
本実施例においてメイン制御部41は、パラレル出力ポート513を介してサブ制御部91に各種のコマンドを送信する。メイン制御部41からサブ制御部91へ送信されるコマンドは一方向のみで送られ、サブ制御部91からメイン制御部41へ向けてコマンドが送られることはない。また、本実施例では、パラレル出力ポート513を介してサブ制御部91に対してコマンドが送信される構成、すなわちコマンドがパラレル信号にて送信される構成であるが、シリアル通信回路512を介してサブ制御部91に対してコマンドを送信する構成、すなわちコマンドをシリアル信号にて送信する構成としても良い。
また、メイン制御部41は、遊技制御基板40に接続された各種スイッチ類の検出状態がパラレル入力ポート511から入力される。そしてメイン制御部41は、これらパラレル入力ポート511から入力される各種スイッチ類の検出状態に応じて段階的に移行する基本処理を実行する。
また、メイン制御部41は、割込の発生により基本処理に割り込んで割込処理を実行できるようになっている。本実施例では、タイマ回路509にてタイムアウトが発生したこと、すなわち一定時間間隔(本実施例では、約0.56ms)毎に後述するタイマ割込処理(メイン)を実行する。
また、メイン制御部41は、割込処理の実行中に他の割込を禁止するように設定されているとともに、複数の割込が同時に発生した場合には、予め定められた順位によって優先して実行する割込が設定されている。尚、割込処理の実行中に他の割込要因が発生し、割込処理が終了してもその割込要因が継続している状態であれば、その時点で新たな割込が発生することとなる。
メイン制御部41は、基本処理として遊技制御基板40に接続された各種スイッチ類の検出状態が変化するまでは制御状態に応じた処理を繰り返しループし、各種スイッチ類の検出状態の変化に応じて段階的に移行する処理を実行する。また、メイン制御部41は、一定時間間隔(本実施例では、約0.56ms)毎にタイマ割込処理(メイン)を実行する。尚、タイマ割込処理(メイン)の実行間隔は、基本処理において制御状態に応じて繰り返す処理が一巡する時間とタイマ割込処理(メイン)の実行時間とを合わせた時間よりも長い時間に設定されており、今回と次回のタイマ割込処理(メイン)との間で必ず制御状態に応じて繰り返す処理が最低でも一巡することとなる。
演出制御基板90には、演出用スイッチ56が接続されており、この演出用スイッチ56の検出信号が入力されるようになっている。
演出制御基板90には、スロットマシン1の前面扉1bに配置された液晶表示器51(図1参照)、演出効果LED52、スピーカ53、54、前述したリールLED55等の演出装置が接続されており、これら演出装置は、演出制御基板90に搭載された後述のサブ制御部91による制御に基づいて駆動されるようになっている。
尚、本実施例では、演出制御基板90に搭載されたサブ制御部91により、液晶表示器51、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールLED55等の演出装置の出力制御が行われる構成であるが、サブ制御部91とは別に演出装置の出力制御を直接的に行う出力制御部を演出制御基板90または他の基板に搭載し、サブ制御部91がメイン制御部41からのコマンドに基づいて演出装置の出力パターンを決定し、サブ制御部91が決定した出力パターンに基づいて出力制御部が演出装置の出力制御を行う構成としても良く、このような構成では、サブ制御部91及び出力制御部の双方によって演出装置の出力制御が行われることとなる。
また、本実施例では、演出装置として液晶表示器51、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールLED55を例示しているが、演出装置は、これらに限られず、例えば、機械的に駆動する表示装置や機械的に駆動する役モノなどを演出装置として適用しても良い。
演出制御基板90には、サブCPU91a、ROM91b、RAM91c、I/Oポート91dを備えたマイクロコンピュータにて構成され、演出の制御を行うサブ制御部91、演出制御基板90に接続された液晶表示器51の表示制御を行う表示制御回路92、演出効果LED52、リールLED55の駆動制御を行うLED駆動回路93、スピーカ53、54からの音声出力制御を行う音声出力回路94、電源投入時またはサブCPU91aからの初期化命令が一定時間入力されないときにサブCPU91aにリセット信号を与えるリセット回路95、演出制御基板90に接続された演出用スイッチ56から入力された検出信号を検出するスイッチ検出回路96、日付情報及び時刻情報を含む時間情報を出力する時計装置97、スロットマシン1に供給される電源電圧を監視し、電圧低下を検出したときに、その旨を示す電圧低下信号をサブCPU91aに対して出力する電断検出回路98、その他の回路等、が搭載されており、サブCPU91aは、遊技制御基板40から送信されるコマンドを受けて、演出を行うための各種の制御を行うとともに、演出制御基板90に搭載された制御回路の各部を直接的または間接的に制御する。
リセット回路95は、遊技制御基板40においてメイン制御部41にシステムリセット信号を与えるリセット回路49よりもリセット信号を解除する電圧が低く定められており、電源投入時においてサブ制御部91は、メイン制御部41よりも早い段階で起動するようになっている。一方で、電断検出回路98は、遊技制御基板40においてメイン制御部41に電圧低下信号を出力する電断検出回路48よりも電圧低下信号を出力する電圧が低く定められており、電断時においてサブ制御部91は、メイン制御部41よりも遅い段階で停電を検知し、後述する電断処理(サブ)を行うこととなる。
サブ制御部91は、メイン制御部41と同様に、割込機能を備えており、メイン制御部41からのコマンド受信時に割込を発生させて、メイン制御部41から送信されたコマンドを取得し、バッファに格納するコマンド受信割込処理を実行する。また、サブ制御部91は、システムクロックの入力数が一定数に到達する毎、すなわち一定間隔毎に割込を発生させて後述するタイマ割込処理(サブ)を実行する。
また、サブ制御部91は、メイン制御部41とは異なり、コマンドの受信に基づいて割込が発生した場合には、タイマ割込処理(サブ)の実行中であっても、当該処理に割り込んでコマンド受信割込処理を実行し、タイマ割込処理(サブ)の契機となる割込が同時に発生してもコマンド受信割込処理を最優先で実行するようになっている。
また、サブ制御部91にも、停電時においてバックアップ電源が供給されており、バックアップ電源が供給されている間は、RAM91cに記憶されているデータが保持されるようになっている。
本実施例のスロットマシン1は、設定値に応じてメダルの払出率が変わるものである。詳しくは、後述する内部抽選、ナビストック抽選等において設定値に応じた当選確率を用いることにより、メダルの払出率が変わるようになっている。設定値は1〜6の6段階からなり、6が最も払出率が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど払出率が低くなる。すなわち設定値として6が設定されている場合には、遊技者にとって最も有利度が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど有利度が段階的に低くなる。
尚、本実施例では、いずれの設定値が設定されている場合でも、メイン制御部41が行う内部抽選の当選確率は共通であり、設定値に応じてサブ制御部91が行う後述のナビストック抽選、上乗せ抽選の当選確率として異なる当選確率を用いることによりメダルの払出率が変わる構成であるが、メイン制御部41が行う抽選の当選確率、サブ制御部91が行う抽選の当選確率の少なくとも一方または双方の当選確率を設定値に応じて変更することで、メダルの払出率が変わる構成であれば良い。
設定値を変更するためには、設定キースイッチ37をon状態としてからスロットマシン1の電源をonする必要がある。設定キースイッチ37をon状態として電源をonすると、設定値表示器24にRAM41cから読み出された設定値が表示値として表示され、リセット/設定スイッチ38の操作による設定値の変更操作が可能な設定変更状態に移行する。設定変更状態において、リセット/設定スイッチ38が操作されると、設定値表示器24に表示された表示値が1ずつ更新されていく(設定6からさらに操作されたときは、設定1に戻る)。そして、スタートスイッチ7が操作されると表示値を設定値として確定する。そして、設定キースイッチ37がoffされると、確定した表示値(設定値)がメイン制御部41のRAM41cに格納され、遊技の進行が可能な状態に移行する。
また、設定値を確認するためには、ゲーム終了後、賭数が設定されていない状態で設定キースイッチ37をon状態とすれば良い。このような状況で設定キースイッチ37をon状態とすると、設定値表示器24にRAM41cから読み出された設定値が表示されることで設定値を確認可能な設定確認状態に移行する。設定確認状態においては、ゲームの進行が不能であり、設定キースイッチ37をoff状態とすることで、設定確認状態が終了し、ゲームの進行が可能な状態に復帰することとなる。
本実施例のスロットマシン1においては、メイン制御部41は、タイマ割込処理(メイン)を実行する毎に、電断検出回路48からの電圧低下信号が検出されているか否かを判定する停電判定処理を行い、停電判定処理において電圧低下信号が検出されていると判定した場合に、次回復帰時にRAM41cのデータが正常か否かを判定するためのデータを設定する電断処理(メイン)を実行する。
そして、メイン制御部41は、その起動時においてRAM41cのデータが正常であることを条件に、RAM41cに記憶されているデータに基づいてメイン制御部41の処理状態を電断前の状態に復帰させるが、RAM41cデータが正常でない場合には、RAM異常と判定し、RAM異常エラーコードをレジスタにセットしてRAM異常エラー状態に制御し、遊技の進行を不能化させるようになっている。
また、サブ制御部91もタイマ割込処理(サブ)において電断検出回路98からの電圧低下信号が検出されているか否かを判定し、電圧低下信号が検出されていると判定した場合に、次回復帰時にRAM91cのデータが正常か否かを判定するためのデータを設定する電断処理(サブ)を実行する。
そして、サブ制御部91は、その起動時においてRAM91cのデータが正常であることを条件に、RAM91cに記憶されているデータに基づいてサブ制御部91の処理状態を電断前の状態に復帰させるが、RAM91cのデータが正常でない場合には、RAM異常と判定し、RAM91cを初期化するようになっている。この場合、メイン制御部41と異なり、RAM91cが初期化されるのみで演出の実行が不能化されることはない。
また、サブ制御部91は、その起動時においてRAM91cのデータが正常であると判断された場合でも、メイン制御部41から設定変更状態に移行した旨を示す後述の設定コマンドを受信した場合、起動後一定時間が経過してもメイン制御部41の制御状態が復帰した旨を示す後述の復帰コマンドも設定コマンドも受信しない場合にも、RAM91cを初期化するようになっている。この場合も、RAM91cが初期化されるのみで演出の実行が不能化されることはない。
次に、メイン制御部41のRAM41cの初期化について説明する。メイン制御部41のRAM41cの格納領域は、重要ワーク、特別ワーク、非保存ワーク、一般ワーク、未使用領域、スタック領域に区分されている。
本実施例においてメイン制御部41は、RAM異常エラー発生時、設定キースイッチ37がonの状態での起動時、BB終了時、設定キースイッチ37がoffの状態での起動時でRAM41cのデータが破壊されていないとき、1ゲーム終了時の5つからなる初期化条件が成立した際に、各初期化条件に応じて初期化される領域の異なる4種類の初期化を行う。
初期化0は、RAM異常エラー時に行う初期化であり、初期化0では、RAM41cの全ての領域が初期化される。初期化1は、起動時において設定キースイッチ37がonの状態であり、設定変更状態へ移行する場合において、その前に行う初期化であり、初期化1では、RAM41cの格納領域のうち重要ワーク及び特別ワーク以外の領域が初期化される。初期化2は、BB終了時に行う初期化であり、初期化2では、RAM41cの格納領域のうち一般ワーク、未使用領域及び未使用スタック領域が初期化される。初期化3は、起動時において設定キースイッチ37がoffの状態であり、かつRAM41cのデータが破壊されていない場合において行う初期化であり、初期化3では、非保存ワーク、未使用領域及び未使用スタック領域が初期化される。初期化4は、1ゲーム終了時に行う初期化であり、初期化4では、RAM41cの格納領域のうち、未使用領域及び未使用スタック領域が初期化される。
尚、本実施例では、初期化1を設定変更状態の移行前に行っているが、設定変更状態の終了時に行ったり、設定変更状態移行前、設定変更状態終了時の双方で行うようにしても良い。
また、特別ワークは、遊技状態を示す遊技状態フラグが格納される遊技状態格納ワーク及び内部当選フラグが格納される内部当選フラグ格納ワークを含み、前述のように設定変更状態に移行する場合にも特別ワークは初期化されることがないため、設定変更がされた場合でも設定変更前の遊技状態及び内部当選フラグが維持されるようになっている。
本実施例のスロットマシン1は、遊技状態(RT0〜RT4、RB)に応じて設定可能な賭数の規定数(本実施例では、RT0〜4においては3、RBにおいては2)が定められており、遊技状態に応じて定められた規定数の賭数が設定されたことを条件にゲームを開始させることが可能となる。尚、本実施例では、遊技状態に応じた規定数の賭数が設定された時点で、入賞ラインLNが有効化される。
本実施例のスロットマシン1は、全てのリール2L、2C、2Rが停止した際に、有効化された入賞ライン(本実施例の場合、常に全ての入賞ラインが有効化されるため、以下では、有効化された入賞ラインを単に入賞ラインという)上に役と呼ばれる図柄の組み合わせが揃うと入賞となる。役は、同一図柄の組み合わせであっても良いし、異なる図柄を含む組み合わせであっても良い。入賞となる役の種類は、遊技状態に応じて定められているが、大きく分けて、メダルの払い出しを伴う小役と、賭数の設定を必要とせずに次のゲームを開始可能となる再遊技役と、遊技状態の移行を伴う特別役と、がある。以下では、小役と再遊技役をまとめて一般役ともいう。遊技状態に応じて定められた各役の入賞が発生するためには、後述する内部抽選に当選して、当該役の当選フラグがRAM41cに設定されている必要がある。
尚、これら各役の当選フラグのうち、小役及び再遊技役の当選フラグは、当該フラグが設定されたゲームにおいてのみ有効とされ、次のゲームでは無効となるが、特別役の当選フラグは、当該フラグにより許容された役の組み合わせが揃うまで有効とされ、許容された役の組み合わせが揃ったゲームにおいて無効となる。すなわち特別役の当選フラグが一度当選すると、例え、当該フラグにより許容された役の組み合わせを揃えることができなかった場合にも、その当選フラグは無効とされずに、次のゲームへ持ち越されることとなる。
以下、本実施例の内部抽選について説明する。内部抽選は、上記した各役への入賞を許容するか否かを、全てのリール2L、2C、2Rの表示結果が導出表示される以前(実際には、スタートスイッチ7の検出時)に決定するものである。内部抽選では、まず、スタートスイッチ7の検出時に内部抽選用の乱数値(0〜65535の整数)を取得する。詳しくは、乱数回路508bにより生成され、乱数回路508bの乱数値レジスタに格納されている値をRAM41cに割り当てられた抽選用ワークに設定する。そして、遊技状態(RT0〜4、RB)に応じて定められた各役について、抽選用ワークに格納された数値データと、現在の遊技状態、賭数及び設定値に応じて定められた各役の判定値数に応じて各役に当選したか否かが判定される。
内部抽選では、内部抽選の対象となる役、現在の遊技状態及び設定値に対応して定められた判定値数を、内部抽選用の乱数値(抽選用ワークに格納された数値データ)に順次加算し、加算の結果がオーバーフローしたときに、当該役に当選したものと判定される。このため、判定値数の大小に応じた確率(判定値数/65536)で役が当選することとなる。
そして、いずれかの役の当選が判定された場合には、当選が判定された役に対応する当選フラグをRAM41cに割り当てられた内部当選フラグ格納ワークに設定する。内部当選フラグ格納ワークは、2バイトの格納領域にて構成されており、そのうちの上位バイトが、特別役の当選フラグが設定される特別役格納ワークとして割り当てられ、下位バイトが、一般役の当選フラグが設定される一般役格納ワークとして割り当てられている。詳しくは、特別役が当選した場合には、当該特別役が当選した旨を示す特別役の当選フラグを特別役格納ワークに設定し、一般役格納ワークに設定されている当選フラグをクリアする。また、一般役が当選した場合には、当該一般役が当選した旨を示す一般役の当選フラグを一般役格納ワークに設定する。尚、いずれの役及び役の組み合わせにも当選しなかった場合には、一般役格納ワークのみクリアする。
尚、本実施例の内部抽選では、抽選対象役の判定値数を内部抽選用の乱数値に順次加算し、加算の結果がオーバーフローしたときに、当該役に当選したものと判定される構成であるが、抽選対象役の判定値数を内部抽選用の乱数値から順次減算し、減算の結果がオーバーフローしたときに、当該役に当選したものと判定される構成としても良い。
また、本実施例では、抽選対象役毎に当選と判定される判定値の数である判定値数を定めておくとともに、抽選対象役毎に判定値数を乱数値に順次加算(減算)し、オーバーフローした場合に、判定値数に対応する役の当選を判定する構成であるが、抽選対象役毎に当選と判定される乱数値の範囲を定めておくとともに、乱数値が属する範囲に対応する役の当選を判定する構成としても良い。
次に、リール2L、2C、2Rの停止制御について説明する。
メイン制御部41は、リールの回転が開始したとき、及びリールが停止し、かつ未だ回転中のリールが残っているときに、ROM41bに格納されているテーブルインデックス及びテーブル作成用データを参照して、回転中のリール別に停止制御テーブルを作成する。そして、ストップスイッチ8L、8C、8Rのうち、回転中のリールに対応するいずれかの操作が有効に検出されたときに、該当するリールの停止制御テーブルを参照し、参照した停止制御テーブルの滑りコマ数に基づいて、操作されたストップスイッチ8L、8C、8Rに対応するリール2L、2C、2Rの回転を停止させる制御を行う。
テーブルインデックスには、内部抽選による当選フラグの設定状態(以下、内部当選状態という)別に、テーブルインデックスを参照する際の基準アドレスから、テーブル作成用データが格納された領域の先頭アドレスを示すインデックスデータが格納されているアドレスまでの差分が登録されている。これにより内部当選状態に応じた差分を取得し、基準アドレスに対してその差分を加算することで該当するインデックスデータを取得することが可能となる。尚、役の当選状況が異なる場合でも、同一の制御が適用される場合においては、インデックスデータとして同一のアドレスが格納されており、このような場合には、同一のテーブル作成用データを参照して、停止制御テーブルが作成されることとなる。
テーブル作成用データは、停止操作位置に応じた滑りコマ数を示す停止制御テーブルと、リールの停止状況に応じて参照すべき停止制御テーブルのアドレスと、からなる。
リールの停止状況に応じて参照される停止制御テーブルは、全てのリールが回転しているか、左リールのみ停止しているか、中リールのみ停止しているか、右リールのみ停止しているか、左、中リールが停止しているか、左、右リールが停止しているか、中、右リールが停止しているか、によって異なる場合があり、更に、いずれかのリールが停止している状況においては、停止済みのリールの停止位置によっても異なる場合があるので、それぞれの状況について、参照すべき停止制御テーブルのアドレスが回転中のリール別に登録されており、テーブル作成用データの先頭アドレスに基づいて、それぞれの状況に応じて参照すべき停止制御テーブルのアドレスが特定可能とされ、この特定されたアドレスから、それぞれの状況に応じて必要な停止制御テーブルを特定できるようになっている。尚、リールの停止状況や停止済みのリールの停止位置が異なる場合でも、同一の停止制御テーブルが適用される場合においては、停止制御テーブルのアドレスとして同一のアドレスが登録されているものもあり、このような場合には、同一の停止制御テーブルが参照されることとなる。
停止制御テーブルは、停止操作が行われたタイミング別の滑りコマ数を特定可能なデータである。本実施例では、リールモータ32L、32C、32Rに、336ステップ(0〜335)の周期で1周するステッピングモータを用いている。すなわちリールモータ32L、32C、32Rを336ステップ駆動させることでリール2L、2C、2Rが1周することとなる。そして、リール1周に対して16ステップ(1図柄が移動するステップ数)毎に分割した21の領域(コマ)が定められており、これらの領域には、リール基準位置から0〜20の領域番号が割り当てられている。一方、1リールに配列された図柄数も21であり、各リールの図柄に対して、リール基準位置から0〜20の図柄番号が割り当てられているので、0番図柄から20番図柄に対して、それぞれ0〜20の領域番号が順に割り当てられていることとなる。そして、停止制御テーブルには、領域番号別の滑りコマ数が所定のルールで圧縮して格納されており、停止制御テーブルを展開することによって領域番号別の滑りコマ数を取得できるようになっている。
前述のようにテーブルインデックス及びテーブル作成用データを参照して作成される停止制御テーブルは、領域番号に対応して、各領域番号に対応する領域が停止基準位置(本実施例では、透視窓3の下段図柄の領域)に位置するタイミング(リール基準位置からのステップ数が各領域番号のステップ数の範囲に含まれるタイミング)でストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が検出された場合の滑りコマ数がそれぞれ設定されたテーブルである。
次に、停止制御テーブルの作成手順について説明すると、まず、リール回転開始時においては、そのゲームの内部当選状態に応じたテーブル作成用データの先頭アドレスを取得する。具体的には、まずテーブルインデックスを参照し、内部当選状態に対応するインデックスデータを取得し、そして取得したインデックスデータに基づいてテーブル作成用データを特定し、特定したテーブル作成用データから全てのリールが回転中の状態に対応する各リールの停止制御テーブルのアドレスを取得し、取得したアドレスに格納されている各リールの停止制御テーブルを展開して全てのリールについて停止制御テーブルを作成する。
また、いずれか1つのリールが停止したとき、またはいずれか2つのリールが停止したときには、リール回転開始時に取得したインデックスデータ、すなわちそのゲームの内部当選状態に応じたテーブル作成用データの先頭アドレスに基づいてテーブル作成用データを特定し、特定したテーブル作成用データから停止済みのリール及び当該リールの停止位置の領域番号に対応する未停止リールの停止制御テーブルのアドレスを取得し、取得したアドレスに格納されている各リールの停止制御テーブルを展開して未停止のリールについて停止制御テーブルを作成する。
次に、メイン制御部41がストップスイッチ8L、8C、8Rのうち、回転中のリールに対応するいずれかの操作を有効に検出したときに、該当するリールに表示結果を導出させる際の制御について説明すると、ストップスイッチ8L、8C、8Rのうち、回転中のリールに対応するいずれかの操作を有効に検出すると、停止操作を検出した時点のリール基準位置からのステップ数に基づいて停止操作位置の領域番号を特定し、停止操作が検出されたリールの停止制御テーブルを参照し、特定した停止操作位置の領域番号に対応する滑りコマ数を取得する。そして、取得した滑りコマ数分リールを回転させて停止させる制御を行う。具体的には、停止操作を検出した時点のリール基準位置からのステップ数から、取得した滑りコマ数引き込んで停止させるまでのステップ数を算出し、算出したステップ数分リールを回転させて停止させる制御を行う。これにより、停止操作が検出された停止操作位置の領域番号に対応する領域から滑りコマ数分先の停止位置となる領域番号に対応する領域が停止基準位置(本実施例では、透視窓3の下段図柄の領域)に停止することとなる。
本実施例のテーブルインデックスには、一の遊技状態における一の内部当選状態に対応するインデックスデータとして1つのアドレスのみが格納されており、更に、一のテーブル作成用データには、一のリールの停止状況(及び停止済みのリールの停止位置)に対応する停止制御テーブルの格納領域のアドレスとして1つのアドレスのみが格納されている。すなわち一の遊技状態における一の内部当選状態に対応するテーブル作成用データ、及びリールの停止状況(及び停止済みのリールの停止位置)に対応する停止制御テーブルが一意的に定められており、これらを参照して作成される停止制御テーブルも、一の遊技状態における一の内部当選状態、及びリールの停止状況(及び停止済みのリールの停止位置)に対して一意となる。このため、遊技状態、内部当選状態、リールの停止状況(及び停止済みのリールの停止位置)の全てが同一条件となった際に、同一の停止制御テーブル、すなわち同一の制御パターンに基づいてリールの停止制御が行われることとなる。
また、本実施例では、滑りコマ数として0〜4の値が定められており、停止操作を検出してから最大4図柄を引き込んでリールを停止させることが可能である。すなわち停止操作を検出した停止操作位置を含め、最大5コマの範囲から図柄の停止位置を指定できるようになっている。また、1図柄分リールを移動させるのに1コマの移動が必要であるので、停止操作を検出してから最大4図柄を引き込んでリールを停止させることが可能であり、停止操作を検出した停止操作位置を含め、最大5図柄の範囲から図柄の停止位置を指定できることとなる。
本実施例では、いずれかの役に当選している場合には、当選役を入賞ライン上に4コマの範囲で最大限引き込み、当選していない役が入賞ライン上に揃わないように引き込む滑りコマ数が定められた停止制御テーブルを作成し、リールの停止制御を行う一方、いずれの役にも当選していない場合には、いずれの役も揃わない滑りコマ数が定められた停止制御テーブルを作成し、リールの停止制御を行う。これにより、停止操作が行われた際に、入賞ライン上に最大4コマの引込範囲で当選している役を揃えて停止させることができれば、これを揃えて停止させる制御が行われ、当選していない役は、最大4コマの引込範囲で揃えずに停止させる制御が行われることとなる。
また、本実施例では、特別役が前ゲーム以前から持ち越されている状態で小役が当選した場合など、特別役と小役が同時に当選している場合には、当選した小役を入賞ラインに4コマの範囲で最大限に引き込むように滑りコマ数が定められているとともに、当選した小役を入賞ラインに最大4コマの範囲で引き込めない停止操作位置については、当選した特別役を入賞ラインに4コマの範囲で最大限に引き込むように滑りコマ数が定められた停止制御テーブルを作成し、リールの停止制御を行う。これにより、特別役と小役が同時に当選している場合には、停止操作が行われた際に、入賞ライン上に最大4コマの引込範囲で当選している小役を揃えて停止させることができれば、これを揃えて停止させる制御が行われ、入賞ライン上に最大4コマの引込範囲で当選している小役を引き込めない場合には、入賞ライン上に最大4コマの引込範囲で当選している特別役を揃えて停止させることができれば、これを揃えて停止させる制御が行われ、当選していない役は、4コマの引込範囲で揃えずに停止させる制御が行われることとなる。すなわちこのような場合には、特別役よりも小役を入賞ライン上に揃える制御が優先され、小役を引き込めない場合にのみ、特別役を入賞させることが可能となる。尚、特別役と小役を同時に引き込める場合には、小役のみを引き込み、特別役と同時に小役が入賞ライン上に揃わないようになる。
また、特別役と小役が同時に当選している場合に、小役よりも特別役を入賞ライン上に揃える制御が優先され、特別役を引き込めない場合にのみ、小役を入賞ライン上に揃える制御を行っても良い。
また、本実施例では、特別役が前ゲーム以前から持ち越されている状態で再遊技役が当選した場合など、特別役と再遊技役が同時に当選している場合には、当選した再遊技役を入賞ラインに4コマの範囲で最大限に引き込むように滑りコマ数が定められた停止制御テーブルを作成し、リールの停止制御を行う。これにより、特別役と再遊技役が同時に当選している場合には、停止操作が行われた際に、入賞ライン上に最大4コマの引込範囲で再遊技役の図柄を揃えて停止させる制御を行う。尚、この場合、再遊技役を構成する図柄または同時当選する再遊技役を構成する図柄は、リール2L、2C、2Rのいずれについても5図柄以内、すなわち4コマ以内の間隔で配置されており、4コマの引込範囲で必ず任意の位置に停止させることができるので、特別役と再遊技役が同時に当選している場合には、遊技者によるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作タイミングに関わらずに、必ず再遊技役が揃って入賞することとなる。すなわちこのような場合には、特別役よりも再遊技役を入賞ライン上に揃える制御が優先され、必ず再遊技役が入賞することとなる。尚、特別役と再遊技役を同時に引き込める場合には、再遊技役のみを引き込み、再遊技役と同時に特別役が入賞ライン上に揃わないようになる。
尚、本実施例では、停止操作が行われたタイミング別の滑りコマ数を特定可能な停止制御テーブルを用いてリールの停止制御を行う構成であるが、停止可能な位置を特定可能な停止位置テーブルから停止位置を特定し、特定した停止位置にリールを停止させる停止制御を行う構成、停止制御テーブルや停止位置テーブルを用いずに、停止操作がされたタイミングで停止可能な停止位置を検索・特定し、特定した停止位置にリールを停止させる停止制御を行う構成、停止制御テーブルを用いた停止制御、停止位置テーブルを用いた停止制御、停止制御テーブルや停止位置テーブルを用いずに停止可能な停止位置を検索・特定することによる停止制御を併用する構成、停止制御テーブルや停止位置テーブルを一部変更して停止制御を行う構成としても良い。
本実施例においてメイン制御部41は、リール2L、2C、2Rの回転が開始した後、ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が検出されるまで、停止操作が未だ検出されていないリールの回転を継続し、ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が検出されたことを条件に、対応するリールに表示結果を停止させる制御を行うようになっている。尚、リール回転エラーの発生により、一時的にリールの回転が停止した場合でも、その後リール回転が再開した後、ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が検出されるまで、停止操作が未だ検出されていないリールの回転を継続し、ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が検出されたことを条件に、対応するリールに表示結果を停止させる制御を行うようになっている。
尚、本実施例では、ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が検出されたことを条件に、対応するリールに表示結果を停止させる制御を行うようになっているが、リールの回転が開始してから、予め定められた自動停止時間が経過した場合に、リールの停止操作がなされない場合でも、停止操作がなされたものとみなして自動的に各リールを停止させる自動停止制御を行うようにしても良い。この場合には、遊技者の操作を介さずにリールが停止することとなるため、例え、いずれかの役が当選している場合でもいずれの役も構成しない表示結果を導出させることが好ましい。
本実施例においてメイン制御部41は、ゲームの開始後、リールの回転を開始させる毎にその時点、すなわちリールの回転を開始させた時点から経過した時間であるゲーム時間を計時するようになっており、1ゲームの終了後、メダルの投入等により規定数の賭数が設定され、ゲームの開始操作が有効となった状態でゲームの開始操作がされたときに、前のゲームのリール回転開始時点から計時を開始したゲーム時間が所定の規制時間(本実施例では4.1秒)以上であれば、すなわち前のゲームのリール回転開始時点から所定の規制時間が経過していれば、その時点で当該ゲームにおけるリールの回転を開始させる。
一方、1ゲームの終了後、メダルの投入等により規定数の賭数が設定され、ゲームの開始操作が有効となった状態でゲームの開始操作がされたときに、前のゲームのリール回転開始時点から計時を開始したゲーム時間が所定の規制時間未満であれば、すなわち前のゲームのリール回転開始時点から所定の規制時間が経過していなければ、その時点ではリールの回転を開始させず、前のゲームのリール回転開始時点から計時を開始したゲーム時間が所定の規制時間に到達するまで待機し、所定の規制時間に到達した時点で当該ゲームにおけるリールの回転を開始させる。
すなわちメイン制御部41は、前のゲームにおけるリールの回転開始から所定の規制時間が経過していない場合には、この所定の規制時間が経過するまでゲームの進行を規制することで、1ゲームの最短時間が所定の規制時間以上となるようにゲームの進行を規制するようになっている。
次に、メイン制御部41がサブ制御部91に対して送信するコマンドについて説明する。
本実施例では、メイン制御部41がサブ制御部91に対して、投入枚数コマンド、クレジットコマンド、内部当選コマンド、停止順種別コマンド、リール回転開始コマンド、リール停止コマンド、入賞番号コマンド、払出開始コマンド、払出終了コマンド、復帰コマンド、遊技状態コマンド、待機コマンド、打止コマンド、エラーコマンド、復帰コマンド、設定コマンド、設定確認コマンド、ドアコマンド、操作検出コマンドを含む複数種類のコマンドを送信する。
これらコマンドは、コマンドの種類を示す1バイトの種類データとコマンドの内容を示す1バイトの拡張データとからなり、サブ制御部91は、種類データからコマンドの種類を判別できるようになっている。
投入枚数コマンドは、メダルの投入枚数、すなわち賭数の設定に使用されたメダル枚数を特定可能なコマンドであり、ゲーム終了後(設定変更後)からゲーム開始までの状態であり、電断復帰時、または規定数の賭数が設定されていない状態においてメダルが投入されるか、MAXBETスイッチ6が操作されて賭数が設定されたときに送信される。また、投入枚数コマンドは、賭数の設定操作がなされたときに送信されるので、投入枚数コマンドを受信することで賭数の設定操作がなされたことを特定可能である。
クレジットコマンドは、クレジットとして記憶されているメダル枚数を特定可能なコマンドであり、ゲーム終了後(設定変更後)からゲーム開始までの状態であり、規定数の賭数が設定されている状態において、メダルが投入されてクレジットが加算されたときに送信される。
内部当選コマンドは、内部抽選結果を特定可能なコマンドであり、スタートスイッチ7が操作されてゲームが開始したときに送信される。また、内部当選コマンドは、スタートスイッチ7が操作されたときに送信されるので、内部当選コマンドを受信することでスタートスイッチ7が操作されたことを特定可能である。
停止順種別コマンドは、内部抽選において停止順種別を適用する対象役(本実施例では通常リプレイ1)の当選時において行う停止順種別選択抽選にて選択された停止順種別を特定可能なコマンドであり、当該対象役の当選時において内部当選コマンドの送信後に送信される。
リール回転開始コマンドは、リールの回転の開始を通知するコマンドであり、リール2L、2C、2Rの回転が開始されたときに送信される。
リール停止コマンドは、停止するリールが左リール、中リール、右リールのいずれかであるか、該当するリールの停止操作位置の領域番号、該当するリールの停止位置の領域番号、を特定可能なコマンドであり、各リールの停止操作に伴う停止制御が行われる毎に送信される。また、リール停止コマンドは、ストップスイッチ8L、8C、8Rが操作されたときに送信されるので、リール停止コマンドを受信することでストップスイッチ8L、8C、8Rが操作されたことを特定可能である。
入賞番号コマンドは、入賞ラインLNに揃った図柄の組み合わせ、入賞の有無、並びに入賞の種類、入賞時のメダルの払出枚数を特定可能なコマンドであり、全リールが停止して入賞判定が行われた後に送信される。
払出開始コマンドは、メダルの払出開始を通知するコマンドであり、入賞やクレジット(賭数の設定に用いられたメダルを含む)の精算によるメダルの払出が開始されたときに送信される。また、払出終了コマンドは、メダルの払出終了を通知するコマンドであり、入賞及びクレジットの精算によるメダルの払出が終了したときに送信される。
復帰コマンドは、メイン制御部41が電断前の制御状態に復帰した旨を示すコマンドであり、メイン制御部41の起動時において電断前の制御状態に復帰した際に送信される。
遊技状態コマンドは、現在の遊技状態(通常遊技状態、内部中、CB)を特定可能なコマンドであり、ゲームの終了時に送信される。
待機コマンドは、待機状態へ移行する旨を示すコマンドであり、1ゲーム終了後、賭数が設定されずに一定時間経過して待機状態に移行するとき、クレジット(賭数の設定に用いられたメダルを含む)の精算によるメダルの払出が終了し、払出終了コマンドが送信された後に送信される。
打止コマンドは、打止状態の発生または解除を示すコマンドであり、CB終了後に打止状態に制御される場合に打止状態の発生を示す打止コマンドが送信され、リセット操作がなされて打止状態が解除された時点で、打止状態の解除を示す打止コマンドが送信される。
エラーコマンドは、エラー状態の発生または解除、エラー状態の種類を示すコマンドであり、エラーが判定され、エラー状態に制御された時点でエラー状態の発生及びその種類を示すエラーコマンドが送信され、リセット操作がなされてエラー状態が解除された時点で、エラー状態の解除を示すエラーコマンドが送信される。
設定コマンドは、設定変更状態の開始または終了、設定変更後設定値を示すコマンドであり、設定変更状態に移行する時点で設定変更状態の開始を示す設定コマンドが送信され、設定変更状態の終了時に設定変更状態の終了、設定変更後の設定値及び設定変更後の遊技状態(RT0〜4、RB、BB中RB)を示す設定コマンドが送信される。また、設定変更状態への移行に伴ってメイン制御部41の制御状態が初期化されるため、設定開始を示す設定コマンドによりメイン制御部41の制御状態が初期化されたことを特定可能である。
設定確認コマンドは、設定確認状態の開始または終了を示すコマンドであり、設定確認状態に移行する際に設定確認開始を示す設定確認コマンドが送信され、設定確認状態の終了時に設定確認終了を示す設定確認コマンドが送信される。
ドアコマンドは、ドア開放検出スイッチ25の検出状態、すなわちon(開放状態)/off(閉状態)を示すコマンドであり、電源投入時、1ゲーム終了時(ゲーム終了後、次のゲームの賭数の設定が開始可能となる前までの時点)、ドア開放検出スイッチ25の検出状態が変化(onからoff、offからon)した時に送信される。
操作検出コマンドは、操作スイッチ類(MAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8R)の検出状態(on/off)を示すコマンドであり、定期的に送信される。
これらコマンドのうちドアコマンド及び操作検出コマンド以外のコマンドは、基本処理において生成され、RAM41cに設けられたコマンドキューに一時格納され、前述したタイマ割込処理(メイン)のコマンド送信処理おいて送信される。
一方、ドアコマンドは、タイマ割込処理(メイン)のドア監視処理においてに生成され、RAM41cに設けられたコマンドキューに一時格納され、その後のタイマ割込処理(メイン)のコマンド送信処理おいて送信される。
また、操作検出コマンドは、タイマ割込処理(メイン)のスイッチ入力判定処理においてに生成され、RAM41cに設けられたコマンドキューに一時格納され、その後のタイマ割込処理(メイン)のコマンド送信処理おいて送信される。
次に、メイン制御部41が演出制御基板90に対して送信するコマンドに基づいてサブ制御部91が実行する演出の制御について説明する。
サブ制御部91は、メイン制御部41からのコマンドを受信した際に、コマンド受信割込処理を実行する。コマンド受信割込処理では、RAM91cに設けられた受信用バッファに、コマンド伝送ラインから取得したコマンドを格納する。
受信用バッファには、最大で16個のコマンドを格納可能な領域が設けられており、複数のコマンドを蓄積できるようになっている。
サブ制御部91は、タイマ割込処理(サブ)において、受信用バッファに未処理のコマンドが格納されているか否かを判定し、未処理のコマンドが格納されている場合には、そのうち最も早い段階で受信したコマンドに基づいてROM91bに格納された制御パターンテーブルを参照し、制御パターンテーブルに登録された制御内容に基づいて液晶表示器51、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールLED55等の各種演出装置の出力制御を行う。
制御パターンテーブルには、複数種類の演出パターン毎に、コマンドの種類に対応する液晶表示器51の表示パターン、演出効果LED52の点灯態様、スピーカ53、54の出力態様、リールLEDの点灯態様等、これら演出装置の制御パターンが登録されており、サブ制御部91は、コマンドを受信した際に、制御パターンテーブルの当該ゲームにおいてRAM91cに設定されている演出パターンに対応して登録された制御パターンのうち、受信したコマンドの種類に対応する制御パターンを参照し、当該制御パターンに基づいて演出装置の出力制御を行う。これにより演出パターン及び遊技の進行状況に応じた演出が実行されることとなる。
尚、サブ制御部91は、あるコマンドの受信を契機とする演出の実行中に、新たにコマンドを受信した場合には、実行中の制御パターンに基づく演出を中止し、新たに受信したコマンドに対応する制御パターンに基づく演出を実行するようになっている。すなわち演出が最後まで終了していない状態でも、新たにコマンドを受信すると、受信した新たなコマンドが新たな演出の契機となるコマンドではない場合を除いて実行していた演出はキャンセルされて新たなコマンドに基づく演出が実行されることとなる。
演出パターンは、内部当選コマンドを受信した際に、内部当選コマンドが示す内部抽選の結果に応じた選択率にて選択され、RAM91cに設定される。演出パターンの選択率は、ROM91bに格納された演出テーブルに登録されており、サブ制御部91は、内部当選コマンドを受信した際に、内部当選コマンドが示す内部抽選の結果に応じて演出テーブルに登録されている選択率を参照し、その選択率に応じて複数種類の演出パターンからいずれかの演出パターンを選択し、選択した演出パターンを当該ゲームの演出パターンとしてRAM91cに設定するようになっており、同じコマンドを受信しても内部当選コマンドの受信時に選択された演出パターンによって異なる制御パターンが選択されるため、結果として演出パターンによって異なる演出が行われることがある。
図6〜図8は、本実施例のスロットマシン1における役の種類、図柄組み合わせ、及び役に関連する技術事項について説明するための図である。また、図9は、メイン制御部41により制御される遊技状態の遷移を説明するための図であり、図10は、遊技状態の概要を示す図である。
本実施例におけるスロットマシン1は、図9に示すように、RT0〜4、RB(BB中のRB含む)のいずれかに制御される。
まず、図6を参照して、入賞役のうち特別役には、ビッグボーナス(以下、各々のビッグボーナスをBBと称する)、レギュラーボーナス(以下、各々のレギュラーボーナスをRBと称する)の2種類のボーナスが含まれる。
BBは、RT0〜4において入賞ラインLNに「青7−青7−青7」の組み合わせが揃ったときに入賞となる。BBに入賞すると、後述のレギュラーボーナス(以下、RBと称する)に毎ゲーム制御されるビッグボーナスに移行される。そして、ビッグボーナスは、316枚以上メダルが払い出されたことを条件として終了する。
RBは、RT0〜4において入賞ラインLNに「青7−青7−赤7」の組み合わせが揃ったときに入賞となる。RBに入賞すると、レギュラーボーナス(以下、RBと称する)に移行される。そして、RBの入賞に起因して発生したレギュラーボーナスは、いずれかの役が6回入賞するか、12ゲーム消化したことを条件として終了する。
図9に示すように、BB、RBのいずれかに当選してから入賞するまでは、RT4に制御され、ビッグボーナスまたはレギュラーボーナス(まとめてボーナスと呼ぶ)が終了した後は、RT3に制御されることとなる。
後述する内部抽選においてBB、RBのうちいずれかに当選していても、ストップスイッチ8L、8C、8Rをこれらの役に入賞可能とする適正なタイミングで操作しなければ、これらの役に入賞することはない。BB、RBを構成する図柄(左リール及び中リールの「青7」、右リールの「青7」、「赤7」)は、各々、左リール2L、中リール2C、右リール2R各々において5コマ以内に配置されていないためである。
次に、図7を参照して、入賞役のうち小役について説明する。入賞役のうち小役には、1枚ベル1A、1枚ベル1B、1枚ベル2、1枚ベル3、1枚ベル4A、1枚ベル4B、1枚ベル5、1枚ベル6、1枚ベル7A、1枚ベル7B、1枚ベル8、1枚ベル9、1枚1、1枚2、中段ベル、右下がりベル、下段ベル、中段スイカ、右下がりスイカ、中段チェリー、下段チェリーが含まれる。
尚、以下、特に区別する必要のない場合には、1枚ベル1A、1枚ベル1B、1枚ベル2、1枚ベル3、1枚ベル4A、1枚ベル4B、1枚ベル5、1枚ベル6、1枚ベル7A、1枚ベル7B、1枚ベル8、1枚ベル9を単に1枚ベルという。
1枚ベル1Aは、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「リプレイ−チェリーa−白7」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、RT0〜RT4において1枚ベル1Aが入賞したときには1枚のメダルが払い出される。また、RBにおいて1枚ベル1Aが入賞したときには8枚のメダルが払い出される。
ここで、図3を参照すると、1枚ベル1Aを構成する左リールの「リプレイ」、中リール「チェリーa」、右リールの「白7」は、「ベル」の1つ下の位置に配置されているので、入賞ラインLNに「リプレイ−チェリーa−白7」の組み合わせが揃うと、「ベル−ベル−ベル」の組み合わせが上段、すなわち無効ラインLM1に揃うこととなる。
また、1枚ベル1Aを構成する左リールの「リプレイ」は5コマ以内に配置されているが、1枚ベル1Aを構成する中リールの「チェリーa」、右リールの「白7」は、5コマ以内に配置されていない箇所がある。このため、後述する内部抽選において1枚ベル1Aに当選していても、中リール、右リールの停止操作を適正なタイミングで行わなければ、当選している1枚ベル1Aに入賞することはない。
1枚ベル1Bは、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「リプレイ−チェリーa−チェリーa」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、RT0〜RT4において1枚ベル1Bが入賞したときには1枚のメダルが払い出される。また、RBにおいて1枚ベル1Bが入賞したときには8枚のメダルが払い出される。
ここで、図3を参照すると、1枚ベル1Bを構成する左リールの「リプレイ」、中リールの「チェリーa」、右リールの「チェリーa」は、「ベル」の1つ下の位置に配置されているので、入賞ラインLNに「リプレイ−チェリーa−チェリーa」の組み合わせが揃うと、「ベル−ベル−ベル」の組み合わせが上段、すなわち無効ラインLM1に揃うこととなる。
また、1枚ベル1Bを構成する左リールの「リプレイ」は5コマ以内に配置されているが、1枚ベル1Bを構成する中リールの「チェリーa」、右リールの「チェリーa」は、5コマ以内に配置されていない箇所がある。このため、後述する内部抽選において1枚ベル1Bが当選していても、中リール、右リールの停止操作が適正なタイミングで行われなければ、当選している1枚ベル1Bに入賞することはない。
1枚ベル2は、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「リプレイ−チェリーa−BAR」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、RT0〜RT4において1枚ベル2が入賞したときには1枚のメダルが払い出される。また、RBにおいて1枚ベル2が入賞したときには8枚のメダルが払い出される。
ここで、図3を参照すると、1枚ベル2を構成する左リールの「リプレイ」、中リールの「チェリーa」、右リールの「BAR」は、「ベル」の1つ下の位置に配置されているので、入賞ラインLNに「リプレイ−チェリーa−BAR」の組み合わせが揃うと、「ベル−ベル−ベル」の組み合わせが上段、すなわち無効ラインLM1に揃うこととなる。
また、1枚ベル2を構成する左リールの「リプレイ」は5コマ以内に配置されているが、1枚ベル2を構成する中リールの「チェリーa」、右リールの「BAR」は、5コマ以内に配置されていない箇所がある。このため、後述する内部抽選において1枚ベル2が当選していても、中リール、右リールの停止操作が適正なタイミングで行われなければ、当選している1枚ベル2に入賞することはない。
1枚ベル3は、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「リプレイ−チェリーa−プラム」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、RT0〜RT4において1枚ベル3が入賞したときには1枚のメダルが払い出される。また、RBにおいて1枚ベル3が入賞したときには8枚のメダルが払い出される。
ここで、図3を参照すると、1枚ベル3を構成する左リールの「リプレイ」、中リールの「チェリーa」、右リールの「プラム」は、「ベル」の1つ下の位置に配置されているので、入賞ラインLNに「リプレイ−チェリーa−プラム」の組み合わせが揃うと、「ベル−ベル−ベル」の組み合わせが上段、すなわち無効ラインLM1に揃うこととなる。
また、1枚ベル3を構成する左リールの「リプレイ」は5コマ以内に配置されているが、1枚ベル3を構成する中リールの「チェリーa」、右リールの「プラム」は、5コマ以内に配置されていない箇所がある。このため、後述する内部抽選において1枚ベル3が当選していても、中リール、右リールの停止操作が適正なタイミングで行われなければ、当選している1枚ベル3に入賞することはない。
1枚ベル4Aは、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「リプレイ−チェリーb−白7」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、RT0〜RT4において1枚ベル4Aが入賞したときには1枚のメダルが払い出される。また、RBにおいて1枚ベル4Aが入賞したときには8枚のメダルが払い出される。
ここで、図3を参照すると、1枚ベル4Aを構成する左リールの「リプレイ」、中リールの「チェリーb」、右リールの「白7」は、「ベル」の1つ下の位置に配置されているので、入賞ラインLNに「リプレイ−チェリーb−白7」の組み合わせが揃うと、「ベル−ベル−ベル」の組み合わせが上段、すなわち無効ラインLM1に揃うこととなる。
また、1枚ベル4Aを構成する左リールの「リプレイ」は5コマ以内に配置されているが、1枚ベル4Aを構成する中リールの「チェリーb」、右リールの「白7」は、5コマ以内に配置されていない箇所がある。このため、後述する内部抽選において1枚ベル4Aが当選していても、中リール、右リールの停止操作が適正なタイミングで行われなければ、当選している1枚ベル4Aに入賞することはない。
1枚ベル4Bは、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「リプレイ−チェリーb−チェリーa」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、RT0〜RT4において1枚ベル4Bが入賞したときには1枚のメダルが払い出される。また、RBにおいて1枚ベル4Bが入賞したときには8枚のメダルが払い出される。
ここで、図3を参照すると、1枚ベル4Bを構成する左リールの「リプレイ」、中リールの「チェリーb」、右リールの「チェリーa」は、「ベル」の1つ下の位置に配置されているので、入賞ラインLNに「リプレイ−チェリーb−チェリーa」の組み合わせが揃うと、「ベル−ベル−ベル」の組み合わせが上段、すなわち無効ラインLM1に揃うこととなる。
また、1枚ベル4Bを構成する左リールの「リプレイ」は5コマ以内に配置されているが、1枚ベル4Bを構成する中リールの「チェリーb」、右リールの「チェリーa」は、5コマ以内に配置されていない箇所がある。このため、後述する内部抽選において1枚ベル4Bが当選していても、中リール、右リールの停止操作が適正なタイミングで行われなければ、当選している1枚ベル4Bに入賞することはない。
1枚ベル5は、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「リプレイ−チェリーb−BAR」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、RT0〜RT4において1枚ベル5が入賞したときには1枚のメダルが払い出される。また、RBにおいて1枚ベル5が入賞したときには8枚のメダルが払い出される。
ここで、図3を参照すると、1枚ベル5を構成する左リールの「リプレイ」、中リールの「チェリーb」、右リールの「BAR」が、「ベル」の1つ下の位置に配置されているので、入賞ラインLNに「リプレイ−チェリーb−BAR」の組み合わせが揃うと、「ベル−ベル−ベル」の組み合わせが上段、すなわち無効ラインLM1に揃うこととなる。
また、1枚ベル5を構成する左リールの「リプレイ」は5コマ以内に配置されているが、1枚ベル5を構成する中リールの「チェリーb」、右リールの「BAR」は、5コマ以内に配置されていない箇所がある。このため、後述する内部抽選において1枚ベル5が当選していても、中リール、右リールの停止操作が適正なタイミングで行われなければ、当選している1枚ベル5に入賞することはない。
1枚ベル6は、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「リプレイ−チェリーb−プラム」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、RT0〜RT4において1枚ベル6が入賞したときには1枚のメダルが払い出される。また、RBにおいて1枚ベル6が入賞したときには8枚のメダルが払い出される。
ここで、図3を参照すると、1枚ベル6を構成する左リールの「リプレイ」、中リールの「チェリーb」、右リールの「プラム」は、各リールの「ベル」の1つ下の位置に配置されているので、入賞ラインLNに「リプレイ−チェリーb−プラム」の組み合わせが揃うと、「ベル−ベル−ベル」の組み合わせが上段、すなわち無効ラインLM1に揃うこととなる。
また、1枚ベル6を構成する左リールの「リプレイ」は5コマ以内に配置されているが、1枚ベル6を構成する中リールの「チェリーb」、右リールの「BAR」は、5コマ以内に配置されていない箇所がある。このため、後述する内部抽選において1枚ベル6が当選していても、中リール、右リールの停止操作が適正なタイミングで行われなければ、当選している1枚ベル6に入賞することはない。
1枚ベル7Aは、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「リプレイ−プラム−白7」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、RT0〜RT4において1枚ベル7Aが入賞したときには1枚のメダルが払い出される。また、RBにおいて1枚ベル7Aが入賞したときには8枚のメダルが払い出される。
ここで、図3を参照すると、1枚ベル7Aを構成する左リールの「リプレイ」、中リールの「プラム」、右リールの「白7」が、「ベル」の1つ下の位置に配置されているので、入賞ラインLNに「リプレイ−プラム−白7」の組み合わせが揃うと、「ベル−ベル−ベル」の組み合わせが上段、すなわち無効ラインLM1に揃うこととなる。
また、1枚ベル7Aを構成する左リールの「リプレイ」は5コマ以内になるように配置されているが、1枚ベル7Aを構成する中リールの「プラム」、右リールの「白7」は、5コマ以内に配置されていない箇所がある。このため、後述する内部抽選において1枚ベル7Aが当選していても、中リール、右リールの停止操作が適正なタイミングで行われなければ、当選している1枚ベル7Aに入賞することはない。
1枚ベル7Bは、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「リプレイ−プラム−チェリーa」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、RT0〜RT4に1枚ベル7Bが入賞したときには1枚のメダルが払い出される。また、RBにおいて1枚ベル7Bが入賞したときには8枚のメダルが払い出される。
ここで、図3を参照すると、1枚ベル7Bを構成する左リールの「リプレイ」、中リールの「プラム」、右リールの「チェリーa」は、「ベル」の1つ下の位置に配置されているので、入賞ラインLNに「リプレイ−プラム−チェリーa」の組み合わせが揃うと、「ベル−ベル−ベル」の組み合わせが上段、すなわち無効ラインLM1に揃うこととなる。
また、1枚ベル7Bを構成する左リールの「リプレイ」は5コマ以内に配置されているが、1枚ベル7Bを構成する中リールの「プラム」、右リールの「チェリーa」は、5コマ以内に配置されていない箇所がある。このため、後述する内部抽選において1枚ベル7Bが当選していても、中リール、右リールの停止操作が適正なタイミングで行われなければ、当選している1枚ベル7Bに入賞することはない。
1枚ベル8は、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「リプレイ−プラム−BAR」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、RT0〜RT4において1枚ベル8が入賞したときには1枚のメダルが払い出される。また、RBにおいて1枚ベル8が入賞したときには8枚のメダルが払い出される。
ここで、図3を参照すると、1枚ベル8を構成する左リールの「リプレイ」、中リールの「プラム」、右リールの「BAR」が、「ベル」の1つ下の位置に配置されているので、入賞ラインLNに「リプレイ−プラム−BAR」の組み合わせが揃うと、「ベル−ベル−ベル」の組み合わせが上段、すなわち無効ラインLM1に揃うこととなる。
また、1枚ベル8を構成する左リールの「リプレイ」は5コマ以内に配置されているが、1枚ベル8を構成する中リールの「プラム」、右リールの「BAR」は、5コマ以内に配置されていない箇所がある。このため、後述する内部抽選において1枚ベル8が当選していても、中リール、右リールの停止操作が適正なタイミングで行われなければ、当選している1枚ベル8に入賞することはない。
1枚ベル9は、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「リプレイ−プラム−プラム」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、RT0〜RT4に1枚ベル9が入賞したときには1枚のメダルが払い出される。また、RBにおいて1枚ベル9が入賞したときには8枚のメダルが払い出される。
ここで、図3を参照すると、1枚ベル9を構成する左リールの「リプレイ」、中リールの「プラム」、右リールの「プラム」は、「ベル」の1つ下の位置に配置されているので、入賞ラインLNに「リプレイ−プラム−プラム」の組み合わせが揃うと、「ベル−ベル−ベル」の組み合わせが上段、すなわち無効ラインLM1に揃うこととなる。
また、1枚ベル9を構成する左リールの「リプレイ」は5コマ以内に配置されているが、1枚ベル9を構成する中リールの「プラム」、右リールの「プラム」は、5コマ以内に配置されていない箇所がある。このため、後述する内部抽選において1枚ベル9が当選していても、中リール、右リールの停止操作が適正なタイミングで行われなければ、当選している1枚ベル9に入賞することはない。
また、特にRT0、2、3においては1枚ベルの入賞により、遊技状態がRT1に移行されることとなる。
1枚1は、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「青7−ベル−赤7」、「青7−ベル−リプレイ」、「スイカ−ベル−赤7」または「スイカ−ベル−リプレイ」のいずれかの組み合わせが揃ったときに入賞となり、RT0〜RT4において1枚1が入賞したときには1枚のメダルが払い出される。また、RBにおいて1枚1が入賞したときには8枚のメダルが払い出される。
図3を参照すると、1枚1を構成する左リールの「青7」、「スイカ」のいずれか一方の図柄、中リールの「ベル」、右リールの「赤7」、「リプレイ」のいずれか一方の図柄は5コマ以内に配置されている。このため、後述する内部抽選において1枚1に当選しているときには、原則として、停止操作のタイミングに関わらず入賞させることができる役といえる。
1枚2は、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「青7−BAR−ベル」、「青7−リプレイ−ベル」、「スイカ−BAR−ベル」または「スイカ−リプレイ−ベル」のいずれかの組み合わせが揃ったときに入賞となり、RT0〜RT4において1枚2が入賞したときには1枚のメダルが払い出される。また、RBにおいて1枚2が入賞したときには8枚のメダルが払い出される。
図3を参照すると、1枚2を構成する左リールの「青7」、「スイカ」のいずれか一方、中リールの「BAR」、「リプレイ」のいずれか一方の図柄、右リールの「ベル」は5コマ以内になるように配置されている。このため、後述する内部抽選において、1枚2に当選しているときには、原則として、停止操作のなされたタイミングに関わらず入賞させることができる役といえる。
中段ベルは、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「ベル−ベル−ベル」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、いずれの遊技状態においても中段ベルが入賞したときには8枚のメダルが払い出される。
ここで、図3を参照すると、中段ベルを構成する左リールの「ベル」、中リールの「ベル」、右リールの「ベル」は、各々において5コマ以内に配置されている。このため、後述する内部抽選において中段ベルに当選しているときには、原則として、停止操作のタイミングに関わらず入賞させることができる役といえる。
右下がりベルは、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「リプレイ−ベル−赤7」または「リプレイ−ベル−リプレイ」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、いずれの遊技状態においても右下がりベルが入賞したときには8枚のメダルが払い出される。
ここで、図3を参照すると、右下がりベルを構成する左リールの「リプレイ」は、「ベル」の1つ下の位置に配置されており、右リールの「赤7」及び「リプレイ」は、「ベル」の1つ上の位置に配置されているので、入賞ラインLNに「リプレイ−ベル−赤7」または「リプレイ−ベル−リプレイ」の組み合わせが揃うと、「ベル−ベル−ベル」の組み合わせが右下がり、すなわち無効ラインLM3に揃うこととなる。
また、右下がりベルを構成する左リールの「リプレイ」、中リールの「ベル」、右リールの「赤7」、「リプレイ」の一方の図柄は、各々において5コマ以内に配置されている。このため、後述する内部抽選において右下がりベルに当選しているときには、原則として、停止操作のタイミングに関わらず入賞させることができる役といえる。
下段ベルは、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「青7−白7−赤7」、「青7−白7−リプレイ」、「青7−BAR−赤7」、「青7−BAR−リプレイ」、「青7−リプレイ−赤7」、「青7−リプレイ−リプレイ」、または「スイカ−白7−赤7」、「スイカ−白7−リプレイ」、「スイカ−BAR−赤7」、「スイカ−BAR−リプレイ」、「スイカ−リプレイ−赤7」、「スイカ−リプレイ−リプレイ」のいずれかの組み合わせが揃ったときに入賞となり、いずれの遊技状態においても下段ベルが入賞したときには8枚のメダルが払い出される。
ここで、図3を参照すると、下段ベルを構成する左リールの「青7」及び「スイカ」、中リールの「白7」、「BAR」及び「リプレイ」、右リールの「赤7」及び「リプレイ」は、「ベル」の1つ上の位置に配置されているので、入賞ラインLNに「青7−白7−赤7」、「青7−白7−リプレイ」、「青7−BAR−赤7」、「青7−BAR−リプレイ」、「青7−リプレイ−赤7」、「青7−リプレイ−リプレイ」、または「スイカ−白7−赤7」、「スイカ−白7−リプレイ」、「スイカ−BAR−赤7」、「スイカ−BAR−リプレイ」、「スイカ−リプレイ−赤7」、「スイカ−リプレイ−リプレイ」のいずれかの組み合わせが揃うと、「ベル−ベル−ベル」の組み合わせが下段、すなわち無効ラインLM2に揃うこととなる。
また、下段ベルを構成する左リールの「青7」、「スイカ」のいずれかの図柄、中リールの「白7」、「BAR」、「リプレイ」のいずれかの図柄、右リールの「赤7」、「リプレイ」のいずれかの図柄は5コマ以内になるように配置されている。このため、後述する内部抽選において下段ベルに当選しているときには、原則として、停止操作のタイミングに関わらず入賞させることができる役といえる。
中段スイカは、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「スイカ−スイカ−スイカ」または「スイカ−スイカ−青7」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、いずれの遊技状態においても中段スイカが入賞したときには5枚のメダルが払い出される。
また、中段スイカを構成する左中右リールの「スイカ」は5コマ以内になるように配置されていない箇所がある。このため、後述する内部抽選において中段スイカに当選していても、左中右リールの各停止操作が適正なタイミングで行われなければ、当選している中段スイカに入賞することはない。
右下がりスイカは、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「ベル−スイカ−チェリーb」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、いずれの遊技状態においても右下がりスイカが入賞したときには5枚のメダルが払い出される。
ここで、図3を参照すると、右下がりスイカを構成する左リールの「スイカ」は、「ベル」の1つ上の位置に配置されているとともに、右下がりスイカを構成する右リールの「スイカ」は、「チェリーb」の1つ下の位置に配置されているので、入賞ラインLNに「ベル−スイカ−チェリーb」の組み合わせが揃うと、「スイカ−スイカ−スイカ」の組み合わせが右下がり、すなわち無効ラインLM3に揃うこととなる。
また、右下がりスイカを構成する左リールの「ベル」は5コマ以内になるように配置されているが、右下がりスイカを構成する中リールの「スイカ」、右リールの「チェリーb」は、5コマ以内に配置されていない箇所がある。このため、後述する内部抽選において右下がりスイカに当選していても、中リール、右リールの停止操作が適正なタイミングで行われなければ、当選している右下がりスイカに入賞することはない。
中段チェリーは、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「チェリー−any−any(anyはいずれの図柄でも可)」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、いずれの遊技状態においても中段チェリーが入賞したときには1枚のメダルが払い出される。
また、図3を参照すると、中段チェリーを構成する左リールの「チェリー」は、5コマ以内になるように配置されていない箇所がある。このため、後述する内部抽選において中段スイカに当選していても、左リールの各停止操作が適正なタイミングで行われなければ、当選している下段チェリーに入賞することはない。
下段チェリーは、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「赤7−リプレイ−any(anyはいずれの図柄でも可)」または「BAR−リプレイ−any(anyはいずれの図柄でも可)」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、いずれの遊技状態においても下段チェリーが入賞したときには2枚のメダルが払い出される。
ここで、図3を参照すると、下段チェリーを構成する左リールの「赤7」及び「BAR」は、「チェリー」の1つ上の位置に配置されているので、入賞ラインLNに「赤7−リプレイ−any」または「BAR−リプレイ−any」の組み合わせが揃うと、「チェリー−any−any(anyはいずれの図柄でも可)」の組み合わせが下段及び右上がり、すなわち無効ラインLM2及びLM4に揃うこととなる。
また、図3を参照すると、下段チェリーを構成する中リールの「リプレイ」は、5コマ以内になるように配置されている一方で、下段チェリーを構成する左リールの「赤7」、「BAR」は、5コマ以内になるように配置されていない箇所がある。このため、後述する内部抽選において下段チェリーに当選していても、左リールの停止操作が適正なタイミングで行われなければ、当選している下段チェリーに入賞することはない。
次に、図8を参照して、入賞役のうち再遊技役について説明する。入賞役のうち再遊技役には、中段リプレイ、右上がりリプレイ、昇格リプレイ、赤7リプレイが含まれる。
中段リプレイは、RT0〜RT4において入賞ラインLNに「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、リプレイゲーム(再遊技)が付与される。
ここで、図3を参照すると、中段リプレイを構成する左リールの「リプレイ」、中リールの「リプレイ」、右リールの「リプレイ」は、各々において5コマ以内に配置されている。このため、後述する内部抽選において中段リプレイに当選しているときには、原則として、停止操作のタイミングに関わらず入賞させることができる役といえる。
右上がりリプレイは、RT1〜RT4において入賞ラインLNに「ベル−リプレイ−赤7」または「ベル−リプレイ−ベル」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、リプレイゲーム(再遊技)が付与される。
ここで、図3を参照すると、右上がりリプレイを構成する左リールの「ベル」は、「リプレイ」の1つ上の位置に配置されており、右リールの「赤7」及び「ベル」は、「リプレイ」の1つ下の位置に配置されているので、入賞ラインLNに「ベル−リプレイ−赤7」または「ベル−リプレイ−ベル」の組み合わせが揃うと、右上がり、すなわち無効ラインLM4に「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組み合わせが揃うこととなる。
また、右上がりリプレイを構成する左リールの「ベル」、中リールの「リプレイ」、右リールの「赤7」、「ベル」の一方の図柄は、各々において5コマ以内に配置されている。このため、後述する内部抽選において右上がりリプレイに当選しているときには、原則として、停止操作のタイミングに関わらず入賞させることができる役といえる。
昇格リプレイは、RT1において入賞ラインLNに「ベル−リプレイ−リプレイ」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、リプレイゲーム(再遊技)が付与される。また、昇格リプレイの入賞により、遊技状態がRT0に移行されることとなる。
また、図3を参照すると、昇格リプレイを構成する左リールの「ベル」、中リールの「リプレイ」、右リールの「リプレイ」は、各々において5コマ以内に配置されている。このため、後述する内部抽選において右上がりリプレイに当選しているときには、原則として、停止操作のタイミングに関わらず入賞させることができる役といえる。
赤7リプレイは、RT0において入賞ラインLNに「赤7−赤7−赤7」、「リプレイ−リプレイ−赤7」、または「リプレイ−赤7−赤7」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、リプレイゲーム(再遊技)が付与される。また、赤7リプレイの入賞により、遊技状態がRT2に移行されることとなる。
図3を参照すると、赤7リプレイを構成する左リール及び中リールの「赤7」または「リプレイ」の一方はいずれのリールにおいても5コマ以内に配置されている一方で、赤7リプレイを構成する右リールの「赤7」は5コマ以内に配置されていない。このため、後述する内部抽選において赤7リプレイに当選していても、右リールの各停止操作が適正なタイミングで行われなければ、当選している赤7リプレイに入賞することはない。
次に、図11〜図16を参照して、遊技状態毎に抽選対象役として読み出される抽選対象役の組み合わせについて説明する。本実施例では、遊技状態が、RT0〜3であるか、RT4であるか、RB(BB中RB含む)であるか、によって内部抽選の対象となる役及びその当選確率が異なる。さらに遊技状態がRT0〜3であれば、RT0〜3の種類によって、内部抽選の対象となる再遊技役及びその当選確率の少なくとも一方が異なる。尚、抽選対象役として後述するように、複数の入賞役が同時に読出されて、重複して当選し得る。図11〜図16においては、入賞役の間に“+”を表記することにより、内部抽選において同時に抽選対象役として読み出されることを示す。
図11〜図14においては、縦の欄に抽選対象役を示し、横の欄に遊技状態を示す。また、遊技状態と抽選対象役とが交差する欄の○印は、当該遊技状態であるときの抽選対象役となる旨を示し、×印は、当該遊技状態であるときの抽選対象役とならない旨を示している。
また、○印の下に示す数値は、所定の設定値の判定値数(本実施例では設定値に関わらず共通)を示す。当該判定値数を用いて内部抽選が行われる。尚、判定値数の分母は、内部抽選用の乱数(0〜65535の整数)に対応させて、「65536」に設定されている。このため、例えば、判定値数として「300」が設定されている抽選対象役の当選確率は、300/65536となる。
また、図11は、遊技状態毎に抽選対象役として読み出される特別役の組み合わせを示し、図12及び図13は、遊技状態毎に抽選対象役として読み出される小役の組み合わせを示し、図14は、抽選対象役として読み出される再遊技役の組み合わせを示している。
遊技状態がRT0であるときには、BB、BB+強チェリー、BB+弱チェリー、BB+スイカ、RB、RB+弱チェリー、RB+スイカ、中左ベル1、中左ベル2、中左ベル3、中左ベル4、中左ベル5、中左ベル6、中左ベル7、中左ベル8、中左ベル9、中右ベル1、中右ベル2、中右ベル3、中右ベル4、中右ベル5、中右ベル6、中右ベル7、中右ベル8、中右ベル9、右左ベル1、右左ベル2、右左ベル3、右左ベル4、右左ベル5、右左ベル6、右左ベル7、右左ベル8、右左ベル9、右中ベル1、右中ベル2、右中ベル3、右中ベル4、右中ベル5、右中ベル6、右中ベル7、右中ベル8、右中ベル9、強チェリー、弱チェリー、スイカ、共通ベル、リプレイGR5が内部抽選の対象役となる。
遊技状態がRT1であるときには、BB、BB+強チェリー、BB+弱チェリー、BB+スイカ、RB、RB+弱チェリー、RB+スイカ、中左ベル1、中左ベル2、中左ベル3、中左ベル4、中左ベル5、中左ベル6、中左ベル7、中左ベル8、中左ベル9、中右ベル1、中右ベル2、中右ベル3、中右ベル4、中右ベル5、中右ベル6、中右ベル7、中右ベル8、中右ベル9、右左ベル1、右左ベル2、右左ベル3、右左ベル4、右左ベル5、右左ベル6、右左ベル7、右左ベル8、右左ベル9、右中ベル1、右中ベル2、右中ベル3、右中ベル4、右中ベル5、右中ベル6、右中ベル7、右中ベル8、右中ベル9、強チェリー、弱チェリー、スイカ、共通ベル、通常リプレイ、リプレイGR1、リプレイGR2、リプレイGR3、リプレイGR4が内部抽選の対象役となる。
遊技状態がRT2であるときには、BB、BB+強チェリー、BB+弱チェリー、BB+スイカ、RB、RB+弱チェリー、RB+スイカ、中左ベル1、中左ベル2、中左ベル3、中左ベル4、中左ベル5、中左ベル6、中左ベル7、中左ベル8、中左ベル9、中右ベル1、中右ベル2、中右ベル3、中右ベル4、中右ベル5、中右ベル6、中右ベル7、中右ベル8、中右ベル9、右左ベル1、右左ベル2、右左ベル3、右左ベル4、右左ベル5、右左ベル6、右左ベル7、右左ベル8、右左ベル9、右中ベル1、右中ベル2、右中ベル3、右中ベル4、右中ベル5、右中ベル6、右中ベル7、右中ベル8、右中ベル9、強チェリー、弱チェリー、スイカ、共通ベル、通常リプレイが内部抽選の対象役となる。
遊技状態がRT3であるときには、BB、BB+強チェリー、BB+弱チェリー、BB+スイカ、RB、RB+弱チェリー、RB+スイカ、中左ベル1、中左ベル2、中左ベル3、中左ベル4、中左ベル5、中左ベル6、中左ベル7、中左ベル8、中左ベル9、中右ベル1、中右ベル2、中右ベル3、中右ベル4、中右ベル5、中右ベル6、中右ベル7、中右ベル8、中右ベル9、右左ベル1、右左ベル2、右左ベル3、右左ベル4、右左ベル5、右左ベル6、右左ベル7、右左ベル8、右左ベル9、右中ベル1、右中ベル2、右中ベル3、右中ベル4、右中ベル5、右中ベル6、右中ベル7、右中ベル8、右中ベル9、強チェリー、弱チェリー、スイカ、共通ベル、通常リプレイが内部抽選の対象役となる。
遊技状態がRT4であるときには、中左ベル1、中左ベル2、中左ベル3、中左ベル4、中左ベル5、中左ベル6、中左ベル7、中左ベル8、中左ベル9、中右ベル1、中右ベル2、中右ベル3、中右ベル4、中右ベル5、中右ベル6、中右ベル7、中右ベル8、中右ベル9、右左ベル1、右左ベル2、右左ベル3、右左ベル4、右左ベル5、右左ベル6、右左ベル7、右左ベル8、右左ベル9、右中ベル1、右中ベル2、右中ベル3、右中ベル4、右中ベル5、右中ベル6、右中ベル7、右中ベル8、右中ベル9、強チェリー、弱チェリー、スイカ、共通ベル、通常リプレイが内部抽選の対象役となる。
遊技状態がRBであるときには、中左ベル1、中左ベル2、中左ベル3、中左ベル4、中左ベル5、中左ベル6、中左ベル7、中左ベル8、中左ベル9、中右ベル1、中右ベル2、中右ベル3、中右ベル4、中右ベル5、中右ベル6、中右ベル7、中右ベル8、中右ベル9、右左ベル1、右左ベル2、右左ベル3、右左ベル4、右左ベル5、右左ベル6、右左ベル7、右左ベル8、右左ベル9、右中ベル1、右中ベル2、右中ベル3、右中ベル4、右中ベル5、右中ベル6、右中ベル7、右中ベル8、右中ベル9、強チェリー、弱チェリー、スイカ、共通ベルが内部抽選の対象役となる。
図15に示すように、中左ベル1とは、1枚ベル1A+1枚ベル1B+1枚ベル4A+1枚ベル4B+1枚1+中段ベルの組み合わせであり、中左ベル2とは、1枚ベル2+1枚ベル5+1枚1+中段ベルの組み合わせ、中左ベル3とは、1枚ベル3+1枚ベル6+1枚1+中段ベルの組み合わせ、中左ベル4とは、1枚ベル4A+1枚ベル4B+1枚ベル7A+1枚ベル7B+1枚1+中段ベルの組み合わせ、中左ベル5とは、1枚ベル5+1枚ベル8+1枚1+中段ベルの組み合わせ、中左ベル6とは、1枚ベル6+1枚ベル9+1枚1+中段ベルの組み合わせ、中左ベル7とは、1枚ベル1A+1枚ベル1B+1枚ベル7A+1枚ベル7B+1枚1+中段ベルの組み合わせ、中左ベル8とは、1枚ベル2+1枚ベル8+1枚1+中段ベルの組み合わせ、中左ベル9とは、1枚ベル3+1枚ベル9+1枚1+中段ベルの組み合わせである。
また、中右ベル1とは、1枚ベル1A+1枚ベル1B+1枚ベル5+1枚1+中段ベルの組み合わせであり、中右ベル2とは、1枚ベル2+1枚ベル6+1枚1+中段ベルの組み合わせ、中右ベル3とは、1枚ベル3+1枚ベル7A+1枚ベル7B+1枚1+中段ベルの組み合わせ、中右ベル4とは、1枚ベル4A+1枚ベル4B+1枚ベル8+1枚1+中段ベルの組み合わせ、中右ベル5とは、1枚ベル5+1枚ベル9+1枚1+中段ベルの組み合わせ、中右ベル6とは、1枚ベル1A+1枚ベル1B+1枚ベル6+1枚1+中段ベルの組み合わせ、中右ベル7とは、1枚ベル2+1枚ベル7A+1枚ベル7B+1枚1+中段ベルの組み合わせ、中右ベル8とは、1枚ベル3+1枚ベル8+1枚1+中段ベルの組み合わせ、中右ベル9とは、1枚ベル4A+1枚ベル4B+1枚ベル9+1枚1+中段ベルの組み合わせである。
また、右左ベル1とは、1枚ベル1A+1枚ベル1B+1枚ベル4A+1枚ベル4B+1枚2+中段ベルの組み合わせ、右左ベル2とは、1枚ベル2+1枚ベル5+1枚2+中段ベルの組み合わせ、右左ベル3とは、1枚ベル3+1枚ベル6+1枚2+中段ベルの組み合わせ、右左ベル4とは、1枚ベル4A+1枚ベル4B+1枚ベル7A+1枚ベル7B+1枚2+中段ベルの組み合わせ、右左ベル5とは、1枚ベル5+1枚ベル8+1枚2+中段ベルの組み合わせ、右左ベル6とは、1枚ベル6+1枚ベル9+1枚2+中段ベルの組み合わせ、右左ベル7とは、1枚ベル1A+1枚ベル1B+1枚ベル7A+1枚ベル7B+1枚2+中段ベルの組み合わせ、右左ベル8とは、1枚ベル2+1枚ベル8+1枚2+中段ベルの組み合わせ、右左ベル9とは、1枚ベル3+1枚ベル9+1枚2+中段ベルの組み合わせである。
また、右中ベル1とは、1枚ベル1A+1枚ベル1B+1枚ベル2+1枚2+中段ベルの組み合わせ、右中ベル2とは、1枚ベル2+1枚ベル3+1枚2+中段ベルの組み合わせ、右中ベル3とは、1枚ベル3+1枚ベル4A+1枚ベル4B+1枚2+中段ベルの組み合わせ、右中ベル4とは、1枚ベル4A+1枚ベル4B+1枚ベル5+1枚2+中段ベルの組み合わせ、右中ベル5とは、1枚ベル5+1枚ベル6+1枚2+中段ベルの組み合わせ、右中ベル6とは、1枚ベル6+1枚ベル7A+1枚ベル7B+1枚2+中段ベルの組み合わせ、右中ベル7とは、1枚ベル7A+1枚ベル7B+1枚ベル8+1枚2+中段ベルの組み合わせ、右中ベル8とは、1枚ベル8+1枚ベル9+1枚2+中段ベルの組み合わせ、右中ベル9とは、1枚ベル1A+1枚ベル1B+1枚ベル9+1枚2+中段ベルの組み合わせである。
尚、以下、特に区別する必要のない場合には、中左ベル1〜9を単に中左ベルといい、中右ベル1〜9を単に中右ベルといい、右左ベル1〜9を単に右左ベルといい、右中ベル1〜9を単に右中ベルという場合がある。また、中左ベル1〜9、中右ベル1〜9、右左ベル1〜9、右中ベル1〜9をいずれも区別する必要のない場合には、単に押し順ベルという場合がある。
共通ベルとは、中段ベル+右下がりベル+下段ベルの組合せであり、共通ベルの当選時には、必ず中段ベル、右下がりベル、下段ベルのいずれかが揃う。
スイカは、中段スイカ+右下がりスイカの組み合わせであり、「スイカ−スイカ−スイカ」の組み合わせを中段または右下がりに停止可能なタイミングで各リールの停止操作がなされた場合に、中段スイカまたは右下がりスイカの一方が揃う。
強チェリーは、中段チェリー+下段チェリーの組み合わせであり、弱チェリーは、下段チェリーの単独当選である。
強チェリーの当選時には、左リールを第1停止とし、「チェリー」を中段にも下段にも停止可能なタイミングで左リールの停止操作がなされた場合に、「チェリー」が中段に揃うように制御される一方、弱チェリーの当選時には、「チェリー」を中段にも下段にも停止可能なタイミングで左リールの停止操作がなされた場合に、「チェリー」が下段に揃うように制御される。
このため、左リールを第1停止とし、「チェリー」を中段にも下段にも停止可能なタイミングで左中右リールの停止操作がなされた結果として、「チェリー」が中段に停止するか、下段に停止するか、によって強チェリーの当選であるか、弱チェリーの当選であるか、を認識させることができる。
図16に示すように、通常リプレイとは、中段リプレイ+右上がりリプレイの組み合わせであり、リプレイGR1とは、中段リプレイ+昇格リプレイの組合せ、リプレイGR2とは、中段リプレイ+右上がりリプレイ+昇格リプレイの組合せ、リプレイGR3とは、中段リプレイ+昇格リプレイ+赤7リプレイの組合せ、リプレイGR4とは、中段リプレイ+右上がりリプレイ+昇格リプレイ+赤7リプレイの組合せ、リプレイGR5とは、中段リプレイ+赤7リプレイの組合せである。
このように、遊技状態がRT0〜3であるか、RT4であるか、RB(BB中のRBを含む)であるか、によって内部抽選の対象役が異なるとともに、RBでは、小役の当選確率がRT0〜4よりも高く定められた抽選テーブルを用いて内部抽選が行われる。
また、遊技状態がRT0〜3である場合には、RT0〜3のいずれかであるかによって、内部抽選の対象となる再遊技役が異なるとともに、RT0〜3のいずれかであるかによって、対象となる再遊技役及びその当選確率が異なる抽選テーブルを用いて内部抽選が行われる。
本実施例では、RT0〜4において複数種類の小役が同時に当選する押し順ベルのうち中左ベルが当選しており、左リールまたは右リールが第1停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引き込み可能な当選小役の構成図柄のうち最も多い図柄を入賞ラインLNに引き込む制御を行う。この際、最も多い図柄が複数種類ある場合には、そのうち一義的に決められた方の図柄を入賞ラインLNに引き込む。
また、RT0〜4において中左ベルが当選しており、左リールまたは右リールが第1停止とされた場合には、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役が1つに制限されるようになっており、第2停止以降は、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役の構成図柄を引き込み可能であれば引き込む制御を行う。
例えば、RT0〜4において中左ベル1が当選しており、左リールが第1停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引込可能な当選小役の構成図柄は、1枚ベル1Aの「リプレイ」、1枚ベル1Bの「リプレイ」、1枚ベル4Aの「リプレイ」、1枚ベル4Bの「リプレイ」、1枚1の「青7−ベル−赤7」の「青7」、1枚1の「青7−ベル−リプレイ」の「青7」、1枚1の「スイカ−ベル−赤7」の「スイカ」、1枚1の「スイカ−ベル−リプレイ」の「スイカ」、中段ベルの「ベル」であり、「リプレイ」が4、「青7」が2、「スイカ」が2、「ベル」が1であり、最も多い図柄は「リプレイ」であることから「リプレイ」を入賞ラインLNに引き込む。
この時点で、入賞ラインLNに引込可能な当選小役は、1枚ベル1A、1枚ベル1B、1枚ベル4A、1枚ベル4Bのみであり、「チェリーa」または「チェリーb」の引込範囲となるタイミングで中リールの停止操作が行われ、かつ「白7」または「チェリーa」の引込範囲となるタイミングで右リールの停止操作が行われることで、1枚ベル1A、1枚ベル1B、1枚ベル4A、1枚ベル4Bのいずれかが入賞ラインLNに揃って入賞することとなるが、「チェリーa」または「チェリーb」の引込範囲外となるタイミングで中リールの停止操作が行われるか、「白7」または「チェリーa」の引込範囲外となるタイミングで右リールの停止操作が行われることで、いずれの役も入賞ラインLNに揃わずハズレとなる。
また、RT0〜4において中左ベル1が当選しており、右リールが第1停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引込可能な当選小役の構成図柄は、1枚1の「青7−ベル−赤7」の「赤7」、1枚1の「青7−ベル−リプレイ」の「リプレイ」、1枚1の「スイカ−ベル−赤7」の「赤7」、1枚1の「スイカ−ベル−リプレイ」の「リプレイ」、中段ベルの「ベル」であり、「赤7」が2、「リプレイ」が2、「ベル」が1であり、最も多い図柄は「赤7」または「リプレイ」であり、この場合には、一義的に「リプレイ」を入賞ラインLNに引き込む。
この時点で、入賞ラインLNに引込可能な当選小役は1枚1のみであり、左リールの「青7」または「スイカ」の少なくとも一方の図柄はどのタイミングでも必ず引込範囲となり、中リールの「ベル」もどのタイミングでも必ず引込範囲となるため、左リール及び中リールの停止操作が行われることで、1枚1が入賞ラインLNに揃って入賞することとなる。
RT0〜4において中左ベルが当選しており、中リールが第1停止とされた場合には、必ず入賞ラインに引込可能な当選小役の構成図柄のうち払出枚数の最も多い小役の構成図柄を入賞ラインLNに引き込む制御を行う。この際、払出枚数の最も多い小役の構成図柄が複数種類ある場合には、そのうち一義的に決められた方の図柄を入賞ラインLNに引き込む。
RT0〜4において中左ベルが当選しており、中リールが第1停止とされ、左リールが第2停止とされた場合には、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役であり、かつ必ず入賞ラインに引込可能な当選小役の構成図柄のうち払出枚数の最も多い小役の構成図柄を入賞ラインLNに引き込む制御を行う。この際、払出枚数の最も多い小役の構成図柄が複数種類ある場合には、そのうち一義的に決められた方の図柄を入賞ラインLNに引き込む。
また、RT0〜4において中左ベルが当選しており、中リールが第1停止とされ、右リールが第2停止とされた場合には、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役であり、かつ必ず入賞ラインに引込可能な当選小役の構成図柄のうち最も多い図柄を入賞ラインLNに引き込む制御を行う。この際、最も多い図柄が複数種類ある場合には、そのうち一義的に決められた方の図柄を入賞ラインLNに引き込む。
また、RT0〜4において中左ベルが当選しており、中リールが第1停止とされ、左リールまたは右リールが第2停止とされた場合には、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役が1つに制限されるようになっており、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役の構成図柄を引き込み可能であれば引き込む制御を行う。
例えば、RT0〜4において中左ベル1が当選しており、中リールが第1停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引込可能な当選小役の構成図柄は、1枚ベル1Aの「チェリーa」、1枚ベル1Bの「チェリーa」、1枚ベル4Aの「チェリーb」、1枚ベル4Bの「チェリーb」、1枚1の「ベル」、中段ベルの「ベル」であり、「チェリーa」、「チェリーb」はいずれも1枚の払出を伴う1枚1A、1枚1B、1枚4A、1枚4Bの構成図柄であるのに対して、「ベル」は、1枚の払出を伴う1枚10に加え、8枚の払出を伴う中段ベルの構成図柄であることから「ベル」を入賞ラインLNに引き込む。
中リールが第1停止とされ、中リールの入賞ラインLNに「ベル」が停止した後、左リールが第2停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引込可能な当選小役の構成図柄は、1枚1の「青7」、1枚1の「スイカ」、中段ベルの「ベル」であり、「青7」、「スイカ」はいずれも1枚の払出を伴う1枚10の構成図柄であるのに対して、「ベル」は、8枚の払出を伴う中段ベルの構成図柄であることから「ベル」を入賞ラインLNに引き込む。
この時点で、入賞ラインLNに引込可能な当選小役は中段ベルのみであり、右リールの「ベル」はどのタイミングでも必ず引込範囲となるため、右リールの停止操作が行われることで、中段ベルが入賞ラインLNに揃って入賞することとなる。
中リールが第1停止とされ、中リールの入賞ラインLNに「ベル」が停止した後、右リールが第2停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引込可能な当選小役の構成図柄は、1枚1の「青7−ベル−赤7」の「赤7」、1枚1の「青7−ベル−リプレイ」の「リプレイ」、1枚1の「スイカ−ベル−赤7」の「赤7」、1枚1の「スイカ−ベル−リプレイ」の「リプレイ」、中段ベルの「ベル」であり、「赤7」が2、「リプレイ」が2、「ベル」が1であり、最も多い図柄は「赤7」または「リプレイ」であり、この場合には、一義的に「リプレイ」を入賞ラインLNに引き込む。
この時点で、入賞ラインLNに引込可能な当選小役は1枚1のみであり、左リールの「青7」または「スイカ」の少なくとも一方の図柄はどのタイミングでも必ず引込範囲となるため、左リールの停止操作が行われることで、1枚1が入賞ラインLNに揃って入賞することとなる。
このように、RT0〜4において中左ベル1が当選している場合には、図17に示すように、中左右の停止順で停止操作を行うことで、中段ベルが入賞することとなり、中左右以外の停止順で停止操作を行うことで、1枚ベル1A、1枚ベル1B、1枚ベル4A、1枚ベル4Bまたは1枚1のいずれかが入賞するか、いずれの役も揃わない。すなわち中左右の停止順で停止操作を行った場合には、8枚のメダルを獲得できるのに対して、中左右以外の停止順で停止操作を行った場合には、1枚のメダルを獲得できる場合もあるが、1枚のメダルも獲得できない場合もある。
また、RT0〜4において中左ベル2〜9が当選している場合にも、同様の制御が行われることで、図17に示すように、中左右の停止順で停止操作を行うことで、中段ベルが入賞することとなり、中左右以外の停止順で停止操作を行うことで、1枚ベルが入賞するか、いずれの役も揃わない。すなわち中左右の停止順で停止操作を行った場合には、8枚のメダルを獲得できるのに対して、中左右以外の停止順で停止操作を行った場合には、1枚のメダルを獲得できる場合もあるが、1枚のメダルも獲得できない場合もある。
RT0〜4において押し順ベルのうち中右ベルが当選しており、左リールまたは右リールが第1停止とされた場合にも、必ず入賞ラインLNに引き込み可能な当選小役の構成図柄のうち最も多い図柄を入賞ラインLNに引き込む制御を行う。この際、最も多い図柄が複数種類ある場合には、そのうち一義的に決められた方の図柄を入賞ラインLNに引き込む。
また、RT0〜4において中右ベルが当選しており、左リールまたは右リールが第1停止とされた場合には、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役が1つに制限されるようになっており、第2停止以降は、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役の構成図柄を引き込み可能であれば引き込む制御を行う。
例えば、RT0〜4において中右ベル1が当選しており、左リールが第1停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引込可能な当選小役の構成図柄は、1枚ベル1Aの「リプレイ」、1枚ベル1Bの「リプレイ」、1枚ベル5の「リプレイ」、1枚1の「青7−ベル−赤7」の「青7」、1枚1の「青7−ベル−リプレイ」の「青7」、1枚1の「スイカ−ベル−赤7」の「スイカ」、1枚1の「スイカ−ベル−リプレイ」の「スイカ」、中段ベルの「ベル」であり、「リプレイ」が3、「青7」が2、「スイカ」が2、「ベル」が1であり、最も多い図柄は「リプレイ」であることから「リプレイ」を入賞ラインLNに引き込む。
この時点で、入賞ラインLNに引込可能な当選小役は、1枚ベル1A、1枚ベル1B、1枚ベル5のみであり、「チェリーa」の引込範囲となるタイミングで中リールの停止操作が行われ、かつ「白7」、「チェリーa」の引込範囲となるタイミングで右リールの停止操作が行われることで、1枚ベル1A、1枚ベル1Bのいずれかが入賞ラインLNに揃って入賞することとなり、「チェリーb」の引込範囲となるタイミングで中リールの停止操作が行われ、かつ「BAR」の引込範囲となるタイミングで右リールの停止操作が行われることで、1枚ベル5が入賞ラインLNに揃って入賞することとなるが、「チェリーa」の引込範囲外となるタイミングで中リールの停止操作が行われるか、右リールの「白7」または「チェリーa」の引込範囲外となるタイミングで右リールの停止操作が行われること、「チェリーb」の引込範囲外となるタイミングで中リールの停止操作が行われるか、右リールの「BAR」の引込範囲外となるタイミングで右リールの停止操作が行われることで、いずれの役も入賞ラインLNに揃わずハズレとなる。
また、RT0〜4において中右ベル1が当選しており、右リールが第1停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引込可能な当選小役の構成図柄は、1枚1の「青7−ベル−赤7」の「赤7」、1枚1の「青7−ベル−リプレイ」の「リプレイ」、1枚1の「スイカ−ベル−赤7」の「赤7」、1枚1の「スイカ−ベル−リプレイ」の「リプレイ」、中段ベルの「ベル」であり、「赤7」が2、「リプレイ」が2、「ベル」が1であり、最も多い図柄は「赤7」または「リプレイ」であり、この場合には、一義的に「リプレイ」を入賞ラインLNに引き込む。
この時点で、入賞ラインLNに引込可能な当選小役は1枚1のみであり、左リールの「青7」または「スイカ」の少なくとも一方の図柄はどのタイミングでも必ず引込範囲となり、中リールの「ベル」もどのタイミングでも必ず引込範囲となるため、左リール及び中リールの停止操作が行われることで、1枚1が入賞ラインLNに揃って入賞することとなる。
RT0〜4において中右ベルが当選しており、中リールが第1停止とされた場合には、必ず入賞ラインに引込可能な当選小役の構成図柄のうち払出枚数の最も多い小役の構成図柄を入賞ラインLNに引き込む制御を行う。この際、払出枚数の最も多い小役の構成図柄が複数種類ある場合には、そのうち一義的に決められた方の図柄を入賞ラインLNに引き込む。
RT0〜4において中右ベルが当選しており、中リールが第1停止とされ、右リールが第2停止とされた場合には、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役であり、かつ必ず入賞ラインに引込可能な当選小役の構成図柄のうち払出枚数の最も多い小役の構成図柄を入賞ラインLNに引き込む制御を行う。この際、払出枚数の最も多い小役の構成図柄が複数種類ある場合には、そのうち一義的に決められた方の図柄を入賞ラインLNに引き込む。
また、RT0〜4において中右ベルが当選しており、中リールが第1停止とされ、左リールが第2停止とされた場合には、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役であり、かつ必ず入賞ラインに引込可能な当選小役の構成図柄のうち最も多い図柄を入賞ラインLNに引き込む制御を行う。この際、最も多い図柄が複数種類ある場合には、そのうち一義的に決められた方の図柄を入賞ラインLNに引き込む。
また、RT0〜4において中右ベルが当選しており、中リールが第1停止とされ、左リールまたは右リールが第2停止とされた場合には、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役が1つに制限されるようになっており、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役の構成図柄を引き込み可能であれば引き込む制御を行う。
例えば、RT0〜4において中右ベル1が当選しており、中リールが第1停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引込可能な当選小役の構成図柄は、1枚ベル1Aの「チェリーa」、1枚ベル1Bの「チェリーa」、1枚ベル5の「チェリーb」、1枚1の「ベル」、中段ベルの「ベル」であり、「チェリーa」、「チェリーb」はいずれも1枚の払出を伴う1枚1A、1枚1B、1枚5の構成図柄であるのに対して、「ベル」は、1枚の払出を伴う1枚10に加え、8枚の払出を伴う中段ベルの構成図柄であることから「ベル」を入賞ラインLNに引き込む。
中リールが第1停止とされ、中リールの入賞ラインLNに「ベル」が停止した後、右リールが第2停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引込可能な当選小役の構成図柄は、1枚1の「赤7」、1枚1の「リプレイ」、中段ベルの「ベル」であり、「赤7」、「リプレイ」はいずれも1枚の払出を伴う1枚10の構成図柄であるのに対して、「ベル」は、8枚の払出を伴う中段ベルの構成図柄であることから「ベル」を入賞ラインLNに引き込む。
この時点で、入賞ラインLNに引込可能な当選小役は中段ベルのみであり、左リールの「ベル」はどのタイミングでも必ず引込範囲となるため、左リールの停止操作が行われることで、中段ベルが入賞ラインLNに揃って入賞することとなる。
中リールが第1停止とされ、中リールの入賞ラインLNに「ベル」が停止した後、左リールが第2停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引込可能な当選小役の構成図柄は、1枚1の「青7−ベル−赤7」の「青7」、1枚1の「青7−ベル−リプレイ」の「青7」、1枚1の「スイカ−ベル−赤7」の「スイカ」、1枚1の「スイカ−ベル−リプレイ」の「スイカ」、中段ベルの「ベル」であり、「青7」が2、「スイカ」が2、「ベル」が1であり、最も多い図柄は「青7」または「スイカ」であり、この場合には、「青7」または「スイカ」の一方を入賞ラインLNに引き込む。
この時点で、入賞ラインLNに引込可能な当選小役は1枚1のみであり、右リールの「赤7」または「リプレイ」の少なくとも一方の図柄はどのタイミングでも必ず引込範囲となるため、右リールの停止操作が行われることで、1枚1が入賞ラインLNに揃って入賞することとなる。
このように、RT0〜4において中右ベル1が当選している場合には、図17に示すように、中右左の停止順で停止操作を行うことで、中段ベルが入賞することとなり、中右左以外の停止順で停止操作を行うことで、1枚ベル1A、1枚ベル1B、1枚ベル5または1枚1のいずれかが入賞するか、いずれの役も揃わない。すなわち中右左の停止順で停止操作を行った場合には、8枚のメダルを獲得できるのに対して、中右左以外の停止順で停止操作を行った場合には、1枚のメダルを獲得できる場合もあるが、1枚のメダルも獲得できない場合もある。
また、RT0〜4において中右ベル2〜9が当選している場合にも、同様の制御が行われることで、図17に示すように、中右左の停止順で停止操作を行うことで、中段ベルが入賞することとなり、中右左以外の停止順で停止操作を行うことで、1枚ベルが入賞するか、いずれの役も揃わない。すなわち中右左の停止順で停止操作を行った場合には、8枚のメダルを獲得できるのに対して、中右左以外の停止順で停止操作を行った場合には、1枚のメダルを獲得できる場合もあるが、1枚のメダルも獲得できない場合もある。
RT0〜4において押し順ベルのうち右左ベルが当選しており、左リールまたは中リールが第1停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引き込み可能な当選小役の構成図柄のうち最も多い図柄を入賞ラインLNに引き込む制御を行う。この際、最も多い図柄が複数種類ある場合には、そのうち一義的に決められた方の図柄を入賞ラインLNに引き込む。
また、RT0〜4において右左ベルが当選しており、左リールまたは中リールが第1停止とされた場合には、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役が1つに制限されるようになっており、第2停止以降は、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役の構成図柄を引き込み可能であれば引き込む制御を行う。
例えば、RT0〜4において右左ベル1が当選しており、左リールが第1停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引込可能な当選小役の構成図柄は、1枚ベル1Aの「リプレイ」、1枚ベル1Bの「リプレイ」、1枚ベル4Aの「リプレイ」、1枚ベル4Bの「リプレイ」、1枚2の「青7−BAR−ベル」の「青7」、1枚2の「青7−リプレイ−ベル」の「青7」、1枚2の「スイカ−BAR−ベル」の「スイカ」、1枚2の「スイカ−リプレイ−ベル」の「スイカ」、中段ベルの「ベル」であり、「リプレイ」が4、「青7」が2、「スイカ」が2、「ベル」が1であり、最も多い図柄は「リプレイ」であることから「リプレイ」を入賞ラインLNに引き込む。
この時点で、入賞ラインLNに引込可能な当選小役は、1枚ベル1A、1枚ベル1B、1枚ベル4A、1枚ベル4Bのみであり、「チェリーa」または「チェリーb」の引込範囲となるタイミングで中リールの停止操作が行われ、かつ「白7」または「チェリーa」の引込範囲となるタイミングで右リールの停止操作が行われることで、1枚ベル1A、1枚ベル1B、1枚ベル4A、1枚ベル4Bのいずれかが入賞ラインLNに揃って入賞することとなるが、「チェリーa」または「チェリーb」の引込範囲外となるタイミングで中リールの停止操作が行われるか、「白7」または「チェリーa」の引込範囲外となるタイミングで右リールの停止操作が行われることで、いずれの役も入賞ラインLNに揃わずハズレとなる。
また、RT0〜4において右左ベル1が当選しており、中リールが第1停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引込可能な当選小役の構成図柄は、1枚2の「青7−BAR−ベル」の「BAR」、1枚2の「青7−リプレイ−ベル」の「リプレイ」、1枚2の「スイカ−BAR−ベル」の「BAR」、1枚2の「スイカ−リプレイ−ベル」の「リプレイ」、中段ベルの「ベル」であり、「BAR」が2、「リプレイ」が2、「ベル」が1であり、最も多い図柄は「BAR」または「リプレイ」であり、この場合には、一義的に「リプレイ」を入賞ラインLNに引き込む。
この時点で、入賞ラインLNに引込可能な当選小役は1枚2のみであり、左リールの「青7」または「スイカ」の少なくとも一方の図柄はどのタイミングでも必ず引込範囲となり、右リールの「ベル」もどのタイミングでも必ず引込範囲となるため、左リール及び右リールの停止操作が行われることで、1枚2が入賞ラインLNに揃って入賞することとなる。
RT0〜4において右左ベルが当選しており、右リールが第1停止とされた場合には、必ず入賞ラインに引込可能な当選小役の構成図柄のうち払出枚数の最も多い小役の構成図柄を入賞ラインLNに引き込む制御を行う。この際、払出枚数の最も多い小役の構成図柄が複数種類ある場合には、そのうち一義的に決められた方の図柄を入賞ラインLNに引き込む。
RT0〜4において右左ベルが当選しており、右リールが第1停止とされ、左リールが第2停止とされた場合には、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役であり、かつ必ず入賞ラインに引込可能な当選小役の構成図柄のうち払出枚数の最も多い小役の構成図柄を入賞ラインLNに引き込む制御を行う。この際、払出枚数の最も多い小役の構成図柄が複数種類ある場合には、そのうち一義的に決められた方の図柄を入賞ラインLNに引き込む。
また、RT0〜4において右左ベルが当選しており、右リールが第1停止とされ、中リールが第2停止とされた場合には、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役であり、かつ必ず入賞ラインに引込可能な当選小役の構成図柄のうち最も多い図柄を入賞ラインLNに引き込む制御を行う。この際、最も多い図柄が複数種類ある場合には、そのうち一義的に決められた方の図柄を入賞ラインLNに引き込む。
また、RT0〜4において右左ベルが当選しており、右リールが第1停止とされ、左リールまたは中リールが第2停止とされた場合には、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役が1つに制限されるようになっており、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役の構成図柄を引き込み可能であれば引き込む制御を行う。
例えば、RT0〜4において右左ベル1が当選しており、右リールが第1停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引込可能な当選小役の構成図柄は、1枚ベル1Aの「白7」、1枚ベル1Bの「チェリーa」、1枚ベル4Aの「白7」、1枚ベル4Bの「チェリーa」、1枚2の「ベル」、中段ベルの「ベル」であり、「白7」、「チェリーa」はいずれも1枚の払出を伴う1枚1A、1枚1B、1枚4A、1枚4Bの構成図柄であるのに対して、「ベル」は、1枚の払出を伴う1枚11に加え、8枚の払出を伴う中段ベルの構成図柄であることから「ベル」を入賞ラインLNに引き込む。
右リールが第1停止とされ、右リールの入賞ラインLNに「ベル」が停止した後、左リールが第2停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引込可能な当選小役の構成図柄は、1枚2の「青7」、1枚2の「スイカ」、中段ベルの「ベル」であり、「青7」、「スイカ」はいずれも1枚の払出を伴う1枚11の構成図柄であるのに対して、「ベル」は、8枚の払出を伴う中段ベルの構成図柄であることから「ベル」を入賞ラインLNに引き込む。
この時点で、入賞ラインLNに引込可能な当選小役は中段ベルのみであり、中リールの「ベル」はどのタイミングでも必ず引込範囲となるため、中リールの停止操作が行われることで、中段ベルが入賞ラインLNに揃って入賞することとなる。
右リールが第1停止とされ、右リールの入賞ラインLNに「ベル」が停止した後、中リールが第2停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引込可能な当選小役の構成図柄は、1枚2の「青7−BAR−ベル」の「BAR」、1枚2の「青7−リプレイ−ベル」の「リプレイ」、1枚2の「スイカ−BAR−ベル」の「BAR」、1枚2の「スイカ−リプレイ−ベル」の「リプレイ」、中段ベルの「ベル」であり、「BAR」が2、「リプレイ」が2、「ベル」が1であり、最も多い図柄は「BAR」または「リプレイ」であり、この場合には、一義的に「リプレイ」を入賞ラインLNに引き込む。
この時点で、入賞ラインLNに引込可能な当選小役は1枚2のみであり、左リールの「青7」または「スイカ」の少なくとも一方の図柄はどのタイミングでも必ず引込範囲となるため、左リールの停止操作が行われることで、1枚2が入賞ラインLNに揃って入賞することとなる。
このように、RT0〜4において右左ベル1が当選している場合には、図18に示すように、右左中の停止順で停止操作を行うことで、中段ベルが入賞することとなり、右左中以外の停止順で停止操作を行うことで、1枚ベル1A、1枚ベル1B、1枚ベル4A、1枚ベル4Bまたは1枚2のいずれかが入賞するか、いずれの役も揃わない。すなわち右左中の停止順で停止操作を行った場合には、8枚のメダルを獲得できるのに対して、右左中以外の停止順で停止操作を行った場合には、1枚のメダルを獲得できる場合もあるが、1枚のメダルも獲得できない場合もある。
また、RT0〜4において右左ベル2〜9が当選している場合にも、同様の制御が行われることで、図18に示すように、右左中の停止順で停止操作を行うことで、中段ベルが入賞することとなり、右左中以外の停止順で停止操作を行うことで、1枚ベルが入賞するか、いずれの役も揃わない。すなわち右左中の停止順で停止操作を行った場合には、8枚のメダルを獲得できるのに対して、右左中以外の停止順で停止操作を行った場合には、1枚のメダルを獲得できる場合もあるが、1枚のメダルも獲得できない場合もある。
RT0〜4において押し順ベルのうち右中ベルが当選しており、左リールまたは中リールが第1停止とされた場合にも、必ず入賞ラインLNに引き込み可能な当選小役の構成図柄のうち最も多い図柄を入賞ラインLNに引き込む制御を行う。この際、最も多い図柄が複数種類ある場合には、そのうち一義的に決められた方の図柄を入賞ラインLNに引き込む。
また、RT0〜4において右中ベルが当選しており、左リールまたは中リールが第1停止とされた場合には、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役が1つに制限されるようになっており、第2停止以降は、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役の構成図柄を引き込み可能であれば引き込む制御を行う。
例えば、RT0〜4において右中ベル1が当選しており、左リールが第1停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引込可能な当選小役の構成図柄は、1枚ベル1Aの「リプレイ」、1枚ベル1Bの「リプレイ」、1枚ベル2の「リプレイ」、1枚2の「青7−BAR−ベル」の「青7」、1枚2の「青7−リプレイ−ベル」の「青7」、1枚2の「スイカ−BAR−ベル」の「スイカ」、1枚2の「スイカ−リプレイ−ベル」の「スイカ」、中段ベルの「ベル」であり、「リプレイ」が3、「青7」が2、「スイカ」が2、「ベル」が1であり、最も多い図柄は「リプレイ」であることから「リプレイ」を入賞ラインLNに引き込む。
この時点で、入賞ラインLNに引込可能な当選小役は、1枚ベル1A、1枚ベル1B、1枚ベル2のみであり、「チェリーa」の引込範囲となるタイミングで中リールの停止操作が行われ、かつ「白7」、「チェリーa」または「BAR」の引込範囲となるタイミングで右リールの停止操作が行われることで、1枚ベル1A、1枚ベル1B、1枚ベル2のいずれかが入賞ラインLNに揃って入賞することとなるが、「チェリーa」の引込範囲外となるタイミングで中リールの停止操作が行われるか、右リールの「白7」、「チェリーa」または「BAR」の引込範囲外となるタイミングで右リールの停止操作が行われることで、いずれの役も入賞ラインLNに揃わずハズレとなる。
また、RT0〜4において右中ベル1が当選しており、中リールが第1停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引込可能な当選小役の構成図柄は、1枚2の「青7−BAR−ベル」の「BAR」、1枚2の「青7−リプレイ−ベル」の「リプレイ」、1枚2の「スイカ−BAR−ベル」の「BAR」、1枚2の「スイカ−リプレイ−ベル」の「リプレイ」、中段ベルの「ベル」であり、「BAR」が2、「リプレイ」が2、「ベル」が1であり、最も多い図柄は「BAR」または「リプレイ」であり、この場合には、一義的に「リプレイ」を入賞ラインLNに引き込む。
この時点で、入賞ラインLNに引込可能な当選小役は1枚2のみであり、左リールの「青7」または「スイカ」の少なくとも一方の図柄はどのタイミングでも必ず引込範囲となり、右リールの「ベル」もどのタイミングでも必ず引込範囲となるため、左リール及び右リールの停止操作が行われることで、1枚2が入賞ラインLNに揃って入賞することとなる。
RT0〜4において右中ベルが当選しており、右リールが第1停止とされた場合には、必ず入賞ラインに引込可能な当選小役の構成図柄のうち払出枚数の最も多い小役の構成図柄を入賞ラインLNに引き込む制御を行う。この際、払出枚数の最も多い小役の構成図柄が複数種類ある場合には、そのうち一義的に決められた方の図柄を入賞ラインLNに引き込む。
RT0〜4において右中ベルが当選しており、右リールが第1停止とされ、中リールが第2停止とされた場合には、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役であり、かつ必ず入賞ラインに引込可能な当選小役の構成図柄のうち払出枚数の最も多い小役の構成図柄を入賞ラインLNに引き込む制御を行う。この際、払出枚数の最も多い小役の構成図柄が複数種類ある場合には、そのうち一義的に決められた方の図柄を入賞ラインLNに引き込む。
また、RT0〜4において右中ベルが当選しており、右リールが第1停止とされ、左リールが第2停止とされた場合には、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役であり、かつ必ず入賞ラインに引込可能な当選小役の構成図柄のうち最も多い図柄を入賞ラインLNに引き込む制御を行う。この際、最も多い図柄が複数種類ある場合には、そのうち一義的に決められた方の図柄を入賞ラインLNに引き込む。
また、RT0〜4において右中ベルが当選しており、右リールが第1停止とされ、左リールまたは中リールが第2停止とされた場合には、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役が1つに制限されるようになっており、その時点で入賞ラインLNに揃えることが可能な当選小役の構成図柄を引き込み可能であれば引き込む制御を行う。
例えば、RT0〜4において右中ベル1が当選しており、右リールが第1停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引込可能な当選小役の構成図柄は、1枚ベル1Aの「チェリーa」、1枚ベル1Bの「チェリーa」、1枚ベル2の「チェリーa」、1枚2の「ベル」、中段ベルの「ベル」であり、「チェリーa」は1枚の払出を伴う1枚1A、1枚1B、1枚2の構成図柄であるのに対して、「ベル」は、1枚の払出を伴う1枚11に加え、8枚の払出を伴う中段ベルの構成図柄であることから「ベル」を入賞ラインLNに引き込む。
右リールが第1停止とされ、右リールの入賞ラインLNに「ベル」が停止した後、中リールが第2停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引込可能な当選小役の構成図柄は、1枚2の「BAR」、1枚2の「リプレイ」、中段ベルの「ベル」であり、「BAR」、「リプレイ」はいずれも1枚の払出を伴う1枚11の構成図柄であるのに対して、「ベル」は、8枚の払出を伴う中段ベルの構成図柄であることから「ベル」を入賞ラインLNに引き込む。
この時点で、入賞ラインLNに引込可能な当選小役は中段ベルのみであり、左リールの「ベル」はどのタイミングでも必ず引込範囲となるため、左リールの停止操作が行われることで、中段ベルが入賞ラインLNに揃って入賞することとなる。
右リールが第1停止とされ、右リールの入賞ラインLNに「ベル」が停止した後、左リールが第2停止とされた場合には、必ず入賞ラインLNに引込可能な当選小役の構成図柄は、1枚2の「青7−BAR−ベル」の「青7」、1枚2の「青7−リプレイ−ベル」の「青7」、1枚2の「スイカ−BAR−ベル」の「スイカ」、1枚2の「スイカ−リプレイ−ベル」の「スイカ」、中段ベルの「ベル」であり、「青7」が2、「スイカ」が2、「ベル」が1であり、最も多い図柄は「青7」または「スイカ」であり、この場合には、「青7」または「スイカ」の一方を入賞ラインLNに引き込む。
この時点で、入賞ラインLNに引込可能な当選小役は1枚2のみであり、中リールの「BAR」または「リプレイ」の少なくとも一方の図柄はどのタイミングでも必ず引込範囲となるため、中リールの停止操作が行われることで、1枚2が入賞ラインLNに揃って入賞することとなる。
このように、RT0〜4において右中ベル1が当選している場合には、図18に示すように、右中左の停止順で停止操作を行うことで、中段ベルが入賞することとなり、右中左以外の停止順で停止操作を行うことで、1枚ベル1A、1枚ベル1B、1枚ベル2または1枚2のいずれかが入賞するか、いずれの役も揃わない。すなわち右中左の停止順で停止操作を行った場合には、8枚のメダルを獲得できるのに対して、右中左以外の停止順で停止操作を行った場合には、1枚のメダルを獲得できる場合もあるが、1枚のメダルも獲得できない場合もある。
また、RT0〜4において右中ベル2〜9が当選している場合にも、同様の制御が行われることで、図18に示すように、右中左の停止順で停止操作を行うことで、中段ベルが入賞することとなり、右中左以外の停止順で停止操作を行うことで、1枚ベルが入賞するか、いずれの役も揃わない。すなわち右中左の停止順で停止操作を行った場合には、8枚のメダルを獲得できるのに対して、右中左以外の停止順で停止操作を行った場合には、1枚のメダルを獲得できる場合もあるが、1枚のメダルも獲得できない場合もある。
このように本実施例では、RT0〜4において中左ベル、中右ベル、右左ベル、右中ベル、すなわち押し順ベルのいずれかが当選した場合には、当選役の種類に応じた操作態様で停止操作を行うことで、中段ベルが必ず入賞し、8枚のメダルを獲得できる一方で、当選役の種類に応じた操作態様以外の操作態様で停止操作を行うことで、1枚ベルが入賞し、1枚のメダルを獲得できるか、1枚もメダルを獲得できない。
このため、RT0〜4における押し順ベルの当選時には、当選役の種類に応じた操作態様で操作されたか否かによって払い出されるメダル数の期待値を変えることができる。すなわち押し順ベルのいずれかが当選しても、その種類が分からなければ意図的に特定の操作態様を選択することはできず、停止順が一致すれば、8枚のメダルを確実に獲得できるものの、停止順が一致しなければメダルが獲得できても1枚のみであり、メダルを1枚も獲得できないこともある。
また、RT0〜4における押し順ベルの当選時において、後述する推奨停止順(左リールを第1停止とする停止順)で停止操作がされた場合に、当選したいずれかの小役が入賞する場合には必ず1枚ベルが入賞し、中段ベル、1枚1、1枚2が入賞することはない。
また、RT0、2、3において押し順ベルが当選して推奨手順で停止操作がされた場合に、当選したいずれかの小役が入賞する場合には必ず1枚ベルが入賞することでRT1に移行することとなる。
本実施例では、図19に示すように、RB(BB中のRBを含む)において押し順ベルのうち中左ベル1、中右ベル1が当選している場合には、リールの停止順に関わらず1枚1の組み合わせを入賞ラインLNに引き込む制御を行う。
また、RB(BB中のRBを含む)において押し順ベルのうち中左ベル2〜9、中右ベル2〜9が当選している場合には、リールの停止順に関わらず中段ベルの組み合わせを入賞ラインLNに引き込む制御を行う。
また、RB(BB中のRBを含む)において押し順ベルのうち右左ベル1、右中ベル1が当選している場合には、リールの停止順に関わらず1枚1の組み合わせを入賞ラインLNに引き込む制御を行う。
また、RB(BB中のRBを含む)において押し順ベルのうち右左ベル2〜9、右中ベル2〜9が当選している場合には、リールの停止順に関わらず中段ベルの組み合わせを入賞ラインLNに引き込む制御を行う。
このようにRB(BB中のRBを含む)において押し順ベルが当選した場合には、そのうち中左ベル1、中右ベル1が当選していれば1枚1が入賞し、右左ベル1、右中ベル1が当選していれば1枚2が入賞し、それ以外であれば中段ベルが入賞するようになっている。
本実施例では、複数種類の再遊技役が同時に当選している場合には、図20に示すように、同時当選した再遊技役の種類及び停止操作順に応じて定められた再遊技役を入賞ライン上に最大4コマの引込範囲で揃えて停止させる制御が行われる。図20は、複数のリプレイが同時当選したときのリール制御を説明するための図である。
リプレイGR1(中段リプレイ+昇格リプレイ)が当選し、中左右の順番で停止操作がなされた場合には、当選した再遊技役のうち昇格リプレイの組み合わせを入賞ラインLNに揃えて停止させる制御を行い、中左右以外の順番で停止操作がなされた場合には、中段リプレイの組み合わせを入賞ラインLNに揃えて停止させる制御を行う。
リプレイGR2(中段リプレイ+右上がりリプレイ+昇格リプレイ)が当選し、中右左の順番で停止操作がなされた場合には、当選した再遊技役のうち昇格リプレイの組み合わせを入賞ラインLNに揃えて停止させる制御を行い、中右左以外の順番で停止操作がなされた場合には、中段リプレイの組み合わせを入賞ラインLNに揃えて停止させる制御を行う。
リプレイGR3(中段リプレイ+昇格リプレイ+赤7リプレイ)が当選し、右左中の順番で停止操作がなされた場合には、当選した再遊技役のうち昇格リプレイの組み合わせを入賞ラインLNに揃えて停止させる制御を行い、右左中以外の順番で停止操作がなされた場合には、中段リプレイの組み合わせを入賞ラインLNに揃えて停止させる制御を行う。
リプレイGR4(中段リプレイ+右上がりリプレイ+昇格リプレイ+赤7リプレイ)が当選し、右中左の順番で停止操作がなされた場合には、当選した再遊技役のうち昇格リプレイの組み合わせを入賞ラインLNに揃えて停止させる制御を行い、右中左以外の順番で停止操作がなされた場合には、中段リプレイの組み合わせを入賞ラインLNに揃えて停止させる制御を行う。
図3に示すように、昇格リプレイ及び中段リプレイを構成する図柄は、左リール2L、中リール2C、右リール2Rの全てにおいて5コマ以内に配置されているため、停止操作順に応じて、ストップスイッチ8L〜8Rの停止操作タイミングに関わらず、昇格リプレイまたは中段リプレイが必ず入賞するようにリール制御が行われる。
このように、リプレイGR1〜4とで、昇格リプレイに入賞させるための操作態様として異なる操作態様が設定されている。
このため、リプレイGR1〜4が内部抽選の対象となるRT1において、リプレイGR1〜4のいずれかが当選していれば1/4の確率で昇格リプレイが入賞することとなり、RT0に移行することとなる。
リプレイGR5が当選し、右リールを第1停止とする停止順で停止操作がなされた場合には、当選した再遊技役のうち赤7リプレイまたは中段リプレイを入賞ラインLNに揃えて停止させる制御を行う。この際、右リールにおいて「赤7」を中段、すなわち入賞ラインLNに引込可能なタイミングで停止操作が行われた場合には、赤7リプレイを入賞ラインLNに揃えて停止させる制御を行う。さらに全てのリールにおいて「赤7」を中段、すなわち入賞ラインLNに引込可能なタイミングで停止操作が行われた場合には、赤7リプレイの組み合わせのうち「赤7−赤7−赤7」の組み合わせが中段、すなわち入賞ラインLNに揃えて停止させる制御を行う。尚、右リール以外のリールを第1停止とする停止順で停止操作がされた場合、右リールを第1停止とする停止順で停止操作がされた場合でも、右リールにおいて「赤7」を中段、すなわち入賞ラインLNに引込可能なタイミング以外のタイミングで停止操作が行われた場合には、中段リプレイを入賞ラインLNに揃えて停止させる制御を行う。
このため、リプレイGR5が内部抽選の対象となるRT0において、リプレイGR5が当選していれば、右リールを第1停止とし、かつ右リールにおいて「赤7」を中段、すなわち入賞ラインLNに引込可能なタイミングで停止操作を行うことにより赤7リプレイが入賞してRT2に移行することとなる。
本実施例では、図9及び図10に示すように、RT0〜4、ボーナス(RB、BB中のRB)のいずれかに制御される。
RT0は、RT1において昇格リプレイが入賞したとき(リプレイGR1〜4のいずれかが当選し、昇格リプレイが入賞する停止順で停止操作がなされたとき)に移行する。そして、RT0は、RT0に移行してからのゲーム数に関わらず、1枚ベルの入賞によりRT1に移行するか、赤7リプレイの入賞によりRT2に移行するか、特別役が当選してRT4に移行することで終了する。
RT0における特別役の当選確率は通常(約1/346.8)、再遊技役の当選確率は高確率(約1/2.8)、小役の当選確率は通常(約1/2.9)であり、1ゲームあたりのメダルの払出率は1未満となる。また、RT0では、再遊技役のうちリプレイGR5のみが内部抽選の対象となる。
RT1は、RT0、RT2、RT3において1枚ベルが入賞したときに移行する。そして、RT1は、昇格リプレイが入賞することでRT0に移行するか、特別役が当選してRT4に移行することで終了する。
RT1における特別役の当選確率はRT0と同じく通常(約1/346.8)、再遊技役の当選確率はRT0よりも低く通常(約1/7.3)、小役の当選確率はRT0と同じく通常(約1/2.9)であり、1ゲームあたりのメダルの払出率は1未満となる。また、RT1では、再遊技役のうち通常リプレイ、リプレイGR1〜4のみが内部抽選の対象となる。
RT2は、RT0において赤7リプレイが入賞したときに移行する。そして、RT2は、1枚ベルが入賞してRT1に移行するか、特別役が当選してRT4に移行することで終了する。
RT2における特別役の当選確率はRT0と同じく通常(約1/346.8)、再遊技役の当選確率はRT0よりもさらに高く高確率(約1/1.5)、小役の当選確率はRT0と同じく通常(約1/2.9)であり、1ゲームあたりのメダルの払出率は1以上となる。また、RT2では、再遊技役のうち通常リプレイのみが内部抽選の対象となる。
RT3は、ボーナス(BB、RB)の終了時に移行する。そして、RT3は、RT3に移行してからのゲーム数に関わらず、1枚ベルが入賞してRT1に移行するか、特別役が当選してRT4に移行することで終了する。
RT3における特別役の当選確率は通常(約1/346.8)、再遊技役の当選確率はRT0よりも低く通常(約1/7.3)、小役の当選確率はRT0と同じく通常(約1/2.9)であり、1ゲームあたりのメダルの払出率は1未満となる。また、RT3では、再遊技役のうち通常リプレイのみが内部抽選の対象となる。
RT4は、RT0〜3において特別役(BB、RB)が当選したときに移行する。そして、RT4は、RT4に移行してからのゲーム数に関わらず、RT4に移行する契機となった特別役が入賞してボーナス(BBまたはRB)に移行することで終了する。
RT4においては、特別役が内部抽選の対象外となり、再遊技役の当選確率はRT2よりは低いが、RT0、RT1、RT3よりも高く高確率(約1/2.3)、小役の当選確率は通常(約1/2.9)であり、1ゲームあたりのメダルの払出率は1未満となる。また、RT4では、再遊技役のうち通常リプレイのみが内部抽選の対象となる。
RBは、RT4においてRB1またはRB2が入賞したときに移行する。そして、RBは、12ゲーム消化するか、6回入賞することで終了する。
RBにおいては、特別役及び再遊技役が内部抽選の対象外となり、小役の当選確率は、RT0〜5よりも高く高確率(約1/1.0)であり、1ゲームあたりのメダルの払出率は1以上となる。
BBは、RT4においてBBが入賞したときに移行する。そして、BBは、BBに移行してからのゲーム数に関わらず、BBに払い出されたメダルの総数が規定数を超えることで終了する。
BBにおいては、常時上述のRBに制御されることから、特別役及び再遊技役が内部抽選の対象外となり、小役の当選確率は、RT0〜5よりも高く高確率(約1/1.0)であり、1ゲームあたりのメダルの払出率は1以上となる。
RT0〜4、RB、BB(RB)のうち、RB及びBBが1ゲームあたりのメダルの払出率がもっとも高く、最も有利な遊技状態である。
また、RT0〜4のうちRT0、2、4は、再遊技役の当選確率が高確率となり、1ゲームあたりのメダルの払出率がRT1、3に比較して高い点、特にRT0は、RT2へ移行可能となる点において、RT1、3よりも遊技者にとって有利な状態といえる。
また、RT0、2、4のうちRT2は、1ゲームあたりのメダルの払出率がRT2、4に比較して高い点において、RT2、4よりも遊技者にとって有利な状態といえる。
また、本実施例におけるスロットマシンは、遊技状態がRT0〜2であるときに、サブ制御部91により、内部抽選結果を報知するナビ演出を実行可能な報知期間となるアシストタイム(以下、ATという)に演出状態を制御可能となっている。
ここで本実施例の遊技状態の移行状況について説明すると、図10に示すように、RBまたはBBが終了すると、RT3に移行する。
RT3では、1枚ベルが入賞することで、RT1に移行し、特別役が当選することでRT4に移行する。
RT3において左中ベル1〜9、中右ベル1〜9、右中ベル1〜9、中左ベル1〜9のいずれかが当選し、かつ推奨停止順(左リールを第1停止とする停止順)にて停止操作を行った場合に、1枚ベルが入賞し得るため、RBまたはBBの終了後に移行したRT3において左中ベル1〜9、中右ベル1〜9、右中ベル1〜9、中左ベル1〜9のいずれかが当選し、かつ推奨停止順(左リールを第1停止とする停止順)にて停止操作を行い、1枚ベルが入賞した場合にRT1に移行することとなる。
RT1では、昇格リプレイが入賞することでRT0に移行し、特別役が当選することでRT4に移行する。
RT1においてリプレイGR1〜4が当選し、停止順が正解することで昇格リプレイが入賞することとなるため、RT1では、リプレイGR1〜4が当選し、停止順に正解することでRT0へ移行することとなる。
RT0では、1枚ベルが入賞することでRT1に移行し、赤7リプレイが入賞することでRT2へ移行し、特別役が当選することで、RT4に移行する。
RT0においてリプレイGR5が当選し、右リールを第1停止とし、かつ右リールにおいて「赤7」を中段、すなわち入賞ラインLNに引込可能なタイミングで停止操作を行うことにより赤7リプレイが入賞し、右リール以外のリールを第1停止とする停止順で停止操作がされた場合、右リールを第1停止とする停止順で停止操作がされた場合でも、右リールにおいて「赤7」を中段、すなわち入賞ラインLNに引込可能なタイミング以外のタイミングで停止操作が行われた場合には中段リプレイが入賞する。
また、RT0において左中ベル1〜9、中右ベル1〜9、右中ベル1〜9、中左ベル1〜9のいずれかが当選し、かつ推奨停止順(左リールを第1停止とする停止順)にて停止操作を行った場合に1枚ベルが入賞し得る。
このため、RT0では、リプレイGR5が当選し、右リールを第1停止とし、赤7リプレイが入賞することでRT2へ移行し、左中ベル1〜9、中右ベル1〜9、右中ベル1〜9、中左ベル1〜9のいずれかが当選し、推奨停止順(左リールを第1停止とする停止順)にて停止操作を行って1枚ベルが入賞した場合にRT1へ移行することとなる。
RT2では、1枚ベルが入賞することでRT1に移行し、特別役が当選することでRT4に移行する。
RT2において左中ベル1〜9、中右ベル1〜9、右中ベル1〜9、中左ベル1〜9のいずれかが当選し、かつ推奨停止順(左リールを第1停止とする停止順)にて停止操作を行った場合に1枚ベルが入賞し得る。このため、RT2では、左中ベル1〜9、中右ベル1〜9、右中ベル1〜9、中左ベル1〜9のいずれかが当選し、推奨停止順(左リールを第1停止とする停止順)にて停止操作を行って1枚ベルが入賞した場合にRT1へ移行することとなる。
RT4は、当該内部中へ移行する契機となった特別役が入賞することでRBまたはBBに移行する。
サブ制御部91は、後述のATに制御されている場合には、遊技状態に応じたナビ対象役に当選することにより、ナビ演出を実行する。遊技状態に応じたナビ対象役とは、RT1であるときにはリプレイGR1〜4であり、RT0であるときにはリプレイGR5である。また、RT0〜2のいずれにおいても、押し順ベルが共通のナビ対象役である。また、本実施例においてサブ制御部91は、ATにもARTにも制御していない通常状態(RT1かつ非ATの状態)であっても、一定の条件を満たすことでナビ演出を実行する。
本実施例のナビ演出は、液晶表示器51からのナビ画像の表示と、スピーカ53、54からのナビ音声の出力とによって行われる。ナビ画像として、例えば、リプレイGR1や中左ベルに当選したときには、「213」(中リールが第1停止、左リールが第2停止、右リールが第3停止であることを示す)といったストップスイッチ8L、8C、8Rの押下順序を示す押下順序画像と、スロットマシン1のモチーフに合わせたキャラクター画像とを表示する。また、ナビ音声として、例えば、「中左右!」(中リールが第1停止、左リールが第2停止、右リールが第3停止であることを示す)といったストップスイッチの押下順序を示す音声を出力する。尚、ナビ音声は、遊技者が最初あるいは次に押下すべきストップスイッチのみが出力される。したがって、全リールの回転中であれば、例えば最初に「中!」と出力され、左リールを停止させると次に「左!」と出力され、中リール及び左リールを停止させると次に「右!」といった音声が出力される。他のリプレイGR2〜3や押し順ベルに関しても、リプレイGRに応じたナビ画像が液晶表示器51から表示されるとともにナビ音声がスピーカ53、54から出力される。
リプレイGR1〜4に当選したときのナビ演出としては、当選状況に応じて昇格リプレイを入賞させるための押し順(図20参照)が報知される。
また、押し順ベルのいずれかに当選したときのナビ演出としては、中段ベルを確実に入賞させるための押し順(図17、図18参照)が報知される。
また、リプレイGR5に当選したときには、「321」(右リールが第1停止、中リールが第2停止、左リールが第3停止であることを示す)といったストップスイッチ8L、8C、8Rの押下順序を示す押下順序画像と、「赤7−赤7−赤7」の組み合わせを示す画像と、を表示し、「右から赤7を狙え!」という音声が出力されることで、右リールを第1停止とし、かつ「赤7」を狙ったタイミングでの各リールの操作を促すナビ演出を実行する。以下では当該ナビ演出を、特に赤7ナビと呼ぶ。
以上のように、本実施例におけるナビ演出は、遊技者にとって有利となる操作態様を想起させるメッセージが、ナビ対象役の種類に関わらず同じ態様で報知される。このため、遊技者は、当選したナビ対象役の種類を意識せずに遊技者にとって有利となる操作態様で操作することができる。
そして、ナビ演出が実行されることにより、意図的に当選した昇格リプレイ、赤7リプレイ、中段ベルを入賞させること、1枚ベルの入賞を回避させることができる。
尚、ナビ演出の態様は、このような態様に限らず、遊技者が当選状況に応じて区別可能な態様であればどのようなものであっても良い。また、ナビ演出は、液晶表示器51に表示するものに限らず、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールLED55等を用いて実行するものであっても良い。
本実施例においてサブ制御部91は、抽選対象役(本実施例では、強チェリー、弱チェリー、スイカ、共通ベル)が当選した場合にART(RT2でATに制御される状態)に制御する権利であるナビストックを付与するか否かを決定するナビストック抽選を行う。ナビストック抽選では、0を含むナビストック数を決定することにより、ナビストック数を付与するか否か及び付与する場合にはその個数が決定される。
尚、ナビストック数が残っているときに、ナビストック数を新たに獲得したときには、残っているナビストック数に今回獲得したナビストック数を上乗せ加算させる。
ナビストックとは、RT1であればRT2へ移行させるための権利であり、かつRT2移行後、所定ゲーム数(本実施例では初期ゲーム数である50ゲームと後述する上乗せ抽選にて当選したゲーム数とを合算したゲーム数)にわたりARTに制御される権利の数を示す。RT2へ移行後、ナビストック数を1消費(減算)することにより、所定ゲーム数の間、ARTに制御され、その間ナビ演出が実行される。このため、決定されたナビストック数が多い程、遊技者にとって有利度合いが高いといえる。
サブ制御部91は、ナビストック抽選において1以上のナビストックが決定されたときに、ナビストック数をRAM91cの所定領域に格納する。サブ制御部91は、RAM91cのナビストックの有無に基づき、ARTに制御するか否かを特定する。そして、1以上のナビストックが残っている場合には、ART確定報知を経てARTの当選が報知された後に、まずATに制御する。ATの制御を開始した後、RT2へ移行するまでの状態を準備状態とも呼ぶ。
サブ制御部91は、準備状態において、対象役の当選時にナビ演出が実行される。この際、RT1においては、リプレイGR1〜4の当選時にナビ演出の対象となり、リプレイGR1〜4の当選時に昇格リプレイを入賞させる停止順がナビ演出により報知されるので、報知された停止順に従って停止操作を行うことによりRT1からRT0に移行させることが可能となる。また、準備状態に移行後は、RT0〜2のどの遊技状態であっても押し順ベルの当選時には中段ベルを入賞させる押し順が報知されるので、報知された押し順に従って停止操作を行うことにより、確実に8枚のメダルを獲得することも可能となる。
RT1において昇格リプレイが入賞し、RT0に移行した後は、リプレイGR5の当選時に赤7ナビの対象となり、リプレイGR5の当選時に赤7リプレイを入賞させる操作態様が赤7ナビにより報知されるので、報知された操作態様に従って停止操作を行うことによりRT0からRT2に移行させることが可能となる。また、前述のように押し順ベルの当選時には中段ベルを入賞させる停止順が報知されるので、報知された停止順に従って停止操作を行うことにより、確実に8枚のメダルを獲得することが可能となるとともに、1枚ベルの入賞を回避し、RT1へ移行してしまうことを回避できる。
RT0において赤7リプレイが入賞し、RT2に移行することで、準備状態が終了し、ARTの制御が開始することとなり、赤7リプレイの入賞した次ゲームのスタート操作を契機にARTの開始を示すART開始演出を実行し、RAM91cにARTの残りゲーム数の初期値(本実施例では50ゲーム)を設定してARTの残りゲーム数の計数を開始する。この際、ART中に特別役の当選により中断し、ボーナス終了に伴う再開の場合を除いてナビストックを1消費(減算)する。
ART開始後は、押し順ベルの当選時に中段ベルを入賞させる停止順が報知されるので、報知された停止順に従って停止操作を行うことにより、確実に8枚のメダルを獲得することも可能となるとともに、1枚ベルの入賞を回避し、RT1へ移行してしまうことを回避できる。
また、ART中においては、抽選対象役の当選(本実施例では、強チェリー、弱チェリー、スイカ、共通ベル、BB、RB)が当選した場合にARTのゲーム数を上乗せするか否かを決定する上乗せ抽選を行う。上乗せ抽選では、0を含む複数のゲーム数からいずれかのゲーム数を決定することにより、ARTのゲーム数を上乗せするか否か及び上乗せする場合にはそのゲーム数が決定される。上乗せ抽選でARTのゲーム数の上乗せを決定した場合には、決定したゲーム数をRAM91cの残りゲーム数に加算する。
また、ARTの開始後、1ゲーム消化する毎に残りゲーム数が1減算されるとともに、残りゲーム数が0となる前に特別役が当選した場合には、特別役の当選が確定した旨を示すボーナス確定報知を行う。特別役の当選と同時にRT2は終了し、ARTが中断し、これに伴いARTのゲーム数の計数も中断することとなる。その後、当選した特別役の入賞を経て対応するボーナスに制御され、当該ボーナス終了後に移行するRT3において1枚ベルが入賞してRT1に移行した時点でART確定報知を行い、ATの制御を再開し、これに伴い準備状態を経てRT2に再度移行することでART開始演出を行ってARTを再開し、ARTの残りゲーム数の計数も再開する。この場合は、前述のようにナビストックは消費(減算)されないようになっている。
また、ARTの開始後、残りゲーム数が0となった場合には、残っているナビストック数が0でなければ、ARTを潜伏させるか否かを決定する潜伏抽選を行い、潜伏させない旨が決定された場合には、当該ゲームの終了時にARTの終了を示すART終了演出を実行した後、次ゲームの賭数設定操作を契機にART開始演出を行ってARTを再開し、ナビストックを1消費(減算)してRAM91cにARTの残りゲーム数の初期値(本実施例では50ゲーム)を設定し、ARTの残りゲーム数の計数を開始する。
また、潜伏抽選において潜伏させる旨が決定された場合には、最大32ゲームの潜伏ゲーム数を決定し、当該ゲームの終了時にARTの終了を示すART終了演出を実行した後、ATの制御を終了させる。
この状態では、ナビ演出が実行されないので、押し順ベルの当選時に1枚ベルの入賞を回避することは不可能であり、1枚ベルが入賞することでRT1に移行することとなるが、1枚ベルが入賞するまではRT2が維持されることとなり、潜伏ゲーム数が経過するまでに1枚ベルが入賞しなければ、次ゲームの賭数設定操作を契機にART開始演出を行ってARTを再開し、ナビストックを1消費(減算)してRAM91cにARTの残りゲーム数の初期値(本実施例では50ゲーム)を設定し、ARTの残りゲーム数の計数を開始する。
また、潜伏抽選において潜伏させる旨が決定され、ATの制御が終了した後、潜伏ゲーム数が経過する前に1枚ベルが入賞してRT1に移行した場合には、潜伏ゲーム数の経過後、ATの制御を再開し、これに伴い準備状態を経てRT2に再度移行することでART開始演出を行ってARTを再開し、ナビストックを1消費(減算)してRAM91cにARTの残りゲーム数の初期値(本実施例では50ゲーム)を設定し、ARTの残りゲーム数の計数を開始する。
また、ARTの開始後、残りゲーム数が0となり、残っているナビストック数が0であればART終了演出を実行し、ATの制御を終了する。これに伴いナビ演出が実行されなくなるので、押し順ベルの当選時に1枚ベルの入賞を回避することが不可能となり、1枚ベルが入賞することでRT1に移行することで一連のAT及びARTの制御が終了することとなる。
また、ART確定報知後、準備状態、すなわちART開始演出が行われる前の段階で、RT1においてリプレイGR1〜4の当選時にナビ演出が実行されたにも関わらず、ナビ演出により報知された押し順以外の押し順で停止操作を行った結果、昇格リプレイが入賞しなかった場合、RT0においてリプレイGR5の当選時に赤7ナビが実行されたにも関わらず、ナビ演出により報知された操作態様以外の操作態様で停止操作を行った結果、赤7リプレイが入賞しなかった場合、RT0において押し順ベルの当選時にナビ演出が実行されたにも関わらず、ナビ演出により報知された停止順以外の停止順で停止操作を行った結果、1枚ベルが入賞してRT1に移行した場合には、RT2に移行するまでの間、リプレイGR1〜4、リプレイGR5、押し順ベルの当選時にナビ演出が実行されるようになっており、RT1においてリプレイGR1〜4が当選した場合に、ナビ演出に従って停止操作を行うことにより、RT0へ移行させることが可能となり、さらにRT0においてリプレイGR5が当選した場合に、赤7ナビに従って停止操作を行うことにより、RT2へ移行させることが可能となる。
尚、RT2に移行後のART中であって、押し順ベルの当選時にナビ演出が実行されたにも関わらず、ナビ演出により報知された停止順以外の停止順で停止操作を行った結果、1枚ベルが入賞してRT1に移行した場合にも、上記と同様に、RT2に移行するまでの間、リプレイGR1〜4 リプレイGR5、押し順ベルの当選時にナビ演出が実行されるようになっており、RT1においてリプレイGR1〜4が当選した場合に、ナビ演出に従って停止操作を行うことにより、RT0へ移行させることが可能となり、さらにRT0においてリプレイGR5が当選した場合に、赤7ナビに従って停止操作を行うことにより、RT2へ移行させることが可能となる。
本実施例においてメイン制御部41は、図14に示すように、RT1において中リールまたは右リールを第1停止とする停止順にてRT0へ移行することとなる昇格リプレイが入賞することとなるリプレイGR1〜4のみが抽選対象となる。また、図12及び図13に示すように、中リールまたは右リールを第1停止とする停止順にて中段ベルを確実に入賞させることが可能となる中左ベル、中右ベル、右左ベル、右中ベルのみが抽選対象となる。
一方サブ制御部91は、ATにもARTにも制御していない通常状態で、かつ通常状態におけるナビ演出も実行されていない状況において、中リールまたは右リールを第1停止とする停止順(以下、変則押しとも呼ぶ)にて停止操作が行われた場合に、一定期間(本実施例では10ゲーム)にわたりペナルティ期間に制御する。尚、サブ制御部91は、ATやARTに制御していない通常状態でもナビ演出を実行することがあり、中リールまたは右リールを第1停止とする停止順を報知するナビ演出が実行され、それに従って中リールまたは右リールを第1停止とする停止順にて停止操作を行った場合には、ペナルティ期間に制御されることはない。
ペナルティ期間では、抽選対象役が当選してもナビストック抽選が行われず、ATにもARTにも制御していない通常状態で、かつ通常状態におけるナビ演出も実行されていない状況において、変則押しにて停止操作がされることでペナルティ期間に制御され、遊技者にとって不利益となることから、このような状況においては、左リールを第1停止とする停止順での停止操作を遊技者に対して促すことが可能となり、これによりRT1においてATに制御されていないにも関わらず、RT0やRT2へ移行したり、押し順ベルの当選時に高確率で中段ベルが入賞してしまうことを防止できる。
本実施例では遊技において大半を占めるRT1においては、中リールを第1停止とする停止順または右リールを第1停止とする停止順で停止操作を行った結果、前述のペナルティ期間に制御されることから、左リールを第1停止とする停止順で停止操作するほうが、中リールを第1停止とする停止順または右リールを第1停止とする停止順で操作したときよりも、遊技者が遊技において獲得できる遊技価値の期待値が高くなるようになっているように設計されている。ここで規定する期待値とは、RT1における1ゲームだけの期待値ではなく、当該1ゲームによりその後に得られるARTへの権利(ナビストック)の付与についても考慮した遊技を継続して行うことを前提とした期待値を示す。従って、遊技者は左リールを第1停止とする停止順で停止操作したほうが良いことになる。
すなわち本実施例では変則押しすることで押し順ベルの当選時に中段ベルを入賞させることが可能となり、リプレイ確率の高いRT0やRT2に移行しやすくなるが、ナビストックの付与に対してペナルティが発生するため、RT1では左リールを第1停止とする停止順で停止操作したほうが中リールを第1停止とする停止順または右リールを第1停止とする停止順で停止操作したときよりも遊技者にとって期待値は高くなる。
このように本実施例では、左中右の停止順にて停止操作を行った場合において、ペナルティが付与されることがなく、遊技者にとって最も有利となることから、左中右の停止順を遊技者に対して推奨する推奨停止順として設定されている。
本実施例では、RT0〜4において中段ベルと1枚1が同時当選するが1枚2が同時当選しない中左ベル1、中右ベル1が当選した場合と、RT0〜4において中段ベルと1枚1が同時当選しないが1枚2と同時当選する右左ベル1、右中ベル1が当選した場合と、で制御内容が異なる。すなわちRT0〜4において中左ベル1、中右ベル1が当選した場合には、中リールを第1停止とする停止順で停止操作がされることを条件に中段ベルが入賞可能に制御されるのに対して、RT0〜4において右左ベル1、右中ベル1が当選した場合には、右リールを第1停止とする停止順で停止操作がされることを条件に中段ベルが入賞可能に制御されるようになっている。
また、RT0〜4において中左ベル1、中右ベル1が当選した場合には、1枚1が同時に当選しているが、推奨停止順である左リールを第1停止とする停止順で停止操作がされた場合には1枚1が入賞することはない。同様にRT0〜4において右左ベル1、右中ベル1が当選した場合には、1枚2が同時に当選しているが、推奨停止順である左リールを第1停止とする停止順で停止操作がされた場合には1枚2が入賞することはない。また、他の役の当選時であっても、推奨停止順である左リールを第1停止とする停止順で停止操作がされた場合には、1枚1、1枚2が入賞することはない。すなわちこれら1枚1、1枚2は、制御を変更するために中段ベルと同時に当選させる役であり、RT0〜4においては推奨停止順で停止操作がされている限りは入賞することのない役である。
一方、RBにおいて中左ベル1、中右ベル1が当選した場合には、左リールを第1停止とする停止順で停止操作がされた場合でも1枚1が入賞し、RBにおいて右左ベル1、右中ベル1が当選した場合には、左リールを第1停止とする停止順で停止操作がされた場合でも1枚2が入賞するようになっている。
このようにRT0〜4では、左リールを第1停止とする停止順で停止操作がされている場合に1枚1、1枚2が入賞することがないのに対して、RBにおいては左リールを第1停止とする停止順で停止操作がされている場合でも1枚1、1枚2が入賞可能となるで、RT0〜4において中段ベル当選時のリール制御を変更するために用いられる1枚1、1枚2を有効に活用することができる。
尚、本実施例では、RT0〜4において中段ベルと1枚1が同時当選するが1枚2が同時当選しない中左ベル1、中右ベル1が当選した場合と、RT0〜4において中段ベルと1枚1が同時当選しないが1枚2と同時当選する右左ベル1、右中ベル1が当選した場合と、で中段ベルを入賞させることが可能な停止順が異なるように制御される構成であるが、少なくとも第1の状態(RT0〜4)において特定入賞(1枚ベル)と特殊入賞(1枚1)が同時当選する第1の特定結果(中左ベル1、中右ベル1)と、第1の状態(RT0〜4)において特定入賞(1枚ベル)が当選するが特殊入賞(1枚1)が当選しない第2の特定結果(右左ベル1、右中ベル1)と、で制御内容が異なる構成であれば良く、例えば、中左ベル1、中右ベル1が当選した場合と、右左ベル1、右中ベル1が当選した場合と、で同一の操作態様で停止操作がされた場合に「ベル−ベル−ベル」の組み合わせが揃うラインを異ならせる等、当選した役の入賞時の停止態様を異ならせる構成としたり、当選した役を取りこぼした際の停止態様を異ならせる構成としたりしても良い。
また、本実施例では、RT0〜4において中左ベル、中右ベルが当選した場合に、推奨停止順以外の停止順である中リールまたは右リールを第1停止とする停止順で停止操作がされた場合に1枚1が入賞し得る構成であるが、少なくとも第1の状態(RT0〜4)において特定の操作態様(推奨停止順)で停止操作がされたときに、特殊入賞(1枚1、1枚2)が入賞しない構成であれば良く、特定の操作態様(推奨停止順)で停止操作がされたか、特定の操作態様(推奨停止順)以外の操作態様で停止操作がされたか、に関わらず、第1の状態(RT0〜4)においては特殊入賞(1枚1、1枚2)が入賞しない構成としても良い。
また、本実施例では、特定の操作態様として推奨停止順での停止操作を適用しているが、特定の操作態様は特定の停止順での停止操作に限らず、特定の操作タイミングでの操作態様を適用しても良い。また、特定の停止順でかつ特定の操作タイミングでの操作態様を適用しても良い。
また、本実施例では、RBにおいて中左ベル1、中右ベル1、右左ベル1、右中ベル1が当選した場合に、左リールを第1停止とする停止順、すなわちRT0〜4であれば1枚1、1枚2が入賞することのない停止順で停止操作がされた場合にも1枚1、1枚2が入賞する構成であるが、少なくとも第2の状態(RB)において特定の操作態様(推奨停止順)で停止操作がされたときには、1枚1、1枚2が入賞し得る構成であれば良く、第2の状態(RB)において特定の操作態様のうち一の操作態様(例えば、推奨停止順でかつ特定の操作タイミングでの操作態様)で停止操作がされたときのみ特殊入賞(1枚1、1枚2)が発生し、第2の状態(RB)において特定の操作態様のうち他の操作態様(推奨停止順であるが特定の操作タイミング以外での操作態様)で停止操作がされたときには特殊入賞(1枚1、1枚2)が発生しない構成としても良い。また、第2の状態(RB)において常時特殊入賞(1枚1、1枚2)が許容されることにより、特定の操作態様(推奨停止順)で停止操作がされたときには、必ず特殊入賞(1枚1、1枚2)が発生する構成としても良い。
また、本実施例では、RT0〜4においてゲームが開始可能となる賭数と、RBにおいてゲームが開始可能となる賭数と、が異なる構成、すなわち特定の操作態様(推奨停止順)で停止操作がされたときに特殊入賞(1枚1、1枚2)が発生することのない第1の状態(RT0〜4)と、特定の操作態様(推奨停止順)で停止操作がされたときに特殊入賞(1枚1、1枚2)が発生可能となる第2の状態(RB)と、でゲームが開始可能となる賭数が異なる構成であるが、第1の状態と、第2の状態と、で遊技状態が異なる構成であれば、第1の状態と、第2の状態と、でゲームが開始可能となる賭数が同一の構成であっても良い。
また、本実施例では、第1の状態としてRT0〜4、第2の状態としてRBを適用しているが、第1の状態としてRB、第2の状態として0〜4を適用した構成、すなわちRBにおいて特定の操作態様(例えば、左リールを第1停止とする停止順)で停止操作がされたときに特殊入賞(1枚1、1枚2)が発生不能に制御され、RT0〜4において特定の操作態様(例えば、左リールを第1停止とする停止順)で停止操作がされたときに特殊入賞(1枚1、1枚2)が発生可能に制御される構成としても良い。
また、本実施例では、第1の状態と、第2の状態と、の違いとして遊技状態の違いを適用しているが、設定された賭数の違いを適用しても良く、第1の賭数が設定されたゲームにおいて特定の操作態様(推奨停止順)で停止操作がされたときには特殊入賞(1枚1、1枚2)が発生することがなく、第2の賭数が設定されたゲームにおいて特定の操作態様(推奨停止順)で停止操作がされたときには特殊入賞(1枚1、1枚2)が発生可能となる構成としても良く、このような構成であっても、第1の賭数が設定されたゲームでは、特定の操作態様(推奨停止順)で停止操作がされている場合に特殊入賞(1枚1、1枚2)が入賞することがないのに対して、第2の賭数が設定されたゲームでは、特定の操作態様(推奨停止順)で停止操作がされている場合でも特殊入賞(1枚1、1枚2)が入賞可能となるで、第1の賭数が設定されたゲームにおいて特定入賞(1枚ベル)の当選時のリール制御を変更するために用いられる特殊入賞(1枚1、1枚2)を有効に活用することができる。
この場合には、例えば、一の遊技状態において第1の賭数が設定されたときにも前記第2の賭数が設定されたときにもゲームが開始可能となる構成でも良いし、第1の賭数が設定されたときのみゲームが開始可能となる遊技状態と、第2の賭数が設定されたときのみゲームが開始可能となる遊技状態と、を備える構成でも良い。また、第1の賭数または第2の賭数の一方のみが設定されたときのみゲームが開始可能となる遊技状態と、前記第1の賭数が設定されたときにも前記第2の賭数が設定されたときにもゲームが開始可能となる遊技状態と、を備える構成でも良い。
また、本実施例では、第1の状態と、第2の状態と、の違いとして遊技状態の違いを適用しているが、遊技者にとっての有利度を設定する設定値の違いを適用しても良く、第1の設定値が設定されている状態で特定の操作態様(推奨停止順)で停止操作がされたときには特殊入賞(1枚1、1枚2)が発生することがなく、第2の設定値が設定されている状態で特定の操作態様(推奨停止順)で停止操作がされたときには特殊入賞(1枚1、1枚2)が発生可能となる構成としても良く、このような構成であっても、第1の設定値が設定されている場合には、特定の操作態様(推奨停止順)で停止操作がされている場合に特殊入賞(1枚1、1枚2)が入賞することがないのに対して、第2の設定値が設定されている場合には、特定の操作態様(推奨停止順)で停止操作がされている場合でも特殊入賞(1枚1、1枚2)が入賞可能となるで、第1の設定値が設定されている場合において特定入賞(1枚ベル)の当選時のリール制御を変更するために用いられる特殊入賞(1枚1、1枚2)を有効に活用することができる。
この場合に、遊技者に対する有利度としては、遊技場の店員が設定可能な設定値に限らず、スロットマシンが抽選などにより設定する有利度を適用しても良い。
また、本実施例では、RT0〜4(第1の状態)において中左ベル1、中右ベル1、右左ベル1、右中ベル1(第1の特定結果)の当選時に推奨停止順である左リールを第1停止とする停止順(特定の操作態様)で停止操作がされたときに中左ベル1、中右ベル1において当選している1枚1(特殊入賞)、右左ベル1、右中ベル1において当選している1枚2(特殊入賞)が入賞不能に制御される一方、RB(第2の状態)においても中左ベル1、中右ベル1、右左ベル1、右中ベル1(第1の特定結果)が内部抽選の対象となり、RB(第2の状態)中左ベル1、中右ベル1、右左ベル1、右中ベル1(第1の特定結果)の当選時に左リールを第1停止とする停止順(特定の操作態様)で停止操作がなされたときに中左ベル1、中右ベル1において当選している1枚1(特殊入賞)、右左ベル1、右中ベル1において当選している1枚2(特殊入賞)が入賞可能に制御されるので、RT0〜4(第1の状態)であるか、RB(第2の状態)であるか、によって内部抽選の対象を変更することなく、RB(第2の状態)において左リールを第1停止とする停止順(特定の操作態様)で停止操作がされたときに1枚1、1枚2(特殊表示結果)を入賞させることが可能となる。
尚、本実施例では、RT0〜4において中左ベル1、中右ベル1、右左ベル1、右中ベル1の当選時に推奨停止順である左リールを第1停止とする停止順で停止操作がされたときに中左ベル1、中右ベル1において当選している1枚1、右左ベル1、右中ベル1において当選している1枚2が入賞不能に制御される一方、RBにおいても中左ベル1、中右ベル1、右左ベル1、右中ベル1が内部抽選の対象となり、RB中左ベル1、中右ベル1、右左ベル1、右中ベル1の当選時に左リールを第1停止とする停止順で停止操作がなされたときに中左ベル1、中右ベル1において当選している1枚1、右左ベル1、右中ベル1において当選している1枚2が入賞可能に制御される構成であるが、少なくとも第1の状態(RT0〜4)において特定の操作態様(推奨停止順)で停止操作がされたときに特殊入賞(1枚1、1枚2)が入賞不能に制御され、第2の状態(RB)において特定の操作態様(推奨停止順)で停止操作がされたときに特殊入賞(1枚1、1枚2)が入賞可能に制御される構成であれば良く、例えば、第2の状態(RB)において第1の特定結果(中左ベル1、中右ベル1、右左ベル1、右中ベル1)以外の結果(例えば、1枚1、1枚2の単独当選等)となったときに特殊入賞(1枚1、1枚2)が入賞可能に制御される構成でも良い。
また、本実施例では、RB(第2の状態)において1枚1(特殊入賞)が当選する中左ベル、中右ベルのうち中左ベル1、中右ベル1が当選したとき、1枚2が当選する右左ベル、右中ベルのうち右左ベル1、右中ベル1が当選したときに、ナビストック抽選を行い、ナビストックが当選することによりARTに制御される構成であり、RB(第2の状態)において1枚1、1枚2が入賞することで遊技者にとって有利なナビストックが付与される可能性があるため、RT0〜4(第1の状態)において推奨停止順である左リールを第1停止とする停止順(特定の操作態様)での停止操作がされたときには入賞することのない1枚1、1枚2が入賞することにより興趣を高めることができる。
尚、本実施例では、第2の状態(RB)において特殊入賞(1枚1、1枚2)が当選したときに付与される特典としてナビストックを適用しているが、第2の状態(RB)において特殊入賞(1枚1、1枚2)が当選したときに遊技者にとって有利な特典が付与可能な構成であれば、特殊入賞(1枚1、1枚2)が入賞することにより興趣を高めることができる。
ここで遊技者にとって有利な特典とは、遊技者にとって有利な有利状態へ移行させることが可能となる権利(有利状態を発生するか否かを決定する抽選に当選すること、有利状態へ移行する入賞が許容されることなど)、遊技者にとって有利な表示結果を導出させるための操作態様が報知される権利、遊技用価値が付与される期待値が高い遊技状態に制御される権利、現在の遊技状態が遊技者にとって有利な遊技状態か否かが報知される権利、有利状態に制御される期間(固定ゲーム数、終了条件によって変動するゲーム数の平均値等)など、遊技者にとって直接的な有利な特典であっても良いし、遊技者にとって直接的に有利ではないが、例えば、インターネット上で特典を得るための条件となる等、遊技者にとって間接的に有利な特典であっても良い。
また、本実施例では、RT0〜4(第1の状態)において1枚1(特殊入賞)が当選する中左ベル1、中右ベル1が当選するとき、1枚2(特殊入賞)が当選する右左ベル1、右中ベル1が当選するときには必ず他の小役が当選するようになっており、この際、推奨停止順である左リールを第1停止とする停止順(特定の操作態様)で停止操作がされた場合に、必ず入賞ラインLNに引き込み可能な当選小役の構成図柄のうち最も多い図柄を入賞ラインLNに引き込む制御を行うことにより、1枚1、1枚2(特殊入賞)よりも1枚ベルの組み合わせを優先して停止させる制御を行うことで1枚1、1枚2(特殊入賞)が入賞不能となる構成であるが、第1の状態(RT0〜4)において特殊入賞(1枚1、1枚2)が当選するときには必ず特殊入賞(1枚1、1枚2)よりも払出枚数の多い小役(例えば、中段ベル)を必ず当選させるとともに、この際、特定の操作態様(例えば、推奨停止順)で停止操作がされた場合に、特殊入賞よりも払出枚数の多い小役の構成図柄(例えば、「ベル」)を優先して停止させることにより特殊入賞が入賞不能となるように制御する構成としても良く、このような構成とした場合には、第1の状態(RT0〜4)において特殊入賞(1枚1、1枚2)が当選し、特定の操作態様(例えば、推奨停止順)で停止操作がされたときに特殊入賞(1枚1、1枚2)が入賞しない場合でも、特殊入賞(1枚1、1枚2)が入賞したときよりも多くのメダルの払出を伴う小役が入賞することで、特殊入賞(1枚1、1枚2)が入賞しないことによって遊技者に対して損失感を与えてしまうことを防止できる。
尚、このような構成において、第1の状態(RT0〜4)において特殊入賞と他の小役が当選する場合に、特殊入賞よりも払出枚数の多い小役のみ同時に当選する構成でも良いし、特殊入賞よりも払出枚数の多い小役以外に、特殊入賞と払出枚数が同数の小役が同時に当選する構成でも良い。
また、本実施例では、RT3(準備遊技状態)と、RT3(準備遊技状態)から移行可能なRT1(通常遊技状態)と、RT3(準備遊技状態)及びRT1(通常遊技状態)よりも遊技者にとって有利な遊技状態であって、RT3(準備遊技状態)から移行不可能でかつRT1(通常遊技状態)から移行可能なRT0(有利遊技状態)と、を含む複数の遊技状態に制御されるとともに、RT3(準備遊技状態)において中左ベル1、中右ベル1、右左ベル1、右中ベル1を含む押し順ベル(特定結果)の当選時に、当選した押し順ベル(特定結果)の種類に対応する停止順と一致する停止順で停止操作がされたときには、中段ベル(特定入賞)を入賞させる制御を行い、当選した押し順ベル(特定結果)の種類に対応する停止順と一致しない停止順で停止操作がされたときには、1枚ベル(非特定表示結果)が入賞可能となるように制御を行い、RT3(準備遊技状態)において1枚ベルが入賞したときにRT3(準備遊技状態)からRT1(通常遊技状態)に遊技状態を移行させるようになっている。さらにRT3(準備遊技状態)においては、左リールを第1停止とする停止順(一の操作態様)以外の停止順で停止操作がされた場合に中段ベル(特定入賞)が入賞する押し順ベル(特定結果)のみが内部抽選の対象となるため、遊技者が左リールを第1停止とする停止順(一の操作態様)で停止操作をする限りは1枚ベル(非特定表示結果)が入賞される機会が多くなり、RT3(準備遊技状態)からRT0(有利遊技状態)に移行可能なRT1(通常遊技状態)に移行する機会を多くすることができる。
尚、本実施例では、RT3(準備遊技状態)において、左リールを第1停止とする停止順(一の操作態様)以外の停止順で停止操作がされた場合に中段ベル(特定入賞)が入賞する押し順ベル(特定結果)のみが内部抽選の対象となる構成であるが、準備遊技状態(RT3)において、一の操作態様(左リールを第1停止とする停止順)で停止操作がされた場合に特定入賞(1枚ベル)が入賞する特定結果(押し順ベル)よりも、一の操作態様(左リールを第1停止とする停止順)以外の操作態様で停止操作がされた場合に特定入賞(1枚ベル)が入賞する特定結果(押し順ベル)が高い確率で当選する構成としても良く、このような構成とした場合でも、遊技者が一の操作態様(左リールを第1停止とする停止順)で停止操作をする限りは非特定表示結果(1枚ベル)が導出される機会が多くなり、準備遊技状態(RT3)から有利遊技状態(RT0)に移行可能な通常遊技状態(RT1)に移行する機会を多くすることができる。
また、本実施例では、非特定表示結果として1枚ベル、すなわちメダルの払出を伴う小役を適用しているが、メダルの付与を伴わないハズレ出目のうち特定の移行出目を適用しても良い。この場合には、RT3(準備遊技状態)において特定結果(例えば、押し順ベル)の当選時に、当選した特定結果(押し順ベル)の種類に対応する停止順と一致する停止順で停止操作がされたときには、特定入賞(例えば、中段ベル)を入賞させる制御を行い、当選した特定結果(押し順ベル)の種類に対応する停止順と一致しない停止順で停止操作がされたときには、ハズレ出目のうちの移行出目(非特定表示結果)が停止可能となるように制御を行い、準備遊技状態(RT3)において移行出目が停止したときにRT3(準備遊技状態)からRT1(通常遊技状態)に遊技状態を移行させる構成とすれば良い。
以上、本発明の実施例1を図面により説明してきたが、本発明はこの実施例1に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
前記実施例1では、本発明を遊技用価値としてメダル並びにクレジットを用いて賭数が設定されるスロットマシンに適用した例について説明したが、遊技用価値として遊技球を用いて賭数を設定するスロットマシンや、遊技用価値としてクレジットのみを使用して賭数を設定する完全クレジット式のスロットマシンに適用しても良い。遊技球を遊技用価値として用いる場合は、例えば、メダル1枚分を遊技球5個分に対応させることができ、前記実施例1で賭数として3を設定する場合は、15個の遊技球を用いて賭数を設定するものに相当する。
さらに、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値のうちいずれか1種類のみを用いるものに限定されるものではなく、例えば、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値を併用できるものであっても良い。すなわち、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値のいずれを用いても賭数を設定してゲームを行うことが可能であり、かつ入賞の発生によってメダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値のいずれをも払い出し得るスロットマシンを適用しても良い。
次に、本発明が適用された実施例2のスロットマシンについて説明する。尚、本実施例のスロットマシンは、実施例1と類似した構成であるため、同様の構成については詳細な説明は省略し、ここでは、異なる点について主に説明する。
本実施例では、実施例1で規定された小役に加え、図21に示すように、小役としてさらに1枚3〜6を備える。
1枚3は、いずれの遊技状態においても入賞ラインLNに「白7−BAR−赤7」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、RT0〜RT4において1枚3が入賞したときには1枚のメダルが払い出される。また、RBにおいて1枚3が入賞したときには8枚のメダルが払い出される。
ここで、図3を参照すると、1枚3を構成する左リールの「白7」、中リールの「BAR」、右リールの「赤7」は、5コマ以内に配置されていない箇所がある。このため、内部抽選において1枚3が当選していても、左リール、中リール、右リールの停止操作が適正なタイミングで行われなければ、当選している1枚3に入賞することはない。
1枚4は、入賞ラインLNに「白7−BAR−白7」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、RT0〜RT4において1枚4が入賞したときには1枚のメダルが払い出される。また、RBにおいて1枚4が入賞したときには8枚のメダルが払い出される。
ここで、図3を参照すると、1枚4を構成する左リールの「白7」、中リールの「BAR」、右リールの「白7」は、5コマ以内に配置されていない箇所がある。このため、内部抽選において1枚4が当選していても、左リール、中リール、右リールの停止操作が適正なタイミングで行われなければ、当選している1枚4に入賞することはない。
1枚5は、入賞ラインLNに「白7−BAR−BAR」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、RT0〜RT4において1枚5が入賞したときには1枚のメダルが払い出される。また、RBにおいて1枚5が入賞したときには8枚のメダルが払い出される。
ここで、図3を参照すると、1枚5を構成する左リールの「白7」、中リールの「BAR」、右リールの「BAR」は、5コマ以内に配置されていない箇所がある。このため、内部抽選において1枚5が当選していても、左リール、中リール、右リールの停止操作が適正なタイミングで行われなければ、当選している1枚5に入賞することはない。
1枚6は、入賞ラインLNに「白7−BAR−プラム」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、RT0〜RT4において1枚6が入賞したときには1枚のメダルが払い出される。また、RBにおいて1枚5が入賞したときには8枚のメダルが払い出される。
ここで、図3を参照すると、1枚6を構成する左リールの「白7」、中リールの「BAR」、右リールの「プラム」は、5コマ以内に配置されていない箇所がある。このため、内部抽選において1枚6が当選していても、左リール、中リール、右リールの停止操作が適正なタイミングで行われなければ、当選している1枚6に入賞することはない。
これら1枚3〜6は、RT0〜4、RBにおいてそれぞれ内部抽選の対象となる。1枚3〜6の当選確率は、RT0〜4、RBのいずれの遊技状態においても約1/40に設定されており、約1/10の確率で1枚3〜6のいずれかが当選するようになっている。
次に、図22を参照して、移行出目について説明する。移行出目は、図22に示すように、「リプレイ−リプレイ−ベル」、「白−BAR−リプレイ」、「白7−リプレイ−リプレイ」からなる3種類の組み合わせである。本実施例では、1枚3〜6のいずれかが当選したときに、左リールを第1停止とし、かつ当選している1枚3〜6を取りこぼした場合に、上記の移行出目が入賞ラインLNに揃う。
図23に示すように、RT0、RT2、RT3において移行出目が入賞ラインLNに揃った後は、RT1に制御される。尚、RT1において移行出目が入賞ラインLNに揃った場合には、RT1が維持されることとなる。
また、実施例1では、RT0、RT2、RT3において1枚ベルが入賞したときにRT1に制御される構成であったが、本実施例では、RT0、RT2、RT3において押し順ベルが当選し、1枚ベルが入賞してもRT1に移行することはなく、それまでの遊技状態が維持される。
本実施例では、1枚3が当選し、左リールを第1停止とし、かつ1枚3を構成する図柄を引込可能なタイミング以外でいずれかのリールの停止操作がされた場合に、いずれの役も入賞しないハズレ目のうち前述の移行出目を停止させる制御を行う一方で、中リールまたは右リールを第1停止とし、かつ1枚3を構成する図柄を引込可能なタイミング以外でいずれかのリールの停止操作がされた場合に、ハズレ目のうち前述の移行出目以外の出目を停止させる制御を行う。
また、1枚4が当選し、左リールを第1停止とし、かつ1枚4を構成する図柄を引込可能なタイミング以外でいずれかのリールの停止操作がされた場合に、いずれの役も入賞しないハズレ目のうち前述の移行出目を停止させる制御を行う一方で、中リールまたは右リールを第1停止とし、かつ1枚4を構成する図柄を引込可能なタイミング以外でいずれかのリールの停止操作がされた場合に、ハズレ目のうち前述の移行出目以外の出目を停止させる制御を行う。
また、1枚5が当選し、左リールを第1停止とし、かつ1枚5を構成する図柄を引込可能なタイミング以外でいずれかのリールの停止操作がされた場合に、いずれの役も入賞しないハズレ目のうち前述の移行出目を停止させる制御を行う一方で、中リールまたは右リールを第1停止とし、かつ1枚5を構成する図柄を引込可能なタイミング以外でいずれかのリールの停止操作がされた場合に、ハズレ目のうち前述の移行出目以外の出目を停止させる制御を行う。
また、1枚6が当選し、左リールを第1停止とし、かつ1枚6を構成する図柄を引込可能なタイミング以外でいずれかのリールの停止操作がされた場合に、いずれの役も入賞しないハズレ目のうち前述の移行出目を停止させる制御を行う一方で、中リールまたは右リールを第1停止とし、かつ1枚6を構成する図柄を引込可能なタイミング以外でいずれかのリールの停止操作がされた場合に、ハズレ目のうち前述の移行出目以外の出目を停止させる制御を行う。
また、右リールにおいて1枚3を構成する「赤7」、1枚4を構成する「白7」、1枚5を構成する「BAR」、1枚6を構成する「プラム」の全てを同時に入賞ラインLNに引込可能となるタイミングは存在しないため、1枚3〜6の当選時に意図的に当選した1枚3〜6を入賞させることは不可能であり、推奨停止順である左リールを第1停止とする停止順で停止操作を行った場合に、意図的に当選した1枚3〜6を入賞させることで移行出目の停止を回避することができないようになっている。
実施例1では、RT0、RT2、RT3において1枚ベルが入賞することでRT1へ移行する構成であったのに対して、本実施例では、RT0、RT2、RT3において移行出目が停止することでRT1へ移行するようになっている。
ここで本実施例の遊技状態の移行状況について説明すると、図23に示すように、RBまたはBBが終了すると、RT3に移行する。
RT3では、移行出目が停止することで、RT1に移行し、特別役が当選することでRT4に移行する。
RT3において1枚3〜6のいずれかが当選し、かつ推奨停止順にて停止操作を行った場合に、移行出目が停止し得るため、RBまたはBBの終了後に移行したRT3において1枚3〜6のいずれかが当選し、かつ推奨停止順にて停止操作を行い、当選している1枚3〜6を取りこぼして移行出目が停止した場合にRT1に移行することとなる。
RT1では、昇格リプレイが入賞することでRT0に移行し、特別役が当選することでRT4に移行する。
RT1においてリプレイGR1〜4が当選し、停止順が正解することで昇格リプレイが入賞することとなるため、RT1では、リプレイGR1〜4が当選し、停止順に正解することでRT0へ移行することとなる。
RT0では、移行出目が停止することでRT1に移行し、赤7リプレイが入賞することでRT2へ移行し、特別役が当選することで、RT4に移行する。
RT0においてリプレイGR5が当選し、右リールを第1停止とし、かつ右リールにおいて「赤7」を中段、すなわち入賞ラインLNに引込可能なタイミングで停止操作を行うことにより赤7リプレイが入賞し、右リール以外のリールを第1停止とする停止順で停止操作がされた場合、右リールを第1停止とする停止順で停止操作がされた場合でも、右リールにおいて「赤7」を中段、すなわち入賞ラインLNに引込可能なタイミング以外のタイミングで停止操作が行われた場合には中段リプレイが入賞する。
また、RT0において1枚3〜6のいずれかが当選し、かつ推奨停止順にて停止操作を行った場合に移行出目が停止し得る。このため、RT0では、リプレイGR5が当選し、右リールを第1停止とし、赤7リプレイが入賞することでRT2へ移行し、1枚3〜6のいずれかが当選し、かつ推奨停止順にて停止操作を行い、当選している1枚3〜6を取りこぼして移行出目が停止した場合にRT1に移行することとなる。
RT2では、移行出目が停止することでRT1に移行し、特別役が当選することでRT4に移行する。
RT2において1枚3〜6のいずれかが当選し、かつ推奨停止順にて停止操作を行った場合に移行出目が停止し得る。このため、RT2では、1枚3〜6のいずれかが当選し、かつ推奨停止順にて停止操作を行い、当選している1枚3〜6を取りこぼして移行出目が停止した場合にRT1に移行することとなる。
RT4は、当該内部中へ移行する契機となった特別役が入賞することでRBまたはBBに移行する。
本実施例においてサブ制御部91は、RT0〜2においてATに制御されている状態で1枚3〜6のいずれかが当選した場合に、中リールまたは右リールを第1停止とする停止順を報知するナビ演出を実行する。これにより準備状態やART中において1枚3〜6のいずれかが当選してもナビ演出に従った停止順で停止操作を行うことにより、移行出目が停止することでRT1に移行してしまうことを回避できるようになっている。
一方、ARTの終了後は、1枚3〜6のいずれかが当選した際に、ナビ演出が実行されなくなるとともに、推奨停止順で停止操作がされた場合には、移行出目の停止を回避することは不可能であり、その後移行出目が停止することでRT1に移行することとなる。
また、実施例1では、ART中に特別役が当選した場合に、ボーナス終了後に移行するRT3において1枚ベルが入賞してRT1に移行した時点でATの制御を再開し、これに伴い準備状態を経てRT2に再度移行することでARTを再開する構成であったが、本実施例では、ART中に特別役が当選した場合に、ボーナス終了後、RT3に移行した時点でATの制御を再開する。この際、RT3からRT1へ移行するまでは押し順ベルの当選時にナビ演出を実行する一方で、1枚3〜6の当選時にはナビ演出を実行しないようになっており、移行出目の停止を促す。その後、移行出目が停止し、RT1に移行した場合には、準備状態を経てRT2に再度移行することでARTを再開するようになっている。
本実施例では、RT3(準備遊技状態)において中左ベル1、中右ベル1、右左ベル1、右中ベル1を含む押し順ベル(特定結果)の当選時に、当選した押し順ベル(特定結果)の種類に対応する停止順と一致する停止順で停止操作がされたときには、中段ベル(特定入賞)を入賞させる制御を行い、当選した押し順ベル(特定結果)の種類に対応する停止順と一致しない停止順で停止操作がされたときには、1枚ベル(非特定表示結果)が入賞可能となるように制御を行う。
また、RT3(準備遊技状態)、RT1(通常遊技状態)、RT0(有利遊技状態)においてATに制御されている場合には、中左ベル1、中右ベル1、右左ベル1、右中ベル1を含む押し順ベル(特定結果)の当選時に、中段ベルが入賞する停止順を報知するナビ演出を実行する一方で、RT3(準備遊技状態)において1枚3〜6(所定結果)のいずれかの当選時には、ATに制御されているか否かに関わらず、ナビ演出を実行しないようになっている。
また、RT3(準備遊技状態)において1枚3〜6(所定結果)のいずれかが当選し、1枚3〜6を取りこぼした際に停止する移行出目が停止したときにRT3(準備遊技状態)からRT1(通常遊技状態)に遊技状態を移行させるようになっている。
このようにRT3(準備遊技状態)からRT1(通常遊技状態)への移行条件が、RT3(準備遊技状態)においてはATに制御されているか否かに関わらず操作態様が報知されない1枚3〜6(所定結果)に基づく移行出目が停止することとしているため、ATに制御されている場合にナビ演出の対象役である押し順ベルが当選したときには本来行うはずのナビ演出を実行せず、押し順ベル当選時の1枚ベルを入賞させるといった矛盾が生じることなく、RT3(準備遊技状態)においてATに制御されている場合に、押し順ベルが当選した場合にもナビ演出を実行し、中段ベルを入賞させつつ、RT3(準備遊技状態)からRT1(通常遊技状態)へと移行させることができる。
尚、本実施例では、所定結果として1枚3〜6の当選を適用し、所定結果に基づく表示結果として1枚3〜6を取りこぼした際に導出される移行出目を適用しているが、1ゲームのみ通常よりも小役の当選確率または小役の入賞確率が高まるシングルボーナスへの移行を伴うシングルボーナスの当選を所定結果として適用しても良く、この場合には所定結果に基づく表示結果としてシングルボーナスを取りこぼした際に導出される移行出目を適用しても良い。
また、所定結果として第1の役と第2の役の同時当選を適用しても良く、この場合には所定結果に基づく表示結果として第1の役及び第2の役のうちの一方の役を適用しても良い。
また、本実施例では、RT0、RT2、RT3において移行出目が停止することでRT1へ移行する構成であるが、RT0、RT2、RT3において移行出目が停止することに加え、1枚ベルが入賞することでもRT1へ移行する構成としても良く、このような構成とすることで、ART終了後、極力早い段階でRT2からRT1へ移行させることができる。また、この場合でも、RT3(準備遊技状態)においてATに制御されている場合に、押し順ベルが当選した場合にもナビ演出を実行し、中段ベルを入賞させつつ、RT3(準備遊技状態)からRT1(通常遊技状態)へと移行させることができる。
また、RT0、RT2、RT3において移行出目が停止することに加え、1枚ベルが入賞することでもRT1へ移行する構成であれば、所定結果として1枚3〜6のうちいずれか1つのみを備える構成としても良く、このような構成であっても、ART終了後、移行出目を回避するタイミングで停止操作がされていても推奨停止順で停止操作がされている限りは、1枚ベルが入賞することでRT2へ移行させることができ、所定結果、すなわちART中に当選すると実質的にART中の純増枚数が減少することとなる役の当選確率を抑えることができる。
以上、本発明の実施例2を説明してきたが、本発明はこの実施例2に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。また、実施例1と同一もしくは類似する構成については、実施例1で説明したものと同様の効果を有するものである。また、実施例1について例示した変形例についても実施例2に適用可能である。
次に、本発明が適用された実施例3のスロットマシンについて説明する。尚、本実施例のスロットマシンは、実施例1と類似した構成であるため、同様の構成については詳細な説明は省略し、ここでは、異なる点について主に説明する。
実施例1では、遊技状態としてRT0〜4、RB(BB中のRB含む)が適用されていたが、本実施例では、遊技状態として通常遊技状態、内部中、CBが適用される。また、通常遊技状態、内部中における規定数の賭数として3枚が定められてり、CBにおける規定数の賭数として2枚が定められており、これら遊技状態に応じた規定数の賭数が設定されることでゲームが開始可能となる。
実施例1では、いずれの遊技状態においても内部抽選が行われていたのに対して、本実施例では、通常遊技状態、内部中において内部抽選を行うが、CB中のゲームでは、内部抽選を行わず、各ゲームにおいて全ての小役の当選フラグが設定されるようになっており、必ずいずれかの小役の入賞が許容されることとなる。尚、CB中のゲームでも内部抽選を行うが、内部抽選の結果に関わらず、全ての小役の当選フラグを設定し、必ずいずれかの小役の入賞が許容されるようにしても良い。
本実施例では、通常遊技状態、内部中において適用される停止制御テーブルの滑りコマ数として0〜4の値が定められており、通常遊技状態、内部中においては、停止操作を検出してから最大4コマ図柄を引き込んでリールを停止させることが可能である。すなわち通常遊技状態、内部中においては停止操作を検出した停止操作位置を含め、最大5コマの範囲から図柄の停止位置を指定できるようになっている。また、1図柄分リールを移動させるのに1コマの移動が必要であるので、停止操作を検出してから最大4図柄を引き込んでリールを停止させることが可能であり、停止操作を検出した停止操作位置を含め、最大5図柄の範囲から図柄の停止位置を指定できることとなる。
また、CB中において適用される中リール及び右リールの停止制御テーブルは、通常遊技状態、内部中において適用される停止制御テーブルと同様に滑りコマ数として0〜4の値が定められており、停止操作を検出してから最大4コマ図柄を引き込んでリールを停止させることが可能である。すなわち停止操作を検出してから最大4図柄を引き込んでリールを停止させることが可能であり、停止操作を検出した停止操作位置を含め、最大5図柄の範囲から図柄の停止位置を指定できることとなる。一方、CB中において適用される左リールの停止制御テーブルは、滑りコマ数として0、1の値が定められており、停止操作を検出してから最大1コマのみ図柄を引き込んでリールを停止させることが可能である。すなわち停止操作を検出してから最大1図柄を引き込んでリールを停止させることが可能であり、停止操作を検出した停止操作位置を含め、最大2図柄の範囲から図柄の停止位置を指定できることとなる。
本実施例では、通常遊技状態、内部中においていずれかの役に当選している場合には、当選役を入賞ライン上に4コマの範囲で最大限引き込み、当選していない役が入賞ライン上に揃わないように引き込む滑りコマ数が定められた停止制御テーブルを作成し、リールの停止制御を行う一方、いずれの役にも当選していない場合には、いずれの役も揃わない滑りコマ数が定められた停止制御テーブルを作成し、リールの停止制御を行う。これにより、通常遊技状態、内部中においては、停止操作が行われた際に、入賞ライン上に最大4コマの引込範囲で当選している役を揃えて停止させることができれば、これを揃えて停止させる制御が行われ、当選していない役は、最大4コマの引込範囲で揃えずに停止させる制御が行われることとなる。
また、本実施例では、内部中に小役が当選した場合、すなわち特別役と小役が同時に当選している場合には、当選した小役を入賞ラインに4コマの範囲で最大限に引き込むように滑りコマ数が定められているとともに、当選した小役を入賞ラインに最大4コマの範囲で引き込めない停止操作位置については、当選した特別役を入賞ラインに4コマの範囲で最大限に引き込むように滑りコマ数が定められた停止制御テーブルを作成し、リールの停止制御を行う。これにより、特別役と小役が同時に当選している場合には、停止操作が行われた際に、入賞ライン上に最大4コマの引込範囲で当選している小役を揃えて停止させることができれば、これを揃えて停止させる制御が行われ、入賞ライン上に最大4コマの引込範囲で当選している小役を引き込めない場合には、入賞ライン上に最大4コマの引込範囲で当選している特別役を揃えて停止させることができれば、これを揃えて停止させる制御が行われ、当選していない役は、4コマの引込範囲で揃えずに停止させる制御が行われることとなる。すなわちこのような場合には、特別役よりも小役を入賞ライン上に揃える制御が優先され、小役を引き込めない場合にのみ、特別役を入賞させることが可能となる。尚、特別役と小役を同時に引き込める場合には、小役のみを引き込み、特別役と同時に小役が入賞ライン上に揃わないようになる。
また、本実施例では、内部中に再遊技役が当選した場合、すなわち特別役と再遊技役が同時に当選している場合には、当選した再遊技役を入賞ラインに4コマの範囲で最大限に引き込むように滑りコマ数が定められた停止制御テーブルを作成し、リールの停止制御を行う。これにより、特別役と再遊技役が同時に当選している場合には、停止操作が行われた際に、入賞ライン上に最大4コマの引込範囲で再遊技役の図柄を揃えて停止させる制御を行う。尚、この場合、再遊技役を構成する図柄または同時当選する再遊技役を構成する図柄は、リール2L、2C、2Rのいずれについても5図柄以内、すなわち4コマ以内の間隔で配置されており、4コマの引込範囲で必ず任意の位置に停止させることができるので、特別役と再遊技役が同時に当選している場合には、遊技者によるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作タイミングに関わらずに、必ず再遊技役が揃って入賞することとなる。すなわちこのような場合には、特別役よりも再遊技役を入賞ライン上に揃える制御が優先され、必ず再遊技役が入賞することとなる。尚、特別役と再遊技役を同時に引き込める場合には、再遊技役のみを引き込み、再遊技役と同時に特別役が入賞ライン上に揃わないようになる。
また、本実施例では、CB中の各ゲームにおいて、左リールについてはいずれかの小役を入賞ライン上に1コマの範囲で最大限引き込む滑りコマ数が定められた停止制御テーブルを作成し、リールの停止制御を行い、中リール及び右リールについてはいずれかの小役を入賞ライン上に4コマの範囲で最大限引き込む滑りコマ数が定められた停止制御テーブルを作成し、リールの停止制御を行う。これにより、左リールの停止操作が行われた際に、入賞ライン上に最大1コマの引込範囲で小役の図柄を揃えて停止させる制御が行われ、中リールまたは右リールの停止操作が行われた際に、入賞ライン上に最大4コマの引込範囲で小役の図柄を揃えて停止させる制御が行われる。
実施例1では、特別役としてBB、RBを適用していたが、本実施例では、BB、RBを適用せず、CBを適用する。尚、小役、再遊技役の構成は実施例1とほぼ同様であるが、CB中においてはいずれの小役が入賞した場合でも2枚のメダルが払い出される。
CBは、通常遊技状態または内部中において入賞ラインLNに「白7−白7−青7」の組み合わせが揃ったときに入賞となり、遊技状態がCBに移行する。CBは、前述のように全ての小役の入賞が許容される状態であり、CB中は、後述のように停止操作のタイミングに関わらず、必ずいずれかの小役が入賞することとなる。CBは、当該CB中において払い出されたメダルの総数が29枚を超えることで終了する。
次に、図26及び図27を参照して、遊技状態毎に抽選対象役として読み出される抽選対象役の組み合わせについて説明する。本実施例では、前述のように遊技状態が通常遊技状態または内部中のみ内部抽選を行うようになっており、通常遊技状態であるか内部中であるかによって内部抽選の対象となる役及びその当選確率が異なる。
通常遊技状態であるときには、CB、中左ベル1、中左ベル2、中左ベル3、中左ベル4、中左ベル5、中左ベル6、中左ベル7、中左ベル8、中左ベル9、中右ベル1、中右ベル2、中右ベル3、中右ベル4、中右ベル5、中右ベル6、中右ベル7、中右ベル8、中右ベル9、右左ベル1、右左ベル2、右左ベル3、右左ベル4、右左ベル5、右左ベル6、右左ベル7、右左ベル8、右左ベル9、右中ベル1、右中ベル2、右中ベル3、右中ベル4、右中ベル5、右中ベル6、右中ベル7、右中ベル8、右中ベル9、強チェリー、弱チェリー、スイカ、共通ベル、通常リプレイが内部抽選の対象役となる。
内部中であるときには、中左ベル1、中左ベル2、中左ベル3、中左ベル4、中左ベル5、中左ベル6、中左ベル7、中左ベル8、中左ベル9、中右ベル1、中右ベル2、中右ベル3、中右ベル4、中右ベル5、中右ベル6、中右ベル7、中右ベル8、中右ベル9、右左ベル1、右左ベル2、右左ベル3、右左ベル4、右左ベル5、右左ベル6、右左ベル7、右左ベル8、右左ベル9、右中ベル1、右中ベル2、右中ベル3、右中ベル4、右中ベル5、右中ベル6、右中ベル7、右中ベル8、右中ベル9、強チェリー、弱チェリー、スイカ、共通ベル、通常リプレイが内部抽選の対象役となる。
本実施例では、CB中において、全ての小役の入賞が許容されるようになっており、この際、引込可能な図柄が複数ある場合に、そのうち停止順に応じて小役毎に定められた優先順位に従ってより優先順位の高い小役の構成図柄を入賞ラインLNに停止させる制御が行われる。尚、上述したように、CB中においては、中リール、右リールの引込範囲は、通常遊技状態、内部中と同様に4コマであるが、左リールの引込範囲は、1コマに制限されている。
左リールを第1停止とした場合の優先順位は、図28に示すように、1枚1、1枚2に1が設定され、1枚ベル、中段チェリー、下段チェリーに2が設定され、右下がりベル、下段ベル、中段スイカに3が設定されている。尚、左リールを第1停止とした場合には、第1停止の時点で中段ベル、右下がりスイカの構成図柄が入賞ラインに停止することがないため、中段ベル、右下がりスイカについて優先順位は設定されていない。
また、中リールまたは右リールを第1停止とした場合の優先順位は、図28に示すように、1枚1(「青7−ベル−リプレイ」、「スイカ−ベル−リプレイ」)に1が設定され、中段チェリーに2が設定され、右下がりベル(「リプレイ−ベル−リプレイ」)に3が設定され、中段ベル、下段ベルに4が設定されている。尚、中リールまたは右リールを第1停止とした場合には、第1停止の時点で1枚ベル、1枚2、中段スイカ、右下がりスイカ、下段チェリーの構成図柄が入賞ラインに停止することがないため、1枚ベル、1枚2、中段スイカ、右下がりスイカ、下段チェリーについて優先順位は設定されていない。
CB中において左リールを第1停止とする停止順にて停止操作が行われた場合には、左リールの停止操作がされたタイミングで停止可能な2コマの範囲に、優先順位が最も高く設定された1枚1及び1枚2を構成する「青7」、「スイカ」のいずれかの図柄が位置する場合には、これらの図柄のいずれかを左リールの入賞ラインLN上に停止させる制御が行われる。
また、左リールの停止操作がされたタイミングで停止可能な2コマの範囲に、1枚1及び1枚2を構成する「青7」、「スイカ」がいずれも位置しない場合には、次いで優先順位が高く設定された中段チェリーを構成する「チェリー」、下段チェリーを構成する「赤7」、「BAR」のいずれかを左リールの入賞ラインLN上に停止させる制御が行われる。
また、左リールの停止操作がされたタイミングで停止可能な2コマの範囲に、中段チェリーを構成する「チェリー」、下段チェリーを構成する「赤7」、「BAR」がいずれも位置しない場合には、次いで優先順位が高く設定された1枚ベルを構成する「リプレイ」を左リールの入賞ラインLN上に停止させる制御が行われる。尚、1枚1及び1枚2を構成する「青7」、「スイカ」、中段チェリーを構成する「チェリー」、下段チェリーを構成する「赤7」、「BAR」、1枚ベルを構成する「リプレイ」は2コマ以内に必ず配置されているので、左リールを停止させた時点で必ずこれらの図柄のうちいずれかが左リールの入賞ラインLN上に停止することとなる。
左リールの入賞ラインLN上に「青7」が停止した場合には、その時点で揃えることが可能な小役の組み合わせは、1枚1の「青7−ベル−赤7」、「青7−ベル−リプレイ」、1枚2の「青7−BAR−ベル」、「青7−リプレイ−ベル」、下段ベルの「青7−白7−赤7」、「青7−白7−リプレイ」、「青7−BAR−赤7」、「青7−BAR−リプレイ」、「青7−リプレイ−赤7」、「青7−リプレイ−リプレイ」である。
左リールを第1停止として左リールの入賞ラインLN上に「青7」が停止した場合に、中リールを第2停止とした場合には、中リールの停止操作がされたタイミングで停止可能な5コマの範囲で、その時点で揃えることが可能な小役のうち優先順位が最も高く設定された1枚1を構成する「ベル」、1枚2を構成する「BAR」、「リプレイ」のいずれかを中リールの入賞ラインLN上に停止させる制御が行われる。尚、1枚1を構成する「ベル」、1枚2を構成する「BAR」、「リプレイ」は5コマ以内に必ず配置されているので、中リールを停止させた時点で必ずこれらの図柄のうちいずれかが中リールの入賞ラインLN上に停止することとなる。
左リールの入賞ラインLN上に「青7」が停止し、中リールの入賞ラインLN上に「ベル」が停止した場合には、その時点で揃えることが可能な小役の組み合わせは、1枚1の「青7−ベル−赤7」、「青7−ベル−リプレイ」である。
左リールを第1停止として左リールの入賞ラインLN上に「青7」が停止し、中リールの入賞ラインLN上に「ベル」が停止した後、右リールを第3停止とした場合には、右リールの停止操作がされたタイミングで停止可能な5コマの範囲で、その時点で揃えることが可能な小役のうち優先順位が最も高く設定された1枚1を構成する「赤7」、「リプレイ」のいずれかを右リールの入賞ラインLN上に停止させる制御が行われる。尚、1枚1を構成する「赤7」、「リプレイ」は5コマ以内に必ず配置されているので、右リールを停止させた時点で必ずこれらの図柄のうちいずれかが右リールの入賞ラインLN上に停止し、「青7−ベル−赤7」または「青7−ベル−リプレイ」が入賞ラインLNに揃って1枚1が入賞する。
左リールの入賞ラインLN上に「青7」が停止し、中リールの入賞ラインLN上に「BAR」が停止した場合には、その時点で揃えることが可能な小役の組み合わせは、1枚2の「青7−BAR−ベル」、下段ベルのうちの「青7−BAR−赤7」、「青7−BAR−リプレイ」である。
左リールを第1停止として左リールの入賞ラインLN上に「青7」が停止し、中リールの入賞ラインLN上に「BAR」が停止した後、右リールを第3停止とした場合には、右リールの停止操作がされたタイミングで停止可能な5コマの範囲で、その時点で揃えることが可能な小役のうち優先順位が最も高く設定された1枚2を構成する「ベル」を右リールの入賞ラインLN上に停止させる制御が行われる。尚、1枚2を構成する「ベル」は5コマ以内に必ず配置されているので、右リールを停止させた時点で必ず当該図柄が右リールの入賞ラインLN上に停止し、「青7−BAR−ベル」が入賞ラインLNに揃って1枚2が入賞する。
左リールの入賞ラインLN上に「青7」が停止し、中リールの入賞ラインLN上に「リプレイ」が停止した場合には、その時点で揃えることが可能な小役の組み合わせは、1枚2の「青7−リプレイ−ベル」、下段ベルのうちの「青7−リプレイ−赤7」、「青7−リプレイ−リプレイ」である。
左リールを第1停止として左リールの入賞ラインLN上に「青7」が停止し、中リールの入賞ラインLN上に「リプレイ」が停止した後、右リールを第3停止とした場合には、右リールの停止操作がされたタイミングで停止可能な5コマの範囲で、その時点で揃えることが可能な小役のうち優先順位が最も高く設定された1枚2を構成する「ベル」を右リールの入賞ラインLN上に停止させる制御が行われる。尚、1枚2を構成する「ベル」は5コマ以内に必ず配置されているので、右リールを停止させた時点で必ず当該図柄が右リールの入賞ラインLN上に停止し、「青7−BAR−ベル」が入賞ラインLNに揃って1枚2が入賞する。
左リールの入賞ラインLN上に「スイカ」が停止した場合にも、左リールの入賞ラインLN上に「青7」が停止した場合と同様に、中リール、右リールの停止操作がされた際に、そのタイミングで停止可能な範囲で、その時点で揃えることが可能な小役のうち優先順位が最も高く設定された構成図柄を入賞ラインLN上に停止させる制御が行われることで、最終的に、「スイカ−ベル−赤7」、「スイカ−ベル−リプレイ」が入賞ラインLNに揃って1枚1が入賞するか、「スイカ−BAR−ベル」、「スイカ−リプレイ−ベル」が入賞ラインLNに揃って1枚2が入賞する。
左リールの入賞ラインLN上に「チェリー」が停止した場合にも、左リールの入賞ラインLN上に「青7」が停止した場合と同様に、中リール、右リールの停止操作がされた際に、そのタイミングで停止可能な範囲で、その時点で揃えることが可能な小役のうち優先順位が最も高く設定された構成図柄を入賞ラインLN上に停止させる制御が行われることで、最終的に、「チェリー−any−any」が入賞ラインLNに揃って中段チェリーが入賞する。
左リールの入賞ラインLN上に「赤7」または「BAR」が停止した場合にも、左リールの入賞ラインLN上に「青7」が停止した場合と同様に、中リール、右リールの停止操作がされた際に、そのタイミングで停止可能な範囲で、その時点で揃えることが可能な小役のうち優先順位が最も高く設定された構成図柄を入賞ラインLN上に停止させる制御が行われることで、最終的に、「赤7−リプレイ−any」、「BAR−リプレイ−any」が入賞ラインLNに揃って下段チェリーが入賞する。
左リールの入賞ラインLN上に「リプレイ」が停止した場合にも、左リールの入賞ラインLN上に「青7」が停止した場合と同様に、中リール、右リールの停止操作がされた際に、そのタイミングで停止可能な範囲で、その時点で揃えることが可能な小役のうち優先順位が最も高く設定された構成図柄を入賞ラインLN上に停止させる制御が行われることで、最終的に、「リプレイ−チェリーa/チェリーb/プラム−白7/チェリーa/BAR/プラム」が入賞ラインLNに揃って1枚ベルが入賞する。
すなわちCB中において左リールを第1停止とする停止順にて停止操作が行われた場合には、1枚1、1枚2のいずれかの組み合わせを揃えることが可能であれば1枚1、1枚2のいずれかの組み合わせを入賞ラインLNに揃えて入賞させる制御が行われ、1枚1、1枚2のいずれの組み合わせも入賞ラインLNに揃えられない場合には、中段チェリー、下段チェリー、1枚ベルのいずれかの組み合わせを入賞ラインLNに揃えて入賞させる制御が行われる。
CB中において中リールまたは右リールを第1停止とする停止順にて停止操作が行われた場合にも、左リールを第1停止とする停止順にて停止操作が行われた場合と同様に、各リールの停止操作がされた際に、そのタイミングで停止可能な範囲で、その時点で揃えることが可能な小役のうち優先順位が最も高く設定された構成図柄を入賞ラインLN上に停止させる制御が行われるようになっており、中リールまたは右リールを第1停止とする停止順で停止操作が行われた場合には、1枚1の組み合わせを揃えることが可能であれば、「青7−ベル−リプレイ」、「スイカ−ベル−リプレイ」が揃って1枚1が入賞し、1枚1の組み合わせが揃えられない場合であれば、「チェリー−any−any」が揃って中段チェリーが入賞するか、「リプレイ−ベル−リプレイ」が揃って右下がりベルが入賞する。
すなわちCB中において中リールまたは右リールを第1停止とする停止順にて停止操作が行われた場合には、1枚1の組み合わせを揃えることが可能であれば1枚1の組み合わせを入賞ラインLNに揃えて入賞させる制御が行われ、1枚1の組み合わせも揃えられない場合には中段チェリーまたは右下がりベルの組み合わせを揃えて入賞させる制御が行われる。
このように本実施例では、CB中において、全ての小役の入賞が許容されるようになっており、この際、引込可能な図柄が複数ある場合に、そのうち停止順に応じて小役毎に定められた優先順位に従ってより優先順位の高い小役の構成図柄を入賞ラインに停止させる制御が行われる。
小役毎に定められた優先順位は、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数よりも多い中段ベル(中リール、右リールを第1停止とした場合)、右下がりベル、下段ベル、中段スイカ(左リールを第1停止とした場合)よりも、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数以下となる1枚1、1枚2(左リールを第1停止とした場合)、中段チェリー、下段チェリー(左リールを第1停止とした場合)、1枚ベル(左リールを第1停止とした場合)の方が高く設定されている。
このため、CB中においては、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数よりも多い中段ベル(中リール、右リールを第1停止とした場合)、右下がりベル、下段ベル、中段スイカ(左リールを第1停止とした場合)よりも、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数以下となる1枚1、1枚2(左リールを第1停止とした場合)、中段チェリー、下段チェリー(左リールを第1停止とした場合)、1枚ベル(左リールを第1停止とした場合)を優先して入賞ラインLN上に揃えて入賞させる制御が行われるようになっている。
また、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数以下となる小役は、入賞ラインLNまたは無効ラインLM1〜LM4のいずれかに停止した図柄が全て同一の図柄となる組み合わせ、すなわち一直線上に停止する図柄が全て同一の図柄となる1枚ベルと、入賞ラインLNまたは無効ラインLM1〜LM4のいずれかに停止した図柄に複数種類の図柄が含まれる組み合わせ、すなわち一直線上に停止する図柄が全て同一の図柄とはならない1枚1、1枚2を含み、これら常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数以下となる小役に対して定められた優先順位は、一直線上に停止する図柄が全て同一の図柄となる1枚ベルよりも、一直線上に停止する図柄が全て同一の図柄とはならない1枚1、1枚2の方が高く設定されている。
このため、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数以下となる小役のうち、一直線上に停止する図柄が全て同一の図柄となる1枚ベルよりも、一直線上に停止する図柄が全て同一の図柄とはならない1枚1、1枚2を優先して入賞ラインLN上に揃えて入賞させる制御が行われるようになっている。
本実施例では、図24及び図25に示すように、通常遊技状態、内部中、CBのいずれかに制御される。
通常遊技状態は、CBの当選フラグが持ち越されていない状態であり、CBの終了後のゲームから移行する。そして、通常遊技状態は、通常遊技状態に移行してからのゲーム数に関わらず、CBが当選することにより内部中に移行することで終了する。
通常遊技状態における規定数の賭数は3であり、再遊技役の当選確率は、約1/7.3であり、後述するATに制御されるか否かに関わらず1ゲームあたりのメダルの払出率は1未満となる。
内部中は、CBの当選フラグが持ち越されている状態であり、通常遊技状態においてCBが当選したゲームの次のゲームから移行する。そして、内部中は、CBが入賞することでCBに移行することで終了する。
内部中における規定数の賭数は3であり、再遊技役の当選確率は、約1/2.3であり、後述するATに制御されていない場合には、1ゲームあたりのメダルの払出率は1未満となるが、後述するATに制御されている場合には、1ゲームあたりのメダルの払出率は1を超える。
CBは、いずれのゲームにおいても全ての小役の入賞が許容される遊技状態であり、通常遊技状態または内部中においてCBが入賞したときに次ゲームから移行する。そして、CBは、CB中に払い出されたメダルの総数が29枚を超えることで終了し、次ゲームから通常遊技状態に移行する。尚、CB中は、必ずいずれかの小役が入賞し、2枚のメダルの払出を伴うことから、CBの開始後、15ゲームで終了することとなる。尚、CBでは、内部抽選を行わず、いずれのゲームにおいても全ての小役の入賞が許容される構成であるが、内部抽選を行ったうえで、内部抽選の結果に関わらず、いずれのゲームにおいても全ての小役の入賞が許容される構成でも良い。
CBにおける規定数の賭数は2であり、前述のように必ず小役が入賞して2枚のメダルの払出を伴うことから、1ゲームあたりのメダルの払出率は1となる。尚、前述のようにCB中は内部抽選を行わず、再遊技役が入賞することはない。
本実施例では、通常遊技状態において約1/3.4の確率でCBが当選し、内部中に移行するとともに、内部中、すなわちCBの当選フラグが持ち越されている状態において、後述するATに制御されていない場合には、1ゲームあたりのメダルの払出率が1未満となる一方、ATに制御されている場合には、1ゲームあたりのメダルの払出率が1を超えるようになっている。
また、前述のように特別役と小役が同時に当選している場合には、小役を優先して揃える制御を行うようになっており、さらに内部中において内部抽選の対象となる全ての小役においてCBの構成図柄の引込範囲と小役の構成図柄の引込範囲とが重複しており、押し順ベル、強チェリー、弱チェリー、スイカ、共通ベルいずれが当選した場合でもこれらの抽選結果により許容される小役の構成図柄が入賞ラインLNに停止することとなる。すなわち内部中においていずれかの小役が当選している場合には、CBに入賞することがない。
また、前述のように特別役と再遊技役が同時に当選している場合には、再遊技役を必ず揃える制御を行うようになっており、内部中においていずれかの再遊技役が当選している場合にはCBに入賞することがない。
また、内部中では、内部抽選の結果が1/65536のハズレとなる場合を除いて必ずいずれかの小役またはいずれかの再遊技役が当選するので、一度内部中に移行すると、内部抽選の結果が1/65536のハズレとなる場合を除いてCBが入賞しない構成であり、内部中移行後は、ほぼ内部中が維持されることとなる。
また、仮にCBが入賞しても15ゲームで終了し、その後、通常遊技状態に移行しても再び約1/3.4の確率でCBが当選し、内部中に移行するようになっている。また、設定変更がされた場合でも、遊技状態、内部当選フラグは設定変更前の状態が維持されるようになっている。
すなわち、本実施例のスロットマシン1では、遊技の大半において内部中に制御されることとなるので、内部中に制御されていることを前提とし、設定1〜6に応じたメダルの払出率がそれぞれの設定値に応じて定められた値となるように、内部中においてATに制御するか否か、具体的には後述のナビストック抽選の当選確率、上乗せ抽選の当選確率等を設定することにより、設定1〜6に応じたメダルの払出率が設定されるようになっている。
本実施例においてサブ制御部91は、強チェリー、弱チェリー、スイカ、共通ベルの当選時にATに制御する権利であるナビストックを付与するか否かを決定するナビストック抽選を行う。ナビストック抽選では、0を含むナビストック数を決定することにより、ナビストック数を付与するか否か及び付与する場合にはその個数が決定される。
本実施例においてナビストック数とは、所定ゲーム数(本実施例では50ゲーム)にわたりATに制御される権利の数を示す。ナビストック数を1消費(減算)することにより、所定ゲーム数の間、ATに制御され、その間ナビ演出が実行される。このため、決定されたナビストック数が多い程、遊技者にとって有利度合いが高いといえる。
サブ制御部91は、AT中以外の状態でナビストック抽選において1以上のナビストック数が決定されたときに、ナビストック数をRAM91cの後述するナビストック数格納領域に格納する。サブ制御部91は、RAM91cのナビストック数の有無に基づき、ATに制御するか否かを特定する。そして、1以上のナビストック数が残っている場合には、所定の導入演出を経てATの当選を示すAT確定報知が行われた後にATの制御を開始する。AT開始後は、押し順ベルの当選時に中段ベルを入賞させる停止順が報知されるので、報知された停止順に従って停止操作を行うことにより、1枚ベル及び中段ベルのうちより多くのメダルの払出を伴う中段ベルを確実に入賞させることができる。
サブ制御部91は、ナビストックを1消費したときに、当該ナビストックにより実行されるATの残りゲーム数(本実施例50ゲーム)をRAM91cに格納する。サブ制御部91は、1ゲーム消化する毎にRAM91cの残りゲーム数を1ずつ減算し、残りゲーム数が0となるまでの期間においてATに制御する。ゲーム数が残っているときに、ナビの対象役が当選した場合には、ナビ演出を実行する。
その後、AT残りゲーム数が0となり、ナビストックが残っていない場合にはATを終了する。
また、ナビストックが残っている場合には、ナビストック数を1消費(減算)して、新たに所定ゲーム数を設定し、その後ATの残りゲーム数が0となるまでの期間においてATに制御する。これにより、ナビストック数が0となるまで、ATに継続して制御されることとなる。
サブ制御部91は、ATに制御している場合には、ナビ対象役に当選することにより、ナビ演出を実行する。本実施例におけるナビ対象役は押し順ベルである。
そして、ナビ演出が実行されることにより、意図的に8枚の払出を伴う中段ベルを入賞させることができる。
本実施例では、毎ゲーム全ての種類の小役の入賞が許容されるCBに制御可能であり、CB中において獲得可能なメダル数が過度に多くならないように、CB中に小役が入賞した際に付与されるメダル数が、通常遊技状態、内部中において小役が入賞した際に付与され得る最大数よりも制限されている。
このため、CB中に、通常遊技状態、内部中では8枚のメダルが付与される中段ベル等が入賞した場合には、通常遊技状態、内部中において中段ベル等が入賞した場合よりも付与されるメダル数が少なくなってしまうこととなり、遊技者に対して損失感を与えてしまう虞がある。
これに対して本実施例では、CB中においては、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数よりも多い中段ベル、右下がりベル、下段ベル、中段スイカよりも、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数以下となる1枚1、1枚2、中段チェリー、下段チェリー、1枚ベルを優先して入賞ラインLN上に揃えて入賞させる制御が行われるので、CB中に小役が入賞した際に付与されるメダル数が、通常遊技状態、内部中において小役が入賞した際に付与され得る最大数よりも制限される構成であっても、遊技者に対して損失感を与えてしまうことを防止できる。
尚、本実施例では、毎ゲーム全ての種類の小役の入賞が許容される特別遊技状態として、内部抽選が行われず、一律に毎ゲーム全ての種類の小役の入賞が許容されるCBを適用しているが、内部抽選において毎ゲーム全ての種類の小役が当選することで全ての種類の小役の入賞が許容される特別遊技状態を適用しても良く、このような特別遊技状態を適用し、当該特別遊技状態中に小役が入賞した際に付与されるメダル数が、通常遊技状態、内部中において小役が入賞した際に付与され得る最大数よりも制限される構成であれば、特別遊技状態中においては、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数が特別遊技状態中において入賞した場合の払出枚数よりも多い第1の小役よりも、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数が特別遊技状態中において入賞した場合の払出枚数以下となる第2の小役を優先して入賞ラインLN上に揃えて入賞させる制御が行われるようにすることで、特別遊技状態中に小役が入賞した際に付与されるメダル数が、通常遊技状態、内部中において小役が入賞した際に付与され得る最大数よりも制限される構成であっても、遊技者に対して損失感を与えてしまうことを防止できる。
また、本実施例では、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数以下となる小役であり、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数よりも多い小役よりも優先される小役として、1枚1、1枚2、中段チェリー、下段チェリー、1枚ベルを適用しているが、このうちの一部の小役のみ優先される構成としても良い。
また、本実施例では、CB中においては、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数以下となる1枚1、1枚2、中段チェリー、下段チェリー、1枚ベルを、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数より多い中段ベル、右下がりベル、下段ベル、中段スイカよりも優先して入賞ラインLN上に揃える制御を行うとともに、1枚1、1枚2、中段チェリー、下段チェリー、1枚ベルのいずれも入賞させることができない場合に、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数より多い右下がりベルを入賞ラインLN上に揃える制御を行う構成であるが、CB中において、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数以下となる小役のみを入賞ラインLN上に揃える制御を行い、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数よりも多い小役を入賞ラインLN上に揃えない制御を行う構成としても良く、このような構成とすることで、CB中に小役が入賞した際に付与されるメダル数が、通常遊技状態、内部中において小役が入賞した際に付与され得る最大数よりも制限される構成であっても、遊技者に対して損失感を与えてしまうことをより確実に防止できる。
また、本実施例では、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数以下となる小役が、入賞ラインLNまたは無効ラインLM1〜LM4のいずれかに停止した図柄が全て同一の図柄となる組み合わせ、すなわち一直線上に停止する図柄が全て同一の図柄となる1枚ベルと、入賞ラインLNまたは無効ラインLM1〜LM4のいずれかに停止した図柄に複数種類の図柄が含まれる組み合わせ、すなわち一直線上に停止する図柄が全て同一の図柄とはならない1枚1、1枚2と、を含み、CB中においては、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数以下となる小役のうち、一直線上に停止する図柄が全て同一の図柄となる1枚ベルよりも、一直線上に停止する図柄が全て同一の図柄とはならない1枚1、1枚2を優先して入賞ラインLN上に揃えて入賞させる制御が行われることで、CB中においては小役が入賞したことを遊技者が認識し難くなるので、CB中に小役が入賞した際に付与されるメダル数が、通常遊技状態、内部中において小役が入賞した際に付与され得る最大数よりも制限される構成であっても、遊技者に対して損失感を与えてしまうことを防止できる。
尚、本実施例では、CB中においては、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数以下となる小役のうち、一直線上に停止する図柄が全て同一の図柄となる1枚ベルよりも、一直線上に停止する図柄が全て同一の図柄とはならない1枚1、1枚2を優先して入賞ラインLN上に揃えて入賞させる制御が行われる構成であるが、CB中においては、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数以下となる小役のうち一直線上に停止する図柄が全て同一の図柄とはならない小役のみ入賞ラインLN上に揃えて入賞させる制御が行われ、一直線上に停止する図柄が全て同一の図柄となる小役を入賞ラインLN上に揃えない制御が行われる構成としても良く、このような構成とすることで、CB中において小役が入賞したことを遊技者がより認識し難くなる。
また、本実施例では、CB中においては、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数以下となる小役のうち、一直線上に停止する図柄が全て同一の図柄となる1枚ベルよりも、一直線上に停止する図柄が全て同一の図柄とはならない1枚1、1枚2を優先して入賞ラインLN上に揃えて入賞させる制御が行われる構成であるが、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数以下となる小役が、一直線上に停止する図柄が全て同一図柄または類似図柄となる図柄揃い小役と、一直線上に停止する図柄が全て同一図柄または類似図柄とはならない非図柄揃い小役と、を含み、CB中においては、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数以下となる小役のうち、図柄揃い小役よりも、非図柄揃い小役を優先して入賞ラインLN上に揃えて入賞させる制御が行われる構成としても良く、このような構成とした場合にも、CB中においては小役が入賞したことを遊技者が認識し難くなるので、CB中に小役が入賞した際に付与されるメダル数が、通常遊技状態、内部中において小役が入賞した際に付与され得る最大数よりも制限される構成であっても、遊技者に対して損失感を与えてしまうことを防止できる。
ここで、類似図柄とは、例えば、形状は同じであるが全部または一部の色彩や模様が異なる図柄(一方のチェリーと他方のチェリーの全部の色彩または模様が異なるもの、2粒のチェリーのうちの一方と他方のチェリーの色彩または模様が異なるものなど)、形状は異なるが色彩や模様が同系の識別情報(同系色のチェリーとスイカなど)、形状は同じであるが大きさが異なる識別情報(サイズの大きいチェリーと小さいチェリーなど)、形状は同じであるが数が異なる識別情報(2粒のチェリーと3粒のチェリーなど)、形状は同じであるが一方は絵柄が付加されているのに対して他方は絵柄が付加されていない識別情報(チェリーに葉が付加されたものと葉が付加されていないものなど)、形状は同じであるが付加されている絵柄が異なる識別情報(チェリーに葉が付加されているものと虫が付加されているものなど)、形状は同じであるが付加されている絵柄の位置、色彩、数、大きさ等が異なる識別情報(チェリーに付加された葉の位置、色彩、数、大きさ等が異なるものなど)、形状は同じであるが向きが異なる識別情報(左右非対称の図柄の方向が異なるものなど)、一方に外形の一部に凸部や凹部が形成されている識別情報(一部が隆起しているものとしていないもの、一部が欠けているものと欠けていないものなど)、外形の一部に形成された凸部や凹部の位置、数、大きさ等が異なる識別情報(隆起部分や欠けている部分の位置、数、大きさ等が異なるものなど)、識別情報のモチーフは同じであるが形状が異なる識別情報(例えば、スイカの切断面や切断方向が異なるものなど)などが該当する。
また、本実施例では、通常遊技状態、内部中において、中段ベルと、複数種類の1枚ベル、1枚1、1枚2の少なくともいずれかと、が同時に当選する複数種類の押し順ベルが内部抽選の対象役として定められており、中段ベルと同時に当選する複数種類の1枚ベル、1枚1、1枚2の組み合わせに応じて中段ベルを入賞させることが可能となる停止順が異なる停止順となるように制御しており、通常遊技状態、内部中における中段ベルの当選時に、同時に当選した複数種類の1枚ベル、1枚1、1枚2が異なることを利用して中段ベルを入賞させることが可能となる停止順を変化させることができるようになっている。
そして、CB中においては、通常遊技状態、内部中において入賞した場合の払出枚数がCB中において入賞した場合の払出枚数以下となる小役であり、前述のように押し順ベルの当選時に中段ベルを入賞させることが可能となる停止順を異ならせるために利用される小役である1枚1、1枚2、1枚ベルを優先して入賞ラインLN上に揃えて入賞させる制御が行わるようになっており、これら1枚1、1枚2、1枚ベルを、CB中に遊技者に対して損失感を与えてしまうことを防止することだけでなく、通常遊技状態、内部中において押し順ベルの当選時に中段ベルを入賞させることが可能となる停止順を変化させることにも利用することもできるので、必要以上に小役の種類が増えてしまうことを防止できる。
また、本実施例では、通常遊技状態、内部中において中段ベルと1枚1が同時当選するが1枚2が同時当選しない中左ベル1、中右ベル1が当選した場合と、通常遊技状態、内部中において中段ベルと1枚1が同時当選しないが1枚2と同時当選する右左ベル1、右中ベル1が当選した場合と、で制御内容が異なる。すなわち通常遊技状態、内部中において中左ベル1、中右ベル1が当選した場合には、中リールを第1停止とする停止順で停止操作がされることを条件に中段ベルが入賞可能に制御されるのに対して、通常遊技状態、内部中において右左ベル1、右中ベル1が当選した場合には、右リールを第1停止とする停止順で停止操作がされることを条件に中段ベルが入賞可能に制御されるようになっている。
また、通常遊技状態、内部中において中左ベル1、中右ベル1が当選した場合には、1枚1が同時に当選しているが、推奨停止順である左リールを第1停止とする停止順で停止操作がされた場合には1枚1が入賞することはない。同様に通常遊技状態、内部中において右左ベル1、右中ベル1が当選した場合には、1枚2が同時に当選しているが、推奨停止順である左リールを第1停止とする停止順で停止操作がされた場合には1枚2が入賞することはない。また、他の役の当選時であっても、推奨停止順である左リールを第1停止とする停止順で停止操作がされた場合には、1枚1、1枚2が入賞することはない。すなわちこれら1枚1、1枚2は、制御を変更するために中段ベルと同時に当選させる役であり、通常遊技状態、内部中においては推奨停止順で停止操作がされている限りは入賞することのない役である。
一方、CBにおいては、左リールを第1停止とする停止順で停止操作がされた場合でも1枚1、1枚2が入賞可能に制御される。
このように通常遊技状態、内部中では、左リールを第1停止とする停止順で停止操作がされている場合に1枚1、1枚2が入賞することがないのに対して、CBにおいては左リールを第1停止とする停止順で停止操作がされている場合でも1枚1、1枚2が入賞可能となるで、通常遊技状態、内部中において中段ベル当選時のリール制御を変更するために用いられる1枚1、1枚2を有効に活用することができる。
以上、本発明の実施例3を説明してきたが、本発明はこの実施例3に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。また、実施例1、2と同一もしくは類似する構成については、実施例1、2で説明したものと同様の効果を有するものである。また、実施例1、2について例示した変形例についても実施例3に適用可能である。
1 スロットマシン
2L、2C、2R リール
6 MAXBETスイッチ
7 スタートスイッチ
8L、8C、8R ストップスイッチ
41 メイン制御部
91 サブ制御部

Claims (3)

  1. 各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、
    前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
    表示結果が導出される前に、入賞について発生を許容するか否かを決定する事前決定手段と、
    遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段と、
    前記表示結果を導出させる制御を行う導出制御手段と、
    第1遊技状態及び第2遊技状態を含む複数の遊技状態に制御する遊技状態制御手段と、
    を備え、
    前記導出制御手段は、
    前記遊技状態が第1遊技状態である第1状態において前記事前決定手段の決定結果が特定入賞の発生を許容する旨及び特殊入賞の発生を許容する旨が決定される第1特定結果であるときと、前記第1状態において前記事前決定手段の決定結果が前記特定入賞の発生を許容する旨が決定されるが前記特殊入賞の発生を許容する旨が決定されない第2特定結果であるときと、で同一の操作態様で前記導出操作手段が操作されたときに導出される表示結果を異ならせる制御を行い、
    前記第1状態において特定操作態様で前記導出操作手段が操作されたときには、事前決定手段の決定結果に関わらず、前記特殊入賞が発生する特殊表示結果を導出不能に制御し、
    前記遊技状態が第2遊技状態である第2状態において前記特定操作態様で前記導出操作手段が操作されたときには、前記特殊表示結果を導出可能に制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、
    前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
    表示結果が導出される前に、入賞について発生を許容するか否かを決定する事前決定手段と、
    遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段と、
    前記表示結果を導出させる制御を行う導出制御手段と、
    第1賭数が設定されているときにゲームを開始可能とする第1ゲーム開始可能化手段と、
    第2賭数が設定されているときにゲームを開始可能とする第2ゲーム開始可能化手段と、
    を備え、
    前記導出制御手段は、
    前記第1賭数が設定されゲームが開始された第1状態において前記事前決定手段の決定結果が特定入賞の発生を許容する旨及び特殊入賞の発生を許容する旨が決定される第1特定結果であるときと、前記第1状態において前記事前決定手段の決定結果が前記特定入賞の発生を許容する旨が決定されるが前記特殊入賞の発生を許容する旨が決定されない第2特定結果であるときと、で同一の操作態様で前記導出操作手段が操作されたときに導出される表示結果を異ならせる制御を行い、
    前記第1状態において特定操作態様で前記導出操作手段が操作されたときには、事前決定手段の決定結果に関わらず、前記特殊入賞が発生する特殊表示結果を導出不能に制御し、
    前記第2賭数が設定されゲームが開始された第2状態において前記特定操作態様で前記導出操作手段が操作されたときには、前記特殊表示結果を導出可能に制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  3. 各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、
    前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
    表示結果が導出される前に、入賞について発生を許容するか否かを決定する事前決定手段と、
    遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段と、
    前記表示結果を導出させる制御を行う導出制御手段と、
    第1有利度及び第2有利度を含む複数の有利度を設定可能な有利度設定手段と、
    を備え、
    前記導出制御手段は、
    前記第1有利度が設定されている第1状態において前記事前決定手段の決定結果が特定入賞の発生を許容する旨及び特殊入賞の発生を許容する旨が決定される第1特定結果であるときと、前記第1状態において前記事前決定手段の決定結果が前記特定入賞の発生を許容する旨が決定されるが前記特殊入賞の発生を許容する旨が決定されない第2特定結果であるときと、で同一の操作態様で前記導出操作手段が操作されたときに導出される表示結果を異ならせる制御を行い、
    前記第1状態において特定操作態様で前記導出操作手段が操作されたときには、事前決定手段の決定結果に関わらず、前記特殊入賞が発生する特殊表示結果を導出不能に制御し、
    前記第2有利度が設定されている第2状態において前記特定操作態様で前記導出操作手段が操作されたときには、前記特殊表示結果を導出可能に制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
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