JP6324657B2 - 食品用冷却システム - Google Patents

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Description

本発明は、80℃以上に加熱処理した臭いのある食品を、常温(例えば23℃〜25℃)まで冷却する食品用冷却システムに関するものである。
加熱処理した食品等の被冷却物を連続的に常温まで冷却する場合、その室を大量に換気するのが最も簡単であるが、排気の臭い対策や取り入れ外気の清浄化が必要となるので、実際は困難であることが多い。また室内で空気を循環させて空調する場合、上記したような高温の被冷却物を収容している室からの還気は、被冷却物に近い温度であることから、フリークーリング(屋外の冷却塔等で製造した冷却水で行う冷房)が有効である。しかしながら、夏季においてはフリークーリングで使える冷却水温は30℃前後であり、被冷却物を常温まで冷却するには不十分である。
この点に関し、電算機室の冷房分野においては、フリークーリングで冷却塔を用いるとともに、当該冷却塔からの冷却水を利用した蒸気圧縮冷凍サイクルを有する冷凍機(水冷チラー)で冷水を製造し、フリークーリングで冷却した空気をさらに当該冷水で冷却して給気するシステムが提案されている(特許文献1)。
かかる提案技術を、前記した高温の食品の冷却システムに適用すると、図4に示したようになる。すなわち、高温の被冷却物101を収容している室Rからの還気RAは、まず空調機102において、前段側に設けられている冷却水コイル103によって冷却される。この冷却水コイル103には、冷却塔104からの冷却水が、ポンプ105によって供給される。そして空調機102において、冷却水コイル103によって冷却された還気は、後段側に配置されている冷水コイル106によってさらに冷却される。この冷水コイル106は、蒸気圧縮冷凍サイクルを有する冷凍機(水冷チラー)110によって製造されたものであり、当該冷凍機(水冷チラー)110の冷媒は、冷却塔104からの冷却水によって凝縮器111で冷却されるようになっている。
特開2002−61911号公報
図4に示した前記従来技術によれば、80℃以上になっている被冷却物101を、夏季においても十分常温まで冷却することができ、しかも室Rの空気は、基本的には空調機102との間を循環しているので、被冷却物101が食品であっても排気の臭い対策は必要ない。また冷却塔104からの冷却水によるフリークーリングを利用しているので、ある程度省エネルギー化が図られている。
しかしながら、冷凍機(水冷チラー)110は蒸気圧縮冷凍サイクルを有しているので、圧縮機112に相応の電力を供給する必要があり、この点でさらなる省エネルギー化が望まれるところである。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、80℃以上になっている臭いのある食品を室において常温まで冷却するにあたり、室外への臭気対策を格別施す必要がなく、しかも冷却塔によるフリークーリングを利用しつつ、さらなる省エネルギー化を実現することを目的としている。
前記目的を達成するため、本発明は、80℃以上の臭いのある食品を室内で常温にまで冷却するシステムであって、前段側から順に、排熱回収コイルと、冷却水コイルと、冷水コイルとを直列に有し、室からの還気を取り入れて、前記排熱回収コイル、冷却水コイル、冷水コイルの順で当該還気を冷却して降温させた後、前記室内に給気として供給する空調機と、少なくとも2つの吸着熱交換器を有する吸着冷凍機と、前記空調機の冷却水コイルと前記吸着冷凍機の一の吸着熱交換器の冷却用に各々冷却水を供給し、かつ戻される冷却塔と、を有し、
前記吸着冷凍機の一の吸着熱交換器の冷却用に供給された前記冷却塔からの冷却水は、前記一の吸着熱交換器を冷却した後、前記吸着冷凍機の凝縮器に送られて、前記他の吸着熱交換器の再生の際に発生した水蒸気を冷却した後、前記冷却塔に戻され、前記空調機の排熱回収コイルで昇温した水は、前記吸着冷凍機の他の吸着熱交換器の再生用に供給され、再生後に降温した水は、前記排熱回収コイルに戻されることで、前記室からの還気を当該排熱回収コイルで冷却し、前記冷却塔からの冷却水が供給された前記冷却水コイルは、前記当該排熱回収コイルで冷却された還気をさらに冷却し、前記吸着冷凍機の蒸発器で製造された冷水は、前記空調機の冷水コイルに供給されて還気と熱交換することで、前記冷却水コイルで冷却された還気をさらに冷却するようにし、還気と熱交換された後の冷水は、前記蒸発器に戻されるように構成されたことを特徴としている。
本発明によれば、室からの高温の還気は、まず排熱回収コイルで冷却され、その後冷却水コイル、冷水コイルによって順次冷却される。そして排熱回収コイルで昇温した水は、吸着冷凍機の他の吸着熱交換器の再生用に供給されるので、還気の一次冷却と、吸着熱交換器の再生とを同時に行え、吸着冷凍機の効率のよい運用を行なうことができ、エネルギ―を有効に利用することができる。
前記水蒸気は前記凝縮器で冷却されて凝縮した後、前記蒸発器の冷却コイルの下方に配置された受容部で回収され、専用冷却水として、前記冷却コイルの上方に配置された散水部から前記冷却コイルに散水されて前記冷却コイルを冷却して冷水製造するようにし、さらに前記散水された専用冷却水を再び前記受容部で回収する、専用冷却水の循環系を有するように構成してもよい。
前記前記吸着冷凍機の他の吸着熱交換器に、再生用の温水を供給するバックアップ用の熱交換器を有していてもよい。
前記熱交換器の熱交換用熱源は、工場施設で発生した排熱またはコジェネ施設の排熱を用いることが好ましい。
本発明によれば、80℃以上になっている臭いのある食品を室において常温まで冷却するにあたり、従来よりも電力の消費量を低減して、さらに省エネルギー化を実現することができる。しかも室外への臭気対策を格別施す必要がない。
実施の形態にかかる食品用冷却システムの構成の概略を模式的に示した説明図である。 図1における吸着冷凍機の配管系統を模式的に示した説明図である。 実施の形態にかかる食品用冷却システムと従来の冷却システムの消費電力を示す表である。 従来技術にかかる冷却システムの構成の概略を模式的に示した説明図である。
以下、実施の形態について説明すると、図1は、実施の形態にかかる食品用冷却システム1の構成の概略、配管系等を模式的に示しており、この冷却システム1は、冷却塔10、空調機20、吸着冷凍機30とを有している。
空調機20は、被冷却物51を収容している室Rから、還気路52を通じて流入する還気RAを冷却し、給気SAとして室Rに供給する機能を有し、前段(還気の入口側寄り)に排熱回収コイル21、中段に冷却水コイル22、後段に冷水コイル23が直列に配置され、ファン24によって、給気路53を通じて室Rに供給する。被冷却物51は、例えば棚やメッシュのバケット等に収納されて上下方向多段に収容されており、適宜の移動機構(図示せず)によって、室R内を、給気路53側と還気路52側との間で移動可能になっている。
冷却塔10内において、降温した冷却水は、ポンプ11によって、配管を通じて、空調機20内の中段に設けられている冷却水コイル22に供給され、還気RAとの熱交換によって昇温した冷却水は、再び配管を通じて冷却塔10に戻される。
吸着冷凍機30は、シリカゲルやゼオライトなどの吸着材を利用した冷凍機であり、その内部は真空系になっており、下から順に蒸発器31、並置されている第1の吸着熱交換器32と第2の吸着熱交換器33、さらに上部の凝縮器34を有している。第1の吸着熱交換器32と第2の吸着熱交換器33は、吸着運転と再生運転とが交互に切り換え運転なされる。これら各機器は、隔壁35、36、37によって仕切られている。吸着冷凍機30内には、専用冷却水の循環系が設けられており、蒸発器31の散水部31aで散水された専用の冷却水は、下部の受容部31bにて回収され、ポンプ38によって再び散水部31aに戻される。この過程で蒸発器31に設けられた冷却コイル31c内の冷水は、冷却される。
蒸発器31からの水蒸気は、後述の隔壁35のバルブを経て第1の吸着熱交換器32に流入し、ここで第1の吸着熱交換器32内の吸着材に吸着される。そのとき発生する熱は、冷却塔10からの冷却水によって除去され、吸着能力が維持される。第1の吸着熱交換器32で昇温した冷却水は、凝縮器34へと送られる。
このとき、並行して、第2の吸着熱交換器33では、再生運転が行なわれており、空調機20の排熱回収コイル21からの温水によって、吸着材の再生が行なわれる。そしてそのときに発生した水蒸気は、凝縮器34において、第1の吸着熱交換器32を経た冷却水によって凝縮され、受容部34aによって回収され、配管を通じて、受容部31bに回収される。
吸着冷凍機30における第1の吸着熱交換器32と第2の吸着熱交換器33周りの配管系統は、図2に示したようになっている。すなわち、冷却塔10からの冷却水は、往管61を通じて第1の吸着熱交換器32に送られ、昇温した冷却水は還管62を通じて第1の吸着熱交換器32から出る。一方、排熱回収コイル21や、後述の熱交換器45からの温水は、往管71を通じて第2の吸着熱交換器33へと送られ、降温した温水は、還管72を通じて排熱回収コイル21や熱交換器45へと戻される。
そして往管61、71同士は、配管81、82によって接続され,また還管62、72同士は、配管83、84によって接続されている。そして往管61における配管81、82との接続部分の間には、バルブV1が設けられ、往管71における配管81、82との接続部分の間には、バルブV2が設けられている。同様に、還管62における配管83、84との接続部分の間には、バルブV3が設けられ、還管72における配管83、84との接続部分の間には、バルブV4が設けられている。また配管81にはバルブV5が、配管82にはバルブV6が、配管83にはバルブV7が、配管84にはバルブV8が、各々設けられている。
一方、吸着冷凍機30における第1の吸着熱交換器32の下方の隔壁35には、通過口を開閉自在なバルブ35aが、第2の吸着熱交換器33の下方の隔壁35には、通過口を開閉自在なバルブ35bが各々設けられ、吸着冷凍機30における第1の吸着熱交換器32の上方の隔壁36には、通過口を開閉自在なバルブ36aが、第2の吸着熱交換器33の上方の隔壁36には、通過口を開閉自在なバルブ36bが各々設けられている。
そして図1に示した状態、すなわち、第1の吸着熱交換器32が吸着運転、第2の吸着熱交換器33が再生運転の場合には、バルブV1〜V4が開放、バルブV5〜V8が閉鎖される。これによって、第1の吸着熱交換器32へは冷却水が供給され、第2の吸着熱交換器33へは温水が供給される。また図2に示したように、隔壁35のバルブ35a、36bが開放、バルブ35b、36aは閉鎖される。これによって、蒸発器31からの水蒸気は、第1の吸着熱交換器32へと送られ、第2の吸着熱交換器33からの水蒸気は、凝縮器34へと送られる。
そして運転を切り換えて、第1の吸着熱交換器32が再生運転、第2の吸着熱交換器33が吸着運転の場合には、バルブV1〜V4が閉鎖、バルブV5〜V8が開放される。これによって、第1の吸着熱交換器32へは温水が供給され、第2の吸着熱交換器33へは冷却が供給される。またこのとき、バルブ35a、36bが閉鎖、バルブ35b、36aは開放される。これによって、蒸発器31からの水蒸気は、第2の吸着熱交換器33へと送られ、第1の吸着熱交換器32からの水蒸気は、凝縮器34へと送られる。このようにして、第1の吸着熱交換器32と、第2の吸着熱交換器33は、吸着運転と再生運転とが交互に切り換え運転なされ、一方が吸着運転している間は、他方が再生運転される。
蒸発器31の冷却コイル31cにおいて製造された、例えば10℃前後の冷水は、ポンプ39によって、空調機20の後段の冷水コイル23へと送られ、還気RAと熱交換された後、再び蒸発器31の冷却コイル31cに戻される。また第2の吸着熱交換器33において再生に使用されて降温した水は、ポンプ40によって、空調機20の前段の排熱回収コイル31へと送られ、還気RAと熱交換された後、再び第2の吸着熱交換器33に戻される。
吸着冷凍機30の第1の吸着熱交換器32、凝縮器34にいて順次熱交換されて昇温した冷却水は、冷却塔10へと戻される。なお冷却塔10には、補給水供給部12が設けられている。
また本実施の形態にかかる食品用冷却システム1においては、吸着冷凍機30の第2の吸着熱交換器33と、空調機20の排熱回収コイル21との間の温水の循環系に、バックアップ用の熱交換器45との間で温水が循環する配管が施工されており、三方弁46の開度調整により、外部(例えば工場からの排熱)からの熱媒(例えば蒸気)と熱交換された温水を混合させて、吸着冷凍機30の第2の吸着熱交換器33に送ることが可能になっている。三方弁46の開度調整は、例えば給気SAの温度に基づいて行なうことができ、予め定めた所定の温度よりも給気SAの温度が高い場合には、バックアップ用の熱交換器45を経由する温水の量を増加させ、逆に所定の温度よりも低い場合には、当該温水の量を減ずるように制御することができる。
実施の形態にかかる食品用冷却システム1は、以上の構成を有しており、室Rに収容された、たとえば110℃の高温の被冷却物51を、速やかに常温にまで冷却する場合、室Rからのたとえば100℃前後の還気RAは、空調機20の排熱回収コイル21で60℃前後にまで冷却される。次いで、冷却水コイル22によって、冷却塔10からの冷却水と熱交換されて、40℃前後にまで冷却される。次いで、冷水コイル23によって、吸着冷凍機30からの冷水によって、還気RAは、20℃以下にまで冷却される。
その結果、空調機20のファン24によって、室Rには、20℃以下の給気SAを室Rに供給することができ、被冷却物51を、速やかに常温にまで冷却することが可能である。なお給気SAによって被冷却物51を冷却する際、室R内の被冷却物51は、たとえば給気SAの下流側から上流側へと順次移動される。
また室Rからの還気RAは、空調機20との間を循環するので、室外への排気はなく、被冷却物51が臭いのある食品であっても、その室外への臭気対策を格別施す必要がない。
また冷却塔10からの冷却水を用いたフリークーリングのみならず、吸着冷凍機30からの冷水によって最終冷却を行なっているので、夏季においても室Rに供給する給気SAを20℃以下にすることが可能である。
そして本実施の形態にかかる食品用冷却システム1は、冷水を製造するにあたり、吸着冷凍機30によって製造された冷水を使用しているので、図3に示したような、従来の蒸気圧縮冷凍サイクルを有する冷凍機(水冷チラー)を使用する場合と比べると、はるかに省エネルギー化が図られている
すなわち、空調機20の前段に設けられている排熱回収コイル21によって、まず高温の還気RAは、ある程度除熱され、その際の熱交換によって製造された温水(60℃〜100℃)によって、吸着冷凍機30の吸着熱交換器を再生することができる。したがって、還気RAの最初の冷却と吸着冷凍機30の再生とを同時に実行できる。これによって、ポンプ等の駆動用の電力以外の電力の消費を極力に抑えることが可能になっている。吸着冷凍機30自体は、機械式圧縮冷凍機よりも消費電力が少ないが、排熱回収コイル21において昇温した温水を、第2の吸着熱交換器33の再生に用いているので、無駄のないエネルギーの有効利用が図られている。
冷却負荷を500kW、給気SAの風量を6.17kg/s、給気SAの温度を19℃としたときの、図3の従来の冷却システムと、図1の本実施の形態の冷却システム1の、消費電力の比較を図3の表に示した。これによれば、従来の冷却システムでは、46.2kW必要であったのに対し、本実施の形態の冷却システム1では、その約1/4の11.8kWとなっている。したがって、従来よりもはるかに消費電力が少なく、より一層の省エネルギー化が図られている。
なお本実施の形態の食品用冷却システム1では、既述したように、吸着冷凍機30の第2の吸着熱交換器33の再生バックアップ用として、熱交換器45を有しているので、たとえば冷却負荷の少ない立ち上がり時においては、この熱交換器45からの温水を吸着冷凍機30の第2の吸着熱交換器33の再生に用いることで、吸着冷凍機30を安定して作動させて、立ち上がり時においても、所定温度の給気SAを安定して室Rに供給することが可能になっている。
なお熱交換器45の熱源としては、既述した工場で発生する高温蒸気の他に、コジェネからの排熱を用いても良く、もちろん各種の加熱機器を用いてもよい。
さらにまた本実施の形態の食品用冷却システム1では、空調機の冷却水コイル22に送るフリークーリング用の冷却水として、冷却塔10からの冷却水を用いていたが、その他に、地下水や河川水などの常温で未利用の熱源を用いてもよい。かかる場合、冷却システムとして採用するにあたっては、これら地下水や河川水の取水部を別途設ければよい。
本発明は、80℃以上の臭いのある食品を急速に常温にまで冷却する際に有用である。
食品用冷却システム
10 冷却塔
11 ポンプ
12 補給水供給部
20 空調機
21 排熱回収コイル
22 冷却水コイル
23 冷水コイル
24 ファン
30 吸着冷凍機
31 蒸発部
32 第1の吸着熱交換器
33 第2の吸着熱交換器
34 凝縮器
38 ポンプ
45 熱交換器
46 三方弁
51 被冷却物
R 室

Claims (4)

  1. 80℃以上の臭いのある食品を室内で常温にまで冷却するシステムであって、
    前段側から順に、排熱回収コイルと、冷却水コイルと、冷水コイルとを直列に有し、室からの還気を取り入れて、前記排熱回収コイル、冷却水コイル、冷水コイルの順で当該還気を冷却して降温させた後、前記室内に給気として供給する空調機と、
    少なくとも2つの吸着熱交換器を有する吸着冷凍機と、
    前記空調機の冷却水コイルと前記吸着冷凍機の一の吸着熱交換器の冷却用に各々冷却水を供給し、かつ戻される冷却塔と、を有し、
    前記吸着冷凍機の一の吸着熱交換器の冷却用に供給された前記冷却塔からの冷却水は、前記一の吸着熱交換器を冷却した後、前記吸着冷凍機の凝縮器に送られて、前記他の吸着熱交換器の再生の際に発生した水蒸気を冷却した後、前記冷却塔に戻され、
    前記空調機の排熱回収コイルで昇温した水は、前記吸着冷凍機の他の吸着熱交換器の再生用に供給され、再生後に降温した水は、前記排熱回収コイルに戻されることで、前記室からの還気を当該排熱回収コイルで冷却し、
    前記冷却塔からの冷却水が供給された前記冷却水コイルは、前記当該排熱回収コイルで冷却された還気をさらに冷却し、
    前記吸着冷凍機の蒸発器で製造された冷水は、前記空調機の冷水コイルに供給されて還気と熱交換することで、前記冷却水コイルで冷却された還気をさらに冷却するようにし、還気と熱交換された後の冷水は、前記蒸発器に戻されるように構成されたことを特徴とする、食品用冷却システム。
  2. 前記水蒸気は前記凝縮器で冷却されて凝縮した後、前記蒸発器の冷却コイルの下方に配置された受容部で回収され、専用冷却水として、前記冷却コイルの上方に配置された散水部から前記冷却コイルに散水されて前記冷却コイルを冷却して冷水製造するようにし、
    さらに前記散水された専用冷却水を再び前記受容部で回収する、専用冷却水の循環系を有することを特徴とする、請求項1に記載の食品用冷却システム。
  3. 前記吸着冷凍機の他の吸着熱交換器に、再生用の温水を供給するバックアップ用の熱交換器を有することを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項に記載の食品用冷却システム。
  4. 前記熱交換器の熱交換用熱源は、工場施設で発生した排熱またはコジェネ施設の排熱であることを特徴とする、請求項3に記載の食品用冷却システム。
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