JP6321979B2 - 印刷配線板およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、実装した半導体素子などの部品からの熱を放熱させるようにした印刷配線板およびその製造方法に関する。
放熱用印刷配線板で、例えば、電源回路などに厚肉の導体が要求される場合には、特許文献1および2に開示されるように、厚銅タイプのコア基板を用いる方法が知られている。また、特許文献3には、銅箔にワイヤを溶接して、必要箇所のみに厚銅と同じ効果を付与する方法が開示されている。
しかし、特許文献1および2の方法では、使用する銅箔面が非常に厚くなるため、エッチングの裾引きの影響でエッチング処理により細線化した配線パターンを形成することが難しい。また、エッチングの裾引きによって、放熱用厚肉配線パターン部の回路幅精度が悪くなる問題もある。特許文献3の方法では、銅箔とワイヤとを特別な装置を用いて、高精度に接合する必要がある。
そこで、特許文献4には、コア基板に形成された貫通孔に銅などの金属小片(放熱ブロック)が収容された放熱用印刷配線板が開示されている。このような印刷配線板では、コア基板として厚銅を用いる必要がなく、上述のような問題は生じにくい。しかし、貫通孔の孔壁が互いに平行で、金属小片が直方体のため、貫通孔と金属小片との縦横寸法が同一の場合、金属小片を貫通孔に収容できない。金属小片を収容するためには、金属小片より貫通孔の縦横寸法を大きくする必要があり、それではコア基板単独で金属小片を保持できない。金属小片を保持するために、コア基板下側にPETフィルムをラミネートし、貫通孔に金属小片を収容し、上側に樹脂絶縁層を積層することで金属小片の固定も兼用している。その後、PETフィルムを剥離し、下側に樹脂絶縁層を積層することで、貫通孔に金属小片の収容が完全に完了する。このような工程で得られる特許文献4に記載の印刷配線板は、生産効率が悪い。
さらに、特許文献4に記載の印刷配線板は、金属小片より貫通孔の縦横寸法が大きく、金属小片を収容してもスペースが残る。そのため、貫通孔内で金属小片の位置が定まりにくく、コア基板に対する金属小片の位置精度が悪くなる。金属小片の位置にばらつきが生じると、金属小片端部の位置がばらつき、端部にビアホールを配置できない問題がある。端部にビアホールが配置されないと、金属小片の位置に配置されるビアホール総数が少なくなり、放熱性能が悪くなる。
特開平8−293659号公報 特開2002−076571号公報 特表2008−529263号公報 特開2013−135168号公報
本発明の主たる課題は、放熱性能を向上させた印刷配線板を提供することである。さらに、本発明の他の課題は、優れた放熱性能を有する印刷配線板を効率よく製造することができる印刷配線板の製造方法を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するべく鋭意検討を行った結果、以下の構成からなる解決手段を見出し、本発明を完成するに至った。
(1)絶縁板の少なくとも一方の表面に配線パターンが形成されたコア基板と、コア基板の少なくとも一方の表面に積層された絶縁樹脂層と、絶縁樹脂層の表面に形成された配線導体層と、絶縁板に形成された収容部に収容された金属小片とを備える印刷配線板であって、前記絶縁樹脂層には、前記絶縁樹脂層の表面から前記金属小片まで貫通するビアホールが形成され、前記配線導体層と前記金属小片とを電気的に接続しており、前記収容部が、絶縁板の前記一方の表面を上面としたとき、この一方の表面から収容した前記金属小片を他方の表面から落下させないように、絶縁板の他方の表面側の縁部で金属小片を保持する形状を有していることを特徴とする印刷配線板。
(2)前記配線パターンが前記絶縁板の両表面に形成され、前記絶縁板にビアホールがさらに形成されている、(1)に記載の印刷配線板。
(3)前記収容部は、内周面が絶縁板の前記一方の表面から他方の表面に向かって収容部内の間隙が狭くなるように傾斜しており、前記金属小片を絶縁板の他方の表面側縁部で保持していると共に、この縁部を除く収容部内周面は金属小片と離隔している、(1)または(2)に記載の印刷配線板。
(4)絶縁板の他方の表面側縁部における収容部の間隙が、金属小片の底部の寸法よりも0〜1000μm小さく形成されている、(3)に記載の印刷配線板。
(5)前記金属小片が銅小片である、(1)〜(4)のいずれかに記載の印刷配線板。
(6)前記金属小片が錐台状であり、前記収容部は、絶縁板の前記一方の表面から他方の表面にかけて寸法が小さくなる逆錐台状の貫通孔であり、逆錐台状の収容部内に錐台状の金属小片が収容される、(1)〜(5)のいずれかに記載の印刷配線板。
(7)前記金属小片が多角錐台状、円錐台状または楕円錐台状で、前記収容部が逆多角錐台状、逆円錐台状または逆楕円錐台状の貫通孔である、(1)〜(6)のいずれかに記載の印刷配線板。
(8)前記金属小片が多角柱状、円柱状または楕円柱状であり、前記収容部は、絶縁板の前記一方の表面から他方の表面にかけて寸法が小さくなる逆多角錐台状、逆円錐台状または逆楕円錐台状の貫通孔であり、逆多角錐台状、逆円錐台状または逆楕円錐台状の収容部内に、多角柱状、円柱状または楕円柱状の金属小片が収容される、(1)〜(5)のいずれかに記載の印刷配線板。
(9)前記金属小片の下面が、前記絶縁層の下面と略同一面上である、(1)〜(8)のいずれかに記載の印刷配線板。
(10)前記収容部内周面と金属小片との離隔部分が、絶縁性の金属小片固定樹脂で充填されている、(3)〜(9)のいずれかに記載の印刷配線板。
(11)上記(1)〜(10)のいずれかに記載の印刷配線板と、この印刷配線板の少なくとも一方の面における前記金属小片が収容された部分に対応する位置に実装された部品とを備えることを特徴とする実装構造体。
(12)絶縁板の少なくとも一方の表面に配線パターンを形成してコア基板を得る工程と、コア基板に、金属小片を収容するための収容部を形成し、収容部に金属小片を収容する工程と、コア基板の少なくとも一方の表面に絶縁樹脂層を積層する工程と、絶縁樹脂層の表面に配線導体層を形成する工程と、絶縁樹脂層の少なくとも一方の表面から金属小片まで貫通するビアホール下穴を形成する工程と、ビアホール下穴の内部に導体を形成してビアホールを形成する工程とを含む印刷配線板の製造方法であって、前記収容部が、絶縁板の前記一方の表面を上面としたとき、この一方の表面から収容した前記金属小片を他方の表面から落下させないように、絶縁板の他方の表面側の縁部で金属小片を保持する形状を有していることを特徴とする印刷配線板の製造方法。
(13)前記コア基板を得る工程の前に、絶縁板にビアホールを形成する工程をさらに含む、(12)に記載の製造方法。
(14)前記収容部を形成する工程がレーザ加工によって行われる、(12)または(13)に記載の製造方法。
(15)前記収容部に前記金属小片を収容する工程の後、前記収容部と前記金属小片との隙間に絶縁性の金属小片固定樹脂を充填して硬化させる工程をさらに含む、(12)〜(14)のいずれかに記載の製造方法。
(16)上記(12)〜(15)のいずれかに記載の製造方法によって得られた印刷配線板の少なくとも一方の面の、金属小片が収容された部分に対応する位置に部品を実装する工程を含むことを特徴とする実装構造体の製造方法。
本発明の印刷配線板によれば、金属小片の収容部が、絶縁板の一方の表面を上面としたとき、この一方の表面から収容した金属小片を他方の表面から落下させないように、絶縁板の少なくとも他方の表面側の縁部で金属小片を保持する形状を有しているため、金属小片の位置精度に優れ、金属小片の位置がばらつきにくくなり、高い放熱性能が安定的に得られる。
また、収容部が、金属小片を絶縁板の他方の表面側の縁部で保持しており、上記(3)に記載のように、縁部を除く収容部内周面が金属小片と離隔しているときは、実装した半導体素子などの部品からの熱が、絶縁板に収容した金属小片に一時的に蓄えられるので、金属小片から絶縁板へ熱が拡散するのを抑えられ、熱を垂直方向に安定的に放熱できる効果を奏する。そのため、特に、実装した部品から急激に熱が発生した場合に効果的である。
加えて、収容部では、絶縁板の他方の表面側の縁部を除く収容部内周面が金属小片と離隔しているため、この離隔した空隙部内に絶縁樹脂層の樹脂分または金属小片固定樹脂が浸透しやすくなり、金属小片を強固に固定できる効果がある。
さらに、本発明に係る印刷配線板の製造方法によれば、優れた放熱性能を有する印刷配線板を効率よく製造することができる。
(a)は本発明に係る印刷配線板の一実施態様を示す平面図であり、(b)は(a)のA−A’線側断面図である。 本発明に係る印刷配線板の製造方法における第1の実施形態を示す側断面図である。 本発明に係る印刷配線板の製造方法における第1の実施形態を示す側断面図である。 本発明に係る印刷配線板の製造方法における第1の実施形態を示す側断面図である。 収容部と金属小片とが同様の形状を有する場合に、金属小片が収容部に保持されないことを示す側断面図である。 本発明に係る印刷配線板の製造方法における第1の実施形態において、金属小片の形状を変更した例を示す側断面図である。 本発明に係る印刷配線板の製造方法における第2の実施形態を示す側断面図である。 本発明に係る印刷配線板の製造方法における第2の実施形態を示す側断面図である。 本発明に係る印刷配線板の製造方法における第3の実施形態を示す側断面図である。 本発明に係る印刷配線板の製造方法における第4の実施形態を示す側断面図である。
<第1の実施形態>
本発明の印刷配線板を、図1に基づいて説明する。図1(a)は、本発明に係る印刷配線板の一実施態様を示す平面図を示し、図1(b)は図1(a)のA−A’線側断面図を示す。本発明の印刷配線板は、図1(a)に示すように、金属小片40を収容する収容部11と配線基板部12とから構成されている。より詳細には、図1(b)に示すように、本発明の印刷配線板は、絶縁板1の表面に配線パターン4が形成されたコア基板2と、コア基板2の表面に積層された絶縁樹脂層21aと、絶縁樹脂層21aの表面に形成された配線導体層22と、絶縁板1に形成された収容部11に収容された金属小片40とを備える。さらに、コア基板2の上下面を電気的に接続するために、絶縁板1にはビアホール3が形成されている。
絶縁板1は、絶縁性を有する素材で形成されていれば特に限定されない。このような絶縁性を有する素材としては、例えば、エポキシ樹脂、ビスマレイミド−トリアジン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンエーテル(PPE)樹脂などの有機樹脂などが挙げられる。これらの有機樹脂は2種以上を混合して用いてもよい。絶縁板1として有機樹脂を使用する場合、有機樹脂に補強材を配合して使用するのが好ましい。補強材としては、例えば、ガラス繊維、ガラス不織布、アラミド不織布、アラミド繊維、ポリエステル繊維などが挙げられる。これらの補強材は2種以上を併用してもよい。絶縁板1は、好ましくはガラス繊維やガラス不織布などのガラス材入り有機樹脂から形成される。さらに、絶縁板1には、シリカ、硫酸バリウム、タルク、クレー、ガラス、炭酸カルシウム、酸化チタンなどの無機充填材が含まれていてもよい。絶縁板1の厚みは特に限定されず、好ましくは0.02〜10mmの厚みを有する。
図1に示す印刷配線板のように、配線パターン4は絶縁板1の両表面に形成されていることが好ましい。すなわち、コア基板2の上下面に配線パターン4が存在する。この場合、コア基板2の上下面を電気的に接続するために、絶縁板1にはビアホール3が形成されている。
コア基板2の表面には、絶縁樹脂層21aが積層されている。絶縁樹脂層21aを形成する樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ビスマレイミド−トリアジン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンエーテル(PPE)樹脂、フェノール樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂、ケイ素樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂、ポリフェニレンオキシド(PPO)樹脂などが挙げられる。これらの樹脂は2種以上を混合してもよい。絶縁樹脂層21aを形成する樹脂には、上述の補強材や無機充填材、フェノール樹脂やメタクリル樹脂からなる有機充填材が含まれていてもよい。
絶縁樹脂層21aには、その表面から後述する金属小片40まで貫通するビアホール(金属小片接続ビアホール24)が形成されている。金属小片接続ビアホール24は、配線導体層22と金属小片40とを電気的に接続している。さらに、絶縁樹脂層21aには、絶縁板1に形成されたビアホール3と電気的に接続するビアホール23が形成されている。
絶縁樹脂層21aの表面に形成されている配線導体層22は、エッチングなどによって形成される。配線導体層22の形成方法の詳細は後述する。
図1に示す印刷配線板では、絶縁樹脂層21aおよび配線導体層22は、コア基板2の上下面にそれぞれ1層積層されているが、1層に限定されない。例えば、絶縁樹脂層21aおよび配線導体層22を交互に積層させて多層のビルドアップ層としてもよい。この場合、各絶縁樹脂層21aに、ビアホール23および金属小片接続ビアホール24が形成される。
本発明の印刷配線板において、金属小片40は、絶縁板1に形成された収容部11に収容されている。金属小片40を構成する金属は、例えば、銅、金、鉄、アルミニウムなどが挙げられる。これらの金属の中でも、銅が好ましい。金属小片40が銅小片の場合、例えば、下記の方法によって得られる。
(I)銅板または銅箔をエッチングによって、銅小片に加工する。
(II)銅板、銅箔または銅線材を、金型で打ち抜き、銅小片に加工する。
(III)銅板または銅箔を、ダイシングで切削することによって、銅小片に加工する。
金属小片40の形状は角錐台状、具体的には四角錐台状である。本発明の印刷配線板において、金属小片40を収容する収容部11は、絶縁板1の一方の表面を上面としたとき、この一方の表面から収容した前記金属小片40を他方の表面から落下させないように、絶縁板の少なくとも他方の表面側の縁部で金属小片を保持する形状を有している。そのため、上述の特許文献4のように煩雑な工程を経なくても、金属小片40を絶縁板1に保持させることができる。
具体的には、金属小片40が四角錐台状であるとき、収容部11は、例えば、絶縁板1の前記一方の表面から他方の表面にかけて寸法が小さくなる逆四角錐台状を有する貫通孔であることが好ましい。図1に示すように、収容部11が逆四角錐台状の貫通孔の場合、収容部11の底部(絶縁板1の下面)の大きさを、四角錐台状を有する金属小片40の底部の大きさよりも若干(例えば0〜1000μm程度)小さく形成することにより、金属小片40は絶縁板1の応力によって収容部11の他方の表面側縁部で支えられ、絶縁板1から落下させない。このとき、金属小片40と収容部11とは、四角錐台状と逆四角錐台状の関係であるため、収容部11の上記縁部を除く収容部内周面は金属小片と離隔して断熱層を形成しているため、急激な熱が発生した場合でも、金属小片40に蓄えられた熱を絶縁板1へ伝熱されるのを防止することができ、金属小片40から垂直方向に安定的に放熱させることができる。
金属小片の大きさは、絶縁板1の厚みなどに応じて適宜設定される。例えば、金属小片40の下面の長辺は、好ましくは0.1〜50mm程度であり、金属小片40の上面から下面までの高さ(厚み)は0.02〜10mm程度である。
本発明の印刷配線板には、例えば半導体素子などの部品が実装され、実装構造体に加工される。実装された部品からの熱は、印刷配線板の面方向に対して垂直な方向に放熱される。
次に、本発明に係る印刷配線板の製造方法を説明する。本発明に係る印刷配線板の製造方法は、下記の工程(i)〜(vi)を含む。
(i)絶縁板の少なくとも一方の表面に配線パターンを形成してコア基板を得る工程。
(ii)コア基板に、金属小片を収容するための収容部を形成し、収容部に金属小片を収容する工程。
(iii)コア基板の少なくとも一方の表面に絶縁樹脂層を積層する工程。
(iv)絶縁樹脂層の表面に配線導体層を形成する工程。
(v)絶縁樹脂層の少なくとも一方の表面から金属小片まで貫通するビアホール下穴を形成する工程。
(vi)ビアホール下穴の内部に導体を形成してビアホールを形成する工程。
本発明に係る印刷配線板の製造方法を、図2〜4に基づいて説明する。まず、図2(a)に示すように、絶縁板1の両表面に薄銅箔2aが形成された両面銅張基板2bを準備する。薄銅箔2aは、好ましくは1〜12μm程度の厚みを有する。絶縁板1は上述の通りであり、説明は省略する。
図2(b)に示すように、両面銅張基板2bの所定の位置にビアホール下穴3aを形成する。ビアホール下穴3aは、絶縁板1の上下面を電気的に接続するビアホール3を形成するための穴である。ビアホール下穴3aは、例えばレーザ加工などによって形成される。これらの中でもレーザ加工が好ましい。レーザ光としては、CO2レーザ、UV−YAGレーザなどが挙げられる。ビアホール下穴3aの形成と同時に、ビアホール下穴3a直上の薄銅箔2aを開口させてもよい。
レーザ加工によってビアホール下穴3aを形成すると、ビアホール下穴3aの底部に薄い樹脂膜が残存する場合がある。この場合、デスミア処理が行われる。デスミア処理は、強アルカリによって樹脂を膨潤させ、次いで酸化剤(例えば、クロム酸、過マンガン酸塩水溶液など)を用いて樹脂を分解除去する。あるいは、研磨材によるウェットブラスト処理やプラズマ処理によって、樹脂膜を除去してもよい。さらに、ビアホール下穴3aの内壁面を粗面化してもよい。粗面化処理としては、例えば、酸化剤(例えば、クロム酸、過マンガン酸塩水溶液など)によるウェットプロセス、プラズマ処理やアッシング処理などのドライプロセスなどが挙げられる。
図2(c)に示すように、ビアホール下穴3aの内壁面および絶縁板1の表面に銅めっきが施され、導体2cおよびビアホール3が形成される。銅めっきは無電解銅めっきでもよく、電解銅めっきでもよい。めっきの厚付けを行うには電解銅めっきが好ましく、例えば1〜30μm程度の厚みを有する銅めっきが形成される。また、ビアホール下穴3aの内壁面だけでなく、フィルドめっきによってビアホール下穴3aに銅を充填してビアホール3形成してもよい。
図2(d)に示すように、絶縁板1の表面に配線パターン4を形成する。感光性レジスト(例えば、ドライフィルムのエッチングレジスト)をロールラミネートで貼り付け、露光および現像して回路パターン以外の部分を露出させる。露出部分の銅をエッチングにより除去する。エッチング液としては、例えば塩化第二鉄水溶液などが挙げられる。ドライフィルムのエッチングレジストを剥離して、配線パターン4が形成される。このようにして、絶縁板1の表面に配線パターン4が形成されたコア基板2が得られる。
次いで、図2(e)に示すように、コア基板2の所定の位置に、金属小片40を収容するための収容部11を形成する。金属小片40を絶縁板1の応力で支えられるように、収容部11の底部は、金属小片40の底部の大きさよりも若干小さく形成する。収容部11は、例えばCO2レーザ、UV−YAGレーザなどのレーザ加工によって、逆錐台状に形成される。
収容部11の形成後、図3(f)および(g)に示すように、部品マウンタなどを用いて、収容部11に金属小片40を収容する。収容部11が逆錐台形状を有する好ましい理由は、収容部11の上部が広いため、金属小片40を収容する際、精度が低くても容易に収容することができ、金属小片40を高精度で保持できるためである。
金属小片40として、収容部11と同様の逆錐台形状を有する金属小片41を用いた場合、図5(a)および(b)に示すように、金属小片41は収容部11に保持されず、絶縁板1を貫通する。さらに、金属小片41を収容部11に収容した状態でコア基板2を搬送することもできない。
金属小片40は、図6(a)および(b)に示すように、直方体状などの四角柱状の金属小片42を用いてもよい。例えば、ダイシングによる切削加工の場合、直方体状を有する金属小片42になりやすい。
さらに、金属小片40に粗面化処理を施してもよい。金属小片40が銅小片の場合、粗面化処理としては、銅の酸化還元処理による黒化処理、希硫酸と過酸化水素水との混合溶液によるソフトエッチング処理などの化学的粗面化処理、あるいは機械的粗面化処理が挙げられる。
次いで、図3(i)および(j)に示すように、コア基板2の表面にプリプレグ21および薄銅箔22aを積層し、積層プレスで熱圧着してプリプレグ21を硬化させて絶縁樹脂層21a(硬化樹脂層)を形成する。なお、プリプレグ21としては、上述の絶縁樹脂層21aで説明した樹脂(必要に応じて補強材および充填材)が用いられる。
図4(k)に示すように、絶縁樹脂層21aに内層回路の層間接続のためのビアホール下穴23aおよび金属小片接続ビアホール下穴24aを形成する。ビアホール下穴23aおよび金属小片接続ビアホール下穴24aは、ビアホール下穴3aと同様、レーザ加工などによって形成され、必要に応じてデスミア処理や粗面化処理が行われる。さらに、ビアホール下穴23aおよび金属小片接続ビアホール下穴24aの形成と同時に、ビアホール下穴23aおよび金属小片接続ビアホール下穴24a直上の薄銅箔22aを開口させてもよい。
図4(l)に示すように、ビアホール下穴23aの内壁面、金属小片接続ビアホール下穴24aの内壁面および絶縁樹脂層21aの表面に銅めっきが施され、導体22b、ビアホール23および金属小片接続ビアホール24が形成される。なお、形成方法は、上述の導体2cおよびビアホール3の形成方法と同様であり、説明は省略する。金属小片接続ビアホール24の形状は、例えば、上面図で円形だけでなく長円形であってもよい。円形よりも長円形の方が金属小片接続ビアホール24の平面断面積が広くなり、円形の場合よりも少ない数で同等の熱伝導性を確保することができる。
図4(m)に示すように、絶縁樹脂層21aの表面に配線導体層22を形成する。配線導体層22は、上述の配線パターン4と同様の方法で形成されるため、説明は省略する。さらに、図3(i)〜図4(m)の工程を繰り返して、層数を増やしたビルドアップ層としてもよい。
最後に、図4(n)に示すように、絶縁樹脂層21a表面の所定の位置にソルダーレジスト30を形成する。ソルダーレジスト30の形成方法は、まず、スプレーコート、ロールコート、カーテンコート、スクリーン法などを用い、感光性液状ソルダーレジストを20μm程度の厚みで塗布して乾燥する、あるいは感光性ドライフィルム・ソルダーレジストをロールラミネートで貼り付ける。その後、露光および現像してパッド部分を開口させて加熱硬化させる。外形加工を施し、本発明の印刷配線板が得られる。
ソルダーレジスト30を形成する前に、形成面をCZ処理などの銅の粗面化処理に供してもよい。ソルダーレジスト30の開口部に、無電解ニッケルめっきを3μm以上の厚みで形成し、その上に無電解金めっきを0.03μm以上(好ましくは0.06μm以上、ワイヤボンディング用途の場合は0.3μm以上)の厚みで形成してもよい。さらに、その上にはんだプリコートを施す場合もある。無電解めっきではなく、電解めっきで形成してもよい。めっきではなく、水溶性防錆有機被膜(例えば、四国化成工業(株)製タフエースなど)を形成してもよい。
<第2の実施形態>
第2の実施形態は、図7(a)に示すように、収容部11に金属小片40を収容した後、収容部11と金属小片40との隙間に絶縁性の金属小片固定樹脂13を充填し、金属小片固定樹脂13を硬化させる工程をさらに含む。金属小片固定樹脂13としては、例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンエーテル(PPE)樹脂などが挙げられる。これらの中でも、エポキシ樹脂またはエポキシ樹脂と他の樹脂との混合樹脂が好ましい。金属小片固定樹脂13には、さらにシリカ、硫酸バリウム、タルク、クレー、ガラス、炭酸カルシウム、酸化チタンなどのフィラーが含まれていてもよい。
金属小片固定樹脂13は、例えば、スクリーン印刷、スプレー、ディスペンサなどの方法で塗布(充填)される。塗布(充填)後、熱硬化樹脂であれば熱硬化させ、紫外線硬化型樹脂であれば紫外線照射によって硬化させる。その後の工程(図7(b)〜図8(g))は、第1の実施形態(図3(i)〜図4(n))と同様であり、説明は省略する。金属小片固定樹脂13で金属小片40を固定することによって、金属小片40の位置精度がより高くなる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態では、図2(e)に示す収容部11を形成したコア基板2の下面に、図9(a)〜(c)に示すように、PETフィルム50を貼り付ける。PETフィルム50を貼り付けることによって、金属小片40を収容部11に収容する際に誤って絶縁板1から落下させないようにすることができる。PETフィルム50の代わりに、繰り返し使用できるMagiCarrier((株)京写製)、PROLEADER(富士フィルム(株)製)などを使用してもよい。
収容部11に金属小片40を収容した後、図9(d)に示すように、PETフィルム50を剥離する。その後の工程は、第1の実施形態(図3(i)〜図4(n))と同様であり、説明は省略する。
<第4の実施形態>
第4の実施形態は、第3の実施形態において、図9(c)に示すように収容部11に金属小片40を収容した後、収容部11と金属小片40との隙間に金属小片固定樹脂13を充填する(図10(a)および(b))。金属小片固定樹脂13の塗布(充填)方法や硬化方法、その後の工程は上述の通りであり省略する。
なお、以上の実施形態では、金属小片が四角錐台状であり、収容部が逆四角錐台状である場合について説明したが、金属小片は、例えば他の錐台状(円錐台状、楕円錐台状、多角錐台状など)、柱状(円柱状、楕円柱状、多角柱状など)などであってもよい。多角錐台状としては、四角錐台状以外にも、例えば三角錐台状、五角錐台状、六角錐台状、七角錐台状、八角錐台状などが挙げられる。また、多角柱状としては、四角柱状以外にも、三角柱状、五角柱状、六角柱状、七角柱状、八角柱状などが挙げられる。
また、収容部についても、例えば逆円錐台状、逆楕円錐台状、逆多角錐台状などの逆錐台状であってもよい。逆多角錐台状としては、逆四角錐台状以外にも、例えば逆三角錐台状、逆五角錐台状、逆六角錐台状、逆七角錐台状、逆八角錐台状などが挙げられる。金属小片と収容部とは、四角錐台状と逆四角錐台状とのように角数(形状)が同じであることが好ましいが、異なっていてもよい。
1 絶縁板
2 コア基板
2a 薄銅箔
2b 両面銅張基板
2c 導体
3 ビアホール
3a ビアホール下穴
4 配線パターン
11 収容部
12 配線基板部
13 金属小片固定樹脂
21 プリプレグ
21a 絶縁樹脂層
22 配線導体層
22a 薄銅箔
22b 導体
23 ビアホール
23a ビアホール下穴
24 金属小片接続ビアホール
24a 金属小片接続ビアホール下穴
30 ソルダーレジスト
40、41、42 金属小片
50 PETフィルム
L レーザアブレーション用レーザ光

Claims (14)

  1. 絶縁板の少なくとも一方の表面に配線パターンが形成されたコア基板と、
    コア基板の少なくとも一方の表面に積層された絶縁樹脂層と、
    絶縁樹脂層の表面に形成された配線導体層と、
    絶縁板に形成された収容部に収容された金属小片と、
    を備える印刷配線板であって、
    前記絶縁樹脂層には、前記絶縁樹脂層の表面から前記金属小片まで貫通するビアホールが形成され、前記配線導体層と前記金属小片とを電気的に接続しており、
    前記収容部が、絶縁板の前記一方の表面を上面としたとき、この一方の表面から収容した前記金属小片を他方の表面から落下させないように、絶縁板の他方の表面側の縁部で金属小片を保持する形状を有しており、
    前記金属小片が錐台状であり、前記収容部は、絶縁板の前記一方の表面から他方の表面にかけて寸法が小さくなる逆錐台状の貫通孔であり、逆錐台状の収容部内に錐台状の金属小片が収容されることを特徴とする印刷配線板。
  2. 前記配線パターンが前記絶縁板の両表面に形成され、前記絶縁板にビアホールがさらに形成されている、請求項1に記載の印刷配線板。
  3. 前記収容部は、内周面が絶縁板の前記一方の表面から他方の表面に向かって収容部内の間隙が狭くなるように傾斜しており、前記金属小片を絶縁板の他方の表面側縁部で保持していると共に、この縁部を除く収容部内周面は金属小片と離隔している、請求項1または2に記載の印刷配線板。
  4. 絶縁板の他方の表面側縁部における収容部の間隙が、金属小片の底部の寸法よりも0〜1000μm小さく形成されている、請求項3に記載の印刷配線板。
  5. 前記金属小片が銅小片である、請求項1〜4のいずれかに記載の印刷配線板。
  6. 前記金属小片が多角錐台状、円錐台状または楕円錐台状で、前記収容部が逆多角錐台状、逆円錐台状または逆楕円錐台状の貫通孔である、請求項1〜のいずれかに記載の印刷配線板。
  7. 前記金属小片の下面が、前記絶縁の下面と略同一面上である、請求項1〜のいずれかに記載の印刷配線板。
  8. 前記収容部内周面と金属小片との離隔部分が、絶縁性の金属小片固定樹脂で充填されている、請求項3〜のいずれかに記載の印刷配線板。
  9. 請求項1〜のいずれかに記載の印刷配線板と、この印刷配線板の少なくとも一方の面における前記金属小片が収容された部分に対応する位置に実装された部品とを備えることを特徴とする実装構造体。
  10. 絶縁板の少なくとも一方の表面に配線パターンを形成してコア基板を得る工程と、
    コア基板に、金属小片を収容するための収容部を形成し、収容部に金属小片を収容する工程と、
    コア基板の少なくとも一方の表面に絶縁樹脂層を積層する工程と、
    絶縁樹脂層の表面に配線導体層を形成する工程と、
    絶縁樹脂層の少なくとも一方の表面から金属小片まで貫通するビアホール下穴を形成する工程と、
    ビアホール下穴の内部に導体を形成してビアホールを形成する工程と、
    を含む印刷配線板の製造方法であって、
    前記収容部が、絶縁板の前記一方の表面を上面としたとき、この一方の表面から収容した前記金属小片を他方の表面から落下させないように、絶縁板の他方の表面側の縁部で金属小片を保持する形状を有しており、
    前記金属小片が錐台状であり、前記収容部は、絶縁板の前記一方の表面から他方の表面にかけて寸法が小さくなる逆錐台状の貫通孔であり、逆錐台状の収容部内に錐台状の金属小片が収容されることを特徴とする印刷配線板の製造方法。
  11. 前記コア基板を得る工程の前に、絶縁板にビアホールを形成する工程をさらに含む、請求項10に記載の製造方法。
  12. 前記収容部を形成する工程がレーザ加工によって行われる、請求項10または11に記載の製造方法。
  13. 前記収容部に前記金属小片を収容する工程の後、前記収容部と前記金属小片との隙間に絶縁性の金属小片固定樹脂を充填して硬化させる工程をさらに含む、請求項1012のいずれかに記載の製造方法。
  14. 請求項1013のいずれかに記載の製造方法によって得られた印刷配線板の少なくとも一方の面の、金属小片が収容された部分に対応する位置に部品を実装する工程を含むことを特徴とする実装構造体の製造方法。
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