JP6321893B2 - 乾燥機及び絶対湿度差センサ - Google Patents

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Description

本発明は、湿度センサを備える乾燥対象物の乾燥機、および乾燥機の中の湿度を検知するのに好適な湿度センサに関する。
近年の洗濯機は洗濯と乾燥の両機能を兼ね備えた洗濯乾燥機が主流を占めている。洗濯乾燥機の乾燥方式にはヒーター式とヒートポンプ式が知られている。
ヒーター式では、供給路を経由して、ヒーター(加熱部)で加熱した空気を乾燥ドラムに送り込み、乾燥対象物が含んでいた水分を奪い取る。乾燥ドラムからの排出された空気は、排気路を経由して冷却パイプ部(冷却部)に送り込まれ、結露し水分が除去される。
一方、ヒートポンプ式は、冷媒を圧縮する圧縮機、加熱側熱交換器、膨張弁、冷却側熱交換器からなる熱循環機構を備えたものであり、圧縮機が冷媒を圧縮すると、その圧縮熱によって加熱側熱交換器(加熱部)の温度が上がる。乾燥ドラムに送り込まれる空気はここで加熱され、供給路を通して乾燥ドラムに送り込まれる。続いて、冷媒は、膨張弁で解放されると温度降下し、冷却側熱交換器(冷却部)を冷却する。乾燥ドラムから排出された空気は、排気路を経由して、この冷却部に送り込まれ、結露し水分が除去される。
2つの乾燥方式を比較すると、加熱空気を生成する加熱部、乾燥ドラムに加熱空気を供給する供給路、湿気を含んだ空気を乾燥ドラムから排出する排出路、排気から水分を除去する冷却部を、共通に備える。
洗濯乾燥機には、例えば、特許文献1に記載されるものがある。当該乾燥機は相対湿度を、湿度センサを用いて検知するのではなく、温度センサで検知した温度値をベースにして求めている。つまり、温度と相対湿度の対応表を予め不揮発性メモリに記憶させておき、その表から湿度値を取り込んでいる。このような間接的検知の検知精度は、湿度センサを用いて直接検知する精度に比べて劣る。このために、実際の湿度の値よりも大きい値に誤検知することによって乾燥対象物を過度に乾燥させて生地を傷めてしまったり、逆に、実際の湿度の値よりも小さい値に誤検知することによって生乾き状態で乾燥終了させてしまったりする課題を残していた。
また、洗濯乾燥機の供給路や排出路では、湿度差を検知するためのセンサを取り付けるにはスペースにあまり余裕がなく構造も入り組んでいるので、これらのセンサの取付ける作業は容易なことではなかった。この点においても改善が望まれていた。
特開2014−12074号公報
上記課題に鑑み、本発明においては、乾燥機の中の湿度を、湿度センサを用いて直接検知することによって、過乾燥や乾燥不足が起こらず、かつ、湿度センサの取付けが容易な乾燥機を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の乾燥機は、乾燥対象物を収容する乾燥ドラムと、乾燥ドラムの内部に加熱された空気である給気を送り込む供給路と、乾燥ドラムの内部から排出された空気である排気を引き込む排出路と、給気の湿度である第一湿度を検知する第一湿度検知センサと、排気の湿度である第二湿度を検知する第二湿度検知センサと、を有する湿度差センサと、を備え、湿度差センサは、第一検知室と、第一検知室に収容される第一感熱素子と、給気の一部が第一検知室に供給される第一通気窓と、を有する第一湿度検知センサと、第一検知室に隣接する第二検知室と、第二検知室に収容される第二感熱素子と、排気の一部が第二検知室に供給される第二通気窓と、を有する第二湿度検知センサと、を備える。第一通気窓は、給気が流れる向きと異なる向きに開口し、第二通気窓は、排気が流れる向きと異なる向きに開口する。
本発明の乾燥機が備える湿度差センサは、給気を第一通気窓に導く第一管路と排気を第二通気窓に導く第二管路を備える、ことが好ましい。
本発明の乾燥機は、湿度差センサの配置について、少なくとも以下の第一形態と第二形態を含む。
なお、第一形態及び第二形態ともに、排出路から受けた排気を加熱して給気を生成する加熱源を備え、かつ、生成した給気を供給路に送る加熱ユニットを備えることを前提とする。
第一形態における湿度差センサは、加熱ユニットの内部において、給気が通る領域に配置される。そして、第一湿度検知センサは、第一通気窓を通って第一検知室に供給されることで第一湿度を検知し、第二湿度検知センサは、加熱源よりも上流側において得た排気が、第二管路で導かれ、かつ、第二通気窓を通って第二検知室に供給されることで第二湿度を検知する。
第二管路によって排気を給気側の領域に導くことで、排気と給気の湿度を給気側の一箇所に集約された領域で検知することが可能になる。
次に、第二形態における湿度差センサは、加熱ユニットの内部において、排気が通る領域に配置される。そして、第一湿度検知センサは、加熱源よりも下流側において得た給気が、第一管路で導かれ、かつ、給気が第一通気窓を通って第一検知室に供給されることで第一湿度を検知し、第二湿度検知センサは、排気が第二通気窓を通って第二検知室に供給されることで、第二湿度を検知する。
第一管路によって給気を排気側の領域に導くことでも、排気と給気の湿度を排気側の一箇所に集約された領域で検知することができる。
本発明の乾燥機において、第一湿度検知センサと第二湿度検知センサで、絶対湿度の差を検知する絶対湿度差センサを構成することが好ましい。これにより、相対湿度センサを用いた場合のように絶対湿度に変換する手間を省くことができる。
本発明の乾燥機において、乾燥の程度を判定する手法として、以下の第一形態と第二形態を含む。
第一形態は、判定部が、絶対湿度差センサで検知した絶対湿度の差と、所定値との比較に基づいて、乾燥の程度を判定する。
また、第二形態は、判定部が、絶対湿度差センサで検知した絶対湿度の差の時間変化率と、所定値との比較に基づいて、乾燥の程度を判定する。
判定部は、いずれの形態であっても、その判定結果に基づいて、乾燥機の動作の停止または継続を決定することができる。
本発明の乾燥機は、ヒートポンプ方式、又は、ヒーター方式のいずれの加熱方式を採用しても、同様の効果を得ることができる。
本発明における湿度差センサは、好ましくは、第一湿度検知センサが、絶対湿度の基準信号を生成する第一基準素子を備え、第二湿度検知センサが、絶対湿度の基準信号を生成する第二基準素子を備え、第一検知室に隣接する第一密閉室に第一基準素子が設けられ、第二検知室に隣接する第二密閉室に第二基準素子が設けられる。
本発明は、上述した乾燥機に好適な絶対湿度差センサを提供する。
本発明の絶対湿度差センサは、ヒートポンプ方式、又は、ヒーター方式の乾燥機に取り付けて用いられ、前記乾燥機の乾燥室に接続される給気管及び排気管のそれぞれを流れる排気と給気の絶対湿度差を検知する
本発明の絶対湿度差センサは、第一検知室と、第一検知室に収容される第一感熱素子と、給気の一部が第一検知室に供給される第一通気窓と、を有する第一湿度検知センサと、第一検知室に隣接する第二検知室と、第二検知室に収容される第二感熱素子と、排気の一部が第二検知室に供給される第二通気窓と、を有する第二湿度検知センサと、を備える。
本発明における第一通気窓は、給気管を給気が流れる向きと異なる向きに開口し、また、本発明における第二通気窓は、排気管を排気が流れる向きと異なる向きに開口する
本発明の絶対湿度差センサにおいて、第一感熱素子と第二感熱素子を隣接辺に含むブリッジ回路を備え、第一感熱素子に第一検知空気を接触させ、第二感熱素子に第二検知空気を接触させたときのブリッジ回路の不平衡電圧によって、第一検知空気と第二検知空気の絶対湿度の差を検知する、ことができる。
本発明の絶対湿度差センサにおいて、第一湿度検知センサは、絶対湿度の基準信号を生成する第一基準素子を備え、第二湿度検知センサは、絶対湿度の基準信号を生成する第二基準素子を備え、第一検知室に隣接する第一密閉室に第一基準素子が設けられ、第二検知室に隣接する第二密閉室に第二基準素子が設けられる。
また、本発明の絶対湿度差センサにおいては、給気を第一通気窓に導く第一管路と排気を第二通気窓に導く第二管路との一方又は双方を備えることが好ましい。そうすることで、異なる地点の検知空気の絶対湿度を検知できる。
本発明の絶対湿度差センサは、第一湿度検知センサと第二湿度検知センサが組付けられる単一のケースを備える、ことができる。
本発明の絶対湿度差センサは、第一湿度検知センサと第二湿度検知センサで、絶対湿度の差を検知する絶対湿度差センサを構成し、絶対湿度の差と所定値との比較に基づいて乾燥の程度を判定する判定要素を備える、ことができる。
本発明の絶対湿度差センサは、第一湿度検知センサと第二湿度検知センサで、絶対湿度の差を検知する絶対湿度差センサを構成し、絶対湿度の差の時間変化率と所定値との比較に基づいて乾燥の程度を判定する判定要素を備える、ことができる。
本発明の乾燥機によれば、給気と排気の湿度差を、第一湿度検知センサと第二湿度センサを備える湿度差センサにより、直接的に検知するので、検知された温度に基づく湿度によって乾燥を判定するのに比べて、湿度を正確に判定できる。したがって、本発明の乾燥機によれば、適切な乾燥状態で乾燥を終了できる。
しかも本発明の乾燥機によれば、第一湿度検知センサと第二湿度検知センサを、一箇所に集約して設けるので、二つの湿度検知センサを別々の離れた場所に設けるのに比べて、センサの取付け作業が容易であるとともに取付けスペースも少なくてもすむ。
また、本発明の乾燥機によれば、第一湿度検知センサと第二湿度検知センサを一箇所に集約して設けるので、二つの湿度検知センサの周囲の温度を同じと看做すことができる。したがって、二つの湿度検知センサが相対湿度センサの場合には、検知した相対湿度を絶対湿度に換算するのに必要な温度センサが一つですむ。
本発明の第一実施形態に係わるヒートポンプ式の乾燥機を示す図である。 第一実施形態に係る絶対湿度差センサの概略構成を示し、(a)は平面図、(b)はA−A‘断面図である。 第一実施形態の変形例に係わるヒートポンプ式の乾燥機を示す図である。 第一実施形態の絶対湿度差センサで検知した湿度のモニタリングの一例を示すグラフである。 本発明の第二実施形態に係る絶対湿度差センサの概略構成を示し、(a)は断面図、(b)はブリッジ回路、(c)は湿度差の検出結果の一例を示すグラフである。 第二実施形態の絶対湿度差センサにおいて感熱素子両端の電位差のモニタリングの一例を示すグラフである。 第一実施形態に係るヒーター式の乾燥機を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
[第一実施形態]
図1は本発明の第一実施形態に係るヒートポンプ方式の乾燥機100の概略構成を示している。
乾燥機100は、空気を循環させる循環風路10と、乾燥対象物等を乾燥させる乾燥室21を有する乾燥ドラム20と、ヒートポンプ式乾燥機ユニット30と、を備える。
給気側の位置P1には、給気と排気の絶対湿度差を検知する絶対湿度差センサ1(S1,S2)が備えられている。
[ヒートポンプ式乾燥機ユニット30]
ヒートポンプ式乾燥機ユニット30は、冷媒を圧縮する圧縮機31と、加熱側熱交換器32と、膨張弁33と、冷却側熱交換器34と、を有する冷媒循環経路を備える。
ヒートポンプ式乾燥機ユニット30において、圧縮機31によって圧縮された高温の冷媒が加熱側熱交換器32を通過する過程で、周囲の空気と熱交換することで周囲の空気を加熱する。加熱側熱交換器32を通過した冷媒は、膨張弁33を通過して断熱膨張することによって低温とされてから冷却側熱交換器34を通過するが、この過程で、周囲の空気と熱交換することで周囲の空気を冷却し、除湿する。そして、冷却側熱交換器34を通過した冷媒は、再び圧縮機31で圧縮された後に、加熱側熱交換器32に向けて吐出される、という熱循環サイクルが行われる。加熱側熱交換器32は、本発明の請求項3の加熱源にあたる。
ヒートポンプ式乾燥機ユニット30は、加熱側熱交換器32の側に出口ファン35aを、また、冷却側熱交換器34の側に入口ファン35bを備えている。出口ファン35a及び入口ファン35bは、加熱側熱交換器32で加熱された空気を乾燥ドラム20の内部に送り込み、乾燥ドラム20の中で湿度が増加した空気を排出路12に引き込み、さらに、排出路12で受けた空気を、再び、冷却側熱交換器34の側に引き込む、という空気循環の流れを形成する。
なお、以上では、出口ファン35aと入口ファン35bの両方を設ける例を説明したが、出口ファン35aと入口ファン35bのいずれか一方でも、同様の空気循環を形成することができる。また、必要に応じて他の送風手段を用いることもできる。
[乾燥ドラム20]
乾燥ドラム20は、乾燥対象物を乾燥させる乾燥室21を備えるとともに、加熱空気が供給される供給路11と、乾燥ドラム20の中で乾燥対象物から水分を奪った空気が排出される排出路12に接続されている。
[循環風路10]
循環風路10は、ヒートポンプ式乾燥機ユニット30内の空気通路と、供給路11と、乾燥ドラム20内の乾燥室21と、排出路12とで構成される。
加熱側熱交換器32で加熱された空気は、供給路11を通って乾燥ドラム20内に給気として供給される。給気は、乾燥ドラム20の中で乾燥対象物から水分を奪い、排気として排出路12に排出され、再び、ヒートポンプ式乾燥機ユニット30の冷却側熱交換機34の側に戻される。
[絶対湿度差センサ1(S1,S2)]
絶対湿度差センサ1は、乾燥ドラム20に供給される給気の湿度と乾燥ドラム20から排出される排気の湿度との差を検知するものであり、給気の湿度を検知する第一湿度検知センサS1と排気の湿度を検知する第二湿度検知センサS2を備える。絶対湿度差センサ1は、第一湿度検知センサS1と第二湿度検知センサS2のそれぞれが、絶対湿度センサをなしている。
絶対湿度差センサ1は、図2に示すように、単一のケース3の中に、第一湿度検知センサS1と第二湿度検知センサS2が組みつけられている。ケース3は、第一検知室7aと、第一密閉室7bと、第二検知室8aと、第二密閉室8bの、四つの空間に区分されている。
第一湿度検知センサS1は、第一検知室7aに第一感熱素子s1が収容され、また、第一密閉室7bに第一基準素子t1が収容されており、各素子にはリード線9が接続され、リード線9にはハーメチックシールが施されている。
第一検知室7aには第一通気窓h1が設けられ、後述するように、検知対象である給気がこの第一通気窓h1を通って第一検知室7aに入る。また、第一密閉室7bは、露点が氷点下を示す乾燥空気により満たされており、第一基準素子t1は、絶対湿度の低い環境、典型的には絶対湿度がゼロの環境に置かれる。つまり、第一感熱素子s1は第一基準素子t1に比べて絶対湿度の高い環境に置かれる。
第一感熱素子s1と第一基準素子t1は、駆動電圧が印加されると例えば200℃前後の同じ温度に自己加熱する。絶対湿度が高い第一感熱素子s1の方が空気への熱放散定数が大きいことから温度が低くなり、電気抵抗が大きくなる。そのため、第一感熱素子s1と第一基準素子t1の電気抵抗に差異が生じ、第一検知室7aに入った給気の絶対湿度(第一湿度)を検知できる。
第二湿度検知センサS2も同様であり、第二検知室8aに第二感熱素子s2が収容され、また、第二密閉室8bに第二基準素子t2が収容されており、各素子にはリード線9が接続され、リード線9にはハーメチックシールが施されている。
第二検知室8aには第二通気窓h2が設けられ、後述するように、検知対象である排気がこの第二通気窓h2を通って第二検知室8aに入る。また、第二密閉室8bもまた、露点が氷点下を示す乾燥空気により満たされている。
第二感熱素子s2と第二基準素子t2に駆動電圧を印加すれば、第一湿度検知センサS1と同様に、第二感熱素子s2と第二基準素子t2の電気抵抗の相違に基づいて、第二検知室8aに入った排気の絶対湿度(第二湿度)を検知できる。
なお、以上の絶対湿度差センサ1は、単体のケース3を四つの空間に仕切る例を示したが、第一湿度検知センサS1と第二湿度検知センサS2を個別の二つのケースとして作製してから両者を組み合わせてもよい。または、第一検知室7a、第一密閉室7b、第二検知室8a、第二密閉室8bのそれぞれについて四つのケースを用意し、各素子を組み込んでから組み合わせてもよい。
第一湿度検知センサS1の検出回路は、第一感熱素子s1と第一基準素子t1を隣接辺に含むブリッジ回路(図示せず)からなり、その不平衡電圧が両者の置かれた環境の湿度差に応じた信号として出力される。この場合、第一基準素子t1の側は絶対湿度がゼロであるので、この素子の端子電圧が基準信号となり、ブリッジ回路に出力される不平衡電圧は、第一検知室7aの絶対湿度ゼロに対する湿度差、つまり絶対湿度に対応する信号が出力される。
第二湿度検知センサS2も同様であり、第二湿度検知センサS2の検出回路は、第二感熱素子s2と第二基準素子t2を隣接辺に含むブリッジ回路(図示せず)からなり、その不平衡電圧が両者の置かれた環境の湿度差に応じた信号として出力される。この場合、第二基準素子t2の側は絶対湿度がゼロであるので、この不平衡電圧は、第二検知室8aの絶対湿度ゼロに対する湿度差、つまり絶対湿度に対応する信号が出力される。
絶対湿度差センサ1は、第一湿度検知センサS1が検知した絶対湿度(第一湿度)に対応する電気信号と、第二湿度検知センサS2が検知した絶対湿度(第二湿度)に対応する電気信号を、図1に示すように、信号ケーブル51を介して判定部50に伝送する。判定部50では、第一湿度に対応する電気信号と第二湿度に対応する電気信号を処理して両者の差に対応する絶対湿度差の値を求め、乾燥の状態を判定する。
[絶対湿度差センサ1の設置と検知空気の誘導]
絶対湿度差センサ1は、図1及び図2に示すように、ヒートポンプ式乾燥機ユニット30の加熱側熱交換器32と出口ファン35aの間の位置P1に設置される。加熱側熱交換器32を通過して生成される給気は、この位置P1を通る。
絶対湿度差センサ1には、図1に示すように、給気を第一湿度検知センサS1に導く第一管路41と、排気を第二湿度検知センサS2に導く第二管路42と、が接続されている。
第一管路41は、一方端に開口41a、他方端に開口41bをそれぞれ有し、一方端は加熱側熱交換器32に向けて配置され、他方端は出口ファン35aに向けて配置されている。第一管路41は、図2に示すように、ケース3に接続され、第一通気窓h1を介し第一検知室7aに連通している。
第一検知空気である給気は、開口41aから第一管路41に採取される。採取された第一検知空気は、出口ファン35aの負圧で吸引され、第一湿度検知センサS1に向かって流れる。この第一検知空気は、第一湿度検知センサS1に達すると、第一管路41と第一検知室7aを連通する第一通気窓h1を介して、その一部が、第一検知室7aに入って第一感熱素子s1と接触する。これにより、絶対湿度(第一湿度)が検知される。第一検知空気は、その後、第一管路41の他方端の開口41bから供給路11に排出され、給気と合流する。
第二管路42は、一方端に開口42a、他方端に開口42bをそれぞれ有し、一方端は入口ファン35bに向けて配置され、他方端は出口ファン35aに向けて配置されている。第二管路42は、図2に示すように、ケース3に接続され、第二通気窓h2を介し第二検知室8aに連通している。
第二検知空気である排気は、開口42aから第二管路42に採取される。採取された第二検知空気は、出口ファン35aの負圧で吸引され、第二湿度検知センサS2に向かって流れる。この第二検知空気は、第二湿度検知センサS2に達すると、第二管路42と第二検知室8aを連通する第二通気窓h2を介して、その一部が、第二検知室8aに入って第二感熱素子s2と接触する。これにより、絶対湿度(第二湿度)が検知される。第二検知空気は、その後、第二管路42の他方端の開口42bから供給路11に排出され、給気と合流する。
なお、第二管路42は、冷却側熱交換器34及び加熱側熱交換器32との干渉を避けるように、ヒートポンプ式乾燥機ユニット30の内部を配管されることが好ましい。
[乾燥機100の動作]
以下、乾燥機100の動作について説明する。
乾燥機100で乾燥対象物を乾燥するには、加熱側熱交換器32で温められた空気を、出口ファン35aによって供給路11に送り出し、供給路11を経由して乾燥ドラム20の中に給気する。給気された乾燥用の空気は、乾燥ドラム20の乾燥室21で乾燥対象物に接触して水分を奪い、乾燥室21から排出路12に向けて排気される。排気は、入口ファン35bに吸い込まれて冷却側熱交換器34を通過する過程で冷却されるので、排気に含まれていた湿気が結露により除湿される。除湿された空気は、加熱側熱交換器32を通過することで再び加熱された空気、つまり給気として供給路11に送り出される。
乾燥機100は、以上のサイクルを繰り返すことによって、乾燥対象物から水分を奪い乾燥を促進する。このサイクルにおいて、乾燥対象物の水分が多い間は、乾燥室21に供給される給気と排出路12に戻る排気との湿度差が大きいが、乾燥が進むに連れてこの湿度差が小さくなる。乾燥機100は、この湿度差を継続的に検知することにより、乾燥の程度を判定する。以下、この手順を説明する。
[絶対湿度差センサ1の動作]
乾燥機100は絶対湿度差センサ1を備えることにより、供給路11と排出路12の空気の絶対湿度を検知することができる。検出情報は、乾燥機100が備える判定部50に送られ、判定部50は、検出情報に基づいて乾燥の状態を判定して、乾燥機100の動作の停止または継続を決定する。
次に、絶対湿度差センサ1がその乾燥過程を監視しながら乾燥の程度を判定する手順を、ヒートポンプ式乾燥機ユニット30を備える乾燥機100を用いて測定した例に基づいて説明する。
[測定例]
この測定は、ヒートポンプ式乾燥機ユニット30を備える洗濯乾燥機を用いて行ったものである。洗濯を終えた所定量の洗濯物を脱水して乾燥対象物とし、これを乾燥ドラム20の乾燥室21に投入して乾燥させた。乾燥の間、絶対湿度差センサ1の出力の波形を観察した。
図4(a)にその結果を示す。
なお、図4(a)において、f1は第一湿度検知センサS1が検知した給気の絶対湿度(第一湿度)、f2は第二湿度検知センサS2が検知した排気の絶対湿度(第二湿度)、fは両者の差を示している。
図4(a)より、絶対湿度f1、絶対湿度f2はともに、乾燥開始直後から比較的急激に下降する領域I、その後、緩やかに上昇する領域II、そしてピークに到達後は、再び、緩やかに下降する領域III、最後に、両者の差がほぼ一定に維持される領域IV、を変遷する。
図4(a)より、絶対湿度f1と絶対湿度f2は、下降及び上昇の挙動に相関性が観察される。この傾向は、領域IIと領域IIIにおいて顕著である。
一方、絶対湿度差fは、領域Iにおいて急激に上昇した後は、領域IIではほぼ一定の値で推移し、領域IIIにおいては単調に下降する傾向を示し、そして領域IVにおいては低くかつ一定で推移する。以上の傾向は、Y軸を拡大した図4(b)を参照すればより明確になる。以下、図4(b)を参照しながら、絶対湿度差fの挙動と乾燥状態の関係を説明する。
[領域I,II,III,IVの乾燥状態]
乾燥の開始からまもない領域Iは、乾燥対象物が含んでいた水分が急激に給気に奪われ乾燥が急速に進むので、給気と排気の湿度差が大きくなるものと推認される。
乾燥の開始から時間の経過した領域IIでは、乾燥対象物中に水分がまだ十分に残っているため、位置P2と位置P1の絶対湿度差が大きい。
さらに乾燥の開始から時間の経過した領域IIIは、乾燥対象物中の水分が少なくなるので、給気と排気の絶対湿度が小さくなる。これに伴って、給気と排気の湿度差も小さくなるものと推認される。
さらに乾燥の開始から時間の経過した領域IVにおいては、乾燥対象物が含む水分が極めて少なくなるので、排気の絶対湿度も給気と同じ程度になるために、給気と排気の湿度差が微小になるものと推認される。つまり、この湿度差が微小になることを検知すれば、乾燥機100の運転を終了すべき状態になったことを判定できる。
[乾燥状態を判定する方法1]
上述したように、乾燥対象物の乾燥が進むと、位置P2における排気の湿度f2と、位置P1における給気の絶対湿度f1の差が小さくなる。
そこで、判定部50は、下記の式(1)と、下記の式(1)の演算結果と比較する判定値f0とを、記憶するとともに、式(1)の演算結果と判定値f0を、式(2)に基づいて比較することで乾燥状態の判定を行う。
f=f2−f1 (g/m) (1)
f1:湿度センサS1が検知する絶対湿度の値
f2:湿度センサS2が検知する絶対湿度の値
f≦f0 (2)
判定部50は、式(2)を満たすと乾燥が完了したものと判定し、乾燥機100の動作停止を指示する。一方、判定部50は、式(2)を満たさなければ、乾燥がいまだ不十分と判定して、乾燥機100の動作継続を指示する。これにより、乾燥機100は、乾燥物を過剰に乾燥したり、または、乾燥不足にもかかわらず乾燥機100の動作を停止したりすることがない。
[乾燥終了を判定する方法2]
また、図4(b),(c)を参照すれば判るように、乾燥対象物が乾燥する過程では、絶対湿度差fの時間変化率Cが変化する。したがって、この時間変化率Cと予め定められた判定値C0を比較することによって、乾燥機100の動作停止又は継続を決定することもできる。
[第一実施形態の変形例]
図3は第一実施形態の変形例に係るヒートポンプ方式の乾燥機101の概略構成を示したものである。この変形例は、絶対湿度差センサ1(S1,S2)が、ヒートポンプ式乾燥機ユニット30の冷却側熱交換器34および入口ファン35bの上流側に設けられている点で、乾燥機100と相違する。この場合、第一管路41は、図3に示すように、加熱側熱交換器32と冷却側熱交換器34を迂回して配設され、加熱側熱交換器32より下流側から給気を吸い込んで第一湿度検知センサS1に導く。また、第二管路42は、入口ファン35bよりも上流側から排気を吸い込んで第二湿度検知センサS2に導く。いずれにしろ、第一管路41は加熱側熱交換器32を通過した給気を取り込み、第二管路42は冷却側熱交換器34を通過する前の排気を取り込む。
絶対湿度差センサ1(S1,S2)は、このように設置されても、第一実施形態と同様に給気と排気の湿度差を正確に検知できる。
なお、図3において、図1の乾燥機100と同様の構成については、図1と同じ符号を付している。
[第一実施形態の作用・効果]
乾燥機100(101)によれば、給気と排気の湿度を直接検知するので、温度を検知した値から湿度値を照合するよりも、乾燥の程度を正確に判定できる。
乾燥機100では、給気と排気の絶対湿度差を一箇所に集約して設けた絶対湿度差センサ1又は絶対湿度差センサ2によっても検知できるので、センサの取付け作業が容易であり、取付けスペースも少なくてすむ。また、乾燥機100では、乾燥状態を判定する判定部50を備えているので、過乾燥や乾燥不足を起こすことがない。
また、乾燥機100によれば、第一湿度検知センサと第二湿度検知センサの周囲温度を同じと看做すことができるので、二つの湿度検知センサが相対湿度を検知する場合には、検知した相対湿度を絶対湿度に換算するのに必要な温度センサが一つですむ。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態に係る絶対湿度差センサ2を、図5及び図6を参照しながら説明する。
第一実施形態の絶対湿度差センサ1は、第一湿度検知センサS1及び第二湿度検知センサS2のそれぞれが感熱素子と基準素子を備えるので合計で4つの感熱素子が必要であったのに対し、第二実施形態の絶対湿度差センサ2は、2つの感熱素子のみで第一湿度検知センサS1及び第二湿度検知センサS2が構成される。絶対湿度差センサ2は、第一湿度検知センサS1と第二湿度検知センサS2の二つの要素で、絶対湿度差センサを構成する。
[絶対湿度差センサ2の構成]
絶対湿度差センサ2は、図5(a)に示すように、単一のケース3の中に、第一湿度検知センサS1と第二湿度検知センサS2が組み付けられている。ケース3は、第一検知室7aと第二検知室8aの二つの空間に区分されている。
第一湿度検知センサS1は、第一検知室7a、第一感熱素子s1および第一通気窓h1を備え、第二湿度検知センサS2は、第二検知室8a、第二感熱素子s2および第二通気窓h2を備える。
第一検知室7aと第二検知室8aはケース3の中に隣接して設けられ、第一検知室7aには第一管路41が取付けられ、第二検知室8aには第二管路42が取付けられる。
第一検知室7aには、第一感熱素子s1が、ハーメチックシールされたリード線9に接続されて収容される。第二検知室8aにも同様に、第二感熱素子s2が、ハーメチックシールされたリード線9に接続されて収容される。
第一管路41は、ケース3に接続され、第一通気窓h1を介して第一検知室7aに連通する。第一管路41が導く第一検知空気は、第一通気窓h1を介して、その一部が、第一検知室7aに入って第一感熱素子s1と接触する。
同様に、第二管路42も、ケース3に接続され、第二通気窓h2を介して第二検知室8aに連通する。第二管路42が導く第二検知空気は、第二通気窓h2介して、その一部が、第二検知室8a入って第二感熱素子s2と接触する。
また、第一湿度検知センサS1と第二湿度検知センサS2は隣接して設けられているので、第一湿度検知センサS1と第二湿度検知センサS2は同じ温度の環境下に置かれているものと見做すことができる。
以上のように構成した絶対湿度差センサ2の信号処理のためのブリッジ回路を図5(b)に示す。ブリッジ回路は、直流電源E、第一感熱素子s1の抵抗SR1、第二感熱素子s2の抵抗SR2、ブリッジの対辺を構成する抵抗R3及びR4、回路電流を調節する直列抵抗Rsを回路素子にして構成されている。なお、第一感熱素子s1と第二感熱素子s2はともに、リード線9を介してこのブリッジ回路と電気的に接続され、直流電源Eから供給される電力によって200℃前後に自己加熱される。このブリッジ回路では、第一感熱素子s1と第二感熱素子s2が等しい絶対湿度状態、例えば、両者ともに絶対湿度がゼロのときには接続中点A,B間の電位差がゼロになるように抵抗R3,R4が予め調整されている。
[絶対湿度差センサ2の動作]
以上のように構成される絶対湿度差センサ2に対し、異なる湿度を持った空気が、第一検知室7aと第二検知室8aに誘導されて、第一感熱素子s1と第二感熱素子s2にそれぞれ接触すると、空気が含有する水分量に応じてブリッジ回路の抵抗値SR1、SR2が変化する。この変化は、接続中点A,B間の不平衡電圧として検出され、湿度差が大きいほど大きな値になる。これにより絶対湿度差を検知できる。
[絶対湿度差センサ2の設置]
以上述べた絶対湿度差センサ2を、第一実施形態で述べた絶対湿度差センサ1の代わりに、乾燥機100のP2の位置に設置し、乾燥過程を監視した例を説明する。
なお、ここでは、絶対湿度差センサ1でモニタリングしたときと同じヒートポンプ式乾燥機ユニット30、及び、同じ量の同じ乾燥対象物を用いて行っている。つまり、絶対湿度差センサ1から絶対湿度差センサ2への変更以外は、図4で説明した一連の手順と同様に行われている。
図4(c)に、この絶対湿度差センサ2を用いて、位置P1と位置P2の絶対湿度の差を検知したときの絶対湿度差fのグラフ例を示す。
絶対湿度差fは、図4(b)の場合と同様の変化傾向を示し、乾燥の進行とともに、それぞれの特徴である領域I〜IVの各領域を有している。つまり、この絶対湿度差センサ2は、第一実施形態の絶対湿度差センサ1と同様の機能を果たしていると認められる。
[温度検知信号の出力]
図6は、ブリッジ回路の接続中点Aと端子Nの間、つまり、第一感熱素子s1の両端の電位差vと、絶対湿度差センサ2に隣接して備える温度センサ(図示せず)が検知した温度Tを、同時にモニタリングした結果を示す。電位差vと温度Tを対比すると判るように、温度センサが検知した温度Tと電位差vには、逆相関関係が成立しており、電位差vの値から温度Tを特定できる。
以上、説明したように、第二実施形態の絶対湿度差センサ2によれば、ブリッジ回路の接続中点Aと、接続中点Bと端子間に絶対湿度差に対応する出力信号が得られるとともに、第一感熱素子s1の抵抗SR1の端子間には温度に対応する出力信号が得られる。従って、第二実施形態の絶対湿度差センサ2は、湿度差と温度の両方を同時に検知することが可能である。この温度信号は、乾燥機100の過熱を監視するためや乾燥機100を制御するための制御情報として活用することができる。
なお、この温度に対応する出力信号は、もう一方の第二感熱素子s2の抵抗SR2の端子間にも同様に現れることが確認されているので、何れをも温度信号として活用できる。
[第二実施形態の作用・効果]
絶対湿度差センサ2は、異なる二つの地点から検知空気を導くことのできる第一管路41と第二管路42を備えているので、例えば、当該二つの地点以外の一箇所に集約して設けることにより、当該二つの地点の絶対湿度差を検知することができる。
絶対湿度差センサ2は、感熱素子が2個で足りるので、絶対湿度差センサ1に比べて、コストを抑えることができる。加えて、それぞれの感熱素子を収容する空間が第一検知室7aと第二検知室8aの二つで足りるので、絶対湿度差センサ2を小さくできる。
また、絶対湿度差センサ2は、第一感熱素子s1の抵抗SR1、第二感熱素子s2の抵抗SR2のいずれもの端子間に、環境温度に対応した電位差が現れるので、温度検知を兼ねたセンサとして利用することができる。
上記以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
例えば、図7に示すように本発明はヒーター式の乾燥機60にも適用できる。
この乾燥機60は、ヒーター式乾燥機ユニット61に水道水により排気を除湿する冷却器63が設けられ、冷却器63で冷却された排気を電熱板62が加熱して給気を生成する。絶対湿度差センサ1、又は、絶対湿度差センサ2は、冷却器63を通過する前の排気を取り込む第一管路41と、冷却器63を通過した後の排気を取り込む第一管路42と、を備えている。
なお、図7において、図1の乾燥機100と同様の構成については、図1と同じ符号を付している。
また、以上では、乾燥対象物を乾燥する空気が循環することを前提にする例を説明したが、本発明の乾燥機は、乾燥する空気が循環しない形式の乾燥機にも適用することができる。
100,101 乾燥機
10 循環風路
11 供給路
12 排出路
13 排気口
20 乾燥ドラム
21 乾燥室
30 ヒートポンプ式乾燥機ユニット
31 圧縮機
32 加熱側熱交換器
33 膨張弁
34 冷却側熱交換器
35a 出口ファン
35b 入口ファン
41 第一管路
41a,41b 開口
42 第二管路
42a,42b 開口
50 判定部
51 信号ケーブル
60 乾燥機
61 ヒーター式乾燥機ユニット
62 電熱板
P1 供給路上の位置
P2 排出路上の位置
S1、S2 第一湿度検知センサ、第二湿度検知センサ
1、2 絶対湿度差センサ
3 ケース
h1,h2 第一通気窓、第二通気窓
s1、s2 第一感熱素子、第二感熱素子
t1、t2 第一基準素子、第二基準素子
7a、8a 第一検知室、第二検知室
7b、8b 第一密閉室、第二密閉室
9 リード線

Claims (16)

  1. 乾燥対象物を収容する乾燥ドラムと、
    前記乾燥ドラムの内部に加熱された空気である給気を送り込む供給路と、
    前記乾燥ドラムの内部から排出された空気である排気を引き込む排出路と、
    前記給気の湿度である第一湿度を検知する第一湿度検知センサと、
    前記排気の湿度である第二湿度を検知する第二湿度検知センサと、を有する湿度差センサと、を備え、
    前記湿度差センサは、
    第一検知室と、前記第一検知室に収容される第一感熱素子と、前記給気の一部が前記第一検知室に供給される第一通気窓と、を有する第一湿度検知センサと、
    前記第一検知室に隣接する第二検知室と、前記第二検知室に収容される第二感熱素子と、前記排気の一部が前記第二検知室に供給される第二通気窓と、を有する第二湿度検知センサと、を備え、
    前記第一通気窓は、前記給気が流れる向きと異なる向きに開口し、
    前記第二通気窓は、前記排気が流れる向きと異なる向きに開口する
    ことを特徴とする乾燥機。
  2. 前記給気を前記第一通気窓に導く第一管路と前記排気を前記第二通気窓に導く第二管路を備える、
    請求項1に記載の乾燥機。
  3. 前記排出路から受けた前記排気を加熱して前記給気を生成する加熱源を備え、かつ、生成した前記給気を前記供給路に送る加熱ユニットを備え、
    前記湿度差センサは、
    前記加熱ユニットの内部において、前記給気が通る領域に配置され、
    前記第一湿度検知センサは、
    前記給気が前記第一通気窓を通って前記第一検知室に供給されることで前記第一湿度を検知し、
    前記第二湿度検知センサは、
    前記加熱源よりも上流側において得た前記排気が、前記第二管路で導かれ、かつ、前記第二通気窓を通って前記第二検知室に供給されることで前記第二湿度を検知する、
    請求項2に記載の乾燥機。
  4. 前記排出路から受けた前記排気を加熱して前記給気を生成する加熱源を備え、かつ、生成した前記給気を前記供給路に送る加熱ユニットを備え、
    前記湿度差センサは、
    前記加熱ユニットの内部において、前記排気が通る領域に配置され、
    前記第一湿度検知センサは、
    前記加熱源よりも下流側において得た前記給気が、前記第一管路で導かれ、かつ、前記給気が前記第一通気窓を通って前記第一検知室に供給されることで前記第一湿度を検知し、
    前記第二湿度検知センサは、
    前記排気が前記第二通気窓を通って前記第二検知室に供給されることで、前記第二湿度を検知する、
    請求項2に記載の乾燥機。
  5. 前記第一湿度検知センサと前記第二湿度検知センサで、絶対湿度の差を検知する絶対湿度差センサを構成する、
    請求項1〜4の何れか一項に記載の乾燥機。
  6. 前記絶対湿度の差と、所定値との比較に基づいて乾燥の程度を判定する判定部を備える、
    請求項5に記載の乾燥機。
  7. 前記絶対湿度の差の時間変化率と、所定値との比較に基づいて乾燥の程度を判定する判定部を備える、
    請求項5に記載の乾燥機。
  8. 前記給気の加熱方式が、ヒートポンプ方式、又は、ヒーター方式である、
    請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の乾燥機。
  9. 前記第一湿度検知センサは、絶対湿度の基準信号を生成する第一基準素子を備え、
    前記第二湿度検知センサは、絶対湿度の基準信号を生成する第二基準素子を備え、
    前記第一検知室に隣接する第一密閉室に前記第一基準素子が設けられ、
    前記第二検知室に隣接する第二密閉室に前記第二基準素子が設けられる、
    請求項2〜請求項8のいずれか一項に記載の乾燥機。
  10. ヒートポンプ方式、又は、ヒーター方式の乾燥機に取り付けて用いられ、前記乾燥機の乾燥室に接続される給気管及び排気管のそれぞれを流れる排気と給気の絶対湿度差を検知する絶対湿度差センサであって、
    前記絶対湿度差センサは、
    第一検知室と、前記第一検知室に収容される第一感熱素子と、前記給気の一部が前記第一検知室に供給される第一通気窓と、を有する第一湿度検知センサと、
    前記第一検知室に隣接する第二検知室と、前記第二検知室に収容される第二感熱素子と、前記排気の一部が前記第二検知室に供給される第二通気窓と、を有する第二湿度検知センサと、を備え、
    前記第一通気窓は、前記給気管を前記給気が流れる向きと異なる向きに開口し、
    前記第二通気窓は、前記排気管を前記排気が流れる向きと異なる向きに開口する、
    ことを特徴とする絶対湿度差センサ。
  11. 前記第一感熱素子と前記第二感熱素子を隣接辺に含むブリッジ回路を備え、
    前記第一感熱素子に第一検知空気を接触させ、前記第二感熱素子に第二検知空気を接触させたときの前記ブリッジ回路の不平衡電圧によって、前記第一検知空気と前記第二検知空気の絶対湿度の差を検知する、
    請求項10に記載の絶対湿度差センサ。
  12. 前記第一湿度検知センサは、絶対湿度の基準信号を生成する第一基準素子を備え、
    前記第二湿度検知センサは、絶対湿度の基準信号を生成する第二基準素子を備え、
    前記第一検知室に隣接する第一密閉室に前記第一基準素子が設けられ、
    前記第二検知室に隣接する第二密閉室に前記第二基準素子が設けられる、
    請求項10又は請求項11に記載の絶対湿度差センサ。
  13. 前記給気を前記第一通気窓に導く第一管路と前記排気を前記第二通気窓に導く第二管路との一方又は双方を備える、
    請求項10〜請求項12のいずれか一項に記載の絶対湿度差センサ。
  14. 前記第一湿度検知センサと前記第二湿度検知センサが組付けられる単一のケースを備える、
    請求項10〜請求項13のいずれか一項に記載の絶対湿度差センサ。
  15. 前記第一湿度検知センサと前記第二湿度検知センサで、絶対湿度の差を検知する前記絶対湿度差センサを構成し、
    前記絶対湿度の差と所定値との比較に基づいて乾燥の程度を判定する判定要素を備える、
    請求項10〜請求項14のいずれか一項に記載の絶対湿度差センサ。
  16. 前記第一湿度検知センサと前記第二湿度検知センサで、絶対湿度の差を検知する前記絶対湿度差センサを構成し、
    前記絶対湿度の差の時間変化率と所定値との比較に基づいて乾燥の程度を判定する判定要素を備える、
    請求項10〜請求項14のいずれか一項に記載の絶対湿度差センサ。
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