JP6320311B2 - 発電装置、発電装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

発電装置、発電装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

この発明は、発電装置、発電装置の制御方法及びプログラムに関する。
一般に、同期発電機における無負荷時の出力電圧(発電機電圧)eは、以下のように表される。
e=k1×Φ×n …(1)
ここで、k1は定数、Φは磁束、nは回転数である。磁束Φは界磁電流Ifに比例し、回転数nは、同期発電機の起電力の周波数fに比例するので、上記式(1)を、以下のように変換することができる。
e=k2×If×f …(2)
k2は定数である。同期発電機の起電力の周波数fは、通常一定に設定されているので、無負荷時の発電機電圧eを調節するためには、同期発電機の界磁電流Ifを調整すればよい。
同期発電機の発電機電圧eは、同期発電機に接続される負荷によって変動する。発電機電圧eの変動を抑制するため、同期発電機が搭載された発電装置には、同期発電機から負荷に出力される発電機電圧eを一定に保つための自動電圧調整器が設けられている。自動電圧調整器は、電圧検出器で検出された発電機電圧eと、電圧設定器に設定されている電圧(設定電圧)とを比較し、比較結果に基づいて同期発電機の界磁巻線に与える電流(界磁電流)Ifを調整する。界磁電流Ifの調整により、同期発電機から出力される電圧が一定になる。
モータ等のように電圧に対して電流の位相が遅れる負荷(遅れ力率の負荷)が発電機に接続されている場合には、無負荷時よりも磁束Φが減少する。このため、図10に示すように、同期発電機から出力される電流(発電機電流)Iの増加とともに同期発電機の発電機電圧e1が低下していく。自動電圧調整器は、発電機電圧e1の低下を検出すると、図10に示すように、発電機電流Iの増加とともに界磁電流If1を増加させて(磁束Φを増加させて)、発電機電圧e1をできるだけ定格電圧に保つようにする。
しかしながら、コンデンサ等のように電圧に対して電流の位相が進む負荷(進み力率の負荷)が発電機に接続されている場合、無負荷時よりも磁束Φが増加する。このため、図10に示すように、発電機電流Iの増加に伴って発電機電圧e2も上昇していく。自動電圧調整器は、発電機電圧e2の上昇を検出すると、発電機電流Iの増加に伴って界磁電流If2を減少させ(磁束Φを減少させて)、発電機電圧eを定格電圧に保とうとする。ところが、界磁電流If2がゼロまで達すると、発電機電流Iがそれ以上になっても界磁電流If2を下げられないため、発電機電流Iの上昇に伴う磁束Φの増加によって、自己励磁現象が発生して発電機電圧e2が急上昇し、過電圧状態となる。
このように、同期発電機は、進み力率の負荷が接続されていると、自己励磁現象により、発電機電圧e2が過電圧となる。発電機電圧e2が過電圧になると、発電装置は同期発電機からの電力の供給を停止する。そこで、発電装置からの送電を停止しないようにするために、同期発電機の起動に連動して進み力率の負荷の切離しを行うことが一般的に行われている。
一方、同期発電機の出力側に開閉器を介してリアクトルを負荷と並列に設けた同期発電機を搭載した発電装置(可搬式エンジン発電機)が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この発電装置では、進み力率の負荷が接続されている場合、発電装置は、手動で開閉器を閉じリアクトルを同期発電機に接続してから電力供給を開始する。このようにすれば、力率の進み位相角を減少させ、過電圧状態を抑制することができる。
特開2007−151202号公報
同期発電機の起動に連動して進み力率の負荷の切離しを行うには、負荷側で同期発電機の起動を検出して、同期発電機と負荷との間を切離すための回路を特別に設ける必要がある。しかしながら、すべての負荷にこのような回路を設けるのは現実的ではない。
また、上記特許文献1に記載の発電装置では、進み力率の負荷が接続されていた場合に、手動で開閉器を閉じて同期発電機にリアクトルを接続している。このため、負荷に応じて開閉器を手動で開いたり閉じたりするという煩雑な作業が必要となる。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、負荷側の改造を行うことなく、発電機電圧が過電圧になることを自動的に防止することができる発電装置、発電装置の制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明に係る発電装置は、交流電力を発電する発電機と、発電機から電力が供給される負荷と並列に発電機に接続されるリアクトルと、発電機とリアクトルとの間を電気的に開閉する開閉器と、開閉器を開閉するコントローラと、を備える。コントローラは、過電圧により発電機と負荷との接続が遮断される前に、発電機から出力される電圧と電流との位相差に基づいて、発電機の力率が進み力率であるか否かを検出する検出部と、発電機の力率が進み力率である場合、開閉器を閉じる制御部と、を備える。制御部は、発電機が負荷に接続された後、発電機の出力電圧よりも出力電流が進んでおり、かつ、発電機の出力電圧が閾値を超えた場合に、開閉器を閉じる。
この発明によれば、発電機と負荷との接続が過電圧で遮断される前に発電機の電圧及び電流の位相差に基づいて発電機の力率が進み力率であるか否かを検出し、進み力率である場合には開閉器を閉じてリアクトルを発電機に接続する。このようにすれば、発電機の力率が進み力率であった場合に自動的に発電機の力率の位相を遅らせ発電機電圧の上昇を抑制することができる。この結果、負荷側の改造を行うことなく、発電機電圧が過電圧になることを自動的に防止することができる。
この発明の実施の形態に係る発電装置の構成を示すブロック図である。 図1のコントローラのハードウエア構成を示すブロック図である。 図1のコントローラのソフトウエア構成を示すブロック図である。 図4(A)は、発電機電圧に対して発電機電流の位相が進んでいる場合を模式的に示す図である。図4(B)は、発電機電圧に対して発電機電流の位相が遅れている場合を模式的に示す図である。 開閉器をオンするための閾値の一例を示す図である。 開閉器をオフするための閾値と時間パラメータの一例を示す図である。 図1のコントローラの動作を示すフローチャートである。 発電装置と負荷としての放電ランプとの回路図である。 図8の場合における発電機電圧の変動と発電装置の動作との関係の一例を示す図である。 力率の位相が遅れた負荷が接続された場合と力率の位相が進んだ負荷が接続された場合とにおける発電装置の電圧特性、電流特性の一例を示すグラフである。
以下、この発明に係る実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、この実施の形態に係る発電装置100は、動力源であるエンジン1と、交流電力を発電する発電機2と、スイッチである切替器3と、遅れ力率の負荷であるリアクトル5と、スイッチである開閉器6と、商用電源14と接続された入力端子7と、負荷50と接続された出力端子8と、発電機2の出力電圧(発電機電圧)を調整する自動電圧調整器9と、発電装置100の制御を行うコントローラ10と、を備える。この発電装置100は、リアクトル5、開閉器6及びコントローラ10を設け、コントローラ10で開閉器6の開閉を制御することによって、発電機電圧が過電圧になるのを抑制する。
発電機2と切替器3との間には電力供給路4Aが設けられている。切替器3と出力端子8との間に、電力供給路4Bが設けられている。入力端子7と切替器3との間に電力供給路4Cが設けられている。また、電力供給路4Bから電力供給路4Dが延びている。電力供給路4Dの先端にリアクトル5が接続されている。発電装置100は、さらに、発電機2から流れる電流を検出する電流センサ11と、発電機電圧を降圧する電圧変成器(PT:Potential Transfer)12、13とを備える。
エンジン1は、発電機2を駆動する。エンジン1は、例えば、ガソリンエンジン又はディーゼルエンジン等の内燃機関である。
発電機2は、同期発電機である。発電機2は、エンジン1の駆動により、交流電力を発電する。発電機2で発電された交流電力は、電力供給路4A、切替器3、電力供給路4B及び出力端子8を介して、モータ又は照明等の負荷50に供給される。
切替器3は、負荷に供給される電源を、商用電源14と、発電機2との間で切り替えるスイッチ回路である。切替器3は、商用電源14からの電力を負荷50に供給する場合には、電力供給路4Cと電力供給路4Bとを接続する。発電機2で発電された電力を負荷50に供給する場合には、切替器3は、電力供給路4Aと電力供給路4Bとを接続する。切替器3は、通常は電力供給路4Cと電力供給路4Bとを接続し、商用電源14の電力を負荷50に供給している。切替器3は、電圧検出機能を備え、商用電源14の電圧が切替基準電圧よりも低下したことを検出すると、電力供給路4Cと電力供給路4Bとを切り離し、電力供給路4Bと電力供給路4Aとを接続し、発電機2からの電力を負荷50に供給する。
リアクトル5は、インダクタを利用した受動素子(供給された電力を消費・蓄積・放出する素子)である。リアクトル5は、電力供給路4D及び開閉器6を介して、電力供給路4Bと接続される。リアクトル5は、発電機2から見れば他の負荷50と並列に発電機2に接続される遅れ力率の負荷となる。リアクトル5は、フェランチ効果による電圧上昇防止用の遅れリアクタンス源として用いられる。
開閉器6は、発電機2とリアクトル5との間に接続されたスイッチ回路である。開閉器6の開閉は、コントローラ10からの信号制御により制御可能である。
電流センサ11は、発電機2から電力供給路4Aへ流れる電流を検出する。この電流センサ11による電流の検出値は、コントローラ10に入力される。電流の検出値は、コントローラ10の力率の位相の算出に用いられる。
電圧変成器12は、発電機2から電力供給路4Aを介して印加されている発電機電圧を、コントローラ10に対応する電圧に降圧する。電圧変成器12によって降圧された電圧は、コントローラ10に入力される。コントローラ10は、この電圧を検出し、電圧の検出値に基づいて、発電機電圧を算出する。発電機電圧の検出値は、コントローラ10の力率の位相の算出に用いられる。
電圧変成器13は、発電機2から電力供給路4Aを介して印加されている発電機電圧を、自動電圧調整器9に対応する電圧に降圧する。電圧変成器13によって降圧された電圧は、自動電圧調整器9に入力される。
自動電圧調整器9は、入力された電圧の検出値に基づいて、発電機電圧を算出する。自動電圧調整器9は、算出された発電機電圧と、内蔵する電圧設定器9Aに設定されている電圧(設定電圧)とを比較し、比較結果に基づいて発電機2の界磁巻線に与える電流(界磁電流)を調整する。界磁電流の調整により、発電機2から出力される電圧ができるだけ一定になるように、制御される。
コントローラ10は、コンピュータから構成される。図2に示すように、コントローラ10は、制御部21、主記憶部22、外部記憶部23、タイマ24及び入出力部25を備える。主記憶部22、外部記憶部23及びタイマ24はいずれも内部バス28を介して制御部21に接続されている。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)等から構成されている。このCPUが、外部記憶部23に記憶されているプログラム29を実行することにより、図1に示すコントローラ10の各構成要素が実現される。
主記憶部22は、RAM(Random-Access Memory)等から構成されている。主記憶部22には、外部記憶部23に記憶されているプログラム29がロードされる。この他、主記憶部22は、制御部21の作業領域(データの一時記憶領域)として用いられる。
外部記憶部23は、フラッシュメモリ、ハードディスク、DVD−RAM(Digital Versatile Disc Random-Access Memory)、DVD−RW(Digital Versatile Disc ReWritable)等の不揮発性メモリから構成される。外部記憶部23には、制御部21に実行させるためのプログラム29があらかじめ記憶されている。また、外部記憶部23は、制御部21の指示に従って、このプログラム29の実行の際に用いられるデータを制御部21に供給し、制御部21から供給されたデータを記憶する。
タイマ24は、計時を行う。計時は制御部21からの指令により行われる。このタイマ24は、開閉器6を閉じてから開くまでの時間を計測するのに用いられる。
入出力部25は、外部からの信号を入力したり、外部に信号を出力したりする。信号の入出力は、制御部21からの指令により行われる。例えば、入出力部25には、電流センサ11からの電流の検出値の信号が入力される。入出力部25には、電圧変成器12からの電圧の検出値も入力される。また、入出力部25から、開閉器6を開閉する制御信号が出力される。また、入出力部25から、エンジン1を始動する信号が出力される。
図3に示すように、コントローラ10は、機能的には、進み力率検出部30と、開閉器制御部31と、パラメータ設定部32とを備える。なお、図3に示すコントローラ10の各構成要素は、制御部21が、主記憶部22、外部記憶部23、タイマ24及び入出力部25などをハードウエア資源として用いてプログラム29を実行することによって実現される。
進み力率検出部30は、発電機2から出力される電圧と電流との位相差に基づいて、発電機2に接続される負荷50の力率が進み力率であるか否かを検出する。より具体的には、進み力率検出部30は、電流センサ11から入力された電流の検出値を、発電機2から出力される電流(発電機電流I)に換算し、電圧変成器12から入力された電圧の検出値を、発電機2の出力電圧(発電機電圧e)に換算する。
位相差は、発電機電圧eを基準とした発電機電流Iの位相として求められる。例えば、図4(A)に示すように、発電機電圧eに対して発電機電流Iが進んでいれば、位相差は正となる。算出される位相差が正となれば、進み力率検出部30は、負荷50の力率が進み力率であることを検出する。一方、図4(B)に示すように、発電機電圧eに対して発電機電流Iが遅れていれば、位相差は負となる。算出される位相差が負となれば、負荷50の力率は遅れ力率となる。進み力率検出部30は、発電機電圧eを基準とした発電機電流Iの位相差に基づいて、発電機2の力率が進み力率であるか否かを検出する。
進み力率検出部30は、発電機2の力率が進み力率であることを検出すると、検出信号を開閉器制御部31に出力する。進み力率検出部30による検出は、負荷50の主遮断部(ブレーカ)が過電圧を検出して発電機2と負荷50との接続を遮断し負荷50への電力供給が途絶える前に行われる必要がある。発電機電圧e、発電機電流Iの検出から進み力率検出部30による進み力率の検出は、発電機電圧eが上昇を開始してから許容電圧を超えるまでの時間より充分に短いサンプリング間隔で繰り返し行われているので、これが可能になる。この実施の形態では、図2の制御部21、主記憶部22、入出力部25によって進み力率検出部30が実現される。
開閉器制御部31は、進み力率検出部30から検出信号が入力され、電圧変成器12から入力された電圧から換算される発電機電圧e(実効値)が、図5に示すように、閾値V1を超えると、開閉器6をオンする。これにより、発電機2とリアクトル5とが接続され、発電機電圧eに対する発電機電流Iの位相が遅れるようになるので、発電機電圧eが過電圧になるのが防止される。この実施の形態では、図2の制御部21、主記憶部22、タイマ24によって、開閉器制御部31が実現される。
図5に示すように、閾値V1には、発電電圧eが過電圧となる値(過電圧基準値er)より低い値が設定される。より好ましくは、閾値V1は、発電機電流Iが定格の0%以上30%以下の範囲(界磁電流If2が調整可能な範囲)に対応する値に設定される。閾値V1をこのような値に設定すれば、発電機電圧eが許容電圧を超え、過電圧となる前に、リアクトル5を発電機2に接続することが可能となる。
パラメータ設定部32には、様々なパラメータが設定されている。パラメータには、例えば、上述の閾値V1の他、開閉器6を閉じた後さらに開いてリアクトル5を切離すか否かを設定するパラメータ(切離しパラメータ)と、リアクトル5を切離すべく開閉器6を開く時間Tとがある。この切離しパラメータは、負荷50が、水銀灯等のように、通電後力率が進み力率から遅れ力率に変化するものである場合に設定される。各パラメータの値は、書き換え可能である。
開閉器6を開いてリアクトル5を切離すことがパラメータ設定部32の切離しパラメータに設定されていれば、開閉器制御部31は、負荷50の力率が進み力率から遅れ力率に変化した後に、開閉器6を開く。開閉器制御部31は、図6に示すように、発電機電圧eが、パラメータ設定部32に設定された閾値V1を下回ってから、パラメータ設定部32に設定された時間T経過後に、開閉器6を開く。設定される時間Tとしては、図6に示すように、負荷50の力率が進み力率から遅れ力率に変化し、発電機電圧eが定格電圧に十分に復帰している時間が設定される。この時間Tは、パラメータ設定部32への設定を更新することにより、変更が可能である。この実施の形態では、図2の主記憶部22、外部記憶部23が、パラメータ設定部32に対応する。
次に、この発明の実施の形態に係る発電装置100の動作について説明する。ここでは、発電装置100を制御するコントローラ10の処理手順を中心に発電装置100の動作を説明する。
図7に示すように、まず、商用電源14の電圧が低下し、切替器3が発電機2側に切り替えられると、コントローラ10は、エンジン1をスタートさせ、エンジン1の駆動により、発電機2を起動する(ステップS1)。
続いて、コントローラ10は、発電機電圧eが安定し、発電機2からの電力供給状態が確立するまで待つ(ステップS2;No)。電力供給状態が確立するまで、コントローラ10は、ステップS2を繰り返す。発電機電圧eが安定し、電力供給状態が確立すると(ステップS2;Yes)、コントローラ10は、次のステップに進む。
続いて、コントローラ10は、発電機2から負荷50へ電力が供給されるように、切替器3が発電機2の方に切替えられるまで待つ(ステップS3;No)。切替器3が発電機2の方に切り替えられると(ステップS3;Yes)、コントローラ10は、次のステップに進む。
続いて、コントローラ10(進み力率検出部30)は、発電機2の力率の位相を検出する(ステップS4)。具体的には、進み力率検出部30は、電流センサ11で検出された電流値と電圧変成器12で降圧された電圧値とから、発電電圧eと出力電流の波形を求め、それらの位相差を算出する。進み力率検出部30は、算出された位相差を、発電機2の力率の位相とする。
コントローラ10(進み力率検出部30)は、求めた位相差に基づいて、発電機2に接続されている負荷50の力率が進み力率か否かを判定する(ステップS5)。具体的には、位相差が正であれば、進み力率であると判別する。発電機2の力率が進み力率でない場合には(ステップS5;No)、コントローラ10は、初期動作を完了し、通常の制御動作へ移行する(ステップS13)。
発電機2の力率が進み力率であった場合には(ステップS5;Yes)、コントローラ10において、進み力率検出部30は、開閉器制御部31に検出信号を出力する。これを受けて、コントローラ10(開閉器制御部31)は、パラメータ設定部32から閾値V1を読み込んで、発電機電圧eが閾値V1より高いか否かを判定する(ステップS6)。発電機電圧eが閾値V1より高くない場合には(ステップS6;No)、コントローラ10は、初期動作を完了し、通常の制御動作へ移行する(ステップS13)。
発電機電圧eが閾値V1より高い場合には(ステップS6;Yes)、コントローラ10(開閉器制御部31)は、開閉器6をオンする(ステップS7)。これにより、遅れ力率の負荷としてのリアクトル5が、発電機2に接続される。この結果、発電機電圧eに対する発電機電流の位相が遅れるようになり、発電機電圧eが、上昇から下降に転じるようになる。
コントローラ10(開閉器制御部31)は、発電機電圧eが閾値V1以下となるまで待つ(ステップS8;No)。発電機電圧eが、閾値V1以下に低下すると(ステップS8;Yes)、コントローラ10(開閉器制御部31)は、次のステップに進む。
続いて、コントローラ10(開閉器制御部31)は、パラメータ設定部32に設定されたリアクトル5の切離しパラメータを読み込んで、切離しパラメータがオンになっているか否かを判定する(ステップS9)。切離しパラメータがオンになっていなければ(ステップS9;No)、コントローラ10は、初期動作を完了し、通常の制御動作へ移行する(ステップS13)。切離しパラメータがオンになっていれば(ステップS9;Yes)、コントローラ10(開閉器制御部31)は、タイマ24による計時を開始する(ステップS10)。
コントローラ10(開閉器制御部31)は、パラメータ設定部32に設定された時間Tを読み込んで、タイマ24を起動し、タイマ24が時間Tを計時するまで待つ(ステップS11;No)。タイマ24の計時により、時間Tが経過したと判定すると(ステップS11;Yes)、コントローラ10(開閉器制御部31)は、開閉器6をオフする(ステップS12)。これにより、発電機2とリアクトル5との接続が遮断され、発電機2は、負荷50にのみ、電力を供給するようになる。
開閉器6をオフした後、コントローラ10は、初期動作を完了し、通常の制御動作へ移行する(ステップS13)。この後、商用電源14が復旧し、電力を供給可能な状態になると、切替器3が商用電源14と負荷50とを接続するように切り替えられ、発電機2から負荷50への電力の供給が停止される。
次に、負荷50として水銀灯等の放電ランプ40が接続されていた場合の発電装置100の具体的な動作について説明する。図8に示すように、放電ランプ40には、コンデンサ41を含む安定化回路42が設けられている。この放電ランプ40とこの安定化回路42とで、負荷50が構成される。
放電ランプ40は、通常の点灯時には、ランプの温度が低く放電に必要な内部物質が気化していないため、直ちに放電が開始される。この点灯動作をコールドスタートという。このコールドスタートでは、負荷50は、遅れ力率の負荷となる。
一方、放電ランプ40は、一度消灯した直後に再点灯をすると、内部のガスが気化したままですぐには点灯できないので、しばらく時間が経過してから再点灯する。このような点灯をホットスタートという。ホットスタート時から実際に点灯されるまでの間、コンデンサ41により、負荷50は、進み力率の負荷となる。
発電装置100は、放電ランプ40がコールドスタートした場合には、負荷50が遅れ力率であると判定される。このため、コントローラ10は、開閉器6を開いたままとしてリアクトル5を発電機2に接続しないようにする。
発電装置100は、放電ランプ40がホットスタートした場合には、実際に点灯されるまでの間、負荷50は進み力率の負荷となる。この場合、図9に示すように、時点t1で、発電機2からの電力供給が開始された後、発電機電圧eが上昇する。時点t2で発電機電圧eが閾値V1を超えると、コントローラ10は、開閉器6を閉じ、発電機2とリアクトル5とを接続する。これにより、発電機2に接続する負荷全体の力率の進みが小さくなり、力率が遅れ力率に変化して、発電機電圧eが上昇から下降に転じる。
時点t3で、発電機電圧eが閾値V1を下回ると、コントローラ10はタイマ24による計時を開始する。この計時の間、発電機電圧eは定格電圧に戻り、安定化する。その後、パラメータとして設定された一定時間T経過後の時点t4において、コントローラ10は、開閉器6を開く。この時点では、すでに放電ランプ40は点灯しており、負荷50は遅れ力率の負荷として動作している。したがって、コントローラ10は、これ以降、開閉器6を開き、リアクトル5を発電機2から切り離す。この構成によれば、例えば、商用電源14で放電ランプ40を点灯していた状態で、商用電源14の停電等により、発電機2による点灯に切り替えた場合に、リアクトル5を放電ランプ40に一旦接続し、その後、リアクトル5を切り離すという制御を行うことができる。一方、発電機2で放電ランプ40を新規に点灯した場合(コールドスタートの場合)には、リアクトル5を負荷50に接続しないという制御を行うことができる。
以上詳細に説明したように、この実施の形態によれば、発電機2と負荷50との接続が過電圧で遮断される前に発電機2の電圧及び電流の位相差に基づいて発電機2の力率が進み力率であるか否かを検出し、進み力率である場合には開閉器6を閉じてリアクトル5を発電機2に接続する。このようにすれば、発電機2の力率が進み力率であった場合に自動的に発電機2の力率の位相を遅らせ発電機電圧eの上昇を抑制することができる。この結果、負荷50側の改造を行うことなく、発電機電圧eが過電圧になることを自動的に防止することができる。
このようにすれば、発電機2が電力を供給する負荷50が、遅れ力率の負荷であっても、進み力率の負荷であっても、発電機電圧eが過電圧となることなく、負荷50に電力を供給することができる。このため、負荷50の力率の位相に関わらず、発電装置100を用いて負荷50に電力を供給することができる。この結果、発電装置100の汎用性を高めることができる。
上記実施の形態では、発電機電圧eが閾値V1を超えたときに、開閉器6を閉じたが、これには限られない。例えば、負荷50の力率が進み力率であると判定された時点で、直ちに開閉器6を閉じるようにしてもよい。
上記実施の形態では、発電機電圧eの上昇を検出するときの閾値と、リアクトル5が発電機2に接続されて、発電機電圧eの下降を検出するときの閾値とを異なる値としてもよい。
上記実施の形態では、コントローラ10は、開閉器6を閉じた後、発電機電圧eが閾値V1を下回ってから時間T経過すると開閉器6を開いたが、これには限られない。例えば、コントローラ10は、開閉器6を閉じた後、進み力率検出部30により発電機2の力率が進み力率から遅れ力率に変化した場合に、開閉器6を開くようにしてもよい。この場合、コントローラ10では、開閉器6を閉じた後も、進み力率検出部30による力率の位相を検出する必要がある。
上記実施の形態では、発電機2を、同期発電機としたが、交流発電機であればよい。例えば、誘導発電機としてもよい。また、発電機2は、エンジン1等によって駆動される必要はない。エンジン1は、水力又は火力によって回るタービンであってもよい。
上記構成によれば、発電装置100を、商用電源14が遮断した際の非常用電源装置として利用可能である。その場合、切替器3の動作とコントローラ10の動作を連動させてもよい。例えば、以下のように構成してもよい。まず、切替器3が、商用電源14の電圧が切替基準電圧以下に低下したことを検出すると、その旨をコントローラ10に通知する。コントローラ10は、通知に応答して、自動的にエンジン1を起動して、発電機2による発電を開始する。切替器3は、発電機電圧eが安定するまで待機した後、スイッチを切り替え、発電機2の発生電力を負荷50に供給する。その後、コントローラ10は、負荷50が進み力率であれば、開閉器6をオンして、リアクトル5を負荷50に並列に接続する。また、負荷50が進み力率から遅れ力率に変化する特性を有する場合には、遅れ力率となったタイミング以降に、開閉器6をオフして、リアクトル5を負荷50から切り離す。
リアクトル5のリアクタンスは、負荷50のリアクタンスよりも大きいことが望ましいが、発電機2の発電機電圧eが過電圧になるのを抑えることができる程度であってもよい。
なお、上記の実施の形態において、実行されるプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read−Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto−Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムを、コンピュータ等にインストールすることにより、図7に示す処理を実行するコントローラ10を構成することとしてもよい。
また、上述のプログラムをインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、ダウンロード等するようにしてもよい。
また、上述の図7に示す処理を、各OS(Operating System)が分担して実現する場合、または、OSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロード等してもよい。
この発明は、この発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明の範囲を限定するものではない。すなわち、この発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
この発明は、非常用の発電装置に適用することができる。この他、自動車等の発電装置又は他の発電装置に適用することもできる。
1 エンジン、2 発電機、3 切替器、4A、4B、4C、4D 電力供給路、5 リアクトル、6 開閉器、7 入力端子、8 出力端子、9 自動電圧調整器、9A 電圧設定器、10 コントローラ、11 電流センサ、12、13 電圧変成器、14 商用電源、21 制御部、22 主記憶部、23 外部記憶部、24 タイマ、25 入出力部、28 内部バス、29 プログラム、30 進み力率検出部、31 開閉器制御部、32 パラメータ設定部、40 放電ランプ、41 コンデンサ、42 安定化回路、50 負荷、100 発電装置

Claims (6)

  1. 交流電力を発電する発電機と、
    前記発電機から電力が供給される負荷と並列に前記発電機に接続されるリアクトルと、
    前記発電機と前記リアクトルとの間を電気的に開閉する開閉器と、
    前記開閉器を開閉するコントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、
    過電圧により前記発電機と前記負荷との接続が遮断される前に、前記発電機から出力される電圧と電流との位相差に基づいて、前記発電機の力率が進み力率であるか否かを検出する検出部と、
    前記発電機の力率が進み力率である場合、前記開閉器を閉じる制御部と、
    を備え
    前記制御部は、
    前記発電機が前記負荷に接続された後、前記発電機の出力電圧よりも出力電流が進んでおり、かつ、前記発電機の出力電圧が閾値を超えた場合に、前記開閉器を閉じる、
    発電装置。
  2. 前記制御部は、
    前記開閉器を閉じた後、前記発電機の出力電圧が閾値を下回ってから一定時間経過すると前記開閉器を開く、
    請求項1に記載の発電装置。
  3. 前記制御部は、
    前記開閉器を閉じた後、前記検出部により前記発電機の力率が進み力率から遅れ力率に変化した場合に、前記開閉器を開く、
    請求項1に記載の発電装置。
  4. 前記発電機の出力電圧と基準電圧との差に基づいて、前記発電機の界磁電流を自動調整して前記出力電圧を前記基準電圧に調整する自動電圧調整器を備える、
    請求項1に記載の発電装置。
  5. 交流電力を発電する発電機が搭載された発電装置に、前記発電機から電力が供給される負荷と並列に接続されるリアクトルを設け、
    前記発電機と前記リアクトルとの間を電気的に開閉する開閉器を前記発電装置に設け、
    前記開閉器を開閉するコントローラを前記発電装置に設け、
    前記コントローラが、過電圧により前記発電機と前記負荷との接続が遮断される前に、前記発電機から出力される電圧と電流との位相差に基づいて、前記発電機の力率が進み力率であるか否かを検出し、
    前記コントローラが、前記発電機の力率が進み力率であり、かつ、前記発電機から出力される電圧が閾値を越えた場合、前記開閉器を閉じる、
    発電装置の制御方法。
  6. 交流電力を発電する発電機と、
    前記発電機から電力が供給される負荷と並列に前記発電機に接続されるリアクトルと、
    前記発電機と前記リアクトルとの間を電気的に開閉する開閉器と、を備える発電装置に設けられ前記開閉器を開閉するコンピュータを、
    過電圧により前記発電機と前記負荷との接続が遮断される前に、前記発電機から出力される電圧と電流との位相差に基づいて、前記発電機の力率が進み力率であるか否かを検出する検出部、
    前記発電機の力率が進み力率であり、かつ、前記発電機から出力される電圧が閾値を越えた場合、前記開閉器を閉じる制御部、
    として機能させるプログラム。
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