JP6317458B2 - 粉塵の排出を制御する方法及び装置 - Google Patents

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Description

[関連出願の相互参照]
本願は、2013年10月16日に出願された米国仮特許出願第61/891635号及び2014年2月27日に出願された米国仮特許出願第61/945602号の利益を主張する。
本発明は、システム内の、水蒸気及び粉塵を含有する場合があるガスストリームの温度を、泥詰まり(mudding)が発生しない温度まで制御して上昇させる方法及び装置を含む。本発明は、濾過装置を備えないシステム及びまた濾過装置を備えるシステムにおいて、配管の泥詰まりを防止するのに有用である。
道路切削機(road milling machine:路面切削機)は、切削用外囲又は切削室の中に収容される、複数の切削歯が取り付けられた切削ドラムを備える。切削機は、舗装をリサイクルする準備として及び/又は舗装のオーバーレイを施す準備として、路面を横切って進み、路面を「切削(mill)」してアスファルト又はポルトランドセメントのコンクリート道路舗装を除去するようになっている。道路切削機は、アスファルト又はコンクリートの路面の「輪郭を形成(profile)する」ために、すなわちその路面を滑らかにするために用いることもできる。一般的な切削機は、1つ又は複数のコンベアを備え、切削した物質を切削ドラムの近位から取り除き、その物質をこの機械から離して、隣接するダンプカー内に送る。ロードスタビライザ機/ロードリクレーマ機は、切削用外囲又は切削室の中に収容され複数の切削歯が取り付けられた切削ドラムを備える装輪車両又は装軌車両を備える点で、切削機に類似する。その一方、ロードスタビライザ機/ロードリクレーマ機の切削ドラムは、一般的には、再舗装作業(通常は再生作業(reclaiming)と呼ばれる)の前又は最初の舗装作業(通常は安定処理作業(stabilizing)と呼ばれる)の前に、既存の路盤すなわち道路(roadway)を、切削機が切削又は粉砕するよりも深い深度まで切削又は粉砕するのに利用され、粉砕した物質をその場に残す。切削機又はロードスタビライザ機/ロードリクレーマ機の動作中、切削ドラムの切削歯によって表面舗装が破壊され、それにより切削室内に粉塵が生じる。
切削機又はロードスタビライザ機/ロードリクレーマ機の切削ドラム上の切削歯は、通常、金属炭化物又は他の非常に硬質の材料で作成される。これらの歯は、切削ドラムが回転されている状態で路面に通過されるので、摩擦によって高温に加熱される。通常、切削室内に又は切削室に隣接して、ノズルを備える水噴霧バーが取り付けられ、高温の切削歯を冷却するように及び/又は粉塵の排出を制御するように水を送出する。この冷却水が切削歯に当たると、水の一部が蒸気に変化する。水の蒸気への相変化は、体積の膨張を引き起こし、切削室に含まれる粉塵及びガスストリームの一部が、切削室と路面との間の隙間を通して吹き出される可能性がある。切削機又はロードスタビライザ機/ロードリクレーマ機の切削室から吹き出されるか又は漏出する粉塵の一部は、いくつかの形態では、機械操作者及び近傍にいる他の人員の健康問題を引き起こす(comprises)、シリカ(silica)を含有している可能性がある。切削室からの微粒子シリカ及び他の粉塵の漏出を最小限にするか又は防止するには、作業機に排出制御システムを備え付けることが既知である。いくつかのこのようなシステムでは、粉塵とその同伴ガスストリームとは、安全な排出器に経路付けられるか、又は、粉塵が同伴ガスストリームから分離されるフィルタセンブリ等の粉塵分離装置に経路付けられる。いくつかのこのようなシステムでは、切削室は、ファン装置を用いて負圧下に置かれる。
排出制御システムが効率的に動作するための、蒸気(気体)状態の水と、道路の切削中に生じた粉塵とを含有するガスストリームの温度の重要性は、十分に認識されていない。ガスストリームの温度が十分に高くない場合、ガスストリームにおける気体水蒸気の温度はその露点を下回って降下する可能性があり、それにより、水蒸気は液体状態に凝結する。これは、配管の泥詰まり及び閉塞と、カートリッジフィルタ、サイクロン、バッグハウス、及び他の装置等の分離装置並びに濾過装置の泥詰まり並びに閉塞とにつながる可能性がある。道路の切削中に生じた粉塵を同伴するガスストリームの温度を制御し、関連する排出制御システムの効率的な動作を保証(insure)する方法及び装置が開発され得ることが有利である。本明細書に記載の本発明は、切削機又はロードスタビライザ機/ロードリクレーマ機等の作業機における、粉塵収集装置を含む排出制御システムに関して使用することができるが、粉塵収集装置を含まない排出制御システムに関して使用することもできる。
本発明の記載に関する数量を限定しない用語(the terms "a", "an", "the" and similar terms)の使用は、本明細書に別段の指示があるか又は文脈により明確に否定されない限り、単数及び複数の双方を含むように解釈される。「備える」、「有する」、「含む」、及び「含有する」という用語は、別段の記載がない限り、オープンエンド型の用語(すなわち、「含むが、それに限定されない」を意味する)として解釈される。「実質的に」、「概して」という用語及び程度を表す他の語は、そのように修飾された特徴からの許容可能な変動を示すように意図された相対的な修飾句である。本発明の物理的特徴又は機能的特徴を記述するこのような用語の使用は、このような特徴をその用語が修飾する絶対値に限定することが意図されるのではなく、このような物理的特徴又は機能的特徴の値の近似を提供することが意図されている。本明細書に記載の全ての方法は、本明細書に別段の指定があるか又は文脈により明確に指示されない限り、任意の好適な順序で実行することができる。
本明細書における、あらゆる全ての例又は例示用の文言(例えば「等」及び「好ましい」)の使用は、単に、本発明及びその好ましい実施形態をよりよく明らかにすることが意図されており、本発明の範囲を限定することは意図していない。本明細書内のいかなる記載も(Nothing)、本発明の実施に不可欠な要素を示すものであることを特別に記述されない限り、本発明の実施に不可欠な要素を示すものとして解釈されるべきでない。
本明細書において、種々の用語が固有に定義される。これらの用語は、以下のそのような定義に一致するこれらの用語の可能な最も広い解釈が与えられる。
「水」という用語は、水、若しくは、水を主成分とする、溶液、乳濁液、若しくは混合物から主に構成されるか又は完全に構成される流体を指す。
「スチーム」、「水蒸気」、「蒸気」という用語及び同様の用語は、気体状態の水を指す。
「ガスストリーム」という用語は、空気及び水蒸気を含み得るガスのストリームすなわち流れを指す。
「粉塵」という用語は、ガスストリーム内に混入され得る微粒子状物質を指す。
「作業機」という用語は、切削機、及び/又はスタビライザ機/リクレーマ機、及び/又は、切削ドラムと、熱及び/又は粉塵の制御用に水を供給するのに用いる噴霧アセンブリとを備える、任意の他の道路作業機を指す。
「上側」、「上」という用語及び同様の用語は、作業機か若しくはこのような機械の構成部品若しくは部分における、若しくはそれらに関する、相対的な位置又は方向を示すのに用いられる場合、作業に向けて作業機が配置される表面からより遠位に離れる相対的な位置又方向を指す。
「下側」、「最下」という用語及び同様の用語は、作業機か若しくはこのような機械の構成部品若しくは部分における、若しくはそれらに関する、相対的な位置又は方向を示すのに用いられる場合、作業に向けて作業機が配置される表面に対してより近位の相対的な位置又は方向を指す。
「前端部」という用語及び同様の用語は、作業機か又はそのような機械の構成部品若しくは部分に関して用いられる場合、その機械か又はその構成部品若しくは部分の、機械が動作される間の機械の進行方向にある端部を指す。
「前方」、「の前に」という用語及び同様の用語は、本明細書において、作業機か若しくはこのような機械の構成部品若しくは部分における、若しくはそれらに関する、相対的な位置又は方向を記述するように用いられる場合、機械の前端部に向かう相対的な位置又は方向を指す。
「後端部」、「後方端部」という用語及び同様の用語は、作業機か又はそのような機械の構成部品若しくは部分に関して用いられる場合、機械か又はその構成部品若しくは部分の、作業機の前端部からより遠位にある端部を指す。
「後方」、「背後」という用語及び同様の用語は、本明細書において、作業機か若しくはこのような機械の構成部品若しくは部分における、若しくはそれらに関する、相対的な位置又は方向を記述するように用いられる場合、機械の後方端部に向かう相対的な位置又は方向を指す。
「リニアアクチュエータ」という用語は、直線上に方向付けられる力を生成する、電気的な装置、油圧式の装置、電気油圧式の装置、又は機械的な装置を指す。「リニアアクチュエータ」の1つの一般的な例は、シリンダーと、シリンダー内のピストンと、ピストンに取り付けられたロッドとを備える油圧アクチュエータである。シリンダー内の圧力が、ピストンの片側において(ピストンの反対側の圧力を超えて)増大することにより、ロッドがシリンダーから延出するか又はシリンダー内に後退する。
「ロータリーアクチュエータ」という用語は、円弧に沿って又は回転中心の回りに方向付けられる力を生成する、電気モータ、油圧モータ、若しくは電気油圧モータ、又は他の装置を指す。
「アクチュエータ」という用語は、リニアアクチュエータ又はロータリーアクチュエータを指す。
本発明は、路面を切削するのに用いる作業機を含む。本作業機は、エンジン排気ガスを生じる駆動エンジンと、路面に対して回転するように取り付けられ、路面から粉塵を含む切削物質を生成するようになっている切削ドラムとを備える。切削ドラムは切削室の中に収容される。切削ドラムが路面に対して回転する時間中、水の少なくとも一部が蒸気に変換されるように切削室内に水を送る噴霧アセンブリが設けられる。囲繞空間は切削室を含む。エンジン排気ガスの少なくとも一部を囲繞空間内に導き、蒸気及び切削物質からの粉塵を含有する囲繞空間内のガスストリームの温度を上昇させる導管が設けられる。
また、本発明は、このような作業機を、エンジン排気ガスからの熱の少なくとも一部を囲繞空間内に導き、蒸気及び切削物質からの粉塵を含有する囲繞空間内のガスストリームの温度を上昇させることにより動作させる方法を含む。
本発明の理解を促進するために、本発明の好ましい実施形態及び本発明者らによって知られた本発明を実施する最良の態様を図面に示し、その詳細な説明を以下に記載する。しかしながら、記載する特定の実施形態又は本明細書に示す装置との使用に本発明を限定することは意図していない。したがって、本発明者らによって想定される本発明の範囲は、特許請求の範囲に記載の主題の全ての均等物、並びに、本発明が関する技術分野の当業者に通常想起されるような種々の変更形態及び代替的な実施形態を包含する。当業者は、本明細書に詳細に記載されているものとは異なる本発明の実施を含め、このような変形形態を当業者にとって適切と思われるように使用することが予想される。さらに、任意の可能な変形形態における、本明細書に記載の本発明の要素及び構成部品のいかなる組合せも、本明細書に別段の指示があるか又は文脈により明確に排除されない限り、本発明によって包含される。
添付図面には、本発明の現在において好ましい実施形態を示す。
本発明の一実施形態が備え付けられた切削機を部分的に断面で示す側面図である。 図1の実施形態と同様である本発明の一実施形態が同様に備え付けられた、図1の切削機とは異なる形態の切削機を部分的に断面で示す側面図である。 本発明の別の実施形態が備え付けられた切削機を部分的に断面で示す側面図である。 図3の実施形態と同様である本発明の一実施形態が同様に備え付けられた、図3の切削機とは異なる形態の切削機を部分的に断面で示す側面図である。 図1及び図2に示す本発明の実施形態の調整可能なダンパプレートを、部分的に断面で示す側面図である。 図2に示す本発明の実施形態の調整可能なダンパプレートを部分的に断面で示す側面図である。 図3及び図4に示す本発明の実施形態のフラップシールを部分的に断面で示す側面図である。 図4に示す本発明の実施形態のフラップシールを部分的に断面で示す側面図である。 排気ポートと排出システム供給ポートとにダンパが設けられる、本発明の好ましい一実施形態の排気計量弁の二重ダンパ実施形態を示す図であり、ダンパは第1の位置で示されている。 図9Aの二重ダンパ実施形態を示す図であり、ダンパは第2の位置で示されている。 排気ポートにダンパが設けられる、本発明の好ましい一実施形態の排気計量弁の単一ダンパ実施形態を示す図であり、ダンパは第1の位置で示されている。 図10Aの単一ダンパ実施形態を示す図であり、ダンパは第2の位置で示されている。 排出システム供給ポートにダンパが設けられる、本発明の好ましい一実施形態の排気計量弁の単一ダンパ実施形態を示す図であり、ダンパは第1の位置で示されている。 図11Aの単一ダンパ実施形態を示す図であり、ダンパは第2の位置で示されている。
切削機1A、1B、1C、及び1Dは、全て同様のものであり、図1〜図4にそれぞれ示されている。これらの切削機のそれぞれは、操作者ステーション2と、通常はディーゼルエンジンであるエンジン3とを備える。操作者ステーション2は、以下に説明するように、切削機を駆動及び操縦し、切削ドラム13を回転させ、本発明のいくつかの態様を制御するのに必要な制御部の全てを備える。エンジン3からの動力は、駆動ベルト9によって切削ドラム13に伝達される。切削ドラム13は、密閉された切削室10内に配置されている。切削ドラム13は、切削ドラムが回転するとともに機械が道路に沿って進むときに路面を切削するようになっている、複数の切削歯11を有する。切削経路の最下部12は、切削ドラム13が回転するときに複数の切削歯11が内接する、円形の切削歯経路の下側部分に一致する。
エンジン3からの動力は、本発明が関する技術分野の当業者に既知の手段によって、後方軌道アセンブリ7及び前方軌道アセンブリ8にも伝達される。切削機1A、1B、1C、及び1Dは、1つ又は2つの後方軌道を備えることができる。後方軌道のそれぞれは、操縦のために左右に旋回させることができる。最も一般的には、これらの後方軌道は、主機枠に対して昇降させることもできる。通常、2つの前方軌道アセンブリ(アセンブリ8等)も存在する。前方軌道アセンブリのそれぞれは、操縦のために左右に旋回させることができ、また主機枠に対して昇降させることができる。作業機の他の実施形態(図示せず)は、車輪駆動アセンブリを備える。
切削室10は、路面に接触する前方スライドカバー、後方スライドカバー、及び側方スライドカバーを備え、路面に対して保持される場合、粉塵の漏出に対するシールを提供する。切削物質は、矢印33によって示すように、ドラムの回転によって切削室の内部の上方及びその回りに搬送され、前壁にある開口を通過し、ここで、第1のコンベア14上に堆積される。マニホールド30は、複数のノズルを備える。複数のノズルは、水源(図示せず)と流体連通し、冷却水を切削室内に噴霧して切削歯11を冷却することを可能にする。
図面に示す切削機の好ましい実施形態では、(以下でより詳細に記載するように)切削室内に負圧(又は吸引圧)をもたらすファン25が設けられる。第1のセンサが切削室内のセンサ位置31に取り付けられ、切削室内の負圧のレベルを測定する。本発明の好ましい実施形態では、第2のセンサも位置31に取り付けられ、切削室内の温度を測定する。本発明の他の実施形態では、第1のセンサ及び第2のセンサは、(限定はしないが)コンベア17用の外囲(enclosure)18上の位置、又は、(図2に示す機械1B若しくは図4に示す機械1Dの中の)ダクト38のいずれかの端部に隣接する位置、又は、バッグハウス24内の位置等の代替的な位置に配置してもよい。本発明が関する技術分野の当業者は、個々の実施形態について、最も正確な読取り値を得るようにセンサ位置を選択することができる。これらのセンサのための表示装置が、操作者ステーション2に設けられる。
第1のコンベア14は、外囲15によって囲まれている。外囲15には、コンベアベルトに接触する、一般に防水材(flashings)と呼ばれるシールが設けられていることが好ましく、外囲15内の第1のコンベア14のベルトの上方の空間が、ガスストリームが通過することができる第1の密閉ダクト(enclosed duct)を画定するようになっている。この密閉ダクトは切削室と連通し、切削室と第1の密閉ダクトとの組合せによって囲繞空間が構成されるようになっている。
切削物質は、第1のコンベア14の前方端部から第2のコンベア17上に搬送され、第2のコンベア17の前方端部から(物質20として)貨物自動車内に搬送される。第2のコンベア17は、第1のコンベア14に対して、水平枢動軸29の回りに枢動可能であるように取り付けられる。第2のコンベア17の前方端部を昇降させるように、枢動点21と枢動点22との間にリニアアクチュエータ(図示せず)を取り付けてもよい。また、第2のコンベア17は、コンベアコネクタ23を介して、鉛直軸の回りで切削機の進行方向に対して左右に枢動するようになっており、それにより、第2のコンベア17の前方端部を移動させて、隣接する貨物自動車と位置合わせすることができる。
第2のコンベア17は、外囲18によって囲まれていることが好ましい。外囲18には、コンベアベルトに接触するシールすなわち防水材が設けられ、外囲18内の第2のコンベア17のベルトの上方の空間が、ガスストリームが通過することができる第2の密閉ダクトを画定するようになっている。この密閉ダクトは切削室及び第1の密閉ダクトと連通し、切削室と第1の密閉ダクトと第2の密閉ダクトとの組合せによって囲繞空間が構成されるようになっている。
切削機1A(図1)及び切削機1C(図3)では、第1のコンベア14と第2のコンベア17とは、シールされたスイベル接続ジョイント16によって接続されている。接続ジョイント16は、第1のコンベア14に対するシール接続を維持しながら、第2のコンベア17の左右への移動及びその前方端部の高さの昇降を可能にする。したがって、これらの2つのコンベア及びそれらの外囲は、連続する密閉ダクトを形成する。この連続する密閉ダクトを通して、粉塵、空気、及び他のガスが、矢印34によって示すように、切削室から第1のコンベア14上に、ひいては第2のコンベア17上に搬送される。外部ホースは必要とされない。切削機1B(図2)及び切削機1D(図4)では、スイベル接続ジョイント16は省略されており、1つ又は複数のコネクタホース38を使用して、ガス及び混入した粉塵を第1のコンベア14用の外囲から第2のコンベア17用の外囲に搬送する。図2及び図4に示す本発明の実施形態では、コネクタホース38は、切削室と、第1の密閉ダクトと、第2の密閉ダクトとを同様に含む囲繞空間の一部を構成する。
切削機1A及び切削機1Bでは、調整可能なダンパプレート19A(図5にも示す)等のガスストリーム遮断装置が、軸44(図5に示す)に沿って前後に可動であるように、第2のコンベア17の前方端部にある支持体42に取り付けられている。ロックボルト又はロックピン43が、ダンパプレート19A及び支持体42にある対応する穴と協働するように設けられ、ダンパプレートが第2のコンベア17からの物質20の流れを妨げるのに十分なほど外囲18の中に延出し得ないことを条件とする一方で、ダンパプレートを複数の位置のうちの任意の位置に固定することができるようになっている。代替形態では、ダンパプレート19Aにスロットを設けることができ、ロックボルトを、ダンパプレートにあるスロットを通して支持体42にある穴に入れ、種々の位置のうちの任意の位置に配置することができるようになっており、ダンパプレートを外囲内に配置することができる位置の数が増大される。その一方で、ダンパプレートは、外囲18に対して、外囲内の物質20の上方のガス流の実質的な部分を遮断する位置に配置されることが意図される。その結果、図5に示すように、調整可能なダンパプレート19Aは、大気圧にある空気41がダンパプレートの背後の減圧エリア40に進入しないようにするのを助ける。エリア40内の圧力は、(以下でより詳細に記載するように)ファン25によってもたらされる吸引に起因して、周囲大気圧(41で示す)よりも低い。本発明の他の実施形態(図示せず)では、外囲18は、第2のコンベア17上の物質ストリーム20の上方に僅かな空間しかないように配置及び構成することができる。そのような実施形態では、調整可能なダンパプレート19Aは必要とされない場合がある。
調整可能なダンパプレート36A(図2及び図6に示す)等の別のガスストリーム遮断装置が、軸49に沿って前後に可動であるように、機械1Bの第2のコンベア17の後方端部にある支持体48に取り付けられている。ロックボルト又はロックピン50が、ダンパプレート36A及び支持体48にある対応する穴と協働するように設けられ、ダンパプレートが第2のコンベア17上への物質47の流れを妨げるのに十分なほど外囲18の中に延出し得ないことを条件とする一方で、ダンパプレートを複数の位置のうちの任意の位置に固定することができるようになっている。ダンパプレート36Aにスロットを設けることができ、ダンパプレートが支持体48に対する無数の位置に固定されることを可能にする。その一方で、ダンパプレートは、外囲18に対して、外囲内の物質47の上方の空気流の実質的な部分を遮断する位置に配置されることが意図される。
調整可能なダンパプレート19B等の別のガスストリーム遮断装置が、軸(図5に示す軸44と同様)に沿って前後に可動であるように、切削機1Bの第1のコンベア14の前方端部にある支持体(図5に示す支持体42と同様)に取り付けられている。ロックボルト又はロックピン(ロックピン43と同様)が、ダンパプレート19B及びその支持体にある対応する穴と協働するように設けられ、このダンパプレート19Bが第1のコンベア14からの切削物質の流れを妨げるのに十分なほど外囲15の中に延出し得ないことを条件とする一方で、第2のダンパプレートを複数の位置のうちの任意の位置に固定することができるようになっている。代替形態では、ダンパプレート19Bにスロットを設けることができ、ダンパプレートを支持体に対して無数の位置に固定することができるようになっている。その一方で、ダンパプレート19Bは、外囲15に対して、外囲内の切削物質の上方のガス流の実質的な部分を遮断する位置に配置されることが意図される。調整可能なダンパプレート19D(図4に示す)が、機械1Dの第1のコンベア14の前端部に配置される。調整可能なダンパプレート19Dは、機械1Bの調整可能なダンパプレート19Bと本質的に同一である。
機械1Bにおける、調整可能なダンパプレート36Aと、調整可能なダンパプレート19Aと、調整可能なダンパプレート19Bとの組合せは、エリア40(図5及び図6に示す)内のガス圧を大気圧未満に維持するのを助ける。本発明の他の実施形態(図示せず)では、外囲18は、第2のコンベア17上の物質ストリーム47の上方に僅かな空間しかないように配置及び構成することができる。そのような実施形態では、調整可能なダンパプレート(機械1Bのダンパプレート36A等)は必要とされない場合がある。同様に、外囲15は、機械1Bの第1のコンベア14上の切削物質ストリームの上方に僅かな空間しかないように配置及び構成することができる。そのような実施形態では、調整可能なダンパプレート(機械1Bのダンパプレート19B等)は必要とされない場合がある。
切削機1C(図3)及び切削機1D(図4)では、フラップシール19Cを備えるガスストリーム遮断装置が、第2のコンベア17の前方端部に配置される。このガスストリーム遮断装置は、図7により詳細に示されている。図7に示すように、外囲18内部のガス静圧は40で示されている。この圧力は、(以下でより詳細に記載するように)ファン25によってもたらされる吸引に起因して、周囲圧(41で示す)よりも低い。外囲内の圧力40がフラップシール上の圧力41よりも低いので、フラップシール19Cに下向きの力がかかる。この力は、フラップシール19Cを第2のコンベア17の前方端部に対して保持しながら、物質20がフラップシール19Cの下を通過するのを可能にするのを助ける傾向がある。換言すれば、フラップシールは、物質を外に出すが、空気を進入させない。図7に示すように、物質20が下方を通過する場合のフラップシール19Cの上昇位置は、42で示されている。
また、切削機1Dでは、フラップシール36Bを備える別のガスストリーム遮断装置が、第2のコンベア17の後方端部において使用される。図8に示すこの位置では、43で示すフラップシール上にかかる空気圧は、ファン25によってもたらされる吸引に起因して、大気圧よりも僅かに低い。図8により詳細に示すように、切削物質47は、第2のコンベア17に進入してフラップシール36Bの下を通り、それによりフラップシールを(44で示すように)上昇させて、物質が通過するのを可能にする。重り又は質量体45をフラップシール36B上に配置し、圧力差によって生じる持ち上げ力に抗してフラップシールを下方に維持することが好ましい。全ての観点でフラップシール19C及びフラップシール36Bと同様の別のフラップシール19Dが、切削機1Dの第1のコンベア14の前方端部に取り付けられる。機械1Dにおける、フラップシール36Bと、フラップシール19Cと、フラップシール19Dとの組合せは、外囲18内での第2のコンベア17の上方のガス圧を大気圧未満に維持するのを助ける。
図1〜図4に示す切削機では、エンジン3からの排気ガスは、排気ガス処理装置4を通して送られる。排気ガス処理装置4は、マフラ、及び/又は、ディーゼル微粒子捕集フィルタ(「DPF」)、選択的触媒反応器(「SCR」)等の排出処理システム、及び/又は、エンジン3からの排気の処理に好適な任意の他の処理装置を含むことができる。排気計量弁5は、高温のエンジン排気ガスの一部を、排気筒6を通過する前に遮絶することができるように、筒6の出口の手前に配置される。切削機1A及び1Cでは、弁5は、排気ガスが導管32を介して切削室10に搬送されることを可能にする。切削機1B及び1Dでは、弁5は、高温のエンジン排気ガスの一部が導管37を介して第1のコンベア14を覆う外囲15に経路付けられることを可能にする。いずれの場合でも、本発明の囲繞空間内のガスの温度及び露点が上昇される。本発明の動作を制御するようになっている制御装置70は、ファン25が動作しかつ切削ドラム13が回転している場合、エンジン排気ガスが導管32又は導管37のみを通過するように、弁5を動作させるようにプログラムすることができる。弁5によって方向転換されない排気ガスは、排気筒6を通して大気に排気することができる。本発明の他の実施形態(図示せず)では、弁5は、エンジン排気ガスからの熱をシステム内の他のガスに伝達する熱交換器と置換してもよい。
図9A及び図9B、図10A及び図10B、並びに図11A及び図11Bは、それぞれ2つの異なる位置における弁5の3つの変形形態を示している。他の弁形式及び制御方法を用いることもできる。図9A及び図9B、図10A及び図10B、並びに図11A及び図11Bに示す3つ全ての実施形態に関して、排気計量弁5は、エンジン3及び入口60の下流に配置される。出口61は筒6につながり、ガスパイパス出口62は、切削機1A及び1Cでは導管32につながり、又は切削機1B及び1Dでは導管37につながる。ガスパイパス出口62を通過するガスは、切削室(図1及び図3)又は外囲15(図2及び図4)を含む囲繞空間内のガスと混合され、囲繞空間内のガスの温度をそれらの露点を上回るように上昇させ、それにより、ハウジング、ダクト、及びフィルタにおける泥蓄積を最小限にするか又は排除する。
弁5の各実施形態は、ダンパシャフト64に取り付けられた1つ又は複数のダンパ62を備える。ダンパは、排気ガスが出口61を通って筒6に通過するのを可能にする位置(図9A、図10A、及び図11Aに示す)と、排気ガスの少なくとも一部が導管32(図1及び図3)又は導管37(図2及び図4)に方向転換される位置(図9B、図10B、及び図11Bに示す)との間で移動されるようになっている。図9A及び図9Bに示す実施形態では、ダンパは、出口61及び出口62の双方に配置される。リンク機構アーム65は、一方のダンパシャフトをもう一方のダンパシャフトに接続する、及び/又は、位置決め駆動モータ(図示せず)として機能する。接続リンク66は、一方のダンパプレートの、もう一方のダンパプレート又は位置決め駆動モータに対する関係を変化させるように調整可能とすることができる。アクチュエータ(図示せず)が、制御信号に応答してダンパを移動させる。図10A及び図10Bに示す実施形態では、単一のダンパが出口61に配置される。アクチュエータ(図示せず)が、制御信号に応答してダンパを移動させる。図11A及び図11Bに示す実施形態では、単一のダンパが出口62に配置される。アクチュエータ(図示せず)が、制御信号に応答してダンパを移動させる。
本発明の好ましい実施形態において、バッグハウス24等のフィルタ装置が外囲18上に取り付けられる。外囲からバッグハウス内への開口又は通路が設けられ、矢印35で示すように、外囲18を含む囲繞空間を通して搬送される空気及び粉塵を同伴する他のガスが上方へバッグハウス内に進入するようになっている。ファン25は、外囲18内に負圧をもたらし、それにより、ガス及び混入した粉塵をバッグハウス24内に引き込むように、モータ26によって動作させることができる。ファン25は、図面に示す本発明の実施形態ではバッグハウスの出口端部に配置され、操作者ステーション2から制御されるようになっている。図面に示す本発明の実施形態でのバッグハウスの出口端部におけるファンの位置は、ファンが清浄な空気の中で動作するとともに、ガス及び粉塵をバッグハウスに引き通すことを可能にするので、有利である。一方で代替的には、ファンは、ガス及び混入した粉塵をバッグハウス内に吹き込むように、バッグハウスの上流に配置することができる。
バッグハウスにおいて、粉塵を同伴するガスは、透過性媒体に引き通される。粉塵はこの媒体上に捕捉される一方で、ガスは清浄なガスストリームとしてこの媒体を通過し、筒27を通ってシステムを出る。熱電対等のセンサを、バッグハウス上の位置28又は他の好適な位置に配置し、筒27を通って出るガスの温度を測定することができる。さらに、同じ位置にある別のセンサを使用して、バッグハウス内の静圧を測定することができる。センサ位置39は、バッグハウス24に進入するガス及び粉塵の温度を測定するようなセンサの配置を可能にする。センサ位置39とセンサ位置28との間の圧力差は、フィルタ媒体の濾過効率を反映する「ΔP」を示す。センサ位置39には、静圧用センサを配置することもできる。これらの全てのセンサは、機械操作者ステーション2にある制御装置70に信号を送信するように使用されることが好ましい。制御装置70を用いて本発明の弁5を自動的に調整し、囲繞空間へのエンジン排気ガスの流れを制御して、バッグハウス24に進入するガスストリームの温度が、バッグハウス内のフィルタ媒体の損傷を回避するように選択された所定のレベルに達するのを防止することができる。
ポリエステル、ノメックス、コットン、プリーツ加工ファイバー等を含む、種々のタイプのフィルタ媒体を使用することができる。フィルタ媒体の形状は、円形、プリーツ部を伴う円形、楕円形、略矩形、又は他の好都合な形状とすることができる。バッグハウス24は、ノメックスで作成された円形バッグ又はプリーツ加工バッグを使用することが好ましい。バッグハウス内で利用可能な空間を最も有効に使用するように、バッグハウスの前方端部(図1〜図4に示すように左側)にあるバッグはより短く、バッグの長さはバッグハウスの後方端部に向かって増大する。好ましいバッグハウスは、8つの列のそれぞれに4つのバッグを備える。複数の円形バッグが備え付けられたバッグハウスのフィルタエリアは、約100ftとすることができる一方で、複数のプリーツ加工バッグが備え付けられたバッグハウスのフィルタエリアは、200ftに及ぶことができる。ガス流対フィルタエリア比((ft/分)/ft)が10である場合、システムは、バッグハウスに円形バッグが備え付けられている場合は最大1000ft/分のガス流を処理することができ、プリーツ加工バッグが備え付けられている場合は最大2000ft/分のガス流を処理することができる。
媒体の表面から粉塵ケークを除去する種々の清掃手段が既知であり、このような清掃手段が使用される。そのうち、2つのより一般的なものは、圧縮空気を用いるジェットパルス清掃と、大気モジュール清掃(atmospheric module cleaning)とである。バッグハウス24は、ジェットパルス清掃システムを備えることが好ましい。そのようなバッグハウス清掃システムが、1列のフィルタバッグを清掃するようにその1列のフィルタバッグにパルスを与えると、フィルタ媒体から解放された粉塵ケークが、外囲18とバッグハウスとの間の開口を通して第2のコンベア17のベルト上に下方へ落下する。当然ながら、収集した粉塵は、第2のコンベア17以外の位置に送ることができることが本発明の範囲内で想定される。例えば、本発明がロードスタビライザ機/ロードリクレーマ機等の作業機に設置される場合、バッグハウス内に収集した粉塵は、作業機下の路面上に送ることができる。さらに、バッグハウス24は、種々の形式及び形状のフィルタハウスを含む、他の濾過装置と置換することができる。バッグハウス24には、任意の数、形式、形状の媒体を備え付けることができ、バッグハウス24は、本発明が関する技術分野の当業者に既知の種々の方法によって清掃することができる。
本発明は、エンジン排気ガスの熱の有用な目的での使用を促進する。本発明のいくつかの実施形態において、エンジン排気ガスをシステム内の他のガスと直接混合することを用いて、このような他のガスの温度を上昇させることができる。代替形態では、本発明は、熱交換器を使用して、システム内の他のガスの温度を上昇させるのに用いるように、エンジン排気ガスから熱を抽出することを可能にする。本発明は、エンジン排気ガスの熱を使用して、直接又は間接的に、粉塵及び凝結性ガスを含有する他のガスの温度を上昇させ、凝結性ガスが凝結しないことで、システム構成部品の泥詰まり及び閉塞を引き起こさないようにすることを可能にする。本発明は、エンジン排気ガスを直接切削室に制御して導入することを可能にするとともに、コンベア外囲下の空間をガス搬送用のダクトとして使用することを可能にする。また、本発明は、囲繞空間が第1のコンベアと第2のコンベアとの間の移行地点における接続部を含むことを可能にし、コンベアベルト上に収容された切削物質及びベルト移行部の上方の囲繞空間に混入した粉塵の双方が、システム内に保持されるようになっている。さらに、本発明はシステム内の低点を設け、移動中かつ粉塵降下物を運搬可能であるガスは、この低点を通って搬送される。これらの低点は、切削室、第1のコンベア、コンベア間の移行地点、及び第2のコンベアに配置される。
本明細書は多くの詳細な記載(specifics)を含むが、これらは本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきでなく、単に、本発明の現在において好ましい実施形態及び本発明者らによって考案された本発明を実施する最良の態様の説明を提供するものとして解釈されるべきである。本発明は、本明細書に記載のように、本発明が関する技術分野の当業者によって理解されるような種々の変更及び改変が可能であり、添付の特許請求の範囲の趣旨及び均等物の範囲内で理解されることが意図される。

Claims (18)

  1. 作業機を動作させる方法であって、該作業機は、
    (a)エンジン排気ガスを生じる駆動エンジンと、
    (b)路面に対して回転するように取り付けられ、それにより、前記路面から粉塵を含む切削物質を生成する切削ドラムと、
    (c)前記切削物質が収容される囲繞空間と、
    (d)前記切削ドラムが前記路面に対して回転する時間中、水の少なくとも一部が前記囲繞空間に含有される蒸気に変換されるように該水を送出する、噴霧アセンブリと、
    (e)エンジン排気ガス用の排気筒と、
    (f)前記エンジン排気ガスの少なくとも一部を前記囲繞空間内に導く導管と、
    (g)前記エンジン排気ガスを、選択的に、前記導管内、または前記排気筒に、または前記導管内及び前記排気筒に導くように構成されている排気計量弁と、
    (h)前記囲繞空間内への前記エンジン排気ガスの流れを制御するように前記排気計量弁を作動させる制御装置と、
    を備え、該方法は、前記エンジン排気ガスの少なくとも一部前記囲繞空間内に導くように前記制御装置を作動させ、蒸気及び前記切削物質からの粉塵を含有する該囲繞空間内のガスストリームの温度を露点温度以上に上昇させることを含む、方法。
  2. 前記エンジン排気ガスによって加熱された前記ガスストリームをフィルタ装置に導き、該ガスストリームから前記粉塵を除去することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記フィルタ装置に導かれるエンジン排気ガスの量を制御して、該フィルタ装置に進入する前記ガスストリームの前記温度が、該フィルタ装置の損傷を回避するように選択された所定のレベルに達するのを防止するステップを含む、請求項に記載の方法。
  4. 前記エンジン排気ガスを、排気ガス処理装置を通して導くとともに、次に、該エンジン排気ガスの少なくとも一部を前記排気ガス処理装置から前記囲繞空間内に導くことを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記排気ガス処理装置は、マフラ、ディーゼル微粒子捕集フィルタ、及び選択的触媒反応器からなる群から選択される、請求項に記載の方法。
  6. 路面を切削するのに用いる作業機であって、該作業機は、
    (a)エンジン排気ガスを生じる駆動エンジンと、
    (b)前記路面に対して回転するように取り付けられ、前記路面から粉塵を含む切削物質を生成するようになっている切削ドラムと、
    (c)前記切削ドラムが収容される切削室と、
    (d)前記切削ドラムが前記路面に対して回転する時間中、水の少なくとも一部が蒸気に変換されるように前記切削室内に該水を送出する、噴霧アセンブリと、
    (e)前記切削室を含む囲繞空間と、
    (f)前記エンジン排気ガスの少なくとも一部を前記囲繞空間内に導き、蒸気及び前記切削物質からの粉塵を含有する該囲繞空間内のガスストリームの温度を上昇させる導管と、
    (g)エンジン排気ガス用の排気筒と、
    h)前記エンジン排気ガスを、選択的に、前記導管内に、または前記排気筒に、または前記導管内及び前記排気筒に導くように構成されている排気計量弁と、
    を備える、作業機。
  7. (a)前記作業機は、前記切削から切削物質を運搬する第1のコンベアを備え、
    (b)前記作業機は、ガスストリームが通過することができる第1の密閉ダクトを画定する、前記第1のコンベア用の外囲を備え、
    (c)前記第1の密閉ダクトは前記切削室と連通し、該切削室とともに前記囲繞空間内に含まれるようになっている、請求項に記載の作業機。
  8. (a)前記作業機は、前記第1のコンベアの前方端部から切削物質を運搬する第2のコンベアを備え、
    (b)前記作業機は、ガスストリームが通過することができる第2の密閉ダクトを画定する、前記第2のコンベア用の外囲を備え、
    (c)前記第2の密閉ダクトは前記第1の密閉ダクト及び前記切削室と連通し、該第1の密閉ダクト及び該切削室とともに前記囲繞空間内に含まれるようになっている、請求項に記載の作業機。
  9. 前記作業機は、前記第2のコンベアの前方端部に第1のガスストリーム遮断装置を備え、該第1のガスストリーム遮断装置は、
    (a)前記第2のコンベア上の前記切削物質の上方の前記ガスストリームの実質的な部分を遮断し、
    (b)大気圧にある空気が前記第2の密閉ダクトに進入しないようにするのを助ける、
    ようになっている、請求項に記載の作業機。
  10. 前記作業機は、前記第2のコンベアの後方端部に第2のガスストリーム遮断装置を備え、該第2のガスストリーム遮断装置は、前記第2のコンベア上の前記切削物質の上方の前記ガスストリームの実質的な部分を遮断するようになっている、請求項に記載の作業機。
  11. 前記第1のコンベアの前方端部に第2のガスストリーム遮断装置を備える、請求項に記載の作業機。
  12. (a)前記囲繞空間内に負圧をもたらすようになっているファンと、
    (b)前記ファンが動作しかつ前記切削ドラムが回転している場合、該エンジン排気ガスを前記囲繞空間内に導く前記導管内にのみ前記エンジン排気ガスが導かれるように、前記排気計量弁を動作させるようになっている制御装置と、
    を備える、請求項に記載の作業機。
  13. (a)前記作業機は、前記囲繞空間内に含まれるフィルタ装置を備え、
    (b)前記ファンは、前記囲繞空間内に負圧をもたらすとともに、ガスストリームを前記囲繞空間から前記フィルタ装置に引き通すようになっている、請求項12に記載の作業機。
  14. 前記制御装置は、前記囲繞空間内へのエンジン排気ガスの前記流れを制御して、前記フィルタ装置に進入する前記ガスストリームの温度が、該フィルタ装置の損傷を回避するように選択された所定のレベルに達するのを防止するように、前記排気計量弁を動作させるようになっている、請求項13に記載の作業機。
  15. 前記フィルタ装置は、内部に複数のフィルタバッグを備えるバッグハウスを含む、請求項13に記載の作業機。
  16. 前記フィルタバッグは、ガス流対フィルタエリア比が約10となることをもたらす寸法及び構成である、請求項15に記載の作業機。
  17. 前記フィルタバッグは、それぞれ4つのバッグを含む8つの列にして構成される、請求項15に記載の作業機。
  18. 前記バッグハウスの前方端部にある前記バッグはより短く、前記バッグの長さは、前記バッグハウスの後方端部に向かって増大する、請求項17に記載の作業機。
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