JP6317331B2 - テンショナー - Google Patents

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Description

本発明は無端状のベルトやチェーンの張力を一定に保つために用いられるテンショナーに関する。
テンショナーは例えば、自動車のエンジンに使用されるタイミングチェーンやタイミングベルトを所定の力で押圧しており、これらに伸びや緩みが生じた場合に,その張力を一定に保つように作用する。
図10は自動車のエンジン本体200の内部を示す。エンジン本体200の内部には、従動軸である一対のカムスプロケット210、210と駆動軸であるクランクスプロケット220とが配置されており、これらのスプロケット210、210、220の間にタイミングチェーン230が無端状となって掛け渡されている。そしてクランクスプロケット220の回転によってタイミングチェーン230がスプロケット210、210、220の間を移動(走行)する。タイミングチェーン230の移動路上にはチェーンガイド240がタイミングチェーン230に接触するように配置されており、タイミングチェーン230はチェーンガイド240を摺動しながら移動する。チェーンガイド240は支軸250を中心に揺動可能となっており、この揺動によってタイミングチェーン230の張力を調整する。
符号300はチェーンガイド240をタイミングチェーン230に押圧するためエンジン本体200に設けられたテンショナーである。テンショナー300は軸方向への伸縮によってチェーンガイド240を押圧する構造のものが一般的に使用される。このテンショナー300は、エンジン本体200に固定されるケース310と、ケース310の内部に進退移動可能に設けられた推進シャフト320とを備えており、推進シャフト320の先端部分がチェーンガイド240を押圧する。
特許文献1及び2には、推進シャフト320を進出させる図10のテンショナーと同様な構造の従来のテンショナーが開示されている。これらの特許文献の構造では、先端に推進シャフトを一体に形成したナット部材と、ナット部材に螺合したボルトとをケースの内部に設けると共に、ナット部材を押圧する荷重用ばねをケースの内部に設けている。また特許文献1の構造では、ボルトを回転させる回転用ばねをボルトの内部にさらに設けており、特許文献2の構造では、ナット部材を押圧する押出用ばねをボルトの内部にさらに設けている
実開昭64−41756号公報 実開平2−56948号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載されているテンショナーにおいては、ケースを丸棒からの削り出し加工を行い、ナット部材を丸棒から削り出ししてタップ加工を行い、ボルトを丸棒から削り出しして転造加工することにより形成する必要があることから、ケース、ナット部材、ボルトのいずれもが重量が大きく、テンショナー全体の軽量化が難しいものとなっている。また、ナット部材、ボルト、複数のばねやこれらの部材を収容するケースによって形成されているため、部品点数が多く、構造が複雑で組み立てが難しいばかりでなく、小型化することが難しい問題がある。
本発明は、このような問題点を考慮してなされたものであり、軽量化及び小型化が容易であり、しかも部品点数が少なく組み立ても容易なテンショナーを提供することを目的とする。
本発明のテンショナーは、片面にねじ部が形成された複数の脚部を有し、前記複数の脚部が円周方向で離隔された状態で軸方向に延びており、前記ねじ部が相互に螺合することにより相対回転可能に組み付けられる2つの有底の筒状部材と、組み付けられた前記2つの筒状部材の内部に設けられ、一方の筒状部材が他方の筒状部材に対して回転しながら推進するばね力を作用させる弾性部材とを備え、前記2つの筒状部材の複数の脚部の内、少なくとも2つの脚部は前記筒状部材の回転時に前記ねじ部が螺合状態を維持するように設けられていることを特徴とする。
この場合、前記2つの筒状部材の内、少なくとも一方の筒状部材のねじ部における相手側の筒状部材のねじ部との螺合始端部分にねじ山の他の部分の間隔よりも大きな誘い込み口が形成され、前記誘い込み口から奥側に向って漸次間隔が狭まるガイド部が形成されていることが好ましい。
また、前記2つの筒状部材は前記脚部がスリット部を介して離隔されており、前記脚部の幅は前記スリット部の幅よりも大きくなっていることが好ましい。
また、前記2つの筒状部材は、複数の脚部の数が異なっていることが好ましい。
また、前記2つの筒状部材の複数の全ての脚部は、前記筒状部材の回転時にねじ部の螺合状態を維持するように設けられていることが好ましい。
また、前記2つの筒状部材の内、少なくとも一方の筒状部材が板材のプレス加工によって形成されていることが好ましい。
本発明のテンショナーは、2つの筒状部材の脚部に形成されているねじ部を螺合させて2つの筒状部材を組み付けると共に、2つの筒状部材の内部に弾性部材を配置させることにより形成される。このテンショナーは弾性部材のばね力によって一方の筒状部材が他方の筒状部材に対して相対回転しながら推進するため、エンジン本体のタイミングチェーン等の外部部材に張力を付与することができる。このとき、少なくとも2つの脚部はねじ部が螺合状態を維持するため、安定した作動が可能となる。
このような本発明のテンショナーは、2つの筒状部材及び弾性部材によって形成されるため、部品点数が少なく、構造が簡単であり、組み付けが容易であり、小型化も容易となる。また、2つの筒状部材の脚部にねじ部を形成するだけで、丸棒等の無垢材を削り出して用いる必要がないため、重量が大きくなることがなく、テンショナー全体を軽量化することができる。
本発明の第1実施形態のテンショナーをエンジン本体に装着した状態を示す部分破断正面図である。 本発明の第1実施形態のテンショナーの全体斜視図である。 (a)は支持プレートの部分破断側面図、(b)は平面図である。 ホルダを示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)はE−E線断面図である。 スライドを示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)はF−F線断面図である。 弾性部材の正面図である。 本発明の第2実施形態を示し、(a)はホルダの正面図、(b)は部分拡大斜視図である。 本発明の第3実施形態を示し、(a)はホルダの正面図、(b)はスライドの正面図である。 (a)は本発明の第4実施形態を示し、図2のG−G線における断面図であり、(b)は図2のG−G線における第1実施形態の断面図である。 一般的なテンショナーをエンジン本体に装着した状態を示す部分破断正面図である。
以下、本発明を図示する実施形態により具体的に説明する。なお、各実施形態において、同一の部材には同一の符号を付して対応させてある。
(第1実施形態)
図1〜図6は本発明の第1実施形態のテンショナー1を示す。テンショナー1は例えば、図1に示すように、エンジン本体200に取り付けられることにより、エンジン本体200の内部のカムスプロケット210、210及びクランクスプロケット220に無端状に掛け渡されたタイミングチェーン230を押圧して張力を付与する。図1において、テンショナー1はチェーンガイド240を押圧することによりタイミングチェーン230に張力を付与するが、タイミングチェーン230に直接に張力を付与するようにしても良い。また、エンジン本体200以外の装置に対して用いることも可能である。
図2に示すように、テンショナー1は2つの筒状部材としてのホルダ2及びスライド3と、弾性部材4(図6参照)とを備えている。
2つの筒状部材としてのホルダ2及びスライド3は、いずれも有底の筒体によって形成されており、ホルダ2が固定側、スライド3が推進側(移動側)となっている。固定側のホルダ2はフランジ状の支持プレート5に固定される(図2参照)。
支持プレート5は図1に示すように、エンジン本体200の外壁にボルト止めされるものであり、エンジン本体200への支持プレート5のボルト止めによってテンショナー1がエンジン本体200に装着される。図2及び図3に示すように、支持プレート5は平面板からなる板本体50を有している。板本体50の中央部分にはバーリング51がプレスによって切り起こされており、板本体50におけるバーリング51の左右にはエンジン本体200への固定を行うための固定用孔52が形成されている。バーリング51はホルダ2を立ち上がり状に支持固定するためのものである(図2参照)。
図4に示すように、ホルダ2は、筒体部21と、筒体部21の外面のねじ部22(雄ねじ部)とによって形成されている。筒体部21は円形の底部23と、底部23から同方向に屈曲されて軸方向に延びる複数の脚部24とを有しており、底部23の中央には取付用孔25が形成されている。取付用孔25に支持プレート5のバーリング51を挿入し加締めることによりホルダ2が支持プレート5に立ち上がり状に支持される。
本実施形態において、脚部24は円周方向の6等分位置に設けられている。隣接する脚部24はスリット部26を介して円周方向で離隔されている。また6等分位置の複数の全ての脚部24は幅が同一となっている。ねじ部22はスリット部26で離隔された隣接の脚部24にわたってねじ山が連続するように形成されるものである。なお、ねじ部22は底部23を除く筒体部21の全長にわたって形成される。このようなホルダ2は平板の板材の片面にねじ切り加工し、この平板の板材に対してプレス加工を行うことにより作製することができる。このため軽量なホルダ2とすることができる。
図5に示すように、スライド3は筒体部31と、筒体部31の内面のねじ部32(雌ねじ部)とによって形成されている。筒体部31は円形の頭部33と、頭部33から同方向に屈曲されて軸方向に延びる複数の脚部34とを有している。頭部33は閉鎖されており、この頭部33がチェーンガイド240等の外部部材に当接する。脚部34はホルダ2と同様に、スリット部36を介して円周方向の6等分位置に離隔されるように設けられている。複数の全ての脚部34は幅が同一となっているが、ホルダ2の脚部24の幅よりも小さな幅となっている。
スライド3は図2に示すようにホルダ2の外周を覆うようにホルダ2に組み付けられる。この組み付けにより頭部33はホルダ2の上部に被せられた状態となる。ねじ部32は脚部34における頭部33と反対側の端部に形成される。ねじ部32はホルダ2のねじ部22に螺合するものであり、スリット部36で離隔された隣接の脚部34にわたってねじ山が連続するように形成されている。このようなスライド3はホルダ2と同様に、平板の板材の片面にねじ切り加工し、この平板の板材に対してプレス加工を行うことにより作製することができる。このため軽量なスライド3とすることができる。
ねじ部22、32を螺合することによりホルダ2とスライド3とが組み付けられた内部には空間が形成されており、弾性部材4はこの空間(ホルダ2の内部空間)内に配置される。弾性部材4は図6に示すようにコイルばねにより形成されている。コイルばねからなる弾性部材4は、圧縮状態でホルダ2の内部空間に収納され、長さ方向の一端部41がホルダ2の底部23に当接し、他端部42がスライド3の頭部33に当接する。これにより弾性部材4はスライド3が回転しながら推進するばね力をスライド3に作用させる。本実施形態において弾性部材4の他端部はコイル径が小さくなった小径部43となっており、スライド3の頭部33との接触径が小さくなっている。これによりスライド3の頭部33との摩擦力が小さくなり、スライド3の回転を円滑に行うことができる。
本実施形態のテンショナー1は支持プレート5から立ち上がるようにホルダ2を固定し、弾性部材4を圧縮した状態でホルダ2の内部に挿入し、スライド3をホルダ2に被せてそのねじ部32をホルダ2のねじ部22に螺合することにより図2の状態に組み付けられる。この状態で図1に示すように、スライド3の頭部33がチェーンガイド240に当接するようにエンジン本体200に装着する。このことにより弾性部材4のばね力によりスライド3が図2のR方向に回転しながら推進し、チェーンガイド240を押圧する。これによりタイミングチェーン230に張力を付与することができる。一方、タイミングチェーン230が高張力となったとき、スライド3は反R方向に回転しながら弾性部材4のばね力に抗して後退する。これによりタイミングチェーン230の張力を調整する。
このような実施形態において、スライド3とホルダ2との組み付け状態では、ホルダ2の脚部24の幅が大きく、スライド3の脚部34の幅が小さくなっているため、スライド3が回転する際に全ての脚部24、34のねじ部22、32が螺合状態を維持する。このため、偏荷重が作用しても、横方向の力を周方向で受けることができ、傾きを防止した作動が可能となり、安定して作動することができる。また、ホルダ2及びスライド3が無垢材からの切削材料ではなく、板材のプレス加工によって作製されているため、横方向の剛性が低くなり、作動時の動きがしなやかとなる。また、板材のプレス加工によって作製されるのに加えて部品点数が少ないため、軽量なテンショナーとすることができる。さらに部品点数が少ないため、構造が簡単であり、組み付けが容易となる。なお、本実施形態では、ホルダ2及びスライド3の脚部24、34の全てが螺合状態を維持しているが、本発明では、ホルダ2及びスライド3の少なくとも2つの脚部24、34が螺合状態を維持するものであれば良く、これにより横方向荷重を周方向で受けることができ、傾きを防止することができる。
(第2実施形態)
図7は本発明の第2実施形態を示す。ホルダ2の各脚部24の外周にはねじ部22が形成されるが、各脚部24のねじ部22のねじ山63におけるスリット部26側の両端部61は薄肉状のガイド面62となっている。スリット部26側の両端部61は螺合相手となるスライド3のねじ部32が螺合する始端部であり、薄肉状のガイド面62はこの両端部61に形成される。ガイド面62は先端部分が最も肉薄で、奥側に向かうにつれて漸次、肉厚となるテーパ状に形成されている。
このようなテーパ状のガイド面62を各脚部24のねじ部22の両端部に形成することにより、ねじ部22の両端部は、ねじ山63の他の部分の間隔よりも大きな間隔の誘い込み口64となっている。また、この誘い込み口64には、奥側に向かってねじ山63の間隔が漸次狭まるガイド部65が連続している。ねじ山63の間隔が大きな誘い込み口64を形成することにより、螺合相手のスライド3のねじ部32がスリット部26からねじ部22に螺合する際にねじ部32、22の干渉を抑制することができ、円滑に螺合することができる。この螺合の後、スライド3のねじ部32はガイド部65に案内されてホルダ2のねじ部22の本来のねじ山63と螺合する。
このような実施形態では、スライド3のねじ部32がホルダ2のねじ部22と干渉することが抑制されるため、スライド3、ホルダ2の製造時にねじ部32、22のずれやバリがあっても、これらを吸収するため、スライド3とホルダ2との螺合を円滑に行うことができる。なお、この実施形態では、ホルダ2のねじ部22だけに薄肉テーパ状のガイド面62を形成しているが、スライド3のねじ部32側だけに形成しても良く、ホルダ2のねじ部22及びスライド3のねじ部32の双方に形成しても良い。
(第3実施形態)
図8は本発明の第3実施形態であり、(a)はホルダ2、(b)はスライド3を示す。この実施形態では、ホルダ2の脚部24の幅及びスライド3の脚部34の幅をそれぞれのスリット26、36の幅よりも大きくするものである。すなわち、図8(a)のホルダ2においては脚部24の幅Aをスリット部26の幅Bよりも大きくし(A>B)、図8(b)のスライド3においては脚部34の幅Cをスリット部36の幅Dよりも大きくするものである(C>D)。このように脚部24、34の幅をスリット部26、36の幅よりも大きくすることにより、スライド3が回転する際にいずれかの脚部24、34が相手側の脚部34、24と螺合した状態を維持することができる。これにより常にホルダ2とスライド3とが螺合状態となっているため円滑に作動することができる。
(第4実施形態)
図9(a)は本発明の第4実施形態であり、図2のG−G線断面を示す。図9(b)は第1実施形態におけるホルダ2とスライド3の関係を示し、ホルダ2の脚部24及びスライド3の脚部34が円周の6等分位置に設けられている。この状態でスライド3が矢印R方向に回転すると、全ての脚部34のねじ部32がホルダ2の全ての脚部24のねじ部22の端部を同時に通過する。このときにおいては、符号71で示すようにスライド3の脚部24の端部がホルダ2の脚部34の端部に引っ掛かる場合がある。
図9(a)はホルダ2の脚部24の数とスライド3の脚部34の数とを異ならせた実施形態を示す。ホルダ2の脚部24が円周の6等分位置に設けられているのに対し、スライド3の脚部34が円周の5等分位置に設けられている。このようにスライド3の脚部34の数とホルダ2の脚部24の数とを異ならせることにより、符号71で示すように一の脚部34がホルダ2の脚部24と引っ掛かりを生じても他の脚部34はホルダ2の脚部24と螺合しているため、スライド3は常にホルダ2との螺合状態となっている。このため安定した作動を確保することができる。なお、ホルダ2の脚部24及びスライド3の脚部34の数は異なっていれば良く、図9(a)に限定されるものではない。
1 テンショナー
2 ホルダ(筒状部材)
3 スライド(筒状部材)
4 弾性部材
22、32 ねじ部
24、34 脚部
26、36 スリット部
62 ガイド面
63 ねじ山
64 誘い込み口
65 ガイド部

Claims (6)

  1. 片面にねじ部が形成された複数の脚部を有し、前記複数の脚部が円周方向で離隔された状態で軸方向に延びており、それぞれの脚部の前記ねじ部が相互に螺合することにより相対回転可能に組み付けられる2つの有底の筒状部材と、
    組み付けられた前記2つの筒状部材の内部に設けられ、一方の筒状部材が他方の筒状部材に対して回転しながら推進するばね力を作用させる弾性部材とを備え、
    前記2つの筒状部材の複数の脚部の内、少なくとも2つの脚部は前記筒状部材の回転時に前記ねじ部が螺合状態を維持するように設けられていることを特徴とするテンショナー。
  2. 請求項1記載のテンショナーであって、
    前記2つの筒状部材の内、少なくとも一方の筒状部材のねじ部における相手側の筒状部材のねじ部との螺合始端部分にねじ山の他の部分の間隔よりも大きな誘い込み口が形成され、前記誘い込み口から奥側に向って漸次間隔が狭まるガイド部が形成されていることを特徴とするテンショナー。
  3. 請求項1または2記載のテンショナーであって、
    前記2つの筒状部材は前記脚部がスリット部を介して離隔されており、前記脚部の幅は前記スリット部の幅よりも大きくなっていることを特徴とするテンショナー。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載のテンショナーであって、
    前記2つの筒状部材は、複数の脚部の数が異なっていることを特徴とするテンショナー。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項記載のテンショナーであって、
    前記2つの筒状部材の複数の全ての脚部は、前記筒状部材の回転時にねじ部の螺合状態を維持するように設けられていることを特徴とするテンショナー。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項記載のテンショナーであって、
    前記2つの筒状部材の内、少なくとも一方の筒状部材が板材のプレス加工によって形成されていることを特徴とするテンショナー。
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