JP6317243B2 - 複合チューブポンプ - Google Patents

複合チューブポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP6317243B2
JP6317243B2 JP2014246321A JP2014246321A JP6317243B2 JP 6317243 B2 JP6317243 B2 JP 6317243B2 JP 2014246321 A JP2014246321 A JP 2014246321A JP 2014246321 A JP2014246321 A JP 2014246321A JP 6317243 B2 JP6317243 B2 JP 6317243B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
fluid
pump
rotor
pumps
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014246321A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016109012A (ja
Inventor
進一 植野
進一 植野
松本 健一
健一 松本
Original Assignee
株式会社トーメック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社トーメック filed Critical 株式会社トーメック
Priority to JP2014246321A priority Critical patent/JP6317243B2/ja
Publication of JP2016109012A publication Critical patent/JP2016109012A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6317243B2 publication Critical patent/JP6317243B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

本発明は、脈動を低減させる複合チューブポンプに関する。詳しくは、円弧状内周面を有するハウジングと、ハウジングの円弧状内周面の内側に回転自在に配置されたローラを有するとともに駆動源の駆動力により回転するロータと、ハウジングの円弧状内周面に沿って配置され、ローラの転動押圧により内部の流体を移送させる移送チューブと、を有する既存のチューブポンプを複数台用いた複合チューブポンプに関する。
従来から脈動を低減させるチューブポンプは知られている。この種のチューブポンプは、流体を搬送するための可撓性を有するチューブと、このチューブを保持する円弧状のチューブガイドと、このチューブガイドとでチューブを挟むように配置されて駆動されるロータと、このロータに等間隔に配設されてロータの外周面からそれぞれ突出し、チューブをチューブガイドに押し付けるための複数の押圧ローラとが複数並列に配置され、複数のロータを駆動回転して複数のチューブ内の流体をそれぞれ搬送するようにしたチューブポンプであって、複数のロータの押圧ローラの回転位相を相互にずらし、それぞれのロータの押圧ローラによるチューブの押圧開始タイミングが異なるようにすることにより、押圧ローラによるチューブの押し潰しに伴う衝撃音が分散される結果、駆動トルクの小さなモータを使用しても複数のロータを回転むらなく円滑に駆動することが可能となり、しかもチューブ内を搬送される流体の脈動を防止することができるというものであった(例えば、特許文献1)。
特開2000− 18165号公報
しかしなから、従来の脈動を低減させるチューブポンプは、画像形成装置に関するものであるが、この画像形成装置のチューブポンプに不具合が生じ、チューブポンプが駆動できなくなると、複数の押圧ローラが並列に配置されたチューブポンプ全体を交換しなければならないという問題があった。このチューブポンプ全体を交換しなければならないという課題は、画像形成装置に用いられるチューブポンプのみならず、1つのチューブポンプで脈動を低減させる他のチューブポンプについても同様のことが言える。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、既存のチューブポンプを用いてチューブポンプの脈動を低減させることができ、また、一方のチューブポンプが不具合により駆動できなくなった場合でも、その一方のチューブポンプのみを交換することで駆動させることができる複合チューブポンプを提供することを目的とする。
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本発明のうち第1の態様に係るものは、 円弧状内周面を有するハウジングと、ハウジングの円弧状内周面の内側に回転自在に配置されたローラを有するとともに駆動源の駆動力により回転するロータと、ハウジングの円弧状内周面に沿って配置され、ローラの転動押圧により内部の流体を移送させる移送チューブと、を有する既存のチューブポンプを2台用いた複合チューブポンプにおいて、回転中心の駆動軸が接続されることなく分離してそれぞれ別々に設置された2台のチューブポンプの移送チューブの流体流入口に結合して設けられ、移送チューブ内に流体を流し込む流体流入チューブと、回転中心の駆動軸が接続されることなく分離してそれぞれ別々に設置された2台のチューブポンプの移送チューブの流体流出口に結合して設けられ、2台のチューブポンプの移送チューブ内の流体を一体として移送チューブ外に送り込む流体流出チューブと、ロータを回転駆動させるモータと、ロータのローラの回転位置を検出する位置センサーと、モータを回転制御する制御手段と、を有し、ロータのローラは、ロータの回転中心に対して相対象位置に配置され、制御手段は、位置センサーから送信された回転位置信号により、2台のチューブポンプのロータのローラによる移送チューブの転動押圧タイミングの回転位相をそれぞれ90度ずらして制御することを特徴とするものである。
本発明によれば、2台のチューブポンプのロータのローラは、それぞれ90度の回転位相差を有しているので、それぞれのチューブポンプの移送チューブの流体流出口から流体流出チューブに送り込まれた流体の脈動が流体流出チューブ内で分散され、流体流出チューブ内の流体の脈動を低減させることができる。また、既存の2台のチューブポンプを用いて、流体流出チューブ内の流体の脈動を低減させることができるので、脈動を低減させる一体式の装置を購入するより、安価に流体流出チューブ内の流体の脈動を低減させながら駆動させることができる。さらに、2台のチューブポンプのうち、一方のチューブポンプが不具合により駆動できなくなった場合でも、一方のチューブポンプを交換することにより継続して駆動させることができ、また、それぞれ2台のチューブポンプを別々に設置するので、設置が困難な場所でも設置場所を自由に設定することができるとともに、複合チューブポンプが大型化しても2台のチューブポンプを別々に運搬できるので、運搬が困難な場所でも容易に運搬することができる。
本発明のうち第2の態様に係るものは、円弧状内周面を有するハウジングと、ハウジングの円弧状内周面の内側に回転自在に配置されたローラを有するとともに駆動源の駆動力により回転するロータと、ハウジングの円弧状内周面に沿って配置され、ローラの転動押圧により内部の流体を移送させる移送チューブと、を有する既存のチューブポンプを3台用いた複合チューブポンプにおいて、回転中心の駆動軸が接続されることなく分離してそれぞれ別々に設置された3台のチューブポンプの移送チューブの流体流入口に結合して設けられ、移送チューブ内に流体を流し込む流体流入チューブと、回転中心の駆動軸が接続されることなく分離してそれぞれ別々に設置された3台のチューブポンプの移送チューブの流体流出口に結合して設けられ、3台のチューブポンプの移送チューブ内の流体を一体として移送チューブ外に送り込む流体流出チューブと、ロータを回転駆動させるモータと、ロータのローラの回転位置を検出する位置センサーと、モータを回転制御する制御手段と、を有し、ロータのローラは、ロータの回転中心に対して120度間隔を空けて配置され、制御手段は、位置センサーから送信された回転位置信号により、3台のチューブポンプのロータのローラによる移送チューブの転動押圧タイミングの回転位相をそれぞれ40度づつずらして制御することを特徴とするものである。

本発明によれば、3台のチューブポンプのロータのローラは、それぞれ40度の回転位相差を有しているので、それぞれのチューブポンプの移送チューブの流体流出口から流体流出チューブに送り込まれた流体の脈動が流体流出チューブ内で分散され、流体流出チューブ内の流体の脈動を低減させることができる。また、既存の3台のチューブポンプを用いて、流体流出チューブ内の流体の脈動を低減させることができるので、脈動を低減させる一体式の装置を購入するより、安価に流体流出チューブ内の流体の脈動を低減させながら駆動させることができる。さらに、3台のチューブポンプのうち、1台または2台のチューブポンプが不具合により駆動できなくなった場合でも、その1台または2台のチューブポンプを交換することにより継続して駆動させることができる。さらに、それぞれ3台のチューブポンプを別々に設置するので、設置が困難な場所でも設置場所を自由に設定することができるとともに、複合チューブポンプが大型化しても3台のチューブポンプを別々に運搬できるので、運搬が困難な場所でも容易に運搬することができる。
本発明の複合チューブポンプによれば、既存のチューブポンプを用いてチューブポンプの脈動を低減させることができ、また、一方のチューブポンプが不具合により駆動できなくなった場合でも、その一方のチューブポンプのみ交換することによりチューブポンプの脈動を低減させながら駆動させることができる。
本発明の第1実施形態における複合チューブポンプの斜視図である。 同複合チューブポンプの側面図である。 同複合チューブポンプの平面図である。 図2のA―A断面図である。 図3のB−B断面図である。 図3のC−C断面図である。 本発明の第1実施形態における複合チューブポンプの駆動システムを示す図である。 (a)同複合チューブポンプの一方のチューブポンプから送り出された流体の脈動を示す図である。 (b)同複合チューブポンプの他方のチューブポンプから送り出された流体の脈動を示す図である。 (c)同複合チューブポンプから送り出された流体が流体流出チューブで一体となった場合の流体の脈動を示す図である。 本発明の第2実施形態における複合チューブポンプの斜視図である。 同複合チューブポンプの駆動システムを示す図である。 (a)同複合チューブポンプの一方のチューブポンプから送り出された流体の脈動を示す図である。 (b)同複合チューブポンプの第2チューブポンプから送り出された流体の脈動を示す図である。 (c)同複合チューブポンプの第3チューブポンプから送り出された流体の脈動を示す図である。 (d)同複合チューブポンプから送り出された流体が流体流出チューブで一体となった場合の流体の脈動を示す図である。
以下、本発明の第1実施形態における複合チューブポンプについて図1〜図6を参照にしながら説明する。ここで、図1は本発明の第1実施形態における複合チューブポンプの斜視図であり、図2は同複合チューブポンプの側面図であり、図3は同複合チューブポンプの平面図であり、図4は図2のA―A断面図であり、図5は図3のB−B断面図であり、図6は図3のC−C断面図である。
図1に示すように、複合チューブポンプ1は、架台4にそれぞれ搭載されたマスターポンプ2およびマスターポンプ2と同形状のスレーブポンプ3からなる2台のチューブポンプを備えている。
マスターポンプ2およびスレーブポンプ3は、セメントミルクなどの流体を圧送するための既存のチューブポンプを用いたもので、円弧状内周面を有するハウジング5と、ハウジング5の円弧状内周面の内側に回転自在に配置されたローラ6を有するとともに駆動源であるモータ14の駆動力により回転するロータ7と、ハウジング5の円弧状内周面に沿って配置され、ローラ6の転動押圧により内部の流体を移送させる移送チューブ8とを、有するものである(図5、図6参照)。上述したロータ7のローラ6は、ロータ7の回転中心に対して相対象位置に配置されている。換言すると、ロータ7の回転中心に対して90度間隔を空けて配置されている。なお、本実施形態では、マスターポンプ2およびスレーブポンプ3内に流し込まれる流体としてセメントミルクを用いたが、これに限らず、他の流体であってもよい。
マスターポンプ2とスレーブポンプ3の搬送チューブ8の流体流入口9には流体流入チューブ10が結合され、流体流入チューブ10から流体流入口9を介し移送チューブ8内にセメントミルクを流し込まれる(図5、図6参照)。ここで、「マスターポンプ2とスレーブポンプ3の移送チューブ8の流体流入口9に結合して設けられた流体流入チューブ10」とは、2本の流体流入チューブ10がそれぞれマスターポンプ2とスレーブポンプ3の移送チューブ8の流体流入口9に結合されたものでもよく、また1本の流体流入チューブ10から2本に分岐し、そのそれぞれの流体流入チューブ10がマスターポンプ2とスレーブポンプ3の移送チューブ8の流体流入口9に結合されたものでもよい。すなわち、流体流入チューブ10がマスターポンプ2とスレーブポンプ3の移送チューブ8の流体流入口9に結合されるものであればよい。また、マスターポンプ2とスレーブポンプ3の搬送チューブ8の流体流出口11には流体流出チューブ12が結合され、流体流出チューブ12から移送チューブ8外にセメントミルクが送り込まれる(図3、図5、図6参照)。具体的は、流体流出口11に結合されたそれぞれの流体流出チューブ12は合流して1つのチューブになっているので、マスターポンプ2とスレーブポンプ3のそれぞれの移送チューブ8内の流体が一体となって移送チューブ外に送り込まれる(図1、図3参照)。
図5および図6に示すように、マスターポンプ2およびスレーブポンプ3のロータ7は、駆動軸13を中心として回動する。具体的には、モータ14(駆動源)が駆動すると、ベルト15を介して、駆動軸13が回動することによりロータ7を回転駆動し、マスターポンプ2およびスレーブポンプ3がそれぞれ駆動する(図1、図2、図4参照)。なお、本実施形態では、マスターポンプ2とスレーブポンプ3の各構成要素およびモータ14などの周辺機器は同じものを用いているので、説明の便宜上、同一符号を用いて説明する。
マスターポンプ2およびスレーブポンプ3の駆動軸13の上部側面には、ロータ7の回転位置を検出する位置センサー16が設けられている(図4参照)。具体的には、位置センサー16として近接センサーが用いられ、駆動軸13が回転し、ローラ6が取り付けられている駆動軸13の位置に来ると、位置センサー16により駆動軸13の回転位置が検知される。すなわち、本実施形態では、ロータ7に2つのローラ6が備えられているので、位置センサー16により1回転につきローラ6の位置として2回検知される。
次に、複合チューブポンプ1の駆動システムについて説明する。図7は本発明の第1実施形態における複合チューブポンプの駆動システムを示す図である。
操作設定手段17は操作リモコンが用いられ、複合チューブポンプ1のオンオフスイッチ、速度設定スイッチなどが備えられている。そして、操作設定手段17を操作することにより、その操作設定信号が制御手段18に送られる。そして、制御手段18は、操作設定手段17を用いて設定された設定内容に従って、モータ14を駆動させ、減速機19を介して、マスターポンプ2とスレーブポンプ3を作動させる。そして、マスターポンプ2とスレーブポンプ3が作動すると、位置センサー16により、ロータ7の回転位置が検出され、位置センサー16から制御手段18に位置検出信号が送信される。このように、位置センサー16からの位置検出信号により、制御手段18はモータ14の回転位置および回転速度を制御する。なお、本実施形態では、操作設定手段17として操作リモコンを用いたが、これに限らず、壁に取り付けられた操作パネルでもよい。
次に、マスターポンプ2およびスレーブポンプ3の脈動について説明する。ここで、図8(a)は本発明の第1実施形態における複合チューブポンプの一方のチューブポンプから送り出された流体の脈動を示す図であり、図8(b)は同複合チューブポンプの他方のチューブポンプから送り出された流体の脈動を示す図であり、図8(c)は同複合チューブポンプから送り出された流体が流体流出チューブで一体となった場合の流体の脈動を示す図である。ここで、図8のスレーブポンプ3のロータ7の角度は、マスターポンプ2のロータ7の角度を基準として表示させている。
図8(a)および図8(b)に示すように、マスターポンプ2とスレーブポンプ3のそれぞれのロータ7のローラ6は、90度の回転位相差を有して回転している。すなわち、マスターポンプ2とスレーブポンプ3のロータ7のローラ6による移送チューブ8の転動押圧タイミングの回転位相をそれぞれ90度ずらしてセメントミルクを移送している。具体的には、回転しているロータ7のローラ6の回転位置を位置センサー16により検出し、その位置検出信号を位置センサー16から制御手段18に送信され、制御手段18はマスターポンプ2とスレーブポンプ3のそれぞれのロータ7のローラ6が90度の回転位相差を有して回転するよう制御している。このように、マスターポンプ2とスレーブポンプ3のそれぞれのロータ7のローラ6を90度の回転位相差を有しながら回転させることにより、複合チューブポンプ1の移送チューブ8の流体流出口11から流体流出チューブ12に送り込まれた流体の脈動が流体流出チューブ12内で分散され、流体流出チューブ12内の流体の脈動を低減させることができる(図8(c)参照)。ここで、マスターポンプ2およびスレーブポンプ3のそれぞれの流体流出チューブ12から送り出されて一体になったところでの流体の脈動は、マスターポンプ2とスレーブポンプ3のそれぞれの流体流出チューブ12から送り出された脈動をプラスしたものとなる。すなわち、この複合チューブポンプ21から送り出された流体が流体流出チューブ12で一体となった場合の流体の脈動は、図8(a)と図8(b)の脈動をプラスした脈動となる(図8(c))。
以上のように、マスターポンプ2およびスレーブポンプ3のロータ7のローラ6は、それぞれ90度の回転位相差を有しているので、それぞれのチューブポンプの移送チューブ8の流体流出口11から流体流出チューブ12に送り込まれた流体の脈動が流体流出チューブ12内で分散され、流体流出チューブ12内の流体の脈動を低減させることができる。また、マスターポンプ2およびスレーブポンプ3を用いて、流体流出チューブ12内の流体の脈動を低減させることができるので、脈動を低減させる一体式の装置を購入するより、安価に流体流出チューブ12内の流体の脈動を低減させながら駆動させることができる。さらに、マスターポンプ2およびスレーブポンプ3のうち、一方のチューブポンプが不具合により駆動できなくなった場合でも、一方のチューブポンプを交換することにより継続して駆動させることができ、また、それぞれ2台のチューブポンプを別々に設置するので、設置が困難な場所でも設置場所を自由に設定することができるとともに、複合チューブポンプ1が大型化しても2台のチューブポンプを別々に運搬できるので、運搬が困難な場所でも容易に運搬することができる。
次に、本発明の第2実施形態における複合チューブポンプについて図9および図10を参照にしながら説明する。ここで、図9は本発明の第2実施形態における複合チューブポンプの斜視図であり、図10は同複合チューブポンプの駆動システムを示す図である。
本発明の第2実施形態と第1実施形態の異なるところは、第1実施形態の複合チューブポンプ1では、既存のチューブポンプを2台用いた複合チューブポンプ1を用い、その2台のチューブポンプのロータ7のローラ6をロータ7の回転中心に対して相対象位置に配置されているようにしたが、第2実施形態では 既存のチューブポンプを3台用いた複合チューブポンプ21を用い、その3台のチューブポンプのロータ24のローラ6をロータ24の回転中心に対して120度間隔を空けて配置されているところが異なる。なお、第2実施形態においては、第1実施形態と異なるところを中心に説明する。第2実施形態では、第1実施形態と同一構成については、同一符号を用い、同一作用効果を奏するものとし説明は省略する。
複合チューブポンプ21は、マスターポンプ22、マスターポンプ2と同形状のスレーブポンプ23Aおよびスレーブポンプ23Bの3台のチューブポンプを備えている。マスターポンプ22、スレーブポンプ23Aおよびスレーブポンプ23Bの駆動軸13の上部側面には、第1実施形態同様、ロータ24の回転位置を検出する位置センサー16が設けられている。具体的には、位置センサー16として近接センサーが用いられ、駆動軸13が回転し、ローラ6が取り付けられている駆動軸13の位置に来ると、位置センサー16により駆動軸13の回転位置が検知される。すなわち、本実施形態では、ロータ24に3つのローラ6が備えられているので、位置センサー16により1回転につきローラ6の位置として3回検知される。
次に、マスターポンプ22、スレーブポンプ23Aおよびスレーブポンプ23Bのロータ24の脈動について説明する。ここで、図11は(a)同複合チューブポンプの一方のチューブポンプから送り出された流体の脈動を示す図であり、図11(b)は同複合チューブポンプの第2チューブポンプから送り出された流体の脈動を示す図であり、図11(c)は同複合チューブポンプの第3チューブポンプから送り出された流体の脈動を示す図であり、図11(d)は同複合チューブポンプから送り出された流体が流体流出チューブで一体となった場合の流体の脈動を示す図である。ここで、図11のスレーブポンプ23A、23Bのロータ7の角度は、マスターポンプ22のロータ24の角度を基準として表示させている。
図11に示すように、マスターポンプ22とスレーブポンプ23A、23Bのそれぞれのロータ24のローラ6は、40度の回転位相差を有して回転している。すなわち、マスターポンプ22とスレーブポンプ23A、23Bのロータ24のローラ6による移送チューブ8の転動押圧タイミングの回転位相をそれぞれ40度ずらしてセメントミルクを移送している。具体的には、回転しているロータ24のローラ6の回転位置を位置センサー16により検出し、その位置検出信号を位置センサー16から制御手段18に送信され、制御手段18はマスターポンプ22とスレーブポンプ23A、23Bのそれぞれのロータ24のローラ6が40度の回転位相差を有して回転するよう制御する。このように、マスターポンプ22とスレーブポンプ23A、23Bのそれぞれのロータ24のローラ6を40度の回転位相差を有しながら回転させることにより、複合チューブポンプ21の移送チューブ8の流体流出口11から流体流出チューブ12に送り込まれた流体の脈動が流体流出チューブ12内で分散され、流体流出チューブ12内の流体の脈動を低減させることができる(図11(d)参照)。ここで、マスターポンプ22およびスレーブポンプ23A、23Bのそれぞれの流体流出チューブ12から送り出されて一体になったところでの流体の脈動は、マスターポンプ2とスレーブポンプ23A、23Bのそれぞれの流体流出チューブ12から送り出された脈動をプラスしたものとなる。すなわち、この複合チューブポンプ21から送り出された流体が流体流出チューブ12で一体となった場合の流体の脈動は、図11(a)〜図11(c)の脈動をプラスした脈動となる(図11(d))。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 複合チューブポンプ
2 マスターポンプ
3 スレーブポンプ
4 架台
5 ハウジング
6 ローラ
7 ロータ
8 移送チューブ
9 流体流入口
10 流体流入チューブ
11 流体流出口
12 流体流出チューブ
13 駆動軸
14 モータ
15 ベルト
16 位置センサー
17 操作設定手段
18 制御手段
19 減速機
21 複合チューブポンプ
22 マスターポンプ
23A スレーブポンプ
23B スレーブポンプ
24 ロータ

Claims (2)

  1. 円弧状内周面を有するハウジングと、前記ハウジングの円弧状内周面の内側に回転自在に配置されたローラを有するとともに駆動源の駆動力により回転するロータと、前記ハウジングの円弧状内周面に沿って配置され、前記ローラの転動押圧により内部の流体を移送させる移送チューブと、を有する既存のチューブポンプを2台用いた複合チューブポンプにおいて、
    回転中心の駆動軸が接続されることなく分離してそれぞれ別々に設置された2台の前記チューブポンプの前記移送チューブの流体流入口に結合して設けられ、該移送チューブ内に流体を流し込む流体流入チューブと、
    回転中心の駆動軸が接続されることなく分離してそれぞれ別々に設置された2台の前記チューブポンプの前記移送チューブの流体流出口に結合して設けられ、2台の該チューブポンプの移送チューブ内の流体を一体として該移送チューブ外に送り込む流体流出チューブと、
    前記ロータを回転駆動させるモータと、
    前記ロータのローラの回転位置を検出する位置センサーと、
    該モータを回転制御する制御手段と、を有し、
    前記ロータのローラは、該ロータの回転中心に対して相対象位置に配置され、
    前記制御手段は、前記位置センサーから送信された回転位置信号により、2台の前記チューブポンプの前記ロータのローラによる前記移送チューブの転動押圧タイミングの回転位相をそれぞれ90度ずらして制御することを特徴とする複合チューブポンプ。
  2. 円弧状内周面を有するハウジングと、前記ハウジングの円弧状内周面の内側に回転自在に配置されたローラを有するとともに駆動源の駆動力により回転するロータと、前記ハウジングの円弧状内周面に沿って配置され、前記ローラの転動押圧により内部の流体を移送させる移送チューブと、を有する既存のチューブポンプを3台用いた複合チューブポンプにおいて、
    回転中心の駆動軸が接続されることなく分離してそれぞれ別々に設置された3台の前記チューブポンプの前記移送チューブの流体流入口に結合して設けられ、該移送チューブ内に流体を流し込む流体流入チューブと、
    回転中心の駆動軸が接続されることなく分離してそれぞれ別々に設置された3台の前記チューブポンプの前記移送チューブの流体流出口に結合して設けられ、3台の該チューブポンプの移送チューブ内の流体を一体として該移送チューブ外に送り込む流体流出チューブと、
    前記ロータを回転駆動させるモータと、
    前記ロータのローラの回転位置を検出する位置センサーと、
    該モータを回転制御する制御手段と、を有し、
    前記ロータのローラは、該ロータの回転中心に対して120度間隔を空けて配置され、
    前記制御手段は、前記位置センサーから送信された回転位置信号により、3台の前記チューブポンプの前記ロータのローラによる前記移送チューブの転動押圧タイミングの回転位相をそれぞれ40度づつずらして制御することを特徴とする複合チューブポンプ。
JP2014246321A 2014-12-04 2014-12-04 複合チューブポンプ Active JP6317243B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014246321A JP6317243B2 (ja) 2014-12-04 2014-12-04 複合チューブポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014246321A JP6317243B2 (ja) 2014-12-04 2014-12-04 複合チューブポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016109012A JP2016109012A (ja) 2016-06-20
JP6317243B2 true JP6317243B2 (ja) 2018-04-25

Family

ID=56123620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014246321A Active JP6317243B2 (ja) 2014-12-04 2014-12-04 複合チューブポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6317243B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4515584A (en) * 1982-07-06 1985-05-07 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. Artificial pancreas
JPS60116890A (ja) * 1983-06-29 1985-06-24 Res Dev Corp Of Japan 微量送液ポンプ
JPH04259687A (ja) * 1991-02-08 1992-09-16 Sumiyoshi Heavy Ind Co Ltd 並列チューブを有する絞り出し式ポンプ
JP5504512B1 (ja) * 2012-11-21 2014-05-28 株式会社アクアテック チューブポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016109012A (ja) 2016-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5798771B2 (ja) ミキサドラム駆動装置
JP2019533108A5 (ja)
WO2011012692A3 (en) Device and method to deliver fluid products
US10570552B2 (en) Laundry-care appliance comprising a metering system
EP3171027A3 (en) Tube pump
JP6317243B2 (ja) 複合チューブポンプ
CN107538745A (zh) 一种自适应式双料切换的3d打印机挤料装置
NO340096B1 (no) Spylehode
JP6895377B2 (ja) 蠕動ポンプ
JP5986415B2 (ja) チューブポンプ
CN104443997B (zh) 用于智能化药房的螺旋直发送药系统及出药方法
JP5698078B2 (ja) 一軸偏心ねじポンプ
CN201587725U (zh) 一种旋转分料装置
EP2878560A3 (en) An apparatus for driving a pair of nip rollers at a variable rotational speed
JP2017500200A5 (ja)
MX2019000469A (es) Contenedor de polvo, cartucho de proceso y aparato de formacion de imagen.
JP2009153253A (ja) 真空搬送装置
CN109072905B (zh) 家用器具
CN106194723B (zh) 内齿轮机
JP6585382B2 (ja) ねじポンプ
CN106194722B (zh) 内齿轮泵
JP6437298B2 (ja) チューブポンプ
EP4043730A1 (en) Tube pump
US20120134865A1 (en) rotary mechanism
US20030219336A1 (en) Reversible volumetric machine

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6317243

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250