JP6316656B2 - 異常検出装置および異常検出方法 - Google Patents
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Description
以下、本発明の第一の実施の形態に係るハイブリッド自動車について図1〜図7を参照しながら説明する。しかしながら、本発明の異常検出装置および異常検出方法は、図面に示した構成に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態のハイブリッド自動車1の要部ブロック構成図である。図1に示すように、ハイブリッド自動車1は、エンジン10、エンジンECU(Electronic Control Unit)11、クラッチ12、電動機13、インバータ14、バッテリ15、トランスミッション16、電動機ECU17、ハイブリッドECU18、温度センサ19および車輪20が設けられている。なお、図1の構成では、直接説明に関わらない構成の図示は省略してある。
ハイブリッド自動車1は、インバータ14の温度変化を検出する温度センサ19を有しており、この温度センサ19自体の異常をハイブリッドECU18が検出する。
Q=抵抗値×電流値の二乗×通電時間
となり、これを所定時間積分した値が所定時間の間にインバータ14に発生する熱量となる。本実施の形態では、厳密に熱量を算出しなくても温度変化と強い相関を有する値が得られればよいため、この値を、「熱量に応じた値」と呼び、異常判定に使用する。具体的には、所定時間内の電流値の平均値の二乗に前記の所定時間を乗算したものを熱量に応じた値としている。これを以降では、電流値の二乗の時間積算値情報(Y〔A2・S〕)として説明する。また、これは請求項でいう第一の熱量に応じた値または第二の熱量に応じた値に対応する。なお、本実施の形態では、第一の熱量に応じた値と第二の熱量に応じた値とは同一であるとして説明する。また、熱量に応じた値の算出方法として、電流値の二乗を例示するがこれは一例である。その他にも、熱量に大きく相関する電流値を使って算出するのであれば、たとえば電流値の三乗や電流値の絶対値をとって時間積分して熱量に応じた値などとしてもよい。よって、第一の熱量に応じた値と第二の熱量に応じた値とは、算出方法(電流値の二乗、三乗、または絶対値等)や算出対象となる時間(前記の所定時間)などが同一であっても異なっていてもよい。また、請求項でいう所定期間とは、たとえば、前記の所定時間が所定の回数経過する期間である。
図3は、図1のハイブリッドECU18により実行される温度センサ19の異常検出処理を示すフローチャートである。なお、図3のフローチャートの「START」から「END」までの工程は、1周期分の処理を示したものであり、処理がいったん「END」になっても「START」の条件が整っている場合、再び処理は開始される。
以上により、温度センサ19の異常を検出する異常検出装置の一例であるハイブリッドECU18は、温度センサ19の温度検出対象から発生する所定時間における熱量を算出する熱量算出部32と、熱量算出部32が電流値の二乗を所定時間毎に積分した電流値の二乗の時間積算値情報(Y〔A2・S〕)が所定の値を前記の所定時間が所定の回数経過する期間超えていて、かつ電流値の二乗の時間積算値情報(Y〔A2・S〕)の変化が前記の所定時間が所定の回数経過する期間所定の範囲内であるときを除き温度センサ19の異常判定を行うので、温度センサ19の異常の誤判定を防ぐことができる。
また、ハイブリッドECU18は、所定のプログラムにより動作する汎用の情報処理装置によって構成されてもよい。例えば、汎用の情報処理装置は、メモリ、CPU、入出力ポートなどを有する。汎用の情報処理装置のCPUは、メモリなどから所定のプログラムとして制御プログラムを読み込んで実行する。これにより、汎用の情報処理装置には、ハイブリッドECU18の機能が実現される。また、その他の機能についてもソフトウェアにより実現可能な機能については汎用の情報処理装置とプログラムとによって実現することができる。なお、上述したCPUの代わりにASIC、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)、DSPなどを用いてもよい。
本発明の第二の実施の形態のハイブリッド自動車1aについて図89を参照しながら説明する。ハイブリッド自動車1aは、ハイブリッド自動車1の電動機13にも温度センサ19bを有する構成である。温度センサ19bが取得する温度情報は、電動機ECU17aに入力されてハイブリッドECU18aに伝達される。熱量推定部32は、電動機13に入力される電流値から熱量を推定するようにしてもよいし、電動機13の回転速度、トルクの積に所定の係数を乗じて算出された機械的出力から電動機13から発生する熱量の推定をするようにしてもよい。
本発明の第三の実施の形態のハイブリッド自動車1bについて図9を参照しながら説明する。ハイブリッド自動車1bは、ハイブリッド自動車1aのバッテリ15にも温度センサ19cを有する構成である。温度センサ19cが取得する温度情報は、バッテリECU30に入力されてハイブリッドECU18bに伝達される。熱量推定部32は、バッテリ15に入力される電流値から熱量を推定する。
本発明の実施の形態は、その要旨を逸脱しない限り様々に変更が可能である。たとえば、上述の実施の形態では、判定許可部34が温度センサ19の異常判定を許可すると、温度算出部33、座標値算出部35、および異常検出部36が動作して温度センサ19の異常判定を行うと説明したが、温度算出部33および座標値算出部35については、常時、動作させておき、異常検出部36のみを判定許可部34が温度センサ19の異常判定を許可したときに動作させるようにしてもよい。これによれば、判定許可部34が温度センサ19の異常判定を許可すると、直ちに、異常検出部36が予め算出されている温度算出部33および座標算出部35の算出結果を参照して温度センサ19の異常判定を実行することができる。
Claims (4)
- 温度センサの異常を検出する異常検出装置において、
前記温度センサの温度検出対象から発生する第一の所定時間における第一の熱量に応じた値を算出する熱量算出手段と、
前記熱量算出手段が算出した前記第一の熱量に応じた値が所定の値を所定期間超えていて、かつ前記第一の熱量に応じた値の変化が所定期間所定の範囲内であるときを除いて前記温度センサの異常判定を行う異常判定手段と、
を有する、
ことを特徴とする異常検出装置。 - 請求項1記載の異常検出装置において、
前記異常判定手段は、
前記温度検出対象の第二の所定時間における温度変化量を算出する温度変化算出手段と、
前記熱量算出手段により算出される前記第二の所定時間に基づき算出される第二の熱量に応じた値を一つの座標軸とし、前記温度変化算出手段により算出される前記温度センサの温度変化量情報をもう一つの座標軸として表される座標系における座標値を算出する座標値算出手段と、
前記座標値算出手段により算出された座標値が前記座標系における所定の異常検出判定領域に一定時間継続して含まれている場合に前記温度センサの異常を検出する異常検出手段と、
を有する、
ことを特徴とする異常検出装置。 - 温度センサの異常を検出する異常検出方法において、
前記温度センサの温度検出対象から発生する第一の所定時間における第一の熱量に応じた値を算出する熱量算出ステップと、
前記熱量算出ステップの処理により算出した前記第一の熱量に応じた値が所定の値を所定期間超えていて、かつ前記第一の熱量に応じた値の変化が所定期間所定の範囲内であるときを除いて前記温度センサの異常判定を行う異常判定ステップと、
を有する、
ことを特徴とする異常検出方法。 - 請求項3記載の異常検出方法において、
前記異常判定ステップは、
前記温度検出対象の第二の所定時間における温度変化量を算出する温度変化算出ステップと、
前記熱量算出ステップの処理により算出される前記第二の所定時間に基づき算出される第二の熱量に応じた値を一つの座標軸とし、前記温度変化算出ステップの処理により算出される前記温度センサの温度変化量情報をもう一つの座標軸として表される座標系における座標値を算出する座標値算出ステップと、
前記座標値算出ステップの処理により算出された座標値が前記座標系における所定の異常検出判定領域に一定時間継続して含まれている場合に前記温度センサの異常を検出する異常検出ステップと、
を有する、
ことを特徴とする異常検出方法。
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