JP6316234B2 - 農業ハウス - Google Patents

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Description

本発明は、農業ハウスに関する。
冬場の低温を防ぐために、フィルムを二重にした二重構造の農業ハウスが知られている。
例えば、特許文献1には、「農業用ハウスの側面全体を覆うように配置され、少なくとも二枚の合成樹脂シートを、上下方向へ所定の間隔をおいた個所にて水平方向へ融着して複数の空気流路部が形成された保温シートにおいて、合成樹脂シートの各融着個所には、それぞれの空気流路に連通する複数の排水部を水平方向へ所要の間隔をおいて設けた保温シート。」が記載されており([請求項1])、また、外側に位置する合成樹脂シートが非透気性のシートであり、かつ、内側に位置する合成樹脂シートが多数の微小細孔が形成された透気性のシートである態様が記載されている([請求項3][請求項4])。
特開2011−10590号公報
本発明者らは、特許文献1に記載せれた保温シートについて検討したところ、内側に位置する合成樹脂シート(内張りフィルム)として、微小細孔が形成された透気性を有するシートを用いた場合には、温度差に起因して発生するシート内側(農業ハウスの内部側)の結露の防止効果は十分ではなく、また、光線透過率も低くなり、植物の生育や農業ハウス内の保温効果が阻害される可能性があることが分かった。
そこで、本発明は、内張りフィルムの内側の結露を抑制し、かつ、光線透過率の高い農業ハウスを提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を達成すべく鋭意検討した結果、セルロースアシレート樹脂を含有し、透湿度が600g/m2/24h以上であるセルロースフィルムを内張りフィルムとして用い、内張りフィルムと外張りフィルムとの隙間に存在する空気を換気する換気手段を設けることにより、内張りフィルムの内側の結露を抑制し、かつ、光線透過率を高くすることができることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、以下の構成により上記課題を達成することができることを見出した。
[1] 外部から仕切られた空間を形成する外張りフィルムと、外張りフィルムの内側に、外張りフィルムと隙間を有するように設けられる内張りフィルムと、隙間に存在する空気の少なくとも一部と外部の空気とを換気する換気手段と、を有し、
内張りフィルムの少なくとも一部が、セルロースアシレート樹脂を含有し、透湿度が600g/m2/24h以上のセルロースフィルムで構成されている、農業ハウス。
[2] 外張りフィルムの少なくとも一部が、換気手段を備え、
換気手段が、透湿度が500g/m2/24h以上のフィルムである、[1]に記載の農業ハウス。
[3] 換気手段が、セルロースアシレート樹脂を含有し、透湿度が600g/m2/24h以上のセルロースフィルムである、[2]に記載の農業ハウス。
[4] 内張りフィルムの屋根部が、セルロースフィルムで構成されている、[1]〜[3]のいずれかに記載の農業ハウス。
本発明によれば、内張りフィルムの内側の結露を抑制し、かつ、光線透過率の高い農業ハウスを提供することができる。
図1は、本発明の農業ハウスの外観の一例を示す模式的な一部欠き斜視図である。 図2は、本発明の農業ハウスの内部の一例を示す模式的な断面図である。 図3は、本発明の農業ハウスの内部の一例を示す模式的な断面図である。 図4は、本発明の農業ハウスの内部の一例を示す模式的な断面図である。
以下、本発明について詳細に説明する。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施態様に限定されるものではない。
なお、本明細書において、「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
本発明の農業ハウスは、外部から仕切られた空間を形成する外張りフィルムと、外張りフィルムの内側に、外張りフィルムと隙間を有するように設けられる内張りフィルムと、隙間に存在する空気の少なくとも一部と外部の空気とを換気する換気手段と、を有する。なお、本発明においては、後述するように、外張りフィルムの一部が換気手段を備えていてもよく、外張りフィルムの全部が換気手段を備えていてもよい。
また、本発明の農業ハウスにおける内張りフィルムは、その少なくとも一部が、セルロースアシレート樹脂を含有し、透湿度が600g/m2/24h以上のセルロースフィルムで構成されるフィルムである。
図1は、本発明の農業ハウスの外観の一例を示す模式的な一部欠き斜視図であり、図2〜図4は、本発明の農業ハウスの内部の一例を示す模式的な断面図である。
図1〜図4に示すように、農業ハウス10は、外張りフィルム1と内張りフィルム2(符号2a:屋根部、符号2b:壁面部)とを有する。
また、図1に示すように、外張りフィルム1は、躯体3によって展張された態様であるのが好ましい。
また、図1〜図3に示す農業フィルム10は、外張りフィルム1が少なくとも一部が換気手段を兼ねた態様を示しているが、図4に示すように、外張りフィルム1とは別体で構成される換気扇4を設けていてもよい。
本発明の農業ハウスは、上述した構成、特に、セルロースアシレート樹脂を含有し、透湿度が600g/m2/24h以上であるセルロースフィルムを内張りフィルムとして用い、内張りフィルムと外張りフィルムとの隙間に存在する空気を換気する換気手段を設けることにより、内張りフィルムの内側の結露を抑制し、かつ、農業ハウスの光線透過率を高くすることができる。
このような効果を奏する理由は詳細には明らかではないが、本発明者らは以下のように推測している。
まず、特許文献1に記載された微小細孔が形成された透気性を有するシートでは、細孔の存在によって透湿度を上げているため、農業ハウス内の湿度を低減させる効果を有しているが、一度結露が発生してしまうと、結露が細孔を塞ぎ、透湿性を阻害すると考えられ、また、この結露や細孔自体の存在により、光線透過率が低くなったと考えられる。
これに対し、本発明においては、セルロースアシレート樹脂を含有していることにより、親水性が高くなるため内張りフィルムの吸湿性が向上し、また、透湿度が600g/m2/24h以上であることにより、内張りフィルムにおける透湿度の面内分布が実質的になくなり、結露の発生自体を抑制または一度発生した結露を効率的に解消することができるため、内張りフィルムの内側の結露を抑制し、かつ、農業ハウスの光線透過率を高くすることができると考えられる。
以下に、本発明の農業ハウスを構成する内張りフィルム、外張りフィルムおよび換気手段などについて詳述する。
〔内張りフィルム〕
本発明の農業ハウスが有する内張りフィルムは、後述する外張りフィルムの内側に外張りフィルムと隙間を有するように設けられるフィルムであり、少なくとも一部が、セルロースアシレート樹脂を含有し、透湿度が600g/m2/24h以上のセルロースフィルムで構成されるフィルムである。
ここで、透湿度とは、JIS Z 0208:1976の「防湿包装材料の透湿度試験方法(カップ法)」に記載された手法に従い、温度40℃、相対湿度90%の条件下で24時間に通過した水蒸気の量(g/m2/24h)をいう。
<セルロースアシレート樹脂>
セルロースフィルムが含有するセルロースアシレート樹脂は、特に限定されず、従来公知の、炭素数2〜22の脂肪族アシル基(例えば、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、ペンタノイル基など)を含むセルロースアシレート樹脂;無置換の芳香族アシル基を少なくとも1種を含むセルロースアシレート樹脂;等を用いることができる。
なお、セルロースアシレート樹脂は、上述した透湿度を保持する観点から、セルロースフィルムの総質量に対して60〜90質量%含有しているのが好ましく、65〜80質量%含有しているのがより好ましい。
セルロースアシレート樹脂の原料セルロースとしては、例えば、綿花リンター、ケナフ、木材パルプ(広葉樹パルプ、針葉樹パルプ)等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
これらのうち、原料セルロースとしては、綿花リンターおよび/または木材パルプであることが好ましい。
また、綿花リンターおよび/または木材パルプは、α−セルロースを80%以上含有することが好ましい。
更に、綿花リンターおよび/または木材パルプは、マンノース/キシロース=0.35/1〜3.0/1(モル比)であることが好ましく、その総含有量が0.01〜5モル%であることが好ましい。
なお、綿花リンターと木材パルプとを併用する場合の混合比は5/95〜95/5であることが好ましい。
セルロースアシレート樹脂を構成するセルロースアシレートとは、セルロースのカルボン酸エステルのことであり、例えば、セルロースの低級カルボン酸エステルであるのが好ましい。
セルロースアシレートとしては、具体的には、例えば、セルロースアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートステアレート、セルロースアセテートベンゾエート等が挙げられる。
これらのうち、セルロースアセテートであるのが好ましく、具体的には、トリアセチルセルロース(TAC)であるのがより好ましい。
このようなセルロースアシレートは、活性化工程(前処理工程)、アシル化工程(アセチルの場合は酢化工程)、熟成工程、沈殿工程、精製工程、乾燥工程、粉砕工程の中の組み合わせによって製造されたことが好ましい。
なお、セルロースアシレートの原料綿や合成方法については、発明協会公開技報(公技番号2001−1745、2001年3月15日発行、発明協会)の7頁ないし12頁にも詳細に記載されている。
また、セルロースアシレートの粘度平均重合度(DP)が200〜700であることが好ましい。
また、セルロースアシレートの重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/Mn)が1.0〜5.0であるのが好ましく、1.0〜4.0であるのがより好ましく、1.5〜3.0であるのが更に好ましい。
ここで、粘度平均重合度は、粘度法(ASTM D2857)による平均分子量をいい、重量平均分子量および数平均分子量は、それぞれ、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法により測定される分子量をいう。
また、セルロースアシレートは、残存酢酸量または炭素数3〜22のカルボン酸の残存量が0.5質量%以下であることが好ましい。
また、セルロースアシレートは、アルカリ金属および/またはアルカリ土類金属の少なくとも一種を1ppb〜10000ppm含有していることが好ましい。
また、セルロースアシレートは、25℃でのアセトン抽出量が15質量%以下であることが好ましい。
また、セルロースアシレートは、酸解離指数1.93〜4.5の酸もしくは部分エステル化物、またはこれらの塩を含有することが好ましい。
また、セルロースアシレートの含水率が2質量%以下であることが好ましい。
また、セルロースアシレートのイエローネスインデックスが0.1〜10であることが好ましい。
また、セルロースアシレートのヘイズが0.05〜5%であることが好ましい。
また、セルロースアシレートの光線透過率が80%以上であることが好ましい。
また、セルロースアシレートのTgが80〜200℃であることが好ましい。
また、セルロースアシレートの結晶化発熱量が2〜20J/gであることが好ましい。
本発明においては、セルロースアシレートは、セルロースの水酸基への置換度が、下記式(1)および(2)を満足するものが好ましい。
2.0≦SA+SB≦3.0 ・・・式(1)
0≦SA≦3.0 ・・・式(2)
ここで、式中、「SA」は、セルロースの水酸基の水素原子を置換しているアセチル基の置換度を表し、「SB」は、セルロースの水酸基の水素原子を置換している、アセチル基以外のアシル基の置換度を表す。
また、上記式(2)は、得られるセルロースフィルムの加工性がより良好となる理由から、下記式(3)で表されるのが好ましい。
2.5≦SA≦3.0 ・・・式(3)
<添加剤>
セルロースフィルムは、使用環境に応じて、可塑剤、マット剤、劣化防止剤、紫外線吸収剤等の添加剤を含有していてもよい。
可塑剤としては、具体的には、例えば、下記式(A)で表されるポリエーテルエステルを含むエステル系可塑剤、下記式(B)で表されるポリエーテルを含むエーテル系可塑剤が好適に挙げられる。
上記式(A)中、R1は炭素数2〜10の2価の脂肪族炭化水素基を表し、R2はそれぞれ独立に炭素数2〜6の2価の脂肪族炭化水素基を表し、R3はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、または、炭素数2〜20のアシル基を表す。nはそれぞれ独立に1〜20の整数を表し、pは1〜15の整数を表す。なお、繰り返し単位に含まれる複数のR1、R2およびnは、それぞれ同一であっても異なっていてもよい。
また、上記式(B)中、R4は炭素数2〜6の2価の脂肪族炭化水素基を表し、R5およびR6はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数2〜20のアシル基、(メタ)アクリロイル基、または、(メタ)アクリロイル基が重合した下記式(b)で表される基を表す。mは1〜20の整数を表す。なお、繰り返し単位に含まれる複数のR4はそれぞれ同一であっても異なっていてもよい。
ここで、本明細書においては、「(メタ)アクリロイル基」とは、アクリロイル基(CH2=CHCO−)またはメタクリロイル基(CH2=C(CH3)CO−)を意味するものとする。
上記式(b)中、*は上記式(B)におけるR5またはR6と結合する酸素原子を表し、R7は水素原子またはメチル基を表し、qは1〜10の整数を表す。繰り返し単位に含まれる複数のR7は、それぞれ同一であっても異なっていてもよい。
本発明においては、可塑剤を含有する場合の含有量は、セルロースアシレート樹脂100質量部に対して10〜70質量部であるのが好ましく、20〜60質量部であるのがより好ましく、30〜60質量部であるのが更に好ましく、40〜60質量部であるのが特に好ましい。
また、マット剤としては、有機または無機微粒子のいずれも使用することができる。
また、劣化防止剤としては、具体的には、例えば、ヒンダードアミン系光安定剤、酸化防止剤、過酸化物分解剤、ラジカル禁止剤、金属不活性化剤、酸捕獲剤、アミン等が挙げられる。
また、紫外線吸収剤としては、紫外線吸収性を発現できるもので、公知のものがいずれも使用でき、例えば、ベンゾトリアゾール系やヒドロキシフェニルトリアジン系の紫外線吸収剤が好適に挙げられる。
このような添加剤を添加する場合、後述するセルロースアシレート溶液(ドープ)中に含有させるのが好ましい。
<セルロースフィルムの製造方法>
セルロースフィルムを製造する製造方法は特に限定されず、例えば、セルロースアシレートを有機溶剤に溶解させたドープ(セルロースアシレート溶液)を、流延ダイから、ケーシング内で回転するエンドレスベルトまたはドラムからなる支持体(以下、これらをまとめて「支持体」と略す。)上に流延し、支持体から剥ぎ取り、更に乾燥させてフィルムを形成する溶液製膜方法等が挙げられる。
(有機溶媒)
セルロースアシレートを溶解する有機溶剤としては、例えば、ベンゼン、トルエンなどの炭化水素系溶媒;メチレンクロライド、クロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素系溶媒;メタノール、エタノール、ジエチレングリコールなどのアルコール系溶媒;アセトンなどのケトン系溶媒;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピルなどのエステル系溶媒;テトラヒドロフラン、メチルセロソルブなどのエーテル系溶媒;等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
これらのうち、炭素原子数1〜7のハロゲン化炭化水素系溶媒を用いるのが好ましく、メチレンクロライドを用いるのがより好ましい。
また、セルロースアシレートの溶解性、支持体からの剥ぎ取り性、フィルムの機械強度等の観点から、メチレンクロライドの他に、炭素原子数1〜5のアルコールを併用することが好ましい。アルコールの含有量は、溶剤全体に対し2〜25質量%が好ましく、5〜20質量%がより好ましい。アルコールの具体例としては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール等が挙げられ、メタノール、エタノール、n−ブタノール、あるいはこれらの混合物が好ましく用いられる。
(セルロースアシレート溶液の調製)
セルロースアシレート溶液の調製方法は、まず、セルロースアシレートと有機溶媒とを混合し、−10〜55℃でセルロースアシレートを溶解し、その溶解部、未溶解部および有機溶媒の混合物を0〜97℃に加温して溶媒中にセルロースアシレートを完全に溶解させる調製方法であることが好ましい。
ここで、調製されるセルロースアシレート溶液は、必要に応じて濃縮してもよいが、セルロースアシレートが5〜40質量%の濃度であることが好ましい。また、セルロースアシレート溶液は、40℃での粘度が10〜3000Pa・sであることが好ましい。
また、セルロースアシレートと有機溶媒とを混合する際に、セルロースアシレートの90質量%以上が0.1〜4mmの粒子を使用することが好ましい。
また、セルロースアシレート溶液は、流延する前に、0〜200℃の温度でろ過するのが好ましい。
ここで、ろ過フィルターの平均孔径が100μm以下であることが好ましく、また、ろ過流量が50リットル/hr以上であることが好ましい。
(流延)
セルロースアシレート溶液を流延する工程は、その溶液温度が−10〜57℃であることが好ましく、その工程の温度が−10〜57℃で保温されていることが好ましい。
また、セルロースアシレート溶液を流延する支持体が、−20〜40℃の表面温度を有していることが好ましい。
(剥ぎ取り)
流延後の剥ぎ取りは、剥ぎ取り時の乾燥風の温度が20〜250℃であることが好ましい。また、乾燥時の未乾燥のセルロースフィルムが、テンターで保持されることが好ましい。
このような溶液製膜で作製されるセルロースフィルムは、少なくとも一軸流延中あるいは流延後に0.5〜300%延伸されることが好ましい。また、流延時の速度が1〜200m/分であることが好ましい。
また、セルロースフィルムは、フィルムの巻き取り姿が、長手方向に少なくとも100m以上であり、かつ幅方向が60cm以上であることが好ましい。
本発明においては、上述したセルロースアシレートフィルムの製造方法は特に制限されず、上述した方法以外の公知の方法を適宜採用することができ、例えば、発明協会公開技報(公技番号2001−1745、2001年3月15日発行、発明協会)の12頁ないし30頁に記載された方法等を適宜採用することができる。
本発明においては、結露の滴下に伴う植物の生育不良を防ぐ理由から、内張りフィルムの屋根部が、上述したセルロースフィルムで構成されているのが好ましく、内張りフィルムの屋根部および壁面部がいずれも上述したセルロースフィルムで構成されているのがより好ましい。
ここで、内張りフィルムの屋根部とは、植物を生育させる空間の上部、すなわち植物が置かれた土壌等に対して垂直方向に位置する部分をいい、図1〜図4においては符号2aで表される部分をいう。
また、内張りフィルムの壁面部とは、植物を生育させる空間の側部、すなわち植物が置かれた土壌等に対して水平方向に位置する部分をいい、図1〜図4においては符号2bで表される部分をいう。
また、内張りフィルムの厚みは、加工性が良好となる理由から、60μm〜200μmであるのが好ましく、80μm〜150μmであるのがより好ましく、80μm〜120μmであるのが更に好ましい。
なお、内張りフィルムは、単層構造であっても積層構造であってもよいが、単層構造であるのが好ましい。
〔外張りフィルム〕
本発明の農業ハウスが有する外張りフィルムは、外部から仕切られた空間を形成するフィルムである。
外張りフィルムは特に限定されず、その構成材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレン、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、セルロースアシレート樹脂、含フッ素樹脂等が挙げられる。
本発明においては、透湿性を保ち、結露の発生をより抑制できる理由から、外張りフィルムの少なくとも一部が、後述する換気手段を備え、その換気手段が、透湿度が500g/m2/24h以上のフィルムであることが好ましい。
ここで、「外張りフィルムの少なくとも一部が後述する換気手段を備える」とは、外張りフィルムの少なくとも一部が、外張りフィルムと内張りフィルムとの隙間に存在する空気の少なくとも一部と外部の空気とを換気する機能を有していることをいい、この場合においては、外張りフィルムと別体で構成される換気手段(例えば、図4に示す換気扇4など)を有していなくてもよい。
なお、「外張りフィルムの全部が後述する換気手段を備える」とは、外張りフィルムの全部が、外張りフィルムと内張りフィルムとの隙間に存在する空気の少なくとも一部と外部の空気とを換気する機能を有していることをいい、この場合においては、外張りフィルムと換気手段とは同一部材によって構成されていることになる。
上述した透湿度が500g/m2/24h以上のフィルムとしては、例えば、特開2007−089493号公報に記載された農業用フィルムや、上述した内張りフィルムとして記載したセルロースフィルム等が挙げられる。
これらのうち、降雨に伴う水滴の侵入がなく、また、光線透過率がより高くなる理由から、セルロースアシレート樹脂を含有し、透湿度が600g/m2/24h以上のセルロースフィルムであるのが好ましい。
〔換気手段〕
本発明の農業ハウスが有する換気手段は、上述した外張りフィルムと内張りフィルムとの隙間に存在する空気の少なくとも一部と外部の空気とを換気する手段である。
ここで、換気手段としては、上述した通り、上述した外張りフィルムの少なくとも一部が備える態様、すなわち、透湿度が500g/m2/24h以上のフィルムや、外張りフィルムと別体で構成される部材(例えば、換気扇、通気孔など)等が挙げられる。
〔躯体〕
本発明の農業ハウスは、上述した外張りフィルムおよび内張りフィルム(特に、外張りフィルム)を展張する躯体を有していてもよい。
ここで、躯体は特に限定されず、従来公知のビニールハウスなどで用いられる骨材(例えば、鋼材、鋼管など)を用いることができる。
本発明においては、上述した内張りフィルムを上述した外張りフィルムの内側に設置する方法は特に限定されないが、例えば、外張りフィルムおよび躯体を用いて農業ハウスを作製した後に、農業ハウスの空間内に内張りフィルムおよび躯体を用いて小型の農業ハウスを作製する方法;外張りフィルムおよび躯体を用いて農業ハウスを作製した後に、農業ハウスの屋根部と壁面部との境界付近にカーテンレールやワイヤーを設置し、これらに内側フィルムを設置する方法;などが挙げられる。
また、内張りフィルムは、外部の気温が下がる夜間や早朝の時間帯に設置することを可能とする観点から、カーテンレール等に設置し、可動式とするのが好ましい。
また、内張りフィルムを設置する際の上述した外張りフィルムとの隙間は一定である必要はなく、例えば、図3に示すように、内張りフィルムの屋根部のみが水平となるように設置してもよい。
以下に実施例に基づいて本発明をさらに詳細に説明する。以下の実施例に示す材料、使用量、割合、処理内容、処理手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。したがって、本発明の範囲は以下に示す実施例により限定的に解釈されるべきものではない。
[トリアセチルセルロース(TAC)フィルムの作製]
<ドープの調製>
下記の組成物をミキシングタンクに投入し攪拌して、各成分を溶解し、セルロースアセテート溶液を調製した。
--------------------------------------------------------------------------------
・セルロースアシレート(アセチル基置換度:2.86,粘度平均重合度:320)
100質量部
・シリカ粒子分散液(平均粒径16nm)
“AEROSIL R972”、日本アエロジル(株)製 1.3質量部
・メチレンクロライド 635質量部
・メタノール 1.3質量部
--------------------------------------------------------------------------------
<TACフィルムの形成>
30℃に温度調整されたドープを用いて、乾燥後膜厚が100μmとなるようにエンドレスステンレスベルト(支持体)上に均一に流延した。
流延後、ただちにベルト上のドープ膜(ウエブ)に100℃の温風をあてて乾燥させた後、流延から120秒後に、剥離張力150N/mで剥離し、多数のロールで搬送張力100N/mで搬送させながら乾燥させた。剥離部のエンドレスステンレスベルトの温度は10℃とした。剥離時の残留溶媒量は100質量%であった。
80℃に設定された第1乾燥ゾーンを5分間搬送させた後、さらに120℃に設定された第2乾燥ゾーンで10分間搬送させて、乾燥を行った。乾燥後、ロール状に巻き取ることで、フィルム幅1.5m、巻長2000m、膜厚100μmのTACフィルムを得た。なお、巻き取り時の残留溶媒量は0.3%であった。
[フッ素系フィルム]
AGCグリーンテック社製の製品名「エフクリーン(登録商標)自然光流滴」をフッ素系フィルムとして用いた。
[細孔ポリオレフィン(細孔PO)フィルム]
三菱樹脂アグリドリーム社製の製品名「快適空乾」を細孔POフィルムとして用いた。
[実施例1〜5および比較例1〜4ならびに参考例1〜2]
<農業ハウスの作製>
南足柄市宮台にて、6.0m×9.0m×4.0m(高さ)の骨組みを建て、下記表1に示す外張りフィルムを躯体に展張することにより、農業ハウスを作製した。
次いで、作製した農業ハウスの内部に、5.8m×8.8m×3.8m(高さ)の骨組みを建て、下記表1に示す内張りフィルムを躯体に展張することにより、農業ハウスを作製した。
なお、下記表1中、内張りフィルムとして「TAC/フッ素系」と記載されている態様は、下記表1に示す通り、内張りフィルムの屋根部にTACフィルムを用い、内張りフィルムの壁面部にフッ素系フィルムを用いたことを表す。
また、参考例1および2は、内張りフィルムを用いず、外張りフィルムのみ展張した農業ハウスを用いた。
作製した農業ハウスについて、内張りフィルムおよび外張りフィルムの透湿度ならびに光線透過率について、以下に示す方法により測定ないし評価した。これらの結果を下記表1に示す。
また、作製した農業ハウスについて、2014年11月の晴天日の朝8時の時点で、内張りフィルムの内側に結露が生じているか否かを目視により確認し、同日の日没後の18時の時点で、農業ハウス内の温度および相対湿度を測定した。これらの結果も下記表1に示す。
<透湿度>
各フィルムについて、JIS Z 0208:1976の「防湿包装材料の透湿度試験方法(カップ法)」に記載された手法に従い、温度40℃、相対湿度90%の条件下で24時間に通過した水蒸気の量(g/m2/24h)を測定した。
なお、下記表1中、実施例3および5については、内張りフィルムの屋根部に用いたTACフィルムの透湿度を示す。
<光線透過率>
各フィルムについて、分光光度計(ジャスコエンジニアリング製:V−560)を用いて、400〜700nmの可視光領域の透過率を測定し、その平均値を算出した。
そして、内張りフィルムおよび外張りフィルムの平均透過率を乗じた値が、80%以上であるものを農業ハウスの光線透過率が高いものとして「A」と評価し、60%以上80%未満であるものを農業ハウスの光線透過率がやや低いものとして「B」と評価し、60%未満であるものを農業ハウスの光線透過率が低いものとして「C」と評価した。
表1に示すように、内張りフィルムとしてフッ素系フィルムを用いた場合には、換気手段の有無を問わず、結露が発生し、また、光線透過率も低くなることが分かった(比較例1および2)。
また、内張りフィルムとして透湿度が600g/m2/24h以上のTACフィルムを用いた場合であっても、換気手段を有していないと、結露の発生を抑制できないことが分かった(比較例3)。
また、特許文献1を想定し、内張りフィルムとして細孔POフィルムを用いた場合には、換気手段を有していても、結露が発生し、また、光線透過率も低くなることが分かった(比較例4)。
一方、内張りフィルムの少なくとも一部に透湿度が600g/m2/24h以上のTACフィルムを用い、換気手段を有する場合は、内張りフィルムの内側の結露を抑制し、かつ、光線透過率が高くなることが分かった(実施例1〜5)。
特に、外張りフィルムにもTACフィルムを用いた実施例1〜3は、外張りフィルム自体が換気手段を兼ねているため、換気扇の有無を問わず、ハウス内の相対湿度を低くできることが分かった。
1 外張りフィルム
2 内張りフィルム
2a 内張りフィルムの屋根部
2b 内張りフィルムの壁面部
3 躯体
4 換気扇
10 農業ハウス

Claims (3)

  1. 外部から仕切られた空間を形成する外張りフィルムと、前記外張りフィルムの内側に、前記外張りフィルムと隙間を有するように設けられる内張りフィルムと、前記隙間に存在する空気の少なくとも一部と外部の空気とを換気する換気手段と、を有し、
    前記内張りフィルムの少なくとも屋根部が、セルロースアシレート樹脂を前記内張りフィルムの総質量に対して60質量%以上含有し、透湿度が600g/m2/24h以上のセルロースフィルムで構成されている、農業ハウス。
  2. 前記外張りフィルムの少なくとも一部が、前記換気手段を備え、
    前記換気手段が、透湿度が500g/m2/24h以上のフィルムである、請求項1に記載の農業ハウス。
  3. 前記換気手段が、セルロースアシレート樹脂を含有し、透湿度が600g/m2/24h以上のセルロースフィルムである、請求項2に記載の農業ハウス。
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