JP6315913B2 - インクジェット記録装置および検査パターン記録方法 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット記録装置および検査パターン記録方法に関し、詳しくは、記録装置における所定の特性を検査するための検査パターンの検出精度を高める技術に関するものである。
この種の技術として、特許文献1には、テストパターンをアライメントマークが重複する複数の分割画像として読み取り、分割画像ごとに一方のアライメントマークを基準とした、記録素子に対応した記録パターンと他方のアライメントマークの位置を示す1次座標データを求めることが記載されている。そして、各画像の重複するアライメントマークを基準として1次座標データを合成することにより、テストパターン全体における記録パターンの位置を示す2次座標を求めるものである。このように、特許文献1には、テストパターン全体における記録パターンの相対的な位置を高精度に定めることができる検査、解析の方法が記載されている。
特開2007−313744号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、そもそも個々の記録パターン自体を良好に検出できない場合、記録パターンの位置を精度よく特性することができない。例えば、読み取り光学系の分解能が十分でない場合は、記録ヘッドのノズルに対応した個々のパターンを明瞭に区別して検出することができず、それによって、パターンの位置検出の精度を高くすることができない。
これに対し、高いMTF(Modulation Transfer Function)あるいは高いSN感度を有する読み取り光学系を備えることによってこの問題を解決することは可能ではある。しかし、このような読み取り光学系はコスト増をもたらすという問題を派生する。
本発明は、上記課題を解決するものであり、記録ヘッドのノズルに対応した個々のパターンの検出を高精度で行うことを可能とする検査パターンの記録を行うインクジェット記録装置および検査パターン記録方法を提供することを目的とする。
そのために本発明では、第1のインクを吐出するための複数のノズルが配列方向に配列された第1ノズル列と、前記第1のインクとは種類が異なる第2のインクを吐出するための複数のノズルが前記配列方向に配列された第2ノズル列と、前記第1、第2ノズル列に対して記録媒体を前記配列方向と交差する移動方向に移動させる移動手段と、前記移動手段によって記録媒体を移動させる間に前記第1、第2のインクの吐出を制御する吐出制御手段と、具えたインクジェット記録装置であって、前記吐出制御手段は、(i−1)第1の数のノズルから前記第1のインクを吐出して記録媒体の前記移動方向における第1の位置に第1パターンを記録し、(ii−1)前記第1パターンを記録した後、前記第1のインクの温度が第1の温度となるまで、複数のノズルから前記第1のインクを吐出しないようにし、(iii−1前記第1のインクの温度が前記第1の温度となった後、第1の数より多い第2の数のノズルから前記第1のインクを吐出して記録媒体の前記移動方向における、前記第1の位置より上流側の第2の位置に第2パターンを記録し、且つ、(i−2)第3の数のノズルから前記第2のインクを吐出して記録媒体の前記移動方向における第3の位置に第3パターンを記録し、(ii−2)前記第3パターンを記録した後、前記第2のインクの温度が第2の温度となるまで、複数のノズルから前記第2のインクを吐出しないようにし、(iii−2)前記第2のインクの温度が前記第2の温度となった後、第3の数より多い第4の数のノズルから前記第2のインクを吐出して記録媒体の前記移動方向における、前記第3の位置より上流側の第4の位置に第4パターンを記録し、前記第1の温度は、50℃以上であり、前記第2の温度は、50℃以上であり、かつ前記第1の温度より高いことを特徴とする。

以上の構成によれば、記録ヘッドのノズルに対応した個々のパターンの検出を高精度で行うことを可能とする検査パターンを記録することが可能となる。
本発明の一実施形態に係わるインクジェット記録装置の概略構成を示す図である。 図1に示した記録ヘッドのノズル配列を示す図である。 本発明の一実施形態に係る検査パターンを示す図である。 (a)および(b)は、図3に示した検査パターン10のそれぞれ一部を拡大して示す図である。 本発明の一実施形態に係る検査パターンを記録する処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る吐出不良ノズルの検知するための検査パターン解析処理を示すフローチャートである。 検査パターンにおける開始バーを読み取ったR、G、Bの値とインク色の対応を示す図である。 検査パターンにおける解析領域を認識する処理を説明する図である。 (a)〜(d)は、解析した濃度とノズルの吐出状態との関係を示す図である。 (a)〜(d)は、本発明の一実施形態に係る、検査パターンを記録する際の吐出停止時間とインクの濃縮される濃度との関係を示す図である。 (a)〜(c)は、本発明の一実施形態に係る検査パターンの特に吐出停止時間による紙白部分を示す図である。 本発明の一実施形態に係る検査パターンを記録する処理を示すフローチャートであ (a)〜(c)は、エッジ部分を検出する場合に本発明を適用した例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わるインクジェット記録装置の概略構成を示す図である。図1において、搬送ローラー2がモータの駆動によって回転しこれにより記録媒体Sが搬送される。そして、この搬送に伴って記録ヘッド1のノズルから記録媒体Sにインクを吐出し記録を行う。本実施形態では、記録ヘッド1は、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)、PC(フォトシアン)、PM(フォトマゼンダ)、PBk(フォトブラック)のインクごとに設けられる(PC、PM,PBkそれぞれのインクの記録ヘッドのす図示は省略)。PC(フォトシアン)、PM(フォトマゼンダ)、およびPBk(フォトブラック)インクは、C、M、Bkよりもそれぞれ染料などの色材の濃度が低いインクである。
図2は、図1に示した記録ヘッドのノズル配列を示す図であり、1つの色の記録ヘッド1のノズル配列を示している。図2に示すように、それぞれの色のインクについて1024個のノズルを配列したノズル列が4列(A列、B列、C列、D列)、用紙搬送(相対移動)方向に並ぶよう設けられている。各列のノズル配列の配列密度は1200dpiである。この記録ヘッドにおける吐出するインクの温度は、温調機によって制御することができる。また、本実施形態の記録ヘッドの吐出方式は、インクを急速に加熱して膜沸騰を生じさせそのときに発生する気泡の圧力を利用してインクを吐出させる方式であり、その場合は、記録ヘッド内のインクを空気または断熱材で断熱することにより一定の温度に平衡させることもできる。
以上の記録装置では、記録ヘッドにおける各ノズルの吐出不良を検出するための検査パターンを記録し、それをスキャナー3(図1)で読み取り、その読み取り結果を解析することによりノズルごとの吐出不良を検出する。記録制御部4は検査パターンの記録を制御し、また、スキャナー制御部5(図1)は検査パターンの解析を行う。
図3は、本発明の一実施形態に係る検査パターンを示す図であり、この検査パターンは、吐出不良ノズルの検出を目的とした検査パターンである。図3において、検査パターン10は、インク色ごとに、開始バー11、アライメントマーク12および解析用パターン13を有して構成される。開始バー11は、パターン解析の際にR/G/Bの解析チャンネルを特定するためのパターンである。アライメントマーク12は、解析位置を特定するための基準となるマークであり、用紙搬送方向に並んだ複数のノズル列を用いて記録する。解析用パターン13は、記録ヘッドの個々のノズルに対応して記録されるパターンであり、ノズル列のA列、B列、C列、D列に対応して個々のノズルによって記録される。このような色ごとのパターンの組は、図の上からC、M、Y、K、PC、PM、PBkのインク順に配列され、この順序で記録される。
図4(a)および(b)は、図3に示した検査パターン10のそれぞれ一部を拡大して示す図である。これらの図に示すように、開始バー11とアライメントマーク12を記録した後、吐出をしない所定時間が存在し、その後、解析用パターン13が記録される。これにより、開始バー11とアライメントマーク12の間には、記録媒体の搬送速度に応じた長さの、記録媒体の地の色である白の部分が形成される。また、後述されるように、この吐出しない時間によって、各ノズルに対応した解析用パターン13の光学濃度の上昇を図り、それにより、ノズルに対応したパターン自体をスキャナーによって精度よく読みとることが可能となる。
図5は、本発明の一実施形態に係る検査パターンを記録する処理を示すフローチャートである。本処理では、先ず、パラメータなどの初期化を行う(S101)。そして、記録する検査パターンの色パラメータを設定する(S102)。本実施形態は、7色分の記録ヘッドの検査パターンを記録するので、7色分について以下に示す処理を繰り返すことになる。この処理では、先ず、開始バー11を記録する(S103)。次に、アライメントマーク12を記録するが、その前に記録ヘッドからのインク吐出を停止する時間(t_off1)を設ける(S104)。この時間が経過した後、アライメントマーク12を記録する(S105)。この吐出停止時間(t_off1)は、開始バーとアライメントマークを検出するのに充分な長さや、使用する紙など記録媒体の種類を考慮して定める。この停止時間の間、検査パターンを記録する記録媒体Sは所定の速度で搬送されることから、図4(a)および(b)にて上述したように、開始バー11とアライメントマーク12の間に白の部分が形成される。
次に、アライメントマーク12を記録した後、ノズルからのインク吐出を一定時間(t_off2)停止させる(S106)。後述されるように、この停止時間t_off2によって各ノズルから吐出するインクの色材濃度を上昇させ、それによってその後に記録される解析用パターンの光学濃度を高くすることができる。本実施形態では、吐出するインクの温度に応じて、例えば、t_off2を、30msec、またはそれ以上(30msec以上)、例えば、200msecとする。この一定時間(t_off2)停止後、各ノズルからインクを吐出して解析用パターン13を記録する(S107)する。以上の処理を7色分繰り返す(S108、S109)。本実施形態では、基本的に、停止時間t_off2は、インク色ごとおよび記録ヘッドごとに設定される。この停止時間t_off2の設定については後述の各実施例で詳細に説明する。
図6は、本実施形態に係る吐出不良ノズルの検知するための検査パターン解析処理を示すフローチャートである。先ず、スキャナー3によって検査パターンを読み取る(S201)。この読み取り解像度は1200dpiである。そして、スキャナー制御部5は、読み取った検査パターンを解析する(S202)。この解析によって、開始バー11の読み取ったR、G、Bの値からインク色を特定し、R、G、Bチャンネルのうちどのチャンネルを解析するか決定する(S203)。本実施形態のように各インク色の記録ヘッドが独立した構成である場合、記録ヘッドの装着によるメカニカルな位置精度の影響がある。この影響を低減させるため、開始バー11をインク色ごとに設け精度を向上するようにすることができる。図7は、R、G、Bの値とインク色の対応を示す図であり、一部のインクについてのみ示している。
次に、アライメントマーク12の重心の位置を取得し(S204)、次に、解析用パターンの所定領域を切り出す(S205)。そして、この切り出した所定領域において、上記求めたアライメントマークの重心を基準として個々のノズルに対応した解析領域を認識する(S206)。図8は、解析領域を認識する処理を説明する図である。図8に示すように、解析用パターンの解析領域21の位置は、端の解析用パターンからのピクセル数Xと、アライメントマーク12の重心位置からのピクセル数Yの座標として取得する。
次に、解析領域のパターン濃度を解析する(S207)。図9(a)〜(d)は、解析した濃度とノズルの吐出状態との関係を示す図である。図9(a)に示すように、パターン濃度の最大値が所定の閾値より高い場合は、その解析領域に対応するノズルは吐出良好と判定する。逆に、図9(b)に示すように、パターン濃度の最大値が閾値より低い場合は、その解析領域に対応するノズルは吐出不良と判定する。
なお、色材濃度の低いインクの場合は、例えば、図9(c)に示すように信号全体のレベルが低くなる。一般的に読取りで使用されるCCDやC−MOSセンサは、光電変換の際にいわゆる光ショットノイズと呼ばれるランダムノイズが発生する。これに対し、変換数の多い素子を使用することでノイズの影響を低減できるが、必要な解像度を満たすには高感度で高価な素子が必要である。光ショットノイズはランダムノイズのため、複数回の読取データを蓄積することでSN感度が高くなる傾向がある。このため、例えば、5ラインのデータを加算することができるが、受光素子と検出信号値応じてライン数を変更してもよい。しかしながら、ノイズ成分の低減は使用したサンプル数の平方根でしか効果がなく、このため、必要なサンプル数が2乗で必要になるため検査で消費される用紙が多くなり好ましくない。
図9(d)は、以下で説明する本発明の一実施形態に係る解析用パターンを記録するときにそれぞれの色のインクを濃縮して(色材濃度を上げて)、解析用パターンの光学濃度を上げた場合の例を示している。
水分の蒸発量は空気中の水蒸気圧と水温と等しい温度の飽和空気の水蒸気圧の差分に比例する。そして、飽和空気の水蒸気圧は、温度上昇とともに増加する。記録ヘッドの各ノズル内ではインクの吐出を行っていない間、新たなインクが供給されず、インクの溶媒の蒸発が継続されるため濃縮される。
図10(a)は、本実施形態の記録ヘッドのノズルにおける吐出停止時間とインク濃縮による色材濃度との関係の一例を示している。この関係に基づいて、上述した、アライメントマーク12を記録してから解析用パターン13を記録するまでの吐出停止時間t_off2を定める。図10(a)において、破線は、本実施形態で用いるスキャナー3が検出に必要な濃度閾値の値を示している。これに対し、実線は、記録ヘッドの温調によって、吐出されるインクの温度を20℃、30℃、40℃、50℃、60℃、70℃とした場合それぞれについて、停止時間が長くなるのに伴ってインクの色材濃度が高くなることを示している。
この図に示す関係に基づいて、上述した、アライメントマーク12を記録してから解析用パターン13を記録するまでの吐出停止時間t_off2を定める。本実施形態では、図10(a)に示す関係があるとき、先ず、インク濃度が閾値濃度を超える時間として停止時間t_off2を定める。この際、停止時間t_off2が長すぎると、搬送されつつある用紙に検査パターンを記録することから、そのパターンにおけるアライメントマーク12と解析用パターン13との間の紙白部分の長さが長くなり、用紙の無駄を生じる。一方、停止時間を短くしようとして検査パターンを記録するときのインク温度を高くする場合には、そのための温調に時間を要したり、インクの変質を生じたりして現実的でない。このため、本実施形態では、50℃以上とする。なお、本実施形態の停止時間は、インクが増粘して吐出不良に至るほどの時間でないことはもちろんである。
図9(d)は、本実施形態の以上のように定められた停止時間によって色材濃度が高められたインクで検査パターンを記録することによって、検査パターンの光学濃度が高くなり、スキャナー3が検出に必要な濃度閾値を超えた場合を示している。
以下では、本実施形態の停止時間決定のいくつかの実施例を説明する。
(実施例1)
本実施例は、パターンを記録したときに光学濃度(OD)が1.03を実現するPCインク、ODが0.84を実現するPMインク、ODが1.04を実現するPBkインクに関するインク温度および停止時間の設定の例である。これらのインクのうち最も光学濃度が低くなる、ODが0.84のPMインクの検査パターンをMTFが70%のスキャナーで読み取るときに、濃度閾値を超えるインクの温度および停止時間の例は次のとおりである。読み取られるパターンの濃度は、スキャナーのG信号から得られる濃度である。図10(a)に示す関係に基づき、インク温度を50℃とし、停止時間t_off2を200msecとする。
この設定によって、PMインク以外の他のインクは総て、上記設定した停止時間によって濃度閾値を超えることになり、総てのインクについて共通の停止時間とすることができ、これにより、制御を簡便なものにすることが可能となる。
なお、インク色の補色で感度の高い分光特性を持つスキャナー読取り値を例に説明したが、インクの分光特性とスキャナーの分光特性で感度が決まるため、R、G、Bの複数チャンネルの信号を処理して使用するようにしてもよい。
また、記録ヘッドを記録媒体に対して走査し記録を行うシリアル方式の記録装置では、記録媒体の搬送を間歇的に行う。このことから、上述の吐出停止時間の間、記録媒体の搬送を停止するようにすることもできる。これにより、検査パターンに紙白などのような不要な部分が生じることが無く、検査パターン記録に消費される用紙の量を抑制することができる。
(実施例2)
実施例1で示したインクとスキャナーの場合、図10(a)に示す関係において、インク温度を70℃とし、停止時間t_off2を30msecとすることによっても、濃度閾値を超えた検査パターンを記録することができる。
(実施例3)
本実施例は、Bk、C、M、Yのインクに関するインク温度および停止時間の設定の例である。パターンを記録したときの光学濃度ODが2.40となるBkインク、2.53となるCインク、2.26となるMインク、2.07となるYインクの場合、停止時間と色材濃度との関係は、各インク温度について図10(b)に示すものである。これに対し、濃度閾値は、図10(b)において破線で示す値となる。この図から明らかなように、上記Bk、C、M、Yのインクについては、どの停止時間であってもそれによる色材濃度は濃度閾値を超えているから、停止時間を設ける必要がない。これにより、これらのインクについては、検査パターン記録に消費される用紙を最小になる条件で検査パターンを記録できる。
図11(a)は、本実施例3で設定される停止時間による検査パターンを記録した例を示している。Bk、C、M、Yのインクに関する、吐出の停止時間t_off2_Aは、例えばゼロとすることができる。これに対して、PC,PM、PBkのインクに関する停止時間t_off2_Bは、上述の実施例1または2で説明したように設定することができる。すなわち、図11(a)に示すように、停止時間t_off2_Aより、停止時間t_off2_Bが大きく設定される。
(実施例4)
本例は、PCインクの吐出停止時間t_off2_PC、PMインクの停止時間t_off2_PM、およびPBkインクの停止時間t_off2_PBkが少なくとも一つは異なる例に関するものである。
例えば、図10(a)の破線で示す濃度閾値を超える、光学濃度ODが1.03であるPCインクの解析用パターンを記録するには、インク温度を50℃とし、停止時間を100msとすればよい。このように、インクの色ないし種類に対応して実現可能な光学濃度ODに応じて、インク温度と停止時間を定めることができる。これにより、記録媒体に検査パターンを記録する場合に不要な紙白が生じることを防止でき、パターンの記録時間と、用いる記録媒体を低減することが可能となる。
図11(b)は、本実施例による検査パターンの記録例を示している。同図に示すように、PCインクの吐出停止時間t_off2_PCは、PBkインクの停止時間t_off2_PBkより短い値である。
図11(c)は、検査パターンの他の例を示している。同図に示すように、開始バー11とアライメントマーク12を、解析用パターン13と色ごとに対としないパターンである。この場合、スキャナーが検出する光学濃度が低くなるインクのパターンを後(図中、下)にする。これにより、上述の検出する光学濃度がより低くなるインクほど吐出の停止時間を長くとることができ、紙白を生じさせることなくインク濃度の濃縮を行うことができる。
また、図11(c)に示すように、開始バー11(とアライメントマーク12)を記録するインクの順序(図の上から下の順序、以下同様)と、解析用パターンを記録するインクの順序を逆にする。これにより、スキャナーが検出する光学濃度が低くなる傾向があるインクほど吐出停止時間を長くすることができる。すなわち、PMインクの停止時間(t_off2_PM)の間に、PCインクの開始バーと解析用パターンを記録し、PCインクの停止時間(t_off2_PC)の間に、PBkの開始バーと解析用パターンを記録することになる。
図12は、この検査パターンを記録する処理を示すフローチャートであり、この処理における各工程は図の上から下に向かう順序で行われることを示している。すなわち、ステップ301で、PMインクについて、開始バーの記録、停止時間(t_off1)の吐出停止、アライメントマークの記録、および停止時間(t_off2_PM)の吐出停止が行われる。次に、ステップ302で、PCインクについて同様の処理が行われる。同様にして、PBk、Y、M、C、Kの各インクについて、開始バーの記録、停止時間(t_off1)の吐出停止、アライメントマークの記録、および停止時間(t_off2_PM)の吐出停止が行われる。その後、ステップ305で、Kインクについて解析用パターンの記録が行われる。以降、同様に、C、M、Y、PBk、PC、PMインクの順で、解析用パターンの記録が行われる(S307、S308)。以上の各工程によって、図11(c)に示した検査パターンを記録することができ、スキャナーが検出する光学濃度が低くなる傾向があるインクほど吐出停止時間を長くすることが可能となる。
(実施例5)
本実施例は、先ず、スキャナーで解析用パターンを良好に検出できる光学濃度を定めるとともに、紙白の部分をできるだけ生じない吐出停止時間を定める。そして、例えば、図10(c)に示す関係から、吐出するインクの温度を設定し、そのための温調をする例である。この場合、温調により飽和温度を制御してもよいし、断熱材の厚みまたは材質を変えることにより並行する熱温度を制御するようにしてもよい。本例の場合は、図3に示すような検査パターンとなる。
図10(d)は、上記図10(c)にて説明したインク温度(記録ヘッド温度)の設定の他の例を示しており、各色のインクごとにインク温度を設定する例を説明するものである。図10(d)に示すように、先ず、スキャナーで解析用パターンを良好に検出できる光学濃度時間が定められる。これに応じて、インクごとにその制御する温度が設定される。図に示す例では、Mインクが20℃、PMインクが50℃、PBkインクが40℃に設定される。そして、それに応じてそれぞれの停止時間が設定される。
なお、複数ラインの読取信号を使用して処理する場合は、読取ラインのデータを用いて演算するようにしてもよい。例えば、ランダムなノイズ信号の場合にノイズ信号は加算する事により分散値は減少していくが、一定量のドット数を打つことでインクドットの濃度が高い状態から通常の状態に変化していく特徴を利用してもよい。
また、さらに吐出しない時間が長く数十秒のオーダーに達すると、濃縮が進み、粘度が増加し吐出不良やこげ等が発生するため、上限を設定し、必要に応じて予備吐出を行ってもよい。この予備吐出を開始バーの記録時に行ってもよい。
以上の実施例では、色材濃度の低いインクがスキャナーで読み取った場合のSNが低い場合を例として説明したが、同じ色材濃度のインクでも記録するドットサイズが小さい場合、スキャナーのMTFの影響でSNは低くなる。PCインクのドットに対してより小さいドットを記録する場合のフォトシアン(SPC)インクを用いる場合は、停止時間を相対的に長くすることにより、より高い色材濃度を実現でき、それによるパターンをより高精度に検出することができる。PMインクの小ドットを記録する場合のフォトマゼンダ(SPM)インク、PBkインクの小ドットを記録する場合のフォトブラック(SPBk)についても、同様に、停止時間を相対的に長くすることにより、より高い色材濃度を実現でき、これにより、高精度の検出が可能となる。
図13(a)〜(c)は、エッジ部分を検出する場合に本発明を適用した例を示す図である。図13(a)において、パターンは、aからbに向かう矢印の方向において記録される。このパターンは、本発明を適用しない場合、図13(b)に示すように、その濃度読取値が、MTFの影響でエッジが緩やかなものになる。一方、吐出停止時間を設けることにより、図13(c)に示すように、a側で濃縮されたインクで記録される。この結果、a側で、光学濃度の値が高くなりSNが向上し、エッジの検出の精度を向上させることができる。
インクの温度を高温にする方法として、断熱効率のよいポリエチレン樹脂に代表される断熱材を使用してもよいし、空間を隔てることにより空気層を断熱材としてもよい。さらに、能動的に高温にするために温調機構を持つようにしてもよい。温度を制御する場合には、実際の記録ではインクの濃縮が少なく、パターン記録においては濃縮が促進されるよう、少なくともパターン記録時の温度が高くなるように制御する。
濃度の低いインクは粒状感を低減する効果があるが、実際の記録の際に濃縮されると粒状感が悪化する原因となる。その場合は、低密度でランダムに紙面上に吐出することにより、インク濃度の上昇を抑制することができる。一方、パターン記録の際には上記濃度上昇低減処理を停止することにより、パターンの濃度を上昇させ、スキャナの検出閾値を越えるようにすることができる。
上記の各実施例では、不吐出ノズルを検出するパターンについて説明をしたが、記録位置調整などの精細な位置検出を目的とした、検知パターンでも同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、液滴吐出装置と外部のスキャナーとの組み合わせの構成について説明したが、スキャナーを内部に持つ液滴吐出装置であってもよい。
S 記録媒体
1 記録ヘッド
3 スキャナー
4 記録制御部
5 スキャナー制御部
10 検査パターン
11 開始バー
12 アライメントマーク
13 解析用パターン

Claims (12)

  1. 第1のインクを吐出するための複数のノズルが配列方向に配列された第1ノズル列と、
    前記第1のインクとは種類が異なる第2のインクを吐出するための複数のノズルが前記配列方向に配列された第2ノズル列と、
    前記第1、第2ノズル列に対して記録媒体を前記配列方向と交差する移動方向に移動させる移動手段と、
    前記移動手段によって記録媒体を移動させる間に前記第1、第2のインクの吐出を制御する吐出制御手段と、具えたインクジェット記録装置であって、
    前記吐出制御手段は、(i−1)第1の数のノズルから前記第1のインクを吐出して記録媒体の前記移動方向における第1の位置に第1パターンを記録し、(ii−1)前記第1パターンを記録した後、前記第1のインクの温度が第1の温度となるまで、複数のノズルから前記第1のインクを吐出しないようにし、(iii−1)前記第1のインクの温度が前記第1の温度となった後、第1の数より多い第2の数のノズルから前記第1のインクを吐出して記録媒体の前記移動方向における、前記第1の位置より上流側の第2の位置に第2パターンを記録し、且つ、(i−2)第3の数のノズルから前記第2のインクを吐出して記録媒体の前記移動方向における第3の位置に第3パターンを記録し、(ii−2)前記第3パターンを記録した後、前記第2のインクの温度が第2の温度となるまで、複数のノズルから前記第2のインクを吐出しないようにし、(iii−2)前記第2のインクの温度が前記第2の温度となった後、第3の数より多い第4の数のノズルから前記第2のインクを吐出して記録媒体の前記移動方向における、前記第3の位置より上流側の第4の位置に第4パターンを記録し、
    前記第1の温度は、50℃以上であり、
    前記第2の温度は、50℃以上であり、かつ前記第1の温度より高いことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記吐出制御手段は、(ii−1)前記第1パターンを記録した後、第1の時間が経過するまで、複数のノズルから前記第1のインクを吐出しないようにし、
    前記第1の時間は、30msec以上であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記吐出制御手段は、(ii−2)前記第3パターンを記録した後、第2の時間が経過するまで、複数のノズルから前記第2のインクを吐出しないようにし、
    前記第2の時間は、30msec以上であり、かつ前記第1の時間より長いことを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 第1のインクを吐出するための複数のノズルが配列方向に配列された第1ノズル列と、
    前記第1のインクとは種類が異なる第2のインクを吐出するための複数のノズルが前記配列方向に配列された第2ノズル列と、
    前記第1、第2ノズル列に対して記録媒体を前記配列方向と交差する移動方向に移動させる移動手段と、
    前記移動手段によって記録媒体を移動させる間に前記第1、第2のインクの吐出を制御する吐出制御手段と、を具えたインクジェット記録装置であって、
    前記吐出制御手段は、(i−1)第1の数のノズルから前記第1のインクを吐出して記録媒体の前記移動方向における第1の位置に第1パターンを記録し、(ii−1)前記第1パターンを記録した後、第1の時間が経過するまで、複数のノズルから前記第1のインクを吐出しないようにし、(iii−1)前記第1の時間が経過した後、第1の数より多い第2の数のノズルから前記第1のインクを吐出して記録媒体の前記移動方向における、前記第1の位置より上流側の第2の位置に第2パターンを記録し、且つ、(i−2)第3の数のノズルから前記第2のインクを吐出して記録媒体の前記移動方向における第3の位置に第3パターンを記録し、(ii−2)前記第3パターンを記録した後、第2の時間が経過するまで、複数のノズルから前記第2のインクを吐出しないようにし、(iii−2)前記第2の時間が経過した後、第3の数より多い第4の数のノズルから前記第2のインクを吐出して記録媒体の前記移動方向における、前記第3の位置より上流側の第4の位置に第4パターンを記録し、
    前記第1の時間は、30msec以上であり、
    前記第2の時間は、30msec以上であり、かつ前記第1の時間より長いことを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 前記第2パターンおよび前記第4パターンを読取り、読み取り信号値を取得する読取手段をさらに具え、
    前記第2のインクについて前記読取手段によって取得される読み取り信号値は、前記第1のインクについて前記読取手段によって取得される読み取り信号値より低いことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記第2のインクの色材濃度は、前記第1のインクの色材濃度より低いことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記第2のインクを吐出することによって記録されるドットのサイズは、前記第1のインクを吐出することによって記録されるドットのサイズより小さいことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記第2パターンおよび前記第4パターンは、ノズルの吐出不良を判定するためのパターンであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記第1パターンは、前記第2パターンの記録位置を検出するためのパターンであり、前記第3パターンは、前記第4パターンの記録位置を検出するためのパターンであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記第1、第2のインクの加熱を制御する加熱制御手段をさらに具えたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  11. 第1のインクを吐出するための複数のノズルが配列方向に配列された第1ノズル列と、前記第1のインクとは種類が異なる第2のインクを吐出するための複数のノズルが前記配列方向に配列された第2ノズル列と、に対して記録媒体を前記配列方向と交差する移動方向に移動させる移動工程と、
    前記移動工程で記録媒体を移動させる間に前記第1、第2のインクの吐出を制御する吐出制御工程、とを有する検査パターン記録方法であって、
    前記吐出制御工程は、(i−1)第1の数のノズルから前記第1のインクを吐出して記録媒体の前記移動方向における第1の位置に第1パターンを記録し、(ii−1)前記第1パターンを記録した後、前記第1のインクの温度が第1の温度となるまで、複数のノズルから前記第1のインクを吐出しないようにし、(iii−1)前記第1のインクの温度が前記第1の温度となった後、第1の数より多い第2の数のノズルから前記第1のインクを吐出して記録媒体の前記移動方向における、前記第1の位置より上流側の第2の位置に第2パターンを記録し、且つ、(i−2)第3の数のノズルから前記第2のインクを吐出して記録媒体の前記移動方向における第3の位置に第3パターンを記録し、(ii−2)前記第3パターンを記録した後、前記第2のインクの温度が第2の温度となるまで、複数のノズルから前記第2のインクを吐出しないようにし、(iii−2)前記第2のインクの温度が前記第2の温度となった後、第3の数より多い第4の数のノズルから前記第2のインクを吐出して記録媒体の前記移動方向における、前記第3の位置より上流側の第4の位置に第4パターンを記録し、
    前記第1の温度は、50℃以上であり、
    前記第2の温度は、50℃以上であり、かつ前記第1の温度より高いことを特徴とする検査パターン記録方法。
  12. 第1のインクを吐出するための複数のノズルが配列方向に配列された第1ノズル列と、前記第1のインクとは種類が異なる第2のインクを吐出するための複数のノズルが前記配列方向に配列された第2ノズル列とを用いる検査パターン記録方法であって、
    前記第1、第2ノズル列に対して記録媒体を前記配列方向と交差する移動方向に移動させる移動工程と、
    前記移動工程で記録媒体を移動させる間に前記第1、第2のインクの吐出を制御する吐出制御工程を有し、
    前記吐出制御工程は、(i−1)第1の数のノズルから前記第1のインクを吐出して記録媒体の前記移動方向における第1の位置に第1パターンを記録し、(ii−1)前記第1パターンを記録した後、第1の時間が経過するまで、複数のノズルから前記第1のインクを吐出しないようにし、(iii−1)前記第1の時間が経過した後、第1の数より多い第2の数のノズルから前記第1のインクを吐出して記録媒体の前記移動方向における、前記第1の位置より上流側の第2の位置に第2パターンを記録し、且つ、(i−2)第3の数のノズルから前記第2のインクを吐出して記録媒体の前記移動方向における第3の位置に第3パターンを記録し、(ii−2)前記第3パターンを記録した後、第2の時間が経過するまで、複数のノズルから前記第2のインクを吐出しないようにし、(iii−2)前記第2の時間が経過した後、第3の数より多い第4の数のノズルから前記第2のインクを吐出して記録媒体の前記移動方向における、前記第3の位置より上流側の第4の位置に第4パターンを記録し、
    前記第1の時間は、30msec以上であり、
    前記第2の時間は、30msec以上であり、かつ前記第1の時間より長いことを特徴とすることを特徴とする検査パターン記録方法。
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