JP6315780B2 - 電気機器 - Google Patents

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本発明は、電気的な接続にフレキシブル基板を用いた電気機器に関する。
一般に、電気機器を構成する筐体の正面板にはレセプタクル、表示パネル等が設けられている。表示パネルには、例えば、ユーザーが機器の動作状態を容易に認識可能にするための発光部位が設けられている。コネクタ受け部には、外部装置から延出する電気コードの端部に設けられた電気コネクタが接続される。
また、電気機器を構成する筐体内には電源部、制御回路及び信号処理回路等を設けた基板を備えた制御部等が収容されている。
レセプタクルと基板、および、表示パネルと基板とは一般にフレキシブル基板によって電気的、物理的に接続される。そして、フレキシブル基板は、ノイズの周波数をシフトさせる目的、或いは、ノイズを吸収する、フェライトコアに挿通される。
例えば、特許文献1には、周辺に配設される基板などを傷つけることなく基板同士の接続状態を維持しつつ、演出表示装置に対するノイズを除去する遊技機が開示されている。この遊技機においては、一方の基板と他方の基板とをフレキシブル基板で送受信可能に接続し、該フレキシブル基板にノイズ除去部材としてのフェライトコアが装着される。
そして、特許文献2には、フラットケーブルを使用する場合の不要輻射を低減することを目的としたフラットケーブル取付け装置が示されている。また、特許文献3には、フェライトコアによる不要輻射ノイズの減衰効果を安定させることができるノイズフィルタが示されている。
上述した表示パネルとメイン基板とをフレキシブル基板によって接続する際、作業者は、表示パネルの電装部から直接、或いは基板を介して延出されているフレキシブル基板の延出端を手指で把持し、例えばフェライトコアの貫通孔に挿通する。その後、作業者は、フェライトコアの貫通孔から延出されたフレキシブル基板の端部を手指で把持してコネクタ接続口からコネクタ内にさし込んで電気的、物理的な接続作業を行う。
このため、コネクタ接続口の前面には、手指によるフレキシブル基板の電気的、物理的な接続作業を確実且つ容易に行えるようにするため、作業用のスペースが確保されている。
特開2009−6085号公報 特開平11−261255号公報 特開2005−151474号公報
しかしながら、近年、装置の小型化等に伴って、コネクタ接続口前面の作業用スペースが狭小になり、フレキシブル基板を接続する作業が難しくなっている。また、フレキシブル基板は、長さが予め長めに設定されているため、接続完了後、電装部とコネクタとの間にフレキシブル基板の余長部が出現する。この余長部は、メイン基板に接触して、或いは、他の電気部品に接触してノイズ除去性能等に悪影響を及ぼすおそれ、或いは、筐体等と干渉して組立性に悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、フレキシブル基板の余長部による不具合の発生を防止しつつ、フレキシブル基板の電気的、物理的な接続が良好で組立性及びノイズ除去性能に優れた電気機器を提供することを目的にしている。
本発明の一態様の電気機器は、電気部品に設けられた第1の接続部と、電気部品において前記第1の接続部から第1の距離離間した位置に設けられた第2の接続部と、一端部が前記第1の接続部に接続され、他端部が前記第2の接続部に接続される、可撓性を有するシート状配線部品と、前記第1の距離より短い第1の辺と前記シート状配線部品の幅より広い第2の辺とで構成される平面をそれぞれ有する、互いに平行な2つの第1の外と、2つの前記第2の辺をそれぞれ含むとともに前記シート状配線部品が挿通される貫通孔の開口をそれぞれ設けた、互いが対向する2つの第2の外面と、を有する固体ノイズ除去部材と、を具備し、前記シート状配線部品が前記第1の接続部及び前記第2の接続部に接続された状態において、前記第1の距離離間した空間内に予め定めた長さの余長部が出現するように前記シート状配線部品の長さを設定し、前記余長部を前記固体ノイズ除去部材の2の前記第1の外面上に位置するように巻き付け、該余長部を巻き付けた前記固体ノイズ除去部材を前記第1の距離離間した空間内に収容している。
本発明によれば、フレキシブル基板の余長部による不具合の発生を防止しつつ、フレキシブル基板の電気的、物理的な接続が良好で組立性及びノイズ除去性能に優れた電気機器を実現できる。
内視鏡にコネクタを有し、電気機器であるカメラコントロールユニットにレセプタクルを備える内視鏡装置を説明する図 カメラコントロールユニットを説明する図 カメラコントロールユニットを構成する筐体を説明する図 フェライトコアの構成を説明する図 フレキシブル基板が接続される電装部用コネクタと基板用第1コネクタの接続口までの第1の距離を説明すると共に、フレキシブル基板の長さを弛み無く接続可能な長さL2に設定した接続状態を説明する図 フェライトコアが挿通された余長部を有するフレキシブル基板の接点パターン部を有する端部を基板用第1コネクタに接続する工程であって、フレキシブル基板の端部を基板用第1コネクタのコネクタ開口に対向させた状態を示す図 フェライトコアが挿通された余長部を有するフレキシブル基板の接点パターン部を有する端部を基板用第1コネクタに接続する工程であって、フレキシブル基板の端部を基板用第1コネクタに接続した状態、及びその接続状態で出現する弛み部を説明する図 フェライトコアが挿通された余長部を有するフレキシブル基板の接点パターン部を有する端部を基板用第1コネクタに接続する工程であって、フレキシブル基板の中途部が巻き付けられた状態のフェライトコアを固定台上に載置した状態を説明する図 フェライトコアが挿通された余長部を有するフレキシブル基板の接点パターン部を有する端部を基板用第1コネクタに接続する工程であって、フレキシブル基板35Lの中途部が巻き付けられたフェライトコアをフェライトコア固定部材を介して固定台上に固設した状態を説明する図 図6Cの矢印Y6E方向矢視図であって、第1接続部側弛み部の中心線と、第2接続部側弛み部の中心線と、フレキシブル基板の中心線との位置関係を説明する図 係止部材の他の構成を説明する図であって、係止部材として設けられた第2フェライトコアの構成及び作用を説明する図 第1接続部側弛み部の中心線と、第2接続部側弛み部の中心線と、フレキシブル基板の中心線との他の位置関係を説明する図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
なお、以下の説明に用いる各図において、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものもあり、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、及び各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
図1に示すように内視鏡装置1は、内視鏡2と、内視鏡外部装置であって電気機器である例えばカメラコントロールユニット(以下、CCUと記載する)3と、モニタ4と、を有して構成されている。
本実施形態のCCU3は、内視鏡2が備える撮像素子の各種信号処理等を行うビデオプロセッサであって、CCU3内には送気管路(不図示)に空気等を供給する送気ポンプ(不図示)、照明用ランプ(不図示)等が設けられている。符号16は、表示パネルである。
内視鏡2は、挿入部5と、操作部6と、ユニバーサルケーブル7と、を有している。挿入部5は、観察対象部位へ挿入される細長な長尺部材である。
挿入部5は、先端部5aと、湾曲部5bと、可撓管部5cとを連設して構成されている。先端部5aは、硬質な部材で構成されている。湾曲部5bは、例えば上下左右の四方向に湾曲自在に構成されている。可撓管部5cは、長尺で可撓性を有する管状部材である。
操作部6には、湾曲操作部8、各種スイッチ9、送気送水ボタン10、吸引ボタン11などが設けられている。
湾曲操作部8は、湾曲部5bを上下方向に湾曲操作するための上下ノブ8aと、左右方向に湾曲操作するための左右ノブ8bと、を備えている。スイッチ9は、例えば、レリーズスイッチ、フリーズスイッチ、及び、通常観察と蛍光観察との切り替えを行うための観察モード切替スイッチ等である。なお、符号12は処置具挿入口である。
ユニバーサルケーブル7は、操作部6の側面より延出されている。ユニバーサルケーブル7の端部には内視鏡コネクタ13が設けられている。本実施形態においては、内視鏡コネクタ13の一側部から端部に撮像用コネクタ14を設けた電気ケーブルである撮像ケーブル15が延出されている。
図1−図3に示すようにCCU3を構成する筐体21は、六面体で内部空間を有する箱構造である。
図3においては、筐体21の天地を反転させて、該筐体21の箱構造を説明している。
図1−図3に示すように筐体21は、正面板22、背面板23、天面側面一体板(以下、トップカバーと記載する)24、及び底板25を備えて構成されている。正面板22は、剛性を有する絶縁部材であって、例えば樹脂製である。これに対して、背面板23、トップカバー24、及び底板25は、剛性を有する金属製である。
なお、トップカバー24は、一枚の金属板を折り曲げて天面部24Uと、天面部24Uを挟んで対向する側面部24L、24Rとを設けて凹字形状に形作られている。
符号26は、取手であって、図2に示す設置状態のCCU3の正面板22を正面視した状態でトップカバー24の右側面部24Rに固設されている。
図2に示すように正面板22の一面にはレセプタクル30の接続口30m、表示パネル16、及び電源スイッチ17が設けられている。
レセプタクル30には、内視鏡コネクタ13が内挿されて物理的に接続される内視鏡コネクタ接続部31と、撮像用コネクタ14が内挿されて電気的及び物理的に接続される撮像用コネクタ接続部32と、が設けられている。
図3に示すように本実施形態において、正面板22の一面の裏面である他面には送気ポンプ27及びパネル電装部16Eが組み付けられる。パネル電装部16Eは電気部品であって、該電装部16Eには第1の接続部である後述する電装部用コネクタ(図5の符号33)を実装したリジット基板34が設けられている。
トップカバー24には、電源基板を内蔵した電源部28、固体撮像素子である例えばCCDを制御する制御回路と、CCDから伝送される電気信号から出力された電気信号を処理する信号処理回路を設けたメイン基板29p1と、表示パネル16から出力された電気信号を処理する信号処理回路を設けたサブ基板29p2と、を有する制御部29等が配設されている。
そして、サブ基板29p2の側部には第2の接続部である基板用第1コネクタ29aが設けられ、メイン基板29p1の一側部には第2の接続部である基板用第2コネクタ29bが設けられている。
符号35はフレキシブル基板であり、パネル電装部16Eから延出されている。フレキシブル基板35は、シート状配線部品であって、その端部には接点パターン部が設けられており、該接点パターン部は基板用第1コネクタ29aに接続される。
基板用第2コネクタ29bにはフレキシブル基板35とは異なる図示されていない第2のフレキシブル基板が接続される。
これらフレキシブル基板の接点パターン部近傍には補強板と呼ばれる突起(図5等の符号35c参照)が設けた板部材35bが設けられている。突起35cは、作業者の手指の爪を引っ掛ける部分である。作業者がフレキシブル基板35の接点パターン部をコネクタ内に押し込む際、爪を突起35cに引っ掛けて押し込む。このことによって、柔軟なフレキシブル基板の接点パターン部が真っ直ぐにコネクタ内に挿入される。
フレキシブル基板35は、配線パターンが単層構造、或いは、多層構造であり、予め定めた幅及び長さに設定されている。フレキシブル基板35は、例えば、ポリイミド製で可撓性を有して柔軟な透明弾性基板である。端子部、半田付け部以外は、絶縁性を有するポリイミド膜を被せて保護されている。
多層構造のフレキシブル基板35においては、スルーホール等を用いて上下の配線パターンが繋げられている。配線パターンとしては、幅が一定で直線形状のもの、途中に屈曲部を有するもの、幅が他のパターンに比べて極端に狭いものなど用途に応じて各種パターンが形成される。
なお、これら配線パターンは、フレキシブル基板35が鋭角に数回折り曲げることによって断線を起こすおそれがある。
符号38は固体ノイズ除去部材であって、磁性材料を含むフェライトコアである。符号39はフェライトコア固定部材である。フェライトコア固定部材39は、メイン基板29p1にねじ止め固定されて、フェライトコア38をメイン基板29p1上に固定配置させる。即ち、フェライトコア固定部材39は、フェライトコア38をメイン基板29p1上に固定配置させる係止部材である。
図4に示すようにフェライトコア38は、第1の辺38aと、フレキシブル基板35の幅より幅広な第2の辺38bとで構成される互いに平行な2つの平面38c、38dを外面として有している。フェライトコア38は、第2の辺38bを含む対向する側面38e、38fにフレキシブル基板35が挿通して配置される貫通孔38hの開口38mを有している。
フェライトコア38の第1の平面38cから貫通孔38hの第1の内面38h1までの距離と、第2の平面38dから貫通孔38hの第2の内面38h2までの距離である厚みは同一である。この距離Lは、フレキシブル基板35が鋭角に折り曲げられることを防止するためのものであり、フレキシブル基板35の可撓性を考慮して設定されている。
そして、第1の内面38h1と第2の内面38h2とは平行な平面である。
図5に示すように本実施形態においてフレキシブル基板35の一端部が接続される電装部用コネクタ33と、他端部が接続される基板用第1コネクタ29aの接続口であるコネクタ開口29mまでの第1の距離はL1である。第1の距離L1は、フェライトコア38の第1の辺38aより長く設定されている。
なお、フレキシブル基板35の一端部は、パネル電装部16Eに設けられた複数の接点部(不図示)に例えば直接半田付けされる構成であってもよく、その構成においては、フレキシブル基板35の一端部が接続される接点部が第1の接続部であって、該接点部から基板用第1コネクタ29aのコネクタ開口29mまでの距離が第1の距離L1である。
フレキシブル基板35の長さを図に示すように弛み無く接続可能な長さL2に設定した場合、フレキシブル基板35に配置されたフェライトコア38の配置位置を大きく変化させることが困難である。
この結果、フェライトコア38とコネクタ開口29mとの間に指を入れて、爪を突起35cに引っ掛けて、接点パターン部を押し込むことができない。
このため、図6Aに示すフレキシブル基板35Lでは長さをL2より長いL3に設定してある。具体的に、フレキシブル基板35Lに、作業性を考慮すると共に第1の辺38aの長さを考慮した、長さlの余長部を設けている。
ここで、図6A−図6Eを参照してフレキシブル基板35Lの基板用第1コネクタ29aへの接続について説明する。
まず、作業者は、図6Aに示すように電装部用コネクタ33から長さL3に設定されているフレキシブル基板35Lの端部に設けられた接点パターン部を基板用第1コネクタ29aに接続する。
作業者は、フレキシブル基板35Lの端部をフェライトコア38の貫通孔38h内に挿通する。そして、フレキシブル基板35Lの中途部にフェライトコア38を配置させた状態で接続作業を行う。
なお、符号40は、固定ネジであり、フェライトコア固定部材39をメイン基板29p1に設けられた固定台41に固定する。符号41fは、雌ネジ部であり、固定ネジ40の雄ねじ部40mが螺合される。符号39hは、逃がし孔であり、フェライトコア固定部材39の長手側の側部に突出して形成された鍔部(不図示)に設けられている。逃がし孔39hには固定ネジ40雄ねじ部40mが通過して配置される。符号42はスペーサであり、メイン基板29p1を所定の位置に配置する。
次に、作業者は、フレキシブル基板35Lの端部をコネクタ開口29mに対向させる。そして、フレキシブル基板35Lの端部に設けられている接点パターン部を基板用第1コネクタ29a内に押し込むため、指の爪を突起35cに引っ掛ける。そして、作業者は、接点パターン部の押し込みを行う。
この結果、図6Bに示すようにフレキシブル基板35Lの接点パターン部が基板用第1コネクタ29a内に予め定めた状態で配置されて電気的、物理的な接続状態になる。この接続状態において、フェライトコア38の電装部用コネクタ33側(以下、第1接続部側と記載する)及びフェライトコア38の基板用第1コネクタ29a側(以下、第2接続部側と記載する)に、距離L1の電装部用コネクタ33と基板用第1コネクタ29aのコネクタ開口29mとの間の空間内に収容しきれない余長部である、弛み部43a、43bが出現する。この弛み部43a、43bは、上述した長さlの余長部を設けたことによって、出現したものである。
次いで、作業者は、図6Bの矢印6Bに示すように図中上方向に位置する第1の平面38cが図中下方向になるようにフレキシブル基板35Lの長手軸に沿ってフェライトコア38を反転させていく。
すると、フェライトコア38の回転に伴って、第2の平面38d上にフレキシブル基板35Lの第2接続部側弛み部43bが配置されるとともに、第1の平面38c上にフレキシブル基板35Lの第1接続部側弛み部43aが配置される。
この結果、長さlの余長部を含むフレキシブル基板35Lの中途部がフェライトコア38に巻き付けられた状態になる。このとき、フレキシブル基板35Lは、鋭角に折り曲げられること無く、フェライトコア38の第1接続部側及び第2接続部側が滑らかに湾曲されて、曲げ半径を有する曲げ部44が形成される。
そして、作業者は、図6Cに示すようにフレキシブル基板35Lの中途部が巻き付けられた状態のフェライトコア38を固定台41の上に載置する。
その後、作業者は、固定台41に載置されたフェライトコア38をフェライトコア固定部材39で被い、固定ネジ40を、逃がし孔39hを介して雌ネジ部41fに螺合する。この結果、図6Dに示すようにフレキシブル基板35Lの中途部が巻き付けられたフェライトコア38がフェライトコア固定部材39によって被われた状態で固定台41上に固設される。
すなわち、長さlの余長部を備えたフレキシブル基板35Lは、フェライトコア38の平面38c、38dに余長部を配置して、距離L1の電装部用コネクタ33と基板用第1コネクタ29aのコネクタ開口29mとの間の空間内に収容される。
このとき、図6Eに示すように電装部用コネクタ33からフェライトコア38の貫通孔38hに至る第1接続部側余長部である第1接続部側弛み部43aの中心線43aAと、フェライトコア38の貫通孔38hから延出されて基板用第1コネクタ29aに至る第2接続部側余長部である第2接続部側弛み部43bの中心線43bAと、フェライトコア38の貫通孔38h内に配置されているフレキシブル基板35Lの中心線35Laとは、同一線上に位置している。つまり、フェライトコア38を第2の平面38dから見て第2接続部側弛み部43bの中心線43bAと、フレキシブル基板35Lの中心線35Laと、第1接続部側弛み部43aの中心線43aAとは、一直線上に配置される。
このように、フレキシブル基板35Lに長さlの余長部を設けたことによって、フレキシブル基板35Lの端部をパネル電装部16E及び基板用第1コネクタ29aにそれぞれ電気的、物理的に接続する際、フレキシブル基板35Lの中途部に配置させたフェライトコア38の位置を移動させてフレキシブル基板35Lの端部を容易にパネル電装部16E及び基板用第1コネクタ29aに接続することができる。
また、フレキシブル基板35Lに第1の辺38aの長さの2倍より予め定めた長い長さlの余長部を設けたことによって、接続作業性の向上を図りつつ、余長部をフェライトコア38の第1の平面38c及び第2の平面38dに配置させて、距離L1の電装部用コネクタ33と基板用第1コネクタ29aのコネクタ開口29mとの間の空間内に余長部を収容することができる。
また、フェライトコア38の第1の平面38cから貫通孔38hの第1の内面38h1までの厚みと、第2の平面38dから貫通孔38hの第2の内面38h2までの厚みをフレキシブル基板35Lの可撓性を考慮して予め定めた寸法に設定している。このため、フレキシブル基板35Lに配置されているフェライトコア38をフレキシブル基板35Lの長手軸に沿って反転させた際、鋭角な折り曲げ部を形成すること無く曲げ半径を有する曲げ部を形成してパターンの断線を防止することができる。
また、フレキシブル基板35Lの中途部が巻き付けられたフェライトコア38にフェライトコア固定部材39を被せた上で、フェライトコア固定部材39を固定台41上にネジ固定したことによって、フェライトコア38に巻き付けたフレキシブル基板35Lの中途部が該フェライトコア38から脱落することを確実に防止することができる。
また、フレキシブル基板35Lの中途部をフェライトコア38に巻き付けたことによって、貫通孔38h内にフレキシブル基板35Lが挿通配置されると共に、第1の平面38c上及び第2の平面38d上にフレキシブル基板35Lが配置されて、巻数を増やした状態を得ることができる。
なお、上述した実施形態においては、フェライトコア固定部材39をネジで固定台41上に固定してフェライトコア38に巻き付けたフレキシブル基板35Lの中途部が該フェライトコア38から脱落することを防止するとしている。
しかし、フェライトコア38に巻き付けられたフレキシブル基板35Lの外周側に帯状部材或いは紐部材等の留め具を巻き付け固定して、フレキシブル基板35Lの中途部が該フェライトコア38から脱落することを防止するようにしてもよい。
また、図7の(A)、(B)に示すようにフレキシブル基板35Lの中途部が巻き付けられているフェライトコア38を収容する貫通孔38Ahを設けた第2フェライトコア38Aを係止部材とする構成であってもよい。第2フェライトコア38は、第2の固体ノイズ除去部材である。
図7の(B)に示すように第2フェライトコア38Aは、フェライトコア38の第1の辺38aの長さより長く、第1の距離L1より短く設定された第1の辺38Aaと、フェライトコア38の幅より幅広な第2の辺38Abとで構成される互いに平行な2つの平面38Ac、38Adを外面として有している。フェライトコア38Aは、第2の辺38Abを含む対向する側面38Ae、38Afにフレキシブル基板35Lの中途部を巻き付けたフェライトコア38が配置される貫通孔38Ahの開口38Amを有している。
このように、フレキシブル基板35Lの中途部が巻き付けられているフェライトコア38を矢印Y7Bに示すように第2フェライトコア38Aの貫通孔38Ah内に収容することによって、フェライトコア38に巻き付けられているフレキシブル基板35Lの中途部が該フェライトコア38から脱落することを防止することができると共に、フェライトコア38の第1の平面38c上及び第2の平面38d上にそれぞれ配置されたフレキシブル基板35Lを第2フェライトコア38Aで被ってノイズ除去性能のさらなる向上を図ることができる。
なお、貫通孔38Ah内にフレキシブル基板35Lの中途部が巻き付けられているフェライトコア38を収容した第2フェライトコア38Aをメイン基板29p1に留め具によって固定するようにしてもよい。
また、図6Eに示したように本実施形態においては、フェライトコア38を第2の平面38dから見て第2接続部側弛み部43bの中心線43bAと、フレキシブル基板35Lの中心線35Laと、第1接続部側弛み部43aの中心線43aAとが一直線上に配置される構成を示している。
しかし、図8に示すようにフェライトコア38を第2の平面38dから見て第2接続部側弛み部43bの中心線43bAと、第1接続部側弛み部43aの中心線43aAとが平行でオフセットされた位置関係であってもよい。
この位置関係においては、前記矢印6Bに示すように図中上方向に位置する第1の平面38cが図中下方向になるようにフェライトコア38を反転させて、第2の平面38d上にフレキシブル基板35Lの第2接続部側弛み部43bを配置させるとともに、第1の平面38c上にフレキシブル基板35Lの第1接続部側弛み部43aを配置させる。
この結果、長さlの余長部を含むフレキシブル基板35Lの中途部がフェライトコア38に巻き付けられた状態になる。このとき、フレキシブル基板35Lの中心線35Laは、第2接続部側弛み部43bの中心線43bA及び第1接続部側弛み部43aの中心線43aAに交差した位置関係になる。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
1…内視鏡装置 2…内視鏡 3…カメラコントロールユニット 4…モニタ
5…挿入部 5a…先端部 5b…湾曲部 5c…可撓管部 6…操作部
7…ユニバーサルケーブル 8…湾曲操作部 8a…上下ノブ 8b…左右ノブ
9…スイッチ 10…送気送水ボタン 11…吸引ボタン 12…処置具挿入口
13…内視鏡コネクタ 14…撮像用コネクタ 15…撮像ケーブル 16…表示パネル
16E…パネル電装部 17…電源スイッチ 21…筐体 22…正面板 23…背面板
24…トップカバー 24L…左側面部 24R…右側面部 24U…天面部
25…底板 26…取手 27…送気ポンプ 28…電源部 29…制御部
29a…基板用第1コネクタ 29b…基板用第2コネクタ 29m…コネクタ開口
29p1…メイン基板 29p2…サブ基板 30…レセプタクル 30m…接続口
31…内視鏡コネクタ接続部 32…撮像用コネクタ接続部 33…電装部用コネクタ
34…リジット基板 35、35L…フレキシブル基板 35La…中心線
35c…突起 38、38A…フェライトコア 38Aa…第1の辺
38Ab…第2の辺 38Ac…第1の平面 38Ae、38Af…側面
38Ah…貫通孔 38m、38Am…開口 38a…第1の辺 38b…第2の辺
38c…第1の平面 38d…第2の平面 38e、38f…側面 38h…貫通孔
38h1…第1の内面 38h2…第2の内面 39…フェライトコア固定部材
39h…逃がし孔 40…固定ネジ 40m…雄ねじ部 41…固定台
41f…雌ネジ部 42…スペーサ 43a…第1接続部側弛み部
43aA、43bA…中心線 43b…第2接続部側弛み部 44…曲げ部

Claims (6)

  1. 電気部品に設けられた第1の接続部と、
    電気部品において前記第1の接続部から第1の距離離間した位置に設けられた第2の接続部と、
    一端部が前記第1の接続部に接続され、他端部が前記第2の接続部に接続される、可撓性を有するシート状配線部品と、
    前記第1の距離より短い第1の辺と前記シート状配線部品の幅より広い第2の辺とで構成される平面をそれぞれ有する、互いに平行な2つの第1の外と、2つの前記第2の辺をそれぞれ含むとともに前記シート状配線部品が挿通される貫通孔の開口をそれぞれ設けた、互いが対向する2つの第2の外面と、を有する固体ノイズ除去部材と、を具備し、
    前記シート状配線部品が前記第1の接続部及び前記第2の接続部に接続された状態において、前記第1の距離離間した空間内に予め定めた長さの余長部が出現するように前記シート状配線部品の長さを設定し、
    記余長部を前記固体ノイズ除去部材の2の前記第1の外面上に位置するように巻き付け、該余長部を巻き付けた前記固体ノイズ除去部材を前記第1の距離離間した空間内に収容することを特徴とする電気機器。
  2. 前記固体ノイズ除去部材の前記第1の面から該固体ノイズ除去部材の貫通孔の内面までの距離は、前記固体ノイズ除去部材に前記シート状配線部品を巻き付けたとき、前記シート状配線部品が鋭角に折り曲げられることを防止した距離に設定されることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  3. 前記固体ノイズ除去部材に巻き付けられた前記余長部と前記固体ノイズ除去部材とを係止し、前記余長部が前記固体ノイズ除去部材から外れることを防止する係止部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  4. 前記係止部材は、前記余長部が巻き付けられた前記固体ノイズ除去部材を収容する貫通孔を有する第2の固体ノイズ除去部材であることを特徴とする請求項3に記載の電気機器。
  5. 前記余長部のうち、前記第1の接続部から前記固体ノイズ除去部材の貫通孔に至、前記固体ノイズ除去部材よりも前記第1接続部側に位置する余長部の中心線と、
    前記固体ノイズ除去部材の貫通孔から延出されて前記第2の接続部に至る、前記固体ノイズ除去部材よりも前記第2接続部側に位置する余長部の中心線と、
    前記固体ノイズ除去部材の貫通孔内に配置されている前記シート状配線部品の中心線とは、
    固体ノイズ除去部材の前記第1の外面側から見て同一線上に配置されることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  6. 前記余長部のうち、前記第1の接続部から前記固体ノイズ除去部材の貫通孔に至る、前記固体ノイズ除去部材よりも前記第1接続部側に位置する余長部の第1の中心線と、前記固体ノイズ除去部材の貫通孔から延出されて前記第2の接続部に至る、前記固体ノイズ除去部材よりも前記第2接続部側に位置する余長部の第2の中心線とは前記固体ノイズ除去部材の前記第1の外面側から見て平行に配置されてそれぞれがオフセットされた位置関係であるとき、
    前記固体ノイズ除去部材の貫通孔内に配置されている前記シート状配線部品の中心線は、前記第1の中心線及び前記第2の中心線にそれぞれ交差することを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
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