JP6315682B2 - 通信装置及び通知方法 - Google Patents

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Description

本発明は、近距離無線通信を行う通信装置及び当該通信装置により実行される通知方法に関する。
従来、NFC(Near Field Communication)等の近距離無線通信を行うシステムが知られている。例えば、下記特許文献1には、NFCによる通信を行うシステムが開示されている。
特許公開2010−146548号公報
NFCを利用したシステム例として、駅の自動改札システムが挙げられる。自動改札システムには、駅に設置された自動改札機と、乗客が所持するカード(又はスマートフォン)とが含まれる。自動改札機には、RW(リーダ・ライタ)が備えられており、RWからは電波が発生している。乗客がカードをRWにかざす(お互い近づける)と、電磁誘導によりカードに電力が供給され、カードからRWに電波が送信される。そして、RWが、カードから電波を受信し、カードとの通信を確立し、カードとデータの送受信を行う。このような自動改札システムでは、RWの電波の出力は最適化されており、反応する範囲は広い。また、RW側の規定として、RWとカードとの距離が10cm以内であればNFCが可能となるように、RW及びカードが開発されている。そのため、乗客は、カードをRWにかざす際に位置合わせを容易に行うことができる。ここで、位置合わせとは、カードとRWとが適確にNFCを行うことが可能な、カードとRWとの相対的な位置を合わせる操作を示す。
一方、例えば、NFCに対応し、RW機能と同様の機能を備えたスマートフォンと、NFCに対応したウェアラブルモジュールとの間でNFCを行う場合、以下に示す課題がある。一般的にウェアラブルモジュールは小さい形状(例えば4cm×4cm以下など)であり、NFCアンテナを配置するための十分な面積が取れずにNFCアンテナが小さいこと、十分な供給電力が取れないことなどから、NFCの電波出力や感度が十分ではない。そのため、スマートフォンとウェアラブルモジュールとの位置合わせが非常に難しいという課題がある。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みて為されたものであり、位置合わせを容易に行うことができる通信装置及び通知方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の通信装置は、他の装置と近距離無線通信を行う通信装置であって、他の装置と近距離無線通信を確立する前の状態において、当該他の装置から受信された電波の電波強度を測定する測定手段と、測定手段によって測定された電波強度に応じたユーザへの通知を行う通知手段と、を備える。
このような通信装置によれば、他の装置と近距離無線通信を確立する前の状態において、当該他の装置から受信された電波の電波強度に応じたユーザへの通知が行われるため、ユーザは電波強度の変化を容易に認識することができる。それにより、例えば、ユーザは、電波強度が大きくなる通信装置上の通信ポイントを容易に認識することができ、位置合わせを容易に行うことができる。
また、本発明の通信装置において、ユーザへの通知を行う通知モジュールをさらに備え、通知手段は、測定手段によって測定された電波強度に応じた度合いの通知を通知モジュールに行わせることが好ましい。かかる構成を採れば、通知モジュールにより、測定された電波強度に応じた度合いの通知が行われるため、ユーザは電波強度の変化をより容易かつ確実に認識することができる。それにより、例えば、ユーザは、電波強度が大きくなる通信装置上の通信ポイントをより容易かつ確実に認識することができ、位置合わせをより容易かつ確実に行うことができる。
また、本発明の通信装置において、通知手段は、さらに、測定手段によって測定された電波強度の履歴に基づいて通知モジュールの通知方法を変化させることが好ましい。かかる構成を採れば、電波強度の履歴に基づく何かしらの変化等を、通知方法の変化を通じてユーザに認識させることができる。例えば、電波強度の履歴に基づいて電波強度が極大値に達したことをユーザに認識させることができ、ユーザは、電波強度が極大値に達した通信装置上の通信ポイントを容易に認識することができ、位置合わせをより容易に行うことができる。
また、本発明の通信装置において、当該通信装置の加速度を取得する加速度センサーと、加速度センサーによって取得された加速度に基づいて当該通信装置の移動方向を判定する移動方向判定手段と、をさらに備え、通知手段は、測定手段によって測定された電波強度と移動方向判定手段によって判定された移動方向とに応じたユーザへの通知を行うことが好ましい。かかる構成を採れば、他の装置から受信された電波の電波強度に応じたユーザへの通知が行われるため、ユーザは電波強度の変化を容易に認識することができると共に、当該通信装置の移動方向に応じたユーザへの通知が行われるため、例えば、ユーザは電波強度が大きくなる又は小さくなる方向を容易に認識することができる。それにより、例えば、ユーザは、電波強度が大きくなる通信装置上の通信ポイントをより容易かつ確実に認識することができ、位置合わせをより容易かつ確実に行うことができる。
また、本発明の通信装置において、ユーザへの通知を行う通知モジュールが当該通信装置内の互いに異なる位置に複数備えられ、通知手段は、複数の通知モジュールのうち移動方向判定手段によって判定された移動方向に基づく位置に備えられた通知モジュールに通知を行わせることが好ましい。かかる構成を採れば、複数の通知モジュールのうち通信装置の移動方向に基づく位置に備えられた通知モジュールにより通知が行われるため、例えば、どの方向に通信装置を移動させれば良いかの示唆をユーザに与えることができる。それにより、例えば、ユーザは、電波強度が大きくなる通信装置上の通信ポイントをより容易かつ確実に認識することができ、位置合わせをより容易かつ確実に行うことができる。
また、本発明の通信装置において、測定手段は、さらに、他の装置と近距離無線通信を確立している状態において、当該他の装置から受信された電波の電波強度を測定し、当該測定された電波強度を電波強度格納手段に格納し、通知手段は、電波強度格納手段に格納された電波強度にさらに応じたユーザへの通知を行うことが好ましい。かかる構成を採れば、他の装置と近距離無線通信を確立していた際の電波強度に応じた通知が行われるため、例えば、近距離無線通信を行うことが可能な電波強度に達したことをユーザに確実に通知することができたり、近距離無線通信を行うことが可能な電波強度により確実に到達できるような示唆をユーザに与えることができたりする。それにより、例えば、ユーザは、他の装置と通信可能なタイミングをより容易かつ確実に認識することができ、位置合わせをより容易かつ確実に行うことができる。
ところで、本発明は、上記のように装置の発明として記述できる他に、以下のように方法の発明としても記述することができる。これはカテゴリが異なるだけで、実質的に同一の発明であり、同様の作用及び効果を奏する。
即ち、本発明に係る通知方法は、他の装置と近距離無線通信を行う通信装置により実行される通知方法であって、他の装置と近距離無線通信を確立する前の状態において、当該他の装置から受信された電波の電波強度を測定する測定ステップと、測定ステップにおいて測定された電波強度に応じたユーザへの通知を行う通知ステップと、を含む。
本発明によれば、位置合わせを容易に行うことができる。
本発明の実施形態に係る通信装置を含む通信システムのシステム概要図である。 位置合わせ時の電波強度の変化を示す図である。 本発明の実施形態に係る通信装置のハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る通信装置の機能ブロック図である。 電波強度履歴格納部に格納された電波強度の履歴のテーブル例を示す図である。 センサー情報履歴格納部に格納されたセンサー情報の履歴のテーブル例を示す図である。 通知モジュールを含む本発明の実施形態に係る通信装置の構成を示す図である。 1つの通知モジュールを含む本発明の実施形態に係る通信装置における通知例を示す図である。 複数の通知モジュールを含む本発明の実施形態に係る通信装置における通知例を示す図である。 本発明の実施形態に係る通信装置で実行される処理(通知方法)を示すフローチャートである。
以下、図面とともに本発明による通信装置及び通知方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る通信装置1を含む通信システム3のシステム概要図である。図1に示す通り、通信システム3は、通信装置1とウェアラブルモジュール2とを含んで構成される。通信装置1とウェアラブルモジュール2とは、近距離無線通信であるNFCにより互いに通信可能である。なお、本実施形態では通信装置1とウェアラブルモジュール2との間の通信としてNFCを想定しているが、その他の近距離無線通信や近接無線通信や一般的な無線通信に対しても適用可能である。例えば、Bluetooth(登録商標)/BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)やWiFi(登録商標)において、ペアリング時の電波強度を絞り、10cm程度の範囲でしか通信できないようにする制御が可能であり(Bluetooth(登録商標)のProximity Paringや、WiFi(登録商標)のAOSS(登録商標)(AirStation One-Touch Secure System)等)、そのような通信において適用可能である。
通信装置1は、NFCを行うためのモジュール(ハードウェア)や機能(ソフトウェア)等を備え、他のNFC対応装置とNFCが可能なコンピュータ装置である。本実施形態では、通信装置1の具体例としてスマートフォンを想定しているが、これに限るものではなく、例えば、ノートPC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話、ウェアラブルモジュール等であってもよい。
ウェアラブルモジュール2は、通信装置1と同様に、NFCを行うためのモジュールや機能等を備え、他のNFC対応装置とNFCが可能であり、ユーザが身につけて持ち歩くことが可能なウェアラブルコンピュータ装置である。上述した通り、ウェアラブルモジュール2は、一般的に、小さい形状であり、NFC用のアンテナを配置するための十分な面積が取れずにNFC用アンテナが小さいこと、十分な供給電力が取れないことなどから、NFCの電波出力や感度が十分ではない。また、ウェアラブルモジュール2は、装着方法やアクセサリ等の他の装着品との干渉等により通信可能な受信感度が変化する。なお、通信装置1とNFCを行う対象として本実施形態ではウェアラブルモジュール2を挙げているが、これに限るものではなく、その他のNFC対応装置、例えば、ノートPC、PDA、スマートフォン、携帯電話等であってもよい。
本実施形態では主に、通信装置1とウェアラブルモジュール2との間でNFCを確立する前の状態、すなわちNFCをまだ行えない状態において、NFCを確立するために、ユーザが、NFCを行うことが可能な通信装置1とウェアラブルモジュール2との相対的な位置を合わせる位置合わせを行う際の通信装置1の機能や処理について説明する。
位置合わせについてさらに具体的に説明する。通信装置1とウェアラブルモジュール2とがNFCを確立する前の状態において、ウェアラブルモジュール2は通信装置1に対して、NFCを確立するための電波を送信する。そして、通信装置1は、ウェアラブルモジュール2から送信された電波を受信し、受信した電波が所定の電波強度に達すると、通信装置1とウェアラブルモジュール2との間でNFCを確立することができる。ユーザは、NFCを確立することができる所定の電波強度に達するために、通信装置1が受信するウェアラブルモジュール2からの電波の電波強度を大きくするよう位置合わせを行う。なお、位置合わせを行う際は、通信装置1のみの位置を移動させてもよいし、ウェアラブルモジュール2のみの位置を移動させてもよいし、通信装置1及びウェアラブルモジュール2の両方の位置を移動させてもよい。
図2は、位置合わせ時の電波強度の変化を示す図である。図2は、静止している通信装置1に対して、ウェアラブルモジュール2を左方向から右方向に移動させる場面を示している。移動の途中で、ウェアラブルモジュール2は通信装置1の上面(例えば通信装置1から高さ1cmの距離)を横切っている。図2の下側に示すグラフは、上述のウェアラブルモジュール2の移動の際の、通信装置1においてウェアラブルモジュール2から受信された電波の電波強度の変化を時系列で示したものである。グラフが示す通り、ウェアラブルモジュール2が通信装置1に近づくにつれて電波強度は増加し(大きくなり)、遠ざかるにつれて電波強度は減少する(小さくなる)。
なお、図2では静止している通信装置1に対してウェアラブルモジュール2を移動させる例を示したが、静止しているウェアラブルモジュール2に対して通信装置1を移動させた場合や、移動している通信装置1に対してウェアラブルモジュール2を移動させた場合でも、通信装置1又はウェアラブルモジュール2において相手装置から受信される電波の電波強度は、通信装置1とウェアラブルモジュール2との相対的な位置が近づくにつれて増加し、遠ざかるにつれて減少する。
以下、通信装置1の詳細について説明する。図3は、通信装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示す通り、通信装置1は、CPU(又はマイコン)20、RAM21、ROM22、補助記憶装置23、センサー24、通信モジュール25、入出力モジュール26、及び通知モジュール27等を含んで構成される。CPU20、RAM21、ROM22、及び補助記憶装置23については、一般的なコンピュータ装置のハードウェア要素であるため、説明を省略する。
センサー24は、具体的には、通信装置1の加速度や方向等の動きに関するセンサー情報を取得する加速度センサー又はジャイロセンサー等である。なお、ジャイロセンサーは加速度センサーよりも高精度で方向を検知できる。センサー24は、任意のタイミング、又は所定の時間間隔でセンサー情報を取得してもよい。センサー24は、取得したセンサー情報を、(CPU20を介して)後述のセンサー情報処理部11に出力する。
通信モジュール25は、具体的には、他の装置とのNFCを実現するための、NFCアンテナやNFC RF(Radio Frequency)等である。通信モジュール25を利用することで、他の装置からのNFCに関する電波を受信することができる。通信モジュール25は、受信した電波に基づいて計測された電波強度を、CPU20を介して後述の電波強度処理部10に出力する。なお、通信モジュール25には、NFC以外の通信を行うためのモジュール、例えば移動体通信を行うためのモジュールが含まれていてもよい。
入出力モジュール26は、タッチパネルやボタンなど、ユーザからの入力を受け付け、ユーザに出力を行うためのモジュールである。
通知モジュール27は、ユーザへの通知を行うモジュールである。通知モジュール27の具体例としては、バイブレータ、スピーカ(モノラルスピーカやステレオスピーカ)、LED(Light Emitting Diode)(照明)等が挙げられる。バイブレータは、重りを回転させることで振動を発生させて、ユーザへの通知を行う。バイブレータは、振動の強さ(強度)を変化することで通知の度合いを変化し、回転方向を変化することで(例えば、右回転から左回転に変化)通知方法を変化することができる。スピーカは、音を発生させて、ユーザへの通知を行う。スピーカは、音の強さ(強度)を変化することで、通知の度合いを変化することができる。LEDは、光を発生させて、ユーザへの通知を行う。LEDは、明るさ(強度)を変化することで、通知の度合いを変化することができる。通知モジュール27は、後述の通知部12により(CPU20を介して)通知が制御される。
なお、通信装置1は、同種及び/又は異種の複数の通知モジュール27を、通信装置1内の互いに異なる位置又は同じ位置に備えてもよい。そして、複数の通知モジュール27のうち一部の通知モジュール27のみに通知を行わせる(通知方法を変化させる)ことで、ユーザへの様々な通知を行うことができる。例えば、複数のバイブレータを備える場合、そのうちの一部のバイブレータのみを振動させることができる。また、ステレオスピーカとして2つのスピーカを備える場合、左右の音レベルを制御させることができる。また、複数LEDを備える場合、そのうちの一部のLEDのみを光らせることができる。
後述の図4に示す通信装置1の各機能ブロックの機能は、図3に示すCPU20、RAM21等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU20の制御のもとで補助記憶装置23、センサー24、通信モジュール25、入出力モジュール26及び通知モジュール27を動作させるとともに、RAM21におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
図4は、通信装置1の機能ブロック図である。図4に示す通り、通信装置1は、電波強度処理部10、センサー情報処理部11、及び通知部12(通知手段)を含んで構成される。そして、電波強度処理部10は、測定部100(測定手段)、電波強度履歴格納部101(電波強度格納手段)、変動判定部102、極値判定部103、及びピーク格納部104を含んで構成される。また、センサー情報処理部11は、センサー情報履歴格納部110、及び移動方向判定部111(移動方向判定手段)を含んで構成される。なお、通信装置1は、NFC経由でデータを送受信するNFC機能部をさらに含んでもよい。以下、図4に示す通信装置1の各機能ブロックについて説明する。
電波強度処理部10は、ウェアラブルモジュール2から受信された電波の電波強度を処理する。以下、電波強度処理部10に含まれる各機能ブロックの説明にて詳細を説明する。
測定部100は、ウェアラブルモジュール2から受信された電波の電波強度を測定する。具体的には、予め通信モジュール25にて測定された、ウェアラブルモジュール2から受信された電波の電波強度を取得する。測定部100は、測定した電波強度を、後述の変動判定部102、極値判定部103及び通知部12に出力する。
測定部100は、ウェアラブルモジュール2とNFCを確立する前の状態において、ウェアラブルモジュール2から受信された電波の電波強度を測定してもよい。ここで、ウェアラブルモジュール2とNFCを確立する前の状態とは、通信装置1がウェアラブルモジュール2から受信する電波の電波強度が、NFCを確立するために必要な電波強度に達しておらず、通信装置1とウェアラブルモジュール2とのNFCを確立できていない状態や、通信装置1がウェアラブルモジュール2から受信する電波の電波強度が、NFCを確立するために必要な電波強度に達しているものの、通信装置1とウェアラブルモジュール2とのNFCを確立するための処理を行っている段階であり、NFCがまだ確立していない状態などを示す。
測定部100は、任意のタイミング、又は所定の時間間隔で電波強度を測定してもよい。また、測定部100は、測定した電波強度を、電波強度の履歴として、電波強度履歴格納部101に格納してもよい。図5は、測定部100によって所定の時間間隔で取得された電波強度を、電波強度の履歴として、電波強度履歴格納部101に格納した際のテーブル例を示す図である。図5に示すテーブル例では、時刻t1からt14までの各時刻において計測された電波強度が履歴として格納されている。なお、電波強度の単位はレベルであり、数値が大きいほど電波が強いことを示す(例えば、最小値0、最大値10)。
測定部100は、ウェアラブルモジュール2とNFCを確立している状態において、ウェアラブルモジュール2から受信された電波の電波強度を測定し、当該測定された電波強度を、電波強度の履歴とは別に、NFC可能電波強度として、電波強度履歴格納部101に格納してもよい。ここで、ウェアラブルモジュール2とNFCを確立している状態とは、通信装置1がウェアラブルモジュール2から受信する電波の電波強度が、NFCを確立するために必要な電波強度に達しており、通信装置1とウェアラブルモジュール2とのNFCを確立済みの状態を示す。通信装置1がウェアラブルモジュール2とNFCを確立している状態において、通信装置1は、ウェアラブルモジュール2とNFCを行うことが可能である。
変動判定部102は、測定部100によって測定された電波強度の前回測定時からの変動を判定する。具体的には、変動判定部102は、電波強度履歴格納部101に格納された電波強度の履歴から取得した前回測定時の電波強度と、測定部100によって今回測定された電波強度とを比較し、減少している(小さくなる方向)、同一、又は増加している(大きくなる方向)等の変動を判定する。例えば、変動判定部102は、今回測定された電波強度から前回測定時の電波強度を減算した値がマイナスであれば減少している、ゼロであれば同一、プラスであれば増加していると判定する。
変動判定部102は、さらに、測定部100によって測定された電波強度に基づいて、ウェアラブルモジュール2とNFCを行えるか否かを判定する。具体的には、通信装置1には予め、ウェアラブルモジュール2等の他の装置とNFCが可能な電波強度が格納されており、変動判定部102は、測定部100によって測定された電波強度が、当該格納された電波強度以上であればNFCを行えると判定し、逆に、当該格納された電波強度未満であればNFCを行えないと判定する。変動判定部102は、判定結果を後述の極値判定部103及び通知部12に出力する。
極値判定部103は、測定部100によって測定された電波強度が極値に達したことを判定する。極値とは、局所的な最大値又は最小値のことを示す。具体的には、極値判定部103は、変動判定部102によって入力された判定結果の履歴に基づいて、判定結果が変化した際に、極値に達したことを判定する。例えば、判定結果が減少から増加に変化した場合、極値判定部103は、極値(極小値)に達したことを判定し、逆に、判定結果が増加から減少に変化した場合、極値判定部103は、極値(極大値)に達したことを判定する。極値判定部103は、判定結果を後述の通知部12に出力する。
なお、極値判定部103は、変動判定部102の変動結果に基づかず、電波強度履歴格納部101に格納された電波強度の履歴に基づいて、極値に達したことを判定してもよい。例えば、極値判定部103は、電波強度の履歴を時系列上に2次元でプロットし、その勾配から極値に達したことを判定する。
図5に示す電波強度の履歴のテーブル例に基づいて説明すると、極値判定部103は、時刻t5の時点で、時刻t1〜t4まで電波強度が次第に増加していて、t4〜t5にて電波強度が減少していることを判定し、直前の時刻t4において極値(極大値)に達したことを判定する。同様に、極値判定部103は、時刻t8の時点で、直前の時刻t6及びt7において極値(極小値)に達したことを判定し、時刻t11の時点で、直前の時刻t10において極値(極大値)に達したことを判定し、時刻t13の時点で、直前の時刻t12において極値(極小値)に達したことを判定する。
極値判定部103は、さらに、極大値に達した際の電波強度を、ピークとし、ピークをピーク格納部104に格納する。なお、ピークについて、同じウェアラブルモジュール2に対しても、通信装置1を持つユーザの手のブレや雑音などでピークレベル(ピークの大きさ)が異なる場合があり、そのため常に固定の値にならず、毎回ある一定の範囲でランダムな値になる場合もある。通信装置1には予めピーク判定用設定値が格納されており、極値判定部103は、極大値に達した際の電波強度がピーク判定用設定値以上である場合に、当該電波強度をピークとしてもよい。なお、極値判定部103は、通信装置1に格納されているピーク判定用設定値をユーザの指示等に基づいて変更してもよい。また、極値判定部103は、ピークをピーク格納部104に格納する際に、当該ピークと、ピーク格納部104にすでに格納されているピークである過去ピークとを比較し、当該ピークが過去ピークよりも大きければ過去ピークを当該ピークで上書きし、逆に当該ピークが過去ピーク以下であれば上書きしない。なお、ピーク格納部104に過去ピークが存在しない場合、極値判定部103は、比較処理を行うことなくピークをそのまま格納する。
センサー情報処理部11は、センサー24から入力されたセンサー情報を処理する。以下、センサー情報処理部11に含まれる各機能ブロックの説明にて詳細を説明する。
センサー情報履歴格納部110は、センサー24から入力されたセンサー情報を格納する。図6は、加速度センサーであるセンサー24によって所定の時間間隔で取得された通信装置1のx軸、y軸及びz軸方向の加速度を、加速度の履歴として、センサー情報履歴格納部110に格納した際のテーブル例を示す図である。図6に示すテーブル例では、時刻t20からt27までの各時刻において計測されたx軸、y軸及びz軸方向の加速度が履歴として格納されている。なお、加速度の単位は一般的なm/sである。
移動方向判定部111は、センサー24によって取得されたセンサー情報に基づいて、通信装置1の移動の有無や、通信装置1を基点とした移動方向を判定する。より具体的には、移動方向判定部111は、センサー情報履歴格納部110に格納された加速度の履歴に基づいて、通信装置1の移動の有無や移動方向を判定する。例えば、移動方向判定部111は、図6に示す加速度の履歴に基づき、t20〜t21の間はx軸、y軸及びz軸の加速度がゼロのため通信装置1は移動していない(静止している)と判定し、t22〜t26の間はx軸及びz軸の加速度がゼロのままでy軸のマイナスの加速度が発生しているため通信装置1はy軸マイナス方向に移動していると判定する。移動方向判定部111は、判定結果を後述の通知部12に出力する。
通知部12は、測定部100によって測定された電波強度に応じたユーザへの通知を行う。具体的には、通知部12は、測定部100によって測定された電波強度に応じた度合いの通知を通知モジュール27に行わせる。図7(a)及び図8(a)に示す具体例を用いて説明する。図7は、通知モジュール27を含む通信装置1の構成を示す図であり、そのうち図7(a)は、1つの通知モジュール27を備える通信装置1の構成を示す図である。図8は、図7(a)に示す通信装置1における通知例を示す図である。測定部100は、時系列に沿って、図8(a)に示すテーブル例のうち「電波強度」行に示す電波強度(図5に示すテーブル例の「電波強度」行の履歴と同一)を取得するものとする。通知部12は、各時刻において、通知モジュール27に対し、当該時刻の電波強度に応じた強さ(バイブレータ強度)の振動(鳴動)を発生させる。ここで、バイブレータ強度の最小値は0、最大値は10であり、値が大きいほど振動が大きくなる。
具体的には、通信装置1には電波強度とバイブレータ強度との対応情報が格納されており、通知部12は、当該対応情報を参照することで、電波強度に対応するバイブレータ強度を取得し、取得したバイブレータ強度の振動を発生させる。また、通信装置1には電波強度からバイブレータ強度を算出するための数式情報が格納されており、通知部12は、当該数式情報を参照することで、電波強度からバイブレータ強度を算出し、算出したバイブレータ強度の振動を発生させてもよい。また、通信装置1には電波強度の閾値が格納されており、通知部12は、当該閾値を参照し、電波強度が当該閾値以下であれば、バイブレータを振動させなくてもよい(バイブレータ強度がゼロ)。
例えば、図8(a)を用いて、電波強度とバイブレータ強度との対応情報として、電波強度の値と同じ値のバイブレータ強度とが対応付いた対応情報、及び電波強度の閾値として3が通信装置1に格納されている場合の例について説明する。時刻t3において、電波強度は7レベルのため、通知部12は対応情報に従い、バイブレータ強度として7を発生させる。また、時刻t4において、電波強度は9レベルのため、通知部12は対応情報に従い、バイブレータ強度として9を発生させる。また、時刻t2において、電波強度は2レベルのため、通知部12は電波強度の閾値に従い、バイブレータを振動させない。以上のように通知部12によって発生された各時刻のバイブレータ強度を、図8(a)に示すテーブル例のうち「バイブレータ強度」行に示す。
通知部12は、さらに、測定部100によって測定された電波強度の履歴に基づいて通知モジュール27の通知方法を変化させてもよい。具体的には、通知部12は、極値判定部103によって電波強度が極値に達したことが判定された(当該判定結果が入力された)場合に、バイブレータの回転方向を、電波強度が極値に達する前の回転方向と逆方向に変化させる。図8(b)に示す具体例を用いて説明する。なお、図8(b)に示すテーブル例のうち、「時刻」行、「電波強度」行及び「バイブレータ強度」行は上述の図8(a)と同一であり、重複する説明を省略する。図8(b)に示すテーブル例のうち「バイブレータ回転方向」行が示す通り、通知部12によって時刻t3でバイブレータの振動が発生させられた際、バイブレータの回転方向は右方向とする。そして時刻t5において、極値判定部103は時刻t4において極値に達したと判定し、判定結果を入力した通知部12は、時刻t5において、バイブレータの回転方向を逆方向である左方向に変化させる。同様に、時刻t11や時刻t13においても、極値判定部103によって極値に達したとの判定結果が入力されるため、通知部12は、バイブレータの回転方向を逆方向に変化させる。このように、バイブレータの回転方向を変化させることで、ユーザは、電波強度が極大値を通り超したことを容易に認識することができる。
通知部12は、測定部100によって測定された電波強度と移動方向判定部111によって判定された移動方向とに応じたユーザへの通知を行ってもよい。
具体的には、通知部12は、複数の通知モジュール27のうち移動方向判定部111によって判定された移動方向に基づく位置に備えられた通知モジュール27に通知を行わせる。図7(b)及び図9に示す具体例を用いて説明する。図7(b)は、2つの通知モジュール27(バイブレータ)である通知モジュール27a及び通知モジュール27bを備える通信装置1の構成を示す図である。図9は、図7(b)に示す通信装置1における通知例を示す図である。測定部100は、時系列に沿って、図9に示すテーブル例のうち「電波強度」行に示す電波強度(図5や図7に示す電波強度の履歴と同一)を取得するものとする。図9に示すテーブル例のうち「移動方向」行は、各時刻において移動方向判定部111によって判定された、通信装置1を基点とした移動方向である。説明を簡単にするため、移動方向を一次元上の左方向又は右方向に限定している。図7(b)に示す通信装置1の構成において、通知モジュール27aが備えられている方が左方向、通知モジュール27bが備えられている方が右方向とする。図9に示すテーブル例のうち「移動方向」行に示す通り、通信装置1は、時刻t1〜t7及びt13〜14では右方向に移動し、時刻t8〜t12では左方向に移動していると移動方向判定部111によって判定されている。そして、通知部12は、移動方向に対して電波強度が増加する場合、移動方向側の通知モジュール27を振動させ、移動方向に対して電波強度が減少する場合、移動方向とは逆側の通知モジュール27を振動させる。具体的には、時刻t1〜t4では通信装置1は右方向に移動しており、電波強度が増加しているため、通知部12は、通信装置1の右方向に備えられた通知モジュール27bのバイブレータの強度を、当該時刻の電波強度に応じた大きさとする。一方、時刻t4〜t5では通信装置1は右方向に移動しており、電波強度が減少しているため、通知部12は、通信装置1の右方向とは反対の左方向に備えられた通知モジュール27aのバイブレータの強度を、当該時刻の電波強度に応じた大きさとする。以上のように通知部12によって発生された各時刻の通知モジュール27a及び通知モジュール27bのバイブレータ強度を、図9に示すテーブル例のうちそれぞれ「バイブレータ強度(27a)」及び「バイブレータ強度(27b)」行に示す。
図7(c)は、4つの通知モジュール27a(左側)、通知モジュール27b(右側)、通知モジュール27c(上側)及び通知モジュール27d(下側)を備える通信装置1の構成を示す図である。上述の例は移動方向が1次元(左右方向)の例であるが、図7(c)に示す構成であれば、移動方向が2次元(左右・上下方向)の場合にも適用できる。
通知部12は、移動方向判定部111によって判定された通信装置1の移動の有無にさらに基づいて、ユーザへの通知を行ってもよい。例えば、通知部12は、移動方向判定部111から通信装置1が移動していない旨の判定結果を入力された場合に、上述の、測定部100によって測定された電波強度に応じたユーザへの通知や、測定部100によって測定された電波強度の履歴に基づいた通知モジュール27の通知方法を変化を行い、移動方向判定部111から通信装置1が移動している旨の判定結果を入力された場合に、上述の移動方向判定部111によって判定された移動方向に基づく通知を行う。
通知部12は、電波強度履歴格納部101に格納されたNFC可能電波強度にさらに応じたユーザへの通知を行ってもよい。具体的には、通知部12は、測定部100によって測定された電波強度が、電波強度履歴格納部101に格納されたNFC可能電波強度以上であると判定した場合に、通知モジュール27の強度を一定(例えば最大値やゼロ(通知モジュールの通知を止める))にする。また、通知部12は、測定部100によって測定された電波強度が、電波強度履歴格納部101に格納されたNFC可能電波強度と同一の値に達した際の通知モジュール27の強度を、通知モジュール27の強度の最大値に設定してもよい。
続いて、図10に示すフローチャート図を用いて、ウェアラブルモジュール2とNFCを行う通信装置1により実行される通知方法の処理について説明する。
まず、測定部100により、ウェアラブルモジュール2とNFCを確立する前の状態において、当該ウェアラブルモジュール2から受信された電波の電波強度が測定される(ステップS1、測定ステップ)。次に、通知部12により、S1において測定された電波強度に応じたユーザへの通知が行われる(ステップS2、通知ステップ)。以上が、通信装置1により実行される通知方法の処理である。
次に、本実施形態のように構成された通信装置1の作用効果について説明する。
本実施形態の通信装置1によれば、ウェアラブルモジュール2とNFCを確立する前の状態において、ウェアラブルモジュール2から受信された電波の電波強度に応じたユーザへの通知が行われるため、ユーザは電波強度の変化を容易に認識することができる。それにより、例えば、ユーザは、電波強度が大きくなる通信装置上の通信ポイントを容易に認識することができ、位置合わせを容易に行うことができる。
また、本実施形態の通信装置1によれば、ユーザへの通知を行う通知モジュール27をさらに備え、通知部12は、測定部100によって測定された電波強度に応じた度合いの通知を通知モジュール27に行わせることが好ましい。かかる構成を採れば、通知モジュール27により、測定された電波強度に応じた度合いの通知が行われるため、ユーザは電波強度の変化をより容易かつ確実に認識することができる。それにより、例えば、ユーザは、電波強度が大きくなる通信装置1上の通信ポイントをより容易かつ確実に認識することができ、位置合わせをより容易かつ確実に行うことができる。
また、本実施形態の通信装置1によれば、通知部12は、さらに、測定部100によって測定された電波強度の履歴に基づいて通知モジュール27の通知方法を変化させることが好ましい。かかる構成を採れば、電波強度の履歴に基づく何かしらの変化等を、通知方法の変化を通じてユーザに認識させることができる。例えば、電波強度の履歴に基づいて電波強度が極大値に達したことをユーザに認識させることができ、ユーザは、電波強度が極大値に達した通信装置1上の通信ポイントを容易に認識することができ、位置合わせをより容易に行うことができる。
また、本実施形態の通信装置1によれば、通信装置1の加速度を取得する加速度センサーと、加速度センサーによって取得された加速度に基づいて通信装置1の移動方向を判定する移動方向判定部111と、をさらに備え、通知部12は、測定部100によって測定された電波強度と移動方向判定部111によって判定された移動方向とに応じたユーザへの通知を行うことが好ましい。かかる構成を採れば、ウェアラブルモジュール2から受信された電波の電波強度に応じたユーザへの通知が行われるため、ユーザは電波強度の変化を容易に認識することができると共に、通信装置1の移動方向に応じたユーザへの通知が行われるため、例えば、ユーザは電波強度が大きくなる又は小さくなる方向を容易に認識することができる。それにより、例えば、ユーザは、電波強度が大きくなる通信装置1上の通信ポイントをより容易かつ確実に認識することができ、位置合わせをより容易かつ確実に行うことができる。
また、本実施形態の通信装置1によれば、ユーザへの通知を行う通知モジュール27が通信装置1内の互いに異なる位置に複数備えられ、通知部12は、複数の通知モジュール27のうち移動方向判定部111によって判定された移動方向に基づく位置に備えられた通知モジュール27に通知を行わせることが好ましい。かかる構成を採れば、複数の通知モジュールのうち通信装置1の移動方向に基づく位置に備えられた通知モジュール27により通知が行われるため、例えば、どの方向に通信装置1を移動させれば良いかの示唆をユーザに与えることができる。それにより、例えば、ユーザは、電波強度が大きくなる通信装置1上の通信ポイントをより容易かつ確実に認識することができ、位置合わせをより容易かつ確実に行うことができる。
また、本実施形態の通信装置1によれば、測定部100は、さらに、ウェアラブルモジュール2とNFCを確立している状態において、ウェアラブルモジュール2から受信された電波の電波強度を測定し、当該測定された電波強度をNFC可能電波強度として電波強度履歴格納部101に格納し、通知部12は、電波強度履歴格納部101に格納されたNFC可能電波強度にさらに応じたユーザへの通知を行うことが好ましい。かかる構成を採れば、ウェアラブルモジュール2とNFCを確立していた際の電波強度(NFC可能電波強度)に応じた通知が行われるため、例えば、NFCを行うことが可能な電波強度に達したことをユーザに確実に通知することができたり、NFCを行うことが可能な電波強度により確実に到達できるような示唆をユーザに与えることができたりする。それにより、例えば、ユーザは、ウェアラブルモジュール2と通信可能なタイミングをより容易かつ確実に認識することができ、位置合わせをより容易かつ確実に行うことができる。なお、上述した通り、ウェアラブルモジュール2は装着方法等により通信可能な受信感度が変化するため、例えば、NFC可能電波強度を毎回利用することで、予め設定された電波強度にさらに応じたユーザへの通知を行うよりも、ユーザはより確実に通信可能なタイミングを認識することができる。
より具体的には、本実施形態の通信装置1によれば、通知部12は、測定部100によって測定された電波強度が、電波強度履歴格納部101に格納されたNFC可能電波強度以上であると判定した場合に、通知モジュール27の強度を一定(例えば最大値)にする。これにより、ユーザは、通知モジュール27の強度が一定になったことに容易かつ確実に気付く、すなわち、NFCを行うことが可能な電波強度に達したことに容易かつ確実に気づくことができる。
また、通知部12は、測定部100によって測定された電波強度が、電波強度履歴格納部101に格納されたNFC可能電波強度と同一の値に達した際の通知モジュール27の強度を、通知モジュール27の強度の最大値に設定してもよい。例えば、上述の、電波強度とバイブレータ強度との対応情報について、NFC可能電波強度と同一の値の電波強度についてはバイブレータ強度を最大値に設定し、それ以外のバイブレータ強度については、電波強度に応じた値であり、かつ、NFC可能電波強度と同一の値の電波強度に対して設定されたバイブレータ強度(最大値)に応じた値に設定する。例えば、電波強度をx軸、バイブレータ強度をy軸としてグラフで表した場合、まず、電波強度がゼロの場合はバイブレータ強度をゼロに設定し、NFC可能電波強度と同一の値の電波強度についてはバイブレータ強度を最大値に設定し、残りの電波強度に対するバイブレータ強度の値は、設定した左記2点を結ぶ直線の傾きに沿った値、つまりバイブレータ強度の値を、電波強度の大きさに比例した値に設定する。以上のような構成によれば、通知モジュール27の強度の最大値に達するまでの振動強度の上がり具合(勾配)が大きくなり、ユーザはより容易かつ確実に受信電波強度を大きくすることができる。
1…通信装置、2…ウェアラブルモジュール、3…通信システム、10…電波強度処理部、11…センサー情報処理部、12…通知部、20…CPU、21…RAM、22…ROM、23…補助記憶装置、24…センサー、25…通信モジュール、26…入出力モジュール、27…通知モジュール、100…測定部、101…電波強度履歴格納部、102…変動判定部、103…極値判定部、104…ピーク格納部、110…センサー情報履歴格納部、111…移動方向判定部。

Claims (5)

  1. 他の装置と近距離無線通信を行う通信装置であって、
    当該通信装置の加速度を取得する加速度センサーと、
    加速度センサーによって取得された加速度に基づいて当該通信装置の移動方向を判定する移動方向判定手段と、
    他の装置と近距離無線通信を確立する前の状態において、当該他の装置から受信された電波の電波強度を測定する測定手段と、
    前記測定手段によって測定された電波強度と前記移動方向判定手段によって判定された移動方向とに応じたユーザへの通知を行う通知手段と、
    を備え
    ユーザへの通知を行う通知モジュールが当該通信装置内の互いに異なる位置に複数備えられ、
    前記通知手段は、複数の通知モジュールのうち前記移動方向判定手段によって判定された移動方向に基づく位置に備えられた通知モジュールに通知を行わせる、
    通信装置。
  2. 記通知手段は、前記測定手段によって測定された電波強度に応じた度合いの通知を通知モジュールに行わせる、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通知手段は、さらに、前記測定手段によって測定された電波強度の履歴に基づいて通知モジュールの通知方法を変化させる、
    請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記測定手段は、さらに、他の装置と近距離無線通信を確立している状態において、当該他の装置から受信された電波の電波強度を測定し、当該測定された電波強度を電波強度格納手段に格納し、
    前記通知手段は、前記電波強度格納手段に格納された電波強度にさらに応じたユーザへの通知を行う、
    請求項1〜の何れか一項に記載の通信装置。
  5. 他の装置と近距離無線通信を行う通信装置により実行される通知方法であって、
    当該通信装置の加速度を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得された加速度に基づいて当該通信装置の移動方向を判定する判定ステップと、
    他の装置と近距離無線通信を確立する前の状態において、当該他の装置から受信された電波の電波強度を測定する測定ステップと、
    前記測定ステップにおいて測定された電波強度と前記判定ステップにおいて判定された移動方向とに応じたユーザへの通知を行う通知ステップと、
    を含み、
    ユーザへの通知を行う通知モジュールが当該通信装置内の互いに異なる位置に複数備えられ、
    前記通知ステップは、複数の通知モジュールのうち前記判定ステップにおいて判定された移動方向に基づく位置に備えられた通知モジュールに通知を行わせる、
    通知方法。
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