JP6315465B2 - 生体刺激装置の作動方法 - Google Patents
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Description
以下、本発明に係る生体刺激装置1を用いる方法における第1の実施形態について、図5〜図7を参酌して説明する。なお、半身(左側)についてのみ説明するが、全身(右側及び左側の両方)に対して行ってもよいことは勿論である(以下の全ての方法においても同様)。
1.眼輪筋11aの下方部(図5のA1領域)
2.小頬骨筋12aの部分(図5のA2領域)
3.前頭筋13aの下方部で側頭筋14との境目部(図5のA3領域)
4.眼輪筋11aの上方部で且つ内方部(図5のA4領域)
5.皺眉筋11bの内方部〜前頭筋13aの左右方向中央部(図5のA5領域)
6.前頭筋13aの上方部(図5のA6領域)
7.前頭筋13aの外方部(図5のA7領域)
8.前頭筋13aの下方部(図5のA8領域)
9.眼輪筋11aの上方部且つ外方部(図5のA9領域)
(ステップ1)
・陽極:前頭筋13aの上方部で且つ外方部B1(固定)
・陰極:前頭筋13aの下方部で且つ外方部B4から、内方へ各部B5,B6(各部で停止)
(ステップ2)
・陽極:前頭筋13aの上方部で且つ内方寄り部B2(固定)
・陰極:前頭筋13aの下方部で且つ外方部B4から、内方へ各部B5,B6(各部で停止)
(ステップ3)
・陽極:前頭筋13aの上方部で且つ左右方向中央部B3(固定)
・陰極:前頭筋13aの下方部で且つ外方部B4から、内方へ各部B5,B6(各部で停止)
(ステップ4)
・陽極:前頭筋13aの外方部で且つ下方部C1から、上方へ各部C2,C3(各部で停止)
・陰極:前頭筋13aの左右方向中央部で且つ下方部C4から、上方へ各部C5,C6(各部で停止)
次に、本発明に係る生体刺激装置1を用いる方法における第2の実施形態について、図8及び図9を参酌して説明する。なお、第2実施形態に係る方法は、上記の第1実施形態に係る方法に対して、電気的刺激を与える部分のみ異なっているため、その点のみ説明し、その他は、殆ど同じであるため、説明しない。
1.眼輪筋11aの下方部(図8のD1領域)
2.眼輪筋11aの上方部(図8のD2領域)
3.側頭筋14の下方部(図8のD3領域)
4.側頭筋14の上下方向中央部(図8のD4領域)
5.側頭筋14の上方部(図8のD5領域)
(ステップ1)
・陽極:側頭筋14の下方部で且つ前方部E1から、後方へ各部E2,E3(各部で停止)
・陰極:小頬骨筋12aの上方部E10(固定)
(ステップ2)
・陽極:側頭筋14の上下方向中央部で且つ前方部E4から、後方へ各部E5,E6(各部で停止)
・陰極:小頬骨筋12aの上方部E10(固定)
(ステップ3)
・陽極:側頭筋14の上方部で且つ前方部E7から、後方へ各部E8,E9(各部で停止)
・陰極:小頬骨筋12aの上方部E10(固定)
次に、本発明に係る生体刺激装置1を用いる方法における第3の実施形態について、図10〜図13を参酌して説明する。なお、第3実施形態に係る方法は、上記の第1実施形態に係る方法に対して、電気的刺激を与える部分のみ異なっているため、その点のみ説明し、その他は、殆ど同じであるため、説明しない。
1.皺眉筋11bの内方部〜前頭筋13aの左右方向中央部(図10のF1領域)
2.前頭筋13aの上方部(図10のF2領域)
3.前頭筋13aの外方部(図10のF3領域)
4.前頭筋13aの下方部(図10のF4領域)
5.側頭筋14の後方部で且つ下方部〜後頭筋13c〜胸鎖乳突筋15の上部(図10のF5領域)
6.側頭筋14の後方部で且つ上下方向中央部〜後頭筋13c〜胸鎖乳突筋15の上部と僧帽筋16の上部との間の部分(図10のF6領域)
7.側頭筋14の後方部で且つ下方部〜後頭筋13c〜僧帽筋16の上部(図10のF7領域)
(ステップ1)
・陽極:前頭筋13aの上方部で且つ外方部G1(固定)
・陰極:皺眉筋11bの外方部G2から、後方へ各部G3(各部で停止)
(ステップ2)
・陽極:側頭筋14の下方部で且つ前方部H1から、後方へ各部H2,H3(各部で停止)
・陰極:前頭筋13aの上方部で且つ外方部H10(固定)
(ステップ3)
・陽極:側頭筋14の上下方向中央部で且つ前方部H4から、後方へ各部H5,H6(各部で停止)
・陰極:前頭筋13aの上方部で且つ外方部H10(固定)
(ステップ4)
・陽極:側頭筋14の上方部で且つ前方部H7から、後方へ各部H8,H9(各部で停止)
・陰極:前頭筋13aの上方部で且つ外方部H10(固定)
(ステップ5)
・陽極:胸鎖乳突筋15の上端部J1から、僧帽筋16へ各部J2,J3(各部で停止)
・陰極:前頭筋13aの上方部で且つ外方部J4(固定)
次に、本発明に係る生体刺激装置1を用いる方法における第4の実施形態について、図14〜図17を参酌して説明する。なお、第4実施形態に係る方法は、上記の第1実施形態に係る方法に対して、電気的刺激を与える部分のみ異なっているため、その点のみ説明し、その他は、殆ど同じであるため、説明しない。
1.前頭筋13aの外方部(図14のK1領域)
2.前頭筋13aの内方寄り部(図14のK2領域)
3.前頭筋13aの左右方向中央部(図14のK3領域)
4.帽状腱膜13bの前方部で且つ外方部(図14のK4領域)
5.帽状腱膜13bの前方部で且つ内方寄り部(図14のK5領域)
6.帽状腱膜13bの前方部で且つ左右方向中央部(図14のK6領域)
7.帽状腱膜13bの後方部で且つ外方部〜後頭筋13c〜胸鎖乳突筋15の上部(図14のK7領域)
8.帽状腱膜13bの後方部で且つ内方寄り部〜後頭筋13c〜胸鎖乳突筋15の上部と僧帽筋16の上部との間の部分(図14のK8領域)
9.帽状腱膜13bの後方部で且つ左右方向中央部〜後頭筋13c〜僧帽筋16の上部(図14のK9領域)
(ステップ1)
・陽極:帽状腱膜13bの前後方向中央部で且つ外方部L1から、内方へ各部L2,L3(各部で停止)
・陰極:前頭筋13aの上方部で且つ外方部L4から、内方へ各部L5,L6(各部で停止)
(ステップ2)
・陽極:僧帽筋16の上端部M1(固定)
・陰極:帽状腱膜13bの前後方向中央部で且つ外方部M2から、内方へ各部M3,M4(各部で停止)
(ステップ3)
・陽極:僧帽筋16の上端部N1(固定)
・陰極:前頭筋13aの上方部で且つ外方部N2から、内方へ各部N3,N4(各部で停止)
頸部への第1の方法について、図18及び図19を参酌して説明する。なお、頸部への第1の方法は、上記の頭部への第1の方法に対して、電気的刺激を与える部分のみ異なっているため、その点のみ説明し、その他は、殆ど同じであるため、説明しない。
1.胸鎖乳突筋15の上部〜僧帽筋16の上部(図18のP1領域)
(ステップ1)
・陽極:胸鎖乳突筋15の上端部から少し下方部Q1から、僧帽筋16の上端部から少し下方部に至るまで内方へ各部Q2,Q3,Q4,Q5(各部で停止)
・陰極:胸鎖乳突筋15の上端部と僧帽筋16の上端部との間の部分Q6(固定)
頸部への第2の方法について、図20及び図21を参酌して説明する。なお、頸部への第2の方法は、上記の頭部への第1の方法に対して、電気的刺激を与える部分のみ異なっているため、その点のみ説明し、その他は、殆ど同じであるため、説明しない。
1.胸鎖乳突筋15の上部と僧帽筋16の上部との間の部分〜後頭筋13c(図20のR1領域)
2.僧帽筋16の上部〜後頭筋13c(図20のR2領域)
3.胸鎖乳突筋15の上部〜後頭筋13c〜側頭筋14(図20のR3領域)
4.胸鎖乳突筋15の上部と僧帽筋16の上部との間の部分〜後頭筋13c〜側頭筋14(図20のR4領域)
5.僧帽筋16の上部との間の部分〜後頭筋13c〜側頭筋14(図20のR5領域)
6.僧帽筋16の上部(図20のR6領域)
7.一対の僧帽筋16,16の上部と後頭筋13cとの間の部分(図20のR7領域)
(ステップ1)
・陽極:胸鎖乳突筋15の上方部と僧帽筋16の上方部との間の部分S1から、下方へ各部S2,S3(各部で停止)
・陰極:僧帽筋16の上端部S10(固定)
(ステップ2)
・陽極:僧帽筋16の上方部で且つ外方部S4から、下方へ各部S4,S5(各部で停止)
・陰極:僧帽筋16の上端部S10(固定)
(ステップ3)
・陽極:僧帽筋16の上方部で且つ内方部S7から、下方へ各部S8,S9(各部で停止)
・陰極:僧帽筋16の上端部S10(固定)
・陽極:眼輪筋11a、陰極:前頭筋13a、側頭筋14、帽状腱膜13b、後頭筋13c、僧帽筋16の上部、又は胸鎖乳突筋15の上部
・陽極:皺眉筋11b、陰極:側頭筋14、帽状腱膜13b、後頭筋13c、僧帽筋16の上部、又は胸鎖乳突筋15の上部
・陽極:小頬骨筋12a、陰極:前頭筋13a、帽状腱膜13b、後頭筋13c、僧帽筋16の上部、又は胸鎖乳突筋15の上部
・陽極:大頬骨筋12b、陰極:前頭筋13a、側頭筋14、帽状腱膜13b、後頭筋13c、僧帽筋16の上部、又は胸鎖乳突筋15の上部
・陽極:前頭筋13a、陰極:後頭筋13c
要するに、頭部への方法の後工程においては、陽極導子3aが電気的刺激を与える部分は、陰極導子3bが電気的刺激を与える部分よりも頭部の後方側の部分であればよい。
本発明の実施例及び比較例に係る方法をそれぞれ2人に実施した。そして、実施した後、被実施者の官能評価により、目の周りのむくみの解消度(5点満点:最高5点、最低1点)を評価した。被実施者2人の官能評価の平均を指数とし、指数が大きいほど、目の周りのむくみが解消されており、美容効果が優れていることを示す。
(評価基準)
5点:むくみが完全に解消した
4点:むくみが殆ど解消した
3点:むくみがある程度解消した
2点:むくみが少しだけ解消した
1点:むくみが殆ど解消しなかった
本発明の実施例及び比較例に係る方法をそれぞれ2人に実施した。そして、被実施者に対して実施前後に視力検査を行い、視力の回復値(=「実施後の視力」−「実施前の視力」)に基づいて、目の疲労の回復度を評価した。被実施者2人の片目当たりの視力の回復値の平均を指数とし、指数が大きいほど、目の疲労が回復しており、疲労回復効果が優れていることを示す。
実施例1は、上記第1実施形態に係る方法(頭部への第1の方法)である。
実施例2は、実施例1に対して、後工程において、陽極導子3aにより電気的刺激を与える部分と陰極導子3bにより電気的刺激を与える部分とを反対となるように変更させた方法である。
実施例3は、実施例1に対して、前工程を行わず、後工程のみを行った方法である。
比較例は、実施例1に対して、前工程を行わず、後工程のみを行った方法であって、さらに、後工程において、陽極導子3aにより電気的刺激を与える部分と陰極導子3bにより電気的刺激を与える部分とを反対となるように変更させた方法である。
比較例においては、美容効果及び疲労回復効果が得られていない。それに対して、実施例2及び実施例3においては、美容効果が得られており、しかも、実施例1においては、美容効果及び疲労回復効果が非常に充分に得られている。
Claims (3)
- 生体に接触される一対の導子と操作される操作部とを有する生体刺激装置の作動方法であって、
生体刺激装置が、操作部の操作に基づいて、眼瞼筋、頬骨筋、前頭筋、及び側頭筋の少なくとも1つの上に配置された一対の導子に、電圧を印加する前工程と、
生体刺激装置が、操作部の操作に基づいて、少なくとも一方が前工程と同じ筋肉の上に配置された一対の導子に、電圧を印加する後工程と、を含み、
後工程の電圧及び周波数の少なくとも一方の値は、前工程の値よりも、大きく、
前工程においては、互いに接近するように配置されて且つ筋肉の上をスライドされた一対の導子に、電圧を印加し、
後工程においては、互いに離れるように配置されて且つ筋肉の上で停止された一対の導子に、電圧を印加する、生体刺激装置の作動方法。 - 一対の導子は、陽極導子及び陰極導子を備え、
後工程においては、陽極導子が陰極導子よりも頭部の後方側に配置された一対の導子に、電圧を印加する、請求項1に記載の生体刺激装置の作動方法。 - 一対の導子は、陽極導子及び陰極導子を備え、
後工程においては、陽極導子が陰極導子よりも頭部の前方側に配置された一対の導子に、電圧を印加する、請求項1に記載の生体刺激装置の作動方法。
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