JP6314298B2 - 単一指向性接話マイクロホンおよびマイクロホンキャップ - Google Patents

単一指向性接話マイクロホンおよびマイクロホンキャップ Download PDF

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Description

本発明は、単一指向性接話マイクロホンおよびマイクロホンキャップに関するものである。
話者の口元に近づけて用いられる単一指向性の接話マイクロホンが知られている。接話マイクロホンは、例えばヘッドセットに取り付けられるマイクロホンである。接話マイクロホンは、特に屋外での使用やイベント用に用いられる。
単一指向性接話マイクロホンは、マイクロホンの指向軸を話者の口に向けて収音すると破裂音等を原因としたポップノイズを収音する。そのため、話者の口に対する単一指向性接話マイクロホンの指向軸の角度は、ポップノイズの収音を避けるために、任意の角度に調整される。
一方、周囲の騒音が大きいときには話者の声を確実に収音するために、単一指向性接話マイクロホンの指向軸は話者の口の方向に向けられる必要がある。
したがって、周囲の雑音が小さいときには話者の口に対してマイクロホンの指向軸が向かないように調整することができ、また、周囲の雑音が大きいときには指向軸を話者の口の方向に向けることができる。このように構成することで、周囲の雑音に応じて話者の声を適切に収音することができる。
また、双指向性のマイクロホンは、単一指向性のマイクロホンよりも雑音を収音しにくいことが知られている。具体的には、全方向から雑音が発生しているときにおいて、双指向性のマイクロホンが収音する雑音は、単一指向性のマイクロホンの約3分の1になることが知られている。すなわち、双指向性のマイクロホンは、単一指向性のマイクロホンに比べて耐騒音性が高い。
したがって、周囲の雑音が大きいときには、マイクロホンを単一指向性から双指向性に近い指向性に変更することによってマイクロホンが収音する雑音を軽減することができる。
そこで、ヘッドセットなどに用いられる接話マイクロホンでは、簡易な構成で指向軸の向きおよび指向性を変更することができる単一指向性接話マイクロホンが必要とされている。
これまでにも、例えば、マイクロホンユニットの集音部を覆ってマイクロホンユニットの筐体に回転可能に被せられるキャップを有するマイクロホンが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1には、マイクロホンの指向軸の向きとともに指向性を変更可能とする構成については開示されていなかった。
また、キャビネット前面および側面に複数個の音圧疎通孔を形成し、キャビネットに内接又は外接するシャッタをスライドさせることにより指向特性を単一指向性から無指向性に連続的に変化させるマイクロホン装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、モード切換手段によって設定される動作モードに応じてマイクユニットの突出量が変化するマイクロホン装置が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、特許文献2および3のマイクロホン装置は、指向軸の向きを変更することはできなかった。
さらにまた、指向性が異なる複数の集音マイクロホンの音声出力を、撮像レンズのズーム比に応じた混合比で混合するビデオカメラが開示されている(例えば、特許文献4参照)。
しかしながら、特許文献4のビデオカメラは、複数のマイクロホンを備える必要があり、簡易な構成ではなかった。
特開2012−169886号公報 実開昭62−86796号公報 特開2000−184490号公報 特開平1−321780号公報
本発明は、簡易な構成によりマイクロホンの指向軸の向きおよび指向性を調整することができる単一指向性接話マイクロホンおよびマイクロホンキャップを提供することを目的とする。
本発明にかかる単一指向性接話マイクロホンは、前側集音部と後側集音部を備えるマイクロホンユニットと、マイクロホンユニットの外周に装着可能なマイクロホンキャップと、を備える単一指向性接話マイクロホンであって、マイクロホンキャップは、マイクロホンユニットとの中心軸線方向の相対位置を第1位置と第2位置に変更可能であって、側面に複数の集音孔を備え、複数の集音孔は、中心軸線方向に異なる位置であって前記中心軸線を挟んで互いに反対側に設けられ、マイクロホンキャップが第1位置のとき後側集音部がマイクロホンキャップの集音孔を介してマイクロホンキャップの外部と連通して、マイクロホンキャップが第2位置のとき後側集音部の一部がマイクロホンキャップにより塞がれることを特徴とする。
また、本発明にかかるマイクロホンキャップは、マイクロホンユニットとの軸方向の相対位置を変更可能なマイクロホンキャップであって、マイクロホンユニットに装着可能な筐体と、筐体の側面に設けられている複数の集音孔と、を備え、集音孔は、第1集音孔と、筐体の側面であってマイクロホンユニットの後側集音部に対応する位置に複数設けられた第2集音孔と、第1集音孔とマイクロホンキャップの中心軸線方向に異なる位置であって中心軸線を挟んで互いに反対側に設けられている第3集音孔と、を備え、マイクロホンユニットとの中心軸線方向の相対位置を第1位置と第2位置に変更可能であって、マイクロホンキャップが第1位置のとき後側集音部が第2集音孔を介してマイクロホンキャップの外部と連通し、マイクロホンキャップが第2位置のとき後側集音部の一部が第1集音孔と連通し、後側集音部の一部がマイクロホンキャップにより塞がれる、ことを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成によりマイクロホンの指向軸の向きおよび指向性を調整することができる。
本発明にかかる可変指向性接話マイクロホンの実施の形態を示す一部断面図である。 上記可変指向性接話マイクロホンが備えるマイクロホンキャップの実施の形態を示す側面図である。 上記マイクロホンキャップの断面図である。 上記マイクロホンキャップの第3集音孔側の側面図である。 上記マイクロホンキャップの正面図である。 上記マイクロホンキャップが第1位置であるときの周波数特性を示すグラフである。 上記マイクロホンキャップが第1位置であるときの指向軸の向きおよび指向性を示すグラフである。 上記マイクロホンキャップが第2位置にあるときを示す一部断面図である。 上記マイクロホンキャップが第2位置にあるときの周波数特性を示すグラフである。 上記マイクロホンキャップが第2位置にあるときの指向軸の向きおよび指向性を示すグラフである。 上記単一指向性接話マイクロホンを備えるヘッドセットを使用者が装着している様子を示す概略図である。 本発明にかかる単一指向性接話マイクロホンの別の実施の形態を示す一部断面図である。
以下、本発明にかかる単一指向性接話マイクロホン(以下、「本マイクロホン」という。)およびマイクロホンキャップの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
●本マイクロホン(1)●
まず、本マイクロホンの実施の形態について説明する。
図1に示すように、マイクロホン11は、マイクロホンユニット12およびマイクロホンキャップ14を備える。なお、図1は、マイクロホンキャップ14の位置が第1位置のときのマイクロホン11の様子を示す。第1位置とは、マイクロホンキャップの前端とマイクロホンユニットの前端とが近接する位置を示す。
なお、本実施の形態において「前」とは、マイクロホンユニット12の収音方向である。すなわち、図1中において、左側である。
マイクロホン11は、単一指向性マイクロホンである。マイクロホン11は、コンデンサマイクロホンや、ダイナミックマイクロホンなど、いずれの種類のマイクロホンであってもよい。
●マイクロホンユニット12の構成
マイクロホンユニット12は、周囲の音を収音可能な外形が円柱形のユニットである。マイクロホンユニット12は、集音部13を備える。
集音部13は、前側集音部13aおよび後側集音部13bにより構成されている。前側集音部13aは、マイクロホンユニット12の前面に設けられている。前側集音部13aは、前側集音部13aと連通する空間の音を収音する。このとき、マイクロホンユニット12の前部音響端子は、前側集音部13aと略同位置に形成される。また、マイクロホンユニット12の後部音響端子は、後側集音部13bと略同位置に形成される。
ここで、音響端子とは、マイクロホンユニット12に対して実効的に音圧を与える空気の位置を指す。言い換えれば、音響端子とは、マイクロホンユニット12が備える振動板と同時に動く空気の中心位置である。マイクロホンユニット12は単一指向性であるので、音響端子は振動板の前部および後部にある。
後側集音部13bは、マイクロホンユニット12の側面に周方向に複数設けられている。後側集音部13bは、後側集音部13bと連通する周辺の空間の音を収音する。
マイクロホンユニット12の指向軸は、マイクロホンユニット12の中心軸線と略同一である。
●マイクロホンキャップ14の構成
図1に示すように、マイクロホンキャップ14は、マイクロホンユニット12の外周に装着可能なキャップである。マイクロホンキャップ14の筐体は、マイクロホンユニット12の形状と同形状である。本実施形態におけるマイクロホンキャップ14の筐体は、例えば円筒形である。マイクロホンキャップ14は、マイクロホンユニット12の中心軸線方向上において、マイクロホンユニット12との相対位置を変更可能である。マイクロホンキャップ14は、例えばプラスチック製である。マイクロホンユニット12の中心軸線とマイクロホンキャップ14の中心軸とは、同一である。
図2に示すように、マイクロホンキャップ14は、第1集音孔15a、第2集音孔15b、図3に示す第3集音孔15c、図1に示す音響抵抗材16および音響抵抗材17を備える。
マイクロホンキャップ14の前端は開口している。マイクロホンキャップ14の開口した前端は、音響抵抗材16で覆われている。音響抵抗材17に向かい合う面は、開口である。マイクロホンユニット12は、マイクロホンキャップ14の開口から収容可能である。
第1集音孔15aは、マイクロホンキャップ14の側面に設けられている孔である。第1集音孔15aは、マイクロホンキャップ14の側面の一部に設けられている。第1集音孔15aは、例えば長い窓枠状の孔であり、マイクロホンキャップ14の周方向に設けられている。
第3集音孔15cは、第1集音孔15aと同様にマイクロホンキャップ14の側面に設けられている孔である。第3集音孔15cは、マイクロホンキャップ14の周方向に長い窓枠状の孔である。第3集音孔15cの大きさは、第1集音孔15aとほぼ等しい。第3集音孔15cは、マイクロホンキャップ14の側面の一部に設けられている。第1集音孔15aおよび第3集音孔15cは、例えばフライス盤により形成される。
図3に示すように、第1集音孔15aおよび第3集音孔15cは、マイクロホンキャップ14の中心軸線方向に異なる位置であって軸を挟んで互いに反対側の位置に設けられている。第3集音孔15cは、第1集音孔15aよりも前側に設けられている。
第1集音孔15aの間口の中点151aおよび第3集音孔15cの間口の中点151bは、マイクロホンキャップ14の軸上の点151に対して点対称な位置にある。
マイクロホンユニット12の外周にマイクロホンキャップ14が嵌められた状態について説明する。マイクロホンキャップ14とマイクロホンユニット12の相対的位置関係が前記第1位置の場合、第1集音孔15aおよび第3集音孔15cは、マイクロホンユニット12のいずれの集音部13とも連通しない。
第2集音孔15bは、マイクロホンキャップ14の側面に周方向に複数設けられている略円形の孔である。第2集音孔15bは、第1集音孔15aおよび第3集音孔15cの間に設けられている。第2集音孔15bには、音響抵抗材17がマイクロホンキャップ14の外側から貼付されている。
第2集音孔15bは、マイクロホンユニット12の後側集音部13bに対応する位置に設けられている。図1に示す第1位置において、第2集音孔15bは、後側集音部13bと連通する。
音響抵抗材16および音響抵抗材17は、例えばポリエステル綿やスポンジ等の素材で構成されている。
図5は、マイクロホンキャップ14の正面図である。図5は、マイクロホンキャップ14を収音方向から見た場合を示している。
マイクロホンキャップ14の位置は、後述する第1位置および第2位置に切換可能である。マイクロホンキャップ14は、例えば、マイクロホンユニット12との接触面に生じる摩擦により、第1位置又は第2位置に維持されている。
ここで、マイクロホンキャップ14の切換位置には、凸部と凹部を設ける構造を用いてもよい。例えば、凸部は、マイクロホンキャップ14とマイクロホンユニット12との接触面のうち一方の面に形成されていてもよい。凹部は、もう一方の面に形成されていてもよい。
マイクロホンキャップ14の位置を凸部と凹部とで維持することにより、マイクロホンキャップ14のマイクロホンユニット12に対する位置を精度よく調整して、確実に維持することができる。マイクロホンキャップ14は、凸部と凹部の嵌め合いにより、第1位置と第2位置に確実に切り換えることができる。
また、マイクロホンキャップ14とマイクロホンユニット12は、従来から知られるその他のスライド機構、例えばバネによるスライド機構などを適用してもよい。
●マイクロホンキャップ14とマイクロホンユニット12の相対位置について
次に、マイクロホンキャップ14の位置とマイクロホン11の性質との関係について説明する。
まず、マイクロホンキャップ14が第1位置であるときの音波の収音方法について説明する。図1は、マイクロホンキャップ14が第1位置であるときの様子を示す。
前側集音部13aは、音響抵抗材16を介してマイクロホン11の外部の音を収音する。後側集音部13bは、音響抵抗材17を介して第2集音孔15bからマイクロホン11の外部の音を収音する。
マイクロホンキャップ14が第1位置であるときのマイクロホン11の前部音響端子は、前側集音部13aと略同位置である。マイクロホン11の後部音響端子は、後側集音部13bと略同位置である。
図6および図7に示すように、マイクロホンキャップ14が第1位置であるときのマイクロホン11の指向性は、単一指向性になる。マイクロホン11の指向軸の向きは、0度、すなわちマイクロホンユニット12の正面方向である。
次に、図8に示す、マイクロホンキャップ14が第2位置であるときの音波の収音方法について説明する。
マイクロホンキャップ14の前端は、マイクロホンユニット12の前端よりも前方に離間している。マイクロホンキャップ14の前面とマイクロホンユニット12の前面との間には、空隙10が生じている。
第1集音孔15aは、マイクロホンユニット12の後側集音部13bの一部と連通する。複数ある後側集音部13bの残りの部分は、マイクロホンキャップ14によって覆われている。第2集音孔15bおよび第3集音孔15cは、前側集音部13aと連通する。
前側集音部13aは、音響抵抗材16、第2集音孔15bおよび第3集音孔15cからマイクロホン11内部に入る外部音を収音する。このとき、前側集音部13aが収音する外部音は、第3集音孔15cから収音される外部音が支配的になる。後側集音部13bは、第1集音孔15aから外部音を集音する。
すなわち、相対位置が第2位置であるときのマイクロホン11の前部音響端子は、音響抵抗材16、第2集音孔15bおよび第3集音孔15cからマイクロホン11内部に入る外部音によってマイクロホンユニット12に実効的に音圧を与える空気の中心位置である。
マイクロホン11の後部音響端子は、後側集音部13bが第1集音孔15aを介して収音できる外部音によってマイクロホンユニット12に実効的に音圧を与える空気の中心位置である。そのため、マイクロホンユニット12の後部音響端子は、第1音響端子15aの近傍に現れる。
相対位置が第2位置であるときのマイクロホン11は、第1集音孔15aおよび第3集音孔15cからも収音する。したがって、相対位置が第2位置であるときのマイクロホン11の指向軸は、相対位置が第1位置であるときのマイクロホン11の指向軸に比べて第3集音孔15cと第1集音孔15aとを結ぶ方向へ傾く。
図9および図10に示すように、相対位置が第2位置であるときのマイクロホン11の指向性は、双指向性寄りになる。
相対位置が第2位置であるときのマイクロホン11のマイクロホンキャップ14の前端は、マイクロホンユニット12の前端よりも前方に離間している。すなわち、前部音響端子は第3集音孔15cの近傍になり、後部音響端子は第1集音孔15aの近傍になる。したがって、第2位置であるときのマイクロホン11の指向性は、第1位置であるときに比べて双指向性寄りになる。言い換えれば、図3に示したように、第2位置であるときのマイクロホン11の指向性は、第1集音孔15aの間口の中点151aおよび第3集音孔15cの間口の中点151bを結んだ仮想線分を集音軸とする双指向性マイクロホンに近い単一指向性になる。
マイクロホン11の指向性を双指向性寄りにすることにより、マイクロホン11による周囲の雑音の収音を軽減することができる。
また、本実施の形態において、マイクロホンキャップ14が第2位置にあるときのマイクロホン11の指向軸の向きは、約40度である。
図11は、使用者50がマイクロホン11を備えるヘッドセット100を装着している様子を示す。マイクロホン11は、ヘッドセット100のアーム部の先端に設けられている。マイクロホン11は、使用者50の口51の近傍に維持されている。
矢印61は、マイクロホンキャップ14が第1位置のときの指向軸の向きを示す。矢印61は、口51とは異なる方向を向いている。矢印62は、マイクロホンキャップ14が第2位置のときの指向軸の向きを示す。矢印62は、口51に向かう方向を向いている。
マイクロホン11は、マイクロホンキャップ14が第1位置のとき指向軸が口51とは異なる方向を向いているため、ポップノイズの収音を防止することができる。マイクロホン11は、マイクロホンキャップ14が第2位置のとき指向軸が口51に向かう方向を向いているため、周囲の雑音が大きい環境でも使用者50の声を確実に収音することができる。
以上説明した実施の形態によれば、マイクロホンユニット12とマイクロホンキャップ14との軸方向の相対位置を変更することにより、マイクロホンの指向軸の向きおよび指向性を変更することができる。
●本マイクロホン(2)●
次に、本マイクロホンの他の実施の形態について、先に説明した実施の形態と異なる部分を中心に説明する。ここで、本実施の形態は、前側集音部と、第1集音孔に音響抵抗材が設けられている点において、先に説明した実施の形態と異なる。
図12に示すように、マイクロホン21は、マイクロホンユニット22およびマイクロホンキャップ24を備える。マイクロホンユニット22は、集音部23を備える。集音部23は、前側集音部23aおよび後側集音部23bにより構成されている。マイクロホンキャップ24は、第1集音孔25a、第2集音孔25b、第3集音孔25c、音響抵抗材26、音響抵抗材27、音響抵抗材28および音響抵抗材29を備える。
音響抵抗材28は、マイクロホンキャップ24の外側面に貼付されている。音響抵抗材28は、第1集音孔25aを覆っている。マイクロホンキャップ24が第2位置にあるとき、音響抵抗材28を通過した音は、第1集音孔25aを通ってマイクロホンユニット22の後側集音部23bに収音される。
音響抵抗材29は、マイクロホンユニット22の前側集音部23aを覆っている。マイクロホンキャップ24が第2位置にあるとき、第3集音孔25cを通過した音は、さらに音響抵抗材29を通過してマイクロホンユニット22の前側集音部23aに収音される。
音響抵抗材26〜29は、ウィンドジャマーのような空気の振動を吸収する素材でもよい。
音響抵抗材28〜29が第1集音孔25aおよび前側集音部23aを覆うことにより、相対位置が第2位置であるときにおいてもポップノイズの収音を軽減することができる。
11 マイクロホン
12 マイクロホンユニット
13 集音部
13a 前側集音部
13b 後側集音部
14 マイクロホンキャップ
15 集音孔
15a 第1集音孔
15b 第2集音孔
15c 第3集音孔

Claims (10)

  1. 前側集音部と後側集音部を備えるマイクロホンユニットと、
    前記マイクロホンユニットの外周に装着可能なマイクロホンキャップと、
    を備える単一指向性接話マイクロホンであって、
    前記マイクロホンキャップは、前記マイクロホンユニットとの中心軸線方向の相対位置を第1位置と第2位置に変更可能であって、側面に複数の集音孔を備え、
    前記複数の集音孔は、前記中心軸線方向に異なる位置であって前記中心軸線を挟んで互いに反対側に設けられ、
    前記マイクロホンキャップが前記第1位置のとき前記後側集音部が前記マイクロホンキャップの前記集音孔を介して前記マイクロホンキャップの外部と連通して、前記マイクロホンキャップが前記第2位置のとき前記後側集音部の一部が前記マイクロホンキャップにより塞がれる、単一指向性接話マイクロホン。
  2. 前記第1位置では、前記マイクロホンキャップの前端と前記マイクロホンユニットの前端とが近接し、前記第2位置では、前記マイクロホンキャップの前端が前記マイクロホンユニットの前端よりも前方に離間している、請求項1記載の単一指向性接話マイクロホン。
  3. 前記集音孔は、第1集音孔と、前記マイクロホンキャップの側面であって前記後側集音部に対応する位置に複数設けられた第2集音孔と、前記第1集音孔と前記中心軸線方向に異なる位置であって前記中心軸線を挟んで反対側に設けられた第3集音孔と、を備え、前記マイクロホンキャップが前記第1位置であるとき、前記第2集音孔は前記後側集音部と連通し、前記マイクロホンキャップが前記第2位置であるとき、前記第1集音孔が前記後側集音部の一部と連通し、前記第3集音孔が前記前側集音部と連通する請求項1又は2記載の単一指向性接話マイクロホン。
  4. 前記複数の集音孔のうちの少なくとも1つには音響抵抗材が設けられている、請求項1乃至3のいずれかに記載の単一指向性接話マイクロホン。
  5. 前記マイクロホンユニットは単一指向性である、請求項1乃至4のいずれかに記載の単一指向性接話マイクロホン。
  6. 前記前側集音部および前記マイクロホンキャップの前面に音響抵抗材が設けられている、請求項1乃至5のいずれかに記載の単一指向性接話マイクロホン。
  7. 前記マイクロホンキャップの前記マイクロホンユニットとの中心軸線方向の相対位置を変更することにより指向軸の向きおよび指向性を変更可能である、請求項1乃至6のいずれかに記載の単一指向性接話マイクロホン。
  8. マイクロホンユニットとの軸方向の相対位置を変更可能なマイクロホンキャップであって、
    前記マイクロホンユニットに装着可能な筐体と、
    前記筐体の側面に設けられている複数の集音孔と、
    を備え、
    前記集音孔は、
    第1集音孔と、
    前記筐体の側面であって前記マイクロホンユニットの後側集音部に対応する位置に複数設けられた第2集音孔と、
    前記第1集音孔と前記マイクロホンキャップの中心軸線方向に異なる位置であって前記中心軸線を挟んで互いに反対側に設けられている第3集音孔と、
    を備え、
    前記マイクロホンユニットとの中心軸線方向の相対位置を第1位置と第2位置に変更可能であって、
    前記マイクロホンキャップが前記第1位置のとき前記後側集音部が前記第2集音孔を介して前記マイクロホンキャップの外部と連通し、前記マイクロホンキャップが前記第2位置のとき前記後側集音部の一部が前記第1集音孔と連通し、前記後側集音部の一部が前記マイクロホンキャップにより塞がれるマイクロホンキャップ。
  9. 前記複数の集音孔のうちの少なくとも1つには音響抵抗材が設けられている、請求項8記載のマイクロホンキャップ。
  10. 前記マイクロホンキャップの前記マイクロホンユニットとの軸方向の相対位置を変更することにより前記マイクロホンユニットの指向軸の向きおよび指向性を変更可能である、請求項8又は9記載のマイクロホンキャップ。
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