JP2000184490A - マイクロフォン装置及び音声記録装置 - Google Patents

マイクロフォン装置及び音声記録装置

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JP2000184490A
JP2000184490A JP10359669A JP35966998A JP2000184490A JP 2000184490 A JP2000184490 A JP 2000184490A JP 10359669 A JP10359669 A JP 10359669A JP 35966998 A JP35966998 A JP 35966998A JP 2000184490 A JP2000184490 A JP 2000184490A
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microphone
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microphone unit
sound
recording device
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Masao Yamaguchi
将雄 山口
Kazuhiro Kariya
和浩 刈谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】動作モードの設定状態を容易に視認し得るよう
にしたマイクロフォン装置を提供する。 【解決手段】音声を電気的な音声信号に変換するマイク
部2aと、広い範囲の音声に対応する第1のモードと、
この第1のモードよりも狭い所定の範囲の音声に対応す
る第2のモードとに切り換えるモード切換手段と、マイ
ク部を支持しモード切換手段の切換操作に連動して突没
し得るように形成されたマイクユニット2とを備え、マ
イクユニットは、モード切換手段によって設定される動
作モードに応じて突出量が異なるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロフォン
装置及び音声記録装置、詳しくは音声を電気的な音声信
号に変換するマイクロフォン装置と、このマイクロフォ
ン装置によって取得した音声信号を所定の形態で所定の
記録媒体に記録する音声記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、音声を電気的な音声信号に変
換するためのマイクロフォン装置(以下、単にマイクロ
フォンという)と、このマイクロフォンを利用して得ら
れた音声信号を、例えば磁気テープや半導体メモリ等の
記録媒体に所定の形態で記録するようにした音声記録装
置等については、種々の提案がなされ一般的にも実用化
されている。
【0003】そして、従来のマイクロフォンを利用して
音声を電気的な音声信号として記録する音声記録装置等
においては、無指向性のマイクロフォンを備え、そのマ
イク部により集音される音声を音声信号に変換する際
に、電気的な信号処理を施すことで所望のマイク特性と
なるように切り換えるようにしているものが一般的であ
る。
【0004】また、従来の音声記録装置等においては、
装置本体に複数のマイク部、例えば無指向性のマイク部
と指向性を有するマイク部等、指向性等のマイク特性の
異なる二つのマイク部を備え、用途に応じたマイク部を
使用する複数の動作モード、例えば口述(DICT.)モード
や会議(CONF.)モード等を設けると共に、この動作モー
ドを切り換えるためのモード切換スイッチ及びこれに連
動する操作部材等を具備してなるものについての提案が
なされている。
【0005】このような構成とすることで、使用者がモ
ード切換スイッチを操作することで設定した動作モード
に応じたマイク部に切り換えて、所望の音声信号を確実
に記録し得るようにしている。
【0006】そして、上述のように切換スイッチやモー
ド切換スイッチ等に連動した操作部材を設け、これによ
りマイク特性の切り換えや動作モードの切り換え等を行
なうようにしたものでは、動作モード等の設定状態を操
作部材の位置等によって識別し得るようにしているのが
普通である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のマイ
クロフォンや音声記録装置等における動作モード等の設
定状態を表示する手段として、操作部材の位置等によっ
て識別し得るようにしたものでは、例えば操作部材等の
配設位置や、その表示方法(記号・文字等の表記手段
等)等が各装置毎に異なるために、その音声記録装置に
おける動作モードの設定状態等を、使用者が容易に認識
し得ることができないことがあり、装置自体の操作性を
阻害するという問題点があった。
【0008】また、電気的な切り換え手段を用いてマイ
ク特性を切り換えるようにしたものでは、操作部材等の
位置によって状態表示を行なうようにすると、例えば所
定の操作部材が所定の位置に移動したように見えても、
実際には、その電気的な連動の操作が確実になされない
ような場合も考えられる。このような場合には、電気的
な切り換え動作が完了しないということになることか
ら、所望の動作が実行されないことになる。したがっ
て、使用者にとっては、確実に切換動作がなされたか否
かといった不安感が残ってしまい、装置の使用感及び操
作性を阻害する一因になる。
【0009】本発明の目的は、上記従来の問題点を解消
し、動作モードの設定状態を容易に確認し得るようにし
たマイクロフォン装置を提供することである。
【0010】また、上述したマイクロフォン装置を用い
て良好な操作性を有すると共に、所望の音声の記録動作
を確実に行なうことのできる音声記録装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明によるマイクロフォン装置は、音声を電
気的な音声信号に変換するマイク部と、広い範囲の音声
に対応する第1のモードとこの第1のモードよりも狭い
所定の範囲の音声に対応する第2のモードとに切り換え
るモード切換手段と、上記マイク部を支持し上記モード
切換手段の切換操作に連動して突没し得るように形成さ
れたマイクユニットとを備え、上記マイクユニットは、
上記モード切換手段によって設定される動作モードに応
じて突出量が異なるように構成されていることを特徴と
する。
【0012】また、第2の発明は、第1の発明によるマ
イクロフォン装置において、上記モード切換手段によっ
て第1のモードに設定されたときには、第1の突出量で
突出し、第2のモードに設定されたときには、第2の突
出量で突出するように構成されており、第2の突出量
は、第1の突出量よりも大きくなるように設定されてい
ることを特徴とする。
【0013】さらに、第3の発明は、第1又は第2の発
明ににおいて、上記マイクユニットは、動作モードの状
態を表示する表示手段をさらに備え、上記表示手段は、
第2のモードに設定されたときにのみ視認し得るように
構成されていることを特徴とする。
【0014】第4の発明による音声記録装置は、音声を
電気的な音声信号として所定の形態で所定の記録媒体に
記録する音声記録装置において、音声を電気的な音声信
号に変換するマイク部と、広い範囲の音声に対応する第
1のモードとこの第1のモードよりも狭い所定の範囲の
音声に対応する第2のモードとに切り換えるモード切換
手段と、上記マイク部を支持し上記モード切換手段の切
り換え操作に連動して突没し得るように形成されたマイ
クユニットとを備えてなるマイクロフォンを具備し、上
記マイクユニットは、上記モード切換手段によって設定
される動作モードに応じて所定の突出量となるように構
成されていることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図に基づいて本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の
マイクロフォンを備えてなる音声記録装置の外観を示す
外観斜視図である。また、図2・図3は、図1に示す音
声記録装置におけるマイクロフォン近傍の要部拡大斜視
図であって、図2は音声記録装置の動作モードを口述(D
ICT.)モードに設定したときのマイクロフォンの状態を
示し、図3は音声記録装置の動作モードを会議(CONF.)
モードに設定したときのマイクロフォンの状態を示して
いる。そして、図4は、図1に示す音声記録装置からマ
イクロフォンのみを取り出して、その一部を切断して示
す要部拡大部分断面図である。
【0016】図1に示すように本実施形態のマイクロフ
ォンは、テープレコーダ等の音声記録装置1の内部に設
けられたものである。このマイクロフォンは、図4に示
すようにマイク部2aや各種の回路基板(図示せず)等
を含むマイクユニット2によって構成されており、この
マイクユニット2は、音声記録装置1の本体の表面より
図1に示す矢印X方向に移動することで音声記録装置1
に対して突没自在に配設されているものである。
【0017】なお、音声記録装置1の内部には、磁気テ
ープ等の記録媒体4が着脱自在に配設されるようになっ
ており、また装置本体の所定の位置には、記録動作や再
生動作等の操作を行なうための複数の操作部材3等が配
設されている。その他の構成については一般的な音声記
録装置と同様であるものとして、装置自体の詳細な説明
は省略する。
【0018】マイクユニット2は、図4に示すように中
空の略円筒形状に形成され一端面に開口を有する筐体2
bからなり、この筐体2bの内部には、広い範囲の音声
に対応する無指向性のマイク特性を有するマイク部2a
や音声を電気的な音声信号に変換するための所定の回路
基板(図示せず)等が配設されている。
【0019】マイクユニット2の筐体2bの他端面であ
って閉端面、即ち音声記録装置1に同ユニット2が取り
付けられた場合において外部に露出する面には、内部に
配設されるマイク部2aに対して音声が容易に到達し得
るように、複数の貫通孔が所定の間隔で穿設されてい
る。
【0020】また、筐体2bの周側面上には、その中程
に貫通孔2cが少なくとも一つ穿設されており、さらに
カム溝2dが設けられている。上記貫通孔2cは、マイ
ク部2aの後端部に相当する位置よりも後方となる位
置、即ちマイクユニット2が音声記録装置1に取り付け
られ、同ユニット2が突出位置に移動したとき(図3に
示す状態)に外部に露出する位置となるように配設され
ている。これにより、貫通孔2cが、図3に示すように
外部に露出する位置まで移動すると、この貫通孔2cよ
り周囲の音声が筐体2bの内部に侵入することによっ
て、無指向性のマイク部2aを若干の指向性を有するよ
うに切り換えて、物理的にマイク特性を変更する役目を
している。
【0021】またカム溝2dは、マイクユニット2が音
声記録装置1に取り付けられたときに、同音声記録装置
1の内部の固定部材の所定の位置に配設されたカムピン
(図示せず)に係合し得る位置に設けられている。そし
て、マイクユニット2のカム溝2dと音声記録装置1側
のカムピンとが係合した状態で、同マイクユニット2が
音声記録装置1に取り付けられることにより、マイクユ
ニット2が使用者の手等によって回動されると、同ユニ
ット2は、図1の矢印X方向に移動して、音声記録装置
1の本体に対して突没するように構成されている。つま
りマイクユニット2は、回転されることで動作モードを
切り換えるモード切換手段としての役目をしている。
【0022】さらに、筐体2bの周側面上には、音声記
録装置1に取り付けられたマイクユニット2の突没状
態、即ちマイクロフォンの設定状態であって、本音声記
録装置1の動作モードを識別し得るように表示する表示
手段である指標2eが所定の位置に設けられている。こ
の指標2eは、例えば文字・絵文字・記号等や、これに
加えて着色等を含めてなるものであって、筐体2bの周
側面上の所定の位置に塗装・貼付等の所定の手段によっ
て設けられている。
【0023】そして、指標2eは、マイクユニット2が
音声記録装置1に取り付けられ、同マイクユニット2が
音声記録装置1の本体の内部に収納された状態(図2に
示す状態)では、外部から全体が視認し得ないように、
かつマイクユニット2が突出した状態(図3に示す状
態)となったときには、その全体が外部に露出され視認
し得るような位置に配設されている。
【0024】このように構成された本実施形態のマイク
ロフォンを備えた音声記録装置1においては、広い範囲
の音声に対応する第1のモードである会議(CONF.)モー
ドと、この第1のモードよりも狭い所定の範囲の音声に
対応する第2のモードである口述(DICT.)モードとの二
つの動作モードに設定して利用することができるように
なっている。この二つの動作モードに切り換えて音声信
号を記録する際の動作について、以下に説明する。
【0025】まず、図2に示すようにマイクロフォンが
音声記録装置1の内部に収納された状態においては、本
音声記録装置1の動作モードは会議モードとなってい
る。このときマイク部2aのマイク特性(指向性)は本
来の無指向性となっており、したがって、この会議モー
ド(第1のモード)では、広い範囲からの集音を行ない
得る状態にある。なお、このときマイクユニット2は、
装置本体よりも若干量だけ突出している状態にある。こ
れは、マイクユニット2を回動させるのに必要な最小限
の突出量を確保しておれば良い。この突出量を第1の突
出量というものとする。
【0026】この状態において、使用者がマイクユニッ
ト2の先端面を手等によって所定の方向に回動させる
と、マイクユニット2の筐体2bは、カム溝2dとこれ
に係合するカムピン(図示せず)の作用によって回転を
維持しながら図2に示す矢印X1方向、即ち装置本体か
ら突出する方向に移動する。そして、マイクユニット2
は、所定の突出位置において図示されていない位置規制
手段等によって、その位置が規制され、図3に示す状態
となる。この場合において、貫通孔2cと指標2eと
は、図3に示すように音声記録装置1の本体の外部に露
出した状態となる。
【0027】したがって、貫通孔2cが外部に露出する
ことによってマイク部2aは、そのマイク特性が指向性
を有するように切り換えられて、口述記録等を行なうの
に適したものとなる。これと同時に、マイクユニット2
が音声記録装置1の本体の外部に突出することで、指標
2cが外部から視認し得る状態となり、使用者は音声記
録装置1の動作モードが口述モード(第2のモード)に
切り換わったことを容易に確認し得る状態となる。な
お、このときのマイクユニット2の突出量を第2の突出
量というものとする。つまり、第2の突出量は、上述の
会議モード(第1のモード)時における第1の突出量よ
りも大きい突出量となるように設定されている。
【0028】一方、この口述モード(図3参照)にある
状態から図2の会議モードに切り換えるには、使用者が
手等によって同様にマイクユニット2の筐体2bの先端
部近傍を所定の方向に回動させる。この操作を行なうの
みで、本音声記録装置1の動作モードの切換動作が完了
する。
【0029】以上説明したように上記第1の実施形態に
よれば、音声記録装置1の本体に対して突没自在に配設
したマイクロフォンの筐体2bに、貫通孔2c及び指標
2eを設け、マイクユニット2(筐体2b)が音声記録
装置1から突出した状態(図3の状態)となったときに
のみ、即ち第2の突出量で突出したときに貫通孔2c及
び指標2eが外部に露出するよう構成している。この場
合において、外部に露出した貫通孔2cがマイク部2a
のマイク特性を指向性を有するように物理的な切り換え
を行なうと共に、指標2eを外部から視認し得るように
し、かつマイクユニット2が突出状態となっていること
から、使用者は容易にマイク特性(指向性)を変更する
ことができると共に、動作モードの設定状態を確認する
ことができる。
【0030】また、音声記録装置1の動作モードを切り
換えるための操作部材を特に設けることなく、動作モー
ドの切り換えを行なうことができると共に、設定された
動作モードの状態を視認するのみで容易に確認できるの
で操作性の向上に寄与することができ、さらに部品点数
の削減化による製造コストの低減化に寄与することがで
きる。
【0031】そして、マイクユニット2をモード切換手
段として兼用するように構成し、同ユニット2を回転さ
せるのみの操作によって、このマイクユニット2を突没
させ得るようにしているので、特に動作モードを切り換
えるための操作部材やスイッチ等を設ける必要もなく、
機構の簡略化及び製造コストの低減化に寄与することが
できる。
【0032】なお、本実施形態においては、マイクユニ
ット2を音声記録装置1の本体に対して突没させるため
の機構について、マイクユニット2のカム溝2dと音声
記録装置1側のカムピン(図示せず)とからなるカム機
構を利用して、回転運動を直線運動に変換する手段を用
いているが、これに限らず、他の手段によっても良い。
例えばこれとは別の手段として、一般的なボールペン等
に適用されているように押し込むことで収納状態とし、
所定の位置に係止すると共に、この状態でさらに押し込
むことで突出状態へと移行させ得るようにした機構等、
様々な手段が適用され得る。
【0033】また、上述の第1の実施形態のマイクロフ
ォンを用いた音声記録装置1においては、口述モードに
切り換えたときには、マイクユニット2の筐体2bの貫
通孔2cを音声記録装置1の本体の外部に露出させるこ
とによって、マイク部2aのマイク特性を指向性を有す
るように物理的に切り換えているが、このような手段の
みだけでは、所望のマイク特性(より高い指向性等)を
得ることができず称する用途によっては不充分となる場
合もあり得る。
【0034】そこで、上記音声記録装置1の動作モード
を口述モードに切り換えたときには、これに連動させ
て、マイク部2aにより取得された音声信号に対して所
定の信号処理を施すことで、さらに高い指向性を有する
ようなマイク特性に切り換える手段が考えられる。この
ような手段についての例示を、以下に説明する。
【0035】図5・図6は、本発明の第2の実施形態を
示し、音声記録装置に取り付けられるマイクロフォン
と、これにより取得した電気的な音声信号を処理する回
路基板及び両者を電気的に接続する接続手段のみを取り
出して示す概略構成図であって、図5は側面図を、図6
は上面図をそれぞれ示している。
【0036】図5に示すように、本実施形態のマイクロ
フォンは、基本的には上述の第1の実施形態のものと略
同様の構成からなるものである。したがって、上述の第
1の実施形態と同様の構成については、図1〜図4を参
照して、その図示及び詳細な説明は省略し、異なる点の
みを以下に説明する。
【0037】本実施形態におけるマイクユニット2に
は、接続ピン6が下方に向けて突出するように筐体2b
の固定部に固設されている。また、マイクユニット2の
下端面に対向する所定の位置には、略円板形状からなる
回転板5が、音声記録装置1の内部の固定部(図示せ
ず)対して回動自在に軸支されている。そして、この回
転板5の所定の位置に穿設された貫通孔に対して、上記
接続ピン6が回転板5の回転軸に沿う方向に摺動自在に
係合している。
【0038】これにより、マイクユニット2が、例えば
図5・図6に示す矢印X3方向に回動すると、これに従
動して回転板5も同方向に回動するようになっている。
なお、この場合において、マイクユニット2は、回転を
維持しながら図5の矢印X1方向に移動するが、図3に
示す状態となるまで接続ピン6と回転板5との係合が外
れてしまわないように、接続ピン6は充分な所定の長さ
を有して形成されている。
【0039】一方、回転板5の下面側には、片持ち梁形
状からなり弾性力を有する金属製の電気接片7が、回転
板5の放射方向に向けて配設されている。この電気接片
7の自由端部は、音声記録装置1の内部に配設された電
気回路基板10の基板面上に設けられた円弧状の被接触
面11(図6参照)に常時接触している。この被接触面
11は、一方の端部から他方の端部に向けて段階的に又
は連続的に抵抗が異なるように形成されている。
【0040】そして、上記電気回路基板10には、マイ
ク部2aによって取得された電気的な音声信号を受け
て、これに対して所定の信号処理等を施すための各種の
回路が搭載されている(詳細は図示せず)。
【0041】なお、上述したように接続ピン6・回転板
5は、マイクユニット2の回転力を電気接片7に伝達す
るための部材となっている。したがって、図5・図6に
おいては図示されていないが、マイク部2aから接続ピ
ン6・回転板5を経て電気接片7までの間には、マイク
部2aによって変換された電気的な音声信号が電気接片
7を介して電気回路基板10の所定の回路まで伝達され
得るように、リード線等の部材を利用した通常の電気的
な伝達経路が設けられている。その他の構成について
は、上述の第1の実施形態と同様である。
【0042】このように構成することにより、本マイク
ロフォンによれば、使用者がマイクユニット2を図5・
図6に示す矢印X3方向に回動させると、上述の第1の
実施形態と同様に、同マイクユニット2が回動しながら
図5の矢印X1方向に向けて移動を開始し、所定の位置
(図3に示す位置)まで移動する。これと同時に、マイ
クロフォンの回転に連動して回転板5及び電気接片7が
同方向に回動することから、これにより電気接片7と被
接触面11との相対的な接触位置が変化する。したがっ
て、被接触面11の抵抗の変化に伴って伝達される音声
信号、即ちマイク部2aにより取得され変換された電気
的な音声信号が変化し、よってマイク特性が連続的に又
は段階的に切り換わるようになる。
【0043】なお、この場合において、電気接片7と被
接触面11との相対的な接触位置によって、つまりマイ
クユニット2の回転角度に応じてマイク特性が切り換え
られ、所定の特性となるように設定されることになる。
したがって、本実施形態においては、被接触面11の設
定を異ならせることによって、マイク特性の切換動作
を、段階的に又は連続的に切り換えることができると共
に、設定の自由度をより多く確保し得ることができるも
のである。
【0044】次に、本発明の第3の実施形態について、
以下に説明する。図7・図8は、本実施形態のマイクロ
フォンを備えた音声記録装置の要部拡大斜視図であっ
て、図7は音声記録装置の動作モードを口述モードに設
定したときの状態を示し、図8は音声記録装置の動作モ
ードを会議モードに設定したときの状態を示している。
また、図9は、本実施形態のマイクロフォンのみを取り
出して示す要部拡大斜視図である。
【0045】本実施形態のマイクロフォンは、上述の第
1の実施形態のものと同様に音声記録装置1Aに内蔵さ
れているものである。このマイクロフォンは、図9に示
すように指向性を有するマイク部2Aaと無指向性のマ
イク部2Abとの二つのマイク部等を有して構成されて
いる。
【0046】このマイクロフォンを構成するマイクユニ
ット2Aの筐体2Afは、上述の第1の実施形態と同様
に中空の略円筒形状からなり、一方の端面に開口を有し
て形成されている。また、他方の端面であって音声記録
装置1Aに同ユニット2Aを取り付けた際に外部に露出
する側の面には、略半円形状の開口が設けられていると
共に、同面の開口部以外の部分には、筐体2Afの内部
に配設されるマイク部2Abに対して音声が容易に到達
し得るように、複数の貫通孔が所定の間隔で穿設されて
いる。そして、その内部には、二つのマイク部のうち一
方のマイク部2Abが固設され、さらにこのマイク部2
Abにより集音された音声を電気的な音声信号に変換す
るための所定の回路基板(図示せず)等が配設されてい
る。
【0047】他方、筐体2Afの内部には、マイク部2
Abに隣接するようにして、断面が同筐体2Afの開口
形状と略同形状、即ち半円形状からなり、マイク部2A
aを支持する支持筐体2Agが配設されている。この支
持筐体2Agは、マイクユニット2Aが使用者により所
定の方向に回動されることによって、同ユニット2Aに
対して突没自在となるように構成されている。なお、こ
のマイクユニット2Aの回動により支持筐体2Agが突
没するための機構については、回転運動を直線運動に変
換するために一般的な機構を適用するものとして、詳し
い説明は省略する。
【0048】また、支持筐体2Agには、その周側面上
の中程の所定の位置に貫通孔2Acが穿設されている。
この貫通孔2Acは、マイクユニット2Aが音声記録装
置1Aに取り付けられ、同ユニット2Aが突出位置に移
動したとき(図8に示す状態)に外部に露出する所定の
位置となるように配置されている。したがって、支持筐
体2Agが移動して貫通孔2Acが外部に露出すると、
この貫通孔2Acより周囲の音声が支持筐体2Agの内
部に侵入し、これによってマイク部2Aaのマイク特性
がさらに指向性を増すようになっている。なお、支持筐
体2Agの上面側にもマイク部2Aaに対して音声が容
易に到達し得るように、複数の貫通孔が所定の間隔で穿
設されている。その他の音声記録装置1Aについての構
成は、上述の第1の実施形態と同様である。
【0049】このように構成された本実施形態のマイク
ロフォンを備えた音声記録装置1Aにおいて、音声記録
装置1Aにおける動作モードを切り換える際の動作を、
以下に説明する。
【0050】この音声記録装置1Aの動作モードには、
無指向性のマイク部2Abを使用する際の会議モード
と、指向性を有するマイク部2Aaを使用する際の口述
モードとの少なくとも二つの動作モードがある。
【0051】音声記録装置1Aにおいてマイクロフォン
のユニット2A全体を装置本体の内部に収納した状態
(図7に示す状態)にあるとき、本装置1Aの動作モー
ドは会議モードにある。この状態においては、音声は主
に無指向性のマイク部2Abによって集音され、これに
より得られた音声が、通常の手段によって電気的な音声
信号に変換され、記録するのに最適な所定の形態に処理
されて所定の記録媒体に記録される。
【0052】この会議モードにある状態から口述モード
に切り換えるには、使用者はマイクユニット2Aを手等
によって回動させることにより支持筐体2Agを音声記
録装置1Aの装置本体より突出させて、図8に示す状態
へと移行させる。これによって、音声記録装置1Aは、
主にマイク部2Aaを使用して音声を集音する口述モー
ドに切り換わる。なお、マイク部2Aaは、指向性を有
するものであるが、図8の状態とされることによって、
貫通孔2Acが外部に露出する。すると、これによりマ
イク部2Aaに対しては、指向性がさらに加わり、その
マイク特性は、より口述モードに適したものに切り換わ
ることになる。
【0053】そして、この口述モードにある状態(図8
に示す状態)から会議モード(図7の状態)へと切り換
えるには、マイクユニット2Aを所定の方向に回動させ
ることで支持筐体2Agを音声記録装置1Aの本体内部
へ向けて収納する。これにより動作モードの切り換えが
完了する。
【0054】以上説明したように上記第3の実施形態に
よれば、マイク特性の異なる二つのマイク部2Aa・2
Abを備え、マイクユニット2Aを回動させるのみで一
方のマイク部2Aaを支持する支持筐体2Agを突没さ
せ、これに連動して動作モードが切り換わるようにして
いる。そして、各動作モードに応じて異なるマイク特性
を有したマイク部を使用して音声記録動作を実行するよ
うに構成したので、所望の各動作モードに応じて最適な
音声記録を確実に実行することができる。
【0055】つまり、指向性の異なる複数のマイク部か
らなるマイクユニットを具備し、所望の用途に応じて所
定の特性を有するマイク部を使用するように切り換える
と共に、動作モードの設定状態を容易に視認し得るよう
にしたマイクロフォン装置を提供することができる。
【0056】また、動作モードの切り換えは、マイクユ
ニット2Aを回動させるのみの簡単な操作としたので、
特別な操作部材を必要とせずに良好な操作性を確保する
ことができる。
【0057】これと同時に、動作モードを口述モードに
切り換えたときには、マイク部2Aaを支持する支持筐
体2Agが装置本体より突出した位置となるようにした
ので、これを視認するのみで指向性を有する設定として
の口述モードに設定されていることが容易に識別し得る
ことができる。
【0058】なお、本実施形態では、マイクユニット2
Aを回動させることで支持筐体2Agを突没させる機構
を採用しているが、これとは別に、使用者が手等によっ
て支持筐体2Agをマイクユニット2A及び音声記録装
置1Aに対して単に引き出し、また押し込むことで、支
持筐体2Agを突没させるような構成としても良い。こ
のようにすれば、より一層機構の単純化を図ることがで
きる。
【0059】また、上述の第1の実施形態における表示
手段としての指標等については、特に設けられていない
が、本実施形態においては、マイクユニット2Aが突出
した状態では、その突出部分の形状が異なる。したがっ
て、この形状を視認することのみで充分に動作モードの
識別を行なうことができるのである。
【0060】しかし、上述の第1の実施形態と同様の指
標等を、マイクユニット2Aの周側面において配設すれ
ば、同ユニット2が突出した状態、即ち動作モードの状
態を確認することがさらに容易になることは自明であ
る。
【0061】ところで、上述の第1〜第3の実施形態で
は、本発明のマイクロフォンを音声記録装置に内蔵して
構成した例をそれぞれ示しているが、本発明のマイクロ
フォンは、例えば音声記録装置に接続して使用する単体
のマイクロフォンに対しても同様に適用することができ
る。
【0062】即ち、次に示す本発明の第4の実施形態の
基本的な構成は、上述の第3の実施形態と略同様であっ
て、第3の実施形態のマイクロフォンを単体のマイクロ
フォンとして構成した場合の例示である。
【0063】図10・図11・図12は、本実施形態の
マイクロフォンの概略斜視図を示しており、図10は会
議モードにある状態を、図11は口述モードにある状態
をそれぞれ示している。また、図12は、本実施形態の
マイクロフォンの要部縦断面図を示すものである。
【0064】本実施形態のマイクロフォン2Bは、接続
ケーブル2Bf等を用いてテープレコーダ等の音声記録
装置1Bに接続して使用するものである。このマイクロ
フォン2Bは、指向性を有するマイク部2Baと無指向
性のマイク部2Bbとの二つのマイク部を備えて構成さ
れており、支持筐体2Bgにより支持された一方のマイ
ク部2Baがマイクロフォン2Bの本体に対して突没自
在に配設されている。
【0065】このマイクロフォン2Bは、中空の略円筒
形状からなり、一方の端面には略半円形状の開口が設け
られている。また、同開口以外の部分には、内部に配設
されるマイク部2Bbに対して音声が容易に到達し得る
ように、複数の貫通孔が所定の間隔で穿設されている。
【0066】マイクロフォン2Bの内部には、一端部の
所定の位置に二つのマイク部のうち一方のマイク部2B
bと、このマイク部2Bbにより集音された音声を電気
的な音声信号に変換するための所定の回路基板(図示せ
ず)等が配設されている。
【0067】また、マイクロフォン2Bの一端面の開口
部に対応する位置には、マイク部2Bbに隣接するよう
にして、断面が同開口部の形状と略同形状の半円形状か
らなり、マイク部2Baを支持する支持筐体2Bgがマ
イク本体に対して突没自在に配設されている。
【0068】この支持筐体2Bgには、その周側面上の
中程の所定の位置に貫通孔2Bcが穿設されており、こ
の貫通孔2Bcは、支持筐体2Bgが突出位置に移動し
たとき(図11に示す状態)に外部に露出する所定の位
置に配設されている。したがって、支持筐体2Bgが移
動して貫通孔2Bcが外部に露出することによって周囲
の音声が支持筐体2Bgの内部に侵入するようになって
おり、これによりマイク部2Baのマイク特性がさらに
指向性を増すようになっている。なお、支持筐体2Bg
の上面側にもマイク部2Baに対して音声が容易に到達
し得るように、複数の貫通孔が所定の間隔で穿設されて
いる。
【0069】一方、本マイクロフォン2Bの他端側に
は、動作モードを切り換えるモード切換部材13がマイ
クロフォン2Bの本体(外装部材)に対して回動自在に
配設されている。このモード切換部材13の周面上に
は、所定の位置に指標12が設けられており、これに対
応させてマイクロフォン2Bの外装部材の周側面上に
は、会議モードに設定する際の指標(CONF.)13
aと、口述モードに設定する際の指標(DICT.)1
3bとがそれぞれ所定の位置に記されている。
【0070】そして、モード切換部材13は、回動させ
ることによって上記支持筐体2Bgを突没させる操作部
材となっている。つまりモード切換部材13を所定の方
向に回動させることによって、これに連動してマイク部
2Baを内部に有する支持筐体2Bgがマイクロフォン
2Bの本体に対して突没するようになっている。なお、
モード切換部材13により支持筐体2Bgが突没するた
めの機構、即ち回転運動を直線運動に変換するための機
構については、本発明には直接関連しない部分であるの
で、ここでは一般的な機構が用いられているものとし
て、その詳しい説明は省略する。
【0071】このようにして構成された本実施形態のマ
イクロフォン2Bにおいては、会議モードにある状態
(図10に示す状態)から口述モード(図11に示す状
態)へと切り換えるには、モード切換部材13の指標1
2とマイク本体側の指標13aとが一致している状態か
ら、モード切換部材13を所定の方向に回転させて図1
1に示す状態、即ちモード切換部材13の指標12とマ
イク本体側の指標13aとを一致させることで、動作モ
ードの切り換えを行なわれる。
【0072】このとき、モード切換部材13の回動操作
に連動して、指向性を有するマイク部2Baを支持する
支持筐体2Bgがマイク本体に対して突出した所定の位
置に移動することで、口述モードに適した音声記録を行
ない得ることができる状態となる。この第4の実施形態
によれば、上述の第3の実施形態と同様の効果を得るこ
とができる。
【0073】なお、上記第4の実施形態では、上述の第
3の実施形態と略同様の構成を単体のマイクロフォンに
適用した例を示しているが、上述した第1・第2の実施
形態において説明した手段でも、単体のマイクロフォン
に適用することは容易であり、そのように構成した場合
にも、同様の効果を得ることができる。
【0074】[付記]上記発明の実施形態により、以下
のような構成の発明を得ることができる。
【0075】(1) 音声を電気的な音声信号に変換す
るマイク部と、広い範囲の音声に対応する第1のモード
と、この第1のモードよりも狭い所定の範囲の音声に対
応する第2のモードとに切り換えるモード切換部材と、
上記マイク部を支持し、上記モード切換部材の切り換え
操作に連動して突没し得るように形成されたマイクユニ
ットと、を備え、上記マイクユニットは、上記モード切
換部材によって設定される動作モードに応じて突出量が
異なるように構成されているマイクロフォン装置。
【0076】(2) 付記1に記載のマイクロフォン装
置において、上記モード切換手段の回転操作に応じて、
上記マイクユニットが突没するように構成されている。
【0077】(3) 付記1に記載のマイクロフォン装
置において、上記モード切換手段の押し込み操作に応じ
て、上記マイクユニットが突没するように構成されてい
る。
【0078】(4) 付記1に記載のマイクロフォン装
置において、上記マイクユニットは、内部に配置される
マイク部のマイク特性を物理的に変化させる貫通孔を有
して構成されている。
【0079】(5) 音声を電気的な音声信号に変換す
る少なくとも二つのマイク部と、広い範囲の音声に対応
する第1のモードと、この第1のモードよりも狭い所定
の範囲の音声に対応する第2のモードとに切り換えるモ
ード切換部材と、上記二つのマイク部のうちの一方のマ
イク部を支持し、上記モード切換部材の切り換え操作に
連動して突没し得るように形成されたマイクユニット
と、を備え、上記マイクユニットは、上記モード切換部
材によって設定される動作モードに応じて突没するよう
に構成されているマイクロフォン装置。
【0080】(6) 付記5に記載のマイクロフォン装
置において、上記二つのマイク部のうち一方のマイク部
は、広い範囲に対応する無指向性のマイク特性であり、
他方のマイク部は、狭い範囲に対応するように指向性を
有したマイク特性となっている。
【0081】(7) 付記6に記載のマイクロフォン装
置において、上記マイクユニットは、内部に配置される
マイク部のマイク特性を物理的に変化させる貫通孔を有
して構成されている。
【0082】
【発明の効果】以上述べたように請求項1に記載の発明
によれば、マイクユニットは、第1のモードに設定され
たときには、第1のモードに応じた第1の突出量でマイ
クロフォン本体より突出し、第2のモードに設定された
ときには、第2のモードに応じた第2の突出量でマイク
ロフォン本体より突出するようにしたので、突出量を視
認することのみで設定されている動作モードを容易に識
別することができる。
【0083】請求項2に記載の発明によれば、マイクユ
ニットが、第1のモード時よりも第2のモード時の方が
大きく突出されるようにしたので、マイクロフォンの外
観形状を視認するのみで、マイク部に指向性が必要とな
る際の動作モードを,容易に識別することができるの
で、操作性の向上に寄与することができる。
【0084】請求項3に記載の発明によれば、動作モー
ドを表示するための表示を別に設けたことにより、設定
されている動作モードの状態をより識別し易く、よって
さらなる操作性の向上に寄与することができる。
【0085】以上述べたように本発明によれば、無指向
性のマイク部を使用しながらマイク特性を物理的に切り
換えることができると共に、動作モードの設定状態を容
易に確認し得るようにしたマイクロフォン装置を提供す
ることができる。
【0086】そして、これらのマイクロフォンを音声記
録装置に内蔵させることにより、より良好な操作性を有
すると共に、所望の音声の記録動作を確実に行なうこと
のできる音声記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のマイクロフォンを備
えてなる音声記録装置の外観を示す外観斜視図。
【図2】図1に示す音声記録装置におけるマイクロフォ
ン近傍の要部拡大斜視図であって、音声記録装置の動作
モードを口述(DICT.)モードに設定したときのマイクロ
フォンの状態を示す図。
【図3】図1に示す音声記録装置におけるマイクロフォ
ン近傍の要部拡大斜視図であって、音声記録装置の動作
モードを会議(CONF.)モードに設定したときのマイクロ
フォンの状態を示す図。
【図4】図1に示す音声記録装置からマイクロフォンの
みを取り出して、その一部を切断して示す要部拡大部分
断面図。
【図5】本発明の第2の実施形態を示し、音声記録装置
に取り付けられるマイクロフォンと、これにより取得し
た電気的な音声信号を処理する回路基板及び両者を電気
的に接続する接続手段のみを取り出して示す概略構成を
示す側面図。
【図6】図5の音声記録装置及びマイクロフォンの概略
構成を示す上面図。
【図7】本発明の第3の実施形態のマイクロフォンを備
えた音声記録装置の要部拡大斜視図であって、音声記録
装置の動作モードを口述モードに設定したときの状態を
示す図。
【図8】図7のマイクロフォンを備えた音声記録装置の
要部拡大斜視図であって、音声記録装置の動作モードを
会議モードに設定したときの状態を示す図。
【図9】図7のマイクロフォンのみを取り出して示す要
部拡大斜視図。
【図10】本発明の第4の実施形態のマイクロフォンの
概略斜視図であって、会議モードにある状態を示す図。
【図11】図10のマイクロフォンの概略斜視図であっ
て、口述モードにある状態を示す図。
【図12】図10のマイクロフォンの要部縦断面図。
【符号の説明】
1・1A・1B……音声記録装置 2・2A……マイクユニット(モード切換手段) 2a・2Aa・2Ab・2Ba・2Bb……マイク部 2c・2Ac・2Bc……貫通孔 2Ag・2Bg……支持筐体 2B……マイクロフォン 2Bf……接続ケーブル 2d……カム溝 3……操作部材 4……記録媒体 5……回転板 6……接続ピン 7……電気接片 10……電気回路基板 11……被接触面 13……モード切換部材(モード切換手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声を電気的な音声信号に変換するマ
    イク部と、 広い範囲の音声に対応する第1のモードと、この第1の
    モードよりも狭い所定の範囲の音声に対応する第2のモ
    ードとに切り換えるモード切換手段と、 上記マイク部を支持し、上記モード切換手段の切換操作
    に連動して突没し得るように形成されたマイクユニット
    と、 を備え、 上記マイクユニットは、上記モード切換手段によって設
    定される動作モードに応じて突出量が異なるように構成
    されていることを特徴とするマイクロフォン装置。
  2. 【請求項2】 上記モード切換手段によって第1のモー
    ドに設定されたときには、第1の突出量で突出し、第2
    のモードに設定されたときには、第2の突出量で突出す
    るように構成されており、 第2の突出量は、第1の突出量よりも大きくなるように
    設定されていることを特徴とする請求項1に記載のマイ
    クロフォン装置。
  3. 【請求項3】上記マイクユニットは、動作モードの状態
    を表示する表示手段をさらに備え、 上記表示手段は、第2のモードに設定されたときにのみ
    視認し得るように構成されていることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載のマイクロフォン装置。
  4. 【請求項4】 音声を電気的な音声信号として所定の
    形態で所定の記録媒体に記録する音声記録装置におい
    て、 音声を電気的な音声信号に変換するマイク部と、広い範
    囲の音声に対応する第1のモードとこの第1のモードよ
    りも狭い所定の範囲の音声に対応する第2のモードとに
    切り換えるモード切換手段と、上記マイク部を支持し上
    記モード切換手段の切り換え操作に連動して突没し得る
    ように形成されたマイクユニットとを備えてなるマイク
    ロフォンを具備し、 上記マイクユニットは、上記モード切換手段によって設
    定される動作モードに応じて所定の突出量となるように
    構成されていることを特徴とする音声記録装置。
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Cited By (5)

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