JP6314057B2 - 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体噴射ヘッド及び液体噴射装置に関する。
従来、記録紙(被記録媒体)に液滴状のインクを吐出して、記録紙に画像や文字を記録する装置として、インクジェットヘッド(液体噴射ヘッド)を備えたインクジェットプリンタ(液体噴射装置)がある。
上述したインクジェットヘッドは、インクが充填される吐出チャネル及びインクが充填されないダミーチャネルが交互に並設されたチャネル列を有するアクチュエータプレートと、アクチュエータプレートに積層されるとともに、吐出チャネル内に各別に連通するノズル孔を有するノズルプレートと、を備えている。また、アクチュエータプレートの各チャネルを画成する駆動壁のうち、吐出チャネルを画成する部分には駆動電位Vddとする個別電極が形成され、ダミーチャネルを画成する部分には基準電位GNDとなる共通電極が形成されている。
各個別電極及び共通電極は、アクチュエータプレートの主面上に形成された個別配線及び共通配線を介してフレキシブルプリント基板等の外部配線に接続される(例えば、下記特許文献1参照)。特許文献1において、個別配線及び共通配線は、アクチュエータプレートの主面上において、吐出チャネル及びダミーチャネルに対して互いに反対側に引き出された後、外部配線に接続される。
国際公開2009/139273号
しかしながら、上述した特許文献1の構成にあっては、個別配線及び共通配線が吐出チャネル及びダミーチャネルに対して互いに反対側に引き出されているため、配線パターンが複雑になるという課題があった。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、配線パターンの簡素化を実現できる液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を提供する。
本発明に係る液体噴射ヘッドは、第1方向に沿って延在するとともに、液体が充填される噴射チャネル及び液体が充填されないダミーチャネルが、第1方向に直交する第2方向に間隔をあけて交互に並設されてなるチャネル列が配設されたアクチュエータプレートと、前記噴射チャネルの内面に形成された個別電極と、前記アクチュエータプレートの一方の主面上で前記個別電極に接続された個別配線と、前記ダミーチャネルの内面に形成された共通電極と、前記一方の主面上で前記共通電極に接続された共通配線と、を備え、前記個別配線は、前記アクチュエータプレートのうち、前記チャネル列に対して第1方向の一端側に位置する尾部で外部配線の個別電極用配線に接続され、前記共通配線は、前記ダミーチャネルから第1方向の一端側に向けて各別に引き出された引き出し部と、前記尾部のうち前記個別配線よりも第1方向の一端側に位置する部分で第2方向に沿って延在するとともに、前記引き出し部がまとめて接続された集合部と、前記集合部に接続されるとともに、前記外部配線の共通電極用配線に接続されるパッド部と、を有し、前記尾部のうち、前記アクチュエータプレートを厚さ方向から見た平面視で、少なくとも前記集合部と前記個別電極用配線との交差部分には、両者間を離間させる絶縁部が配設されていることを特徴とする。
この構成によれば、個別電極用配線と共通配線(集合部)との間での短絡を抑制した上で、個別配線及び共通配線(引き出し部)をチャネル列に対してそれぞれ第1方向の一端側(同一方向)に引き出すことができる。これにより、従来のように例えば個別配線及び共通配線をチャネル列に対して反対側に引き出す場合に比べて、配線パターンの簡素化を図ることができる。この場合、フレキシブルプリント基板等の外部配線との接続作業を簡単に行うことができる等、製造効率の向上も図ることができる。
また、前記絶縁部は、前記尾部のうち、少なくとも前記交差部分を被覆する第1絶縁膜を有していてもよい。
この構成によれば、個別電極用配線と共通配線(集合部)との間に第1絶縁膜が介在することになるので、両者間の短絡を確実に抑制できる。
また、前記絶縁部は、前記尾部のうち、少なくとも前記交差部分が前記一方の主面に対して窪む共通化凹部を有し、前記集合部は、前記共通化凹部を通して隣り合う前記引き出し部間に接続されていてもよい。
この構成によれば、個別電極用配線と共通配線(集合部)との間を確実に離間させることができ、両者間の短絡を抑制できる。
また、前記絶縁部は、前記尾部のうち、前記個別配線と前記共通配線との間に位置する部分に形成された絶縁化凹部を備え、前記絶縁化凹部は、前記共通化凹部に連なるとともに、前記個別配線と前記集合部との間を遮っていてもよい。
この構成によれば、絶縁化凹部が個別配線と共通配線(集合部)との間を遮ることで、例えば無電解めっき等により共通化凹部の内面全体に集合部を形成した場合であっても、個別配線と共通配線(集合部)との間の短絡を抑制できる。この場合、共通化凹部の内面全体に集合部を形成することで、共通配線のインピーダンスを低下させることができる。
また、前記アクチュエータプレートには、前記ダミーチャネル内に連通するとともに、前記ダミーチャネルから第1方向の一端側に向けて延びる浅溝部が形成され、前記浅溝部は、深さが前記噴射チャネルの深さの半分以下になっていてもよい。
この構成によれば、浅溝部の深さが、噴射チャネルの深さの半分以下になっているため、例えば斜め蒸着法等により各電極や配線を成膜する場合において、浅溝部の内面全体に共通配線となる電極材料を成膜することができる。これにより、浅溝部の内面を介してダミーチャネル内の共通電極と共通配線を確実に導通させることができる。
また、前記パッド部は、前記個別配線と第1方向で同等の位置に配置されていてもよい。
この構成によれば、パッド部が個別配線と第1方向で同等の位置に配置されているため、外部配線と個別配線及び共通配線との接続作業をより簡単に行うことができ、製造効率の更なる向上を図ることができる。
また、前記噴射チャネルの内面には、前記個別電極を被覆する第2絶縁膜が形成されていてもよい。
この構成によれば、液体を介して各電極が短絡するのを抑制できるため、水性インク等の導電性を有するインクを用いる等、汎用性を向上させることができる。
本発明に係る液体噴射装置は、上記本発明に係る液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドと被記録媒体とを相対的に移動させる移動機構と、を備えていることを特徴としている。
この構成によれば、上記本発明に係る液体噴射ヘッドを備えているため、信頼性の高い液体噴射装置を提供できる。
本発明によれば、配線パターンの簡素化を実現できる。
インクジェットプリンタの概略構成図である。 インクジェットヘッド及びインク循環手段の概略構成図である。 第1実施形態におけるインクジェットヘッドの分解斜視図である。 第1実施形態におけるノズルプレートを取り外した状態のインクジェットヘッドの底面図である。 図4のV−V線に相当する断面図である。 図4のVI−VI線に相当する断面図である。 第1実施形態におけるノズルプレートを取り外した状態のインクジェットヘッドをZ方向の一端側から見た斜視図である。 第1実施形態におけるインクジェットヘッドの製造方法を説明するためのフローチャートである。 インクジェットヘッドの製造方法を説明するための工程図であって、図6に相当する断面図である。 インクジェットヘッドの製造方法を説明するための工程図であって、図6に相当する断面図である。 インクジェットヘッドの製造方法を説明するための工程図であって、図6に相当する断面図である。 インクジェットヘッドの製造方法を説明するための工程図であって、図6に相当する断面図である。 インクジェットヘッドの製造方法を説明するための工程図であって、図6に相当する断面図である。 インクジェットヘッドの製造方法を説明するための工程図であって、図6に相当する断面図である。 インクジェットヘッドの製造方法を説明するための工程図であって、図6に相当する断面図である。 インクジェットヘッドの製造方法を説明するための工程図であって、図5に相当する断面図である。 インクジェットヘッドの製造方法を説明するための工程図であって、図5に相当する断面図である。 インクジェットヘッドの製造方法を説明するための工程図であって、図5に相当する断面図である。 インクジェットヘッドの製造方法を説明するための工程図であって、図5に相当する断面図である。 インクジェットヘッドの製造方法を説明するための工程図であって、図5に相当する断面図である。 インクジェットヘッドの製造方法を説明するための工程図であって、図5に相当する断面図である。 第2実施形態におけるノズルプレートを取り外した状態のインクジェットヘッドをZ方向の一端側から見た斜視図である。 第2実施形態におけるインクジェットヘッドの製造方法を説明するためのフローチャートである。 実施形態の他の構成におけるインクジェットヘッドをZ方向の一端側から見た斜視図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。以下の実施形態では、本発明の液体噴射ヘッドを具備する液体噴射装置の一例として、インク(液体)を利用して記録紙に記録を行うインクジェットプリンタ(以下、単にプリンタという)を例に挙げて説明する。なお、以下の説明に用いる図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
[プリンタ]
図1はプリンタ1の概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態のプリンタ1は、紙等の記録紙(被記録媒体)Pを搬送する一対の搬送手段(移動機構)2,3と、インクが収容されたインクタンク4と、記録紙Pに液滴状のインクを吐出するインクジェットヘッド(液体噴射ヘッド)5と、インクタンク4とインクジェットヘッド5との間でインクを循環させるインク循環手段6と、インクジェットヘッド5を記録紙Pの搬送方向(以下、X方向とする)と直交する方向(記録紙Pの幅方向、以下、Y方向とする)に走査させる走査手段(移動機構)7と、を備えている。なお、図中Z方向はX方向及びY方向と直交する高さ方向を示す。
搬送手段2は、Y方向に延設されたグリッドローラ11と、グリッドローラ11に平行に延設されたピンチローラ12と、グリッドローラ11を軸回転させるモータ等の駆動機構(不図示)と、を備えている。同様に、搬送手段3は、Y方向に延設されたグリッドローラ13と、グリッドローラ13に平行に延設されたピンチローラ14と、グリッドローラ13を軸回転させる駆動機構(不図示)と、を備えている。
インクタンク4は、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの四色のインクのインクタンク4Y,4M,4C,4BがX方向に並んで設けられている。なお、本実施形態では、油性インク等の導電性が低いインクが好適に用いられている。
図2はインクジェットヘッド5及びインク循環手段6の概略構成図である。
図1、図2に示すように、インク循環手段6は、インクジェットヘッド5にインクを供給するインク供給管21、及びインクジェットヘッド5からインクを排出するインク排出管22を有する循環流路23と、インク供給管21に接続された加圧ポンプ24と、インク排出管22に接続された吸引ポンプ25と、を備えている。なお、インク供給管21及びインク排出管22は、インクジェットヘッド5を支持する走査手段7の動作に対応可能な可撓性を有するフレキシブルホースからなる。
加圧ポンプ24は、インク供給管21内を加圧し、インク供給管21を介してインクジェットヘッド5の後述する入口側共通インク室90(図3参照)にインクを送り出している。これにより、インクジェットヘッド5に対してインク供給管21側は正圧となっている。
吸引ポンプ25は、インク排出管22内を減圧し、インクジェットヘッド5の後述する出口側共通インク室91a,91b(図3参照)からインクを吸引している。これにより、インクジェットヘッド5に対してインク排出管22側は負圧となっている。そして、インクは、加圧ポンプ24及び吸引ポンプ25の駆動により、インクジェットヘッド5とインクタンク4との間を、循環流路23を介して循環可能となっている。
図1に示すように、走査手段7は、Y方向に延設された一対のガイドレール31,32と、一対のガイドレール31,32に移動可能に支持されたキャリッジ33と、キャリッジ33をY方向に移動させる駆動機構34と、を備えている。駆動機構34は、一対のガイドレール31,32の間に配設された一対のプーリ35,36と、一対のプーリ35,36間に巻回された無端ベルト37と、一方のプーリ35を回転駆動させる駆動モータ38と、を備えている。
一対のプーリ35,36は、一対のガイドレール31,32の両端部間にそれぞれ配設される。無端ベルト37は、一対のガイドレール31,32間に配設され、この無端ベルト37にキャリッジ33が連結される。キャリッジ33には、複数のインクジェットヘッド5として、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの四色のインクのインクジェットヘッド5Y,5M,5C,5BがY方向に並んで搭載される。なお、上述した搬送手段2,3及び走査手段7により、インクジェットヘッド5と記録紙Pとを相対的に移動させる移動機構を構成している。
<インクジェットヘッド>
次に、上述したインクジェットヘッド5について詳述する。なお、インクジェットヘッド5Y,5M,5C,5Bは、供給されるインクの色以外は何れも同一の構成からなるため、以下の説明では、まとめてインクジェットヘッド5として説明する。
図3はインクジェットヘッド5の分解斜視図、図4はノズルプレート51を取り外した状態におけるインクジェットヘッド5の底面図である。
図3、図4に示すように、各インクジェットヘッド5は、後述する吐出チャネル71における延在方向(Y方向(第1方向))の中央部からインクを吐出する、いわゆるサイドシュートタイプのうち、インクタンク4との間でインクを循環させる循環式のインクジェットヘッド5である。また、本実施形態のインクジェットヘッド5は、複数のノズル孔(噴射孔)85,86からなるノズル列87,88が二列に亘って形成された二列タイプのインクジェットヘッド5である。
インクジェットヘッド5は、ノズルプレート(噴射孔プレート)51、アクチュエータプレート52、及びカバープレート53を主に備えている。そして、インクジェットヘッド5は、これらノズルプレート51、アクチュエータプレート52、及びカバープレート53がこの順で接着剤等によりZ方向に積層された構成とされている。なお、以下の説明では、上述したZ方向のうち、ノズルプレート51側を一端側、カバープレート53側を他端側として説明する。
<アクチュエータプレート>
図5は図4のV−V線に相当する断面図、図6は図4のVI−VI線に相当する断面図である。
図5、図6に示すように、アクチュエータプレート52は、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等の圧電材料で形成され、その分極方向が厚さ方向(Z方向)に沿って一方向に設定されている。このアクチュエータプレート52には、X方向(第2方向)に間隔をあけて並設された複数のチャネル71,72からなるチャネル列(第1チャネル列63及び第2チャネル列64)が2列配設されている。なお、以下の説明では、主に第1チャネル列63について説明し、第2チャネル列64における第1チャネル列63と対応する箇所には同一の符号を付して説明を省略する。
第1チャネル列63は、Y方向に沿って延在する複数のチャネル71,72が、X方向に間隔をあけて互いに平行に並んで構成されている。すなわち、各チャネル71,72は、Y方向に直線状、かつX方向に等間隔に形成されるとともに、圧電体(アクチュエータプレート52)からなる駆動壁65によってそれぞれ画成されている。
具体的に、複数のチャネル71,72は、インクが充填される吐出チャネル(噴射チャネル)71と、インクが充填されないダミーチャネル72と、を有している。そして、これら吐出チャネル71及びダミーチャネル72は、X方向で交互に並んで配列されている。
図3、図6に示すように、吐出チャネル71は、X方向から見た側面視において、Z方向の一端側に向けて凸の湾曲形状を呈している。具体的に、吐出チャネル71は、Y方向の両端部から中央部に向かうに従いZ方向の一端側に向けて湾曲しながら延びる切り上がり部66と、各切り上がり部66間に位置する中間部67と、を有している。吐出チャネル71は、中間部67を通してアクチュエータプレート52におけるZ方向の一端側に位置する第1主面52a上に開口し、切り上がり部66及び中間部67を通してZ方向の他端側に位置する第2主面52b上に開口している。すなわち、アクチュエータプレート52において、吐出チャネル71の中間部67に位置する部分は、Z方向に貫通している。
ダミーチャネル72は、X方向から見た側面視において、Z方向の他端側に向けて凸の湾曲形状を呈している。すなわち、ダミーチャネル72は、吐出チャネル71に対してZ方向に反転した形状になっている。具体的に、ダミーチャネル72は、Y方向の両端部から中央部に向かうに従いZ方向の他端側に向けて湾曲しながら延びる切り上がり部68と、各切り上がり部68間に位置する中間部69と、を有している。ダミーチャネル72は、切り上がり部68及び中間部69を通してアクチュエータプレート52の第1主面52a上に開口し、中間部69を通してアクチュエータプレート52の第2主面52b上に開口している。すなわち、アクチュエータプレート52において、ダミーチャネル72の中間部69に位置する部分は、Z方向に貫通している。
したがって、吐出チャネル71及びダミーチャネル72は、アクチュエータプレート52における両主面52a,52b上でのY方向における開口長がそれぞれ異なっている。第1チャネル列63は、図4に示すように、第1主面52a上においてダミーチャネル72の開口長が吐出チャネル71の開口長よりも長くなり、図3に示すように、第2主面52b上において吐出チャネル71の開口長がダミーチャネル72の開口長よりも長くなっている。この場合、図4に示すように、第1主面52a上ではダミーチャネル72が両切り上がり部68の長さ分だけ吐出チャネル71よりもY方向の両側に突出している。また、図3に示すように、第2主面52b上では、吐出チャネル71が両切り上がり部66の長さ分だけダミーチャネル72よりもY方向の両側に突出している。
図7は、ノズルプレート51を取り外した状態のインクジェットヘッド5をZ方向の一端側から見た斜視図である。
また、図6、図7に示すように、アクチュエータプレート52の後述する第1尾部70Aのうち、ダミーチャネル72に対してY方向の外側(一端側)に位置する部分には、浅溝部77が形成されている。浅溝部77は、Y方向の内側端部がダミーチャネル72内に連通し、Y方向の外側端部がアクチュエータプレート52のY方向における外側端面で開口している。なお、浅溝部77の深さは、後述する製造工程において、浅溝部77の底面まで蒸着可能な深さになっており、本実施形態では吐出チャネル71の半分以下程度になっている。
図3に示すように、第2チャネル列64は、上述した第1チャネル列63と同様に吐出チャネル71及びダミーチャネル72が交互に並設されてなり、第1チャネル列63に対してY方向に間隔をあけて配設されている。具体的に、第2チャネル列64の吐出チャネル71及びダミーチャネル72は、第1チャネル列63の吐出チャネル71及びダミーチャネル72の配列ピッチに対して半ピッチずれて配列されている。
したがって、図3、図6に示すように、本実施形態のインクジェットヘッド5では、第1チャネル列63及び第2チャネル列64の吐出チャネル71同士、並びに第1チャネル列63及び第2チャネル列64のダミーチャネル72同士が千鳥状(互い違い)に配置されている。すなわち、隣り合うチャネル列63,64間において、吐出チャネル71及びダミーチャネル72同士がY方向で対向している。なお、アクチュエータプレート52のうち、Y方向の両端部(各チャネル列63,64に対してY方向の外側に位置する部分はそれぞれ尾部(第1尾部70A及び第2尾部70B)を構成している。
隣り合うチャネル列63,64間において、Y方向で対向する吐出チャネル71及びダミーチャネル72は、Y方向の内側端部同士がZ方向で重なり合う位置に相互に近接配置されている。具体的に、Y方向で対向する第1チャネル列63の吐出チャネル71及び第2チャネル列64のダミーチャネル72は、Y方向の内側に位置する切り上がり部66,68の一部同士がZ方向で重なり合っている。一方、Y方向で対向する第1チャネル列63のダミーチャネル72及び第2チャネル列64の吐出チャネル71は、Y方向の内側に位置する切り上がり部68,66の一部同士がZ方向で重なり合っている。
この場合、各チャネル列63,64における吐出チャネル71のY方向の内側端部同士は、Z方向の他端部(第2主面52b側)において、X方向から見て互いに重なり合っている。この場合、アクチュエータプレート52の第2主面52b上において、各チャネル列63,64の吐出チャネル71同士がX方向で重なり合う領域は、吐出側ラップ領域R1を構成している。
一方、図4、図6に示すように、各チャネル列63,64におけるダミーチャネル72のY方向の内側端部同士は、Z方向の一端部(第1主面52a側)において、X方向から見て互いに重なり合っている。この場合、アクチュエータプレート52の第1主面52a上において、各チャネル列63,64のダミーチャネル72同士がX方向で重なり合う領域は、ダミー側ラップ領域R2を構成している。
ここで、図4、図7に示すように、アクチュエータプレート52の第1主面52a上において、尾部70A,70BのY方向の外側縁部には、Z方向に窪む共通化凹部(絶縁部)78がアクチュエータプレート52のX方向の一端部から他端部まで形成されている。図示の例において、共通化凹部78は、尾部70A,70Bのうち、浅溝部77に対してX方向の両側に位置する部分をX方向に沿って延設されている。共通化凹部78は、X方向から見た側面視で矩形状を呈している。また、共通化凹部78は、X方向で浅溝部77内に開口し、Y方向の外側端部がアクチュエータプレート52におけるY方向の外側端面で開口している。そして、共通化凹部78の底面は、第1主面52aと平行に延設されるとともに、第1主面52aに対して一段下がった位置に配置される。
図3、図5、図6に示すように、アクチュエータプレート52の駆動壁65のうち、各吐出チャネル71に面する内側面(吐出チャネル71の内面のうち、Y方向で対向する面)には、個別電極73がそれぞれ形成されている。これら個別電極73は、Z方向における幅が吐出チャネル71の半分程度とされ、各吐出チャネル71の内側面において、Z方向の一端縁から中間部分に至る範囲に形成されている。なお、個別電極73は、Y方向における長さが吐出チャネル71の中間部67と同等(第1主面52a上における吐出チャネル71の開口長と同等)とされている。
図4、図6に示すように、アクチュエータプレート52における第1主面52a上の尾部70A,70Bには、個別電極73と、後述するフレキシブルプリント基板80,81の個別電極用配線82と、を電気的に接続する複数の個別配線74が形成されている。個別配線74は、Y方向に沿って互いに平行に延在する帯状とされ、そのY方向の内側端部が吐出チャネル71の個別電極73に接続されるとともに、吐出チャネル71に対してY方向の外側に向けて引き出されている。すなわち、個別配線74は、各吐出チャネル71の個別電極73ごとに電気的に分離されるとともに、各チャネル列63,64間で互いにY方向の逆向きに引き出されている。なお、個別配線74におけるY方向の外側端部は、尾部70A,70B上において、上述した共通化凹部78の開口縁まで延設されている。
また、図3、図5、図6に示すように、アクチュエータプレート52の駆動壁65のうち、各ダミーチャネル72の内面には、共通電極75が形成されている。これら共通電極75は、Z方向における幅がダミーチャネル72の半分程度とされ、各ダミーチャネル72の内面のうち、Y方向で対向する内側面及び切り上がり部68の底面上において、Z方向の一端縁から中間部分に至る範囲に形成されている。
ここで、図4、図6、図7に示すように、アクチュエータプレート52の第1主面52a上には、共通電極75と、フレキシブルプリント基板80,81の共通電極用配線83と、を電気的に接続する共通配線76が形成されている。共通配線76は、各ダミーチャネル72からY方向の外側に各別に引き出された引き出し部92と、これら各引き出し部92がまとめて接続された集合部93と、共通電極用配線83が接続されるパッド部94と、を有している。
引き出し部92は、上述した浅溝部77の内面全体(Y方向で対向する内側面、及び底面全体)に形成されている。引き出し部92のうち、Y方向の内側端部がダミーチャネル72内の共通電極75に接続され、Y方向の外側端部が浅溝部77のY方向の外側端縁に位置している。
集合部93は、上述した共通化凹部78の底面上(尾部70A,70Bのうち、上述した個別配線74よりもY方向の外側に位置する部分)の全体に亘って形成され、各引き出し部92及びパッド部94にまとめて接続されている。すなわち、共通化凹部78の立ち上り面上には、集合部93等の電極は形成されていない。したがって、共通化凹部78の立ち上り面を介して共通配線76(集合部93)と、個別配線74と、が分離している。
パッド部94は、アクチュエータプレート52の第1主面52a上のうち、チャネル列63,64に対してX方向の両側に位置する非吐出領域であって、上述した個別配線74とY方向で同等の位置(X方向から見て重なり合う位置)に一対で形成されている。具体的に、パッド部94は、非吐出領域のX方向の全体に亘って形成され、そのX方向の内側端部がX方向の最外に位置する浅溝部77内の引き出し部92に接続されている。一方、パッド部94は、非吐出領域において、Y方向の外側端部が共通化凹部78の開口縁まで延設されている。
図4に示すように、アクチュエータプレート52の第1主面52a上において、第1尾部70Aには、第1フレキシブルプリント基板(外部配線)80が実装されている。第1フレキシブルプリント基板80には、第1チャネル列63側の個別電極73に各別に接続される複数の個別電極用配線82と、共通電極75に接続される共通電極用配線83と、が形成されている。
個別電極用配線82は、第1尾部70Aにおいて第1チャネル列63側の各個別配線74に各別に接続され、各個別配線74を介して個別電極73を駆動電位Vddとする。この場合、個別電極用配線82は、共通配線76の集合部93上を延在しているものの、共通化凹部78によって集合部93に対してZ方向に離間している。
共通電極用配線83は、共通配線76のパッド部94に接続され、パッド部94を介して各共通電極75を基準電位GNDとする。
また、アクチュエータプレート52の第1主面52a上において、第2尾部70Bには、第2フレキシブルプリント基板(外部配線)81が実装されている。第2フレキシブルプリント基板81は、上述した第1フレキシブルプリント基板80と同様に個別電極用配線82及び共通電極用配線83を有している。第2フレキシブルプリント基板81のうち、個別電極用配線82は、第2チャネル列64側の各個別配線74に各別に接続され、共通電極用配線83は、第2チャネル列64側の共通配線76(パッド部94)に接続されている。
このように、本実施形態において、各チャネル列63,64の個別電極73は、対応するフレキシブルプリント基板80,81の個別電極用配線82に各別に接続されている。一方、共通電極75は、共通配線76の各パッド部94を介して各フレキシブルプリント基板80,81に接続されている。
<ノズルプレート>
図3に示すように、ノズルプレート51は、厚みが50μm程度のポリイミド等のフィルム材からなり、アクチュエータプレート52の第1主面52a上に接着されている。なお、ノズルプレート51は、Y方向における幅がアクチュエータプレート52よりも狭くなっており、アクチュエータプレート52におけるY方向の外側端部(尾部70A,70B)を露出させている。そして、アクチュエータプレート52のうち、ノズルプレート51から露出した部分に上述したフレキシブルプリント基板80,81がそれぞれ実装されている。
ノズルプレート51には、X方向に間隔をあけて並設された複数のノズル孔(第1ノズル孔85及び第2ノズル孔86)からなるノズル列(第1ノズル列87及び第2ノズル列88)が2列配設されている。
第1ノズル列87は、ノズルプレート51をZ方向に貫通する複数の第1ノズル孔85を有し、これら第1ノズル孔85がX方向に間隔をあけて一直線上に並んで構成されている。これら第1ノズル孔85は、上述した第1チャネル列63の吐出チャネル71内に連通している。具体的に、第1ノズル孔85は、第1チャネル列63の吐出チャネル71において、Y方向の中央部に位置するように形成され、吐出チャネル71と同ピッチで形成されている。
第2ノズル列88は、ノズルプレート51をZ方向に貫通する複数の第2ノズル孔86を有し、上述した第1ノズル列87と平行に配設されている。各第2ノズル孔86は、上述した第2チャネル列64の吐出チャネル71内に連通している。具体的に、第2ノズル孔86は、第2チャネル列64の吐出チャネル71において、Y方向の中央部に位置するように形成され、吐出チャネル71と同ピッチで形成されている。したがって、各ダミーチャネル72は、ノズル孔85,86には連通しておらず、ノズルプレート51によりZ方向の一端側から覆われている。なお、各ノズル孔85,86は、Z方向の一端側に向かうに従い漸次縮径するテーパ状とされている。
<カバープレート>
カバープレート53は、各チャネル列63,64を閉塞するようにアクチュエータプレート52の第2主面52b上に接着された板状とされている。
図3、図6に示すように、カバープレート53には、入口側共通インク室90及び出口側共通インク室(第1出口側共通インク室91a、及び第2出口側共通インク室91b)が形成されている。
入口側共通インク室90は、カバープレート53をX方向に沿って延びるスリットとされ、各チャネル列63,64の上述した吐出側ラップ領域R1とZ方向で対向している。そして、入口側共通インク室90は、各チャネル列63,64の吐出チャネル71におけるY方向の内側端部において、各チャネル列63,64の吐出チャネル71内にまとめて連通している。
第1出口側共通インク室91aは、カバープレート53をX方向に沿って延びるスリットとされ、第1チャネル列63の吐出チャネル71におけるY方向の外側端部とZ方向で対向している。そして、第1出口側共通インク室91aは、第1チャネル列63の吐出チャネル71におけるY方向の外側端部において、第1チャネル列63の吐出チャネル71内にまとめて連通している。
第2出口側共通インク室91bは、第2チャネル列64の吐出チャネル71におけるY方向の外側端部とZ方向で対向する部分に形成されている。そして、第2出口側共通インク室91bは、第2チャネル列64の吐出チャネル71におけるY方向の外側端部において、第2チャネル列64の吐出チャネル71内にまとめて連通している。
したがって、入口側共通インク室90及び各出口側共通インク室91a,91bは、それぞれ各吐出チャネル71に連通する一方、ダミーチャネル72には連通していない。
[プリンタの動作方法]
次に、上述したように構成されたプリンタ1を利用して、記録紙Pに文字や図形等を記録する場合について以下に説明する。
なお、初期状態として、図1に示す4つのインクタンク4にはそれぞれ異なる色のインクが十分に封入されているものとする。また、インクタンク4内のインクがインク循環手段6を介してインクジェットヘッド5内に充填された状態となっている。
このような初期状態のもと、プリンタ1を作動させると、搬送手段2,3のグリッドローラ11,13が回転することで、これらグリッドローラ11,13及びピンチローラ12,14間に記録紙Pを搬送方向(X方向)に向けて搬送する。また、これと同時に駆動モータ38がプーリ35,36を回転させて無端ベルト37を動かす。これにより、キャリッジ33がガイドレール31,32にガイドされながらY方向に往復移動する。
そしてこの間に、各インクジェットヘッド5より4色のインクを記録紙Pに適宜吐出させることで、文字や画像等の記録を行うことができる。
ここで、各インクジェットヘッド5の動きについて、以下に詳細に説明する。
本実施形態のようなサイドシュートタイプのうち、循環式のインクジェットヘッド5では、まず図2に示す加圧ポンプ24及び吸引ポンプ25を作動させることで、循環流路23内にインクを流通させる。この場合、インク供給管21を流通するインクは、入口側共通インク室90を通り、各チャネル列63,64の吐出チャネル71内に供給される。また、各吐出チャネル71内のインクは、各出口側共通インク室91a,91b内に流入し、その後インク排出管22に排出される。インク排出管22に排出されたインクは、インクタンク4に戻された後、再びインク供給管21に供給される。これにより、インクジェットヘッド5とインクタンク4との間でインクを循環させる。
そして、キャリッジ33(図1参照)によって往復移動が開始されると、個別電極73を駆動電位Vddとし、共通電極75を基準電位GNDとして各電極73,75間に電圧を印加する。すると、吐出チャネル71を画成する2つ駆動壁65に厚み滑り変形が生じ、これら2つの駆動壁65が吐出チャネル71にダミーチャネル72側へ突出するように変形する。すなわち、本実施形態のアクチュエータプレート52は分極方向が一方向であり、電極73,75が駆動壁65のZ方向における中間部分までしか形成されていない。そのため、各電極73,75間に電圧を印加することで、駆動壁65におけるZ方向の中間部分を中心にしてV字状に屈曲変形する。これにより、吐出チャネル71があたかも膨らむように変形する。
このように、2つの駆動壁65の圧電厚み滑り効果による変形によって、吐出チャネル71の容積が増大する。そして、吐出チャネル71の容積が増大したことにより、入口側共通インク室90内に貯留されたインクが吐出チャネル71内に誘導される。そして、吐出チャネル71の内部に誘導されたインクは、圧力波となって吐出チャネル71の内部に伝播し、この圧力波がノズル孔85,86に到達したタイミングで、電極73,75間に印加した電圧をゼロにする。これにより、駆動壁65が復元し、一旦増大した吐出チャネル71の容積が元の容積に戻る。この動作によって、吐出チャネル71の内部の圧力が増加し、インクが加圧される。その結果、液滴状のインクがノズル孔85,86を通って外部に吐出されることで、上述したように記録紙Pに文字や画像等を記録することができる。
なお、本実施形態におけるインクを吐出チャネル71の内部に循環させる動作と、吐出チャネル71からインクを吐出する動作は、個別に実施しても、同時に実施しても構わない。
[インクジェットヘッドの製造方法]
次に、上述したインクジェットヘッド5の製造方法について説明する。なお、以下の説明では、アクチュエータプレート52の製造方法を主として説明する。図8はインクジェットヘッド5の製造方法を説明するためのフローチャートである。図9〜図21は、インクジェットヘッド5の製造方法を説明するための工程図であって、図9〜図15は図6に相当する断面図、図16〜図21は図5に相当する断面図である。
図8、図9、図16に示すように、まず吐出チャネル71となる凹部95をアクチュエータプレート52に形成する(凹部形成工程(S1))。本実施形態の凹部形成工程(S1)は、ダイシングブレード96を用いた切削加工により凹部95を形成する。具体的には、アクチュエータプレート52に対して第2主面52b側からダイシングブレード96を進入させ、アクチュエータプレート52に所定深さの凹部95を形成する。
その後、上述した凹部95の形成をX方向及びY方向に間隔をあけて繰り返し行う。このとき、Y方向で隣り合う凹部95同士を、X方向に半ピッチずらすとともに、Y方向の内側端部同士がX方向から見た側面視で重なり合うように形成する。なお、凹部95は、X方向から見た側面視でダイシングブレード96の曲率半径に倣った円弧状とされるとともに、Z方向における深さがアクチュエータプレート52を貫通させない程度の深さになっている。
次に、図8、図10、図17に示すように、アクチュエータプレート52の第2主面52b上にカバープレート53を接合する(カバープレート接合工程(S2))。具体的には、入口側共通インク室90が各凹部95におけるY方向の内側端部でまとめて連通し、かつ各出口側共通インク室91a,91bがX方向で隣り合う凹部95のうち、Y方向の外側端部でそれぞれ連通するように、カバープレート53をアクチュエータプレート52に接合する。
続いて、図8、図11、図18に示すように、凹部95がアクチュエータプレート52を貫通するように、アクチュエータプレート52を第1主面52a側から研削する(研削工程(S3))。これにより、アクチュエータプレート52に吐出チャネル71が形成される。
次に、図8、図12、図19に示すように、アクチュエータプレート52の第1主面52a上に、後述する電極形成工程(S6)で用いるマスク97を形成する(マスク形成工程(S4))。具体的には、まずアクチュエータプレート52の第1主面52a上に、感光性ドライフィルム等からなるマスク材料を貼り付ける。次に、フォトリソグラフィ技術を用いてマスク材料をパターニングすることにより、マスク材料のうち、各個別配線74及び共通配線76の形成領域、並びに吐出チャネル71の第1主面52a側の開口部に相当する部分のマスク材料を除去する。なお、マスク形成工程(S4)では、マスク材料のうち、ダミーチャネル72の第1主面52a側の開口部に相当する部分のマスク材料を除去しても構わない。
続いて、図8、図13、図20に示すように、アクチュエータプレート52に対してダミーチャネル72を形成する(ダミーチャネル形成工程(S5))。ダミーチャネル形成工程(S5)は、上述した凹部形成工程(S1)と同様に、ダイシングブレード96を用いた切削加工等により行う。具体的には、アクチュエータプレート52のうち、吐出チャネル71に対してX方向の両側に位置する部分に第1主面52a側からダイシングブレード96を進入させる。これにより、吐出チャネル71及びダミーチャネル72がX方向に交互に並んで形成される。なお、本実施形態において、ダイシングブレード96は、アクチュエータプレート52をZ方向で貫通する位置まで進入させる。
また、ダミーチャネル形成工程(S5)において、アクチュエータプレート52の尾部70A,70Bに、Y方向の内側端部がダミーチャネル72内に連通するとともに、Y方向の外側端部がアクチュエータプレート52のY方向の外側端面で開口する浅溝部77を形成する。
次に、図8、図14に示すように、アクチュエータプレート52における尾部70A,70BのY方向の外側縁部に、共通化凹部78を形成する(共通化凹部形成工程(S6))。共通化凹部形成工程(S6)は、例えばダイシングブレード96を用いた切削加工等により行う。具体的には、アクチュエータプレート52に対して第1主面52a側からダイシングブレード96を進入させ、アクチュエータプレート52上をX方向に沿って走行させる。
次に、図8、図15、図21に示すように、アクチュエータプレート52に対して個別電極73及び共通電極75、並びに個別配線74及び共通配線76を形成する(電極形成工程(S7))。具体的には、斜め蒸着法等により、Z方向に対してX方向に傾斜する方向からアクチュエータプレート52の第1主面52a側に向けて電極材料を蒸着する。すると、アクチュエータプレート52の第1主面52a上、及び吐出チャネル71及びダミーチャネル72の内面上に、マスク97の開口部を通して電極材料が成膜される。これにより、アクチュエータプレート52の第1主面52a上に個別配線74及び共通配線76が形成されるとともに、各チャネル71,72のZ方向における中間部分から一端縁に至る部分に個別電極73及び共通電極75がそれぞれ形成される。なお、電極形成工程(S7)において、Z方向に対してX方向に傾斜する方向から斜め蒸着を行った場合には、Y方向を向く面(例えば、共通化凹部78の立ち上り面等)には電極材料は成膜されない。
次に、図8に示すように、アクチュエータプレート52の第1主面52a上に形成されたマスク97を除去する(リフトオフ工程(S8))。
その後、図5〜図8に示すように、アクチュエータプレート52の第1主面52a上にノズルプレート51を接合する(ノズルプレート接合工程(S9))。
さらに、アクチュエータプレート52の尾部70A,70Bのうち、ノズルプレート51から露出した部分にフレキシブルプリント基板80,81を実装する。
以上により、本実施形態のインクジェットヘッド5が作製される。
このように、本実施形態では、尾部70A,70Bのうち、Z方向から見た平面視で集合部93と個別電極用配線82との交差部分に、絶縁部となる共通化凹部78を形成する構成とした。
この構成によれば、個別電極用配線82と共通配線76(集合部93)との間での短絡を抑制した上で、個別配線74及び引き出し部92を同一方向(チャネル列63,64に対してそれぞれY方向の外側)に引き出すことができる。これにより、従来のように例えば個別配線及び共通配線をチャネル列に対して互いに反対側に引き出す場合に比べて、配線パターンの簡素化を図ることができる。その結果、フレキシブルプリント基板80,81との接続作業を簡単に行うことができる等、製造効率の向上も図ることができる。
しかも、本実施形態では、共通配線76のパッド部94が個別配線74とY方向で同等の位置に配置されているため、フレキシブルプリント基板80,81と個別配線74及び共通配線76との接続作業をより簡単に行うことができ、製造効率の更なる向上を図ることができる。
さらに、本実施形態では、絶縁部をZ方向に窪んだ共通化凹部78とすることで、個別電極用配線82と共通配線76(集合部93)との間を確実に離間させることができ、両者間の短絡を抑制できる。
また、浅溝部77の深さが、吐出チャネル71の深さの半分以下になっているため、斜め蒸着法等により各電極73,75や配線74,76を成膜する場合において、浅溝部77の内面全体に共通配線76となる電極材料を成膜することができる。これにより、浅溝部77の内面を介してダミーチャネル72内の共通電極75及び引き出し部92間や集合部93上を確実に導通させることができる。
そして、本実施形態のプリンタ1では、上述したインクジェットヘッド5を備えているため、信頼性に優れたプリンタを提供できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、上述した各電極73,75や配線74,76を無電解めっきにより形成する点で、上述した第1実施形態と相違している。なお、以下の説明では、上述した第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図22は、第2実施形態におけるインクジェットヘッド105の図7に相当する斜視図である。
図22に示すように、本実施形態のインクジェットヘッド105において、アクチュエータプレート152は、分極方向がZ方向で異なる2枚の圧電基板を積層した積層基板とされている(いわゆる、シェブロン基板)。そして、各電極73,75のうち、個別電極73は吐出チャネル71の内面全体に亘って形成され、共通電極75はダミーチャネル72の内面全体に亘って形成されている。
また、アクチュエータプレート52における尾部70A,70BのY方向の外側縁部には、絶縁部100が形成されている。絶縁部100は、アクチュエータプレート52における尾部70A,70BのY方向の外側縁部において、第1主面52aに対して一段下がった絶縁化凹部101と、絶縁化凹部101に対してY方向の外側に連なるとともに、絶縁化凹部101からさらに一段下がった共通化凹部78と、を備えている。
まず、共通化凹部78は、上述した第1実施形態と同様に、X方向で浅溝部77内に開口し、Y方向の外側端部がアクチュエータプレート52におけるY方向の外側端面で開口している。共通化凹部78の内面(底面及び立ち上がり面)全体には、共通配線76の集合部93が形成されている。
絶縁化凹部101は、X方向から見た側面視で矩形状を呈し、共通化凹部78と第1主面52aとの境界部分の角部が切除されて構成されている。具体的に、絶縁化凹部101は、Z方向における深さが共通化凹部78よりも浅くなっているとともに、X方向における長さが共通化凹部78と同等に形成されている。また、絶縁化凹部101におけるY方向の外側端部は、共通化凹部78内に開口している。なお、絶縁化凹部101の内面には、上述した集合部93は形成されていない。したがって、絶縁化凹部101は、第1主面52a上に形成された個別配線74と、共通化凹部78内に形成された集合部93と、を離間させている。
次に、上述したインクジェットヘッド105の製造方法について説明する。なお、以下の説明では、共通化凹部形成工程(S6)以降の工程について説明し、上述した第1実施形態と同様の工程については説明を省略する。図23は、第2実施形態におけるインクジェットヘッド105の製造方法を説明するためのフローチャートである。
図23に示すように、本実施形態の電極形成工程(S7)では、各電極73,75や配線74,76を無電解めっきにより形成する。電極形成工程(S7)では、まずアクチュエータプレート152及びカバープレート53の接合体のうち、各電極73,75や配線74,76の形成領域(マスク97の開口部から露出する領域)に対して触媒を付与する。具体的には、塩化第1錫水溶液に浸漬させ、接合体の表面に塩化第1錫を吸着させるセンシタイジング処理を行う。続いて、接合体を水洗等により軽く洗浄する。その後、接合体を、塩化パラジウム水溶液に浸漬させ、接合体の表面に塩化パラジウムを吸着させる。すると、接合体の表面に吸着した塩化パラジウムと、上述したセンシタイジング処理で吸着した塩化第1錫との間で酸化還元反応が生じることで、触媒として金属パラジウムが析出される(アクチベーティング処理)。
次に、触媒(金属パラジウム)が付与された接合体をめっき液に浸漬させることで、接合体のうち、触媒が付与された部分にめっき被膜が析出される。この場合、集合部93が共通化凹部78の内面全体に亘って形成されるため、集合部93と個別配線74とが共通化凹部78と第1主面52aとの間の接続部分を介して接続される。
続いて、集合部93と個別配線74とを離間させる絶縁化凹部101を形成する(絶縁化凹部形成工程(S10))。絶縁化凹部形成工程(S10)は、例えばダイシングブレード96を用いた切削加工等により行う。具体的には、アクチュエータプレート52のうち、共通化凹部78と第1主面52aとの接続部分に位置する角部に対してダイシングブレード96を進入させ、アクチュエータプレート52上をX方向に沿って走行させる。これにより、共通化凹部78と第1主面52aとの接続部分に位置する角部が切除され、絶縁化凹部101が形成されるとともに、集合部93と個別配線74とが離間する。
その後、上述した第1実施形態と同様にリフトオフ工程(S7)及びノズルプレート接合工程(S8)を行う。なお、絶縁化凹部形成工程(S10)は、リフトオフ工程(S7)の後に行っても構わない。
以上により、本実施形態のインクジェットヘッド105が作製される。
この構成によれば、上述した実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、無電解めっきにより共通化凹部78の内面全体に集合部93を形成した場合であっても、個別配線74と共通配線76(集合部93)との間の短絡を抑制できる。この場合、共通化凹部78の内面全体に集合部93を形成することで、共通配線76のインピーダンスを低下させることができる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、液体噴射装置の一例として、インクジェットプリンタ1を例に挙げて説明したが、プリンタに限られるものではない。例えば、ファックスやオンデマンド印刷機等であっても構わない。
また、上述した実施形態では、ノズル列87,88がそれぞれX方向に沿って直線状に延在している場合について説明したが、これに限らず、例えばノズル列87,88が斜めに延在していてもよい。
また、ノズル孔85,86の形状に関しても、円形に限定されるものではない。例えば、三角等の多角形状や、楕円形状や星型形状でも構わない。
また、上述した実施形態では、各チャネル列63,64間において、吐出チャネル71同士及びダミーチャネル72同士が半ピッチずれた千鳥状に配列された構成について説明したが、これに限られない。吐出チャネル71同士及びダミーチャネル72同士が、X方向で異なる位置に形成されていれば構わない。
さらに、上述した実施形態では、ノズル列87,88が二列並んだ二列タイプのインクジェットヘッドについて説明したが、これに限らず、一列や三列以上の複数列のノズル列を有するインクジェットヘッドとしてもよい。
また、上述した実施形態では、集合部93と個別電極用配線82との交差部分に共通化凹部78や絶縁化凹部101を形成する構成について説明したが、これに限られない。集合部93と個別電極用配線82との短絡を抑制できる構成であれば、適宜設計変更が可能である。例えば、図24に示すように、尾部70A,70Bのうち、Z方向から見た平面視で少なくとも集合部93と個別電極用配線82との交差部分に、集合部93を覆う絶縁膜(第1絶縁膜)103を形成しても構わない。なお、絶縁膜103としては、パリレン(登録商標)やガラス等を好適に用いることができる。また、絶縁膜103は、少なくとも集合部93と個別電極用配線82との交差部分に形成されていれば、その形成範囲は適宜設計変更が可能であり、例えばアクチュエータプレート52における第1主面52a全体に亘って形成しても構わない。
また、上述した実施形態では、サイドシュートタイプのうち、インクジェットヘッド5とインクタンク4との間でインクが循環する循環式について説明したが、これに限られない。
さらに、吐出チャネルの延在方向の端部に臨むノズル孔からインクを吐出する、いわゆるエッジシュートタイプのインクジェットヘッドに本実施形態の構成を採用しても構わない。
さらに、上述した実施形態では、パッド部94がチャネル列63,64に対してX方向の外側に配置された構成について説明したが、これに限らず、パッド部94の位置は個別配線74と交差しない位置であれば適宜設計変更が可能である。
さらに、上述した実施形態では、ダミーチャネル72内に連通する浅溝部77を形成した構成について説明したが、これに限らず、浅溝部77を形成しない構成としても構わない。さらに、浅溝部77、共通化凹部78、絶縁化凹部101を互いに同等の深さに形成しても構わない。
また、上述した実施形態では、第1主面52a側からダミーチャネル72を形成し、第2主面52b側から吐出チャネル71を形成する構成について説明したが、これに限られない。
また、各電極73,75のうち、少なくとも個別電極73等のインクが接する部分に個別電極73を被覆するパリレン(登録商標)等の絶縁膜(第2絶縁膜)を形成しても構わない。
この構成によれば、インクを介して各電極73,75が短絡するのを抑制できるため、水性インク等の導電性を有するインクを用いる等、汎用性を向上させることができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせても構わない。
1…インクジェットプリンタ(液体噴射装置)
2,3…搬送手段(移動機構)
5,5Y,5M,5C,5B,105…インクジェットヘッド(液体噴射ヘッド)
7…走査手段(移動機構)
51…ノズルプレート(噴射孔プレート)
52,152…アクチュエータプレート
52a…第1主面(一方の主面)
52b…第2主面(他方の主面)
63…第1チャネル列(チャネル列)
64…第2チャネル列(チャネル列)
70A,70B…尾部
71…吐出チャネル(噴射チャネル)
72…ダミーチャネル
73…個別電極
74…個別配線
75…共通電極
76…共通配線
78…共通化凹部(絶縁部)
80…第1フレキシブルプリント基板(外部配線)
81…第2フレキシブルプリント基板(外部配線)
82…個別電極用配線
85…第1ノズル孔(噴射孔)
86…第2ノズル孔(噴射孔)
92…引き出し部
93…集合部
94…パッド部
101…絶縁化凹部
103…絶縁膜(第1絶縁膜)

Claims (8)

  1. 第1方向に沿って延在するとともに、液体が充填される噴射チャネル及び液体が充填されないダミーチャネルが、第1方向に直交する第2方向に間隔をあけて交互に並設されてなるチャネル列が配設されたアクチュエータプレートと、
    前記噴射チャネルの内面に形成された個別電極と、
    前記アクチュエータプレートの一方の主面上で前記個別電極に接続された個別配線と、
    前記ダミーチャネルの内面に形成された共通電極と、
    前記一方の主面上で前記共通電極に接続された共通配線と、を備え、
    前記個別配線は、前記アクチュエータプレートのうち、前記チャネル列に対して第1方向の一端側に位置する尾部で外部配線の個別電極用配線に接続され、
    前記共通配線は、
    前記ダミーチャネルから第1方向の一端側に向けて各別に引き出された引き出し部と、
    前記尾部のうち前記個別配線よりも第1方向の一端側に位置する部分で第2方向に沿って延在するとともに、前記引き出し部がまとめて接続された集合部と、
    前記集合部に接続されるとともに、前記外部配線の共通電極用配線に接続されるパッド部と、を有し、
    前記尾部のうち、前記アクチュエータプレートを厚さ方向から見た平面視で、少なくとも前記集合部と前記個別電極用配線との交差部分には、両者間を離間させる絶縁部が配設されていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 前記絶縁部は、前記尾部のうち、少なくとも前記交差部分を被覆する第1絶縁膜を有していることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記絶縁部は、前記尾部のうち、少なくとも前記交差部分が前記一方の主面に対して窪む共通化凹部を有し、
    前記集合部は、前記共通化凹部を通して隣り合う前記引き出し部間に接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体噴射ヘッド。
  4. 前記絶縁部は、前記尾部のうち、前記個別配線と前記共通配線との間に位置する部分に形成された絶縁化凹部を備え、
    前記絶縁化凹部は、前記共通化凹部に連なるとともに、前記個別配線と前記集合部との間を遮ることを特徴とする請求項3記載の液体噴射ヘッド。
  5. 前記アクチュエータプレートには、前記ダミーチャネル内に連通するとともに、前記ダミーチャネルから第1方向の一端側に向けて延びる浅溝部が形成され、
    前記浅溝部は、深さが前記噴射チャネルの深さの半分以下になっていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の液体噴射ヘッド。
  6. 前記パッド部は、前記個別配線と第1方向で同等の位置に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の液体噴射ヘッド。
  7. 前記噴射チャネルの内面には、前記個別電極を被覆する第2絶縁膜が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の液体噴射ヘッド。
  8. 請求項1から請求項7の何れか1項に記載の液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドと被記録媒体とを相対的に移動させる移動機構と、を備えていることを特徴とする液体噴射装置。
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