JP6313835B2 - 腕時計用自動巻機構 - Google Patents

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Description

本発明は、ムーブメント、及び少なくとも1つの巻機構によってエネルギを再充填する少なくとも1つのエネルギ蓄積器を収容するケースを備える腕時計に関する。
本発明は、ユーザによる意図的又は非意図的な運動を変換するエネルギ充填手段を備える機械式又は電子式腕時計の分野に関する。
機械式腕時計は、2つのカテゴリ:手動で巻上げを実行するもの、及び自動巻用振動錘を有するものに分けられることが多い。
2番目のカテゴリの腕時計は、技術的により進歩したように見えるが、今日でも、手動腕時計には、依然として多くの利点がある:コンパクト性に優れ、ベアリングからのノイズが全くないため動作が静粛であり、手首での不均衡感がなく、ムーブメントが、ケースの裏側から完全に視認可能であり、香箱に対する摩耗が少ない。また、ユーザの中には、手動で自分の腕時計を巻く習慣に愛着を持つ者もいる。
そのため、ユーザの中には、自動巻腕時計の実用的な側面と手動巻の伝統的で情緒的な利点との間で、時々難しい選択をしなければならない。ユーザがどちらかのシステムを選択可能な市販の腕時計は、存在しない。
また、自動巻機構の振動錘は、ケース内で占領する容積が大きいため、限られた数の複雑化要素しか収容できない。これが、多数の複雑化要素を有する腕時計は、殆ど自動巻腕時計でない理由である。
CELSIUS名義の国際特許出願第2009/044027A2号(特許文献1)では、携帯電話について記載しており、該携帯電話は、機械巻腕時計を備え、閉位置で分離可能な機械巻装置は、ユーザが、運動エネルギを利用することによって、特にメインフラップ又はバッテリハッチを開くこと、スクリーンを摺動すること、腕時計を枢動又は摺動して特定の機能にアクセスすること、或いはヒンジ内部又は摺動経路に収容した機構を介して、携帯電話を単に移動させることによっても、ユーザが手動巻をせずに済むようにしている。この腕時計と組合せた電話は、一片体である、又はヒンジ結合されている。
FRASER FRANK名義の米国特許出願第2577679A号(特許文献2)では、ライターのライターホイールとライターケースが保持する腕時計の巻機構との着脱可能な結合体であって、これらの機構をライターケースに接続する結合体について記載している。
ULYSSE NARDIN名義のスイス国特許出願第705938A1号(特許文献3)では、エネルギを遊星輪列の入力部から遊星輪列の出力部に移送する遊星輪列を備える時計について記載しており、該時計は、アームが、1つ又は2つの太陽車を保持し、太陽車其々がアームの回転軸を中心とするホイール又は竜頭と協働する状態で、2つの遊星車を有する遊星輪列を備える。また、この機構も、確実に手動巻機構を係脱できる。
SwatchグループRESEARCH&DEVELOPMENT Ltd.名義の国際特許出願第2014/166719号(特許文献4)では、自動腕時計の巻上げに関する静電気装置(static device)について記載しており、該自動腕時計は、電源手段又は蓄電装置、及び腕時計の下部と隣接して受容するよう意図した支持面を備える支持体を備える。この装置は、静電界又は/及び磁界を生成する手段を備え、該手段は、支持面下の固定位置に敷設され、支持面と直交する方向の、及び時間に応じて強度又は/及び方向が可変な静電界又は/及び磁界を、放出する環状領域の角度セクタの水平面上で、生成する。また、同特許では、第1強磁性内部及び重金属の第2周縁部を備える振動体、又は該振動体と同軸の常磁性導電円板を有する自動巻機を備える腕時計についても記載している。
WATCHES BREGUET SA名義のスイス国特許出願第706352A2号(特許文献5)では、密閉ケース内に、少なくとも1自由度に基づいて自由で、ケースの端面付近に少なくとも1つの可動受容面を備える静電気の静電気巻機構を駆動する可動部品を備える腕時計について記載している。この受容面は、この端面付近及びケース外部に印加する少なくとも磁界の作用下で結合させて駆動するために、透磁性体又は磁極体を備える。この磁界の方向は、端面に対して可動である。
MOUTSCHEN名義のフランス国特許出願第1546744A号(特許文献6)では、自動腕時計について記載しており、該腕時計は、伝統的な機械式巻機及び伝統的な設定輪列を除去して、自動巻の特殊な装置を備える。この腕時計、特にインデックスの調節は、逆巻を駆動する等、ケースを通した磁気の影響によって可能である。この文献は、詳細な説明ではないが、ケース外部にある磁気ギザローラによる、機械−磁気巻について引用しており、機械−磁気巻は、自転して駆動するのにユーザの自発的な手動による運動が必要があり、この運動は、ライターのギザローラに加える運動と同様で、恐らく腕時計を外す必要がある。従って、既知のシステムとは異なる手動巻機構のみについてである。
TAG HEUER名義の国際特許出願第02/44818号(特許文献7)では、中央体、及び該中央体の外側に回転ベゼルを備える腕時計ケースについて記載している。回転ベゼルは、磁気部を備え、中央体内部にある本体を、磁気部の磁界によって駆動できるように設計している。この本体は、ベゼルの回転中に回転ベゼルの磁界によって回転に巻込まれるように、上記回転ベゼルと、及び磁気部と同心のリングを備え、この本体は、アナログ式のもので、回転ベゼルの角度位置に応じて無限に異なる位置を取り得る。この装置は、取外可能ではない。
国際特許出願第2009/044027A2号 米国特許出願第2577679A号 スイス国特出願許第705938A1号 国際特許出願第2014/166719号 スイス国特許出願第706352A2号 仏国特許出願第1546744A号 国際特許出願第02/44818号 欧州特許第14185439号
本発明は、手動巻の機械式腕時計を、自動巻の機械式腕時計に変換する、又は既存の自動巻腕時計を、自動巻を行える付加ユニットに適合可能な手動巻腕時計に変換する解決方法を提供することを提案する。この付加ユニットを、ユーザが腕時計と共に着用するように工夫し、確実にユーザが快適に着用可能にするために、ユニットの大きさ及び質量を、極めて限定しなければならない。
少なくとも1つの振動錘を備える任意のモジュールを、結合組立体の不浸透性に影響を与えることなく、ユーザによって腕時計ケースに付加できる。
そのために、本発明は、請求項1に記載の腕時計に関する。
添付図を参照して、以下の詳細な説明を読めば、本発明に関する他の特徴及び利点について、明らかになるであろう。
本発明による腕時計の略中央断面における部分略図を示しており、該腕時計は、携帯可能で取外可能な付加自動巻機構ユニットを備え、該ユニットは、トランスミッタホイールセットを保持する振動錘を収容し、該トランスミッタホイールセットを、腕時計ケース内に収容し、輪列(詳細には図示せず)によって運動学的に接続し、過剰なトルクが発生した場合に、巻機構から分離する少なくとも1つの手段を備えるレシーバホイールセットと磁気的に結合させる;ケースと付加ユニットの組立体に関する2つの異なる変形例を、本図の右側と左側で示している。 図1と同様な方法で、別の腕時計を表しており、該腕時計も、携帯可能で取外可能な付加自動巻機構ユニットを備え、該ユニットは、自転してトランスミッタホイールセットを駆動する振動錘を収容し、該トランスミッタホイールセットを、腕時計ケース内に収容し、図1と同様な輪列によって、巻機構に及び従来のゼンマイ香箱から成るエネルギ蓄積器に運動学的に接続するレシーバホイールセットに磁気的に結合する。 本発明による腕時計の略側面図を示しており、該腕時計は、腕時計ケースの裏蓋に圧接して、携帯可能で取外可能な付加自動巻機構ユニットを備え、該ユニットは、従来の手動巻腕時計ケースに磁気的に結合する振動錘を収容する。 図3と同様な方法で、振動錘が、図2で示すように、減速歯車と噛み合い、減速歯車を、従来の手動巻腕時計ケースに磁気的に結合させたところを表している。 図3及び図4と同様な方法で、振動錘を収容する携帯可能で取外可能なユニットを、ベゼル側に設置する別の変形例を表している。 従来の振動錘の形をしたサブアセンブリの組付位置に関する略分解平面図を示しており、該振動錘には、振動錘の回転軸周りに均等に分布する6個の磁石を備えるトランスミッタホイールセットを同心的に固定している。 環状振動錘から成る別のサブアセンブリに関する略平面図を示しており、振動錘は、不均衡部を備え、不均衡部は、その中に備える内歯を介して、セット自体の回転軸周りに均等に分布する6個の磁石を備えるトランスミッタホイールセットでもある枢動ホイールセットを駆動する。 ベゼルに取付け、腕時計ケース内にあり、同じく環状のレシーバホイールセットと協働する、携帯可能で取外可能な付加自動巻機構ユニットを備える腕時計の略断面図を示している。 トランスミッタホイールセットとレシーバホイールセットとの協働に関する略斜視図及び矢印に沿った略平面図を示しており、両セット共、単一の同軸ホイールであり、其々、平行軸を有する3個の磁石を備え、トランスミッタホイールセットの磁石は、該磁石と反対の極性であるレシーバホイールセットの磁石と対向しており、この場合、全磁石は、対で整列する傾向がある。 図9と同様な方法で、レシーバホイールセットと対向するトランスミッタホイールセットが、互いに同じ極性であり、その結果磁石は、ずれた配置になる傾向がある変形例を表している。 ブロック図の形で、ムーブメント、巻機構によってエネルギを充填するエネルギ蓄積器、及び4個の付加自動巻機構ユニットを収容するケースを備える腕時計を表しており、4個のユニット中1個を、ケースに固着し、別の1個を取外可能で携帯可能な方法でケースに取着し、また別の1個を、ケースに蝶着したブレスレットに固着し、最後の1個を、取外可能で携帯可能な方法で、ケースに圧接する外部時計部品に取着する。 図3と同様な方法で、衣類に付ける(vestimentary)タイプのアクセサリ、ここでは、本発明による付加自動巻モジュールを含む更なるブレスレットを表しており、この更なるブレスレットは、腕時計ケースと該ケースに固定したブレスレットから構成するユニットを係止する。 図12と同様な方法で、衣類に付けるタイプの別のアクセサリ、ここでは、本発明による付加自動巻モジュールを含む、特にポケットの水平面上にある、覆い(clothing)を表しており、この覆いは、腕時計ケースと該ケースに固定したブレスレットから構成するユニットを係止する。 衣類に付けるタイプの別アクセサリ、ここでは、本発明による付加自動巻モジュールを含む、財布等の革製品のアクセサリに関する略斜視図を示しており、該アクセサリは、腕時計ケースと該ケースに固定したブレスレットから構成するユニットを、弾性ストラップの下で係止する。
本発明は、携帯可能、取外可能であり、ユーザ自身で極めて簡単に嵌脱できる付加自動巻モジュールを作成することを提案する。本発明は、機械的エネルギを蓄積可能な、又は機械的エネルギを電気エネルギに変換可能な手動巻機構を備えるあらゆる腕時計に関する。特に、本発明は、竜頭で操作する巻真を用いる従来の巻機構を備える腕時計に極めて容易に適用できる。
本発明によると、手動巻腕時計の自動巻腕時計への変換を:腕時計ケースに、ケース裏蓋、ベゼル又はベゼルの外周部に、少なくとも1つの振動錘を収容する任意のモジュールを付加することによって、簡単に達成する。
好適には、任意モジュールの減速歯車と、腕時計ケース内にある巻機構の、又はムーブメントの減速歯車とを結合するシステムを、図3〜図7で図式的に示したように、非接触で達成する。
従って、本発明は、ムーブメント20、及び少なくとも1つの巻機構40によってエネルギを再充填する少なくとも1つのエネルギ蓄積器30を収容するケース10を備える腕時計1に関する。
本発明によると、腕時計1を、ケース10に又はブレスレット50に又はケース10の直近くに配置する腕時計1の外部部品60に取着して、腕時計1と同時にユーザが着用するように配設する少なくとも1つの付加自動巻機構100を受容するように配設する。
本発明の有利な変形例では、この付加自動巻機構100は、トランスミッタホイールセット110を備え、該トランスミッタホイールセット110を、遠隔相互作用によって、かかる巻機構40に備える少なくとも1つのレシーバホイールセット41と非接触で協働するように配設する。この遠隔相互作用を、少なくとも1つのトランスミッタホイールセット110と少なくとも1つのレシーバホイールセット41との空隙Eにある少なくとも1つの界の作用下で達成する。この少なくとも1つの界の強度、及び空隙Eの最大距離を、少なくとも1つのエネルギ蓄積器30にエネルギを再充填するために、ユーザの任意の運動によって少なくとも1つのトランスミッタホイールセット110に付与するトルク又は力を、少なくとも1つのレシーバホイールセット41に伝達可能にするように規定する。
このトルク又は力を、ベゼル、プッシュ片又は他の要素を動作する等、ユーザによる意図的な運動の結果生じさせてもよい、或いは当業者には周知の振動錘を有する自動巻機構を利用して非意図的な運動から生じさせてもよい。
腕時計1は、複数のかかる付加自動巻機構100を備えてもよい。
本発明によると、これらの付加自動巻機構100の少なくとも1つを、ケース10に対して取外可能で携帯可能にする。「携帯可能」は、付加自動巻機構100の質量(mass)を、ムーブメント20(複数可)、エネルギ蓄積器30(複数可)及び巻機構40(複数可)と嵌合するケース10の質量より小さくすることを意味する。
本発明の第1変形例では、腕時計1を、機械式又は電子式ムーブメント20を有し、少なくとも1つのゼンマイ香箱31を備える少なくとも1つのエネルギ蓄積器30を有する機械式又は電子式腕時計とする。
本発明の別の変形例では、腕時計1を、電子式又は電気機械式ムーブメント20を有し、機械電気エネルギ変換器によって動力供給する少なくとも1つのエネルギ蓄積器30を有する電子腕時計とする。
本発明の別の変形例では、腕時計1を、機械式又は電子式ムーブメント20を有し、少なくとも1つのゼンマイ香箱31を備える少なくとも1つのエネルギ蓄積器30を有する電子腕時計とする。
トランスミッタホイールセット110とレシーバホイールセット41との遠隔相互作用を可能とする界を、好適には磁界又は静電界とする。
図示した特別な非限定的実施形態では、腕時計1は、1つのかかるトランスミッタホイールセット110と1つのレシーバホイールセット41から成る少なくとも1組を備え、少なくともどちらか一方を、帯磁させる。トランスミッタホイールセット110を、帯磁させる、又は強磁性とし、強磁性にした又は帯磁させたレシーバホイールセット41と、磁気相互作用で協働するように配設する。
より詳細には、少なくとも1つのかかる組において、トランスミッタホイールセット110とレシーバホイールセット41の両方を、図1、図2、図9及び図10から分かるように、帯磁させるが、その際トランスミッタホイールセット110は、少なくとも1つのトランスミッタ極片101を備え、レシーバホイールセット41は、少なくとも1つのレシーバ極片401を備える。
これらホイールの枢動配置について、詳細には説明しないが、図1では、玉軸受102、402を介して、トランスミッタホイールセット110を、ネジ105によってフランジ104に取着したコア103に対して枢動させること、及びレシーバホイールセット41を、ケース10に取着したコア12に対して枢動させることを示している。
第1実施形態では、図1、図2及び図9から分かるように、かかる1組内で、トランスミッタホイールセット110とレシーバホイールセット41は、互いに対して極片101及び極片401を呈し、各極片は、其々111、411とする空隙面を備え、全ての空隙面を、互いに反対極性とし、略平行にする。各極片を同数で、均等に分布させた場合、図9に見られるように、整列する傾向がある。
別の実施形態では、図10から分かるように、トランスミッタホイールセット110とレシーバホイールセット41は、互いに対して極片101及び極片401を呈し、各極片は、其々111、411とする空隙面を備え、全ての空隙面を、互いに同じ極性とし、略平行にする。この場合、図10から分かるように、各極片は、ずれた配置になる傾向がある。
しかし、当然ながら、運転中にレシーバホイールセット41をセットするのに、1つのトランスミッタ極片101だけでも十分に、駆動ドッグのように、1つのレシーバ極片401に対する伝達機構(driver)としての機能を果たせる。勿論、トランスミッタ極片101とレシーバ極片401との結合を良好にするほど、結合が、図9で示したように整列配置となるか、図10で示したように交互配置となるかに関係なく、駆動が良好になる。
特定の実施形態では、腕時計1は、トランスミッタホイールセット110とレシーバホイールセット41から成る少なくとも1組を備え;この組では、協働が、ケース10の主軸に対して軸方向で起こる。
図1、図2、図9及び図10では、様々な磁力線が互いに平行であり、好適には、ケース10の主軸に平行である特定の事例を説明しており、該主軸は、ムーブメント20が機械式の場合にはムーブメント20の軸、時計針の主軸、又は機械加工部の一部の若しくはホーン等を介したブレスレット締結部の対称軸である。この構成は、図3〜図7で示した、付加自動巻機構100の軸方向の位置決め例と対応する。
他の形状も可能であり、特に、図7から分かるように、トランスミッタホイールセット110とレシーバホイールセット41を両方環状にした事例も可能である。
従って、特定の実施形態では、腕時計1は、トランスミッタホイールセット110とレシーバホイールセット41から成る少なくとも1組を備え、両セットは、略環状で、ケース10の主軸に対して同軸であり、該組の協働は、回転軸がケース10の主軸と平行な、又は合致する円筒形又は円錐形に対して接線方向で発生して、巻上げがユーザの意図的又は非意図的な行為によって発生可能になる。
図8は、かかる実施形態に関する特定の実施例を示しており、付加自動巻機構100は、ケース10の周りに設置したベゼルの形をとり、環状振動錘120を組込んでいる。有利には、このベゼルも、MONTRES BREGUET SA名義の欧州特許第14185439号(特許文献8)に記載されたように、磁気駆動ベゼルである。従って、特にダイバー時計に関して、常に難しい密封問題を起こす竜頭を省くことが可能である。注目すべきは、時刻を設定する、クロノグラフを始動する、再設定するといった他の従来の機能を、非接触システムを用いて同様な方法で達成できる点である。
そのため、ユーザは、竜頭を用いた従来の方法で、又はベゼルを回転して、又は腕時計を着用して、自分の腕時計を巻上げるかを選択できる。
またより詳細には、様々な極片を、該極片を保持する円板又はリングに対して、径方向に、又は接線方向に配設してもよい。従って、特定の場合では、かかる組内において、トランスミッタホイールセット110は、主磁力線が伝達面において同一平面上にあるトランスミッタ極片を備え、レシーバホイールセット41は、主磁力線が受容面において同一平面上にあるレシーバ極片を備え、トランスミッタホイールセット110とレシーバホイールセット41との空隙は、互いに平行な伝達面と受容面によって画成する円筒形容積部となる。
他の多くの構成が可能であり;そうした構成については、ケース10内で利用可能な空間に応じて設計者が決定する。本発明の目的の1つは、振動錘を介して自動巻する種類の機械式腕時計内で、上記錘が占領する大容積を、腕時計ケース外にこの機能を移動することによって、解放することである。そのため、レシーバホイールセット41(複数可)を位置決めする際に、優先的に、複雑化要素又はアクセサリを受容するのに不適切な空間を使用する。
図1、図2、図6、図7及び図8から分かるように、付加自動巻機構100は、有利には、少なくとも1つの振動錘120を備え、振動錘120は、腕時計1のユーザが運動を実行した状態で、可動であり、振動錘120は、図1及び図6で示したように、かかるトランスミッタホイールセット110から成る、又は振動錘120は、図2及び図7で示したように、少なくとも1つのかかるトランスミッタホイールセット110を枢動又は回転又は並進運動を駆動する駆動手段から成り、振動錘120は、トランスミッタホイールセット110から成る減速歯車114と噛み合う。
ホイールセット110は、トランスミッタ軌道111を含み、トランスミッタ軌道を、かかるレシーバホイールセット41のレシーバ軌道411と出来るだけ近くに位置するように配設する。
好適には、図2から分かるように、巻機構40は、かかるエネルギ蓄積器30に直接動力供給するラチェット42の下流に、減速輪列43を含み、減速輪列43は、ラチェット42に対向して、摩擦や他の手段を使用する分離手段44を備え、該分離手段44の下流に、少なくとも1つのかかるレシーバホイールセット41を、ケース10の内周にすぐ近くに設置する。図1及び図2の変形例では、レシーバホイールセット41を、ケース裏蓋15に出来るだけ近づけ、ケース裏蓋15を、有利には、透明にして、機構を見られるようにする。巻機構40は、当業者には周知のかかるレシーバホイール又は爪等、任意の自動巻機構の従来部品を備えてもよい。
特定の変形例では、巻機構40は、エネルギ蓄積器30に直接動力供給するかかるラチェット42を備え、該巻機構40は、レシーバホイールセット41から成る。この解決方法は、減速歯車が無いため、減速輪列43を備える変形例と比べて、有利には見えないが、非接触の相互作用で伝達できるトルクが直接香箱を巻上げるのに十分であり、且つ振動錘の運動によって変換したエネルギが、香箱の蓄積容量に対してまだ余剰であれば、使用できる。
本発明は、振動錘用に確保する必要がなくなったケース10の内容積の殆どを、空けることができ、且つ例えば付加モジュールの形で他の機能又は複雑化要素を収容できる。特に、時打ち香箱等を備える音又は音楽モジュールを挿入可能であり、該香箱にも、有利には、本発明による付加自動巻機構100によって動力供給できる。
その結果、ユーザに、機構がケース10内で動作しているのを見えるようにすると、有利なことが多い。そのために、付加自動巻機構100をケース10の裏蓋に圧接する際に、ケース10が透明な裏蓋15を有するのが好ましく、付加自動巻機構100は、機構内に備えるトランスミッタホイールセット110のセットの両側に、少なくとも2枚のクリスタルガラス115、116を備え、その中の少なくとも1枚を、図1及び図2から分かるように、透明なケース裏蓋15に出来るだけ近くなるように配設する。従って、ケース10に収容する機構と同時に、実際の付加自動巻機構100の中身も表示できる。
ケース10は、組付手段13を備え、少なくとも1つの付加自動巻機構100は、付加自動巻機構100をケース10に対して位置決めし、確実に取着するための相補的組付手段113を含む。図1の左側部分では、雄ネジ13Aと雌ネジ113Aとでネジを取着した例を示しているのに対して、同図の右側部分では、2つの相補的なリップ13Bと113Bとでスナップフィットする例を示している。
特定の実施形態では、ケース10は、指標(indexing)手段12及びかかる組付手段13を備え、少なくとも1つの付加自動巻機構100は、付加自動巻機構100をケース10に対して位置決めし、確実に取着するための相補的指標手段112及び相補的組付手段113を含む。特定の非限定的な実施形態は、指標手段12と相補的指標手段112である相補的な印を位置合わせして相対的に位置決めし、スプリングボール受け又は類似したものの上にある係止位置に前方から挿入し、回転させる、カメラのレンズと同様なバヨネット嵌合式のものである。図2は、リップ13が、複数の平行な溝を備えるモミの木形をしたハウジング113と協働する、別のスナップフィットの例を示している。
本発明の1つの利点は、付加自動巻機構100が取外可能で携帯可能という性質であり、そのために、ケース10へのアクセスを自由にし易くなり、ケース10内での操作がより簡単に実行できる。しかしながら、特に、腕時計1が複数の付加自動巻機構100を備える場合に、これらの付加自動巻機構100の少なくとも1つを、ケース10に固着すると、有利かもしれない。
特に有利な方法では、付加自動巻機構100は、開口が全くない、密封した携帯可能で取外可能なユニットを形成する。この密封を、特にガスケット106、107によって確実にする。また、携帯可能で取外可能なユニットを、該ユニットの全周囲で完全に溶接又は接着してもよく、更なる介入は、ユニット内部で、不要になる、又は不可能にさえなる。
特に、ケース10は、開口部が全くない密封ユニットを形成する。具体的には、密封手段11は、ケース裏蓋15とケース10を接続する。
要するに、本発明による腕時計1に備える付加自動巻機構100は、任意の付加モジュールとして考案され、自動巻機能を、腕時計ケース10の外に移動でき、そのため、既存の腕時計に基づいて製造する変形例において、ケース10内に通常振動錘用に確保する空間を解放でき、この空間を、他の複雑化要素を収容したり、製品を大幅に薄くするのに使用できる。
非接触の結合システム、特に磁気システムの利点は、ユーザにとって自動巻機構を付加する際の困難を取り除く点である。腕時計ケースに対して行う操作が全くないため、操作が、腕時計の不浸透性に影響を与えるおそれがない。磁石が互いに吸引又は反発して、磁気結合を達成できる。任意の及び推奨する更なるシールドにより、磁気回路を閉じることができ、漏出を最小化できる。
好適には3〜12個のネオジム・鉄・ホウ素磁石を含む、通常直径約10mmの小型トランスミッタホイール及びレシーバホイールを用いたかかる磁気結合の大きさで、普段着用中に起こる通常の小さな加速度に対する最適な動作に完全に適合できる。磁気結合は急加速の場合、分離する可能性があるが、せいぜい振動錘が最初の高速回転中に、腕時計が巻上げられない程度なので、損傷は全くない。実際に、自動巻腕時計は、着用中に最大に巻上げることが多いことが知られており;従って、機械的結合より効率的には劣るシステムでも許容できる。かかる場合では、自動巻ゼンマイの従来のスリップバネを除去でき、これは、利点となる。
別の変形例では、任意モジュールの減速歯車と、腕時計ケース内にある巻機構の、又はムーブメントの減速歯車とを結合するシステムを、ピニオン、噛合せ等により直接機械的に結合させることを備える付加自動巻機構によって、達成する。付加機構の内部配置は、特に振動錘を有する非接触の変形例について上述したものと同じとしてもよい。その際、トランスミッタホイールセット110を、駆動ホイールセットと置換し、該駆動ホイールセットは、レシーバホイールセット41と置換した腕時計内に設置する入力ホイールセットと、従来の機構駆動配置で、協働する。
本発明は、衣類に付ける(vestimentary)タイプのアクセサリに、少なくともかかる付加自動巻機構100を極めて簡単に嵌合可能にし、確実に、該機構を、更なるブレスレット51等のアクセサリ、又は特にポケットの水平面上にある、覆いに、又は財布、日記帳、腰帯(girdle)等の革製品52のアクセサリに、容易に組込むことができ、このアクセサリを、ケース10を係止(lock up)するように、又はケース10とケース10に固定したブレスレット50から構成するユニットを係止するように、配設する。
1 腕時計
10 ケース
11 密封手段
12、103 コア
13 組付手段
13A 雄ネジ
13B リップ
15 ケース裏蓋
20 ムーブメント
30 エネルギ蓄積器
31 ゼンマイ香箱
40 巻機構
41 レシーバホイールセット
42 ラチェット
43 減速輪列
44 分離手段
50 ブレスレット
52 革製品
60 外部部品
100 付加自動巻機構
101 トランスミッタ極片
102、402 玉軸受
104 フランジ
105 ネジ
106、107 ガスケット
110 トランスミッタホイールセット
111、411 空隙面
112 相補的指標手段
113 相補的組付手段
113A 雌ネジ
113B リップ
114 減速歯車
115、116 クリスタルガラス
120 振動錘
401 レシーバ極片

Claims (22)

  1. ムーブメント(20)、及び少なくとも1つの巻機構(40)によってエネルギを再充填する少なくとも1つのエネルギ蓄積器(30)を収容するケース(10)を備える腕時計(1)であって、該腕時計(1)を、前記ケース(10)に、又はブレスレット若しくはストラップ(50)に、又は前記ケース(10)のすぐ近くに配置した前記腕時計(1)の外部部品(60)に取着して、少なくとも1つの付加自動巻機構(100)を受容するように配設し、前記付加自動巻機構(100)を、前記腕時計(1)と同時にユーザが着用するように配設し、前記付加自動巻機構(100)は、前記巻機構(40)に備えた少なくとも1つのレシーバホイールセット(41)と、非接触で協働するように配設する少なくとも1つのトランスミッタホイールセット(110)を備え、前記非接触での協働を、前記少なくとも1つのトランスミッタホイールセット(110)と前記少なくとも1つのレシーバホイールセット(41)との間の空隙にある少なくとも1つの界の作用下で遠隔相互作用することによって、行い、前記少なくとも1つの界の強度及び最大空隙距離を、前記少なくとも1つのエネルギ蓄積器(30)にエネルギを充填するために、ユーザの運動によって前記少なくとも1つのトランスミッタホイールセット(110)に付与するトルク又は力を、前記少なくとも1つのレシーバホイールセット(41)に伝達するように規定すること、前記少なくとも1つの界を、磁界又は静電界とすること、及び前記少なくとも1つの付加自動巻機構(100)は、前記ケース(10)に対して取外可能であり、携帯可能であることを特徴とする、腕時計(1)。
  2. 前記腕時計(1)は、前記トランスミッタホイールセット(110)と前記レシーバホイールセット(41)から成る少なくとも1組を備え、前記両セットの少なくとも一方を帯磁させる、前記トランスミッタホイールセット(110)を帯磁させる、又は強磁性にして、前記帯磁させた又は強磁性のレシーバホイールセット(41)と、磁気相互作用で協働するように配設することを特徴とする、請求項1に記載の腕時計(1)。
  3. 前記少なくとも1組内で、前記トランスミッタホイールセット(110)と前記レシーバホイールセット(41)の両方を、帯磁することを特徴とする、請求項2に記載の腕時計(1)。
  4. 前記少なくとも1組内で、前記トランスミッタホイールセット(110)と前記レシーバホイールセット(41)は、互いに対して極片を呈し、各極片は、空隙面を備え、全ての前記空隙面を、互いに略平行にし、同じ極性とすることを特徴とする、請求項3に記載の腕時計(1)。
  5. 前記少なくとも1組内で、前記トランスミッタホイールセット(110)と前記レシーバホイールセット(41)は、互いに対して極片を呈し、各極片は、空隙面を備え、全ての前記空隙面を、互いに略平行とし、反対極性とすることを特徴とする、請求項3に記載の腕時計(1)。
  6. 前記少なくとも1組内で、前記トランスミッタホイールセット(110)は、主磁力線が伝達面において同一平面上にあるトランスミッタ極片を備え、前記レシーバホイールセット(41)は、主磁力線が受容面において同一平面上にあるレシーバ極片を備えること、及び前記トランスミッタホイールセット(110)と前記レシーバホイールセット(41)との空隙は、互いに平行な前記伝達面と前記受容面によって画成する円筒形容積部であることを特徴とする、請求項2に記載の腕時計(1)。
  7. 前記付加自動巻機構(100)は、少なくとも1つの振動錘(120)を備え、該振動錘(120)は、前記腕時計(1)のユーザが運動を実行した状態で、可動であり、前記振動錘(120)は、前記トランスミッタホイールセット(110)を形成する、又は少なくとも1つの前記トランスミッタホイールセット(110)を枢動又は回転又は並進運動を駆動する駆動手段を形成することを特徴とする、請求項1に記載の腕時計(1)。
  8. 前記少なくとも1つのトランスミッタホイールセット(110)は、前記レシーバホイールセット(41)の出来るだけ近くに位置決めするように配設するトランスミッタ経路(111)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の腕時計(1)。
  9. 前記巻機構(40)は、前記エネルギ蓄積器(30)に直接動力供給するラチェット(42)の下流に、減速輪列(43)を備え、該減速輪列(43)は、前記ラチェット(42)対向して、分離手段(44)を備え、該分離手段(44)の下流に、少なくとも1つの前記レシーバホイールセット(41)を、前記ケース(10)の内周すぐ近くに設置することを特徴とする、請求項1に記載の腕時計(1)。
  10. 前記巻機構(40)は、前記エネルギ蓄積器(30)に直接動力供給するラチェット(42)を備え、前記巻機構(40)は、前記レシーバホイールセット(41)から成ることを特徴とする、請求項1に記載の腕時計(1)。
  11. 前記腕時計(1)は、前記トランスミッタホイールセット(110)と前記レシーバホイールセット(41)から成る少なくとも1組を備え、該組では、協働が、前記ケース(10)の主軸に対して軸方向で起こることを特徴とする、請求項1に記載の腕時計(1)。
  12. 前記腕時計(1)は、前記トランスミッタホイールセット(110)と前記レシーバホイールセット(41)から成る少なくとも1組を備え、両セットは、略環状で、前記ケース(10)の主軸に対して同軸であり、該組の協働は、回転軸が、前記ケース(10)の主軸と平行な、又は合致する円筒形又は円錐形に対する接線方向で発生して、巻上げがユーザの意図的又は非意図的な行為によって発生可能であることを特徴とする、請求項1に記載の腕時計(1)。
  13. 前記ケース(10)は、透明な裏蓋(15)を含むこと、及び前記付加自動巻機構(100)は、該機構内に備える前記トランスミッタホイールセット(110)のセットの両側に、少なくとも2枚のクリスタルガラス(115、116)を備え、該ガラスの少なくとも1枚を、前記透明な裏蓋(15)に出来るだけ近くなるように配設することを特徴とする、請求項1に記載の腕時計(1)。
  14. 前記ケース(10)は、指標手段(12)及び組付手段(13)を備え、少なくとも1つの前記付加自動巻機構(100)は、該機構を前記ケース(10)に対して位置決めし、確実に取着するための相補的指標手段(112)及び相補的組付手段(113)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の腕時計(1)。
  15. 前記付加自動巻機構(100)は、開口が全くない、密封した携帯可能で取外可能なユニットを形成することを特徴とする、請求項1に記載の腕時計(1)。
  16. 前記ケース(10)は、開口が全くない、密封ユニットを形成することを特徴とする、請求項1に記載の腕時計(1)。
  17. 前記腕時計を、前記ムーブメント(20)が機械式である機械式腕時計とし、少なくとも1つの前記エネルギ蓄積器(30)は、少なくとも1つのゼンマイ香箱(31)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の腕時計(1)。
  18. 前記腕時計(1)を、前記ムーブメント(20)が電子式又は電気機械式である電子腕時計とし、少なくとも1つの前記エネルギ蓄積器(30)に、機械電気エネルギ変換器によって動力供給することを特徴とする、請求項1に記載の腕時計(1)。
  19. 前記腕時計(1)を、前記ムーブメント(20)が電子式又は電気機械式である電子時計とし、少なくとも1つの前記エネルギ蓄積器(30)は、少なくとも1つのゼンマイ香箱(31)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の腕時計(1)。
  20. 少なくとも前記付加自動巻機構(100)を、前記ケース(10)を係止するように、又は前記ケース(10)と該ケース(10)に固定したブレスレット(50)から構成するユニットを係止するように配設する更なるブレスレット(51)に組込むことを特徴とする、請求項1に記載の腕時計(1)。
  21. 少なくとも前記付加自動巻機構(100)を、前記ケース(10)を係止するように、又は前記ケース(10)と該ケース(10)に固定したブレスレット(50)から構成するユニットを係止するように配設する覆いに組込むことを特徴とする、請求項1に記載の腕時計(1)。
  22. 少なくとも前記付加自動巻機構(100)を、ユーザが携帯可能で、且つ前記ケース(10)を係止するように、又は前記ケース(10)と該ケース(10)に固定したブレスレット(50)から構成するユニットを係止するように配設する革製品のアクセサリ(52)に組込むことを特徴とする、請求項1に記載の腕時計(1)。
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