JP6311621B2 - 内燃機関の冷却装置 - Google Patents
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Description
本実施の形態の内燃機関は冷却水によって冷却される水冷式エンジン(以下、単にエンジンという)である。エンジンを冷却するための冷却水は、エンジンとラジエータとの間を冷却水循環システムによって循環させられる。冷却水の供給は、エンジンのシリンダブロックとシリンダヘッドの両方に対して行われる。
制御装置100は、シリンダヘッド4とシリンダブロック6のそれぞれの要部を適温に冷却するためにLT流量を制御する。図2は、制御装置100によるLT流量制御の制御フローを示すフローチャートである。制御装置100は、このようなフローで表されるルーチンをECUのクロック数に対応する所定の制御周期で繰り返し実行する。
図1に示す構成では、温度が異なる冷却水が流れる2つの流路、すなわち、ブロック内LT冷却水流路14とブロック内HT冷却水流路34がシリンダブロック6に形成されている。ブロック内HT冷却水流路34は、シリンダブロック6のほぼ全体を冷却する主たる冷却水流路であって、エンジン2の運転中は常に冷却水が流れている。一方、ブロック内LT冷却水流路14はシリンダブロック6の要部(ノッキング等に対する感度の高い部位)を重点的に冷却するための冷却水流路であって、冷却水の流量はエンジン負荷等のエンジン2の運転状況に応じて可変とされている。つまり、エンジン2の運転状況によって、ブロック内LT冷却水流路14は突然に急変する場合がある。
LT出口熱量 = 出口水温×LT流量
LT入口熱量 = LT出口熱量 − QLT
LT入口水温 = LT入口熱量/LT流量
4−1.比較例の動作
次に、制御装置100により実現される冷却装置の動作について、その比較例とともにタイムチャートを用いて説明する。比較例では、図4に示すLT流量上限値を設定するルーチンを実行することなく、図2に示すLT流量制御のルーチンのみが実行されている。なお、タイムチャートにて説明する動作は、エンジン2の温間始動時における冷却装置の動作である。
図7は、LT流量を抑制する場合の冷却装置の動作、つまり、実施の形態の動作を示すタイムチャートである。図7には、冷却装置の動作に関係する複数の状態量の時間による変化が示されている。1段目から8段目までの各チャートの項目は図6のタイムチャートに示す項目に等しい。
図4で説明したルーチンでは、LT流量に上限値を設定したが、電動ウォータポンプの駆動デューティに上限値を設定してもよい。この場合、図4のルーチンのステップS112において電動ウォータポンプの駆動デューティの上限値を設定する。そして、設定した上限値を図2のルーチンのステップS6に反映し、電動ウォータポンプ26の駆動デューティの最大値を上限値で制限する。図8に、HT水温とLT水温との間の温度差に対する駆動デューティ上限値の設定例を示す。これによってもLT流量に上限値を設定する場合と同等の作用効果を得ることができる。
4 シリンダヘッド
6 シリンダブロック
10 LT冷却水循環システム
12 ヘッド内LT冷却水流路
14 ブロック内LT冷却水流路
20 LTラジエータ
24 三方弁
26 電動ウォータポンプ
28 温度センサ
30 HT冷却水循環システム
34 ブロック内HT冷却水流路
35 ヘッド内HT冷却水流路
40 HTラジエータ
44 サーモスタット
46 ウォータポンプ
48 温度センサ
100 制御装置
Claims (6)
- 冷却水の温度が異なる2系統の冷却水循環システムのうちの1つであって、内燃機関に形成された低温冷却水流路を含み、前記低温冷却水流路に低温の冷却水を循環させる低温系冷却水循環システムと、
前記2系統の冷却水循環システムのうちの1つであって、前記内燃機関に形成された高温冷却水流路を含み、前記高温冷却水流路に高温の冷却水を循環させる高温系冷却水循環システムと、
前記低温系冷却水循環システムの運転を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記高温冷却水流路に流入する冷却水の温度と、前記低温冷却水流路に流入する冷却水の温度との温度差が一定値より大きい状況では、前記温度差が前記一定値以下である状況と比較して、前記低温冷却水流路に流入する冷却水の流量の最大値を抑えるように前記低温系冷却水循環システムを制御する、ことを特徴とする内燃機関の冷却装置。 - 前記制御装置は、前記温度差が前記一定値より大きい状況では、前記温度差が大きいほど前記低温冷却水流路に流入する冷却水の流量の最大値をより低く抑えるように前記低温系冷却水循環システムを制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の冷却装置。
- 前記制御装置は、前記低温冷却水流路に流入する冷却水の流量の変化速度が閾値より小さい場合、前記低温冷却水流路に流入する冷却水の流量の最大値を抑えることを控える、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の冷却装置。
- 前記制御装置は、前記低温冷却水流路に流入する冷却水の温度が基準温度より大きい状況では、前記低温冷却水流路に流入する冷却水の流量の最大値を抑えることを控える、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の内燃機関の冷却装置。
- 前記制御装置は、前記温度差が前記一定値以下である状況において、前記内燃機関からの放熱量が増大することが予測される場合は、そうでない場合と比較して、前記低温冷却水流路に流入する冷却水の流量の最大値を抑えるように前記低温系冷却水循環システムを制御する、ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の内燃機関の冷却装置。
- 前記制御装置は、前記低温冷却水流路に流入する冷却水の流量の最大値を抑えることを、開始から一定時間が経過した時点で解除する、ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の内燃機関の冷却装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2015015838A JP6311621B2 (ja) | 2015-01-29 | 2015-01-29 | 内燃機関の冷却装置 |
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- 2015-01-29 JP JP2015015838A patent/JP6311621B2/ja active Active
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