JP6310812B2 - 弁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水道などの流体管路に使用される弁装置に関する。
近年、水道管などの既設流体管の途中に分岐管を設ける分岐管接続工事では、管路を上流側で止水することなく不断水の状態を維持したまま、流体管の周壁を穿孔し、分岐管を接続する工法が採用されている。かかる工法では、種々の弁装置が用いられる。
例えば、特許文献1には、流体管を取り囲んで装着される複数の分割体で構成される分岐ケースと、分岐ケースの分割面に端部を挟み込んで接続される分岐管と、分岐管の流路を遮断する閉位置と当該遮断を開放する開位置との間を移動する弁体と、を有する弁装置が開示されている。弁体は、分岐管に形成された貫通挿入口を介して分岐管の内外に往来可能に構成され、分岐管を閉塞するために用いられる。
特許文献2には、分岐ケースと、分岐ケースの分割面に端部を挟み込んで接続される分岐管と、分岐管と分岐ケースの内部連通を開閉する弁体と、を有する弁装置が開示されている。弁体は、分岐ケースに形成された貫通挿入口を介して分岐ケースの内外を往来可能に構成され、分岐ケースと分岐管の内部連通を閉塞するために用いられる。
特許文献3には、分岐ケースの分岐管に接続される管状体の弁箱と、弁箱の内部流路を開閉する弁体と、を有する作業用仕切弁とも呼ばれる弁装置が開示されている。弁体は、弁箱に接続される穿孔機などの機器の脱着時に弁箱を閉塞するために用いられる。
特開2014−95476号公報 特開2011−106572号公報 特開2012−240168号公報
しかしながら、上記のように、従来の弁装置には、弁体を移動させるためのねじコマ構造を有する弁軸と、弁軸を回転させるためのレバーやハンドルなどの操作部とが設けられており、装置が大型化してしまう。また、弁装置は、地面に埋設された既設流体管に用いられるために、弁軸を回転させるための操作部のスペースを確保すべく、地面を広めに切削しなければならず、コストが増大してしまう。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであり、その目的は、装置を小型化でき、コストを抑制可能な新たな弁装置を提供することである。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の弁装置は、管路の一部を構成する筐体と、折り畳みにより伸縮可能であり、伸長状態において前記筐体内の流路を遮蔽する弁体となる遮蔽用袋体および伸長状態において前記流路を開放するための開口を有する開放用袋体と、前記両袋体に挟まれる位置において両袋体を保持すると共に、各々の袋体の伸縮動作に応じて移動可能に前記筐体に支持される移動体と、前記遮蔽用袋体及び前記開放用袋体にそれぞれ導通する対をなす導通管と、を備え、前記開放用袋体を縮退状態に且つ前記遮蔽用袋体を伸長状態にして前記流路を遮蔽する流路遮蔽状態と、前記開放用袋体を伸長状態に且つ前記遮蔽用袋体を縮退状態にして前記流路を開放する流路開放状態とを、前記一対の導通管を介した各袋体への流体の出し入れによって切り替え可能に構成したことを特徴とする。
この構成によれば、遮蔽用袋体および開放用袋体に対する流体の出し入れによって、各々の袋体を伸長状態又は縮退状態にでき、袋体による流路の遮蔽及び流路の開放を切り替えることができる。したがって、弁体を移動させるための弁軸が不要となり、装置を小型化でき、コストを低減することが可能となる。
図2におけるA−A部位断面図であり、流路遮蔽状態を示す図。 第1実施形態の弁装置を示す側面図。 図2におけるA−A部位断面図であり、流路開放状態を示す図。 流路遮蔽状態における遮蔽用袋体及び開放用袋体、移動体、固定体を示す斜視図。 流路遮蔽状態における遮蔽用袋体及び開放用袋体、移動体、固定体を示す平面図。 図4BにおけるC−C部位断面図。 流路開放状態における遮蔽用袋体及び開放用袋体、移動体、固定体を示す斜視図。 流路開放状態における遮蔽用袋体及び開放用袋体、移動体、固定体を示す平面図。 図4EにおけるB−B部位断面図。 流路遮蔽状態において、分岐管部と一体に形成された分割体の図示を省略した斜視図。 流路遮蔽状態において、分岐管部と一体に形成された分割体の図示を省略した側面図。 流路遮蔽状態において、分岐管部と一体に形成された分割体、袋体、移動体、固定体の位置関係を示す斜視図。 流路開放状態において、分岐管部と一体に形成された分割体の図示を省略した斜視図。 流路開放状態において、分岐管部と一体に形成された分割体の図示を省略した側面図。 流路開放状態において、分割体、袋体、移動体、固定体の位置関係を示す斜視図。 流路開放状態において分岐管部の軸に沿って見た図であり、分割体、袋体、移動体、固定体の位置関係を示す図。 第2実施形態の流路遮蔽状態の弁装置を示す流体管の軸に沿った断面図。 第2実施形態の流路開放状態の弁装置を示す流体管の軸に沿った断面図。 第2実施形態の弁装置を示す流体管の軸に直交する断面図。 第3実施形態の弁装置の一例を示す流体管の軸に直交する断面図。 第3実施形態の弁装置の他の一例を示す流体管の軸に直交する断面図。 第4実施形態の弁装置を示す分岐管の軸に沿った断面図。 図11AにおけるD−D部位断面図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1及び図2に示すように、本実施形態の弁装置は、既設の水道管1(流体管の一例)の外周面に対して所定空間を形成した状態で密閉状に水道管1の外側に嵌め込まれる分岐ケース2を有する。分岐ケース2は、シール部Sを挟みつつ複数の分割体2A、2Bを組み合わせて構成される割T字管形状をしており、ボルトとナットからなる締結具(図示せず)によって分割体同士が互いに連結される。分岐ケース2(1つの分割体2B)には、分岐管部20が一体に形成されている。分岐管部20は、水道管1から上方へ突出するように配置される。
分岐ケース2には、分岐管部20を介して切削装置(図示せず)が取り付けられ、切削装置が、分岐ケース2で包囲された水道管1に穿孔を形成し、その後、切削装置を取り外す必要があるが、切削装置の取り外しを可能にするためには、穿孔された水道管1と分岐管部20との内部連通を一時的に閉塞する必要がある。そのために、弁装置は、折り畳みにより伸縮可能な遮蔽用袋体3および開放用袋体4と、棒状の移動体5と、対をなす導通管60,61と、を有する。
遮蔽用袋体3は、図1、図4A、図5A、図5B及び図6に示すように、伸長状態において流路(分岐管部20の開口)を遮蔽する弁体となる。開放用袋体4は、図3、図4D、図7A、図7B及び図8に示すように、伸長状態において流路を開放する開口40を有するリング状に形成されている。両袋体3,4は、分岐ケース2と水道管1の間に形成された所定空間において、水道管1の軸方向に沿って見た場合に円弧状に配置される。両袋体3,4は、止水性を有するウレタン素材のゴム風船と、当該ゴム風船を覆う補強層としてのナイロン生地とで構成される。袋体の厚みは、1.0mmで、ウレタン素材は、1.0mm未満に設定される。勿論、袋体の材質や袋体の厚みは適宜変更可能である。
移動体5は、棒状をなし、図4A、B、D、Fに示すように、両袋体3,4に挟まれる位置において両袋体3,4を保持すると共に、図1及び図3に示すように、各々の袋体3,4の伸縮動作に応じて移動可能に分岐ケース2及び水道管1に支持される。図5B、図6、図7B、図8A及び図8Bに示すように、移動体5の端部には、部分球状の被保持部5Aが設けられ、分岐ケース2には、被保持部5Aに対応する断面円弧面を有するガイド溝21が水道管1の周方向に沿って形成される。移動体5の被保持部5Aが分岐ケース2のガイド溝21に嵌り合うことで、移動体5は、その軸が水道管1の軸と平行となる姿勢を維持しつつ、水道管1の周方向に沿って移動可能に構成される。両袋体3,4は、移動体5に保持される端部とは反対側の端部が棒状の固定体70,71に接続されている。固定体70,71は、分岐ケース2に形成された固定溝(図示せず)と水道管1に挟まれて固定されている。
両袋体3,4は、移動体5の移動に伴って水道管1の周方向に沿って伸長又は縮退する。移動体5が水道管1の周方向の一方へ移動すれば、図6に示すように、開放用袋体4が縮退状態となり、遮蔽用袋体3が伸長状態となり、分岐管部20が閉塞される。一方、移動体5が水道管1の周方向の他方へ移動すれば、図8Aに示すように、遮蔽用袋体3が縮退状態となり、開放用袋体4が伸長状態となって開放用袋体4の開口40と分岐管部20とが連通する。
対をなす導通管60,61は、遮蔽用袋体3及び開放用袋体4にそれぞれ導通している。導通管60,61を介して各々の袋体3,4に流体を出し入れすれば、流体の圧力によって袋体3,4が伸縮する。両袋体3,4に出し入れする流体は、水、油などの液体でもよく、空気などの気体であってもよい。
図8A及び図8Bに示すように、分岐管部20の縁に縁突起22が形成されており、遮蔽用袋体3が縁突起22に、水道管1の流体圧力によって密着することで、遮蔽用袋体3と分岐管部20との間を的確に止水できる。
図1及び図3に示すように、分岐管部20の内壁20a又は水道管1に形成される穿孔1hよりも分岐管部20の径方向外側における分岐ケース2と流体管1の間には、縮退状体の両袋体3,4を収容する収容部23が形成されている。
上記弁装置の動作を説明する。
対をなす導通管60,61を介して遮蔽用袋体3へ流体を導入し且つ開放用袋体4から流体を抜けば、遮蔽用袋体3が膨らむ圧力によって開放用袋体4を縮退状態にする共に遮蔽用袋体3を伸長状態にして流路(分岐管部20)が遮蔽される。一方、対をなす導通管60,61を介して遮蔽用袋体3から流体を抜き且つ開放用袋体4へ流体を導入すれば、開放用袋体4が膨らむ圧力によって遮蔽用袋体3を縮退状態にする共に開放用袋体4を伸長状態にして流路(分岐管部20)が開放される。
すなわち、開放用袋体4を縮退状態に且つ遮蔽用袋体3を伸長状態にして流路(分岐管部20)を遮蔽する流路遮蔽状態(図1、図6参照)と、開放用袋体4を伸長状態に且つ遮蔽用袋体3を縮退状態にして流路(分岐管部20)を開放する流路開放状態(図3、図8参照)とを、一対の導通管60,61を介した各袋体3,4への流体の出し入れによって切り替え可能に構成されている。
以上のように、第1実施形態の弁装置は、管路の一部を構成する筐体(分岐ケース2)と、折り畳みにより伸縮可能であり、伸長状態において筐体(分岐ケース2)内の流路を遮蔽する弁体となる遮蔽用袋体3および伸長状態において流路を開放するための開口40を有する開放用袋体4と、両袋体3,4に挟まれる位置において両袋体3,4を保持すると共に、各々の袋体3,4の伸縮動作に応じて移動可能に筐体(分岐ケース2)に支持される棒状の移動体5と、遮蔽用袋体3及び開放用袋体4にそれぞれ導通する対をなす導通管60,61と、を備え、開放用袋体4を縮退状態に且つ遮蔽用袋体3を伸長状態にして流路を遮蔽する流路遮蔽状態(図1、図6参照)と、開放用袋体4を伸長状態に且つ遮蔽用袋体3を縮退状態にして流路を開放する流路開放状態(図3、図8参照)とを、一対の導通管60,61を介した各袋体3,4への流体の出し入れによって切り替え可能に構成されている。
この構成によれば、遮蔽用袋体3および開放用袋体4に対する流体の出し入れによって、各々の袋体3,4を伸長状態又は縮退状態にでき、袋体3,4による流路の遮蔽及び流路の開放を切り替えることができる。したがって、弁体を移動させるための弁軸が不要となり、装置を小型化でき、コストを低減することが可能となる。
さらに、第1実施形態では、筐体は、穿孔が形成される流体管1の外周面に対して所定空間を形成した状態で密閉状に流体管1の外側に嵌められる分岐ケース2であり、分岐ケース2には、分岐管部20が形成され、移動体5は、所定空間内において流体管1の周方向に沿って移動可能に構成され、両袋体3,4は、流体管1の軸方向に沿って見た場合に円弧状に配置され、移動体5の移動に伴って流体管1の周方向に沿って伸縮するように構成されている。
この構成によれば、分岐ケース2と流体管1(水道管1)との間に形成される断面円弧状の空間を、袋体3,4の伸縮動作及び移動体5の移動動作に必要な駆動用空間として利用しているので、駆動用空間を別途に設ける必要がなく、弁装置をより一層小型化でき、コストを低減させることが可能となる。
さらに、第1実施形態では、分岐管部20の内壁20a又は流体管1に形成される穿孔1hよりも分岐管部20の径方向外側における分岐ケース2と流体管1の間には、縮退状態の各袋体3,4を収容する収容部23が形成されている。
この構成によれば、流体管1の流体の流れに縮退状態の各袋体3,4がさらされにくいので、各袋体3,4への流体の出し入れ以外による不意な挙動を抑制することが可能となる。
さらに、第1実施形態では、両袋体3,4は、移動体5に保持される端部とは反対側の端部が棒状の固定体70,71に接続されており、固定体70,71は、筐体(分岐ケース2)に固定されている。
この構成によれば、両袋体3,4を少ない部材で適切に保持することが可能となる。
本発明は上述した第1実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。
例えば、第1実施形態では、分岐ケース2には分岐管部20が形成されている例を挙げているが、分岐ケースを構成する分割体の分割面に端部を挟み込んで分岐管部を接続するようにしてもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態の弁装置について、図9A、図9B、図9Cを用いて説明する。図9Aは、流体管1の軸に沿った断面図であり、流路遮蔽状態を示す。図9Bは、流体管1の軸に沿った断面図であり、流路開放状態を示す。図9Cは、流体管1の軸に直交する断面図である。
第2実施形態の弁装置は、図9A〜Cに示すように、第1実施形態とほぼ同様に、既設の水道管1(流体管の一例)の外周面に対して所定空間を形成した状態で密閉状に水道管1の外側に嵌め込まれる分岐ケース102を有する。分岐ケース102は、シール部Sを挟みつつ複数の分割体102A、102Bを組み合わせて構成される割T字管形状をしており、ボルトとナットからなる締結具(図示せず)によって分割体同士が互いに連結される。分岐ケース102(1つの分割体102B)には、分岐管部120が一体に形成されている。分岐管部120は、水道管1から上方へ突出するように配置される。
第2実施形態の弁装置は、遮蔽用袋体103及び開放用袋体104の伸縮と、移動体105の移動とを、流体管1の軸方向に沿った直線軌道に沿うように構成されている。移動体105及び固定体170,171は、流体管1の軸方向に沿って見た場合に円弧状に湾曲している。遮蔽用袋体103及び開放用袋体104は、流体管1の軸方向に沿って見た場合に円弧状に配置されている。分岐ケース102には、図示しないガイド溝が形成されており、ガイド溝と流体管とで移動体105をスライド移動可能に保持している。固定体170,171は、分岐ケース102に形成された固定溝(図示せず)と水道管1に挟まれて固定されている。
分岐管部120の内壁120a又は流体管1に形成される穿孔1hよりも分岐管部120の径方向外側における分岐ケース102と流体管1の間には、縮退状態の各袋体103,104を収容する収容部123が形成されている。
なお、図9A〜Cに示す第2実施形態では、分岐ケース102には分岐管部120が形成されている例を挙げているが、分岐ケースを構成する分割体の分割面に、端部を挟み込んで分岐管部を接続するようにしてもよい。
すなわち、第2実施形態では、筐体は、穿孔1hが形成される流体管1の外周面に対して所定空間を形成した状態で密閉状に流体管1の外側に嵌められる分岐ケース102であり、分岐ケース102には、分岐管部120が形成され又は接続され、移動体105は、所定空間内において流体管1の軸方向に沿って移動可能に構成され、両袋体103,104は、流体管1の軸方向に沿って見た場合に円弧状に配置され、移動体105の移動に伴って流体管1の軸方向に沿って伸縮する。
この構成によっても、遮蔽用袋体103および開放用袋体104に対する流体の出し入れによって、各々の袋体103,104を伸長状態又は縮退状態にでき、袋体103,104による流路の遮蔽及び流路の開放を切り替えることができる。したがって、弁体を移動させるための弁軸が不要となり、装置を小型化でき、コストを低減することが可能となる。
なお、図9A〜Cにおいて、両袋体103,104に導通する導通管は図示していない。その位置は、適宜変更可能である。
[第3実施形態]
第3実施形態の弁装置について、図10A、図10Bを用いて説明する。図10Aは、第3実施形態の一例を示し、流体管1の軸に直交する断面図である。図10Bは、第3実施形態の他の例を示し、流体管1の軸に直交する断面図である。
第3実施形態の弁装置は、図10A及び図10Bに示すように、流体管1の外側に密閉状に嵌められる複数の分割体202A,202B(302A、302B)で構成される分岐ケース202(302)を有する。分岐ケース202(302)は、シール部Sを挟みつつ複数の分割体202A、202B(302A、302B)を組み合わせて構成される割T字管形状をしており、ボルトとナットからなる締結具(図示せず)によって分割体同士が互いに連結される。分岐ケース202(302)を構成する分割体202A、202B(302A、302B)の分割面に、端部を挟み込んで分岐管部220(320)を接続している。勿論、分岐ケースに分岐管を一体に形成してもよい。
図10Aに示す例では、遮蔽用袋体203、開放用袋体204、移動体205及び固定体270,271が分岐管部220に設けられている。遮蔽用袋体203及び開放用袋体204の伸縮と、移動体205の移動とは、分岐管部220内において分岐管部220の軸に直交する直線軌道に沿うように設定されている。分岐管部220には、図示しないガイド溝が形成されており、ガイド溝で移動体205をスライド移動可能に保持している。固定体270,271は、分岐管部220に形成された固定溝(図示せず)に挟まれて固定されている。
図10Bに示す例では、遮蔽用袋体303、開放用袋体304、移動体305及び固定体370,371が分岐ケース302に設けられている。遮蔽用袋体303及び開放用袋体304の伸縮と、移動体305の移動は、分岐ケース302を構成する複数の分割体302A、302Bで包囲される空間において分岐管部320の軸に直交する直線軌道に沿うように設定されている。分割体302A、302Bには、図示しないガイド溝が形成されており、ガイド溝で移動体305をスライド移動可能に保持している。固定体370,371は、分割体302A、302Bに形成された固定溝(図示せず)に挟まれて固定されている。
図10A及び図10Bに示す例では、分岐ケースに分岐管部を接続しているが、分岐ケースに分岐管を一体に形成してもよい。
すなわち、筐体は、流体管1の外側に密閉状に嵌められる複数の分割体202A、202B(302A、302B)で構成される分岐ケース202(302)であり、分岐ケース202(302)には、分岐管部220(320)が接続され、移動体205(305)は、複数の分割体で包囲される空間又は分岐管部220内を直線軌道に沿って移動可能に構成され、両袋体203,204(303,304)は、移動体205(305)の移動に伴って直線軌道に沿って移動し、分岐管部220(320)の流路を閉塞又は開放する。
前記分岐管部220又は前記分岐ケース302には、流路を形成する内壁220a(320a)よりも更に径方向外側に窪むことで形成され、固定体270,271(370,371)及び縮退状態の袋体203,204(303,304)を収容する収容部223(323)が設けられている。このような収容部223(323)を設ければ、流体管の流体の流れに縮退状態の各袋体がさらされにくいので、各袋体への流体の出し入れ以外による不意な挙動を抑制することが可能となる。
[第4実施形態]
第4実施形態の弁装置について、図11A、図11Bを用いて説明する。図11Aは、割T字管とも呼ばれる分岐ケースTの分岐管T1の軸に沿った断面図である。図11Bは、図11AのD−D部位断面図である。
第4実施形態の弁装置は、図11A及び図11Bに示すように、流体管1の外側に嵌められる分岐ケースTの分岐管T1に接続される管状体である弁箱402を有する。遮蔽用袋体403、開放用袋体404、移動体405及び固定体470,471が弁箱402に設けられている。遮蔽用袋体403及び開放用袋体404の伸縮と、移動体405の移動とは、弁箱402内において分岐管T1の軸に直交する直線軌道に沿うように設定されている。弁箱402には、ガイド溝421が形成されており、ガイド溝421で移動体405をスライド移動可能に保持している。固定体470,471は、弁箱402に形成された固定溝(図示せず)に挟まれて固定されている。
すなわち、筐体は、流体管1の外側に嵌められる分岐ケースTの分岐管T1に接続される管状体である弁箱402であり、移動体405は、弁箱402内を直線軌道に沿って移動可能に構成され、両袋体403,404は、移動体405の移動に伴って直線軌道に沿って移動し、弁箱402の流路を閉塞又は開放する。
筐体には、分岐管T1が接続される内壁420aよりも更に径方向外側に窪むことで形成され、固定体470,471及び縮退状態の袋体403,404を収容する収容部423が設けられている。このような収容部423を設ければ、流体管の流体の流れに縮退状態の各袋体がさらされにくいので、各袋体への流体の出し入れ以外による不意な挙動を抑制することが可能となる。
上記実施形態において、流体管は、水道管に限定されるものではなく、各種の液体や気体が流れる流体管であってよい。上記実施形態では、移動体及び固定体が棒状である例で説明しているが、その形状は適宜変更可能である。
1…水道管(流体管)
2、102、202、302 分岐ケース(筐体)
23、123、223、423…収容部
20、120、220、320…分岐管部
3、103、203、303、403…遮蔽用袋体
4、104、204、304、404…開放用袋体
402…弁箱(筐体)
5、105、205、305、405…移動体
60、61…導通管
70、71、170、171、270、271、370、371、470、471…固定体

Claims (9)

  1. 管路の一部を構成する筐体と、
    折り畳みにより伸縮可能であり、伸長状態において前記筐体内の流路を遮蔽する弁体となる遮蔽用袋体および伸長状態において前記流路を開放するための開口を有する開放用袋体と、
    前記両袋体に挟まれる位置において両袋体を保持すると共に、各々の袋体の伸縮動作に応じて移動可能に前記筐体に支持される移動体と、
    前記遮蔽用袋体及び前記開放用袋体にそれぞれ導通する対をなす導通管と、を備え、
    前記開放用袋体を縮退状態に且つ前記遮蔽用袋体を伸長状態にして前記流路を遮蔽する流路遮蔽状態と、前記開放用袋体を伸長状態に且つ前記遮蔽用袋体を縮退状態にして前記流路を開放する流路開放状態とを、前記一対の導通管を介した各袋体への流体の出し入れによって切り替え可能に構成したことを特徴とする弁装置。
  2. 前記筐体は、穿孔が形成される流体管の外周面に対して所定空間を形成した状態で密閉状に当該流体管の外側に嵌められる分岐ケースであり、前記分岐ケースには、分岐管部が形成され又は接続され、
    前記移動体は、前記所定空間内において前記流体管の周方向に沿って移動可能に構成され、
    前記両袋体は、前記流体管の軸方向に沿って見た場合に円弧状に配置され、前記移動体の移動に伴って前記流体管の周方向に沿って伸縮する、請求項1に記載の弁装置。
  3. 前記筐体は、穿孔が形成される流体管の外周面に対して所定空間を形成した状態で密閉状に当該流体管の外側に嵌められる分岐ケースであり、前記分岐ケースには、分岐管部が形成され又は接続され、
    前記移動体は、前記所定空間内において前記流体管の軸方向に沿って移動可能に構成され、前記両袋体は、前記流体管の軸方向に沿って見た場合に円弧状に配置され、前記移動体の移動に伴って前記流体管の軸方向に沿って伸縮する、請求項1に記載の弁装置。
  4. 前記分岐管部の内壁又は流体管に形成される穿孔よりも径方向外側における前記分岐ケースと前記流体管の間には、縮退状態の前記各袋体を収容する収容部が形成されている請求項2又は3に記載の弁装置。
  5. 前記筐体は、前記流体管の外側に密閉状に嵌められる複数の分割体で構成される分岐ケースであり、前記分岐ケースには、分岐管部が形成又は接続され、
    前記移動体は、前記複数の分割体で包囲される空間又は前記分岐管部内を直線軌道に沿って移動可能に構成され、前記両袋体は、前記移動体の移動に伴って直線軌道に沿って移動し、前記分岐管部の流路を閉塞又は開放する、請求項1に記載の弁装置。
  6. 前記分岐管部又は前記分岐ケースには、流路を形成する内壁よりも更に径方向外側に窪むことで形成され、縮退状態の袋体を収容する収容部が設けられている請求項5に記載の弁装置。
  7. 前記筐体は、前記流体管の外側に嵌められる分岐ケースの分岐管に接続される管状体である弁箱であり、
    前記移動体は、前記弁箱内を直線軌道に沿って移動可能に構成され、
    前記両袋体は、前記移動体の移動に伴って直線軌道に沿って移動し、前記弁箱の流路を閉塞又は開放する、請求項1に記載の弁装置。
  8. 前記筐体には、前記分岐管が接続される内壁よりも更に径方向外側に窪むことで形成され、縮退状態の袋体を収容する収容部が設けられている請求項7に記載の弁装置。
  9. 前記両袋体は、前記移動体に保持される端部とは反対側の端部が固定体に接続されており、
    前記固定体は、前記筐体に固定されている請求項1〜8のいずれかに記載の弁装置。
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