JP6310411B2 - 通信システム及び輻輳回避方法 - Google Patents

通信システム及び輻輳回避方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動体通信やIP(Internet Protocol)電話通信を提供する通信サービス網において、激甚災害発生時等に輻輳を回避して適正な通信を可能とする通信システム及び輻輳回避方法に関する。
従来、移動体通信網やIP網において、通信事業者網内で各地に点在し、端末機間の呼接続を行うSIP(Session Initiation Protocol)サーバ等の通信装置が、電話番号とURI(Uniform Resource Identifiers)との対応付けを行う仕組みとしてENUM(Telephone Number Mapping)システムが提案されている。
このENUMシステムでは、DNS(Domain Name System)で用いられるような、一度問合せた情報を記憶(キャッシュともいう)しておくキャッシュ機構(ENUMキャッシュサーバ)を備えることが提案されている(特許文献1参照)。自網内の端末機から接続先(着信先)となる端末機への接続要求を受け付けたSIPサーバは、まず、ENUMキャッシュサーバ(単に、キャッシュサーバともいう)に後述する接続先情報を問合せ、キャッシュサーバは、自サーバにその接続先情報をキャッシュしていれば、この接続先情報をSIPサーバへ返信する。なお、接続先情報は、接続先となる端末機(IP電話機又は、携帯電話機及びスマートフォン等の携帯端末機)の電話番号についてのIPアドレスや、ドメイン名等の情報である。
一方、キャッシュサーバは、接続先情報を蓄積していない場合には、接続先情報を記憶しているENUMサーバに問合わせを行って接続先情報を取得し、この接続先情報をキャッシュデータとして蓄積した上で、SIPサーバへ返信する。但し、ENUMサーバは、DNSの仕組みを利用し、キャッシュサーバからの問合せを受け付けるサーバであるため、ENUM権威DNSサーバとも称される。なお、ENUM権威DNSサーバは、権威サーバともいう。
IP網においては、ENUMシステムを利用して、SIPサーバが接続先情報をENUMキャッシュサーバに問合せて接続先情報を取得し、この接続先情報に基づいて呼接続を行う。
一方、移動体通信網においては、端末機としての携帯端末機が、この所持者と供に自動車や電車、飛行機等で各地に存在する電波通信エリアを自由に移動する。また、移動体通信網においては、携帯端末機の電話番号を通信事業者間で自由に持ち回れる番号ポータビリティが実施されている。
このため、各地に点在するSIPサーバは、携帯端末機からの接続先の問合せ時に、キャッシュサーバへ接続先を問合せて上述したように接続先情報を取得する。また、キャッシュサーバは、番号ポータビリティを管理しており、携帯端末機が着信先端末機に発信した際に、SIPサーバは、発信された電話番号が番号ポータビリティされているか否かをキャッシュサーバに問い合わせる。キャッシュサーバは、その着信先の電話番号が他の通信事業者Aが管理する番号であれば、その通信事業者Aから該当の接続先情報(番号ポータビリティ関連情報)を取得して、SIPサーバへ返信する。
SIPサーバは、その接続先情報を受信すると、端末機の電話番号やサービス情報等を含む加入者情報を一括管理するHSS(Home Subscriber Server)に、その接続先情報に係る加入者情報を問合せて取得する。SIPサーバは、その取得した加入者情報に示されるサービスの条件等に基づき、発信元端末機を、着信先端末機に呼接続する。なお、HSSはHSSサーバとも称する。
ところで、PSTN(Public Switched Telephone Network:公衆電話交換回線網)網からIP網への移行に伴い、IP網においても固定電話番号を通信事業者間で自由に持ち回れる番号ポータビリティの仕組みが検討されている。複数の通信事業者のIP網で接続される環境において、番号ポータビリティを可能にする技術としてACQ(ALL CALL QUERY)方式が提案されている(非特許文献1参照)。
非特許文献1に記載のACQ方式では、各通信事業者の番号ポータビリティ情報を集中管理したデータベースを、DNSの仕組みを利用したENUMサーバに備え、各通信事業者のSIPサーバは、ENUMサーバにアクセスすることにより、各電話番号が他網へ移転(ポートアウト)しているか否かを解決し、接続先の情報を取得して通信を行う。即ち、SIPサーバは、接続先情報を受信すると、着信先が自IP網か否かを判断し、自IP網である場合には、HSSを経由した上で、着信先となるIP網上の端末機に呼接続するようになっている。
特開2007−243564号公報
"Recommendation ITU-T E.164 - Supplement 2 : Number Portabi lity", International Telecommunication Union, 11/2009
しかし、ある通信エリアに激甚災害が発生したとすると、激甚災害地域の通信エリアに在圏する携帯端末機への接続要求が急増する。この急増する接続要求の接続先情報は、緊急時であるため、キャッシュサーバが激甚災害発生の前にキャッシュされていないものが多い。このため、キャッシュサーバから権威サーバに多数の接続先情報の問合せを行うことになるので、輻輳が生じることになる。この輻輳を回避して急増する問合せに応答可能とするためには、権威サーバの処理性能を向上させたり、その台数を増加させたりする増強が必要となる。この増強を行う場合、権威サーバ等の通信設備コストが増大するという問題が生じる。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、特定の通信エリアへの接続要求が急増した場合に、通信設備コストを増大させることなく、その急増する接続要求に応答することができる通信システム及び輻輳回避方法を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、端末機間の呼接続を行うSIPサーバと、端末機の発信後の前記SIPサーバからの着信先の問合せ時に、自サーバに記憶する前記着信先の接続先情報又はENUM権威DNSサーバから取得して記憶した接続先情報を当該SIPサーバへ返信するENUMキャッシュサーバと、前記接続先情報を一括管理し、当該ENUMキャッシュサーバからの取得要求に応じて該当接続先情報を返信するENUM権威DNSサーバと、端末機の加入者情報を一括管理し、前記SIPサーバからの着信先の問合せに応じて該当加入者情報を当該SIPサーバへ返信するHSSサーバとを有する通信システムであって、前記HSSサーバは、前記SIPサーバからの着信先の問合せのアクセス数を、前記加入者情報に含まれる端末機の着信先番号毎に所定時間カウントアップし、当該カウントアップされるアクセス数を、前記端末機が在圏する通信エリア毎に合計して合計アクセス数として記憶部に記憶する計数部と、前記合計アクセス数が、予め定められた閾値を超えた場合に、当該閾値を超えた通信エリアを輻輳が予測される輻輳エリアと判定する判定部と、前記判定された輻輳エリアの全ての着信先番号を前記ENUM権威DNSサーバへ送信する番号送信部と、を備え、前記ENUM権威DNSサーバは、前記HSSサーバの前記番号送信部から送信された前記全ての着信先番号を該当接続先情報に各々対応付けて、前記ENUMキャッシュサーバへ一括送信する一括送信部を備えることを特徴とする通信システムである。
この構成によれば、HSSサーバ(HSS)が通信エリア(例えば#2)を輻輳エリアと判定した際に、HSSからENUM権威DNSサーバ(権威サーバ)を介してENUMキャッシュサーバ(キャッシュサーバ)に、輻輳エリア(#2)に在圏する全ての端末機の着信先番号が該当接続先情報に各々対応付けられて記憶(キャッシュ)される。このため、SIPサーバからキャッシュサーバに対して、輻輳エリア(#2)に在圏する端末機への接続先情報要求メッセージを送信した際に、キャッシュサーバは、その要求のあった着信先番号及び接続先情報をSIPサーバへ返信することが可能となる。これにより、SIPサーバは、着信先番号及び接続先情報に応じて、発信元端末機を着信先端末機に呼接続することができる。
このため、輻輳エリア(#2)への着信先の問合せ時には、キャッシュサーバから権威サーバへの接続先情報の問合せを行わなくとも良くなるので、着信先の問合せが急増しても、キャッシュサーバと権威サーバ間で輻輳が生じることが無くなる。従って、本発明では、特定の通信エリア(#2)への接続要求が急増した場合に、通信設備コストを増大させることなく、その急増する接続要求に応答することができる。
請求項2に係る発明は、端末機間の呼接続を行うSIPサーバと、端末機の発信後の前記SIPサーバからの着信先の問合せ時に、前記着信先の接続先情報をENUMキャッシュサーバから取得し、この取得した接続先情報に当該着信先の端末機の加入者情報を対応付けて、前記SIPサーバへ返信するHSSサーバと、自サーバに記憶する前記接続先情報又はENUM権威DNSサーバから取得して記憶した前記接続先情報を前記HSSサーバへ返信するENUMキャッシュサーバと、前記ENUMキャッシュサーバからの取得要求に応じて該当接続先情報を返信するENUM権威DNSサーバとを有する通信システムであって、前記HSSサーバは、前記SIPサーバからの着信先の問合せのアクセス数を、前記加入者情報に含まれる端末機の着信先番号毎に所定時間カウントアップし、当該カウントアップされるアクセス数を、前記端末機が在圏する通信エリア毎に合計して合計アクセス数として記憶部に記憶する計数部と、前記合計アクセス数が、予め定められた閾値を超えた場合に、当該閾値を超えた通信エリアを輻輳が予測される輻輳エリアと判定する判定部と、前記判定された輻輳エリアの全ての着信先番号を前記ENUM権威DNSサーバへ送信する番号送信部と、を備え、前記ENUM権威DNSサーバは、前記HSSサーバの前記番号送信部から送信された前記全ての着信先番号を該当接続先情報に各々対応付けて、前記ENUMキャッシュサーバへ一括送信する一括送信部を備えることを特徴とする通信システムである。
この構成によれば、SIPサーバからのHSSへの着信先の問合せ時に、HSSが、着信先の接続先情報をキャッシュサーバから取得し、この取得した接続先情報に前記着信先の端末機の加入者情報を対応付けて、SIPサーバへ返信する通信処理を行う通信システムにおいても、請求項1と同様の作用効果を得ることができる。
請求項3に係る発明は、端末機間の呼接続を行うSIPサーバと、端末機の発信後の前記SIPサーバからの着信先の問合せ時に、自サーバに記憶する前記着信先の接続先情報又はENUM権威DNSサーバから取得して記憶した接続先情報を当該SIPサーバへ返信するENUMキャッシュサーバと、前記接続先情報を一括管理し、当該ENUMキャッシュサーバからの取得要求に応じて該当接続先情報を返信するENUM権威DNSサーバと、端末機の加入者情報を一括管理し、前記SIPサーバからの着信先の問合せに応じて該当加入者情報を当該SIPサーバへ返信するHSSサーバとを有する通信システムであって、前記ENUMキャッシュサーバは、前記SIPサーバからの着信先の問合せ時に、前記着信先の端末機が在圏する通信エリアの情報をHSSサーバから取得する在圏エリア取得部と、前記SIPサーバからの着信先の問合せのアクセス数を、前記HSSサーバから取得した通信エリア毎に所定時間カウントアップし、当該カウントアップされるアクセス数を当該通信エリア毎に記憶部に記憶する計数部と、前記アクセス数が、予め定められた閾値を超えた場合に、当該閾値を超えた通信エリアを輻輳が予測される輻輳エリアと判定する判定部と、前記判定された輻輳エリアの全ての着信先番号を、前記HSSサーバにアクセスして取得する全番号取得部と、前記全番号取得部で取得された前記輻輳エリアの全ての着信先番号に対応する全ての接続先情報を、前記ENUM権威DNSサーバにアクセスして取得する全情報取得部と、前記全情報取得部で取得された、前記全ての着信先番号に該当接続先情報を対応付けてキャッシュする処理を行う対応付け処理部と、を備え、前記ENUM権威DNSサーバは、前記接続先情報の取得要求に応じて、前記輻輳エリアの全ての着信先番号に対応する全ての接続先情報をENUMキャッシュサーバへ一括返信する一括送信部を備えることを特徴とする通信システムである。
この構成によれば、次のような作用効果を得ることができる。キャッシュサーバが、SIPサーバからの着信先の問合せのアクセス数をカウントアップして閾値と比較することにより、通信エリア(例えば#2)を輻輳エリアと判定したとする。この際に、キャッシュサーバは、輻輳エリアの全ての着信先番号をHSSから取得し、取得された輻輳エリアの全ての着信先番号に対応する全ての接続先情報を、権威サーバから取得してキャッシュする。
このため、SIPサーバから、輻輳エリア(#2)に在圏する端末機へ着信を行うために必要な接続要求をキャッシュサーバへ送信した際に、キャッシュサーバは、その要求のあった着信先番号及び接続先情報をSIPサーバへ返信することが可能となる。これにより、輻輳エリア(#2)への着信先の問合せ時には、キャッシュサーバから権威サーバへの接続先情報の問合せを行わなくとも良くなるので、着信先の問合せが急増しても、キャッシュサーバと権威サーバ間で輻輳が生じることが無くなる。従って、本発明では、特定の通信エリア(#2)への接続要求が急増した場合に、通信設備コストを増大させることなく、その急増する接続要求に応答することができる。
請求項4に係る発明は、端末機間の呼接続を行うSIPサーバと、端末機の発信後の前記SIPサーバからの着信先の問合せ時に、自サーバに記憶する前記着信先の接続先情報又はENUM権威DNSサーバから取得して記憶した接続先情報を当該SIPサーバへ返信するENUMキャッシュサーバと、前記接続先情報を一括管理し、当該ENUMキャッシュサーバからの取得要求に応じて該当接続先情報を返信するENUM権威DNSサーバと、端末機の加入者情報を一括管理し、前記SIPサーバからの着信先の問合せに応じて該当加入者情報を当該SIPサーバへ返信するHSSサーバとを有する通信システムによる輻輳回避方法であって、前記通信システムの前記HSSサーバは、前記SIPサーバからの着信先の問合せのアクセス数を、前記加入者情報に含まれる端末機の着信先番号毎に所定時間カウントアップし、当該カウントアップされるアクセス数を、前記端末機が在圏する通信エリア毎に合計して合計アクセス数として記憶部に記憶するステップと、前記合計アクセス数が、予め定められた閾値を超えた場合に、当該閾値を超えた通信エリアを輻輳が予測される輻輳エリアと判定するステップと、前記判定された輻輳エリアの全ての着信先番号を前記ENUM権威DNSサーバへ送信するステップとを実行し、前記ENUM権威DNSサーバは、前記HSSサーバから送信されてきた前記全ての着信先番号を該当接続先情報に各々対応付けて、前記ENUMキャッシュサーバへ一括送信するステップを実行することを特徴とする輻輳回避方法である。
この方法によれば、請求項1に記載したと同様な作用効果を得ることができる。
本発明によれば、特定の通信エリアへの接続要求が急増した場合に、通信設備コストを増大させることなく、その急増する接続要求に応答することができる通信システム及び輻輳回避方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 (a)第1実施形態のHSSの特徴構成を示すブロック図、(b)ENUM権威DNSサーバの特徴構成を示すブロック図である。 第1実施形態の通信システムの特徴構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る通信システムにおける輻輳回避処理の動作を説明するためのフローチャートである。 第1実施形態の変形例による通信システムの特徴構成を示すブロック図である。 第2実施形態の通信システムの特徴構成を示すブロック図である。 第2実施形態のENUMキャッシュサーバの特徴構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
<第1実施形態の構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。
図1に示す通信システム10は、通信事業者の移動体通信網20に、複数の携帯端末機1a〜1iを収容する複数のSIPサーバ30a,30bと、ENUMキャッシュサーバ(キャッシュサーバともいう)40と、ENUM権威DNSサーバ(権威サーバともいう)50と、HSS60とを備えて構成されている。但し、キャッシュサーバ40と権威サーバ50とでENUMシステム70を構成している。
また、複数の携帯端末機1a〜1iは、図示せぬ無線基地局からの電波により形成される通信エリア#1に携帯端末機1a,1b,1cが在圏し、通信エリア#2に携帯端末機1d,1e,1fが在圏し、通信エリア#3に携帯端末機1g,1h,1iが在圏している。通信エリア#1に在圏する携帯端末機1a〜1cは無線基地局を介してSIPサーバ30aに収容され、通信エリア#2に在圏する携帯端末機1d〜1fと、通信エリア#3に在圏する携帯端末機1g〜1iとは、無線基地局を介してSIPサーバ30bに収容されている。
最初に、通信システム10における通常時の発信処理を、図1を参照して説明する。
まず、電話番号「080-LLLL-MMMM」の携帯端末機1iから電話番号「080-CCCC-DDDD」の携帯端末機1eへ発信が行われると、矢印Y1で示すように、携帯端末機1iからの接続要求メッセージがSIPサーバ30bへ送信される。接続要求メッセージを受け付けたSIPサーバ30bは、矢印Y2で示すように、キャッシュサーバ40に対して、着信先情報に対応する接続先情報の取得要求である接続先情報要求メッセージを送信する。なお、着信先情報は、着信先の通信事業者へ接続するための着信先の電話番号に対応するURI等である。
キャッシュサーバ40は、受信した接続先情報を自サーバの記憶部(図示せず)に記憶(キャッシュともいう)しているか否かを確認する。キャッシュしていなければ、キャッシュサーバ40は、矢印Y3で示すように、権威サーバ50に接続先情報問合せメッセージ(問合せメッセージともいう)を送信して、接続先情報の問合せを行う。
権威サーバ50は、問合せメッセージを受信すると、自サーバのデータベース(図示せず)を検索して、その着信先の携帯端末機1eに対応する接続先情報を抽出し、矢印Y4で示すようにキャッシュサーバ40へ、その接続先情報を含む接続先情報応答メッセージ(応答メッセージともいう)を返信する。キャッシュサーバ40は、その応答メッセージを受信すると、その応答メッセージに含まれる接続先情報をキャッシュし、このキャッシュされた接続先情報を含む接続先情報応答メッセージを、矢印Y5で示すようにSIPサーバ30bへ送信する。言い換えれば、キャッシュサーバ40からSIPサーバ30bへ接続先情報を返信する。
一方、キャッシュサーバ40が、上記のSIPサーバ30bから受信した接続先情報をキャッシュしている場合は、権威サーバ50への問合せは行わず、キャッシュされている接続先情報を、矢印Y5で示すように、SIPサーバ30bへ返信する。
また、キャッシュサーバ40は、移動体通信網20において番号ポータビリティが実施されている場合、番号ポータビリティの情報を管理している。この際、SIPサーバ30bは、上述した接続先情報要求メッセージの送信と共に、携帯端末機1iの発信時の着信先の電話番号(着信先番号)が番号ポータビリティされているか否かをキャッシュサーバ40に問い合わせる。キャッシュサーバ40は、その着信先番号が他の通信事業者が管理する番号であれば、その通信事業者Aから接続先情報(番号ポータビリティ関連情報)を取得して、SIPサーバ30bへ返信するといった処理を行う。
SIPサーバ30bは、通信事業者Aからの接続先情報、又は、接続先情報応答メッセージに含まれる接続先情報を受信すると、通信事業者の全ての加入者情報を管理するHSS60に、矢印Y6,Y7で示すように、その接続先情報に対応する加入者情報を問合せて取得する。この際、携帯端末機1a〜1iは通信エリア#1〜#3を自在に移動可能なので、SIPサーバ30bは、HSS60に対して、着信先の携帯端末機1eが存在する通信エリア#1〜#3を収容するSIPサーバ30a,30bを問い合わせる。このケースでは、携帯端末機1eは通信エリア#2に存在するので、この通信エリア#2を収容するSIPサーバ30bの情報がHSS60からSIPサーバ30bへ返信される。
SIPサーバ30bは、その返信情報に応じて自サーバ30bから矢印Y6で示すように、返信された加入者情報に示される着信先番号やサービスの条件等に基づき、発信元の携帯端末機1iを、着信先の携帯端末機1eに呼接続する。
次に、発信元の携帯端末機1iを、着信先の携帯端末機1eに呼接続する際に、異なるSIPサーバ30を介して行う場合について説明する。
まず、通信エリア#1に在圏する電話番号「090-NNNN-PPPP」の携帯端末機1aから、通信エリア#2に在圏する電話番号「090-AAAA-BBBB」の携帯端末機1dへ発信が行われたとする。この場合、矢印Y11で示すように、携帯端末機1aからの接続要求メッセージがSIPサーバ30aへ送信され、更に、SIPサーバ30aから矢印Y12で示すように、キャッシュサーバ40に対して接続先情報要求メッセージが送信される。
この際、キャッシュサーバ40は、その要求メッセージの接続先情報をキャッシュしているとすると、矢印Y13で示すように、キャッシュされた接続先情報をSIPサーバ30aへ送信する。
SIPサーバ30aは、返信されてきた接続先情報を受信すると、HSS60に、矢印Y14で示すように、接続先情報に対応する加入者情報を問合せると共に、着信先の携帯端末機1dが存在する通信エリア#1〜#3を収容するSIPサーバ30a,30bを問い合わせる。このケースでは、携帯端末機1dは通信エリア#2に存在するので、通信エリア#2を収容するSIPサーバ30bの情報が、HSS60から矢印Y15で示すようにSIPサーバ30aへ返信される。
SIPサーバ30aは、その返信情報に応じて、矢印Y16で示すように他のSIPサーバ30bへ、HSS60から取得した加入者情報を送信する。この加入者情報を受信したSIPサーバ30bは、矢印Y17で示すように、発信元の携帯端末機1aを、着信先の携帯端末機1dに呼接続する。
次に、このような通常の発信処理を行う通信システム10において、第1実施形態の特徴構成について説明する。
本特徴は、HSS60及び権威サーバ50が、特定の通信エリアに在圏する携帯端末機1に、着信のための接続要求の問合せが急増した際に、急増する接続要求による輻輳を回避して、その接続要求に応答可能な処理を行うようにしたことである。
例えば、図1に示すように通信エリア2に激甚災害が発生(激甚発生)すると、通信エリア2に在圏する携帯端末機1に、着信のための接続要求の問合せが急増する。この際、SIPサーバ30は、キャッシュサーバ40から接続先情報を取得するが、急増する接続要求の接続先情報は、緊急時であるため、キャッシュサーバ40には激甚災害発生の前にキャッシュされていないものが多い。そこで、キャッシュサーバ40は権威サーバ50に問合せを行って接続先情報を取得し、キャッシュするが、このキャッシュサーバ40と権威サーバ50とのアクセスが急増すると、輻輳状態となって通信が行えなくなる。
そこで、HSS60が激甚発生の通信エリア#2の全ての着信先番号を権威サーバ50へ送信し、権威サーバ50が全ての着信先番号に該当接続先情報を対応付けてキャッシュサーバ40へ送信し、キャッシュサーバ40が全ての着信先番号とこれに対応付けられた該当接続先情報との情報をキャッシュするようにした。これによって、携帯端末機1からの激甚発生の通信エリア#2への着信先の問合せ時に、SIPサーバ30がキャッシュサーバ40から該当の着信先番号及び接続先情報を取得することができるので、激甚発生の通信エリア#2に急増する接続要求による輻輳を回避して、SIPサーバ30からの接続要求に応答可能となる。
図2(a)に示すように、HSS60は、通信部61と、輻輳回避処理部62と、記憶部63とを備えて構成されている。輻輳回避処理部62は、問合せアクセス計数部62a、輻輳エリア判定部62b及び輻輳エリア全番号送信部62cを備える。記憶部63はトラフィック管理テーブル63aを記憶する。なお、アクセス計数部62aは計数部62aともいい、輻輳エリア判定部62bは判定部62b、輻輳エリア全番号送信部62cは番号送信部62c、トラフィック管理テーブル63aは管理テーブル63aともいう。
通信部61は、SIPサーバ30a,30b(図1参照)との間で、情報の送受信を行う通信インタフェース(図示せず)を備えて構成される。通信部61は、SIPサーバ30a,30bから情報を受信すると、この情報を輻輳回避処理部62へ出力し、また、輻輳回避処理部62で生成された情報をSIPサーバ30a,30bへ送信する。
輻輳回避処理部62は、特定の通信エリアに激甚災害が発生する等の要因によって、着信のための接続要求の問合せが急増した際に、その通信エリアに在圏する携帯端末機1への通信の輻輳を回避するための処理を行うものである。
計数部62aは、各通信エリアに在圏する携帯端末機1への着信のための問合せのアクセス数をカウントアップし、このカウントアップ値を記憶部63の管理テーブル63a(図3参照)に記憶するものである。但し、カウントアップ値、言い換えれば、カウント毎に積算される値は、所定時間間隔(例えば1分間隔)でリセットされるようになっている。
例えば、計数部62aは、図3に矢印Y21で示すように、SIPサーバ30bからHSS60に着信先番号の問合せアクセスがあった際に、通信エリア毎に問合せのアクセス数をカウントアップする。例えば、図3の管理テーブル63aに示すように、通信エリア#2に在圏する携帯端末機1の着信先番号「09011112222」の問合せアクセス数を1分間(アクセス数/分)、カウントアップし、この1分間カウントアップ後にリセットする。この動作が繰り返される。
本例ではアクセス数/分=「3」となっているが、そのアクセス数/分は1分間隔でリセットされる。同様に、通信エリア#2に在圏する他の携帯端末機1の着信先番号「09022224444」への問合せアクセス数を1分間、カウントアップする。本例においてアクセス数/分=「5」→「6」は、カウントアップされるアクセス数/分が5回から6回になった状態を示す。
更に、計数部62aは、通信エリア#2に在圏する全ての携帯端末機1のアクセス数/分を合計した値を、通信エリア#2の「合計アクセス数/分」の欄に記憶する。この動作は、通信エリア#2に在圏する何れかの携帯端末機1への問合せアクセス数がカウントアップされる毎に、通信エリア#2の合計アクセス数/分がカウントアップされることになる。また、本例では通信エリア#2の合計アクセス数/分が、「1000」→「1001」となっている。これは、合計アクセス数/分が1000回から1001回になったことを示す。また、合計アクセス数/分も、アクセス数/分と同期して1分間隔でリセットされる。
なお、矢印Y21で示すように、SIPサーバ30bからHSS60に着信先の問合せがあった場合は、矢印Y22で示すように、その問合せの着信先に対応する加入者情報がSIPサーバ30bへ返信される。
判定部62bは、通信エリア毎の合計アクセス数が、予め定められた閾値を超えた際に、この超えた通信エリア(例えば#2)が輻輳エリアと判定する。輻輳エリアとは、輻輳が予測されるエリアであり、特定の通信エリア#2の携帯端末機1へのアクセス数が処理能力を超え、輻輳する可能性を示唆するエリアである。
番号送信部62cは、上記の輻輳エリアと判定された通信エリア#2(これを、輻輳エリア#2ともいう)の全ての加入者情報に含まれる着信先番号を、図3に矢印Y23で示すように、権威サーバ50へ一括送信する。
ここで、権威サーバ50について説明する。権威サーバ50は、図2(b)に示すように、通信部51と、一括送信部52と、記憶部53とを備えて構成されている。記憶部53は、移動体通信網20の全ての接続先情報53aを記憶する。
図2(b)に示す通信部51は、キャッシュサーバ40及びHSS60(図3)との間で、情報の送受信を行う通信インタフェース(図示せず)を備えて構成される。通信部51は、キャッシュサーバ40から問合せメッセージを受信すると、その問合せに応じた接続先情報53aをキャッシュサーバ40へ送信する。また、通信部51は、後述するようにHSS60からの輻輳エリア#の全ての着信先番号を受信し、また、全ての着信先番号に該当接続先情報53aが各々対応付けられた対の情報を、キャッシュサーバ40へ送信する。
一括送信部52は、後述するようにHSS60から受信した輻輳エリア#の全ての着信先番号に、該当接続先情報53aを各々対応付けて対とし、この対の情報の全てをキャッシュサーバ40へ一括送信する。
図3において、権威サーバ50は、一括送信部52によって、HSS60から一括送信された輻輳エリア#2の全ての着信先番号を該当の接続先情報に対応付け、矢印Y24で示すようにキャッシュサーバ40へ一括送信する。キャッシュサーバ40は、その一括送信されて来た全ての着信先番号及び接続先情報の対の情報を受信してキャッシュする。これによって、SIPサーバ30bが、矢印Y25で示すように、キャッシュサーバ40に対して、通信エリア#2への携帯端末機への着信先である接続先情報要求メッセージを送信した際に、矢印Y26で示すように、キャッシュされている通信エリア#2の接続先情報に対応付けられた着信先番号を取得可能となる。
<第1実施形態の動作>
次に、第1実施形態に係る輻輳回避処理の動作を、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
但し、図1に示す通信エリア#1〜#3に在圏する何れかの携帯端末機1へ発信が行われ、この発信により、SIPサーバ30bがキャッシュサーバ40から接続先情報を取得したことを前提条件とする。この他に、キャッシュサーバ40は接続先情報をキャッシュしていれば、キャッシュされた接続先情報をSIPサーバ30bへ返信するが、キャッシュされていなければ、権威サーバ50へ問合せを行って接続先情報を取得してキャッシュし、この接続先情報をSIPサーバ30bへ返信する。また、キャッシュサーバ40は、必要に応じて番号ポータビリティの処理を行っているとする。
ステップS1において、図3に矢印Y21で示すように、SIPサーバ30bはHSS60に着信先番号の問合せを行う。ステップS2において、HSS60の計数部62aは、通信エリア#1〜#3毎に問合せのアクセス数をカウントアップし、このカウントアップ値を記憶部63の管理テーブル63aに記憶する処理を行っているとする。この際、管理テーブル63aのアクセス数/分の欄には、着信先番号毎にカウントアップされるアクセス数が順次上書きされて記憶され、合計アクセス数/分の欄には、通信エリア#1〜#3毎の合計アクセス数が順次積算されて上書きされる。この記憶されるアクセス数及び合計アクセス数は例えば1分経過毎(1分間隔)でリセットされる。
ステップS3において、判定部62bは管理テーブル63aの合計アクセス数/分の欄に記憶された合計アクセス数が、閾値(=1000とする)を超えたか否かを判定する。超えていなければ(No)、上記ステップS2に戻ってアクセス数のカウントアップを継続する。
一方、超えていれば(Yes)、ステップS4において、判定部62bは、その閾値=1000を超えた通信エリア(例えば#2)が輻輳エリアと判定する。
例えば、図3の管理テーブル63aに示すように、通信エリア#2に在圏する携帯端末機1の着信先番号「09022224444」への問合せアクセス数/分の計数値が、「5」から「6」となり、これに応じて、通信エリア#2の合計アクセス数/分が「1000」から「1001」となったとする。この場合、判定部62bは、合計アクセス数/分「1001」が、閾値=1000を超えた通信エリア#2を輻輳エリアと判定する。通信エリア#2を輻輳エリア#2ともいう。
次に、ステップS5において、番号送信部62cは、上記ステップS4で輻輳エリアと判定された輻輳エリア#2の全ての着信先番号を、図3に矢印Y23で示すように、権威サーバ50へ一括送信する。
次に、ステップS6において、権威サーバ50は、その一括送信された輻輳エリア#2の全ての着信先番号を受信し、一括送信部52は、全ての着信先番号を該当接続先情報に対応付けて、矢印Y24で示すようにキャッシュサーバ40へ一括送信する。ステップS7において、キャッシュサーバ40は、その一括送信されて来た全ての着信先番号及び該当接続先情報の各対の情報を受信してキャッシュする。
このキャッシュによって、SIPサーバ30bは次の処理動作を行うことができる。図3の矢印Y25で示すように、SIPサーバ30bからキャッシュサーバ40に対して、輻輳エリア#2に在圏する携帯端末機1への接続先情報要求メッセージが送信されたとする。
この場合、キャッシュサーバ40には、上記ステップS6で輻輳エリア#2の全ての着信先番号に対応付けられて全ての接続先情報がキャッシュされているので、矢印Y26で示すように、キャッシュサーバ40から直接該当の着信先番号及び接続先情報を返信することができる。これにより、SIPサーバ30bは、着信先番号及び接続先情報に応じて、発信元の携帯端末機1を着信先の携帯端末機1に呼接続する。
<第1実施形態の効果>
以上説明した第1実施形態の通信システム10は、携帯端末機1間の呼接続を行うSIPサーバ30と、携帯端末機1の発信後のSIPサーバ30からの着信先の問合せ時に、自サーバに記憶する当該問合せの着信先の接続先情報又は権威サーバ50から取得して記憶した接続先情報を当該SIPサーバ30へ返信するキャッシュサーバ40と、接続先情報を一括管理し、当該キャッシュサーバ40からの取得要求に応じて該当接続先情報を返信する権威サーバ50と、携帯端末機1の加入者情報を一括管理し、SIPサーバ30からの着信先の問合せに応じて該当加入者情報を当該SIPサーバ30へ返信するHSS60とを有する。
第1実施形態の特徴は、HSS60が計数部62a、判定部62b及び番号送信部62cを備え、権威サーバ50が一括送信部52を備えることにある。
HSS60の計数部62aは、SIPサーバ30からの着信先の問合せのアクセス数を、加入者情報に含まれる携帯端末機1の着信先番号毎に所定時間カウントアップし、当該着信先番号毎にカウントアップされるアクセス数を、携帯端末機1が在圏する通信エリア毎に合計して合計アクセス数として記憶部63に記憶する。
判定部62bは、合計アクセス数が、予め定められた閾値を超えた場合に、当該閾値を超えた通信エリア(例えば#2)を輻輳が予測される輻輳エリアと判定する。
番号送信部62cは、判定された輻輳エリア#2の全ての着信先番号を権威サーバ50へ送信する。
権威サーバ50の一括送信部52は、番号送信部62cから送信された全ての加入者情報を該当接続先情報に各々対応付けて、キャッシュサーバ40へ一括送信する。
この構成によれば、HSS60が通信エリア(例えば#2)を輻輳エリアと判定した際に、HSS60から権威サーバ50を介してキャッシュサーバ40に、輻輳エリア#2に在圏する全ての携帯端末機1の着信先番号が該当接続先情報に各々対応付けられてキャッシュされる。このため、SIPサーバ30からキャッシュサーバ40に対して、輻輳エリア#2に在圏する携帯端末機1への接続先情報要求メッセージを送信した際に、キャッシュサーバ40は、その要求のあった着信先番号及び接続先情報をSIPサーバ30へ返信することが可能となる。これにより、SIPサーバ30は、着信先番号及び接続先情報に応じて、発信元携帯端末機1を着信先携帯端末機1に呼接続することができる。
このため、輻輳エリア#2への着信先の問合せ時には、キャッシュサーバ40から権威サーバ50への接続先情報の問合せを行わなくとも良くなるので、着信先の問合せが急増しても、キャッシュサーバ40と権威サーバ50間で輻輳が生じることが無くなる。従って、本実施形態では、特定の通信エリア#2への接続要求が急増した場合に、通信設備コストを増大させることなく、その急増する接続要求に応答することができる。
<第1実施形態の変形例>
次に、第1実施形態の変形例を、図5に示す通信システム10Aのブロック図を参照して説明する。
通信システム10Aが、図3に示した通信システム10と異なる点について説明する。即ち、携帯端末機1(図1参照)からの発信後に、最初に、SIPサーバ30bが矢印Y31で示すように、HSS60に対して着信先の問合せを行う。次に、その問合せを受けたHSS60が、矢印Y32で示すようにキャッシュサーバ40に、当該着信先への接続先情報の問合せを行って矢印Y33で示すように接続先情報を取得し、この接続先情報とこれに対応する加入者情報とを、矢印Y34で示すようにSIPサーバ30bへ返信するようになっている。
但し、キャッシュサーバ40に該当接続先情報がキャッシュされていない場合は、HSS60は、矢印Y35で示すように、権威サーバ50に接続先情報の問合せを行い、これに応じて、権威サーバ50が、矢印Y36で示すように、その問合せに対応する接続先情報をキャッシュサーバ40へ返信する。キャッシュサーバ40は、その接続先情報をキャッシュし、矢印Y33,Y34で示すように、SIPサーバ30bへ送信する。
このような処理を行う通信システム10Aにおいても、上述した第1実施形態の特徴である図2(a)に示したHSS60と、図2(b)に示した権威サーバ50とを適用することができる。
即ち、携帯端末機1(図1参照)からの発信後に、図5に示すように、SIPサーバ30bが矢印Y31で示すように、HSS60に対して着信先の問合せを行うと、前述した第1実施形態の動作説明と同様に、HSS60の計数部62aは、通信エリア#1〜#3(図1参照)毎に問合せのアクセス数をカウントアップして記憶部63の管理テーブル63aに記憶する。
ここで、判定部62bが管理テーブル63aの合計アクセス数/分の欄に記憶された合計アクセス数が、閾値(=1000とする)を超えたことを検知した際に、その閾値を超えた通信エリア(例えば#2)が輻輳エリアと判定する。次に、番号送信部62cが、その判定された輻輳エリア#2の全ての着信先番号を、矢印Y37で示すように、権威サーバ50へ一括送信する。
権威サーバ50は、その一括送信された輻輳エリア#2の全ての着信先番号を受信し、一括送信部52が、全ての着信先番号を該当接続先情報に対応付けて、矢印Y38で示すようにキャッシュサーバ40へ一括送信する。キャッシュサーバ40は、その一括送信されて来た全ての着信先番号及び該当接続先情報の各対の情報を受信してキャッシュする。
このキャッシュによって、SIPサーバ30bからキャッシュサーバ40に対して、輻輳エリア#2に在圏する携帯端末機1への接続先情報の要求が送信された際に、キャッシュサーバ40から直接該当の着信先番号及び接続先情報を返信することができる。
この変形例によれば、SIPサーバ30bからのHSS60への着信先の問合せ時に、HSS60が、着信先の接続先情報をキャッシュサーバ40から取得し、この取得した接続先情報に着信先の権威サーバの加入者情報を対応付けて、SIPサーバ30bへ返信する通信処理を行う通信システム10Aにおいても、上述した第1実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
<第2実施形態の構成>
図6は、本発明の第2実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。
図6に示す通信システム10Bは、第1実施形態の通信システム10(図3参照)で説明したと同様な通常時の発信処理を行う。通信システム10Bが通信システム10と異なる点は、キャッシュサーバ40BとHSS60Bにある。HSS60Bは、第1実施形態のHSS60の特徴構成を備えない一般的なHSSである。
キャッシュサーバ40Bは、図1に示す特定の通信エリア(例えば#2)に在圏する携帯端末機1に、着信のための接続要求の問合せが急増した際に、急増する接続要求による輻輳を回避して、その接続要求に応答可能な処理を行う。
このキャッシュサーバ40Bは、図7に示すように、通信部41と、輻輳回避処理部42と、記憶部43とを備えて構成されている。輻輳回避処理部42は、在圏エリア取得部42aと、問合せアクセス計数部42bと、輻輳エリア判定部42cと、輻輳エリア全番号取得部42dと、輻輳エリア全情報取得部42eと、一括取得情報対応付け処理部42fとを備える。記憶部43はトラフィック管理テーブル43aを記憶する。
なお、問合せアクセス計数部42bは計数部42bともいい、輻輳エリア判定部42cは判定部42c、輻輳エリア全番号取得部42dは全番号取得部42d、輻輳エリア全情報取得部42eは全情報取得部42e、一括取得情報対応付け処理部42fは対応付け処理部42f、トラフィック管理テーブル43aは管理テーブル43aともいう。
通信部41は、SIPサーバ30a,30b(図1参照)、権威サーバ50、HSS60Bとの間で、情報の送受信を行う通信インタフェース(図示せず)を備えて構成されている。
輻輳回避処理部42は、特定の通信エリアに激甚災害が発生する等の要因によって、着信のための接続要求の問合せが急増した際に、その通信エリアに在圏する携帯端末機1への通信の輻輳を回避するための処理を行うものである。
在圏エリア取得部42aは、図6に矢印Y41で示すように、SIPサーバ30bから着信先の問合せアクセスがあった際に、矢印Y42,Y43で示すように、その問合せの着信先番号の携帯端末機1が在圏する通信エリアを示す情報をHSS60Bから取得する。HSS60Bは、携帯端末機1の着信先番号と、当該携帯端末機1が在圏する通信エリアを示す情報とを対応付けた管理テーブル64を図示せぬ記憶部に記憶しており、前記の問合せに応じて管理テーブル64を検索し、該当する通信エリアを示す情報をSIPサーバ30bへ送信する。
計数部42bは、HSS60Bから取得した各通信エリア毎に、在圏する携帯端末機1の着信先番号の問合せのアクセス数をカウントアップし、このカウントアップ値であるアクセス数を記憶部43の管理テーブル43aに記憶する。例えば、通信エリア#2に在圏する10台の携帯端末機1から1回ずつ問合せアクセスがあった場合は、通信エリア#2のアクセス数は「10」となる。但し、そのアクセス数は、所定時間間隔(例えば1分間隔)でリセットされるようになっている。
判定部42cは、管理テーブル43aの通信エリア毎のアクセス数が、予め定められた閾値を超えた際に、この超えた通信エリア(例えば#2)が前述した輻輳エリアと判定する。
全番号取得部42dは、上記の輻輳エリアと判定された通信エリア#2(これを、輻輳エリア#2ともいう)の全ての着信先番号を、矢印Y44,Y45で示すように、HSS60BにアクセスしてHSS60Bから取得する。
この取得後、全情報取得部42eは、矢印Y46で示すように、HSS60Bから取得した輻輳エリア#2の全ての着信先番号に対応する全ての接続先情報の要求メッセージを権威サーバ50へ送信する。
権威サーバ50の一括送信部52{図2(b)}は、その要求メッセージに応じて、輻輳エリア#2の全ての着信先番号に対応する全ての接続先情報を、矢印Y47で示すように、キャッシュサーバ40Bへ一括返信する。
キャッシュサーバ40Bの対応付け処理部42fは、その一括返信されて来た全ての着信先番号に該当接続先情報を対応付けてキャッシュする。これ以降、SIPサーバ30bが、矢印Y41で示すように、キャッシュサーバ40Bに対して、通信エリア#2への携帯端末機1への着信先である接続先情報要求メッセージを送信した際に、矢印Y48で示すように、キャッシュされている通信エリア#2の携帯端末機1の着信先番号及びこれに対応付けられた接続先情報を取得可能となる。
<第2実施形態の効果>
以上説明した第2実施形態の通信システム10Bは、第1実施形態の通信システム10と同じ基本構成を有する。第2実施形態の特徴は、キャッシュサーバ40Bが在圏エリア取得部42aと、計数部42bと、判定部42cと、全番号取得部42dと、全情報取得部42eと、対応付け処理部42fとを備え、権威サーバ50が一括送信部52を備えることにある。
在圏エリア取得部42aは、SIPサーバ30bからの着信先の問合せ時に、当該問合せの着信先の端末機が在圏する通信エリアを示す情報をHSS60Bから取得する。
計数部42bは、SIPサーバ30bからの着信先の問合せのアクセス数を、HSS60Bから取得した通信エリア毎にカウントアップし、当該カウントアップされるアクセス数を通信エリア毎に記憶部43に記憶し、この記憶されたアクセス数を所定時間間隔でリセットする。
判定部42cは、アクセス数が、予め定められた閾値を超えた場合に、当該閾値を超えた通信エリア(例えば#2)を輻輳が予測される輻輳エリアと判定する。
全番号取得部42dは、判定された輻輳エリア#2の全ての着信先番号を、HSS60Bにアクセスして取得する。
全情報取得部42eは、全番号取得部42dで取得された輻輳エリア#2の全ての着信先番号に対応する全ての接続先情報を、権威サーバ50にアクセスして取得する。
対応付け処理部42fは、全情報取得部42eで取得された全ての着信先番号に該当接続先情報を対応付けてキャッシュする処理を行う。
権威サーバ50の一括送信部52は、接続先情報の取得要求に応じて、輻輳エリア#2の全ての着信先番号に対応する全ての接続先情報をキャッシュサーバ40Bへ一括返信する。
この構成によれば、次のような効果を得ることができる。キャッシュサーバ40Bが、SIPサーバ30bからの着信先の問合せのアクセス数をカウントアップして閾値と比較することにより、通信エリア(例えば#2)を輻輳エリアと判定したとする。この際に、キャッシュサーバ40Bは、輻輳エリア#2の全ての着信先番号をHSS60Bから取得し、取得された輻輳エリア#2の全ての着信先番号に対応する全ての接続先情報を、権威サーバ50から取得してキャッシュする。
このため、SIPサーバ30bから、輻輳エリア#2に在圏する携帯端末機1へ着信を行うために必要な接続要求をキャッシュサーバへ送信した際に、キャッシュサーバ40Bは、その要求のあった着信先番号及び接続先情報をSIPサーバ30bへ返信することが可能となる。これにより、輻輳エリア#2への着信先の問合せ時には、キャッシュサーバ40Bから権威サーバ50への接続先情報の問合せを行わなくとも良くなるので、着信先の問合せが急増しても、キャッシュサーバ40Bと権威サーバ50間で輻輳が生じることが無くなる。従って、特定の通信エリア#2への接続要求が急増した場合に、通信設備コストを増大させることなく、その急増する接続要求に応答することができる。
なお、通信システム10(図1参照)は、次の輻輳回避方法を実行してもよい。即ち、通信システム10のHSS60が、SIPサーバ30からの着信先の問合せのアクセス数を、加入者情報に含まれる端末機の着信先番号毎に所定時間カウントアップし、当該カウントアップされるアクセス数を、携帯端末機1が在圏する通信エリア毎に合計して合計アクセス数として記憶部に記憶するステップを実行する。
そして、HSS60は、合計アクセス数が、予め定められた閾値を超えた場合に、当該閾値を超えた通信エリア(例えば#2)を輻輳が予測される輻輳エリアと判定するステップと、判定された輻輳エリア#2の全ての着信先番号を権威サーバ50へ送信するステップとを実行する。
権威サーバ50は、送信されてきた全ての着信先番号を該当接続先情報に各々対応付けて、キャッシュサーバ40へ一括送信するステップとを実行する。
この輻輳回避方法によれば、着信先の問合せが急増しても、キャッシュサーバ40と権威サーバ50間で輻輳が生じることが無くなるので、特定の通信エリア#2への接続要求が急増した場合に、通信設備コストを増大させることなく、その急増する接続要求に応答することができる。
以上説明した第1実施形態、第1実施形態の変形例、第2実施形態の本発明の特徴技術は、IP網等の固定通信網においても適用可能である。その他、具体的な構成について、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
10,10A,10B 通信システム
20 移動体通信網
1a〜1i 携帯端末機
30a,30b SIPサーバ
40,40B ENUMキャッシュサーバ
41 通信部
42 輻輳回避処理部
42a 在圏エリア取得部
42b 問合せアクセス計数部
42c 輻輳エリア判定部
42d 輻輳エリア全番号取得部
42e 輻輳エリア全情報取得部
42f 一括取得情報対応付け処理部
43 記憶部
43a トラフィック管理テーブル
50 ENUM権威DNSサーバ
60,60B HSS(HSSサーバ)
61 通信部
62 輻輳回避処理部
62a 問合せアクセス計数部
62b 輻輳エリア判定部
62c 輻輳エリア全番号送信部
63 記憶部
63a トラフィック管理テーブル
70 ENUMシステム

Claims (4)

  1. 端末機間の呼接続を行うSIPサーバと、端末機の発信後の前記SIPサーバからの着信先の問合せ時に、自サーバに記憶する前記着信先の接続先情報又はENUM権威DNSサーバから取得して記憶した接続先情報を当該SIPサーバへ返信するENUMキャッシュサーバと、前記接続先情報を一括管理し、当該ENUMキャッシュサーバからの取得要求に応じて該当接続先情報を返信するENUM権威DNSサーバと、端末機の加入者情報を一括管理し、前記SIPサーバからの着信先の問合せに応じて該当加入者情報を当該SIPサーバへ返信するHSSサーバとを有する通信システムであって、
    前記HSSサーバは、
    前記SIPサーバからの着信先の問合せのアクセス数を、前記加入者情報に含まれる端末機の着信先番号毎に所定時間カウントアップし、当該カウントアップされるアクセス数を、前記端末機が在圏する通信エリア毎に合計して合計アクセス数として記憶部に記憶する計数部と、
    前記合計アクセス数が、予め定められた閾値を超えた場合に、当該閾値を超えた通信エリアを輻輳が予測される輻輳エリアと判定する判定部と、
    前記判定された輻輳エリアの全ての着信先番号を前記ENUM権威DNSサーバへ送信する番号送信部と、
    を備え、
    前記ENUM権威DNSサーバは、
    前記HSSサーバの前記番号送信部から送信された前記全ての着信先番号を該当接続先情報に各々対応付けて、前記ENUMキャッシュサーバへ一括送信する一括送信部
    を備える
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 端末機間の呼接続を行うSIPサーバと、端末機の発信後の前記SIPサーバからの着信先の問合せ時に、前記着信先の接続先情報をENUMキャッシュサーバから取得し、この取得した接続先情報に当該着信先の端末機の加入者情報を対応付けて、前記SIPサーバへ返信するHSSサーバと、自サーバに記憶する前記接続先情報又はENUM権威DNSサーバから取得して記憶した前記接続先情報を前記HSSサーバへ返信するENUMキャッシュサーバと、前記ENUMキャッシュサーバからの取得要求に応じて該当接続先情報を返信するENUM権威DNSサーバとを有する通信システムであって、
    前記HSSサーバは、
    前記SIPサーバからの着信先の問合せのアクセス数を、前記加入者情報に含まれる端末機の着信先番号毎に所定時間カウントアップし、当該カウントアップされるアクセス数を、前記端末機が在圏する通信エリア毎に合計して合計アクセス数として記憶部に記憶する計数部と、
    前記合計アクセス数が、予め定められた閾値を超えた場合に、当該閾値を超えた通信エリアを輻輳が予測される輻輳エリアと判定する判定部と、
    前記判定された輻輳エリアの全ての着信先番号を前記ENUM権威DNSサーバへ送信する番号送信部と、
    を備え、
    前記ENUM権威DNSサーバは、
    前記HSSサーバの前記番号送信部から送信された前記全ての着信先番号を該当接続先情報に各々対応付けて、前記ENUMキャッシュサーバへ一括送信する一括送信部
    を備える
    ことを特徴とする通信システム。
  3. 端末機間の呼接続を行うSIPサーバと、端末機の発信後の前記SIPサーバからの着信先の問合せ時に、自サーバに記憶する前記着信先の接続先情報又はENUM権威DNSサーバから取得して記憶した接続先情報を当該SIPサーバへ返信するENUMキャッシュサーバと、前記接続先情報を一括管理し、当該ENUMキャッシュサーバからの取得要求に応じて該当接続先情報を返信するENUM権威DNSサーバと、端末機の加入者情報を一括管理し、前記SIPサーバからの着信先の問合せに応じて該当加入者情報を当該SIPサーバへ返信するHSSサーバとを有する通信システムであって、
    前記ENUMキャッシュサーバは、
    前記SIPサーバからの着信先の問合せ時に、前記着信先の端末機が在圏する通信エリアの情報をHSSサーバから取得する在圏エリア取得部と、
    前記SIPサーバからの着信先の問合せのアクセス数を、前記HSSサーバから取得した通信エリア毎に所定時間カウントアップし、当該カウントアップされるアクセス数を当該通信エリア毎に記憶部に記憶する計数部と、
    前記アクセス数が、予め定められた閾値を超えた場合に、当該閾値を超えた通信エリアを輻輳が予測される輻輳エリアと判定する判定部と、
    前記判定された輻輳エリアの全ての着信先番号を、前記HSSサーバにアクセスして取得する全番号取得部と、
    前記全番号取得部で取得された前記輻輳エリアの全ての着信先番号に対応する全ての接続先情報を、前記ENUM権威DNSサーバにアクセスして取得する全情報取得部と、
    前記全情報取得部で取得された、前記全ての着信先番号に該当接続先情報を対応付けてキャッシュする処理を行う対応付け処理部と、
    を備え、
    前記ENUM権威DNSサーバは、
    前記接続先情報の取得要求に応じて、前記輻輳エリアの全ての着信先番号に対応する全ての接続先情報をENUMキャッシュサーバへ一括返信する一括送信部
    を備える
    ことを特徴とする通信システム。
  4. 端末機間の呼接続を行うSIPサーバと、端末機の発信後の前記SIPサーバからの着信先の問合せ時に、自サーバに記憶する前記着信先の接続先情報又はENUM権威DNSサーバから取得して記憶した接続先情報を当該SIPサーバへ返信するENUMキャッシュサーバと、前記接続先情報を一括管理し、当該ENUMキャッシュサーバからの取得要求に応じて該当接続先情報を返信するENUM権威DNSサーバと、端末機の加入者情報を一括管理し、前記SIPサーバからの着信先の問合せに応じて該当加入者情報を当該SIPサーバへ返信するHSSサーバとを有する通信システムによる輻輳回避方法であって、
    前記通信システムの前記HSSサーバは、
    前記SIPサーバからの着信先の問合せのアクセス数を、前記加入者情報に含まれる端末機の着信先番号毎に所定時間カウントアップし、当該カウントアップされるアクセス数を、前記端末機が在圏する通信エリア毎に合計して合計アクセス数として記憶部に記憶するステップと、
    前記合計アクセス数が、予め定められた閾値を超えた場合に、当該閾値を超えた通信エリアを輻輳が予測される輻輳エリアと判定するステップと、
    前記判定された輻輳エリアの全ての着信先番号を前記ENUM権威DNSサーバへ送信するステップとを実行し、
    前記ENUM権威DNSサーバは、前記HSSサーバから送信されてきた前記全ての着信先番号を該当接続先情報に各々対応付けて、前記ENUMキャッシュサーバへ一括送信するステップを実行する
    ことを特徴とする輻輳回避方法。
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