JP6310196B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、機裏側に電気部品が取り付けられ、電気部品に接続された配線束が引き回し経路に沿って引き回される遊技機に関するものである。
一般に、遊技機の一種であるパチンコ機は、遊技盤の裏側に配設された裏ユニット等に、可動体や制御基板などの電気部品を有している。そして、これらの電気部品には、複数の配線が接続されるようになっている。なお、複数の配線は、そのままの状態で引き回すことが困難であるため、フックなどの配線保持部材に保持された状態で、引き回されるようになっている。
ところで、機種開発においては、可動体(モータ、ソレノイド等)及び制御基板の搭載数や設置箇所が開発の進行度合に応じて変更されていくため、配線の引き回し経路が変更されたり配線数が増加したりする可能性が高い。よって、開発初期の段階で、最終的に必要になる配線を予測することは困難である。なお、現状では、裏ユニットにおいて配線が通ると予測される箇所に、あらかじめフックを一体形成するようにしている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−104284号公報(図13等)
しかし、特許文献1に記載の従来技術には以下の問題がある。即ち、配線に変更(具体的には、引き回し経路の変更や配線数の増加)が生じると、それに伴って、フックの追加や変更が必要になる可能性がある。この場合、裏ユニットを形成するための金型を修正しなければならないため、配線の変更に対応することが困難である。また、金型の修正が間に合わない場合は、結束バンド等を用いて配線を固定する必要がある。さらに、技術的な問題から、金型を修正できないために、必要な箇所にフックを設けることができない場合もある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、配線の変更に容易に対応することが可能な遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1(手段1)では、機裏側に電気部品が取り付けられ、前記電気部品に接続された複数の配線からなる配線束が引き回し経路に沿って引き回される遊技機であって、前記電気部品及び前記引き回し経路は複数存在し、前記電気部品ごとに前記配線の数が異なる配線束が接続されており、前記電気部品、及び、前記引き回し経路の近傍に位置する遊技機構成部品の少なくとも一方に、複数のコネクタが直線状に配設されるとともに、前記配線束を保持する配線保持部材を取り付けるための複数の被取付部が、互いに異なる位置において前記複数のコネクタが配設される方向と平行に設けられ、前記遊技機構成部品は、前記被取付部が設けられる第1被設置面と、前記第1被設置面に対して垂直に配置され、前記被取付部が設けられる第2被設置面とにより構成された段差部を有し、前記段差部は前記遊技機構成部品の外周部に切欠形成されており、前記配線束は、前記コネクタに接続された状態で、前記複数のコネクタが配設される方向と交差する方向に引き出されて前記配線保持部材に保持されるとともに、前記複数のコネクタが配設される方向に沿って前記第1被設置面上を引き回されており、前記配線保持部材は、前記第1被設置面と前記第2被設置面とがなす切欠空間を利用して配置され、前記複数の被取付部の一部のものに、前記配線保持部材が取り付けられ、残りの被取付部には、前記配線保持部材が取り付けられていないことを特徴とする遊技機をその要旨としている。
従って、請求項1に記載の発明によれば、配線が通ると予測される箇所(即ち、電気部品や遊技機構成部品)に複数の被取付部が設けられ、複数の被取付部の一部に、配線保持部材が取り付けられている。このため、配線の変更、例えば、引き回し経路の変更や、配線束を構成する配線数の変更等が生じたとしても、必要に応じて、複数の被取付部の中から選択した被取付部に対して配線保持部材を取り付けることにより、上記した配線の変更に容易に対応することができる。
ここで、電気部品としては、遊技機を制御する制御基板や、遊技演出において用いられる可動体(モータ、ソレノイド、ランプ)などが挙げられる。また、遊技機構成部品としては、遊技盤の裏側に配設された裏ユニット、制御基板を収容する基板ケース、外枠、中枠、前枠などが挙げられる。
さらに、被取付部は、貫通孔であってもよいし、有底の凹部であってもよいが、貫通孔であることが好ましい。なお、配線保持部材は、複数の被取付部の一部にのみ取り付けられ、全ての被取付部には取り付けられないため、使用しない被取付部が生じるようになる。そこで、例えば、裏ユニットに複数の被取付部が設けられ、各被取付部が貫通孔である場合には、使用していない被取付部を介して裏ユニット内の熱を逃がすことができる。さらに、被取付部が貫通孔である場合、被取付部の平面視の形状としては、平面視円形状、平面視楕円形状、平面視三角形状、平面視長方形状、平面視正方形状などを挙げることができる。
また、配線保持部材としては、一部が開放された形状(例えば、略U字状、略L字状など)をなすフック部を、配線束を保持する保持部として有するものや、筒部を保持部として有するものなどが挙げられる。なお、複数の配線保持部材が並設され、各配線保持部材がフック部を保持部として有する場合、隣接するフック部を互いに異なる向きに開放させることが好ましい。このようにすれば、1つの配線保持部材のフック部から配線束が外れたとしても、他の配線保持部材のフック部によって配線束が保持され続けるため、配線束の脱落を防止することができる。
さらに、配線保持部材を形成する材料としては特に限定されないが、例えば樹脂材料や金属材料を挙げることができる。なお、柔軟性を有する樹脂材料によって配線保持部材を形成すれば、配線保持部材が破損しにくくなる。また、配線保持部材が柔軟性を有するため、配線保持部材によって配線束を保持する際に配線束に掛かる力が軽減される。しかも、配線束の断面積が大き過ぎる場合であっても、配線保持部材が膨らむことにより、配線束を保持することができる。また、配線保持部材が柔軟性を有することにより、作業者の指(手)に掛かる力が軽減される。ここで、配線保持部材を形成するための樹脂材料の具体例としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリイミド(PI)、ポリカーボネート(PC)などが挙げられる。また、配線保持部材を形成する金属材料としては、例えば、ステンレス、銅、黄銅(真鍮)、アルミニウム、鉄などが挙げられる。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記配線保持部材は、前記被取付部である被挿込部に挿し込まれる挿込部、及び、略円環状の空間内に前記配線束を保持するフック部を有する配線保持フックであり、前記フック部の内径が互いに異なり、かつ、前記挿込部が前記内径の大きさに関係なく互いに共通の大きさ及び形状を有する複数種類の配線保持フックの中から選択したものであることをその要旨とする。
なお、前記複数のコネクタのうち第1コネクタから延びる前記配線束を保持する前記配線保持部材である第1配線保持部材と、前記複数のコネクタのうち第2コネクタから延びる前記配線束を保持する前記配線保持部材である第2配線保持部材とを備える場合、前記第2配線保持部材は、前記第2コネクタから延びる前記配線束に加えて、前記第1コネクタから延びる前記配線束も保持することが好ましい
手段2に記載の発明は、上記手段1において、前記配線保持部材は、前記被取付部である被挿込部に挿し込まれる挿込部、及び、前記配線束を保持する保持部を有し、前記挿込部が互いに共通の大きさ及び形状を有し、かつ、前記保持部によって保持可能な前記配線束の断面積が互いに異なる複数種類の配線保持部材の中から選択したものであることをその要旨としている。
従って、手段2に記載の発明によれば、複数種類の配線保持部材の挿込部が互いに共通の大きさ及び形状を有しているため、互いに配線数が異なる複数種類の配線束が存在する場合には、配線束の種類に応じて適切な保持部を有する配線保持部材を選択すれば、選択した配線保持部材をそのまま被挿込部に挿し込むことができる。つまり、配線保持部材の交換時において、被挿込部の大きさ及び形状を変更しなくても済む。よって、配線束の保持構造を配線束の種類に応じて短時間で変更できるため、配線の変更によりいっそう容易に対応することができる。
手段3に記載の発明は、上記手段1または2において、前記電気部品及び前記遊技機構成部品の少なくとも一方は、前記被取付部が設置される複数の被設置面を有し、前記複数の被設置面は互いに交差した状態で構成され、前記被設置面ごとに前記被取付部の開口方向が異なることをその要旨としている。
従って、手段3に記載の発明によれば、隣接する2つの被設置面(の被取付部)に対して、フック部を有する配線保持部材がそれぞれ挿し込まれる場合に、一方の被設置面に取り付けた配線保持部材のフック部と、他方の被設置面に取り付けた配線保持部材のフック部とを互いに異なる向きに開放させることができる。その結果、1つの配線保持部材のフック部から配線束が外れたとしても、他の配線保持部材のフック部によって配線束が保持され続けるため、配線束の脱落を防止することができる。
ここで、電気部品及び遊技機構成部品の少なくとも一方が、複数の被設置面を有する具体例としては、電気部品である可動体のモータを収容するケースが、被設置面である直交する2面を有することや、遊技機構成部品である裏ユニットが、被設置面である直交する2面によって構成された段差部を外周部に有することや、ケースが直交する2面を有するとともに、裏ユニットが直交する2面からなる段差部を有することなどが挙げられる。
手段4に記載の発明は、上記手段1乃至3のいずれか1において、前記複数の被取付部は、遊技盤の裏側に配設された裏ユニットの外周部に設けられていることをその要旨とする。
従って、手段4に記載の発明によれば、裏ユニットの外周部に複数の被取付部が設けられ、複数の被取付部の一部に配線保持部材が挿し込まれるようになる。このため、配線の変更が生じたとしても、必要に応じて、複数の被取付部の中から選択した被取付部に対して配線保持部材を挿し込むことにより、配線の変更に容易に対応することができる。また、裏ユニットは、機裏側において最も大きな面積を占める部材であるため、被取付部を容易に設けることができる。
手段5に記載の発明は、上記手段1乃至4のいずれか1において、前記複数の被取付部は、平面視円形状をなし、前記配線保持部材を回動可能に保持することをその要旨とする。
従って、手段5に記載の発明によれば、配線保持部材を被取付部に挿し込んだままの状態で、配線保持部材の向きを変更することができる。
以上詳述したように、請求項1,2に記載の発明によれば、配線の変更に容易に対応することが可能な遊技機を提供することができる
本発明におけるパチンコ機を示す概略正面図。 遊技盤を示す正面図。 パチンコ機を示す概略背面図。 裏ユニットを示す要部斜視図。 (a)〜(c)は、配線保持フックを示す正面図。 他の実施形態における裏ユニットを示す要部斜視図。 他の実施形態における裏ユニットを示す要部斜視図。 他の実施形態における配線保持フックを示す正面図。
以下、本発明の遊技機をパチンコ機10に具体化した一実施形態を図面に基づき説明する。
(1)パチンコ機10の機表側の概略構成
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されている。このパチンコ機10は機体の外郭をなす縦長方形状の外枠11を備えている。外枠11の開口前面側には、機体を構成する縦長方形状の中枠12が、開閉及び着脱自在に組み付けられている。また、中枠12の前面側には、前枠14が横開き状態で開閉可能に組み付けられている。前枠14は、中央部に窓口14aを有するとともに、窓口14aの下方に上球皿15が一体的に組み付けられた構造を有している。前枠14の裏面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス(図示略)が組み付けられている。また、前枠14の前面には、上側枠ランプ16a、左側枠ランプ16b及び右側枠ランプ16cが設けられている。各枠ランプ16a〜16cは、図示しない発光体(本実施形態では発光ダイオード)を備えた発光手段であり、発光体にレンズ部材を覆い被せることによって構成されている。これらの枠ランプ16a〜16cでは、パチンコ機10の各種遊技の演出態様(大当り、リーチなど)に応じて点灯(点滅)・消灯などの発光演出が実行されるようになっている。
さらに、図1に示されるように、前枠14の下部には、下球皿18が一体的に組み付けられている。下球皿18の右方には、打球発射装置(図示略)を構成する操作ハンドル19が装着されている。そして、遊技者が操作ハンドル19を回動操作すると、上球皿15に貯留された遊技球は、打球発射装置によって発射されて遊技盤13の遊技盤面13a(図2参照)上に導かれるようになる。なお、本実施形態では、前枠14の下部に下球皿18及び操作ハンドル19が一体的に組み付けられているが、下球皿18及び操作ハンドル19を中枠12の前面側において前枠14の下方に組み付けるようにしてもよい。
(2)遊技盤13の構成
図2に示される遊技盤13は、ベニヤ板などの木製基板の表面に樹脂製のセルを貼付することによって略矩形板状に形成されている。なお、遊技盤13は、アクリル樹脂などの樹脂材料の射出成形によって略矩形板状に形成されたものであってもよい。遊技盤13の遊技盤面13aには、遊技球が流下可能な遊技領域を区画する内レール41a及び外レール41bが略円形状に敷設されている。内レール41aと外レール41bとの間に生じる発射経路には、操作ハンドル19を操作した際に発射された遊技球が通過するようになっている。そして、打球発射装置によって発射されて発射経路を通過した遊技球は、発射経路の終端部から遊技領域に進入し、遊技領域内を流下するようになっている。
また、遊技盤面13aの略中央部には、開口部60aを有する枠状のセンター役物60が装着されている。なお、遊技盤13の裏側には、図柄表示装置(図示略)が着脱自在に取り付けられている。図柄表示装置の表示画面は、センター役物60の開口部60aを介して遊技盤13の前面側から視認可能となっている。なお、本実施形態の図柄表示装置は液晶式であるが、ドットマトリクス式、エレクトロルミネッセンス素子式、7セグメント式、ドラム式の図柄表示装置であってもよい。また、図柄表示装置では、変動画像(または画像表示)に基づく遊技演出(表示演出)が行われるようになっている。そして、図柄表示装置では、表示演出に関連して、複数種類の演出図柄を3列で変動させる演出図柄変動ゲームが表示されるようになっている。
図2に示されるように、遊技盤面13a上におけるセンター役物60の下方位置には、始動入賞口21aが形成された始動入賞装置21が配設されている。始動入賞装置21には、一対の羽根部材21bからなる普通電動役物が一体的に構成されている。一対の羽根部材21bは、普通電動役物ソレノイド(図示略)の励磁作用により開閉するようになっている。また、始動入賞装置21の奥方には、始動入賞口21aに入賞した遊技球を検知する始動口スイッチ(図示略)が設けられている。始動口スイッチは、始動入賞装置21に入賞した遊技球を検知したことを契機として、オン状態となり、入賞信号を出力するようになっている。一方、始動口スイッチは、遊技球を検知していないときにオフ状態となり、入賞信号を出力しなくなる。そして、入賞信号が出力された場合には、特別図柄表示装置24による特別図柄変動ゲームが行われるとともに、図柄表示装置による演出図柄変動ゲームが行われ、所定数(本実施形態では3個)の賞球の払い出しが行われるようになっている。なお、本実施形態の始動入賞装置21は、普通電動役物が一体的に構成された電動式のものであるが、普通電動役物を有しない固定式のものであってもよい。
図2に示されるように、遊技盤面13a上における始動入賞装置21の下方には、遊技盤面13a上を流下する遊技球が入賞可能な大入賞装置23が配設されている。大入賞装置23の奥方には、入賞した遊技球を検知するカウントスイッチ(図示略)が設けられている。また、大入賞装置23の大入賞口扉23aは、大入賞口ソレノイド(図示略)の励磁作用により、遊技球を受け入れない閉鎖状態、及び、遊技球を受け入れやすい開放状態に切替可能になっている。本実施形態において、「閉鎖状態」とは大入賞口扉23aが完全に閉じている状態をいい、「開放状態」とは大入賞口扉23aが完全に開いた状態をいう。なお、カウントスイッチにて遊技球が検知された場合には、所定数(本実施形態では15個)の賞球の払い出しが行われるようになっている。
また、センター役物60の左側には、遊技球の通過を検知する機能を有するゲート25が設けられている。ゲート25の奥方には、通過した遊技球を検知するゲートスイッチ(図示略)が設けられている。なお、ゲートスイッチにて遊技球が検知された場合に乱数を取得し、取得した乱数が所定の乱数値であるか否かを判定した結果に基づいて普通電動役物ソレノイドが駆動される。このような判定(当り判定)によって普通電動役物の一対の羽根部材21bが開放されるため、始動入賞口21aに遊技球が入賞しやすくなる。
図2に示されるように、センター役物60の右下方には、可視表示部を備えた特別図柄表示装置24が配設されている。特別図柄表示装置24では、始動入賞装置21への遊技球の入賞を契機として、複数種類の特別図柄(図示略)による特別図柄変動ゲームが実行され、該特別図柄変動ゲームの結果として、大当り及びハズレの表示結果が表示されるようになっている。例えば、特別図柄変動ゲームの結果が大当りとなる場合、特別図柄変動ゲームの終了時に、特別図柄として「0」〜「9」の10通りの数字を示す図柄が表示される。一方、特別図柄変動ゲームの結果がハズレとなる場合、特別図柄変動ゲームの終了時に、特別図柄としてハズレを示す「−」の図柄が表示される。
さらに、本実施形態では、特別図柄表示装置24での特別図柄変動ゲームに合わせて、図柄表示装置による演出図柄変動ゲームが行われる。具体的には、特別図柄変動ゲームの開始とほぼ同時に演出図柄変動ゲームが開始され、特別図柄変動ゲームの終了(大当りまたはハズレの表示結果が表示)とほぼ同時に演出図柄変動ゲームの結果が表示されるようになっている。
(3)パチンコ機10の機裏側の概略構成
図3には、パチンコ機10の機裏側が略示されている。中枠12の裏面側には、裏部品を組み付けるための機構セット盤3が配設されている。この機構セット盤3の裏面側における上部全体には、遊技球を貯留するための球タンク4が設けられている。球タンク4の内部には、そこから流れ出る遊技球を整列させるタンクレール5が設けられている。斜め右下方向に延びるタンクレール5の下流端(右端)には球供給路6が接続され、球供給路6の下端部には球払出装置7が接続されている。また、球タンク4には、ホールコンピュータ(図示略)とパチンコ機10とを接続するための枠用外部端子板8が配設されている。枠用外部端子板8は、賞球情報、球貸し情報及び球切れ情報をホールコンピュータに対して送信するようになっている。
また、機構セット盤3の裏面側には、『電気部品』である複数の制御基板(主制御基板101、統括制御基板102、表示制御基板103、音声・ランプ制御基板、払出制御基板、発射制御基板、電源制御基板104など)を備えている。なお、払出制御基板は、主制御基板101に電気的に接続されており、主制御基板101からの払い出し指示に基づいて球払出装置7による遊技球の払い出しを制御するようになっている。また、発射制御基板は、払出制御基板に電気的に接続されており、打球発射装置を構成する操作ハンドル19の操作状態を検知し、それに基づいて遊技球の発射強度を制御する役割を果たしている。さらに、電源制御基板104は、各制御基板(主制御基板101、統括制御基板102、表示制御基板103、音声・ランプ制御基板、払出制御基板、発射制御基板)の動作に必要な複数の電源電圧(本実施形態では34Vまたは5Vの直流電圧)を生成する役割を果たしている。電源制御基板104は、統括制御基板102及び表示制御基板103に電気的に接続されており、生成した電源電圧を統括制御基板102及び表示制御基板103に供給するようになっている。なお、主制御基板101、統括制御基板102、表示制御基板103、電源制御基板104は、各々専用の基板ケース50内に収容されている。
図3,図4に示されるように、遊技盤13の裏側には、『遊技機構成部品』である裏ユニット31が遊技盤13の背面に重ねて配置されている。遊技盤13及び裏ユニット31は、複数のネジ(図示略)によって互いに固定されている。裏ユニット31は、遊技盤13と略同じ外形を有し、樹脂材料(例えば、無色透明のABS樹脂等)の射出成形によって略矩形枠状に形成されている。なお、裏ユニット31の裏側には、図柄表示装置が着脱自在に取り付けられるようになっている。
また、裏ユニット31は、正面視略矩形板状の本体部32と、本体部32の外周縁から前側に延びる4つの壁部33,34,35,36とによって箱状に構成されている。さらに、本体部32の略中央には、図柄表示装置が取り付けられる略矩形状の表示装置取付孔(図示略)が設けられている。表示装置取付孔は、図柄表示装置の表示画面と略同じ大きさ及び形状をなしている。よって、図柄表示装置の表示画面は、表示装置取付孔及びセンター役物60の開口部60aを介して遊技盤13の前面側から視認可能となる。
図3,図4に示されるように、裏ユニット31には、主制御基板101が収容された基板ケース50、統括制御基板102が収容された基板ケース50、及び、表示制御基板103が収容された基板ケース50が取り付けられている。なお、本実施形態では、各基板ケース50のうち、統括制御基板102を収容した『遊技機構成部品』である基板ケース50について説明する。統括制御基板102は、表示制御基板103及び音声・ランプ制御基板を統括的に制御するためのものであり、CPU、RAM、ROMなどの素子や複数のコネクタ51,52,53を表面に備えている。一方、統括制御基板102の裏面には、回路パターンが形成されている。
また、基板ケース50は、無色透明の樹脂材料(本実施形態ではポリカーボネート樹脂)によって形成されている。基板ケース50は、正面視略矩形状の天井部54と、正面視略矩形板状の底部(図示略)と、4つの壁部55とによって略箱状に構成されている。天井部54は、基板ケース50に収容された統括制御基板102の表面から離間しており、統括制御基板102の表面に実装された素子(CPUなど)に接触しないようになっている。また、天井部54には、放熱用の貫通孔54aが多数形成されている。さらに、天井部54の周縁部56には、統括制御基板102のコネクタ51〜53を露出させるためのコネクタ用開口57が設けられている。なお、コネクタ51〜53は、コネクタ用開口57を介して周縁部56から突出するようになる。よって、統括制御基板102によって制御される各種部品に接続された配線81や、他の制御基板等に接続された配線81を、基板ケース50の外部から容易に接続することができる。
(4)被挿込孔93〜95の構成
図3,図4に示されるように、裏ユニット31の外周部(図3では右端部)には段差部37が設けられている。段差部37は、互いに直交する2つの被設置面91,92によって構成されている。被設置面91は、裏ユニット31の高さ方向に沿って延びる帯状の領域であり、裏ユニット31の本体部32と平行に配置されている。一方、被設置面92は、裏ユニット31の高さ方向に沿って延びる帯状の領域であり、裏ユニット31の壁部35と平行に配置され、かつ、被設置面91に対して垂直に配置されている。
そして、各被設置面91には、『被挿込部(被取付部)』である複数の被挿込孔93が互いに異なる位置に設けられ、各被設置面92には、同じく『被挿込部(被取付部)』である複数の被挿込孔94が互いに異なる位置に設けられている。被挿込孔93は、平面視円形状をなす貫通孔であり、被設置面91の長手方向に沿って10箇所に配置されている。しかも、各被挿込孔93は、被設置面91において一直線上に配置されている。また、被挿込孔94は、平面視円形状をなす貫通孔であり、被設置面92の長手方向に沿って8箇所に配置されている。しかも、各被挿込孔94は、被設置面92において一直線上に配置されている。なお、各被設置面91,92は、互いに交差した状態に配置されているため、被設置面91,92ごとに被挿込孔93,94の開口方向が異なっている。さらに、被設置面91に設けられた被挿込孔93、及び、被設置面92に設けられた被挿込孔94は、互いに被設置面91,92の長手方向にずらして配置されている。また、統括制御基板102を収容した基板ケース50にも、『被挿込部(被取付部)』である被挿込孔95が設けられている。被挿込孔95は、平面視円形状をなす貫通孔であり、基板ケース50の壁部55において1箇所に配置されている。なお、各被挿込孔93〜95の内径は、共通の大きさに設定され、本実施形態では5.0mmに設定されている。また、被挿込孔93〜95の内径は、被設置面91,92の幅よりも小さく、かつ、放熱用の貫通孔54aよりも大きくなっている。
(5)配線保持フック71a〜71cの構成
図3〜図5に示されるように、各被挿込孔93〜95には、『配線保持部材』である配線保持フック71a,71b,71cが回動可能に保持されている。詳述すると、被設置面91に設けられた10個の被挿込孔93のうち、2個の被挿込孔93に配線保持フック71a,71bが挿抜可能に挿し込まれる一方、残り8個の被挿込孔93には、配線保持フックが挿し込まれないようになっている。配線保持フック71aは、コネクタ53の近傍に位置する被挿込孔93に挿し込まれ、配線保持フック71bは、コネクタ52の近傍に位置する被挿込孔93に挿し込まれている。また、被設置面92に設けられた8個の被挿込孔94のうち、1個の被挿込孔94に配線保持フック71cが挿抜可能に挿し込まれる一方、残り7個の被挿込孔94には、配線保持フックが挿し込まれないようになっている。配線保持フック71cは、コネクタ51の近傍に位置する被挿込孔94に挿し込まれている。さらに、壁部55に設けられた1個の被挿込孔95には、配線保持フックが挿し込まれないようになっている。即ち、本実施形態では、配線保持フック71a〜71cが挿し込まれる被挿込孔93,94の数(3個)よりも、配線保持フック71a〜71cが挿し込まれていない被挿込孔93〜95の数(16個)の方が多くなっている。
図4,図5に示されるように、各配線保持フック71a〜71cは、柔軟性を有する樹脂材料(例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂等)の射出成形によって形成されている。各配線保持フック71a〜71cは、裏ユニット31とは別体に形成されており、挿込部72と、『保持部』であるフック部73とを有している。挿込部72は、板部74、挿入片75及び一対の位置決め片76を備え、被挿込孔93〜95に挿し込まれるようになっている。板部74は、上面にフック部73が接続されるとともに、位置決め片76を介して裏ユニット31の被設置面91,92や基板ケース50の壁部55の外側面に当接しうるようになっている。挿入片75は、板部74の裏面側(フック部73とは反対側)に突出している。挿入片75には、先端部から基端部に行くに従って互いに離間する一対の係合片75aが形成され、両係合片75aは互いに接離可能となっている。
図4,図5に示されるように、フック部73は、挿込部72から延びる延出部77と、延出部77の先端部に接続される球状部78とを備え、一部が開放された略円環状をなしている。なお、本実施形態では、各配線保持フック71a〜71cのフック部73が互いに異なる向きに開放している。具体的に言うと、配線保持フック71aのフック部73は、被設置面91において被挿込孔93よりも被設置面92側の領域に向かって開放している。配線保持フック71bのフック部73は、被設置面91において被挿込孔93よりも裏ユニット31の壁部35側の領域に向かって開放している。配線保持フック71cのフック部73は、被設置面92において被挿込孔94よりも被設置面91側の領域に向かって開放している。
また、フック部73は、延出部77によって構成される略円環状の空間内に配線束80a,80b,80cを通過させることにより、配線束80a〜80cを保持するようになっている。なお、配線束80aは、統括制御基板102のコネクタ53及び音声・ランプ制御基板のコネクタに接続された3本の配線81からなり、コネクタ53と音声・ランプ制御基板のコネクタとを繋ぐ引き回し経路S1に沿って引き回されるとともに、配線保持フック71aのフック部73に保持されるようになっている。また、配線束80bは、統括制御基板102のコネクタ52及び表示制御基板103のコネクタに接続された3本の配線81からなり、コネクタ52と表示制御基板103のコネクタとを繋ぐ引き回し経路S2に沿って引き回されるとともに、配線保持フック71bのフック部73に保持されるようになっている。さらに、配線束80cは、統括制御基板102のコネクタ51及び主制御基板101のコネクタに接続された4本の配線81からなり、コネクタ51と主制御基板101のコネクタとを繋ぐ引き回し経路S3に沿って引き回されるとともに、配線保持フック71cのフック部73に保持されるようになっている。即ち、本実施形態では、引き回し経路が複数存在しており、制御基板ごとに配線81の数が異なる配線束80a〜80cが接続されている。
なお、本実施形態の配線保持フックは、保持する配線束の断面積に応じて、3種類の配線保持フック71a〜71cの中から選択したものである。具体的に言うと、配線保持フック71a(図5(a)参照)は、フック部73によって3つの配線束80a〜80cを保持する場合、即ち、配線束全体の断面積が29mm以上37.5mm以下である場合に選択されるようになっている。なお、フック部73によって2つの配線束80b,80cを保持する場合、即ち、配線束全体の断面積が23mm以上27mm以下である場合には、配線保持フック71b(図5(b)参照)が選択される。さらに、フック部73によって1つの配線束80cを保持する場合、即ち、配線束全体の断面積が19mm以上22mm以下である場合には、配線保持フック71c(図5(c)参照)が選択される。即ち、配線保持フックは、フック部73によって保持可能な配線束全体の断面積(換言すると、フック部73の内径)が互いに異なる3種類の配線保持フック71a〜71cの中から選択したものである。なお、挿込部72は、配線保持フック71a〜71cごとに互いに共通の大きさ及び形状を有している。
次に、配線保持フック71a〜71cの使用方法を説明する。
まず、配線保持フック71aを、裏ユニット31の被設置面91に設けられた複数の被挿込孔93のうち、最も下側(図4では左側)に位置する被挿込孔93に対して挿入する。詳述すると、配線保持フック71aの挿入片75を被挿込孔93に挿入すると、一対の係合片75aが互いに接近する方向に変形する。そして、被挿込孔93への挿入片75の挿入が完了すると、両係合片75aが互いに離間して被挿込孔93の裏面側の開口端面に係止し、配線保持フック71aが裏ユニット31に取り付けられる。同様に、配線保持フック71bを、複数の被挿込孔93のうち、下から2番目に位置する被挿込孔93に対して挿入する。さらに、配線保持フック71cを、裏ユニット31の被設置面92に設けられた複数の被挿込孔94のうち、上から6番目に位置する被挿込孔94に対して挿入する。
次に、各配線保持フック71a〜71cを被挿込孔93〜95に挿し込んだままの状態で、配線保持フック71a〜71cのフック部73を保持して回動させることにより、配線保持フック71a〜71cの向きを変更する。その結果、各配線保持フック71a〜71cのフック部73が、互いに異なる向きに開放するようになる。次に、配線保持フック71aのフック部73(延出部77)によって構成される略円環状の空間内に対して、フック部73の開口端部から3つの配線束80a〜80cを挿入させる。また、配線保持フック71bのフック部73によって構成される略円環状の空間内に対して、フック部73の開口端部から2つの配線束80b,80cを挿入させる。さらに、配線保持フック71cのフック部73によって構成される略円環状の空間内に対して、フック部73の開口端部から1つの配線束80cを挿入させる。その結果、各配線保持フック71a〜71cのフック部73に配線束80a〜80cが保持される。
従って、本実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のパチンコ機10では、配線81が通ると予測される箇所(即ち裏ユニット31)に複数の被挿込孔93〜95が設けられ、各被挿込孔93〜95の一部に、配線保持フック71a〜71cが挿通可能に挿し込まれている。このため、配線81の変更、例えば、引き回し経路S1〜S3の変更や、配線束80a〜80cを構成する配線81の数の変更等が生じたとしても、必要に応じて、各被挿込孔93〜95の中から選択した被挿込孔に対して配線保持フック71a〜71cを挿し込むことにより、上記した配線81の変更に容易に対応することができる。
(2)本実施形態の配線保持フック71a〜71cは、複数の被挿込孔93〜95の一部のみに挿し込まれ、全ての被挿込孔93〜95には挿し込まれないため、使用しない被挿込孔93〜95が生じるようになる。よって、配線81の変更(配線数の増加等)に伴って、配線保持フック71a〜71cの追加が必要になったとしても、追加された配線保持フック71a〜71cを使用していない被挿込孔93〜95に挿し込むことにより、配線81の変更に対応することができる。ゆえに、裏ユニット31を形成するための金型を修正しなくても済むため、低コスト化や開発期間の短縮化を図ることができる。
(3)裏ユニット31内には、図柄表示装置や基板などの発熱する部品が収容されているため、裏ユニット31内に熱がこもりやすい。そこで、本実施形態では、配線保持フック71a〜71cが挿し込まれない被挿込孔93〜95を生じさせている。しかも、配線保持フック71a〜71cが挿し込まれる被挿込孔93,94の数(2個)よりも、配線保持フック71a〜71cが挿し込まれていない被挿込孔93〜95の数(16個)の方を多くしている。その結果、使用していない被挿込孔93〜95を介して、裏ユニット31内の熱を確実に逃がすことができる。
(4)本実施形態では、被挿込孔93〜95の内径が、被設置面91,92の幅よりも小さく、かつ、放熱用の貫通孔54aよりも大きくなっている。このため、使用していない被挿込孔93〜95を介して、裏ユニット31内の熱や基板ケース50内の熱を確実に逃がしつつ、被挿込孔93,94が設けられた裏ユニット31の強度や、被挿込孔95が設けられたセンター役物50の強度を確保することができる。
(5)特許文献1に記載の従来技術では、裏ユニットにおいて配線が通ると予測される箇所に、あらかじめフックを一体形成しているが、一体形成されたフックが破損した場合には、裏ユニット自体が使用不能となってしまう。そこで、本実施形態では、被挿込孔93〜95に対して配線保持フック71a〜71cを挿抜可能に挿し込むようにしている。その結果、配線保持フック71a〜71cが破損したとしても、配線保持フック71a〜71cの交換のみで裏ユニット31を再使用することができるため、省資源化への貢献が可能となる。
なお、本実施形態を以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、配線束80a〜80cを保持する『配線保持部材』として、3種類の配線保持フック71a〜71cが用いられていたが、配線量(保持する配線束の断面積)に応じて、組み合わせを適宜変更することができる。なお、配線量に関係なく、全て同一の配線保持フックを用いるようにしてもよい。
・上記実施形態では、配線束80a〜80cを保持する『配線保持部材』として、配線保持フック71a〜71cが用いられていた。しかし、図6,図7に示されるように、配線保持フック71cを『配線保持部材』である結束バンド121などに変更してもよい。なお、結束バンド121は、被挿込孔94及び被挿込孔93を挿通しており、結束バンド121によって構成される環状の空間内に配線束80cを挿通させることにより、配線束80cを保持するようになっている。
・上記実施形態では、3つの配線保持フック71a〜71cによって配線束80a〜80cが保持されるようになっていたが、配線束80a〜80cを保持する部材をさらに追加してもよい。例えば、図7に示されるように、壁部55に設けられた被挿込孔95に、配線束80cを保持する『配線保持部材』である配線保持フック122を挿し込むようにしてもよい。また、裏ユニット31において被挿込孔93〜95とは別の箇所に、略L字状をなすフックなどを一体形成するようにしてもよい。
・上記実施形態では、一部が開放された形状をなすフック部73を備える配線保持フック71a〜71cが用いられていた。しかし、図8に示されるように、開閉部112を有する保持部111を備えた『配線保持部材』である配線保持フック110を用いてもよい。なお、開閉部112は、ヒンジ部112aを介して板部113に接続されており、ヒンジ部112aを中心として開放位置(図8の一点鎖線参照)及び閉鎖位置(図8の実線参照)に回動するようになっている。また、板部113の一端部(図8では左端部)から延びる突出部114の先端部には係合孔115が設けられ、開閉部112の先端部には係合片116が設けられている。係合片116は、開閉部112が閉鎖位置に回動した際に、係合孔115に係合するようになっている。
・上記実施形態では、裏ユニット31の被設置面91に10個の被挿込孔93が配置されていたが、被設置面91に配置される被挿込孔93の数は、9個以下であってもよいし11個以上であってもよい。同様に、裏ユニット31の被設置面92には8個の被挿込孔94が配置されていたが、被設置面92に配置される被挿込孔94の数は、7個以下であってもよいし、9個以上であってもよい。また、基板ケース50の壁部55に1個の被挿込孔95が配置されていたが、壁部55に配置される被挿込孔95の数は2個以上であってもよい。さらに、被挿込孔を、被設置面91,92及び壁部55のうち少なくとも1つに配置してもよいし、被設置面91,92及び壁部55とは別の箇所に配置してもよい。
・上記実施形態では、配線保持フック71a〜71cが挿し込まれる被挿込孔93,94の数(3個)よりも、配線保持フック71a〜71cが挿し込まれていない被挿込孔93〜95の数(16個)の方が多くなっていた。しかし、配線保持フック71a〜71cが挿し込まれていない被挿込孔の数よりも、配線保持フック71a〜71cが挿し込まれる被挿込孔の数の方が多くなっていてもよいし、配線保持フック71a〜71cが挿し込まれていない被挿込孔の数と配線保持フック71a〜71cが挿し込まれる被挿込孔の数とが等しくてもよい。
・上記実施形態において、被設置面91に設けられた被挿込孔93を、等間隔に配置してもよいし、千鳥状に配置してもよい。同様に、被設置面92に設けられた被挿込孔94を、等間隔に配置してもよいし、千鳥状に配置してもよい。
・上記実施形態では、被設置面91,92及び壁部55に被挿込孔93〜95が設けられていたが、別の箇所に被挿込孔を設けるようにしてもよい。例えば、可動体のモータなどに、被挿込孔を設けるようにしてもよい。この場合、被挿込孔に挿し込まれた配線保持フックは、モータに接続された2本の配線からなる配線束を保持するようになる。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)上記手段1乃至5のいずれか1つにおいて、前記配線保持部材が挿し込まれる被挿込部の数よりも、前記配線保持部材が挿し込まれていない被挿込部の数の方が多いことを特徴とする遊技機。
(2)上記手段3において、前記被挿込部は、前記被設置面において一直線上に配置されていることを特徴とする遊技機。
(3)上記手段1乃至5のいずれか1つにおいて、前記複数の被挿込部は貫通孔であることを特徴とする遊技機。
(4)上記手段1乃至5のいずれか1つにおいて、前記複数の被挿込部の数は、10個以上30個以下であることを特徴とする遊技機。
(5)機裏側に電気部品が取り付けられ、前記電気部品に接続された複数の配線からなる配線束が引き回し経路に沿って引き回される遊技機であって、前記電気部品及び前記引き回し経路は複数存在し、前記電気部品ごとに前記配線の数が異なる配線束が接続されており、前記電気部品、及び、前記引き回し経路の近傍に位置する遊技機構成部品の少なくとも一方に、前記配線束を保持する配線保持部材を挿し込むための複数の被挿込部が互いに異なる位置に設けられ、前記複数の被挿込部の一部のものに、前記配線保持部材が挿抜可能に挿し込まれることを特徴とする遊技機。
(6)機裏側に電気部品が取り付けられ、前記電気部品に接続された複数の配線からなる配線束が引き回し経路に沿って引き回される遊技機であって、前記電気部品及び前記引き回し経路は複数存在し、前記電気部品ごとに前記配線の数が異なる配線束が接続されており、前記電気部品、及び、前記引き回し経路の近傍に位置する遊技機構成部品の少なくとも一方に、前記配線束を保持する配線保持部材を挿し込むための複数の被挿込部が互いに異なる位置に設けられ、前記複数の被挿込部は、前記配線保持部材が挿抜可能に挿し込まれる第1被挿込部と、前記配線保持部材が挿し込まれない第2被挿込部とからなることを特徴とする遊技機。
10…遊技機としてのパチンコ機
13…遊技盤
31…遊技機構成部品としての裏ユニット
50…遊技機構成部品としての基板ケース
71a,71b,71c,110,122…配線保持部材としての配線保持フック
72…挿込部
73…保持部としてのフック部
80a,80b,80c…配線束
81…配線
93,94,95…被挿込部としての被挿込孔
91,92…被設置面
101…電気部品としての主制御基板
102…電気部品としての統括制御基板
103…電気部品としての表示制御基板
104…電気部品としての電源制御基板
111…保持部
121…配線保持部材としての結束バンド
S1,S2,S3…引き回し経路

Claims (2)

  1. 機裏側に電気部品が取り付けられ、前記電気部品に接続された複数の配線からなる配線束が引き回し経路に沿って引き回される遊技機であって、
    前記電気部品及び前記引き回し経路は複数存在し、前記電気部品ごとに前記配線の数が異なる配線束が接続されており、
    前記電気部品、及び、前記引き回し経路の近傍に位置する遊技機構成部品の少なくとも一方に、複数のコネクタが直線状に配設されるとともに、前記配線束を保持する配線保持部材を取り付けるための複数の被取付部が、互いに異なる位置において前記複数のコネクタが配設される方向と平行に設けられ、
    前記遊技機構成部品は、前記被取付部が設けられる第1被設置面と、前記第1被設置面に対して垂直に配置され、前記被取付部が設けられる第2被設置面とにより構成された段差部を有し、前記段差部は前記遊技機構成部品の外周部に切欠形成されており
    前記配線束は、前記コネクタに接続された状態で、前記複数のコネクタが配設される方向と交差する方向に引き出されて前記配線保持部材に保持されるとともに、前記複数のコネクタが配設される方向に沿って前記第1被設置面上を引き回されており、
    前記配線保持部材は、前記第1被設置面と前記第2被設置面とがなす切欠空間を利用して配置され、
    前記複数の被取付部の一部のものに、前記配線保持部材が取り付けられ、残りの被取付部には、前記配線保持部材が取り付けられていない
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記配線保持部材は、
    前記被取付部である被挿込部に挿し込まれる挿込部、及び、略円環状の空間内に前記配線束を保持するフック部を有する配線保持フックであり、
    前記フック部の内径が互いに異なり、かつ、前記挿込部が前記内径の大きさに関係なく互いに共通の大きさ及び形状を有する複数種類の配線保持フックの中から選択したものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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