JP6309443B2 - オンタイムシンボル干渉除去を備えるmimo検波 - Google Patents

オンタイムシンボル干渉除去を備えるmimo検波 Download PDF

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Description

本発明は一般的に通信、特に多入力多出力(MIMO)送信を受信する技術に関する。
MIMO送信は複数(M)の送信アンテナから複数の受信アンテナへの送信である、例えば、送信はM個の送信アンテナからM個のデータストリームを同時に送信できる。これらのデータストリームは無線環境によって歪められ、更にノイズ及び干渉によって劣化される。受信機はN個の受信アンテナを介して送信データストリームを受信する。各アンテナからの受信信号は送信データストリームのスケール及び遅延バージョン(scaled and delayed versions)を含む。故に、送信データストリームはN個の受信アンテナからのN個の受信信号の中から分散される。その後、受信機は送信データストリームを受信するため時空間等化器によってN個の受信信号を処理できる。
受信機は信号特性の変化の主な原因となる時空間等化器に対する係数を動的に取得できる。これらの信号特性はチャネル及び干渉統計、送信データストリームの時空間処理などに関連してもよい。等化係数の導出は計算的に集約的である。信号特性の高速変化に適合させるためにこれら等化器係数を更新すると非常に複雑な受信機となるかもしれない。低速でこれら等化器係数を更新すると性能低下をもたらすかもしれない。
故にMIMO送信を効率的に受信する手法が技術的に必要である。
本特許出願は、2006年11月6日に出願され、本明細書の譲受人に譲渡され、本明細書に参照によって明確に組み込まれる「Ontime Symbol Level Interference Cancellation」と題された米国仮出願60/864,557号の優先権を主張する。
逐次干渉除去(successive interference cancellation:SIC)と共にMIMO送信を受信する手法がここに説明される。受信機は複数のフレームからなるMIMO送信のための受信データを取得できる。各フレームは送信機によって分離されて符号化でき、受信機によって分離して復号できる。一設計では、受信機はフィルタ処理済みデータを得るためにフロントエンドフィルタに基づいて受信データを処理できる。受信機はさらに第1フレームに対する検波データを得るため少なくとも1つの第1コンバイナ行列に基づいてフィルタ処理済みデータを処理できる。受信機は第1フレームに対する復号データを得るため第1フレームに対する検波データを処理(例えば、復調及び復号)できる。受信機はその後第1フレームによる干渉を除去し、第2フレームに対する検波データを取得するために少なくとも1つの第2コンバイナ行列及び第1フレームに対する復号データに基づいてフィルタ処理済みデータを処理できる。受信機は第2フレームに対する復号データを取得するため第2フレームに対する検波データを処理できる。
フロントエンドフィルタはフィルタ処理済みデータを取得するため受信データ内の非オンタイム信号成分を処理できる。各コンバイナ行列はチャネル区分コードに対する検波データを取得するため異なるチャネル区分コードに対するフィルタ処理済みデータの中のオンタイム信号成分を合成できる。オンタイム及び非オンタイム信号成分は送信時間に基づいて区別できる。受信機では、オンタイム信号成分は再生されるべき所望のシンボル及び所望のシンボルと同時に送信される他のシンボルに由来する信号成分で構成できる。非オンタイム信号成分は所望のシンボル前後に送信される他のシンボルに由来する信号成分のようなオンタイム信号成分でない信号成分により構成できる。
コンバイナ行列は送信機でデータ特定処理の機能とすることができる。データ特定処理はチャネル区分コード、送信行列、ゲインなどに基づいている。単一のフロントエンドフィルタは全てのチャネル区分コードに対して得ることができ、使用できるが、異なるコンバイナ行列はチャネル区分コード毎に得ることができる。
オンタイムSICに対して、第1フレームのオンタイム信号成分による干渉はフィルタ処理済みデータから推定され、除去できる。フロントエンドフィルタはフィルタ処理済みデータを得るために一度受信データを処理でき、異なる組のコンバイナ行列はフレーム毎に得ることができ、そのフレームに対する検波データを得るためにフィルタ処理済みデータを合成するために使用できる。全SICに対して、フロントエンドフィルタの全時間帯に対する第1フレームによる干渉は入力データを得るため受信データから推定され、除去される。フロントエンドフィルタは第2フレームに対して更新でき、入力データは第2フレームに対するフィルタ処理済みデータを得るために更新フロントエンドフィルタによって処理し得る。異なる組のコンバイナ行列はフレーム毎に得られ、フレームに対する検波データを得るためにそのフレームに対するフィルタ処理済みデータを合成するために使用できる。
第1フレームの受信信号品質は第1及び第2フレームに対する送信行列及び任意のフレームからの干渉の非解除の仮定に基づいて推定できる。第2フレームの受信信号品質はゼロに設定された第1フレームに対応する列を持つ変形送信行列及び第1フレームのオンタイム信号成分による干渉の除去の仮定に基づいて推定できる。
本明細書の各種態様及び特徴は以下に更に詳細に説明する。
送信機及び受信機のブロック図を示す。 MIMO−CDM送信を示す。 送信機でのCDMA変調器のブロック図を示す。 SICを持たない受信機の略図を示す。 全SICを持つ受信機の略図を示す。 オンタイムSICを備える受信機の略図を示す。 オンタイムSICを備える受信機の他の略図を示す。 SICを用いないでMIMO送信を回復する処理を示す。 SICを用いてMIMO送信を回復する処理を示す。
ここで説明されている受信機処理技術は符号分割多重アクセス方式(Code Division Multiple Access (CDMA) systems), 時分割多重アクセス(Time Division Multiple Access (TDMA) systems)、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access (FDMA) systems)、直交FDMA方式(Orthogonal FDMA (OFDMA) systems)、単一キャリアFDMA方式(Single-Carrier FDMA (SC-FDMA) systems)などのような各種通信方式に対して使用できる。CDMA方式は符号分割多重(CDM)を利用し、異なるチャネル区分コードを用いて変調シンボルを並列に送信する。CDMA方式は広帯域CDMA(W−CDMA)、cdma2000などのような無線技術を実施できる。cdma2000はIS−2000,IS−856及びIS−95標準を対象にする。TDMA方式はグローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM(登録商標))のような無線技術を実施できる。W−CDMA及びGSMは組織名“3rd Generation Partnership Project” (3GPP)が提供する文献に説明されている。cdma2000は組織名“3rd Generation Partnership Project 2” (3GPP2)が提供する文献に説明されている。3GPP及び3GPP2文献は一般に利用できる。OFDMA方式は直交周波数分割多重(OFDM)を利用し、タイムドメインの変調シンボルを直交サブキャリアで送信する。SC−FDMA方式は単一搬送周波数分割多重(SC−FDM)を使用し、タイムドメインの変調シンボルを直交サブキャリアで送信する。
ここに説明されている技術はアップリンクだけでなくダウンリンクでMIMO送信にも使用できる。ダウンリンク(又はフォーワードリンク)は基地局から無線装置への通信リンクを参照し、アップリンク(又はリバースリンク)は無線装置から基地局への通信リンクを参照する。明確にするため、W−CDMA,cdma2000,又は幾つかの他のCDMA無線技術を実施できる、CDMA方式でのMIMO送信のための技術が以下に説明されている。
図1はMIMO送信のための送信機110及び受信機150のブロック図を示す。ダウンリンク送信のために、送信機110は基地局の一部であり、受信機150は無線装置の一部である。基地局は一般的には無線装置と通信する固定局であり、ノードB,展開ノードB,アクセスポイントなどとも呼ばれる。無線装置は静止又は移動であってもよく、ユーザ装置(UE)、移動局、端末、局、加入者装置とも呼ばれる。無線装置は携帯電話、携帯情報端末(PDA)、無線モデム、ラップトップコンピュータ、携帯端末などである。
送信機110では、送信データプロセッサ(TX Data Proc)112がトラフィックデータ及び信号伝達を受信し、受信データを処理(例えば、符号化、インタリーブ及びシンボルマップ)し、データシンボルを提供する。プロセッサ112はデータシンボルを用いてパイロットシンボルを生成し、多重化する。ここで使用されているように、データシンボルはトラフィックデータ又は信号伝達のためのシンボルであり、パイロットシンボルは案内用シンボルであり、シンボルは一般的には複素値である。データシンボル及びパイロットシンボルはPSK又はQAMのような変調方式に由来する変調シンボルでもよい。パイロットは送信機及び受信機の両方によって推測的に知られるデータである。TX MIMOプロセッサ114は空間又は時空間処理を以下に説明するようにデータ及びパイロットシンボルに行い、出力シンボルを複数(M)個のCDMA変調器116a〜116mに与える。各CDMA変調器116は以下に説明するようにその出力シンボルを処理し、出力チップを関連送信装置(TMTR)118に提供する。各送信装置118はその出力チップを処理(例えば、アナログに変換、増幅、フィルタ及び周波数アップコンバート)し、変調信号を生成する。M個の送信装置118a〜118mからのM個の変調信号はM個のアンテナ120a〜120mからそれぞれ送信される。
受信機150では、複数(N)のアンテナ152a〜152nが無線環境で種々の伝播路を介して送信信号を受信し、N個の受信信号をN個の受信装置(RCVR)154a〜154nにそれぞれ提供する。各受信装置154はその受信信号を処理(例えば、フィルタ、増幅、周波数ダウンコンバート、及びデジタル化)し、受信サンプルをチャネルプロセッサ156及び等化器/CDMA復調器160に提供する。以下に述べるようにプロセッサ156はフロントエンドフィルタ/等化器のための係数及び1以上のコンバイナ行列のための係数を取得する。ユニット160はフロントエンドフィルタを用いて受信サンプルに等化を行い、CDMA復調をフィルタサンプルに行い、そしてフィルタ処理シンボルを提供する。受信機(RX)MIMOプロセッサ170は空間次元にわたりフィルタシンボルを合成し、検出シンボルを提供する。これら検出シンボルは送信データシンボルの推定値である。RXデータプロセッサ172は検出シンボルを処理(例えば、シンボルデマップ、デインタリーブ及び復号)し、復号データを提供する。一般に、等化器/CDMA復調器160、RX MIMOプロセッサ170及びRXデータプロセッサ172による処理は送信機におけるCDMA変調器116、TX MIMOプロセッサ114及びTXデータプロセッサ112の処理に対してそれぞれ相補的である。
コントローラ/プロセッサ130及び180は送信機110及び受信機150にてそれぞれ種々のプロセッシングユニットの動作を命令する。メモリ132及び182は送信機110及び受信機150に対してそれぞれデータ及びプログラムコードを記憶する。
図2はMIMO−CDM送信を示している。CDMについては、最高C個のシンボルがC個のチャネル区分コードで1つの送信アンテナを介して同時に送ることができる。但し、一般的にはC≧1である。これらチャネル区分コードはW−CDMAで直交可変拡散因子(OVSF)コード、cdma2000のウォルシュコード(Walsh codes)、他の直交コード又は準直交コード、擬似ランダムコードなどであってもよい。各チャネル区分コードは特定の一連のチップである。一連のチップの数はチャネル区分コードの長さ又は拡散因子である。一般的に、1以上のチャネル区分コードの任意の組が各送信アンテナに使用でき、チャネル区分コードは同じ又は異なる拡散因子を持つことができる。簡単化のために、下記説明はチャネル区分コードが同じ拡散因子を持つと仮定する。同じ組のチャネル区分コードがM個の送信アンテナの各々に対して再利用できる。MIMOに対して、最高M個のシンボルがM個の送信アンテナを介して同時に送信できる。MIMO−CDMに対して、最高C・M個のシンボルがC個のチャネル区分コードでM個の送信アンテナを介して同時に送信できる。MIMO処理がC個のチャネル区分コードの各々に対して別々に行える。MIMO処理はチャネル区分コードごとにM個全ての送信アンテナにわたり行われる。CDM処理はM個の送信アンテナの各々に対して別個に行える。CDM処理はM個の送信アンテナの各々に対して別個に行うことができる。CDM処理は送信アンテナ毎にC個全てのチャネル区分コードに対して行われる。
図3はm∈{1,...,M}の場合の1つの送信アンテナmに対するCDMA変調器116のブロック図を示す。CDMA変調器116は図1のCDMA変調器116a〜116mの各々に対して使用できる。CDMA変調器116はトラフィックデータ及び/又は信号伝達に使用される各チャネル区分コードのためのデータプロセッサ及びパイロットのためのパイロットプロセッサ320を含む。
データプロセッサ310内では、スプレッダ312はvc(k)のチップシーケンスを持つチャネル区分コードcによってデータに対する出力シンボルdm,c(S)を拡散する。但し、sはシンボルインデックス、kはチップインデックスである。乗算器314はスプレッダ312の出力をゲインcによって増加(スケール)し、チャネル区分コードcに対してデータチップを提供する。パイロットプロセッサ320内では、スプレッダ322はパイロット用のチャネル区分コードpによってパイロットに対する出力シンボルdm,p(S)を拡散する。乗算器324はゲインgm,pによってスプレッダ322の出力を増加し、パイロットチップを提供する。ゲインgm,c及びgm,pはチャネル区分コードc及びパイロットにそれぞれ使用される送信電力量を決定する。加算器330は全てのチャネル区分コードに対するデータ及びパイロットチップを合計する。スクランブラ332は加算器330の出力に送信機110に対するスクランブリングシーケンスp(k)を乗算し、送信アンテナmに対して出力チップym(k)を提供する。
一般的に、C個のチャネル区分コードの任意の数及び任意のものがM個の送信アンテナの各々に使用できる。ある設計では、同じチャネル区分コードがM個全ての送信アンテナに対するパイロットに使用される。他の設計では、M個のチャネル区分コードがM個の送信アンテナに対するパイロットに使用され、残りのC−M個のチャネル区分コードはM個のアンテナの各々に再利用できる。同じスクランブリングシーケンスが図3に示されるように、M個全ての送信アンテナに使用できる。あるいは、異なるスクランブリングシーケンスが各送信アンテナに使用できる。スプレッド(拡散)及びスクランブル(撹拌)は他の方法で行うこともできる。
MIMOチャネルは送信機110のM個の送信アンテナと受信機150のN個の受信アンテナとの間の伝播環境によって形成される。L個のデータシンボルはチャネル区分コードごとにM個の送信アンテナから並列に送信できる。但し、1≦L≦min{M,N}である。受信機150はL個の異なる値(及びできるだけ異なる送信行列/ベクトル)に対するMIMOチャネルの性能(例えば、スループット)を評価でき、最良性能を達成するL値(及び送信行列/ベクトル)を選択できる。
送信機110は各シンボル期間sにおけるチャネル区分コードcごとに次のように送信空間処理を行うことができる。
Figure 0006309443
b c(s)の各要素は異なるデータストリームに対応できる。行列B cが異なるデータストリームに対する異なる列ノルムを持つことができる場合、データストリームは異なるゲインを持つことができる。式(1)はB cによる空間符号化を示す。例えば、時空送信ダイバーシティ(STTD)のような時空間符号化が行うこともできるが式(1)に示されていない。
異なる送信行列は閉ループ送信ダイバーシティ(CLTD)、パーアンテナレートコントロール(PARC),コードリユースベル研究所階層時空(CRBLAST)、二重送信適応アレイ(D−TXAA)などのような異なるMIMOモードに使用できる。表1は幾つかのMIMOモードを記載しており、モード毎に、L, M, B c及びデータシンボル源を与えている。表1において、
Figure 0006309443
Figure 0006309443
フレームはパケット、搬送ブロック、データブロック、コードワード、ストリーム、データストリーム、空間ストリームなどと呼ばれる。フレームは送信機110によって分離されて符号化でき、受信機150によって分離して復号できる。
送信機110は各シンボル期間sにおける送信アンテナmごとにCDMA処理を次のように行うことができる。
Figure 0006309443
異なる拡散因子を持つチャネル区分コードが使用されれば、送信アンテナmに対するCDMA処理は次のように表される。
Figure 0006309443
但し、Ccはチャネル区分コードcの拡散因子であり、
Npcは送信アンテナmに使用されるチャネル区分コードの数である。
簡単のため、下記説明ではCの拡散因子を持つチャネル区分コードが送信アンテナ毎に使用されると仮定する。式(2)では、出力シンボルdm,c(S)は拡散因子Cを持つチャネル区分コードcで拡散され、ゲインgm,cによって増加され、データチップを得る。拡散は出力シンボルをC回複製し、C個の複製出力シンボルにチャネル区分コードcのC個のチップを乗算することによって達成される。C個全てのチャネル区分コードに対するデータ及びパイロットチップは加算され、さらにスクランブルシーケンスp(k)でスクランブルされることによって送信アンテナmに対する出力チップym(k)を求める。同じCDMA処理がM個の送信アンテナの各々毎に行われる。
各チップ期間kにおける受信機150での受信サンプルは次のように表すことができる。
Figure 0006309443
但し、y(k)は出力チップのT×1ベクトルであり、Tは以下に示される。
HはR×Tチャネルレスポンス行列であり、Rは以下に示される。
x(k)は受信サンプルのR×1ベクトルである。
n(k)はR×1ノイズベクトルである。
受信機150はチップレートのK倍で各受信アンテナからの受信信号をデジタル化できる。Kはオーバサンプリング率であり、一般的にK≧1である。各チップ期間kにおいて、受信機150は各受信機154からE・K個のサンプルを得ることができ、N台の受信機154a〜154nからのN・E・Kサンプルを重ねることによってx(k)を形成できる。Eはチップ数での受信機150のフロントエンド等化器の長さである。一般的に、E≧1であり、受信機の複雑さと性能とのトレードオフに基づいて選択できる。x(k)はEチップ期間にN個の受信アンテナからのR個の受信サンプルを含む。R=N・E・Kである。
行列Hは全ての送受信アンテナ対に対するタイムドメインチャネルインパルスレスポンスを含む。図1に示すように、各送信アンテナと各受信アンテナとの間に伝播チャネル又はM個の送信アンテナとN個の受信アンテナとの間に合計M・N個の伝播チャネルがある。各伝播チャネルは無線環境によって決定される特定インパルスレスポンスを有する。各送信アンテナmとN個の受信アンテナとの間の単入力多出力(SIMO)チャネルのレスポンスはR×Tmサブ行列Hmによって付与し得る。Hmでの行の数はx(k)でのエントリの数によって決定される。Hmでの列の数は送信アンテナmとN個の受信アンテナとの間のインパルスレスポンスのタイムスパンだけでなく等化器長Eによって決定される。Tmは次のように与えられる。
Figure 0006309443
行列Hは次のように、m=1,…,Mに対して、M個のサブ行列H mで構成される。
Figure 0006309443
HはR×Tの次元を有する。但し、T=T1+T2+…+TM
ベクトルy(k)はm=1,…,Mの場合に、M個の送信アンテナに対するM個のサブベクトルy m(k)で成る。各サブベクトルy m(k)はチップ期間kの中心にある1つの送信アンテナmからのTm個の出力チップを含む。ベクトルy(k)及びサブベクトルy m(k)は次のように表すことができる。
Figure 0006309443
式(3)は次のように表すこともできる。
Figure 0006309443
式(7)に示されるモデルに対して、各チップ期間kにおいて、Tm出力チップは各送信アンテナmからそしてH mのレスポンスでSIMOチャネルを介してN個の受信アンテナに送られる。x(k)における受信サンプルはM個全ての送信アンテナからの寄与(contributions)を含む。x(k), y(k)及びHは比較的大きくできる。一例として、M=2, N=2, K=2, E=20, T=48及びR=80によって, y(k)は48×1ベクトルとなり、Hは80×48行列となり、そしてx(k)は80×1ベクトルとなる。
ノイズは次式によって固定複合ランダムベクトル(stationary complex random vector)となると仮定し得る。
Figure 0006309443
但し、E { }は期待オペレーションであり、0は全てゼロのベクトルであり、R nnはR×Rノイズ共分散行列であり、“H ”は共役転置を示す。式(8)及び(9)はノイズがゼロゼロ平均(zero mean)及びR nnの共分散行列を有することを示す。
受信機150は次のように、x(k)における受信サンプルをチャネルコードcに対するLフィルタバンクによってフィルタ処理し、それからフィルタ処理済みサンプルを逆拡散及びデスクランブルすることによってチャネル区分コードc毎にbc(S)におけるデータシンボルを再生できる。
Figure 0006309443
W cはチャネル区分コードcに対するR×L総合フィルタであり,
b (s)は検出シンボルのL×1ベクトルであり、b (s)の推定値であり,
“*” は複素共役行列である。
Figure 0006309443
n c(S)はデスクランブル及びデスプレッド後のチャネル区分コードに対するR×1ノイズベクトルである。n c(S)はチャネル区分コードcから独立しているn(k)の統計値を保全する。X c(S)はチャネル区分コードcに対する拡散シンボルのR×1ベクトルであり、受信サンプルに基づいて得られる。W cはチャネル区分コードcに対するL個のフィルタのバンク(列)を含む。式(10)はW cを用いた処理はx(k)における受信サンプルの代わりにXc(S)における拡散シンボルに同等に行えることを示す。
フィルタW cはウエイナフィルタ(Weiner filter)であり、次のように得られる。
Figure 0006309443
式(15)において、Fはチャネル区分コードに依存しない比較的大きいR×M行列である。式(15)において、Δ W cにおける全てのコード依存行列を含む小さいM×L行列である。式(14)〜(18)の導出は2006年11月28日に出願された“Multi-Stage Receiver for Wireless Communication,”と名称付けられた、同一出願人による米国特許出願番号11/564,261に詳細に説明されている。
式(10)〜(18)は受信機150での処理が2段階で行うことができることを示している。第1段階は受信サンプルx(k)をチャネル区分コードに依存しないフロントエンドフィルタによってフィルタ処理し、更に、フィルタ処理済サンプルをデスプレッド及びデスクランブルすることによってフィルタ処理シンボルを取得する。単一フロントエンドフィルタは全てのチャネル区分コードに使用できる。第2段階はチャネル区分コード毎にフィルタ処理済シンボルをコンバイナ行列Δ と合成してそのチャネル区分コードに対する検出シンボルを取得する。フロントエンドフィルタ及びコンバイナ行列は同じレート又は異なるレートで別々に更新できる。
多段受信処理は種々の方法で行うことができる。次の説明では、パイロットシンボルはB c=Iの送信行列によって及びM個の送信アンテナの各々毎に同じチャネル区分コードpを用いて送られると仮定する。
Figure 0006309443
但し、bp(S)はシンボル期間sにM個の送信アンテナから送られるパイロットシンボルのM×1ベクトルである。
1つの受信機設計では、フロントエンドフィルタFが第1段階に対して(例えば、図1のブロック170に対して)得られ、使用され、コンバイナ行列Δ はチャネル区分コード毎に計算され、第2段階に対して(例えば、図1のブロック170に対して)使用される。
シンボルレベルトレーニングのために、フィルタは次のように、最小二乗基準を用いて拡散パイロットシンボルに基づいて得ることができる。
Figure 0006309443
但し、X p(S)は拡散パイロットシンボルのR×1ベクトルであり、
W pはパイロットシンボルに基づいて得られるR×Mフィルタ行列である。
W pは次のようなシンボルレベルトレーニングによって得ることができる。拡散パイロットシンボルX p(S)はチャネル区分コードcの代わりにパイロットチャネルコードpであっても式(13)に示すように受信サンプルから求めることができる。
Figure 0006309443
チップレベルトレーニングについては、フィルタは次のように、最小二乗標準を用いて受信サンプルに基づいて得ることができる。
Figure 0006309443
但し、b p(S)・vp(k)・p(k)はパイロットシンボルを拡散及びスクランブルすることによって得られるパイロットチップのM×1ベクトルである。
Wpは次のようにチップレベルトレーニングによって得ることができる。R×R外積x(k)x H(k)は受信サンプルに基づいて計算でき、十分な数のパイロットシンボルにわたって平均化できる。
Figure 0006309443
その後、W pが2つの平均化外積に基づいて計算できる。また、W pは再帰的最小二乗(RLS)、ブロック最小二乗、又は技術的に知られている幾つかの他の技術に基づいて得られる。
フロントエンドフィルタFは次のように求めることができる。
Figure 0006309443
式(23)で示されるように、チャネル区分コード毎に、コンバイナ行列Δ P p、パイロット及びデータに対するゲイン行列G p及びG c及びチャネル区分コードcに対する送信行列B cに基づいて得ることができる。また、G c G p -1はトラフィック対パイロット比を参照し、受信機によって(例えば、信号伝達を介して)知ることができ、又は推定できる。それは通常トラフィック対パイロット比G c G p -1を推定するには十分であり、G p及びG cは別々に推定する必要がない。
受信機150は次のようにb c(S)にてデータシンボルを再生できる。
Figure 0006309443
式(24)にて、受信機150は受信サンプルx(k)をフロントエンドフィルタでフィルタ処理でき、それからチャネル区分コードcごとにフィルタ処理済サンプルを逆拡散、デスクランブルし、それから各チャネルコードの拡散シンボルをフロントエンドフィルタによってフィルタ処理し、その後、チャネル区分コードc毎にフィルタ処理済コードcをコンバイナ行列Δ cと合成できる。
他の受信機設計では、W pが第1段階のフロントエンドフィルタとして使用される。コンバイナ行列Dがチャネル区分コード毎に計算され、第2段階に使用される。
W pによって得られるフィルタ処理済シンボルは次のように表すことができる。
Figure 0006309443
z c(S)はチャネルコードcに対するフィルタ処理済シンボルのM×1ベクトルである。
b c(S)でのデータシンボルは次のように求めることができる。
Figure 0006309443
但し、D cはチャネル区分コードcに対するM×Lコンバイナ行列である。
コンバイナ行列D cは次のように、最小平均二乗誤差(MMSE)標準に基づいて得ることができる。
Figure 0006309443
式(27)で示すように、M×L行列A cは(i)パイロットシンボル又はチップから推定され、全てのチャネル区分コードcに適用できる行列A p及び(ii)チャネル区分コードcに対して特異的であるトラフィック対パイロット比G p -1 G c及び送信行列B cに基づいてチャネル区分コードc毎に計算できる。式(30)に示すように、コンバイナ行列D cは(i)全てのチャネル区分コードに適用できるノイズ共分散行列R m,p及び(ii)チャネル区分コードcに対して計算される行列A cに基づいてチャネル区分コードcごとに計算できる。
コンバイナ行列D cも次のようにチャネル区分コード毎に推定される。
Figure 0006309443
但し、R zzz c(S)に対するM×M共分散行列である。
受信機150は次のようにb c(S)にてデータシンボルを再生できる。
Figure 0006309443
式(34)にて、受信機150は受信サンプルx(k)をフロントエンドフィルタW pによってフィルタ処理でき、それからフィルタ処理済サンプルをチャネル区分コード毎に逆拡散及びデスクランブルでき、その後チャネル区分コード毎にフィルタ処理済シンボルをコンバイナ行列D cと合成できる。式(35)にて、受信機150はチャネル区分コードc毎に受信サンプルを逆拡散し、デスクランブルし、それからチャネル区分コード毎に逆拡散シンボルをフロントエンドフィルタW pをフィルタ処理し、チャネル区分コードc毎にフィルタ処理済シンボルをコンバイナ行列D cと合成できる。
上述した両受信機設計において、フロントエンドフィルタF又はW pは受信信号の“多経路”次元(“multipath” dimensions)に対する等化器として考えることができる。コンバイナΔ c又はD cはフロントエンドフィルタからのフィルタ処理済シンボルに作用し、受信信号のオンタイム次元に対する適正処理として考えることができる。受信機処理も他の方法によって多数段階で行える。
受信機150は信号対干渉及びノイズ比(SINR)又は幾つかの他のパラメータによって定量化できる受信信号品質を推定できる。式(29)からの検出シンボルは次のように表される。
Figure 0006309443
Figure 0006309443
チャネル区分コードc毎のSINRはそのチャネル区分コードに使用される送信行列B cに依存する。受信機150は異なる可能送信行列に対するSINRを決定し、最高SINRによって送信行列を選択できる。受信機150はフィードバック情報を送信機110に送ることができる。このフィードバック情報はチャンネル区分コード毎に選択される送信行列、チャネル区分コード毎のSINR又はデータ、平均SINR又は全てのチャネル区分コードのデータレートなどで構成できる。
送信機110は表1に示されるMIMOモードのどれかを用いてL個の符号化フレーム又はデータストリームを受信機150に送ることができる。受信機150は2段階で線形MIMO検出を行う、即ち、上述のように1段階でフロントエンドフィルタ処理及び他の段階で合成することができる。受信機150は線形MIMO検出からL個全てのフレームに対して検出シンボルを得ることができ、L個のフレームを再生するためにこれら検出シンボルを処理することができる。
受信機150もMIMO検出をSICによって行うことができる。この場合、受信機150は線形MIMO検出を行うことができ、それから1フレームを再生するために検出シンボルを処理する。フレームは正しく復号化されれば、受信機150はこのフレームにより干渉を推定し、除去する。それから、受信機150は次のフレームに対して同じ処理を繰り返すことができる。後に回復される各フレームは若干の干渉を受け、それ故により高いSINRを観察できる。
SICについては、MIMO送信で同時に送信されるL個のフレームは異なるSINRを達成できる。各フレームのSINRは(i)線形MIMO検波でのそのフレームのSINR及び(ii)L個のフレームが再生される特定の順序に依存できる。チャネル品質インディケータ(CQI)はそのフレームによって達成されるSINRに基づいてフレーム毎に決定できる。L個のフレームに対するCQIsは最初に再生されたフレームがSICの利益を得ることがないが後に再生された各フレームはSICの利益を受けることができる事実を考慮して計算できる。
受信機150はSICによってMIMO検波のための次のタスクを行うことができる。
1.継続的にL個のフレームに対する保護可能データレートを推定し、該当するCQIレポートを生成し、送る。
2.受信機150はデータ送信を予定され、複数のフレームが同時に送られると、正しく復号された各フレームの除去によってMIMO検波を行う。
上述された2つのタスクはデータ送信を予定したとき受信機150に適用できる特定のトラフィック対パイロット比G c G p -1を仮定できる。このトラフィック対パイロット比はコンバイナ行列を得るため及びSINRsを推定するために使用できる。簡単化のために、下記説明は各フレームがM×L送信行列B cの1つの列で送られると仮定する。
1つの設計では、受信機150はフロントエンドフィルタのタイムスパンの全て又は大半にわたって干渉の推定及び除去である、完全SICを行うことができる。完全SICのために、受信機150は最初フレーム1を正しく復号でき、それから送信機110によって行われる方法で復号フレーム1を符号化、変調、拡散及びスクランブルすることによってフレーム1による干渉を推定し、フレーム1のために送信される出力チップを取得する。その後、受信機150は次のように、フレーム1による干渉を推定するためチャネルレスポンス行列で出力チップを畳み込むことができる。
Figure 0006309443
その後、受信機150は次のように、フレーム1による干渉を除去できる。
Figure 0006309443
但し、x 1(k)は送信されていないフレーム1を用いた受信サンプルの評価値である、入力サンプルのR×1ベクトルである。
その後、受信機150は他のフレーム2を再生するため受信サンプルx 1(k)と同じ方法で入力サンプルx 1(k)を処理できる。フレーム2に対して、受信機150は入力サンプルx 1(k)に基づいてフロントエンドフィルタF又はW pを再計算し、フィルタ処理シンボルを得るために新たなフロントエンドフィルタによって入力サンプルをフィルタ処理できる。受信機150はチャネル区分コードcごとにコンバイナ行列Δc又はD cも再計算し、フレーム2に対するチャネル区分コードcに対する検出シンボルを得るために新たなコンバイナとフィルタ処理済シンボルを合成する。
完全SICについては、各フレームはそのフレームのために特に得ることができる、フロントエンドフィルタと一組のコンバイナ行列と関連する。L個のフレームが回復される特別の順序はフレーム毎にフロントエンドフィルタ及びコンバイナ行列に影響を与える可能性がある。例えば、2つのフレーム1及び2が送られれば、そのとき、フレーム毎のフロントエンドフィルタ及びコンバイナ行列はフレーム1がフレーム2の前に回復される、又はその逆であるかどうかに依存して異なるかもしれない。更に、送信行列B cの選択も関連する。干渉除去後に計算されたフロントエンドフィルタは変更された信号統計値により異なる送信行列に対して異なるかも知れない。
CQI報告に関して、干渉除去の結果に生じるいくらかのゲインを反映するためL個のフレームのSINRsを推定することが望ましい。線形MIMO検出を伴う各フレームのSINRはパイロットシンボル及びトラフィック対パイロット比に関する仮定に基づいて推定できる。SINR推定はSICから恩恵を受けない、最初に回復されたフレームに対して比較的正確である可能性がある。しかしながら、後に再生された各フレームに対するSINR推定は受信機150がデータ送信のために予定されているときだけ行うことができる干渉除去が実際に生じるときだけにSICの利益が確定されるかもしれないので正確でないかもしれない。受信機150はSINRを継続的に推定し、COIを報告できるがデータ送信は散発的に生じるかもしれない。故に、データ送信が生じなかったときでもできるだけ正確にSINRを推定することが望ましい。
受信機150は種々の方法でL個のフィルタのSINRsを推定できる。第1設計では、受信機150はフロントエンドフィルタのパラメトリック計算及び各再生フレームの仮定の完全除去を経て各フレームのSINRを推定できる。第2の設計では、受信機150は受信信号の既知の成分、例えば、パイロットだけを除去することによって各フレームのSINRを推定できる。この設計は達成可能なSINRsに下位限界(lower bound)を提供する。第3設計では、受信機150は以下に説明するように、もしあれば、先の再生フレームのオンタイム信号成分だけを除去することによって各フレームのSINRを推定できる。受信機150はデータ送信が受信されると完全除去を行う。第3設計は達成可能なSINRsにより第2設計よりも高い下位限界を提供できる。
他の設計では、受信機150は各再生フレームのオンタイム信号成分による干渉の推定及び除去であるオンタイムSICを実行できる。オンタイムSICに関して、受信機150は最初にフレーム1を正しく復号でき、その後、フレーム1に対する再構成データシンボルを得るために復号フレーム1を符号化及び変調することによってフレーム1による干渉を推定できる。このとき、受信機150は再構成データシンボルに基づいてフレーム1による干渉を推定できる。受信機150はフィルタ処理済シンボルから推定干渉を除去し、その後、他のフレーム2に対する検出シンボルを得るために結果のシンボルを処理する。
オンタイムSICに対して、受信機150はL個のフレーム全てに対するフィルタ処理済シンボルを得るためにただ一度フロントエンドフィルタによって受信サンプルにフィルタをかけることができる。受信機150は(受信サンプルの代わりに)フィルタ処理済シンボルに干渉除去を行うことができる。これは受信処理を非常に簡素化することができる。次のフレームに対して、受信機150はフィルタ処理済シンボル及び丁度復号化したフレームの再生データシンボルに基づいてチャネル化コードc毎にコンバイナ行列Δc又はDcを再計算することができる。
簡単にするために、下記説明は2つのフレームがMIMO送信で同時に送られると仮定する。かなり多数のフレームに拡張できることが検討される。受信機150は上述したように最初にフレーム1を再生する。フレーム2に対しては、フレーム2を再生するために利用できるシンボルは次のように表すことができる。
Figure 0006309443
フレーム2に対するコンバイナベクトルは次のように、MMSE標準に基づいて得ることができる。
Figure 0006309443
但し、d c,2(S)はフレーム2に対する(M+1)×1コンバイナベクトルである。コンバイナベクトルは1つの列を持つコンバイナ行列として考えることができる。
2つのフレームが同時に送られれば、そのとき、A c=[a c,1 a c,2]となる。このとき、フレーム2に対するコンバイナベクトルは次のように得られる。
Figure 0006309443
a c,2は式(27)に示されるように求めることができる、A cの第2列から求めることができる。a c,1A cの第1列から求められる。しかしながら、フレーム1に対する再構成データシンボルは利用できるので、改良a c,1は次のように求めることができる。
Figure 0006309443
式(44)はコンバイナベクトルd c,2(S)に基づいてフィルタ処理済シンボルとフレーム1に対する再構成データシンボルを合成し、フレーム2に対する検出シンボルを求める。式(44)は線形MIMO検出だけでなく干渉推定及び除去を実質的に行う。式(44)は次のように分解し得る。
フレーム1による干渉は次のように推定できる。
Figure 0006309443
但し、dc,M+1は復号フレーム1による干渉を推定するためのスカラ/重みであり、
ic,1(S)はフレーム1によるオンタイム干渉であり、
dc,M+1はコンバイナベクトルd c,2(S)の最後の要素であり、フレーム1に対する再構成データシンボルだけでなくフィルタ処理シンボルに基づいて得られる。
フレーム2に対するMIMOは次のように表すことができる。
Figure 0006309443
オンタイムSICに関して、オンタイム信号成分のみが干渉除去によって影響され、干渉除去後の受信サンプルのマルチパス特性は変わらない。これは同じフロントエンドフィルタF又はW pがフレーム毎に使用でき、最適フィルタW cへの変更の全てがコンバイナ行列に組み入れることができることを意味している。オンタイムシンボルに作用するコンバイナ行列Δ c又はD cだけが干渉除去によって影響される。これは送信行列B c及びL個のフレームが再生される順序に無関係に真である。コンバイナ行列Δ c又はD cは各フレームのチャネル区分コード毎に再計算でき、そのフレームのそのチャネル区分コードに対するフィルタ処理済シンボルを合成するために使用できる。
CQI報告に関して、各先行再生フレームの実際の復号及び除去を含まないパラメトリック技術を用いて各最近再生されたフレームによって達成されるSINRを推定できることが望ましい。これは受信機がデータ送信を予定しない限りフレームが受信機150に送られない理由である。SINR推定に関して、各フレームのSINRは再生フレーム毎にB cの列をゼロに設定することによって推定できる。例えば、2つのフレームが送られれば、そのとき、第1再生フレーム1のSINRは、例えば、式(36)及び(37)に示されるように、B c=[b 1 b 2]を用いて計算できる。第2再生フレーム2のSINRはフレーム1の仮定的除去を反映する送信行列である、B c,2=[0 b 2]を用いて計算できる。
上述したSINR推定技術は受信機150が異なる送信行列B c及び/又はL個のフレームを再生する異なる順序に対する干渉除去ゲインを容易に推定することを可能にする。例えば、受信機150は(B c=[b 1 b 2]を用いて)最初に再生されるフレーム1のSINRを推定し、フレーム1から干渉の除去を反映する、(B c,2=[0 b 2]を用いて)二番目に再生されるフレーム2のSINRを推定できる。また、受信機150は(B c=[b 1 b 2]を用いて)最初に再生されるフレーム2のSINR及びフレーム2からの干渉の除去に反映する、(B c,1=[b 1 0]を用いて)二番目に再生されるフレーム1のSINRを推定できる。また、受信機150はデータ送信に使用できる異なる行列を評価できる。受信機150は、例えば、L個全てのフレームに対する全体のスループット又はデータレートに関して、最良性能となる特定送信行列及び特定再生順序を決定できる。受信機150は受信機へのデータ送信を支援するためこの情報を送信機110に送ることができる。
フロントエンドフィルタはオンタイムSICに関して一定であるので、ロバストSINR推定は受信機150がデータ送信を予定していないときでも可能となる。各フレームのSINRはそのフレームに対する送信行列に基づいてコンバイナ行列D cを単に再計算することによって推定できる。計算負荷は低くできるので、異なる送信行列及び再生順序を評価し、最良性能となる送信行列及び/又は異なる再生順序を決定することを実用的となる。
オンタイムSICに基づく各最新再生フレームのSINRの推定はデータ送信に使用されるチャネル区分コードに割り当てられる送信電力に最後の再生フレームの性能メトリックを線形的にのみ依存させることができる。これは(i)同じ合計電力が使用されると仮定するとして、マルチパス干渉の統計的特性がチャネル区分コード及び電力割当の同じ独立性を残し、(ii)オンタイム干渉寄与の全てが消滅する事実によるものである。パート(ii)は(a)同じチャネル区分コードの各再生フレームによる干渉が除去され、(b)他のチャネル区分コードからの干渉は時間的に整合されるときのチャネル区分コードの直交性により抑制されると言う理由で真である。割り当てられた送信電力に関する性能メトリックの線形独立性はSINR推定のために仮定された電力がデータ送信に使用される電力と異なれば送信機110がフレームに使用される実際の送信電力によって受信機150によって報告されたSINRsを増減することを可能にする。
オンタイムSICは無干渉除去以上に改良した性能を提供できる。更に、オンタイムSICは完全SICよりも計算的に厳しくない。また、オンタイムSICは性能を改良できる、一致SINR推定値を可能にする。
図4は図1における受信機150の1つの設計である、受信機150aのブロック図を示す。この設計では、フロントエンドフィルタリングがCDMA復調の前に行われる。図1におけるブロック160の1つの設計である、等化器/CDMA復調器160はフロントエンドフィルタ/等化器410及びCDMA復調器420を含む。CDMA復調器420はトラフィックデータに使用される最大C個のチャネル区分コードに対するデスクランブラ/デスプレッダ422a〜422Cを含む。図1におけるブロック170の1つの設計である、RX MIMOプロセッサ170aはトラフィックデータに使用される最大C個のチャネル区分コードに対するC個のコンバイナ432a〜432Cを含む。
図1におけるブロック156の一設計である、チャネルプロセッサ156a内で、タイミング推定器442は受信信号のタイミングを決定する。ユニット442は異なるアンテナに対するチャネルインパルスレスポンス及び/又は電力遅延プロファイルを推定でき、チャネルインパルスレスポンス及び/又は電力遅延プロファイルの重心を決定する。その後、ユニット442は重心に基づいて受信信号のタイミングを決定する。
係数計算ユニット444は、例えば、式(20)に示すように受信サンプルに基づいてフィルタW pに対する係数を導出する。また、ユニット444はRLS,ブロック最小二乗法又は幾つかの他の技術に基づいてW pを導出できる。ユニット442からのタイミング情報は、例えば、局所的に生成されたパイロットチップを受信サンプルと整合するためトレーニングに使用できる。ユニット444はW pをフロントエンドフィルタ410に提供する。
フィルタ410はW pによってフロントエンドフィルタ処理/等化を受信サンプルx(k)に行い、フィルタ処理済サンプルを提供する。CDMA復調器420内で、各ユニット422は異なるチャネル区分コードに対するフィルタ処理サンプルをデスプレッド及びデスクランブルし、そのフィルタ区分コードに対するフィルタ処理済シンボルz c(S)を提供する。
ユニット446はパイロットチャネル区分コードpに対するフィルタ処理済シンボルz c(S)をデスプレッド及びデスクランブルする。ユニット422及び446はユニット442によって与えられるタイミングに基づいてデスプレッド及びデスクランブルを行う。
Figure 0006309443
RX MIMOプロセッサ170a内では、各コンバイナ432はコンバイナ行列D cに基づいて異なるチャネル区分コードcに対するフィルタ処理済シンボルを合成し、そのチャネル区分コードに対する検出シンボルを提供する。
一般的に、フロントエンドフィルタ処理はM個の受信信号における非オンタイム信号成分を処理するために第1段階において行うことができる。フロントエンドフィルタは、一般的に、信号が送信前に送信機でどのように処理されるかに依存しない。CDM送信については、フロントエンドフィルタは全てのチャネル区分コードに対して適用できる。第2段階はL個の送信信号を再生するためにオンタイム信号成分を合成できる。
Figure 0006309443
図5Aは完全SICを行い、図1の受信機150の他の設計である、受信機のブロック図を示す。この設計では、フロントエンドフィルタ処理がCDMA復調前に行われる。図1におけるブロック160の他の設計である、等化器/CDMA復調器160bは加算器408,フロントエンドフィルタ/等化器410,CDMA復調器420,CDMA変調器424及び干渉推定器426を含む。第1フレームについては、加算器408は受信サンプルをフロントエンドフィルタ410に回送するだけである。各後続フレームについては、干渉推定器426は再生されたばかりのフレームによる干渉を与え、加算器408は、例えば、式(39)に示されるように、受信サンプルから干渉を除去し、フロントエンドフィルタ410に入力サンプルを与える。フィルタ410はW pによってフロントエンドフィルタ処理/等化を受信サンプル又は入力サンプルに行い、フィルタ処理済サンプルを生成する。CDMA復調器420は全てのチャネル区分コードに対するフィルタ処理済サンプルをデスプレッド及びデスクランブルし、これらチャネル区分コードに対してフィルタ処理済シンボルを提供する。
図1におけるブロック156の他の設計である、チャネルプロセッサ156b内では、ユニット442〜450が図4について上述のように動作する。各フレームについては、ユニット450はチャネル区分コード毎にCDMA復調器420からのフィルタ処理済シンボルの外積z c(S) z c H(S)を計算し、チャネル区分コード及びシンボル期間にわたり外積を平均化し、例えば、式(32)に示すように相関行列R zzを提供できる。第1フレームについては、ユニット452は図4について上述したようにチャネル区分コード毎にコンバイナ行列D cに対する係数を取得できる。各後続フレームについては、ユニット452はそのフレームに対するフィルタ処理済サンプルに基づいてコンバイナ行列D cに対する係数を取得できる。
図4に示されるように実施できるRX MIMOプロセッサ170内では、各チャネル区分コードcに対するコンバイナはコンバイナ行列D cに基づいてそのチャネル区分コードに対するフィルタ処理済シンボルを合成でき、チャネル区分コードに対する検出シンボルを提供できる。RXデータプロセッサ172は再生されているフレームに対する検出シンボルを復調及び復号し、復号データを提供できる。フレームは正しく復号されれば、そのときTXデータプロセッサ174は復号フレームを符号化及び変調し、フレームに対する再構成データシンボルを提供できる。TX MIMOプロセッサ176は出力シンボルを得るために再構成データシンボルを処理できる。その後、CDMA変調器424は復号フレームに対する出力チップを得るため出力シンボルをスプレッド及びスクランブルできる。干渉推定器426は、例えば、式(38)に示されるように、復号フレームによる干渉を推定し、推定干渉を提供できる。
完全SICについては、チャネルプロセッサ156bはフレーム毎にフロントエンドフレームを得ることができ、干渉推定器424はフロントエンドフィルタの全時間帯の干渉を推定できる。チャネルプロセッサ156bはフレーム毎に各チャネル区分コードに対するコンバイナ行列を取得できる。
図5BはオンタイムSICを行い、図1における受信機15のさらにもう一つの設計である受信機150cのブロック図を示す。この設計では、フロントエンドフィルタ処理がCDMA復調前に行われる。等化器/CDMA復調器160aは受信サンプルを処理し、図4について上述したように、チャネル区分コード毎にフィルタ処理済シンボルを提供できる。RX MIMOプロセッサ170はコンバイナ行列D c又はd c,2に基づいてチャネル区分コード毎にフィルタ処理済シンボルを合成し、チャネル区分コード毎に検出シンボルを提供できる。RXデータプロセッサ172は再生されているフレームに対する検出シンボルを復調し、復号し、復号データを提供できる。フレームが正しく復号されていれば、そのとき、TXデータプロセッサ174は復号フレームを符号化し、復調し、フレームに対する再構成データシンボルを提供できる。乗算器460は例えば、式(45)に示すように、復号フレームによる干渉の推定値を求めるため再構成データシンボルをスカラ/重みによって拡大できる。加算器462は例えば、式(47)に示すように、干渉除去のためRX MIMOプロセッサ170の出力から乗算器460の出力を除去し、それから、再生すべき次のフレームに対する検出シンボルを提供できる。干渉推定及び除去はRX MIMOプロセッサ170内で又は前に行うこともできる。
オンタイムSICについては、チャネルプロセッサ156bは全てのLフレームに対する単一のフロントエンドフィルタを引き出すことができ、乗算器460は各復号フレームのオンタイム成分に対してだけ干渉を推定できる。チャネルプロセッサ156bはフレーム毎に各チャネル区分コードに対するコンバイナ行列を得ることができる。
図5Cは2つのフレームのMIMO送信のためにオンタイムSICを行う、受信機150dのブロック図を示し、図1における受信機150のもう一つの設計である。フロントエンドフィルタ処理およびCDMA復調はチャネル区分コード(ブロック510)毎にフッルタ処理シンボルを得るために受信サンプルに行うことができる。ブロック510は図5Bにおけるブロック410,420および446を含むことができる。フロントエンドフィルタを得るために使用されるブロック(例えば、図5Bのブロック442および444)は明確にするために図5Cには示されていない。
Figure 0006309443
第1フレームに対するコンバイナ行列D cは、例えば、式(48)(ブロック524)に示すように、チャネルレスポンス、共分散行列及び他のパラメータに基づいて計算できる。フィルタ処理済シンボルは、例えば、式(29)(ブロック520)に示しように、第1フレームに対する検出シンボルを得るためコンバイナ行列D cに基づいて合成できる。第1フレームに対する検出シンボルは第1フレームに対する復号データを得るために復調及び復号できる(ブロック522)。
CRCチェックに基づいて決定できる第1フレームが正しく復号されていれば、そのとき、復号化第1フレームは第1フレームに対する再構成データシンボルを得るため符号化及び復調できる(ブロック526)。第2フレームに対するコンバイナ行列d c,2は、例えば式(42)に示されるように共分散行列、第1フレームに対する再構成データシンボル及び他のパラメータに基づいて計算できる(ブロック534)。ブロック534は式(43)に示されるように、第1フレームに対する再構成データシンボルに基づいてa c,1の改良された推定を得ることができる。フィルタ処理済シンボル及び第1フレームに対する再構成データシンボルは、例えば、式(44)で示されるように、第2フレームに対する検出シンボルを得るためにコンバイナ行列d c,2に基づいて合成できる(ブロック530)。第2フレームに対する検出シンボルは第2フレームに対する復号データを得るために復調され、復号され得る。図5Cに示される処理は幾つのフレームに対しても拡張できる。
図6はSICをしないMIMO送信を再生するための処理600の設計を示す。多数の受信信号の非オンタイム信号成分を処理(例えば、補償、抑圧又は軽減)するためのフロントエンドフィルタが得られる(ブロック612)。フロントエンドフィルタは非オンタイム信号成分を分離しない。その代わりに、フロントエンドフィルタは所望/有利な方法で非オンタイム信号成分を処理し、また、オンタイム信号成分を(付随的に)処理できる。複数の送信信号のオンタイム信号成分を合成するための少なくとも1つのコンバイナ行列も得られる(ブロック614)。フロントエンドフィルタは式(21)で示されるように求められるFであってもよく、コンバイナ行列は式(23)に示すように得られるΔcであってもよい。フロントエンドフィルタは式(19)又は(20)に示されるように求められるW pであってもよく、コンバイナ行列は、例えば、式(30)、(33)又は(48)に示されるように求められるD cであってもよい。フロントエンドフィルタ及びコンバイナ行列は他の方法で求められてもよい。フロントエンドフィルタはパイロット用の受信データに基づき及び、例えば、最小二乗基準に従って得ることができる。コンバイナ行列はデータを送るために使用される送信行列、データに使用されるゲイン、チャネルレスポンス推定、フロントエンドフィルタ、信号及び/雑音統計、などに基づいて得ることができる。また、コンバイナ行列はMMSE又は幾つかの他の基準に従って得ることができる。
受信データは複数の受信信号の非オンタイム信号成分を処理するためにフィルタ処理できる(ブロック616)。フィルタ処理済データは複数の送信信号のオンタイム信号成分を合成するために処理される(ブロック618)。1シンボル期間より長い期間の受信信号は非オンタイム信号成分を処理するためにフィルタ処理できる。1シンボル期間のフィルタ処理済データはオンタイム信号成分を合成するために処理できる。受信データ及びフィルタ処理済データはサンプル、シンボルなどで生成できる。
複数のチャネル区分コードによって送られるCDM送信については、単一フロントエンドフィルタが得られ、非オンタイム信号成分を処理するために使用でき、複数のコンバイナ行列が得られ、複数のチャネル区分コードに対するオンタイム信号成分を合成するために使用し得る。1つの方式では、受信データはまず中間データを得るためにフロントエンドフィルタによってフィルタ処理される。それから、中間データはチャネル区分コードに対するフィルタ処理データを得るためにチャネル区分コード毎にデスプレッドされる。各チャネル区分コードに対するフィルタ処理済データはそのチャネル区分コードに対するコンバイナ行列で更に処理され、チャネル区分コードに対する出力データを取得する。他の方式では、受信データはまずチャネル区分コード毎にデスプレッドされ、チャネル区分コードに対するデスプレッドデータを得る。その後、各チャネル区分コードに対するデスプレッドデータは同じフロントエンドフィルタを用いてフィルタ処理され、チャネル区分コードに対するフィルタ処理済データを得る。各チャネル区分コードに対するフィルタ処理済データはチャネル区分コードに対する出力データを得るためにチャネル区分コードに対するコンバイナ行列を用いて更に処理される。
CDMについては、フロントエンドフィルタは受信信号及び既知のパイロットに基づいて、例えば、チップレベルトレーニングのための受信データ及び既知パイロットチップに対するサンプル(a)又はシンボルレベルトレーニングのための受信データ及び既知パイロットシンボルから得られるデスプレッドパイロットシンボル(b)に基づいて得られる。コンバイナ行列は複数のチャネル区分コード、複数のチャネル区分コードに対するゲイン、チャネルレスポンス推定値、フロントエンドフィルタ、信号及び/又は雑音統計など若しくはその組み合わせに使用される送信行列に基づいて得ることができる。
Figure 0006309443
図7はオンタイムSICでMIMO送信を回復するためのプロセッサ700の設計を示す。MIMO送信のための受信データが取得し得る(ブロック712)。受信データはフィルタ処理済データを得るためにフロントエンドフィルタに基づいて処理し得る(ブロック714)。フィルタ処理済データは第1フレームに対する検波データを得るために少なくとも1つの第1コンバイナ行列に基づいて更に処理できる(ブロック716)。第1フレームに対する検波データは第1フレームに対する復号データを得るために処理(例えば、復調及び復号)し得る(ブロック718)。フィルタ処理済データも第1フレームによる干渉を除去し、第2フレームに対する検波データを得るために少なくとも1つの第2コンバイナ行列及び第1フレームに対する復号データに基づいて処理できる(ブロック720)。ブロック720については、第1フレームが正しく復号されているときだけ第1フレームによる干渉がフィルタ処理済データから推定及び(例えば、サンプルレベルの代わりのシンボルレベルで)除去できる。第2フレームに対する検波データは第2フレームに対する復号データを得るために処理し得る(ブロック722)。
フロントエンドフィルタはフィルタ処理済データを得るために受信データ内の非オンタイム信号成分を処理できる。各コンバイナ行列はチャネル区分コードに対する検波データを得るために個々のチャネル区分コードに対するフィルタ処理済データ内のオンタイム信号成分を合成できる。フロントエンドフィルタは受信データ及び既知のパイロットデータに基づいて取得し得る。第1及び第2フレームは少なくとも1つのチャネル区分コードを用いて送信し得る。第1コンバイナ行列はフィルタ処理済データ、チャネル区分コードに対する送信行列、チャネル区分コードに対するゲイン、フロントエンドフィルタ、チャネルレスポンス推定など、又はその任意の組合せに基づいてチャネル区分コード毎に取得し得る。第2コンバイナ行列はフィルタ処理済データ、第1フレームに対する復号データ、チャネル区分コードに対する送信行列など、又はその任意の組合せに基づいてチャネル区分コード毎に取得し得る。
オンタイムSICについては、第1フレームのオンタイム信号成分による干渉はフィルタ処理済データから推定し、除去し得る。完全SICについては、フロントエンドフィルタのタイムスパンの全て又は殆どに対する第1フレームによる干渉が入力データを得るために受信データから推定し、除去し得る。フロントエンドフィルタは第2フレームに対して更新し、入力データを処理するために使用し得る。
第1フレームの受信信号品質(例えば、SINR)は第1及び第2フレームに対する送信行列(i)及び任意のフレームからの干渉の除去がないとの仮定(ii)に基づいて推定し得る。第2フレームの受信信号品質はゼロに設定された第1フレームに対応する列を有する変更送信行列(i)及び第1フレームのオンタイム信号成分による干渉の除去ありの仮定(ii)に基づいて推定し得る。第1及び第2フレームの受信信号品質は更にフロントエンドフィルタ、少なくとも1つの第1コンバイナ行列、少なくとも1つの第2コンバイナ行列、第1及び第2フレームに使用される少なくとも1つのチャネル区分コードに対する少なくとも1つのゲイン、チャネルレスポンス推定、又はその任意の組合せに基づいて推定し得る。
MIMO送信以前に、複数のフレームの受信信号品質は、各早い再生フレームのオンタイム信号成分が除去されるであろうとの仮定に基づいて、少なくとも1つの送信行列及び複数のフレームに対する少なくとも1つの再生順序に対して推定し得る。送信行列及び/又は最高の性能を持つ再生順序が選択し得る。選択送信行列及び/又は選択再生順序を構成するフィードバック情報は送信機に送信し得る。送信機はMIMO送信を受信機に送るためにフィードバック情報を用いることができる。
ここに説明されている多段受信機は他の通信システムにも使用できる。例えば、時分割多重(TDM)システムにおいて、フロントエンドフィルタは第1時間間隔において受信されたパイロットに基づいて取得でき、第2時間間隔のコンバイナ行列は第2時間間隔に使用された送信行列に基づいて取得できる。第2時間間隔に受信されたデータはフロントエンドフィルタによってフィルタ処理でき、フィルタ処理済データはコンバイナ行列によって更に処理し得る。
一般的に、フィルタは特定のチャネル区分コード及び/又は時間間隔で特定の送信行列及びゲインを用いて送ることができるパイロットに基づき得ることができる。パイロットから得られるフィルタは他のチャネルコード及び/又は時間間隔でできれば異なる送信行列及びゲインを用いて送信できるデータのためのフィルタを取得するために使用できる。
CDMAについては、オンタイム及び非オンタイム信号成分がこれらが送信される時間によって区別できる。受信機は送信機によって送信される所望のシンボルを再生するためにサンプルのウインドウを処理できる。等化器のタイミングは所望のシンボルがウインドウに関して送信される時刻を決定する。受信機によって得られるサンプルはオンタイム及び非オンタイム信号成分を含む異なる付加的信号成分を含む。オンタイム信号成分は所望のシンボル及び所望のシンボルと同じ時間に送信される他のシンボルに対する信号成分である。全ての他の信号成分は所望のシンボルの前後に送信されるシンボルにさかのぼる信号成分を含む、非オンタイム信号成分である。
シンボルは1以上のパラメータに依存できる、送信関数によって送信し得る。例えば、送信関数はシンボル期間s、チャネル区分コードc、周波数スロット又はサブキャリアインデックスnなどに依存でき、f(s,c,n,…)として示すことができる。簡単のために、送信関数は3つのパラメータs、c及びn、又は組(s,c,n)に依存できる。異なるシンボルの送信関数はs1=s2, c1=c2及びn1=n2の場合に限り、(s1,c1,n1)= (s2,c2,n2)と表すことができる<f(s1,c1,n1),f(s2,c2,n2)>≠0となるように直交であってもよい。
受信信号は組(s1,c1,n1)によって定義される所望の送信関数f(s1,c1,n1)からの所望の信号成分(a)及び(s,c,n)≠(s1,c1,n1)によって、他の送信関数f(s,c,n)からの他の信号成分(b)を含むことができる。第1段におけるフロントエンドフィルタリングは他の信号成分を処理することになる。第2段のコンバイナは所望の信号成分を処理することになる。
CDMについては、シンボル期間sの送信関数はスクランブルシーケンスp(k)で乗算された長さCのチャネル区分コードによって決定される。シンボル期間sの送信関数及びチャネル区分コードはf(s,c)として示すことができる。送信関数f(s1,c1)で送信されるシンボルの観点から、受信信号は次のものを含む。
1.s≠s1に対するf(s,c)に対応する非オンタイム信号成分、
2.f(s1,c)に対応し、下記成分からなるオンタイム信号成分、
a.f(s1,c1)に対応する、所望のチャネル区分コードからのオンタイム信号成分、及び
b.c1≠c2に対するf(s1,c2)に対応する、他のチャネル区分コードからのオンタイム信号成分。
フロントエンドフィルタはf(s,c)に対応する非オンタイム信号成分を処理する。フロントエンドフィルタによるデスクランブル及びデスプレッドはf(s1,c2)に対応する、他のチャネル区分コードからのオンタイム信号成分も除去する。コンバイナはf(s1,c2)に対応する、所望のチャネル区分コードからのオンタイム信号成分を処理する。
CDMを使用しない単一キャリアシステムでは、送信関数は時間の単なるデジタルデルタであってもよく、f(s)=δ(t-s)として与えることができる。時間tが進むので、デルタの位置は時間の経過と共に変化する。
OFDM利用システムでは、送信関数は異なるサブキャリア用であってもよく、f(s,n)として与えることができる。nはサブキャリアインデックスである。OFDMのサブキャリアはCDMのチャネル区分コードに対応する。送信機は(a)N個のタイムドメインサンプルを得るため逆高速フーリエ変換(IFFT)によってN個のデータ/パイロットシンボルをタイムドメインに変換し、(b)OFDMシンボルを得るためサイクリックプレフィックスをタイムドメインサンプルに付加することによってOFDMシンボル期間にN個のサブキャリアのN個のデータ/パイロットシンボルを所定の送信アンテナから送ることができる。受信機は(a)受信サンプルのサイクリックプレフィックスを取り除き、(b)N個のサブキャリアに対するN個の受信シンボルを得るため高速フーリエ変換(FFT)によってN個の受信サンプルを周波数ドメインに変換することによって所定の受信アンテナに対する受信データ/パイロットシンボルを取得できる。受信シンボルは式(40)のz c(S)に対応できる。但し、サブスクリプトcはサブキャリアインデックスnと置換えられる。OFDMについては、オンタイム信号成分は異なる送信アンテナから特定のサブキャリアで送られる信号成分であってもよい。非オンタイム信号成分は他のサブキャリアで送られる信号成分であってもよい。フロントエンドフィルタは受信機でのFFT及びサイクリックプリフィックス除去によって実施できる。コンバイナ行列D cはサブキャリア毎に計算でき、そのサブキャリアに対する全ての受信アンテナからの受信シンボルを合成するために使用できる。
当業者は情報及び信号が多種の異なるテクノロジ及びテクニックのいずれかを用いて表すことができることを理解しているであろう。例えば、データ、インストラクション、コマンド、インフォメーション、信号、ビット、シンボル及び上記説明を通して参照できるチップは電圧、電流、電磁波、磁界又は磁気粒子若しくはその任意の組合せによって表すことができる。
当業者は更に種々具体的論理ブロック、モジュール、回路、及びここの開示と関連して説明されたアルゴリズムステップは電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又は両方の組合せとして実施できることを十分理解している。ハードウェア及びソフトウェアのこの互換性を明確に説明するために、種々具体的コンポーネント、ブロック、モジュール、回路及びステップはそれらの機能性に関しておおむね上記で説明されている。そのような機能性がハードウェアかソフトウェアとして実施されるか否かは特定のアプリケーション及び全体システムに課せられた設計制約に依存する。熟練者は特定のアプリケーション毎に種々の方法で上述の機能性を実施できるが、そのような実施の決定は本明細書の範囲から逸脱させるように解釈されるべきでない。
ここでの開示と関連して説明された種々具体的ロジックブロック、モジュール、及び回路は汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、アプリケーション特定集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント若しくは個々で述べられた機能を実施するために設計されたその任意の組合せによって実施又は実行できる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、別の方法では、プロセッサは任意の一般的プロセッサ、コントローラ、マクロコントローラ、又は状態機械であってもよい。プロセッサは計算装置の組合せ、例えば、DSPと1つのマクロプロセッサ、複数のマクロプロセッサ、DSPコアと関連する1以上のマイクロプロセッサ又は任意の他のそのような構成との組合せとしても実施できる。
ここの開示と関連して説明される方法のステップ又はアルゴリズムはハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、又は2つの組合せで直接に実施できる。ソフトウェアモジュールはRAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、又は従来知られている記憶媒体の任意の他の形態で存在できる。一例の記憶媒体はプロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。別の方法では、記憶媒体はプロセッサに不可欠である。プロセッサ及び記憶媒体はASICに存在できる。ASICはユーザ端案津に存在できる。別の方法では、プロセッサ及び記憶媒体はユーザ端末のディスクリートコンポーネントとして存在できる。
開示の先の説明は当業者が開示を製造し又は使用することができるように提供されている。本開示に対する種々の変形は当業者には容易に明らかであり、ここで定義された一般的原理は開示の精神又は範囲から逸脱しないで他の変形例に適用できる。故に、開示はここに記載された例に限定されることを意図していないがここで説明された原理及び新規の特徴と一致する最大範囲を授かることになる。
以下に本件出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 多入力多出力(MIMO)送信のための受信データを取得し、フィルタ処理済データを得るためにフロントエンドフィルタに基づいて受信データを処理し、第1フレームに対する検波データを得るために少なくとも1つの第1コンバイナ行列に基づいてフィルタ処理済データを処理し、前記第1フレームによる干渉を除去し、第2フレームに対する検波データを得るために少なくとも1つの第2コンバイナ行列及び前記第1フレームに対する復号データに基づいてフィルタ処理済データを処理する少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサに結合されるメモリと、を具備する通信装置。
[2] 前記フロントエンドフィルタはフィルタ処理済データを得るために前記受信データの非オンタイム信号成分を処理し、各コンバイナ行列は個々のチャネル区分コードに対する前記フィルタ処理済データのオンタイム信号成分を合成し、前記チャネル区分コードに対する検波データを取得する、[1]の装置。
[3] 前記少なくとも1つのプロセッサは前記第1フレームに対する前記復号データを得るために前記第1フレームに対する前記検波データを処理し、前記第1フレームが正しく復号されたか否かを決定し、正しく復号されていれば前記第1フレームによる干渉を推定し、除去する、[1]の装置。
[4] 前記少なくとも1つのプロセッサは前記受信データ及びパイロットデータに基づいて前記フロントエンドフィルタを取得する、[1]の装置。
[5] 前記第1及び第2フレームは少なくとも1つのチャネル区分コードで送信され、前記少なくとも1つのプロセッサは前記フィルタデータに基づいてチャネル区分コード毎に第1コンバイナ行列を取得する、[1]の装置。
[6] 前記少なくとも1つのプロセッサは更に前記チャネル区分コードに使用される送信行列、前記チャネル区分コードに対するゲイン、前記フロントエンドフィルタ及びチャネルレスポンス推定の少なくとも1つに基づいてチャネル区分コード毎に前記第1コンバイナ行列を取得する、[5]の装置。
[7] 前記少なくとも1つのプロセッサは前記フィルタ処理済データに基づいてチャネル区分コード毎に第2コンバイナ行列を取得する、[5]の装置。
[8] 前記少なくとも1つのプロセッサは更に前記第1フレームに対する前記復号データに基づいてチャネル区分コード毎に前記第2コンバイナ行列を取得する、[7]の装置。
[9] 前記少なくとも1つのプロセッサは更に前記チャネル区分コードに使用される送信行列、前記チャネル区分コードに対するゲイン、前記フロントエンドフィルタ、及びチャネルレスポンス推定値の少なくとも1つに基づいてチャネル区分コード毎に前記第2コンバイナ行列を取得する、[7]の装置。
[10] 前記少なくとも1つのプロセッサは前記第1フレームのオンタイム信号成分による干渉を推定し、前記干渉を前記フィルタ処理済データから除去する、[1]の装置。
[11] 前記少なくとも1つのプロセッサは前記フィルタ処理済データ及び前記第1フレームに対する前記復号データに基づいて前記第1フレームによる前記干渉を推定するための少なくとも1つの重みを決定する、[1]の装置。
[12] 前記少なくとも1つのプロセッサは前記フロントエンドフィルタのタイムスパンに対する前記第1フレームによる干渉を推定し、入力データを得るために前記受信データから前記干渉を除去し、前記第2フレームに対する前記フロントエンドフィルタを更新し、前記第2フレームに対する前記フィルタ処理済データを得るため前記更新フロントエンドフィルタに基づいて前記入力データを処理する、[1]の装置。
[13] 前記少なくとも1つのプロセッサは任意のフレームからの干渉の非除去に基づいて前記第1フレームの受信信号品質を推定し、前記第1フレームのオンタイム信号成分による干渉の除去に基づいて前記第2フレームの前記受信信号品質を推定する、[1]の装置。
[14] 前記少なくとも1つのプロセッサは前記第1及び第2フレームに対する送信行列に基づいて前記第1フレームの受信信号品質を推定し、ゼロに設定された前記第1フレームに対応する列を持つ変形送信行列に基づいて前記第2フレームの前記受信信号品質を推定する、[1]の装置。
[15] 前記少なくとも1つのプロセッサは更に前記フロントエンドフィルタ、前記少なくとも1つのコンバイナ行列、前記少なくとも1つの第2コンバイナ行列、前記第1及び第2フレームに使用される少なくとも1つのチャネル区分コードに対する少なくとも1つのゲイン、及びチャネルレスポンス推定の少なくとも1つに基づいて前記第1及び第2フレームの受信信号品質を推定する、[14]の装置。
[16] 前記少なくとも1つのプロセッサは少なくとも1つの送信行列に対する複数のフレームの受信信号品質及び前記複数のフレームに対する少なくとも1つの再生順序を推定し、送信行列及び最高性能を持つ再生順序を選択し、前記選択送信行列及び前記選択再生順序を含むフィードバック情報を送る、[1]の装置。
[17] 多入力多出力(MIMO)送信のための受信データを取得すること、フィルタ処理済データを得るためにフロントエンドフィルタに基づいて前記受信データを処理すること、第1フレームに対する検波データを得るために少なくとも1つの第1コンバイナ行列に基づいて前記フィルタ処理済データを処理すること、及び前記第1フレームによる干渉を除去し、第2フレームに対する検波データを得るために少なくとも第2コンバイナ行列及び前記第1フレームに対する復号データに基づいて前記フィルタ処理済データを処理すること、を含む、通信方法。
[18] 前記フィルタ処理済データに基づいて前記第1及び第2フレームに使用される少なくとも1つのチャネル区分コード毎に第1コンバイナ行列を取得すること、前記フィルタ処理済データ及び前記第1フレームに対する前記復号コードに基づいてチャネル区分コード毎に第2コンバイナ行列を取得すること、を更に含む、[17]の方法。
[19] 前記少なくとも1つの第2コンバイナ行列に基づいて前記フィルタ処理済データを処理することは、前記第1フレームのオンタイム信号成分による干渉を推定すること、及び 前記フィルタ処理済データから前記干渉を除去すること、を含む、[17]の装置。
[20] 任意のフレームからの干渉の非除去に基づいて前記フレームの受信信号を推定すること、及び 前記第1フレームのオンタイム信号成分による干渉の除去に基づいて前記第2フレームの前記受信信号品質を推定すること、を更に含む、[17]の方法。
[21] 多入力多出力(MIMO)送信のための受信データを取得する手段と、フィルタ処理済データを得るためにフロントエンドフィルタに基づいて前記受信データを処理する手段と、第1フレームに対する検波データを得るために少なくとも1つの第1コンバイナ行列に基づいて前記フィルタ処理済データを処理する手段と、前記第1フレームによる干渉を除去し、第2フレームに対する検波データを得るために少なくとも第2コンバイナ行列及び前記第1フレームに対する復号データに基づいて前記フィルタ処理済データを処理する手段と、を含む、通信装置。
[22] 前記フィルタ処理済データに基づいて前記第1及び第2フレームに使用される少なくとも1つのチャネル区分コード毎に第1コンバイナ行列を取得する手段と、前記フィルタ処理済データ及び前記第1フレームに対する前記復号コードに基づいてチャネル区分コード毎に第2コンバイナ行列を取得する手段と、を更に含む、[21]の装置。
[23] 前記少なくとも1つの第2コンバイナ行列に基づいて前記フィルタ処理済データを処理する手段は、前記第1フレームのオンタイム信号成分による干渉を推定する手段と、前記フィルタ処理済データから前記干渉を除去する手段と、を含む、[21]の装置。
[24] 任意のフレームからの干渉の非除去に基づいて前記フレームの受信信号を推定する手段と、前記第1フレームのオンタイム信号成分による干渉の除去に基づいて前記第2フレームの前記受信信号品質を推定する手段と、を更に含む、[21]の装置。
[25] 多入力多出力(MIMO)送信のための受信データをコンピュータに取得させるコードと、フィルタ処理済データを得るためにフロントエンドフィルタに基づいて前記受信データをコンピュータに処理させるコードと、第1フレームに対する検波データを得るために少なくとも1つの第1コンバイナ行列に基づいて前記フィルタ処理済データをコンピュータに処理させるコードと、前記第1フレームによる干渉を除去し、第2フレームに対する検波データを得るために少なくとも第2コンバイナ行列及び前記第1フレームに対する復号データに基づいて前記フィルタ処理済データをコンピュータに処理させるコードと、を含む、コンピュータ読み取る可能媒体を具備するコンピュータプログラム製品。

Claims (25)

  1. 多入力多出力(MIMO)送信のための受信データを取得し,前記受信データから1以上の信号成分を,前記1以上の信号成分の各々が送信機によって送信された時間を特徴付ける1以上の送信タイミング特性に基づいて抑圧することによってフィルタ処理済データを得るためにフロントエンドフィルタに基づいて前記受信データを処理し,第1のフレームに対する検波データを得るために少なくとも1つの第1のコンバイナ行列に基づいて前記フィルタ処理済データを処理し,前記第1のフレームに対する復号データを得るために前記第1のフレームに対する前記検波データを処理し,前記第1のフレームが正しく復号されているかを決定し,前記第1のフレームが正しく復号されたとき前記第1のフレームによる干渉除去された第2のフレームに対する検波データを得るために,少なくとも前記第1のフレームに対する前記復号データに基づいて計算された少なくとも1つの第2のコンバイナ行列に基づいて前記フィルタ処理済データを処理するように構成される少なくとも1つのプロセッサと,
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されるメモリと,
    を具備する通信装置。
  2. 前記少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つの第1のコンバイナ行列に基づいて前記第1のフレームに対する前記検波データを得るために前記フィルタ処理済データを処理し、前記少なくともプロセッサは、少なくとも1つの第2のコンバイナ行列に基づいて前記第2のフレームに対する前記検波データを得るために前記フィルタ処理済データを処理し、
    前記フロントエンドフィルタは前記フィルタ処理済データを得るために前記受信データの非オンタイム信号成分を処理し、各コンバイナ行列はチャネル区分コードに対する検波データを得るために個々のチャネル区分コードに対して前記フィルタ処理済データのオンタイム信号成分を合成する、請求項1の装置。
  3. 前記少なくとも1つのプロセッサは前記受信データ及びパイロットデータに基づいて前記フロントエンドフィルタを取得する、請求項1の装置。
  4. 前記第1及び第2のフレームは少なくとも1つのチャネル区分コードで送信され、前記少なくとも1つのプロセッサは前記フィルタ処理済データに基づいてチャネル区分コード毎に第1のコンバイナ行列を取得する、請求項1の装置。
  5. 前記少なくとも1つのプロセッサは更に前記チャネル区分コードに使用される送信行列、前記チャネル区分コードに対するゲイン、前記フロントエンドフィルタ、及びチャネルレスポンス推定の少なくとも1つに基づいてチャネル区分コード毎に前記第1のコンバイナ行列を取得する、請求項4の装置。
  6. 前記少なくとも1つのプロセッサは前記フィルタ処理済データに基づいてチャネル区分コード毎に第2のコンバイナ行列を取得する、請求項4の装置。
  7. 前記少なくとも1つのプロセッサは更に前記第1のフレームに対する前記復号データに基づいてチャネル区分コード毎に前記第2のコンバイナ行列を取得する、請求項6の装置。
  8. 前記少なくとも1つのプロセッサは更に前記チャネル区分コードに使用される送信行列、前記チャネル区分コードに対するゲイン、前記フロントエンドフィルタ、及びチャネルレスポンス推定値の少なくとも1つに基づいてチャネル区分コード毎に前記第2のコンバイナ行列を取得する、請求項6の装置。
  9. 前記少なくとも1つのプロセッサは前記第1のフレームのオンタイム信号成分による干渉を推定し、
    前記第1のフレームのオンタイム信号成分による前記干渉を前記フィルタ処理済データから除去する、請求項1の装置。
  10. 前記少なくとも1つのプロセッサは前記フィルタ処理済データ及び前記第1のフレームに対する前記復号データに基づいて前記第1のフレームによる前記干渉を推定するための少なくとも1つの重みを決定する、請求項1の装置。
  11. 前記少なくとも1つのプロセッサは前記フロントエンドフィルタのタイムスパンに対する前記第1のフレームによる前記干渉を推定し、入力データを得るために前記受信データから前記第1のフレームによる前記干渉を除去し、前記第2のフレームに対する前記フロントエンドフィルタを更新し、前記第2のフレームに対する前記フィルタ処理済データを得るため更新された前記フロントエンドフィルタに基づいて前記入力データを処理する、請求項1の装置。
  12. 前記少なくとも1つのプロセッサは任意のフレームからの干渉の非除去に基づいて前記第1のフレームの受信信号品質を推定し、前記第1のフレームのオンタイム信号成分による干渉の除去に基づいて前記第2のフレームの受信信号品質を推定する、請求項1の装置。
  13. 前記少なくとも1つのプロセッサは前記第1及び第2のフレームに対する送信行列に基づいて前記第1のフレームの受信信号品質を推定し、ゼロに設定された前記第1のフレームに対応する列を持つ変形送信行列に基づいて前記第2のフレームの受信信号品質を推定する、請求項1の装置。
  14. 前記少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つの第1のコンバイナ行列に基づいて前記第1のフレームに対する前記検波データを得るために前記フィルタ処理済データを処理し、前記少なくともプロセッサは、少なくとも1つの第2のコンバイナ行列に基づいて前記第2のフレームに対する前記検波データを得るために前記フィルタ処理済データを処理し、
    前記少なくとも1つのプロセッサは更に前記フロントエンドフィルタ、前記少なくとも1つの第1のコンバイナ行列、前記少なくとも1つの第2のコンバイナ行列、前記第1及び第2のフレームに使用される少なくとも1つのチャネル区分コードに対する少なくとも1つのゲイン、及びチャネルレスポンス推定に基づいて前記第1及び第2のフレームの前記受信信号品質を推定する、請求項13の装置。
  15. 前記少なくとも1つのプロセッサは少なくとも1つの送信行列に対する複数のフレームの受信信号品質及び前記複数のフレームに対する少なくとも1つの再生順序を推定し、送信行列及び最高性能を持つ再生順序を選択し、選択された前記送信行列及び選択された前記再生順序を含むフィードバック情報を送る、請求項1の装置。
  16. 前記1以上の信号成分の前記1以上の送信タイミング特性は、前記1以上の信号成分が前記受信データの非オンタイム信号成分であることを示す、請求項1の装置。
  17. 多入力多出力(MIMO)送信のための受信データを取得すること、
    前記受信データから1以上の信号成分を、前記1以上の信号成分の各々が送信機によって送信された時間を特徴付ける1以上の送信タイミング特性に基づいて抑圧することによってフィルタ処理済データを得るためにフロントエンドフィルタに基づいて前記受信データを処理すること、
    第1のフレームに対する検波データを得るために少なくとも1つの第1のコンバイナ行列に基づいて前記フィルタ処理済データを処理すること、
    前記第1のフレームに対する復号データを得るために前記第1のフレームに対する前記検波データを処理すること、
    前記第1のフレームが正しく復号されているかを決定すること、
    前記第1のフレームが正しく復号されたとき、前記第1のフレームによる干渉除去された第2のフレームに対する検波データを得るために,少なくとも前記第1のフレームに対する前記復号データに基づいて計算された少なくとも1つの第2のコンバイナ行列に基づいて前記フィルタ処理済データを処理することと、

    を含む、通信方法。
  18. 前記フィルタ処理済データに基づいて前記第1及び第2のフレームに使用される少なくとも1つのチャネル区分コード毎に第1のコンバイナ行列を取得すること、
    前記フィルタ処理済データ及び前記第1のフレームに対する前記復号データに基づいてチャネル区分コード毎に第2のコンバイナ行列を取得すること、
    を更に含む、請求項17の方法。
  19. 前記第1のフレームに対する前記復号データに基づいて、前記フィルタ処理済データを処理することは、
    前記第1のフレームのオンタイム信号成分による干渉を推定すること、
    前記フィルタ処理済データから前記第1のフレームのオンタイム信号成分による前記干渉を除去すること、
    を含む、請求項17の方法。
  20. 任意のフレームからの干渉の非除去に基づいて前記第1のフレームの受信信号品質を推定すること、
    前記第1のフレームのオンタイム信号成分による干渉の除去に基づいて前記第2のフレームの受信信号品質を推定すること、
    を更に含む、請求項17の方法。
  21. 多入力多出力(MIMO)送信のための受信データを取得する手段と、
    前記受信データから1以上の信号成分を、前記1以上の信号成分の各々が送信機によって送信された時間を特徴付ける1以上の送信タイミング特性に基づいて抑圧することによってフィルタ処理済データを得るためにフロントエンドフィルタに基づいて前記受信データを処理する手段と、
    第1のフレームに対する検波データを得るために少なくとも1つの第1のコンバイナ行列に基づいて前記フィルタ処理済データを処理する手段と、
    前記第1のフレームに対する復号データを得るために前記第1のフレームに対する前記検波データを処理する手段と、
    前記第1のフレームが正しく復号されているかを決定する手段と、
    前記第1のフレームが正しく復号されたとき、前記第1のフレームによる干渉除去された第2のフレームに対する検波データを得るために,少なくとも前記第1のフレームに対する前記復号データに基づいて計算された少なくとも1つの第2のコンバイナ行列に基づいて前記フィルタ処理済データを処理する手段と、
    を含む、通信装置。
  22. 前記フィルタ処理済データに基づいて前記第1及び第2のフレームに使用される少なくとも1つのチャネル区分コード毎に第1のコンバイナ行列を取得する手段と、
    前記フィルタ処理済データ及び前記第1のフレームに対する前記復号データに基づいてチャネル区分コード毎に第2のコンバイナ行列を取得する手段と、
    を更に含む、請求項21の装置。
  23. 前記第1のフレームに対する前記復号データに基づいて前記フィルタ処理済データを処理する手段は、
    前記第1のフレームのオンタイム信号成分による干渉を推定する手段と、
    前記フィルタ処理済データから前記第1のフレームのオンタイム信号成分による前記干渉を除去する手段と、
    を含む、請求項22の装置。
  24. 任意のフレームからの干渉の非除去に基づいて前記第1のフレームの受信信号品質を推定する手段と、
    前記第1のフレームのオンタイム信号成分による干渉の除去に基づいて前記第2のフレームの受信信号品質を推定する手段と、
    を更に含む、請求項22の装置。
  25. 多入力多出力(MIMO)送信のための受信データをコンピュータに取得させるコードと、
    前記受信データから1以上の信号成分を、前記1以上の信号成分の各々が送信機によって送信された時間を特徴付ける1以上の送信タイミング特性に基づいて抑圧することによってフィルタ処理済データを得るためにフロントエンドフィルタに基づいて前記受信データを前記コンピュータに処理させるコードと、
    第1のフレームに対する検波データを得るために少なくとも1つの第1のコンバイナ行列に基づいて前記フィルタ処理済データを前記コンピュータに処理させるコードと、
    前記第1のフレームに対する復号データを得るために前記第1のフレームに対する前記検波データを前記コンピュータに処理させるコードと、
    前記第1のフレームが正しく復号されているかを前記コンピュータに決定させるコードと、
    前記第1のフレームが正しく復号されたとき、前記第1のフレームによる干渉除去された第2のフレームに対する検波データを得るために,少なくとも前記第1のフレームに対する前記復号データに基づいて計算された少なくとも1つの第2のコンバイナ行列に基づいて前記フィルタ処理済データを前記コンピュータに処理させるコードと、
    を含む、コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
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