JP6308457B2 - 光源ユニット及び照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、固体発光素子を光源とする光源ユニット、及びその光源ユニットを備える照明器具に関する。
従来例として、特許文献1記載の照明器具を例示する。この従来例は、複数の発光素子を光源とする光源部と、光源部を点灯させる点灯装置と、点灯装置を収容する収容凹部を有し且つ収容凹部の開口を塞ぐようにして光源部を支持する本体とを備える。なお、本体は、収容凹部の開口と反対側の面で天井に直付けされる。
特開2012−3993号公報
ところで、従来例のような光源部(光源ユニット)が屋側(建造物の屋外側の壁)などの風雨に曝される場所に設置される場合、何らかの防水構造が必要となる。このような防水構造は、例えば、内部に光源を収納する筒状のケースと、ケースの開口部を閉塞するエンド部材と、エンド部材とケースとの隙間を塞ぐ防水パッキンとで構成される。
エンド部材は、ケースの開口部を閉塞する板状の部材と、板状の部材の一面から突出してケースの開口部に差し込まれる筒状の周壁とを有している。また、防水パッキンは筒状に形成され、ケースの内周面と周壁の外周面との間に介在して隙間を塞ぐように構成される。
しかしながら、上述のような防水構造では、温度変化に伴う膨張・収縮などの影響により、開口部側の端部においてケースが拡径した場合、ケースの内周面と防水パッキンとの密着度が低下してケース内に水が浸入する可能性が高くなる虞があった。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、従来例と比較して防水性能の低下を抑制することを目的とする。
本発明の光源ユニットは、1乃至複数の固体発光素子を有する光源と、前記光源を支持する支持部材と、前記光源を支持した前記支持部材を内部に収納する防水ケースとを備え、前記防水ケースは、少なくとも一端側が開口する筒状に形成され、且つ前記光源と対向する周壁が透光性を有する材料で形成されるケース本体と、前記ケース本体の開口を閉塞するエンド部材と、前記ケース本体と前記エンド部材との間の隙間を塞ぐ防水パッキンとを有し、前記エンド部材は、前記ケース本体の開口端を閉塞する底壁と、前記ケース本体内に挿入される筒状の内壁と、前記ケース本体の周壁を挟んで前記内壁と対向する筒状の外壁とを備え、前記防水パッキンは、前記ケース本体の周壁と前記外壁との間に挟み込まれる第1突片と、前記ケース本体の周壁と前記内壁との間に挟み込まれる第2突片と、前記第1突片と前記第2突片を連結し且つ前記ケース本体の周壁と前記底壁との間に挟み込まれる連結部とを備え、前記エンド部材の前記外壁と前記内壁の各々の対向面は、前記底壁に向かって互いに近付く傾斜面として構成されていることを特徴とする。
この光源ユニットにおいて、前記第1突片及び前記第2突片のうちの少なくとも何れか一方は、前記ケース本体の周壁と対向する面に、複数の突条が形成されることが好ましい。
この光源ユニットにおいて、前記エンド部材の前記外壁は、先端に向かって前記内壁に近付く向きに傾斜する傾斜面を有することが好ましい。
この光源ユニットにおいて、前記光源は、前記エンド部材の前記外壁及び前記内壁の先端よりも前記ケース本体の中央寄りの位置に配置されることが好ましい。
この光源ユニットにおいて、前記第1突片及び前記第2突片のうちの少なくとも何れか一方は、前記エンド部材と対向する面に、1乃至複数の突条が形成されることが好ましい。
この光源ユニットにおいて、前記第1突片及び前記第2突片は、前記ケース本体の周壁と対向する面に1乃至複数の突条が形成され、前記第1突片に形成される前記突条は、前記第2突片に形成される前記突条に対して、前記周壁の厚み方向から見てずれた位置に形成されることが好ましい。
本発明の照明器具は、前記何れかの光源ユニットと、前記光源ユニットを支持する器具本体とを備えることを特徴とする。
本発明の光源ユニット及び照明器具は、第1突片と第2突片が厚み方向からケース本体の周壁に密着するため、温度変化に伴う膨張・収縮などの影響により、ケース本体の周壁が拡径した場合でも、従来例と比較して防水性能の低下を抑制することができるという効果がある。
本発明に係る光源ユニットの実施形態を示す一部省略した断面図である。 本発明に係る照明器具の実施形態を示す分解斜視図である。 同上の光源ユニットの実施形態を示す一部省略した断面図である。 同上の光源ユニットの実施形態を示し、取付具を取り付けた状態の一部省略した側面図である。 同上の照明器具の実施形態を示す一部省略した正面図である。 同上の光源ユニットの実施形態を示す一部省略した断面図である。 同上の光源ユニットの実施形態を示す一部省略した断面図である。 同上の光源ユニットの実施形態を示す一部省略した断面図である。 同上の光源ユニットの実施形態を示す一部省略した断面図である。 同上の光源ユニットの実施形態を示す一部省略した断面図である。 同上の光源ユニットの実施形態を示す一部省略した断面図である。 同上の光源ユニットの実施形態を示す一部省略した断面図である。 同上におけるエンド部材と防水パッキンの別の構成を示す一部省略した断面図である。 同上におけるエンド部材と防水パッキンの別の構成を示す一部省略した断面図である。 同上におけるエンド部材と防水パッキンの別の構成を示す一部省略した断面図である。 同上におけるエンド部材と防水パッキンの別の構成を示す一部省略した断面図である。 同上におけるエンド部材と防水パッキンの別の構成を示す一部省略した断面図である。 同上におけるエンド部材と防水パッキンの別の構成を示す一部省略した断面図である。 同上における光源ユニットの別の構成を示す一部省略した断面図である。 同上における光源ユニットの別の構成を示す一部省略した断面図である。 同上におけるエンド部材と防水パッキンの別の構成を示す一部省略した断面図である。 同上におけるエンド部材と防水パッキンの別の構成を示す一部省略した断面図である。 同上におけるエンド部材と防水パッキンの別の構成を示す一部省略した断面図である。 本発明に係る照明器具の別の実施形態を示す分解斜視図である。
以下、本発明に係る光源ユニット2並びに照明器具Aの実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では、特に断りのない限り、図2において上下左右前後の各向きを規定する。
本実施形態の照明器具Aは、図2及び図5に示すように光源ユニット2と、器具本体1とで構成される。器具本体1は、例えば、屋側などの風雨に曝される場所に直付けされる。そして、光源ユニット2は、器具本体1に対して着脱可能に取り付けられる。
器具本体1は、板金に曲げ加工を施すことで長尺且つ上面が開口する扁平な箱状に形成される。また、器具本体1は、その下面に矩形の凹部11が長手方向(左右方向)の全長に亘って設けられており、この凹部11に光源ユニット2を収容するように構成される。また、器具本体1の短幅方向(前後方向)における凹部11の両側には、凹部11の開口端縁から延出し且つ外側に向かって上方へ傾斜する傾斜部12がそれぞれ設けられている。なお、図示は省略するが、凹部11の底板には電線を通すための孔が設けられ、前記電線が接続される端子台が取り付けられている。
光源ユニット2は、図1及び図2に示すように、LEDモジュール3と、LEDモジュール3を支持する支持部材4と、LEDモジュール3を支持した支持部材4を内部に収納する防水ケース5と、電源装置(図示せず)とを備える。
LEDモジュール3は、左右方向に長い矩形板状に形成されたプリント配線板31を有する。プリント配線板31は、その下面に複数のLED(発光ダイオード)30が左右方向(長手方向)に沿って実装されている。また、LEDモジュール3の長手方向の端部には、電源装置との間を電気的に接続するためのコネクタ(図示せず)が実装されている。このコネクタには電線(図示せず)が接続されており、この電線の端部を電源装置に接続することでLEDモジュール3と電源装置とが電気的に接続される。
支持部材4は、板金に曲げ加工を施すことでU字状に形成され、長尺且つ矩形板状に形成された底板40と、底板40の短幅方向(前後方向)における両端から上下方向(底板40と直交する方向)に立ち上がる一対の側板41とで構成される(図1参照)。なお、上述したLEDモジュール3は、例えば、支持部材4の底板40の一部を切り起こすことで形成された爪(図示せず)により支持部材4に支持される。
電源装置は、電源基板(図示せず)と、電源基板を収納する収納ケース(図示せず)とを有する。電源基板は、左右方向に長い矩形板状に形成されたプリント配線板からなり、このプリント配線板には、少なくともLED30の点灯電力を生成するために必要な回路部品(例えばトランスやダイオード、コンデンサなど)が実装されている。
収納ケースは、一面が開口し且つ左右方向に長い矩形箱状に形成されている。また、収納ケースは、開口側が支持部材4の底板40と対向するようにして、例えばねじなどを用いて支持部材4の側板41に取り付けられる。
防水ケース5は、図2に示すようにケース本体6と2つのエンド部材7とで構成される。ケース本体6は、透光性を有する合成樹脂材料(例えば、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂など)で両端が開口した長尺の角筒状に形成され、その内部にLEDモジュール3を収納するように構成されている(図1参照)。なお、LEDモジュール3は、図3に示すように支持部材4の側板41が複数(図示は1つ)の取付金具61によってケース本体6にねじ止めされることでケース本体6に固定される。
また、ケース本体6は、LEDモジュール3の発光面(LED30が実装されている面)と対向する下側の周壁が下向きに突出した半円筒状に形成されている。つまり、この半円筒状の周壁を透過する際にLED30の光の配光が制御される。以下、周壁の半円筒状の部分を配光部60と呼ぶ。なお、配光部60は、拡散材が混入されたり、多数の凹凸が形成されたりすることで光を拡散させるように構成されることが好ましい。ただし、ケース本体6は、合成樹脂材料の代わりに石英ガラスなどの透光性材料で形成されても構わない。
エンド部材7は、図1に示すように底壁70と内壁71と外壁72とが合成樹脂成形体として一体に形成されてなる。底壁70は、厚み方向(左右方向)から見た外形が、ケース本体6を左右方向から見た外形と相似する形状に形成されている。また、底壁70には、凹所700が形成されており、この凹所700の周壁が内壁71を形成している。外壁72は、底壁70の周縁に沿って突出する筒状に形成されている。さらに、外壁72と内壁71との間には、ケース本体6の周壁の厚み寸法よりも大きい寸法の隙間が形成されている。そして、この隙間にケース本体6の長手方向の端部を挿通するようにして、エンド部材7がケース本体6に取り付けられる。
ここで、ケース本体6とエンド部材7との間の前記隙間には、図1に示すように防水パッキン8が配置される。この防水パッキン8は、第1突片80、第2突片81、連結部82、底板部83がシリコーン樹脂などの弾性を有する材料で一体に形成されて構成される。第1突片80は筒状に形成されている。第2突片81は第1突片80の内周面と対向するように筒状に形成されている。そして、第1突片80と第2突片81とは、一端側において連結部82で連結される。また、第2突片81の他端側は板状の底板部83で閉塞されている。
光源ユニット2は、ケース本体6内にLEDモジュール3が収納された後、ケース本体6の長手方向の両端開口がエンド部材7と防水パッキン8とで閉塞されるようにして組み立てられる。すなわち、第1突片80と第2突片81と連結部82が、内壁71と外壁72との隙間に挿入された後、第1突片80と第2突片81との間に周壁が挿入されるようにして、エンド部材7及び防水パッキン8がケース本体6の端部に取り付けられる。このとき、第1突片80は、ケース本体6の周壁とエンド部材7の外壁72との間に挟み込まれる。また、第2突片81は、ケース本体6の周壁とエンド部材7の内壁71との間に挟み込まれる。さらに、連結部82は、エンド部材7の底壁70とケース本体6の周壁の先端との間に挟み込まれる。したがって、ケース本体6とエンド部材7の間に形成される隙間が、第1突片80及び第2突片81、連結部82で埋められるため、防水ケース5(ケース本体6)内への雨水の浸入防止が図られる。ただし、防水パッキン8とエンド部材7及びケース本体6との密着度を高めるため、第1突片80と第2突片81の間の間隔が、ケース本体6の周壁の厚み寸法よりも僅かに小さくなるように構成される。なお、図示は省略しているが、ケース本体6とエンド部材7とは、金具などを介してねじ止めされる。また、電源装置と接続される電線は、ケース本体6の周壁に設けられる挿通孔(図示せず)及び防水用のブッシング(図示せず)を通して防水ケース5の外に引き出される。
上述のように本実施形態の光源ユニット2は、1乃至複数の固体発光素子(LED30)を有する光源(LEDモジュール3)と、光源を支持する支持部材4と、光源を支持した支持部材4を内部に収納する防水ケース5とを備える。防水ケース5は、少なくとも一端側が開口する筒状に形成され、且つ光源と対向する周壁が透光性を有する材料で形成されるケース本体6を有する。さらに、防水ケース5は、ケース本体6の開口を閉塞するエンド部材7と、ケース本体6とエンド部材7との間の隙間を塞ぐ防水パッキン8とを有する。エンド部材7は、ケース本体6の開口端を閉塞する底壁70と、ケース本体6内に挿入される筒状の内壁71と、ケース本体6の周壁を挟んで内壁71と対向する筒状の外壁72とを備える。防水パッキン8は、ケース本体6の周壁と外壁72との間に挟み込まれる第1突片80と、ケース本体6の周壁と内壁71との間に挟み込まれる第2突片81と、第1突片80と第2突片81を連結し且つケース本体6の周壁と底壁70との間に挟み込まれる連結部82とを備える。
本実施形態の光源ユニット2は上述のように構成されるので、従来例のように内壁71と周壁の間のみ、あるいは外壁72と周壁の間のみが防水パッキンで塞がれる場合と比較して防水性能の低下を抑制することができる。すなわち、第1突片80と第2突片81が厚み方向からケース本体6の周壁に密着するため、温度変化に伴う膨張・収縮などの影響により、ケース本体6の周壁が拡径した場合でも、ケース本体6の周壁と防水パッキン8との密着度の低下を抑えることができる。
次に、光源ユニット2を器具本体1に取り付けるための構造について説明する。本実施形態の光源ユニット2は、図5に示すように取付具9を用いて器具本体1に取り付けられる。
取付具9は、図4に示すようにケース本体6に固定される第1固定部90と、器具本体1に固定される第2固定部91と、第1固定部90と第2固定部91を連結する連結部92とが金属板を加工することで一体に形成されて構成される。
第1固定部90は、平坦な矩形板状に形成され、ケース本体6においてLEDモジュール3と対向しない面(周壁の上面)に固定される。なお、第1固定部90は、例えば、防水ワッシャを介してケース本体6の周壁にねじ止めされる。
連結部92は、前後方向から見てL形に曲げられており、エンド部材7に沿ってケース本体6の配光部60に近付く向きに突出し、且つ下端に第2固定部91を連結するように構成される。
第2固定部91は、連結部92の下端から第1固定部90とほぼ平行且つ第1固定部90と反対向きに突出している。また、第2固定部91は、長手方向の中央にねじ挿通孔910が貫通している(図2参照)。
一方、器具本体1は、長手方向における凹部11の外側の底面にねじ孔13がそれぞれ設けられている(図2参照)。
したがって、光源ユニット2は、配光部60よりも上方の部分が凹部11内に収納され、取付具9の第2固定部91のねじ挿通孔910に挿通されるねじ93が器具本体1のねじ孔13にねじ込まれることによって、器具本体1に固定される(図5参照)。
上述のように、光源ユニット2は、ケース本体6に固定される取付具9を介して器具本体1に固定されるので、エンド部材7及び防水パッキン8にケース本体6の荷重がかからない。そのため、器具本体1に振動が加わったり、あるいは強風を受けた場合においても、エンド部材7や防水パッキン8に過大な応力が生じることが回避できる。
ここで、図6に示すように、防水パッキン8の第1突片80は、ケース本体6の周壁と対向する面に、複数(図示例では4つ)の突条800が形成されることが好ましい。これらの突条800は、第1突片80に全周に亘って形成されている。したがって、各突条800の先端部分がケース本体6の周壁に押し当てられて変形することにより、第1突片80と周壁との密着度が高まり、防水パッキン8の防水性の向上が図られる。
あるいは、図7に示すように、第1突片80の代わりに第2突片81に複数の突条810が形成されても構わない。若しくは、図8に示すように第1突片80と第2突片81の双方に複数の突条800,810が形成されても構わない。ただし、ケース本体6の寸法誤差などを考慮すれば、第1突片80及び第2突片81の何れか一方のみに突条800,810を形成することが好ましい。
ところで、台風などによる強風が吹いた場合、エンド部材7の外壁72の先端面が受ける風圧荷重が増大して防水パッキン8の防水性が低下する虞がある。つまり、外壁72の先端面がケース本体6の周面とほぼ直交する向きにあるため、外壁72の先端面が受ける風圧荷重の大半が外壁72を周壁から離す向きに作用し、防水パッキン8と内壁71や外壁72と周壁との密着度が低下するのである。
そこで、図9に示すように、エンド部材7の外壁72は、先端(図9における右端)に向かって内壁71に近付く向きに傾斜する傾斜面720を有することが好ましい。すなわち、外壁72の傾斜面720が受ける風圧荷重の一部が外壁72を内壁71に向けて押す力となるので、防水パッキン8の第1突片80と外壁72及び第1突片80とケース本体6の周壁との密着度が高まることで防水性の低下が抑制される。
ここで、LED30の光が外壁72で遮られる範囲はLED30と外壁72の先端を結ぶ線よりもエンド部材7側となる。したがって、エンド部材7は、内壁71に対して外壁72の高さ寸法(図10における左右方向の長さ寸法)を短くすれば、外壁72と内壁71の高さ寸法が同じ場合と比較して、LED30の光がより広い範囲まで照射される(図10における破線L1と実線L2参照)。
ところで、エンド部材7は、図11に示すように凹所700が無い平坦な底壁70を備える構成であっても構わない。このとき、光源(LEDモジュール3)は、エンド部材7の外壁72及び内壁71の先端よりもケース本体6の中央寄りの位置に配置されることが好ましい。すなわち、図12に示すように光源(LEDモジュール3)が、エンド部材7の外壁72及び内壁71の先端よりもケース本体6の中央から離れた位置に配置されると、LED30の光が内壁71や外壁72に遮られる範囲が広くなってしまう。そのため、図11に示すように光源(LEDモジュール3)が、エンド部材7の外壁72及び内壁71の先端よりもケース本体6の中央寄りの位置に配置されれば、LED30の光が遮られる範囲を相対的に狭くすることができる。
また、第1突片80に設けられる突条800は、図13に示すように第2突片81に形成される突条810に対して、周壁の厚み方向(上下方向)から見てずれた位置に形成されることが好ましい。つまり、第1突片80の突条800と第2突片81の突条810が周壁の厚み方向から見てずれていない場合、第1突片80と第2突片81との間にケース本体6の周壁が差し込まれる際の抗力が大きくなり、差込作業が行い難くなる可能性が有る。また、上記構成によれば、第1突片80の突条800と第2突片81の突条810が周壁の厚み方向から見てずれていない場合と比較して、突条800,810に生じる応力を緩和することができる。さらに、上記構成によれば、第1突片80の突条800と第2突片81の突条810が周壁の厚み方向から見てずれていない場合と比較して、防水パッキン8の成型時における型抜きが容易になるという利点もある。
また、図14に示すように、第1突片80は、エンド部材7の外壁72に対向する面において、厚み方向から見て複数の突条800と重なる位置に各々凹溝801が設けられてもよい。同様に、第2突片81は、エンド部材7の内壁71に対向する面において、厚み方向から見て複数の突条810と重なる位置に各々凹溝811が設けられてもよい。このような凹溝801,811が設けられることにより、突条800,810に生じる応力を緩和することができる。
あるいは、図15に示すように、第1突片80は、ケース本体6の周壁に対向する面において、各突条800の両側に各々凹溝802が設けられてもよい。同様に、第2突片81は、ケース本体6の周壁に対向する面において、各突条810の両側に各々凹溝812が設けられてもよい。このような凹溝802,812が設けられることにより、突条800,810に生じる応力を緩和することができる。
ところで、図16に示すように、第1突片80の突条800と、第2突片81の突条810とが、互いに先端同士が触れ合う程度の高さに形成されれば、各突条800,810とケース本体6の周壁との密着度合が向上して防水性が高められる。ただし、上記構成では、第1突片80と第2突片81との間にケース本体6の周壁が差し込まれる際の抗力が大きくなり、差込作業が行い難くなる可能性が有る。したがって、第1突片80に設けられる突条800は、図17に示すように第2突片81に形成される突条810に対して、周壁の厚み方向(上下方向)から見てずれた位置に形成されることが好ましい。上記構成によれば、防水パッキン8の防水性をさらに高めることができる。
また、第1突片80の突条800と第2突片81の突条810は、必ずしも同じ数だけ設けられる必要は無く、例えば、図18に示すように第2突片81の突条810が第1突片80の突条800よりも少なくても構わない。この場合、数の少ない第2突片81の突条810は、第1突片80の突条800よりも大きく押し潰されることになるから、第2突片81とケース本体6の周壁との間から雨水が浸入し難くなる。ただし、図示は省略するが、第1突片80の突条800が第2突片81の突条810よりも少なくても構わない。
また、図19に示すように、防水パッキン8は、ケース本体6の周壁よりも一回り小さく形成されても構わない。つまり、防水パッキン8は、引き延ばされた状態でエンド部材7の内壁71と外壁72の間に挿入され、且つ周壁に被せられるので、第1突片80の突条800及び第2突片81の突条810と周壁との密着度合が高まる。その結果、防水パッキン8の防水性が向上する。
ところで、エンド部材7が凹所700の無い平坦な底壁70を備える構成である場合、エンド部材7の外壁72と防水パッキン8の第1突片80との隙間から浸入した雨水が内壁71と第2突片82との隙間を通してケース本体6内に到達する可能性が有る。
そこで、図20に示すように第1突片80及び第2突片81は、エンド部材7と対向する面に1乃至複数の突条803,813が形成されることが好ましい。これらの突条803,813は、第1突片80及び第2突片81に全周に亘って形成されている。したがって、各突条803,813の先端部分がエンド部材7に押し当てられて変形することにより、第1突片80及び第2突片81とエンド部材7との密着度が高まり、防水パッキン8の防水性の向上が図られる。
また、防水パッキン8の第1突片80及び第2突片81の外壁面が、図21に示すように、連結部82に向かって互いに近付く傾斜面として構成されても構わない。この場合、エンド部材7は、図21に示すように、内壁71と外壁72の対向面が底壁70に向かって互いに近付く傾斜面として構成されることが好ましい。すなわち、上記構成によれば、エンド部材7の内壁71と外壁72の間に、防水パッキン8が挿入し易くなるという利点がある。ただし、防水パッキン8は、図22に示すように、連結部82と反対側における第1突片80と第2突片81の幅寸法D1が、底壁70と反対側における内壁71と外壁72の間の空間の幅寸法D2よりも大きく形成されてもよい(図22における点線参照)。この場合、防水パッキン8が内壁71と外壁72の間の空間に圧入されるので、内壁71及び外壁72との密着度合が高まって防水性が向上するという利点がある。
さらに、防水パッキン8は、図23に示すように、第1突片80の外周面と第2突片81の外周面とが部分的に突出するように構成されても構わない(図23における点線参照)。この場合、防水パッキン8は、第1突片80及び第2突片81の突出部位804,814が、内壁71と外壁72の間の空間に圧入される。そして、防水パッキン8は、内壁71及び外壁72との接触圧が突出部位804、814において局所的に高くなるから、内壁71及び外壁72との密着度合が高まって防水性が向上するという利点がある。
ところで、ケース本体6は、図24に示すように平坦な側壁と半円筒形状の配光部60との境界部分が外側に突出しない形状に形成されても構わない。そして、エンド部材7の底壁70は、厚み方向(左右方向)から見た外形が、ケース本体6を左右方向から見た外形と相似する形状に形成される。
ここで、エンド部材7と取付具9が金属材料(例えば、アミルダイカスト)で一体に形成されると、防水ケース5が強風を受けた場合に防水パッキン8に過大な応力が生じてしまい、防水性能の低下を招く虞がある。
一方、本実施形態のようにエンド部材7と取付具9が別体に構成されていれば、防水ケース5が強風を受けた場合でもエンド部材7及び防水パッキン8に過大な応力が生じ難いので、防水性能の低下を抑えることができる。
1 器具本体
2 光源ユニット
3 LEDモジュール(光源)
4 支持部材
5 防水ケース
6 ケース本体
7 エンド部材
8 防水パッキン
30 発光ダイオード(固体発光素子)
70 底壁
71 内壁
72 外壁
80 第1突片
81 第2突片
82 連結部

Claims (7)

  1. 1乃至複数の固体発光素子を有する光源と、前記光源を支持する支持部材と、前記光源を支持した前記支持部材を内部に収納する防水ケースとを備え、
    前記防水ケースは、少なくとも一端側が開口する筒状に形成され、且つ前記光源と対向する周壁が透光性を有する材料で形成されるケース本体と、前記ケース本体の開口を閉塞するエンド部材と、前記ケース本体と前記エンド部材との間の隙間を塞ぐ防水パッキンとを有し、
    前記エンド部材は、前記ケース本体の開口端を閉塞する底壁と、前記ケース本体内に挿入される筒状の内壁と、前記ケース本体の周壁を挟んで前記内壁と対向する筒状の外壁とを備え、
    前記防水パッキンは、前記ケース本体の周壁と前記外壁との間に挟み込まれる第1突片と、前記ケース本体の周壁と前記内壁との間に挟み込まれる第2突片と、前記第1突片と前記第2突片を連結し且つ前記ケース本体の周壁と前記底壁との間に挟み込まれる連結部とを備え
    前記エンド部材の前記外壁と前記内壁の各々の対向面は、前記底壁に向かって互いに近付く傾斜面として構成されていることを特徴とする光源ユニット。
  2. 前記第1突片及び前記第2突片のうちの少なくとも何れか一方は、前記ケース本体の周壁と対向する面に、複数の突条が形成されることを特徴とする請求項1記載の光源ユニット。
  3. 前記エンド部材の前記外壁は、先端に向かって前記内壁に近付く向きに傾斜する傾斜面を有することを特徴とする請求項1又は2記載の光源ユニット。
  4. 前記光源は、前記エンド部材の前記外壁及び前記内壁の先端よりも前記ケース本体の中央寄りの位置に配置されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の光源ユニット。
  5. 前記第1突片及び前記第2突片のうちの少なくとも何れか一方は、前記エンド部材と対向する面に、1乃至複数の突条が形成されることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の光源ユニット。
  6. 前記第1突片及び前記第2突片は、前記ケース本体の周壁と対向する面に1乃至複数の突条が形成され、前記第1突片に形成される前記突条は、前記第2突片に形成される前記突条に対して、前記周壁の厚み方向から見てずれた位置に形成されることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の光源ユニット。
  7. 請求項1〜6の何れかの光源ユニットと、前記光源ユニットを支持する器具本体とを備えることを特徴とする照明器具。
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