JP6308190B2 - 車体骨格構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体骨格構造に関する。
下記特許文献1には、中空形状の長尺バンパ材(中空骨格部材)に補強部材が内装された構造が開示されている。
特開2008− 24019号公報
しかしながら、上記従来の構造をCFRP(炭素繊維強化樹脂)製のバンパ材やアルミニウム合金製のバンパ材に適用した場合、内装された補強部材の端部の部分でバンパ材が破断したり、降伏することが想定される。
本発明は上記事実を考慮し、中空の骨格部材に補強部材が内装された車体骨格構造において、骨格部材が破断することや降伏することが抑制された車体骨格構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の車体骨格構造は、長尺状に形成された中空の骨格部材と、前記骨格部材の対向する一対の内面のうち一方の内面に接触した第1接触部、前記一対の内面のうち他方の内面に接触した第2接触部、及び、前記第1接触部と前記第2接触部とを連結した連結部、を含んで構成された補強部材と、を備え、前記補強部材における少なくとも前記第2接触部及び前記連結部には、前記他方の内面側の端部から前記一方の内面側へ向けて延び、深さが前記一対の内面が互いに対向する間隔の4分の1以上とされたスリットが形成されており前記骨格部材は、車両前部の車幅方向両側に車両前後方向に沿って延設された一対の前後方向部材の前端に取付けられ、車幅方向に沿って延設されたバンパリインフォースメントであり、前記補強部材は、前記第1接触部を車両前方に向けると共に前記第2接触部を車両後方に向ける方向で、前記バンパリインフォースメントの車幅方向両端であって前記前後方向部材の前端が対向する部分を含んで一対設けられ、前記スリットは、前記前後方向部材の前端が対向する部分よりも車幅方向内側に形成されている。
請求項1に記載の車体骨格構造は、第1接触部、第2接触部及び連結部を含んで構成された補強部材を備えている。このうち、第1接触部は、骨格部材の対向する一対の内面のうち一方の内面に接触しており、第2接触部は、一対の内面のうち他方の内面に接触している。そして、連結部が第1接触部と第2接触部とを連結している。このため、一対の内面が対向する方向の圧縮力に対する車体骨格構造の強度が向上されている。
また、補強部材における少なくとも第2接触部及び連結部には、他方の内面側の端部から一方の内面側へ向けて延び、深さが一対の内面が互いに対向する間隔の4分の1以上とされたスリットが形成されている。このように、補強部材に他方の内面側の端部から一方の内面側へ向けて延びるスリットが形成されているので、スリットが形成されていない態様と比較して、車体骨格構造の曲げ剛性がスリットが形成された部分において低下する。これにより、骨格部材におけるひずみを、骨格部材における補強部材の端部だけでなく、骨格部材における補強部材のスリットが形成された部分にも分散させることができる。その結果、一対の内面が対向する方向の圧縮力に対する車体骨格構造の強度を保ったままで、一対の内面が対向する方向の荷重が骨格部材に入力されて骨格部材が曲げ変形する場合に骨格部材が破断することや降伏することが抑制される。
さらに、請求項1に記載の車体骨格構造では、補強部材がバンパRFの車幅方向の両端であって前後方向部材の前端が対向する部分を含んで一対設けられている。また、補強部材は、第1接触部を車両前方に向けると共に第2接触部を車両後方に向ける方向で設けられている。このため、例えば、車両がオフセット衝突した場合、バンパRFの両端でバンパRFの断面崩れが抑制され、かつ、衝突荷重を前後方向部材へ効率よく伝達することができる。
また、この車体骨格構造では、補強部材のスリットが前後方向部材の前端が対向する部分よりも車幅方向内側に位置している。このため、例えば、車両がオフセット衝突してバンパRFが曲がる場合、バンパRFに発生するひずみを、バンパRFにおける補強部材の車幅方向内側の端部だけでなく、スリットが設けられた部分にも分散させることができ、バンパRFが破断することや降伏することが抑制される。
以上説明したように、本発明の車体骨格構造は、中空の骨格部材に補強部材が内装された車体骨格構造において骨格部材が破断することや降伏することが抑制された、という優れた効果を有する。
さらに、この車体骨格構造では、バンパRFが破断又は降伏することが抑制されると共に、前後方向部材へ衝突荷重を効率よく伝達することができる、という優れた効果を有する。
第1実施形態の車両骨格構造の全体構成を示し、骨格部材の一部を破断して示す斜視図である。 図1の補強部材を拡大して示す斜視図である。 図1の車両骨格構造において、骨格部材を上下方向の中間部で水平方向に切断した状態を拡大して示す断面図である。 第1実施形態の車体骨格構造の曲げ変形を示し、(A)は骨格部材の前面側が凹となる変形状態、(B)は骨格部材の後面側が凹となる変形状態を示す。 第2実施形態の車体骨格構造が備える補強部材を示す拡大斜視図である。 第3実施形態の車体骨格構造が適用されたバンパRFであり、オフセット衝突の際に変形する様子を(A)、(B),(C)の順番で示している。
〔第1実施形態〕
以下、図1〜図4を用いて、本発明に係るの第1実施形態について説明する。なお、以下の説明では、説明の便宜上、骨格部材12の長手方向を左右方向として説明を進める。そして、各図に示される矢印UPを上方向、矢印FRを前方向、矢印RHを右方向とする。
[全体構成]
図1には、第1実施形態の車体骨格構造S1が示されている。この図に示されるように、車体骨格構造S1は、中空の骨格部材12と、骨格部材12の内部に設けられた補強部材14と、を備えている。骨格部材12及び補強部材14の材質は、共に、炭素繊維強化樹脂(以下、「CFRP」という)とされている。
[骨格部材]
骨格部材12は、断面形状が略矩形とされた長尺状の部材であり、内部に空間を有する。図3には、骨格部材12を上下方向中間部で水平方向に切断した状態が示されている。この図に示されるように、骨格部材12の内部における前面20(一方の内面)と、内部における後面22(他方の内面)とは、前後方向に対向している。以下、補強部材14の説明において、前方向側のことを前面20側、後方向側のことを後面22側ということがある。
[補強部材]
図1に示されるように、骨格部材12の内部であって骨格部材12の長手方向の両端部には、補強部材14が設けられている。図2には、補強部材14が拡大して示されている。この図に示されるように、補強部材14は、所謂ハット型形状とされている。すなわち、補強部材14は、上下方向及び左右方向に延在された板状の第1接触部14Fと、第1接触部14Fの上下方向の両端部から後側へ延設され、前後方向及び左右方向に延在された板状の一対の連結部14Mと、一対の連結部14Mの後側端部からそれぞれ上方向、下方向へ延設され、上下方向及び左右方向に延在された板状の一対の第2接触部14Rと、を備えている。
図3に示されるように、第1接触部14F(の前側の面)は、骨格部材12の内部における前面20に接触している。他方、第2接触部14R(の後側の面)は、骨格部材12の内部における後面22に接触している。そして、本実施形態では、振動溶着により骨格部材12と補強部材14が接合されている。
また、補強部材14には、スリット16が形成されている。スリット16は、補強部材14における後面22側の端部から前面20側へ向けて形成されている。すなわち、スリット16は、補強部材14における第2接触部14Rを基端16Aとし、第1接触部14F側へ向けて形成されている。そして、スリット16の先端16Bは、連結部14Mと第1接触部14Fとの境界部分(稜線18)まで到達している。
さらに具体的には、スリット16は複数(本実施形態では6つ)形成されており、上側の第2接触部14R及び連結部14M、及び、下側のの第2接触部14R及び連結部14Mの各々に対して、それぞれ3つずつ形成されている。図3に示されるように、下側のスリット16と上側のスリット16とは、上面視で重なる位置に形成されている。また、スリット16が延びる方向は、前後方向(前面20と後面22とが対向する方向)に平行とされている。
また、図2に示されるように、補強部材14は、長手方向の両端部のうち一方の端部(図2の左側端部)において断面形状がハット形状のまま開放された形状となっている。他方、補強部材は、長手方向の両端部のうち他方の端部(図2の右側端部)においては、前方向から後方向に進むにつれて右側へ傾斜する傾斜部20が設けられている。これにより、図3に示されるように、補強部材14は、傾斜部20において骨格部材12の前面20から離れる形状となっている。なお、傾斜部20は、設けられていなくてもよい。
<作用・効果>
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
本実施形態の車体骨格構造S1では、第1接触部14F、第2接触部14R及び連結部14Mを含んで構成された補強部材14を備えている。このうち、図3に示されるように、第1接触部14Fは、骨格部材12の対向する一対の内面のうち一方の内面(前面20)に接触しており、第2接触部14Rは、一対の内面のうち他方の内面(後面22)に接触している。そして、連結部14Mが第1接触部14Fと第2接触部14Rとを連結している。このため、一対の内面(前面20、後面22)が対向する方向(前後方向)の圧縮力に対する車体骨格構造S1の強度が向上されている。換言すると、骨格部材12の断面潰れが抑制されている。
また、補強部材14には、他方の内面(後面22)側の端部から一方の内面(前面20)側へ向けて延び、深さが一対の内面(前面20、後面22)が互いに対向する間隔と略同一とされたスリット16が形成されている。このように、補強部材14に他方の内面側の端部から一方の内面側へ向けて延びるスリット16が形成されているので、スリット16が形成されていない態様と比較して、車体骨格構造S1の曲げ剛性がスリット16が形成された部分において低下する。これにより、図2(A)、(B)の矢印Cで示した骨格部材12におけるひずみを、骨格部材12における補強部材14の端部だけでなく、骨格部材12における補強部材14のスリットが形成された部分にも分散させることができる。その結果、一対の内面(前面20、後面22)が対向する方向の荷重が骨格部材に入力されて骨格部材が曲げ変形する場合に骨格部材12が破断することや降伏することが抑制される。
また、本実施形態の車体骨格構造S1では、スリット16の先端16Bは、連結部14Mと第1接触部14Fとの境界部分(稜線18)まで到達している。このため、補強部材14におけるスリット16が形成された部分では、補強部材14は第1接触部14Fのみの構成となっている。このように、スリット16が形成された部分において補強部材14は、骨格部材12の前面20に接触している第1接触部14Fのみの構成となっているため、車体骨格構造S1の曲げ剛性が効率的に低減されている。
〔第2実施形態〕
以下、図5を用いて、本発明に係るの第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態の車体骨格構造S2が第1実施形態と異なる部分は補強部材34の構造のみであるため、補強部材34の構造についてのみ説明し、その他の説明は省略する。
第2実施形態の補強部材34は、断面形状が矩形とされている。すなわち、補強部材34は、上下方向及び左右方向に延在された板状の第1接触部34Fと、第1接触部34Fの上下方向の両端部から後側へ延設され、前後方向及び左右方向に延在された板状の一対の連結部34Mと、一対の連結部34Mの後側端部同士を上下方向に繋ぎ、上下方向及び左右方向に延在された板状の第2接触部34Rと、を備えている。
スリット16は、上方から見て、第2接触部34Rから第1接触部34Fへ向けて形成されている。すなわち、第2接触部34Rにおいては、上下方向に延びるスリット16が形成されており、その長さは、第2接触部34Rの上下方向の全域に亘っている。そして、第2接触部34Rにおけるスリット16から連続するように、一対の連結部34Mにおいて、前後方向に延びるスリット16が形成されている。スリット16の先端は、連結部34Mと第1接触部34Fとの境界部分(稜線18)にまで到達している。
<作用・効果>
このように構成された第2実施形態の補強部材34を備える車体骨格構造S2によっても、第1実施形態と同様の効果を奏する。すなわち、一対の内面(前面20、後面22)が対向する方向の荷重が骨格部材に入力されて骨格部材が曲げ変形する場合に骨格部材12が破断することや降伏することが抑制される。
〔第3実施形態〕
以下、図6を用いて、本発明に係るの第3実施形態について説明する。図6(A)には、第3実施形態の車体骨格構造S3が示されている。この図に示されるように、第3実施形態では、車両前部に車幅方向に沿って設けられるバンパリインフォースメント40(以下、バンパRF40という。)に車体骨格構造S3が適用されている。なお、図6に示される矢印FRは車両前方向を示し、矢印LHを車両左方向を示す。
バンパRF40は、車幅方向に沿って延設される骨格部材であり、車両におけるフロントバンパー(図示省略)の車両後方に配置される。バンパRF40の車両後方には、左右一対のクラッシュボックス42が取付けられている。クラッシュボックス42は、車両略前後方向に軸を向けて配置されており、クラッシュボックス42の後部は、車両略前後方向に延設された骨格部材であるフロントサイドメンバ(図示省略)に接続されている。そして、フロントサイドメンバの車両前後方向後部は、車体構造のうち車室を構成する部分に連結されている。これらのクラッシュボックス42及びフロントサイドメンバは、合わせて、車両前部の車幅方向両側に車両前後方向に沿って延設された前後方向部材と把握されるものである。本実施形態では、クラッシュボックス42及びフロントサイドメンバが本発明の「前後方向部材」に相当する。
補強部材14は左右一対設けられており、バンパRF40の内部であって車幅方向両端に配置されている。補強部材14の車幅方向の長さは、バンパRF40の長さの略三分の一程度とされている。また、バンパRF40は、車幅方向両端部において車両後方側に向けて傾斜する形状とされている。これに合わせ、補強部材14もバンパRF40の傾斜した形状に合わせて形成されている。また、補強部材14は、バンパRF40の両端を含むように配置されている。これにより、バンパRF40は、両端において補強部材14により断面潰れが抑制されている。
また、補強部材14は、バンパRF40のうちクラッシュボックス42の前端が対向する部分(骨格対向部40A)を含むようにして配置されている。さらに、補強部材14のスリット16は、骨格対向部40Aよりも車幅方向内側に位置している。
<作用・効果>
次に、第3実施形態の作用及び効果について説明する。
第3実施形態では、衝突体Wにオフセット衝突した場合、図6(A)、(B)、(C)に示されるようにバンパRF40が変形をする。これらの図に示されるように、車両の左側部分に衝突体Wが衝突した場合、左右方向(車幅方向)に延びるバンパRF40のうち左側部分が車両後方へ変位し、バンパRF40が曲がる。
バンパRF40の補強部材14が設けられた部分では、バンパRF40の断面崩れが抑制される。そして、衝突荷重をクラッシュボックス42及びフロントサイドメンバへ効率よく伝達することができ、クラッシュボックス42及びフロントサイドメンバにおいて衝突エネルギーを吸収させることができる。
さらに、補強部材14のスリット16が骨格対向部40Aよりも車幅方向内側に位置しているので、バンパRF40における補強部材14の車幅方向内側端部だけでなく、スリット16が設けられた部分にもひずみを分散させることができる。その結果、バンパRF40が破断することが抑制される。そして、バンパRF40の車幅方向中央部においては、前後方向の圧縮により断面潰れが起こり、これによってもひずみが抑制される。
以上のように、第3実施形態の車体骨格構造S3では、バンパRF40が破断することが抑制されると共に、クラッシュボックス42及びフロントサイドメンバへ衝突荷重を効率よく伝達することができる。
〔上記実施形態の補足説明〕
なお、上述した各実施形態では、骨格部材12の断面形状が矩形とされていたが、本発明はこれに限定されない。骨格部材は長尺状でかつ中空に形成されていればよく、例えば骨格部材の断面形状が略6角形であってもよい。また、骨格部材は、2枚の板材が接合されることで形成されたものであってもよい。また、骨格部材や補強部材の材質は、CFRPに限定されず、例えばガラス繊維強化樹脂(GFRP)やアルミニウム合金であってもよい。また、骨格部材と補強部材とで材料が異なってもよい。
また、上述した各実施形態では、振動溶着により、補強部材14と骨格部材12とが接合されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、接着剤によって接合されていてもよい。また、補強部材と骨格部材とが溶接やリベットによって接合されていてもよい。
また、第3実施形態では、本発明が(フロント)バンパRF40に適用された形態を説明したが、これ以外にも、リアバンパRF、フロントピラー、センターピラー、リアピラー、ロッカ(サイドシル)、ルーフサイドレール等、様々な車体骨格部材に適用することができる。
また、上記実施形態では、補強部材14が設けられる位置が、骨格部材12の長手方向の両端部であったが、本発明はこれに限られない。さらに言うと、補強部材14が設けられる位置は、骨格部材12の端部でなくてもよく、内部であればよい。また、補強部材におけるスリットが形成されている位置も特に限定されない。但し、補強部材の端部における骨格部材への応力集中の抑制という観点及び補強部材の基本的機能である断面潰れの抑制という観点からすると、スリットは補強部材の端部付近に形成されていることが好ましい。
また、上記実施形態では、補強部材14、34の形状が、断面矩形又は断面ハット型形状であったが、本発明はこれに限られない。補強部材は、骨格部材の対向する一対の内面のうち一方の内面に接触した第1接触部、一対の内面のうち他方の内面に接触した第2接触部、及び、第1接触部と第2接触部とを連結した連結部、を含んで構成されたものであればよい。
また、上記実施形態では、スリット16の先端16Bが第1接触部14Fと連結部14Mの境界にまで到達していたが、本発明はこれに限定されない。つまり、スリットの先端が第1接触部まで到達しておらず、連結部に位置しているものであってもよい。換言すると、スリットは、補強部材における少なくとも第2接触部及び連結部に形成されていればよい。スリットの深さが一対の内面が対向する間隔より小さい(浅い)場合でも、曲げ変形時の応力を分散する作用を奏するからである。なお、スリットの深さとは、一対の内面が対向する方向に測った場合の寸法である。
また、上記実施形態では、スリット16が、前後方向(前面20と後面22とが対向する方向)に平行とされていたが、本発明はこれに限られない。スリットは、一対の内面が対向する方向に対して傾斜されていてもよい。
S1 車体骨格構造
12 骨格部材
20 前面(対向する一対の内面のうち一方の内面)
22 後面(対向する一対の内面のうち他方の内面)
14 補強部材
14F 第1接触部
14R 第2接触部
14M 連結部
16 スリット
S2 車体骨格構造
34 補強部材
34F 第1接触部
34R 第2接触部
34M 連結部
S3 車体骨格構造
40 バンパリインフォースメント
40A 骨格対向部(前後方向部材の前端が対向する部分)
42 クラッシュボックス(前後方向部材)

Claims (1)

  1. 長尺状に形成された中空の骨格部材と、
    前記骨格部材の対向する一対の内面のうち一方の内面に接触した第1接触部、前記一対の内面のうち他方の内面に接触した第2接触部、及び、前記第1接触部と前記第2接触部とを連結した連結部、を含んで構成された補強部材と、
    を備え、
    前記補強部材における少なくとも前記第2接触部及び前記連結部には、
    前記他方の内面側の端部から前記一方の内面側へ向けて延び、深さが前記一対の内面が互いに対向する間隔の4分の1以上とされたスリットが形成されており
    前記骨格部材は、
    車両前部の車幅方向両側に車両前後方向に沿って延設された一対の前後方向部材の前端に取付けられ、車幅方向に沿って延設されたバンパリインフォースメントであり、
    前記補強部材は、
    前記第1接触部を車両前方に向けると共に前記第2接触部を車両後方に向ける方向で、前記バンパリインフォースメントの車幅方向両端であって前記前後方向部材の前端が対向する部分を含んで一対設けられ、
    前記スリットは、前記前後方向部材の前端が対向する部分よりも車幅方向内側に形成されている、
    車体骨格構造。
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