JP6307354B2 - 豆腐用パック設置装置及びパック詰め装置 - Google Patents
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Description
図7は、従来のパック詰め装置の側面図であり、図8は、従来のパック詰め装置を含む豆腐製造ラインを示す上面図である。
図8において、1は豆乳に凝固剤を加えて凝固を行う凝固部、2は凝固した豆腐を崩しならして圧搾成型する成型部、3は成型した豆腐を最終製品の形状に切断するとともに、パック詰めに備えて各豆腐を所定の間隔で整列する切断・整列部であり、1〜3により豆腐(連続)製造装置6が構成されている。4は、豆腐製造装置6により製造された豆腐に対してパック詰めを行う従来のパック詰め装置である。なお、図面の都合上、凝固部1、成型部2を実際よりも短く記載している。
図8を参照して、初めに、パック詰め装置4に備えられたパック供給手段5により、空のパック51がパック搬送コンベア55に載置される。
すなわち、図8に示すように、パック供給手段5において、パック搬送コンベア55の上方に設置され、パックが多数縦に積層されたパック貯蔵部53から、図示しないパック取り出し手段により最下のパックが取り出され、取り出されたパック51がパック搬送コンベア55上に載置される。この例では、豆腐の行数に合わせた2台のコンベアと、豆腐の列数の各々に合わせた計10個のパックが同時に載置される。
パック搬送コンベア55に載置されたパック51は、切断・整列された豆腐16が載置されるシャッター板71の下方に運ばれる。
ここにおいて、各パック51は、パック搬送コンベア55に設けられた穴57にはまるように載置されているので、搬送中にパックがずれたりすることなく、各パックを所望の位置に正確に位置決めすることができる。
従来のパック詰め装置においては、このように、シャッター板から離間した場所で載置されたパックをパック搬送コンベアによりシャッター板下まで搬送することによりパックの供給が行われていた。
ここにおいて、シャッター板71上の豆腐16と、シャッター板71下のパックとが、対応する位置となるように、パック搬送コンベア55並びに第1及び第2の切断・整列手段13、15により各豆腐16の間隔が調整されている。
なお、図7及び8に記載された例は、1種類の製品に対応したものであるが、大きさの異なる複数種類の製品に対応することもよく行われおり、その場合には、製品の種類に応じた数だけ(例えば、図7及び8のように2行同時にパック詰めを行う場合には、製品の種類の2倍の数だけ)パック搬送コンベアが設けられる。
まず、従来のパック詰め装置は、大きな設置スペースが必要となっていた。
すなわち、豆腐の製造ラインは、図8に示すように、略直線状の配置とすることが普通であるが、従来のパック詰め装置においては、シャッター板の下にパックを搬送するために、パック搬送コンベア55を豆腐の製造ラインと略直角方向に(行方向に)延在させ、当該パック搬送コンベア55にパックを供給するパック供給手段5を設ける必要があった。
そのため、従来のパック詰め装置は、製造ラインから直角方向に突出したスペースが必要となるため、製造ラインの幅がその分だけ増え、大きな設置スペースが必要となっていた。
すなわち、上に述べたとおり、多品種に対応する場合には、製品の種類に応じた数だけパック搬送コンベアを設ける必要があり、例えば、図8のようなラインにおいて、2品種に対応しようとすれば、パック搬送コンベア55の右隣にさらに2つのパック搬送コンベアを増設する必要がある。
すると、当該増設されたパック搬送コンベア上のパックに対応する種類の豆腐16をパック詰めする際には、豆腐移動手段17により遠い位置まで豆腐16を運ばなければならず、豆腐の移動に時間がかかってしまっていた。
これら事象は、製品の種類が増えるにしたがって、顕著になるので、従来のパック詰め装置は、多品種に対応しようとすればするほどパック詰めに時間がかかり、ライン全体のスループットが低下し、短時間で大量の製品を製造することができなくなるという問題点を有していた。
すなわち、豆腐の製造においては、清潔に保つために装置をこまめに洗浄する必要があるが、従来のパック詰め装置は、上面に穴が設けられたチェーンで駆動されるパック搬送コンベアを用いていたため、洗浄に手間がかかることに加え、多品種に対応しようとしてパック搬送コンベアの台数を増やせば増やすほど、洗浄箇所が増加するとともに、パック搬送コンベアの数だけ装置の幅が増して作業者の手が届き難く、洗浄の作業性が悪くなるという問題点を有していた。
この問題点も、多品種に対応しようとすればするほど顕在化し、多品種の豆腐を効率よく製造することを困難にしていた。
さらに、多数のパック搬送コンベアのラインのうち、実際に稼動するのは生産の対象となる品種に対応するラインのみであり、他のラインは遊休状態となるため、設備全体としての稼働率が悪く、コストアップの原因となっていた。
(1)豆腐製造装置により製造された豆腐をパック詰めするためのパックを設置するパック設置装置において、
前記豆腐製造装置に直交するような位置に配置されてパック入り豆腐を次工程に送るコンベアと、
パック貯蔵部と、
複数のパックを貯留可能なパックバッファ部と、
前記パック貯蔵部からパックを取り出して、取り出したパックを、前記パックバッファ部に移動するパック取り出し手段と、
前記パックバッファ部から出力される前記パックを、前記コンベア上の前記豆腐が落下する位置まで移送するパック移送手段と、
を備えることを特徴とするパック設置装置。
(2)前記コンベアを挟んで前記豆腐製造装置の反対側の、前記豆腐製造装置と略一直線となるような位置に配置されていることを特徴とする前記(1)に記載のパック設置装置。
(3)n行m列(ただし、n、mは1以上の整数)の前記パックを同時にn台の前記コンベアに設置するものであることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のパック設置装置。
(4)前記パック移送手段は、
前記パックを一時的に載置するパック載置部と、
前記パックバッファ部から出力される前記パックを前記パック載置部に搬送するパック搬送手段と、
前記パック載置部に載置された前記パックを前記コンベア上に移動するパック移動手段と、
を備えることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1に記載のパック設置装置。
(5)前記パック移送手段は、製造する豆腐の種類にかかわりなく、同一の前記コンベアにパックを設置するものであることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれか1に記載のパック設置装置。
(6)前記(1)〜(5)のいずれか1に記載のパック設置装置を備えた豆腐のパック詰め装置において、
前記パック設置装置により設置されたパックの上方に豆腐を移動する豆腐移動手段と、
前記豆腐移動手段により移動された豆腐を前記パックに落下させる豆腐落下手段と、
を備えることを特徴とする豆腐のパック詰め装置。
(7)前記豆腐移動手段は、n行m列の豆腐を同時に移動し、前記豆腐落下手段は、n行m列の豆腐を同時に前記パックに落下させるものであることを特徴とする前記(6)に記載の豆腐のパック詰め装置。
また、上記(1)の構成のパック設置装置によれば、複数の製造ラインを併設する場合であっても、隣接するラインとの間隔が狭くてすみ、デッドスペースが減ることによりスペースの利用効率が高まり、結果として製品の低コスト化が可能となる。
また、上記(3)に記載のパック設置装置によれば、複数行複数列の豆腐を受け入れるパックを同時に供給できるので、スループットが向上でき、大量生産を効率的に行うことができる。
また、上記(5)の構成のパック設置装置によれば、パックの種類に応じた数のコンベアを設ける必要がないから、従来の装置で問題となっていた多品種生産時におけるコンベアの設置コスト及び設置スペースを節減できるとともに、洗浄時の作業性やメンテナンス性、更には設備の稼働率も改善することができ、生産効率の向上と低コスト化を実現することができる。
さらに、上記(7)に記載の豆腐のパック詰め装置によれば、n行m列の豆腐を同時に前記パックに落下させるため、スループットが向上し、効率よく大量の豆腐を生産することができる。
以下、本発明の第1の実施形態を、図1〜3を参照して説明する。
図1及び2は、各々本実施形態に係るパック設置装置及びパック詰め装置を示す側面図及び上面図であり、図3は、本実施形態に係るパック設置装置及びパック詰め装置を含む豆腐製造ラインを示す上面図である。
これらの図面において、従来のものと同じ部分には同じ符号を付している。
そして、図1〜3において101で示された部分が、本実施形態に係るパック設置装置であり、100で示された部分が、当該パック設置装置を備えたパック詰め装置、すなわち、本実施形態に係るパック詰め装置である。
なお、豆腐製造装置6は型箱(型枠)を使わない連続コンベアを備える連続ラインが好ましいが、成型部に型箱を用いるバッチ連続式の連続ラインであってもよい。また豆腐は木綿豆腐、ソフト木綿豆腐、絹ごし豆腐のほか、前記製造ラインに適宜加工装置(焼き装置、フライ装置、冷却・冷凍装置など)が介在して得られた、焼き豆腐、油揚げ(生揚げ、厚揚げ、薄揚げなど)、冷凍豆腐であってもよい。
なお、図1の18は、コンベア12に付着した豆腐や水等を除去するスクレイパー、19は、スクレイパーにより除去された豆腐や切断除去された不要な端部の豆腐(いわゆる豆腐生地の耳)や散水等を受ける樋やパイプ等であり、水流方式やコンベア方式等で、端部の廃棄豆腐を回収・再利用又は廃棄する移送手段19であるか、又は貯蔵する貯蔵手段19である。なお樋19は豆腐製造装置6の周囲や下方に適宜、延長または分岐された流路を形成して、適宜傾斜を有して適当な位置に集合させて、固液分離機を介して豆腐を回収する形態が好ましい。またろ過した水は廃棄するか、またはその流路の上流端に戻して循環させるように循環ポンプを備えてもよい。
これらの構成は、スクレイパー18及び移送手段又は貯蔵手段19を備える点を除き、従来の装置と同様である。
従来のパック詰め装置においては、上面に穴が設けられたパック搬送コンベア55が設けられていたのに対して、本実施形態に係るパック詰め装置100においては、上面に穴のない通常のコンベア155が設けられている。
また、従来のパック詰め装置においては、パック搬送コンベア55にパックを供給するためのパック供給手段5が、パック搬送コンベア55における上流の位置、すなわち、豆腐製造ラインから直角に(行方向に)突出した位置に設置されていたが、本実施形態に係るパック詰め装置においては、このようなパック供給手段5はなく、替わりに、コンベア155を挟んで、豆腐製造装置6と反対側の、豆腐製造装置6と列方向に略一直線となるような位置に、コンベア155上の所定位置にパックを設置するパック設置装置101、すなわち本実施形態に係るパック設置装置が設けられている。
ここにおいて、図2に示すように、パック貯蔵部111、パック取り出し手段110及びパックバッファ部120とガイド手段(120X、120Y)は、豆腐の列数に等しい数である5台又は5組が設けられ、5個のパックを同時並行してパック貯蔵部111からパックバッファ部120に移動可能となっている。パック取り出し手段は積載されたパックの最下部のパックを吸盤で吸い付けて取り出す形態や、そのパック両側面を高摩擦性ゴム装着のパドルで掻き落とす形態や、パックフランジ部の隙間に螺旋爪を指し込み切り離す形態など、積載されたパックの最下部のパック1個を取り出す機構であれば、特に限定しない。
このパックバッファ部120を設けることにより、仮に、何らかの理由でパック取り出し手段110がパック185の取り出しに失敗した場合(パック不足やパック供給ミス、例えば、リム付パックでも間隔が均等に積載されずに部分的に密着していると、パックを2個重ねで取りだすことがある。)であっても、パック在籍センサのエラー信号を受けて該当する列の、パック貯蔵部111、112へのパック補給の警報を鳴らしたり、パック取り出し手段110を独立して追加動作して、不足分を補充することによって、パックバッファ部120からパックが途切れることなく正常に出力されるので、パックの設置は正常に行われることとなり、パック取り出しの失敗のたびに、ラインを止めてパックを人手で補充する必要がない。
パック移送手段130は、第1のパック搬送コンベア141及び第2のパック搬送コンベア142からなるパック搬送手段140を備えている。パック搬送コンベア141、142は、表面に突起部143が一定間隔で設けられ、パックバッファ部120から出力されたパック185は、後端を突起部143に押されるようにしてこれらのパック搬送コンベアに載せられ、一定間隔で搬送されるよう構成されている。
そして、パック載置部145に、豆腐製造装置6により製造される豆腐の行列数に等しい2行分のパック185が載置(2行×5列で合計10個のパック185が載置)されると、パック移送手段130に備えられているパック移動手段160により、載置された全てのパック185がまとめてコンベア155上の豆腐16が落下する位置まで移動される。その際、コンベア155は静止状態にある。
図9を参照して、パック移動手段160は、パック185を移動するためのリニアアクチュエータ265を備えている。なお、図9においては、シャッター板171は記載を省略している。
また、リニアアクチュエータ265及びコンベア155は、図示しない昇降手段により昇降するように構成されている。なお、図9に示したように、リニアアクチュエータ265及びアーム266の先端部は各列毎に設けた形態に限定せず、リニアアクチュエータ1台で複数のアーム動作する形態、アーム自体を一体で構成した形態など、適宜採用可能である。
まず、図11(a)のように、パック搬送手段140により、パック185がパック載置部145上に載置される。2個のパック185がパック載置部145上に載置されると、リニアアクチュエータ265によりアーム266が伸張され、左側に移動する。なお、このとき、リニアアクチュエータ265は、アーム266がパック185の側面下部に対応する位置となるように降下されている。
次に、図11(c)のように、アーム266を上昇させる。その際、アーム266における突起部264間の距離よりもパック185における相対する側面間の距離が大きくなる位置までアーム266を上昇させるようにする。
最後に、図11(h)に示すように、アーム266を収縮させることにより、コンベア155へのパック185の設置が終了する。
以上述べた本実施形態においては、パック移動手段160が、パック載置部145に載置された2行×5列のパック185を同時にコンベア155上に移動する構成となっているが、コンベア155が1台の場合には、1行×5列のパックを同時に移動する構成とすればよく、その場合には、アームの先端部は、図10(a)に代えて、同図(b)に示すような突起部のないコの字型のものを使用することができる。また、コンベアが3台以上の場合には、3行以上のパック185を同時にコンベア155上に移動する構成とすればよい。
また、コンベア155が2台以上の場合であっても、図10(b)に示すようなコの字型の先端部を有するアーム276を用い、パック載置部145に1行分のパック185が載置されるたびにリニアアクチュエータ275を動作させてコンベア155上にパックを移動する構成としてもよい。このような構成については、後記する第2の実施形態の説明において詳しく述べる。
なお、本実施形態においては、コの字型の先端部を有するアーム266を用いたが、先端部においてパック185を自在に把持・開放することができるようなアームを用いてもよい。
このようにして、豆腐の行数×列数に等しい数のパックが、コンベア155上の豆腐16が落下する位置まで移動される。
その際、シャッター板171上の豆腐16が、その下のコンベア155上に設置されるパック185の真上となるように、第1及び第2の切断・整列手段13、15、豆腐移動手段17並びにパック設置装置101等があらかじめ調整されている。
次いで、シャッター板171を閉位置に戻すとともに、コンベア155を運転状態として、シャッター板171下の豆腐16が充填されたパック186を、図2の下方向、すなわち、豆腐製造装置6が配置される方向と直角方向に(行方向に)搬送する。なお、豆腐サイズが小さいか、硬い豆腐の場合では、シャッター板171を用いず、豆腐移動手段17によって豆腐16を把持して、パック185に直接落とし込むパック陸詰め方法であってもよい。本発明ではパック陸詰め工程から上流工程の豆腐製造装置6の構成や機構に関しては特に制限しない。
またコンベアに、複数行、複数列のパック詰めの際の仕切りガイド手段等、上方や側方の種々のガイド手段やカバー類を適宜設けてもよい。その場合、コンベア単独の上昇状態でガイド手段がコンベア表面より下方に位置するようにして、パック移動手段のパック移動の妨げにならないようにすることも可能である。
まず、本実施形態に係るパック設置装置及びパック詰め装置は、コンベアを挟んで豆腐製造装置の反対側の、豆腐製造装置と略一直線となるような位置に配置されているため、従来の装置のように製造ラインから直角方向に突出する部分がなく、ライン全体の幅を少なくすることができ、従来の装置と比較して、設置スペースを大幅に削減することが可能である。
また、複数の豆腐製造装置ラインを併設する場合であっても、隣接するラインとの間隔は、従来の装置と比較して短くて済み、デッドスペースが少なくスペース効率を上げることができるため、結果として、製品の低コスト化を実現することができる。
したがって、本実施形態に係るパック設置装置及びパック詰め装置は、従来のものと比較して、品種の数にかかわりなく、豆腐を短時間でパック詰めすることができるので、本実施形態に係るパック設置装置及びパック詰め装置を用いることにより、短時間に大量の製品を製造することが可能となる。
したがって、本実施形態に係るパック設置装置及びパック詰め装置は、多品種の豆腐を製造する場合であっても、豆腐を効率よく製造することが可能である。
したがって、本実施形態に係るパック詰め装置は、上面に穴が設けられ、チェーンにより両端を駆動する特殊なコンベアを豆腐の行数×品種の数だけ設置する必要がある従来の装置と比較して、多品種に対応しやすく、はるかに低コストであり、また、シャッター板も小さくて済む等、設備全体を小型化・簡素化することがすることができ、保守・点検が容易となる。
したがって、本実施形態に係るパック設置装置及びパック詰め装置においては、従来のように、パックの取り出し失敗が発生するごとにラインを止めてパックを補充する必要がなくなるとともに、取り出し失敗を見逃してコンベアを豆腐で汚染する心配もなくなるため、信頼性が高く、少なくとも時間当たり5,000丁以上、さらに10,000〜30,000丁やそれ以上の生産効率の高い豆腐の製造が可能となる。
次に、本発明の第2の実施形態を、図4を用いて説明する。
図4は、本実施形態に係るパック設置装置及びパック詰め装置を示す側面図であり、第1の実施形態と同様の部分には、同様の符号を付している。なお、図示しないが、第1の実施形態と同じように、パックバッファ部120からパック移送手段130にわたって列方向のガイド手段(120X、120Y、130X、130Y)が付属している。
本実施形態に係るパック設置装置103及びパック詰め装置102が第1の実施形態と異なるのは、パックバッファ部120から出力されるパック185をコンベア155上まで移送するパック移送手段132が、スロープ状ではなく、平坦に形成されている点である。
そして、パック載置部145に、パック185が載置されると、パック移動手段163により、載置されたパック185がコンベア155上の豆腐16が落下する位置まで移動される。その際、コンベア155は静止状態にある。
図4を参照して、まず、パック搬送コンベア146により1行分のパック185がパック載置部145に載置される。その際、アーム276がパック185の搬送の邪魔にならないように、リニアアクチュエータ275は図示しない昇降手段により上方に退避されている。
このようにして、左側のコンベア155への1行分のパック185の設置が完了する。
その他の点は、第1の実施形態と共通であるので、説明は省略する。
なお、本実施形態においては、コの字型の先端部を有するアーム276を用いたが、先端部においてパック185を自在に把持・開放することができるようなアーム(例えば食品工場向けの多関節・多軸型のロボット等)を用いてもよい。
次に、本発明の第3の実施形態を図5及び6を用いて説明する。
図5及び6は、本実施形態に係るパック設置装置及びパック詰め装置を示す側面図であり、第1及び第2の実施形態と同様の部分には、同様の符号を付している。なお、図示しないが、第1の実施形態と同じように、パックバッファ部120からパック移送手段130にわたって列方向のガイド手段(120X、120Y、130X、130Y)が付属している。
第1及び第2の実施形態においては、コンベアの台数を減らすために、豆腐の種類にかかわりなく、同一のコンベアでパック詰めを行う構成としていたが、豆腐製造ラインによっては、コンベアの台数が増えても、製品の種類ごとにラインを分離したい場合がある。
本実施形態は、そのような要求に応えるものであり、1台のパック設置装置及びパック詰め装置により、製品の種類ごとに異なるコンベアを用いてパック詰めが行えるようにしたものである。
図5が大きな豆腐のパック詰め示す図であり、図6が小さな豆腐のパック詰めを示す図である。
これらの構成は、第1の実施形態と同様である。
最終製品の形状とされ、2行×5列に配列された各豆腐26は、本実施形態に係るパック詰め装置104によりパック詰めが行われる。
まず、パック取り出し手段110が、大きなパックが貯蔵されたパック貯蔵部113から大きなパック195を取り出し、パックバッファ部120に移動する。
そして、パックバッファ部120から出力された大きなパック195は、パック移送手段130により、第1のコンベア156上の大きな豆腐26が落下する位置まで移送される。
そして、パック搬送コンベア142に載せられた大きなパック195は、スロープを昇り、突起部143に押されるようにして第2のパック載置部149に載置される。このとき小さな豆腐に対応する第2のコンベア157は、図5に示すように下に退避される。
このようにして、豆腐の行数×列数に等しい大きなパック195が、第1のコンベア156上の豆腐26が落下する位置まで移動される。
その際、シャッター板173上の豆腐26が、その下の第1のコンベア156上に設置される大きなパック195の真上となるように、第1及び第2の切断・整列手段13、15、豆腐移動手段17並びにパック設置装置105等があらかじめ調整されている。
次いで、シャッター板173を閉位置に戻すとともに、第1のコンベア156を運転状態として、シャッター板173下の豆腐26が充填されたパックを、第1の実施形態と同様に、豆腐製造装置6が配置される方向と直角方向に(行方向に)搬送する。以後は、第1の実施形態と同様である。
なお、大きくても硬い豆腐の場合では、シャッター板173を用いず、豆腐移動手段17によって豆腐26を把持して、大きなパック195に直接落とし込むパック詰め方法であってもよい。
以上のようにして、本実施形態に係るパック設置装置及びパック詰め装置により、大きな豆腐のパック詰めが行われる。
そして、パックバッファ部120から出力された小さなパック196は、パック移送手段130により、第2のコンベア157上の小さな豆腐36が落下する位置まで移送される。
そして、パック搬送コンベア142により運ばれた小さなパック196は、スロープを昇り、突起部143に押されるようにして第2のコンベア157上に載置される。このとき第2のパック載置部149は、第2のコンベア157上から右側に退避される。
このようにして、豆腐の行数×列数に等しい数のパックが、第2のコンベア157上の豆腐36が落下する位置まで移動される。
その際、シャッター板173上の豆腐36が、その下の第2のコンベア157上に設置される小さなパック196の真上となるように、第1及び第2の切断・整列手段13、15、豆腐移動手段17並びにパック設置装置105等があらかじめ調整されている。
以後は、大きな豆腐の場合と同様である。
以上のようにして、小さな豆腐36を第2のコンベア157上のパックにパック詰めすることができる。
また、各実施形態においては、1台のコンベアに一行の製品が載置される構成となっているが、コンベアの幅を広げ、1台のコンベアに複数行の製品を載置するようにしてもよい。
また、各実施形態におけるコンベアは、通常のコンベアを使用しているが、従来のように、チェーンで駆動される上面に穴が設けられたコンベアを使用してもよい。その場合には、コンベア自体はコスト高になるが、従来技術と比較してスペースが節減できる点は変わらず、また、パック移動手段の位置決め精度が低くても構わないという利点がある。
また、パックバッファ部も、複数のパックが貯留でき、出口側からパックを取り出せるものであればどのようなものであってもよい。
また、各実施形態においては、シャッター板が一枚の板から構成されているが、そのようなものに限らず、豆腐を載置でき、かつ、当該豆腐をだるま落としの要領で下に落とすことができるものであれば、どのような形状・構造のものであってもよい。
2…成型部
3…切断・整列部
4…パック詰め装置
5…パック供給手段
6…豆腐(連続)製造装置
10…豆腐
12…コンベア
13…第1の切断・整列手段
14…豆腐
15…第2の切断・整列手段
16…豆腐
17…豆腐移動手段
18…スクレイパー
19…貯蔵手段
20…豆腐
24…豆腐
26…豆腐
30…豆腐
34…豆腐
36…豆腐
51…パック
53…パック貯蔵部
55…パック搬送コンベア
57…穴
71…シャッター板
74…豆腐が充填されたパック
76…コンベア
80…封止部
100…パック詰め装置
101…パック設置装置
102…パック詰め装置
103…パック設置装置
104…パック詰め装置
105…パック設置装置
110…パック取り出し手段
111…パック貯蔵部
112…パック貯蔵部
113…パック貯蔵部
120…パックバッファ部
120X…側方ガイド手段
120Y…上方ガイド手段
121…パック出力手段
122…パック貯留部
130…パック移送手段
130X…側方ガイド手段
130Y…上方ガイド手段
132…パック移送手段
140…パック搬送手段
141…第1のパック搬送コンベア
142…第2のパック搬送コンベア
143…突起部
145…パック載置部
146…パック搬送コンベア
147…突起部
148…第1のパック載置部
149…第2のパック載置部
155…コンベア
156…第1のコンベア
157…第2のコンベア
160…パック移動手段
163…パック移動手段
165…パック移動手段
171…シャッター板
173…シャッター板
185…パック
186…豆腐が充填されたパック
195…大きなパック
196…小さなパック
262…延在部
263…底部
264…突起部
265…リニアアクチュエータ
266…アーム
272…延在部
275…リニアアクチュエータ
276…アーム
Claims (7)
- 豆腐製造装置により製造された豆腐をパック詰めするためのパックを設置するパック設置装置において、
前記豆腐製造装置に直交するような位置に配置されてパック入り豆腐を次工程に送るコンベアと、
パック貯蔵部と、
複数のパックを貯留可能なパックバッファ部と、
前記パック貯蔵部からパックを取り出して、取り出したパックを、前記パックバッファ部に移動するパック取り出し手段と、
前記パックバッファ部から出力される前記パックを、前記コンベア上の前記豆腐が落下する位置まで移送するパック移送手段と、
を備えることを特徴とするパック設置装置。 - 前記コンベアを挟んで前記豆腐製造装置の反対側の、前記豆腐製造装置と略一直線となるような位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のパック設置装置。
- n行m列(ただし、n、mは1以上の整数)の前記パックを同時にn台の前記コンベアに設置するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のパック設置装置。
- 前記パック移送手段は、
前記パックを一時的に載置するパック載置部と、
前記パックバッファ部から出力される前記パックを前記パック載置部に搬送するパック搬送手段と、
前記パック載置部に載置された前記パックを前記コンベア上に移動するパック移動手段と、
を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のパック設置装置。 - 前記パック移送手段は、製造する豆腐の種類にかかわりなく、同一の前記コンベアにパックを設置するものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のパック設置装置。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のパック設置装置を備えた豆腐のパック詰め装置において、
前記パック設置装置により設置されたパックの上方に豆腐を移動する豆腐移動手段と、
前記豆腐移動手段により移動された豆腐を前記パックに落下させる豆腐落下手段と、
を備えることを特徴とする豆腐のパック詰め装置。 - 前記豆腐移動手段は、n行m列の豆腐を同時に移動し、前記豆腐落下手段は、n行m列の豆腐を同時に前記パックに落下させるものであることを特徴とする請求項6に記載の豆腐のパック詰め装置。
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