JP6307051B2 - 水素水冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、食品を冷蔵すると共に、水素水を生成し提供する水素水冷蔵庫に関する。
従来、食品を冷蔵する冷蔵庫にあっては、使い勝手を向上させるために、種々の提案がなされている。例えば、特許文献1では、冷水を供給する冷水供給装置を備えた冷蔵庫が開示されている。
近年では、健康志向が高まる中で、水素が溶け込んだ水素水が注目されている。気温が高まる夏場等にあっては、冷蔵庫や氷等によって冷やされた水素水が好まれる。
しかしながら、上記従来の冷蔵庫では、電解水生成装置等によって生成された常温の水素水を冷蔵庫や氷で冷却する必要があり、使い勝手がよくない。
特開2011−38768号公報
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、ユーザーの要求に応じて冷えた水素水を随時生成できる使い勝手のよい水素水冷蔵庫を提供することを主たる目的としている。
本発明の水素水冷蔵庫は、食品を低温状態で貯蔵する冷蔵室を備えた水素水冷蔵庫であって、水を冷却する水冷却手段と、前記水冷却手段によって冷却された水に水素を溶解させる水素溶解装置をさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る前記水素水冷蔵庫において、前記水素溶解装置は、水を電気分解することにより水素ガスを発生させる電解槽を有することが望ましい。
本発明に係る前記水素水冷蔵庫において、前記電解槽は、隔膜によって陰極室と陽極室とに区切られ、前記水素溶解装置は、前記陽極室に供給される水の流量を調整する流量調整弁を有し、前記流量調整弁は、前記陽極室に供給される水の流量を、前記陰極室に供給される水の流量よりも小さくすることが望ましい。
本発明に係る前記水素水冷蔵庫において、前記流量調整弁は、前記陽極室から酸素ガスのみが排出されるように、前記陽極室に供給される水の流量を制限することが望ましい。
本発明に係る前記水素水冷蔵庫において、前記水素溶解装置は、前記電解槽で発生する酸素ガスを、前記冷蔵室に放出することなく前記冷蔵庫の外部に排出する排気手段を有することが望ましい。
本発明に係る前記水素水冷蔵庫において、前記水素溶解装置によって水素が溶解された水を吐出させる吐水部をさらに備え、前記吐水部は、前記冷蔵庫の本体部の表面に露出されていることが望ましい。
本発明に係る前記水素水冷蔵庫において、水を貯える貯水手段をさらに備え、前記水冷却手段は、前記貯水手段に貯えられた水を冷却することが望ましい。
本発明に係る前記水素水冷蔵庫において、前記水素溶解装置には、前記貯水手段から水が供給されることが望ましい。
本発明に係る前記水素水冷蔵庫において、前記水素溶解装置は、前記貯水手段に貯えられている水に水素を供給し溶解させることが望ましい。
本発明に係る前記水素水冷蔵庫において、前記水素溶解装置は、水素を貯える水素貯蔵手段を有することが望ましい。
本発明に係る前記水素水冷蔵庫において、氷を生成する製氷装置をさらに備え、前記製氷装置には前記貯水手段から水が供給されることが望ましい。
本発明の水素水冷蔵庫によれば、水を冷却する冷却手段と、水冷却手段によって冷却された水に水素を溶解させる水素溶解装置とを備える。従って、ユーザーの要求に応じて冷えた水素水を随時生成し提供することが可能となり、使い勝手が向上する。
本発明の水素水冷蔵庫の一実施形態の外観を示す斜視図である。 図1の水素水冷蔵庫の内部構造を示す断面図である。 図1の水素水冷蔵庫の電気的構成を示すブロック図である。 図1の水素溶解装置の一実施形態の概略構成を示す図である。 図4の水素溶解装置の別の実施形態の概略構成を示す図である。 図4の水素溶解装置のさらに別の実施形態の概略構成を示す図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の水素水冷蔵庫(以下、冷蔵庫と記す)1の外観を示している。図2は、冷蔵庫1の内部構造を示している。冷蔵庫1は、冷蔵室10と、チルド室11と、野菜室12と、冷凍室13と、圧縮機(水冷却手段)14と、蒸発器(水冷却手段)15と、送風ファン(水冷却手段)16等によって構成されている。
冷蔵室10は、飲み物を含む各種食品を低温状態で貯蔵する。チルド室11は、肉や魚等の生鮮食品を凍結寸前の低温で保存する。野菜室12は、各種の野菜を低温状態で保存する。冷凍室13は、各種食品を冷凍状態で保存する。冷凍室13には、製氷装置17が設けられている。製氷装置17は、氷を生成する。
圧縮機14は、冷媒を圧縮する。蒸発器15は、圧縮機14によって圧縮され、凝縮器(図示せず)によって外気との熱交換で凝縮された冷媒を蒸発させる。このとき生じた気化熱によって冷媒が冷却される。さらに蒸発器15は、冷却された冷媒と庫内の空気とを熱交換させて冷気を生成する。圧縮機14、凝縮器及び蒸発器15によって冷凍サイクルが構成される。
送風ファン16は、蒸発器15によって生成された冷気を冷蔵室10、チルド室11及び野菜室12に送出する。例えば、送風ファン16によって送出された冷気は、通気路16aを介して冷蔵室10に移動する。冷凍室13は、蒸発器15に隣接して配置され、蒸発器15によって生成された冷気によって直接冷却される。
図3は、冷蔵庫1の電気的構成を示している。冷蔵庫1は、圧縮機14、凝縮器、蒸発器15及び送風ファン16等の各部の制御を司る第1制御部18を備える。第1制御部18は、例えば、各種の演算処理、情報処理等を実行するCPU(Central Processing Unit)及びCPUの動作を司るプログラム及び各種の情報を記憶するメモリ等を有している。第1制御部18は、例えば、圧縮機14、蒸発器15及び送風ファン16を制御して、冷蔵室10、チルド室11、野菜室12及び冷凍室13の温度を適正に維持する。
図1及び2に示されるように、冷蔵庫1は、水素溶解装置20をさらに備えている。水素溶解装置20は、水に水素を溶解させて、水素水を生成する。水素溶解装置20は、冷蔵庫1の上ドア部1aに設けられている。水素溶解装置20に供給される水は、冷蔵室10で冷却されている。従って、本発明の冷蔵庫1によれば、ユーザーの要求に応じて冷えた水素水を随時生成し提供することが可能となり、使い勝手が向上する。
冷蔵室10には、水を貯える貯水手段として貯水タンク19が設けられている。貯水タンク19は、ユーザーによって補給された水を貯える。貯水タンク19に貯えられた水は、冷蔵室10内の冷気によって冷却され、冷水となる。貯水手段の形態は、貯水タンク19に限られない。 例えば、貯水タンク19に替えて、冷蔵室10の内壁又は蒸発器15の近傍等に蛇行して設けられた配管等によって、貯水手段が構成されていてもよい。
貯水タンク19と水素溶解装置20との間には、給水路19aが設けられている。給水路19aは、水素溶解装置20に接続されている。給水路19aは、貯水タンク19に貯えられた冷水を水素溶解装置20に供給する。これにより、水素溶解装置20によって冷えた水素水が生成されうる。
貯水タンク19に替えて又は貯水タンク19に加えて、冷蔵庫1に水道水等の原水が直接供給されるように構成されていてもよい。このような構成によれば、ユーザーが貯水タンク19に水を補給する必要がなくなり、冷蔵庫1の使い勝手がより一層高められる。
図4は、水素溶解装置20の一例を示している。水素溶解装置20は、操作部21と、第2制御部22と、浄水カートリッジ23と、水素溶解部24と、吐水部25とを有している。
操作部21は、冷蔵庫1の上ドア部1aに露出して設けられ、ユーザーによって操作される。操作部21は、上ドア部1aに露出して配された各種のボタン21a(図1参照)及び各ボタン21aの背面側に配されたスイッチ(図示せず)を有する。ボタン21a及びスイッチに替えて、静電容量を検出するタッチパネル等が適用されていてもよい。ユーザーが操作部21を操作すると、操作部21は対応する電気信号を第2制御部22に出力する。
第2制御部22は、水素溶解装置20の各部の制御を司る。第2制御部22は、例えば、各種の演算処理、情報処理等を実行するCPU(Central Processing Unit)及びCPUの動作を司るプログラム及び各種の情報を記憶するメモリ等を有している。図3に示されるように、第2制御部22は、第1制御部18とも接続されている。これにより、第1制御部18と第2制御部22との間で各種の情報が共有され、連携した処理が実行される。
浄水カートリッジ23は、給水路19aを介して貯水タンク19と接続されている。給水路19aには、貯水タンク19の水を水素溶解装置20に送出するためのポンプが適宜設けられている。浄水カートリッジ23には、貯水タンク19に貯えられている冷水が供給される。浄水カートリッジ23に供給される冷水は、給水弁23aによって制御される。
給水弁23aは、浄水カートリッジ23の上流側に設けられ、給水路19aと接続されている。給水弁23aは、例えば、ソレノイドの駆動力によって開閉動作する電磁弁を用いることができる。給水弁23aの開閉動作は、第2制御部22によって管理されている。例えば、ユーザーによってボタン21aが操作されると、第2制御部22は、操作部21から出力された電気信号に基づいて、給水弁23aを開放する。これにより、貯水タンク19に貯えられている冷水が浄水カートリッジ23に供給される。
浄水カートリッジ23は、貯水タンク19から供給された冷水を浄化して、水素溶解部24に供給する。浄水カートリッジ23は、水素溶解装置20から着脱自在に構成されている。所定の通水量に達した浄水カートリッジ23は、新品の浄水カートリッジ23に交換される。浄水カートリッジ23は、省かれていてもよい。この場合、給水路19aは、水素溶解部24と直接的に接続される。
水素溶解部24は、浄水カートリッジ23によって浄化された冷水に水素を溶解させて、水素水を生成する。水素溶解部24によって生成された水素水は、吐水部25から吐水される。
図1に示されるように、吐水部25は、水素溶解装置20の前部すなわち冷蔵庫1の本体部の前面(本実施形態では、上ドア部1a)に露出して設けられている。ユーザーは、コップ等を吐水部25にセットして、ボタン21aを操作することにより、直ちに冷えた水素水を摂取できる。従って、冷蔵庫1の上ドア部1aを解放することなく水素水を摂取でき、冷蔵庫1内の冷気が外部に流出することを抑制できる。
水素溶解部24は、入水部30と、電解槽40と、出水部50とを有する。
入水部30は、浄水カートリッジ23と電解槽40とを連通する。入水部30は、給水管31と、流量センサー33と、分岐部34と、流量調整弁35と、流路切替弁36とを有している。
給水管31は、浄水カートリッジ23に接続され、浄水カートリッジ23から供給された水を電解槽40に導く。給水管31には流量センサー33が設けられている。
流量センサー33は、給水管31を流れる単位時間あたりの水量を検出することにより、電解槽40への単位時間あたりの通水量を検出する。本実施形態では、流量センサー33は、分岐部34の上流側に設けられているので、第1極室40Aに供給される水の流量と第2極室40Bに供給される水の流量との総和、すなわち、電解槽40に単位時間に供給される水の流量Fを検出する。
分岐部34は、給水管31を給水管31a、31bの二方に分岐する。流量調整弁35は、第1極室40Aの上流側の給水管31aに設けられ、給水管31aを流れる水量を調整する。流路切替弁36は、給水管31a、31bの接続先を切り替える。第2制御部22が流量調整弁35及び流路切替弁36を適宜制御することにより、第1極室40Aに供給される水の流量又は第2極室40Bに供給される水の流量が制限される。
電解槽40は、水を電気分解することにより水素ガスを発生させる。電解槽40は、第1給電体41及び第2給電体42と、第1給電体41と第2給電体42との間に配された隔膜43とを備えている。
第1給電体41及び第2給電体42には、例えば、チタニウム等からなるエクスパンドメタル等の網状金属の表面に白金のめっき層が形成されたものが適用されている。このような網状の第1給電体41及び第2給電体42は、隔膜43を挟持しながら、隔膜43の表面に水を行き渡らせることができ、電解槽40内での電気分解を促進する。白金のめっき層は、チタニウムの酸化を防止する。
第1給電体41と第2給電体42との間には、直流電圧が印加される。これにより、第1給電体41及び第2給電体42には、陽極又は陰極のいずれかの極性が付与される。
隔膜43は、電解槽40の内部の電解室を第1給電体41側の第1極室40Aと、第2給電体42側の第2極室40Bとに区分する。隔膜43には、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)親水膜の他、スルホン酸基を有するフッ素系樹脂からなる固体高分子材料等が適宜用いられている。隔膜43は、電気分解で生じたイオンを通過させる。隔膜43を介して第1給電体41と、第2給電体42とが電気的に接続される。
上記流路切替弁36によって、給水管31a及び31bは、第1極室40A又は第2極室40Bと選択的に接続される。流路切替弁36は、例えば、モーターによって駆動され、
入水部30内の流路を切り替える。図4に示される状態では、給水管31aは、第1極室40Aと接続され、給水管31bは、第2極室40Bと接続されている。給水管31、31a及び31bを介して第1極室40A及び第2極室40Bの両方に水が供給され、第1給電体41及び第2給電体42に直流電圧が印加されることにより、電解槽40の内部で水が電気分解される。このとき、陽極側の電解室では酸素ガスが発生し、陰極側の電解室では水素ガスが発生する。陰極側の電解室で発生した水素ガスは、陰極側の電解室内の水に溶け込んで電解水素水が生成される。
例えば、図4に示される状態では、第1給電体41には正の電荷が帯電し、第1極室40Aは、陽極室として機能している。一方、第2給電体42には負の電荷が帯電し、第2極室40Bは、陰極室として機能している。このとき、第2極室40Bでは電解水素水が、第1極室40Aで電解酸性水がそれぞれ生成される。
第1給電体41と第2制御部22との間の電流供給ラインには、電流検出手段44が設けられている。電流検出手段44は、第2給電体42と第2制御部22との間の電流供給ラインに設けられていてもよい。電流検出手段44は、第1給電体41、第2給電体42に供給する電解電流Iを検出し、その値に相当する電気信号を第2制御部22に出力する。
第2制御部22は、例えば、流量センサー33及び電流検出手段44から出力された電気信号に基づいて、第1給電体41及び第2給電体42に印加する直流電圧を制御する。より具体的には、第2制御部22は、ユーザー等によって設定された溶存水素濃度に応じて、電流検出手段44によって検出される電解電流Iが所望の値となるように、第1給電体41及び第2給電体42に印加する直流電圧をフィードバック制御する。例えば、電解電流Iが過大である場合、第2制御部22は、上記電圧を減少させ、電解電流Iが過小である場合、第2制御部22は、上記電圧を増加させる。これにより、第1給電体41及び第2給電体42に供給する電解電流Iが適切に制御され、電解槽40で所望の溶存水素濃度の水素水が生成される。
また、第2制御部22は、第1給電体41及び第2給電体42に印加する直流電圧の極性を制御する。例えば、第2制御部22には、第1給電体41及び第2給電体42の極性を切り替えるための極性切替回路(図示せず)が設けられている。直流電圧の極性は、例えば、電解槽40の運転回数、運転時間又は電解槽40への通水量の積算値等に応じて切り替えられる。第1給電体41及び第2給電体42の極性が適宜切り替えられることにより、電解槽40の内部等でのスケールの付着が抑制される。
本実施形態では、第1給電体41及び第2給電体42の極性の切り替えに同期して、流路切替弁36が入水部30の流路を切り替える。極性切り替えと入水部30での流路切り替えとの同期は、第2制御部22によって制御される。すなわち、第2制御部22は、第1給電体41及び第2給電体42の極性の切り替えに同期して、流路切替弁36のモーターに流路を切り替えるための駆動電圧を印加する。これにより、給水管31aと陽極室とが常に接続され、給水管31bと陰極室とが常に接続される。従って、陽極室には、流量調整弁35によって制限された少量の水が供給される。これにより、第1給電体41及び第2給電体42の極性切り替えに関わらず、電解酸性水の生成量を抑制しつつ、大量の電解水素水を生成し、水の利用効率を高めることが可能となる。
また、第1給電体41及び第2給電体42の極性の切り替えに同期して、流路切替弁52が出水部50の流路を切り替える。極性切り替えと出水部50での流路切り替えとの同期は、第2制御部22によって制御される。すなわち、第2制御部22は、第1給電体41及び第2給電体42の極性の切り替えに同期して、流路切替弁52のモーターに流路を切り替えるための駆動電圧を印加する。従って、陽極室と排気管54とが常に接続され、陰極室と吐水管53とが常に接続される。これにより、第1給電体41及び第2給電体42の極性切り替えに関わらず、常に、吐水管53に陰極室で生成された電解水素水を流入させることが可能となる。
流路切替弁36と流路切替弁52とは、ともに第1給電体41及び第2給電体42の極性の切り替えに同期して動作する。従って、流路切替弁36及び流路切替弁52を一体化又は、連結して連動させることにより、単一のモーターによって流路切替弁36と流路切替弁52とを駆動することが可能となり、水素溶解装置20ひいては冷蔵庫1の構成が簡素化される。
本実施形態では、流量調整弁35は、陽極側の電解室に供給される水の流量を、陰極側の電解室に供給される水の流量よりも小さく制限する。これにより、貯水タンク19に貯えられた水からより多くの水素水を生成することができ、水の利用効率が高められる。そして、例えば図4に示される状態では、陽極側の第1極室40Aで電気分解によって生じた酸素ガスは、第1極室40A内の電解水に溶け切らず、気体状態で第1極室40Aから排出される。
さらにこの場合、流量調整弁35によって制限された陽極側の電解室に供給する水の流量は、電解水の生成時に発生する第1極室40Aで酸素ガスと、隔膜43を介して第1極室40Aから第2極室40Bに移動するイオンとの和に相当する流量に設定されているのが望ましい。この場合、水の電気分解によって第1極室40Aで生じた酸素ガスのみが、第1極室40Aから流出される。これにより、水の利用効率がより一層高められると共に、電解酸性水を冷蔵庫1から排出するための構成が不要となる。
出水部50は、出水管51a、51bと、流路切替弁52と、吐水管53と排気管(排気手段)54とを有する。出水管51aは第1極室40Aと連通し、出水管51bは第2極室40Bと連通している。流路切替弁52は、例えば、モーターによって駆動され、出水部50内の流路、すなわち、出水管51a及び51bと、吐水管53及び排気管54との接続を切り替える。
図4に示される状態では、出水管51aは、排気管54と接続され、出水管51bは、吐水管53と接続されている。吐水管53は、例えば、水素溶解装置20の前部の吐水部25にのび、吐水口25aに接続されている。一方、排気管54は、例えば、水素溶解装置20の上部にのび、継手26aを介して排気管(排気手段)26に接続されている。図1に示されるように、排気管26は、冷蔵室10からは密閉された状態で、上ドア部1aを上方に貫通し、上ドア部1aの上端に排気口26bを有する。これにより、陽極側の電解室で発生する酸素ガスは、冷蔵室10に放出されることなく冷蔵庫1の外部に排出されるので、冷蔵室10内の食品の酸化を抑制することができる。
図1に示される貯水タンク19は、既に述べた水素溶解装置20の他、給水路19bを介して製氷装置17にも水を供給する。すなわち、貯水タンク19に蓄えられた水は、水素水の生成及び氷の生成に共用される。従って、冷蔵庫1の構成が簡素化されると共に、冷蔵室10内での食品の収容空間を大きくすることが可能となる。
水素溶解装置20から水素が溶解された水素水が、製氷装置17に自動的に供給されるように構成されていてもよい。例えば、吐水管53から分岐された水素水供給管を製氷装置17に接続することにより、水素溶解装置20から製氷装置17に水素水が供給されうる。このような構成によれば、水素が溶け込んだ氷を自動で生成することができ、冷蔵庫1の利便性がより一層高められる。
以上、本実施形態の冷蔵庫1が詳細に説明されたが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されることなく種々の態様に変更して実施される。すなわち、冷蔵庫1は、少なくとも、食品を低温状態で貯蔵する冷蔵室と、水を冷却する蒸発器15等の水冷却手段、水冷却手段によって冷却された水に水素を溶解させる水素溶解装置20とを備えていればよい。
水素溶解装置20は、図4に示される電解槽40によって水に水素を溶解させる構成に限られない。
図5は、水素溶解装置20の変形例である水素溶解装置20Aを示している。水素溶解装置20Aは、水素溶解部24Aに水素溶解槽46を備えている点で上記水素溶解装置20とは異なっている。同図に示される変形例のうち、以下で説明されてない部分については、上述した水素溶解装置20の構成が採用されうる。
水素溶解装置20Aは、水素溶解槽46、ポンプ47、水素発生装置60及び水素タンク(水素貯蔵手段)61を備える。水素溶解槽46には、貯水タンク19に貯えられ、冷却された水が供給される。水素溶解槽46の内部で、貯水タンク19から供給された水に水素が溶解される。水素溶解槽46には、水素発生装置60、水素タンク61及びポンプ47を含む水素供給手段が接続されている。
水素発生装置60は、水素ガスを発生させる。水素発生装置60として、例えば、図4に示される電解槽40と同等の形態の電解槽が適用されうる。この場合、陰極室に供給される水を制限することにより、陰極室内の水に電解水に溶け切らなかった水素ガスが気体状態で陰極室から排出され、水素タンク61に供給される。
また、水素発生装置60は、化学反応によって水素ガスを発生される形態の装置であってもよい。このような装置の一例として、例えば、マグネシウムに水を反応させて水素ガスを発生させる装置が挙げられる。水素発生装置60での上記電気分解又は化学反応のために用いられる水は、貯水タンク19に貯えられている水を用いることができる。
水素タンク61は、水素発生装置60が発生させた水素ガスを貯蔵する。水素タンク61の代わりに、水素ボンベが適用されていてもよい。水素ボンベを交換可能に構成することにより、水素発生装置60が廃されていてもよい。
ポンプ47は、水素溶解部24Aに設けられている。ポンプ47は、水素タンク61に貯蔵されている水素ガスを水素溶解槽46に圧送する。これにより、水素溶解槽46に高圧の水素ガスが供給され、水素溶解槽46内の水に水素ガスが溶解し、水素水が生成される。
水素溶解槽46は、吐水管27によって吐水口25aと接続されている。水素溶解槽46で生成された水素水は、吐水管27を介して吐水口25aから取り出される。吐水管27には、吐水弁27aが設けられている。吐水弁27aが開くと、水素溶解槽46で生成された水素水が、吐水管27を流れ吐水口25aから取り出される。
図6は、水素溶解装置20の別の変形例である水素溶解装置20Bを示している。水素溶解装置20Bは、貯水タンク19に水素ガスを供給し、水素水を発生させる点で上記水素溶解装置20Aとは異なっている。同図に示される変形例のうち、以下で説明されてない部分については、上述した水素溶解装置20Aの構成が採用されうる。
水素溶解装置20Bでは、ポンプ47が貯水タンク19に接続されている。このため、貯水タンク19によって水素溶解部24Bが構成され、水素溶解槽46は廃されている。
ポンプ47は、水素タンク61に貯蔵されている水素ガスを貯水タンク19に圧送する。これにより、貯水タンク19に高圧の水素ガスが供給され、貯水タンク19内の水に水素ガスが溶解し、水素水が生成される。貯水タンク19で生成された水素水は、給水路19a及び吐水管27を流れ、吐水口25aから取り出される。
1 冷蔵庫
10 冷蔵室
14 圧縮機(水冷却手段)
15 蒸発器(水冷却手段)
16 送風ファン(水冷却手段)
17 製氷装置
19 貯水タンク
20 水素溶解装置
25 吐水部
26 排気手段
35 流量調整弁
40 電解槽
40A 陽極室
40B 陰極室
43 隔膜

Claims (8)

  1. 食品を低温状態で貯蔵する冷蔵室と、
    水を冷却する水冷却手段と、
    前記水冷却手段によって冷却された水に水素を溶解させる水素溶解装置とを備え
    前記水素溶解装置は、水を電気分解することにより水素ガスを発生させる電解槽を有し、
    前記電解槽は、隔膜によって陰極室と陽極室とに区切られ、
    前記水素溶解装置は、前記陽極室に供給される水の流量を調整する流量調整弁を有し、
    前記流量調整弁は、前記陽極室に供給される水の流量を、前記陰極室に供給される水の流量よりも小さくすることにより、前記陽極室から酸素ガスのみが排出されるように、前記陽極室に供給される水の流量を制限することを特徴とする水素水冷蔵庫。
  2. 前記水素溶解装置は、前記電解槽で発生する酸素ガスを、前記冷蔵室に放出することなく前記水素水冷蔵庫の外部に排出する排気手段を有する請求項1記載の水素水冷蔵庫。
  3. 前記水素溶解装置によって水素が溶解された水を吐出させる吐水部をさらに備え、
    前記吐水部は、前記水素水冷蔵庫の本体部の表面に露出されている請求項1又は2に記載の水素水冷蔵庫。
  4. 水を貯える貯水手段をさらに備え、
    前記水冷却手段は、前記貯水手段に貯えられた水を冷却する請求項1乃至3のいずれかに記載の水素水冷蔵庫。
  5. 前記水素溶解装置には、前記貯水手段から水が供給される請求項4記載の水素水冷蔵庫。
  6. 前記水素溶解装置は、前記貯水手段に貯えられている水に水素を供給し溶解させる請求項4又は5に記載の水素水冷蔵庫。
  7. 前記水素溶解装置は、水素を貯える水素貯蔵手段を有する請求項1乃至6のいずれかに記載の水素水冷蔵庫。
  8. 氷を生成する製氷装置をさらに備え、
    前記製氷装置には前記貯水手段から水が供給される請求項4乃至6のいずれかに記載の水素水冷蔵庫。
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