JP6305047B2 - 導電膜構造およびそれを用いた半導体装置、アクティブマトリックス基板、タッチパネル基板およびタッチパネル付表示装置、並びに配線または電極の形成方法 - Google Patents

導電膜構造およびそれを用いた半導体装置、アクティブマトリックス基板、タッチパネル基板およびタッチパネル付表示装置、並びに配線または電極の形成方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置の配線または電極として用いられる導電膜構造に関し、特に、導電膜による光の反射を抑制する技術に関する。
電気光学表示装置(例えば、液晶表示装置、有機EL(Electro-Luminescence)表示装置、タッチパネルデバイス等)などの半導体装置の配線または電極を構成する導電膜としては、一般に、電気抵抗が低いAl(アルミニウム)やAlを主成分とする合金(Al合金からなる膜(Al膜)が用いられている。Al膜を用いて形成された金属配線は、可視光領域の反射率が高い材料としても知られている。例えば、表示装置の配線が高い反射率を有している場合、外部から入射した光やバックライトから入射した光が、表示装置内の配線で反射し(以下、これを「内部反射」という)、表示品位の低下を引き起こすことが懸念される。
また、例えば金属配線は基板との密着性が良くないため、例えば静電容量方式のタッチパネル(タッチセンサ)において金属の検出配線(指などの指示体のタッチを検出するための配線)を用いる場合、検出配線のパターニング時に剥離しやすいという問題が生じる。さらに、Al膜等の金属配線は耐食性が低いため、例えば大気中放置や熱処理によって金属配線の表面が酸化して、反射率が変化したり高抵抗化したりする。このように、電気光学表示装置の配線に用いられる金属膜に関しては、応用面では多くの技術課題を有している。
例えば、アクティブマトリックス型の液晶表示装置において、各画素のスイッチング素子としての薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;TFT)が配設されたアクティブマトリックス基板(アレイ基板)には、画素間の領域に金属のソース配線およびゲート配線が延在する構成となる。アクティブマトリックス基板に対向配置されるカラーフィルター基板(対向基板)には、各画素からの光漏れを防止するブラックマトリックスが画素間の領域に設けられるが、このブラックマトリクスは、アクティブマトリックス基板のソース配線やゲート配線への光を遮って、液晶表示装置での内部反射を防止する働きも有している。ブラックマトリックスの幅は、アクティブマトリックス基板とカラーフィルター基板との位置合わせ精度を考慮して、ソース配線やゲート配線の幅よりも広く設計する必要があり、これが画素の開口率を下げる要因の一つとなっている。このことは、より高い表示品位を得るために精細度を高める場合に大きな問題となる。また、内部反射によりTFTのチャネル部に光が到達すると、TFTの電気特性を悪化させることも知られている。
さらに、金属の検出配線を用いたタッチパネルを表示装置の前面に配置したタッチパネル付表示装置では、検出配線での光の反射により検出配線が視認されやすく、画面の視認性低下を招く要因となっている。以上のような背景から、配線の低反射率化が求められている。
また、タッチパネルは優れたインターフェースとして注目されている。特にPCT(Projected Capacitive Touchscreen)方式のタッチパネルは、数mmの厚さがある保護板を介するタッチも検出可能であり、堅牢性に優れ、超寿命であるなどの利点を有している。PCT方式のタッチパネルは、タッチによる静電容量の変化を検出するための検出配線として、平面視で横方向(行方向)に延在する複数の第1検出配線と、平面視で縦方向(列方向)に延在する複数の第2検出配線とが、絶縁膜を介して交差するように配設された構造を有している。検出配線の視認性の問題を防止するために、検出用配線としては、酸化インジウムなどの透明導電膜が材料として用いられることが多い。
その一方で、透明導電膜は抵抗が比較的高いことから、透明導電膜からなる検出配線を有するタッチパネルは大型化に限界があるため、検出配線を微細な金属配線とすることが検討されている。しかし、金属からなる検出配線は反射率が高いため、上記した検出配線の視認性の問題を解決することが課題となる。
Al等の金属配線の反射率を低下させるために、配線材料に新たな元素を添加することも考えられるが、金属配線の抵抗(比抵抗値)が増加する問題が生じる。そのため、低抵抗でかつ低反射率の配線が求められている。
例えば、下記の特許文献1には、Al合金の上層または下層あるいはその両方に、反射防止層として反射率の低い金属層を設けた多層構造の配線が提案されている。また、下記の特許文献2には、金属膜の上にカーボンブラックや染料、顔料を含有した樹脂(塗料を含む)を形成する技術も提案されている。また、特許文献3,4には、金属配線の上面および側面を覆うように反射防止膜を形成する技術が開示されている。
特開2000−206562号公報 特開2011−43830号公報 特開平5−2187号公報 特許第3792277号
上記したように、Al等の金属配線の反射率を低下させるために、配線材料に新たな元素を添加する手法では、金属配線の抵抗が増加する問題が生じる。
また、特許文献1のように、Al合金の上層または下層あるいはその両方に、反射率の低い金属層を設けた多層構造の配線を用いる場合、多層構造の金属膜を形成するために複数回の成膜処理が必要となり製造工程が複雑化する問題がある。加えて、多層構造の金属膜をパターニングする際、各層の界面で庇形状やくびれ形状が生じてパターン精度が低下し、パターン不良を引き起こすことも懸念される。また、例えばスパッタ法により多層構造を形成する場合には、スパッタ条件に応じて各層の表面荒れや凹凸形状の違いにより反射散逸成分が影響を受けるため、均一な低反射膜を得るためには高い制御性が必要となる。
さらに、特許文献1では、配線の上面または下面に反射率の低い層が設けられるため、金属配線の上面または下面の低反射率化は可能であるが、側面の反射率は高いままである。そのため、タッチパネルや表示装置に斜め方向から入射した光(拡散光)に起因する内部反射までは抑制しきれない。
特許文献2のように、金属膜の上にカーボンブラックや染料、顔料を含有した樹脂(塗料を含む)を形成する場合、それらカーボンブラックや染料、顔料からの不純物、イオン性汚染が、製造されるデバイスやその製造設備へ影響を与えることが懸念される。
特許文献3,4のように、金属配線の上面および側面を覆うように反射防止膜を形成する場合、金属配線の上面だけでなく側面の反射率も低くできるが、金属配線のパターニングとは別の工程で、反射防止膜を金属配線に沿った形状にパターニングする必要があり、製造工程が複雑化する。また、反射防止膜を含めた配線幅が大きくなるため、例えばタッチパネルや透過型表示装置の開口率が低下し、かえって表示品位が低下することも懸念される。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、不純物汚染の心配のない比較的簡単なプロセスで形成可能であり、上面および側面の反射率の低い導電膜構造、並びにそれを用いた配線または電極を備える半導体装置を提供することを目的とする。
本発明に係る導電膜構造は、基板上に形成された導電膜と、前記導電膜の上面および側面の表層部のみに形成され、前記導電膜よりも反射率の低い反射防止層とを備え、前記反射防止層は、前記導電膜にインジウムまたはインジウム酸化物が導入された層である。
本発明によれば、導電膜の上面と側面の表層部に、当該導電膜とインジウム化合物とが反応して形成された反射防止層が形成されているため、反射防止層よりも内部の導電膜における電気的特性を損なうことがない。また、本発明に係る反射防止層は、導電膜をパターニングしてからインジウム化合物を成膜し、アニールを行った後に未反応のインジウム化合物を除去することによって形成できるため、パターニング工程(写真製版工程)の増加による製造工程の複雑化は伴わない。さらに、反射防止層はカーボンブラック、染料、顔料を含まないため、製造されるデバイスやその製造設備へのイオン汚染の問題も伴わない。さらに、導電膜の表層部を反応させて反射防止層にしているために、配線幅の増加も伴わず、例えばタッチパネルや透過型表示装置の配線または電極に用いた場合でも、それらの開口率の低下は抑制される。
実施の形態1に係る導電膜構造を模式的に示す断面図である。 実施の形態1に係る導電膜構造の反射率の波長依存性を示すグラフである。 実施の形態2に係る液晶表示装置のアクティブマトリックス基板の構成を示す平面図である。 実施の形態2に係る液晶表示装置のアクティブマトリックス基板の構成を示す断面図である。 実施の形態2の液晶表示装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態2の液晶表示装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態2の液晶表示装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態2の液晶表示装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態2の液晶表示装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態2の液晶表示装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態2の液晶表示装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態2の液晶表示装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態3の液晶表示装置の構造を示す断面図である。 実施の形態3の液晶表示装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態3の液晶表示装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態3の液晶表示装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態3の液晶表示装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態3の液晶表示装置の製造方法を示す断面図である。 実施の形態4のタッチパネルの構成を示す平面図である。 実施の形態4のタッチパネルの構成を示す断面図である。 実施の形態4のタッチパネル基板の製造方法を示す断面図である。 実施の形態4のタッチパネル基板の製造方法を示す断面図である。 実施の形態4のタッチパネル基板の製造方法を示す断面図である。 実施の形態4のタッチパネル基板の製造方法を示す断面図である。 実施の形態4のタッチパネル基板の製造方法を示す断面図である。 実施の形態4のタッチパネル基板の製造方法を示す断面図である。 実施の形態4のタッチパネル基板の製造方法を示す断面図である。 実施の形態4のタッチパネル基板の製造方法を示す断面図である。 実施の形態4のタッチパネル基板の製造方法を示す断面図である。 実施の形態4のタッチパネル基板の製造方法を示す断面図である。 実施の形態4のタッチパネル基板の製造方法を示す断面図である。 実施の形態4のタッチパネル基板の製造方法を示す断面図である。 実施の形態4のタッチパネル基板の製造方法を示す断面図である。 実施の形態5の半導体装置における導電膜構造を模式的に示す断面図である。 実施の形態6の半導体装置における導電膜構造を模式的に示す断面図である。
<実施の形態1>
本発明者らは、AlまたはAl合金(以下、「Al合金」と総称する)等からなる導電膜上に、少なくともインジウム化合物(例えばインジウム亜鉛酸化物(IZO)、インジウムスズ酸化物(ITO)等)をスパッタ法で積層させ、230℃以上のアニール(焼成処理)を施して、導電膜とインジウム化合物を反応させた後、未反応のインジウム化合物をエッチングにより除去すると、導電膜の表層部に、インジウムまたはインジウム酸化物を含む低反射層を形成できることを見出した。
図1は、本発明の実施の形態1に係る導電膜構造を模式的に示す断面図である。この導電膜構造は、半導体装置の配線および電極に用いることができる。図1のように、実施の形態1に係る導電膜構造は、透明絶縁性基板110上に形成されたAl合金等からなる導電膜111と、その導電膜111の上面および側面の表層部に形成された反射防止層111aとから構成されている。
反射防止層111aは、導電膜111上にインジウム化合物をスパッタ法で堆積し、230℃以上のアニールを施して導電膜111とインジウム化合物を界面反応させた後、未反応のインジウム化合物をエッチングで除去して得たものである。本実施の形態では、上記アニールは大気中で230℃、60分の条件で行い、インジウム化合物のエッチングは、エッチング液(例えば、関東化学株式会社製の「ITO−07N」)を用いたウェットエッチングとした。
図2は、実施の形態1に係る導電膜構造の反射率(対標準白色板比)の波長依存性を示すグラフである。図2において、実施例1(反射率L1)は、従来の配線材料であるAl合金からなる導電膜111に反射防止層111aを設けた導電膜構造であり、実施例2(反射率L2)は、窒化Alからなる導電膜111に反射防止層111aを設けた導電膜構造である。また、比較例1(反射率L11)は、反射防止層111aを有しない従来のAl合金からなる導電膜構造であり、比較例2(反射率L12)は、反射防止層111aを有しない窒化Al膜からなる導電膜構造である。なお、窒化Alは、従来のAl合金よりも反射率が低い(L11>L12)。
図2のように、比較例1は、波長300〜800nmの光に対する反射率が85%以上と高いが、実施例1は、比較例1に比べて反射率が低減されており、特に、波長300〜500nmの光に対する反射率(平均反射率)が50%以下に低減されている。同様に、実施例2は、比較例2に比べて反射率が低減されており、特に、波長300〜500nmの光に対する反射率が20%以下に抑えられている。
また、実施例2では、実施例1よりもさらに反射率が低減されている。つまり、実施の形態1の導電膜構造では、導電膜111として反射率がより低い金属を用いれば、反射防止層111aを設けた後の反射率をより低くできる。
このように、反射防止層111aを有する本実施の形態に係る導電膜構造は、反射防止層111aを有しない従来のものに比べて反射率が低い。よって、本実施の形態に係る導電膜構造を半導体装置の配線や電極に用いることによって、反射率の低い配線や電極を実現できる。また、反射防止層111aは、導電膜構造の表層部のみに形成されているため、導電膜111の材料に新たな元素を添加する場合とは異なり配線構造全体の抵抗値が増大することはない。よって、導電膜111の材料は、デバイスに必要とされる電気特性に応じて選択することが可能である。
また、反射防止層111aは、導電膜111を特定の形状(配線または電極の形状)にパターニングした後に、インジウム化合物の堆積とアニールを行うことで形成されるので、導電膜構造の上面と側面の両方に形成される。よって、導電膜構造の上面だけでなく側面の反射率を低減させることができる。
さらに、反射防止層111aは、導電膜111とインジウム化合物との反応により、導電膜111の表層部に自己整合的に形成され、余剰な未反応のインジウム化合物はウェットエッチングによって選択的に除去できる。つまり、反射防止層111aの形成にはパターニング工程(写真製版工程)は必要ない。そのため、製造工程の複雑化は抑えられており、生産能力を低下させることがない。また、反射防止層111aにはカーボンブラック、染料、顔料などを含まないため、製造されるデバイスやその製造設備へのイオン汚染の問題も伴わない。
<実施の形態2>
実施の形態2では、実施の形態1の導電膜構造(図1)を用いて形成した配線および電極を、液晶表示装置に適用する。ここでは、TN(Twisted Nematic)モードの透過型液晶表示装置のアクティブマトリックス基板に適用する例を示す。
図3は、実施の形態2に係る液晶表示装置に用いられるアクティブマトリックス基板100の構成を示す平面図である。また、図4は、アクティブマトリックス基板100の断面図であり、右から順に、図3に示すA1−A2線、B1−B2線およびC1−C2線に対応する各断面が示されている。
A1−A2線に沿った断面は、TFT10や透明画素電極12が配設された「画素領域」に対応する。B1−B2線に沿った断面は、ゲート配線21の端部に設けられるゲート端子22の形成領域に対応する。C1−C2線に沿った断面は、ソース配線61の端部に設けられるソース端子62の形成領域に対応する。
図3のように、アクティブマトリックス基板100には、平面視で横方向に延在する複数のゲート配線21と、平面視で縦方向に延在する複数のソース配線61とが、交差するように配設されている。隣り合う2本のゲート配線21と、隣り合う2本のソース配線61とによって規定される各領域が、画素領域となる。従って、アクティブマトリックス基板100には、複数の画素がマトリックス状に並ぶことになる。複数の画素が配設された領域を「表示領域」という。
画素領域には、透明画素電極12およびそれに接続したTFT10が配設されている。透明画素電極12は、画素領域の大半の部分を覆うように配置され、TFT10は、ゲート配線21とソース配線61との交点近傍に配置されている。
TFT10は、チャネルが形成される半導体能動膜4と、ゲート配線21に接続したゲート電極2と、ゲート端子22に接続したソース電極6と、透明画素電極12に接続したドレイン電極7とを有している。図3に示すように、ゲート電極2は、ゲート配線21の一部分によって構成されており、ソース電極6は、ソース配線61から分岐した部分によって構成されている。また、TFT10のドレイン電極7は、コンタクトホール81を介して透明画素電極12と接続している。この構成により、TFT10は、ゲート配線21に供給されるゲート信号(走査信号)に応じてオン/オフが切り替わり、TFT10がオンしたときにソース配線61に供給されている表示信号に応じた電圧(表示電圧)が透明画素電極12に与えられることになる。
また、アクティブマトリックス基板100には、透明画素電極12との間で表示電圧を保持する容量を形成する補助容量配線13が配設されている。補助容量配線13は、ゲート配線21と平行に延在しているが、各画素領域内では透明画素電極12の縁の部分と重複するように、平面視でΠ(パイ)字状に形成されている。
さらに、ゲート配線21の端部には、ゲート端子22が形成されており、その上にはコンタクトホール82を介してゲート端子22に接続したゲート端子パッド23が設けられている。同様に、ソース配線61の端部には、ソース端子62が形成されており、その上にはコンタクトホール83を介してソース端子62に接続したソース端子パッド63が設けられている。なお、ゲート端子22およびソース端子62は、アクティブマトリックス基板100の表示領域から数mm〜数十mm程度離れた位置に形成されている。
図4のように、アクティブマトリックス基板100は、ガラス等の透明絶縁性基板1を用いて形成されている。ゲート電極2、ゲート配線21、ゲート端子22および補助容量配線13は、同じ第1導電膜を用いて、透明絶縁性基板1上に形成されている。ゲート電極2、ゲート配線21、ゲート端子22を覆うように、例えばSiNx膜などからなる絶縁膜2(図3では不図示)が、透明絶縁性基板1の全面に形成されている。この絶縁膜3は、TFT10のゲート絶縁膜として機能するため、以下では「ゲート絶縁膜3」と称す。
TFT10の半導体能動膜4は、ゲート絶縁膜3の上に、ゲート電極2と重複するように形成されている。半導体能動膜4上には、ソース電極6およびドレイン電極7が形成されるが、半導体能動膜4におけるソース電極6との接続部分にはオーミック低抵抗膜46が設けられ、ドレイン電極7との接続部分にはオーミック低抵抗膜47が設けられている(図3では不図示)。半導体能動膜4は、例えば、不純物を含まないSi(シリコン)膜であり、オーミック低抵抗膜46,47は、例えば、不純物を添加したSi膜である。
ソース電極6、ドレイン電極7、ソース配線61およびソース端子62は、同じ第2導電膜を用いて、ゲート絶縁膜3上に形成されている。ソース電極6およびドレイン電極7は、一部が半導体能動膜4上に形成されており、ソース電極6はオーミック低抵抗膜46を介して半導体能動膜4に接続し、ドレイン電極7はオーミック低抵抗膜47を介してドレイン電極7に接続している。ソース電極6とドレイン電極7は離間しており、その間の半導体能動膜4の部分がバックチャネル部41である。
実施の形態2では、これら第2導電膜を用いて形成された各要素に対して、実施の形態1の導電膜構造(図1)を適用している。すなわち、ソース電極6、ドレイン電極7、ソース配線61およびソース端子62の上面および側面の表層部には、それぞれインジウムまたはインジウム酸化物を含む反射防止層6a,7a,61a,62aが形成されている。
ソース電極6、ドレイン電極7、ソース配線61およびソース端子62を覆うように、例えばSiNx膜などからなる層間絶縁膜11(図3では不図示)が、透明絶縁性基板1の全面に形成されている。層間絶縁膜11には、ドレイン電極7に達するコンタクトホール81(ドレイン電極コンタクトホール)、ゲート端子22に達するコンタクトホール82(ゲート端子コンタクトホール)、および、ソース端子62に達するコンタクトホール83(ソース端子コンタクトホール)が形成されている(コンタクトホール82は、層間絶縁膜11の下のゲート絶縁膜3も貫通している)。ドレイン電極7において、コンタクトホール81に露出した部分の反射防止層7aは除去されている。また、ソース端子62において、コンタクトホール83に露出した部分の反射防止層62aは除去されている。
透明画素電極12、ゲート端子パッド23およびソース端子パッド63は、同じ透明導電膜を用いて、層間絶縁膜11上に形成されている。透明画素電極12は、コンタクトホール81を介してドレイン電極7に接続している。ゲート端子パッド23は、コンタクトホール82を介してゲート端子22に接続している。ソース端子パッド63は、コンタクトホール83を介してソース端子62に接続している。
図示は省略するが、アクティブマトリックス基板100は、対向電極やカラーフィルター等を備えた対向基板とスペーサを介して貼り合わせられる。アクティブマトリックス基板100と対向基板との間の隙間に液晶が注入されて封止されることで液晶表示パネルが形成され、さらに液晶表示パネルの外側に偏光板、位相差板、バックライトユニット等を配設することによって液晶表示装置が完成する。
実施の形態2に係るアクティブマトリックス基板100においては、ソース電極6、ドレイン電極7、ソース配線61およびソース端子62が、上面および側面の表層部に反射防止層6a,7a,61a,62aを有しており、それらの光の反射率が低く抑えられている。また、反射防止層6a,7a,61a,62aは、ソース電極6、ドレイン電極7、ソース配線61およびソース端子62の上面だけでなく側面にも形成されているため、斜め方向からの光の反射も抑制される。従って、液晶表示装置の内部反射を軽減できるという効果が得られる。
特に、ソース電極6、ドレイン電極7およびソース配線61は表示領域に配設されるため、それらによる光の反射が抑制されることで、表示画面のコントラストの低下が防止される。また、TFT10のバックチャネル部41へ光が入射すると、オフ電流が増加するため表示電圧が低下して画質の劣化を招くが、ソース電極6、ドレイン電極7およびソース配線61による光の反射が抑制されることでこの問題の発生も防止される。
さらに、反射防止層6a,7a,61a,62aは、染料および顔料、カーボンブラックを含まないため、液晶表示装置の信頼性を低下させることがない。また、ソース電極6、ドレイン電極7、ソース配線61およびソース端子62を、別の反射防止膜で覆うのとは異なり、実質的な配線幅の増加がないので、液晶表示装置の開口率の低下は伴わない。
なお、本実施の形態では、TFT10がボトムゲート型TFTである例を示したが、本発明に係る導電膜構造は、トップゲート型のTFTを備えるアクティブマトリックス基板の配線および電極にも適用可能である。
以下、実施の形態2に係るアクティブマトリックス基板100の製造方法を説明する。図5〜図12は、その製造方法を示す断面図である。
まず、透明絶縁性基板1上に、ゲート電極2、補助容量配線13等の材料としての第1導電膜(例えばAl合金など)を成膜し、写真製版技術を用いてパターニングすることで、ゲート電極2、ゲート配線21、ゲート端子22、補助容量配線13を形成する。続いて、それらを覆うように、例えばSiNx膜などをCVD(Chemical Vapor Deposition)法で成膜することで、ゲート絶縁膜3を形成する。
次に、ゲート絶縁膜3上に、不純物を含まないSi膜と、不純物を添加したSi膜とをこの順に成膜し、それらを写真製版技術を用いてパターニングすることで、半導体能動膜4のパターンを形成する。このとき、半導体能動膜4の上に、不純物を添加したSi膜からなるオーミック低抵抗膜45が形成された構成となるが、この時点では、オーミック低抵抗膜45は、ソース電極6側とドレイン電極7側に分離されていない。
続いて、ソース電極6、ドレイン電極7等の材料としての第2導電膜91をスパッタ法で成膜する(図5)。例えば、第2導電膜91として、Al合金を200nmの厚さで成膜する。そして、写真製版技術を用いて第2導電膜91をパターニングすることで、ソース電極6、ドレイン電極7、ソース配線61およびソース端子62を形成し、さらに、ドライエッチングにより、ソース電極6とドレイン電極7との間に露出したオーミック低抵抗膜45を除去する。それにより、オーミック低抵抗膜45がソース電極6側のオーミック低抵抗膜46とドレイン電極7側のオーミック低抵抗膜47とに分離されると共に、半導体能動膜4のバックチャネル部41が露出する(図6)。その結果、透明絶縁性基板1上にTFT10が形成される。
次に、ソース電極6、ドレイン電極7、ソース配線61およびソース端子62を覆うように、インジウム化合物92をスパッタ法にて成膜する(図7)。このとき、ソース電極6、ドレイン電極7、ソース配線61およびソース端子62は、上面だけでなく側面もインジウム化合物92によって覆われる。例えば、インジウム化合物92として、IZOを80nmの厚さで成膜する。
そして、230℃以上のアニールによるベーク処理を行うことで、ソース電極6、ドレイン電極7、ソース配線61およびソース端子62とインジウム化合物92とを界面反応させる。それにより、ソース電極6、ドレイン電極7、ソース配線61およびソース端子62の上面および側面の表層部に、反射防止層6a,7a,61a,62aが形成される(図8)。このアニールによってインジウム化合物92が結晶化すると、弱酸でのエッチングが困難となるため、アニールの温度は、インジウム化合物92の結晶化温度以下であることが望ましい。本実施の形態では230℃とした。
その後、未反応のインジウム化合物92をエッチングにより除去する(図9)。本実施の形態では、シュウ酸系のエッチング液であるITO−07N(関東化学株式会社製)に、透明絶縁性基板1を25℃で1分間浸漬させることによって、インジウム化合物92を除去した。
続いて、層間絶縁膜11をCVD法で成膜する(図10)。例えば、層間絶縁膜11として、SiNx膜を400nmの厚さで成膜する。そして、写真製版技術を用いたドライエッチングにより、層間絶縁膜11およびゲート絶縁膜3に、コンタクトホール81〜83を形成する(図11)。このドライエッチングの際、コンタクトホール81に露出したドレイン電極7の反射防止層7a、並びに、コンタクトホール83に露出したソース端子62の反射防止層62aは除去する。
その後、コンタクトホール81〜83内を含む層間絶縁膜11上に、透明画素電極12等の材料としての透明導電膜を成膜し、それを写真製版技術を用いてパターニングすることにより、透明画素電極12、ゲート端子パッド23およびソース端子パッド63を形成する(図12)。透明画素電極12は、コンタクトホール81を介してドレイン電極7に接続され、ゲート端子パッド23はコンタクトホール82を介してゲート端子22に接続され、ソース端子パッド63はコンタクトホール83を介してソース端子62に接続される。このとき、コンタクトホール81〜83の底部にはインジウムを含む反射防止層が形成されていないため、良好な電気的接続が得られる。
以上により、反射率の低いソース電極6、ドレイン電極7、ソース配線61およびソース端子62を備えた実施の形態2のアクティブマトリックス基板100が完成する。
このように、実施の形態2のアクティブマトリックス基板100の製造方法では、従来の(反射防止層を有しない)アクティブマトリックス基板の製造方法に対し、パターニング工程の回数を増やすことなく、ソース電極6、ドレイン電極7、ソース配線61およびソース端子62に反射防止層6a,7a,61a,62aを設けることができる。よって、製造工程の複雑化およびそれに伴う製造コストの増加は抑制されている。
実施の形態2においては、TNモードの液晶表示装置のアクティブマトリックス基板の例を示したが、本発明は、他の液晶駆動モード、例えばIPS(In-Plane Switching)モード(「IPS」は登録商標)やFFS(Fringe Field Switching)方モード、VA(Vertical Alignment)モードのアクティブマトリックス基板に対しても適用可能である。すなわち、液晶の駆動モード(液晶分子の配向方向や駆動方法)に関係なく、本発明に係る導電膜構造を用いた配線を適用することができる。また、本発明に係る導電膜構造は、液晶表示装置だけでなく、例えば有機ELディスプレイなどの他の表示装置の配線および電極に適用しても、同様に反射低減の効果が得られる。
<実施の形態3>
上記の実施の形態2では、実施の形態1に係る導電膜構造(図1)を、アクティブマトリックス基板100のソース電極6、ドレイン電極7、ソース配線61およびソース端子62、つまり第2導電膜で形成する要素に適用した。実施の形態3では、さらに、第1導電膜で形成する要素、すなわちゲート電極2、ゲート配線21およびゲート端子22に適用する。
実施の形態3でも、TNモードの透過型液晶表示装置のアクティブマトリックス基板100を例として示す。実施の形態3のアクティブマトリックス基板100の平面構造は図3と同様である。
図13は、実施の形態3に係るアクティブマトリックス基板100の構成を示す断面図であり、右から順に、図3に示すA1−A2線、B1−B2線およびC1−C2線に対応する各断面が示されている。図13においては、図3および図4に示したものと同様の要素には、同一符号を付してあるので、それらの説明は省略する。
図13から分かるように、実施の形態3のアクティブマトリックス基板100の構成は実施の形態2(図4)とほぼ同様であるが、第1導電膜からなるゲート電極2、補助容量配線13、ゲート配線21およびゲート端子22の上面および側面の表層部に、インジウムまたはインジウム酸化物を含む反射防止層2a,13a,21a,22aがそれぞれ形成されている。ただし、ゲート端子22におけるコンタクトホール82に露出した部分の反射防止層22aは除去されている。それにより、ゲート端子22とゲート端子パッド23との間で、良好な電気的接続が得られる。
また、第2導電膜からなるソース電極6、ドレイン電極7、ソース配線61およびソース端子62には、実施の形態2と同様に、反射防止層6a,7a,61a,62aがそれぞれ形成されている。
従って、実施の形態2と同様に、液晶表示装置の内部反射を軽減できるという効果が得られるが、ゲート電極2、補助容量配線13、ゲート配線21およびゲート端子22にも反射防止層2a,13a,21a,22aが設けられているため、その効果は実施の形態2よりも向上される。
特に、ゲート電極2、ゲート配線21および補助容量配線13は表示領域に配設されるため、それらによる光の反射が抑制されることで、表示画面のコントラストの低下が防止される効果が向上する。また、ソース電極6およびドレイン電極7で反射したバックライトの光がさらにゲート電極2で反射して半導体能動膜4に入射するといった内部多重反射が抑制されるため、TFT10のバックチャネル部41にさらに光が入射し難くなるという効果も得られる。
さらに、ゲート電極2、補助容量配線13、ゲート配線21およびゲート端子22が有する反射防止層2a,13a,21a,22aも、染料および顔料、カーボンブラックを含まないため、液晶表示装置の信頼性を低下させることがない。また、ゲート電極2、補助容量配線13、ゲート配線21およびゲート端子22を、別の反射防止膜で覆うのとは異なり、実質的な配線幅の増加がないので、液晶表示装置の開口率の低下は伴わない。
なお、本実施の形態では、TFT10がボトムゲート型TFTである例を示したが、本発明に係る導電膜構造は、トップゲート型のTFTを備えるアクティブマトリックス基板の配線および電極にも適用可能である。
以下、実施の形態3に係るアクティブマトリックス基板100の製造方法を説明する。図14〜図18は、その製造方法を示す断面図である。
まず、ゲート電極2、補助容量配線13等の材料としての第1導電膜93をスパッタ法にて成膜する(図14)。例えば、第1導電膜93として、Al合金を200nmの厚さで成膜する。次に、写真製版技術を用いて、第1導電膜93をパターニングすることにより、ゲート電極2、ゲート配線21、ゲート端子22および補助容量配線13を形成する(図15)。
続いて、ゲート電極2、ゲート配線21、ゲート端子22および補助容量配線13を覆うように、インジウム化合物94をスパッタ法にて成膜する(図16)。例えば、インジウム化合物94として、IZOを80nmの厚さで成膜する。そして、230℃以上のアニールを行うことで、ゲート電極2、ゲート配線21、ゲート端子22および補助容量配線13とインジウム化合物94とを界面反応させる。それにより、ゲート電極2、ゲート配線21、ゲート端子22および補助容量配線13の表層部に、反射防止層2a,13a,21a,22aが形成される(図17)。このアニールによってインジウム化合物94が結晶化すると、弱酸でのエッチングが困難となるため、アニールの温度は、インジウム化合物94の結晶化温度以下であることが望ましい。本実施の形態では230℃とした。
その後、未反応のインジウム化合物94をエッチングにより除去する(図18)。本実施の形態では、ITO−07N(関東化学株式会社製)に、透明絶縁性基板1を25℃で1分間浸漬させることによって、インジウム化合物94を除去した。
以降は、実施の形態2のアクティブマトリックス基板100の製造方法と同様である。すなわち、図5〜図6を用いて説明した工程と同様の手法により、半導体能動膜4、オーミック低抵抗膜46,47、ソース電極6、ドレイン電極7、ソース配線61およびソース端子62を形成し、図7〜図9を用いて説明した工程と同様の手法により、ソース電極6、ドレイン電極7、ソース配線61およびソース端子62の上面および側面の表層部に反射防止層6a,7a,61a,62aを形成する。そして、図10〜図12を用いて説明した工程と同様の手法により、層間絶縁膜11、コンタクトホール81〜83、透明画素電極12、ゲート端子パッド23およびソース端子パッド63を形成する。その結果、図13に示したアクティブマトリックス基板100が完成する。
なお、実施の形態3もTNモード以外の液晶表示装置や、有機ELディスプレイなどの他の表示装置に対しても適用可能である。
<実施の形態4>
実施の形態4においては、実施の形態1の導電膜構造(図1)を、PCT方式のタッチパネルに適用する。具体的には、指などの指示体によるタッチを検出するための検出配線が配設されるタッチパネル基板に適用する。
図19は、実施の形態4に係るタッチパネルのタッチパネル基板200の構成を示す平面図である。図20は、当該タッチパネル基板200の断面図であり、右から順に、図19に示すD1−D2線、E1−E2線およびF1−F2線に対応する各断面が示されている。
図19に示すように、タッチパネル基板200は、平面視で横方向(行方向)に延在する複数の第1検出配線210と、縦方向(列方向)に延在する複数の第2検出配線220とを備えており、第1検出配線210と第2検出配線220とが絶縁膜(図19では不図示)を介して交差するように配設されている。
D1−D2線に沿った断面は、第1検出配線210および第2検出配線220が交差するように配設された「タッチ検出領域」に対応する。E1−E2線に沿った断面は、第2検出配線220の端部に設けられる第2検出配線端子221の形成領域に対応する。F1−F2線に沿った断面は、第1検出配線210の端部に設けられる第1検出配線端子211の形成領域に対応する。
第1検出配線端子211および第2検出配線端子221は、タッチ検出領域からある程度離れた位置に形成されている。また、タッチパネル基板200を用いて構成されるタッチパネルが液晶表示装置等の表示装置に取り付けられる際、タッチ検出領域が表示装置の表示領域に重なるように位置合わせされる。
ここでは、直線状の第1検出配線210の上方に、直線状の第2検出配線220が配設され、それらが互いに直交する例を示しているが、第1検出配線210と第2検出配線220との上下関係は逆でもよいし、それらは斜めに交差してもよい。また、第1検出配線210および第2検出配線220の形状は直線状でなくてもよく、例えばジグザグな配線パターンであってもよい。
図20のように、タッチパネル基板200は、透明絶縁性基板201を用いて形成されており、第1検出配線210および第1検出配線端子211は、透明絶縁性基板201上に、同じ第1導電膜を用いて形成されている。第1検出配線210および第1検出配線端子211は、層間絶縁膜202で覆われている。第2検出配線220および第2検出配線端子221は、層間絶縁膜202上に、同じ第2導電膜を用いて形成されている。第2検出配線220および第2検出配線端子221は、保護絶縁膜203で覆われている。層間絶縁膜202および保護絶縁膜203には、第1検出配線端子211に達するコンタクトホール204と、第2検出配線端子221に達するコンタクトホール205が形成されており、それによって、第1検出配線端子211および第2検出配線端子221に対する信号の入出力が可能になっている。
実施の形態4では、実施の形態1の導電膜構造(図1)を、第1検出配線210、第1検出配線端子211、第2検出配線220および第2検出配線端子221に適用している。すなわち、第1検出配線210および第1検出配線端子211は、その上面および側面の表層部に、インジウムまたはインジウム酸化物を含む反射防止層210a,221aを有している。同様に、第2検出配線220および第2検出配線端子221は、その上面および側面の表層部に、インジウムまたはインジウム酸化物を含む反射防止層220a,221aを有している。
なお、第1検出配線端子211におけるコンタクトホール204に露出した部分では、反射防止層211aは除去されており、第2検出配線端子221におけるコンタクトホール205に露出した部分では、反射防止層221aは除去されている。それにより、第1検出配線端子211および第2検出配線端子221とそれに接続される外部配線(不図示)との間で、良好な電気的接触が得られる。
実施の形態4のタッチパネル基板200によれば、反射防止層210a,211a,220a,221aによって、第1検出配線210、第1検出配線端子211、第2検出配線220および第2検出配線端子221の反射光が低減される。特に、第1検出配線210および第2検出配線220は、表示装置の表示領域に重ねて配置されるタッチ領域に配設されているため、それらによる光の反射が抑制されることで、タッチパネル付表示装置のコントラストの低下が抑えられる。
特に、第1検出配線210および第2検出配線220として、Al合金等の低抵抗な金属を用いることで、タッチパネルの大型化を実現できる。また、検出配線として透明導電膜を用いる場合に比べ、透過率低下が少なく、タッチパネル付表示装置の表示品位を阻害しない。また、第1検出配線210および第2検出配線220の反射率が低いことで、それらの視認されることも防止でき、それによっても、タッチパネル付表示装置の表示品位を向上させることができる。
本実施の形態に係るタッチパネル基板200を用いたタッチパネルと、実施の形態2または3に係るアクティブマトリックス基板100を用いた表示装置とを組み合わせて、タッチパネル付表示装置を構成すれば、より効果的である。
以下、実施の形態4に係るタッチパネル基板200の製造方法を説明する。図21〜図33は、その製造方法を示す断面図である。
まず、透明絶縁性基板201上に、第1検出配線210および第1検出配線端子211の材料としての第1導電膜231をスパッタ法にて成膜する(図21)。例えば、第1導電膜231として、Al合金を30nmの厚さで成膜する。
次に、写真製版技術を用いて第1導電膜231をパターニングすることで、第1検出配線210および第1検出配線端子211を形成する(図22)。続いて、第1検出配線210および第1検出配線端子211を覆うように、インジウム化合物232をスパッタ法にて成膜する(図23)。例えば、インジウム化合物232としては、IZOを80nmの厚さで成膜する。
その後、230℃以上のアニールによるベーク処理を行い、第1検出配線210および第1検出配線端子211とインジウム化合物232とを界面反応させる。それにより、第1検出配線210、第1検出配線端子211および第2検出配線220の上面および側面の表層部に、反射防止層210a,211aが形成される(図24)。このアニールによってインジウム化合物232が結晶化すると、弱酸でのエッチングが困難となるため、アニールの温度は、インジウム化合物232の結晶化温度以下であることが望ましい。本実施の形態では230℃とした。
続いて、エッチング法を用いて、未反応のインジウム化合物232を除去する(図25)。本実施の形態では、ITO−07N(関東化学株式会社製)に、透明絶縁性基板201を25℃で1分間浸漬させることによって、インジウム化合物232を除去した。
その後、CVD法を用いて、層間絶縁膜202を形成する(図26)。例えば、層間絶縁膜202として、SiOx膜を400nmの厚さで成膜する。
次に、層間絶縁膜202上に第2検出配線220および第2検出配線端子221の材料としての第2導電膜233をスパッタ法にて成膜する(図27)。例えば、第2導電膜233として、Al合金を400nmの厚さで形成する。
そして、写真製版技術を用いて第2導電膜233をパターニングすることで、第2検出配線220および第2検出配線端子221を形成する(図28)。続いて、第2検出配線220および第2検出配線端子221を覆うように、インジウム化合物234をスパッタ法にて成膜する(図29)。例えば、インジウム化合物234として、IZOを80nmの厚さで成膜する。
その後、230℃以上のベーク処理を行うことで、第2検出配線220および第2検出配線端子221とインジウム化合物234とを界面反応させる。それにより、第2検出配線220および第2検出配線端子221の上面および側面の表層部に、反射防止層220a,221aが形成される(図30)。このアニールによってインジウム化合物234が結晶化すると、弱酸でのエッチングが困難となるため、アニールの温度は、インジウム化合物234の結晶化温度以下であることが望ましい。本実施の形態では230℃とした。
続いて、エッチング法を用いて、未反応のインジウム化合物234を除去する(図31)。本実施の形態では、ITO−07N(関東化学株式会社製)に、透明絶縁性基板201を25℃で1分間浸漬させることによって、インジウム化合物234を除去した。
その後、CVD法を用いて、保護絶縁膜203を形成する(図32)。例えば、保護絶縁膜203として、SiOx膜を600nmの厚さで成膜する。そして、写真製版技術を用いて、保護絶縁膜203および層間絶縁膜202をドライエッチングすることにより、第1検出配線端子211に達するコンタクトホール204、および第2検出配線端子221に達するコンタクトホール205を形成する(図33)。このドライエッチングの際、コンタクトホール204,205に露出した第1検出配線端子211および第2検出配線端子221の反射防止層211a,221aは除去する。
本実施の形態では、層間絶縁膜と保護絶縁膜にSiOx膜を用いたが、シシロキサン系ポリマーを用いてもよい。シロキサン系ポリマーは、耐熱性が高く、かつ平坦化性に優れている。
<実施の形態5>
実施の形態1では、単層構造の導電膜111の表層部にインジウムまたはインジウム酸化物を含む反射防止層111aを形成した構造としたが、実施の形態5では、多層構造の導電膜に対して、インジウムまたはインジウム酸化物を含む反射防止膜を形成する。具体的には、Al合金等の金属の上層に、それよりも反射率の低い金属を積層してなる多層構造の導電膜に適用する。
図34は、実施の形態5に係る導電膜構造を示す断面図である。図34のように、実施の形態5に係る導電膜構造は、透明絶縁性基板110上に形成された、第1導電膜121および第2導電膜122からなる二層構造の導電膜と、その上面および側面に形成されたインジウムまたはインジウム酸化物を含む反射防止層とから構成されている。本実施の形態において、下層の第1導電膜121はAl合金等の金属からなっており、上層の第2導電膜122は第1導電膜121よりも反射率が低い窒化Alからなっている。よって、反射防止層は、第1導電膜121の側面の表層部に形成された第1反射防止層121aと、第2導電膜122の上面および側面の表層部に形成された第2反射防止層122aとから構成される。
第1反射防止層121aおよび第2反射防止層122aは、第1導電膜121および第2導電膜122からなる二層構造の導電膜上に、インジウム化合物(例えば、IZO、インジウム亜鉛酸化物)をスパッタ法で堆積し、230℃以上のアニールを行って導電膜とインジウム化合物とを反応させた後、未反応のインジウム化合物を除去することによって形成できる。本実施の形態において、上記アニールは、大気中で230℃、60分の条件で行い、インジウム化合物の除去は、ITO−07N(関東化学製)を用いたウェットエッチングにより行った。
なお、第1導電膜121および第2導電膜122からなる二層構造の導電膜は、それらの各材料を順次成膜し、写真製版技術を用いて特定の形状(配線または電極の形状)にパターニングすることによって形成される。本実施の形態では、第1導電膜121として、スパッタ法によりAl合金を200nmの厚さに成膜し、その後、第2導電膜122として、窒素雰囲気化でのスパッタ法により窒化Alを50nmの膜厚に成膜した。このように、第1導電膜121と第2導電膜122とを同じ金属(ここではAl)を主成分とする膜にすることで、それらのパターニングを、途中でエッチング液を変更しない1回のエッチングで実施することができる。
実施の形態1で説明したように、本発明に係る導電膜構造では、導電膜として反射率がより低い金属を用いれば、それに反射防止層を設けた後の反射率はより低くなる。よって、実施の形態5に係る導電膜構造では、第1導電膜121(Al合金)の表層部の第1反射防止層121aよりも、第2導電膜122(窒化Al)の表層部の第2反射防止層122aの方が反射率が低くなり、導電膜構造の上面での反射を効果的に抑制することができる。また、窒化Alは、窒素含有量が多くなると反射率は低下するが、その反面、電気抵抗は増大する。よって、導電膜の全体を窒化Alとせずに、実施の形態5のように低抵抗なAl合金との積層構造とすることで、抵抗値の増大を抑制しつつ、反射率の小さい導電膜構造を実現できる。
実施の形態5に係る導電膜構造は、上記の実施の形態2〜4のいずれにも適用可能である。また、ここでは本発明を二層構造の導電膜に適用した例示したが、最上層に反射率の低い層が配設されていれば、三層以上の多層構造からなる導電膜でも同様の効果が得られる。
<実施の形態6>
実施の形態6では、Al合金等の金属の上層と下層の両方に、その金属よりも反射率の低い金属が配設されてなる多層構造の導電膜に適用する。
図35は、実施の形態6に係る導電膜構造を示す断面図である。図35のように、実施の形態6に係る導電膜構造は、透明絶縁性基板110上に形成された、第1導電膜121、第2導電膜122および第3導電膜123からなる三層構造の導電膜と、その上面および側面に形成されたインジウムまたはインジウム酸化物を含む反射防止層とから構成されている。本実施の形態において、中層の第2導電膜122はAl合金等の金属からなっており、下層の第1導電膜121と上層の第3導電膜123は、第2導電膜122よりも反射率が低い窒化Alからなっている。よって、反射防止層は、第1導電膜121の側面の表層部に形成された第1反射防止層121aと、第2導電膜122の側面の表層部に形成された第2反射防止層122aと、第3導電膜123の上面および側面の表層部に形成された第3反射防止層123aとから構成される。
第1反射防止層121a、第2反射防止層122aおよび第3反射防止層123aは、第1導電膜121、第2導電膜122および第3導電膜123からなる三層構造の導電膜上に、インジウム化合物(例えば、IZO、インジウム亜鉛酸化物)をスパッタ法で堆積し、230℃以上のアニールを行って導電膜とインジウム化合物とを反応させた後、未反応のインジウム化合物を除去することによって形成できる。本実施の形態において、上記アニールは、大気中で230℃、60分の条件で行い、インジウム化合物の除去は、ITO−07N(関東化学製)を用いたウェットエッチングにより行った。
なお、第1導電膜121、第2導電膜122および第3導電膜123からなる三層構造の導電膜は、それらの各材料を順次成膜し、写真製版技術を用いて特定の形状(配線または電極の形状)にパターニングすることによって形成される。本実施の形態では、第1導電膜121として、窒素雰囲気のスパッタ法により窒化Alを50nmの厚さに成膜し、第2導電膜122として、スパッタ法によりAl合金を200nmの厚さに成膜し、第3導電膜123として、窒素雰囲気化でのスパッタ法により窒化Alを50nmの膜厚に成膜した。このように、第1導電膜121、第2導電膜122および第3導電膜123を同じ金属(ここではAl)を主成分とする膜にすることで、それらのパターニングを、途中でエッチング液を変更しない1回のエッチングで実施することができる。
実施の形態6に係る導電膜構造では、実施の形態5と同様に導電膜構造の上面での反射を効果的に抑制できるという効果に加え、下面に反射率の低い窒化Alの層が配設されているため、底面の反射率も小さくできるという効果が得られる。
実施の形態6に係る導電膜構造も、上記の実施の形態2〜4のいずれにも適用可能である。また、ここでは本発明を三層構造の導電膜に適用した例示したが、最上層および最下層に反射率の低い層が配設されていれば、四層以上の多層構造からなる導電膜でも同様の効果が得られる。
以上の説明では、導電膜と反応させるインジウム化合物としてIZOを用いた例で説明したが、それに代えて、例えばITZO、IGZO、IGOなどのインジウム酸化物を用いてもよく、同様に導電膜の表層部に反射防止層を形成することができる。また、インジウム化合物(IZO)を堆積させる厚さは80nmに限られず、反射防止層を設ける導電膜の表層部を十分に被覆できればよい。例えば、40nmでも同様の効果が得られることが確認されており、インジウム化合物の使用量を減らすことでコスト削減を図ることができる。
インジウム化合物は結晶化すると弱酸(シュウ酸)で除去できなくなるため、ITO(結晶化温度220℃)を用いる場合は、230℃以上のアニールを行うとその除去が困難になる。アニールを行わない場合は、アニールを行った場合ほど反射率低減の効果は得られないが、金属膜の反射率を低減する一定の効果は得られた。また、インジウム化合物を導電膜の表層部に含ませる方法としては、上で示した方法の他、イオン注入法などでもよい。
また、上で示した各図では、導電膜構造(配線または電極)の側面が垂直(基板に対して90度)となっているが、傾斜していてもよい(断面形状がテーパー状でもよい)。側面の傾斜角が小さい(傾斜が緩やか)場合、側面の面積が大きくなり、光が反射しやすくなるため、傾斜角は60度以上であることが望ましい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
110 透明絶縁性基板、111 導電膜、111a 反射防止層、121 第1導電膜、121a 第1反射防止層、122 第2導電膜、122a 第2反射防止層、123 第3導電膜、123a 第3反射防止層、1 透明絶縁性基板、2 ゲート電極、21 ゲート配線、22 ゲート端子、23 ゲート端子パッド、3 ゲート絶縁膜、4 半導体能動膜、41 バックチャネル部、46,47 オーミック低抵抗膜、6 ソース電極、61 ソース配線、62 ソース端子、63 ソース端子パッド、7 ドレイン電極、10 TFT、11 層間絶縁膜、12 透明画素電極、13 補助容量配線、81〜83,204,205 コンタクトホール、2a,13a,21a,22a,6a,7a,61a,62a,210a,211a,220a,221a 反射防止層、100 アクティブマトリックス基板、200 タッチパネル基板、201 透明絶縁性基板、202 層間絶縁膜、203 保護絶縁膜、210 第1検出配線、211 第1検出配線端子、220 第2検出配線、221 第2検出配線端子。

Claims (15)

  1. 基板上に形成された導電膜と、
    前記導電膜の上面および側面の表層部のみに形成され、前記導電膜よりも反射率の低い反射防止層とを備え、
    前記反射防止層は、前記導電膜にインジウムまたはインジウム酸化物が導入された層である
    ことを特徴とする導電膜構造。
  2. 前記反射防止層は、前記導電膜とインジウム化合物とが反応して形成された層である
    請求項1記載の導電膜構造。
  3. 前記反射防止層は、前記導電膜にインジウムまたはインジウム酸化物をイオン注入して形成された層である
    請求項1記載の導電膜構造。
  4. 前記導電膜は、最上層に他の層よりも反射率の低い導電膜を備える多層構造である
    請求項1から請求項3のいずれか一項記載の導電膜構造。
  5. 前記導電膜は、最上層と最下層に他の層よりも反射率の低い導電膜を備える多層構造である
    請求項1から請求項3のいずれか一項記載の導電膜構造。
  6. 前記反射率の低い導電膜は、窒素を含む導電膜である
    請求項4または請求項5記載の導電膜構造。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項記載の導電膜構造を用いて形成された配線または電極を備える半導体装置。
  8. 薄膜トランジスタと、
    前記薄膜トランジスタのソース電極に接続したソース配線と、
    前記薄膜トランジスタのドレイン電極に接続した画素電極とを備え、
    前記薄膜トランジスタの前記ソース電極およびドレイン電極、並びに前記ソース配線が、請求項1から請求項6のいずれか一項記載の導電膜構造を用いて形成されている
    ことを特徴とするアクティブマトリックス基板。
  9. 前記薄膜トランジスタのゲート電極に接続したゲート配線をさらに備え、
    前記薄膜トランジスタの前記ゲート電極、並びに前記ゲート配線も、請求項1から請求項6のいずれか一項記載の導電膜構造を用いて形成されている
    請求項8記載のアクティブマトリックス基板。
  10. 絶縁膜を介して交差する第1検出配線および第2検出配線を備えた静電容量方式のタッチパネル基板であって、
    前記第1検出配線および前記第2検出配線が、請求項1から請求項6のいずれか一項記載の導電膜構造を用いて形成されている
    ことを特徴とするタッチパネル基板。
  11. 請求項8または請求項9に記載のアクティブマトリックス基板を用いて構成された表示装置と、
    請求項10に記載のタッチパネル基板を用いて構成されたタッチパネルとを備える
    ことを特徴とするタッチパネル付表示装置。
  12. (a)基板上に導電膜を形成する工程と、
    (b)前記導電膜をパターニングして配線または電極を形成する工程と、
    (c)前記配線または電極上にインジウム化合物を形成する工程と
    (d)前記配線または電極と前記インジウム化合物とを反応させるアニールを行う工程と、
    (e)前記工程(d)の後に、未反応のインジウム化合物を除去するエッチングを行う工程と、
    を備える配線または電極の形成方法。
  13. 前記工程(a)で形成される前記導電膜は、最上層に他の層よりも反射率の低い導電膜を備える多層構造である
    請求項12記載の配線または電極の形成方法。
  14. 前記工程(a)で形成される前記導電膜は、最上層と最下層に他の層よりも反射率の低い導電膜を備える多層構造である
    請求項12記載の配線または電極の形成方法。
  15. 前記反射率の低い導電膜は、窒素を含む導電膜である
    請求項13または請求項14記載の配線または電極の形成方法。
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