JP6303814B2 - 認識装置、認識方法、プログラムおよび認識システム - Google Patents
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本発明による認識装置あるいは認識システムは、紙葉状の媒体の所定領域における手記入の有無を認識する機能を有し、一実施形態として、帳票の各記入枠にマークが記入されているか否かを認識するためのマーク認識装置に適用され得る。以下、図1〜図5を参照し、本発明の実施形態によるマーク認識装置の構成を説明する。
イメージスキャナ30は、帳票32を光学的に読取ることにより、カラーで表現された帳票画像データ(以下、単に帳票画像と称する。)を生成する。帳票32は、記入者が意図する情報を記入するための紙葉状の媒体の一例である。ここで、図2を参照し、帳票32の構成例を説明する。
操作部216は、マーク認識装置20のオペレータにより入力操作が行われる構成である。オペレータは、この操作部216を操作することにより、後述するフォーマット情報の入力および画像の入力などの処理の開始を指示することができる。なお、操作部216は、例えばキーボードまたはマウスなどに相当し得る。
表示部220は、マーク認識装置20のオペレータに対して情報を表示する構成である。この表示部220は、例えば液晶表示ディスプレイに相当し得る。
制御部224は、マーク認識装置20の動作全般を制御する。例えば、制御部224は、フォーマット情報入力部228、画像入力部236、記入枠切出し部244、画像処理部252、画素抽出部260およびマーク認識部264などが行う動作を制御する。
フォーマット情報入力部228は、操作部216に対するオペレータ操作に基づく制御部224からの指示に従い、フォーマット情報の入力を受け付け、入力されたフォーマット情報をフォーマット情報格納部232に格納する。フォーマット情報は、帳票32における各記入枠34の識別情報と、各記入枠34の内側範囲を示す位置情報とが関連付けられた情報である。各記入枠34の位置情報は、例えば帳票画像における所定の原点(例えば、左上の頂点)を基準とした座標値で表現され得る。
フォーマット情報格納部232は、上述したフォーマット情報を格納するメモリである。
画像入力部236は、イメージスキャナ30により生成されたカラーの帳票画像が入力され、当該帳票画像を入力画像メモリ240に格納する。なお、操作部216に対するオペレータ操作に基づいて制御部224がイメージスキャナ30に対して帳票32の読取を指示し、当該指示に基づいて生成された帳票画像が画像入力部236に入力される。
入力画像メモリ240は、上述した帳票画像を格納するメモリである。
記入枠切出し部244は、フォーマット情報格納部232に格納されたフォーマット情報に基づき、入力画像メモリ240に格納された帳票画像から、各記入枠34に相当する領域を1つずつ切出す。ここで、図3を参照し、記入枠切出し部244の切出しにより得られる切出しカラー画像の具体例を説明する。
切出しカラー画像メモリ248は、記入枠切出し部244の切出しにより得られる切出しカラー画像を格納するメモリである。
画像処理部252は、切出しカラー画像メモリ248に格納されている各切出しカラー画像に対して2値化処理を施す。具体的は、画像処理部252は、各切出しカラー画像において、輝度(画素値)が閾値より高い画素を白画素(第1の値)に設定し、他の画素を黒画素(第2の値)に設定する。ここで、図4を参照し、画像処理部252の2値化処理により得られる2値画像の具体例を説明する。
2値画像メモリ256は、画像処理部252の2値化処理により得られた2値画像を格納するメモリである。
画素抽出部260は、切出しカラー画像メモリ248に格納された切出しカラー画像のうちで、2値画像メモリ256に格納された2値画像における黒画素に対応する画素を抽出する。かかる構成により、切出しカラー画像において、ガイドライン36またはマーク38が形成された画素が抽出される。なお、画素抽出部260は、後述するマーク認識部264により、黒画素数に基づいて「記入有り」と認識された記入枠34の切出しカラー画像を除き、上記の画素の抽出を行ってもよい。
マーク認識部264は、帳票32の各記入枠34内の記入状態を認識する。このマーク認識部264は、複数の手法により各記入枠34内の記入状態を認識することが可能である。以下、マーク認識部264が行い得る複数の認識手法について説明する。
マーク38が記入された記入枠34の2値画像においては、ガイドライン36を形成する画素に加え、マーク38を形成する画素も黒画素であるので、マーク38が記入されていない記入枠34よりも黒画素数が多くなり得る。
上記の第1の認識手法により、ガイドライン36からずれて記入されたマーク38は高精度に認識することが可能である。一方、図4の「2.C」に示したように、マーク38がガイドライン36に重ねて記入された記入枠34の黒画素数と、マーク38が記入されていない「1.A」などの他の記入枠34の黒画素数とには大差が生じない。このため、上記の第1の認識手法のみでは、図4の「2.C」のようにマーク38がガイドライン36に重ねて記入された記入枠34が「記入無し」と誤認識される恐れがある。
以上、本発明の実施形態によるマーク認識装置20の構成を説明した。続いて、図6および図7を参照し、本発明の実施形態によるマーク認識装置20の動作を整理する。
以上、本発明の実施形態によるマーク認識装置20の構成および動作を説明した。上述した本発明の実施形態によるマーク認識装置20の構成および動作は、多様な形態に応用可能である。以下、図8〜図11を参照し、本発明の実施形態によるマーク認識装置20の第1の応用例および第2の応用例を説明する。
上述したように、ボールペンなどの筆記具により人的に記入されたマーク38の色ムラに対し、事前に機械印刷されたガイドライン36の色むらは低いと考えられる。しかし、機械印刷の特性に起因し、ガイドライン36においても、ガイドライン36のエッジ部は色の状態が不安定になることがある。このため、ガイドライン36のエッジ部の存在は、ガイドライン36の輝度分布の程度を広げ得る。すなわち、ガイドライン36のエッジ部の存在により、ガイドライン36のみの記入枠34での輝度分布と、マーク38が記入された記入枠34での輝度分布との差分が小さくなり得る。しかし、輝度分布の差分に基づいてマーク38の記入状態を認識する手法が適用される場合、ガイドライン36のみの記入枠34での輝度分布と、マーク38が記入された記入枠34での輝度分布との差分はより大きくなることが望まれる。
上記では、各記入枠34内の画素の輝度分布に基づいて各記入枠34の記入状態を認識する例を説明したが、マーク認識装置20は、当該認識処理に加えて、あるいは当該認識処理に代えて、他の認識処理を実行することも可能である。以下では、第2の応用例として、明度を利用した認識処理を説明する。
以上説明した画像処理やマーク認識処理などの情報処理は、ソフトウェアと、以下に説明するマーク認識装置20のハードウェアとの協働により実現される。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、マーク38がガイドライン36に重ねて記入された場合でも高精度な認識を行うことが可能である。また、本発明の実施形態によれば、事前に機械印刷されたガイドライン36と、手記入されたマーク38の輝度特性の差異に着目してなされたものであるので、ガイドライン36の印刷色とマーク38の記入色が同一であっても、適確な認識を行うことが可能である。
30 イメージスキャナ
216 操作部
220 表示部
224 制御部
228 フォーマット情報入力部
232 フォーマット情報格納部
236 画像入力部
240 入力画像メモリ
244 記入枠切出し部
248 カラー画像メモリ
252 画像処理部
256 2値画像メモリ
260 画素抽出部
264 マーク認識部
Claims (12)
- 紙葉状の媒体の撮像に基づいて得られる画像の所定領域内の記入状態を認識する認識部を備え、
前記認識部は、前記所定領域内の画素の輝度分布の程度が所定基準を上回り、かつ、前記所定領域内の画素の明度平均値が所定明度以下である場合に、前記所定領域の記入状態が手記入の行われた状態であると認識する、認識装置。 - 前記輝度分布の程度は、輝度分布のばらつきの程度である、請求項1に記載の認識装置。
- 前記認識装置は、
前記所定領域内の画素として、前記媒体の撮像により得られる媒体画像の所定領域に記入されている線のエッジ部を除く画素を抽出する画素抽出部をさらに備える、請求項1または2に記載の認識装置。 - 前記認識装置は、
前記媒体画像の所定領域に対して、画素値が閾値より高い画素を第1の値に設定し、他の画素を第2の値に設定する2値化処理を施し、
前記第2の値を有し、前記第1の値を有する画素と隣接する画素を前記第1の値に設定する、画像処理部をさらに備え、
前記画素抽出部は、前記所定領域内の画素として、前記媒体画像の所定領域の画像から、前記画像処理部の処理により得られる画像において前記第2の値を有する画素に対応する位置の画素を抽出する、請求項3に記載の認識装置。 - 前記輝度分布の程度は、前記所定領域内の画素の輝度の標準偏差または分散である、請求項1に記載の認識装置。
- 前記媒体は、前記所定領域内に機械印刷が行われた媒体である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の認識装置。
- 前記機械印刷は、手記入よりも高い明度で行われる、請求項6に記載の認識装置。
- 前記媒体は、金融機関で扱われる帳票である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の認識装置。
- 前記手記入の行われた状態は前記所定領域内にマークが手記入された状態である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の認識装置。
- 紙葉状の媒体の撮像に基づいて得られる画像の所定領域内の記入状態を認識することを含み、
前記所定領域内の記入状態を認識することは、前記所定領域内の画素の輝度分布の程度が所定基準を上回り、かつ、前記所定領域内の画素の明度平均値が所定明度以下である場合に、前記所定領域の記入状態が手記入の行われた状態であると認識することを含む、認識装置により実行される認識方法。 - コンピュータを、
紙葉状の媒体の撮像に基づいて得られる画像の所定領域内の記入状態を認識する認識部として機能させ、
前記認識部は、前記所定領域内の画素の輝度分布の程度が所定基準を上回り、かつ、前記所定領域内の画素の明度平均値が所定明度以下である場合に、前記所定領域の記入状態が手記入の行われた状態であると認識する、プログラム。 - 紙葉状の媒体の撮像に基づいて得られる画像の所定領域内の記入状態を認識する認識部を備え、
前記認識部は、前記所定領域内の画素の輝度分布の程度が所定基準を上回り、かつ、前記所定領域内の画素の明度平均値が所定明度以下である場合に、前記所定領域の記入状態が手記入の行われた状態であると認識する、認識システム。
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