JP6301712B2 - 認証システム - Google Patents
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Description
上記システムにおいて、携帯端末は、第2の制御ブロックにおいて照合信号が生成される度にインクリメントされるローリングカウンタを備え、第1の制御ブロックは、前記ローリングカウンタのカウント値を使用した照合コードとしてのローリングコードを生成し、通信マスタは、搭載機器として、ローリングコードによる照合が成立した場合に動作が実行又は許可される第1の機器と、乱数コードによる照合が成立した場合に動作が実行又は許可される第2の機器と、を有し、ローリングコードによる照合の成立をトリガとして乱数を生成することが好ましい。
上記システムにおいて、第2の制御ブロックは、第1の制御ブロックで生成された照合コードを一時的に記憶しておき、当該記憶している照合コードを含む照合信号を生成することが好ましい。
このシステムによれば、ユーザは、携帯端末を入力装置に近接させるという平易な操作によって搭載機器の動作を実行又は許可させることができる。
図1に示すように、車両通信システム1は、車両10とスマートフォン20との間の無線通信を通じて車両制御を行う。
図1に示すように、スマートフォン20は、スマートフォン制御部21と、NFCモジュール22と、公衆回線通信部24と、マイク25と、スピーカ26と、タッチパネルディスプレイ27と、を備えている。これらNFCモジュール22、公衆回線通信部24、マイク25、スピーカ26、及びタッチパネルディスプレイ27は、それぞれスマートフォン制御部21に電気的に接続され、当該スマートフォン制御部21によって統括的に制御される。
NFC制御回路22aは、NFCアンテナ22bが受信したNFC信号を変調して駆動電力を生成し、当該駆動電力を消費することによりNFC信号を電気信号に変換したり、スマートフォン制御部21で生成される後述の第1及び第2の照合信号(電気信号)をNFC信号に変換したりする。なお、NFCモジュール22は、入力部及び端末側通信部に相当する。
マイク25は、音波を拾って電気信号に変換する。
タッチパネルディスプレイ27は、タッチ位置を示す情報を電気信号に変換する。また、スマートフォン制御部21が生成する信号に基づいて映像を表示する。
図1に示すように、車両10は、車載制御部11と、NFC通信部12と、エンジンスイッチ13と、エンジン制御装置14と、ドアハンドルセンサ15と、ドアロック装置16と、を備えている。これらNFC通信部12、エンジンスイッチ13、エンジン制御装置14、ドアハンドルセンサ15、及びドアロック装置16は、それぞれ車載制御部11と電気的に接続され、当該車載制御部11により統括的に制御される。なお、車両10が通信マスタに相当する。
エンジン制御装置14は、エンジンの始動や停止を制御する。
ドアハンドルセンサ15は、ドアハンドルへの接触を検出する。
図1に示すように、車載制御部11は、メモリ11aと、時間カウンタ11bと、を備えている。
車載制御部11は、定期的に、第1及び第2の駆動信号を生成する。第1の駆動信号は車外NFCR/W17によって、第2の駆動信号は車内NFCR/W18によって、それぞれ無線信号に変換され、無線送信される。
次に、車両10及びスマートフォン20の各部における処理手順について図2及び図3に示すシーケンスチャートにしたがって説明する。まず、ユーザが、スマートフォン20を車外NFCR/W17にかざしてドアのロックを切り替えるまでについて説明する。なお、第2の制御ブロック29のメモリ29aには、第1の制御ブロック28によって生成されたローリングコードが記憶されているものとする。
車載制御部11は、車外NFCR/W17を介して第1の照合信号を受信すると、当該信号に含まれるローリングコード及びIDコードを照合する(ステップS6)。照合が成立した場合、車載制御部11は、ドアのロックとアンロックとの間の切り替えを許可する。さらに、車載制御部11は、乱数を生成するとともに、当該生成した乱数をメモリ11aに記憶させる(ステップS7)。そして、車載制御部11は、当該メモリ11aに記憶させた乱数と第1の照合信号の照合が成立した旨示す情報を含ませた第1の照合結果信号を生成する(ステップS8)。当該第1の照合結果信号は、車外NFCR/W17を介して無線送信される。その後、車載制御部11は、時間カウンタ11bを起動させる(ステップS9)。
なお、スマートフォン制御部21は、第1の照合結果信号を受信したこと、すなわちドアのロックとアンロックとの間の切り替えが許可されたことを示す映像をタッチパネルディスプレイ27に表示するなどしてユーザに報知してもよい。
(1)第1の制御ブロック28は、第2の制御ブロック29が第1の照合信号を生成したことをトリガとしてローリングカウンタ28bをインクリメントし、当該インクリメントした値を使用したローリングコードを生成する。当該生成されたローリングコードは、次に生成される第1の照合信号に使用するものである。すなわち、第2の制御ブロック29は、車載制御部11から第1の駆動信号を受信したときには、既にローリングコードが生成されているので、第1の駆動信号を受信してから第1の照合信号を生成するまでにかかる時間が短い。これにより、第1の照合全体にかかる時間が短くなるので、ユーザの使い勝手もよい。
・上記実施形態において、車両10とスマートフォン20との間の通信は、これら両者を近接させることにより無線信号を授受するNFC通信としたが、他の通信規格を利用してもよい。例えばBLUETOOTH(登録商標)規格を利用してもよい。このように構成した場合でも、上記実施形態に記載の(1)〜(4)の効果と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態において、携帯端末としてスマートフォン20を採用したが、これに代えて電話機能を有しないタブレット端末、携帯型の音楽端末、あるいはノート型パソコン等であってもよい。
Claims (6)
- 通信マスタは、携帯端末との間で無線信号の授受を行い、携帯端末が無線送信する照合信号に含まれる照合コードの照合が成立する場合には搭載機器の動作を実行又は許可する認証システムにおいて、
携帯端末は、照合コードとしての第1及び第2の照合コードを生成する第1の制御ブロックと、外部入力を受け付ける入力部と、当該入力部への外部入力をトリガとして前記照合コードを含む照合信号を生成する第2の制御ブロックと、前記照合信号を無線送信する端末側通信部と、を備え、
第1の制御ブロックは、第2の制御ブロックにおいて照合信号が生成される度又は通信マスタによる照合結果を示す照合結果信号を端末側通信部を通じて受信する度に第1の照合コードを生成するとともに、通信マスタによって照合が成立する度に第2の照合コードを生成し、第1及び第2の照合コードを、前回外部入力されてから今回外部入力されるまでの間に生成する認証システム。 - 請求項1に記載の認証システムにおいて、
第1の制御ブロックは、通信マスタによって照合が成立する度に生成される乱数を端末側通信部を通じて受信し、当該受信した乱数を使用して第2の照合コードとしての乱数コードを生成し、
通信マスタは、受信した照合信号に含まれる乱数コードを照合する認証システム。 - 請求項2に記載の認証システムにおいて、
携帯端末は、第2の制御ブロックにおいて照合信号が生成される度又は通信マスタによる照合結果を示す照合結果信号を端末側通信部を通じて受信する度にインクリメントされるローリングカウンタを備え、
第1の制御ブロックは、前記ローリングカウンタのカウント値を使用した第1の照合コードとしてのローリングコードを生成し、
通信マスタは、搭載機器として、ローリングコードによる照合が成立した場合に動作が実行又は許可される第1の機器と、乱数コードによる照合が成立した場合に動作が実行又は許可される第2の機器と、を有し、ローリングコードによる照合の成立をトリガとして乱数を生成する認証システム。 - 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の認証システムにおいて、
通信マスタは、前回の照合が成立してから今回の照合が成立するまでに要した時間をカウントする時間カウンタを備え、当該時間カウンタのカウント時間が当該通信マスタの近傍に位置する携帯端末から無線送信される照合コードの照合を行うのに充分な時間に設定される制限時間を超える場合には、照合が成立しても搭載機器の動作を実行又は許可させない認証システム。 - 請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の認証システムにおいて、
第2の制御ブロックは、第1の制御ブロックで生成された照合コードを一時的に記憶しておき、当該記憶している照合コードを含む照合信号を生成する認証システム。 - 請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の認証システムにおいて、
通信マスタは、近接した携帯端末の入力部に外部入力を行う入力装置を備える認証システム。
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JP2014082206A JP6301712B2 (ja) | 2014-04-11 | 2014-04-11 | 認証システム |
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JP2014082206A Active JP6301712B2 (ja) | 2014-04-11 | 2014-04-11 | 認証システム |
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