JP6301712B2 - 認証システム - Google Patents

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Description

本発明は、認証システムに関する。
従来、無線通信を通じて通信相手の照合を行い、照合が成立する場合には搭載機器の動作を許可したり実行したりする認証システムが知られている。特許文献1には、車載制御部と携帯機との間で照合が行われる認証システムが開示されている。車載制御部は、ローリングコードの送信を要求する要求信号を無線送信する。携帯機は、要求信号を受信すると、これに対する応答としてローリングコードを含ませた応答信号を無線送信する。車載制御部は、応答信号に含まれるローリングコードと前回の照合成立時に使用したローリングコードとの照合を行い、照合が成立する場合にはドアのロックとアンロックとを切り替える。
特開2007−224663号公報
近年、携帯機に代えてスマートフォン等の携帯端末を採用する認証システムが開発されている。特許文献1の携帯機をスマートフォンに置き換えた場合、スマートフォンにローリングコードを生成するアプリケーションが必要となる。ところがスマートフォンは、電話アプリケーションや通信アプリケーションなどのアプリケーション毎に制御ブロックが異なる。すなわち、スマートフォンは、車載制御部との間で授受する信号の受信や生成といった通信アプリケーションを制御する制御ブロックと、ローリングコードを生成する制御ブロックとを有し、これら両制御ブロックの間で情報を授受する必要がある。このため、スマートフォンが要求信号を受信してから応答信号を送信するまでにかかる時間は、両制御ブロック間で情報を授受するのに必要な時間だけ携帯機よりも長い。その結果、車載制御部とスマートフォンとの間で照合が行われる認証システムでは、車載制御部が要求信号を無線送信してから車載機器の動作が実行又は許可されるまでに時間を要していた。
なお、携帯端末としてスマートフォンを採用する場合について説明したが、電話機能を有しないタブレット端末、携帯型の音楽端末、あるいはノート型パソコン等の各種携帯端末であっても、同様の問題が生じるおそれがある。
本発明は、こうした実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、照合にかかる時間が短い認証システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、通信マスタは、携帯端末との間で無線信号の授受を行い、携帯端末が無線送信する照合信号に含まれる照合コードの照合が成立する場合には搭載機器の動作を実行又は許可する認証システムにおいて、携帯端末は、照合コードを生成する第1の制御ブロックと、外部入力を受け付ける入力部と、当該入力部への外部入力をトリガとして前記照合コードを含む照合信号を生成する第2の制御ブロックと、前記照合信号を無線送信する端末側通信部と、を備え、第1の制御ブロックは、前回外部入力されてから今回外部入力されるまでの間に照合コードを生成することを要旨とする。
このシステムによれば、今回入力部に外部入力されたとき照合コードは既に生成されている。そして、第2の制御ブロックは、既に生成されている照合コードを含ませた照合信号を生成する。すなわち、入力部への外部入力をトリガとして照合コードを生成する携帯端末よりも、本例の携帯端末の方が外部入力されてから照合信号を生成するまでにかかる時間が短い。これにより、照合全体にかかる時間が短くなるので、ユーザの使い勝手も向上する。
上記システムにおいて、第1の制御ブロックは、通信マスタによって照合が成立する度に生成される乱数を端末側通信部を通じて受信し、当該受信した乱数を使用して照合コードとしての乱数コードを生成し、通信マスタは、受信した照合信号に含まれる乱数コードを照合することが好ましい。
このシステムによれば、搭載機器の動作には、照合毎に異なる乱数コードの照合を行うので、セキュリティ性が高い。
上記システムにおいて、携帯端末は、第2の制御ブロックにおいて照合信号が生成される度にインクリメントされるローリングカウンタを備え、第1の制御ブロックは、前記ローリングカウンタのカウント値を使用した照合コードとしてのローリングコードを生成し、通信マスタは、搭載機器として、ローリングコードによる照合が成立した場合に動作が実行又は許可される第1の機器と、乱数コードによる照合が成立した場合に動作が実行又は許可される第2の機器と、を有し、ローリングコードによる照合の成立をトリガとして乱数を生成することが好ましい。
このシステムによれば、ローリングコードによる照合及び乱数コードによる照合がともに成立しなければ、第2の機器の動作が実行又は許可されないので、セキュリティ性がよい。
上記システムにおいて、通信マスタは、前回の照合が成立してから今回の照合が成立するまでに要した時間をカウントする時間カウンタを備え、当該時間カウンタのカウント時間が当該通信マスタの近傍に位置する携帯端末から無線送信される照合コードの照合を行うのに充分な時間に設定される制限時間を超える場合には、照合が成立しても搭載機器の動作を実行又は許可させないことが好ましい。
このシステムによれば、携帯端末が通信マスタ近傍に位置しない場合には、搭載機器の動作が実行又は許可されないので、セキュリティ性がよい。
上記システムにおいて、第2の制御ブロックは、第1の制御ブロックで生成された照合コードを一時的に記憶しておき、当該記憶している照合コードを含む照合信号を生成することが好ましい。
このシステムによれば、入力部に外部入力されたとき、照合コードは既に第2の制御ブロックに記憶されている。そして、第2の制御ブロックは、記憶されている照合コードを含ませた照合信号を生成する。すなわち、入力部に外部入力されたことをトリガとして第1の制御ブロックから照合コードを取得する携帯端末よりも、本例の携帯端末の方が外部入力されてから照合信号を生成するまでにかかる時間が短いので、その分、照合全体にかかる時間も短くなる。
上記システムにおいて、通信マスタは、近接した携帯端末の入力部に外部入力を行う入力装置を備えることが好ましい。
このシステムによれば、ユーザは、携帯端末を入力装置に近接させるという平易な操作によって搭載機器の動作を実行又は許可させることができる。
本発明の認証システムは、照合にかかる時間が短いという効果がある。
車両通信システムの概略構成を示すブロック図。 各構成の処理手順を示すシーケンスチャート。 各構成の処理手順を示すシーケンスチャート。
以下、認証システムを車両通信システムに具体化した一実施形態について図面にしたがって説明する。
図1に示すように、車両通信システム1は、車両10とスマートフォン20との間の無線通信を通じて車両制御を行う。
<スマートフォン>
図1に示すように、スマートフォン20は、スマートフォン制御部21と、NFCモジュール22と、公衆回線通信部24と、マイク25と、スピーカ26と、タッチパネルディスプレイ27と、を備えている。これらNFCモジュール22、公衆回線通信部24、マイク25、スピーカ26、及びタッチパネルディスプレイ27は、それぞれスマートフォン制御部21に電気的に接続され、当該スマートフォン制御部21によって統括的に制御される。
NFCモジュール22は、NFC制御回路22aと、NFCアンテナ22bと、を備えている。NFCアンテナ22bは、後述するNFC信号(無線信号)を送受信する。
NFC制御回路22aは、NFCアンテナ22bが受信したNFC信号を変調して駆動電力を生成し、当該駆動電力を消費することによりNFC信号を電気信号に変換したり、スマートフォン制御部21で生成される後述の第1及び第2の照合信号(電気信号)をNFC信号に変換したりする。なお、NFCモジュール22は、入力部及び端末側通信部に相当する。
公衆回線通信部24は、3G、LTEなどの公衆回線に接続され、所望の無線通信を行う。
マイク25は、音波を拾って電気信号に変換する。
スピーカ26は、電気信号を音波に変換し放射する。
タッチパネルディスプレイ27は、タッチ位置を示す情報を電気信号に変換する。また、スマートフォン制御部21が生成する信号に基づいて映像を表示する。
スマートフォン制御部21は、スマートフォンの各部を制御するための各種制御ブロックを備えている。各種制御ブロックは、それぞれの制御対象を制御する。なお、ここでは、各種制御ブロックのうち車両10との間で情報を授受する際に駆動する第1及び第2の制御ブロック28,29について説明する。
第1の制御ブロック28は、メモリ28aと、ローリングカウンタ28bと、を備えている。メモリ28aには、車両10と共通の暗号鍵が記憶されている。ローリングカウンタ28bは、第1の制御ブロック28が後述のローリングコードを生成するたびにカウント値を1だけインクリメントする。第1の制御ブロック28は、ローリングカウンタ28bのカウント値を暗号鍵で暗号化したローリングコードを生成する。また、第1の制御ブロック28は、後述する乱数を受け取ると、当該乱数を暗号鍵で暗号化した乱数コードを生成する。なお、ローリングコード及び乱数コードが照合コードに相当する。
第2の制御ブロック29は、メモリ29aを備えている。メモリ29aには、車両10と共通のIDコードが記憶されている。また、メモリ29aには、第2の制御ブロック29によって、第1の制御ブロック28で生成されるローリングコード及び乱数コードが一時的に記憶される。メモリ29aに記憶されるローリングコード及び乱数コードは、新しいローリングコード及び乱数コードが生成される度に更新される。第2の制御ブロック29は、NFCモジュール22が後述する第1の駆動信号によって駆動したことをトリガとしてメモリ29aに記憶されているIDコード及びローリングコードを含ませた第1の照合信号を生成する。また、第2の制御ブロック29は、NFCモジュール22が第2の駆動信号によって駆動したことをトリガとしてメモリ29aに記憶されているIDコード及び乱数コードを含ませた第2の照合信号を生成する。
<車両>
図1に示すように、車両10は、車載制御部11と、NFC通信部12と、エンジンスイッチ13と、エンジン制御装置14と、ドアハンドルセンサ15と、ドアロック装置16と、を備えている。これらNFC通信部12、エンジンスイッチ13、エンジン制御装置14、ドアハンドルセンサ15、及びドアロック装置16は、それぞれ車載制御部11と電気的に接続され、当該車載制御部11により統括的に制御される。なお、車両10が通信マスタに相当する。
NFC通信部12は、車外NFCリーダライタ(以下、車外NFCR/W)17と、車内NFCリーダライタ(以下、車内NFCR/W)18と、を備えている。車外NFCR/W17は車室外(例えば車両ドアの外面)に、車内NFCR/W18は車室内(例えばセンターコンソール)に、それぞれ設けられている。
車外NFCR/W17及び車内NFCR/W18は、NFC制御回路22aとの間で近距離無線通信(NFC通信)を行う。車外NFCR/W17及び車内NFCR/W18は、それぞれ車載制御部11によって生成される後述の駆動信号及び照合結果信号(ともに電気信号)をNFC信号(無線信号)に変換し、これをあらかじめ設定された通信エリアに向けて無線送信する。また、車外NFCR/W17及び車内NFCR/W18は、NFC信号を受信すると電気信号に変換する。なお、NFC通信部12は、入力装置に相当する。
エンジンスイッチ13は、押し操作を検出する。
エンジン制御装置14は、エンジンの始動や停止を制御する。
ドアハンドルセンサ15は、ドアハンドルへの接触を検出する。
ドアロック装置16は、ドアのロックとアンロックとを切り替える。
図1に示すように、車載制御部11は、メモリ11aと、時間カウンタ11bと、を備えている。
メモリ11aには、スマートフォン20と共通のIDコード及び同じく共通の暗号鍵が記憶されている。また、メモリ11aには、第1の照合信号の照合に使用される照合カウント値域及び第2の照合信号の照合に使用される乱数が、それぞれ記憶されている。照合カウント値域は第1の照合信号の照合が成立する度に、乱数は第2の照合信号の照合が成立する度に、それぞれ車載制御部11によって更新される。さらに、メモリ11aには、エンジンの始動制御を許可するか否かの判断に使用される制限時間が記憶されている。制限時間は、ドアのロックとアンロックとの間の切り替えが許可されてから車内に乗り込んだユーザがスマートフォン20を車内NFCR/W18にかざすことによりスマートフォン制御部21と車載制御部11との間の照合を行うのに充分な時間に設定されている。
時間カウンタ11bは、第1の照合信号の照合が成立してから第2の照合信号の照合が成立するまでの時間を計測する。
車載制御部11は、定期的に、第1及び第2の駆動信号を生成する。第1の駆動信号は車外NFCR/W17によって、第2の駆動信号は車内NFCR/W18によって、それぞれ無線信号に変換され、無線送信される。
車載制御部11は、車外NFCR/W17を通じて第1の照合信号を受信すると、当該信号に含まれるローリングコードを暗号鍵で復号してカウント値を取り出す。そして、車載制御部11は、当該取り出したカウント値がメモリ11aに記憶されている照合カウント値域に含まれるか否かの照合、並びに第1の照合信号に含まれるIDコードとメモリ11aに記憶されるIDコードとが一致するか否かの照合を、それぞれ実施する。これら両照合が成立する場合には、車載制御部11は、ドアのロックとアンロックとの間の切り替えを許可する。この状態で、車載制御部11は、ドアハンドルセンサ15を通じてドアハンドルへの接触を検出すると、ドアロック装置16を通じて、ドアのロックとアンロックとを切り替える。
なお、車載制御部11は、第1の照合信号の照合が成立したとき、時間カウンタ11bを起動させるとともに、照合カウント値域を更新する。照合カウント値域は、照合が成立したときのカウント値を1だけインクリメントした値以上当該カウント値を数十インクリメントした値以下に設定される。なお、照合カウント値域の上限値と下限値とが近接するように設定するほど高いセキュリティ性が確保される。また、車載制御部11は、乱数を生成し、これをメモリ11aに記憶させる。そして、当該乱数と第1の照合信号の照合が成立した旨示す情報を含ませた第1の照合結果信号を生成する。
車載制御部11は、車内NFCR/W18を通じて第2の照合信号を受信すると、当該信号に含まれる乱数コードを暗号鍵で復号して乱数を取り出す。そして、車載制御部11は、当該取り出した乱数がメモリ11aに記憶されている乱数と一致するか否かの照合、並びに第1の照合信号に含まれるIDコードとメモリ11aに記憶されるIDコードとが一致するか否かの照合を、それぞれ実施する。これら両照合が成立する場合には、車載制御部11は、時間カウンタ11bによってカウントされた時間(カウント時間)がメモリ11aに記憶されている制限時間を超えるか否かを判断する。そしてカウント時間が制限時間を超えない場合には、車載制御部11は、エンジンの始動制御を許可する。この状態で、車載制御部11は、エンジンスイッチ13への押し操作を検出すると、エンジン制御装置14を通じてエンジンの始動制御を実施する。
なお、車載制御部11は、第2の照合信号の照合が成立するとともに、カウント時間が制限時間を超えない場合には、第2の照合信号の照合が成立した旨示す情報を含ませた第2の照合結果信号を生成する。
<車両及びスマートフォンの各部における処理手順>
次に、車両10及びスマートフォン20の各部における処理手順について図2及び図3に示すシーケンスチャートにしたがって説明する。まず、ユーザが、スマートフォン20を車外NFCR/W17にかざしてドアのロックを切り替えるまでについて説明する。なお、第2の制御ブロック29のメモリ29aには、第1の制御ブロック28によって生成されたローリングコードが記憶されているものとする。
図2に示すように、車載制御部11は、第1の駆動信号を定期的に生成する(ステップS1)。スマートフォン20が車外NFCR/W17にかざし操作されると、NFCモジュール22は、第1の駆動信号を受信し、当該信号から駆動電力を得る(ステップS2)。当該駆動電力を得たことにより、NFCモジュール22は、無線信号を電気信号に変換したり、電気信号を無線信号に変換したりする。
第2の制御ブロック29は、第1の駆動信号を認識すると、メモリ29aに記憶されているローリングコード及びIDコードを含ませた第1の照合信号を生成する(ステップS3)。当該第1の照合信号は、NFCモジュール22を介して無線送信される。
なお、第1の制御ブロック28は、第1の照合信号を認識すると、ローリングカウンタ28bをインクリメントし、当該インクリメントした値を暗号鍵で暗号化したローリングコードを生成する(ステップS4)。
第2の制御ブロック29は、生成されたローリングコードをメモリ29aに記憶する(ステップS5)
車載制御部11は、車外NFCR/W17を介して第1の照合信号を受信すると、当該信号に含まれるローリングコード及びIDコードを照合する(ステップS6)。照合が成立した場合、車載制御部11は、ドアのロックとアンロックとの間の切り替えを許可する。さらに、車載制御部11は、乱数を生成するとともに、当該生成した乱数をメモリ11aに記憶させる(ステップS7)。そして、車載制御部11は、当該メモリ11aに記憶させた乱数と第1の照合信号の照合が成立した旨示す情報を含ませた第1の照合結果信号を生成する(ステップS8)。当該第1の照合結果信号は、車外NFCR/W17を介して無線送信される。その後、車載制御部11は、時間カウンタ11bを起動させる(ステップS9)。
第1の制御ブロック28は、NFCモジュール22を介して第1の照合結果信号を受信すると、当該信号に含まれる乱数を暗号鍵で暗号化した乱数コードを生成する(ステップS10)。
第2の制御ブロック29は、生成された乱数コードをメモリ29aに記憶する(ステップS11)。
なお、スマートフォン制御部21は、第1の照合結果信号を受信したこと、すなわちドアのロックとアンロックとの間の切り替えが許可されたことを示す映像をタッチパネルディスプレイ27に表示するなどしてユーザに報知してもよい。
次に、ドアがアンロックとなり、車内に乗り込んだユーザがスマートフォン20を車内NFCR/W18にかざしてエンジンの始動制御を行う場合の処理手順について説明する。
図3に示すように、車載制御部11は、第2の駆動信号を定期的に生成する(ステップS12)。スマートフォン20が車内NFCR/W18にかざし操作されると、NFCモジュール22は、第2の駆動信号を受信し、当該信号から駆動電力を得る(ステップS13)。当該駆動電力を得たことにより、NFCモジュール22は、無線信号を電気信号に変換したり、電気信号を無線信号に変換したりする。
第2の制御ブロック29は、第2の駆動信号を認識すると、メモリ29aに記憶されている乱数コード及びIDコードを含ませた第2の照合信号を生成する(ステップS14)。当該第2の照合信号は、NFCモジュール22を介して無線送信される。
車載制御部11は、車内NFCR/W18を介して第2の照合信号を受信すると、当該信号に含まれる乱数コード及びIDコードを照合する(ステップS15)。照合が成立した場合、車載制御部11は、時間カウンタ11bのカウント時間が制限時間を超えているか否かを判断する(ステップS16)。カウント時間が制限時間を超えていない場合には、車載制御部11は、エンジンの始動を許可する。その後、車載制御部11は、第2の照合信号の照合が成立した旨示す情報を含ませた第2の照合結果信号を生成する(ステップS17)。
なお、スマートフォン制御部21は、第2の照合結果信号を受信したこと、すなわちエンジンの始動が許可されたことを示す映像をタッチパネルディスプレイ27に表示するなどしてユーザに報知してもよい。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)第1の制御ブロック28は、第2の制御ブロック29が第1の照合信号を生成したことをトリガとしてローリングカウンタ28bをインクリメントし、当該インクリメントした値を使用したローリングコードを生成する。当該生成されたローリングコードは、次に生成される第1の照合信号に使用するものである。すなわち、第2の制御ブロック29は、車載制御部11から第1の駆動信号を受信したときには、既にローリングコードが生成されているので、第1の駆動信号を受信してから第1の照合信号を生成するまでにかかる時間が短い。これにより、第1の照合全体にかかる時間が短くなるので、ユーザの使い勝手もよい。
(2)また、第1の制御ブロック28は、第1の照合結果信号の受信をトリガとして、当該信号に含まれる乱数を使用した乱数コードを生成する。当該生成された乱数コードは、次に生成される第2の照合信号に使用するものである。すなわち、第2の制御ブロック29は、車載制御部11から第2の駆動信号を受信したときには、既に乱数コードが生成されているので、第2の駆動信号を受信してから第2の照合信号を生成するまでにかかる時間が短い。これにより、第2の照合全体にかかる時間が短くなるので、ユーザの使い勝手もよい。
(3)車載制御部11に、第1の照合信号の照合が成立してから第2の照合信号の照合が成立するまでに要した時間をカウントする時間カウンタ11bを設けた。そして、車載制御部11は、時間カウンタ11bがカウントした時間が制限時間を超えない場合には、エンジンの始動を許可する。一方で、車載制御部11は、カウント時間が制限時間を超える場合には、第2の照合信号の照合が成立した場合でもエンジンの始動を許可しない。すなわち、第1の照合信号の照合が成立してから長時間経過すると、エンジンの始動は許可されないので、セキュリティ性がよい。
(4)第2の制御ブロック29は、第1の制御ブロック28でローリングコード及び乱数コードが生成されるたび、これを自身のメモリ29aに記憶する。そして、第1の駆動信号を受信した場合にはメモリ29aに記憶されているローリングコードを使用して第1の照合信号を、第2の駆動信号を受信した場合にはメモリ29aに記憶されている乱数コードを使用して第2の照合信号を、それぞれ生成する。このため、第1及び第2の駆動信号を受信したことをトリガとして第1の制御ブロック28からローリングコードや乱数コードを取得するものと比較して、照合全体にかかる時間が短くなる。
(5)車両10にNFC通信部12を、スマートフォン20にNFCモジュール22を、それぞれ設けた。これにより、NFC通信部12にスマートフォン20をかざすという簡易な操作を行うことにより車両10のドアのロックとアンロックとの間の切り替えや、エンジンの始動の制御を実施することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、車両10とスマートフォン20との間の通信は、これら両者を近接させることにより無線信号を授受するNFC通信としたが、他の通信規格を利用してもよい。例えばBLUETOOTH(登録商標)規格を利用してもよい。このように構成した場合でも、上記実施形態に記載の(1)〜(4)の効果と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態において、第2の制御ブロック29は、第1の制御ブロック28で生成されるローリングコード及び乱数コードを自身のメモリ29aに必ずしも記憶させなくてもよい。この場合、第1の制御ブロック28は、生成したローリングコード及び乱数コードを自身のメモリ28aに記憶させておく。そして、第2の制御ブロック29は、第1の駆動信号を受信した場合には第1の制御ブロック28からローリングコードを、第2の駆動信号を受信した場合には第1の制御ブロック28から乱数コードを、それぞれ取得するようにしてもよい。このように構成した場合でも、上記実施形態に記載の(1)〜(3)に記載の効果と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態において、時間カウンタ11bを省略してもよい。このように構成した場合でも、上記実施形態に記載の(1)(2)(4)(5)の効果と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態では、車載制御部11とスマートフォン制御部21との間で、ローリングコードによる照合及び乱数コードによる照合の2つの照合を実施する車両通信システムとして説明したが、どちらか一方のみの照合を実施する車両通信システムであってもよい。
・上記実施形態において、第1の制御ブロック28は、第2の制御ブロック29における第1の照合信号の生成をトリガとしてローリングコードを生成したが、第1の照合結果信号の受信をトリガとしてローリングコードを生成してもよい。
・上記実施形態において、車載制御部11は、照合信号の照合が成立した場合のみ照合結果信号を生成したが、照合が成立しない場合にその旨示す情報を含む照合結果信号を生成してもよい。
・上記実施形態において、車載制御部11は、第2の照合信号の照合が成立した場合にも乱数を生成し、これを第2の照合結果信号に含ませてもよい。そして、第1の制御ブロック28は、第2の照合結果信号に含まれる乱数を使用して、乱数コードを生成してもよい。このように構成すれば、エンジンを停止させた後、スマートフォン20を車外NFCR/W17にかざすことなく車内NFCR/W18にかざせば、エンジンの始動を許可させることができる。
・上記実施形態において、エンジン及びドアロック装置を搭載機器として説明したが、これ以外の搭載機器であってもよい。
・上記実施形態において、携帯端末としてスマートフォン20を採用したが、これに代えて電話機能を有しないタブレット端末、携帯型の音楽端末、あるいはノート型パソコン等であってもよい。
・上記実施形態では、NFCモジュール22を入力部として説明したが、当該入力部は、タッチパネルディスプレイ27など、ユーザに操作されるものであってもよい。この場合、車両10とスマートフォン20との間の無線通信は、数センチメートル〜数十センチメートルの範囲でのみ無線通信が可能なNFC通信ではなく、数メートル〜数十メートルの範囲で無線通信が可能な通信規格での通信が好ましい。
・上記実施形態では、通信マスタとして車両10を採用した車両通信システム1を認証システムの一例として説明したが、他の通信システムにも適用することができる。例えば、通信マスタが住宅である住宅用の通信システムであってもよい。
1…車両通信システム、10…車両、11…車載制御部、11a,28a,29a…メモリ、11b…時間カウンタ、12…NFC通信部、20…スマートフォン、21…スマートフォン制御部、22…NFCモジュール、28…第1の制御ブロック、28b…ローリングカウンタ、29…第2の制御ブロック。

Claims (6)

  1. 通信マスタは、携帯端末との間で無線信号の授受を行い、携帯端末が無線送信する照合信号に含まれる照合コードの照合が成立する場合には搭載機器の動作を実行又は許可する認証システムにおいて、
    携帯端末は、照合コードとしての第1及び第2の照合コードを生成する第1の制御ブロックと、外部入力を受け付ける入力部と、当該入力部への外部入力をトリガとして前記照合コードを含む照合信号を生成する第2の制御ブロックと、前記照合信号を無線送信する端末側通信部と、を備え、
    第1の制御ブロックは、第2の制御ブロックにおいて照合信号が生成される度又は通信マスタによる照合結果を示す照合結果信号を端末側通信部を通じて受信する度に第1の照合コードを生成するとともに、通信マスタによって照合が成立する度に第2の照合コードを生成し、第1及び第2の照合コードを、前回外部入力されてから今回外部入力されるまでの間に生成する認証システム。
  2. 請求項1に記載の認証システムにおいて、
    第1の制御ブロックは、通信マスタによって照合が成立する度に生成される乱数を端末側通信部を通じて受信し、当該受信した乱数を使用して第2の照合コードとしての乱数コードを生成し、
    通信マスタは、受信した照合信号に含まれる乱数コードを照合する認証システム。
  3. 請求項2に記載の認証システムにおいて、
    携帯端末は、第2の制御ブロックにおいて照合信号が生成される度又は通信マスタによる照合結果を示す照合結果信号を端末側通信部を通じて受信する度にインクリメントされるローリングカウンタを備え、
    第1の制御ブロックは、前記ローリングカウンタのカウント値を使用した第1の照合コードとしてのローリングコードを生成し、
    通信マスタは、搭載機器として、ローリングコードによる照合が成立した場合に動作が実行又は許可される第1の機器と、乱数コードによる照合が成立した場合に動作が実行又は許可される第2の機器と、を有し、ローリングコードによる照合の成立をトリガとして乱数を生成する認証システム。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の認証システムにおいて、
    通信マスタは、前回の照合が成立してから今回の照合が成立するまでに要した時間をカウントする時間カウンタを備え、当該時間カウンタのカウント時間が当該通信マスタの近傍に位置する携帯端末から無線送信される照合コードの照合を行うのに充分な時間に設定される制限時間を超える場合には、照合が成立しても搭載機器の動作を実行又は許可させない認証システム。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の認証システムにおいて、
    第2の制御ブロックは、第1の制御ブロックで生成された照合コードを一時的に記憶しておき、当該記憶している照合コードを含む照合信号を生成する認証システム。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の認証システムにおいて、
    通信マスタは、近接した携帯端末の入力部に外部入力を行う入力装置を備える認証システム。
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