JP6301238B2 - 可変容量デバイス及びアンテナ装置 - Google Patents

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    • H03H7/40Automatic matching of load impedance to source impedance
    • H04B5/24

Description

本発明は、可変容量デバイス及び当該可変容量デバイスを用いたアンテナ装置に関する。
例えば、携帯フェリカ用のNFC(Near Field Communication:近距離無線通信)モジュールでは、アンテナのコイルのばらつきにより13.56MHzの共振周波数がシフトして受信感度が劣化してしまうという現象が起きる。そのため、キャパシタを含む周波数調整回路をモジュールに組み込み、出荷時に全ての機器を検査し、キャパシタの容量を微調整して、共振周波数のずれを補正する。
従来、固定の容量素子にFET(Field Effect Transistor)スイッチを直列に接続したスイッチトキャパシタが利用されていた。そして、予め出荷検査にて切り替え設定を制御用IC(Integrated Circuit)に書き込んでおいて、NFCの使用時にFETを切り替えてキャパシタの容量を微調整する。
一方、近年FETスイッチよりも安価で、耐圧に優れた汎用のセラミックコンデンサへの置き換えが検討されている。セラミックコンデンサ材料はDCバイアス電圧の印加に伴って容量が減少する特性を有しており、この特性を積極的に利用するものである。
但し、セラミックコンデンサの容量が経時変化するという問題等から、焼結体ではなく薄膜によって形成された誘電体層を含む可変容量素子を複数用いた可変容量デバイスの採用が検討されている。
しかしながら、従来の可変容量素子は、その構造から方向性を有するため、実装方向を間違えると電圧を印加しても十分な容量可変率を得ることができない可能性がある。
例えば、図1(a)及び(b)に従来の可変容量デバイスの構成例を示す。従来の可変容量デバイスには、入力端子INと出力端子OUTの間に可変容量素子C101乃至C104が直列に接続されており、左右にバイアス印加用の端子X及びYが設けられている。図1(a)に示すように、3つの抵抗を介して可変容量素子C101乃至C104に接続する端子XをグランドGNDに接続し、2つの抵抗を介して可変容量素子C101乃至C104に接続する端子Yに所定の電圧DC+を印加するのが正しい接続態様(正接続とも呼ぶ)である。電流は、端子Yから端子Xに向けて矢印で示すような方向に流れる。
一方、図1(b)に示すように、端子YをグランドGNDに接続し、端子Xに所定の電圧DC+を印加するのは、誤った接続態様(逆接続とも呼ぶ)である。この場合、電流は、端子Xから端子Yに向けて矢印で示すような方向に流れ、可変容量素子C101及びC104には電流は流れず、印加電圧の変化もない。
例えば、図2に示すように、正接続の場合、DC+=0Vであれば可変容量素子C101乃至C104の各容量が400nFであり、DC+=+3Vであれば可変容量素子C101乃至C104の各容量が33%減って268nFとなる。そうすると、全体としてはDC+=0Vであれば100nFで、DC+=+3Vであれば67nFとなるので、全体としても容量は33%変化する。
一方、逆接続の場合、可変容量素子C102及びC103の容量は、DC+=+3Vであれば33%減って268nFとなるが、可変容量素子C101及びC104の容量は変化しない。従って、全体としてはDC+=0Vであれば100nFで、DC+=+3Vでも80nFとなるので、全体として容量は20%しか変化しない。
これでは、キャパシタの容量を十分調整できず、共振周波数のずれを十分に補正できない場合が生ずる。
特開2010−55570号公報 特開2011−119482号公報 特開2008−66682号公報 特開2005−64437号公報
従って、本発明の目的は、一側面によれば、方向性を有しない可変容量デバイス及び当該可変容量デバイスを用いたアンテナ装置を提供することである。
本発明に係る可変容量デバイスは、(A)信号用の第1及び第2の端子と、(B)電圧印加用の第3及び第4の端子と、(C)接地用の第5及び第6の端子と、(D)第1の端子と第2の端子との間に直列に接続された複数の可変容量素子と、(E)第3又は第4の端子に接続される複数の第1の抵抗と、(F)第5又は第6の端子に接続される複数の第2の抵抗とを有する。そして、上で述べた複数の可変容量素子の各々の一端は、第3の端子に接続される第1の抵抗と第4の端子に接続される第1の抵抗とに接続される。また、上で述べた複数の可変容量素子の各々の他端は、第5の端子に接続される第2の抵抗と第6の端子に接続される第2の抵抗とに接続される。
このようにすれば、電圧印加用の端子も接地用の端子も2つずつ設けられるようになる。そうすると、1つの電圧印加用端子と1つの接地用端子とを1セットとすれば2セット分端子群が用意されるようになるので、2つのセットを対称性を持たせて配置すれば、方向性を有しない可変容量デバイスが可能となる。
例えば、第1乃至第6の端子のいずれかに接続される第1乃至第6の外部電極が、同一の外面において180度回転対称となる位置関係で配置されるようにすれば、より好ましい。
なお、このような可変容量デバイスを含むようなアンテナ装置も形成できる。
以上述べた構成については、以下の実施の形態にて具体的に説明されるが、実施の形態に限定されるものではない。
一側面によれば、実装時に180°実装方向を変えても同様の容量可変率とすることができる、すなわち方向性を有しない可変容量デバイスが得られるようになる。
図1は、従来の可変容量デバイスを説明するための図である。 図2は、従来の可変容量デバイスを説明するための図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る可変容量デバイスの回路構成例を示す図である。 図4は、バイアス電圧を印加した場合における電流の流れを模式的に示す図である。 図5は、可変容量デバイスの実装例を示す下面図である。 図6は、本実施の形態に係る容量の変化率を説明するための図である。 図7は、可変容量デバイスの実装例を示す透視正面図である。 図8は、可変容量デバイスのAA’断面における断面図である。 図9は、可変容量デバイスのBB’断面における断面図である。 図10は、本実施の形態における第1の変形例を示す図である。 図11は、本実施の形態における第2の変形例を示す図である。 図12は、本実施の形態に係る可変容量デバイスを用いたアンテナ回路の一例を示す図である。
図3に本発明の実施の形態に係る可変容量デバイスの回路例を示す。本実施の形態でも、信号用の端子Signal1及びSignal2との間に、可変容量素子C1乃至C4が直列に接続されている。また、本実施の形態に係る可変容量デバイスは、抵抗R1乃至R10も有する。例えば、抵抗R1乃至R10は同一の抵抗値を有する。
そして、抵抗R1、R3及びR5の一端は第1のグランド端子GND1に接続されている。抵抗R1の他端は、可変容量素子C1の信号用端子Signal1側の端子に接続されている。抵抗R3の他端は、可変容量素子C2及びC3の接続点に接続されている。抵抗R5の他端は、可変容量素子C4のSignal2側の端子に接続されている。
また、抵抗R2及びR4の一端は第2のバイアス端子DC+2に接続されている。抵抗R2の他端は、可変容量素子C1及びC2の接続点に接続されている。また、抵抗R4の他端は、可変容量素子C3及びC4の接続点に接続されている。
同様に、抵抗R6、R8及びR10の一端は第2のグランド端子GND2に接続されている。抵抗R6の他端は、可変容量素子C1の信号用端子Signal1側の端子に接続されている。抵抗R8の他端は、可変容量素子C2及びC3の接続点に接続されている。抵抗R10の他端は、可変容量素子C4のSignal2側の端子に接続されている。
また、抵抗R7及びR9の一端は第1のバイアス端子DC+1に接続されている。抵抗R7の他端は、可変容量素子C1及びC2の接続点に接続されている。また、抵抗R9の他端は、可変容量素子C3及びC4の接続点に接続されている。
このように、接続関係においては、可変容量素子C1乃至C4を含むラインに対して左右対称となっている。すなわち、いずれの可変容量素子についても、その一端は2つの経路で抵抗を介してグランド端子に接続され、他端は2つの経路で抵抗を介してバイアス端子に接続される。
このような回路構成を採用すると、図4において矢印で示すようにバイアス電圧に基づく電流が流れることになる。すなわち、第1及び第2のバイアス端子DC+1及びDC+2から抵抗R2及びR4並びにR7及びR9を介して可変容量素子C1乃至C4に電流が流れ、さらに可変容量素子C1乃至C4の各々について他端へ電流が流れる。そうすると、可変容量素子C1については抵抗R1及びR6を介して、第1及び第2のグランド端子GND1及びGND2に電流が流れ、可変容量素子C2については抵抗R3及びR8を介して、第1及び第2のグランド端子GND1及びGND2に電流が流れ、可変容量素子C3については抵抗R3及びR8を介して、第1及び第2のグランド端子GND1及びGND2に電流が流れ、可変容量素子C4については抵抗R5及びR10を介して、第1及び第2のグランド端子GND1及びGND2に電流が流れる。
このような回路構成を採用して、例えば直方体状の可変容量デバイスに薄膜化して実装した場合、図5に示すような外部電極配置を採用できるようになる。すなわち、可変容量デバイスのある1つの外面150(例えば底面)に、信号用端子Signal1に接続される外部電極104と、信号用端子Signal2に接続される外部電極101と、第1のバイアス端子DC+1に接続される外部電極103と、第2のグランド端子GND2に接続される外部電極102と、第1のグランド端子GND1に接続される外部電極105と、第2のバイアス端子DC+2に接続される外部電極106とが形成される。
このようにすれば、この外面150の中心点110を中心として180°回転させても、外部端子の位置関係は変わらなくなる。すなわち、外部電極101乃至106は、180°の回転対称となるように配置されている。すなわち、180°回転させると、外部電極103は、外部電極106の位置に移動し、外部電極106は、外部電極103の位置に移動するが、同じバイアス端子であるから、問題は生じない。同様に、外部電極102は、外部電極105の位置に移動し、外部電極105は、外部電極102の位置に移動するが、同じグランド端末であるから、問題は生じない。
すなわち、実装時に、可変容量デバイスの方向間違えが発生しないような外部電極配置が可能となる。
また、このような回路構成を採用すると、図6に示すように、DC+=+3Vであれば可変容量素子C1乃至C4の各々が、33%容量が変化するので、全体としても33%容量が変化する。従来構成を正接続で接続した場合には可変率は33%であったので、同様の容量調整が可能となる。
次に、図7に、図3に示す回路構成の実装例に係る透視平面図を示す。最下層部分には、可変容量素子C1のための下部導体10と、可変容量素子C2及びC3のための下部導体11と、可変容量素子C4のための下部導体12と、グランド配線のための下部導体13と、グランド配線のための下部導体14と、抵抗R1に対応する抵抗膜21と、抵抗R3に対応する抵抗膜22と、抵抗R5に対応する抵抗膜23と、抵抗R6に対応する抵抗膜24と、抵抗R8に対応する抵抗膜25と、抵抗R10に対応する抵抗膜26とが形成される。
抵抗膜21は、下部導体13と下部導体10とに接するように形成され、抵抗膜22は、下部導体13と下部導体11とに接するように形成され、抵抗膜23は、下部導体13と下部導体12とに接するように形成される。同様に、抵抗膜24は、下部導体14と下部導体10とに接するように形成され、抵抗膜25は、下部導体14と下部導体11とに接するように形成され、抵抗膜26は、下部導体14と下部導体12とに接するように形成される。
下部導体10の上部には、後に述べる誘電体層及び上部電極層61とが形成され、下部導体11の上部には、後に述べる誘電体層及び上部電極層62と誘電体層及び上部電極層63とが形成され、下部導体12の上部には、後に述べる誘電体層及び上部電極層64が形成される。
誘電体層及び上部電極層61と誘電体層及び上部電極層62の上部には、上部導体42が形成され、誘電体層及び上部電極層63と誘電体層及び上部電極層64の上部には、上部導体43が形成されている。これによって、可変容量素子C1乃至C4の直列接続が形成される。
また、上部導体42及び43を第2のバイアス端子DC+2に対応するパッド52に接続するための上部導体45と、上部導体42及び43を第1のバイアス端子DC+1に対応するパッド55に接続するための上部導体46とが形成される。上部導体42と上部導体45とは、導体が充填されたビア82と抵抗膜31と導体が充填されたビア81とを介して接続される。上部導体43と上部導体45とは、導体が充填されたビア84と抵抗膜32と導体が充填されたビア83とを介して接続される。同様に、上部導体42と上部導体46とは、導体が充填されたビア85と抵抗膜33と導体が充填されたビア86とを介して接続される。上部導体43と上部導体46とは、導体が充填されたビア87と抵抗膜34と導体が充填されたビア88とを介して接続される。パッド52及び55は、最上層に形成される。上部導体45とパッド52とは、導体が充填されたビア72を介して接続される。さらに、上部導体46とパッド55とは、導体が充填されたビア73を介して接続される。
なお、下部導体10と、信号用の第1の端子に対応するパッド53とは、導体が充填されたビア75と、上部導体41と、導体が充填されたビア77とを介して接続される。同様に、下部導体12と、信号用の第2の端子に対応するパッド54とは、導体が充填されたビア76と、上部導体44と、導体が充填されたビア78とを介して接続される。パッド53及び54は、最上層に形成される。
また、下部導体13と、第1のグランド端子GND1に対応するパッド51とは、導体が充填されたビア71を介して接続される。さらに、下部導体14と、第2のグランド端子GND2に対応するパッド56とは、導体が充填されたビア74を介して接続される。パッド51及び56も、最上層に形成される。
このような構成において、図7におけるAA’断面における断面図を図8に示す。
支持基板1は、例えば厚み200μmのSi基板であり、その上面には、例えば厚み1μmの熱酸化膜(SiO2)が形成されている。但し、支持基板1は、石英、アルミナ、サファイア、ガラス等の絶縁性基板、又はSi等の導電性基板(好ましくは高抵抗基板)上に絶縁層を成膜したものであってもよい。
支持基板1上には、例えば厚み100nmの絶縁層2が全面に形成される。絶縁層2は、例えばAl23であるが、SiN、Ta25、SrTiO3等の単層又はそれらの組み合わせであってもよい。
絶縁層2上には、例えば厚み250nmの下部導体10、下部導体13及び下部導体14が形成される。下部導体10、下部導体13及び下部導体14は、例えばPtである。Ptの下部には、密着層としてTi又はTiO2を成膜してもよい。Ptの代わりに、Ir、Ruなどの貴金属、SrRuO3、RuO2、IrO2等の導電性酸化物などであってもよい。
また、絶縁層2上には、例えば厚み80nmの抵抗膜31及び33も形成される。抵抗膜31及び33は、例えばTaSiNである。但し、NiCr合金、FeCrAl合金などの高抵抗膜であってもよい。
下部導体10上には、例えば厚み100nmの誘電体層3が形成される。誘電体層3は、例えばMnを微量添加したBST(BaSrTiO3)である。BSTの代わりに、PZT(PbZrTiO3)その他のペロブスカイト構造酸化物などであってもよい。
さらに、誘電体層3上には、例えば厚み250nmの上部電極層61が形成される。上部電極層61も、Ptで形成されるが、下部導体10と同様に、Ir、Ru等の貴金属、SrRuO3、RuO2、IrO2等の導電性酸化物などであってもよい。
下部導体10と誘電体層3と上部電極層61とで1つの可変容量素子が形成される。
また、例えば上部電極層61等が形成された後、保護層として例えば厚み3μmの絶縁層4が形成される。絶縁層4は、例えばポリイミド樹脂であるが、各種の無機絶縁膜(例えばSiO2等)、各種の有機絶縁膜(BCB(Benzocyclobutene)樹脂など)などであってもよい。
例えば絶縁層4を形成した後にプラズマエッチングなどで、上部電極層61との接続部9、ビア81及び82、ビア85及び86等を形成して、上部導体42、上部導体45及び上部導体46を形成する。上部導体42、上部導体45及び上部導体46は、例えばCu、Al等各種導電性材料で形成される。
なお、図示されていないが、上部導体42等を形成する前に、シード層/導電性耐湿層が形成される場合もある。シード層/導電性耐湿層は、例えばTaN(40nm)/Ta(30nm)/Cu(100nm)である。TaN/Taの代わりに、TiN、TiSiN、TaSiNその他の窒化物、SrRuO3、IrO2その他の酸化物などであってもよい。
上部導体42等の上には、さらに保護層として例えば厚み3μmの絶縁層5が形成される。絶縁層5は絶縁層4と同様の材料にて形成される。
さらに、例えば絶縁層5形成後に、ビア73等を形成して、導体層7を形成する。導体層7は、上部導体42等と同様の材料で形成される。なお、導体層7を形成する前に、上で述べたようなシード層/導電性耐湿層が形成される場合もある。
導体層7上にはパッド55が形成される。パッド55は、例えば厚み5μmであり、SnAg、AlCu合金、Au又は半田材料などが用いられる。
また、図7におけるBB’断面における断面図を図9に示す。
図8で説明したように、支持基板1上には、絶縁層2が全面に形成される。絶縁層2上には、下部導体12乃至14が形成されている。下部導体12上には誘電体層8が形成され、当該誘電体層8上には上部電極層64が形成されている。下部導体12、誘電体層8及び上部電極層64により、可変容量素子が1つ形成されている。
例えば上部電極層64が形成された後、絶縁層4が形成され、プラズマエッチングなどにより上部電極層64の接続部91を形成して、上部導体44及び45が形成される。さらに上部導体44及び45などの上に絶縁層5が形成される。
例えば絶縁層5形成後に、ビア72及び74を形成して、導体層93及び92を形成する。導体層93上には、第2のバイアス端子DC+2に対応するパッド52が形成される。また、導体層92上には、第2のグランド端子GND2に対応するパッド56が形成される。
このような層構成は一例であって、上で述べたような回路構成を実現するものであれば、どのようなものであってもよい。
上で述べた例では、可変容量素子を4つ直列に接続する回路構成を示したが、「4」は一例であって、可変容量素子を偶数個直列に接続する構成であれば同様の効果を奏する回路を構成できる。
例えば、図10に示すように、6つの可変容量素子C1乃至C6を直列に接続するようにしてもよい。この回路構成では、図3よりも4つ多い14個の抵抗R11乃至R24を用いる。但し、信号用端子Signal1及びSignal2に接続される抵抗R11及びR18並びにR17及びR24については第2のグランド端子GND2に接続されるが、可変容量素子の一端が2つの経路で抵抗を介してグランド端子に接続され、他端が2つの経路で抵抗を介してバイアス端子に接続される、という構成は、図3に示した回路と同様である。
また、図11に示すように、8つの可変容量素子C1乃至C8を直列に接続するようにしてもよい。この回路構成では、図3よりも8つ多い18個の抵抗R31乃至R48を用いる。但し、信号用端子Signal1及びSignal2に接続される抵抗R31及びR40並びにR39及びR48については第2のグランド端子GND2に接続されるが、可変容量素子の一端が2つの経路で抵抗を介してグランド端子に接続され、他端が2つの経路で抵抗を介してバイアス端子に接続される、という構成は、図3に示した回路と同様である。
なお、本実施の形態に係る可変容量デバイスを用いたアンテナ装置は例えば図12に示すような構成を有する。アンテナ装置は、信号処理及び制御回路200と、DCカットのためのキャパシタCDCcutと、可変容量デバイス100と、アンテナとして用いられるコイルLとを有する。信号処理及び制御回路200は、コイルLで受信される信号を適切に復調できるようにするため、可変容量デバイス100に対して適切な電圧を印加するようになっている。
本実施の形態に係る可変容量デバイスを採用すれば、このようなアンテナ装置を製造する際に、可変容量デバイス100の左右の向きを留意せずに実装できるようになる。
100 可変容量デバイス
C1乃至C8 可変容量素子
R1乃至R48 抵抗

Claims (3)

  1. 信号用の第1及び第2の端子と、
    電圧印加用の第3及び第4の端子と、
    接地用の第5及び第6の端子と、
    前記第1の端子と前記第2の端子との間に直列に接続された複数の可変容量素子と、
    前記第3又は第4の端子に接続される複数の第1の抵抗と、
    前記第5又は第6の端子に接続される複数の第2の抵抗と、
    を有し、
    前記複数の可変容量素子の各々の一端は、前記第3の端子に接続される第1の抵抗と前記第4の端子に接続される第1の抵抗とに接続され、
    前記複数の可変容量素子の各々の他端は、前記第5の端子に接続される第2の抵抗と前記第6の端子に接続される第2の抵抗とに接続される
    可変容量デバイス。
  2. 前記第1乃至第6の端子のいずれかに接続される第1乃至第6の外部電極が、同一の外面において180度回転対称となる位置関係で配置された請求項1記載の可変容量デバイス。
  3. 請求項1又は2記載の可変容量デバイスを含むアンテナ装置。
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