JP6300559B2 - ノック棒成形体 - Google Patents

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本発明は、軸筒内に複数本のリフィルを収容する複式筆記具で使用されるノック棒の構造に関する。
従来、軸筒内に複数本のリフィルを収容し、ノック動作又はスライド動作によってそのうちの任意の一本の筆記先端を軸筒の先端から突出させることで筆記が可能となるような複式筆記具が数多く提供されてきた。本件出願人も下記先行技術文献に記載するような技術を開示してきた。
特開2012−61605号公報 特開2010−76281号公報 特開2009−34878号公報 特開2006−212940号公報
ところで、複式筆記具においては、リフィルのノック動作のたびに、リフィルを前方へ押し出す構造としてのノック棒を備えるものが多い。このようなノック棒はリフィルの数と同数必要であるが、複式筆記具組み立ての際リフィルと同数のノック棒を1個ずつ軸筒内に装着していくのは手間である。また、部品数の管理も煩雑である。
そこで本発明は、複式筆記具で使用されるノック棒の形成、装着及び部品数の管理を簡素化することのできるノック棒の構造を提供することを課題とする。
(1)第1の発明
以上の課題を解決すべく、本件出願のうち第1の発明は、軸筒20内に複数本のリフィル30が収容される複式筆記具10においてこれらの各リフィル30の後端に装着される該複数本のノック棒50を備えるノック棒成形体70であって、
前記各ノック棒50の後端が、環状の連結体71から放射状に突出するランナー72の先端に連接された形状として射出成形により一体に形成されているとともに、
前記ランナー72は各ノック棒50を前記複式筆記具10の軸心に向かって束ねる方向に屈曲可能であり、
該ランナー72が屈曲した状態で束ねられた前記複数本のノック棒50が前記連結体71ごと前記軸筒20内に装着され、
前記のように装着された該ノック棒50に対する最初のノック動作により前記ランナー72は破断可能に形成されていることを特徴とする。
(2)第2の発明
また、本件出願のうち第2の発明は、前記第1の発明の特徴に加え、前記各ノック棒50と前記連結体71とは互いに異なる種類の樹脂による二色成型により形成されていることを特徴とする。
本発明は、上記のように構成されているので、複式筆記具で使用されるノック棒の形成、装着及び部品数の管理を簡素化することのできるノック棒の構造を提供することが可能となっている。
本発明の実施の形態に係る複式筆記具の側面図(A)及び平面図(B)である。 図1(B)におけるA−A断面図である。 図1(B)におけるB−B断面図である。 中軸を二分割した内側面の斜視図で、隔壁の形状を示す。 後軸を二分割した内側面の斜視図で、後端係止部の形状を示す。 本発明の実施の形態で用いられるノック棒を斜視図で示す。 ノック棒の成形状体(A)と、これらをひとまとめにする状態(B、C)を斜視図にて示す。 ノック棒の軸筒への装着手順を斜視図にて示す。 ノック動作を断面図にて示す。
以下、図面を参照しつつ、本発明の1の実施の形態について説明する。
本発明に係る複式筆記具10は、図1に示すような外観を呈する。すなわち、先端から、それぞれ略円筒状の先軸21、中軸22及び後軸23が結合した軸筒20が形成され、その中に図1では視認できないリフィル30が4本収納されている。
先軸21は、先細に形成されたテーパー部21aと、それ以外の部分であってユーザーにより把持される部分であるグリップ部21bからなる。先軸21の後端部分は縮径した前方雄ネジ部21cに形成されており、中軸22の先端内面に形成された前方雌ネジ部22aと螺合する(図2及び図3参照)。テーパー部21aの先端は開口しており、この開口部29(図2及び図3参照)から収納されたリフィル30の先端が出没する。
後軸23は、後端が閉鎖している。後軸23の外周には、先端縁にまで達するスリット24が4本、等間隔に配されている。また、スリット24とスリット24との間のある1箇所にはクリップ28が設けられている。これらスリット24に沿って、後述するノック棒50のスライド突起51が前後に移動可能となっている。後軸23の先端部分は縮径した後方雄ネジ部23aに形成されており、中軸22の後端内面に形成された後方雌ネジ部22bと螺合する(図2及び図3参照)。
図2及び図3は、図1(B)におけるA−A断面及びB−B断面をそれぞれ示している。軸筒20の内部には、リフィル30が4本収納されている。各リフィル30は、インクを収容するインク収容管33と、その先端に装着される継手32と、その継手32の先端に装着される筆記先端31としてのボールペンチップとにより構成されている。一方、各リフィル30の後端はノック棒50と接続している。さらに、中軸22の途中には軸筒20の内部空間を前後に2分する隔壁26が設けられている。この隔壁26には、各リフィル30を誘導する誘導孔27が計4個設けられている。この誘導孔27は、図4に示すように、軸心付近から周方向へ延びる2つの直線部27aと、各直線部27aの周端を円弧で結ぶ弧状部27bとにより略扇形を呈している。
ノック棒50の後端近傍には、外方に突出するスライド突起51が形成されている。このスライド突起51は先述のとおり前記スリット24から外方へ突出し露出している。また、4本のノック棒50の外側であって、スライド突起51の直前に当たる位置には、円筒形状のスプリング受け筒60が装着されている。このスプリング受け筒60の先端と前記隔壁26との間にはスプリング40が介装されている。すなわち、スプリング受け筒60の先端縁が、スプリング40の後端を支持するスプリング受け段差61となっている。さらに、各ノック棒50の後端からは、後方に向け後端フック52が突設されている。この後端フック52は、後軸23の後端面から前方に向け突設されている後端係止部25と係合する部分である。この後端係止部25は、図5に示すように、その先端部分が内方に鈎状に突出し、この部分でノック棒50の後端フック52と係合する。
図6は、ノック棒50を斜視図で示すものである。ノック棒50の先端には、リフィル30のインク収容管33の後端に挿入されて接続される接続部55が形成されている。また、接続部55の直後には、軸心方向に対し45°斜めの方向に突出する先端フック53が形成されている。この先端フック53は、図4に示す誘導孔27の直線部の一方の先端側で係合するように形成されている。一方、ノック棒50の後端には先述した後端フック52が形成され、その後端は前記後端係止部25の鈎状部分と係合するように外方に鈎状に突出している。そして、この後端フック52の直前には前記したスライド突起51が形成されている。一方、このスライド突起51が突出する反対方向、すなわち、軸心側には、内方に突出する内側突条54が長手方向に沿って延設されている。この内側突条54の断面は、軸心側が尖った形状のV字形を呈している。各ノック棒50の内側突条54は、全ての筆記先端31が軸筒20内に没入している状態において、その軸芯側辺縁を寄せ合うように近接させている(図2及び図3参照)。
各ノック棒50は、図7(A)に示すように、環状の連結体71に対し放射状に各々の後端フック50の後端を接したノック棒成形体70として一体成形される。このノック棒成形体70は、連結体71の部分の材質を熱可塑性エラストマー、ポリプロピレン樹脂又はポリエチレン樹脂とし、また、ノック棒50の部分の材質をポリカーボネート樹脂、ポリアセタール樹脂又はABS樹脂とする二色成型により一体に射出成形される。連結体71と後端フック50との間は、脆弱なランナー72により連結されている。
このノック棒成形体70は、図7(A)に示す成形状態から、図7(B)に示すように連結体71を中心としてランナー72の部分で各ノック棒50を軸心方向へ寄せるように折り曲げ、図7(C)に示すように4本のノック棒50がひとまとめにされる。この状態では各ノック棒50はランナー72を介して連結体71と連結した状態を保っている。
図7(C)に示すようにひとまとめとされたノック棒50の外周には、先端方向からスプリング受け筒60が被せられる(図8(A)、(B))。それと同時に、ノック棒50のスライド突起51をスリット24に合わせるようにして、ノック棒50は後軸23に挿入される(図8(B))。ノック棒50が後軸23に挿入された状態では、スプリング受け筒60の後端縁はスライド突起51に当接している(図8(C))。この状態で、各ノック棒50の後端フック52は、それぞれ後軸23内部の後端係止部25と、互いの鈎状部分をもって係合することとなる(図2及び図3参照)。そして、後軸23の先端方向から、スプリング40が挿入される(図8(C))。スプリング40の後端は、スプリング受け段差61としてのスプリング受け筒60の先端縁に当接する(図8(C))。さらに、先端方向から中軸22が後軸23に螺着される(図8(D)、(E))。この状態で、図8(E)では視認できないものの、スプリング40の先端は中軸22内部の隔壁26に当接している(図3参照)。
この後は、各リフィル30がノック棒50の接続部55(図8(C)参照)に接続されたうえで先軸21が中軸22に螺着されて、図1(A)に示す状態の複式筆記具10となる。この複式筆記具10の未使用状態では、各ノック棒50は連結体71に連結されたままである。ここで、各々のスライド突起51を前方へスリット24に沿って最初に摺動させる際に、ランナー72部分で破断して該ノック棒50は連結体71と分離することになる。
図1〜3に示す状態では、各リフィル30の筆記先端31は軸筒20内に没入した状態を保っている。このとき、各ノック棒50の後端フック52はそれぞれ後軸23内部の後端係止部25と係合している(図2及び図3参照)。すなわち、先端を下向きにすると、各ノック棒50は後端係止部25により吊り下げられているような状態をとることになる。
この状態から、1つのノック棒50のスライド突起51を前方へ押圧すると、そのノック棒50の後端フック52に前方への力がかかり、この力が対応する後端係止部25を外方へ弾性変形させ、その後端係止部25と後端フック52との係合が解かれることになる。そしてそのノック棒50の内側突条54は、他のノック棒50の内側突条54と摺動しつつ前方へ移動する。そして、他のノック棒50の内側突条54の先端を超えたところで、図9に示すように、ノック棒50は軸心方向へ沈み込むことになる。その間、前方へ押圧されるノック棒50のスライド突起51により、スプリング受け筒60が前方へ押圧され、それによりスプリング40が圧縮されていく。すなわち、スプリング受け筒60が設けられていることで、1個のノック棒50による押圧力が、スプリング受け筒60で周方向に均等化され、スプリング40が周方向に均等な力で無理なく押圧されることとなっている。そして、ノック棒50が上述したように軸心方向へ沈み込む際に、隔壁26の誘導孔27を通過した先端フック53が誘導孔27に係合する。これにより、スプリング40の後端方向への付勢力に抗し、図9に示すように、筆記先端31が軸筒20先端の開口部29から露出した状態が維持されることとなっている。
この状態から、他のノック棒50が前方へ押圧されると、そのノック棒50の内側突条54の先端が、筆記先端31を露出させているノック棒50の内側突条54の後端に当接し、これを外側方向へ押し上げることとなる。これにより、先端フック53と誘導孔27との係合が解かれ、スプリング40の付勢力によりノック棒50は後端へ押し戻され、当該筆記先端31は再び軸筒20内に没入し、図1〜3に示す状態へ復帰する。このとき、当該ノック棒50の後端フック52と対応する後端係止部25との係合状態も復活する。
本発明は、軸筒内に複数本のリフィルを収容する複式筆記具に利用可能である。
10 複式筆記具
20 軸筒 21 先軸 21a テーパー部
21b グリップ部 21c 前方雄ネジ部 22 中軸
22a 前方雌ネジ部 22b 後方雌ネジ部 23 後軸
23a 後方雄ネジ部 24 スリット 25 後端係止部
26 隔壁 27 誘導孔 27a 直線部
27b 弧状部 28 クリップ 29 開口部
30 リフィル 31 筆記先端 32 継手
33 インク収容管
40 スプリング
50 ノック棒 51 スライド突起 52 後端フック
53 先端フック 54 内側突条 55 接続部
60 スプリング受け筒 61 スプリング受け段差
70 ノック棒成形体 71 連結体 72 ランナー

Claims (2)

  1. 軸筒内に複数本のリフィルが収容される複式筆記具においてこれらの各リフィルの後端に装着される該複数本のノック棒を備えるノック棒成形体であって、
    前記各ノック棒の後端が、環状の連結体から放射状に突出するランナーの先端に連接された形状として射出成形により一体に形成されているとともに、
    前記ランナーは各ノック棒を前記複式筆記具の軸心に向かって束ねる方向に屈曲可能であり、
    該ランナーが屈曲した状態で束ねられた前記複数本のノック棒が前記連結体ごと前記軸筒内に装着され、
    前記のように装着された該ノック棒に対する最初のノック動作により前記ランナーは破断可能に形成されていることを特徴とするノック棒成形体。
  2. 前記各ノック棒と前記連結体とは互いに異なる種類の樹脂による二色成型により形成されていることを特徴とする請求項1記載のノック棒成形体。
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