JP6299250B2 - 動力伝達装置 - Google Patents

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Description

本発明は、2つの部材間で動力の伝達を行う動力伝達装置に関する。
従来、磁性流体等の機能性流体を用い、ハウジングとシャフトとの間で動力の伝達を行う動力伝達装置が知られている。例えば特許文献1の動力伝達装置では、ハウジングにエンジン等が接続され、シャフトに変速機等が接続されている。特許文献1には、ハウジングとシャフトとの間の動力、すなわち、トルクの伝達効率を制御することにより、エンジンから変速機へ伝達する動力を制御する例が記載されている。ここで、動力伝達装置は、所謂係合装置として利用されている。
特開2010−101412号公報
特許文献1の動力伝達装置では、ハウジングの内部空間に一端が位置するようシャフトを設け、シャフトの一端に対し相対回転不能なようロータを接続している。内部空間には、磁性流体が充填されている。ハウジングに設けられた電磁コイルが磁場を発生させると、磁性流体中の微粒子がクラスタを形成し、磁性流体の見かけの粘度が増大する。これにより、電磁コイルが発生する磁場の強さに応じてハウジングとロータとの間の動力の伝達効率が増大する。その結果、ハウジングおよびシャフトを経由した、エンジンから変速機への動力の伝達が可能となる。
しかしながら、特許文献1の動力伝達装置では、ハウジングとロータとの間の動力の伝達は磁性流体を介して行われるため、電磁コイルにより磁性流体の粘度を増大させたとしても、所定値以上の大きな動力については伝達できないおそれがある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、動力の伝達効率を任意の値に設定可能、かつ、大きな動力を伝達可能な動力伝達装置を提供することにある。
本発明の動力伝達装置は、ハウジングとシャフトとロータと機能性流体と機能発生部と付勢手段とを備えている。
ハウジングは、筒部、第1板部、第2板部および穴部を有している。第1板部は、筒部の一端を塞ぐ。第2板部は、筒部の他端を塞ぎ、筒部と第1板部との間に内部空間を形成する。穴部は、第1板部の内部空間側と、内部空間とは反対側とを接続するよう第1板部に形成される。シャフトは、一端が内部空間に位置するよう穴部に挿通され、ハウジングに対し相対回転可能に設けられる。
ロータは、シャフトの一端に対し相対回転不能、かつ、軸方向に相対移動し第1板部または第2板部に当接可能なよう内部空間に設けられる。機能性流体は、内部空間に設けられ、外部からの刺激に応じて、相対回転するハウジングとロータとの間の動力の伝達効率が変化するよう機能する。機能発生部は、ロータとの間に吸引力を発生しロータを第1板部側または第2板部側に吸引するとともに機能性流体に刺激を与えることが可能である。
付勢手段は、機能発生部がロータを吸引する方向とは反対の方向にロータを付勢する。上記構成により、動力伝達装置は、相対回転するハウジングとシャフトとの間で動力の伝達が可能である。
本発明では、機能発生部により機能性流体に刺激を与えることにより、例えば、刺激の大きさに応じてハウジングとロータとの間の動力の伝達効率を増大させることができる。これにより、ハウジングとシャフトとの間の動力の伝達効率を、刺激の大きさに応じて増大させ、任意の値に設定することができる。
また、機能発生部によりロータを第1板部側または第2板部側に吸引し、ロータを第1板部または第2板部に当接させることにより、ハウジングとシャフトとの間の動力の伝達効率を所定の大きさ以上に増大させることができる。したがって、ハウジングとシャフトとの間で所定値以上の大きさの動力を伝達することができる。すなわち、本発明の動力伝達装置は、ハウジングとシャフトとの間の動力の伝達効率の最大値が大きい。
また、本発明では、付勢手段が、機能発生部がロータを吸引する方向とは反対の方向にロータを付勢する。そのため、例えば、機能発生部がロータとの間に発生する吸引力を、ロータと第1板部または第2板部とが当接しない程度の大きさに制御する場合、機能性流体に与える刺激の大きさに応じてハウジングとシャフトとの間の動力の伝達効率を任意の値に設定する制御を行うことができる。一方、機能発生部がロータとの間に発生する吸引力を、ロータと第1板部または第2板部とが当接する程度の大きさに制御する場合、ハウジングとシャフトとの間の動力の伝達効率を所定の大きさ以上に増大させる制御を行うことができる。このように、本発明では、ハウジングとシャフトとの間の動力の伝達効率を任意の値に容易に設定でき、伝達効率の制御性が良好である。
また、本発明では、第1板部または第2板部とロータとが当接したとき、ハウジングとロータとの間の動力の伝達効率が所定の大きさ以上となるよう作用する作用部(90)をさらに備えている。作用部は、凹部、および、凹部に係合可能な凸部を有している。凸部が凹部に係合したとき、ハウジングとロータとは、相対回転不能となる。
本発明の第1実施形態による動力伝達装置を示す断面図。 図1のII−II線断面図。 図1のIII−III線断面図。 本発明の第1実施形態による動力伝達装置の作動状態を示す断面図。 本発明の第1実施形態による動力伝達装置の作動状態を示す断面図。 本発明の第1実施形態および比較例の電磁コイルが発生する磁場と動力の伝達効率との関係を示す図。 本発明の第2実施形態による動力伝達装置を示す断面図。 本発明の第2実施形態による動力伝達装置を示す断面図。 本発明の第3実施形態による動力伝達装置を示す断面図。 本発明の第3実施形態による動力伝達装置を示す断面図。 本発明の第4実施形態による動力伝達装置を示す断面図。 本発明の第5実施形態による動力伝達装置を示す断面図。
以下、本発明の複数の実施形態による動力伝達装置を図に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において、実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。また、図面の記載が煩雑になることを避けるため、1つの図面において、実質的に同一の複数の部材または部位には、複数のうち1つのみに符号を付す場合がある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による動力伝達装置を図1〜3に示す。
動力伝達装置1は、例えば、図示しない車両のエンジンのクランクシャフトと補機の入力軸との間に設けられ、クランクシャフトから出力される動力を補機に伝達可能である。
動力伝達装置1は、ハウジング20、シャフト30、ロータ40、機能性流体50、機能発生部60、付勢手段70、制御部としての電子制御ユニット(以下、「ECU」という)80、および、作用部90等を備えている。
ハウジング20は、例えば鉄等の磁性体により形成され、筒部21、第1板部22、第2板部23、および、穴部25を有している。
筒部21は、略円筒状に形成されている。第1板部22は、筒部21の一端を塞ぐようにして形成されている。第2板部23は、筒部21の他端を塞ぎ、筒部21と第1板部22との間に内部空間24を形成している。穴部25は、第1板部22の内部空間24側と、内部空間24とは反対側とを接続するよう第1板部22の中央に形成されている。
第2板部23の中央の内部空間24とは反対側には、軸部材2の一端が接続される。ここで、軸部材2と第2板部23とは相対回転不能である。軸部材2の一端は、軸受3により軸受けされている。軸部材2の他端は、補機の入力軸に接続される。
シャフト30は、例えばステンレス等の金属により形成され、本体31、突出部32、第1環状部33、第2環状部34等を有している。
本体31は、長い円柱状に形成され、一端が内部空間24に位置するよう穴部25に挿通されている。本体31の外壁と穴部25の内壁との間には、環状のシール部材4が設けられている。シール部材4は、本体31と穴部25との間を気密または液密に保持している。本体31は、シール部材4に対し内部空間24とは反対側に設けられる軸受5により軸受けされている。これにより、本体31は、ハウジング20に対し相対回転可能である。本体31の他端は、エンジンのクランクシャフトに接続される。そのため、エンジンが回転しているとき、本体31の他端には、クランクシャフトから動力、すなわち、トルクが入力される。
突出部32は、本体31の一端において径方向外側へ突出するよう、かつ、本体31の軸に平行な方向へ延びるよう本体31と一体に形成されている。本実施形態では、突出部32は、本体31の周方向に等間隔で並ぶよう8つ形成されている(図2、3参照)。
第1環状部33は、略円環状に形成され、突出部32のシール部材4側に位置するよう本体31に嵌め込まれている。ここで、第1環状部33は、本体31に対し相対移動不能である。
第2環状部34は、略円環状に形成され、突出部32の第2板部23側に位置するよう本体31に嵌め込まれている。ここで、第2環状部34は、本体31に対し相対移動不能である。
ロータ40は、例えば鉄等の磁性体により形成され、本体41、穴部42、溝部43を有している。
本体41は、略円板状に形成されている。穴部42は、本体41を板厚方向に貫くよう、本体41の中央に形成されている。溝部43は、穴部42の内壁から径方向外側へ凹むよう形成されている。溝部43は、シャフト30の突出部32に対応し、穴部42の周方向に等間隔で並ぶよう8つ形成されている(図3参照)。
ロータ40は、各溝部43が各突出部32に対応するよう穴部42に本体31の一端が挿通されることで、第1環状部33と第2環状部34との間に設けられている。これにより、ロータ40は、シャフト30(本体31)の一端に対し相対回転不能、かつ、軸方向に相対移動可能である。
本実施形態では、ロータ40は、第1環状部33側へ移動したとき、第1板部22に当接可能である。また、ロータ40は、第2環状部34側へ移動したとき、内縁部(穴部42の外縁部)が第2環状部34に当接可能である。ロータ40がシャフト30に対し軸方向に相対移動するとき、ロータ40とシャフト30とは摺動する。ここで、シャフト30の本体31および突出部32には、ロータ40との摺動箇所である摺動部35が形成されている。
このように、ロータ40は、シャフト30の一端に対し相対回転不能、かつ、軸方向に相対移動し第1板部22に当接可能なよう内部空間24に設けられる。
機能性流体50は、本実施形態では、例えば、カルボニル鉄やマグネタイトやマンガン亜鉛フェライト等の粒子である強磁性粒子51、その表面を覆う界面活性剤、および、水や油等のベース液からなる磁気粘性流体である。ここで、強磁性粒子51は、例えば5μm程度の大きさである。機能性流体50中の強磁性粒子51は、界面活性剤とベース液の親和力と界面活性剤同士の反発力によりベース液中で凝集したり沈降したりすることなく、安定した分散状態を保っている。
機能性流体50は、内部空間24に充填されるようにして設けられている。機能性流体50は、例えば磁場を発生する物が近傍にあり磁場が作用すると、磁力線に沿って強磁性粒子51が連なることによりクラスタ511が形成され、疑似的には粘度が増大したような状態になる(図4参照)。そのため、内部空間24にクラスタ511が形成された状態でロータ40またはハウジング20の一方が回転すると、クラスタ511に引き摺られるようにして他方が回転する。これにより、ロータ40とハウジング20との間で相互に動力(トルク)の伝達が可能になる。
機能性流体50は、作用する磁場の強さに応じて、形成されるクラスタ511が大きくなる。そのため、機能性流体50に作用する磁場の強さに応じて、相対回転するハウジング20とロータ40との間の動力の伝達効率が増大する。言い換えると、機能性流体50に作用する磁場の強さに応じて、ハウジング20およびロータ40との間の粘性摩擦力が増大する。
このように、機能性流体50は、内部空間24に設けられ、作用する磁場の強さ(外部からの刺激の大きさ)に応じて、相対回転するハウジング20とロータ40との間の動力の伝達効率が変化するよう機能する。
機能発生部60は、本実施形態では、電磁コイル61を有している。電磁コイル61は、本実施形態では、略円環状に形成され、第1板部22の外縁部の内側に設けられている。電磁コイル61は、電力が供給されると、供給される電力に応じて磁場を発生する。電磁コイル61が磁場を発生すると、第1板部22、筒部21、第2板部23、内部空間24、ロータ40、機能性流体50を磁力線が通過する。これにより、ロータ40と第1板部22との間に吸引力が発生し、ロータ40が第1板部22側に吸引される。また、内部空間24を磁力線が通過することにより、機能性流体50中にクラスタ511が形成され、機能性流体50の見かけの粘度が増大する。
このように、機能発生部60は、ロータ40との間に吸引力を発生しロータ40を第1板部22側に吸引するとともに機能性流体50に刺激を与えることが可能である。
付勢手段70は、本実施形態では、スプリング71を有している。スプリング71は、所謂コイルスプリングであり、内側にシャフト30の本体31の一端が位置するよう第1環状部33とロータ40との間に設けられている。スプリング71の一端は第1環状部33に当接し、他端はロータ40の本体41の内縁部に当接している。スプリング71は、軸方向に伸びる力を有している。そのため、スプリング71は、ロータ40を第2環状部34側に付勢している。すなわち、スプリング71は、電磁コイル61がロータ40を吸引する方向(第1環状部33側)とは反対の方向にロータ40を付勢している。
このように、付勢手段70は、機能発生部60がロータ40を吸引する方向とは反対の方向にロータ40を付勢している。
上記構成により、動力伝達装置1は、所定の条件のとき(例えば機能発生部60が機能性流体50に刺激を与えているとき)、相対回転するハウジング20とシャフト30との間で動力の伝達が可能である。
ECU80は、演算手段としてのCPU、記憶手段としてのROMおよびRAM、ならびに、入出力手段等を有する小型のコンピュータである。ECU80は、車両に搭載されたセンサ類からの信号等に基づき、ROMに格納されたプログラムに従い車両の各部および各種機器類の作動を制御する。ECU80は、図示しないバッテリから電磁コイル61に供給する電力を制御することで、電磁コイル61の作動を制御可能である。
例えば、ECU80が電磁コイル61に供給する電力を増大させると、ロータ40との間に発生する吸引力、および、機能性流体50に作用する磁場の強さ(与える刺激の大きさ)が増大する。一方、ECU80が電磁コイル61への電力の供給を停止すると、ロータ40との間の吸引力、および、機能性流体50に作用する磁場は消滅する。
ECU80は、センサ類からの信号等に基づき、電磁コイル61へ供給する電力を制御することにより、ロータ40との間に発生する吸引力、および、機能性流体50に作用する磁場の強さを変化させ、シャフト30とハウジング20との間の動力の伝達効率を変化させる。これにより、例えば車両の走行状態やエンジンの運転状態等に応じ、動力伝達装置1を経由してクランクシャフトから補機に伝達される動力の大きさを制御することができる。
本実施形態では、作用部90は、ハウジング20の第1板部22とロータ40との間に設けられている。作用部90は、摩擦面91、92を有している。摩擦面91は、第1板部22のロータ40側に形成されている。摩擦面92は、ロータ40の第1板部22側に形成されている。摩擦面91、92は、それぞれ、例えば面粗度が所定値以上になるよう形成されている。
機能発生部60によりロータ40が第1板部22側に吸引されて、ロータ40と第1板部22とが当接したとき、摩擦面91と摩擦面92とは当接する。このとき、摩擦面91と摩擦面92との間に所定値以上の摩擦力が生じる。これにより、相対回転するハウジング20とロータ40との間の動力の伝達効率を所定の大きさ以上に増大させることができる。
次に、本実施形態による動力伝達装置1の作動について、図1、4、5に基づき説明する。
図1に示すように、機能発生部60の電磁コイル61に電力が供給されていないとき、ロータ40は、スプリング71により、シャフト30の第2環状部34に押し付けられた状態である。この状態では、ハウジング20とロータ40との間の動力の伝達効率が略0のため、シャフト30に対しクランクシャフトから動力が入力されても、この動力はハウジング20側に伝達されない。よって、補機の入力軸に動力は入力されない。
図4に示すように、ECU80が電磁コイル61に対し所定の大きさの電力を供給すると、ロータ40と第1板部22との間に吸引力が発生し、ロータ40が第1板部22側に吸引される。なお、このとき、スプリング71の付勢力により、ロータ40は、第1板部22に当接することなく、第1環状部33と第2環状部34との間に位置している。また、内部空間24を磁力線が通過することにより、機能性流体50中にクラスタ511が形成され、機能性流体50の見かけの粘度が増大する。この状態では、機能性流体50に作用する磁場の強さに応じて、相対回転するハウジング20とロータ40との間の動力の伝達効率が増大する。よって、シャフト30に対しクランクシャフトから動力が入力されると、上記伝達効率に応じて、補機の入力軸に動力が入力される。
図5に示すように、ECU80が電磁コイル61に対し、さらに大きな電力を供給すると、ロータ40と第1板部22との間の吸引力が増大し、ロータ40(摩擦面92)と第1板部22(摩擦面91)とが当接する。この状態では、相対回転するハウジング20とロータ40との間の動力の伝達効率が所定の大きさ以上に増大する。よって、シャフト30に対しクランクシャフトから入力される動力が大きい場合でも、補機の入力軸に対し動力を良好に入力することができる。
図6に実線で示すように、本実施形態では、電磁コイル61が発生する磁場(電磁コイル61に供給する電流)が0からm2までは、ロータ40と第1板部22とは当接していないため、磁場の強さに応じて、ハウジング20とシャフト30との間の伝達効率(ハウジング20とシャフト30との間で伝達されるトルク)が0からt1まで線形に変化する。一方、電磁コイル61が発生する磁場がm2以上の場合、ロータ40と第1板部22とが当接するため、ハウジング20とシャフト30との間の伝達効率は、t1より大きいt2となる。このように、本実施形態では、ECU80により電磁コイル61に供給する電力を制御することにより、電磁コイル61が発生する磁場が0からm2の間は動力伝達装置1の線形制御が可能であり、電磁コイル61が発生する磁場がm2以上のとき、大きなトルクが伝達される大トルク制御が可能となる。
次に、比較例による動力伝達装置の作動について説明することにより、比較例に対する本実施形態の優位な点を明らかにする。
比較例による動力伝達装置は、物理的な構成が、付勢手段70(スプリング71)を備えない点以外、本実施形態と同様である。図6に破線で示すように、比較例では、付勢手段70を備えないため、電磁コイル61が発生する磁場がm1になると、ロータ40と第1板部22とが当接し、ハウジング20とシャフト30との間の伝達効率がt2となる。このように、比較例では、電磁コイル61に供給する電力に応じてハウジング20とシャフト30との間の伝達効率を線形に変化させることはできない。よって、本実施形態は、ハウジング20とシャフト30との間の伝達効率の制御性が良好な点で、比較例に対し優位であると言える。
以上説明したように、(1)本実施形態では、ハウジング20は、筒部21、第1板部22、第2板部23および穴部42を有している。第1板部22は、筒部21の一端を塞ぐ。第2板部23は、筒部21の他端を塞ぎ、筒部21と第1板部22との間に内部空間24を形成する。穴部42は、第1板部22の内部空間24側と、内部空間24とは反対側とを接続するよう第1板部22に形成される。シャフト30は、一端が内部空間24に位置するよう穴部25に挿通され、ハウジング20に対し相対回転可能に設けられる。
ロータ40は、シャフト30の一端に対し相対回転不能、かつ、軸方向に相対移動し第1板部22に当接可能なよう内部空間24に設けられる。機能性流体50は、内部空間24に設けられ、外部からの刺激に応じて、相対回転するハウジング20とロータ40との間の動力の伝達効率が変化するよう機能する。機能発生部60は、ロータ40との間に吸引力を発生しロータ40を第1板部22側に吸引するとともに機能性流体50に刺激を与えることが可能である。
付勢手段70は、機能発生部60がロータ40を吸引する方向とは反対の方向にロータ40を付勢する。上記構成により、動力伝達装置1は、相対回転するハウジング20とシャフト30との間で動力の伝達が可能である。
本実施形態では、機能発生部60により機能性流体50に刺激を与えること(磁場を作用させること)により、刺激の大きさ(磁場の強さ)に応じてハウジング20とロータ40との間の動力の伝達効率を増大させることができる。これにより、ハウジング20とシャフト30との間の動力の伝達効率を、刺激の大きさに応じて増大させ、任意の値に設定することができる。
また、機能発生部60によりロータ40を第1板部22側に吸引し、ロータ40を第1板部22に当接させることにより、ハウジング20とシャフト30との間の動力の伝達効率を所定の大きさ以上に増大させることができる。したがって、ハウジング20とシャフト30との間で所定値以上の大きさの動力を伝達することができる。すなわち、本実施形態の動力伝達装置1は、ハウジング20とシャフト30との間の動力の伝達効率の最大値が大きい。
また、本実施形態では、付勢手段70が、機能発生部60がロータ40を吸引する方向とは反対の方向にロータ40を付勢する。そのため、例えば、機能発生部60がロータ40との間に発生する吸引力を、ロータ40と第1板部22とが当接しない程度の大きさに制御する場合、機能性流体50に与える刺激の大きさに応じてハウジング20とシャフト30との間の動力の伝達効率を任意の値に設定する制御を行うことができる。一方、機能発生部60がロータ40との間に発生する吸引力を、ロータ40と第1板部22とが当接する程度の大きさに制御する場合、ハウジング20とシャフト30との間の動力の伝達効率を所定の大きさ以上に増大させる制御を行うことができる。このように、本実施形態では、ハウジング20とシャフト30との間の動力の伝達効率を任意の値に容易に設定でき、伝達効率の制御性が良好である。
また、(2)本実施形態は、ロータ40との間に発生する吸引力、および、機能性流体50に与える刺激の大きさが変化するよう機能発生部60を制御可能なECU80をさらに備えている。上述のように、本実施形態の動力伝達装置1は、ハウジング20とシャフト30との間の動力の伝達効率の制御性が良好である。よって、ECU80により、伝達効率を任意の値に容易に設定できる。
また、(3)本実施形態は、第1板部22とロータ40とが当接したとき、ハウジング20とロータ40との間の動力の伝達効率が所定の大きさ以上となるよう作用する作用部90をさらに備えている。そのため、機能発生部60によりロータ40を吸引して第1板部22に当接させたときのハウジング20とロータ40との間の動力の伝達効率をより大きくすることができる。したがって、ハウジング20とシャフト30との間でより大きな動力を伝達可能である。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による動力伝達装置を図7、8に示す。第2実施形態は、作用部90の構成が第1実施形態と異なる。
第2実施形態では、作用部90は、摩擦面91、92に代えて、凸部93、凹部94を有している。
図7に示すように、凸部93は、第1板部22のロータ40側の面からロータ40側に突出するよう第1板部22と一体に形成されている。凸部93は、穴部25から径方向外側へ直線状に延びるよう形成されている。本実施形態では、凸部93は、第1板部22の周方向に等間隔で並ぶよう8つ形成されている。
図8に示すように、凹部94は、ロータ40の本体41の第1板部22側の面から第2板部23側に凹むよう形成されている。凹部94は、凸部93に対応し、穴部42の溝部43から径方向外側へ直線状に延びるよう形成されている。本実施形態では、凹部94は、本体41の周方向に等間隔で並ぶよう8つ形成されている。
各凸部93は、第1板部22とロータ40とが当接したとき、各凹部94に嵌まり込み(係合)可能である。そのため、第1板部22とロータ40とが当接したとき、ハウジング20とロータ40とは相対回転不能となり、シャフト30に入力されるクランクシャフトからの動力は、動力伝達装置を経由して補機の入力軸に、そのまま損失無く伝達される。
以上説明したように、(3)第1板部22とロータ40とが当接したとき、ハウジング20とロータ40との間の動力の伝達効率が所定の大きさ以上となるよう作用する作用部90(凸部93、凹部94)をさらに備えている。したがって、ハウジング20とシャフト30との間でより一層大きな動力を伝達可能である。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による動力伝達装置を図9、10に示す。第3実施形態は、作用部90の構成が第1実施形態と異なる。
第3実施形態では、作用部90は、摩擦面91、92に代えて、凸部95、凹部96を有している。
図9に示すように、凸部95は、第1板部22のロータ40側の面からロータ40側に突出するよう第1板部22と一体に形成されている。本実施形態では、凸部95は、円形に形成され、第1板部22の周方向に等間隔で並ぶよう8つ形成されている。
図10に示すように、凹部96は、ロータ40の本体41の第1板部22側の面から第2板部23側に凹むよう形成されている。凹部96は、凸部95に対応し、円形に形成され、本体41の周方向に等間隔で並ぶよう8つ形成されている。
各凸部95は、第1板部22とロータ40とが当接したとき、各凹部96に嵌まり込み(係合)可能である。そのため、第1板部22とロータ40とが当接したとき、ハウジング20とロータ40とは相対回転不能となり、シャフト30に入力されるクランクシャフトからの動力は、動力伝達装置を経由して補機の入力軸に、そのまま損失無く伝達される。
以上説明したように、(3)第1板部22とロータ40とが当接したとき、ハウジング20とロータ40との間の動力の伝達効率が所定の大きさ以上となるよう作用する作用部90(凸部95、凹部96)をさらに備えている。したがって、第2実施形態と同様、ハウジング20とシャフト30との間でより一層大きな動力を伝達可能である。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態による動力伝達装置を図11に示す。第4実施形態は、付勢手段70の構成が第1実施形態と異なる。
第4実施形態では、付勢手段70は、スプリング71に代えて、ベローズ72を有している。
ベローズ72は、例えばステンレス等の金属により、筒状の蛇腹状に形成されている。ベローズ72は、内側にシャフト30の本体31の一端が位置するよう第1環状部33とロータ40との間に設けられている。ベローズ72の一端は第1環状部33に当接し、他端はロータ40の本体41の内縁部に当接している。ベローズ72は、軸方向に伸びる力を有している。そのため、ベローズ72は、ロータ40を第2環状部34側に付勢している。すなわち、ベローズ72は、電磁コイル61がロータ40を吸引する方向(第1環状部33側)とは反対の方向にロータ40を付勢している。
このように、付勢手段70は、機能発生部60がロータ40を吸引する方向とは反対の方向にロータ40を付勢している。
なお、ベローズ72は、シャフト30の摺動部35を覆うようにして設けられている。
以上説明したように、(4)本実施形態では、付勢手段70のベローズ72は、摺動部35を覆うよう筒状に形成されている。そのため、例えば、摺動部35とロータ40との間に機能性流体50の強磁性粒子51等が噛み込み、ロータ40とシャフト30との軸方向の円滑な相対移動が妨げられるといった事態を回避することができる。したがって、動力伝達装置の作動を長期に亘り良好に保つことができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態による動力伝達装置を図12に示す。第5実施形態は、機能性流体50、および、機能発生部60の構成が第1実施形態と異なる。
第5実施形態では、機能性流体50は、例えば絶縁体の微粒子である絶縁体粒子52、および、シリコンオイル等の絶縁液体からなるER流体または電気粘性流体とよばれる機能性流体の一種である。ここで、絶縁体粒子52は、例えば5μm程度の大きさである。
機能性流体50は、内部空間24に充填されるようにして設けられている。機能性流体50は、例えば電界が作用すると、粘度が変化する。
また、本実施形態では、機能発生部60は、電磁コイル61に加え、電極62、63を有している。
電極62は、例えば銅等の金属により略円環状に形成され、一方の面が第1板部22のロータ40側の面に露出するよう第1板部22と同軸になるよう設けられている。電極63は、例えば銅等の金属により略円環境に形成され、一方の面が第2板部23のロータ40側の面に露出するよう第2板部23と同軸になるよう設けられている。
ECU80は、電極62、63に印加する電圧の大きさを制御可能である。
ECU80が電極62、63に印加する電圧の大きさを大きくすると、機能性流体50に作用する電界の強さが大きくなる。これにより、機能性流体50の粘度が増大し、ロータ40とハウジング20との間で相互に動力(トルク)の伝達が可能になる。
機能性流体50は、作用する電界の強さに応じて、粘度が大きくなる。そのため、機能性流体50に作用する電界の強さに応じて、相対回転するハウジング20とロータ40との間の動力の伝達効率が増大する。言い換えると、機能性流体50に作用する電界の強さに応じて、ハウジング20およびロータ40との間の粘性摩擦力が増大する。
このように、本実施形態では、機能性流体50は、内部空間24に設けられ、作用する電界の強さ(外部からの刺激の大きさ)に応じて、相対回転するハウジング20とロータ40との間の動力の伝達効率が変化するよう機能する。
また、ECU80は、機能発生部60の電磁コイル61によりロータ40との間に吸引力を発生させることにより、ロータ40と第1板部22とを当接させることができる。これにより、ハウジング20とシャフト30との間の動力の伝達効率を所定の大きさ以上に増大させることができる。
以上説明したように、本実施形態では、機能性流体50として、絶縁体粒子52を含むER流体または電気粘性流体を用いた場合でも、第1実施形態と同様、ハウジング20とシャフト30との間の動力の伝達効率を、刺激の大きさに応じて増大させ、任意の値に設定することができ、ハウジング20とシャフト30との間で所定値以上の大きさの動力を伝達することができる。
(他の実施形態)
本発明の他の実施形態では、ハウジングの内部空間に充填する機能性流体として、粒子の大きさが5μm程度の磁気粘性流体やER流体または電気粘性流体に限らず、大きさが例えば数十〜数百nm程度の強磁性微粒子を含む磁性流体を用いることとしてもよい。機能性流体として磁性流体を用いた場合の動力伝達装置の作動は、第1実施形態と同様である。
また、上述の実施形態では、外部からの刺激が大きくなるのに応じて、相対回転するハウジングとロータとの間の動力の伝達効率が増大するよう機能する機能性流体を採用する例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、例えば、外部からの刺激が大きくなるのに応じて、相対回転するハウジングとロータとの間の動力の伝達効率が低減するよう機能する機能性流体を採用してもよい。
また、本発明の他の実施形態では、制御部は、例えば、ロータとの間に発生する吸引力、および、機能性流体に与える刺激の大きさが所定の値になるよう機能発生部を制御してもよい。また、本発明の他の実施形態では、制御部を備えない構成であってもよい。
また、本発明の他の実施形態では、作用部の摩擦面の面粗度はどのような値でもよく、作用部の凸部および凹部の形状は、直線状または円形に限らず、曲線状、楕円形、三角形、四角形、または、多角形等、どのような形状であってもよい。また、本発明の他の実施形態では、作用部を備えない構成であってもよい。
また、本発明の他の実施形態では、金属製のベローズに代えて、例えばゴム製チューブ状の付勢手段により、シャフトの摺動部を覆う構成としてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、ロータは、シャフトの一端に対し相対回転不能、かつ、軸方向に相対移動し第2板部に当接可能なよう内部空間に設けられることとしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、ハウジングは、筒部、第1板部および第2板部のうち2つが一体となり他の1つが別体に形成されるよう、または、すべてが別体に形成され互いに接合されることとしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、ハウジング側に動力が入力され、シャフト側から動力が出力されることとしてもよい。また、動力伝達装置は、車両の補機に限らず、車両の変速機や車輪、または、その他機器の入力軸に対し動力を伝達することとしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、例えばハウジングを他部材に対し相対回転不能に固定し、ハウジングとロータとの間の動力の伝達効率を変化させてシャフトの回転を停止させるよう、動力伝達装置をブレーキ装置(係合装置)として用いることとしてもよい。
このように、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態に適用可能である。
1 ・・・・動力伝達装置
20 ・・・ハウジング
21 ・・・筒部
22 ・・・第1板部
23 ・・・第2板部
24 ・・・内部空間
25 ・・・穴部
30 ・・・シャフト
40 ・・・ロータ
50 ・・・機能性流体
60 ・・・機能発生部
70 ・・・付勢手段

Claims (6)

  1. 筒部(21)、前記筒部の一端を塞ぐ第1板部(22)、前記筒部の他端を塞ぎ前記筒部と前記第1板部との間に内部空間(24)を形成する第2板部(23)、および、前記第1板部の前記内部空間側と前記内部空間とは反対側とを接続するよう前記第1板部に形成される穴部(25)を有するハウジング(20)と、
    一端が前記内部空間に位置するよう前記穴部に挿通され、前記ハウジングに対し相対回転可能に設けられるシャフト(30)と、
    前記シャフトの一端に対し相対回転不能、かつ、軸方向に相対移動し前記第1板部または前記第2板部に当接可能なよう前記内部空間に設けられるロータ(40)と、
    前記内部空間に設けられ、外部からの刺激に応じて、相対回転する前記ハウジングと前記ロータとの間の動力の伝達効率が変化するよう機能する機能性流体(50)と、
    前記ロータとの間に吸引力を発生し前記ロータを前記第1板部側または前記第2板部側に吸引するとともに前記機能性流体に刺激を与えることが可能な機能発生部(60)と、
    前記機能発生部が前記ロータを吸引する方向とは反対の方向に前記ロータを付勢する付勢手段(70)と、を備え、
    相対回転する前記ハウジングと前記シャフトとの間で動力の伝達が可能であり、
    前記第1板部または前記第2板部と前記ロータとが当接したとき、前記ハウジングと前記ロータとの間の動力の伝達効率が所定の大きさ以上となるよう作用する作用部(90)をさらに備え、
    前記作用部は、凹部(94、96)、および、前記凹部に係合可能な凸部(93、95)を有し、
    前記凸部が前記凹部に係合したとき、前記ハウジングと前記ロータとは、相対回転不能となる動力伝達装置(1)。
  2. 前記凸部は、前記第1板部または前記第2板部の周方向に等間隔で並ぶよう複数形成され、
    前記凹部は、前記ロータの周方向に等間隔で並ぶよう複数形成されている請求項1に記載の動力伝達装置。
  3. 前記凸部(93)は、前記第1板部または前記第2板部の中央から径方向外側へ直線状に延びるよう形成され、
    前記凹部(94)は、前記ロータの中央から径方向外側へ直線状に延びるよう形成されている請求項2に記載の動力伝達装置。
  4. 前記凸部(95)は、前記第1板部または前記第2板部の前記ロータ側の面から円形に突出するよう形成され、
    前記凹部(96)は、前記ロータの前記第1板部側または前記第2板部側の面から円形に凹むよう形成されている請求項2に記載の動力伝達装置。
  5. 前記ロータとの間に発生する吸引力、および、前記機能性流体に与える刺激の大きさが変化するよう前記機能発生部を制御可能な制御部(80)をさらに備える請求項1〜4のいずれか一項に記載の動力伝達装置。
  6. 前記シャフトは、前記ロータと摺動する部位である摺動部(35)を有し、
    前記付勢手段は、内周壁で前記摺動部を覆うよう蛇腹状に形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の係合装置。
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