JPH08277853A - 可変クラッチ - Google Patents

可変クラッチ

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JPH08277853A
JPH08277853A JP7080054A JP8005495A JPH08277853A JP H08277853 A JPH08277853 A JP H08277853A JP 7080054 A JP7080054 A JP 7080054A JP 8005495 A JP8005495 A JP 8005495A JP H08277853 A JPH08277853 A JP H08277853A
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JP
Japan
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output shaft
fluid
input shaft
variable
viscous fluid
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7080054A
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English (en)
Inventor
Masaaki Tsushima
雅明 対馬
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ケーシング内の圧力を変えることなく、入力
軸の円板と出力軸の円板との結合度を可変可能とする。 【構成】 入力軸1上に設けられた多板1aと、出力軸
2の入力軸1及び多板1aを収納する収納部内壁に設け
られた多板2aとは交互に配置されている。出力軸2の
外周は電磁石保持用筒3で覆われ、電磁石保持用筒3の
外周上には電磁石4,5が設置されている。出力軸2の
収納部内には磁性粉8aが混入された粘性流体8が封入
されている。反力センサ10は出力軸2への伝達力を検
知し、検知した伝達力を励磁回路11に通知する。励磁
回路11は反力センサ10から通知された伝達力に応じ
た電流を電磁石4,5に供給し、粘性流体8内の磁性粉
8aの密度を可変する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可変クラッチに関し、特
に機械駆動装置等の湿式クラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の湿式クラッチ装置におい
ては、入力軸に取付けた円板と出力軸に取付けたリング
状の円板とを交互に配置した装置(いわゆる湿式多板ク
ラッチ装置)がある。
【0003】この湿式多板クラッチ装置では入力軸の円
板と出力軸の円板との間にシリコンオイル等の流体を注
入し、入力軸の駆動力をシリコンオイル等の流体を介し
て入力軸の円板から出力軸の円板に伝達し、その伝達力
で出力軸を駆動している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の湿式ク
ラッチ装置では、駆動力を入力軸の円板から出力軸の円
板に伝達するためのシリコンオイル等の流体の粘性を変
更できないので、入力軸の円板と出力軸の円板との結合
度が流体を収納するケーシング内の圧力に依存してお
り、ケーシング内の圧力が変わらない限りその結合度を
可変することができない。
【0005】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、ケーシング内の圧力を変えることなく、入力軸の
円板と出力軸の円板との結合度を変えることができる可
変クラッチを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による可変クラッ
チは、入力軸の駆動力を流体の粘性摩擦によって出力軸
に伝達する可変クラッチであって、前記流体内に混入さ
れた磁性成分と、前記流体内における前記磁性成分の密
度を可変して前記流体の粘性摩擦を可変する可変手段と
を備えている。
【0007】本発明による他の可変クラッチは、上記の
構成のほかに、前記出力軸への伝達力を検出する検出手
段と、前記検出手段の検出結果に応じて前記粘性摩擦を
可変するよう前記可変手段を制御する手段とを具備して
いる。
【0008】
【作用】入力軸の駆動力を粘性流体の粘性摩擦によって
出力軸に伝達する可変クラッチにおいて、粘性流体内に
混入された磁性粉あるいは磁性流体の密度を電磁石によ
って可変して粘性流体の粘性摩擦を可変する。
【0009】これによって、出力軸の収納部(ケーシン
グ)内の圧力を変えることなく、入力軸の多板と出力軸
の多板との結合度を変えることができ、出力トルクが自
由に設定可能となる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例の斜視図であり、
図2は本発明の一実施例の断面図である。これらの図に
おいて、入力軸1と出力軸2とは湿式多板クラッチを構
成しており、入力軸1上に設けられた多板1aと、出力
軸2の入力軸1及び多板1aを収納する収納部(ケーシ
ング)の内壁に設けられたリング状の多板2aが交互に
配置されている。
【0012】この場合、出力軸2の収納部を入力軸1の
中心軸に沿って半分に分け、出力軸2の収納部内に入力
軸1及び多板1aを収納した後に、出力軸2の外周を電
磁石保持用筒3で覆い、電磁石保持用筒3の外周上に入
力軸1側及び出力軸2側に夫々電磁石4,5を取付けて
いる。
【0013】出力軸2の収納部内には磁性粉8a(例え
ば、マグネタイト等の強磁性体の固体微粒子等)または
磁性流体が混入された粘性流体8が、多板1a,2aを
浸す程度の量だけ封入されている。尚、出力軸2の収納
部内の粘性流体8は入力軸1と出力軸2との間に設けら
れたOリング7によって外部に流出しないようになって
いる。また、磁性流体とはマグネタイト等の強磁性体の
固体微粒子をベースとなる液体中に界面活性剤を用いて
安定に分散させた懸濁液で、あたかも磁性を持つ液体の
如く振舞う。
【0014】入力軸1は出力軸2の収納部内において軸
受け6で保持され、出力軸2の収納部外において軸受け
15で保持されている。また、入力軸1にはモータ14
に取付けられた歯車13に噛合する歯車12が取付けら
れている。
【0015】これに対し、出力軸2は軸受け16に保持
されており、軸受け16には出力軸2への伝達力を検知
するための反力センサ10が取付けられている。反力セ
ンサ10は検知した伝達力を励磁回路11に通知する。
【0016】励磁回路11は反力センサ10から通知さ
れた伝達力に応じて入力軸1の多板1aと出力軸2の多
板2aとの結合度を可変するために、必要に応じた電流
を電磁石4,5に供給し、粘性流体8内の磁性粉8aも
しくは磁性流体の密度を可変する。
【0017】つまり、電磁石4,5は励磁回路11から
供給される電流で励磁されるので、粘性流体8内の磁性
粉8aもしくは磁性流体が励磁された電磁石4,5に引
き寄せられるので、粘性流体8内の磁性粉8aもしくは
磁性流体の密度が変化する。
【0018】例えば、入力軸1側の電磁石4が励磁され
ると、多板1a,2aを浸す粘性流体8内の磁性粉8a
もしくは磁性流体の密度が大きくなって粘性流体8の粘
性が大となる。
【0019】また、出力軸2側の電磁石5が励磁される
と、出力軸2の収納部内の空間部9側の粘性流体8内の
磁性粉8aもしくは磁性流体の密度が大きくなるが、逆
に多板1a,2aを浸す粘性流体8の粘性が小さくな
る。これによって、本発明の一実施例による湿式多板ク
ラッチの結合度合が制御される。
【0020】入力軸1と出力軸2との間に速度差が生じ
た場合、本発明の一実施例による湿式多板クラッチは従
来の湿式多板クラッチと同様に、粘性流体8のせん断力
によって出力軸2にトルクが伝達される。
【0021】粘性流体8内に磁性粉8aが混入されてい
る場合、磁性粉8aによって粘性摩擦が向上し、伝達ト
ルクが増大する。また、入力軸1側の電磁石4を励磁し
て粘性流体8内の磁性粉8aを多板1a,2a側に引き
寄せると、多板1a,2aに対する粘性流体8のせん断
力が大きくなり、伝達トルクが上昇する。
【0022】逆に、出力軸2側の電磁石5を励磁して粘
性流体8内の磁性粉8aを出力軸2の収納部内の空間部
9側に引き寄せると、多板1a,2aに対する粘性流体
8のせん断力が小さくなり、伝達トルクが減少する。
【0023】このように、入力軸1の駆動力を粘性流体
8の粘性摩擦によって出力軸2に伝達する可変クラッチ
において、粘性流体8内に混入された磁性粉8aあるい
は磁性流体の密度を電磁石4,5で変化させて粘性流体
8の粘性摩擦を可変することによって、出力軸2の収納
部(ケーシング)内の圧力を変えることなく、入力軸1
の多板1aと出力軸2の多板2aとの結合度を変えるこ
とができる。出力トルクが自由に設定可能となる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力軸の駆動力を流体の粘性摩擦によって出力軸に伝達す
る可変クラッチにおいて、流体内に混入された磁性成分
の密度を変化させて流体の粘性摩擦を可変することによ
って、ケーシング内の圧力を変えることなく、入力軸の
円板と出力軸の円板との結合度を変えることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 入力軸 1a,2a 多板 2 出力軸 3 電磁石保持用筒 4,5 電磁石 6,15,16 軸受け 7 Oリング 8 粘性流体 8a 磁性粉 10 反力センサ 11 励磁回路 12,13 歯車 14 モータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸の駆動力を流体の粘性摩擦によっ
    て出力軸に伝達する可変クラッチであって、前記流体内
    に混入された磁性成分と、前記流体内における前記磁性
    成分の密度を可変して前記流体の粘性摩擦を可変する可
    変手段とを有することを特徴とする可変クラッチ。
  2. 【請求項2】 前記出力軸への伝達力を検出する検出手
    段と、前記検出手段の検出結果に応じて前記粘性摩擦を
    可変するよう前記可変手段を制御する手段とを含むこと
    を特徴とする請求項1記載の可変クラッチ。
  3. 【請求項3】 前記磁性成分は、磁性粉及び磁性流体の
    うちのいずれかであることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の可変クラッチ。
  4. 【請求項4】 前記可変手段は、通電によって励磁され
    る電磁部材であることを特徴とする請求項1から請求項
    3のいずれか記載の可変クラッチ。
  5. 【請求項5】 前記電磁部材は、通電によって励磁され
    かつ前記収納部外周の前記入力軸側に設けられた第1の
    電磁部材と、通電によって励磁されかつ前記収納部外周
    の前記出力軸側に設けられた第2の電磁部材とから構成
    されたことを特徴とする請求項4記載の可変クラッチ。
JP7080054A 1995-04-05 1995-04-05 可変クラッチ Withdrawn JPH08277853A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020702