JP6299000B2 - 包装体における収容個数不足検出装置 - Google Patents

包装体における収容個数不足検出装置 Download PDF

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Description

この発明は、例えば、トイレットペーパーやキッチンペーパー等のように、複数個の同一製品を複数個行列させ、場合によってはこの行列を複数段積み重ねて包装することで、包装用フィルムが被収容物の外形に沿って密着して形成された包装体における収容個数不足検出装置に関する。
例えば、図7に示すように、ロール状のトイレットペーパーロール1を複数個販売する場合には、一段に4個を行列させて二段以上積み重ね、これら複数個のトイレットペーパーロール1を透明な包装用フィルム2で包装して包装体3とされている。この包装体3では、段積みされたトイレットペーパーロール1の外形形状に沿って前記包装用フィルム2が密着するように包装されている。なお、トイレットペーパーロール1の製造工場からは、さらに複数個の包装体3が段ボール箱等に梱包されて出荷される。
ところで、トイレットペーパーロール1を前記包装用フィルム2で包装する際に、例えば段積みされた後に、包装工程に搬送される際に脱落してしまう場合にその状態のまま包装されてしまうと、一つの包装体3に収容されたトイレットペーパーロール1の個数が不足した状態となる。この状態で段ボール箱に収容されて出荷されてしまうと、個数不足で不良品となってしまい、クレームの対象となってしまう。
そのため、包装体3の搬送ラインに検査員を配置して搬送される包装体3を検査したり、搬送ライン上の包装体3の重量を計測する計重機を設置して、所定の個数が収容されていない不良の包装体3を排除する対策が講じられている。しかし、検査員によって見逃されたり、重量を測定する場合には、トイレットペーパーロール1のロールの重量変動による誤動作が生じ、不良の包装体3の排除を確実に行えないおそれがあった。
このため、例えば、特許文献1には、トイレットペーパーのような単体ロールを並設段積して包装した包装品内の欠品を検出する装置として、トイレットペーパーの単体ロールを並列段積してフィルム包装したロール包装品をコンベヤにより搬送し、ストッパにより停止させたのち、停止中のロール包装品の両側に位置する各単体ロール側面のほぼ中央に検査板を押し当てることによりロール包装品内の欠品の有無を検出する欠品検出装置であって、前記検査板には、搬送方向と平行なロール包装品内の単体ロール側面の中心付近に当接しうる複数個の可動ピンを設けて検出器支持板の各リミットスイッチに対応させ、リミットスイッチは、復帰用バネ内蔵可動ピンの背後に備えており、前記可動ピンは内蔵するバネによりロール包装品に向かって突出傾向が付勢され、前記検査板をロール包装品に向け接近させたとき、前記可動ピンが押し込まれてリミットスイッチをオン又はオフとし、欠品があれば可動ピンは突出状態が保持されてミットスイッチをオフ又はオンとすることにより、包装品について単体ロールの全ての有無を判別表示するようにしたロール包装品の欠品検出装置が提案されている。
また、特許文献2には、包装後の包装体におけるロール状衛生用紙の不足を容易かつ確実に検出することができる包装体の検査装置として、中心軸線が相互に平行かつ外周面が相互に接するように整列する複数個のロール状衛生用紙を樹脂フィルムにて包装した包装体の検査装置であって、前記複数個のロール状衛生用紙の整列方向に対向すると共に前記複数個のロール状衛生用紙の中心軸線を含む平面内をこの整列方向に沿ってそれぞれ往復動して前記整列方向に沿った前記包装体の両端部にそれぞれ当接し得る一対の圧板と、これら一対の圧板を前記複数個のロール状衛生用紙の整列方向に沿ってそれぞれ駆動する圧板駆動手段と、前記一対の圧板にそれぞれ取り付けられてこれらの表面に負荷する圧力をそれぞれ検出するための一対の圧力センサーと、これら一対の圧力センサーからの検出情報に基づいて前記包装体に前記複数個のロール状衛生用紙が包装されているか否かを判定する異常判定部とを具えた構成が開示されている。
特開2004−99072号公報 特開2013−39939号公報
しかしながら、前記特許文献1と特許文献2に開示された検出装置では、検出のための圧板あるいは検査板を包装体に押し当てることを要するから、搬送ラインで搬送されている包装体をこの検出装置に臨む位置で停止させる必要がある。このため、生産速度が低下してしまうおそれがある。また、前記検査板等を押し当てるために駆動手段を必要とするから、複雑な構造となって、装置が大型化してしまうおそれがある。しかも、検出装置が大型化することにより、既存の搬送設備に設置することが困難なものとなり、搬送設備を新設しなければならない場合が生じる。
そこで、この発明は、搬送ラインに於ける包装体を停止させることがなく、しかも、簡単な構造で確実に包装体内の収容個数不足を検査することができる包装体における収容個数不足検出装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するための技術的手段として、この発明に係る包装体における収容個数不足検出装置は、同一形状の被収容物を行列状に配して複数段に積み重ねた被収容物の積層体をその外形に沿って包装フィルムで包装して形成した包装体を、段積み方向を進行方向にして搬送装置で搬送する途中で前記包装体内に収容された被収容物の個数を検査する包装体における収容個数不足検出装置において、前記包装体の搬送経路であって、鉛直方向の行または列を構成する被収容物の搬送経路の途中の検出域に対して進退自在に存否検出手段を設け、前記存否検出手段を、常時、前記検出域に進入させる蓄勢力を作用させる付勢手段を設け、前記検出域から退避した位置に前記存否検出手段が位置したことを検出する位置検出手段を設け、前記検出域には前記包装体の走行位置を案内するガイドプレートを設け、前記包装体が前記ガイドプレートにより案内されて検出域を通過する際に、該包装体がその搬送走行によって前記存否検出手段を検出域から退避させるようにし、退避しない場合には、前記被収容物が収容されていないことを検出することを特徴としている。
所定の個数の被収容物を収容している前記包装体が前記存否検出手段を臨む検出域を通過すると、該包装体は前記ガイドプレートに案内されて検出域に進入している該存否検出手段に接触する位置を通過する。該存否検出手段に接触すると前記付勢手段による蓄勢力に抗して該存否検出手段を検出域から退避させる。これにより、前記位置検出手段が存否検出手段を検出するから、検出域内を通過している包装体には所定の個数の被収容物が収容されている、と判断できる。
例えば、2行2列で一段に4個の被収容物が三段積みされている場合であって、これを倒して段積み方向に搬送される場合には、高さ方向に2個ある被収容物が3つ連続して前記存否検出手段を通過する。このとき、不足の個数がある場合には、当該不足している位置においては存否検出手段は前記付勢手段の蓄勢力を受けて検出域に進入することになる。このときには、前記位置検出手段は存否検出手段を検出しないので、この包装体には被収容物が不足していることが検出される。この場合には、この包装体は、存否検出手段が臨む位置を通過した後、適宜な排除手段により排除されて、後工程に供給されることがない。
また、請求項2の発明に係る包装体における収容個数不足検出装置は、前記存否検出手段、鉛直方向を軸として回転自在に支持させた検出ローラであることを特徴としている。
すなわち、前記包装体が前記検出ローラに当接すると、該検出ローラを前記鉛直方向の軸を中心として回転させながら、前記付勢手段の蓄勢力に抗して該検出ローラを検出域から退避させることになる。
また、請求項3の発明に係る包装体における収容個数不足検出装置は、前記検出ローラの前記検出域に対する進退は、該検出ローラの支持軸を包装体の搬送方向に直交する方向に移動させることにより行うことを特徴としている。
すなわち、検出ローラを往復直線運動させることによって前記検出域に対して進退させるようにしたものである。
また、請求項4の発明に係る包装体における収容個数不足検出装置は、前記検出ローラの前記検出域に対する進退は、該検出ローラの支持軸を一定角度の範囲で往復旋回運動させることより行うことを特徴としている。
すなわち、検出ローラの支持軸を揺動腕に支持させ、この揺動腕の揺動により検出ローラを往復旋回運動させて検出域から進退させるようにしたものである。
また、請求項5の発明に係る包装体における収容個数不足検出装置は、前記存否検出手段は、前記検出域に先端部を突出させて、基端部を軸として揺動自在な揺動棒からなり、この揺動によって検出域に対して進退させ、検出域から退避した状態を前記位置検出手段により検出することを特徴としている。
包装体が存否検出手段が臨む位置を通過する場合、被収容物が所定の個数で収容されている場合には前記検出棒を揺動させることにより、不足している場合には該検出棒が揺動しないことにより、不足の有無を検出するようにしたものである。
また、請求項6の発明に係る包装体における収容個数不足検出装置は、前記存否検出手段を配した位置よりも上流側に、包装体の通過を検出する包装体検出手段を設け、該包装体検出手段により包装体の通過を確認した後、所定時間の経過を待って前記位置検出手段による検出動作を完了することを特徴としている。
前記存否検出手段が臨む検出域を包装体が通過するに先立って、包装体を検知するようにしたものである。包装体が通過した後には、搬送装置の搬送速度と前記包装体検出手段から存否検出手段との間の距離、包装体の段積み方向長さが既知であるから、検知後に存否検出手段により検出されるまでの時間と該存否検出手段により検出が完了するまでの時間、すなわち包装体が検出域を通過するまでの時間が判り、この所定時間内に前記位置検出手段により存否検出手段の退避が検出されない場合には、当該包装体の収容個数が不足していると判断できるので、この時間の経過を待って検出動作を完了するものである。
また、例えば、前後の包装体の間隔が、被収容物の段積み方向の長さと等しい場合には、この前後の間隔が前記検出域を通過する場合に、存否検出手段は検出域に進入した状態となり、あたかも被収容物が不足している状態と誤検出するおそれがある。このため、前記包装体検出手段による包装体の検出により存否検出手段の動作を開始するようにしたものである。
この発明に係る包装体における収容個数不足検出装置によれば、包装体を停止させることなく、包装体に収容された被収容物の個数に不足があるか否かを判断できるので、生産効率を低下させることがない。また、包装体の搬送による走行によって、存否検出手段を検出域に対して進退させて検出するので、該存否検出手段の駆動機構等を要することがなく、簡単な構造とすることができる。しかも、収容個数不足検出装置を小型化できるので、設置スペースが小さく、既存の搬送設備にも設置することができる。
また、請求項2または請求項3の発明に係る包装体における収容個数不足検出装置によれば、包装体が検出ローラに当接すると、該検出ローラが回転しながら検出域から退避するので、収容物の存否の検出を確実に行うことができる。
また、請求項4の発明に係る包装体における収容個数不足検出装置によれば、包装体が検出ローラに当接した際に、該検出ローロが検出域から退避するための旋回方向を包装体の搬送方向に沿った方向とすることにより、円滑に退避させることができる。
また、請求項6の発明に係る包装体における収容個数不足検出装置によれば、搬送される包装体の通過を検出することにより、確実に包装体の収容個数不足を検出することができる。
この発明の第1の実施形態に係る包装体における収容個数不足検出装置の概略構造を説明する斜視図である。 図1に示す実施形態の検出域を示す概略の斜視図である。 この発明の第1の実施形態に係る包装体における収容個数不足検出装置を備えた包装体の搬送経路を示す概略の平面図である。 図3に示す実施形態に係る搬送経路の検出域の概略の正面図である。 この発明の第2の実施形態に係る包装体における収容個数不足検出装置を説明する概略の平面図である。 この発明の第3の実施形態に係る包装体における収容個数不足検出装置を説明する概略の平面図である。 この発明に係る収容個数不足検出装置により収容個数不足を検出する対象となる包装体を説明する図で、トイレットペーパーを収容した包装体を示している。
以下、図示した好ましい実施の形態に基づいて、この発明に係る包装体における収容個数不足検出装置を具体的に説明する。
図1から図4には、この発明係る包装体における収容個数不足検出装置の第1の実施形態を示してある。図1はこの発明係る包装体における収容個数不足検出装置10を備えた包装体3の搬送路の該収容個数不足検出装置10が臨んでいる検出域11aの近傍を示す斜視図であり、包装体3はベルトコンベヤ等の搬送装置11の搬送面に載置されて搬送される。この実施形態では、包装体3は図7に示すように、被収容物としてのトイレットペーパーロール1が2列2行の4個を一段として三段に積み重ねられた積層体を包装用フィルム3を密着させて包装したものであり、搬送装置11では、図2と図3、図4とに示すように、段積み方向を進行方向として倒した状態で搬送するようにしてある。
前記搬送装置11の搬送面の両側には搬送方向に沿って上下一対で2枚のガイドプレート12、13が左右に設置されており、包装体3は、図2に示すように、これらガイドプレート12、13に案内されて一定の姿勢を維持しながら搬送される。なお、ガイドプレート12、13は、本実施形態に係る包装体3ではトイレットペーパーロール1が積層体が倒された状態で上下に配されているから、上下それぞれのトイレットペーパーロール1を案内するよう上下に2枚が配されているものであり、被包装物の行列の数によっては、1枚あるいは3枚以上とする。また、本実施形態では搬送路の上流側を臨んで左側をガイドプレート12とし、右側をガイドプレート13とすると共に、上側のガイドプレートに「a」の符号を、下側のガイドプレートに「b」の符号を添えてある。なお、以下における「左右」は、上流側を臨んだ方向におけるものとする。
前記ガイドプレート12、13の一部には、図1と図2に示すように、切欠部14が形成されており、この切欠部14に存否検出手段としての検出ローラ15、16が配されている。なお、左側を検出ローラ15と、右側を検出ローラ16とするとともに、上側の検出ローラに「a」の符号を、下側の検出ローラに「b」の符号を添えてある。そして、これら検出ローラ15、16の一部または全部が前記切欠部14から搬送路側に突出しており、これら検出ローラ15、16が臨んだ検出域11aを、所定の個数のトイレットペーパーロール1が収容された包装体3が通過する場合には、トイレットペーパーロール1が包装用フィルム2を介してこの検出ローラ15、16に当接するようにしてある。
前記検出ローラ15、16は、図2と図3、図4とに示すように、鉛直方向の支持軸15c、15d、16c、16dによって回転自在に支持されている。なお。上下に配されている検出ローラ15a、15bと検出ローラ16a、16bの支持軸15c、15dと支持軸16c、16dは同一鉛直線上に配されているものであっても、異なる鉛直線上に配されているものであってもいずれでも構わない。これら検出ローラ15、16の支持軸15c、15d、16c、16dはそれぞれ支持プレート17a、17b、18a、18bに支持されている。これら支持プレート17a、17b、18a、18bはいずれも搬送方向と直交する水平方向に摺動自在とされており、この摺動によって、検出ローラ15、16は、前記検出域11aに対して、図3において鎖線で示す進入位置と実線で示す退避位置との間を進退するようにしてある。なお、これら進入位置と退避位置とで検出ローラ15、16が停止するように適宜なストッパが設けられている。また、前記支持プレート17、18には圧縮コイルばね等による付勢手段19により付勢されて、前記検出ローラ15、16が常時検出域11aに進入した状態となるようにしてある。
前記検出ローラ15、16を臨む位置に位置検出手段としてローラ検出センサ20が設置されている。このローラ検出センサ20は、検出ローラ15、16が前記検出域から退避位置に位置したことを検出する。
また、前記検出域11aの上流側の上方には包装体検出手段としての包装体センサ21が配されており、搬送装置11によって搬送される包装体3が通過したことを検出するようにしてある。
また、前記検出域11aの下流側には、図3に示すように、排除用経路22が分岐されており、搬送装置11を挟んで該排除用経路22の反対側には、排除プレート23が設けられている。この排除プレート23は、ピストン−シリンダ等の駆動手段24によって搬送装置11による搬送路に対して進退自在とされており、前進時には該排除プレート23を臨む位置を通過する包装体3が前記排除用経路22に向けて押し出されるようにしてある。
以上により構成されたこの発明に係る包装体における収容個数不足検出装置の動作を、以下に説明する。
搬送装置11の搬送面には、図2および図3に示すように、段積み方向を進行方向として倒されて載置され、包装体3内のトイレットペーパーロール1は上下方向に2段となって搬送される。この包装体3が前記包装体センサ21の下方を通過すると、該包装体3の通過が検知される。これにより、この包装体センサ21の下流側の前記検出ローラ15、16が臨む検出域に、包装体3が到達することを把握できる。次いで、包装体3は、前記検出ローラ15、16が進入している検出域に搬送される。包装体3に所定の個数のトイレットペーパーロール1が収容されている場合には、前記検出ローラ15、16に当接しながら搬送される。このため、検出ローラ15、16はトイレットペーパーロール1により押し動かされ、前記付勢手段19による蓄勢力に抗して検出域から退避位置まで後退し、前記ローラ検出センサ20によって該検出ローラ15、16が検出域から退避したことが検出される。このため、当該包装体3には所定のトイレットペーパーロール1が収容されていると判断される。
包装体3に所定の個数のトイレットペーパーロール1が収容されていない場合には、前記検出域11aを通過する際に検出ローラ15a、15b、16a、16bのいずれかが押し動かされないから、押し動かされない検出ローラ15(16)は検出域11aに進入した進入位置に維持され、前記ローラ検出センサ20により検出されない。このため、包装体3内に収容されたトイレットペーパーロール1が不足していると判断できる。
また、この実施形態のように三段積みの包装体3である場合には、中段にあるべきトイレットペーパーロール1が不足している場合がある。このような場合には、進行方向の前段にあるトイレットペーパーロール1により検出ローラ15(16)が退避位置まで退避した後、中段が検出ローラ15(16)に臨むと、前記付勢手段31の蓄勢力によって検出ローラ15(16)が進入位置まで前進する。これにより、ローラ検出センサ20が検出ローラ15(16)を検出しなくなる。次いで、後段のトイレットペーパーロール1が検出域11aに進むと、検出ローラ15(16)は退避位置まで旋回してローラ検出センサ20により検出される。このため、中段のトイレットペーパーロール1の不足を判断できる。
さらに、三段積みのいずれの段にもトイレットペーパーロール1が不足している場合には、前記包装体センサ21によって包装体3の通過が確認された後の所定時間が経過してもローラ検出センサ20によって検出ローラ15、16が検出されないから、当該包装体3にトイレットペーパーロール1が不足していることが把握できる。
収容個数に不足がある包装体3が前記検出域11aを通過した後に、前記排除プレート22が臨む位置を通過する際には、前記ローラ検出センサ20の出力信号を受けて前記駆動手段24が作動する。これにより、排除プレート23を前進させて該包装体3を排除用経路22に押し出し、不足が生じている包装体3は搬送経路11から排除されることになり、段ボール箱等に梱包される工程には搬送されない。このため、不良品が梱包されている段ボール箱が流通することを防止できる。
また、包装体3が検出域11aを通過した後には、前記付勢手段19の蓄勢力を受けて検出ローラ15、16が前進して進入位置に位置させ、次に搬送される包装体3の検査に待機する。
図5には、この発明に係る第2の実施形態に係る包装体における収容個数不足検出装置を示してある。
この第2実施形態では、存否検出手段である検出ローラ15、16を旋回させることにより検出域11aに対して進退させるようにしたものである。なお、第1実施形態と同一の部位については同一の符号を付してあり、図5は検出域11aを示す平面図である。
検出ローラ15、16は揺動腕30の先端部に回転自在に支持されており、この揺動腕30の基端部が揺動軸30aに揺動自在に支持されることにより、水平面内で揺動自在とされている。そして、この揺動によって検出ローラ15、16が検出域11aに対して進退するようにしてある。また、この揺動の方向は、検出ローラ15、16が、図5上で鎖線で示す進入位置から実線で示す退避位置まで旋回する方向を包装体3の進行方向に沿った方向としてある。
また、前記揺動腕30には付勢手段31の蓄勢力を作用させて、検出ローラ15、16が常時進入位置に位置する方向に旋回するようにしてある。なお、検出ローラ15、16が進入位置よりも搬送方向の上流方向に旋回することを阻止するストッパ32が設けられている。
そして、退避位置にある検出ローラ15、16を検出するローラ検出センサ20が設置されている。また、検出域11aの上流側には包装体センサ21が設置されている。
前記検出ローラ15、16が臨む検出域11aを包装体3が通過する場合、所定のトイレットペーパーロール1が収容されている包装体3であれば前記検出ローラ15、16を押し動かして、前記揺動腕30を揺動軸30aを中心として揺動させる。このとき、検出ローラ15、16は包装体3の進行方向に応じた方向に揺動するから、これら検出ローラ15、16が大きな抵抗とならずに、円滑に揺動する。
押し動かされた検出ローラ15、16が検出域11aから退避して退避位置に位置すると、前記ローラ検出センサ20がこれら検出ローラ15、16を検出するから、包装体3には所定の個数のトイレットペーパーロール1が収容されていると判断される。他方、いずれかの検出ローラ15(16)が退避位置にあることが検出されない場合には、当該包装体3に収容されているトイレットペーパーロール1の個数が不足していると判断されて、該検出域11aの下流側で排除されることになる。
また、検出域11aを包装体3通過した後には、前記付勢手段31の蓄勢力を受けて、揺動腕30が揺動して前記検出ローラ15、16を進入位置に位置させて、後続の包装体3の搬送に待機することになる。
また、この実施形態のように三段積みの包装体3である場合には、中段にあるべきトイレットペーパーロール1が不足している場合がある。このような場合には、進行方向の前段にあるトイレットペーパーロール1により検出ローラ15(16)が退避位置まで退避した後、中段が検出ローラ15(16)に臨むと、前記付勢手段31の蓄勢力によって検出ローラ15(16)が進入位置まで旋回する。これにより、ローラ検出センサ20が検出ローラ15(16)を検出しなくなる。次いで、後段のトイレットペーパーロール1が検出域11aに進むと、検出ローラ15(16)は退避位置まで旋回してローラ検出センサ20により検出される。このため、中段のトイレットペーパーロール1の不足を判断できる。
また、前記包装体センサ20によって包装体3の通過が検出された後に所定の時間が経過しても検出ローラ15、16が退避位置に位置したことを前記ローラ検出センサ20が検出しない場合には、積層体のいずれの段にもトイレットペーパーロール1が不足していると判断される。
そして、トイレットペーパーロール1の収容個数が不足している包装体3は、前記排除プレート23の動作によって排除用経路22に排除される。
図6には第3実施形態を示してあり、この実施形態では、検出域11aに対して存否検出手段としての揺動棒41、42が進退するようにしてある。この揺動棒41、42は、基端部が揺動軸41a、42aに揺動自在に支持されており、この揺動によって先端部が検出域11aに対して進退するようにしてある。この揺動棒41、42のそれぞれには付勢手段43の蓄勢力が付勢されており、図6の鎖線で示すように、先端部が常時検出域11aに進入した進入位置に位置付くようにしてある。また、これら揺動棒41、42は図6に示すように、先端部が包装体3の進行方向の前側となるように進行方向に対して傾けた状態なるよう、ストッパ44が設けられて揺動範囲が規制されている。また、この揺動棒41、42の先端部は包装体3の包装用フィルム2を破損させないように、球面あるいは円弧状に形成されている。
そして、前記揺動棒41、42が退避位置に位置した状態を検出する揺動棒検出センサ45が設けられている。
所定の個数のトイレットペーパーロール1が収容された包装体3が検出域11aに搬送されると、前記揺動棒41、42を前記付勢手段43の蓄勢力に抗して前方に押し動かして揺動させて退避位置に位置する。この揺動棒41、42の位置を前記揺動棒検出センサ45で検出することにより当該包装体3には所定の個数のトイレットペーパーロール1が収容されていると判断できる。
また、包装体3に収容されているトイレットペーパーロール1の個数が不足している場合には、揺動棒41(42)は前記付勢手段43の蓄勢力を受けて進入位置に維持されているから、前記揺動棒検出センサ45が揺動棒41(42)を検出することがない。このため、当該包装体3に収容されているトイレットペーパーロール1の個数に不足があると判断できる。
この発明に係る包装体における収容個数不足検出装置によれば、搬送中の包装体を停止させることがなく確実に収容個数不足を検出できるので、生産性の向上に寄与するとともに、既存の設備にも容易に設置できる。
1 トイレットペーパーロール(被収容物)
2 包装用フィルム
3 包装体
10 収容個数不足検出装置
11 搬送装置
11a 検出域
12 ガイドプレート
13 ガイドプレート
15a、15b 検出ローラ(存否検出手段)
16a、16b 検出ローラ(存否検出手段)
17a、17b 支持プレート
18a、18b 支持プレート
19 付勢手段
20 ローラ検出センサ
21 包装体センサ(包装体検出手段)
22 排除用経路
23 排除プレート
24 駆動手段
30 揺動腕
30a 揺動軸
31 付勢手段
32 ストッパ
41 揺動棒
41a: 揺動軸
42 揺動棒
42a 揺動軸
43 付勢手段
44 ストッパ
45 揺動棒検出センサ

Claims (6)

  1. 同一形状の被収容物を行列状に配して複数段に積み重ねた被収容物の積層体をその外形に沿って包装フィルムで包装して形成した包装体を、段積み方向を進行方向にして搬送装置で搬送する途中で前記包装体内に収容された被収容物の個数を検査する包装体における収容個数不足検出装置において、
    前記包装体の搬送経路であって、鉛直方向の行または列を構成する被収容物の搬送経路の途中の検出域に対して進退自在に存否検出手段を設け、
    前記存否検出手段を、常時、前記検出域に進入させる蓄勢力を作用させる付勢手段を設け、
    前記検出域から退避した位置に前記存否検出手段が位置したことを検出する位置検出手段を設け、
    前記検出域には前記包装体の走行位置を案内するガイドプレートを設け、
    前記包装体が前記ガイドプレートにより案内されて検出域を通過する際に、該包装体がその搬送走行によって前記存否検出手段を検出域から退避させるようにし、退避しない場合には、前記被収容物が収容されていないことを検出することを特徴とする包装体における収容個数不足検出装置。
  2. 前記存否検出手段は、鉛直方向を軸として回転自在に支持させた検出ローラであることを特徴とする請求項1に記載の包装体における収容個数不足検出装置。
  3. 前記検出ローラの前記検出域に対する進退は、該検出ローラの支持軸を包装体の搬送方向に直交する方向に移動させることにより行うことを特徴とする請求項2に記載の包装体における収容個数不足検出装置。
  4. 前記検出ローラの前記検出域に対する進退は、該検出ローラの支持軸を一定角度の範囲で往復旋回運動させることより行うことを特徴とする請求項2に記載に包装体における収容個数不足検出装置。
  5. 前記存否検出手段は、前記検出域に先端部を突出させて、基端部を軸として揺動自在な揺動棒からなり、この揺動によって検出域に対して進退させ、検出域から退避した状態を前記位置検出手段により検出することを特徴とする請求項1に記載の包装体における収容個数不足検出装置。
  6. 前記存否検出手段を配した位置よりも上流側に、包装体の通過を検出する包装体検出手段を設け、該包装体検出手段により包装体の通過を確認した後、所定時間の経過を待って前記位置検出手段による検出動作を完了することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載の包装体における収容個数不足検出装置。
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