JP6296202B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

関連出願への相互参照
本出願は、2015年3月2日に出願された日本特許出願番号2015−40553号と、2015年4月1日に出願された日本特許出願番号2015−75287号と、2015年11月26日に出願された日本特許出願番号2015−230897号とに基づくもので、ここにその記載内容が参照により組み入れられる。
本開示は、チューブが多数積層された積層コアをダクト内に収容した熱交換器に関するものである。
従来、この種の熱交換器として、例えば特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載された熱交換器は、ダクト内に積層コアが収容され、外部の配管をダクトに結合するための結合プレートがダクトの端部に接合されている。
このような構成の熱交換器を製造するに当たっては、扁平状のチューブ間にアウターフィンを配置して仮組みし、仮組みした積層コアをダクト内に収容し、結合プレートの溝部にダクトを嵌合して、それらをろう付けするようになっている。
国際公開第2013/092642号パンフレット
発明者の検討によれば、従来の熱交換器は、ろう付けの際のろうの溶融により積層コアにおけるチューブ積層方向の寸法が減少する。一方、結合プレートの溝部にダクトが嵌合されていて、結合プレートの溝部でダクトの位置が決まり、ダクトにおけるチューブ積層方向の寸法は変化しない。
したがって、発明者の検討によれば、ろう付けの際の積層コアの寸法減少により、アウターフィンとダクトの間、チューブとアウターフィンの間に隙間が生じて、ダクト、アウターフィン、チューブ間にそれぞれろう付け不良が発生する可能性があった。本開示は上記点に鑑みて、ろう付け不良の発生を防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の1つの観点によれば、熱交換器は、少なくとも2つのプレートが組み合わされて筒状に形成され、第1流体が通過する第1流体流路が内部に形成され、第1流体流路の一端側に第1流体の流入口が形成され、第1流体流路の他端側に第1流体の流出口が形成されたダクトと、第2流体が通過する第2流体流路が内部に形成された扁平状のチューブが複数積層され、隣接するチューブ間にアウターフィンが配置され、チューブとアウターフィンとがろう付けされて、ダクト内に収容された積層コアと、流入口または流出口の周縁部を囲む溝部を有し、ダクトにろう付けされる結合プレートとを備え、チューブ積層方向および第1流体流れ方向と交差する方向をコア幅方向としたとき、ダクトは、積層コアにおけるコア幅方向の端面のうち少なくとも一方の端面に対向して配置される第1プレートと、積層コアにおけるチューブ積層方向の端面のうち少なくとも一方の端面側に配置された第2プレートとを有し、第2プレートは、積層コアにおけるコア幅方向の端面に対向して配置されて、第1プレートの壁面にろう付けされた第2プレート端板部と、積層コアにおけるチューブ積層方向の端面に対向して配置された第2プレート中央板部と、チューブ積層方向に延び、結合プレートの溝部の底部壁面とろう付けされるフランジ部とを有する。
これによると、第1プレートと第2プレートはろう付けの際にチューブ積層方向に相対移動可能であり、ろう付けの際の積層コアの寸法変化に伴って第2プレートが追従移動する。したがって、ろう付けの際にアウターフィンとプレート間やチューブとアウターフィン間に隙間が生じにくくなり、ろう付け不良の発生が防止される。また、第2プレートは、チューブの積層方向に延びるフランジ部を有しているため、チューブ積層方向において積層コアの寸法が変化したとしても、フランジ部と結合プレートの溝部の底部壁面とのろう付構造を維持することができる。
また、別の観点によれば、熱交換器は、少なくとも2つのプレートが組み合わされて筒状に形成され、第1流体が通過する第1流体流路が内部に形成され、第1流体流路の一端側に第1流体の流入口が形成され、第1流体流路の他端側に第1流体の流出口が形成されたダクトと、第2流体が通過する第2流体流路が内部に形成された扁平状のチューブが複数積層され、隣接するチューブ間にアウターフィンが配置され、チューブとアウターフィンとがろう付けされて、ダクト内に収容された積層コアと、流入口または流出口の周縁部を囲む溝部を有し、ダクトにろう付けされる結合プレートとを備え、ダクトは、チューブ積層方向に延びる壁面を有する第1プレートと、積層コアにおけるチューブ積層方向の端面のうち少なくとも一方の端面側に配置された第2プレートとを有し、第2プレートは、チューブ積層方向に延び、第1プレートの壁面にろう付けされた第2プレート端板部と、積層コアにおけるチューブ積層方向の端面に対向して配置された第2プレート中央板部と、少なくとも第2プレート中央板部からチューブ積層方向に延び、結合プレートの溝部の底部壁面とろう付けされるフランジ部とを有する。
これによると、上記1つの観点による熱交換器と同様の作用・効果を奏する。
また、更に別の観点によれば、熱交換器は、第1プレートと第2プレートが組み合わされて筒状に形成され、第1流体が通過する第1流体流路が内部に形成され、第1流体流れ方向の一端側に第1流体の流入口が形成され、第1流体流れ方向の他端側に第1流体の流出口が形成されたダクトと、第2流体が通過する第2流体流路が内部に形成された扁平状のチューブが複数積層され、隣接するチューブ間にアウターフィンが配置され、チューブとアウターフィンとがろう付けされて、ダクト内に収容された積層コアと、流入口または流出口を囲み、ダクトにおける第1流体流れ方向の両端部にろう付けされた枠状の結合プレートとを備え、チューブ積層方向および第1流体流れ方向に対して垂直な方向をコア幅方向としたとき、第1プレートは、積層コアにおけるコア幅方向の両端面に対向して配置されて積層コアにろう付けされた第1プレート両端板部と、積層コアにおけるチューブ積層方向の一端面に対向して配置されて積層コアにろう付けされた第1プレート中央板部と、当該第1プレートにおける第1流体流れ方向の両端部から第1流体の流路とは反対側となる外側に向かって延びるとともに、結合プレートに対向する面が第1流体流れ方向に対して垂直な第1プレートフランジ部とを有し、第2プレートは、積層コアにおけるコア幅方向の両端面に対向して配置されて積層コアにろう付けされた第2プレート両端板部と、積層コアにおけるチューブ積層方向の他端面に対向して配置されて積層コアにろう付けされた第2プレート中央板部と、当該第2プレートにおける第1流体流れ方向の両端部から第1流体の流路とは反対側となる外側に向かって延びるとともに、結合プレートに対向する面が第1流体流れ方向に対して垂直な第2プレートフランジ部とを有し、第1プレート両端板部と第2プレート両端板部は、コア幅方向に重なった部位にてろう付けされ、第1プレートフランジ部および第2プレートフランジ部と、結合プレートにおける第1流体流れ方向に対して垂直な底部壁面とが、ろう付けされている。
また、更に別の観点によれば、熱交換器は、第1プレートと第2プレートが組み合わされて筒状に形成され、第1流体が通過する第1流体流路が内部に形成され、第1流体流れ方向の一端側に第1流体の流入口が形成され、第1流体流れ方向の他端側に第1流体の流出口が形成されたダクトと、第2流体が通過する第2流体流路が内部に形成された扁平状のチューブが複数積層され、ダクト内に収容された積層コアと、流入口または流出口を囲む溝部を有し、ダクトにろう付けされる結合プレートとを備え、第1プレートは、チューブ積層方向に延びる一対の第1プレート両端板部と、第1プレート両端板部同士を連結するとともに、積層コアにおけるチューブ積層方向の一方の端面に対向して配置される第1プレート中央板部と、第1プレート中央板部および第1プレート両端板部からチューブ積層方向に延び、結合プレートの溝部の底部壁面とろう付けされる第1プレートフランジ部とを有し、第2プレートは、チューブ積層方向に延び、第1プレート両端板部と重ね合わされ、ろう付けされる一対の第2プレート両端板部と、第2プレート両端板部同士を連結するとともに、積層コアにおけるチューブ積層方向の他方の端面に対向して配置される第2プレート中央板部と、第2プレート中央板部および第2プレート両端板部からチューブ積層方向に延び、結合プレートの溝部の底部壁面とろう付けされる第2プレートフランジ部とを有する。
これらによると、ろう付け時の積層コアの寸法変化に伴って、第1プレートと第2プレートが相対移動可能である。したがって、ろう付け時にアウターフィンとプレート間やチューブとアウターフィン間に隙間が生じにくくなり、ろう付け不良の発生が防止される。
第1実施形態に係る熱交換器の正面図である。 図1の熱交換器の平面図である。 図1の熱交換器の右側面図である。 図1の熱交換器の分解斜視図である。 図1の熱交換器における第1プレートの斜視図である。 図1の熱交換器における第2プレートの斜視図である。 図1の熱交換器における積層コアの構成を、ダクトの一部を破断して模式的に示す斜視図である。 図3のVIII−VIII断面図である。 第1実施形態に係る熱交換器と外部の配管部材との結合部を示す断面図である。 図1の熱交換器における結合プレート単体の正面図である。 第1実施形態に係る熱交換器の第1変形例を示す要部の断面図である。 第1実施形態に係る熱交換器の第2変形例を示す要部の断面図である。 第1実施形態に係る熱交換器の第3変形例を示す要部の断面図である。 第1実施形態に係る熱交換器の第4変形例を示す要部の断面図である。 第1実施形態に係る熱交換器の第5変形例を示す要部の断面図である。 第1実施形態に係る熱交換器の第6変形例を示す要部の断面図である。 第1実施形態に係る熱交換器の第7変形例を示す結合プレート単体の正面図である。 第1実施形態に係る熱交換器の第8変形例を示す結合プレート単体の正面図である。 図18のXIX−XIX断面図である。 第2実施形態に係る熱交換器の分解斜視図である。 図20の熱交換器における第1プレートの斜視図である。 図20の熱交換器における第2プレートの斜視図である。 第3実施形態に係る熱交換器の正面図である。 図23の熱交換器の平面図である。 図24のXXV−XXV断面図である 図23の熱交換器の分解斜視図である。 図23の熱交換器における第1プレートおよび第2プレートの分解斜視図である。 図23の熱交換器における第1プレートおよび第2プレートの分解正面図である。 第3実施形態に係る熱交換器と外部の配管部材との結合部を示す断面図である。 第3実施形態に係る熱交換器の変形例を示す第1プレートおよび第2プレートの分解正面図である。
以下、実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
第1実施形態について説明する。本実施形態の熱交換器は、過給機にて加圧されて高温になった吸気と冷却用の流体(例えば、LLCすなわちロングライフクーラント)とを熱交換させて吸気を冷却するインタークーラとして用いられる。
図1〜図3に示すように、熱交換器は、第1流体としての吸気が流通する筒状のダクト1、ダクト1内に収容された積層コア2、およびダクト1の各端部にろう付けされた結合プレート3を、主要構成要素として備えている。
図1〜図6に示すように、ダクト1は、アルミニウム等の金属薄板を所定の形状にプレス成形した第1プレート11と第2プレート12とからなり、吸気が流通する吸気流路13が内部に形成されている。図9に示すように、吸気は、ダクト1の一端側の流入口14から吸気流路13に流入し、吸気流路13内を流れて他端側の流出口15から外部に流出するようになっている。
図7に示すように、積層コア2は、第2流体としての冷却流体が流通する流路が内部に形成された、扁平状の断面を有するチューブ21が複数積層配置されている。チューブ21内には、伝熱面積を増加させて熱交換を促進するインナーフィン211が配置されていてもよい。チューブ21は、表面にろう材がクラッドされたアルミニウム等の金属からなる。
隣接するチューブ21間を吸気が通過するようになっており、隣接するチューブ21間に、伝熱面積を増加させて熱交換を促進するアウターフィン22が配置されている。アウターフィン22は、アルミニウム等の金属薄板を波形状に成形したものであり、チューブ21にろう付けにて接合されている。
以下、ダクト1内の吸気の流れ方向を、第1流体流れ方向Aという。また、チューブ21の積層方向を、チューブ積層方向Bという。さらに、第1流体流れ方向Aおよびチューブ積層方向Bに対して垂直な方向をコア幅方向Cという。なお、コア幅方向Cは、第1流体流れ方向Aおよびチューブ積層方向Bに交差する方向であればよい。
図1〜図7に示すように、第1プレート11は、積層コア2におけるコア幅方向Cの端面に対向してそれぞれ配置されて積層コア2の端面にろう付けされた第1プレート端板部111と、積層コア2におけるチューブ積層方向Bの一端面に対向して配置されて、第1プレート端板部111を連結するとともに、積層コア2の端面にろう付けされた第1プレート中央板部112とを有している。第1プレート端板部111はチューブ積層方向Bに延びる板面を有している。
第2プレート12は、第2プレート端板部121と、第2プレート中央板部122と、フランジ部123とを有している。第2プレート端板部121は、積層コア2におけるコア幅方向Cの端面に対向してそれぞれ配置され、チューブ積層方向Bに延びる板面を有している。第1プレート端板部111の一部領域とコア幅方向Cに重なり、第1プレート端板部111の外壁面にろう付けされる。
第2プレート中央板部122は、積層コア2におけるチューブ積層方向Bの他端面に対向して配置されて第2プレート端板部121を連結するとともに、積層コア2の端面にろう付けされる。
フランジ部123は、第2プレート12における第1流体流れ方向Aの両端部において、第2プレート端板部121および第2プレート中央板部122の端部から吸気流路13とは反対側となる外側に向かって延びる。フランジ部123は、積層コア2、第1プレート11、結合プレート3に組み付けられた際に、チューブ積層方向Bに延びる面を有しており、結合プレート3に対向して配される。チューブ積層方向Bは、本実施形態では、第1流体流れ方向Aに対して垂直な方向である。
第2プレート12は、冷却流体が流通する図示しない配管が接続されるパイプ124を備えている。そして、冷却流体を冷却する外部の図示しない熱交換器と本実施形態の熱交換器は、その配管にて接続される。
第1プレート11と第2プレート12が組み合わされてダクト1が形成され、吸気流路13が形成される。この吸気流路13は、第1流体流れ方向Aに沿って見たときの形状は略矩形である。
結合プレート3は、アルミニウム等の金属薄板をプレス成形して略矩形の枠状に形成され、流入口14または流出口15を囲むようにして、ダクト1の端部にろう付けされている。
図9に示すように、結合プレート3には、底部壁面32と、この底部壁面32の内周側縁部から立設した内壁面31と、底部壁面32の外周側縁部から立設した外壁面35とを有する断面U字状の溝部33が形成されている。より詳細には、結合プレート3における内壁面31と第1プレート11における外壁面とがろう付けされ、結合プレート3の底部壁面32と第2プレート12のフランジ部123とがろう付けされている。内壁面31、外壁面35、および底部壁面32は、図8、図9に示されている。
ここで、図10に示す結合プレート3のIX−IX断面の形状は、図9に示す通りである。図9、図10に示すように、結合プレート3には、内壁面31における底部壁面32とは反対側の端部から吸気流路13側に突出する係止部36が形成されている。この係止部36は、第1プレート11における第1流体流れ方向Aの端面と係合可能になっている。また、係止部36は、内壁面31の全周にわたって設けられている。
そして、積層コア2を挟み込んだ第1プレート11と第2プレート12を結合プレート3に組み付ける際に、第1プレート11が結合プレート3内に必要以上に侵入すると、第1プレート11の端面が係止部36に係合する。これにより、第1プレート11が結合プレート3よりも吸気配管92側に飛び出すことが防止される。
図4、図5に示すように、第1プレート端板部111には、結合プレート3の底部壁面32と当接する突起状の位置決め突起部113が形成されている。そして、位置決め突起部113と結合プレート3の底部壁面32との当接により、第1プレート11と結合プレート3とを仮組みしたときの、第1プレート11と結合プレート3との第1流体流れ方向Aの相対位置が決められるようになっている。
図9に示すように、結合プレート3の溝部33にパッキン91および吸気が流通する吸気配管92の裾部921を挿入した後、結合プレート3の外縁部34をかしめることにより、結合プレート3と吸気配管92が結合されている。なお、パッキン91の材質は、アクリル系ゴム、フッ素系ゴム、シリコン系ゴム等を採用することができる。また、吸気配管92の材質は、アルミニウム等の金属、樹脂等を採用することができる。結合プレート3の溝部33はプレス成形によって成形されており、溝部33には実質的に段差が形成されず、ほぼ平板状に形成される。そのため、パッキン91の圧縮率をほぼ均一とすることができ、良好なシール性を得ることができる。
図4、図5、図8に示すように、第1プレート端板部111には、第1プレート端板部111と第2プレート端板部121と結合プレート3との集合部に生じる隙間を埋める閉塞突起部114が形成されている。
因みに、集合部において、結合プレート3の底部壁面32と内壁面31との間の曲げ部と、第2プレート端板部121とフランジ部123との間の曲げ部と、第1プレート端板部111との隙間が大きい場合、第1プレート端板部111と第2プレート端板部121と結合プレート3との集合部に生じる隙間を介して、吸気流路13と外部空間(すなわち大気側)とが連通してしまう。
そこで、本実施形態では、第2プレート端板部121および結合プレート3における集合部隙間側の面がR形状であるため、閉塞突起部114における集合部隙間側の面もR形状にして、集合部隙間がなるべく小さくなるようにしている。
上記熱交換器を製造するに当たっては、まず、ダクト1の構成部品、積層コア2の構成部品、および結合プレート3を仮組みして熱交換器仮組み体とする。この仮組み状態でのダクト1と積層コア2は、それらの構成部品がチューブ積層方向Bに圧着されるように、図示しない治具等にて保持されている。また、仮組み状態でのダクト1と結合プレート3は、第1プレート11における外壁面と結合プレート3の内壁面31とが密着するように、図示しない治具にて保持されている。
仮組み状態のとき、結合プレート3はその底部壁面32が位置決め突起部113およびフランジ部123に当接するため、結合プレート3を第1プレート11および第2プレート12に対して所定の位置に配置することができる。
続いて、熱交換器仮組み体を炉中で加熱して各構成部品相互をろう付けする。このろう付けの際、ろう材の溶融により積層コア2におけるチューブ積層方向Bの寸法が減少する。そして、ダクト1は第1プレート11と第2プレート12とに分割されていて、第1プレート11と第2プレート12はろう付けが完了するまでは、チューブ積層方向Bに相対移動可能である。
また、ろう付けされる結合プレート3の底部壁面32と第2プレートのフランジ部123の面は、チューブ積層方向Bに延びており、結合プレート3と第2プレート12はろう付けが完了するまでは、チューブ積層方向Bに相対移動可能である。換言すると、結合プレート3は、第2プレート12のチューブ積層方向Bへの移動を阻害しない。
したがって、ろう付けの際のろうの溶融により積層コア2におけるチューブ積層方向Bの寸法が減少すると、積層コア2の寸法変化に追従して第2プレート12がチューブ積層方向Bに移動する。したがって、第1プレート中央板部112と第2プレート中央板部122間のチューブ積層方向寸法も変化する。その結果、ろう付けの際に、第1プレート中央板部112とアウターフィン22間、第2プレート中央板部122とアウターフィン22間、およびチューブ21とアウターフィン22間に隙間が生じにくくなり、ろう付け不良の発生が防止される。
また、ろう付けされる結合プレート3の底部壁面32と第2プレートのフランジ部123の面はチューブ積層方向Bに延びている。したがって、ろう付け時に積層コア2の寸法が減少し、第2プレート中央板部122が結合プレート3の内壁面31よりもダクト1の内側に移動すると、フランジ部123はダクト1の内側にスライドする。ろう付け時に、フランジ部123が第2プレート12の動きに追従して移動しても、フランジ部123は結合プレート3の底部壁面32と対向しており、第2プレート12と結合プレート3とをろう付けすることができる。このように、ダクト1のみならず、ダクト1と接合プレート3の接合部も、ろう付け時の積層コア2の寸法変化を吸収可能な構造とすることができる。
また、ろう付けが完了した状態では、第1プレート端板部111と第2プレート端板部121と結合プレート3との集合部に生じる隙間が閉塞突起部114にて埋められる。したがって、吸気流路13を流通する吸気がその隙間を介して外部空間へ漏れることを防止することができる。
なお、上記実施形態においては、閉塞突起部114における集合部隙間側の面をR形状にした。しかし、図11に示す第1実施形態の第1変形例のように、第2プレート端板部121および結合プレート3における集合部隙間側の面が面取りされて平面になっていてもよい。その場合は、閉塞突起部114における集合部隙間側の面も平面にして、集合部隙間がなるべく小さくなるようにするのが望ましい。
また、上記実施形態においては、第2プレート端板部121における集合部隙間側の面、結合プレート3における集合部隙間側の面、および閉塞突起部114における集合部隙間側の面を、いずれもR形状にした。しかし、図12に示す第1実施形態の第2変形例のように、第2プレート端板部121および結合プレート3における集合部隙間側の面をR形状とし、閉塞突起部114における集合部隙間側の面を平面にしてもよい。
このように、閉塞突起部114における集合部隙間側の面を平面にした場合、それをR形状にする場合よりも閉塞突起部114の成形が容易である。
また、図12に示す第1実施形態の第2変形例においては、第2プレート端板部121および結合プレート3における集合部隙間側のR形状の面を、閉塞突起部114の平坦な面に接触させるようにしている。この場合、結合プレート3の底部壁面32と第2プレート12のフランジ部123との間に隙間が形成される。
また、図12に示す第1実施形態の第2変形例において、第1プレート端板部111に対する閉塞突起部114における集合部隙間側の面の角度θを45度以上にすることにより、集合部隙間を小さくすることができる。
また、上記実施形態においては、第2プレート端板部121における集合部隙間側の面、結合プレート3における集合部隙間側の面、および閉塞突起部114における集合部隙間側の面を、いずれもR形状にした。しかし、図13に示す第1実施形態の第3変形例のように、第2プレート端板部121および結合プレート3における集合部隙間側の面を平面とし、閉塞突起部114における集合部隙間側の面をR形状にしてもよい。
また、図13に示す第1実施形態の第3変形例においては、第2プレート端板部121および結合プレート3における集合部隙間側の平坦な面を、閉塞突起部114のR形状の面に接触させるようにしている。この場合、結合プレート3の底部壁面32と第2プレート12のフランジ部123との間に隙間が形成される。
また、上記実施形態においては、第2プレート端板部121における集合部隙間側の面、結合プレート3における集合部隙間側の面、および閉塞突起部114における集合部隙間側の面を、いずれもR形状にした。しかし、図14に示す第1実施形態の第4変形例のように、第2プレート端板部121および結合プレート3における集合部隙間側の面をR形状としてもよい。それと共に、閉塞突起部114における集合部隙間側の面のうち、第2プレート端板部121に対向する面をR形状とし、結合プレート3に対向する面を平面にしてもよい。
この場合、第2プレート端板部121における集合部隙間側のR形状の面と閉塞突起部114におけるR形状の面とを接合した後に、結合プレート3における集合部隙間側のR形状の面と閉塞突起部114における平坦な面とを接合するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、第2プレート端板部121における集合部隙間側の面、結合プレート3における集合部隙間側の面、および閉塞突起部114における集合部隙間側の面を、いずれもR形状にした。しかし、図15に示す第1実施形態の第5変形例のように、第2プレート端板部121および結合プレート3における集合部隙間側の面をR形状としてもよい。それと共に、閉塞突起部114における集合部隙間側の面のうち、第2プレート端板部121に対向する面を平面とし、結合プレート3に対向する面をR形状にしてもよい。
この場合、結合プレート3における集合部隙間側のR形状の面と閉塞突起部114におけるR形状の面とを接合した後に、第2プレート端板部121における集合部隙間側のR形状の面と閉塞突起部114における平坦な面とを接合するようにしてもよい。
また、上記実施形態および変形例においては、閉塞突起部114における集合部隙間側の面を平面にした場合、閉塞突起部114の根本はR形状を含んでいてもよい。
また、上記実施形態においては、第1プレート端板部111に閉塞突起部114を一体に形成したが、図16に示す第1実施形態の第6変形例のように、別部材の閉塞部材4を集合部隙間に挿入して、集合部隙間を埋めるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、第1プレート11の係止部36を内壁面31の全周にわたって設けたが、図17に示す第1実施形態の第7変形例のように、係止部36は内壁面31の内周部の一部に設けてもよい。この第7変形例では、係止部36を6個設けているが、係止部36は少なくとも1個あればよい。なお、図17に示す結合プレート3のIX−IX断面の形状は、図9に示す通りである。
また、上記実施形態においては、第1プレート11の係止部36を内壁面31の全周にわたって設けたが、図18および図19に示す第1実施形態の第8変形例のように、係止部36は内壁面31における対向する部位を繋ぐものであってもよい。より詳細には、係止部36は、内壁面31のうちチューブ積層方向Bに対向する部位を繋いでいる。
また、上記実施形態においては、チューブ21内にインナーフィンを配置したが、インナーフィンはなくてもよい。
また、上記実施形態においては、第1プレート端板部111と第1プレート中央板部112とを一体に形成した1枚の第1プレート11を用いた。しかし、第1プレート11は、第1プレート端板部111と第1プレート中央板部112とを別々に形成して3枚にて構成してもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図20〜図22に示すように、ダクト1は、2枚の第1プレート11a、11bと2枚の第2プレート12a、12bとからなる。
一方の第1プレート11aは、平板で、積層コア2におけるコア幅方向Cの一端面に対向して配置されている。また、一方の第1プレート11aは、位置決め突起部113が廃止され、閉塞突起部114が4個形成されている。
他方の第1プレート11bは積層コア2におけるコア幅方向Cの他端面に対向して配置されており、第1プレート11aと同様の形状を有している。
一方の第2プレート12aは、第2プレート端板部121と、第2プレート中央板部122と、フランジ部123とを有している。第2プレート端板部121は、積層コア2におけるコア幅方向Cの端面に対向して配置されるとともに、2枚の第1プレート11a、11bの一部領域とコア幅方向Cに重なり、2枚の第1プレート11a、11bの外壁面にろう付けされる。第2プレート中央板部122は、積層コア2におけるチューブ積層方向Bの一端面に対向して配置されて第2プレート端板部121を連結するとともに、積層コア2の端面にろう付けされる。フランジ部123は、第2プレート12における第1流体流れ方向Aの両端部から吸気流路13とは反対側となる外側に向かって延びる。フランジ部123のうち、結合プレート3に対向する面が、第1流体流れ方向Aに対して垂直になっている。
他方の第2プレート12bは、積層コア2におけるチューブ積層方向Bの他端面に対向して配置されており、一方の第2プレート12aと同様の構造を有している。なお、第2プレート12a、12bに形成されたフランジ部123は、積層コア2、第1プレート11a、11b、結合プレート3に組み付けられた際に、チューブ積層方向Bに延びる面を有している。チューブ積層方向Bは、本実施形態では、第1流体流れ方向Aに対して垂直な方向である。
そして、2枚の第1プレート11a、11bと2枚の第2プレート12a、12bが組み合わされて、吸気流路13が形成されている。この吸気流路13は、第1流体流れ方向Aに沿って見たときの形状は略矩形である。
結合プレート3は、ダクト1の各端部にろう付けされている。より詳細には、結合プレート3における内壁面31と2枚の第1プレート11a、11bにおける外壁面とがろう付けされ、結合プレート3における底部壁面32とフランジ部123とがろう付けされている。
上述した第1の実施形態と同様に、ダクト1の構成部品、積層コア2の構成部品、および結合プレート3を組み付けた後、ろう付け炉内で加熱され、各構成部品はろう付けされる。
ダクト1は2枚の第1プレート11a、11bと2枚の第2プレート12a、12bとに分割されていて、2枚の第1プレート11a、11bと2枚の第2プレート12a、12bはろう付けが完了するまでは、チューブ積層方向Bに相対移動可能である。
また、ろう付けされる結合プレート3の底部壁面32と2枚の第2プレート12a、12bのフランジ部123は、チューブ積層方向Bに延びる面を有している。したがって、結合プレート3と2枚の第2プレート12a、12bは、ろう付けが完了するまでは、チューブ積層方向Bに相対移動可能である。換言すると、結合プレート3は、2枚の第2プレート12a、12bのチューブ積層方向Bへの移動を阻害しない。
したがって、ろう付けの際のろうの溶融により積層コア2におけるチューブ積層方向Bの寸法が減少すると、積層コア2の寸法変化に追従して2枚の第2プレート12a、12bがチューブ積層方向Bに移動する。これにより、一方の第2プレート12aの第2プレート中央板部122と他方の第2プレート12bの第2プレート中央板部122間のチューブ積層方向寸法も変化する。
その結果、ろう付けの際に、一方の第2プレート12aの第2プレート中央板部122とアウターフィン22間、他方の第2プレート12bの第2プレート中央板部122とアウターフィン22間、およびチューブ21とアウターフィン22間に隙間が生じにくくなり、ろう付け不良の発生が防止される。
また、ろう付け時に積層コア2のチューブ積層方向Bの寸法が減少し、第2プレート中央板部122が結合プレート3の内壁面31よりもダクト1の内側に移動すると、フランジ部123はダクト1の内側にスライドする。ろう付け時に、フランジ部123が2枚の第2プレート12a、12bの動きに追従して移動する場合がある。その場合でも、フランジ部123は結合プレート3の底部壁面32と対向しているので、2枚の第2プレート12a、12bは、フランジ部123によって結合プレート3の底部壁面32にろう付けされる。本実施の形態においても、ダクト1のみならず、ダクト1と接合プレート3の接合部も、ろう付け時の積層コア2の寸法変化を吸収可能な構造とすることができる。
また、ろう付けが完了した状態では、4つの隙間はいずれも閉塞突起部114にて埋められるため、吸気流路13を流通する吸気がその隙間を介して外部空間へ漏れることを防止することができる。4つの隙間のうち1つは、一方の第2プレート12aと一方の第1プレート11aと結合プレート3との集合部に生じる隙間である。4つの隙間のうち他の1つは、一方の第2プレート12aと他方の第1プレート11bと結合プレート3との集合部に生じる隙間である。4つの隙間のうち他の1つは、他方の第2プレート12bと一方の第1プレート11aと結合プレート3との集合部に生じる隙間である。4つの隙間のうち他の1つは、他方の第2プレート12bと他方の第1プレート11bと結合プレート3との集合部に生じる隙間である。
また、積層コア2におけるチューブ積層方向Bの寸法が異なる複数種類の熱交換器に対して、2枚の第1プレート11a、11bにおけるチューブ積層方向Bの寸法を変更することにより対応することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態について説明する。図23、図24、図26に示すように、熱交換器は、第1流体としての吸気が流通する筒状のダクト5、ダクト5内に収容された積層コア6、およびダクト5の両端部にろう付けされた結合プレート7を、主要構成要素として備えている。
図23〜図28に示すように、ダクト5は、アルミニウム等の金属薄板を所定の形状にプレス成形した第1プレート51と第2プレート52とからなり、吸気が流通する吸気流路53が内部に形成されている。吸気は、ダクト5の一端側の流入口54から吸気流路53に流入し、吸気流路53内を流れて他端側の流出口55から外部に流出するようになっている。流入口54および流出口55は図29に記載されている。
積層コア6は、第2流体としての冷却流体が流通する流路が内部に形成された扁平状のチューブ61が多数積層配置されている。チューブ61は2枚のプレートの周囲を重ねて形成してもよい。チューブ61内には、伝熱面積を増加させて熱交換を促進する図示しないインナーフィンが配置されている。
隣接するチューブ61間を吸気が通過するようになっており、隣接するチューブ61間に、伝熱面積を増加させて熱交換を促進するアウターフィン62が配置されている。アウターフィン62は、アルミニウム等の金属薄板を波形状に成形したものであり、チューブ61にろう付けにて接合されている。なお、積層コア6の形状は、略直方体である。
以下、ダクト5内の吸気の流れ方向を、第1流体流れ方向Aという。また、チューブ61の積層方向を、チューブ積層方向Bという。さらに、第1流体流れ方向Aおよびチューブ積層方向Bに対して垂直な方向をコア幅方向Cという。
第1プレート51は、第1プレート両端板部511と、第1プレート中央板部512と、第1プレートフランジ部513とを有している。
第1プレート両端板部511は、積層コア6におけるコア幅方向Cの両端面に対向して配置されて積層コア6の端面にろう付けされている。
第1プレート中央板部512は、積層コア6におけるチューブ積層方向Bの一端面に対向して配置されて第1プレート両端板部511を連結するとともに、積層コア6の端面にろう付けされている。
第1プレートフランジ部513は、第1プレート51における第1流体流れ方向Aの両端部から吸気流路53とは反対側となる外側に向かって延びるとともに、結合プレート7に対向する面が第1流体流れ方向Aに対して垂直になっている。
第1プレート両端板部511における第1プレート中央板部512とは反対側の部位511aは、第1プレートフランジ部513よりも、チューブ積層方向Bに沿って且つ第1プレート中央板部512から遠ざかる向きに延びている。以下、部位511aを重ね板部511aという。
第2プレート52は、第2プレート両端板部521と、第2プレート中央板部522と、第2プレートフランジ部523とを有している。
第2プレート両端板部521は、積層コア6におけるコア幅方向Cの両端面に対向して配置されている。
第2プレート中央板部522は、積層コア6におけるチューブ積層方向Bの他端面に対向して配置されて第2プレート両端板部521を連結するとともに、積層コア6の端面にろう付けされている。
第2プレートフランジ部523は、第2プレート52における第1流体流れ方向Aの両端部から吸気流路53とは反対側となる外側に向かって延びるとともに、結合プレート7に対向する面が第1流体流れ方向Aに対して垂直になっている。
第2プレート両端板部521における第2プレート中央板部522とは反対側の部位521aは、第2プレート両端板部521における第2プレート中央板部522側の部位521bよりも、吸気流路53とは反対側となる外側に向かって広がっている。以下、部位521aを逃がし板部521aという。
そして、積層コア6におけるコア幅方向Cの両端面と逃がし板部521aとの隙間8に重ね板部511aが配置され、重ね板部511aと逃がし板部521aはコア幅方向Cに重なり、その重なっている部位でろう付けされている。また、第2プレート両端板部521のうち第1プレート両端板部511と重なっていない部位521aは、積層コア6の端面にろう付けされている。
第1プレート51は、冷却流体が流通する図示しない配管が接続されるパイプ524を備えている。そして、冷却流体を冷却する外部の図示しない熱交換器と本実施形態の熱交換器は、その配管にて接続される。
第1プレート51と第2プレート52が組み合わされて、吸気流路53が形成されている。この吸気流路53は、第1流体流れ方向Aに沿って見たときの形状は略矩形である。
結合プレート7は、アルミニウム等の金属薄板をプレス成形して略矩形の枠状に形成され、流入口54または流出口55を囲むようにして、ダクト5の両端部にろう付けされている。
より詳細には、結合プレート7における第1流体流れ方向Aに対して垂直な底部壁面72と、第1プレートフランジ部513および第2プレートフランジ部523とがろう付けされている。底部壁面72は図29に記載されている。
図29に示すように、結合プレート7には、断面U字状の溝部73が形成されている。そして、この溝部73にパッキン91および吸気が流通する吸気配管92の裾部921を挿入した後、結合プレート7の外縁部74をかしめることにより、結合プレート7と吸気配管92が結合されている。なお、パッキン91の材質は、アクリル系ゴム、フッ素系ゴム、シリコン系ゴム等を採用することができる。また、吸気配管92の材質は、アルミニウム等の金属、樹脂等を採用することができる。
上記熱交換器を製造するに当たっては、まず、ダクト5の構成部品、積層コア6の構成部品、および結合プレート7を仮組みして熱交換器仮組み体とする。この仮組み状態でのダクト5と積層コア6は、それらの構成部品がチューブ積層方向Bに圧着されるように、図示しない治具にて保持されている。また、仮組み状態でのダクト5と結合プレート7は、底部壁面72と、第1プレートフランジ部513および第2プレートフランジ部523とが密着するように、図示しない治具にて保持されている。
続いて、熱交換器仮組み体を炉中で加熱して各構成部品相互をろう付けする。このろう付けの際、ろうの溶融により積層コア6におけるチューブ積層方向Bの寸法が減少する。
そして、ダクト5は第1プレート51と第2プレート52とに分割されていて、第1プレート51と第2プレート52はろう付けが完了するまでは、チューブ積層方向Bに相対移動可能である。
また、底部壁面72、第1プレートフランジ部513、および第2プレートフランジ部523の各面は、第1流体流れ方向Aに対して垂直である。したがって、結合プレート7と第1プレート51および第2プレート52とは、ろう付けが完了するまでは、チューブ積層方向Bに相対移動可能である。換言すると、結合プレート7は、第1プレート51および第2プレート52のチューブ積層方向Bへの移動を阻害しない。
したがって、ろう付けの際のろうの溶融により積層コア6におけるチューブ積層方向Bの寸法が減少すると、積層コア6の寸法変化に追従して第1プレート51および第2プレート52がチューブ積層方向Bに移動する。換言すると、重ね板部511aと逃がし板部521aとのチューブ積層方向Bの相対位置が変化し、第1プレート中央板部512と第2プレート中央板部522間のチューブ積層方向寸法も変化する。
その結果、ろう付けの際に、第1プレート中央板部512とアウターフィン62間、第2プレート中央板部522とアウターフィン62間、およびチューブ61とアウターフィン62間に隙間が生じにくくなり、ろう付け不良の発生が防止される。
なお、上記第3実施形態においては、第1プレート51に重ね板部511aを2つ設け、第2プレート52に逃がし板部521aを2つ設けた。しかし、図30に示す第3実施形態の変形例のように、第1プレート51に重ね板部511aと逃がし板部511bを1つずつ設け、第2プレート52に逃がし板部521aと重ね板部521cを1つずつ設けてもよい。これによると、第1プレート51と第2プレート52の共通化を図ることができる。
また、上記実施形態においては、チューブ61内にインナーフィンを配置したが、インナーフィンはなくてもよい。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、熱交換器をインタークーラとして用いる例を示したが、熱交換器の用途はインタークーラー以外でもよい。なお、本開示は上記した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更が可能である。

Claims (22)

  1. 熱交換器であって、
    少なくとも2つのプレート(11、12、11a、11b、12a、12b)が組み合わされて筒状に形成され、第1流体が通過する第1流体流路(13)が内部に形成され、前記第1流体流路の一端側に前記第1流体の流入口(14)が形成され、前記第1流体流路の他端側に前記第1流体の流出口(15)が形成されたダクト(1)と、
    第2流体が通過する第2流体流路が内部に形成された扁平状のチューブ(21)が複数積層され、隣接する前記チューブ間にアウターフィン(22)が配置され、前記チューブと前記アウターフィンとがろう付けされて、前記ダクト内に収容された積層コア(2)と、
    前記流入口または前記流出口の周縁部を囲む溝部(33)を有し、前記ダクトにろう付けされる結合プレート(3)とを備え、
    チューブ積層方向(B)および第1流体流れ方向(A)と交差する方向をコア幅方向(C)としたとき、
    前記ダクトは、前記積層コアにおける前記コア幅方向の端面のうち少なくとも一方の端面に対向して配置される第1プレート(11、11a、11b)と、前記積層コアにおける前記チューブ積層方向の端面のうち少なくとも一方の端面側に配置された第2プレート(12、12a、12b)とを有し、
    前記第2プレートは、前記積層コアにおける前記コア幅方向の端面に対向して配置されて、前記第1プレートの壁面にろう付けされた第2プレート端板部(121)と、前記積層コアにおける前記チューブ積層方向の端面に対向して配置された第2プレート中央板部(122)と、前記チューブ積層方向に延び、前記結合プレートの前記溝部の底部壁面(32)とろう付けされるフランジ部(123)とを有する熱交換器。
  2. 前記フランジ部は、前記第2プレートにおける前記第1流体流れ方向端部から前記ダクトの外方に向かって延びる面を有する請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記ダクトは、1枚の前記第1プレート(11)と1枚の前記第2プレート(12)が組み合わされて筒状に形成され、
    前記第1プレートは、前記積層コアにおける前記コア幅方向の端面に対向してそれぞれ配置された第1プレート端板部(111)と、前記積層コアにおける前記チューブ積層方向の一端面に対向して配置されて前記第1プレート端板部を連結する第1プレート中央板部(112)とを有し、
    前記第2プレートは、前記積層コアにおける前記チューブ積層方向の他端面側に配置されている請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 前記ダクトは、2枚の第1プレート(11a、11b)と2枚の第2プレート(12a、12b)が組み合わされて筒状に形成され、
    前記2枚の第1プレートは、一方の第1プレート(11a)が前記積層コアにおける前記コア幅方向の一端面に対向して配置され、他方の第1プレート(11b)が前記積層コアにおける前記コア幅方向の他端面に対向して配置され、
    前記2枚の第2プレートは、一方の第2プレート(12a)が前記積層コアにおける前記チューブ積層方向の一端面側に配置され、他方の第2プレート(12b)が前記積層コアにおける前記チューブ積層方向の他端面側に配置されている請求項1または2に記載の熱交換器。
  5. 前記第1プレートは、前記第1プレートと前記第2プレートと前記結合プレートとの集合部に生じる集合部隙間を埋める閉塞突起部(114)を有する請求項1ないし4のいずれか1つに記載の熱交換器。
  6. 前記閉塞突起部における前記集合部隙間側の面は平面であり、
    前記第2プレートおよび前記結合プレートにおける前記集合部隙間側の面はR形状である請求項5に記載の熱交換器。
  7. 前記第1プレートは、前記積層コアにおける前記コア幅方向の端面に対向してそれぞれ配置された第1プレート端板部(111)を有し、
    前記第1プレート端板部に対する前記閉塞突起部における前記集合部隙間側の面の角度(θ)は、45度以上である請求項6に記載の熱交換器。
  8. 前記閉塞突起部における前記集合部隙間側の面はR形状であり、
    前記第2プレートおよび前記結合プレートにおける前記集合部隙間側の面は平面である請求項5に記載の熱交換器。
  9. 前記閉塞突起部における前記集合部隙間側の面のうち、前記第2プレートに対向する面はR形状であり、前記結合プレートに対向する面は平面であり、
    前記第2プレートおよび前記結合プレートにおける前記集合部隙間側の面はR形状である請求項5に記載の熱交換器。
  10. 前記閉塞突起部における前記集合部隙間側の面のうち、前記第2プレートに対向する面は平面であり、前記結合プレートに対向する面はR形状であり、
    前記第2プレートおよび前記結合プレートにおける前記集合部隙間側の面はR形状である請求項5に記載の熱交換器。
  11. 前記第1プレートと前記第2プレートと前記結合プレートとの集合部に生じる隙間を埋める閉塞部材(4)が、前記隙間に挿入されている請求項1ないし4のいずれか1つに記載の熱交換器。
  12. 前記第1プレートは、前記底部壁面に当接して、前記第1プレートと前記結合プレートとの前記第1流体流れ方向の相対位置を決める位置決め部(113)を有する請求項1、2、3、5〜10のいずれか1つに記載の熱交換器。
  13. 前記結合プレートが配される、前記第1流体の流入口または前記第1流体の流出口のうち少なくともいずれか1つは略矩形である請求項1ないし10のいずれか1つに記載の熱交換器。
  14. 前記結合プレートは、前記底部壁面の内周側縁部から立設した内壁面(31)と、前記内壁面から前記第1流体流路側に突出して、前記第1プレートにおける前記第1流体流れ方向の端面と係合可能な係止部(36)とを備える請求項1ないし13いずれか1つに記載の熱交換器。
  15. 前記係止部は、前記内壁面の全周にわたって設けられている請求項14に記載の熱交換器。
  16. 前記係止部は、前記内壁面における対向する部位を繋いでいる請求項14に記載の熱交換器。
  17. 熱交換器であって、
    少なくとも2つのプレート(11、12、11a、11b、12a、12b)が組み合わされて筒状に形成され、第1流体が通過する第1流体流路(13)が内部に形成され、前記第1流体流路の一端側に前記第1流体の流入口(14)が形成され、前記第1流体流路の他端側に前記第1流体の流出口(15)が形成されたダクト(1)と、
    第2流体が通過する第2流体流路が内部に形成された扁平状のチューブ(21)が複数積層され、隣接する前記チューブ間にアウターフィン(22)が配置され、前記チューブと前記アウターフィンとがろう付けされて、前記ダクト内に収容された積層コア(2)と、
    前記流入口または前記流出口の周縁部を囲む溝部(33)を有し、前記ダクトにろう付けされる結合プレート(3)とを備え、
    前記ダクトは、チューブ積層方向(B)に延びる壁面を有する第1プレート(11、11a、11b)と、前記積層コアにおける前記チューブ積層方向の端面のうち少なくとも一方の端面側に配置された第2プレート(12、12a、12b)とを有し、
    前記第2プレートは、前記チューブ積層方向に延び、前記第1プレートの壁面にろう付けされた第2プレート端板部(121)と、前記積層コアにおける前記チューブ積層方向の端面に対向して配置された第2プレート中央板部(122)と、少なくとも前記第2プレート中央板部から前記チューブ積層方向に延び、前記結合プレートの前記溝部の底部壁面(32)とろう付けされるフランジ部(123)とを有する熱交換器。
  18. 熱交換器であって、
    第1プレート(51)と第2プレート(52)が組み合わされて筒状に形成され、第1流体が通過する第1流体流路(53)が内部に形成され、第1流体流れ方向(A)の一端側に前記第1流体の流入口(54)が形成され、前記第1流体流れ方向の他端側に前記第1流体の流出口(55)が形成されたダクト(5)と、
    第2流体が通過する第2流体流路が内部に形成された扁平状のチューブ(61)が複数積層され、隣接する前記チューブ間にアウターフィン(62)が配置され、前記チューブと前記アウターフィンとがろう付けされて、前記ダクト内に収容された積層コア(6)と、
    前記流入口または前記流出口を囲み、前記ダクトにおける前記第1流体流れ方向の両端部にろう付けされた枠状の結合プレート(7)とを備え、
    チューブ積層方向(B)および前記第1流体流れ方向に対して垂直な方向をコア幅方向(C)としたとき、
    前記第1プレートは、前記積層コアにおける前記コア幅方向の両端面に対向して配置されて前記積層コアにろう付けされた第1プレート両端板部(511)と、前記積層コアにおける前記チューブ積層方向の一端面に対向して配置されて前記積層コアにろう付けされた第1プレート中央板部(512)と、当該第1プレートにおける前記第1流体流れ方向の両端部から前記第1流体の流路とは反対側となる外側に向かって延びるとともに、前記結合プレートに対向する面が前記第1流体流れ方向に対して垂直な第1プレートフランジ部(513)とを有し、
    前記第2プレートは、前記積層コアにおける前記コア幅方向の両端面に対向して配置されて前記積層コアにろう付けされた第2プレート両端板部(521)と、前記積層コアにおける前記チューブ積層方向の他端面に対向して配置されて前記積層コアにろう付けされた第2プレート中央板部(522)と、当該第2プレートにおける前記第1流体流れ方向の両端部から前記第1流体の流路とは反対側となる外側に向かって延びるとともに、前記結合プレートに対向する面が前記第1流体流れ方向に対して垂直な第2プレートフランジ部(523)とを有し、
    前記第1プレート両端板部と前記第2プレート両端板部は、前記コア幅方向に重なった部位(511a、511b、521a、521c)にてろう付けされ、
    前記第1プレートフランジ部および前記第2プレートフランジ部と、前記結合プレートにおける前記第1流体流れ方向に対して垂直な底部壁面(72)とが、ろう付けされている熱交換器。
  19. 前記第1プレート両端板部および前記第2プレート両端板部のうち少なくとも一方は、前記積層コアにおける前記コア幅方向の両端面との間に隙間(8)を形成する逃がし板部(511b、521a)を備え、
    前記隙間に前記第1プレート両端板部または前記第2プレート両端板部が配置されている請求項18に記載の熱交換器。
  20. 前記逃がし板部(521a)は、前記第1プレート両端板部および前記第2プレート両端板部のいずれか一方に2つ設けられている請求項19に記載の熱交換器。
  21. 前記逃がし板部(511b、521a)は、前記第1プレート両端板部および前記第2プレート両端板部にそれぞれ1つ設けられている請求項19に記載の熱交換器。
  22. 熱交換器であって、
    第1プレート(51)と第2プレート(52)が組み合わされて筒状に形成され、第1流体が通過する第1流体流路(53)が内部に形成され、第1流体流れ方向(A)の一端側に前記第1流体の流入口(54)が形成され、前記第1流体流れ方向の他端側に前記第1流体の流出口(55)が形成されたダクト(5)と、
    第2流体が通過する第2流体流路が内部に形成された扁平状のチューブ(61)が複数積層され、前記ダクト内に収容された積層コア(6)と、
    前記流入口または前記流出口を囲む溝部(73)を有し、前記ダクトにろう付けされる結合プレート(7)とを備え、
    前記第1プレートは、チューブ積層方向(B)に延びる一対の第1プレート両端板部(511)と、前記第1プレート両端板部同士を連結するとともに、前記積層コアにおける前記チューブ積層方向の一方の端面に対向して配置される第1プレート中央板部(512)と、前記第1プレート中央板部および前記第1プレート両端板部から前記チューブ積層方向に延び、前記結合プレートの溝部の底部壁面(72)とろう付けされる第1プレートフランジ部(513)とを有し、
    前記第2プレートは、前記チューブ積層方向に延び、前記第1プレート両端板部と重ね合わされ、ろう付けされる一対の第2プレート両端板部(521)と、前記第2プレート両端板部同士を連結するとともに、前記積層コアにおける前記チューブ積層方向の他方の端面に対向して配置される第2プレート中央板部(522)と、前記第2プレート中央板部および前記第2プレート両端板部から前記チューブ積層方向に延び、前記結合プレートの溝部の底部壁面とろう付けされる第2プレートフランジ部(523)とを有する熱交換器。
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